JP6085755B2 - 制御弁ユニット - Google Patents

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Description

本発明は制御弁ユニットに関し、特に複数の混合弁が一体に設けられた制御弁ユニットに関する。
近年、環境にやさしく光熱費も比較的低く抑えられる等の理由から貯湯式給湯装置が普及しつつある。この貯湯式給湯装置は、例えば自然冷媒である二酸化炭素等を使ったヒートポンプシステムによって大気中の熱を汲み上げ、給湯に必要な熱エネルギーとして利用するものであり、熱源としてのヒートポンプユニットと貯湯タンクを備える(例えば特許文献1参照)。
貯湯タンクの下部には給水管が接続され、上水道から低温水が供給される。この低温水は、ヒートポンプユニットに送られて熱交換がなされ、高温の湯となって貯湯タンクの上部に戻される。その結果、貯湯タンクには上部に高温の湯水(高温水)、中間部に中間温度の湯水(中温水)、下部に低温の湯水(低温水)が存在する温度成層が形成される。貯湯タンクの高温層には給湯管が接続され、下流側で給水管と合流する。給湯管と給水管との合流部には混合弁が設けられ、給湯管を流れる高温水と給水管を流れる低温水との混合比を調整して適温の湯水とし、下流側の給水設備へ向けて導出する。
特開2004−11929号公報
このような給湯装置は一般に、カランへ向けて湯水を供給するための混合弁と、浴槽へ向けて湯水を供給するための混合弁とを備えるが、省スペースの観点からはそれらをユニット化するなどしてコンパクトに構成するのが望ましい。一方、給湯装置の配管構成や設置環境に柔軟に対応できるよう、このような制御弁ユニットにおける湯水の導入口や導出口の配置に自由度があるのが望ましい。なお、このような問題は給湯装置に限らず、複数の混合弁を含む制御弁ユニットを備える装置であれば同様に生じうる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の混合弁を含む制御弁ユニットをコンパクトに構成し、より好ましくは、配管接続に自由度のある構成を実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の制御弁ユニットは、第1の作動流体と第2の作動流体との混合比を調整可能な複数の混合弁が一体に設けられた制御弁ユニットであって、第1の作動流体を導入するための共用の第1配管と、第2の作動流体を導入するための共用の第2配管と、第1配管と第2配管のそれぞれに連結され、第1配管を介して導入された第1の作動流体と、第2配管を介して導入された第2の作動流体との混合比を調整して導出可能な第1混合弁と、第1配管と第2配管のそれぞれに連結され、第1配管を介して導入された第1の作動流体と、第2配管を介して導入された第2の作動流体との混合比を、第1混合弁とは独立に調整して導出可能な第2混合弁と、を備える。
第1混合弁および第2混合弁は、それぞれ、第1の作動流体を導入する第1導入管部と、第2の作動流体を導入する第2導入管部と、第1導入管部と第2導入管部との間に設けられて第1の作動流体と第2の作動流体とを混合する混合室を形成する本体部と、混合された作動流体を導出する導出管部とを有するボディと、本体部に設けられて第1導入管部と第2導入管部とを区画する一方、その作動により第1導入管部と第2導入管部との開度比率を調整することにより、第1の作動流体と第2の作動流体との混合比を調整する混合弁体と、ボディに取り付けられて混合弁体を駆動する駆動部と、を備える。
第1導入管部と第2導入管部とが本体部を間に挟むようにして並列に設けられ、かつ同方向に開口するように構成される。第1混合弁と第2混合弁とが、互いの第1導入管部の開口部が対向し、互いの第2導入管部の開口部が対向するように設けられる。第1配管は、一端開口部が第1混合弁の第1導入管部に接続される一方、他端開口部が第2混合弁の第1導入管部に接続されることにより、第1混合弁と第2混合弁との間に挟まれるように支持され、中間部に第1の作動流体を導入するための共用の第1導入口を有する。第2配管は、一端開口部が第1混合弁の第2導入管部に接続される一方、他端開口部が第2混合弁の第2導入管部に接続されることにより、第1混合弁と第2混合弁との間に挟まれるように支持され、中間部に第2の作動流体を導入するための共用の第2導入口を有する。
この態様によると、各混合弁のボディは、その第1導入管部と第2導入管部とが本体部を間に挟むように並列に配置されるため、これらを直列に配置した場合と比較して相当コンパクトになる。そして、このような混合弁同士を互いの開口部を対向させるように配置し、その間に第1配管と第2配管とを並列に配置して接続する構成とし、さらにその第1配管および第2配管を各混合弁に共用としたため、制御弁ユニット全体としてコンパクトに構成できるようになる。
本発明の別の態様は、混合弁である。この混合弁は、第1の作動流体と第2の作動流体との混合比を調整可能な混合弁において、第1の作動流体を導入する第1導入管部と、第2の作動流体を導入する第2導入管部と、第1導入管部と第2導入管部との間に設けられて第1の作動流体と第2の作動流体とを混合する混合室を形成する本体部と、混合された作動流体を導出する導出管部とを有するボディと、本体部に設けられて第1導入管部と第2導入管部とを区画する一方、その作動により第1導入管部と第2導入管部との開度比率を調整することにより、第1の作動流体と第2の作動流体との混合比を調整する混合弁体と、ボディに取り付けられて混合弁体を駆動する駆動部と、を備える。第1導入管部と第2導入管部とが、本体部を間に挟むようにして並列に設けられ、かつ同方向に開口する。
この態様によると、混合弁のボディは、その第1導入管部と第2導入管部とが本体部を間に挟むように並列に配置されるため、これらを直列に配置した場合と比較して相当コンパクトになる。このような混合弁を複数用いることにより、上述した制御弁ユニットをコンパクトに構成することも可能となる。
本発明によれば、複数の混合弁を含む制御弁ユニットをコンパクトに構成することができる。
第1実施形態に係る貯湯式給湯装置の構成を表すシステム図である。 制御弁ユニットの全体構成を表す正面図である。 図2のA−A矢視断面図である。 図2のB−B矢視断面図である。 図2のC−C矢視断面図である。 図2のD−D矢視断面図である。 逆止弁の構成を表す部分拡大断面図である。 第2実施形態に係る制御弁ユニットの全体構成を表す正面図である。 図8のA−A矢視断面図である。 図8のB−B矢視断面図である。 図8のC−C矢視断面図である。 図8のD−D矢視断面図である。 逆止弁の構成を表す部分拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る貯湯式給湯装置の構成を表すシステム図である。本実施形態の給湯装置は、貯湯ユニット10とヒートポンプユニット12を備える。貯湯ユニット10は、貯湯タンク14のほか、湯水を循環または供給するための配管、湯水の流れを制御する制御弁、湯水の温度や流量を検出するためのセンサ等を備える。なお、以下の給水管等の「配管」は、流体が流通可能な管路を意味し、装置や部品間をつなぐ部材のほか、装置内の流通路も含む。給湯装置は、貯湯ユニット10にて適温に調整された湯水を、浴槽13やカラン15等の給水設備に供給する。
上水道から供給される低温水は、給水管16によって貯湯ユニット10に供給される。給水管16は、貯湯ユニット10内にて第1給水管17,第2給水管18および第3給水管19に分岐している。このうち、第1給水管17が貯湯タンク14の下部に接続されている。貯湯タンク14とヒートポンプユニット12との間には沸上循環回路が形成されている。すなわち、貯湯タンク14の下部に接続された導出管20がヒートポンプユニット12に接続され、ヒートポンプユニット12に接続された戻り管22が貯湯タンク14の上部に接続されている。なお、カラン15には、給水管16を介して給湯装置とは別系統で低温水が供給される。
このような構成により、貯湯タンク14には上部に高温水、中間部に中温水、下部に低温水が存在する温度成層が形成される。貯湯タンク14の下部に溜まった冷温水は、ヒートポンプユニット12にて熱交換されて高温水となって貯湯タンク14に戻される。導出管20には、このような沸上循環回路における湯水の循環を促進するためのポンプ24が設けられている。
一方、貯湯タンク14の上部には、高温水を導出する給湯管25が接続されている。給湯管25は、第1給湯管26と第2給湯管27に分岐している。第1給湯管26は第2給水管18と接続され、第2給湯管27は第3給水管19と接続されている。各給湯管を流れる高温水と各給水管を流れる低温水とは、それらの配管の接続部(合流部)において混合される。第1給湯管26の高温水と第2給水管18の冷温水との混合によって適温となった湯水は、配管30を介して台所等のカラン15に供給される。一方、第2給湯管27の高温水と第3給水管19の冷温水との混合によって適温となった湯水は、配管32を介して浴槽13に供給される。第1給湯管26と第2給湯管27との分岐点、第1給水管17と第2給水管18と第3給水管19との分岐点、第1給湯管26と第2給水管18と配管30との接続点、および第2給湯管27と第3給水管19と配管32との接続点を含むように制御弁ユニット34が設けられている。
制御弁ユニット34は、第1混合弁36、第2混合弁38、第1逆止弁40、第2逆止弁42、第3逆止弁44および第4逆止弁46を一体に組み付けた複合弁である。第1混合弁36は、第1給湯管26を介して供給された高温水と、第2給水管18を介して供給された低温水との混合比を調整し、配管30に適温の湯水を導出する。配管30には上流側から温度センサ48、流量センサ50が設けられている。図示しない制御部は、温度センサ48の温度を取得し、使用者が図示しないリモートコントローラにて設定した給湯温度となるよう第1混合弁36の開度を制御する。第1逆止弁40は、給湯が停止されたときに合流部の湯水が第2給水管18に逆流することを防止する。第2逆止弁42は、給湯が停止されたときに合流部の湯水が第1給湯管26に逆流することを防止する。
一方、第2混合弁38は、第2給湯管27を介して供給された高温水と、第3給水管19を介して供給された低温水との混合比を調整し、配管32に適温の湯水を導出する。配管32には上流側から温度センサ52、流量センサ54が設けられている。図示しない制御部は、温度センサ52の温度を取得し、使用者が図示しないリモートコントローラにて設定した給湯温度となるよう第2混合弁38の開度を制御する。第3逆止弁44は、給湯が停止されたときに合流部の湯水が第2給湯管27に逆流することを防止する。第4逆止弁46は、給水管16における分岐点の上流側に設けられている。第4逆止弁46は、第1給水管17,第2給水管18および第3給水管19からの湯水の逆流を防止する。なお、本実施形態では、第3給水管19への逆流を直接防止する逆止弁を設けていないが、変形例においては設けてもよい。
第4逆止弁46の上流側には、減圧弁56および遮断弁58が設けられている。減圧弁56は、給水管16を介して供給される冷温水の圧力を適宜減圧する。すなわち、水圧により貯湯タンク14等が破損しないように適宜圧力調整を行うものである。遮断弁58は、貯湯タンク14に所定の湯水が溜まったときに給水管16を遮断し、冷温水の供給を適宜停止するものである。
また、流量センサ54の下流側には、制御弁60、第5逆止弁62、大気開放弁64および第6逆止弁66が設けられている。制御弁60は、モータ駆動の比例弁であり、配管32の開度を制御することにより浴槽13へ供給される湯水の流量を調整する。第6逆止弁66および第5逆止弁62は、浴槽13から貯湯タンク14側への湯水の逆流を段階的に防止する。大気開放弁64は、上流側(一次側)の圧力低下に応動して第5逆止弁62と第6逆止弁66との間の空間を大気に開放する。
すなわち、例えば浴槽13が貯湯ユニット10よりも高い位置に設置されるような場合、浴槽13の側に配置された第6逆止弁66が異物の噛み込みなどにより水密不良となっていた場合には、浴槽13内の汚水がその水頭圧により第6逆止弁66を介して大気開放弁64まで逆流してくる。このような場合であっても、その汚水は大気開放弁64によって大気に放出されるため、浴槽13内の汚水が貯湯ユニット10ひいては上水道の方まで逆流することを防止できる。
一方、ヒートポンプユニット12は、冷媒として二酸化炭素を用いる冷凍サイクルを備える。この冷凍サイクルは圧縮機、熱交換器、膨張弁、蒸発器を含む冷媒循環回路を備えるが、それらの構成および動作については公知であるため、その詳細な説明を省略する。上述の沸上循環回路を流れる低温水は、その熱交換器を経る際に沸き上げられて高温水となる。
次に、制御弁ユニット34の具体的構成について説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に部材の位置関係を表現することがある。
図2は、制御弁ユニット34の全体構成を表す正面図である。図3は図2のA−A矢視断面図であり、図4は図2のB−B矢視断面図であり、図5は図2のC−C矢視断面図であり、図6は図2のD−D矢視断面図である。
図2に示すように、制御弁ユニット34は、一対の混合弁のボディを2つの配管により一体に連結して構成されている。第1混合弁36と第2混合弁38は、ほぼ同一の構成を有する。第1混合弁36は、弁部を収容するボディ71と、弁部を駆動するモータ73(「駆動部」として機能する)とを有する。一方、第2混合弁38は、弁部を収容するボディ72と、弁部を駆動するモータ74(「駆動部」として機能する)とを有する。ボディ71の下端開口部には、配管30の一部を構成する第3配管80が接続されている。ボディ72の上端開口部には、配管32の一部を構成する第4配管82が接続されている。これらの弁本体および配管は、それぞれ抜け止めピン84(「接続機構」を構成する)により離脱が防止されている。
図3に示すように、第1混合弁36のボディ71と第2混合弁38のボディ72は、第1配管76,第2配管78を間に挟むようにして連結されている。第1配管76と第2配管78は、互いに平行な回転軸L1,L2を有する。図4にも示すように、第1混合弁36は、樹脂材の一体成形により得られたボディ71を有し、そのボディ71の上端部にモータ73が取り付けられている。ボディ71の中心軸は、モータ73の回転軸と同一軸線上に設定され、その中心軸に沿って弁駆動体90が配設されている。ボディ71は、低温水を導入する第1導入管部92と、高温水を導入する第2導入管部94と、それら第1導入管部92と第2導入管部94との間に設けられて混合室95を形成する本体部96と、混合された湯水を導出する導出管部98とを有する。
本体部96は、円筒状をなし、ボディ71のほぼ中央に位置して弁駆動体90の弁部を収容する。第1導入管部92と第2導入管部94は、本体部96を間に挟むようにして互いに平行となり、かつ同方向に開口するように構成されている。第1導入管部92は、その先端開口部がやや拡径された段付円筒状をなし、第1配管76の一端部と接続されている。第2導入管部94は、その先端開口部がやや拡径された段付円筒状をなし、第2配管78の一端部と接続されている。
第1混合弁36は、ボディ71に回転自在に支持された段付円筒状の弁駆動体90を備える。弁駆動体90は、その上半部の回転軸102と下半部の弁体104(「混合弁体」として機能する)とにより構成される。回転軸102は、ボディ71に摺動可能に支持され、その外周面にはボディ71との間のシール性を確保するための2つのOリング106が嵌着されている。回転軸102の上端部は、モータ73の回転軸と接続されている。弁体104は、回転軸102よりも拡径された有底円筒状をなし、その弁体104の内方に混合室95が形成されている。弁体104の側部には内外を連通させる菱形状の流量調整孔108が設けられている。流量調整孔108は弁体104の周方向に約210度にわたって形成されており、その周方向の中央部が第1導入管部92および第2導入管部94の一方に対向したときには他方の導入管部が遮断されるように構成されている。この流量調整孔108の回転位置を制御することにより、第1導入管部92と第2導入管部94との開度比率を調整でき、高温水と低温水との混合比を調整することができる。
モータ73は、図示しないロータとステータとを含むステッピングモータとして構成され、ボディ71の上端開口部を封止するように取り付けられている。弁駆動体90の上端部はロータに連結されており、ロータの回転が弁体104の回転動作として表れるようになる。制御部は、温度センサ48により検出された温度に基づき、給湯設備に供給される湯水が使用者が設定した給湯温度となるよう弁体104の回転位置を制御する。
第3配管80は、L字型の配管であり、その一端部が導出管部98に接続されている。第3配管80の一端部にはOリング110が嵌着されており、導出管部98との間のシール性を確保している。導出管部98の下端部に設けられた一対の取付孔112にU字状の抜け止めピン84が挿通されている。第3配管80は、その一端部が抜け止めピン84に係止されることで導出管部98からの脱落が防止されているが、その軸線周りの回動は許容されている。
第3配管80には、流量センサ50が配設されている。流量センサ50は、着磁された複数枚の羽根を有する羽根車116と、この羽根車116に近接して第3配管80に埋設された磁気センサ118と、上流側に配置されて通過する湯水に渦流を生起させる整流器119を含んで構成されるが、このようなセンサ自体は公知であるため、その詳細な説明については省略する。なお、第3配管80には、図示略の温度センサ48が設けられているが、その説明についても省略する。
図3および図5に示すように、第2混合弁38は、第1配管76および第2配管78に対する取付方向が上下で異なるものの、第1混合弁36とほぼ同様の構成を有する。このため、第2混合弁38において第1混合弁36と同様の構成部分については同一の符号を付し、その説明を省略する。ボディ72は、ボディ71と同一の形状をなし、共通の金型による射出成形により同時に成形可能(いわゆる2個取りが可能)となっている。モータ74についても、モータ73と同一のものが用いられる。ただし、弁体104に形成された流量調整孔109については、第1混合弁36の流量調整孔108と若干異なる形状を採用している。
図3に示すように、第1混合弁36と第2混合弁38は、互いの第1導入管部92の開口部が対向し、互いの第2導入管部94の開口部が対向するように配置され、第1配管76および第2配管78を間に挟むように連結される。第4配管82は、段付円筒状をなし、その一端部がボディ72の導出管部98に接続されている。第4配管82の一端部にはOリング110が嵌着されており、導出管部98との間のシール性を確保している。導出管部98の上端部に設けられた一対の取付孔112に抜け止めピン84が挿通されている。第4配管82は、その一端部が抜け止めピン84に係止されることで導出管部98からの脱落が防止されているが、その軸線周りの回動は許容されている。
図3および図6に示すように、第1配管76は、段付円筒状の本体120を有し、その本体120の一端部が第1混合弁36の第1導入管部92に接続され、他端部が第2混合弁38の第1導入管部92に接続されることにより、第1混合弁36と第2混合弁38との間に挟まれるように支持される。本体120の一端部および他端部には、それぞれOリング130が嵌着されており、第1混合弁36および第2混合弁38の各第1導入管部92との間のシール性を確保している。第1混合弁36および第2混合弁38の各第1導入管部92の開口端部には一対の取付孔112が設けられ、抜け止めピン84が挿通されている。第1配管76は、本体120の両端部がそれらの抜け止めピン84に係止されることで第1混合弁36および第2混合弁38からの脱落が防止されている。ただし、第1配管76の軸線周りの回動は許容されている。
本体120の軸線方向中間部から導入管部122(第1導入口)が半径方向外向きに延出し、その導入管部122と周方向に90度ずれた位置から導出管部124(第1導出口)が半径方向外向きに延出している。導入管部122は、給水管16の一部を形成し、上流側から冷温水を導入する。導出管部124は、第1給水管17の一部を形成し、導入管部122から導入された冷温水の一部を貯湯タンク14に向けて導出する。第1配管76の一端部には、第1逆止弁40が設けられている。導入管部122には、第4逆止弁46が配設されている。
上述のように、第1配管76の軸線周りの回動は許容されているため、これら導入管部122と導出管部124の各開口部、つまり外部配管との接続部の向きを適宜変更することができる。なお、本実施形態では第1配管76を連続的に回動させることができ、それにより導入管部122と導出管部124の向きを連続的に調整することができるが、変形例においては、少なくとも一方の第1導入管部92の内周に一又は複数のストッパを設け、導入管部122と導出管部124の向きを段階的に調整可能な構成としてもよい。
一方、第2配管78は、段付円筒状の本体140を有し、その本体140の一端部が第1混合弁36の第2導入管部94に接続され、他端部が第2混合弁38の第2導入管部94に接続されることにより、第1混合弁36と第2混合弁38との間に挟まれるように支持される。本体140の一端部および他端部には、それぞれOリング132が嵌着されており、第1混合弁36および第2混合弁38の各第2導入管部94との間のシール性を確保している。第1混合弁36および第2混合弁38の各第2導入管部94の開口端部には一対の取付孔112が設けられ、抜け止めピン84が挿通されている。第2配管78は、本体140の両端部がそれらの抜け止めピン84に係止されることで第1混合弁36および第2混合弁38からの脱落が防止されている。ただし、第2配管78の軸線周りの回動は許容されている。
本体140の軸線方向中間部から導入管部142(第2導入口)が半径方向外向きに延出している。導入管部142は、給湯管25の一部を形成し、上流側から高温水を導入する。第2配管78の一端部には第2逆止弁42が設けられ、他端部には第3逆止弁44が設けられている。上述のように、第2配管78の軸線周りの回動は許容されているため、導入管部142の開口部、つまり外部配管との接続部の向きを適宜変更することができる。なお、本実施形態では第2配管78を連続的に回動させることができ、それにより導入管部142の向きを連続的に調整することができるが、変形例においては、少なくとも一方の第2導入管部94の内周に一又は複数のストッパを設け、導入管部142の向きを段階的に調整可能な構成としてもよい。
図7は、逆止弁の構成を表す部分拡大断面図である。(A)は第1逆止弁40の構成を示し、(B)は第3逆止弁44の構成を示し、(C)は第4逆止弁46の構成を示している。なお、第2逆止弁42については、第1逆止弁40と同様の構成を有するため、その説明については省略又は簡略化する。
図7(A)に示すように、第1逆止弁40は、第1配管76の開口端部に一体に設けられ、大口径の主弁(第1の弁部)と小口径の副弁(第2の弁部)とを同軸状に有する。主弁は二次圧側から一次圧側への作動流体の流れを防止し、副弁は二次圧と一次圧との差圧が設定差圧よりも大きくなったときに開弁して作動流体の一部の逆流を許容し、二次圧の急上昇を防止するものである。なお、ここでいう「一次圧側」は第2給水管18側(上流側)が対応し、「二次圧側」は混合室95側(下流側)が対応する。図3にも示すように、第1逆止弁40は、第1配管76の一端部とともに第1混合弁36のボディ71内に位置する。すなわち、第1導入管部92の内方に主弁を開閉する主弁体150が配設され、主弁体150の内方に副弁を開閉する副弁体152が配設されている。
第1配管76の一端部は内径が拡径され、その基端部の内方に主弁孔154が形成され、その開口端部に主弁座156が形成されている。また、第1配管76の先端部には二重管状の軸受部材158が取り付けられている。軸受部材158は、円環状の支持部160の内方に円ボス状のガイド部162(「軸受部」として機能する)を配置し、それらを複数の接続部164(「架橋部」として機能する)により一体に接続したものであり、ガイド部162により主弁体150を軸線方向に摺動可能に支持する。本実施形態では図4に示したように、ガイド部162から支持部160に向けて半径方向に延在する3つの接続部164が設けられ、各接続部164の間には、湯水が通過可能な流通路が形成されている。支持部160の端部には爪部166が設けられ、第1配管76の先端部に設けられた嵌合孔77に爪部166を嵌合させることにより、軸受部材158が第1配管76に固定されている。
主弁体150は、ガイド部162に摺動可能に支持される本体170を有する。本体170は段付円筒状をなし、その軸線方向中間部に半径方向外向きに延出する支持部172が設けられている。本体170の支持部172よりも主弁座156側の部分には弁部材174が嵌着されている。弁部材174は、可撓性を有する円板状のゴムからなり、半径方向の内半部よりも外半部の厚みが小さくなっており、その外半部と支持部172との間に間隙が形成されるようになる。この間隙は、閉弁時に弁部材174の外半部が適度に撓める大きさに設定されている。
本体170の先端部には、ばね受け176が嵌着されている。なお、ばね受け176は、本体170の内部通路を遮断しない形状(例えば長方形状)に形成されている。主弁体150は、弁部材174がその周縁部にて主弁座156に着脱することにより主弁を開閉する。支持部172と接続部164との間には、主弁体150を閉弁方向に付勢するスプリング178(「付勢部材」として機能する)が介装されている。
一方、本体170内には、その軸線方向の貫通孔により副通路が設けられ、その軸線方向中央部に半径方向内向きに延出する区画部180が設けられている。そして、その区画部180の内周部により副弁孔182が形成され、その一次圧側開口端部により副弁座184が形成されている。副弁体152は、本体170の内方に配設され、一次圧側から副弁座184に着脱して副弁を開閉する。副弁体152は、主弁体に摺動可能に内挿される樹脂材からなる支持体186と、支持体186の端面中央に圧入された可撓性部材(本実施形態ではゴム)からなる副弁部材188を有する。
支持体186は段付円柱状をなし、その副弁座184との対向面中央部に円形の凹部が形成されている。副弁部材188は円柱状をなし、支持体186から一部を突出させるようにその凹部に圧入されている。すなわち、剛体からなる支持体186によって副弁部材188の変形が規制されているため、副弁の閉弁圧の大きさにかかわらず、副弁体152の軸線方向への安定した摺動性を維持することができる。なお、副弁部材188の外周面には軸線に平行な図示しない連通溝が周方向に等間隔で複数設けられており、作動流体の流通性を確保している。支持体186とばね受け176との間には、副弁体152を閉弁方向に付勢するスプリング190(「付勢部材」として機能する)が介装されている。
なお、第2逆止弁42は、上述のように第1逆止弁40とほぼ同様の構成を有するが、図3に示されるように、その「一次圧側」は第1給湯管26側(上流側)が対応し、「二次圧側」は混合室95側(下流側)が対応する。第2逆止弁42は、第2配管78の一端部とともに第1混合弁36のボディ71内に位置する。すなわち、第2導入管部94の内方に主弁を開閉する主弁体150が配設されている。第2逆止弁42は、第2配管78の一端部に取り付けられた軸受部材158に支持され、第2配管78の一端開口部に設けられた主弁座156に着脱することにより主弁を開閉する。
図7(B)に示すように、第3逆止弁44は、副弁を備えていない点を除いては第1逆止弁40とほぼ同様の構成を有する。このため、第1逆止弁40と同様の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
第3逆止弁44は、大口径の主弁のみを有する。主弁は二次圧側から一次圧側への作動流体の流れを防止する。なお、ここでいう「一次圧側」は第2給湯管27側(上流側)が対応し、「二次圧側」は第2混合弁38の混合室95側(下流側)が対応する。図3にも示すように、第3逆止弁44は、第2配管78の他端部とともに第2混合弁38のボディ72内に位置する。すなわち、第2導入管部94の内方に主弁を開閉する主弁体200が配設されている。
第2配管78の一端部には主弁孔154が形成され、その開口端部に主弁座156が形成されている。また、第2配管78の一端部には軸受部材158が取り付けられている。主弁体200は、ガイド部162に摺動可能に支持される本体202を有する。本体202は段付円柱状をなし、内部通路は設けられていないが、主弁の構成については第1逆止弁40とほぼ同様である。
図7(C)に示すように、第4逆止弁46は、固有のボディを有する点を除いては第3逆止弁44とほぼ同様の構成を有する。このため、第3逆止弁44と同様の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
第4逆止弁46は、樹脂材からなるボディ210の内方に大口径の主弁を収容するように構成される。主弁は二次圧側から一次圧側への作動流体の流れを防止する。なお、ここでいう「一次圧側」は給水管16側(上流側)が対応し、「二次圧側」は第1給水管17,第2給水管18および第3給水管19側(下流側)が対応する。図3にも示すように、第4逆止弁46は、導入管部122に圧入されるようにして固定されている。
ボディ210は、円筒状をなし、その一端部が縮径されて主弁孔154が形成され、その二次圧側開口端縁が内方に突出することにより円環状の主弁座156が形成されている。本体の他端部には、軸受部材158が嵌着されている。
以上に説明したように、本実施形態の制御弁ユニット34においては、第1混合弁36および第2混合弁38のそれぞれにおいて、第1導入管部92と第2導入管部94とが本体部96を間に挟むように並列に配置されるため、これらを直列に配置した場合と比較してコンパクトになる。そして、このような混合弁同士を互いの開口部を対向させるように配置し、その間に第1配管76と第2配管78とを並列に配置して接続する構成とし、さらにその第1配管76および第2配管78を各混合弁に共用としたため、制御弁ユニット34としてコンパクトに構成できるようになる。
また、第1配管76および第2配管78を両側の混合弁を支点として軸線周りに回動可能な構成としたため、導入管部122,導出管部124および導入管部142のレイアウトの変更が可能となる。その結果、外部の配管接続の自由度を高めることができる。さらに、第1混合弁36および第2混合弁38の内方にそれぞれ設置される逆止弁を各混合弁のボディにではなく、第1配管76又は第2配管78に一体に設ける構成としたため、逆止弁そのもののシールをその主弁に兼用させることができる。すなわち、混合弁のボディと逆止弁との間にOリング等のシール部材を別途設ける必要がなく、逆止弁をコンパクトに構成することができ、このことも制御弁ユニット34のコンパクト化に寄与する。また、部品点数削減による低コスト化にも寄与する。
[第2実施形態]
図8は、第2実施形態に係る制御弁ユニット234の全体構成を表す正面図である。図9は図8のA−A矢視断面図であり、図10は図8のB−B矢視断面図であり、図11は図8のC−C矢視断面図であり、図12は図8のD−D矢視断面図である。図13は、逆止弁の構成を表す部分拡大断面図である。本実施形態の制御弁ユニットは、逆止弁の構成と、混合弁と逆止弁との配置構成とが第1実施形態と若干異なる。このため、以下では第1実施形態との相異点を中心に説明する。なお、同図において第1実施形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付している。
図8および図9に示すように、制御弁ユニット234は、第1混合弁36、第2混合弁38、第1逆止弁240、第2逆止弁242、第3逆止弁244および第4逆止弁246を一体に組み付けた複合弁である。このうち、特に第1逆止弁240、第2逆止弁242および第3逆止弁244の軸受部材の構造を、図10および図11に示すように工夫することで、隣接する混合弁と逆止弁とを近接させ、制御弁ユニット234をよりコンパクトに構成している。
すなわち、図13(A)に示すように、第1配管276の一端部から円筒状の支持部260が同軸状に延設され、第1逆止弁240のハウジングを形成している。図10にも示すように、支持部260の弁体104(第1混合弁36)との対向面(側面)には、長方形状の切り欠き部262(「開口部」に該当する)が設けられている。また、支持部260の軸線に対してこの切り欠き部262と対象な位置にも同様の切り欠き部262が設けられている。支持部260の開口端部には、その一対の切り欠き部262の端縁から半径方向内向きに延びるように接続部164が設けられている。
図10に示すように、支持部260と4つの接続部164とにより蝶形又は扇形の軸受構造が形成され、その左右両側に切り欠き部262による空間が形成される。第2逆止弁242についても同様である。また、図13(B)および図11に示すように、第3逆止弁244についても同様である。なお、図13(c)に示すように、第4逆止弁246は、支持部265の側壁に切り欠き部267を設けた点で第1実施形態の第4逆止弁46と異なるが、図示の構成においてはこれを省略することもできる。
すなわち、本実施形態においては、図10および図11に示したように、逆止弁のハウジングに切り欠き部262を設けて側方に空間を形成し、第1混合弁36および第2混合弁38の各弁体の一部が、その空間に位置するように構成している。これにより、各混合弁と逆止弁とを近接させることができる。このような構成により、図2と図8とを対比して明らかなように、制御弁ユニット234の全体がコンパクトにされている。
なお、このような構成により、制御弁ユニット234を一旦組み付けると、第1配管276と第2配管278の軸線周りの回転自由度は第1実施形態よりも規制されるが、その組み付けの段階では180度ずれた2通りの組み付け角度を選択することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はその特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態においては、図3に示したように、カランに向けて湯水を導出する第1混合弁36に対して2つの逆止弁(第1逆止弁40,第2逆止弁42)を設け、浴槽に向けて湯水を導出する第2混合弁38に対して1つの逆止弁(第3逆止弁44)のみを設ける構成とした。変形例においては逆に、第1混合弁36に対して1つの逆止弁(例えば第2逆止弁42)のみを設け、第2混合弁38に対して2つの逆止弁を設けてもよい。例えば、第3逆止弁44と同様の逆止弁を、第1配管76の他端開口部(第2混合弁38の第1導入管部92側)に追加してもよい。あるいは、第1混合弁36および第2混合弁38の双方に対して2つの逆止弁を設けてもよい。なお、上記実施形態では、第1混合弁36側の逆止弁に副弁を設け、第2混合弁38側の逆止弁には副弁を設けない構成としたが、第1混合弁36および第2混合弁38の双方の逆止弁に副弁を設けるようにしてもよい。あるいは、第1混合弁36および第2混合弁38の双方の逆止弁に副弁を設けない構成(主弁のみ)としてもよい。
上記実施形態では、第1給水管17につながる導出管部124を第1配管76に設ける構成としたが、これをなくし、第1給水管17への冷温水の供給口を制御弁ユニット34の外部、例えば給水管16の途中に別途設けるようにしてもよい。
上記実施形態においては、本発明の制御弁ユニットを貯湯式給湯装置に適用する例を示した。変形例においては即時式給湯装置の必要箇所に適用してもよい。また、湯水以外を作動流体とし、その作動流体の流量の調整や遮断が必要となる流体循環装置に適用してもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
10 貯湯ユニット、 12 ヒートポンプユニット、 13 浴槽、 14 貯湯タンク、 15 カラン、 16 給水管、 17 第1給水管、 18 第2給水管、 19 第3給水管、 25 給湯管、 26 第1給湯管、 27 第2給湯管、 30,32 配管、 34 制御弁ユニット、 36 第1混合弁、 38 第2混合弁、 40 第1逆止弁、 42 第2逆止弁、 44 第3逆止弁、 46 第4逆止弁、 71,72 ボディ、 73,74 モータ、 76 第1配管、 78 第2配管、 80 第3配管、 82 第4配管、 84 抜け止めピン、 90 弁駆動体、 92 第1導入管部、 93 モータ、 94 第2導入管部、 95 混合室、 96 本体部、 98,124 導出管部、 130,132 Oリング、 142 導入管部、 150 主弁体、 152 副弁体、 154 主弁孔、 156 主弁座、 158 軸受部材、 160 支持部、 162 ガイド部、 164 接続部、 182 副弁孔、 184 副弁座、 200 主弁体、 234 制御弁ユニット、 240 第1逆止弁、 242 第2逆止弁、 244 第3逆止弁、 246 第4逆止弁、 260 支持部、 262 切り欠き部、 265 支持部、 276 第1配管、 278 第2配管。

Claims (9)

  1. 第1の作動流体と第2の作動流体との混合比を調整可能な複数の混合弁が一体に設けられた制御弁ユニットであって、
    前記第1の作動流体を導入するための共用の第1配管と、
    前記第2の作動流体を導入するための共用の第2配管と、
    前記第1配管と前記第2配管のそれぞれに連結され、前記第1配管を介して導入された第1の作動流体と、前記第2配管を介して導入された第2の作動流体との混合比を調整して導出可能な第1混合弁と、
    前記第1配管と前記第2配管のそれぞれに連結され、前記第1配管を介して導入された第1の作動流体と、前記第2配管を介して導入された第2の作動流体との混合比を、前記第1混合弁とは独立に調整して導出可能な第2混合弁と、
    を備え、
    前記第1混合弁および前記第2混合弁は、それぞれ、
    前記第1の作動流体を導入する第1導入管部と、前記第2の作動流体を導入する第2導入管部と、前記第1導入管部と前記第2導入管部との間に設けられて前記第1の作動流体と前記第2の作動流体とを混合する混合室を形成する本体部と、混合された作動流体を導出する導出管部とを有するボディと、
    前記本体部に設けられて前記第1導入管部と前記第2導入管部とを区画する一方、その作動により前記第1導入管部と前記第2導入管部との開度比率を調整することにより、前記第1の作動流体と前記第2の作動流体との混合比を調整する混合弁体と、
    前記ボディに取り付けられて前記混合弁体を駆動する駆動部と、
    を備え、前記第1導入管部と前記第2導入管部とが前記本体部を間に挟むようにして並列に設けられ、かつ同方向に開口するように構成され、
    前記第1導入管部と前記第2導入管部が、それぞれの開口部とは反対側端部を閉じるようにして前記本体部を介して一体に設けられ、
    前記第1混合弁と前記第2混合弁とが、互いの第1導入管部の開口部が対向し、互いの第2導入管部の開口部が対向するように設けられ、
    前記第1配管は、一端開口部が前記第1混合弁の第1導入管部の開口部に接続される一方、他端開口部が前記第2混合弁の第1導入管部の開口部に接続されることにより、前記第1混合弁と前記第2混合弁との間に挟まれるように支持され、中間部に前記第1の作動流体を導入するための共用の第1導入口を有し、
    前記第2配管は、一端開口部が前記第1混合弁の第2導入管部の開口部に接続される一方、他端開口部が前記第2混合弁の第2導入管部の開口部に接続されることにより、前記第1混合弁と前記第2混合弁との間に挟まれるように支持され、中間部に前記第2の作動流体を導入するための共用の第2導入口を有し、
    互いに平行な軸線を有するように配置された前記第1配管および前記第2配管を、その軸線方向に両側から挟むように、前記第1混合弁および前記第2混合弁のそれぞれが個別に連結されていることを特徴とする制御弁ユニット。
  2. 前記第1配管と前記第2配管とが、互いの軸線が平行となるように配置され、
    前記第1配管は、一端部が前記第1混合弁の第1導入管部に支持される一方、他端部が前記第2混合弁の第1導入管部に支持されることにより軸線周りに回動可能とされ、その回動により、前記第1導入口の位置を軸線周りに変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の制御弁ユニット。
  3. 前記第2配管は、一端部が前記第1混合弁の第2導入管部に支持される一方、他端部が前記第2混合弁の第2導入管部に支持されることにより軸線周りに回動可能とされ、その回動により、前記第2導入口の位置を軸線周りに変更可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の制御弁ユニット。
  4. 前記第1混合弁および前記第2混合弁の各第1導入管部と前記第1配管との接続状態を、前記第1配管の軸線周りの回動を許容しつつ保持する第1接続機構と、
    前記第1混合弁および前記第2混合弁の各第2導入管部と前記第2配管との接続状態を、前記第2配管の軸線周りの回動を許容しつつ保持する第2接続機構と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の制御弁ユニット。
  5. 前記第1混合弁のボディと前記第2混合弁のボディとが同一の形状を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の制御弁ユニット。
  6. 前記第1配管の一端開口部、前記第1配管の他端開口部、前記第2配管の一端開口部、および前記第2配管の他端開口部の少なくともいずれかに逆止弁が設けられ、
    前記逆止弁の弁座が、対応する配管の開口端部に一体に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の制御弁ユニット。
  7. 前記第1混合弁又は前記第2混合弁の混合弁体と前記逆止弁とが隣接配置され、
    前記逆止弁は、
    前記対応する配管の開口端部に一体に設けられた筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの内方に支持された軸受部と、
    前記軸受部により軸線方向に摺動可能に支持され、前記弁座に着脱して前記逆止弁を開閉する逆止弁体と、
    を含み、
    前記ハウジングの前記混合弁体との対向部に開口部が設けられ、
    前記混合弁体の一部が、前記開口部により形成された空間に位置するように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の制御弁ユニット。
  8. 前記軸受部は、前記ハウジングから内方に延設された複数の架橋部に支持され、
    前記開口部は、隣接する架橋部の間に空間を形成することを特徴とする請求項7に記載の制御弁ユニット。
  9. 給湯装置に設置され、給水管を介して導入される前記第1の作動流体としての冷温水と、給湯管を介して導入される前記第2の作動流体としての高温水とを混合して適温の湯水とし、その湯水を第1の給湯設備と第2の給湯設備のそれぞれに向けて導出する制御弁ユニットとして構成され、
    前記第1配管の導入口が前記給水管と接続され、
    前記第2配管の導入口が前記給湯管と接続され、
    前記第1混合弁の導出口が前記第1の給湯設備に接続され、
    前記第2混合弁の導出口が前記第2の給湯設備に接続されることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の制御弁ユニット。
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