JP6297459B2 - 流量調節弁および水栓 - Google Patents

流量調節弁および水栓 Download PDF

Info

Publication number
JP6297459B2
JP6297459B2 JP2014199080A JP2014199080A JP6297459B2 JP 6297459 B2 JP6297459 B2 JP 6297459B2 JP 2014199080 A JP2014199080 A JP 2014199080A JP 2014199080 A JP2014199080 A JP 2014199080A JP 6297459 B2 JP6297459 B2 JP 6297459B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main valve
peripheral surface
guide
valve
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014199080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016070340A (ja
Inventor
幸前 康章
康章 幸前
衛 橋本
衛 橋本
憲二 小瀬木
憲二 小瀬木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lixil Corp
Original Assignee
Lixil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lixil Corp filed Critical Lixil Corp
Priority to JP2014199080A priority Critical patent/JP6297459B2/ja
Publication of JP2016070340A publication Critical patent/JP2016070340A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6297459B2 publication Critical patent/JP6297459B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Description

本発明は、流量調節弁に関する。
キッチンや浴室の水栓に用いられるダイヤフラム式の流量調整弁が知られている。ダイヤフラム式の流量調整弁は一般に、主水路上に設けられて開度を変化させるダイヤフラム弁からなる主弁と、筒部の先端部にて構成された環状の主弁座とを有し、主弁の開度に応じて流量調節を行う。
この流量調整弁では、水の流れの不均等な作用によって主弁が筒部に対して傾動し、流量調節が円滑に行えない事態が生じうる。そこで従来では、主弁の傾動を抑止するべく、主弁の移動をガイドする主弁ガイドを主弁と一体に移動するよう設けたダイヤフラム式の流量調節弁が提案されている(例えば特許文献1)。
特開2008−38981号公報
特許文献1に記載されるようなダイヤフラム式の流量調節弁では、通常、製造誤差を吸収するために、主弁ガイドの外周面と主弁座を構成する筒部の内周面との間にクリアランス(環状隙間)を確保する。したがって、主弁ガイドは、このクリアランス内で移動しうる。主弁ガイドがクリアランス内で移動すると、主弁ガイドと筒部とが衝突して異音が発生する虞がある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、主弁の傾動を抑止しつつも異音の発生を抑止できる流量調節弁を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の流量調節弁は、主水路上に設けられ、その開度を変化させるダイヤフラム式の主弁と、筒部の先端部により構成される環状の主弁座と、主弁と一体に移動するよう設けられ、筒部の内部に進入して主弁の移動をガイドする主弁ガイドと、主弁が主弁座から離れた開弁状態において主弁ガイドの外周面または筒部の内周面を摺動する摺動部材と、を備える。
この態様によると、摺動部材が主弁ガイドの外周面または筒部の内周面を摺動するため、主弁ガイドと筒部との衝突が抑止される。
主弁ガイドの外周面または筒部の内周面に装着され、径方向の弾性を有する弾性リングを備えてもよい。摺動部材は、弾性リングが筒部または主弁ガイドから離脱しているとき、筒部の内周面にまたは主弁ガイドの外周面に相対摺動可能に弾性接触し、かつ、主弁ガイドの径方向の移動を規制するよう構成されてもよい。この態様によると、主弁ガイドの径方向の移動が規制され、主弁ガイドと筒部との衝突が抑止される。
摺動部材は、弾性リングに結合され、弾性リングの中心軸と略平行に延びる複数の脚部であってもよい。この場合、簡単な構成で、主弁ガイドと筒部との衝突を抑止できる。
本発明のある態様の水栓は、上述の流量調整弁と、流量調節弁から供給される水を吐水する吐水口と、を備えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、主弁の傾動を抑止しつつも異音の発生を抑止できる流量調節弁を提供できる。
第1の実施の形態に係る水栓を示す模式図である。 図1の流量調節弁の閉弁状態を示す断面図である。 図1の流量調節弁の開弁状態を示す断面図である。 図4(a)、(b)は、ガイド補助部材を示す斜視図である。 図5(a)〜(d)は、流量調節弁の開弁・閉弁動作を説明するための説明図である。 第2の実施の形態に係る流量調節弁の閉弁状態を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る流量調節弁の開弁状態を示す断面図である。 図8(a)、(b)は、変形例に係るガイド補助部材を示す斜視図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る水栓10を示す。水栓10は、給水元から供給される水を吐水する。水栓10は、操作部12と、制御部14と、駆動部16と、流量調節弁18と、吐水管20と、を備える。操作部12は、流量の設定指示と、吐水の開始・終了指示とを受け付ける。制御部14は、受け付けた指示にしたがって駆動部16を制御する。駆動部16は、例えばモータであり、流量調節弁18を調節動作させる。流量調節弁18が開弁状態になると設定された流量の水が吐水管20の吐水口20aから吐出される。
図2、3は、図1の流量調節弁18を示す断面図である。図2は流量調節弁18の閉弁状態を示し、図3は流量調節弁18の開弁状態を示す。流量調節弁18は、第1ボディ28と、第2ボディ30と、円筒部材32と、主弁34と、パイロット弁36と、駆動軸38と、回転操作軸40と、整流部材46と、主弁ガイド48と、ガイド補助部材50と、を備える。
以降、第1ボディ28に対して第2ボディ30が設けられる側を上側として説明する。また、円筒部材32の中心軸に垂直な平面状で中心軸を通る任意の方向を径方向とし、径方向において中心軸から遠い方を外周側、中心軸に近い方を内周側として説明する。これらの表記は、流量調節弁18が使用される姿勢を制限するものではなく、流量調節弁18は任意の姿勢で使用され得る。
第1ボディ28は、上下方向に貫通する貫通孔28aと、貫通孔28aに連通する非貫通孔28bと、を有する。第2ボディ30は、それぞれ略円筒形状を有する上側部分30aと、中間部分30bと、下側部分30cと、を含む。第2ボディ30は、下側部分30cが第1ボディ28に嵌ることによって、第1ボディ28に対して固定される。下側部分30cと第1ボディ28との間は第1Oリング56によって水密にシールされる。
円筒部材32は、第1ボディ28の貫通孔28aの内部に設けられる。円筒部材32は、その外周面に、径方向外側に張り出す複数の張出部32aを有する。円筒部材32は、複数の張出部32aが貫通孔28aの周面に嵌ることによって第1ボディ28に対して固定される。円筒部材32の上端部は、主弁34が着座する主弁座32bとして機能する。
円筒部材32と第2ボディ30の下側部分30cとの間には流入室58が形成される。この流入室58と第1ボディ28の非貫通孔28bとは流入水路60を構成する。また、円筒部材32の内周側は流出水路62を構成する。給水元から供給される水は流入口60aから流入水路60に流れ込み、流出水路62を通って流出口62aから給水先に出ていく。
主弁34は、流入水路60と流出水路62との間、すなわち主水路上に設けられる。主弁34は、ダイヤフラム式の弁であり、樹脂材料などによって形成される硬質の主弁本体64と、ゴムなどの弾性材料によって形成されるダイヤフラム膜66と、を含む。これらは略円板状の所定の形状を有する。主弁本体64は、下向きに突出する環状の突出部64aを有し、この突出部64aがダイヤフラム膜66に形成された貫通孔66aを挿通した状態でダイヤフラム膜66に対して固定される。
ダイヤフラム膜66の外周部分が第1ボディ28に固定されることにより、主弁34は第1ボディ28に対して固定される。弾性体であるダイヤフラム膜66の中心部分とそこに固定された主弁本体64とは、後述する圧力変動により、ダイヤフラム膜66の外周部分が第1ボディ28に固定された状態で上下方向に移動(変位)する。この移動(変位)によって主弁34と主弁座32bとの距離が変化し、主水路が開閉する。具体的には、主弁34が主弁座32bに着座することによって主水路が閉じ、主弁34が主弁座32bから離れることによって主水路が開く。また、主弁34と主弁座32bとの距離に応じて開度が変化し、主水路を流れる水の流量すなわち給水流量が変化する。
主弁34の上側の背後には、背圧室68が形成されている。主弁本体64には、この背圧室68と流入室58とを連通させる第1貫通孔64bが形成されている。第1貫通孔64bは、流入室58内の水を背圧室68に導いて背圧室68の圧力を増大させる。
また主弁本体64には、その中心を上下に方向に貫通して背圧室68と流出水路62とを連通する第2貫通孔64cが形成されている。この第2貫通孔64cには棒状のパイロット弁36が挿通される。パイロット弁36の外周面と第2貫通孔64cとの間には、環状の隙間が形成される。この隙間は、背圧室68内の水を流出水路62に抜いて背圧室68の圧力を減少させるパイロット水路70を構成する。
主弁本体64は、上向きに突出してパイロット弁36を環囲する環状のパイロット弁座64dを有する。パイロット弁座64dは、第2Oリング72を保持する。図2の閉弁状態では、背圧室68とパイロット水路70とは、パイロット弁36と第2Oリング72とによって遮断される。図3の開弁状態では、パイロット弁36に形成された凹部36aが第2Oリング8と径方向で対向し、それらの間には微少な隙間が形成される。つまり、背圧室68とパイロット水路70とは、パイロット弁36と第2Oリング72とによって遮断されず、通じている。
駆動軸38は、略円柱形状を有し、パイロット弁36と一体に構成される。回転操作軸40は、本実施の形態では、図1の駆動部16によって回転操作される。回転操作軸40が回転すると、回転操作軸40と駆動軸38との間に設けられた流調機構(不図示)が回転操作軸40の回転量に応じて駆動軸38およびパイロット弁36をねじ送りで上下方向に移動させる。
整流部材46は、流入室58内に設けられる。横向きに流入室58に流入した水の流れは、流入室58の内壁に当たって上向きの流れとなる。この急激な流れの向きの変化によって流れの強いところと弱いところとが生じ、流れが不均等となる。整流部材46は、これを整える。
主弁ガイド48は、主弁34に結合される。主弁ガイド48は、主弁34と一体に形成されても、別々に形成された上で結合されてもよい。主弁ガイド48は、円筒部材32の内部に進入して主弁34の移動をガイドする。主弁ガイド48は、上下方向に所定の肉厚を有する円板部48aと、円板部48aの下方に設けられ、中心部から放射状に延びる板状の複数の案内羽根48bと、を有する。主弁ガイド48が円筒部材32に進入した状態において、円板部48aの外周面と円筒部材32の内周面との間には、所定の環状隙間が形成される。
円板部48aの外周面には、径方向内側に凹んだ環状溝48cが形成されている。この環状溝48cには、ガイド補助部材50が装着される。図4(a)、(b)は、ガイド補助部材50を示す斜視図である。図4(b)では主弁ガイド48に装着された状態を示す。ガイド補助部材50は、樹脂材料または金属材料によって形成される。ガイド補助部材50はCリング部50aとそこからCリング部50aの中心軸と略平行に下向きに延びる複数(ここでは3つ)の脚部50bとを有する。Cリング部50aと脚部50bとは、一体に形成されても、別々に形成されて上で結合されてもよい。
Cリング部50aは、その外径が、自由形状状態のときに円筒部材32の内径よりも僅かに大きくなるよう形成される。Cリング部50aは、主弁ガイド48の円筒部材32内への進入に伴って円筒部材32の内周面に嵌合したとき、自身の弾性力でその外周面を円筒部材32の内周面に対し径方向外向きに弾性的に接触させ、主弁ガイド48の外周面と円筒部材32の内周面との間の環状隙間をシールする。
各脚部50bは、略四角柱形状を有する。Cリング部50aが円筒部材32から離脱して円筒部材32よりも上方に位置しているとき、すなわちCリング部50aが円筒部材32内に進入していないときにも、各脚部50bは円筒部材32内に進入し、円筒部材32の内周面に弾性的に接触する。
以上のように構成された流量調節弁18の開弁・閉弁動作を説明する。図5(a)〜(d)は、流量調節弁18の開弁・閉弁動作を説明するための説明図である。
(開弁動作)
図5(a)のごとく閉弁状態にある流量調節弁18において、回転操作軸40が回転して駆動軸38が上向きに移動すると、これと一体に構成されたパイロット弁36が上向きに移動する。図5(b)のごとく、凹部36aがパイロット弁座64dと径方向で対向する位置までパイロット弁36が移動すると、パイロット弁36とパイロット弁座64dとの間に隙間が生じ、背圧室68内の水がパイロット水路70を通じて流出水路62に抜けて背圧室68の圧力が減少する。このとき、主弁ガイド48の外周面と円筒部材32の内周面との間の環状隙間はCリング部50aによってシールされるため、仮に主弁34および主弁ガイド48が傾いても、流出水路62に流れ出る水の流量に急激な変化は生じない。
背圧室68の圧力が減少すると、背圧室68の圧力と流入室58の圧力との差によって図5(c)のごとく主弁34および主弁ガイド48は上向きに移動し、圧力がバランスする位置で主弁34主弁ガイド48の移動が停止する。主弁ガイド48が上向きに移動する際、ガイド補助部材50の脚部50bは円筒部材32の内周面に対し径方向外向きに弾性的に接触し、主弁ガイド48の径方向への移動を規制しながら円筒部材32の内周面を摺動する。主弁34の移動によって主弁34と主弁座32bとの間に隙間ができ、流入室58から流出水路62に水が流れる。
図5(d)のごとくパイロット弁36をさらに上向きに移動させると、主弁34および主弁ガイド48は、背圧室68の圧力と流入室58との圧力をバランスさせるようパイロット弁36の移動に追従して上向きに移動する。主弁34と主弁座32bとの隙間は大きくなり、すなわち主水路の開度は大きくなり、主水路を流れる水の流量が増大する。
(閉弁動作)
図5(d)の状態にある流量調節弁18において、回転操作軸40が回転して駆動軸38が下向きに移動すると、これと一体に構成されたパイロット弁36が下向きに移動する。パイロット弁36が下向きに移動すると、パイロット弁36と第2Oリング72との間の隙間が小さくなり(すなわちパイロット水路70の開度が小さくなり)、背圧室68から流出水路62に抜ける水の量が少なくなる。すると、背圧室68の圧力が増大し、その圧力によって図5(c)のごとく主弁34および主弁ガイド48は下向きに移動し、圧力がバランスする位置で主弁34および主弁ガイド48の移動が停止する。
主弁ガイド48が下向きに移動する際、上向きに移動するときと同様に、ガイド補助部材50の脚部50bは円筒部材32の内周面に対し径方向外向きに弾性的に接触し、主弁ガイド48の径方向への移動を規制しながら円筒部材32の内周面を摺動する。主弁34の移動によって主弁34と主弁座32bとの隙間は小さくなり、すなわち主水路の開度は小さくなり、主水路を流れる水の流量が減少する。
図5(b)のごとくパイロット弁36をさらに下向きに移動させると、主弁34および主弁ガイド48は、背圧室68の圧力と流入室58との圧力をバランスさせるようパイロット弁36の移動に追従して下向きに移動し、図5(b)のごとく主弁34が主弁座32bに着座する。このとき、主弁ガイド48の外周面と円筒部材32の内周面との間の環状隙間はCリング部50aによってシールされるため、開弁時と同様に、仮に主弁34および主弁ガイド48が傾いても、流出水路62に流れ出る水の流量に急激な変化は生じない。パイロット弁36をさらに下向きに移動させると、図5(a)のごとくパイロット弁36と第2Oリング72とによってパイロット水路70は遮断され、流量調節弁18は閉弁状態となる。
以上、第1の実施の形態に係る流量調節弁18およびそれを含む水栓10について説明した。
主弁ガイド48は、主弁34に結合され、円筒部材32に進入して主弁34の移動をガイドする。これにより、主弁34が大きく傾動するのが抑止される。主弁ガイド48は、その径方向の移動が、円筒部材32の内周面に摺動可能に弾性接触するガイド補助部材50によって規制される。これにより、主弁ガイド48と円筒部材32との衝突が抑止され、衝突による異音の発生が抑止される。つまり、主弁34の傾動を抑止しつつも異音の発生を抑止できる。
脚部50bは、Cリング部50aが円筒部材32内に嵌合していない場合にも、円筒部材32内に嵌合し、径方向外向きの移動が規制される。そのため、脚部50bが結合されたCリング部50aは、径方向に広がるのが抑止される。その結果、Cリング部50aの内周面と環状溝48cの底部(すなわち円板部48aの外周面)との間に隙間ができるのが抑止され、それらの間に異物が侵入するのが抑止される。
(第2の実施の形態)
図6、7は、第2の実施の形態に係る流量調節弁118を示す断面図である。図6は流量調節弁118の閉弁状態を示し、図7は流量調節弁118の開弁状態を示す。図6、7はそれぞれ、図2、3に対応する。第2の実施の形態に係る流量調節弁118と第1の実施の形態に係る流量調節弁18との主な相違は、ガイド補助部材が円筒部材に装着される点である。
流量調節弁118は、第1ボディ28と、第2ボディ30と、円筒部材132と、主弁34と、パイロット弁36と、駆動軸38と、回転操作軸40と、整流部材46と、主弁ガイド148と、ガイド補助部材150と、を備える。
円筒部材132には、第1の実施の形態の円筒部材32と異なり、その上端部の内周面に環状溝132cが形成されている。主弁ガイド148は、円板部148aと、案内羽根48bと、を有する。円板部148aは、第1の実施の形態の円板部48aと異なり、環状溝48cを有しない。
ガイド補助部材150は、Cリング部150aと、Cリング部150aからCリング部150aの中心軸と略平行に上向きに延びる複数(ここでは3つ)の脚部150bと、を有する。脚部150bは特に、Cリング部150aの上面の内周側から上向きに延びる。Cリング部150aは、自由形状状態では、その内径が主弁ガイド148の外径よりも僅かに小さくなるよう形成される。Cリング部150aは、主弁ガイド148が円筒部材132内に進入したとき、主弁ガイド148によって径方向外向きに広げられる。Cリング部150aは自身の弾性力でその内周面を主弁ガイド148の外周面に対し径方向内向きに弾性的に接触させ、主弁ガイド148の外周面と円筒部材132の内周面との間の環状隙間をシールする。
本実施の形態に係る流量調節弁118によると、第1の実施の形態に係る流量調節弁18によって奏される作用効果と同様の作用効果が奏される。
以上、実施の形態に係る流量調節弁について説明した。これらの実施の形態は例示であり、その各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
(変形例1)
第1、第2の実施の形態では、脚部が略四角柱形状を有する場合について説明したが、これに限られない。脚部は、主弁ガイドの径方向の移動を規制しながら円筒部材の内周面を摺動できればよく、例えば他の多角柱形状、円柱形状、その他の形状に形成されてもよい。図8(a)、(b)は、第1の実施の形態の変形例に係るガイド補助部材250を示す。図8(a)、(b)は、図4(a)、(b)に対応する。本変形例では、脚部250aは、略円柱形状を有する。
(変形例2)
第1、第2の実施の形態では、Cリング部50aと脚部50bとが結合されている場合について説明したが、これに限られない。脚部50bは、主弁ガイドの径方向の移動を規制しながら円筒部材の内周面を摺動できれば、Cリング部50aと別体であってもよい。
(変形例3)
第1、第2の実施の形態では、ガイド補助部材はCリング部と脚部とを有する場合について説明したが、これに限られない。ガイド補助部材はCリング部の代わりにOリング部を有してもよい。
(変形例4)
第1、第2の実施の形態では、回転操作軸40が駆動部16によって回転操作される場合について説明したが、これに限られない。使用者が手で回転操作軸40を回転操作してもよい。
上述した実施の形態および変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形例それぞれの効果をあわせもつ。また、請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。例えば請求項に記載の摺動部材は、実施の形態に記載の脚部により実現されてもよい。
18 流量調節弁、 28 第1ボディ、 30 第2ボディ、 32 円筒部材、 32b 主弁座、 34 主弁、 36 パイロット弁、 38 駆動軸、 40 回転操作軸、 48 主弁ガイド、 50 ガイド補助部材、 50a Cリング部、 50b 脚部、 64 主弁本体、 66 ダイヤフラム膜。

Claims (4)

  1. 主水路上に設けられ、その開度を変化させるダイヤフラム式の主弁と、
    筒部の先端部により構成される環状の主弁座と、
    前記主弁と一体に移動するよう設けられ、前記筒部の内部に進入して前記主弁の移動をガイドする主弁ガイドと、
    前記主弁が前記主弁座から離れた開弁状態において前記主弁ガイドの外周面または前記筒部の内周面を摺動する摺動部材と、
    前記主弁ガイドの外周面または前記筒部の内周面に装着され、径方向の弾性を有する弾性リングと、を備え
    前記摺動部材は、前記弾性リングが前記筒部または前記主弁ガイドから離脱しているとき、前記筒部の内周面にまたは前記主弁ガイドの外周面に相対摺動可能に弾性接触し、かつ、前記主弁ガイドの径方向の移動を規制するよう構成されることを特徴とする流量調節弁。
  2. 前記摺動部材は、前記弾性リングに結合され、前記弾性リングの中心軸と略平行に延びる複数の脚部であることを特徴とする請求項に記載の流量調節弁。
  3. 請求項1または2に記載の流量調節弁と、
    前記流量調節弁から供給される水を吐水する吐水口と、を備えることを特徴とする水栓。
  4. 主水路上に設けられるダイヤフラム式の主弁と、
    筒部の先端部により構成される環状の主弁座と、
    前記主弁と一体に移動するよう設けられ、前記筒部の内部に進入して前記主弁の移動をガイドする主弁ガイドと、
    前記主弁が前記主弁座から離れた開弁状態において前記主弁ガイドの外周面または前記筒部の内周面を摺動する摺動部材と、
    前記主弁ガイドの外周面または前記筒部の内周面に装着され、径方向の弾性を有する弾性リングと、を備え、
    前記摺動部材は、前記弾性リングが前記筒部または前記主弁ガイドから離脱しているとき、前記筒部の内周面にまたは前記主弁ガイドの外周面に相対摺動可能に弾性接触し、かつ、前記主弁ガイドの径方向の移動を規制するよう構成されることを特徴とする弁。
JP2014199080A 2014-09-29 2014-09-29 流量調節弁および水栓 Active JP6297459B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014199080A JP6297459B2 (ja) 2014-09-29 2014-09-29 流量調節弁および水栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014199080A JP6297459B2 (ja) 2014-09-29 2014-09-29 流量調節弁および水栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016070340A JP2016070340A (ja) 2016-05-09
JP6297459B2 true JP6297459B2 (ja) 2018-03-20

Family

ID=55866423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014199080A Active JP6297459B2 (ja) 2014-09-29 2014-09-29 流量調節弁および水栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6297459B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04854Y2 (ja) * 1985-06-19 1992-01-13
JPH02118286A (ja) * 1988-10-24 1990-05-02 Toto Ltd 自動弁
JP2005249139A (ja) * 2004-03-08 2005-09-15 Toyota Motor Corp 電磁弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016070340A (ja) 2016-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6178998B1 (en) Reverse flow prevention apparatus
JP4724210B2 (ja) ダイアフラム型フラッシュ洗浄装置用の二重のバイパス
JP3871065B1 (ja) 減圧弁
AU2015243888B2 (en) Flow path velocity modifier for a control valve
JP2014021594A (ja) 減圧弁
JP6297459B2 (ja) 流量調節弁および水栓
US9678516B2 (en) Balanced regulator having a balanced trim including a variable pressure sense area
JP5132589B2 (ja) パイロット式流量制御バルブ
JP2006266276A (ja) 自閉弁
JP5672637B2 (ja) 水栓装置
JP6716414B2 (ja) 吐水部品及び吐水装置
JP5648180B2 (ja) パイロット式流量調節弁装置
JP2009250247A (ja) 水ガバナー
JP2014070423A (ja) 湯水混合水栓装置
KR100907344B1 (ko) 온수분배기의 밸브구조
JP3882192B2 (ja) 湯水混合装置及びそれを備えた湯水混合水栓
JP2005090737A (ja) 流体制御器
JP2731840B2 (ja) 水 栓
JP2018013164A (ja) 流量調整装置
JP6066453B2 (ja) 流路開閉装置
JP6066456B2 (ja) 流路開閉装置
JP4849990B2 (ja) ダイヤフラム式流量調節弁
US120925A (en) Improvement in automatic relief-valves
JP2008064255A (ja) パイロット式流調弁
JP3116279U (ja) 自動止流式自由回転ノズル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6297459

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350