JP3018945B2 - 湯水混合装置 - Google Patents

湯水混合装置

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JP3018945B2
JP3018945B2 JP7171836A JP17183695A JP3018945B2 JP 3018945 B2 JP3018945 B2 JP 3018945B2 JP 7171836 A JP7171836 A JP 7171836A JP 17183695 A JP17183695 A JP 17183695A JP 3018945 B2 JP3018945 B2 JP 3018945B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湯と水の混合比率を調
節し、設定温度に混合するとともに、混合湯の流量調節
または出湯方向の切換を行う湯水混合装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の湯水混合装置(例えば特
公平3−20635号公報)のハウジング内に組み込ま
れる制御部を図6に示す。同図において、Aは温度設定
部であり、温調ハンドル(図示せず)が駆動されると、
温調スピンドル16が連動する。スピンドル16は、そ
の軸方向の中央部が中空状のスピンドルケース19に回
転自在に枢支されており、鍔部16aとセットリング2
1によりスピンドルケース19に対する軸方向位置を規
制してある。スピンドルケース19の中空部内にはスラ
イダー24がセレーション嵌合により左右移動自在に装
着されている。スピンドル16とスライダー24は、そ
れぞれの雄螺子16bと雌螺子24aにより螺合してあ
る。さらに、スライダー24は中空部内にリリーフスプ
リング26とリリーフスプリング26により右側方向へ
付勢される円板27が内蔵され、ストッパーリング29
により円板27の飛び出しを防止してある。リリーフス
プリング26は止水時における感温伸縮体34の突出子
34bの突出を吸収するものである。
【0003】すなわち、温度設定部Aにおいて、温調ハ
ンドルを回転させることにより、スピンドル16が一体
に回転し、スライダー24を軸方向に移動させることが
できる。
【0004】制御弁部Bは、スプールケース36と感温
伸縮体(ワックスペレット)34を備えたスプール35
とからなる。スプール35はケース36内に左右摺動自
在に嵌挿されてスプリング37により常時左側方向に付
勢されている。スプールケース36は、左端側において
スピンドルケース19の右端に螺合締結30され、ハウ
ジングに嵌挿してある。スプールケース36は、ハウジ
ングの供給水室に位置する外周面上の一部に円周方向の
水流入構(スリット状)38が穿設され、さらにハウジ
ングの供給湯室に位置する外周面上の一部に円周方向の
湯流入構(スリット状)39が穿設されている。さらに
スプールケース36の右端寄りには円周方向のと吐出口
40が穿設されている。スプール35は前後端に水弁3
1及び湯弁32が形成されており、水弁31とスプール
ケース36内に形成された環状の水弁座36aとにより
水流入路Gを形成し、湯弁32と可動栓体41に一体ま
たは弁体に形成された湯弁座41aとにより湯流入路H
を形成する。スプール35は、通水孔35aを穿設した
ボス部35bに感温伸縮体34を螺着してある。大径の
感温部34aを可動栓体41の混合湯水路41c内に配
するとともに、突出子34bの先端部を円板27に当接
させてある。突出子34bは封入されたワックスの感温
による膨張収縮に応じて突出及び退入動作し、突出及び
退入量が混合水の変化量に一義的かつ直接的に比例す
る。リターンスプリング37は、可動栓体41の中空部
において、感温伸縮体34の膨出径大部と可動栓体41
の底部との間に、湯と水を混合攪拌するように混合湯水
路41cを斜めに横切るような状態で挿嵌されている。
このリターンスプリング37の付勢力は、リリーフスプ
リング26の付勢力よりも小さく設定してあるので、円
板27は定常時においてストッパーリング29に圧接係
止されて位置する。
【0005】つまり、制御弁部Bに感温伸縮体34の突
出子34bのストロークによりスプール35の位置が決
定され、湯水流入路G、Hの開口面積比すなわち湯水の
混合比が決定される。
【0006】流量設定部Cは、リターンスプリング37
の反発弾性力を受ける可動弁体41の左端よりを、スプ
ールケース36内に左右摺動自在に挿嵌している。ま
た、可動弁体41の右端寄りに栓体ケース42を外嵌し
ている。そして、栓体ケース42の後端中央寄りに、調
節ねじ43を螺合し、調節ねじ43の進退により可動栓
体41が進退するようになっている。ストッパー45
は、流量設定ハンドル46の回しすぎによる可動栓体4
1の締めすぎ、および可動栓体41の回転を防止するも
のであり、弁体31、32およびパッキンの損傷を防止
している。可動栓体41は、流量設定ハンドル(図示せ
ず)の回転による調節ねじ43の進退に伴い、水弁座3
6aと湯弁座41aとの距離Lを変化させ、湯水混合水
量を調節する。
【0007】温度設定部Aと制御弁部Bで混合湯温を調
節され、流量設定部Cにより流量を調節された混合湯
は、排出口41e、吐出口40を通り、ハウジングの流
出路(図示せず)を経て出湯される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
ような従来の湯水混合装置では、可動栓体41を軸線方
向に摺動するため、可動弁体41とシール材との摺動抵
抗が大きくなり、操作性が悪くなるととともに、シール
材の摩耗が増えるいう課題があった。
【0009】また、摺動抵抗が大きいため、可動弁体4
1を電気により駆動すると、駆動手段が大きくなってし
まうという問題点があった。
【0010】また、スプール35と、水弁座36aおよ
び湯弁座41aを当接することにより、閉止機能を持た
せるため、スプール35と、水弁座36aおよび湯弁座
41aの当接面を精密な加工仕上げが必要とするか、ス
プール35の両端または湯水弁座36a、41aの当接
面に弾性部材を用いなければならなかった。そのため加
工コストが高くなっているとともに、弾性部材を用いた
場合には精密な寸法精度が出しにくいため湯水混合比に
ばらつきが生じる可能性があった。
【0011】さらに、水弁座36aと湯弁座41aとの
距離Lを変化させ、湯水混合水量を調節するため、切換
機能を有することが不可能であり、流出路を2つ以上設
ける場合には、別に切換弁が必要であった。
【0012】加えて、水弁座36aと湯弁座41aとの
距離Lを変化させ、湯水混合水量を調節を行う場合に、
スプール35も同時に駆動されるため、湯水の開口面積
比を流量変更前と変化する可能性があった。すなわち、
混合湯量を調節した後、感温伸縮体34が膨張収縮し、
湯水の開口面積比をもとの状態にするまでの時間、混合
湯温が変動するという課題があった。
【0013】また、流量変更を行うと、感温伸縮体3
4、リターンスプリング37、リリーフスプリング26
のそれぞれの付勢力が変化するため、感温伸縮体34が
膨張収縮した後の開口面積比がそのヒステリシスにより
流量変更前とは異なった比率となり、混合湯温が変動し
た状態で維持され、流量設定前の混合湯温に復帰されな
い可能性があった。
【0014】本発明は上記課題を解決するものであり、
流量調節時の流量調節弁体の摺動性を低減し操作性を向
上するとともに、耐久性に優れ、コンパクトである湯水
混合装置を提供することを第一の目的としている。
【0015】第二の目的は、流量調節および止水機能だ
けでなく流路の切換機能を備えており、部品点数が少な
く、コンパクトな湯水混合装置を提供することにある。
【0016】第三の目的は、流量調節および止水機能だ
けでなく切換機能を備えており、部品点数が少なく、コ
ンパクトであるとともに、流量調節により湯水の開口面
積比に変化のない湯水混合装置を提供することにある。
【0017】第四の目的は、設定された温度で確実に混
合湯温を得ることのできるとともに、流量弁をコンパク
トな駆動手段で駆動できる使い勝手のよい電子式湯水混
合装置を提供することにある。
【0018】第五の目的は、付勢力調節手段の調節量が
少なく、コンパクトである湯水混合装置を提供すること
にある。
【0019】第六の目的は、温度応答性に優れ、コンパ
クトである湯水混合装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために本発明の湯水混合装置は、湯と水の混合比率を
調節する混合弁と、混合湯の流量を調節する流量弁を有
し、流量弁の流量弁体に混合弁の弁座を構成したもので
ある。
【0021】上記第二の目的を達成するために本発明の
湯水混合装置は、軸方向に移動可能の可動弁体により
と水の混合比率を調節する混合弁と、少なくとも二つの
流出口を有し、軸方向に固定された回転可能である流量
弁体により混合湯の流量調節および流路切換を行う流量
弁を有し、流量弁の流量弁体に混合弁の弁座を構成した
ものである。
【0022】また、上記第三の目的を達成するために本
発明の湯水混合装置は、水流入路と湯流入路とを軸線方
向に間隔をおいて周壁に設けたハウジングと、水側弁座
と湯側弁座の間で移動可能であり、湯水の混合比を調節
する可動弁体を有する混合弁と、可動弁体に互いに相反
する方向に付勢力を作用させ、付勢力の釣り合いにより
可動弁体を位置決めする第一及び第二の付勢手段と、第
一及び第二の付勢手段の少なくとも一方の付勢力を調節
する付勢力調節手段と、ハウジングに設けられた少なく
とも二つの混合湯の流出路と、それぞれの流出路と通過
可能な流出孔を設けた流量弁体を有する流量弁と、流量
弁を駆動する流量操作手段を有し、流量弁体に水側弁座
を構成したものである。
【0023】上記第四の目的を達成するために本発明の
湯水混合装置は、水流入路と湯流入路とを軸線方向に間
隔をおいて周壁に設けたハウジングと、水側弁座と湯側
弁座の間で移動可能であり、湯水の混合比を調節する可
動弁体を有する混合弁と、可動弁体に互いに相反する方
向に付勢力を作用させ、付勢力の釣り合いにより可動弁
体を位置決めする第一及び第二の付勢手段と、第一及び
第二の付勢手段の少なくとも一方の付勢力を電気的に調
節する付勢力調節手段と、ハウジングに設けられた少な
くとも二つの混合湯の流出路と、それぞれの流出路と通
過可能な流出孔を設けた流量弁体を有する流量弁と、流
量弁を電気的に駆動する流量操作手段と、混合弁により
混合される湯温を設定する湯温設定手段と、混合弁下流
側に設けられた湯温検出手段と、湯温設定手段により設
定された設定温度と湯温検出手段により検出された混合
湯温との偏差が存在する場合、偏差を打ち消す側に付勢
力調節手段を制御するとともに流量操作手段を制御する
制御手段を有し、流量弁体に水側弁座を構成したもので
ある。
【0024】上記第五の目的を達成するために本発明の
湯水混合装置は、第一の付勢手段を混合湯温により付勢
力が変化する感温材料からなり混合弁からの湯温上昇に
伴い湯の割合を減少させる方向に可動弁体を付勢する感
温体として構成したものである。
【0025】上記第六の目的を達成するために本発明の
湯水混合装置は、感温体を温度に応じてばね定数が変化
する形状記憶素子製の感温コイルばねとして構成したも
のである。
【0026】
【作用】本発明の湯水混合装置は上記した構成により、
流量弁体を混合湯の流量調節に際して回転駆動するの
で、摺動抵抗を軽減することができる。また、混合弁の
弁座及び弁体が、湯水の開口面積比を変更する方向に駆
動されることなく流量調節を行うことができるので、混
合湯温が変動しない。
【0027】また本発明の湯水混合装置は上記した構成
により、混合弁の弁座を流量弁体に設けているので、流
量調節及び流路の切換機能を有しながら、大幅に部品削
減が可能であるとともに、コンパクト化を図ることがで
きるものである。
【0028】さらに本発明の湯水混合装置は上記した構
成により、可動弁体が湯水の混合比を変更する軸線方向
(湯水の開口面積比を変化する方向)に流量弁体を駆動
しないので、混合湯の流量調節、止水、流路切換時に、
湯水の開口面積比は変化しない。従って、流量調節及び
流路切換時において湯温が変動しないとともに、止水後
の再出湯時も前回の混合湯温が維持することができるも
のである。
【0029】加えて本発明の湯水混合装置は上記した構
成により、制御手段が湯温検出手段により検出された混
合湯温と湯温設定手段によって設定された設定温度を一
致するように付勢力調節手段を制御しているので、湯水
の圧力変動や付勢手段のヒステリシスなどによる温度偏
差が生じても、フィードバック制御により操作を行うこ
となく温度補正が行われるものである。また、軸線方向
に流量弁体を駆動しないことで、摺動抵抗を軽減してい
るので、低コストでコンパクトな流量操作手段を用いる
ことができるとともに、流量調節、止水、流路切換操作
においても使い勝手を向上できるものである。
【0030】さらに本発明の湯水混合装置は上記した構
成により、第一の付勢手段である感温体の付勢力が混合
湯温の変動に伴い変化するので、湯温変動が生じても、
機械的フィードバック制御により湯水混合比を調節する
ことができるものである。また、感温体のヒステリシス
により湯水混合比が湯温変動前と変化しても、機械的フ
ィードバック制御が行われているので、付勢力調節手段
の調節量を大幅に抑制できるものである。
【0031】加えて本発明の湯水混合装置は上記した構
成により、熱容量が小さくかつ熱伝導性のよく、かつ付
勢力が混合湯温の変動に伴い変化する形状記憶素子製の
スプリングが、機械的フィードバック制御を行うので、
湯温変動が生じても、瞬間的に湯水混合比が調節され
る。従って、使用者は湯温変動をほとんど感じることが
ない。
【0032】
【実施例】以下本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。
【0033】図1は本発明の第一の実施例を示す湯水混
合装置50の構成図である。同図において51は水の供
給路である給水管、また52は湯の供給路である給湯管
であり、それぞれハウジング53の水流入路54、湯流
入路55に連通している。ハウジング53には、右側端
面から水側弁座56と湯側弁座57が同一軸線上に挿嵌
されるように、円筒孔58が設けてあるとともに、同一
円周上に溝状の水流入路54、湯流入路55がそれぞれ
設けられている。
【0034】湯水混合弁50の混合弁59は、水流入路
54、湯流入路55から供給される水および湯を、軸線
方向に移動可能である可動弁体60の可動により、水側
弁座56および湯側弁座57との隙間距離を反比例的に
変化し、湯水の開口面積比を調節し、混合湯温を調節し
ている。円筒形状の可動弁体60は、中空状の水側弁座
56内部の混合湯路61に設けられた第一の付勢手段
(感温体)である感温コイルばね62により、左側に付
勢されているとともに、中空状の湯側弁座57内部に設
けられた第二の付勢手段である通常のバイアスばね63
により右側に付勢され、その付勢力の釣り合いによって
位置決めされている。感温コイルばね62は、形状記憶
素子製のばねであり、温度に応じてばね定数の変化する
ものである。
【0035】設定温度の調節を行う付勢力調節手段64
は、回転駆動により、希望温度を設定できるようになっ
ている。付勢力調節手段64は、ねじ部65によってハ
ウジング53に固定されている湯側弁座57を介して雄
ねじ軸66に連結されており、回転方向にのみ駆動され
るようになっている。雄ねじ軸66には、付勢力調節手
段64の逆側に、雄ねじ部66aが設けられており、雄
ねじ軸66の回転によって進退する雌ねじ部67aを有
した可動ばね受け67と螺合されている。すなわち付勢
量調節手段64を回転操作することにより、その操作量
に応じて雄ねじ軸66が回転し、可動ばね受け67が軸
線方向に進退する構成となっている。このとき、可動ば
ね受け67が進退することにより、バイアスばね63の
付勢力が調節される(拘束長さが変わる)ため、感温コ
イルばね62との付勢力の釣り合いが崩れ、感温コイル
ばね62とバイアスばね63の付勢力が釣り合う位置ま
で可動弁体60が移動し、付勢量調節手段64の操作量
に応じて湯水の混合比が変更されるよう構成されてい
る。
【0036】また、感温コイルばね62は温度に応じて
ばね定数が変化することから、同じ拘束長さであれば付
勢力が変化することとなり、可動弁体60は、バイアス
ばね63と感温コイルばね62の付勢力の釣り合う位置
へ移動される。すなわち、感温コイルばね62は、何ら
かの外乱が生じ、混合湯温が変動しても、付勢力が変化
し、混合湯温を調節するという機械的フィードバック制
御を行っている。
【0037】可動ばね受け67とバイアスばね63の間
および混合流路61右側端面と感温コイルばね62の間
に設けられたリング状のシート部材68および69は、
相互の滑りをよくするもので、バイアスばねおよびと感
温コイルばね62の不要なねじれ作用を防止するもので
ある。
【0038】70は流量弁であり、その流量弁体71
は、図2に示すように、感温コイルばね62が設けられ
る混合流路61と、カラン側及びシャワー側流出路7
2、73に連通する流出孔74を有するとともに、その
左端が混合弁59の水側弁座56となるように構成され
ている。75および76は、シール材であるOリング7
7および78を取り付けるOリング溝である。また、流
量弁体71は、流量操作手段79と、ハウジング53に
ねじ止めされた回転角規制部80を介して、回転方向に
のみ駆動されるように勘合されている。流量弁70は、
流量操作手段79が回転駆動することにより、流量弁体
71が回転し、流量調節および止水および流路切換機能
が行われるよう構成されている。回転角規制部80は、
感温コイルばね62によって左側に付勢されている流量
弁体71の位置決め行うとともに、流量操作手段79が
必要以上に回転されないように回転範囲を規制してい
る。
【0039】流量弁体71に設けられた流出孔73と、
カラン81に連通するカラン側流出路72およびシャワ
ー82に連通するシャワー側流出路73の関係を図3に
示す。図3は、図1のB−B断面であり、感温コイルば
ね62は省略してある。図3(a)は、カラン側全開出
湯時、図3(b)は閉止時、図3(c)はシャワー側低
流量出湯時である。図3(d)はシャワー側全開出湯時
である。
【0040】77及び78は、ハウジング53と流量弁
体71の隙間の漏れを防止するシール材のOリングであ
るが、Xリングを用いることによって、流量弁70の回
転摺動摩擦を低減することが可能である。83および8
4は完全な閉止を行うとともに、図3(c)に示すよう
な弁開成位置でのカラン側(閉止側)流出路72への漏
れを防止する弾性シール材であり、それぞれの流出路7
2、73を囲むよう設けられた溝部85、86にセット
されている。
【0041】流量弁70によって流量調節、流出路の切
換を行われた混合湯は、カラン側流出路72またはシャ
ワー側流出路73を通り、カラン81またはシャワー8
2から出湯されるようになっている。
【0042】以上の構成において本実施例の動作につい
て説明する。付勢力調節手段64により、所定の温度に
設定した状態で、流量操作手段79を操作して、図1に
示すようにシャワー82側から出湯すると、給水管51
及び給湯管52から水流入路54及び湯流入路55に湯
水が供給され、可動弁体60と水側弁座56及び湯側弁
座57との隙間距離に応じた水と湯がそれぞれの可動弁
体60の周囲から内側に流入し、混合流路61で混合さ
れ混合湯が感温コイルばね62に接触しながら通過す
る。
【0043】このとき、可動弁体60は混合湯の温度に
対応した感温コイルばね62の付勢力と、設定温度に対
応したバイアスばね63の付勢力との機械的な付勢力の
釣り合いによって位置決めされている。つまり、付勢力
調節手段64によって設定された希望温度に見合うバイ
アスばね63の付勢力に対して実際の混合湯温が低い場
合は、感温コイルばね62の付勢力の方が小さく、湯側
弁座57と可動弁体60の隙間距離が拡がり、水側弁座
56と可動弁体60の隙間距離が狭まる方向に可動弁体
60を移動する。
【0044】逆に、付勢力調節手段64によって設定さ
れた希望温度に見合うバイアスばね63の付勢力に対し
て実際の混合湯温が高い場合は、感温コイルばね62の
付勢力の方が大きく、湯側弁座57と可動弁体60の隙
間距離が狭まり、水側弁座56と可動弁体60の隙間距
離が拡がる方向に可動弁体60を移動する。このよう
に、感温コイルばね62の作用によって付勢力調節手段
64で設定された希望温度に常に保持されるように機械
的なフィードバック制御が機能し、可動弁体60が作動
し、自動的に温度調節ができる。
【0045】混合湯の流量調節、流路切換および止水操
作は、流量操作手段79を操作して、流量弁体71を回
転駆動することによって行う。このとき、流量弁体71
および水側弁座56は一体に構成してあるが、軸線方向
には駆動されないことから、水側弁座56と湯側弁座5
7の軸線方向の距離は変化しない。従って、混合弁59
の隙間が変更されることはなく、湯水の混合比が変わる
ことがない。また、流量弁体71が回転駆動されても、
シート部材69と感温コイルばね62がスムーズに摺動
することから、感温コイルばね62にねじれが生じな
い。すなわち、流量調節、流路切換操作を行っても、感
温コイルばね62の付勢力が変化せず、可動弁体60は
移動しないので、湯水混合比が維持されることになる。
【0046】また、流量弁70の閉止及び開成操作によ
って可動弁体60は移動しないので、閉止後再出湯を行
っても、供給される湯水の温度が変化しない場合は、湯
水の混合比率が変わることなく、前回出湯時と同じ状態
で使用することが可能となる。
【0047】以上述べたように本実施例によれば、流量
弁70の流量弁体71に混合弁59の水側弁座56を構
成しているので、部品点数を大幅に削減可能であるとと
もに、混合弁59とは別に流量弁70のスペースを必要
としなくなるのでコンパクトな湯水混合装置を提供する
ことができる。加えて、湯側弁座57と水側弁座56を
ハウジング53とは別部品としていることから、ハウジ
ング53の加工工程が簡素化でき、部品点数削減ととも
に、低コスト化が実現できる。
【0048】また、流量弁体71は、軸線に対して回転
方向にのみ駆動される構成となっており、流量調節及び
流路切換操作によって、水側弁座56が軸線方向に移動
しないとともに、感温コイルばね62の付勢力も変化し
ないので、湯水の開口面積比が維持される。また、閉止
および開成動作を繰り返し行う場合(すなわち、閉止後
に混合流路に残された混合湯温および給湯管内の供給湯
温が低下しないうちに再出湯が行われる場合)には、閉
止および開成操作によって可動弁体60が駆動されない
ので、湯水の開口面積比が維持され、再出湯時の湯温変
動を防止できる。
【0049】加えて、流量弁体71は、軸線に対して回
転方向にのみ駆動される構成となっており、流量弁体7
1に設けられているOリング75、76は、ハウジング
53とは摺動せず、流量弁体71と摺動することになる
ので、流量弁体71の摺動抵抗を低減でき、操作性が向
上する。なお、ハウジング53が鋳物であり、流量弁体
71が樹脂である場合には、摺動抵抗をより大幅に低減
することが可能である。また、流量弁体71に設けるO
リング75、76をXリングにすることでも摺動抵抗を
低減できる。
【0050】さらに、バイアスばね63と感温コイルば
ね62の付勢力の釣り合いによって可動弁体60を位置
決めし、水側弁座56を兼ねた流量弁体71の内部の混
合流路61に感温コイルばね62を設けて構成すること
により、混合湯が確実に感温コイルばね62に接触して
通過し、混合湯温に応じて感温コイルばね62のばね定
数が変化するので、混合湯温が外乱により変動しても、
ただちに付勢量調節手段64により設定された希望温度
に機械的フィードバック制御が行われる。従って、自動
的にフィードバック制御が可能であり、コンパクトな湯
水混合装置を提供することができる。なお、第一の付勢
手段を感温体であるワックスペレットやバイメタル製の
感温コイルばねとしても、応答時間の差はあるが同様の
効果を得ることができる。
【0051】なお、流量弁70の流出路をカラン側流出
路72または、シャワー側流出路73のいずれか1つの
もとした流量弁としても、流路の切換機能を有しない点
をのぞいて同様の効果が得られる。
【0052】図4は本発明の第二の実施例である湯水混
合装置87の構成図であり、第一の実施例の図1の湯水
混合装置70の構成と異なる点のみ説明する。88は混
合弁59を電気的に駆動する付勢力調節手段であり、湯
側弁座にねじ止めされている。付勢力調節手段88の出
力軸89は雄ねじ軸66と勘合されており、付勢力調節
手段88が回転すると、回転量に応じて雄ねじ軸66が
回転するように構成されている。
【0053】90は湯温検出手段であるサーミスタであ
り、混合弁59の下流側に設けられ、混合湯温を検出す
るものである。流量弁体91には図5に示すようにサー
ミスタ90を挿入可能なスリット92が設けられてお
り、スリット92は流量弁体91が回転駆動される範囲
内ではサーミスタ90が流量弁体91に当接しないよう
に開口されている。
【0054】93は電気的に駆動される流量操作手段で
あり、回転角規制部80に固定されており、その出力軸
93aは流量弁体91と嵌合されている。流量弁体91
は感温コイルばねおよび混合湯の圧力によって回転角規
制部80にその左側端面を当接しており、回転方向にの
み駆動するように構成されている。
【0055】94は電気的制御を行う制御手段であり、
操作部95に設けられている希望湯温を設定する湯量設
定手段96および開成、流量調節、切換、止水機能を選
択する流量設定手段97からの入力信号に応じて、付勢
力調節手段88と流量操作手段93を制御している。制
御手段94には、サーミスタ90からの検出湯温も入力
されるようになっている。
【0056】以上構成において、第一の実施例の湯水混
合装置70と異なった動作のみ説明する。湯温設定手段
96により、希望湯温が設定されると、制御手段94は
設定温度に対応して、付勢力調節手段88を回転し、バ
イアスばね63の付勢力を調節することによって、可動
弁体60を設定温度に応じた位置に移動する。流量設定
手段97によってシャワー側出湯が選択されると、制御
手段94は流量操作手段93を回転駆動し、流量弁70
を閉止状態から図4に示すようにシャワー側開成し、出
湯を開始する。流量設定手段97により、その他の流量
変更、閉止、流路切換が選択された場合も、制御手段は
同様にそれぞれに対応した位置に、流量弁体91を回転
駆動する。
【0057】流量弁70が開成されることにより、水流
入路54及び湯流入路55から湯と水が、可動弁体60
と水側弁座56および湯側弁座57の隙間に応じて、可
動弁体60内側に流入し、混合される。このとき第一の
実施例で述べたように感温コイルばね62によって、混
合湯温が設定温度となるように機械的フィードバック制
御が行われる。それとともに、制御手段94は、サーミ
スタ90で検出された混合湯温を入力し、湯温設定手段
96により設定された設定温度と混合湯温の偏差を算出
する。検出した混合湯温が設定温度より高い側の偏差で
ある場合、制御手段94は付勢力調節手段88を偏差の
絶対値に応じた所定の付勢量ほど正方向に駆動し、可動
ばね受け67を左側に移動する。従って、バイアスばね
63の付勢力を小さくすることになるので、湯側弁座5
7と可動弁体60の隙間距離が狭まる、水側弁座56と
可動弁体60の隙間距離が拡がる方向に可動弁体60が
移動され、混合湯温が調節される。
【0058】逆に、検出した混合湯温が設定温度より低
い側の偏差である場合、制御手段94は付勢力調節手段
88を偏差の絶対値に応じた所定の付勢量ほど逆方向に
駆動し、可動ばね受け67を右側に移動する。従って、
バイアスばね63の付勢力を大きくすることになるの
で、湯側弁座57と可動弁体60の隙間距離が拡がり、
水側弁座56と可動弁体60の隙間距離Lが狭まる方向
に可動弁体60が移動され、混合湯温が調節される。こ
のように、感温コイルばね62の作用による機械的なフ
ィードバック制御に加え、サーミスタ90により検出し
た混合湯温と設定温度の偏差に応じて、制御手段94に
より付勢力調節手段88を駆動し、可動弁体60を作動
する電気的なフィードバック制御を行っているので、よ
り正確な温度調節が可能となっている。
【0059】混合湯の流量調節、切換および止水操作
は、流量設定手段97によって選択された機能に応じ
て、制御手段94が流量操作手段93を駆動し、流量弁
体71を回転方向に駆動することによって行われてい
る。
【0060】以上述べたように本実施例によれば、流量
弁70の流量弁体91に混合弁59の水側弁座56を構
成しているので、部品点数を大幅に削減可能であるとと
もに、混合弁59とは別に流量弁70のスペースを必要
としなくなるのでコンパクトな湯水混合装置を提供する
ことができる。
【0061】加えて、流量弁体91は、軸線に対して回
転方向にのみ駆動される構成となっており、流量弁体9
1に設けられているOリング75、76は、ハウジング
53とは摺動せず、流量弁体71と摺動することになる
ので、流量弁体71の摺動抵抗を低減できる。従って、
電気的に駆動される流量操作手段93の必要回転トルク
が大幅に軽減されるので、流量操作手段93の小型化、
低コスト化を実現できる。なお、流量操作手段93にモ
ータを用いる場合には、回転駆動力を軸線方向への駆動
力に変換する必要がないので、モータの駆動力の損失を
最低限に抑制することができるとともに、流量弁体91
と流量操作手段93の嵌合部の構成の簡素化が可能であ
る。
【0062】さらに、混合湯温に応じてばね定数の変化
する感温コイルばね62により機械的フィードバック制
御が行われるとともに、湯温設定手段96によって設定
される設定温度とサーミスタ90によって検出される混
合湯温の偏差に応じて付勢力調節手段88を駆動する制
御手段94により、電気的フィードバック制御が行われ
るので、より迅速かつ正確に温度調節を行うことができ
る。すなわち、感温コイルばね62およびバイアスばね
63の作動ヒステリシスなどの機械的フィードバック制
御のずれを電気的フィードバック制御が補正するので、
確実に設定された温度で混合湯温を出湯できる。
【0063】なお、水及び湯流入路の上流側に湯と水の
圧力を等しくする等圧化弁、または湯水を所定の差圧に
維持する差圧弁、または湯水の減圧を行う減圧弁を設け
ることにより外乱による影響を抑制することが可能であ
る。
【0064】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の湯水混合装
置は、湯と水の混合比率を調節する混合弁と、混合湯の
流量を調節する流量弁を有し、流量弁の流量弁体に混合
弁の弁座を構成したものであるので、流量弁体が混合湯
の流量調節に際して回転駆動され、流量弁体の摺動抵抗
を軽減することができる。また、流量調節を行う際に、
混合弁の弁座が、湯水の開口面積比を変更する方向に駆
動されることがないので、混合湯温が変動しないという
効果がある。
【0065】また本発明の湯水混合装置は、軸方向に移
動可能の可動弁体により湯と水の混合比率を調節する混
合弁と、少なくとも二つの流出口を有し、軸方向に固定
された回転可能である流量弁体により混合湯の流量調節
および流路切換を行う流量弁を有し、流量弁の流量弁体
に混合弁の弁座を構成しているので、流量調節及び流路
の切換機能を備えながら、大幅に部品削減が可能である
とともに、コンパクト化を図ることができるものであ
る。
【0066】さらに本発明の湯水混合装置は、水流入路
と湯流入路とを軸線方向に間隔をおいて周壁に設けたハ
ウジングと、水側弁座と湯側弁座の間で移動可能であ
り、湯水の混合比を調節する可動弁体を有する混合弁
と、可動弁体に互いに相反する方向に付勢力を作用さ
せ、付勢力の釣り合いにより可動弁体を位置決めする第
一及び第二の付勢手段と、第一及び第二の付勢手段の少
なくとも一方の付勢力を調節する付勢力調節手段と、ハ
ウジングに設けられた少なくとも二つの混合湯の流出路
と、それぞれの流出路と連通可能な流出孔を設けた流量
弁体を有する流量弁と、流量弁を駆動する流量操作手段
を有し、流量弁体に水側弁座を設けた構成なので、混合
湯の流量調節、止水、流路切換操作を行っても、可動弁
体および湯側弁座が湯水の混合比を変更する軸線方向に
移動されない。すなわち、湯水の開口面積比は変化せ
ず、流量調節及び流路切換時において湯温が変動しない
とともに、止水後の再出湯時も前回の混合湯温が維持す
ることができるという効果を有する。また、流量弁体は
回転方向に駆動されるので、流量弁体の摺動抵抗を軽減
することができる。
【0067】加えて本発明の湯水混合装置は、水流入路
と湯流入路とを軸線方向に間隔をおいて周壁に設けたハ
ウジングと、水側弁座と湯側弁座の間で移動可能であ
り、湯水の混合比を調節する可動弁体を有する混合弁
と、可動弁体に互いに相反する方向に付勢力を作用さ
せ、付勢力の釣り合いにより可動弁体を位置決めする第
一及び第二の付勢手段と、第一及び第二の付勢手段の少
なくとも一方の付勢力を電気的に調節する付勢力調節手
段と、ハウジングに設けられた少なくとも二つの混合湯
の流出路と、それぞれの流出路と連通可能な流出孔を設
けた流量弁体を有する流量弁と、流量弁を電気的に駆動
する流量操作手段と、混合弁により混合される湯温を設
定する湯温設定手段と、混合弁下流側に設けられた湯温
検出手段と、湯温設定手段により設定された設定温度と
湯温検出手段により検出された混合湯温との偏差が存在
する場合、偏差を打ち消す側に付勢力調節手段を制御す
るとともに、流量操作手段を制御する制御手段を有し、
流量弁体に水側弁座を設けて構成することにより、制御
手段が湯温検出手段により検出された混合湯温と湯温設
定手段によって設定された設定温度を一致するように付
勢力調節手段を制御するので、湯水の圧力変動や付勢手
段のヒステリシスなどによる温度偏差が生じても、電気
的なフィードバック制御により自動的に温度補正を行う
ことができる。また、軸線方向に流量弁体を駆動しない
ことで、摺動抵抗を軽減しているので、流量操作手段の
駆動力を低減でき、低コストでコンパクトな流量操作手
段を用いることができるとともに、流量調節、止水、流
路切換操作においても使い勝手を向上できるものであ
る。
【0068】さらに本発明の湯水混合装置は、第一の付
勢手段を混合湯温により付勢力が変化する感温材料から
なり混合弁からの湯温上昇に伴い湯の割合を減少させる
方向に可動弁体を付勢する感温体として構成しているの
で、第一の付勢手段である感温体の付勢力が混合湯温の
変動に伴い変化し、湯温変動が生じても、機械的フィー
ドバック制御により湯水混合比を調節することができる
という効果がある。また、感温体のヒステリシスにより
湯水混合比が湯温変動前と変化しても、機械的フィード
バック制御が行われているので、付勢力調節手段の調節
量を大幅に抑制できるコンパクトな湯水混合装置を提供
することが可能となる。
【0069】加えて本発明の湯水混合装置は、感温体を
温度に応じてばね定数が変化する形状記憶素子製の感温
コイルばねとして構成したものであるので、熱容量が小
さく、熱伝導性がよく、付勢力が混合湯温の変動に伴い
変化する形状記憶素子製のばねが、機械的フィードバッ
ク制御を行うので、湯温変動が生じても、瞬間的に湯水
混合比が調節される。従って、使用者は湯温変動をほと
んど感じないコンパクトな湯水混合装置を提供すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す湯水混合装置の断
面図
【図2】同湯水混合装置の流量弁体の斜視図
【図3】(a)同湯水混合装置の流量弁のカラン側開成
状態を示すB−B断面図 (b)同湯水混合装置の流量弁の閉止状態を示すB−B
断面図 (c)同湯水混合装置の流量弁のシャワー側低流量開成
状態を示すB−B断面図 (d)同湯水混合装置の流量弁のシャワー側開成状態を
示すB−B断面図
【図4】本発明の第二の実施例を示す湯水混合装置の断
面図
【図5】同湯水混合装置の流量弁体の斜視図
【図6】従来の湯水混合装置の断面図
【符号の説明】
50 湯水混合装置 53 ハウジング 54 水流入路 55 湯流入路 56 水側弁座 57 湯側弁座 59 混合弁 60 可動弁体 62 感温コイルばね(第一の付勢手段、感温体) 63 バイアスばね(第二の付勢手段) 64 付勢力調節手段 70 流量弁 71 流量弁体 72 カラン側流出路 73 シャワー側流出路 74 流出孔 79 流量操作手段 87 湯水混合装置 88 付勢力調節手段 90 サーミスタ(湯温検出手段) 91 流量弁体 93 流量操作手段 94 制御手段 96 湯温設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/68 F16K 11/044 F16K 31/70

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯と水の混合比率を調節する混合弁と、混
    合湯の流量を調節する流量弁を有し、前記流量弁の流量
    体に前記混合弁の弁座を構成した湯水混合装置。
  2. 【請求項2】軸方向に移動可能の可動弁体により湯と水
    の混合比率を調節する混合弁と、少なくとも二つの流出
    口を有し、軸方向に固定された回転可能である流量弁体
    により混合湯の流量調節および流路切換を行う流量弁を
    有し、前記流量弁の流量弁体に前記混合弁の弁座を構成
    した湯水混合装置。
  3. 【請求項3】水流入路と湯流入路とを軸線方向に間隔を
    おいて周壁に設けたハウジングと、水側弁座と湯側弁座
    の間で移動可能であり、湯水の混合比を調節する可動弁
    体を有する混合弁と、前記可動弁体に互いに相反する方
    向に付勢力を作用させ、付勢力の釣り合いにより前記可
    動弁体を位置決めする第一及び第二の付勢手段と、前記
    第一及び第二の付勢手段の少なくとも一方の付勢力を調
    節する付勢力調節手段と、前記ハウジングに設けられた
    少なくとも二つの混合湯の流出路と、前記それぞれの流
    出路と通過可能な流出孔を設けた流量弁体を有する流量
    弁と、前記流量連通弁を駆動する流量操作手段を有し、
    前記流量弁体に前記水側弁座を構成した湯水混合装置。
  4. 【請求項4】水流入路と湯流入路とを軸線方向に間隔を
    おいて周壁に設けたハウジングと、水側弁座と湯側弁座
    の間で移動可能であり、湯水の混合比を調節する可動弁
    体を有する混合弁と、前記可動弁体に互いに相反する方
    向に付勢力を作用させ、付勢力の釣り合いにより前記可
    動弁体を位置決めする第一及び第二の付勢手段と、前記
    第一及び第二の付勢手段の少なくとも一方の付勢力を電
    気的に調節する付勢力調節手段と、前記ハウジングに設
    けられた少なくとも二つの混合湯の流出路と、前記それ
    ぞれの流出路と連通可能な流出孔を設けた流量弁体を有
    する流量弁と、前記流量弁を電気的に駆動する流量操作
    手段と、前記混合弁により混合される湯温を設定する湯
    温設定手段と、前記混合弁下流側に設けられた湯温検出
    手段と、前記湯温設定手段により設定された設定温度と
    前記湯温検出手段により検出された混合湯温との偏差が
    存在する場合、偏差を打ち消す側に前記付勢力調節手段
    を制御するとともに、前記流量操作手段を制御する制御
    手段を有し、前記流量弁体に前記水側弁座を構成した電
    子式湯水混合装置。
  5. 【請求項5】第一の付勢手段は、混合湯温により付勢力
    が変化する感温材料からなり、前記混合弁からの湯温上
    昇に伴い湯の割合を減少させる方向に可動弁体を付勢す
    る感温体である請求項3または請求項4記載の湯水混合
    装置。
  6. 【請求項6】感温体は温度に応じてばね定数が変化する
    形状記憶素子製の感温コイルばねである請求項5記載の
    湯水混合装置。
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