JP2008267439A - 流量調節弁装置 - Google Patents
流量調節弁装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008267439A JP2008267439A JP2007108642A JP2007108642A JP2008267439A JP 2008267439 A JP2008267439 A JP 2008267439A JP 2007108642 A JP2007108642 A JP 2007108642A JP 2007108642 A JP2007108642 A JP 2007108642A JP 2008267439 A JP2008267439 A JP 2008267439A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main valve
- valve
- main
- flow rate
- water channel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Fluid-Driven Valves (AREA)
Abstract
【解決手段】主弁20を主弁座25に対し進退移動させて主水路の流量調節を行う流量調節弁装置16において、主弁20に突出部128を設けて突出部128に、主弁座25側の雌テーパ面から成る当接面132と協働して主水路の水流を絞る主弁20側の雄テーパ面から成る当接面130を設け、主弁20の進退移動に伴う当接面130と当接面132との間の隙間の変化により、一対の当接面130,132が当接する直前の最小流量域に到るまでの流量域に亘って流量調節を行うようにする。
【選択図】 図2
Description
またこの流量調節弁装置として、流調パイロット弁の進退移動に追従して主弁を移動させることで流量調節を行うようになした流量調節弁装置、詳しくは、(イ)主弁の背後に形成され、内部の圧力を主弁に対して閉弁方向の押圧力として作用させる背圧室と、(ロ)主水路における一次側の流入水路の水を背圧室に導いて背圧室の圧力を増大させる導入小孔と、(ハ)背圧室と主水路における2次側の流出水路とを連通させる状態に主弁を貫通して設けられ、背圧室の水を流出水路に抜いて背圧室の圧力を減少させるパイロット水路と、(ニ)主弁の進退移動の方向に進退移動してパイロット水路の開度を制御する流調パイロット弁とを備え、その流調パイロット弁の進退移動に追従して主弁を進退移動させて、主水路の流量調節を行うパイロット式の流量調節弁装置が知られている。
例えば下記特許文献1に、この種パイロット式の流量調節弁装置が開示されている。
そこで本出願人は、先の特許願(特願2006−100501:未公開)において、主弁に突出形状の主弁ガイドを設け、この主弁ガイドを、先端部が主弁座とされた円筒部の内部に嵌入させて、かかる主弁ガイドにて主弁の進退移動の際の案内を行わせるとともに、かかる主弁ガイドを補助弁となして、かかる補助弁により流れを絞り、流量調節を行わせるようになしたものを提案している。
同図において、200は先端部が主弁座202とされた円筒部で、204はこの主弁座202に対し接近離間方向に進退移動するダイヤフラム弁から成る主弁で、この主弁204には主弁ガイド206が主弁座202側に突出する形状で設けられている。
この主弁ガイド206は軸方向、即ち図中上下方向に所定肉厚を有する円板状をなしていて、円筒部200への嵌入状態でその外周面と円筒部200の内周面との間に所定の環状隙間S2(図15(B)参照)を形成する。
詳しくは、図15(A)に示すように主弁204が主弁座202から図中上向きに離間した状態では、主水路の1次側の流入水路208Aから2次側の流出水路208Bに流出する水の流量が、主弁ガイド206による水流の絞り作用により、主弁ガイド206と主弁座202との間の隙間S1によって定まる。
そして図15(B)に示しているように、主弁ガイド206が円筒部200内部に僅かでも嵌入すると、その時点で主水路における開度が、即ち1次側の流入水路208Aから2次側の流出水路208Bに流出する水の流量が、主弁ガイド206の外周面と円筒部200の内周面との間の微小な環状隙間S2によって定まる状態となる。
但し図10では、主弁204を進退移動させるための操作部であるハンドルの回転角度を横軸に、また流量を縦軸にとって示してある。
図中Bが図15に示す流量調節弁装置の流量調節の特性曲線を表したもので、B-1は図15(A)の隙間S1による流量調節特性を、B-2は図15(B)の隙間S2による流量調節特性を、更にB-3は図15(C)の隙間S3による流量調節特性をそれぞれ表している。
そして図15(B)に示す状態から(C)に示す状態への切り換わりによって流量調節特性が急激に変化し、主弁204の僅かな前進又は後退移動によって流量が大きく変化する。
即ち、止水間際の領域で流量変化が大きく生じたときに主弁204が不規則振動が生じて、これが異音発生の原因になるといった問題が内在していた。
この現象は、上記のパイロット式の流量調節弁装置、詳しくは流調パイロット弁の進退移動に伴って、背圧室の圧力と1次側の流入水路の圧力との圧力バランスをとるように主弁が流調パイロット弁に追従して同方向に進退移動する形式の流量調節弁装置において特に顕著である。
図中210は、内部の圧力を主弁204に対し閉弁方向の圧力として作用させる背圧室,212は背圧室210と2次側の流出水路208Bとを連通させる状態に主弁204を貫通して設けられたパイロット水路、214はパイロット水路212の開度を変化させる流調パイロット弁である。
その結果、主弁204に作用する背圧室210の圧力と1次側の流入水路208Aの圧力とに圧力差が生じて、主弁204が圧力バランスを取るように流調パイロット弁214の前進移動に追従して図中下向きに前進移動する。これにより主弁204の開度が小となって、主水路の流量即ち流入水路208Aから流出水路208Bへと流出する水の流量が減少する。
従って、図15に示す流量調節弁装置と異なって流量域に応じて流量調節が切り換わるといったことがなく、それ故連続的で安定した流量調節特性を得ることができる。
このため、閉弁時に主弁が押し込まれ、止水位置がずれることを防止することができ、これによって更に安定した流量調節特性を得ることができる。
また請求項3に従い、一対の絞り部を互いに当接させて止水を行う止水弁も兼ねて流量調節弁装置を構成しておくことができる。
このようにすれば、流量調節と止水とを同じ弁装置を用いて行うことができる。
本発明に従って、絞り部をなす一方のテーパ面に弾性シールリングを保持させておき、これを相手側のテーパ面に当接させるようになすことで、給水圧が低い場合においても良好に止水を行うことができる。
従って弾性シールリングの1回ごとの大きな変形量に基づいて、長期の間に弾性シールリングがヘタリを生じ、そのことによって弾性シールリングが永久変形を起して流量調節特性が変化してしまうのを有効に抑止することが可能となる。
このようにしておけば、弾性シールリングを設けた基端側とは反対側の先端側の部分が平坦なテーパ面となり(弾性シールリングが突出していない)、従ってその弾性シールリングの突出による影響を抑えて、小流量域における流量調節特性をより安定したものとなすことができる。
図1は、本実施形態の流量調節弁装置を示したもので、図中10は水栓のボデーであり、その内部に主水路を形成する1次側の流入水路12,2次側の流出水路14が形成されている。
16は本実施形態の流量調節弁装置で、この例では流量調節弁装置16全体が単一のユニットとして着脱可能な弁カートリッジとして構成されている。
流量調節弁装置16は、ボデー10内部に挿入された状態で、ボデー10への固定ナット19のねじ込みにより抜止状態に固定されている。
詳しくは、主弁座25への着座によって主水路を遮断し、また主弁座25から図中上向きに離間することによって主水路を開放する。
また主弁座25からの離間量に応じて主水路の開度を大小変化させ、主水路を流れる水の流量即ち吐水部からの流量を調節する。
背圧室26は、内部の圧力を主弁20に対して図中下向きの閉弁方向の押圧力として作用させる。
主弁20には、これを貫通して1次側の流入水路12と背圧室26とを連通させる導入小孔28が設けられている。
この導入小孔28は、流入水路12からの水を背圧室26に導いて背圧室26の圧力を増大させる。
このパイロット水路30は、背圧室26内の水を流出水路14に抜いて、背圧室26の圧力を減少させる。
38はこのパイロット弁座36におけるシール部で、環状溝内部に環状をなす弾性シールリングとしてのOリング40を保持ししている。
詳しくは、このパイロット弁34は、断面円形をなし且つ図中上下方向即ち進退方向において外径が同径のシール部42と、その下側(図中下側)の環状の凹所44とを有している。
環状の凹所44の軸方向の各端部は、凹所44の最小径部に向かって漸次小径となるテーパ面とされており、そのテーパ面の大径側の各端部に段付部48,50が形成されている。
またこのとき主弁20、詳しくは主弁20に設けた後述の突出部128が主弁座25に着座(当接)した状態にあって、主水路は閉鎖された状態にある。
この実施形態では、流調の際にパイロット弁34はパイロット水路30を閉鎖することはなく、その移動によってパイロット水路30の開度だけを変化させる。
後述の回転スリーブ84に対する回転操作量がそのように規制されている。
そこで主弁20が流入水路12との圧力差により図中上向きに後退移動し、そして図5(II)に示しているように、流入水路12の圧力と背圧室26の圧力とがバランスする位置で主弁20の後退移動が停止する。
即ち、主弁20がパイロット弁34の後退移動に追従するようにして共に後退移動し、そしてパイロット弁34の停止とともに主弁20もまた停止する。
このとき主弁20(詳しくは突出部128)と主弁座25との間の隙間は小さくなって、即ち主水路の開度が小さくなって、主水路を流れる水の流量が減少する(図6(II)参照)。
この背圧室形成部材54はまた、主弁押えとしての働きもなしている。
これらOリング52は、後述の作用軸60における第1軸部62の外周面に全周に亘り弾性接触して、第1軸部62と背圧室形成部材54との間、即ち背圧室26との間を水密にシールする。
尚、カートリッジケース18における下部18-2にもまたその外周面にOリング56が保持されており、このOリング56にてボデー10との間が水密にシールされている。
そしてその制御軸部としての働きをなす第1軸部62の図中下部に上記のパイロット弁34が一体に構成されている。
この筒状の第2軸部64には、その内周面に雌ねじ66が設けられている。
そしてこの第1軸部62の雄ねじ70が第2軸部64の雌ねじ66に螺合されている。
即ち、作用軸60全体が雌ねじ66と雄ねじ70とのねじ送りによって全体的に伸縮するようになっている。
即ちこの回止め部材76の回転防止作用によって、第2軸部64の回転により第1軸部62が図中上下方向に進退移動させられる。
そしてこの第1軸部62の図中上下方向の進退移動に伴って、その先端側に一体に構成された上記のパイロット弁34が一体に図中上下方向に進退移動させられ、これによりパイロット弁34の位置が同方向に変化せしめられる。
回転スリーブ84は、回転によりパイロット弁34を図5及び図6に示しているように前進及び後退運動させることにより、主弁20をこれに追従して移動させ流量調節を行う部分で、また押ボタン82は、1回の押込みごとにパイロット弁34を前進位置である閉弁位置と上昇位置である開弁位置とに位置切換えするための部分である。
押ボタン82は、回転スリーブ84に内嵌されて回転スリーブ84に対し軸方向即ち図中上下方向に移動可能とされている。
この押ボタン82の外周面には縦の突条87が設けられていて、この突条87が回転スリーブ84の内面の縦の凹条88に嵌り込んでおり、押ボタン82が回転スリーブ84の回転とともに一体に回転するようになっている。
即ち回転スリーブ84の回転運動が押ボタン82に伝えられるようになっている。
即ち回転スリーブ84を回転させると、その回転運動が押ボタン82を介して第2軸部64に伝えられて、第2軸部64が回転運動する。
尚、押ボタン82の外周面にはガイド突起92が設けられている。
このガイド突起92は、回転スリーブ84の嵌入溝94に嵌入して押ボタン82の上下方向の摺動時の案内をなす。
この係合歯96の下面には、直下の回転子86を押ボタン82の上下動即ち下向きの前進移動と上向きの後退移動とによってカム作用で回転させるための駆動カム面98が形成されている。
また周方向の同じ箇所においてその外側に突出する形態で鋸歯状をなす係合歯102が、同じく上向きに設けられている。
ここで第1従動カム面104の傾斜角度θ1は、ここでは押ボタン82側の駆動カム面98と同一角度とされている。
この実施形態では、第1従動カム面104と第2従動カム面106との傾斜角度が異ならせてあり、第2従動カム面106の傾斜角度θ2が急角度をなし、これに対して第1従動カム面104の傾斜角度θ1が小角度とされている。
この回転子86は、図3及び図1に示しているようにその下面を第2軸部64の外向きのフランジ部108の上面にて支持されており、かかるフランジ部108の上面を図4で示す矢印方向に回転摺動する。
このガイド部112は下端に係合歯114を有している。
この係合歯114の下面にもまた、回転子86をカム作用で回転させるための、回転子86の第2従動カム面106に対応した傾斜形状の案内カム面116が形成されている。
ここで案内カム面116の傾斜角度は、回転子86の第2従動カム面106と同じ傾斜角度とされている。
このガイド部112にはまた、上記のように上下方向に延びる嵌入溝94が周方向に所定間隔で形成されている。回転子86は外方への突出形状をなす係合歯102を嵌入溝94に位置させる回転位置となったとき、かかる係合歯102を嵌入溝94の内部に嵌入させることによって図中上方への後退運動が許容される。
本実施形態では、図4に示すガイド部112及びこれを備えた回転スリーブ84、下端に係合歯96及び駆動カム面98を備えた押ボタン82、その直下の回転子86、更にこれらを上向きに付勢するスプリング110等にてスラストロック機構が構成されている。
一方押ボタン82を押込操作すると、1回の押し込みごとにパイロット弁34が図1に示す下降位置である閉弁位置と、図2に示す上昇位置である開弁位置とに位置切換えされ、且つスラストロック機構によりそれぞれの位置に位置保持される。
図7(I)はパイロット弁34の閉弁状態即ち止水状態を表しており、このとき回転子86における係合歯102が回転スリーブ84のガイド部112の係合歯114に噛み合った状態にあって、回転子86は図1中の下降位置即ち前進位置にロック状態に保持される。即ちパイロット弁34が閉弁状態に保持される。
すると押ボタン82の駆動カム面98と回転子86の第1従動カム面104とのカム作用で、回転子86が図中左方向に所定角度回転させられ、そして押ボタン82の係合歯96と回転子86の係合歯100とが丁度噛み合った位置(第1ストッパ位置)で回転停止させられる。図8(III)(A)はこのときの状態を表している。
ここにおいて係合歯102が嵌入溝94に嵌入するに至って、回転子86が押ボタン82及び作用軸60とともにスプリング110の付勢力によって上向きに後退運動させられ(図8(VI))、パイロット弁34が開弁状態(吐水状態)となって主水路に水の流れが生じ、水栓における吐水部からの吐水が行われる。
この図8(X)に示す状態は、図7(I)に示すのと同じ状態であって、ここに水栓が止水状態となる。
この実施形態では、図に示しているように突出部128が円筒部27内部に嵌入するように、突出部128及び円筒部27の形状が定めてある。
また回転スリーブ84の回転操作による流量調節時においては、主弁20側の当接面130が主弁座25側の当接面132に当接する直前の最小流量域に到るまで、主弁20の進退移動に伴う当接面130,132間の隙間(距離)の変化により流量調節を行う。
また逆に主弁20の前進移動の際には、図6に示しているように主弁20側の当接面130が主弁座25側の当接面132に図中下向きに接近し、それらの間の隙間を小さくして流量を減少せしめる。
また押ボタン82の押込みによる止水時においては、主弁20側の当接面130と主弁座25側の当接面132との当接によって、即ちそれらの間の隙間がゼロとなることによって止水が行われる。
従って本実施形態では、流量調節に際して流量を調節する部分が流量の大小によって切り換わることはなく、全て同じ部分によって流量の調節が行われることとなる。
従って本実施形態によれば、最小流量域から最大流量域に到るまでの全流量域に亘って流量調節が連続的に且つ円滑に安定して行われる。
図10中(A)は、本実施形態の流量調節弁装置16の流量調節の特性曲線で、この流量調節の特性曲線Aから明らかなように、本実施形態によれば、最小流量域から最大流量域にかけて連続的に流量調節を行うことができる。
尚、図中A-2で示す部分(流量調節特性)は、連続的に流量変化するA-1の部分(流量調節特性)に対し折れ曲って寝た線となっているが、これは主弁20が閉じた後、即ち主弁20側の当接面130が主弁座25側の当接面132に当接した後にパイロット弁34が閉じるまでの間、若干のパイロット流(水流)が残留することにより生じる部分であって、主弁20自体による流量調節の特性を表したものではない。
従って図15に示す流量調節弁装置と異なって、流量域に応じて流量調節が切り換わることがなく、それ故連続的で安定した流量調節特性を得ることができる。
このため、閉弁時に給水圧によって弾性変形を伴って主弁20が押し込まれ、止水位置がずれることを防止することができ、これにより更に安定した流量調節特性を得ることができる。
またテーパ面の作用により、一対の当接面130,132が当接する直前の最小流量域で主弁20が不規則振動を起こして、これが異音の原因になるといった問題も併せて解決することができる。
尚図9(B)は、主弁20側、詳しくは突出部128の当接面130のみをテーパ面とし、主弁座25側の当接部134についてはこれをテーパ形状の当接面としていない場合の例で表している。
そのため主弁20に対する図中上向き、即ち主弁20を背圧室26側に押し上げる力は小さく、その結果として最小流量域においても主弁20は安定して動作することが可能となり、主弁20に対する図中上向きの力と下向きの力とが不規則に働いて主弁20が不規則振動し、そのことによって異音を発生させる問題を効果的に抑制することができる。
図11(A)の例は、主弁座25側については雌テーパ面から成る当接面とせずに、略直角の角状の当接部134となし、主弁20側についてだけテーパ面から成る当接面130を設けた例である。
この例は、図9(B)の模式図で表した例と基本的に同じである。
他方図11(B)の例は、主弁座25側についてだけ雌テーパ面から成る当接面132となし、主弁20側については角状の当接部136となした例である。
この例は、主弁20側に雄テーパ面からなる当接面130を設ける一方、主弁座25側にも雌テーパ面からなる当接面132を設けた上、当接面130側に周方向に環状を成す保持溝138を設けて、そこに弾性シールリングとしてのOリング140を保持させ、止水時即ち当接面130と132との当接時において、かかるOリング140を当接面132に当接させ、これを弾性変形させてシール性を高めるようになした例である。
この実施形態ではまた、Oリング140が突出部128の大径側即ち基端側に設けられている(テーパ面130のテーパ方向中央位置よりも突出部128の基端側)。
この実施形態においては、ダイヤフラム膜24とOリング140とを連結部148で連結する形態でOリング140をダイヤフラム膜24と一体に成形し、そして連結部148の外周側に硬質の樹脂製(他の材質であっても良い)の、突出部128とは別体をなす拘束リング146を装着して、突出部128の保持溝138に弾性シールリングとしてのOリング140を保持している。
尚他の点については、図12に示した実施形態と同様である。
同図において142はピストン弁から成る主弁を表しており、この主弁142の図中上側に背圧室26が形成されている。
尚、144はピストン弁から成る主弁142の外周面と背圧室形成部材54との間をシールするシールリングである。
尚他の点については基本的に上記実施形態と同様である。
例えば本発明は止水を行わない流量調節だけを行う流量調節弁装置にも適用可能なものであるなど、本発明はその趣旨をを逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
20 主弁
25 主弁座
26 背圧室
28 導入小孔
30 パイロット水路
34 パイロット弁
128 突出部
130 当接面(主弁側の絞り部)
132 当接面(主弁座側の絞り部)
134,136 当接部
138 保持溝
140 Oリング(弾性シールリング)
Claims (5)
- 主水路に設けた主弁を主弁座に対し接近離間方向に進退移動させて、該主水路の流量調節を行う流量調節弁装置において、
該弁装置は、(イ)前記主弁の背後に形成され、内部の圧力を該主弁に対して閉弁方向の押圧力として作用させる背圧室と、(ロ)前記主水路における一次側の流入水路の水を該背圧室に導いて該背圧室の圧力を増大させる導入小孔と、(ハ)該背圧室と前記主水路における2次側の流出水路とを連通させる状態に前記主弁を貫通して設けられ、該背圧室の水を該流出水路に抜いて該背圧室の圧力を減少させるパイロット水路と、(ニ)前記主弁の前記進退移動の方向に進退移動して前記パイロット水路の開度を制御する流調パイロット弁とを備え、該流調パイロット弁の進退移動に追従して前記主弁を進退移動させることにより前記主水路の流量調節を行うパイロット式の弁装置となしてあるとともに、
前記主弁には前記主弁座側に突出する突出部を設けて該突出部に、該主弁座側の硬質の絞り部と協働して前記主水路の水流を絞る主弁側の硬質の絞り部を設け、且つそれら一対の絞り部のうちの少なくとも一方を前記主弁の前記進退移動の方向に径変化するテーパ面となして、該主弁の該進退移動に伴い該主弁側の絞り部と該主弁座側の絞り部との間の隙間をそれら一対の絞り部が当接する直前の最小流量域に到るまで連続的に変化させて、該最小流量域に到るまで該隙間の連続的な変化により流量調節を行うようになしたことを特徴とする流量調節弁装置。 - 請求項1において、前記主弁側の絞り部と前記主弁座側の絞り部との何れもがテーパ面となしてあることを特徴とする流量調節弁装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記弁装置が、前記一対の絞り部を互いに当接させて止水を行う止水弁も兼ねていることを特徴とする流量調節弁装置。
- 請求項2において、前記弁装置が、前記一対の絞り部を互いに当接させて止水を行う絞り弁を兼ねており、且つ該絞り部をなす該一対のテーパ面の少なくとも一方に、該テーパ面の周方向に環状を成す弾性シールリングが環状の保持溝内部に保持させてあるとともに、該弾性シールリングは、テーパ面同士の当接時に該弾性シールリングを保持させた側の一方のテーパ面の他部とともに、相手側の他方のテーパ面に当接するものとなしてあることを特徴とする流量調節弁装置。
- 請求項4において、前記弾性シールリングは、前記主弁側の絞り部をなすテーパ面の側に且つ前記突出部の基端側に設けてあることを特徴とする流量調節弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007108642A JP2008267439A (ja) | 2007-04-17 | 2007-04-17 | 流量調節弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007108642A JP2008267439A (ja) | 2007-04-17 | 2007-04-17 | 流量調節弁装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008267439A true JP2008267439A (ja) | 2008-11-06 |
Family
ID=40047213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007108642A Pending JP2008267439A (ja) | 2007-04-17 | 2007-04-17 | 流量調節弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008267439A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010223366A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 電磁弁 |
JP2010236573A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Denso Corp | 流量制御弁 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57127174A (en) * | 1981-01-28 | 1982-08-07 | Shiromichi Ogawa | Flow control method and valve applied thereof |
JPH01193479A (ja) * | 1988-01-28 | 1989-08-03 | Toto Ltd | 電磁弁 |
JPH10160024A (ja) * | 1996-12-02 | 1998-06-16 | Ckd Corp | 高圧電磁弁 |
JP2007092859A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Fuji Koki Corp | パイロット型電磁弁 |
-
2007
- 2007-04-17 JP JP2007108642A patent/JP2008267439A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57127174A (en) * | 1981-01-28 | 1982-08-07 | Shiromichi Ogawa | Flow control method and valve applied thereof |
JPH01193479A (ja) * | 1988-01-28 | 1989-08-03 | Toto Ltd | 電磁弁 |
JPH10160024A (ja) * | 1996-12-02 | 1998-06-16 | Ckd Corp | 高圧電磁弁 |
JP2007092859A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Fuji Koki Corp | パイロット型電磁弁 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010223366A (ja) * | 2009-03-24 | 2010-10-07 | Hitachi Automotive Systems Ltd | 電磁弁 |
JP2010236573A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Denso Corp | 流量制御弁 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4915753B2 (ja) | パイロット式の弁装置 | |
JP4787050B2 (ja) | パイロット式吐止水・流調弁装置 | |
JP4695019B2 (ja) | 水栓 | |
JP5982659B2 (ja) | 流量調節バルブのダイヤフラム弁体 | |
JP5031488B2 (ja) | 湯水混合バルブ | |
JP2013204725A5 (ja) | ||
JP4818650B2 (ja) | パイロット式流調弁装置 | |
JP2007024062A5 (ja) | ||
JP2008267439A (ja) | 流量調節弁装置 | |
JP2009014020A (ja) | パイロット式流調弁装置 | |
JP4602857B2 (ja) | パイロット式流調弁装置及びそれに用いる主弁ユニット | |
JP5648180B2 (ja) | パイロット式流量調節弁装置 | |
JP4850004B2 (ja) | パイロット式流調弁 | |
JP5648179B2 (ja) | 流量調節弁装置 | |
JP4633489B2 (ja) | 軽操作水栓 | |
JP4948330B2 (ja) | 減圧弁装置 | |
JP4738078B2 (ja) | パイロット式流調弁装置 | |
JP5764803B2 (ja) | 給水制御バルブ | |
JP2007024061A (ja) | パイロット式流調弁装置 | |
JP4849990B2 (ja) | ダイヤフラム式流量調節弁 | |
JP2010025180A (ja) | パイロット式制御バルブ | |
JP2012102804A (ja) | 流量調節弁装置及び基準位置検出機構による操作軸の基準位置の検出方法 | |
JP2007024060A (ja) | パイロット式流調弁装置 | |
JP2005351453A (ja) | 制御弁 | |
JP2008267515A (ja) | 湯水混合弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101202 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20110523 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110913 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120207 |