JP2005249139A - 電磁弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイヤフラム式のパイロット型の電磁弁において、弁体が弁座に対して斜めに着座することを防止する。
【解決手段】ダイヤフラム弁30の弁体32に、一体的に被ガイド部36を設ける。また、弁座24に、一体的にガイド部26を設ける。そして、このガイド部26によって被ガイド部36を案内することにより、弁体32の弁座24への当接を案内する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイヤフラム弁を備えたパイロット式の電磁弁に関し、特に、ダイヤフラム弁を案内する機構に関する。
電磁ソレノイドの可動鉄心を上下させてパイロット孔を開閉し、これにより主弁孔を開閉するパイロット型の電磁弁が広く知られている。
図7は、従来のダイヤフラム式のパイロット型電磁弁の断面図である。この電磁弁の上側には、電磁ソレノイド50が設置されている。この電磁ソレノイド50は、主として、中空円筒状のコイル51と、このコイル51内に上下方向に移動可能に保持された可動鉄心52とから構成されている。一方、電磁弁の下側には、一次側61と二次側62とを連通させる弁孔63を備えた弁座64と、この弁座64に当接または離間する弁体65を備えたダイヤフラム弁66とが設けられている。ダイヤフラム弁66には、圧力作用室67と一次側61とを連通させるブリード孔68、および、圧力作用室67と二次側62とを連通させるパイロット孔69が形成されている。
上記構成を有するダイヤフラム式のパイロット型電磁弁の動作について簡単に説明する。図7には、弁体65が弁座64に当接し、一次側61と二次側62とが遮断されている状態が示されている。このとき、コイル51には通電されておらず、可動鉄心52は、復帰バネ53により下向きに付勢され、パイロット孔69を塞いでいる。この状態での力のバランスを説明する。一次側61と圧力作用室67とはブリード孔68により連通しているので、圧力作用室67の流体の圧力Pは一次側の流体の圧力Pと一致している。この状態において、弁体65には、復帰バネ53による押し付け力F、および、圧力作用室67の圧力Pと二次側62の圧力Pとの差圧に弁孔63の開口断面積Aを乗じた力F(=(P−P)×A)が下向きに作用する。これらの力により、ダイヤフラム弁66の弁体65は、弁座64に着座する。
次に、コイル51に電流が流されると、可動鉄心52は、コイル51で発生する磁界によって上向きに吸引される。そして、この吸引力が復帰バネ53のバネ力に打ち勝って、可動鉄心52が上向きに移動し、パイロット孔69の上端部から離間する。これにより、圧力作用室67内の流体がパイロット孔69を通って二次側62に流れ、圧力作用室67の流体の圧力が低下する。これは、ブリード孔68の断面積が、パイロット孔69の断面積と比較して小さく、圧力作用室67から二次側62へ流出する流体の量の方が、一次側61から圧力作用室67に流入する流体の量より多いからである。圧力作用室67の流体の圧力が低下すると、ダイヤフラム弁66に対して上向きに作用する力の方が、下向きに作用する力より大きくなり、ダイヤフラム弁66が上方向に移動し、弁体65が弁座64から離間する。これにより、一次側61と二次側62とが連通し、流体が一次側61から二次側62へ流れる。
このように、ダイヤフラム式のパイロット型電磁弁によれば、パイロット孔69を開閉することによって弁孔63を開閉するので、小さい駆動力で弁孔63を開閉することができ、コイル51のサイズを小さくすることができる。
しかし、ダイヤフラム式の電磁弁では、ダイヤフラムの厚さが薄いため、圧力変動や流量変動の影響を受けて揺動しやすく、さらにダイヤフラムそのものにしわや歪みが生じている場合は、それが顕著になるため、弁体65が弁座64に対して斜めに着座するという斜め着座による閉弁不良が生じ易い。
この斜め着座による閉弁不良を回避する方法としては、図8に示されるようなピストン式のパイロット型電磁弁の採用が考えられる。この電磁弁によれば、剛体からなるピストン弁66´を用いるので、揺動による閉弁不良は生じない。しかし、ピストン式の電磁弁には、ピストン弁66´と外壁面との摺動部Bのシール性を確保することが困難であるという問題や、異物を噛み込み易いという問題がある。
上記の事情により、斜め着座を回避することができるダイヤフラム式の電磁弁の提供が望まれている。
特許文献1には、閉弁時に弁体が傾くことを防止する構造を備えたダイヤフラム式の電磁弁が開示されている。図9に、特許文献1に記載された電磁弁の断面図を示す。図9に示されるとおり、特許文献1に記載の電磁弁は、図7のものと同様に、上半分のソレノイド部80と下半分の弁部90とにより構成されている。そして、ソレノイド部80には、コイル81と可動鉄心82とが設けられている。一方、弁部90には、流入ポート91と流出ポート92とを連通させる弁座93と、ダイヤフラム弁体94に支持された弁体95とが設けられている。
さらに、弁体95の上面の中心には、ガイド軸96が、弁体95と一体に形成されている。そして、蓋部90Bには、ガイド軸96が可動鉄心82と同一直線上を真直に移動するようにガイド孔97が設けられている。ここで、ガイド軸96は、可動鉄心82よりその直径が大きく所定長さの円柱形状をなす。一方、ガイド孔97は、中空円筒形状をなしている。そして、ガイド孔97の内周の直径は、ガイド軸96が摺動可能なように、ガイド軸96の直径と略同一寸法で形成されている。
上記構成では、弁体95が上下動するときにはその弁体95とともにガイド軸96も上下動するが、その際、ガイド軸96は常にガイド孔97の内周面を摺動して真直に移動するので、弁体95と弁座93は、安定した閉弁動作を行う。
特開平8−145226号公報
しかし、特許文献1に記載の電磁弁では、弁体95のストロークを規制するガイド孔97が、弁体95と弁座93との当接部位から離れており、弁座93と別体となっている。このため、ガイド孔97の軸線が当接面98の垂線に対して少しでも傾いていると、斜め着座が生じてしまう。したがって、斜め着座を確実に防止するためには、ガイド孔97の軸線が当接面98に対して厳密に垂直となるように、ガイド孔97を設置しなければならない。ところが、部品の寸法ばらつき等により、ガイド孔97の軸線を当接面98に対して正確に垂直とするのは困難である。特に、図9では、弁座93が設けられた弁本体90Aに、ガイド孔97が設けられた蓋部90Bを組み付ける構成となっているので、弁座93に対してガイド孔97を正確に設置することは非常に困難である。
そこで、本発明は、弁体が弁座に対して斜めに着座する斜め着座を防止することができる電磁弁を提供する。
本発明は、一次側と二次側とを連通させる弁孔を備える弁座と、当該弁座に当接または離間する弁体を備えたダイヤフラム弁とを有するパイロット型の電磁弁において、前記弁体に一体的に設けられた被ガイド部と、前記弁座に一体的に設けられたガイド部とから構成され、前記ガイド部によって前記被ガイド部を案内することにより、前記弁体の前記弁座への当接を案内するガイド機構が設けられたことを特徴とする。
本発明の好適な一態様では、前記被ガイド部は、前記弁体と前記弁座との当接面の内側近傍に突設された被ガイド突起であり、前記ガイド部は、前記弁孔を形成する前記弁座の内壁面である。
また、本発明の好適な他の一態様では、前記被ガイド部は、前記弁体と前記弁座との当接面に設けられた被ガイド突起または被ガイド孔であり、前記ガイド部は、前記弁体と前記弁座との当接面に設けられた、前記被ガイド突起が挿通されるガイド孔または前記被ガイド孔に挿通されるガイド突起である。
また、本発明の好適な他の一態様では、前記被ガイド部は、前記弁体の外壁面であり、前記ガイド部は、前記弁体と前記弁座との当接面の外側近傍に突設されたガイド突起である。
本発明に係る燃料電池は、上記のうちいずれかの電磁弁を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、弁体に一体的に設けられた被ガイド部を、弁座に一体的に設けられたガイド部で案内することにより、弁体の弁座への当接を案内するので、弁体が弁座に対して斜めに着座することを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、実施の形態に係る電磁弁の閉弁状態における断面図である。また、図2は、実施の形態に係る電磁弁の開弁状態における断面図である。以下の説明では、便宜上、図1および図2に示される矢印Aの方向を上方向と称する。
この電磁弁は、ソレノイド部10と弁部20とにより構成されている。ソレノイド部10の中心には、中空円筒状のコイルボビン11が配置されている。このコイルボビン11には、コイル12が巻回されている。このコイル12の外周は、ヨーク13によって囲まれている。コイルボビン11の円筒内上部には、固定鉄心14が固着されている。この固定鉄心14の下方には、可動鉄心15が、コイルボビン11の円筒内に上下方向に移動可能に保持されている。ここで、可動鉄心15は、コイルボビン11の円筒内に配された復帰バネ16により、下向きに付勢されている。そして、ソレノイド部10は、モールド部17により全体が一体化するようにモールド固定されている。
一方、弁部20には、一次側21と二次側22とを連通させる略円形の弁孔23を備えた弁座24が設けられている。この弁座24の上方には、略円形のダイヤフラム弁30が配置されている。ダイヤフラム弁30は、弾性体からなるダイヤフラム31の中心部に、剛体からなる弁体32が一体的に設けられてなる。ダイヤフラム弁30の外周は、弁部20の内壁面に支持されている。ダイヤフラム弁30の背面すなわち弁座24の反対側には、圧力作用室25が形成されている。ダイヤフラム弁30の弁体32の中心部には、圧力作用室25と二次側22とを連通させるパイロット孔33が形成されている。そして、パイロット孔33の上端には、パイロット弁座34が形成されている。また、ダイヤフラム31には、圧力作用室25と一次側21とを連通させるブリード孔35が形成されている。
ここで、本実施の形態に係る電磁弁では、斜め着座を防止するため、弁体32の弁座24への当接を案内するガイド機構が、弁体32および弁座24に設けられている。具体的には、ガイド機構は、弁体32に一体的に設けられた被ガイド部36と、弁座24に一体的に設けられたガイド部26とから構成され、ガイド部26によって被ガイド部36を案内することにより、弁体32の弁座24への当接を案内するものである。ここで、弁体32のストロークを安定させるため、被ガイド部36は、開弁状態および閉弁状態のいずれにおいても、ガイド部26によって規制されることが好ましい。また、ガイド部26と被ガイド部36とのクリアランスは、弁体32をガイドできる程度でよい。
以下、図面に従って、ガイド機構の好適な構成について具体的に説明する。ただし、ガイド機構の具体的構成が以下に示されるものに限定されないことは言うまでもない。
図3は、ガイド機構の第1の例を示す断面図である。このガイド機構では、弁体32には、被ガイド部36として、弁座24との当接面32aの内側近傍に被ガイド突起36Aが突設されている。この被ガイド突起36Aは、弁孔23を形成する弁座24の内壁面26Aに沿って当接方向(下方向)に延びており、当該内壁面26Aに案内される構成となっている。したがって、第1の例に係るガイド機構では、弁孔23を形成する弁座24の内壁面26Aが、被ガイド部36を案内するガイド部26としての役割を果たす。
図4に、第1の例に係る弁体32の底面図を示す。図4(a)では、被ガイド突起36Aは、円形ドーナツ状の当接面32aの内側に、180度間隔で2箇所に設けられている。図4(b)では、30度幅の6個の被ガイド突起36Aが、当接面32aの内側に30度間隔で設けられている。図4(c)では、開弁時に一次側21と二次側22とを連通させるための複数の窓部が形成された被ガイド突起36Aが、当接面32aの内側全周にわたって設けられている。このように、被ガイド突起36Aの個数や形状等には、様々なパターンが考えられるが、被ガイド突起36Aは、弁体32のストロークの安定性と、一次側21から二次側22への流体の流通性とを勘案して設置される。
図5は、ガイド機構の第2の例を示す断面図である。このガイド機構では、弁体32には、被ガイド部36として、弁座24との当接面32aに被ガイド孔36Bが形成されている。ここで、被ガイド孔36Bは、貫通していてもいなくてもよい。弁座24には、ガイド部26として、弁体32との当接面24aに、被ガイド孔36Bに挿通されるガイド突起26Bが設けられている。このガイド突起26Bは、図4に示される被ガイド突起36Aと同様に、弁体32のストロークの安定性と流体の流通性とを勘案して設置される。なお、上記とは逆に、弁体32に被ガイド突起を設け、この被ガイド突起が挿通されるガイド孔を弁座24に設けることとしてもよい。
図6は、ガイド機構の第3の例を示す断面図である。このガイド機構では、弁座24には、ガイド部26として、弁体32との当接面24aの外側近傍にガイド突起26Cが設けられている。このガイド突起26Cは、図4に示される被ガイド突起36Aと同様に、弁体32のストロークの安定性と流体の流通性とを勘案して設置される。また、ガイド突起26Cは、弁体32の外壁面36Cに沿って離間方向(上方向)に延びており、当該外壁面36Cを案内する構成となっている。したがって、第3の例に係るガイド機構では、弁体32の外壁面36Cが、ガイド部26に案内される被ガイド部36としての役割を果たす。
以下、上記構成を有する本実施の形態に係る電磁弁の動作について説明する。まず、開弁状態を示す図2のように、コイル12に電流が流されると、可動鉄心15は、コイル12で発生する磁界によって上向きに吸引される。この吸引力は復帰バネ16のバネ力よりも強いので、可動鉄心15は、上方に移動し、パイロット弁座34から離間する。これにより、圧力作用室25内の流体がパイロット孔33を通って二次側22に流れ、圧力作用室25の流体の圧力が低下する。これは、パイロット孔33の断面積が、ブリード孔35の断面積と比較して大きく、圧力作用室25から二次側22へ流出する流体の量の方が、一次側21から圧力作用室25に流入する流体の量より多いからである。圧力作用室25の流体の圧力が低下すると、ダイヤフラム弁30に対して上向きに作用する力の方が、下向きに作用する力より大きくなり、ダイヤフラム弁30が上方向に移動し、弁体32が弁座24から離間する。これにより、一次側21と二次側22とが連通し、流体が一次側21から二次側22へ流れる。
つぎに、図2に示される開弁状態から図1に示される閉弁状態に移行する場合について説明する。コイル12への通電が止められると、可動鉄心15は、復帰バネ16により下向きに付勢されて下降し、パイロット弁座34に着座し、パイロット孔33を塞ぐ。これにより、一次側21から圧力作用室25にブリード孔35を通って流体が流入し、圧力作用室25の圧力が高まる。そして、最終的に、圧力作用室25の圧力は一次側21の圧力と一致する。弁体32には、復帰バネ16による押し付け力、および、圧力作用室25の圧力と二次側22の圧力との差圧に弁孔23の開口断面積を乗じた力が下向きに作用する。これらの力により、弁体32は、下降し、弁座24に着座する。このとき、弁体32は、一体的に形成された被ガイド部36が弁座24に一体的に形成されたガイド部26に案内されながら下降するので、斜め着座することなく、弁座24に当接する。
以上のとおり説明した本実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)弁体32の弁座24への当接を案内するガイド機構を、弁体32および弁座24に設けることとしたので、弁体32のストロークを安定させることができ、斜め着座を回避することができる。この結果、ダイヤフラムの揺動による閉弁不良を防止することができ、ダイヤフラム弁のシール性を向上させることができる。
特許文献1に記載の電磁弁では、弁体に一体成形されたガイド軸は、弁座の反対側(弁体のストロークの根元側)に設置されたガイド孔によって案内される。このため、弁体のストロークは、ガイド孔の軸線方向に規制される。しかし、部品の寸法誤差や組み付け誤差等により、弁体のストロークは、必ずしも弁座面の垂線方向に規制されるとは限らない。そして、ガイド孔の軸線が弁座面の垂線に対して少しでも傾いている場合、弁体が弁座に対して斜めに入射してしまい、斜め着座による閉弁不良が生じてしまう。
これに対し、本実施の形態に係る電磁弁では、弁体32は、一体的に形成された被ガイド部36が弁座24に一体的に形成されたガイド部26に案内されながら弁座24に当接するので、斜め着座をより確実に防止することができ、閉弁不良を防止することができる。
別の言い方をすれば、特許文献1では、当接すべき弁体が、当接されるべき弁座とは別のガイド部品に案内されながら当接するので、弁座とガイド部品との位置関係が理想からずれた場合に、斜め着座が発生してしまう。これに対し、本実施の形態では、当接すべき弁体32が、当接されるべき弁座24に案内されながら当接するので、斜め着座は発生しない。
(2)特許文献1に記載の電磁弁では、ガイド孔を、その軸線が弁座面に対して厳密に垂直となるように取り付けなければならないので、部品の寸法精度および部品の組み付け精度が非常にシビアである。これに対し、本実施の形態に係る電磁弁では、弁体32を弁座24によってガイドするので、部品の寸法精度等は、上記の電磁弁ほどシビアではない。このため、本実施の形態によれば、コストの削減を図ることができる。
(3)特許文献1に記載の電磁弁では、ガイド孔の軸線に対してガイド軸が傾斜しないようにするため、ガイド軸の直径とガイド孔の内周の直径とを略同一寸法としなければならず、ガイド軸とガイド孔とのクリアランスがシビアである。これに対し、本実施の形態に係る電磁弁では、弁体32に形成される被ガイド部36と弁座24に形成されるガイド部26とのクリアランスは、弁体32をガイドできる程度でよい。このため、本実施の形態によれば、コストの削減を図ることができる。
(4)ガイド機構を弁体32および弁座24に設けるので、特許文献1のようなガイド孔を設置する必要がなく、構成の簡易化や小型化を図ることができる。
以上説明したとおり、本実施の形態に係る電磁弁は、シール性が高いので、燃料電池において好適に利用される。特に、水素極側の弁として好適に利用される。これは、水素は最も分子量の小さい気体であり、水素を流体とする弁には高いシール性が要求されるからである。
(5)被ガイド部36として、弁体32に、弁座24との当接面32aの内側近傍に被ガイド突起36Aを設け、弁孔23を形成する弁座24の内壁面26Aをガイド部26とする場合、ガイド部26を特別に設ける必要がなく、低コストでガイド機構を実現することができる。また、被ガイド突起36Aは弁孔23に収容されるので、大型化を招くことなくガイド機構を実現することができる。
(6)弁体32の弁座24との当接面32aに被ガイド突起または被ガイド孔を設け、弁座24の弁体32との当接面24aにガイド孔またはガイド突起を設けることとした場合、各突起は各孔に収容されるので、大型化を招くことなくガイド機構を実現することができる。
(7)ガイド部26として、弁座24に、弁体32との当接面24aの外側近傍にガイド突起36Cを設け、弁体32の外壁面36Cを被ガイド部36とする場合、被ガイド部36を特別に設ける必要がなく、低コストでガイド機構を実現することができる。また、ガイド突起36Cは一次側の空間に設けられるので、大型化を招くことなくガイド機構を実現することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明が上記の実施の形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、電磁弁は、ダイヤフラム式のパイロット型電磁弁であれば、どのような構成のものであってもかまわない。したがって、適宜、部品の省略、追加、変更が可能である。例えば、パイロット孔33は、必ずしも弁体32に形成される必要はなく、圧力作用室25と二次側22とを連通させることができれば、どのような場所に形成されてもよい。また、ブリード孔35も、必ずしもダイヤフラム31に形成される必要はなく、圧力作用室25と一次側21とを連通させることができれば、どのような場所に形成されてもよい。
実施の形態に係る電磁弁の閉弁状態における断面図である。 実施の形態に係る電磁弁の開弁状態における断面図である。 ガイド機構の第1の例を示す断面図である。 ガイド機構の第1の例に係る弁体の底面図である。 ガイド機構の第2の例を示す断面図である。 ガイド機構の第3の例を示す断面図である。 従来のダイヤフラム式のパイロット型電磁弁の断面図である。 従来のピストン式のパイロット型電磁弁の断面図である。 特許文献1に記載された電磁弁の断面図である。
符号の説明
10 ソレノイド部、11 コイルボビン、12 コイル、13 ヨーク、14 固定鉄心、15 可動鉄心、16 復帰バネ、17 モールド部、20 弁部、21 一次側、22 二次側、23 弁孔、24 弁座、25 圧力作用室、26 ガイド部、26A 内壁面、26B ガイド突起、26C ガイド突起、30 ダイヤフラム弁、31 ダイヤフラム、32 弁体、33 パイロット孔、34 パイロット弁座、35 ブリード孔、36 被ガイド部、36A 被ガイド突起、36B 被ガイド孔、36C 外壁面。

Claims (5)

  1. 一次側と二次側とを連通させる弁孔を備える弁座と、当該弁座に当接または離間する弁体を備えたダイヤフラム弁とを有するパイロット型の電磁弁において、
    前記弁体に一体的に設けられた被ガイド部と、前記弁座に一体的に設けられたガイド部とから構成され、前記ガイド部によって前記被ガイド部を案内することにより、前記弁体の前記弁座への当接を案内するガイド機構が設けられたことを特徴とする電磁弁。
  2. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記被ガイド部は、前記弁体と前記弁座との当接面の内側近傍に突設された被ガイド突起であり、
    前記ガイド部は、前記弁孔を形成する前記弁座の内壁面であることを特徴とする電磁弁。
  3. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記被ガイド部は、前記弁体と前記弁座との当接面に設けられた被ガイド突起または被ガイド孔であり、
    前記ガイド部は、前記弁体と前記弁座との当接面に設けられた、前記被ガイド突起が挿通されるガイド孔または前記被ガイド孔に挿通されるガイド突起であることを特徴とする電磁弁。
  4. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記被ガイド部は、前記弁体の外壁面であり、
    前記ガイド部は、前記弁体と前記弁座との当接面の外側近傍に突設されたガイド突起であることを特徴とする電磁弁。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電磁弁を備えたことを特徴とする燃料電池。
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