JP2008286311A - 3方向流量制御バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車のエンジンの冷却における冷却水の水温調整を極めて高い精度にて行うことができ、且つエンジン側から出て行く冷却水の水圧に対して十分に耐え得る押圧力をモータ制御によって行うと共に、極めてコンパクト且つ簡易な構造にする3方向流量制御バルブを提供すること。
【解決手段】上下動する開閉弁6と、第1流入口731と第2流入口732を有し、上下動のみする流量制御弁7と、第1ポート801,第2ポート802及び第3ポート803を有するケーシング8とからなること。前記開閉弁6は上下動して前記第3ポート803が開閉され、前記流量制御弁7は上下方向移動されると共に前記第1流入口731と第1ポート801との交わることによって形成される第1有効開口部Jaの面積Saと、前記第2流入口732と前記第2ポート802との交わることによって形成される第2有効開口部Jbの面積Sbが相違してなること。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のエンジンの冷却における冷却水の水温調整を極めて高い精度にて行うことができ、且つエンジン側から出て行く冷却水の水圧に対して十分に耐え得る押圧力をモータ制御によって行うと共に、極めてコンパクト且つ簡易な構造にすることができる3方向流量制御バルブに関する。
自動車のエンジンに冷却水を循環させるウォータポンプが多く使用されている。この種のものとして、特許文献1に開示されたものが存在する。特許文献1では、1つの流量制御弁で3つの流入ポートの開閉を行う機構である。本構造によりエンジン始動時は冷却水流量を低減することができ、エンジンの暖機後は冷却水流量をエンジン負荷に合わせて増減することが可能となる。
特開2002−106347
しかし、特許文献1においては、制御弁の制御手段の数が1つのため、ヒーターへの冷却水量とラジエータへの流量の配分は、常に一定の比率で増減するのみである。具体的には、ヒータへの冷却水流量を増加するとラジエータへの冷却水流量が減るようなバルブを製作したとすると、一方側の流量を増やしたときに、他方側の流量は、特に減らす必要が無いという場合や、或いは異なる比率で他方側を増やしたいというようなきめの細かい要求には応えることができない。
上記の要求に応えようとすれば、バルブを2箇所に設置する必要がある。また吸入路のそれぞれの流量比を独立に変化させるために、バルブを2箇所に設置すると、部品点数の増加、占有体積の増大、組付け時間の延長等によるコスト増加という問題を避けて通れないことになる。さらに、バルブを2箇所に設置すると、使用するホースの本数とホースバンドの数も増加するため、水漏れに関する信頼性・耐久性も低下する。そこで、本発明の目的は、モータ1個分の占有体積でありながら、2個分の制御手段を備えた機能を有するバルブを提供し、しかも低価格にて提供することにある。
請求項1の発明を、上下動する開閉弁と、第1流入口と第2流入口を有し、上下動のみする流量制御弁と、第1ポート,第2ポート及び第3ポートを有するケーシングとからなり、前記開閉弁は上下動して前記第3ポートが開閉され、前記流量制御弁は上下方向移動されると共に前記第1流入口と第1ポートとの交わることによって形成される第1有効開口部の面積と、前記第2流入口と前記第2ポートとの交わることによって形成される第2有効開口部の面積が相違してなる3方向流量制御バルブとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、第1ポート,第2ポート及び第3ポートを有するケーシングと、第1モータと、該第1モータに直列に配置される第2モータと、前記第1モータには常時連結で且つ前記第2モータとは空転するシャフトと、前記第2モータと共に回動する回転ガイドと、不動状態とした固定ガイドと、上下動して前記第3ポートを開閉する開閉弁と、第1流入口と第2流入口を有する流量制御弁とからなり、前記開閉弁は前記シャフトと回転ガイドによって周方向回転が規制されつつ上下動移動され、前記流量制御弁は前記回転ガイドと前記固定ガイドによって周方向不動で且つ上下方向移動されると共に前記第1流入口と第1ポートとの交わることによって形成される第1有効開口部の面積と、前記第2流入口と前記第2ポートとの交わることによって形成される第2有効開口部の面積が相違してなる3方向流量制御バルブとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項3の発明を、前述の構成において、前記第1流入口及び第2流入口は、方向が互いに異なる三角形としてなる3方向流量制御バルブとしたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明を、前述の構成において、前記シャフトには外螺子部が形成され、前記回転ガイドには前記開閉弁を周方向に固定しつつ上下方向に案内する第1案内部が形成され、前記開閉弁には前記外螺子部に螺合する内螺子部が径方向中心部に形成されると共に外周に前記案内部に嵌合する第1被案内部が形成されてなる3方向流量制御バルブとしたことにより、上記課題を解決した。請求項5の発明を、前述の構成において、前記回転ガイドの外周には外螺子部が形成され、前記固定ガイドには前記流量制御弁を周方向に固定しつつ上下方向に案内する第2案内部が形成され、前記制御弁には前記外螺子部に螺合する内螺子部が径方向中心部に形成されると共に外周に前記第2案内部に嵌合する第2被案内部が形成されてなる3方向流量制御バルブとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明によって、上下動する開閉弁と、第1流入口と第2流入口を有し、上下動のみする流量制御弁と、第1ポート,第2ポート及び第3ポートを有するケーシングとからなり、前記開閉弁は上下動して前記第3ポートを開閉され、前記流量制御弁は上下方向移動されると共に前記第1流入口と第1ポートとの交わることによって形成される第1有効開口部の面積と、前記第2流入口と前記第2ポートとの交わることによって形成される第2有効開口部の面積が相違するようにしたことで、前記第1流入口と第2流入口とから前記ケーシング内に流入する冷却水の流入比率を変化させることができ、水温の異なる冷却水の混合比率を適宜に変化させて、水温調整が簡単にでき、その水温が調整された冷却水を前記第3ポートからエンジン側へ送り適正温度に冷却を行うことができる。さらに、バルブを2箇所に設置する必要がないために、使用するホースの本数とホースバンドの数が増加せず、水漏れに関する信頼性,耐久性も高い水準に保たれる。
次に、請求項2の発明では、第1モータと、該第1モータに直列に配置される第2モータと、前記第1モータには常時連結で且つ前記第2モータとは空転且つ適宜連結されるシャフトとから構成された駆動機構にモータ駆動機構によって、前記第1モータ及び第2モータは、前記シャフトに直列状態で配置されたものであり、前記ケーシング内で、モータ1個のスペースで2つのバルブの制御を独立に(単独に)行うことができるものであり、製作費削減、重量低減、組み付け工数の削減、占有体積の削減を果たすことが出来、水漏れに関する信頼性,耐久性も高い水準に保たれる。
また、開閉弁の上下動では第1モータのみで行うことができ、省消費電力にすることができ、省エネ対策に寄与することができる。またさらに開閉弁による第3ポートへの冷却水の遮断力(推力)が必要なときは、前記第1モータ及び前記第2モータを両方共に駆動させることにより行うことができる。このようにバルブの推力をより大きく出来、しかもモータ機構を小型化することが出来る。
請求項3の発明によって、前記第1流入口及び第2流入口は、方向が互いに異なる三角形としたことにより、前記流量制御弁は上下方向移動することで、第1流入口と第2流入口とから流入する冷却水の流入比率を変化させる構造として、最も成形しやすいものにできる。請求項4の発明によって、開閉弁の制御作動を極めて高い精度にて行うことができる。請求項5の発明によって、制御弁による制御動作を極めて高い精度にて行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明は主に、図1に示すように第1モータ1,第2モータ2,シャフト3,回転ガイド4,固定ガイド5,開閉弁6,流量制御弁7及びケーシング8とから構成されている。該ケーシング8は、バルブ筐体部81とモータ筐体部82とから構成されたものである。そして、前記バルブ筐体部81には、前記回転ガイド4,固定ガイド5,開閉弁6,流量制御弁7が収納されるバルブ室814が形成され、該バルブ室814に第1ポート801,第2ポート802及び第3ポート803が連通している。
前記第1ポート801及び第2ポート802は、ケーシング8外部のユニットより送られた冷却水の流路となっており、第1ポート801及び第2ポート802からバルブ室814に異なるユニットからの冷却水が流れ込むようになっている。具体的には、前記第1ポート801はエンジンによって温められた冷却水が流れ込み、第2ポート802はヒータコアから熱せられた冷却水が流れ込む。また、前記第3ポート803は、エンジンのラジエータ等の冷却装置に連通された流路となっている。前記第1ポート801及び第2ポート802は、バルブ筐体部81を略水平方向に沿って形成されている。また、前記第3ポート803は、バルブ室814の底面箇所に形成されている。
第1モータ1は、図1に示すように、第1ロータ11と第1ステータコア12とから構成されている。第2モータ2は、第2ロータ21と第2ステータコア22とから構成されている。前記第1モータ1と前記第2モータ2とは、直列状態となって、前記ケーシング8のモータ筐体部82に収納されている。前記第1モータ1の第1ステータコア12及び前記第2モータ2の第2ステータコア22がそれぞれ前記モータ筐体部82内に固定状態で装着されている。具体的には、前記モータ筐体部82内において、第1モータ1が上方に位置し、第2モータ2が下方に位置して、後述するシャフト3に沿って直列状態に装着されている。
シャフト3は、前記ケーシング8のバルブ筐体部81とモータ筐体部82にそれぞれ形成された軸受部85,85によって軸支されている。バルブ筐体部81の軸受部85は、前記バルブ室814の底部に形成されている。前記シャフト3は、前記モータ筐体部82の内部において、前記第1モータ1の第1ロータ11に常時連結する固着状態になっており、前記第2ロータ21の回動と共に、前記シャフト3が軸周方向に回転する。さらに、該シャフト3は、前記第2モータ2の第2ステータコア22には空転するように装着されている。すなわち、第2ステータコア22が回動しても、前記シャフト3は共に回動しない構造である。また、第2ステータコア22の安定回動動作と、該第2ステータコア22と前記シャフト3とが相互に空転し易いように軸支部が装着されることもある。前記シャフト3には、軸方向略中央箇所より一端側に向かって外螺子部31が形成されている。そして、シャフト3は、前記外螺子部31がバルブ室814内に位置するようにして、前記ケーシング8の内部に、前記上下の軸受部85,85を介して垂直状に装着される。
次に、回転ガイド4は、図1に示すように、前記シャフト3と共に、前記開閉弁6の周方向回転を規制しながら上下動移動させる役目をなすものである。前記回転ガイド4は、前記第2モータ2の第2ロータ21に固着され、該第2ロータ21の回動によって、回転ガイド4も共に回動することができるものである。前記回転ガイド4には、図3に示すように、回転本体部41とフランジ部42とから構成されており、前記回転本体部41は円筒状に形成され、第1案内部411と、案内螺子部412とが形成されている。
具体的には、前記第1案内部411は、前記回転本体部41の内周面側に形成されたもので、直径方向中心に向かって突起条が軸方向に沿って直線状に形成されたものである。該突起条は、2本形成されているが、1本でもかまわないし、3本以上でもよい。前記案内螺子部412は前記回転本体部41の外周側面に形成されたものである。前記フランジ部42は、前記第2ロータ21に連結する役目をなす部位であり、前記フランジ部42と前記第2ロータ21とが、固着具にて固着されている。
次に、固定ガイド5は、図1に示すように、前記ケーシング8に固着され、後述する流量制御弁7を周方向に固定しつつ上下方向に案内する役目をなすものである。固定ガイド5は、図4に示すように、固定円筒部51と固定フランジ部52とから構成され、前記固定円筒部51の内周側面には第2案内部512が形成されている。具体的には、前記第2案内部512は、前記固定円筒部51の内周面側に形成されたもので、直径方向中心に向かって突起条が軸方向に沿って直線状に形成されたものである。該突起条は、2本形成されているが、1本でもかまわないし、3本以上でもよい。前記固定フランジ部52は、前記ケーシング8のバルブ筐体部81に連結する役目をなす部位であり、ビス等の固着具にて固着されている。
次に、開閉弁6は、前記シャフト3を介してその軸方向に沿って上下動し、前記第3ポート803を開閉する役目をなすものである。前記開閉弁6は、図5に示すように、略円筒状に形成されたものであり、前記シャフト3の外螺子部31に螺合する内螺子部62が径方向中心部に形成された貫通孔の内周側面に形成されている。また、外周側面には第1被案内部61が形成されている。さらに、下部には水密用弾性材63が装着され、該水密用弾性材63にて前記第3ポート803を水密的に遮断することができるようになっている(図9参照)。
流量制御弁7は、図6に示すように、本体部71は円筒形状をなし、その内周側面には、前記回転ガイド4の案内螺子部412に螺合する第2内螺子部712が形成され、前記本体部の外周にはポートベース部73が形成され、該ポートベース部73には第1流入口731及び第2流入口732が形成されている。また、前記本体部71外周側には案内螺子部412に形成されると共に外周に前記第2案内部512に嵌合する第2被案内部722が形成されている。前記第1流入口731及び第2流入口732は、前記流量制御弁7が前記回転ガイド4と前記固定ガイド5によって周方向不動で且つ上下方向移動されることによって、第1ポート801と第1流入口731とが交差して両者が交わる領域が実際に冷却水の流れる有効な開口部となり、この開口部を第1有効開口部Jaと称する。
また,同様に、第2ポート802と第2流入口732とが交差して両者が交わる領域が実際に冷却水の流れる有効な開口部となり、この開口部を第2有効開口部Jbと称する。これら第1有効開口部Ja及び第2有効開口部Jbは、図11乃至図13において斜線部の領域で示された部分となる。さらに前記第1有効開口部Jaの面積Sa及び第2有効開口部Jbの面積Sbは、前述したように、流量制御弁7の第1流入口731と第2流入口732が、ケーシング8の第1ポート801と第2ポート802との間で上下移動することによって、変化するものである。
そして前記前述の構成において、第1有効開口部Jaの面積Saと、前記第2有効開口部Jbの面積Sbとが相違するように設定されたものである。図11及び図12は、流量制御弁7の第1流入口731と第2流入口732が、ケーシング8の第1ポート801と第2ポート802との間で上下移動することによって交わって形成される開口部が変化する状態を示すものである。さらに、図13は第1流入口731及び第2流入口732を台形としたものである。また第1流入口731及び第2流入口732を正方形又は正方形等の方形状とすることもある。
次に、開閉弁6の作動を説明する。第1モータ1のコイル線に通電され、第1ステータコア12に回転磁界(左回転)を発生させる(通電方法によって、左右の回転磁界が発生する)。すると、第1ロータ11が左回転する〔図8(A)参照〕。これによって、第1ロータ11に連結固着されたシャフト3が前記第1ロータ11と共に左回転する。シャフト3に形成された外螺子部31により開閉弁6がシャフト3に沿って下方に移動する。この時、開閉弁6の第1被案内部61は、回転ガイド4の第1案内部411に嵌合しており、シャフト3と共回りすることなく、周方向に移動し、前記ケーシング8の第3ポート803を遮断する(図9参照)。
次に、流量制御弁7の作動について説明する。前記第2モータ2の第2ステータコア22のコイル線に通電され、第2ステータコア22に回転磁界(左回転)が発生する(通電方法によって、左右の回転磁界が発生する)。次に、第2ロータ21が左回転し、該第2ロータ21に固着された回転ガイド4が左回転する〔図8(B)参照〕。該回転ガイド4の外螺子部(案内螺子部412)と前記流量制御弁7に形成された内螺子部(第2案内螺子部712)とが螺合しており、且つ流量制御弁7の外周では固定ガイド5の案内部によって周方向に不動でシャフト3に沿って軸方向にのみ移動するものである。ここで、前記回転ガイド4が第2ロータ21と共に回動することになるが、第1モータ1の第1ロータ11も左回転(回転速度は、ネジピッチが開閉弁6と流量制御弁7とが同じであれば同期)させる。これによって、開閉弁6は上下方向に不動状態で、流量制御弁7のみが上下方向に移動することができるものである。
さらに、前記開閉弁6は、第1モータ1と第2モータ2を回転させることによって開閉弁6の推力を倍増させることが可能となる。すなわち、第1モータ1の第1ロータ11を左回転させると、シャフト3の外螺子部31と開閉弁6により、開閉弁6がシャフト3に沿って降下する。このときは、前記開閉弁6には、第1モータ1による回転トルクで推力が発生するものである。さらに、第2モータ2の第2ロータ21を右回転(すなわち、第1モータ1の第1ロータ11の回転方向と逆方向回転)させることにより、前記開閉弁6には、第1モータ1と第2モータ2のトルクがかかり、前記開閉弁6にはより大きな推力が発生する〔図8(C)参照〕。これによって、例えば、バルブが全閉している時にバルブに加わっている水圧に打ち勝ってバルブを開弁するときに有効である。
図14は、本発明の3方向流量制御バルブの特性を示すグラフである。横軸はバルブの開き状態を示すものであり、横軸の中間におけるバルブの開きは、吐出側と吸入側とで流量が等しくなるように設定されている。縦軸は分配流量を示すものである。そのグラフには特性線1乃至4が記載されている。特性線1及び2は、圧力(ΔP)が大きなときで、バルブ操作によって、第1ポート801と第1流入口731とが構成する第1有効開口部Jaの面積Saが次第に減少するにつれて、第2ポート802と第2流入口732とが構成する第2有効開口部Jbの面積Sbが次第に増加することを示す。また、特性線3及び4は、圧力(ΔP)が小さいときで、バルブ操作によって、第1ポート801と第1流入口731とが構成する第1有効開口部Jaの面積Saが次第に減少するにつれて、第2ポート802と第2流入口732とが構成する第2有効開口部Jbの面積Sbが次第に増加することを示す。
本発明の縦断側面図である。 図1のX−X矢視断面図である。 (A)は回転ガイドの縦断側面図、(B)は回転ガイドのXa−Xa矢視断面図、(C)は回転ガイドの側面図である。 (A)は固定ガイドの縦断側面図、(B)は(A)のXb−Xb矢視断面図、(C)は(A)のXc−Xc矢視断面図、(D)は固定ガイドの下方側より見た斜視図である。 (A)は開閉弁の縦断側面図、(B)は(A)のXd−Xd矢視断面図である。 (A)は流量制御弁の縦断側面図、(B)は(A)のXe−Xe矢視断面図、(C)は(B)のXf−Xf矢視断面図、(D)は第1流入口の正面図、(E)は第2流入口の正面図、(F)は流量制御弁の斜視図、(F)は流量制御弁の両面を示す展開斜視図である。 図2のXg−Xgの方向より見た縦断側面図である。 (A)乃至(C)は本発明の作用を示す略示図である。 開閉弁が第3ポートを閉じた状態の縦断側面図である。 流量制御弁が作動している状態の縦断側面図である。 (A)は流量制御弁が非作動状態の要部拡大略示図、(B)は(A)におけるポートと流入口との関係を示す略示図である。 (A)は流量制御弁が作動状態の要部拡大略示図、(B)は(A)におけるポートと流入口との関係を示す略示図である。 (A)は第1流入口を台形とした実施形態におけるポートと流入口との関係を示す略示図、(B)は第2流入口を台形とした実施形態におけるポートと流入口との関係を示す略示図である。 本発明の特性を示すグラフである。
符号の説明
1…第1モータ、2…第2モータ、3…シャフト、31…外螺子部、4…回転ガイド、
5…固定ガイド、512…第2案内部、6…開閉弁、62…内螺子部、7…流量制御弁、
731…第1流入口、732…第2流入口、8…ケーシング、801…第1ポート、
802…第2ポート、803…第3ポート。

Claims (5)

  1. 上下動する開閉弁と、第1流入口と第2流入口を有し、上下動のみする流量制御弁と、第1ポート,第2ポート及び第3ポートを有するケーシングとからなり、前記開閉弁は上下動して前記第3ポートが開閉され、前記流量制御弁は上下方向移動されると共に前記第1流入口と第1ポートとの交わることによって形成される第1有効開口部の面積と、前記第2流入口と前記第2ポートとの交わることによって形成される第2有効開口部の面積が相違してなることを特徴とする3方向流量制御バルブ。
  2. 第1ポート,第2ポート及び第3ポートを有するケーシングと、第1モータと、該第1モータに直列に配置される第2モータと、前記第1モータには常時連結で且つ前記第2モータには空転するシャフトと、前記第2モータと共に回動する回転ガイドと、不動状態とした固定ガイドと、上下動して前記第3ポートを開閉する開閉弁と、第1流入口と第2流入口を有する流量制御弁とからなり、前記開閉弁は前記シャフトと回転ガイドによって周方向回転が規制されつつ上下動移動され、前記流量制御弁は前記回転ガイドと前記固定ガイドによって周方向不動で且つ上下方向移動されると共に前記第1流入口と第1ポートとの交わることによって形成される第1有効開口部の面積と、前記第2流入口と前記第2ポートとの交わることによって形成される第2有効開口部の面積が相違してなることを特徴とする3方向流量制御バルブ。
  3. 請求項1又は2において、前記第1流入口及び第2流入口は、方向が互いに異なる三角形としてなることを特徴とした3方向流量制御バルブ。
  4. 請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記シャフトには外螺子部が形成され、前記回転ガイドには前記開閉弁を周方向に固定しつつ上下方向に案内する第1案内部が形成され、前記開閉弁には前記外螺子部に螺合する内螺子部が径方向中心部に形成されると共に外周に前記案内部に嵌合する第1被案内部が形成されてなることを特徴とする3方向流量制御バルブ。
  5. 請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記回転ガイドの外周には外螺子部が形成され、前記固定ガイドには前記流量制御弁を周方向に固定しつつ上下方向に案内する第2案内部が形成され、前記流量制御弁には前記外螺子部に螺合する内螺子部が径方向中心部に形成されると共に外周に前記第2案内部に嵌合する第2被案内部が形成されてなることを特徴とする3方向流量制御バルブ。
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