JP4602857B2 - パイロット式流調弁装置及びそれに用いる主弁ユニット - Google Patents

パイロット式流調弁装置及びそれに用いる主弁ユニット Download PDF

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Description

この発明は流調弁装置、詳しくは小さな操作力で簡単に操作することのできるパイロット式流調弁装置及びそれに用いる主弁ユニットに関する。
従来より水栓として各種のものが用いられているが、これら水栓は主水路の開度を変化させる主弁を主弁座に対して接近離間方向に進退運動させる際に大きな力を要し、操作が重いといった問題があった。
そこで水栓における操作を軽くする手段として、かかる水栓をパイロット式流調弁装置、即ちパイロット弁を進退運動させることによって主弁をこれに追従して進退運動させ、主水路の開度を変化させる方式のパイロット式流調弁装置を内蔵した水栓とすることが考えられる。
例えば下記特許文献1にこの種パイロット式流調弁装置の構成が開示されている。図7はその具体例を示している。
同図において200,202は主水路を形成する1次側の流入水路,2次側の流出水路で、204はその主水路上に設けられたダイヤフラム弁から成る主弁である。
この主弁204は、主弁座206に対し接近離間方向に進退運動して主水路の開度を変化させ、その開度に応じて主水路における流量を調節する。
208は主弁204の背後に形成された背圧室で、この背圧室208は、主弁204に対して内部の圧力を閉弁方向の押圧力として作用させる。
主弁204には、これを貫通して流入水路200と背圧室208とを連通させる導入小孔210が設けられている。
この導入小孔210は、流入水路200からの水を背圧室208に導いて背圧室208の圧力を増大させる。
主弁204にはまた、これを貫通して背圧室208と流出水路202とを連通させる水抜水路としてのパイロット水路212が設けられている。
このパイロット水路212は、背圧室208内の水を流出水路202に抜いて背圧室208の圧力を減少させる。
214は駆動軸216に一体運動状態に設けられたパイロット弁で、このパイロット弁214が主弁204に設けられたパイロット弁座218に対し図中上下方向、即ち主弁204の進退方向と同方向に進退運動することでパイロット水路212の開度(背圧室208に対する開度)が変化せしめられる。
図7において220はパイロット弁214を駆動軸216とともに進退駆動させる電気的駆動装置である。
この図7に示すパイロット式流調弁装置にあっては、パイロット弁214がパイロット弁座218に向かって前進運動すると、パイロット弁214とパイロット弁座218との隙間が小さくなってパイロット水路212の開度が小となり、背圧室208からパイロット水路212を通じて流出水路202に抜ける水の量が少なくなって背圧室208の圧力は増大する。
また一方パイロット弁214が図中上向きに後退運動すると、パイロット弁214とパイロット弁座218との隙間が大きくなってパイロット水路212の開度が大となり、ここにおいて背圧室208からパイロット水路212を通じて流出水路202に抜ける水の量が多くなって背圧室208の圧力が減少する。
そして主弁204は、その背圧室208の圧力と流入水路200の圧力とをバランスさせるようにして、パイロット弁214の進退運動に追従して図中上下方向に進退運動し、主水路の開度を変化させる。
そしてその主水路の開度の変化に応じて、流入水路200から流出水路202への水の流量が調節される。
この図7に示すパイロット式流調弁装置にあっては、背圧室208の圧力の増減に基づいて主弁204を進退運動させ、そしてその背圧室208の圧力の増減をパイロット弁214の進退運動により制御するようになしていることから、小さい力で主弁204を開閉動作させることができ、軽い操作で流量調節を行うことができる特長を有する。
しかしながらこのパイロット式流調弁装置では、パイロット弁214の進退運動、即ちパイロット弁214の開度変化によって主弁204をこれに追従させ、主水路の流量調節を行うものであることから、特に寒冷地において主弁204と主弁座206との凍結による固着を防止すべく主弁204を強制的に開弁しようとしても、これを行うことができないといった問題がある。
而して主弁204が主弁座206に対し凍結により固着したままとなってしまうと、その後の動作に支障を来してしまう。
またこのパイロット式流調弁装置の場合、導入小孔210が主弁204の中心から偏って位置していることや、流入水路200を通じて流れて来た水の勢いが主弁204に対して必ずしも全面に亘り均等に働かないことなどの種々の理由によって、主弁204が主弁座206に対して必ずしも垂直姿勢を維持した状態で図中上下方向に進退運動せず、場合によって主弁204が傾いてしまうことがある。
このパイロット式流調弁装置においては、主弁204、詳しくはパイロット弁座218とパイロット弁214との間に所定の隙間を生ぜしめつつ、パイロット弁214の図中下降運動によって即ち前進方向の運動によって主弁204が追従して前進運動し、その際のパイロット弁214と主弁204との間の隙間は例えば0.02〜0.05mm程度の極めて微小な隙間であるため、主弁204が傾いてしまうとパイロット弁214が主弁204に片当りしてしまって、操作が重くなるといった問題が生ずる。
パイロット弁214が主弁204に対して、具体的にはパイロット弁座218に対して片当りしてしまうと、パイロット弁214が図中下向きに前進運動しても、パイロット弁214と主弁204との隙間がそれ以上に小さくならず、その結果として背圧室208の圧力がパイロット弁214の下降運動に伴って増大せず、そのためパイロット弁214、詳しくは駆動軸216が直接主弁204を下向きに押すこととなって操作荷重が大となり、操作が重くなってしまうのである。
従って例えばステッピングモータ等小型のアクチュエータを用いて駆動軸216を駆動するようになした場合、駆動力不足によって閉弁動作の途中でパイロット弁214,主弁204が停止してしまうといった不具合が生じ得る。
本発明はこのような問題を解決するために案出されたものである。
尚、下記特許文献2には駆動軸を2次側の流出水路の側から主弁を貫通して背圧室側に突出させ、パイロット弁を進退運動させるようになして、これにより流量調節を行うとともに、駆動軸を大きく背圧室側に移動させることで、その駆動軸の途中に設けた大径部にて主弁を強制的に押し上げ、弁座から離間させるようにした点、即ち主弁を強制的に開弁させるようになした点が開示されている。
しかしながらこの特許文献2に開示のものはパイロット弁ケースを備えておらず、また駆動軸によりパイロット弁ケースを介して主弁を強制的に開弁させるといったものではなく、本願発明とは異なっている。
特開平4−302790号公報 特開2003−278939号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、パイロット弁の操作にて主弁の開度を変化させ、軽やかに流量調節操作を行う一方で、寒冷地等においては主弁を強制的に開弁させて主弁座に対する主弁の固着を防止し、流調(流量調節)動作に支障を来すことが無い軽操作可能なパイロット式流調弁装置及びそれ引例用いる主弁ユニットを提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものはパイロット式流調弁装置に関するもので、(イ)主弁座に対して接近離間方向に進退運動して主水路の開度を変化させる主弁と、(ロ)該主弁の背後に形成され、内部の圧力を該主弁に対して閉弁方向の押圧力として作用させる背圧室と、(ハ)前記主水路における1次側の流入水路の水を、該背圧室に導いて該背圧室の圧力を増大させる導入小孔と、(ニ)該背圧室と前記主水路における2次側の流出水路とを連通させる状態に前記主弁を貫通して設けられ、該背圧室の水を該流出水路に抜いて該背圧室の圧力を減少させるパイロット水路と、(ホ)前記主弁と同方向に進退運動して該主弁に設けられたパイロット弁座に対する相対位置を変化させ、該パイロット水路の開度を変化させるパイロット弁と、(ヘ)該パイロット弁を駆動する駆動軸と、を備え、該パイロット弁の進退運動に追従して前記主弁を進退運動させて前記主水路の流量調節を行うパイロット式流調弁装置において、前記パイロット弁を内部に挿入させるパイロット弁ケースを前記主弁に固定的に前記背圧室内に設けるとともに、前記駆動軸を前記2次側の流出水路の側から前記主弁の貫通孔に挿入して通常時は前記パイロット弁を前記パイロット弁ケースに対して非当接状態に保ちながら該駆動軸を通じて前記パイロット弁を駆動させるようになし、且つ該駆動軸の前進移動により該パイロット弁を後退運動させて、前記パイロット弁ケースに当接させ、該駆動軸の駆動力を該パイロット弁及び該パイロット弁ケースを介して前記主弁に及ぼして該主弁を強制的に開弁させて水抜きできるようになしたことを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記パイロット弁ケースは内周面を前記パイロット弁の外周面に摺動可能に嵌合する状態で設けてあり、該パイロット弁ケースが該パイロット弁の進退運動の際の案内をなすパイロット弁ガイドとして構成してあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記背圧室を内側に形成する背圧室ケースが設けてあり、該背圧室ケースに、前記パイロット弁ケースを摺動可能に嵌合させるケースガイドが設けてあって、該ケースガイドが該パイロット弁ケースの進退運動の際の案内を行うようになしてあることを特徴とする。
請求項4のものは主弁ユニットにかかるもので、請求項1〜3の何れかに用いる主弁ユニットであって、前記パイロット弁ケースが前記主弁とは別体に構成してあり、該パイロット弁ケースが内部に前記パイロット弁を収容する状態に該パイロット弁とともに該主弁に組み付けてあり、それらパイロット弁,パイロット弁ケース及び主弁が全体として1つのユニットを構成していることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、パイロット弁を内部に挿入させるパイロット弁ケースを主弁に固定的に設けるとともに、駆動軸を2次側の流出水路の側から主弁の貫通孔を通じてパイロット弁を駆動させるようになし、かかるパイロット弁の進退運動により流量調節を行うようになすとともに、駆動軸の前進移動によりパイロット弁を後退運動させてパイロット弁ケースに当接させ、駆動軸の駆動力をパイロット弁及びパイロット弁ケースを介し主弁に及ぼして主弁を強制的に開弁させて水抜きできるようになしたものである。
かかる本発明においては、通常時にはパイロット弁の進退移動により軽やかに流量調節を行うことができるとともに、寒冷地において水抜きを行う際、駆動軸を前進移動させることでパイロット弁,パイロット弁ケースを介して主弁を強制的に開弁させることができ、これにより閉弁状態のまま主弁が主弁座に対し凍結により固着してしまって、その後の流調動作に支障を来すといった問題を良好に解決することができる。
この請求項1では、主弁の貫通孔に上記駆動軸を挿通させて、その駆動軸の外周面と貫通孔の内周面との間に上記パイロット水路を形成するようになしておくことができる。
本発明では、パイロット弁ケースを介して主弁を強制的に開弁させるようにしており、このことから次のような利点が得られる。
即ち、本発明では請求項2に従ってパイロット弁ケースの内周面をパイロット弁の外周面に摺動可能に嵌合させる状態で設けて、パイロット弁ケースをパイロット弁の進退運動の際のガイドとして構成するといったことが可能となる。そしてこのことによって、パイロット弁を主弁に対し常に垂直姿勢を維持した状態で、詳しくは主弁に設けたパイロット弁座に対し垂直姿勢を維持した状態で進退運動をさせることが可能となる。
これによりパイロット弁が主弁側のパイロット弁座に片当りして、パイロット弁の更なる前進運動にも拘わらずパイロット弁座とパイロット弁との間の隙間が小さくならないといった問題を回避でき、パイロット弁とパイロット弁座との間の隙間を全周に亘り均等に保持しつつパイロット弁を前進運動させることが可能となって、パイロット弁の主弁に対する片当りによって操作が重くなるといった問題を解決することができる。
本発明では、駆動軸をパイロット弁と一体に設けておくことも可能であるが、駆動軸をパイロット弁とは別体に且つ分離可能に構成しておくことができ、特にこのようにした場合においてパイロット弁を主弁に対し垂直姿勢を維持したまま進退運動させることをより容易に実現することができる。
この場合においてパイロット弁を前進方向に、即ち閉弁方向に付勢する復帰ばねを設けておくことができる。
このようにしておけば、駆動軸の後退移動時にその復帰ばねの付勢力に基づいて駆動軸とは別体を成すパイロット弁を良好に前進運動させることができる。
ここでパイロット弁はプランジャにて構成しておくことができる。
またパイロット弁ケースは、そのプランジャに対応した円筒形状に形成しておくことができる。
次に請求項3は、背圧室を内側に形成する背圧室ケースを設けてその背圧室ケースに、パイロット弁ケースを摺動可能に嵌合させるケースガイドを設け、そのケースガイドにて主弁と一体に移動するパイロット弁ケースの進退運動の際の案内を行うようになしたものである。
このようにしておけば、主弁自体の傾きをもケースガイドにて良好に防止しつつ、主弁を円滑に進退運動させることが可能となる。
次に請求項4は、パイロット弁ケースを主弁とは別体に構成し、パイロット弁ケースの内部にパイロット弁を収容した状態でパイロット弁とともに主弁に組み付け、それらパイロット弁,パイロット弁ケース及び主弁にて全体として1つの主弁ユニットを構成するようになしたもので、このようにしておけば、予めパイロット弁,パイロット弁ケース及び主弁を1つの主弁ユニットとして予備組付体としておき、その状態でそれらを流調弁装置に組み付けることが可能となって、組付作業或いはその後のメンテナンス等の際の脱着作業を容易に行うことができるようになる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は本実施形態のパイロット式流調弁装置で、12,14は主水路を形成する1次側の流入水路,2次側の流出水路で、16はその主水路上に設けられたダイヤフラム弁から成る主弁である。
主弁16は、主弁本体18とこれにより保持されたゴム製のダイヤフラム膜20とから成っている。
この主弁16は、主弁座22に対して接近離間方向に進退運動して主水路の開度を変化させる。
詳しくは、主弁座22への着座によって主水路を遮断し、また主弁座22から図中上向きに離間することによって主水路を開放する。
また主弁座22からの離間量に応じて主水路の開度を大小変化させ、主水路を流れる水の流量を調節する。
この主弁16の図中上側、即ち主弁16に対し流出水路14と反対側に背圧室ケース23が設けられており、この背圧室ケース23の内側に、主弁16の背後の背圧室24が形成されている。
背圧室24は、内部の圧力を主弁16に対し閉弁方向の押圧力として作用させる。
主弁16には、これを貫通して1次側の流入水路12と背圧室24とを連通させる導入小孔26が設けられている。
この導入小孔26は、流入水路12からの水を背圧室24に導いて背圧室24の圧力を増大させる。
主弁16にはまた、これを貫通して背圧室24と2次側の流出水路14とを連通させる水抜水路としてのパイロット水路28が設けられている。
このパイロット水路28は、背圧室24内の水を流出水路14に抜いて背圧室24の圧力を減少させる。
30は円柱形状を成すプランジャから成るパイロット弁で、その下部にはゴム等の弾性材から成るパッキン32が設けられている。
このパイロット弁30は図中上下方向、即ち主弁16に設けられたパイロット弁座34に対し図中上下方向(軸方向)に進退運動してパイロット水路28の開度を変化させる。
詳しくは、パイロット弁30がパイロット弁座34に着座することでパイロット水路28が遮断され、またパイロット弁30がパイロット弁座34から図中上向きに軸方向に離間することでパイロット水路28が開放される。
更にパイロット弁30のパイロット弁座34からの離間量に応じてパイロット水路28の開度が変化せしめられる。
35は有底の円筒形状を成すパイロット弁ケースで、図2に示しているように開放側の下端部の外周面に雄ねじが形成されており、この雄ねじが、主弁16における主弁本体18の雌ねじにねじ結合されることで、かかるパイロット弁ケース35が主弁16に固定状態に組み付けられている。
このパイロット弁ケース35は、パイロット弁30を摺動可能に嵌合させる状態に挿入させ、かかるパイロット弁30をその内部に保持している。
即ちパイロット弁30は、このパイロット弁ケース35を介して主弁16に組み付けられており、それらパイロット弁30,パイロット弁ケース35及び主弁16が一体の主弁ユニット17を構成している。
ここでパイロット弁ケース35は、パイロット弁30を主弁16に対して組み付ける組付部材としての働きを有するとともに、パイロット弁30の進退運動に際してこれを摺動案内し、パイロット弁30を主弁16に対し垂直姿勢に保持しつつ円滑に進退運動させるためのパイロット弁ガイドとしての働きも有している。
このパイロット弁ケース35は、主弁16に対して流出水路14とは反対側の背後に且つ背圧室24内に設けられている。
そしてこのパイロット弁ケース35には、図2に示しているようにその内部と外部の背圧室24とを連通させるための連通孔36が底部と周壁部とに設けられている。
またこのパイロット弁ケース35の底部とパイロット弁30との間には、コイルスプリングから成る復帰スプリング38が設けられており、かかる復帰スプリング38によってパイロット弁30が図中下向き、即ち閉弁方向に付勢されている。
上記背圧室ケース23には、有底円筒形状を成すケースガイド40が設けられており、その内部にパイロット弁ケース35が図中上下方向、即ち主弁16の進退方向に摺動可能に嵌合されている。
このケースガイド40は、パイロット弁ケース35を介して主弁16を図中水平姿勢に維持しつつ、即ち傾き防止しつつこれを進退方向に運動案内する働きをなす。
図1において、42は駆動軸で図示のようにこの実施形態ではパイロット弁30と別体且つパイロット弁30から分離可能に構成されている。
この駆動軸42は、図中上部に小径部(スピンドル部)44を有しており、この小径部44が2次側の流出水路14の側から図1の部分拡大図に示しているように背圧室24に向かって主弁16の中心部に設けられた貫通孔46内に挿入され、上記のパイロット弁30に対し当接させられるようになっている。
この小径部44は、自身の外周面と貫通孔46の内周面との間に上記のパイロット水路28を形成する。
駆動軸42には、小径部44の図中下側に中径部47が設けられている。中径部47の外周面には環状溝が形成されていて、そこにOリング48が装着され、かかるOリング48によって駆動軸42とボデー50との間が水密にシールされている。
この中径部47の更に図中下側には、円形且つ径方向の突出部52が設けられている。この突出部52の外周面には雄ねじ54が設けられ、この雄ねじ54がボデー50に形成された雌ねじ56に螺合されている。
駆動軸42は、回転操作によってこれら雄ねじ54と雌ねじ56との螺合によるねじ送り作用で軸方向、即ち図1中上下方向に進退移動させられる。
この突出部52の更に図中下側には大径部58が設けられていて、この大径部58に対し図示を省略するハンドルが一体回転状態に組み付けられるようになっている。
この実施形態では、駆動軸42の小径部44の先端(上端)が閉弁状態にあるパイロット弁30に対し図中下向きに離間した状態(図1)で駆動軸42を正方向に回転操作すると、駆動軸42が雄ねじ54と雌ねじ56とによるねじ送り作用で図中上向きに前進移動させられる。
そして駆動軸42即ち小径部44が一定量図中上向きに前進移動したところで、小径部44の先端がパイロット弁30に当接するに到り、この状態で更に駆動軸42を図中上向きに前進移動させると、ここにおいてパイロット弁30が図中上向きに後退運動させられ、図3(I)に示しているようにパイロット弁30とパイロット弁座34との間に隙間を生ぜしめる。
するとその隙間を通じて背圧室24内の水がパイロット水路28を通じて流出水路14側に抜き出され、背圧室24の圧力が減少する。
ここにおいて流入水路12の圧力が背圧室24の圧力に打ち勝つに至って主弁16が図3(II)に示しているように図中上向きに上昇、即ち後退運動させられ、そして背圧室24の圧力と流入水路12の圧力とが丁度バランスした位置で主弁16が停止する。
このとき主弁16と主弁座22との間には隙間が生じて、その隙間を通じて流入水路12から流出水路14へと水が流れ込む。
この状態から更にパイロット弁30が図3(III)に示しているように図中上向きに後退運動すると、背圧室24の圧力と流入水路12との圧力をバランスさせるようにして主弁16がパイロット弁30の後退運動に追従して図中上向きに後退運動し、主水路における開度を更に大として水の流量を増大させる。
一方駆動軸42を逆方向に回転操作すると、小径部44が一定量下向きに後退移動し、これに伴ってパイロット弁30が図4(I)に示しているように図中下向きに前進運動し、パイロット弁30とパイロット弁座34との間の隙間を小さくする。
すると背圧室24の圧力が増大して流入水路12の圧力に打ち勝つに到り、これにより主弁16がそれらの圧力をバランスさせるように図4(II)に示しているように図中下向きに前進運動し、主弁座22との間の隙間を小さくする。即ち流入水路12から流出水路14への水の流量を減少させる。
この状態から更に小径部44が後退移動すると、パイロット弁30が図4(III)に示しているように図中下向きに前進運動し、これに追従して主弁16が図中下向きに前進運動し、水の流量を更に減少させる。
そしてパイロット弁30が主弁16に形成されたパイロット弁座34に着座し、また主弁16が主弁座22に着座することで、流入水路12と流出水路14とが遮断された状態となって、ここに流入水路12から流出水路14への水の流れが停止する(図1に示す状態)。
これら図3及び図4に示しているように、この実施形態においてはパイロット弁30と主弁16との間、詳しくはパイロット弁座34との間に完全閉弁状態(図1に示す状態)を除いて常時それらの間に隙間を生ぜしめる。そしてその隙間を大きく又は小さく変化させることで主弁16が進退運動し、主水路の水の流量を調節する。
尚、パイロット弁30が進退運動する際、パイロット弁ケース35がこれを主弁16に対し垂直姿勢を維持しつつ運動案内し、更にまたパイロット弁ケース35が主弁16と一体に進退運動する際、背圧室ケース23に設けられたケースガイド40がパイロット弁ケース35を運動案内する。
即ちかかるパイロット弁ケース35を介して主弁16を図1に示す水平姿勢を維持しつつ(傾き防止しつつ)、進退運動の際の運動案内をなす。
尚パイロット弁ケース35とケースガイド40との嵌合クリアランスをあまり小さくするとそれらの間の摺動抵抗が増大するため、その嵌合クリアランスは摺動抵抗が大きくならないようにある程度大きく設定される。
この場合その嵌合クリアランスがある程度大きくなることによって主弁16が若干傾く恐れが生ずる。
しかるに本実施形態では、主弁16がその嵌合クリアランスの範囲内で多少傾くことがあっても、パイロット弁30はパイロット弁ケース35の姿勢保持作用及び案内作用で、常に主弁16に対し垂直姿勢を維持しつつ円滑に進退運動し、パイロット弁座34との間に全周に亘り隙間を均等に保ちつつパイロット弁座34に対し接近離間運動することができる。
因みに図6は、パイロット弁30Aを駆動軸42(ここでは駆動軸42が背圧室24側)に固定状態に設けた場合を比較例として示したもので、この図6に示すものでは、主弁16Aが傾いているとパイロット弁30Aが図6の部分拡大図に示しているようにパイロット弁座34Aに対して片当り状態に直接接触してしまう。
従ってこの状態でパイロット弁30Aを図中下向きに前進運動させてもパイロット弁30Aとパイロット弁座34との間の隙間は小さくならないで、そのままパイロット弁30Aの図中下向きの前進運動につれて主弁16Aが下向きに押されてしまう。
その結果として操作荷重が大となって操作が重くなってしまう。
しかるに本実施形態ではこうした不都合を生じない。
即ち本実施形態では閉弁時においてパイロット弁30が主弁16に対して、詳しくはパイロット弁座34に対して接触し片当りするといったことがなく、パイロット弁30とパイロット弁座34との間の隙間を全周に亘り均等に保持しながらパイロット弁30が進退運動して、パイロット弁座34との間の隙間を大きく又は小さく変化させる。
それ故パイロット弁30がパイロット弁座34に当ることによって、その時点から操作が重くなってしまうといった不都合を生じない。
本実施形態ではまた、通常時にはパイロット弁30の進退運動により軽やかに流量調節を行うことができるとともに、寒冷地において水抜きを行う際、駆動軸42を図中上向きに前進移動させることで主弁16を強制的に開弁させることができる。
即ち、図5の(I)に示す閉弁状態の下で駆動軸42を図中上向きに前進移動させて、先ず(II)に示しているようにパイロット弁30をパイロット弁ケース35の底部に当接させ、更にそれらパイロット弁30及びパイロット弁ケース35を介して主弁16に図中上向きの駆動力を及ぼすことで、図5(III)に示しているように主弁16を強制的に主弁座22から図中上向きに離間させることができる。
即ち主弁16を強制的に開弁させることができる。
これにより閉弁状態での凍結により主弁16が主弁座22に固着してしまい、その後の流調動作に支障を来すといった問題を良好に解決することができる。
本実施形態では、パイロット弁30を前進方向に即ち閉弁方向に付勢する復帰スプリング38を設けているため、駆動軸42の後退移動時にその復帰スプリング38の付勢力に基づいてパイロット弁30を良好に前進運動させることができる。
また背圧室ケース23にパイロット弁ケース35を摺動可能に嵌合させるケースガイド40を設けて、主弁16と一体に移動するパイロット弁ケース35の進退運動の際の案内を行うようにしているため、主弁16自体の傾きをケースガイド40にて良好に防止しつつ、主弁16を円滑に進退運動させることが可能となる。
またパイロット弁30,パイロット弁ケース35及び主弁16にて全体として1つの主弁ユニット17を構成しているため、予めパイロット弁30,パイロット弁ケース35及び主弁16を1つの主弁ユニット17として予備組付体としておき、その状態でそれらをパイロット式流調弁装置10に組み付けることが可能となり、組付作業或いはその後のメンテナンス等の際の脱着作業を容易に行うことができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明においてはピストンにて主弁を構成することも可能であるし、また上例ではパイロット弁と駆動軸とが別体に構成してあるが、場合によってそれらパイロット弁と駆動軸とを一体に構成しておくことも可能である。
更に上例ではパイロット弁ケースがパイロット弁の全体をその内部に収容しているが、かかるパイロット弁ケースを、パイロット弁の先端側の一部をだけを挿入させるように構成することも可能であるし、また上記実施形態ではパイロット弁ケースがパイロット弁を摺動可能に嵌合してこれを摺動案内するように構成しているが、場合によってかかるパイロット弁ケースを、パイロット弁に対する摺動案内を有しないものとして構成するといったことも可能である。
更に上記実施形態ではパイロット弁をプランジャにて構成しているが、このようなプランジャ以外の他の様々な形態でパイロット弁を構成し、或いはパイロット弁座を上例以外の形態で構成するといったことも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態であるパイロット式流調弁装置を示す断面図である。 図1の要部を分解して示す断面図である。 同実施形態のパイロット式流調弁装置を開操作した際の作用説明図である。 同実施形態のパイロット式流調弁装置を閉操作した際の作用説明図である。 同実施形態のパイロット式流調弁装置の寒冷地での水抜きの際の作用説明図である。 同実施形態の利点を説明するために示した比較例図である。 従来のパイロット式流調弁装置の一例を示す図である。
10 パイロット式流調弁装置
12 1次側の流入水路
14 2次側の流出水路
16 主弁
17 主弁ユニット
22 主弁座
23 背圧室ケース
24 背圧室
26 導入小孔
28 パイロット水路
30 パイロット弁
34 パイロット弁座
35 パイロット弁ケース
38 復帰スプリング
40 ケースガイド
42 駆動軸
46 貫通孔

Claims (4)

  1. (イ)主弁座に対して接近離間方向に進退運動して主水路の開度を変化させる主弁と
    (ロ)該主弁の背後に形成され、内部の圧力を該主弁に対して閉弁方向の押圧力として作用させる背圧室と
    (ハ)前記主水路における1次側の流入水路の水を該背圧室に導いて該背圧室の圧力を増大させる導入小孔と
    (ニ)該背圧室と前記主水路における2次側の流出水路とを連通させる状態に前記主弁を貫通して設けられ、該背圧室の水を該流出水路に抜いて該背圧室の圧力を減少させるパイロット水路と
    (ホ)前記主弁と同方向に進退運動して該主弁に設けられたパイロット弁座に対する相対位置を変化させ、該パイロット水路の開度を変化させるパイロット弁と
    (ヘ)該パイロット弁を駆動する駆動軸と
    を備え、該パイロット弁の進退運動に追従して前記主弁を進退運動させて前記主水路の流量調節を行うパイロット式流調弁装置において
    前記パイロット弁を内部に挿入させるパイロット弁ケースを前記主弁に固定的に前記背圧室内に設けるとともに、前記駆動軸を前記2次側の流出水路の側から前記主弁の貫通孔に挿入して通常時は前記パイロット弁を前記パイロット弁ケースに対して非当接状態に保ちながら該駆動軸を通じて前記パイロット弁を駆動させるようになし、且つ該駆動軸の前進移動により該パイロット弁を後退運動させて、前記パイロット弁ケースに当接させ、該駆動軸の駆動力を該パイロット弁及び該パイロット弁ケースを介して前記主弁に及ぼして該主弁を強制的に開弁させて水抜きできるようになしたことを特徴とするパイロット式流調弁装置。
  2. 請求項1において、前記パイロット弁ケースは内周面を前記パイロット弁の外周面に摺動可能に嵌合する状態で設けてあり、該パイロット弁ケースが該パイロット弁の進退運動の際の案内をなすパイロット弁ガイドとして構成してあることを特徴とするパイロット式流調弁装置。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記背圧室を内側に形成する背圧室ケースが設けてあり、該背圧室ケースに、前記パイロット弁ケースを摺動可能に嵌合させるケースガイドが設けてあって、該ケースガイドが該パイロット弁ケースの進退運動の際の案内を行うようになしてあることを特徴とするパイロット式流調弁装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに用いる主弁ユニットであって、前記パイロット弁ケースが前記主弁とは別体に構成してあり、該パイロット弁ケースが内部に前記パイロット弁を収容する状態に該パイロット弁とともに該主弁に組み付けてあり、それらパイロット弁,パイロット弁ケース及び主弁が全体として1つのユニットを構成していることを特徴とする主弁ユニット。
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