JP2004159195A - 増幅回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】高周波域での増幅回路の利得の低下を補償し、増幅回路の入力インピーダンスの増大を抑制すること。
【解決手段】ソース接地トランジスタ1のドレイン端子とゲート端子との間に帰還抵抗2を接続して帰還回路を構成するとともに、ソース接地トランジスタ1のドレイン端子に接続された負荷抵抗3に、インダクタ6を直列に接続することにより、高周波域での開ループ利得の低下を抑制し、入力インピーダンスが大きくなるのを抑制する。
【選択図】 図1
【解決手段】ソース接地トランジスタ1のドレイン端子とゲート端子との間に帰還抵抗2を接続して帰還回路を構成するとともに、ソース接地トランジスタ1のドレイン端子に接続された負荷抵抗3に、インダクタ6を直列に接続することにより、高周波域での開ループ利得の低下を抑制し、入力インピーダンスが大きくなるのを抑制する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、増幅回路に関し、特に光通信システム等のデータ伝送システムに使用される光送受信機に適用して好適な広帯域増幅回路、またはIC内インタフェース回路として用いるのに適した構成の増幅回路に関する。
【0002】
社会の高度情報化に伴い、今後ますます、動画像伝送やデータ伝送などが盛んになると予測される。これに対応するため、より大容量でより高速な幹線系光通信システムが求められている。光通信システムの3R中継器や端局では、光信号送信部において、電気信号を増幅し、その波形を整形をした後、光信号に変換して光ファイバー伝送をおこなう。一方、光信号受信部では、受信した光信号を電気信号に変換し、等化増幅、タイミングクロックの抽出および識別などの各種処理をおこなう。通常、これらの機能は集積回路によって実現されている。これらの機能を、10Gbpsを超える伝送速度域において実現するためには、広帯域な増幅回路が必要となる。また、集積回路内において、高速特性を維持したまま回路ブロック間を配線で接続する必要がある。
【0003】
【従来の技術】
従来より、広帯域な増幅回路として、帰還構成のものが知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0004】
図11に、従来の帰還構成の増幅回路としてソース接地トランジスタを用いた構成の要部を示す。図11に示すように、ソース接地トランジスタ1のゲート端子には、帰還抵抗2を介してドレイン端子が接続されている。また、ゲート端子は、増幅回路の入力端子4に接続されており、一方、ドレイン端子は、増幅回路の出力端子5と負荷抵抗3に接続されている。
【0005】
【特許文献1】
特開昭62−072212号公報(第1〜第8図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の帰還構成の増幅回路では、周波数が高くなるにしたがって、主信号増幅部の利得(開ループ利得)が低下し、増幅回路の入力インピーダンスが増大する。このため、入力部に付随する配線等による寄生容量との間で遮断が生じ、増幅回路全体の帯域が制限されてしまうので、10Gbpsを超える伝送速度域まで広帯域化を図るのは困難であるという問題点がある。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、高周波域での利得の低下を補償し、増幅回路の入力インピーダンスの増大を抑制することが可能な増幅回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、帰還構成の増幅回路において、主信号増幅部の負荷抵抗にインダクタを直列に接続したことを特徴とする。すなわち、図1にその原理図を示すように、ソース接地トランジスタ1のドレイン端子に接続された負荷抵抗3に、インダクタ6が直列接続されている。ソース接地トランジスタ1のドレイン出力は、帰還抵抗2を介してゲート端子に入力される。
【0009】
ここで、帰還構成の増幅回路の入力インピーダンスをZinとし、帰還抵抗2の抵抗値をRfとし、開ループ利得をAとすると、入力インピーダンスZinはつぎの(1)式で表される。
【0010】
Zin=Rf/A ・・・(1)
【0011】
また、高周波域における開ループ利得Aはつぎの(2)式で表される。ただし、トランジスタのトランスコンダクタンスをgmとし、負荷抵抗3の抵抗値をRLとし、負荷抵抗3に並列に付加される寄生容量(トランジスタ容量や配線容量などの総和)をCとし、インダクタ6のインダクタンスをLとし、角周波数をωとする。
【0012】
【数1】
【0013】
それに対して、負荷抵抗3にインダクタ6が接続されていない場合、すなわち従来構成(図11参照)の場合には、高周波域における開ループ利得Aはつぎの(3)式で表される。
【0014】
【数2】
【0015】
上記(2)式および(3)式について、たとえばRL、LおよびCの値をそれぞれ200Ω、1nHおよび50fFとし、縦軸および横軸をそれぞれ開ループ利得Aおよび周波数(log)としてグラフ化すると、図2のようになる。図2より明らかなように、従来構成では、高周波域において、負荷抵抗3に並列に付加される寄生容量の影響で、数GHzで開ループ利得Aが低下している。したがって、従来構成では、数GHzで入力インピーダンスが増大し、増幅回路全体の帯域劣化を招くこととなる。それに対して、本発明によれば、開ループ利得Aが低下するのは10GHzを超えてからである。つまり、十数GHzまで開ループ利得Aの低下を抑制することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本明細書および添付図面においては、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0017】
(実施の形態1)
図3は、本発明の実施の形態1にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。図3に示すように、実施の形態1は、図1に示す原理構成の帰還回路にソースフォロワを追加した構成となっている。その他の構成は、図1に示す原理構成と同じである。
【0018】
ソースフォロワとなるドレイン接地トランジスタ11のゲート端子は、ソース接地トランジスタ1のドレイン端子に接続されている。ドレイン接地トランジスタ11のソース端子は、帰還抵抗2を介してソース接地トランジスタ1のゲート端子に接続されている。また、ドレイン接地トランジスタ11のソース端子は、バイアス電流を流すための定電流源12に接続されている。また、原理構成と同様に、ソース接地トランジスタ1のドレイン端子には負荷抵抗3が接続されており、この負荷抵抗3に、インダクタ6が直列に接続されている。
【0019】
図3に示す構成の増幅回路(実施例1とする)と、図3に示す構成からインダクタ6を失くした構成の増幅回路(比較例1とする)とについて、入力インピーダンスの周波数特性のシミュレーション結果を図4に示す。なお、シミュレーションを実施するにあたっては、抵抗値やインダクタンスなどのパラメータを適当に設定するとともに、実施例1と比較例1とで同じ設定値とした。図4より明らかなように、実施例1(実線)では、40GHzまで入力インピーダンスが低いが、比較例1(波線)では、数GHzで入力インピーダンスが大きくなり始める。
【0020】
実施の形態1によれば、40GHzに至るまで、入力インピーダンスの増大を抑制することができ、したがって、従来よりもより広帯域な増幅回路が得られる。また、ソースフォロワを付加したことにより、出力5をソースフォロワのソースから取り出す構成とすることによって、負荷抵抗3にインダクタ6を直列接続したことに伴う主信号増幅部の出力インピーダンスの増大を抑制することができる。
【0021】
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。図5に示すように、実施の形態2は、図3に示す実施の形態1の構成において、帰還抵抗2とソース接地トランジスタ1(以下、第1のソース接地トランジスタ1とする)のゲート端子との接続ノードに、新たに追加した第2のソース接地トランジスタ13のドレイン端子を接続し、かつ入力端子4に第2のソース接地トランジスタ13のゲート端子を接続した構成となっている。また、図5に示す例では、帰還回路のドレイン接地トランジスタ11のソース端子には、定電流源12が接続されていない。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
【0022】
ところで、通常、所望の利得を得るためには、同様の構成の増幅回路を多段に縦続接続した構成とする。この多段構成の場合、後段に接続される増幅回路の入力インピーダンス、すなわち、たとえば図5に示す構成の増幅回路では、第2のソース接地トランジスタ13のゲートから見込んだインピーダンスが高インピーダンスであることが望まれる。つまり、入力容量が小さいことが望まれる。
【0023】
しかし、ソース接地トランジスタにより構成される増幅回路では、増幅回路の利得をAとした場合、その入力容量として、ミラー効果により、ゲート−ドレイン間容量を(1+A)倍した容量が見えてしまう。そのため、従来構成では、高周波域における入力インピーダンスZinの増大に伴って、ミラー効果により入力容量がさらに増大し、周波数帯域が制限されてしまう。
【0024】
それに対して、実施の形態2では、高周波域まで入力インピーダンスZinを低くすることができる。したがって、実施の形態2によれば、ミラー効果による入力容量の増大を抑制することができる。また、第1のソース接地トランジスタ1の入力インピーダンスZinが高周波域まで低いことにより、第2のソース接地トランジスタ13のドレイン部での帯域劣化を抑制して、周波数帯域制限を高い周波数とすることができる。
【0025】
なお、図6に示すように、帰還回路のドレイン接地トランジスタ11のソース端子に定電流源12を接続した構成としてもよい。この場合には、帰還回路のドレイン接地トランジスタ11に信号電流に依存しない直流電流が流れるので、大信号入力時にトランジスタがスイッチングすることにより引き起こされる入力インピーダンスの増加を抑制することができる。
【0026】
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。実施の形態3は、上述した実施の形態2の増幅回路を、IC内のインタフェース回路として用いたものである。すなわち、図7に示すように、複数の回路ブロックが存在するICにおいて、入力トランジスタである第2のソース接地トランジスタ13を前段の回路ブロックに配置する。また、第1のソース接地トランジスタ1、帰還抵抗2、負荷抵抗3、インダクタ6、ドレイン接地トランジスタ11および定電流源12を後段の回路ブロックに配置する。
【0027】
そして、第2のソース接地トランジスタ13のドレイン端子と、帰還抵抗2と第1のソース接地トランジスタ1のゲート端子との接続ノードとの間を、回路ブロック間を接続する容量性の配線14で接続する。このようにすることにより、高速特性の劣化を抑制しながら、IC内で配線を引き回すことができる。なお、図7では、図6に示す構成の増幅回路を用いているが、図5に示す構成の回路を用いてもよい。
【0028】
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。実施の形態4は、上述した実施の形態2の増幅回路を2個用いて差動対を構成し、差動増幅回路としたものである。差動対の各第1のソース接地トランジスタ1,1のソース端子には、定電流源15が接続されている。また、各第2のソース接地トランジスタ13,13のソース端子にも、定電流源16が接続されている。
【0029】
このように差動構成とすることにより、同相雑音を除去することができるとともに、トランジスタ等の絶対精度のばらつきによる影響をなくすことができるので、集積回路に適した回路とすることができる。なお、図8では、図6に示す構成の増幅回路を用いているが、図5に示す構成の回路を用いてもよい。
【0030】
図9に、図8に示す構成の差動増幅回路(実施例2とする)と、図8に示す構成の差動増幅回路において負荷抵抗3にインダクタ6が接続されていない構成の差動増幅回路(比較例2とする)とについて、利得の周波数特性のシミュレーション結果を示す。なお、シミュレーションを実施するにあたっては、抵抗値やインダクタンスなどのパラメータを適当に設定するとともに、実施例2と比較例2とで同じ設定値とした。図9より明らかなように、実施例2(実線)の方が比較例2(波線)よりも広帯域な特性を得ることができる。
【0031】
ところで、たとえば図8に示す増幅回路は、幹線系光通信システムにおける光送受信機のアンプなどに用いられる。また、光送受信機においては、実施の形態3のようなIC内インタフェース回路が用いられる。なお、図10に光送受信機の要部の構成を示すが、光送受信機自体は本発明の要旨ではないので、詳細な説明を省略する。
【0032】
図10に示すように、光送信機20は、マルチプレクサ21、Dフリップフロップ22、ドライバ23、レーザーダイオード24および光変調器25などにより構成される。光受信機30は、ホトダイオード31、アンプ32、タイミング抽出回路33、識別回路34およびデマルチプレクサ35などにより構成される。光送信機20と光受信機30とは、光アンプ41、光ファイバー42および光アンプ43を介して接続される。
【0033】
以上において本発明は、上述した各実施の形態に限らず、種々変更可能である。また、上述した各実施の形態は、電界効果トランジスタ(FET)を用いているが、バイポーラトランジスタを用いた構成としてもよく、その場合には、上述した説明において、ソース、ドレインおよびゲートをそれぞれエミッタ、コレクタおよびベースと読み替えるものとする。
【0034】
(付記1)ゲート端子に入力された信号を増幅してドレイン端子から出力するソース接地トランジスタと、
前記ソース接地トランジスタのドレイン端子に接続された負荷抵抗と、
前記負荷抵抗に直列に接続されたインダクタと、
前記ソース接地トランジスタのドレイン端子とゲート端子との間に接続された帰還抵抗と、
を具備することを特徴とする増幅回路。
【0035】
(付記2)前記ソース接地トランジスタのゲート端子に、ゲート端子に入力された信号を増幅してドレイン端子から出力する第2のソース接地トランジスタのドレイン端子を接続したことを特徴とする付記1に記載の増幅回路。
【0036】
(付記3)前記ソース接地トランジスタのドレイン端子と前記帰還抵抗との間に、前記ソース接地トランジスタのドレイン端子にゲート端子が接続され、かつ前記帰還抵抗にソース端子が接続されたドレイン接地トランジスタを接続したことを特徴とする付記1または2に記載の増幅回路。
【0037】
(付記4)前記ドレイン接地トランジスタのソース端子に定電流源を接続したことを特徴とする付記3に記載の増幅回路。
【0038】
(付記5)前記第2のソース接地トランジスタをIC内の前段の回路ブロックの出力部に配置し、前記ソース接地トランジスタ、前記負荷抵抗、前記インダクタおよび前記帰還抵抗をIC内の後段の回路ブロックの入力部に配置し、前記第2のソース接地トランジスタのドレイン端子と前記ソース接地トランジスタのゲート端子との間を容量性の配線で接続したことを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の増幅回路。
【0039】
(付記6)ベース端子に入力された信号を増幅してコレクタ端子から出力するエミッタ接地トランジスタと、
前記エミッタ接地トランジスタのコレクタ端子に接続された負荷抵抗と、
前記負荷抵抗に直列に接続されたインダクタと、
前記エミッタ接地トランジスタのコレクタ端子とベース端子との間に接続された帰還抵抗と、
を具備することを特徴とする増幅回路。
【0040】
(付記7)前記エミッタ接地トランジスタのベース端子に、ベース端子に入力された信号を増幅してコレクタ端子から出力する第2のエミッタ接地トランジスタのコレクタ端子を接続したことを特徴とする付記6に記載の増幅回路。
【0041】
(付記8)前記エミッタ接地トランジスタのコレクタ端子と前記帰還抵抗との間に、前記エミッタ接地トランジスタのコレクタ端子にベース端子が接続され、かつ前記帰還抵抗にエミッタ端子が接続されたコレクタ接地トランジスタを接続したことを特徴とする付記6または7に記載の増幅回路。
【0042】
(付記9)前記コレクタ接地トランジスタのエミッタ端子に定電流源を接続したことを特徴とする付記8に記載の増幅回路。
【0043】
(付記10)前記第2のエミッタ接地トランジスタをIC内の前段の回路ブロックの出力部に配置し、前記エミッタ接地トランジスタ、前記負荷抵抗、前記インダクタおよび前記帰還抵抗をIC内の後段の回路ブロックの入力部に配置し、前記第2のエミッタ接地トランジスタのコレクタ端子と前記エミッタ接地トランジスタのベース端子との間を容量性の配線で接続したことを特徴とする付記7〜9のいずれか一つに記載の増幅回路。
【0044】
(付記11)付記1〜10のいずれか一つに記載の増幅回路を一対用いて差動構成としたことを特徴とする増幅回路。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、負荷抵抗にインダクタを直列に接続したことにより、高周波域において開ループ利得の低下が抑制されるので、高周波域において増幅回路の入力インピーダンスが大きくなるのを抑制することができる。したがって、従来よりもより広帯域な増幅回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる増幅回路の構成を示す原理図である。
【図2】本発明にかかる増幅回路と従来構成とについて、開ループ利得の周波数特性を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。
【図4】図3に示す構成の増幅回路とそれに対する比較例とについて、入力インピーダンスの周波数特性のシミュレーション結果を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。
【図6】本発明の実施の形態2にかかる増幅回路の他の構成を示す回路図である。
【図7】本発明の実施の形態3にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。
【図8】本発明の実施の形態4にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。
【図9】図8に示す構成の増幅回路とそれに対する比較例とについて、利得の周波数特性のシミュレーション結果を示す図である。
【図10】本発明にかかる増幅回路の適用例の一つである光送受信機の要部の構成を示すブロック図である。
【図11】従来の帰還構成の増幅回路の要部を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ソース接地トランジスタ
2 帰還抵抗
3 負荷抵抗
6 インダクタ
11 ドレイン接地トランジスタ
12 定電流源
13 第2のソース接地トランジスタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、増幅回路に関し、特に光通信システム等のデータ伝送システムに使用される光送受信機に適用して好適な広帯域増幅回路、またはIC内インタフェース回路として用いるのに適した構成の増幅回路に関する。
【0002】
社会の高度情報化に伴い、今後ますます、動画像伝送やデータ伝送などが盛んになると予測される。これに対応するため、より大容量でより高速な幹線系光通信システムが求められている。光通信システムの3R中継器や端局では、光信号送信部において、電気信号を増幅し、その波形を整形をした後、光信号に変換して光ファイバー伝送をおこなう。一方、光信号受信部では、受信した光信号を電気信号に変換し、等化増幅、タイミングクロックの抽出および識別などの各種処理をおこなう。通常、これらの機能は集積回路によって実現されている。これらの機能を、10Gbpsを超える伝送速度域において実現するためには、広帯域な増幅回路が必要となる。また、集積回路内において、高速特性を維持したまま回路ブロック間を配線で接続する必要がある。
【0003】
【従来の技術】
従来より、広帯域な増幅回路として、帰還構成のものが知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0004】
図11に、従来の帰還構成の増幅回路としてソース接地トランジスタを用いた構成の要部を示す。図11に示すように、ソース接地トランジスタ1のゲート端子には、帰還抵抗2を介してドレイン端子が接続されている。また、ゲート端子は、増幅回路の入力端子4に接続されており、一方、ドレイン端子は、増幅回路の出力端子5と負荷抵抗3に接続されている。
【0005】
【特許文献1】
特開昭62−072212号公報(第1〜第8図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の帰還構成の増幅回路では、周波数が高くなるにしたがって、主信号増幅部の利得(開ループ利得)が低下し、増幅回路の入力インピーダンスが増大する。このため、入力部に付随する配線等による寄生容量との間で遮断が生じ、増幅回路全体の帯域が制限されてしまうので、10Gbpsを超える伝送速度域まで広帯域化を図るのは困難であるという問題点がある。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、高周波域での利得の低下を補償し、増幅回路の入力インピーダンスの増大を抑制することが可能な増幅回路を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、帰還構成の増幅回路において、主信号増幅部の負荷抵抗にインダクタを直列に接続したことを特徴とする。すなわち、図1にその原理図を示すように、ソース接地トランジスタ1のドレイン端子に接続された負荷抵抗3に、インダクタ6が直列接続されている。ソース接地トランジスタ1のドレイン出力は、帰還抵抗2を介してゲート端子に入力される。
【0009】
ここで、帰還構成の増幅回路の入力インピーダンスをZinとし、帰還抵抗2の抵抗値をRfとし、開ループ利得をAとすると、入力インピーダンスZinはつぎの(1)式で表される。
【0010】
Zin=Rf/A ・・・(1)
【0011】
また、高周波域における開ループ利得Aはつぎの(2)式で表される。ただし、トランジスタのトランスコンダクタンスをgmとし、負荷抵抗3の抵抗値をRLとし、負荷抵抗3に並列に付加される寄生容量(トランジスタ容量や配線容量などの総和)をCとし、インダクタ6のインダクタンスをLとし、角周波数をωとする。
【0012】
【数1】
【0013】
それに対して、負荷抵抗3にインダクタ6が接続されていない場合、すなわち従来構成(図11参照)の場合には、高周波域における開ループ利得Aはつぎの(3)式で表される。
【0014】
【数2】
【0015】
上記(2)式および(3)式について、たとえばRL、LおよびCの値をそれぞれ200Ω、1nHおよび50fFとし、縦軸および横軸をそれぞれ開ループ利得Aおよび周波数(log)としてグラフ化すると、図2のようになる。図2より明らかなように、従来構成では、高周波域において、負荷抵抗3に並列に付加される寄生容量の影響で、数GHzで開ループ利得Aが低下している。したがって、従来構成では、数GHzで入力インピーダンスが増大し、増幅回路全体の帯域劣化を招くこととなる。それに対して、本発明によれば、開ループ利得Aが低下するのは10GHzを超えてからである。つまり、十数GHzまで開ループ利得Aの低下を抑制することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、本明細書および添付図面においては、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0017】
(実施の形態1)
図3は、本発明の実施の形態1にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。図3に示すように、実施の形態1は、図1に示す原理構成の帰還回路にソースフォロワを追加した構成となっている。その他の構成は、図1に示す原理構成と同じである。
【0018】
ソースフォロワとなるドレイン接地トランジスタ11のゲート端子は、ソース接地トランジスタ1のドレイン端子に接続されている。ドレイン接地トランジスタ11のソース端子は、帰還抵抗2を介してソース接地トランジスタ1のゲート端子に接続されている。また、ドレイン接地トランジスタ11のソース端子は、バイアス電流を流すための定電流源12に接続されている。また、原理構成と同様に、ソース接地トランジスタ1のドレイン端子には負荷抵抗3が接続されており、この負荷抵抗3に、インダクタ6が直列に接続されている。
【0019】
図3に示す構成の増幅回路(実施例1とする)と、図3に示す構成からインダクタ6を失くした構成の増幅回路(比較例1とする)とについて、入力インピーダンスの周波数特性のシミュレーション結果を図4に示す。なお、シミュレーションを実施するにあたっては、抵抗値やインダクタンスなどのパラメータを適当に設定するとともに、実施例1と比較例1とで同じ設定値とした。図4より明らかなように、実施例1(実線)では、40GHzまで入力インピーダンスが低いが、比較例1(波線)では、数GHzで入力インピーダンスが大きくなり始める。
【0020】
実施の形態1によれば、40GHzに至るまで、入力インピーダンスの増大を抑制することができ、したがって、従来よりもより広帯域な増幅回路が得られる。また、ソースフォロワを付加したことにより、出力5をソースフォロワのソースから取り出す構成とすることによって、負荷抵抗3にインダクタ6を直列接続したことに伴う主信号増幅部の出力インピーダンスの増大を抑制することができる。
【0021】
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。図5に示すように、実施の形態2は、図3に示す実施の形態1の構成において、帰還抵抗2とソース接地トランジスタ1(以下、第1のソース接地トランジスタ1とする)のゲート端子との接続ノードに、新たに追加した第2のソース接地トランジスタ13のドレイン端子を接続し、かつ入力端子4に第2のソース接地トランジスタ13のゲート端子を接続した構成となっている。また、図5に示す例では、帰還回路のドレイン接地トランジスタ11のソース端子には、定電流源12が接続されていない。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
【0022】
ところで、通常、所望の利得を得るためには、同様の構成の増幅回路を多段に縦続接続した構成とする。この多段構成の場合、後段に接続される増幅回路の入力インピーダンス、すなわち、たとえば図5に示す構成の増幅回路では、第2のソース接地トランジスタ13のゲートから見込んだインピーダンスが高インピーダンスであることが望まれる。つまり、入力容量が小さいことが望まれる。
【0023】
しかし、ソース接地トランジスタにより構成される増幅回路では、増幅回路の利得をAとした場合、その入力容量として、ミラー効果により、ゲート−ドレイン間容量を(1+A)倍した容量が見えてしまう。そのため、従来構成では、高周波域における入力インピーダンスZinの増大に伴って、ミラー効果により入力容量がさらに増大し、周波数帯域が制限されてしまう。
【0024】
それに対して、実施の形態2では、高周波域まで入力インピーダンスZinを低くすることができる。したがって、実施の形態2によれば、ミラー効果による入力容量の増大を抑制することができる。また、第1のソース接地トランジスタ1の入力インピーダンスZinが高周波域まで低いことにより、第2のソース接地トランジスタ13のドレイン部での帯域劣化を抑制して、周波数帯域制限を高い周波数とすることができる。
【0025】
なお、図6に示すように、帰還回路のドレイン接地トランジスタ11のソース端子に定電流源12を接続した構成としてもよい。この場合には、帰還回路のドレイン接地トランジスタ11に信号電流に依存しない直流電流が流れるので、大信号入力時にトランジスタがスイッチングすることにより引き起こされる入力インピーダンスの増加を抑制することができる。
【0026】
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。実施の形態3は、上述した実施の形態2の増幅回路を、IC内のインタフェース回路として用いたものである。すなわち、図7に示すように、複数の回路ブロックが存在するICにおいて、入力トランジスタである第2のソース接地トランジスタ13を前段の回路ブロックに配置する。また、第1のソース接地トランジスタ1、帰還抵抗2、負荷抵抗3、インダクタ6、ドレイン接地トランジスタ11および定電流源12を後段の回路ブロックに配置する。
【0027】
そして、第2のソース接地トランジスタ13のドレイン端子と、帰還抵抗2と第1のソース接地トランジスタ1のゲート端子との接続ノードとの間を、回路ブロック間を接続する容量性の配線14で接続する。このようにすることにより、高速特性の劣化を抑制しながら、IC内で配線を引き回すことができる。なお、図7では、図6に示す構成の増幅回路を用いているが、図5に示す構成の回路を用いてもよい。
【0028】
(実施の形態4)
図8は、本発明の実施の形態4にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。実施の形態4は、上述した実施の形態2の増幅回路を2個用いて差動対を構成し、差動増幅回路としたものである。差動対の各第1のソース接地トランジスタ1,1のソース端子には、定電流源15が接続されている。また、各第2のソース接地トランジスタ13,13のソース端子にも、定電流源16が接続されている。
【0029】
このように差動構成とすることにより、同相雑音を除去することができるとともに、トランジスタ等の絶対精度のばらつきによる影響をなくすことができるので、集積回路に適した回路とすることができる。なお、図8では、図6に示す構成の増幅回路を用いているが、図5に示す構成の回路を用いてもよい。
【0030】
図9に、図8に示す構成の差動増幅回路(実施例2とする)と、図8に示す構成の差動増幅回路において負荷抵抗3にインダクタ6が接続されていない構成の差動増幅回路(比較例2とする)とについて、利得の周波数特性のシミュレーション結果を示す。なお、シミュレーションを実施するにあたっては、抵抗値やインダクタンスなどのパラメータを適当に設定するとともに、実施例2と比較例2とで同じ設定値とした。図9より明らかなように、実施例2(実線)の方が比較例2(波線)よりも広帯域な特性を得ることができる。
【0031】
ところで、たとえば図8に示す増幅回路は、幹線系光通信システムにおける光送受信機のアンプなどに用いられる。また、光送受信機においては、実施の形態3のようなIC内インタフェース回路が用いられる。なお、図10に光送受信機の要部の構成を示すが、光送受信機自体は本発明の要旨ではないので、詳細な説明を省略する。
【0032】
図10に示すように、光送信機20は、マルチプレクサ21、Dフリップフロップ22、ドライバ23、レーザーダイオード24および光変調器25などにより構成される。光受信機30は、ホトダイオード31、アンプ32、タイミング抽出回路33、識別回路34およびデマルチプレクサ35などにより構成される。光送信機20と光受信機30とは、光アンプ41、光ファイバー42および光アンプ43を介して接続される。
【0033】
以上において本発明は、上述した各実施の形態に限らず、種々変更可能である。また、上述した各実施の形態は、電界効果トランジスタ(FET)を用いているが、バイポーラトランジスタを用いた構成としてもよく、その場合には、上述した説明において、ソース、ドレインおよびゲートをそれぞれエミッタ、コレクタおよびベースと読み替えるものとする。
【0034】
(付記1)ゲート端子に入力された信号を増幅してドレイン端子から出力するソース接地トランジスタと、
前記ソース接地トランジスタのドレイン端子に接続された負荷抵抗と、
前記負荷抵抗に直列に接続されたインダクタと、
前記ソース接地トランジスタのドレイン端子とゲート端子との間に接続された帰還抵抗と、
を具備することを特徴とする増幅回路。
【0035】
(付記2)前記ソース接地トランジスタのゲート端子に、ゲート端子に入力された信号を増幅してドレイン端子から出力する第2のソース接地トランジスタのドレイン端子を接続したことを特徴とする付記1に記載の増幅回路。
【0036】
(付記3)前記ソース接地トランジスタのドレイン端子と前記帰還抵抗との間に、前記ソース接地トランジスタのドレイン端子にゲート端子が接続され、かつ前記帰還抵抗にソース端子が接続されたドレイン接地トランジスタを接続したことを特徴とする付記1または2に記載の増幅回路。
【0037】
(付記4)前記ドレイン接地トランジスタのソース端子に定電流源を接続したことを特徴とする付記3に記載の増幅回路。
【0038】
(付記5)前記第2のソース接地トランジスタをIC内の前段の回路ブロックの出力部に配置し、前記ソース接地トランジスタ、前記負荷抵抗、前記インダクタおよび前記帰還抵抗をIC内の後段の回路ブロックの入力部に配置し、前記第2のソース接地トランジスタのドレイン端子と前記ソース接地トランジスタのゲート端子との間を容量性の配線で接続したことを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の増幅回路。
【0039】
(付記6)ベース端子に入力された信号を増幅してコレクタ端子から出力するエミッタ接地トランジスタと、
前記エミッタ接地トランジスタのコレクタ端子に接続された負荷抵抗と、
前記負荷抵抗に直列に接続されたインダクタと、
前記エミッタ接地トランジスタのコレクタ端子とベース端子との間に接続された帰還抵抗と、
を具備することを特徴とする増幅回路。
【0040】
(付記7)前記エミッタ接地トランジスタのベース端子に、ベース端子に入力された信号を増幅してコレクタ端子から出力する第2のエミッタ接地トランジスタのコレクタ端子を接続したことを特徴とする付記6に記載の増幅回路。
【0041】
(付記8)前記エミッタ接地トランジスタのコレクタ端子と前記帰還抵抗との間に、前記エミッタ接地トランジスタのコレクタ端子にベース端子が接続され、かつ前記帰還抵抗にエミッタ端子が接続されたコレクタ接地トランジスタを接続したことを特徴とする付記6または7に記載の増幅回路。
【0042】
(付記9)前記コレクタ接地トランジスタのエミッタ端子に定電流源を接続したことを特徴とする付記8に記載の増幅回路。
【0043】
(付記10)前記第2のエミッタ接地トランジスタをIC内の前段の回路ブロックの出力部に配置し、前記エミッタ接地トランジスタ、前記負荷抵抗、前記インダクタおよび前記帰還抵抗をIC内の後段の回路ブロックの入力部に配置し、前記第2のエミッタ接地トランジスタのコレクタ端子と前記エミッタ接地トランジスタのベース端子との間を容量性の配線で接続したことを特徴とする付記7〜9のいずれか一つに記載の増幅回路。
【0044】
(付記11)付記1〜10のいずれか一つに記載の増幅回路を一対用いて差動構成としたことを特徴とする増幅回路。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、負荷抵抗にインダクタを直列に接続したことにより、高周波域において開ループ利得の低下が抑制されるので、高周波域において増幅回路の入力インピーダンスが大きくなるのを抑制することができる。したがって、従来よりもより広帯域な増幅回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる増幅回路の構成を示す原理図である。
【図2】本発明にかかる増幅回路と従来構成とについて、開ループ利得の周波数特性を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。
【図4】図3に示す構成の増幅回路とそれに対する比較例とについて、入力インピーダンスの周波数特性のシミュレーション結果を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態2にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。
【図6】本発明の実施の形態2にかかる増幅回路の他の構成を示す回路図である。
【図7】本発明の実施の形態3にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。
【図8】本発明の実施の形態4にかかる増幅回路の構成を示す回路図である。
【図9】図8に示す構成の増幅回路とそれに対する比較例とについて、利得の周波数特性のシミュレーション結果を示す図である。
【図10】本発明にかかる増幅回路の適用例の一つである光送受信機の要部の構成を示すブロック図である。
【図11】従来の帰還構成の増幅回路の要部を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ソース接地トランジスタ
2 帰還抵抗
3 負荷抵抗
6 インダクタ
11 ドレイン接地トランジスタ
12 定電流源
13 第2のソース接地トランジスタ
Claims (5)
- ゲート端子に入力された信号を増幅してドレイン端子から出力するソース接地トランジスタと、
前記ソース接地トランジスタのドレイン端子に接続された負荷抵抗と、
前記負荷抵抗に直列に接続されたインダクタと、
前記ソース接地トランジスタのドレイン端子とゲート端子との間に接続された帰還抵抗と、
を具備することを特徴とする増幅回路。 - 前記ソース接地トランジスタのゲート端子に、ゲート端子に入力された信号を増幅してドレイン端子から出力する第2のソース接地トランジスタのドレイン端子を接続したことを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
- 前記ソース接地トランジスタのドレイン端子と前記帰還抵抗との間に、前記ソース接地トランジスタのドレイン端子にゲート端子が接続され、かつ前記帰還抵抗にソース端子が接続されたドレイン接地トランジスタを接続したことを特徴とする請求項1または2に記載の増幅回路。
- 前記ドレイン接地トランジスタのソース端子に定電流源を接続したことを特徴とする請求項3に記載の増幅回路。
- 請求項1〜4のいずれか一つに記載の増幅回路を一対用いて差動構成としたことを特徴とする増幅回路。
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