JP2008288817A - 広帯域低雑音増幅器 - Google Patents

広帯域低雑音増幅器 Download PDF

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Abstract

【課題】入力インピーダンスを低下させることなく、増幅器の所望飽和レベルを高めて線形性を向上させ、かつ低い雑音指数を有する広帯域低雑音増幅器を提供する。
【解決手段】本発明の広帯域低雑音増幅器は、入力端子を第1トランジスタのベース端子及び第1受動素子の一端及び第3受動素子の一端に接続し、第1トランジスタのエミッタ端子を接地し、第1トランジスタのコレクタ端子を出力端子及び第2トランジスタのベース端子及び容量素子の一端及び第2の受動素子の一端に接続し、第1受動素子の他端を容量素子の他端に接続し、第2トランジスタのエミッタ端子を第3受動素子の他端に接続し、電源端子を第2トランジスタのコレクタ端子及び第2受動素子の他端に接続して構成され、増幅器の所望飽和レベルに適合するようエミッタサイズを決定した第1トランジスタのインピーダンスに対応し、第3受動素子のインピーダンス値を決定し、入力インピーダンスを整合する。
【選択図】図1

Description

従来の広帯域な特性を有した増幅器として、例えば、並列負帰還増幅器モデルは、図17に示す回路構成となっている。この図17において、161は入力端子、162は出力端子、163は基本増幅器、164は負帰還回路である。
この負帰還増幅器は、電圧利得Av主増幅器の入力と、出力端子と間に位相変化の少ない帰還率Fの負帰還回路を接続することで、利得を1/(1+FAv)と低下させるが、一方帯域を(1+FAv)に拡大する特徴を有している(例えば、非特許文献1参照)。
また、増幅器の線形性を高める手法として、トランジスタの電源電圧を高くする手法があるが、トランジスタの耐圧のために、高電圧化には限界がある。
そのため、一般的にはトランジスタのエミッタサイズを大きくし、線形性を高める手法がとられている。
また、従来の広帯域を有した増幅器として低雑音増幅器があり、この低雑音増幅器は図18に示す回路構成となっている。この図18において、図中171は入力端子、172は出力端子、173は電源端子、174及び175はトランジスタ、176、177、179及び180は抵抗素子、178はインダクタ素子である。
この低雑音増幅器は線形性を高めるため、エミッタサイズの大きなトランジスタを使用している。
この大きなトランジスタを使用することにより低下した入力インピーダンスを、トランジスタ174のエミッタ端子に接続した抵抗素子176により50Ωに整合している(例えば、非特許文献2参照)。
相川正義、大平孝、徳満恒雄、広田哲夫、村口正弘共著、「モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC)」、pp. 97-99、電子情報通信学会、平成9年1月 Herbert Knapp, Dietmar Zoschg, Thomas Meister, Klaus Aufinger, Sabine Boguth, and Ludwig Treitinger"15 GHz Wideband Amplifier with 2.8 dB Noise Figure in SiGe Bipolar Technology" 2001 IEEE Radio Frequency Integrated Circuits Symposium, pp.287-290,MAY 2001.
しかしながら、図17に示す増幅器においては、主増幅器に対して並列に、負帰還回路を接続するため、入力インピーダンスが低下するという間題点がある。
また、この増幅器には、トランジスタのエミッタサイズを大きくした場合にも、同様に入力インピーダンスが低下するという問題点がある。
また、図18に示す低雑音増幅器においては、主増幅器のエミッタ端子に抵抗素子を挿入しているため、挿入した抵抗素子の抵抗値に応じて雑音指数が劣化するという問題点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、入力インピーダンスを低下させることなく、増幅器の所望飽和レベルを高めて線形性を向上させ、かつ低い雑音指数を有する広帯域低雑音増幅器の提供を目的とする。
本発明の広帯域低雑音増幅器は、入力端子を第1のトランジスタのベース端子及び第1の受動素子の一端及び第3の受動素子の一端に接続し、前記第1のトランジスタのエミッタ端子を接地し、第1のトランジスタのコレクタ端子を出力端子及び第2のトランジスタのベース端子及び容量素子の一端及び第2の受動素子の一端に接続し、第1の受動素子の他端を容量素子の他端に接続し、第2のトランジスタのエミッタ端子を第3の受動素子の他端に接続し、電源端子を第2のトランジスタのコレクタ端子及び第2の受動素子の他端に接続して構成され、増幅器の所望飽和レベルに適合するようエミッタサイズを決定した第1のトランジスタのインピーダンスに対応して、前記第3の受動素子のインピーダンス値を決定し、入力インピーダンスを整合する(例えば、増幅器の飽和レベルを高めるため、第1のトランジスタのエミッタサイズを増加させたことに伴う入力インピーダンスの低下を第3の受動素子のインピーダンス値を増加させることにより補償し、入力インピーダンスを整合する)ことを特徴とする。
本発明の広帯域低雑音増幅器は、上記広帯域低雑音増幅器において、前記第3の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子、インダクタ素子のいずれか単体、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を用いることを特徴とする。
この構成により、本発明によれば、第3の受動素子を抵抗素子とインダクタ素子の直列回路で構成することにより、インピーダンスが広い周波数範囲にて高くなり良好な入力反射特性及び雑音特性を得ることができる。
また、本発明によれば、第3の受動素子を抵抗素子のみで構成しても、高周波数帯での雑音特性はやや劣化するものの、低周波数帯にて十分な特性が得られる。
さらに、本発明によれば、第3の受動素子をインダクタ素子のみで構成しても、低周波数帯での反射特性はやや劣化するものの、高周波数帯にて十分な特性が得られる。
本発明の広帯域低雑音増幅器は、上記広帯域低雑音増幅器において、前記第1の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子のいずれか単体、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を用いることを特徴とする。
この構成により、本発明によれば、第1の受動素子を抵抗素子で構成し、抵抗値を変更することにより、帯域及び利得を調整することができる。
また、本発明によれば、第1の受動素子を可変抵抗素子で構成し、抵抗を変化させることにより、帯域及び利得を変化することができる。
本発明の広帯域低雑音増幅器は、上記広帯域低雑音増幅器において、前記第2の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子、インダクタ素子のいずれか単体、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を用いることを特徴とする。
この構成により、本発明によれば、第2の受動素子を抵抗素子とインダクタ素子の直列回路で構成することにより、広い周波数帯域で出力整合を図ることが可能となり、良好な出力反射特性を得ることが出来る。
また、本発明によれば、第2の受動素子を抵抗素子で構成すると、高周波数帯域での整合がやや劣化するものの、低周波数帯域では十分な反射特性が得られる。
さらに、本願発明によれば、第2の受動素子をインダクタ素子で構成すると、低周波数帯域での整合がやや劣化するものの、高周波数帯域では十分な反射特性が得られる。
本発明の広帯域低雑音増幅器は、入力端子を第1のトランジスタのベース端子及び第1の受動素子の一端及びの受動素子の一端に接続し、第1のトランジスタのエミッタ端子を接地し、第1のトランジスタのコレクタ端子を出力端子及び第2のトランジスタのベース端子及び容量素子の一端及び第2の受動素子の一端に接続し、第1の受動素子の他端を容量素子の他端に接続し、第2のトランジスタのエミッタ端子を第の受動素子の一端に接続し、電源端子を第2のトランジスタのコレクタ端子及び第2の受動素子の他端に接続し、前記の受動素子の他端前記の受動素子の他端及びの受動素子の一端に接続し、第の受動素子の他端を接地して構成され、増幅器の所望飽和レベルに適合するようエミッタサイズを決定した第1のトランジスタのインピーダンスに対応して、前記の受動素子及び前記の受動素子のぞれぞれのインピーダンス値、あるいは第の受動素子のインピーダンス値を決定し、若しくは前記第4の受動素子、前記第5の受動素子及び前記第6の受動素子のインピーダンス値を決定し、入力インピーダンスを整合(例えば、増幅器の飽和レベルを高めるため、第1のトランジスタのエミッタサイズを増加させたことに伴う入力インピーダンスの低下を、第3の受動素子と第5の受動素子のぞれぞれのインピーダンスを増加させるか、あるいは第4の受動素子のインピーダンスを増加させることにより補償し、入力インピーダンスを整合する)ことを特徴とする。
本発明の広帯域低雑音増幅器は、上記広帯域低雑音増幅器において、前記の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子、インダクタ素子のいずれか単体、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を用いることを特徴とする。
上述した構成により、本発明によれば、第3の受動素子を、抵抗素子とインダクタ素子の直列回路で構成することにより、インピーダンスが広い周波数範囲で高くなり良好な入力反射特性及び雑音特性を得ることができる。
また、本発明によれば、第3の受動素子を抵抗素子のみで構成しても、高周波数帯での雑音特性はやや劣化するものの、低周波数帯では十分な特性が得られる。
さらに、本発明によれば、第3の受動素子をインダクタ素子のみで構成しても、低周波数帯での反射特性はやや劣化するものの、高周波数帯では十分な特性が得られる。
本発明の広帯域低雑音増幅器は、上記広帯域低雑音増幅器において、前記の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子、インダクタ素子のいずれか単体、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を用いることを特徴とする。
上述した構成により、本発明によれば、第4の受動素子を抵抗素子とインダクタ素子の直列回路で構成することにより、インピーダンスが広い周波数範囲で高くなり良好な入力反射特性及び雑音特性を得ることができる。
また、本発明によれば、第4の受動素子を抵抗素子のみで構成しても、高周波数帯での雑音特性はやや劣化するものの、低周波数帯では十分な特性が得られる。
さらに、本発明によれば、第4の受動素子をインダクタ素子のみで構成しても、低周波数帯での反射特性はやや劣化するものの、高周波数帯では十分な反射特性が得られる。
本発明の広帯域低雑音増幅器は、上記広帯域低雑音増幅器において、前記の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子、インダクタ素子のいずれか単体、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を用いることを特徴とする。
上述した構成により、本発明によれば、第5の受動素子を抵抗素子とインダクタ素子の直列回路で構成することにより、インピーダンスが広い周波数範囲で高くなり良好な入力反射特性及び雑音特性を得ることができる。
また、本発明によれば、第5の受動素子を抵抗素子のみで構成しても、高周波数帯での雑音特性はやや劣化するものの、低周波数帯では十分な特性が得られる。
さらに、本発明によれば、第5の受動素子をインダクタ素子のみで構成しても、低周波数帯での反射特性はやや劣化するものの、高周波数帯では十分な特性が得られる。
本発明の広帯域低雑音増幅器は、上記広帯域低雑音増幅器において、前記第1の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子のいずれか単体、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を用いることを特徴とする。
上述した構成により、本発明によれば、第1の受動素子を抵抗素子で構成し、抵抗値を変更することにより、帯域及び利得を調整することができる。
また、本発明によれば、第1の受動素子を可変抵抗素子で構成し、抵抗値を任意に調整して変化させることにより、帯域及び利得を任意に調整することができる。
本発明の広帯域低雑音増幅器は、上記広帯域低雑音増幅器において、前記第2の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子、インダクタ素子のいずれか単体、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を用いることを特徴とする。
上述した構成により、本発明によれば、第2の受動素子を抵抗素子とインダクタ素子の直列回路にて構成することにより、広い周波数帯域にて出力整合を図ることが可能となり、良好な出力反射特性を得ることができる。
また、本発明によれば、第2の受動素子を抵抗素子のみにて構成すると、高周波数帯域での整合がやや劣化するものの低周波数帯域では十分な反射特性が得られる。
さらに、本発明によれば、第2の受動素子をインダクタ素子のみにて構成すると、低周波数帯域での整合が劣化するものの、高周波数帯域では十分な反射特性が得られる。
本発明の広帯域低雑音増幅は、エミッタ端子が接地され、ベース端子に入力端子が接続され、出力端子にコレクタ端子が接続された第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタのコレクタ端子に一端が接続され、前記第1のトランジスタのベース端子に他端が接続された負帰還回路と、電源端子に一端が接続され、前記第1のトランジスタのコレクタ端子に他端が接続された第2の受動素子と、電源端子及び前記第1のトランジスタのベース端子の間に介挿されたバイアス回路とを有し、増幅器の所望飽和レベルに適合するようエミッタサイズを決定した第1のトランジスタのインピーダンスに対応して、前記バイアス回路のインピーダンス値を決定し、入力インピーダンスを整合する(例えば、増幅器の飽和レベルを高めるため、第1のトランジスタのエミッタサイズを増加させたことに伴う入力インピーダンスの低下をバイアス回路のインピーダンス値を増加させることにより補償し、入力インピーダンスを整合する)ことを特徴とする。
本発明の広帯域低雑音増幅は、上記広帯域低雑音増幅において、前記バイアス回路が、ベース端子が前記出力端子に接続され、コレクタ端子が電源端子に接続された第2のトランジスタと、第1のトランジスタのベース端子に一端が接続され、第2のトランジスタのエミッタ端子に他端が接続された第3の受動素子とから構成されている(例えば、増幅器の線形性を高めるため、第1のトランジスタのエミッタサイズを増加させたことに伴う入力インピーダンスの低下を第3の受動素子のインピーダンス値を増加させることにより補償し、入力インピーダンスを整合する)ことを特徴とする。
本発明の広帯域低雑音増幅は、上記広帯域低雑音増幅において、前記第3の受動素子が、前記第2のトランジスタのエミッタ端子に一端が接続された第4の受動素子と、前記第4の受動素子の他端に一端が接続され、前記第1のトランジスタのベース端子に他端が接続された第5の受動素子とから構成されていることを特徴とする。
本発明の広帯域低雑音増幅は、上記広帯域低雑音増幅において、前記第4の受動素子の他端に一端が接続され、他端が接地された第6の受動素子とをさらに有することを特徴とする。
本発明の広帯域低雑音増幅は、上記広帯域低雑音増幅において、前記負帰還回路が、前記第1のトランジスタのコレクタ端子に一端が接続された容量素子と、前記第1のトランジスタのベース端子に一端が接続され、前記容量素子の他端に他端が接続された第1の受動素子とから構成されていることを特徴とする。
本発明の広帯域低雑音増幅は、入力端子を第1のトランジスタのベース端子及び第1の受動素子の一端及び第5の受動素子の一端に接続し、前記第1のトランジスタのエミッタ端子を接地し、第1のトランジスタのコレクタ端子を出力端子及び第2のトランジスタのベース端子及び容量素子の一端及び前記第2の受動素子の一端に接続し、前記第1の受動素子の他端を前記容量素子の他端に接続し、前記第2のトランジスタのエミッタ端子を前記第5の受動素子の他端及び第6の受動素子の一端に接続し、電源端子を前記第2のトランジスタのコレクタ端子及び前記第2の受動素子の他端に接続し、前記第6の受動素子の他端を接地して構成され、増幅器の所望レベルに適合するようにエミッタサイズを決定した前記第1のトランジスタのインピーダンスに対応して、前記第5及び/または前記第6の受動素子のインピーダンス値を決定し、入力インピーダンス値を整合することを特徴とする。
以上説明したように、発明によれば、第1のトランジスタのベース端子にベース電流を供給する、第2のトランジスタからなるバイアス回路において、第2のトランジスタのエミッタ端子と第1のトランジスタのベース端子との間に設けられる第3の受動素子を高インピーダンス化することにより、増幅器の入力インピーダンスの低下を抑制することができ、第1のトランジスタのベース−エミッタ抵抗に対応して、バイアス回路のインピーダンスを制御して入力整合(インピーダンス整合)を取ることが可能となる。
すなわち、本発明によれば、エミッタサイズが大きな第1のトランジスタを用いることにより、増幅器の所望飽和レベルを高めることができ、増幅器の線形性が向上し、従来例のように、第1のトランジスタのエミッタ端子を受動素子を介して接地していないため、雑音指数を改善することができる。
また、本発明によれば、増幅回路の飽和レベルを高めるため、一般的な広帯域低雑音増幅器で使用されるトランジスタと比較して、増幅回路の線形性を向上させるため、第1のトランジスタのエミッタサイズを大きくしたことにより、第1のトランジスタのベース−エミッタ抵抗が低下し、結果的に増幅回路の入力インピーダンスが低下してしまうことを抑制するため、増幅器の所望飽和レベルにより第1のトランジスタのエミッタサイズを規定し、このエミッタサイズにより決まるベース−エミッタ抵抗の抵抗値に対応して、第3の受動素子のインピーダンスを増加させ、増幅器の入力インピーダンスの整合を行う。
したがって、本発明によれば、第3の受動素子のインピーダンスの増加により、第1のトランジスタのベース−エミッタ抵抗の低下分を補い、増幅回路の入力インピーダンスの低下を抑制することができる。
本発明の広帯域低雑音増幅器は、高線形性を有するものであり、エミッタ端子が接地され、ベース端子に入力端子が接続され、出力端子にコレクタ端子が接続された第1のトランジスタと、ベース端子が上記出力端子に接続され、コレクタ端子が電源端子に接続された第2のトランジスタと、該第2のトランジスタのベース端子に一端が接続された容量素子と、前記第1のトランジスタのベース端子に一端が接続され、上記容量素子の他端に他端が接続された第1の受動素子と、上記第2のトランジスタのベース端子に一端が接続され、第2のトランジスタのコレクタ端子に他端が接続された第2の受動素子と、第1のトランジスタのベース端子に一端が接続され、第2のトランジスタのエミッタ端子に他端が接続された第3の受動素子とから構成され、増幅器の所望飽和レベルに適合するようエミッタサイズを決定した第1のトランジスタのインピーダンスに対して、入力インピーダンスを整合するよう、上記第3の受動素子のインピーダンス値を決定している。
すなわち、本発明の広帯域低雑音増幅器は、上記所望飽和レベルを達成するため、従来のトランジスタに比較し、エミッタサイズを増加させている。
このため、本発明の広帯域低雑音増幅器は、エミッタサイズが設定されて、ベース−エミッタ抵抗が決定された後、上記第3の受動素子のインピーダンス値を決定し、入力に接続される外部回路の出力インピーダンスに対して入力インピーダンスの整合を取る(例えば、入力インピーダンスが50Ωとなるよう、第3の受動素子のインピーダンス値を設定する)。
ここで、負帰還に用いている容量素子は、増幅器の動作周波数にて低インピーダンスとなる容量値に設定することにより、周波数帯域幅に影響を与えることはない。
本実施形態においては、例えば、増幅器の所望飽和レベルを高めるため第1のトランジスタのエミッタサイズを増加させることでベース−エミッタ抵抗を低下させ、かつ広帯域化を図るために負帰還回路を設けている。
このため、本実施形態においては、上述した第1のトランジスタのベース−エミッタ抵抗の低下と、負帰還回路を設けたことの双方に伴う増幅器の入力インピーダンスの低下を、第1のトランジスタに対してベース電流を供給するバイアス回路(第3の受動素子からなる回路)のインピーダンス値(バイアス回路の入力インピーダンス)を増加させ、すなわち第3の受動素子のインピーダンスを増加させることにより補償し、入力インピーダンスの整合、例えば、入力に信号を供給する外部回路の出力インピーダンスに対して入力インピーダンスの整合をとる。
すなわち、本実施形態は、トランジスタを用いた広帯域増幅器であり、ベース端子及びコレクタ端子間に受動素子を接続した負帰還を有する構成と、増幅器の飽和レベルを高めるため、第1のトランジスタのエミッタサイズを増加させたことの双方の構成に伴う入力インピーダンスの低下を、第1のトランジスタのベース端子にバイアス電圧を与えるバイアス回路における第3の受動素子を高インピーダンス化することで補償し、増幅回路の入力インピーダンスの整合を行うものである。
実施形態において、バイアス回路は、第1のトランジスタのベース端子と電源との間に介挿されており、第2のトランジスタと第3の受動素子とが直列に接続されて構成されている。
また、実施形態において、負帰還回路は、第1のトランジスタのコレクタ端子とベース端子との間に介挿されており、第1の受動素子と容量素子とが直列に接続され形成されている。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態による広帯域低雑音増幅器を図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による広帯域低雑音増幅器の構成例を示す回路図である。
上記図1において、広帯域低雑音増幅器は、第1のトランジスタ4、第2のトランジスタ5、容量素子6、第1の受動素子7、第2の受動素子8及び第3の受動素子9を有している。ここで、第1のトランジスタ4及び第2のトランジスタ5は、npn型のバイポーラトランジスタである。
上記第1のトランジスタ4は、エミッタ端子が接地され、ベース端子に入力端子1が接続され、出力端子2にコレクタ端子が接続され、コレクタ端子が第2の受動素子を介して電源端子3に接続されている。
ここで、第2の受動素子8は、一端が第1のトランジスタ4のコレクタ端子に接続され、他端が電源端子3に接続されている。
第2のトランジスタ5は、ベース端子が出力端子2に接続され、コレクタ端子が電源端子3に接続され、エミッタ端子が第3の受動素子9を介して、第1のトランジスタ4のベース端子に接続されている。
ここで、第3の受動素子9は、一端が第1のトランジスタ4のベース端子に接続され、他端が第2のトランジスタ5のエミッタ端子に接続されている。
また、上記第1の受動素子7は、負帰還抵抗であり、一端が第1のトランジスタ4のベース端子に接続され、他端が容量素子6の他端に接続されている。
本実施形態においては、増幅器の所望飽和レベル高めて線形性を向上させる目的で、第1のトランジスタのエミッタサイズを増加させたことによる入力インピーダンスの低下を抑制するため、第1のトランジスタのエミッタ端子と接地点との間に、従来例において第1のトランジスタのエミッタ端子及び接地間に介挿されていた抵抗素子を挿入せず、第1のトランジスタのエミッタ端子を直接に接地点に接続している。
上記第3の受動素子9は、この増幅回路の入力インピーダンスの低下を抑制するため、バイアス回路の入力インピーダンスを増加させることで、増幅回路の入力インピーダンスを高くしている。
上記容量素子6は、一端が第1のトランジスタ4のコレクタ端子に接続され、他端が第1の受動素子7の他端に接続されている。
次に、図1における第1のトランジスタ4のベース端子に電流を供給する、第2のトランジスタ5から構成されるバイアス回路の動作を図2から図4を用いて説明する。
図2は本発明の第1の実施形態の広帯域低雑音増幅器を構成するバイアス回路であり、第2のトランジスタ5のベース−エミッタ抵抗74と、相互コンダクタンス75とで表せるとして、第2のトランジスタ5からなるバイアス回路を簡略化した等価回路図である。
この図2において71は入力端子、72は受動素子、73は受動素子である。また、図2において、Z1は受動素子72のインピーダンスであり、Z2は受動素子73のインピーダンスである。
また、図2において、viは入力端子71における電圧であり、iiは入力端子71における電流であり、v1は第2のトランジスタ5のベース−エミッタ間電圧である。
そのとき、バイアス回路の入力インピーダンスZiは、以下の(1)式により表せる。
Figure 2008288817
上記(1)式において、電圧viは以下の(2)式、電流iiは(3)式により、それぞれ表せる。
Figure 2008288817
Figure 2008288817
そして、上記(2)式を(3)式に代入すると、以下に示す(4)式が得られる。
Figure 2008288817
すなわち、(1)式における入力インピーダンスZiは、以下に示す(5)式により表せる。
Figure 2008288817
したがって、(5)式からわかるように、バイアス回路の入力インピーダンスは、受動素子73の入力インピーダンスZ2を増加させることにより、この増加に対応させて高くすることができる。
図3は図2におけるベース−エミッタ抵抗74と相互コンダクタンス75からなる簡略化したトランジスタをトランジスタ82に、受動素子73を抵抗素子83に置き換え、受動素子72を省略し、トランジスタ82に電源を供給する電圧源84、85を接続したバイアス回路である。
また、図3におけるトランジスタ82のエミッタサイズは48μm、電源84の電圧は0.9V、電源85の電圧は1.4V、入力のインピーダンスは50Ωである。
そして、図4は図3のバイアス回路の抵抗素子83の値を10Ω、100Ω、1kΩ、10kΩと変えた際のSパラメータS11の計算結果を示すスミスチャートである。
図4に示す通り、抵抗素子83の値を大きくするに従い、バイアス回路の入力インピーダンスが高くなっていることが分かる。
図5は本発明の第1の実施形態に基づく広帯域低雑音増幅器の具体例を示す回路図である。この図5において、31は入力端子、32は出力端子、33は電源端子、34は第1のトランジスタ、35は第2のトランジスタ、36は容量素子、37、39、40は抵抗素子、38、41はインダクタ素子である。
ここで、抵抗素子40及びインダクタ素子41の直列接続が第3の受動素子9に対応し、抵抗素子39及びインダクタ素子38の直列接続が第2の受動素子8に対応し、抵抗素子37が第1の受動素子に対応している。
また、図6も図5と同様に第1の実施形態に基づく、広帯域低雑音増幅器の具体例を示す回路図であり、図3の本発明の第1の実施形態に基づく広帯域低雑音増幅器の具体例の効果を示すために比較として示している。この図6において、91は入力端子、92は出力端子、93は電源端子、94は第1のトランジスタ、95は第2のトランジスタ、96は容量素子、97、99は抵抗素子、98、100はインダクタ素子である。抵抗素子99とインダクタ素子98の直列接続が第2の受動素子8に対応し、抵抗素子97が第1の受動素子に対応し、インダクタ素子100が第3の受動素子に対応している。
図7は図5に示す本発明の第1の実施形態に基づく広帯域低雑音増幅器の具体例と図6に示す広帯域低雑音増幅器の具体例のSパラメータ(S11)のシミュレーション結果を示したスミスチャートである。
この図において、白丸は図5に示す本発明の第1の実施形態に基づく広帯域低雑音増幅器の具体例のSパラメータ(S11)、一方、黒丸は図6に示す本発明の第1の実施形態の広帯域低雑音増幅器の具体例のSパラメータ(S11)である。
図5におけるトランジスタ34のエミッタサイズは80μm 、トランジスタ35のエミッタサイズは16μm、容量素子36の容量値は3pF、抵抗素子37の抵抗値は500Ω、インダクタ素子38のインダクタンス値は0.5nH、抵抗素子39の抵抗値は100Ω、抵抗素子40の抵抗値は5000Ω、インダクタ素子41のインダクタンス値は0.5nH、入出力のインピーダンスは50Ωである。図7により、本発明の回路構成とすることにより、入力整合条件が50Ωに近づいて整合がとれていることがわかる。図6においても、対応する素子は図5の各素子の数値と同様である。
上述したように、第3の受動素子9を、図5のように、抵抗素子40とインダクタ素子41との直列回路で構成することにより、増幅器の入力インピーダンスが動作周波数範囲で高くすることができ、良好な入力反射特性及び雑音特性を得ることができる。
また、インダクタ素子41を設けずに、第3の受動素子9を抵抗素子40のみにて構成しても、高周波数帯での雑音特性はやや劣化するものの、低周波数帯では十分な特性が得られる。
また、第3の受動素子9を、抵抗素子40を設けずに、インダクタ素子41のみで構成しても、低周波数帯での反射特性はやや劣化するものの、高周波数帯では十分な特性が得られる。
また、上記抵抗素子40を可変抵抗素子により構成し、抵抗値を可変に変化させることにより、帯域及び利得を変化することもできる。
すなわち、第3の受動素子9として、抵抗素子、可変抵抗素子及びインダクタ素子のいずれか単体あるいはいずれか複数の素子の組み合わせを直列接続した構成を用いることができる。
また、第1の受動素子7は、図のように、抵抗素子37により構成し、この抵抗素子37の抵抗値を変更することにより、帯域及び利得を調整することができる。
また、第1の受動素子7である抵抗素子37を可変抵抗素子により構成し、抵抗値を可変に変化させることにより、帯域及び利得を変化することができる。
ここで、第1の受動素子7は、上述したように、抵抗素子及び可変抵抗素子のいずれか、あるいは直列接続した構成を用いることができる。
また、第2の受動素子8は、図のように、抵抗素子39とインダクタ素子38との直列回路で構成することにより、広い周波数帯域で出力整合を図ることが可能となり、良好な出力反射特性を得ることが出来る。
上記第2の受動素子8を、インダクタ素子38を設けずに、抵抗素子39のみで構成すると、増幅回路は高周波数帯域での整合がやや劣化するものの、低周波数帯域では十分な反射特性が得られる。
また、第2の受動素子8を、抵抗素子39を設けずに、インダクタ素子38のみで構成すると、増幅回路は低周波数帯域での整合がやや劣化するものの、高周波数帯域において十分な反射特性を得ることができる。
すなわち、第2の受動素子8として、抵抗素子、可変抵抗素子及びインダクタ素子のいずれか単体あるいはいずれか複数の素子の組み合わせを直列接続した構成を用いることができる。
<第2の実施形態>
以下、本発明の第2の実施形態による広帯域低雑音増幅器を図面を参照して説明する。
図8は同実施形態による広帯域低雑音増幅器の構成例を示す回路図である。
上記図8において、広帯域低雑音増幅器は、第1のトランジスタ4、第2のトランジスタ5、容量素子6、第1の受動素子7、第2の受動素子8及び第3の受動素子9を有している。ここで、第3の受動素子9は、第4の受動素子19、第5の受動素子20及び第6の受動素子21から構成されている。また、第1のトランジスタ4及び第2のトランジスタ5は、npn型のバイポーラトランジスタである。
第2の実施形態において、第1のトランジスタ4、第2のトランジスタ5、容量素子6、第1の受動素子7、第2の受動素子8及び第3の受動素子9の接続関係は図1の第1の実施形態と同様のため省略する。
また、第2の実施形態において、第3の受動素子9は、第2のトランジスタ5のエミッタ端子と、第1のトランジスタ4のベース端子との間に第4の受動素子19と第5の受動素子20とが直列に介挿されており(設けられており)、第6の受動素子21が第4の受動素子19及び第5の受動素子20の接続点と、接地点との間に介挿されて(設けられて)構成されている。
次に、図における第1のトランジスタ4のベース端子に電流を供給する、第2のトランジスタ5から構成されるバイアス回路の動作を図9から図11を用いて説明する。
図9は本発明の第2の実施形態の広帯域低雑音増幅器を構成するバイアス回路であり、第2のトランジスタ5のベース−エミッタ抵抗114と、相互コンダクタンス115とで表せるとして、第2のトランジスタ5からなるバイアス回路を簡略化した等価回路図である。
この図9において111は入力端子、112は受動素子、113は受動素子、117は受動素子、116は受動素子である。
また、図9において、Z1は受動素子112のインピーダンスであり、Z2は受動素子113のインピーダンスであり、Z3は受動素子116のインピーダンスであり、Z4は受動素子117のインピーダンスである。
また、図において、viは入力端子111における電圧であり、iiは入力端子111における電流であり、v1は第2のトランジスタ5のベース−エミッタ間電圧である。
そのとき、バイアス回路の入力インピーダンスZiは、以下の(6)式により表せる。
Figure 2008288817
上記(6)式において、電圧viは以下の(7)式、電流iiは(8)式により、それぞれ表せる。
Figure 2008288817
Figure 2008288817
そして、上記(7)式を(8)式に代入すると、以下に示す(9)式が得られる。
Figure 2008288817
そして、(9)式において受動素子116のインピーダンスZ3を、以下の(10)式として表すと、入力インピーダンスZiは、以下に示す(11)式により表せる。
Figure 2008288817
Figure 2008288817
したがって、(11)式からわかるように、バイアス回路の入力インピーダンスは、受動素子113及び受動素子117のインピーダンスZ2、Z4を増加させることにより、この増加に対応させて高くすることができる。
10は図におけるベース−エミッタ抵抗114と相互コンダクタンス115を、トランジスタ122に、受動素子113を抵抗素子123に置き換え、受動素子116を抵抗素子124に置き換え、受動素子117を省略し、トランジスタ122に電源を供給する電圧源126、125を接続したバイアス回路である。
また、図10におけるトランジスタ122のエミッタサイズは48μm、電源125の電圧は0.9V、電源126の電圧は1.4V、入力のインピーダンスは50Ωである。
そして、図11は図10のバイアス回路の抵抗素子123及び124それぞれの値を10Ω、100Ω、1kΩ、10kΩと変えた際のSパラメータS11の計算結果である。
図11に示す通り、抵抗素子123及び124の抵抗値を大きくするに従い、入力インピーダンスが高くなっていることが分かる。
図12は図9のベース−エミッタ抵抗114と相互コンダクタンス115をトランジスタ132に置き換え、受動素子113を抵抗素子133に置き換え、受動素子116を抵抗素子134に置き換え、受動素子117を抵抗素子137に置き換え、受動素子112を省略し、トランジスタ132に電源を供給する電圧源135,136を接続したバイアス回路である。
また、図12におけるトランジスタ132のエミッタサイズは48μm、電源135の電圧は0.9V、電源136の電圧は1.4V、抵抗素子133及び134の抵抗値は50Ωであり、入力のインピーダンスは50Ωである。
そして、図13は図12のバイアス回路の抵抗素子137の値を10Ω、100Ω、1kΩ、10kΩと変えた際のSパラメータS11の計算結果である。
図13に示す通り、抵抗素子137の抵抗値を大きくするに従い、入力インピーダンスが高くなっていることが分かる。
図14は、本発明の第2の実施形態に基づく広帯域低雑音増幅器の具体例を示す回路図である。この図14において、51は入力端子、52は出力端子、53は電源端子、54は第1のトランジスタ、55は第2のトランジスタ、56は容量素子、5759、60、62は抵抗素子、58、61はインダクタ素子である。
ここで、抵抗素子60が第4の受動素子19に対応し、インダクタ素子61が第5の受動素子20に対応し、抵抗素子62が第6の受動素子21に対応し、抵抗素子59及びインダクタ素子58の直列接続が第2の受動素子8に対応し、抵抗素子57が第1の受動素子7に対応している
また、図15も図14と同様に第2の実施形態に基づく、広帯域低雑音増幅器の具体例を示す回路図であり、図8の本発明の第2の実施形態に基づく広帯域低雑音増幅器の具体例の効果を示すために比較として示している。この図15において、141は入力端子、142は出力端子、143は電圧源、144は第1のトランジスタ、145は第2のトランジスタ、146は容量素子、147、149、152は抵抗素子、148、151はインダクタ素子である。抵抗素子149及びインダクタ素子148の直列接続が第2の受動素子8に対応し、抵抗素子147が第1の受動素子に対応し、インダクタ素子151が第5の受動素子20に対応し、抵抗152が第6の受動素子21に対応している
図16は図14に示す本発明の第2の実施形態に基づく広帯域低雑音増幅器の具体例と図15に示す広帯域低雑音増幅器の具体例のSパラメータ(S11)のシミュレーション結果を示したスミスチャートである。
この図16において、白丸は図14に示す本発明の第2の実施形態に基づく広帯域低雑音増幅器の具体例のSパラメータ(S11)、一方、黒丸は図15に示す本発明の第2の実施形態の広帯域低雑音増幅器の具体例のSパラメータ(S11)である。
図14におけるトランジスタ54のエミッタサイズは80μm 、トランジスタ55のエミッタサイズは16μm、容量素子56の容量値は3pF、抵抗素子57の抵抗値は500Ω、インダクタ素子58のインダクタンス値は0.5nH、抵抗素子59の抵抗値は100Ω、抵抗素子60の抵抗値は5000Ω、インダクタ素子61のインダクタンス値は0.5nH、入出力のインピーダンスは50Ωである。図16により、本発明の回路構成とすることにより、入力整合条件が50Ωに近づいて整合がとれていることがわかる。
上述したように、第3の受動素子9を、図14のように、トランジスタ55のエミッタ端子及びトランジスタ54のベース端子の間に介挿された、抵抗素子60とインダクタ素子61との直列回路と、抵抗素子60及びインダクタ素子61の接続点と接地点との間に介挿された抵抗素子62で構成することにより、増幅器の入力インピーダンスが広い周波数範囲で高くなり、良好な入力反射特性及び雑音特性を得ることができる。
また、インダクタ素子61を設けずに、第3の受動素子9を抵抗素子60及び抵抗素子62のみにて構成しても、高周波数帯での雑音特性はやや劣化するものの、低周波数帯では十分な特性が得られる。
また、第3の受動素子9を、抵抗素子60を設けずに、インダクタ素子61及び抵抗素子62のみで構成しても、低周波数帯での反射特性はやや劣化するものの、高周波数帯では十分な特性が得られる。
また、第1の受動素子7は、図14のように、抵抗素子57により構成し、この抵抗素子57の抵抗値を変更することにより、帯域及び利得を調整することができる。
また、第1の受動素子7である抵抗素子57を可変抵抗素子により構成し、抵抗値を可変に変化させることにより、帯域及び利得を変化することができる。
また、第1の受動素子7を抵抗素子及び可変抵抗素子のいずれか、あるいは直列接続した構成を用いることもできる。
また、第2の受動素子8を、図14のように、抵抗素子59とインダクタ素子58との直列回路で構成することにより、増幅回路は広い周波数帯域で出力整合を図ることが可能となり、良好な出力反射特性を得ることが出来る。
上記第2の受動素子8は、インダクタ素子58を設けずに、抵抗素子59のみで構成すると、高周波数帯域での整合がやや劣化するものの、低周波数帯域では十分な反射特性が得られる。
また、第2の受動素子8を、抵抗素子59を設けずに、インダクタ素子58のみで構成すると、増幅回路は低周波数帯域での整合がやや劣化するものの、高周波数帯域では十分な反射特性が得られる。
上述したように、第2の受動素子8として、抵抗素子及びインダクタ素子のいずれか、あるいはいずれか複数の素子を直列に接続した構成を用いることができる。
また、図8における第5の受動素子20として、抵抗素子、可変抵抗素子及びインダクタ素子の各素子のいずれか、あるいはいずれか複数の素子を直列に接続した構成を用いることができる。
また、図8における第6の受動素子21として、抵抗素子、可変抵抗素子及びインダクタ素子の各素子のいずれか、あるいはいずれか複数の素子を直列に接続した構成を用いることができる。
以上述べた実施形態は本発明の実施形態を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。
したがって、本発明の請求の範囲は、特許請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
また、本発明によれば、高い線形性を有した広帯域低雑音増幅器を実現でき、ソフトウェア無線、コグニティブ無線、測定器等、高い線形性、広帯域特性、低雑音特性が求められる分野に広く適用できるという利点がある。
また、図18に示した従来技術においては、すでに述べたように、抵抗素子176をトランジスタ174のエミッタ端子に接続する直列帰還構成とすることにより、広帯域化と高入力インピーダンス化とを図っている。
一方、図1(第1の実施形態)及び図8(第2の実施形態に)に示した本発明において、雑音指数を従来例に対して改善するために、図18に示す従来技術で使用しているエミッタ端子に接続する直列帰還抵抗を省き、受動素子からなる負帰還構成としている。
図18に示す従来技術の雑音指数は、エミッタ端子に挿入した直列帰還抵抗により、4k・T・Rs (kはボルツマン定数、Tは絶対温度、Rsは直列帰還抵抗の抵抗値)劣化する。
これに対して、本実施形態においては、上述したように、雑音指数は、エミッタ−コレクタ間に挿入した負帰還回路で用いる負帰還抵抗により、4k・T/Rp(Rpは負帰還抵抗の抵抗値)劣化する。従って、帯域や利得を同じ特性とするRs、Rpにおいて、4k・T・Rs>4k・T/Rpとなり雑音指数が改善される。この点が、従来技術と本発明との本質的な違いである。
なお、容量素子6は、増幅器の動作周波数帯で低インピーダンスとなるように設定するので、回路の動作に大きな影響はない。
本発明の第1の実施形態における広帯域低雑音増幅器の構成例を示す回路図である。 本発明の第1の実施形態における広帯域低雑音増幅器のバイアス回路の簡略化した等価回路図である。 本発明の第1の実施形態における広帯域低雑音増幅器のバイアス回路の特性を説明するための簡略化した回路図である。 図3に示す広帯域低雑音増幅器のバイアス回路のSパラメータ(S11)の計算結果を示すスミスチャートである。 本発明の第1の実施形態における広帯域低雑音増幅器の具体的な回路を示す回路図である。 比較のための本発明の第1の実施形態における他の広帯域低雑音増幅器の具体的な回路を示す回路図である。 第1の実施形態における図5及び図6の広帯域低雑音増幅器のSパラメータ(S11)の計算結果を示すスミスチャートである。 本発明の第2の実施形態における広帯域低雑音増幅器の構成例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態における広帯域低雑音増幅器のバイアス回路の簡略化した等価回路図である。 本発明の第2の実施形態における広帯域低雑音増幅器のバイアス回路の特性を説明するための簡略化した回路図である。 図10に示す広帯域低雑音増幅器のバイアス回路のSパラメータ(S11)の計算結果を示すスミスチャートである。 本発明の第2の実施形態における広帯域低雑音増幅器のバイアス回路の特性を説明するための簡略化した回路図である。 図12に示す広帯域低雑音増幅器のバイアス回路のSパラメータ(S11)の計算結果を示すスミスチャートである。 本発明の第2の実施形態における広帯域低雑音増幅器の具体的な回路を示す回路図である。 比較のための本発明の第2の実施形態における他の広帯域低雑音増幅器の具体的な回路を示す回路図である。 第2の実施形態における図14及び図15の広帯域低雑音増幅器のSパラメータ(S11)の計算結果を示すスミスチャートである。 非特許文献1に記載された従来の負帰還増幅器のモデルを示す図である。 非特許文献2に記載された広帯域低雑音増幅器の回路図である。
符号の説明
1、31、51、71、81、91、111、121、141、161、171…入力端子 2、32、52、92、142、162、172…出力端子 3、33、53、93、143、173…電源端子 4…第1のトランジスタ 5…第2のトランジスタ 6、36、56、96、146…容量素子 7…第1の受動素子 8…第2の受動素子 9…第3の受動素子 19…第4の受動素子 20…第5の受動素子 21…第6の受動素子 34、35、54、55、82、94、95、122、132、144、145、174、175…トランジスタ 37、39、40、57、59、60、62、8、176、177、179、180…抵抗素子 38、41、58、61、98、100、148、151、178…インダクタ素子 72、73、112、113、116、117…受動素子 74、114…ベース−エミッタ抵抗 97、99、123、124、133、134、137、147、149、152…抵抗素子 75、115…相互コンダクタンス 84、85、125、126、135、136…電圧源、163…基本増幅器、164…負帰還回路

Claims (15)

  1. 入力端子を第1のトランジスタのベース端子及び第1の受動素子の一端および第3の受動素子の一端に接続し、
    前記第1のトランジスタのエミッタ端子を接地し、第1のトランジスタのコレクタ端子を出力端子および第2のトランジスタのベース端子および容量素子の一端および第2の受動素子の一端に接続し、
    第1の受動素子の他端を容量素子の他端に接続し、第2のトランジスタのエミッタ端子を第3の受動素子の他端に接続し、電源端子を第2のトランジスタのコレクタ端子および第2の受動素子の他端に接続して構成され、
    増幅器の所望飽和レベルに適合するようエミッタサイズを決定した第1のトランジスタのインピーダンスに対応して、前記第3の受動素子のインピーダンス値を決定し、入力インピーダンスを整合することを特徴とする広帯域低雑音増幅器。
  2. 入力端子を第1のトランジスタのベース端子及び第1の受動素子の一端および第4の受動素子の一端に接続し、
    第1のトランジスタのエミッタ端子を接地し、第1のトランジスタのコレクタ端子を出力端子および第2のトランジスタのベース端子および容量素子の一端および第2の受動素子の一端に接続し、
    第1の受動素子の他端を容量素子の他端に接続し、第2のトランジスタのエミッタ端子を第3の受動素子の他端に接続し、電源端子を第2のトランジスタのコレクタ端子及び第2の受動素子の他端に接続し、
    第3の受動素子の一端を第4の受動素子の他端および第5の受動素子の一端に接続し、第5の受動素子の他端を接地して構成され、
    増幅器の所望飽和レベルに適合するようエミッタサイズを決定した第1のトランジスタのインピーダンスに対応して、第3の受動素子及び第5の受動素子のぞれぞれのインピーダンス値、あるいは第4の受動素子のインピーダンス値を決定し、入力インピーダンスを整合することを特徴とする広帯域低雑音増幅器。
  3. 請求項1記載の広帯域低雑音増幅器において、
    第3の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子、インダクタのいずれか単体を、
    あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を、用いることを特徴とした広帯域低雑音増幅器。
  4. 請求項1記載の広帯域低雑音増幅器において、
    第1の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子のいずれかを、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を、用いることを特徴とした広帯域低雑音増幅器。
  5. 請求項1記載の広帯域低雑音増幅器において、
    第2の受動素子として、抵抗素子、インダクタのいずれかを、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を、用いることを特徴とした広帯域低雑音増幅器。
  6. 請求項2記載の広帯域低雑音増幅器において、
    第3の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子、インダクタのいずれかを、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を、用いることを特徴とした広帯域低雑音増幅器。
  7. 請求項2記載の広帯域低雑音増幅器において、
    第4の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子、インダクタのいずれかを、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を、用いることを特徴とした広帯域低雑音増幅器。
  8. 請求項2記載の広帯域低雑音増幅器において、
    第5の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子、インダクタのいずれかを、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を、用いることを特徴とした広帯域低雑音増幅器。
  9. 請求項2記載の広帯域低雑音増幅器において、
    第1の受動素子として、抵抗素子、可変抵抗素子のいずれかを、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を用いることを、広帯域低雑音増幅器。
  10. 請求項2記載の広帯域低雑音増幅器において、
    第2の受動素子として、抵抗素子、インダクタのいずれかを、あるいはいずれか複数素子を直列に接続した回路を用いることを、特徴とした広帯域低雑音増幅器。
  11. エミッタ端子が接地され、ベース端子に入力端子が接続され、出力端子にコレクタが接続された第1のトランジスタと、
    該第1のトランジスタのコレクタに一端が接続され、該第1のトランジスタのベースに他端が接続された負帰還回路と、
    電源に一端が接続され、前記第1のトランジスタのコレクタに他端が接続された第2の受動素子と、
    電源及び前記第1のトランジスタのコレクタの間に介挿されたバイアス回路と
    を有し、
    増幅器の所望飽和レベルに適合するようエミッタサイズを決定した第1のトランジスタのインピーダンスに対応して、前記第3の受動素子のインピーダンス値を決定し、入力インピーダンスを整合することを特徴とする広帯域低雑音増幅装置。
  12. 請求項11記載の広帯域低雑音増幅装置において、
    前記バイアス回路が、
    ベース端子が前記出力端子に接続され、コレクタ端子が電源端子に接続された第2のトランジスタと、
    第1のトランジスタのベース端子に一端が接続され、第2のトランジスタのエミッタ端子に他端が接続された第3の受動素子と
    から構成されていることを特徴とする請求項11記載の広帯域低雑音増幅装置。
  13. 請求項12記載の広帯域低雑音増幅装置において、
    前記第3の受動素子が、
    前記第2のトランジスタのエミッタに一端が接続された第4の受動素子と、
    該第4の受動素子の他端に一端が接続され、前記第1のトランジスタのベースに他端が接続された第5の受動素子と
    から構成されていることを特徴とする広帯域低雑音増幅装置。
  14. 請求項13記載の広帯域低雑音増幅装置において、
    前記第4の受動素子の他端に一端が接続され、他端が接地された第6の受動素子と
    をさらに有することを特徴とする広帯域低雑音増幅装置。
  15. 請求項11から請求項14いずれかに記載の広帯域低雑音増幅装置において、
    前記負帰還回路が、
    前記第1のトランジスタのコレクタ端子に一端が接続された容量素子と、
    前記第1のトランジスタのベース端子に一端が接続され、前記容量素子の他端に他端が接続された第1の受動素子と
    から構成されていることを特徴とする広帯域低雑音増幅装置。
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