JP2019173512A - 弁装置 - Google Patents

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尚史 小里
清水 晃治
Koji Shimizu
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Abstract

【課題】流量調節機能および温度調節機能を備える弁装置において、吐水温度を安定させることのできる弁装置を提供する。【解決手段】弁装置100は、吐水温度を調節する温度調節部40と、吐水流量を調節する流量調節部42と、水栓本体側から湯および水がそれぞれ供給される湯側通流路11および水側通流路12とを備える。温度調節部40は、所定の軸方向に移動可能に配置される、湯側通流路11と水側通流路12の開度を調節する温調弁41と、温調弁41を軸方向の下側に付勢するバイアスばね43と、温調弁41を軸方向の上側に付勢する感温ばね44と、軸方向に進退可能に配置され、バイアスばね43を介して温調弁41を移動させる進退部材46とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、弁装置に関する。
従来より、ハウジング内にダイヤフラム弁を内蔵し、ハウジングの中心軸まわりに流量操作部を回転操作することで流量の調節を可能とした弁装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2016−70340号公報
上記のようなダイヤフラム弁を用いた弁装置において、ハウジングに水栓本体側から湯および水がそれぞれ供給される湯側通流路および水側通流路を形成し、ハウジングとともに回転する温調操作部を設ければ、温調操作部を回転操作することで湯側通流路および水側通流路のそれぞれの開口部の開口面積が変化し、湯と水の混合比が変化するので、吐水温度を調節することができる。
しかしながら、このような構成の弁装置の場合、例えば使用中に給湯圧や給水圧が変化した場合には、湯と水の混合比が変化し、設定した温度の吐水を安定して行うことができないおそれがある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、流量調節機能および温度調節機能を備える弁装置において、吐水温度を安定させることのできる弁装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の弁装置は、水栓本体に設けられる弁装置であって、吐水温度を調節する温度調節部と、吐水流量を制御する流量制御部と、水栓本体側から湯および水がそれぞれ供給される湯側通流路および水側通流路と、を備える。温度調節部は、所定の軸方向に移動可能に配置される、湯側通流路と水側通流路の開度を調節する温調弁と、温調弁を軸方向の一方側に付勢するバイアス部材と、温調弁を軸方向の他方側に付勢する感温部材と、軸方向に進退可能に配置され、バイアス部材を介して温調弁を移動させる進退部材と、を備える。
本発明によれば、流量調節機能および温度調節機能を備える弁装置において、吐水温度を安定させることのできる弁装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る弁装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る弁装置の正面図である。 本発明の実施形態に係る弁装置の上面図である。 図3に示す弁装置のA−A断面図である。
以下、本発明を好適な実施形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。また、本明細書において「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「内」、「外」等の方向を表す用語が用いられる場合、それらは図面に示された姿勢における方向を意味する。
図1は、本発明の実施形態に係る弁装置100の斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係る弁装置100の正面図である。図3は、本発明の実施形態に係る弁装置100の上面図である。
本実施形態に係る弁装置100は、いわゆる「バルブカートリッジ」であり、水栓本体(図示せず)に取り付けて使用される。弁装置100は、ハウジング10、制御軸36、流量操作部50および押ボタン51を備える。弁装置100を水栓本体に取り付けたとき、制御軸36には温度調節用のハンドル(図示せず)が連結され、流量操作部50には流量調節用のハンドル(図示せず)が連結され、押ボタン51にはプッシュボタン(図示せず)が連結される。
ハウジング10は、下部における側面に湯側通流路11および水側通流路12を有し、各通流路の開口部に水栓本体側に設けられた湯供給口および水供給口(図示せず)が接続される。
ハウジング10は筒状体である。制御軸36は、ハウジング10の中心軸と同軸に設けられる。制御軸36を回転させる操作によって、後述するようにハウジング10内に設けられた温調弁が上下方向に移動し、湯側通流路11の開度と水側通流路12の開度が変化する。これにより、開口部11a,12aから流入する湯と水の量が変わるので、吐水温度を調節することができる。
流量操作部50は、ハウジング10の中心軸まわり(すなわち制御軸36まわり)に回転可能に設けられる。後述するように、流量操作部50の回転操作により、ハウジング10内に設けられた主弁34が動作し、流量が調節される。弁装置100は、制御軸36の回転操作によって吐水温度を、流量操作部50の回転操作によって吐水流量を調節し、ハウジング10の下方に設けられた吐水口13aから吐水する。また弁装置100は、その上部に設けられた押ボタン51の押圧操作により、吐水状態と止水状態とを切り替えることができる。このように、本実施形態の弁装置100は、流量操作部50と押ボタン51の2つの吐水流量制御手段を有する。
図4は、図3に示す弁装置100のA−A断面図である。ハウジング10は筒状であり、下部に吐水路13が形成されており、吐水路13の下端部が吐水口13aとなっている。ハウジング10の下部側面には、湯側通流路11および水側通流路12が形成されている。湯側通流路11および水側通流路12は、上下に並んで配置されており、本実施形態では、下側(すなわち吐水口13a側)に水側通流路12が配置され、上側に湯側通流路11が配置されている。湯側通流路11には水栓本体側に設けられた湯供給口(図示せず)が接続され、湯が供給される。水側通流路12には水栓本体側に設けられた水供給口(図示せず)が接続され、水が供給される。
本実施形態に係る弁装置100は、ハウジング10内に吐水温度を調節する温度調節部40および吐水流量を調節する流量調節部42を備える。
まず、温度調節部40について説明する。温度調節部40は、制御軸36と、温調弁41と、バイアスばね43と、感温ばね44と、円筒部材45と、進退部材46と、流入室形成部材47とを備える。
円筒部材45は、ハウジング10内の略中央部に配置される。円筒部材45内の流路は、吐水路13に連通している。制御軸36は、ハウジング10の中心軸と同軸に配置された棒状体である。制御軸36の上端部は、押ボタン51から突出しており、制御軸36の下端部は、円筒部材45に回転拘束されるとともに円筒部材45に対して軸方向に進退可能なように、円筒部材45に支持されている。すなわち、制御軸36を回転させると円筒部材45も回転するが、制御軸36を軸方向に移動させても円筒部材45は軸方向に移動しない。
円筒部材45の外周面には雄ねじが形成されている。進退部材46は、内周面に雌ねじが形成された円筒状の部材である。進退部材46は、雌ねじが円筒部材45の雄ねじと螺合するように、円筒部材45に外挿される。制御軸36が回転操作されると、それとともに円筒部材45が回転し、円筒部材45の回転によって進退部材46が軸方向に進退移動する。
温調弁41は、略円筒状の部材であり、軸方向に移動可能に円筒部材45に外挿される。温調弁41は、湯側通流路11と水側通流路12の開度を調節する機能を有する。温調弁41は、軸方向に関して、湯側通流路11と水側通流路12の間に配置されている。図4から分かるように、温調弁41が下方向に移動すると、湯側通流路11の開度が大きくなるとともに、水側通流路12の開度が小さくなる。一方、温調弁41が上方向に移動すると、湯側通流路11の開度が小さくなるとともに、水側通流路12の開度が大きくなる。湯側通流路11と水側通流路12の開度が変化すると、湯と水の混合比が変わるので、吐水温度を調節することができる。温調弁41は、内壁部41aと外壁部41bとの間に流路41cを有する。
流入室形成部材47は、円筒状の部材であり、温調弁41の上方に、円筒部材45を囲うように配置される。流入室形成部材47の内周面と円筒部材45の外周面との間に流入室48が形成される。流入室48は、湯側通流路11、水側通流路12と連通している。湯側通流路11に供給された湯は、流入室48に流れ込む。水側通流路12に供給された水は、温調弁41の流路41cを通って流入室48に流れ込む。従って、湯と水は流入室48で混合される。流入室48で混合された混合水は、後述する流量調節部42を通って吐水路13に流れ込み、吐水口13aから吐出される。
バイアスばね43は、温調弁41を軸方向の下端側に付勢するように、円筒部材45に外挿される。バイアスばね43の上端部は進退部材46の下端部に当接しており、バイアスばね43の下端部は温調弁41の上端部に当接している。
感温ばね44は、温度によって付勢力の変化するばねであり、例えば形状記憶合金ばね(SMA(shape memory alloy)ばね)を用いることができる。感温ばね44は、温調弁41を軸方向の上端側に付勢するように、ハウジング10の下部に形成された吐水路13内に設けられている。感温ばね44の上端部は温調弁41の下端部に当接しており、感温ばね44の下端部はハウジング10の底面10aに当接している。感温ばね44は、温度が高くなると付勢力が大きくなり、温度が低くなると付勢力が小さくなる特性を有する。
このように、温調弁41にはバイアスばね43の付勢力と感温ばね44の付勢力とが互いに逆方向に作用しているので、温調弁41は、バイアスばね43の付勢力と感温ばね44の付勢力との釣り合いにより軸方向の位置が制御される。
上述したように、制御軸36の回転操作により、進退部材46が軸方向に進退移動する。この進退部材46の進退移動により、バイアスばね43を介して温調弁41を軸方向に移動させ、吐出温度を所望の温度に設定することができる。この設定温度よりも吐水路13を流れる混合水の温度が高くなった場合、感温ばね44の付勢力が大きくなるので、温調弁41は軸方向上方に移動する。これにより、湯側通流路11の開度が小さくなるとともに水側通流路12の開度が大きくなって湯の流入量が減って水の流入量が増えるので、混合水の温度を低下させ、設定温度に戻すことができる。一方、設定温度よりも吐水路13を流れる混合水の温度が低くなった場合、感温ばね44の付勢力が小さくなるので、温調弁41は軸方向下方に移動する。これにより、湯側通流路11の開度が大きくなるとともに水側通流路12の開度が小さくなって湯の流入量が増えて水の流入量が減るので、混合水の温度を上昇させ、設定温度に戻すことができる。このように、温度調節部40によれば、吐水温度を所望の温度に設定できるとともに、吐水温度を設定温度で安定させることができる。
本実施形態では、図4に示すように、吐水口13aの近傍に感温ばね44が配置されている。このように使用者に最も近いところに感温ばね44を設けることにより、実際の吐水温度をより使用者が所望する設定温度に近づけることができる。本実施形態では、吐水口13aの近傍に感温ばね44を配置したが、流量調節部42よりも下流側に感温ばね44が配置されていれば、流量調節部42より上流側に配置される場合よりも使用者に近いところに感温ばね44が配置されることになるので、設定温度に近い吐水温度を得るという点で好ましい。
次に、流量調節部42について説明する。流量調節部42は、主弁34と、弁座形成部材37と、流量操作部50と、軸受部60と、内蓋24とを備える。弁座形成部材37は、流入室形成部材47の上方に配置され、主弁34が着座する主弁座37aを提供する。
主弁34は、流入室48と吐水路13との間、すなわち主水路上に設けられる。主弁34は、ダイヤフラム式の弁であり、樹脂材料などによって形成される硬質の主弁本体64と、ゴムなどの弾性材料によって形成されるダイヤフラム膜66と、を含む。これらは略円板状の所定の形状を有する。主弁本体64は、下向きに突出する環状の突出部64aを有し、この突出部64aがダイヤフラム膜66に形成された貫通孔66aを挿通した状態でダイヤフラム膜66に対して固定される。
ダイヤフラム膜66の外周部分がハウジング10に固定されることにより、主弁34はハウジング10に対して固定される。弾性体であるダイヤフラム膜66の中心部分とそこに固定された主弁本体64とは、圧力変動により、ダイヤフラム膜66の外周部分がハウジング10に固定された状態で上下方向に移動する。この移動によって主弁34と主弁座37aとの距離が変化し、主水路が開閉する。具体的には、主弁34が主弁座37aに着座することによって主水路が閉じ、主弁34が主弁座37aから離れることによって主水路が開く。また、主弁34と主弁座37aとの距離に応じて開度が変化し、主水路を流れる水の流量すなわち吐水流量が変化する。
ハウジング10内には、主弁34を覆うように配置される内蓋24が設けられている。内蓋24は、皿状であり、主弁34の背面側(流入室48と反対側)との間に背圧室68を画成する。
主弁本体64には、この背圧室68と流入室48とを連通させる第1貫通孔(図示せず)が形成されている。この第1貫通孔は、流入室48内の水を背圧室68に導いて背圧室68の圧力を増大させる。
また主弁本体64には、その中心を上下に方向に貫通して背圧室68と流出水路62とを連通する第2貫通孔64bが形成されている。この第2貫通孔64bには、上述した制御軸36が挿通される。制御軸36の外周面と第2貫通孔64bとの間には、環状の隙間が形成される。この隙間は、背圧室68内の水を吐水路13に抜いて背圧室68の圧力を減少させるパイロット水路70を構成する。
主弁本体64は、上向きに突出して制御軸36を環囲する環状の凸部64cを有する。凸部64cは、Oリング72を保持する。閉弁状態では、背圧室68とパイロット水路70とは、制御軸36とOリング72とによって遮断される。開弁状態では、制御軸36に形成された凹部36aがOリング8と径方向で対向し、それらの間には微少な隙間が形成される。つまり、背圧室68とパイロット水路70とは、制御軸36とOリング72とによって遮断されず、通じている。
制御軸36は、軸受部60により回転可能に支持されている。軸受部60は円板状であり、内蓋24の上方に設けられている。軸受部60は、中央部の軸対象な位置に、軸方向に延びるガイド板60aを有する。
流量操作部50は円筒状であり、ハウジング10に内挿されて回転可能に支持されている。流量操作部50は、押ボタン51、駆動部52およびカム部53を有する。押ボタン51は円筒状であり、流量操作部50の内周面に嵌め合わされており、流量操作部50に回転拘束されている。駆動部52は円筒状であり、押ボタン51の内周面に嵌め合わされており、流量操作部50に回転および軸方向への移動が拘束されている。
駆動部52の内周面には雌ねじが形成されており、該雌ねじに螺合する雄ねじが形成された可動部35が制御軸36の端部に配設されている。可動部35は、軸受部60のガイド板60aに接触して回転拘束され、雄ねじ部分が駆動部52の雌ねじに螺合し、駆動部52の回転によって軸方向に直動する。
流量操作部50が回動操作されると、可動部35が直動して制御軸36が軸方向に移動する。制御軸36の移動により、制御軸36の凹部36aとOリング72との隙間が大きくなると、背圧室68からパイロット水路70へ多量のパイロット流が生じ、背圧室68の圧力が減少して主弁34が主弁座37aから離間する。主弁34は、流入室48、吐水路13側の圧力と背圧室68側の圧力がバランスする位置で停止する。制御軸36の凹部36aとOリング72との隙間が減少し、パイロット流の流量が抑制されることによって、主弁34の位置が決まる。このように、流量操作部50の回動操作により主弁34の位置を制御して、吐水流量を調節することができる。
弁装置100において、押ボタン51が押圧されて押し込まれた状態とされると、吐水しない止水状態となる。カム部53は、流量操作部50の内側面に形成されたカム53a、従動カム53bおよび切換カム53cを有する。カム53aは、制御軸36を吐水路13側へ押し込んで止水する止水位置と、制御軸36を止水位置から引き込んで吐水する吐水位置を有する。カム53aが止水位置とされると、主弁34が閉状態となり、カム53aが吐水位置とされると、主弁34が開状態となる。押ボタン51側に設けた従動カム53bは、スプリング等による復元力によってカム53aに押圧されて接触しており、押ボタン51を押す操作によってカム53aの吐水位置から止水位置に移動する。従動カム53bは、押ボタン51を更に押し込む操作によって、切換カム53cによって位置が切り替わり、止水位置から吐水位置に移動する。
尚、実施形態に係る弁装置100は、カム部53が吐水位置にあるときでも、制御軸36の軸方向位置によって主弁34を閉状態にして止水することができる。また、弁装置100は、押ボタン51を設けずに流量操作部50の回転操作のみで吐水および止水を行うようにしてもよい。あるいは、弁装置100は、流量操作部50を設けずに押ボタン51の押し込み操作のみで吐水および止水を行うようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態をもとに説明した。これらの実施形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
以上の記載から、下記の発明が認識される。
本発明のある態様の弁装置は、水栓本体に設けられる弁装置であって、吐水温度を調節する温度調節部と、吐水流量を制御する流量制御部と、水栓本体側から湯および水がそれぞれ供給される湯側通流路および水側通流路と、を備える。温度調節部は、所定の軸方向に移動可能に配置される、湯側通流路と水側通流路の開度を調節する温調弁と、温調弁を軸方向の一方側に付勢するバイアス部材と、温調弁を軸方向の他方側に付勢する感温部材と、軸方向に進退可能に配置され、バイアス部材を介して温調弁を移動させる進退部材と、を備える。
この態様によると、流量調整機能と温度調整機能の両方を実現できるとともに、吐水温度を安定させることができる。感温部材は、例えば形状記憶合金ばねやワックスエレメントであってよい。
流量制御部は、回転操作される流量操作部と、流量操作部の回転操作により開度を変化させて吐水流量を調節する主弁と、を備えてもよい。
流量制御部は、押ボタンと、押ボタンが押し込まれたときに、吐水流量を調節する主弁を閉状態とし、押ボタンの押し込みが解除されたときに、主弁を開状態とする開閉切替機構と、を備えてもよい。
感温部材は、流量制御部より下流側に配置されてもよい。例えば、感温部材は、弁装置の吐水口近傍に配置されてよい。この場合、実際の吐水温度をより使用者が所望する設定温度に近づけることができる。
10 ハウジング、 11 湯側通流路、 12 水側通流路、 13 吐水路、 24 内蓋、 34 主弁、 35 可動部、 36 制御軸、 37 弁座形成部材、 40 温度調節部、 41 温調弁、 42 流量調節部、 45 円筒部材、 46 進退部材、 47 流入室形成部材、 48 流入室、 50 流量操作部、 51 押ボタン、 52 駆動部、 53 カム部、 60 軸受部、 62 流出水路、 64 主弁本体、 66 ダイヤフラム膜、 68 背圧室、 70 パイロット水路、 72 Oリング、 100 弁装置。

Claims (4)

  1. 水栓本体に設けられる弁装置であって、
    吐水温度を調節する温度調節部と、
    吐水流量を制御する流量制御部と、
    前記水栓本体側から湯および水がそれぞれ供給される湯側通流路および水側通流路と、
    を備え、
    前記温度調節部は、
    所定の軸方向に移動可能に配置される、前記湯側通流路と前記水側通流路の開度を調節する温調弁と、
    前記温調弁を軸方向の一方側に付勢するバイアス部材と、
    前記温調弁を軸方向の他方側に付勢する感温部材と、
    軸方向に進退可能に配置され、前記バイアス部材を介して前記温調弁を移動させる進退部材と、
    を備えることを特徴とする弁装置。
  2. 前記流量制御部は、
    回転操作される流量操作部と、
    前記流量操作部の回転操作により開度を変化させて吐水流量を調節する主弁と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の弁装置。
  3. 前記流量制御部は、
    押ボタンと、
    前記押ボタンが押し込まれたときに、吐水流量を調節する主弁を閉状態とし、前記押ボタンの押し込みが解除されたときに、前記主弁を開状態とする開閉切替機構と、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の弁装置。
  4. 前記感温部材は、前記流量制御部より下流側に配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の弁装置。
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