JP2731840B2 - 水 栓 - Google Patents

水 栓

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JP2731840B2
JP2731840B2 JP5110951A JP11095193A JP2731840B2 JP 2731840 B2 JP2731840 B2 JP 2731840B2 JP 5110951 A JP5110951 A JP 5110951A JP 11095193 A JP11095193 A JP 11095193A JP 2731840 B2 JP2731840 B2 JP 2731840B2
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信介 松尾
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TOTO KIKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の水栓としては、湯や水を
単独で吐水できることは勿論、湯水を混合して吐水する
湯水混合水栓がある。この湯水混合水栓は、そのケーシ
ング内部に湯水の混合比を調整して混合湯水の温度を変
更する湯水混合機構や湯水の切換を行なう切換機構を備
える。また、湯側および水側の供給配管からこの湯水混
合機構に到るまでの湯側通路と水側通路のほか、湯水混
合機構から吐水口に向かう混合湯水通路が、ケーシング
の内周面を利用して形成されている。
【0003】ところで、湯水混合水栓は、吐水される混
合湯水の温度を変更できることから、快適な水まわりの
環境の創造の一貫として急速に普及している。例えば、
一般家庭の台所やバスルームは勿論、ホテルのバスルー
ムやデパート,空港等におけるトイレ等に設置されてい
る。
【0004】そして、湯水混合水栓の形状自体は、その
多種多様な設置場所の雰囲気に合わせてたデザインとす
ることが求められている。このような要求に応えるため
に、湯水混合水栓の外観は多様な形状のケーシングが用
意され、そのケーシングの内部形状に合わせて内部部材
についても多種多様な形状が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のデザイン化されたケーシングの内周面およびこれに合
わせた内部部材の外周面の形状は、湯や水,混合湯水の
通路を確保するために複雑な凹凸部を必要とし、一体成
形することが困難であるという問題があった。また、複
雑な形状となれば、各部の形状および強度に対する品質
管理も要求される。この場合、十分な品質を維持する
と、部材が複雑になるほど歩留まりが低くなるという問
題があった。
【0006】本発明の水栓は、こうした問題を解決し、
高精度で、大量生産に適した水栓とすることを目的とし
てなされ、次の構成を採った。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の水栓は、
供給された流体を吐水口から吐水する水栓であって、
記流体が流れ込む入と前記吐水口に繋がる出口と、該
入口と出口を連通する通路とを有し、樹脂を用いて形成
された内部部材と、前記内部部材を挿入する挿入穴と、
該挿入穴に連通し、該内部部材を収納する収納空間とを
有する外部部材とを備え、前記内部部材は、外周面に、
挿入方向先端に向かって外径が小さくなる一以上の段差
を有し、前記外部部材は、前記収納空間に収納された前
記内部部材の外周面と該外部部材の内周面との間に前
内部部材の入口および/または出口と連通する間隙を形
成するよう、内周面に一以上の段差を有することを要旨
とする。
【0008】ここで、請求項1記載の水栓において、前
記内部部材は、該内部部材の通路に流れる流体を制御す
る弁装置を備えた構成とすることもできる。この場合、
前記弁装置は、前記内部部材の通路に嵌挿される所定形
状のハウジングを有し、該ハウジング内に流体を制御す
る機能の少なくとも一部を納めた構成とすることもでき
る。
【0009】また、請求項1ないし3いずれか記載の水
栓において、前記挿入穴は、前記内部部材が該内部部材
の通路に流れる流体を制御する弁装置を備える場合には
該弁装置と該弁装置の駆動部とを連絡する連絡口とする
構成とすることもできる。
【0010】
【0011】請求項1ないし4いずれか記載の水栓にお
いて、前記外部部材の内周面と前記内部部材の外周面と
の間に設けられ、前記間隙を遮断するシール部材を備え
た構成とすることもできる。これとは逆に、請求項1な
し4いずれか記載の水栓において、前記内部部材の端
面または該内部部材の外周面に形成された段差部端面と
前記外部部材の内周面との間に設けられ、前記間隙を遮
断するシール部材を備えた構成とすることもできる。
【0012】
【作用】以上のように構成された請求項1記載の水栓
、樹脂を用いて形成された内部部材を、外周面に挿入
方向先端に向かって外径が小さくなる段差を有する形状
とし、外部部材もその内周面に段差を有することによ
り、外部部材と内部部材との間に間隙を形成する。この
間隙の一部を流体の通路として用いる。そして、この請
求項1記載の水栓では、内部部材を樹脂により形成した
ことにより、水栓全体の重量を軽量とすることができ
る。このことにより、水栓の製造場所から使用場所への
運搬や水栓の取付工事等の取扱いを容易とする。ここ
で、内部部材の材料に使用される樹脂は、一般にはエン
ジニアリングプラスチックといわれ、耐熱,耐じん,耐
薬品,耐難燃等に優れているプラスチックである。数値
的に示せば、引張強さがおよそ50MPa以上、衝撃強
さがおよそ50J/m以上、熱変形温度がおよそ100
℃以上のプラスチックである(プラスチック成形加工用
語辞典)。例えば、ポリアミド(PA),ポリカーボネ
ート(PC),ポリアセタール(POM),変性ポリフ
ェニレンエーテル(PPE),ポリエステル等のいわゆ
る汎用エンジニアリングプラスチックや、ポリフェニレ
ンスルフィド(PPS),ポリアリレート(PAR),
ポリエーテルイミド(PEI),ポリスルホン(PS
F),ポリエーテルスルホン(PES),ポリエーテル
ケトン(PEK),ポリエーテルエーテルケトン(PE
EK),ポリイミド(PI),ポリアミドイミド(PA
I),ふっ素樹脂,液晶プラスチック,耐衝撃性および
耐薬品性に優れる熱硬化性樹脂等のいわゆるスーパーエ
ンジニアリングプラスチックを用いることが可能であ
る。また、これらの樹脂にガラス繊維を加えたものや、
二種あるいは三種以上を混合した樹脂で形成することも
可能である。また、内部部材を樹脂により形成する場合
には、内部部材の外周面の表面粗さは、射出成形すると
きの型の表面の粗さによって決定されるので、型の表面
を滑らかにすることにより、形成される内部部材の外周
面の表面を滑らかにすることも容易となる。したがっ
て、Oリング等のシール部材が接触する部分について研
削・研磨等の二次加工を不要とする。内部部材を樹脂に
より形成する場合には、単一の樹脂によって成形された
もの に限られず、異なる樹脂による二層以上として形成
されてもよく、あるいは、外周面または内周面に異なる
樹脂による層を有してもよい。
【0013】また、請求項1記載の水栓は、水,湯,混
合湯水,石鹸水,薬剤水,ムース,アルコール,食塩水
などの流体に対して一般的に使用される状態でのすべて
の水栓を含む。さらに、水栓内部に弁装置を備えたもの
に限られず、弁装置がないもの、例えば、水栓本体に弁
装置がなくシャワーヘッド内に止水弁を備える場合等を
も含む。
【0014】請求項2記載の水栓は、弁装置が内部部材
に有する通路に流れる流体に対して流体の流れの停止,
切り換え,2種以上の流体の混合,混合割合の調節,流
速の調節等の制御をする。
【0015】請求項3記載の水栓は、弁装置を所定形状
のハウジングに収納することで、水栓の組み付けを容易
とし、弁装置に不良が生じた場合の対応を容易とする。
【0016】請求項4記載の水栓は、挿入穴を、弁装置
の操作部の連絡口とすることにより、外部部材に設ける
穴を少なくし、外部部材の強度を維持する。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】請求項5記載の水栓は、内部部材の外径が
挿入方向先端に向かって段階的に小さくなるので、内部
部材を外部部材に嵌挿する際、内部部材の外周面に設置
したOリング等のシール部材がシール部付近のみの接触
でよく、シール部材の位置ずれや損傷を防止する。
【0021】請求項6記載の水栓は、内部部材を外部部
材に嵌挿する際、シール部材はシール部以外の外部部材
に接触することがなく、シール部材の位置ずれや損傷を
防止する。また、挿入方向への圧着強さを調整すること
ができるので、最適なシール効果を得ることができる。
【0022】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な一実施例としての
湯水混合水栓について説明する。
【0023】図1は本発明の一実施例に係る湯水混合水
栓の平面図である。この湯水混合水栓は、本体10と、
図示しない水道管に接続される給水脚金具20と、図示
しない給湯機からの配管に接続される給湯脚金具40と
を備えている。本体10は、外側ケーシング50内に主
要な機能部品を収納しており、その両端には、温度調節
ハンドル80および切換ハンドル160とを備えてい
る。
【0024】図2は、給水脚金具20の構造を示す図1
のI−I線断面図である。給水脚金具20は、止水弁3
0を組み込んだハウジング22と、後述する外側ケーシ
ング50の水入り口51に接続される接続金具24と、
接続金具24とハウジング22とを接続・固定する締め
具28とを備えている。接続金具24は、一端の出口2
9で、外側ケーシング50の水入り口51に嵌合され、
その先端において後述する外側ケーシング50内に形成
される水流路140と導通する。他端には、螺刻部を有
し、螺刻部と締め具28を螺合することで、ハウジング
22に接続・固定される。ハウジング22の他端には、
入り口21が形成され、入り口21外周には水道管に螺
合するよう螺刻部が設けられている。なお、接続金具2
4とハウジング22との間には樹脂製のパッキン26が
装着されており、液密になるようシールされている。
【0025】ハウジング22に組み込まれた止水弁30
は、ハウジング22に液密に締結されたキャップ34
と、キャップ34とハウジング22にガイドされた弁体
32と、ストレーナ38とを有する。弁体32は、ハウ
ジング22とのガイド部35と、端部36とを有してお
り、ガイド部35には通水時に水の通路となる開口部3
7が設けられている。ガイド部35は、ハウジング22
と噛み合っており、弁体32を回転させることにより、
弁体32が軸方向にスライドする構成となっている。し
たがって、弁体32を回転させて端部36とハウジング
22に形成された弁座23とを着脱させることにより、
止水または通水する。通水時には、端部36と弁座23
との隙間から流入した水は、開口部37を通り、ストレ
ーナ38によりゴミを除去した後、出口29を通って本
体10に流れ込む。
【0026】給湯脚金具40は、給水脚金具20と同一
の構成を備え、図示しない給湯管に接続されており、湯
を後述する湯流路130(図3参照)に導入する。この
給湯脚金具40の構成については、その説明を省略す
る。
【0027】図3は、図1のII−II線断面図であ
。本体10の外側ケーシング50は、本願発明におけ
る外部部材に該当し、同図に示すように、この外側ケー
シング50内に収納された混合弁ケーシング62と、同
じく外側ケーシング50内に収納された切換弁ケーシン
グ66と、混合弁ケーシング62内に収納された混合弁
カートリッジ70と、切換弁ケーシング66内に収納さ
れた切換弁カートリッジ150と、カラン出口170
と、シャワー出口180とを備えている。また、外側ケ
ーシング50には、給水脚金具20に接続された水入り
口51と、給湯脚金具40に接続された湯入り口52
と、カラン出口170と、シャワー出口180とが形成
されている。外側ケーシング50の内周面には、両開端
部から内部に向けて段差部54a,54b,54c,5
6a,56b,56c,56dが形成されている。
【0028】一方、混合弁ケーシング62は、図示する
ように外部部材たる外側ケーシング50に収納されてお
り、本願発明における内部部材に該当する。そして、こ
の混合弁ケーシング62の外周面には、外側ケーシング
50の内周面とでシールするためのOリング用の凸部6
3と、凸部63と挿入端との間に段差部64とが形成さ
れている。凸部63と外側ケーシング50の内周面とに
は若干のクリアランスが設けられており、Oリング19
1aによりシールされている。また、段差部64での外
周半径の大きい側の外周面と外側ケーシング50の段差
部54aでの内径の小さい側の内周面とにも若干のクリ
アランスが設けられており、Oリング191bによりシ
ールされている。したがって、混合弁ケーシング62の
凸部63と外側ケーシング50の段差部54aとにより
環状の空間が形成され、ここが、湯流路130として用
いられる。また、混合弁ケーシング62の挿入端の外周
面と外側ケーシング50の段差部54bでの内径の小さ
い側の内周面とにも若干のクリアランスが設けられてお
り、同じくOリング191cによりシールされている。
したがって、混合弁ケーシング62の段差部64と外側
ケーシング50の段差部54bとの間にも環状の空間が
形成され、ここが、水流路142として用いられる。
【0029】また、同様に切換弁ケーシング66も、図
示するように外部部材たる外側ケーシング50に収納さ
れており、本願発明における内部部材に該当する。そし
て、この切換弁ケーシング66の外周面には、凸部67
と、段差部68a,68bとが形成されており、凸部6
7と外側ケーシング50の段差部56aとによりシャワ
ー出口180への混合湯水の流路184、段差部68a
と外側ケーシング50の段差部56bとにより水流路1
40、段差部68bと外側ケーシング50の段差部56
cとによりカラン出口170への混合湯水の流路174
とが形成されている。ここでも、各流路を遮断するた
め、各段差部および挿入端の外周にはOリング196
a,196b,196c,196dが設けられている。
【0030】外側ケーシング50には、水流路140と
水流路142とが連通するように通路58が形成されて
いる。また、外側ケーシング50には、カラン出口17
0への混合湯水の流路174とカラン出口170が連通
するように通路176が形成されている。
【0031】水入り口51から水流路140に流入した
水は、通路58と水流路142を通って混合弁カートリ
ッジ70に流れ込み、湯は、湯入り口52から流入し、
湯流路130を通って混合弁カートリッジ70に流れ込
む。そして、混合弁カートリッジ70において湯水が混
合され、混合湯水が切換弁カートリッジ150を経て、
カラン出口170またはシャワー出口180から流出す
る。なお、混合弁カートリッジ70および切換弁カート
リッジ150の構造については、後で詳しく説明する。
【0032】外側ケーシング50,混合弁ケーシング6
2および切換弁ケーシング66は、エンジニアリングプ
ラスチックの一種であるポリフェニレンスルフィド(P
PS)により形成されている。実施例の外側ケーシング
50等に用いたPPSは、耐熱性・耐熱水性および耐圧
性が特に優れたプラスチックである。実施例では、外側
ケーシング50等をPPSにより形成したが、PPS以
外のプラスチックであっても性能的に優れたプラスチッ
クであれば使用できることは勿論である。例えば、ポリ
イミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエ
ーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルスル
フォン(PES)、ポリスルフォン(PSF)、ポリア
リレート(PAR)、ポリエーテルイミド(PEI)等
も使用可能である。
【0033】次に、混合弁ケーシング62内に収納され
る混合弁カートリッジ70について説明する。混合弁カ
ートリッジ70は、流体を制御する弁装置であり、湯
を混合する感温ばね室90と、バイアスばね室100
と、スライド室120とを備えている。混合弁カートリ
ッジ70には、混合弁ケーシング62とにより湯流路1
34が形成されると共に、この湯流路134からバイア
スばね室100への湯の通路である湯側ポート138を
有する湯側弁座136が形成されている。この湯流路1
34は、混合弁ケーシング62に形成された孔133を
介して湯流路130と連通している。同様に、混合弁カ
ートリッジ70には、混合弁ケーシング62とにより水
流路144が形成されると共に、この水流路144から
感温ばね室90への水の通路である水側ポート148を
有する水側弁座146が形成されている。この水流路1
44は、混合弁ケーシング62に形成された孔143を
介して水流路142と連通している。
【0034】湯側弁座136と水側弁座146との間に
は、湯側弁座136および水側弁座146と着脱する可
動弁体110が摺動自在に嵌合されている。この可動弁
体110は、感温ばね室90に収納された感温ばね92
のばね力をばね受け94を介して受けると共に、バイア
スばね室100に収納されたバイアスばね102のばね
力を受け、これらのばね力の釣合により、その位置が定
まる。また、この可動弁体110には、バイアスばね室
100と感温ばね室90とを連通する連通孔111が形
成されている。
【0035】よって、湯流路134に流入した湯は、可
動弁体110と湯側弁座136との間の湯側ポート13
8を通過してバイアスばね室100に流入し、その後連
通孔111を通過して感温ばね室90内に流入する。一
方、水流路144に流入した水は、可動弁体110と水
側弁座146との間の水側ポート148を通過して感温
ばね室90内に流入する。このため、この感温ばね室9
0内において湯水が混合され、その混合比は、可動弁体
110とその両側の弁座との間の間隙の比で定まる。混
合弁カートリッジ70の感温ばね室90において混合さ
れた湯水は、後述の切換弁カートリッジ150を経て流
路174または流路184に流入し、カラン出口170
またはシャワー出口180から吐水される。
【0036】感温ばね92は、温度に応じて弾性係数が
変化する金属によって形成されている。温度に応じて弾
性係数が変化する金属材料としては、ニッケル・チタン
合金からなる形状記憶合金(SMA)の範疇に属する合
金が知られている。このSMAが温度に応じて弾性係数
を変化させることにより、感温ばね92のばね定数が温
度に応じて変化する。一方、バイアスばね102は温度
に関して一定のばね定数を有する通常のばね材料により
形成されている。
【0037】スライド室120には、バイアスばね10
2のばね受け122が軸方向変位自在、かつ回転不能に
混合弁カートリッジ70の内側にスプライン嵌合されて
おり、ばね受け122の内ねじには、温度調節ハンドル
80に固定されたウォーム124が噛み合っている。し
たがって、温度調節ハンドル80を回転させることによ
り、ウォーム124が回転し、ばね受け122が軸方向
にスライドして、バイアスばね102の付勢量が変化す
る。この結果、感温ばね92とバイアスばね102との
釣合が崩れて可動弁体110は新たな釣合の位置まで変
位し、可動弁体110とその両側の弁座との間の新たな
間隙の比となるよう湯水の混合比が変化して、混合湯水
の温度が変わる。
【0038】温度調節ハンドル80によりバイアスばね
102の付勢量を調節することにより出湯温度を設定し
た後は、次に説明するように感温ばね92とバイアスば
ね102により出湯温度が調節される。
【0039】出湯開始後、混合湯水が設定温度となり、
給湯機からの給湯温度,水道水温または流量等の条件が
定常状態にある時には、可動弁体110は、感温ばね室
90内の混合湯水の温度により発生する感温ばね92の
ばね力とバイアスばね102のばね力との釣合により位
置が決定され、静止している。この状態から、給湯機か
らの給湯温度、水道水温または流量等の条件が外乱によ
り変動し、混合湯水の温度が設定温度より高くなると、
感温ばね92は、この温度変化に応じてばね定数を大き
い側に変化させ、ばね力を増大させる。このことによ
り、感温ばね92のばね力とバイアスばね102のばね
力との釣合が崩れ、感温ばね92は、バイアスばね10
2の予荷重を増加させ、可動弁体110を図3左方に変
位させる。この可動弁体110の変位に従って、湯の割
合が減少し、混合湯水の温度が低下する。反対に、混合
湯水の温度が設定温度より低くなると、感温ばね92
は、この温度変化に応じてばね定数を小さな側へ変化さ
せ、そのばね力を減少させる。このことにより、感温ば
ね92のばね力とバイアスばね102のばね力との釣合
が崩れ、バイアスばね102が感温ばね92の付勢力に
抗して可動弁体110を図3右方に変位させる。この可
動弁体110の変位に従って、水の割合が減少し、混合
湯水の温度が上昇する。こうした感温ばね92の作用に
より混合湯水の温度は設定温度に保持される。
【0040】切換弁ケーシング66内に収納された切換
弁カートリッジ150も、流体を制御する弁装置であ
り、混合湯水の吐水・止水の切換および吐水量の調整を
行なうための切換弁152をハウジング153内に回動
自在に収納して備える。また、その外周には、混合湯水
を流路174に流入させるための環状の流路172と同
じく混合湯水を流路184に流入させるための環状の流
路182とを備える。そして、内側ケーシング60に切
換弁カートリッジ150が水密に収納されることで、こ
の流路172と流路174とは、切換弁ケーシング66
に形成された孔173を介して連通する。同様に、流路
182と流路184とは、切換弁ケーシング66に形成
された孔183を介して連通する。この切換弁152に
は、感温ばね室90において混合された湯水が切換弁1
52の端面から流入する流入室154が形成されてお
り、この流入室154を覆うよう、切換弁152には弁
体155が取り付けられている。一方、ハウジング15
3には、流入室154と流路172とを連通する湯水通
過孔156と、流入室154と流路182とを連通する
湯水通過孔157とが穿孔されている。この湯水通過孔
156および157は、切換弁152の回転により弁体
155を介してその開口面積を変化させる。また、切換
弁152は切換ハンドル160に固定されており、切換
ハンドル160を回転させることにより、切換弁152
が回転する。
【0041】よって、切換ハンドル160を介して切換
弁152を回転させて、切換弁152の弁体155によ
り湯水通過孔156を開口することで、その開口面積に
応じた吐水量の混合湯水が、流路172,切換弁ケーシ
ング66の孔173,流路174を経てカラン出口17
0から吐水される。また、弁体155により湯水通過孔
157を開口することで、その開口面積に応じた吐水量
の混合湯水が、流路182,切換弁ケーシング66の孔
183,流路184を経てシャワー出口180から吐水
される。弁体155により湯水通過孔156および15
7のいずれをも開口しないことで止水する。したがっ
て、上記した切換弁カートリッジ150により、カラン
出口170からの混合湯水の吐水・止水、シャワー出口
180からの混合湯水の吐水・止水の切替および吐水量
の調整がなされる。
【0042】以上説明した実施例の湯水混合水栓によれ
ば、混合弁ケーシング62および切換弁ケーシング66
を挿入方向に向かって外径が段階的に小さくなる形状と
したので、一体射出成形により形成することが容易とな
り、大量生産に適した形状とすることができる。また、
混合弁ケーシング62および切換弁ケーシング66を挿
入方向に向かって外形が段階的に小さくなる形状とする
ことにより、混合弁ケーシング62または切換弁ケーシ
ング66を外側ケーシング50に挿入する際に、シール
部材が横ずれする距離を小さくすることができる。例え
ば、混合弁カートリッジ70の挿入端に設置されるOリ
ング191cは、外側ケーシング50の奥深い位置に設
けられるが、外側ケーシング50の段差部54bから数
ミリ外側ケーシング50の内周面に接触しながら横ずれ
するだけでよい。したがって、シール部材の損傷を軽減
することができる。
【0043】混合弁ケーシング62および切換弁ケーシ
ング66をPPSで形成したので、湯水混合水栓全体の
重量が軽くなり、湯水混合水栓の運搬や取付工事時に容
易に取り扱うことができる。さらに、外側ケーシング5
0をもPPSにより形成したので、湯水混合水栓全体の
重量を軽くすることができる。また、混合弁ケーシング
62および切換弁ケーシング66をPPSにより形成し
たので、滑らかな表面とすることができ、外周面を研削
・研磨等する工程を設ける必要がなく、短時間で組み立
てることができる。さらに、外側ケーシング50をもP
PSにより形成したので、内周面を研削・研磨等をする
必要がない。
【0044】本実施例では、外側ケーシング50をPP
Sにより形成したが、金属材料を用いて形成する構成、
例えば、鋳型形成する構成、金属パイプにより形成する
構成であってもかまわない。また、混合湯水の温度制御
にSMAによる感温ばね92を用いる構成としたが、ワ
ックスエレメントを用いる構成も差し支えない。もとよ
り、感温素子による温度制御を行なわない構成であって
もかまわない。また、本実施例では、カランとシャワー
との選択により吐水する構成としたが、カランのみの吐
水またはシャワーのみの吐水とする構成であってもかま
わない。
【0045】また、外側ケーシング50の外観形状を円
筒形としたが多角柱形や楕円柱形も好適である。内部部
材である混合弁ケーシング62および切換弁ケーシング
66の外観形状も円形である必要はなく、多角形や楕円
であっても差し支えない。さらに、混合弁カートリッジ
70および切換弁カートリッジ150を他の水栓でも適
合するカートリッジ形式のものを用いたので、混合弁ケ
ーシング62および切換弁ケーシング66の内周面の内
径は一定であるが、内周面に凹凸部を設けた構成であっ
てもかまわない。
【0046】次に本発明の第2の実施例について図4を
用いて説明する。図4は第2実施例の湯水混合水栓の断
面図である。第2実施例の湯水混合水栓は、第1実施例
の湯水混合水栓における外側ケーシング50と混合弁ケ
ーシング62とにより形成される各流路の構成および外
側ケーシング50と切換弁ケーシング66とにより形成
される各流路の構成が異なる点を除き、同一の構成を備
える。したがって、第2実施例の湯水混合水栓の外側ケ
ーシング50aと混合弁ケーシング62aおよび切換弁
ケーシング66aとについて以下に説明し、その他第1
実施例と同一構成部分(混合弁カートリッジ70および
切換弁カートリッジ150等)についての説明は省略す
る。
【0047】外側ケーシング50aは、第1の実施例の
外側ケーシング50と同様、本願発明における外部部材
に該当し、その内周面には、開端部から内部に向けて段
差部55a,55b,55c,57a,57b,57c
が形成されている。混合弁ケーシング62aは、第1の
実施例の混合弁ケーシング62と同様、本願発明におけ
る内部部材に該当し、その外周面には、Oリング用の凸
部63aと、段差部65a,65bとが形成されてい
る。段差部65aは、段差部65aの段差の左右(図4
中の左右)において、大きい方(図4中段差部65aの
左側)の外径は、外側ケーシング50の段差部55aで
の大きい方の内径より数ミリ小さく、小さい方の内径よ
り数ミリ大きく形成され、段差部65aの小さい方(図
中段差部65aの右側)の外径は、外側ケーシング50
の段差部55aの小さい方の内径より数ミリ小さく形成
されている。したがって、混合弁ケーシング62aの
差部65aの端面と外側ケーシング50aの段差部55
aの端面とが係合することにより、段差部65aの左右
(図4中の左右)に環状の空間を形成するので、ここ
を、湯流路130aと水流路142aとして用いること
ができる。また、混合弁ケーシング62aの段差部65
aの端面にはOリング設置用の溝が形成されており、こ
こに設置されたOリング192bが、外側ケーシング5
0aと混合弁ケーシング62aとが螺合することにより
外側ケーシング50aの段差部55aの端面に圧着さ
れ、流路130aと流路142aとをシールする。ま
た、混合弁ケーシング62aの段差部65bの端面にも
Oリング用の溝が形成されており、設置されたOリング
192cが、外側ケーシング50aの段差部55bの端
面に圧着されることにより、流路142aをシールす
る。
【0048】切換弁ケーシング66aは、第1の実施例
の切換弁ケーシング66と同様、本願発明における内部
部材に該当し、その外周面には、混合弁ケーシング6
aの外周面に形成された段差部65aと同様な形状の段
差部69aと69bとが形成されている。この段差部6
9aと69bが、外側ケーシング50aの段差部57a
と57bにそれぞれ係合することにより、段差部69a
と69bの左右(図4中の左右)に環状の空間を形成す
。これにより、シャワー出口180への混合湯水の流
路184a,水流路140aおよびカラン出口170へ
の混合湯水の流路174aが形成される。各流路は各段
差部端面に設置されたOリング197b,197c,1
97dによりシールされる。
【0049】以上説明した第2実施例の湯水混合水栓に
よれば、外側ケーシング50aの段差部端面と混合弁ケ
ーシング62aまたは切換弁ケーシング66aの段差部
端面との間にOリングを設置し、各流路をシールするの
で、Oリングに加わる荷重を調節することができ、シー
ル力を強くすることができる。したがって、液密性を高
くすることができる。また、段差部端面に設置されたO
リングは、混合弁ケーシング62aを外側ケーシング5
0aに挿着する際、外側ケーシング50aの内周面と接
触することがないので、Oリングの接触による損傷を防
止することができる。なお、その他の効果については第
1実施例と同一である。
【0050】次に第1実施例および第2実施例における
外側ケーシング50,50aと混合弁ケーシング62,
62aまたは切換弁ケーシング66,66aとの組み合
わせによる流路の形成方法、および、流路のシール方法
について説明する。図5は外部部材Aと内部部材Bとに
よる流路C,Dの形成および流路のシールを示した模式
図である。同図に示した外部部材Aは、実施例での外側
ケーシング50,50aを模式したものであり、内部部
材Bは、実施例での混合弁ケーシング62,62aまた
は切換弁ケーシング66,66aを模式したものであ
る。
【0051】図5(a)では、内部部材Bには、その外
周面に外部部材Aへの挿入方向に向かって段階的に外径
が小さくなる段差部が設けられており、外部部材Aに
は、その内周面に内部部材Bの外周面の段差に応じて段
差が設けられている。この内部部材Bの段差と外部部材
Aの段差を組み合わせることにより流路C,Dが形成さ
れる。シール部材E,F,Gは、各段差部における外部
部材Aの内周面と内部部材Bの外周面との間に設置さ
れ、流路C,Dを遮断する。第1実施例の外側ケーシン
グ50と混合弁ケーシング62または切換弁ケーシング
66との組み合わせがこの方法による流路の形成・シー
ルである。
【0052】図5(b)では、内部部材Bには、その外
周面に外部部材Aへの挿入方向に向かって段階的に外径
が小さくなる段差部が設けられており、外部部材Aに
は、その内周面に内部部材Bの外周面の段差間の長さに
合わせて段差が設けられている。この内部部材Bの段差
と外部部材Aの段差を組み合わせることによりにより流
路C,Dが形成される。シール部材F,Gは、内部部材
Bの各段差部の端面に設置され、外部部材Aの対応する
段差部の端面に押しつけられることにより、流路C,D
を遮断する。第2実施例の外側ケーシング50aと混合
弁ケーシング62aまたは切換弁ケーシング66aとの
組み合わせがこの方法による流路の形成・シールであ
る。
【0053】図5(c)では、内部部材Bには、その外
周面に外部部材Aへの挿入方向に向かって段階的に外径
が小さくなる段差部が設けられており、外部部材Aに
は、その内周面に内部部材Bの外周面の段差部に接地す
る凸部が設けられている。この内部部材Bの段差と外部
部材Aの凸部を組み合わせることによりにより流路C,
Dが形成される。シール部材F,Gは、各段差部におけ
る内部部材Bの外周面と外部部材Aの凸部との間に設置
され、流路C,Dを遮断する。また、図5(d)では、
内部部材Bは一段の段差部を有するのみで、外部部材に
長さの等しい複数の凸部を設けることにより、流路C,
Dを形成する。シール部材F,Gは、外部部材Aの凸部
と内部部材Bと外周面の間に設置され、流路C,Dを遮
断する。
【0054】以上説明した外部部材Aと内部部材Bとの
組み合わせによる流路の形成方法および流路のシール方
法は、単一の流路の形成方法および流路のシール方法に
より水栓を形成する必要はなく、複数の形成方法および
シール方法を用いて使用しても好適なことは勿論であ
る。
【0055】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、例えば、外側ケーシング50が金属材料により形成
された構成など、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の水栓
では、内部部材の外周面に、挿入方向先端に向かって外
径が小さくなる段差を有する形状としたので、外部部材
と内部部材との間に間隙を形成することができ、この間
隙の一部を流体の通路として用いることができる。
た、この請求項1記載の水栓では、内部部材を樹脂によ
り形成するので、金属材料に比較して比重が小さく、水
栓全体の重量を軽量にすることができ、水栓の取扱いを
容易とする。また、内部部材の外周面の表面粗さは、射
出成形するときの型の表面の粗さによって決定されるの
で、型の表面を滑らかにすることにより、形成される内
部部材の外周面の表面を滑らかにすることができる。し
たがって、Oリング等のシール部材が接触する部分につ
いて研削・研磨等の二次加工を不要とすることができ
る。さらに、内部部材の形状が簡単な形状とすることが
できるので、この場合、射出一体成形が容易となり、大
量生産することができる。
【0057】請求項2記載の水栓では、弁装置を備えた
ので、内部部材に有する通路に流れる流体に対して、流
体の流れの停止,切り換え,2種以上の流体の混合,混
合割合の調節,流速の調節等の種々の制御をすることが
できる。
【0058】請求項3記載の水栓では、弁装置を所定形
状のハウジングに収納したものを用いたので、弁装置の
組立を水栓の組立と別に行なうことができる。また、水
栓に弁装置を組み付ける場合にも部品数を少なくするこ
とができるので、水栓の組み付けを容易とすることがで
きる。さらに、弁装置に不良が生じた場合でも弁装置を
容易に交換することができる。
【0059】請求項4記載の水栓では、挿入穴を、弁装
置の操作部の連絡口に兼用するので、外部部材に設ける
穴を少なくすることができ、この結果、外部部材の強度
を維持することができる。
【0060】
【0061】請求項5記載の水栓では、内部部材を外部
部材に嵌挿する際、内部部材の外径が挿入方向先端に向
かって段階的に小さくなるので、内部部材の外周面に設
置したOリング等のシール部材がシール部付近のみの接
触でよく、シール部材の位置ずれや損傷を防止すること
ができる。
【0062】請求項6記載の水栓は、内部部材を外部部
材に嵌挿する際、シール部材はシール部以外の外部部材
に接触することがなく、シール部材の位置ずれや損傷を
防止することができる。また、内部部材の挿入方向への
圧着強さを調整することができるので、シール部材に適
した圧着強さを得ることができ、最適なシール効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である湯水混合水栓の外観平
面図である。
【図2】第1実施例の湯水混合水栓の給水脚金具20を
含む断面図である。
【図3】第1実施例の湯水混合水栓の本体断面図であ
る。
【図4】第2実施例の湯水混合水栓の本体断面図であ
る。
【図5】第1実施例および第2実施例における外部部材
Aと内部部材Bとによる流路C,Dの形成および流路の
シールを示した模式図である。
【符号の説明】
10…本体 20…給水脚金具 21…入り口 22…ハウジング 23…弁座 24…接続金具 26…パッキン 28…締め具 29…出口 30…止水弁 32…弁体 34…キャップ 35…ガイド部 36…端部 37…開口部 38…ストレーナ 40…給湯脚金具 50,50a…外側ケーシング 51…水入り口 52…湯入.り口 54a,54b,54c…段差部 55a,55b,55c…段差部 56a,56b,56c,56d…段差部 57a,57b,57c…段差部 58…通路 59a,59b…螺刻部 62,62a…混合弁ケーシング 63,63a…凸部 63c…螺刻部 64…段差部 65a,65b…段差部 66,66a…切換弁ケーシング 67,67a…凸部 67c…螺刻部 68a,68b…段差部 69a,69b,69c…段差部 70…混合弁カートリッジ 80…温度調節ハンドル 90…感温ばね室 100…バイアスばね室 110…可動弁体 111…連通孔 120…スライド室 124…ウォーム 130,130a…湯流路 133…孔 134…湯流路 136…湯側弁座 138…湯側ポート 140,140a…水流路 142,142a…水流路 143…孔 144…水流路 146…水側弁座 148…水側ポート 150…切換弁カートリッジ150 152…切換弁 153…ハウジング 154…流入室 155…弁体 156…湯水通過孔 157…湯水通過孔 160…切換ハンドル160 170…カラン出口 172…流路 173…孔 174,174a…流路 176…通路 180…シャワー出口 182…流路 183…孔 184,184a…流路 191a,191b,191c…Oリング 196a,196b,196c,196d…Oリング

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された流体を吐水口から吐水する水
    栓であって、 前記流体が流れ込む入と前記吐水口に繋がる出口と、
    該入口と出口を連通する通路とを有し、樹脂を用いて形
    成された内部部材と、 前記内部部材を挿入する挿入穴と、該挿入穴に連通し、
    該内部部材を収納する収納空間とを有する外部部材とを
    備え、 前記内部部材は、外周面に、挿入方向先端に向かって外
    径が小さくなる一以上の段差を有し、 前記外部部材は、前記収納空間に収納された前記内部部
    材の外周面と該外部部材の内周面との間に前記内部部材
    の入口および/または出口と連通する間隙を形成するよ
    う、内周面に一以上の段差を有することを特徴とする水
    栓。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水栓であって、 前記内部部材は、該内部部材の通路を流れる流体を制御
    する弁装置を備えるものである水栓。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の水栓であって、 前記弁装置は、前記内部部材の通路に嵌挿される所定形
    状のハウジングを有し、該ハウジング内に流体を制御す
    る機能の少なくとも一部を納めたものである水栓。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3いずれか記載の
    水栓であって、 前記挿入穴は、前記内部部材が該内部部材の通路に流れ
    る流体を制御する弁装置を備える場合には該弁装置と該
    弁装置の駆動部とを連絡する連絡口である水栓。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
    水栓であって、 前記外部部材の内周面と前記内部部材の外周面との間に
    設けられ、前記間隙を遮断するシール部材を備えた水
    栓。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4いずれか記載の
    水栓であって、 前記内部部材の端面または該内部部材の外周面に形成さ
    れた段差部端面と前記外部部材の内周面との間に設けら
    れ、前記間隙を遮断するシール部材を備えた水栓。
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