JP7458064B2 - 縁切り弁ユニットおよび給湯器 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯器に関する。
従来、給湯器には、給湯回路と循環加熱回路とを接続する管路に、縁切り弁ユニットが設けられる。縁切り弁ユニットは、循環加熱回路側から給湯回路側への湯水の逆流を防止する。縁切り弁ユニットの一例として、バルブボディに、開閉弁、二つの逆止弁および縁切り弁を組み付けた制御弁ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。開閉弁は、給湯回路に接続する一次側管部と、循環加熱回路に接続する二次側管部との間に配置され、二つの逆止弁は二次側管部内において直列的に配列される。縁切り弁は、二次側管部の二つの逆止弁の配置部間にて分岐される排出管部に設けられ、給湯回路からの背圧を受けて排出管部を閉鎖する。よって開閉弁が開くと、湯水は給湯回路から二つの逆止弁を介して循環加熱回路に送られる。断水や停電によって給湯回路側にて負圧が生じた場合、縁切り弁が背圧の低下に応じて開放されるので、二つの逆止弁間の空間が大気に連通する。その状態で、仮に浴槽側の水が下流側の逆止弁を越えて二つの逆止弁間に進入したとしても、排出管部を経て外部に排出されるので、給湯回路側への逆流が防止される。
特開2018-91396号公報
ところで、寒冷地対策のため、二つの逆止弁のうち下流側の逆止弁を2つ設けて並列化した縁切り弁ユニットが用いられる場合がある。このような縁切り弁ユニットは、例えば、二次側管部を、排出管部との分岐位置から循環加熱回路側の部分において二股に形成し、それぞれの通路内に逆止弁を配置しつつ、各通路を逆止弁よりも循環加熱回路側の部分において合流させ、循環加熱回路に接続する構成を有する。しかしながら、通路構成の複雑なバルブボディを作製するには、製造過程において作業工程が増え、生産コストが増加する可能性があった。
本発明の目的は、バルブボディの通路構成を簡易化することができる縁切り弁ユニットおよび給湯器を提供することである。
本発明の請求項1に係る発明の縁切り弁ユニットは、給湯器の給湯回路と循環加熱回路とを接続する管路に設けられ、前記循環加熱回路側から前記給湯回路側への湯水の逆流を防止する縁切り弁ユニットであって、第一方向に沿って延び、前記給湯回路側から湯水が案内される上流通路を有し、前記循環加熱回路側からの湯水の逆流を防止する上流逆止弁を前記上流通路内に配置可能な上流通路部と、前記第一方向と交差する第二方向に沿って延び、前記上流通路部に連通する排出通路を有し、バネ力により常時開弁方向に付勢され、前記給湯回路からの背圧を受けた場合に前記バネ力に抗して閉弁方向に押圧される縁切り弁によって前記排出通路が開閉される排出通路部と、湯水の流通方向上流側の上流端部が前記上流通路部および前記排出通路部に連通し、前記上流端部とは反対側の下流端部が前記循環加熱回路と接続する下流通路部とを有するバルブボディを備え、前記バルブボディの前記下流通路部は、前記第一方向に沿って延び、前記第二方向に並んで配列され、それぞれに前記循環加熱回路側からの湯水の逆流を防止する下流逆止弁を配置可能な複数の下流通路と、前記複数の下流通路におけるそれぞれの前記下流逆止弁の配置位置と前記下流端部との間にて形成され、前記第一方向および前記第二方向と交差する第三方向の一方側に向けて開口する凹部状を呈し、開口部分が蓋部材で閉塞され、凹部内が、湯水が流通する通路として構成されることによって、前記複数の下流通路間を連通する連絡通路とを有することを特徴とする。
本発明の請求項2に係る発明の縁切り弁ユニットは、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記複数の下流通路のうちの一つである第一下流通路は、前記第一方向において前記上流通路と直線上に並んで配置され、前記上流通路に直接的に連通し、前記複数の下流通路のうち前記第一下流通路とは異なる第二下流通路は、前記排出通路の側方から前記排出通路に接続し、前記排出通路を介して前記上流通路に連通することを特徴とする。
本発明の請求項3に係る発明の給湯器は、前記給湯回路と前記循環加熱回路を接続する管路に、請求項1または2に記載の縁切り弁ユニットを設けたことを特徴とする。
本発明の請求項1に係る発明の縁切り弁ユニットによれば、バルブボディの形状が複雑な形状であれば、射出成形を行った後、穿孔工程、切削工程等により、射出成形だけでは形成できない部分を加工する必要がある。本態様の縁切り弁ユニットでは、バルブボディの上流通路と複数の下流通路が第一方向に沿って延び、排出通路が第二方向に沿って延び、連絡通路が第三方向に沿って凹部状を呈する。このように、各部の形状を第一方向、第二方向および第三方向の三つの方向から形成可能な構成とすることにより、複数の下流逆止弁を並列的に設けるための複雑な構造を有するバルブボディであっても、射出成形工程を行うだけで作製することができ、製造コストの増加を抑制することができる。
本発明の請求項2に係る発明の縁切り弁ユニットによれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、バルブボディを射出成形する場合、第三方向に分割する金型に、上流通路と第一下流通路を形成する中子と第二下流通路を形成する中子を第一方向に沿って配置し、排出通路を形成する中子を第二方向に沿って配置し、連絡通路は移動型もしくは固定型によって形成すればよい。上流通路と第一下流通路を一つの中子で形成できるので、製造コストの増加を抑制することができる。また、第二下流通路と上流通路とを排出通路を介して連通できるので、第二下流通路と上流通路とを連通するための通路を別途設ける必要がなく、その形成のための中子も不要であり、製造コストの増加を抑制することができる。
本発明の請求項3に係る発明の給湯器によれば、縁切り弁ユニットのバルブボディに形成する通路の構成の簡易化を図ることにより、給湯器の製造コストの増加を抑制することができる。
給湯器1の斜視図である。 給湯器1の内部構成図である。 縁切り弁ユニット2の斜視図である。 逆止弁ケーシング5を前方且つ左斜め下方から見た斜視図である。 逆止弁ケーシング5の左側面図である。 逆止弁ケーシング5を前方且つ右斜め上方から見た斜視図である。 逆止弁ケーシング5を図6のI-I線で切断した矢視方向の断面を形成し、前方且つ左斜め下方から見た部分断面図である。
以下、本発明の実施形態を説明する。以下に記載される装置の構造などは、特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。
図1、図2を参照し、給湯器1の構成を簡単に説明する。図1に示すように、給湯器1は、筐体1Aと蓋1Bを備える。筐体1Aの底部には、図2に示す給水接続口37、給湯接続口36、ガス接続口38、排水口39が設けられる。筐体1Aの前面から蓋1Bを取り外すと、筐体1Aの内側が露出する。図2に示すように、筐体1Aの内側には、給湯回路11、循環加熱回路12、湯水供給管206、縁切り弁ユニット2等が設けられる。なお、図2は、筐体1A内の各構成の配置を分かり易く便宜的に図示したものであり、各配管の向きは、実際の配管の向きと一部異なる。
給湯回路11は、流入管101、給湯バーナ102、一次熱交換器103、二次熱交換器104、出湯管105、分岐管106等を備える。給湯バーナ102、一次熱交換器103、および二次熱交換器104は、燃焼室8内に設けられる。給水接続口37から流入した水は流入管101を流れ、二次熱交換器104、一次熱交換器103の順に流れる。一次熱交換器103は、給湯バーナ102からの燃焼排気中の顕熱を回収し、二次熱交換器104は、給湯バーナ102からの燃焼排気中の潜熱を回収し、通水を加熱する。出湯管105は、一次熱交換器103の出口と、給湯接続口36および縁切り弁ユニット2の接続口35との間に接続される。給湯接続口36は、給湯器1の底部に設けられる。給湯接続口36には、蛇口につながる配管(図示略)が接続される。一次熱交換器103と二次熱交換器104において加熱された湯水は出湯管105を流れ、給湯接続口36から外部に供給され、また、縁切り弁ユニット2を介して湯水供給管206にも供給される。分岐管106は、流入管101の上流側において分岐し、縁切り弁ユニット2の接続口67に接続される。
循環加熱回路12は、風呂戻り管201、風呂往き管202、風呂バーナ203、風呂一次熱交換器204、風呂二次熱交換器205、湯水供給管206、ポンプ207等を備える。風呂バーナ203、風呂一次熱交換器204、および風呂二次熱交換器205は、燃焼室8内に設けられる。風呂戻り管201は、浴槽9から延びる配管13の下流側端部と風呂二次熱交換器205の入口との間に接続される。ポンプ207は、風呂戻り管201の途中に設けられる。風呂一次熱交換器204は、風呂バーナ203からの燃焼排気中の主に顕熱を回収し、風呂二次熱交換器205は、風呂バーナ203からの燃焼排気中の主に潜熱を回収し、通水を加熱する。風呂往き管202は、風呂一次熱交換器204の出口と浴槽9から延びる配管14の上流側端部との間に接続される。ポンプ207の駆動により、浴槽9内の湯水は配管13、風呂戻り管201、風呂二次熱交換器205、風呂一次熱交換器204、風呂往き管202、配管14の順に流れ、浴槽9と循環加熱回路12の間を循環する。
湯水供給管206は、給湯回路11と循環加熱回路12の間に設けられ、給湯回路11から循環加熱回路12に向けて湯水を供給する。湯水供給管206の上流側端部は、縁切り弁ユニット2の接続口58に接続される。湯水供給管206の下流側端部は、風呂戻り管201のポンプ207よりも上流側に接続される。縁切り弁ユニット2は、湯水供給管206に設けられる。縁切り弁ユニット2は、循環加熱回路12側から給湯回路11側への湯水の逆流を防止する。
ガスは、ガス接続口38からガス管7に流入し、燃焼室8内の給湯バーナ102と風呂バーナ203にそれぞれ供給される。排水口39からは、オーバーフロー水とドレン水が排出される。オーバーフロー水は、循環加熱回路12から湯水供給管206を介して縁切り弁ユニット2内に逆流した湯水であり、オーバーフロー管110を流れ、排水口39から外部に排出される。オーバーフロー管110は、縁切り弁ユニット2の接続口66に接続される。ドレン水は、二次熱交換器104と風呂二次熱交換器205において、燃焼排気中の水蒸気が熱を奪われることによって生成される。
図3~図7を参照し、縁切り弁ユニット2の構造を説明する。縁切り弁ユニット2は、電磁弁ケーシング4、逆止弁ケーシング5、縁切り弁ケーシング6、給湯側逆止弁70、第1循環側逆止弁71、第2循環側逆止弁72、縁切り弁73を備える。電磁弁ケーシング4、逆止弁ケーシング5、縁切り弁ケーシング6は樹脂製である。
電磁弁ケーシング4は、縁切り弁ユニット2の後部であって、給湯回路11側から循環加熱回路12側へ湯水が流れる方向の最上流側に設けられる。電磁弁ケーシング4は、右側面視略T字状に形成され、縦方向部41と横方向部42を備える。縦方向部41は、上下方向に延びる略円筒状に形成される。縦方向部41の下端部には、出湯管105(図2参照)との接続口35が設けられる。縦方向部41の内側には、流路93が設けられる。流路93は上下方向に延びる。流路93の上端部には、金属製のフィルタ44が設けられる。横方向部42は、前後方向に延びる略円筒状に形成される。縦方向部41の上端部は、横方向部42の長手方向の略中間部の下部と接続する。横方向部42の内側には、流路94が設けられる。流路94は前後方向に延びる。流路94の後端部は、流路93の上端部と連通する。横方向部42の後端部には、電磁弁45が設けられる。電磁弁45は、電磁石451の励磁・非励磁で流路94を開閉する。流路94の前端側には、水量センサ46が設けられる。水量センサ46は、流路94を流れる湯水の量を計測する。
次に、逆止弁ケーシング5について説明する。前述したように、電磁弁ケーシング4、逆止弁ケーシング5、縁切り弁ケーシング6は樹脂製であり、金型を用いた射出成形によってそれぞれ作製される。そのうちの逆止弁ケーシング5は、内部に複数の流路がありながらも、それらの流路構成を簡易化することで、射出成形後に、例えば切削や穿孔等、追加の加工を行うことなく作製することができる。
図4~図7に示すように、逆止弁ケーシング5は、上側横方向部51、下側横方向部52、縦方向部53、連結部54を備える。上側横方向部51は前後方向に延びる略円筒状であり、内側に流路95が設けられる。流路95は前後方向に延び、給湯回路側から湯水が流れる方向の上流側(前後方向の後側)から順に、流路部分95A、95B、95C、95Dを備える。流路部分95A~95Dは上側横方向部51内にて前後方向に直列に形成され、順に内径が大きくなる段状を呈する。流路部分95Aは、流路95において電磁弁ケーシング4の流路94に接続する部分であり、流路95のうちでもっとも内径が小さい。流路部分95Bは、流路95において後述する連通穴951の形成位置を含む部分であり、流路95の前後方向において略中間部から後部にかけて設けられる。流路部分95Bの内径は、流路部分95Aの内径よりも大きい。流路部分95B内には、後述する給湯側逆止弁70が配置され、流路部分95Bと流路部分95Aとの接続部分が開閉される。流路部分95Cは、流路95において後述する連通穴952の形成位置を含む部分であり、連通穴951の形成位置よりも前側に設けられる。流路部分95Cの内径は、流路部分95Bの内径よりも大きい。流路部分95C内には、後述する第1循環側逆止弁71が配置され、流路部分95Cと流路部分95Bとの接続部分が開閉される。流路部分95Dは流路95の前端部分である。流路部分95Dの内径は、流路部分95Cの内径よりも大きい。流路部分95Dには、後述する閉塞部57が配置され、流路95の前端部分が閉塞される。
上側横方向部51は、後方から前方に向かって順に、連結部510、小径部511、中径部512、大径部513を備える。連結部510は上側横方向部51のうちで最も小径に形成され、内部に流路部分95Aが形成される。連結部510は、左上方と右下方へ向けて鍔状に突出する一対の鍔部514を備える。鍔部514には、電磁弁ケーシング4の横方向部42の前端部に締結するネジ302(図3参照)を挿通するための貫通穴514Aが形成される。貫通穴514Aは、鍔部514を前後方向に貫通する。貫通穴514Aに2つのネジ302が挿通され、電磁弁ケーシング4の横方向部42の前端部に締結されることにより、逆止弁ケーシング5と電磁弁ケーシング4とが連結し、流路95と流路94とが連通する。
小径部511は連結部510から前方へ延び、上側横方向部51の長手方向略中間部までの部分を形成する。流路部分95Bは、小径部511の内側に形成される。小径部511の内壁面の前端側下部には連通穴951が形成される。
大径部513は、上側横方向部51の前端側部分を形成し、小径部511の径よりも大きい。大径部513は、左方と右方へ向けて鍔状に突出する一対の鍔部515を備える。鍔部515には、ネジ303を締結するネジ穴515Aが形成される。ネジ穴515Aは鍔部515の前面に開口し、後方へ向けて前後方向に穿設される。大径部513には閉塞部57が嵌められ、2つのネジ303で固定される。閉塞部57と大径部513の内壁面との間にはOリング57Aが配置され、閉塞部57によって、上側横方向部51の前端部が閉塞される。
中径部512は、小径部511と大径部513の間の部分を形成する。中径部512は、小径部511よりも径が大きく、且つ大径部513よりも径が小さい。流路部分95Cは、中径部512の内側に形成される。中径部512の内壁面下部左側には連通穴952が形成される。
下側横方向部52は前後方向に延びる略円筒状であり、上側横方向部51の下方に配置され、内側に流路96が設けられる。流路96は前後方向に延び、前後方向の後側から順に、流路部分96A、96B、96Cを備える。流路部分96A~96Cは下側横方向部52内にて前後方向に直列に形成され、順に内径が大きくなる段状を呈する。流路部分96Aは、流路96において後述する縦方向部53の流路97に接続する部分であり、連通穴971の形成位置を含む。流路部分96Aは、流路96のうちでもっとも内径が小さい。流路部分96Bは、流路96において後述する連通穴961の形成位置を含む部分である。流路部分96Bの内径は、流路部分96Aの内径よりも大きい。流路部分96B内には、後述する第2循環側逆止弁72が配置され、流路部分96Bと流路部分96Aとの接続部分が開閉される。流路部分96Cは流路96の前端部分である。流路部分96Cの内径は、流路部分96Bの内径よりも大きい。
下側横方向部52は、後方から前方に向かって順に、接続部520、小径部521、大径部522を備える。接続部520は、下側横方向部52のうちで最も小径に形成され、内部に流路部分96Aが形成される。接続部520の後端部は、後述する縦方向部53の前側側面に接続する。下側横方向部52と縦方向部53との接続部分の内壁面には連通穴971が形成され、連通穴971を介して流路96と流路97とが連通する。
小径部521は、上側横方向部51の中径部512の下方に配置され、中径部512と略同一形状且つ略同一径である。小径部521は接続部520よりも径が大きく、内部に流路部分96Bが形成される。小径部521の内壁面上部左側には連通穴961が形成される。
大径部522は、下側横方向部52の前端側部分を形成し、上側横方向部51の大径部513の下方に配置され、小径部521の径よりも大きい。大径部522の前端部は、湯水供給管206(図2参照)との接続口58である。大径部522は、左方と左斜め下方へ向けて鍔状に突出する一対の鍔部525と、右方へ向けて突出する突出片526を備える。突出片526は、湯水供給管206の継手に係合する。鍔部525の前面には、前後方向に穿設されるネジ穴525Aが形成される。ネジ穴515Aには、突出片526に係合した継手を固定するネジ(図示略)が締結される。
連結部54は上側横方向部51と下側横方向部52との間の位置から左方へ向けて延びる略円筒状であり、上側横方向部51と下側横方向部52を互いに連結する。連結部54は、底壁部540、小内径部541、大内径部542、一対の仕切壁部543を備える。底壁部540は、左右方向に直交する板状を呈し、上側横方向部51と下側横方向部52と縦方向部53との間に配置される。底壁部540の右面は露出し、左面は小内径部541内に位置する。
小内径部541は底壁部540から左方へ円筒状に延び、内部に一対の仕切壁部543が設けられる。一対の仕切壁部543は、前後方向に直交する板状を呈し、小内径部541内で前後に離れて平行に配置される。仕切壁部543の右側の縁部は、底壁部540の左面に接続する。仕切壁部543の上側と下側の縁部は、小内径部541の内周面に接続する。仕切壁部543の左側の縁部は、小内径部541と大内径部542との接続部分近傍に位置する。
大内径部542は、小内径部541の左端から左方へ円筒状に延び、小内径部541よりも内径が大きい。連結部54の外周面には、前方斜め上方と後方斜め下方に突出する一対の鍔部546が設けられる。鍔部546には、ネジ301(図4参照)を締結するネジ穴546Aが形成される。ネジ穴546Aは鍔部546の左面に開口し、左右方向に穿設される。大内径部542には閉塞部59が嵌められ、2つのネジ301で固定される。閉塞部59と大内径部542の内壁面との間にはOリング59Aが配置され、閉塞部59によって、連結部54の左端部が閉塞される。
上側横方向部51の中径部512に形成された連通穴952は、小内径部541内で、一対の仕切壁部543の間において開口する。下側横方向部52の小径部521に形成された連通穴961は、小内径部541内で、一対の仕切壁部543の間において開口する。小内径部541内で、一対の仕切壁部543と、底壁部540と、閉塞部59とは、湯水が上下方向に流通する連通路545を構成する。連通路545は、連通穴952を介して上側横方向部51の流路95と連通し、連通穴952を介して下側横方向部52の流路96と連通する。
縦方向部53は、上側横方向部51の小径部511の下部の前側部分から下方向に延び、略円筒状に形成される。縦方向部53の内側には、流路97が設けられる。流路97は、上下方向に延びる。流路97は、縦方向部53と上側横方向部51の小径部511との接続部分において内壁面に形成された連通穴951を介し、流路部分95Bにおいて流路95と連通する。また、流路97は、縦方向部53と下側横方向部52の接続部520との接続部分において内壁面に形成された連通穴971を介し、流路部分96Aにおいて流路96と連通する。
縦方向部53の下端部分は、縁切り弁ケーシング6と連結する部分であり、前方斜め左方と後方斜め右方へ向けて突出する一対の鍔部531を備える。鍔部531の突出先端部分のそれぞれには、下方へ向けて突出し、ネジ304(図3参照)を締結するネジ穴532Aが形成された突部532が設けられる。ネジ穴532Aは突部532の下面に開口し、上方へ向けて上下方向に穿設される。
図3に示すように、縁切り弁ケーシング6は、縦方向部61、弁収納部62、蓋部63を備える。縦方向部61は、上下方向に延びる略円筒状である。縦方向部61の内側には、流路98が設けられる。流路98は上下方向に延びる。縦方向部61の下端部には、流路98の下端部から右方向に延びる流路99が設けられる。縦方向部61の上端部は、逆止弁ケーシング5の縦方向部53の下端部に設けられた鍔部531の突部532に、2つのネジ304で固定される。流路98は、逆止弁ケーシング5の縦方向部53の流路97と連通する。
弁収納部62は、縦方向部61の右側面の下部に一体に設けられる。弁収納部62は、右側面視時計回りに傾けた略矩形状で、且つ右側面が開口する箱状に形成される。弁収納部62の内側の左壁面には、連通穴621が設けられ、連通穴621を介して、流路99の右端部と連通する。弁収納部62の前側で且つ斜め下方に向けられた側面には、排水管632が前方に突出して設けられる。排水管632の内側は、弁収納部62の内側と連通する。排水管632の前端部には、オーバーフロー管110(図2参照)との接続口66が設けられる。
蓋部63は、右側面視略45°時計回りに傾けた略矩形状に形成され、弁収納部62の開口する右側面を閉塞するように、4つのネジ305で固定される。蓋部63の略中央部には、円形状に突出する突出部631が設けられる。蓋部63の左面は突出部631の形成位置において右方に窪む。突出部631には、右方に突出しつつ前方に屈曲する流入管633が設けられる。流入管633の内側は、突出部631の内側と連通し、蓋部63の左面に開口する。流入管633の前端部には、分岐管106(図2参照)との接続口67が設けられる。
給湯側逆止弁70、第1循環側逆止弁71、および第2循環側逆止弁72は、バネを内部に備える周知の逆止弁である。給湯側逆止弁70は、逆止弁ケーシング5の小径部511の内側の流路部分95Bにおいて、連通穴951よりも後側に設けられる。給湯側逆止弁70は、流路部分95Bから、電磁弁ケーシング4の横方向部42内の流路94に接続する流路部分95Aへ向かって前方から後方に逆流する湯水をバネ力で遮断する。第1循環側逆止弁71は、中径部512の内側の流路部分95Cにおいて、連通路545の直上に設けられる。第1循環側逆止弁71は、連通路545を通り流路部分95Cから流路部分95Bへ向かって逆流する湯水をバネ力で遮断する。第2循環側逆止弁72は、逆止弁ケーシング5の下側横方向部52の小径部521の内側の流路部分96Bに設けられる。第2循環側逆止弁72は、流路部分96Bから、縦方向部53の流路97に接続する流路部分96Aに向かって逆流する湯水をバネ力で遮断する。
縁切り弁73は、周知のダイヤフラム弁であり、ダイヤフラム膜およびバネ(図示略)を備える。バネは、縁切り弁ケーシング6の縦方向部61の下端部に設けられた流路99の内側に配置される。ダイヤフラム膜は、弁収納部62の内側に収納され、蓋部63の突出部631左面側の窪みに向けて配置される。縁切り弁73は、バネ力により常時開弁方向に付勢され、流路99と排水管632との間の流通を開放する。給湯回路11から延びる分岐管106から流入管633を介して突出部631の内側に水が流入すると、ダイヤフラム膜に対して背圧がかかる(矢印F参照)。ダイヤフラム膜は水の背圧を受けてバネを押し縮める。故に縁切り弁73は、バネ力に抗して閉弁方向に付勢され、流路99と排水管632との間の流通を閉鎖する。
次に、縁切り弁ユニット2における湯水の流れを説明する。まず、給湯回路11から供給される湯水を循環加熱回路12に供給する場合について説明する。給湯器1の制御部(図示略)は、電磁弁ケーシング4の電磁石451を励磁し、電磁弁45を開放する。給湯回路11から出湯管105を介して流れる湯水は、接続口35から電磁弁ケーシング4の流路93に流入する(矢印A参照)。電磁弁45は開いているので、湯水は、フィルタ44を通過し、流路94に流入する。湯水は、流路94を前方に流れ、逆止弁ケーシング5の流路部分95Aに流入し、給湯側逆止弁70を通過して流路部分95Bに流入する。湯水は、流路部分95Bを前方に流れ、一部の湯水は連通穴951において分岐し、縦方向部53の流路97を下方に流れる(矢印B参照)。残りの湯水は、流路部分95Bを前方に流れる。流路部分95Bを前方に流れる湯水は、第1循環側逆止弁71を通過し、流路部分95Cに流入する(矢印C参照)。流路部分95Cに流入した湯水は、連通穴952を介して連結部54の連通路545に流入し、連通路545を下方に流れ、連通穴952を介して流路部分96Bに流入する。湯水は第2循環側逆止弁72によって逆流せずに流路部分96B内を前方に流れて流路部分96Cに流入し、接続口58から湯水供給管206(図2参照)を介して循環加熱回路12側に供給される(矢印D参照)。
一方、流路97を下方に流れた湯水は、縁切り弁ケーシング6の縦方向部61の流路98、99を流れ、弁収納部62の内側に流入する。上記の通り、縁切り弁73は、給湯回路11からの水の背圧を受けてバネ力に抗して閉弁方向に付勢されているので、排水管632に向かう流路は、縁切り弁73によって遮断される。よって、流路97を下方に流れる湯水は、連通穴971を介して、下側横方向部52の流路部分96Aに流入する。湯水は流路部分96Aを前方に流れ、第2循環側逆止弁72を通過して流路部分96Bに流入し、流路部分96Cに流入する。このようにして連通穴951において分岐した湯水も、接続口58から湯水供給管206を介して循環加熱回路12側に供給される(矢印E参照)。
次に、循環加熱回路12側から給湯回路11側に向けて湯水が逆流した場合について説明する。例えば、循環加熱回路12側の圧力が、給湯回路11側の圧力よりもある程度高まった場合、縁切り弁73におけるバネ力が給湯回路11側の背圧に打ち勝つ。故に、縁切り弁73はバネ力により開放される。循環加熱回路12側の圧力が高まった場合、循環加熱回路12内の湯水が湯水供給管206を介して、接続口58から流路96に流れ込み、後方に向けて逆流する場合がある。流路96には、第2循環側逆止弁72が設けられているので、流路96を逆流した湯水は、第2循環側逆止弁72によって遮断される。
そして、仮に流路96を逆流した湯水が流路部分96Bから第2循環側逆止弁72を越えて流路部分96Aに流入したとしても、逆止弁ケーシング5の縦方向部53の流路97、および縁切り弁ケーシング6の縦方向部61の流路98が共に上下方向に延びている。よって、縁切り弁ユニット2は、第2循環側逆止弁72を越えた湯水を、流路97、98に沿って落下させることができる。流路97、98に沿って落下した湯水は、流路99を右方に流れる。上記の通り、縁切り弁73は開放されているので、流路99を流れた湯水は、縁切り弁73を通過し、排水管632からオーバーフロー水として排出される(矢印G参照)。オーバーフロー水は、オーバーフロー管110(図2参照)を介して、排水口39から外部に排出される。
そして、循環加熱回路12側と給湯回路11側の圧力差がさらに大きくなると、流路96を逆流した湯水が第2循環側逆止弁72を勢いよく越えて、その勢いを保ったまま、流路97、98に侵入する可能性がある。そこで、縁切り弁ユニット2の逆止弁ケーシング5において、流路95と流路96の間には、流路97および連通路545を介して高低差が形成されている。よって、循環加熱回路12側の圧力が高まり、流路96において湯水が第2循環側逆止弁72を超えたとしても、流路97および連通路545をそれぞれ上昇するまでの間に、その勢いが弱められる。第2循環側逆止弁72を越えて流路97に流入した湯水は、上側横方向部51の流路部分95Aに達することなく、流路97、98に沿って落下する。他方、第2循環側逆止弁72を越えて連通路545に流入した湯水は、流路部分95Bに達したとしても、第1循環側逆止弁71によって遮断される。よって、縁切り弁ユニット2は、循環加熱回路12側から逆流した湯水が給湯回路11側に侵入するのを確実に防止できる。
そして、上記したように、給湯回路11と循環加熱回路12との間で湯水を流通させつつ逆流を阻止する縁切り弁ユニット2は、3つのケーシングに各種弁を配置し、組み立てることによって構成される。3つのケーシングは樹脂製であり、金型を用いた射出成形によって作製される。そのうちの逆止弁ケーシング5は、内部に複数の流路(流路95、96、97、連通路545)を有しながらも、それらの流路構成を簡易化することで、射出成形後に、例えば切削や穿孔等、追加の加工を行うことなく作製することができる。
逆止弁ケーシング5を射出成形する場合、例えば、逆止弁ケーシング5の左右方向を分割方向とする金型を用いることができる。連結部54の外形形状および仕切壁部543を設けた凹部内の形状と、鍔部546のネジ穴546Aの形状とを含む逆止弁ケーシング5の外形形状は、金型の加工によって形成する。そして金型には、前方から、上側横方向部51の流路95のうちの流路部分95B~95Dと、鍔部515のネジ穴515Aとを形成するための第一の中子を前後方向に沿ってセットする。後方から、流路部分95Aと流路部分95Bとの接続部分にて第一の中子に係合し、上側横方向部51の流路95のうちの流路部分95Aと、鍔部514の貫通穴514Aとを形成するための第二の中子を前後方向に沿ってセットする。下方から、連通穴951の部分にて第一の中子に係合し、縦方向部53の流路97と、突部532のネジ穴532Aを形成するための第三の中子を上下方向に沿ってセットする。前方から、連通穴971の部分にて第三の中子に係合し、下側横方向部52の流路96と、鍔部525のネジ穴525Aおよび突出片526とを形成するための第四の中子を前後方向に沿ってセットする。この状態で型締めした金型に樹脂を流し込み、冷却して型開きし、取り出した成形品をランナーから切り離すことで、追加加工をすることなく、逆止弁ケーシング5を得ることができる。なお、第一の中子と第二の中子は金型に前方からセットされる一つの中子であってもよい。
なお、上記説明において、前後方向は本発明の「第一方向」の一例である。流路95の流路部分95Bは本発明の「上流通路」の一例である。給湯側逆止弁70は本発明の「上流逆止弁」の一例である。小径部511は本発明の「上流通路部」の一例である。上下方向は本発明の「第二方向」の一例である。流路97は本発明の「排出通路」の一例である。縦方向部53は本発明の「排出通路部」の一例である。中径部512,小径部521は本発明の「上流端部」の一例である。大径部522は本発明の「下流端部」の一例である。上側横方向部51の中径部512,下側横方向部52は本発明の「下流端部」の一例である。逆止弁ケーシング5は本発明の「バルブボディ」の一例である。第1循環側逆止弁71,第2循環側逆止弁72は本発明の「下流逆止弁」の一例である。流路95の流路部分95C,流路96の流路部分96Bは本発明の「下流通路」の一例であり、流路部分95Cは本発明の「第一下流通路」の一例であり、流路部分96Bは本発明の「第二下流通路」の一例である。左右方向は本発明の「第三方向」の一例である。閉塞部59は本発明の「蓋部材」の一例である。連通路545は本発明の「連絡通路」の一例である。
以上説明したように、仮に、縁切り弁ユニット2の逆止弁ケーシング5の形状が複雑な形状であれば、射出成形を行った後、穿孔工程、切削工程等により、射出成形だけでは形成できない部分を加工する必要がある。本実施形態の縁切り弁ユニット2では、逆止弁ケーシング5の上側横方向部51および下側横方向部52の流路95および流路96が前後方向に沿って延び、縦方向部53の流路97が上下方向に沿って延び、連結部54の連通路545を構成する部分が左右方向に沿って凹部状を呈する。このように、各部の形状を前後方向、上下方向および左右方向の三つの方向から形成可能な構成とすることにより、循環加熱回路12側に配置される複数の逆止弁(第1循環側逆止弁71,第2循環側逆止弁72)を並列的に設けるための複雑な構造を有する逆止弁ケーシング5であっても、射出成形工程を行うだけで作製することができ、製造コストの増加を抑制することができる。
逆止弁ケーシング5を射出成形する場合、例えば、左右方向に分割する金型に、流路95を形成する第一の中子および第二の中子と、流路96を形成する第四の中子を前後方向に沿って配置し、流路97を形成する第三の中子を上下方向に沿って配置し、連通路545の部分は移動型もしくは固定型によって形成すればよい。流路95の流路部分95B~95Dを一つの中子で形成できるので、製造コストの増加を抑制することができる。また、流路96の流路部分96Aと流路95の流路部分95Bとを流路97を介して連通できるので、流路部分96Aと流路部分95Bとを連通するための通路を別途設ける必要がなく、その形成のための中子も不要であり、製造コストの増加を抑制することができる。
そして縁切り弁ユニット2の逆止弁ケーシング5に形成する通路の構成の簡易化を図ることにより、給湯器1の製造コストの増加を抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。逆止弁ケーシング5は、流路部分95Bに連通し、逆止弁が設けられた流路部分95Cと流路96とを、互いに上下方向に並列に設けているが、並列であればよく、例えば左右方向(水平方向)に並列に設けてもよい。また、流路部分95Bに連通し、逆止弁が設けられる流路部分は、流路部分95Cと流路部分96Bの2つに限らず、3つ以上あってもよい。また、流路部分95Cは、流路部分95Bと直線上に並んで配置されているが、例えば、流路部分95Cは、流路部分95Bよりも下側、且つ流路96よりも上側に位置し、流路97と接続してもよい。
縁切り弁ユニット2は、電磁弁ケーシング4、逆止弁ケーシング5、縁切り弁ケーシング6を備え、互いにネジ301~305で固定して構成されるが、ケーシングの数、および固定方法については適宜変更可能である。また、接続口35、給湯接続口36、接続口58、排水管632、および流入管633のそれぞれの開口する方向については、上記実施形態に限らず、適宜変更可能である。
1 給湯器
2 縁切り弁ユニット
5 逆止弁ケーシング
11 給湯回路
12 循環加熱回路
51 上側横方向部
52 下側横方向部
53 縦方向部
59 閉塞部
70 給湯側逆止弁
71 第1循環側逆止弁
72 第2循環側逆止弁
73 縁切り弁
95,96,97 流路
95C,96B 流路部分
511,521 小径部
512 中径部
522 大径部
545 連通路

Claims (3)

  1. 給湯器の給湯回路と循環加熱回路とを接続する管路に設けられ、前記循環加熱回路側から前記給湯回路側への湯水の逆流を防止する縁切り弁ユニットであって、
    第一方向に沿って延び、前記給湯回路側から湯水が案内される上流通路を有し、前記循環加熱回路側からの湯水の逆流を防止する上流逆止弁を前記上流通路内に配置可能な上流通路部と、
    前記第一方向と交差する第二方向に沿って延び、前記上流通路部に連通する排出通路を有し、バネ力により常時開弁方向に付勢され、前記給湯回路からの背圧を受けた場合に前記バネ力に抗して閉弁方向に押圧される縁切り弁によって前記排出通路が開閉される排出通路部と、
    湯水の流通方向上流側の上流端部が前記上流通路部および前記排出通路部に連通し、前記上流端部とは反対側の下流端部が前記循環加熱回路と接続する下流通路部と
    を有するバルブボディを備え、
    前記バルブボディの前記下流通路部は、
    前記第一方向に沿って延び、前記第二方向に並んで配列され、それぞれに前記循環加熱回路側からの湯水の逆流を防止する下流逆止弁を配置可能な複数の下流通路と、
    前記複数の下流通路におけるそれぞれの前記下流逆止弁の配置位置と前記下流端部との間にて形成され、前記第一方向および前記第二方向と交差する第三方向の一方側に向けて開口する凹部状を呈し、開口部分が蓋部材で閉塞され、凹部内が、湯水が流通する通路として構成されることによって、前記複数の下流通路間を連通する連絡通路と
    を有すること
    を特徴とする縁切り弁ユニット。
  2. 前記複数の下流通路のうちの一つである第一下流通路は、前記第一方向において前記上流通路と直線上に並んで配置され、前記上流通路に直接的に連通し、
    前記複数の下流通路のうち前記第一下流通路とは異なる第二下流通路は、前記排出通路の側方から前記排出通路に接続し、前記排出通路を介して前記上流通路に連通すること
    を特徴とする請求項1に記載の縁切り弁ユニット。
  3. 前記給湯回路と前記循環加熱回路を接続する管路に、請求項1または2に記載の縁切り弁ユニットを設けたことを特徴とする給湯器。
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