JP2019173509A - 弁装置 - Google Patents

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尚史 小里
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Abstract

【課題】複数の操作部を備える弁装置において、一方の操作部を回転操作した際に他方の操作部が連れて回転するのを防止する。【解決手段】水栓本体に設けられる弁装置であって、ハウジング10と、ハウジング10の中心軸まわりに回転可能に設けられる流量操作部50と、中心軸まわりに回転可能に設けられる温調操作部40と、ハウジングの外周から突出する突出部60aを有する軸受部60とを備える。突出部60aが水栓本体に固定されることにより、水栓本体に対して軸受部60が位置決めされ、流量操作部50および温調操作部40がそれぞれ、軸受部60に対して相対的に回転可能とされる。【選択図】図4

Description

本発明は、弁装置に関する。
従来より、ハウジング内にダイヤフラム弁を内蔵し、ハウジングの中心軸まわりに流量操作部を回転操作することで流量の調節を可能とした弁装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2016−70340号公報
上記のようなダイヤフラム弁を用いた弁装置において、ハウジングに水栓本体側から湯および水がそれぞれ供給される湯側通流路および水側通流路を形成し、ハウジングとともに回転する温調操作部を設ければ、温調操作部を回転操作することで湯側通流路および水側通流路のそれぞれの開口部の開口面積が変化し、湯と水の混合比が変化するので、吐水温度を調節することができる。
しかしながら、このような構成の弁装置の場合、温調操作部を回転操作した際に、流量操作部が回転する可能性がある。したがって、操作者にとっては流量操作部を回転させていないにも拘わらず流量操作部が回転したかのように見えるので、操作者に違和感を与えるおそれがある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、回転操作される複数の操作部を備える弁装置において、一方の操作部を回転操作した際に他方の操作部が連れて回転するのを防止できる弁装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弁装置は、水栓本体に設けられる弁装置であって、ハウジングと、ハウジングの中心軸まわりに回転可能に設けられる第1の操作部と、中心軸まわりに回転可能に設けられる第2の操作部と、ハウジングの外周から突出する突出部を有する固定部材と、を備える。突出部が水栓本体に固定されることにより、水栓本体に対して固定部材が位置決めされ、第1および第2の操作部がそれぞれ、固定部材に対して相対的に回転可能である。
本発明によれば、回転操作される複数の操作部を備える弁装置において、一方の操作部を回転操作した際に他方の操作部が連れて回転するのを防止することができる。
本発明の実施形態に係る弁装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る弁装置の正面図である。 本発明の実施形態に係る弁装置の上面図である。 図3に示す弁装置のA−A断面図である。 図5(a)〜(c)は、軸受部の突出部付近を示す部分斜視図である。 本実施形態に係る弁装置において、流量操作部を回転した場合の動作を説明するための図である。 本実施形態に係る弁装置において、温調操作部を回転した場合の動作を説明するための図である。 図8(a)および(b)は、本実施形態に係る弁装置において、温調操作部を回転させたときの流量操作部の動作を説明するための図である。 図9(a)および(b)は、比較例として、軸受部の突出部を水栓本体に固定しない場合の、温調操作部を回転させたときの流量操作部の動作を説明するための図である。
以下、本発明を好適な実施形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。また、本明細書において「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「内」、「外」等の方向を表す用語が用いられる場合、それらは図面に示された姿勢における方向を意味する。
図1は、本発明の実施形態に係る弁装置100の斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係る弁装置100の正面図である。図3は、本発明の実施形態に係る弁装置100の上面図である。
本実施形態に係る弁装置100は、いわゆる「バルブカートリッジ」であり、水栓本体(図示せず)に取り付けて使用される。弁装置100は、ハウジング10、温調操作部40、流量操作部50、押ボタン51および軸受部60を備える。弁装置100を水栓本体に取り付けたとき、温調操作部40には温度調節用のハンドル(図示せず)が連結され、流量操作部50には流量調節用のハンドル(図示せず)が連結され、押ボタン51にはプッシュボタン(図示せず)が連結される。
ハウジング10は、下部における側面に湯側通流路11および水側通流路12を有し、各通流路の開口部11aおよび開口部12aに、水栓本体側に設けられた湯供給口および水供給口(図示せず)が接続される。各通流路の開口部11aおよび開口部12aの周囲には、環状のゴム製または樹脂製等によるパッキン15が配設されている。パッキン15は、通流路の開口部と水栓本体側の供給口と間を水密にシールする。
ハウジング10は筒状体である。温調操作部40は、ハウジング10の中心軸まわりに回転可能に設けられる。ハウジング10は、温調操作部40を回転させる操作によって温調操作部40とともに回転する。ハウジング10の回転によって、開口部11aと湯供給口の相対位置が変化して開口部11aの開口面積が変化する。また、ハウジング10の回転によって、開口部12aと水供給口の相対位置が変化して開口部12aの開口面積が変化する。温調操作部40を回転操作することで湯供給口および水供給口に対する開口部11aおよび開口部12aの位置を可変し、開口部11aおよび開口部12aの開口面積を変化させることによって、吐水温度を調節することができる。
流量操作部50は、ハウジング10の中心軸まわりに回転可能に設けられる。後述するように、流量操作部50の回転操作により、ハウジング10内に設けられた主弁34が動作し、流量が調節される。弁装置100は、温調操作部40の回転操作によって吐水温度を、流量操作部50の回転操作によって吐水流量を調節し、ハウジング10の下方に設けられた吐水口13aから吐水する。
図4は、図3に示す弁装置100のA−A断面図である。ハウジング10は筒状であり、その中央には円筒部材31が設けられている。円筒部材31の内部には吐水路13が形成されており、吐水路13の底部開口が吐水口13aとなっている。円筒部材32の上端部は、主弁34が着座する主弁座31aとして機能する。
円筒部材31とハウジング10の下側部分との間には流入室58が形成される。この流入室58は、湯側通流路11および水側通流路12と連通している。湯側通流路11の開口部11aには水栓本体側に設けられた湯供給口が接続され、水側通流路12の開口部12aには同じく水栓本体側に設けられた水供給口(図示略)が接続される。湯供給口および水供給口から供給された湯および水は、流入室58で混合される。
主弁34は、流入室58と吐水路13との間、すなわち主水路上に設けられる。主弁34は、ダイヤフラム式の弁であり、樹脂材料などによって形成される硬質の主弁本体64と、ゴムなどの弾性材料によって形成されるダイヤフラム膜66と、を含む。これらは略円板状の所定の形状を有する。主弁本体64は、下向きに突出する環状の突出部64aを有し、この突出部64aがダイヤフラム膜66に形成された貫通孔66aを挿通した状態でダイヤフラム膜66に対して固定される。
ダイヤフラム膜66の外周部分がハウジング10に固定されることにより、主弁34はハウジング10に対して固定される。弾性体であるダイヤフラム膜66の中心部分とそこに固定された主弁本体64とは、圧力変動により、ダイヤフラム膜66の外周部分がハウジング10に固定された状態で上下方向に移動する。この移動によって主弁34と主弁座31aとの距離が変化し、主水路が開閉する。具体的には、主弁34が主弁座31aに着座することによって主水路が閉じ、主弁34が主弁座31aから離れることによって主水路が開く。また、主弁34と主弁座31aとの距離に応じて開度が変化し、主水路を流れる水の流量すなわち吐水流量が変化する。
ハウジング10内には、主弁34を覆うように配置される内蓋24が設けられている。内蓋24は、皿状であり、主弁34の背面側(流入室58と反対側)との間に背圧室68を画成する。
主弁本体64には、この背圧室68と流入室58とを連通させる第1貫通孔(図示せず)が形成されている。この第1貫通孔は、流入室58内の水を背圧室68に導いて背圧室68の圧力を増大させる。
また主弁本体64には、その中心を上下に方向に貫通して背圧室68と吐水路13とを連通する第2貫通孔64bが形成されている。この第2貫通孔64bには棒状の制御軸36が挿通される。制御軸36はハウジング10の中心軸と同軸となるよう配置される。制御軸36の外周面と第2貫通孔64bとの間には、環状の隙間が形成される。この隙間は、背圧室68内の水を吐水路13に抜いて背圧室68の圧力を減少させるパイロット水路70を構成する。
主弁本体64は、上向きに突出して制御軸36を環囲する環状の凸部64cを有する。凸部64cは、Oリング72を保持する。閉弁状態では、背圧室68とパイロット水路70とは、制御軸36とOリング72とによって遮断される。開弁状態では、制御軸36に形成された凹部36aがOリング8と径方向で対向し、それらの間には微少な隙間が形成される。つまり、背圧室68とパイロット水路70とは、制御軸36とOリング72とによって遮断されず、通じている。
流入室58の上方には、整流部材46が設けられる。湯側通流路11および水側通流路12から横向きに流入室58に流入した水の流れは、流入室58の内壁に当たって上向きの流れとなる。この急激な流れの向きの変化によって流れの強いところと弱いところとが生じ、流れが不均等となる。整流部材46は、これを整える。
温調操作部40は筒状であり、連結部40a(図1参照)によってハウジング10に連結されている。温調操作部40とハウジング10との突合せ部分には円弧状にスリット開口41が設けられており、スリット開口41から軸受部60の突出部60aが突出している。図5(a)〜(c)は、軸受部60の突出部60a付近を示す部分斜視図である。本実施形態において、軸受部60の突出部60aは、温調操作部40の回転角度を規制する機能を有する。図5(b)に示すように、突出部60aがスリット開口41の略中間地点にある状態から、図5(a)に示すように温調操作部40を一方向に回転させると、スリット開口41の一端部に突出部60aが係止されて該一方向への回転角度が規制される。また、図5(c)に示すように温調操作部40を逆方向に回転させると、スリット開口41の他端部に突出部60aが係止されて該逆方向への回転角度が規制される。円弧状のスリット開口41の中心角に基づいて温調操作部40の回転可能角度が決まるが、最大で湯側通流路11の開口部11aが全開となる角度から、水側通流路12の開口部12aが全開となる角度まで操作できればよい。
軸受部60は、制御軸36に嵌装される。本実施形態において、軸受部60は、水栓本体に対して位置決めされる(すなわち固定される)固定部材として機能する。軸受部60は円板状であり、ハウジング10と温調操作部40の突合せ位置辺りに設けられている。軸受部60は、周縁部の軸対象な2箇所に突出部60aを有し、ハウジング10および温調操作部40の中心軸まわりに回転可能に支持されている。換言すれば、軸受部60を突出部60aによって水栓本体に固定すると、ハウジング10および温調操作部40が中心軸まわりに回転可能となる。また軸受部60は、中央部の軸対象な位置に、温調操作部40の内側に中心軸方向に延びるガイド板60bを有する。
流量操作部50は円筒状であり、温調操作部40に内挿されて温調操作部40と同軸まわりに回転可能に支持されている。流量操作部50は、押ボタン51、駆動部52およびカム部53を有する。押ボタン51は円筒状であり、流量操作部50の内周面に嵌め合わされており、流量操作部50に回転拘束されている。駆動部52は円筒状であり、押ボタン51の内周面に嵌め合わされており、流量操作部50に回転および軸方向への移動が拘束されている。
駆動部52の内周面には雌ねじが形成されており、該雌ねじに螺合する雄ねじが形成された可動部35が制御軸36の端部に配設されている。可動部35は、軸受部60のガイド板60bに接触して回転拘束され、雄ねじ部分が駆動部52の雌ねじに螺合し、駆動部52の回転によって軸方向に直動する。
流量操作部50が回動操作されると、可動部35が直動して制御軸36が軸方向に移動する。制御軸36の移動により、制御軸36の凹部36aとOリング72との隙間が大きくなると、背圧室68からパイロット水路70へ多量のパイロット流が生じ、背圧室68の圧力が減少して主弁34が主弁座31aから離間する。主弁34は、流入室58、吐水路13側の圧力と背圧室68側の圧力がバランスする位置で停止する。制御軸36の凹部36aとOリング72との隙間が減少し、パイロット流の流量が抑制されることによって、主弁34の位置が決まる。このように、流量操作部50の回動操作により主弁34の位置を制御して、吐水流量を調節することができる。
弁装置100において、押ボタン51が押圧されて押し込まれた状態とされると、吐水しない止水状態となる。カム部53は、流量操作部50の内側面に形成されたカム53a、従動カム53bおよび切換カム53cを有する。カム53aは、制御軸36を吐水路13側へ押し込んで止水する止水位置と、制御軸36を止水位置から引き込んで吐水する吐水位置を有する。押ボタン51側に設けた従動カム53bは、スプリング等による復元力によってカム53aに押圧されて接触しており、押ボタン51を押す操作によってカム53aの吐水位置から止水位置に移動する。従動カム53bは、押ボタン51を更に押し込む操作によって、切換カム53cによって位置が切り替わり、止水位置から吐水位置に移動する。尚、実施形態に係る弁装置100は、カム部53が吐水位置にあるときでも、制御軸36の軸方向位置によって主弁34を閉状態にして止水することができる。また、弁装置100は、押ボタン51を設けずに流量操作部50の回転操作のみで止水するようにしてもよい。
本実施形態に係る弁装置100においては、軸受部60は、周縁部の軸対象な2箇所に突出部60aを有する。この突出部60aは、ハウジング10の外周から突出しており、水栓本体の所定の部分に固定される。突出部60aが水栓本体に固定されることにより、水栓本体に対して軸受部60が位置決めされる。本実施形態において、温調操作部40および流量操作部50はそれぞれ、水栓本体に固定された軸受部60に対して相対的に回転可能である。以下、図面を参照して説明する。
図6は、本実施形態に係る弁装置100において、流量操作部50を回転した場合の動作を説明するための図である。
本実施形態においては、流量操作部50は温調操作部40に内装されており、温調操作部40に回転可能に支持されているので、流量操作部50と温調操作部40の間には摩擦力Faが生じる。また、パッキン15と水栓本体側との間に生じる摩擦力をFpとする。流量操作部50を回転操作した場合、流量操作部50は水栓本体に固定された軸受部60に対して相対的に回転する。このとき、摩擦力Faによって温調操作部40も回転しようとするが、温調操作部40と連結されたハウジング10の下部に設けられたパッキン15と水栓本体との間に生じる摩擦力Faの方が非常に大きいので(Fp>>Fa)、流量操作部50の回転に連れて温調操作部40が回転することはない。
図7は、本実施形態に係る弁装置100において、温調操作部40を回転した場合の動作を説明するための図である。図7では、温調操作部40を回転した場合に一緒に回転する部分を破線で図示している。
上述したように、温調操作部40とハウジング10は連結されているので、温調操作部40を回転操作した場合、ハウジング10も一緒に回転する。しかしながら、軸受部60は水栓本体に固定されているので回転しない。図7に示すように、軸受部60と、軸受部60と当接するハウジング10内の内蓋24との間には摩擦力Fbが生じるが、軸受部60は回転しないので、この摩擦力Fbは流量操作部50には伝達されない。したがって、流量操作部50には、温調操作部40との間で生じる摩擦力Faが働くが、この摩擦力Faは、可動部35のねじ部分に生じる摩擦力Fsよりも小さい(Fs>Fa)ので、温調操作部40の回転に連れて流量操作部50が回転することはない。
図8(a)および(b)は、本実施形態に係る弁装置100において、温調操作部40を回転させたときの流量操作部50の動作を説明するための図である。図8(a)および(b)は、温調操作部40および流量操作部50を上面視した概略図である。温調操作部40には右に回すと湯が吐出され、左に回すと水が吐出されることが表されている。また、流量操作部50には右に回すと流量が大きくなり、左に回すと流量が小さくなることが表されている。
図8(a)は、温調操作部40を回転させる前の状態を示す。図8(b)は、温調操作部40を回転させた後の状態を示す。図8(b)に示すように、温調操作部40は回転操作により回転しているが、流量操作部50は温調操作部40の回転に連れて回転せず、図8(a)に示す状態を維持している。
図9(a)および(b)は、比較例として、軸受部60の突出部60aを水栓本体に固定しない場合の、温調操作部40を回転させたときの流量操作部50の動作を説明するための図である。図9(a)は、温調操作部40を回転させる前の状態を示す。図9(b)は、温調操作部40を回転させた後の状態を示す。この場合、流量操作部50には、温調操作部40との間で生じる摩擦力Faが働く。さらに、軸受部60が水栓本体に固定されていないので、軸受部60と内蓋24との間で生じる摩擦力Fbによって軸受部60が回転し、この摩擦力Fbが軸受部60を介して伝達されて流量操作部50に働く。これらの摩擦力に抗する力は存在しないので、図9(b)に示すように、流量操作部50も温調操作部40の回転に連れて回転する。この図9(b)に示すような状態は、操作者にとっては流量操作部50を回転させていないにも拘わらず流量操作部50が回転したかのように見えるので、操作者に違和感を与えるおそれがある。
本実施形態に係る弁装置100によれば、軸受部60を水栓本体に固定したことにより、図8(b)に示すように温調操作部40の回転に連れて流量操作部50が回転することを防止できるので、上記のように操作者に違和感を与える事態を防止できる。
以上、本発明の実施形態をもとに説明した。これらの実施形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
以上の記載から、下記の発明が認識される。
本発明のある態様の弁装置は、水栓本体に設けられる弁装置であって、ハウジングと、ハウジングの中心軸まわりに回転可能に設けられる第1の操作部と、中心軸まわりに回転可能に設けられる第2の操作部と、ハウジングの外周から突出する突出部を有する固定部材と、を備える。突出部が水栓本体に固定されることにより、水栓本体に対して固定部材が位置決めされ、第1および第2の操作部がそれぞれ、固定部材に対して相対的に回転可能である。
この態様によると、水栓本体に位置決めされた固定部材に対して第1および第2の操作部がそれぞれ固定部材に対して相対的に回転可能とされているので、一方の操作部を回転操作した際に他方の操作部が連れて回転するのを防止することができる。
突出部により、第2の操作部の中心軸まわりの回転が規制されてもよい。この場合、水栓本体への固定用の突出部を回転の規制にも用いることにより、別途回転規制用の部品を準備する必要がなくなり、部品点数を削減できる。
突出部は、ハウジングに設けられる開口から突出していてもよい。
第1の操作部は、回転操作によって吐水温度を調節する温調操作部であってもよい。第2の操作部は、回転操作によって吐水流量を調節する流量操作部であってもよい。この場合、例えば温調操作部を回転操作した際に流量操作部が連れて回転するのを防止することができるので、操作者に違和感を与えることを防止できる。
10 ハウジング、 11 湯側通流路、 12 水側通流路、 13 吐水路、 15 パッキン、 24 内蓋、 31 円筒部材、 34 主弁、 35 可動部、 36 制御軸、 40 温調操作部、 41 スリット開口、 50 流量操作部、 58 流入室、 60 軸受部、 68 背圧室、 70 パイロット水路、 72 Oリング、 100 弁装置。

Claims (4)

  1. 水栓本体に設けられる弁装置であって、
    ハウジングと、
    前記ハウジングの中心軸まわりに回転可能に設けられる第1の操作部と、
    前記中心軸まわりに回転可能に設けられる第2の操作部と、
    前記ハウジングの外周から突出する突出部を有する固定部材と、
    を備え、
    前記突出部が前記水栓本体に固定されることにより、前記水栓本体に対して前記固定部材が位置決めされ、
    前記第1および第2の操作部がそれぞれ、前記固定部材に対して相対的に回転可能であることを特徴とする弁装置。
  2. 前記突出部により、前記第2の操作部の前記中心軸まわりの回転が規制されることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
  3. 前記突出部は、前記ハウジングに設けられる開口から突出していることを特徴とする請求項1または2に記載の弁装置。
  4. 前記第1の操作部は、回転操作によって吐水温度を調節する温調操作部であり、
    前記第2の操作部は、回転操作によって吐水流量を調節する流量操作部である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弁装置。
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