JP2008286234A - 鉄道車両用キャリパブレーキ装置 - Google Patents

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義之 大河原
Hiroaki Wakabayashi
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Abstract

【課題】空気圧によって作動可能な鉄道車両用キャリパブレーキ装置を提供する。
【解決手段】車輪の側部に形成されたディスクを挟んで摩擦力を付与する左右の制輪子7と、キャリパ本体10に制輪子7をディスクに対して進退可能に支持する対のアジャスタ41とを備え、この各アジャスタ41の間に空気圧シリンダ60を設け、この空気圧シリンダ60は、キャリパ本体10に形成されるシリンダ部61と、このシリンダ部61に摺動可能に収められるピストン62と、シリンダ部61とこのピストン62の間に画成される空気圧室63とを備え、鉄道車両に搭載される空気圧源から空気圧室63に供給される空気圧によってピストン62が制輪子7を押圧作動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車輪の側部に形成されたディスクロータを挟んで摩擦力を付与する鉄道車両用キャリパブレーキ装置の改良に関するものである。
近年、鉄道車両に搭載される油圧源を縮小、廃止するために、車輪を制動するブレーキ装置を油圧ブレーキから空気圧ブレーキにかえる傾向がある。
特許文献1、2には、鉄道車両の油圧源から油圧シリンダに供給される油圧によって制輪子を押圧作動する鉄道車両用ブレーキ装置が開示されている。
特開平8−226469号公報 特開平8−226471号公報
しかしながら、このような従来の鉄道車両用ブレーキ装置にあっては、ブレーキアクチュエータを空気圧によって作動させようとすると、ブレーキ装置が大型化し、車輪と台車(鉄道車両)間の限られたスペースに設けることが難しいという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、空気圧によって作動可能な鉄道車両用キャリパブレーキ装置を提供することを目的とする。
本発明は、鉄道車両用キャリパブレーキ装置において、車輪の側部に形成されたディスクと、このディスクを挟んで摩擦力を付与する左右の制輪子と、この左右の制輪子を支持するキャリパ本体と、このキャリパ本体を鉄道車両の支持枠に対して摺動可能に支持するスライドピンと、キャリパ本体に制輪子をディスクに対して進退可能に支持する対のアジャスタとを備え、この各アジャスタの間に空気圧シリンダを設け、この空気圧シリンダは、キャリパ本体に形成されるシリンダ部と、このシリンダ部に摺動可能に収められるピストンと、シリンダ部とこのピストンの間に画成される空気圧室とを備え、鉄道車両に搭載される空気圧源からこの空気圧室に供給される空気圧によってピストンが制輪子を押圧作動することを特徴とするものとした。
本発明によると、キャリパ本体の限られたスペースにおいてピストンの受圧面積を十分に確保し、要求される押圧力を制輪子に付与することが可能となる。空気圧シリンダを用いることにより、鉄道車両に搭載される油圧源を縮小、廃止することが可能となり、車両の軽量化がはかれる。
まず、図1〜4に本発明が適用可能な鉄道車両用キャリパブレーキ装置の一例を示す。図1はキャリパブレーキ装置1の平面図であり、図2は側面図である。ここで、互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定し、X軸が水平横方向、Y軸が鉛直方向、Z軸が水平前後方向に延びるものとし、キャリパブレーキ装置1の構成を説明する。
図1に示すように、キャリパブレーキ装置1は、対の制輪子7の間に車輪5のディスク6を挟持し、車輪5に制動を掛けるものである。
図1、図2において、20は鉄道車両の図示しない台車上に固定される支持枠であり、キャリパブレーキ装置1はこの支持枠20に設けられた上下スライドピン30、32を介して支持されるキャリパ本体10を備える。
キャリパ本体10は、車輪5のディスク6に跨るようにして延びる第一、第二キャリパアーム12、14と、この第一、第二キャリパアーム12、14を結ぶヨーク部13とを有する。
図3は図2のA−A線に沿う制輪子7と第一キャリパアーム12等の断面図である。この図3に示すように、第一キャリパアーム12側のみに制輪子7を押し付ける対の油圧シリンダ50が設けられる。
油圧シリンダ50は、第一キャリパアーム12に設けられるシリンダ部47と、このシリンダ部47に摺動可能に収められるピストン49と、シリンダ部47とこのピストン49の間に画成される油圧室48とを備え、油圧室48に導かれる作動油圧によりピストン49が制輪子7をX軸方向に押圧し、制輪子7をディスク6に押し付ける。
第一キャリパアーム12の上下端部にアジャスタ41がアンカボルト42を介してそれぞれ締結され、このアジャスタ41から突出するアンカピン43を介して制輪子7の両端部が支持される。
アジャスタ41を第一キャリパアーム12の下端部から取り外した状態で、制輪子7のライニング9は支持レール8に下方(Y軸方向)から差し込まれる。その後、アジャスタ41が第一キャリパアーム12にアンカボルト42を介して締結されると、制輪子7の両端部に上下のアンカピン43が係合し、制輪子7がY軸方向について支持される。
アジャスタ41は制輪子7をディスク6から離すように付勢する戻しバネ44と、制輪子7とディスク6の隙間を略一定に調整する隙間調整機構45を備える。ブレーキ解除時に制輪子7は戻しバネ44の付勢力によってディスク6から離され、隙間調整機構45によってディスク6との隙間が略一定に調整される。
キャリパ本体10は上下スライドピン30、32によってX軸方向に摺動可能にフローティング支持されている。
図4は図2のB−B線に沿う上スライドピン30まわりの断面図である。この図4に示すように、キャリパ本体10の各ブラケット部15、16に上スライドピン30の両端部が支持され、上スライドピン30と支持枠20との間にゴム製のブッシュ33が介装され、支持枠20に対してキャリパ本体10をX軸方向に摺動可能にフローティング支持するとともに、支持枠20に対してキャリパ本体10をZ軸まわりに揺動可能に支持する。これにより、キャリパ本体10は台車に対する車輪5の揺動に追従し、各制輪子7が車輪5のディスク6に平行に対峙する。各ブラケット部15、16と支持枠20との間にはゴム製のブーツ34が介装され、このブーツ34によって上下スライドピン30、32の露出部がダストから保護される。
キャリパブレーキ装置1は以上のように構成され、制動解除時には戻しバネ44の付勢力によって制輪子7がディスク6から離れている。
一方、制動時には油圧室48に導かれる作動油圧により各ピストン49が突出して制輪子7をディスク6に押し付け、制輪子7がディスク6に摩擦力を付与し、車輪5を制動する。
キャリパブレーキ装置1はシリンダ部47の寸法と油圧室48に導かれる最大油圧力が以下のように設定され、必要なブレーキ力(押付力)として約2000kgfが得られる。
シリンダ部47の直径:φ38mm×2個
シリンダ部47の断面積(ピストン49の受圧面積):22.68cm2
油圧力:90kgf/cm2
ブレーキ力=22.68×90=約2000kgf
ところで、鉄道車両には空気圧源が搭載されており、この空気圧源から導かれる空気圧によってキャリパブレーキ装置を作動させ、前記したキャリパブレーキ装置1に設けられる各油圧シリンダ50とその油圧源等を廃止したいという要求がある。
そこで、本発明は、キャリパ本体に制輪子をディスクに押し付ける空気圧シリンダを設け、空気圧シリンダが必要な押付力を制輪子に付与することを要旨とする。
以下、その具体的な例につき図5、図6に示した実施の形態を説明する。図5はキャリパブレーキ装置の側面図であり、図6は図5のA−A線に沿う断面図である。なお、図1〜4のキャリパブレーキ装置1と同一構成部には同一符号を付す。
キャリパブレーキ装置1は台車(鉄道車両)側の支持枠20に設けられる上下スライドピン30、32と、この上下スライドピン30、32を介して摺動可能に支持されるキャリパ本体10とを備える。
キャリパ本体10は、車輪5のディスク6に跨るようにして延びる第一キャリパアーム12と図示しない第二キャリパアームを有し、この第一キャリパアーム12のみに制輪子7を押し付ける空気圧シリンダ60が設けられる。
第一キャリパアーム12は上下スライドピン30、32を支持する上下のボス部12b、12cと、このボス部12b、12cからX軸方向に延びる上下のアーム部12d、12eと、このアーム部12d、12eを結んでY軸方向に延びるキャリパ部12fとを有し、このキャリパ部12fに制輪子7が取り付けられる。
キャリパ部12fの上下端部にアジャスタ41がアンカボルト42を介してそれぞれ締結され、このアジャスタ41から突出するアンカピン43を介して制輪子7の両端部が支持される。
アジャスタ41は制輪子7をディスク6から離すように付勢する戻しバネ44と、制輪子7とディスク6の隙間を略一定に調整する隙間調整機構45を備える。ブレーキ解除時に制輪子7は戻しバネ44の付勢力によってディスク6から離され、隙間調整機構45によってディスク6との隙間が略一定に調整される。
空気圧シリンダ60は、第一キャリパアーム12のキャリパ部12fに形成されるシリンダ部61と、このシリンダ部61に摺動可能に収められるピストン62と、シリンダ部61とこのピストン62の間に画成される空気圧室63とを備え、この空気圧室63に導かれる空気圧によりピストン62が制輪子7をX軸方向に押圧し、制輪子7をディスク6に押し付ける。
空気圧シリンダ60は各アジャスタ41の間に配置され、シリンダ部61とピストン62は制輪子7に沿って延びる非円形の断面形状を有する。図5、図6において、空気圧室63が形成される部位に斜線を入れて示している。
制輪子7のライニング9は車輪のディスク6に沿った形状を有する。図5において、3つの円弧Gは制輪子7のライニング9をディスク6の回転周方向に略3等分したそれぞれのライニング部位の重心を示す。シリンダ部61はこの3つの制輪子重心Gを包囲するように形成される。
上下端に位置するの制輪子重心Gの中心と上下のアジャスタ41(アンカピン43)の中心は同一中心線Oy上に配置され、中央に位置するの制輪子重心Gの中心はこの中心線Oyよりディスク6の径方向外側に配置される。
なお、これに限らず、制輪子7のライニング9をディスク6の回転周方向に略2等分もしくは略4等分以上に分割し、シリンダ部61はそれぞれのライニング部位の制輪子重心Gを包囲するように形成しても良い。
これにより、シリンダ部61をライニング9の広い範囲に対峙して設けられ、後述するようにシリンダ部61の断面積(ピストン62の受圧面積)を十分に設定することができる。
シリンダ部61は制輪子7と同様にキャリパ本体10の中心線Ozについて対称的に形成される。シリンダ部61はライニング9に沿って湾曲して延びる前後の湾曲壁部61c、61dと、この前後の湾曲壁部61c、61dを結んで円弧状に延びる上下の円弧状壁部61a、61bとを有する。
第一キャリパアーム12の上下端部にはアジャスタ41が介装されるアジャスタ取付凹部12a、12bが形成され、シリンダ部61の上下円弧状壁部61a、61bの外周面はこのアジャスタ取付凹部12a、12bに面するように形成される。
シリンダ部61にはシールリング64が取り付けられ、このシールリング64がピストン62の外周面に摺接し、空気圧室63を密封する。シールリング64はシリンダ部61に沿って延び、その途中に折れ曲がる部位を持たないため、空気圧室63の密封性を維持できる。
第一キャリパアーム12には空気圧室63に加圧空気を導く通孔65が形成される。この通孔65はキャリパ本体10の中心線Oz上に配置され、機械加工によって形成される。
通孔65は図示しない配管を介して鉄道車両の空気圧源に連通する。この空気圧源からの加圧空気は図示しない切換弁を介して空気圧室63に供給されるとともに、図示しない制御弁を介して鉄道車両の懸架エアバネに供給される。図示しないコントローラからの指令に応じて切換弁は制動時に空気圧源からの加圧空気を空気圧室63に導く一方、非制動時に大気圧を空気圧室63に導く。
ピストン62の先端凹部に断熱部材66が嵌合して設けられる。ピストン62は断熱部材66を介して制輪子7の支持レール8の背面に当接し、空気圧室63に導かれる空気圧により制輪子7を押圧する。
以上のようにキャリパブレーキ装置1は構成され、制動解除時に空気圧室63に大気圧が導かれており、戻しバネ44の付勢力によって制輪子7がディスク6から離れる。このとき、ピストン62は制輪子7に追従してシリンダ部61に押し込まれている。
制動時に空気圧室63にて導かれる空気圧によりピストン62がシリンダ部61から突出作動し、制輪子7をディスク6に押し付け、制輪子7がディスク6に摩擦力を付与し、車輪を制動する。
キャリパブレーキ装置1はシリンダ部61の断面積と空気圧室63に導かれる最大空気圧力が以下のように設定され、必要なブレーキ力(押付力)として約2000kgfが得られる。
シリンダ部61の断面積(ピストン62の受圧面積):290cm2
空気圧力:7kgf/cm2
ブレーキ力=290×7=約2000kgf
本実施の形態では、車輪の側部に形成されたディスク6と、このディスク6を挟んで摩擦力を付与する左右の制輪子7と、この左右の制輪子7を支持するキャリパ本体10と、このキャリパ本体10を鉄道車両の支持枠20に対して摺動可能に支持する上下スライドピン30、32と、キャリパ本体10に制輪子7をディスク6に対して進退可能に支持する対のアジャスタ41とを備え、この各アジャスタ41の間に空気圧シリンダ60を設け、この空気圧シリンダ60は、キャリパ本体10に形成されるシリンダ部61と、このシリンダ部61に摺動可能に収められるピストン62と、シリンダ部61とこのピストン62の間に画成される空気圧室63とを備え、鉄道車両に搭載される空気圧源からこの空気圧室63に供給される空気圧によってピストン62が制輪子7を押圧作動するため、キャリパ本体10の限られたスペースにおいてピストン62の受圧面積を十分に確保し、要求される押圧力を制輪子7に付与することが可能となる。空気圧シリンダ60を用いることにより、鉄道車両に搭載される油圧源を縮小、廃止することが可能となり、鉄道車両の軽量化がはかれる。
本実施の形態では、ディスク6に摺接する制輪子7のライニング9はディスク6に沿った形状を有し、制輪子7のライニング9をディスク6の回転周方向について複数のライニング部位にそれぞれのライニング部位が略同一面積となるように分割し、シリンダ部61はそれぞれのライニング部位の重心Gを包囲するように形成したため、空気圧シリンダ60は、シリンダ部61の断面積(ピストン62の受圧面積)を十分に確保するとともに、ピストン62によって制輪子7を広い範囲で押圧し、制輪子7がディスク6に付与する摩擦力を有効に高められる。
本実施の形態では、ディスク6に摺接する制輪子7のライニング9はディスク6に沿った形状を有し、シリンダ部61はライニング9に沿って延びる前後の湾曲壁部61c、61dと、この湾曲壁部61c、61dを結んで円弧状に延びる上下の円弧状壁部61a、61bとを有したため、空気圧シリンダ60は、ピストン62によって制輪子7を広い範囲で押圧し、制輪子7がディスク6に付与する摩擦力を有効に高められる。
次に図7に示す他の実施の形態を説明する。これは基本的には図5、図6の実施形態と同じ構成を有し、相違する部分のみ説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
空気圧シリンダ70は各アジャスタ41の間に配置され、シリンダ部71とピストン72は長円形に形成される。図7において、空気圧室73が形成される部位に斜線を入れて示している。
シリンダ部71は制輪子7と同様にキャリパ本体10の中心線Ozについて対称的に形成される。シリンダ部71は、直線状に延びる前後の直線状壁部71c、71dと、この前後の直線状壁部71c、71dを結んで円弧状に延びる円弧状壁部71a、71bとを有する。
図7において、前後の直線状壁部71c、71dはその間に制輪子7のライニング9が配置されるように所定の間隔を持つ。
制輪子7のライニング9は車輪のディスク6に沿った形状を有する。図7において、3つ円弧Gは制輪子7のライニング9をディスク6の回転周方向に略3等分したそれぞれのライニング部位の重心を示す。シリンダ部71はこの3つの制輪子重心Gを包囲するように形成される。
第一キャリパアーム12の上下端部にはアジャスタ41が介装されるアジャスタ取付凹部12a、12bが形成され、シリンダ部71の上下円弧状壁部71a、71bはその外周面がこのアジャスタ取付凹部12a、12bに面するように形成される。
シリンダ部71には長円形のシールリング74が取り付けられ、このシールリング74がピストン72の外周面に摺接し、空気圧室73を密封する。シールリング74はシリンダ部71に沿って延び、その途中に折れ曲がる部位を持たないため、空気圧室73の密封性を維持できる。
以上のようにキャリパブレーキ装置1は構成され、制動時に空気圧室73にて導かれる空気圧によりピストン72がシリンダ部71から突出作動し、制輪子7をディスク6に押し付け、制輪子7がディスク6に摩擦力を付与し、車輪を制動する。
本実施の形態では、ディスク6に摺接する制輪子7のライニング9はディスク6に沿った形状を有し、シリンダ部71を長円形に形成し、シリンダ部71は直線状に延びる前後の直線状壁部71c、71dと、この前後の直線状壁部71c、71dを結んで円弧状に延びる円弧状壁部71a、71bとを有したため、ピストン72の受圧面積を十分に確保するとともに、空気圧シリンダ70は、ピストン72によって制輪子7を広い範囲で押圧し、制輪子7がディスク6に付与する摩擦力を有効に高められる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明が適用されるキャリパブレーキ装置の平面図。 同じく側面図。 同じく図2のA−A線に沿う断面図。 同じく図2のB−B線に沿う断面図。 本発明の実施の形態を示すキャリパブレーキ装置の側面図。 同じくキャリパブレーキ装置の断面図。 本発明の他の実施の形態を示すキャリパブレーキ装置の側面図。
符号の説明
1 キャリパブレーキ装置
5 車輪
6 ディスク
7 制輪子
10 キャリパ本体
12 第一キャリパアーム
60 空気圧シリンダ
61 シリンダ部
61a 円弧状壁部
61b 円弧状壁部
61c 湾曲壁部
61d 湾曲壁部
62 ピストン
63 空気圧室
71 シリンダ部
71a 円弧状壁部
71b 円弧状壁部
71c 直線状壁部
71d 直線状壁部
72 ピストン
73 空気圧室

Claims (4)

  1. 車輪の側部に形成されたディスクと、
    このディスクを挟んで摩擦力を付与する左右の制輪子と、
    この左右の制輪子を支持するキャリパ本体と、
    このキャリパ本体を鉄道車両の支持枠に対して摺動可能に支持するスライドピンと、
    前記キャリパ本体に前記制輪子を前記ディスクに対して進退可能に支持する対のアジャスタとを備え、
    この各アジャスタの間に空気圧シリンダを設け、
    この空気圧シリンダは、
    前記キャリパ本体に形成されるシリンダ部と、
    このシリンダ部に摺動可能に収められるピストンと、
    前記シリンダ部とこのピストンの間に画成される空気圧室とを備え、
    鉄道車両に搭載される空気圧源からこの空気圧室に供給される空気圧によって前記ピストンが制輪子を押圧作動することを特徴とする鉄道車両用キャリパブレーキ装置。
  2. 前記ディスクに摺接する前記制輪子のライニングは前記ディスクに沿った形状を有し、
    前記制輪子のライニングをこのディスクの回転周方向について複数のライニング部位にそれぞれのライニング部位が略同一面積となるように分割し、
    前記シリンダ部はそれぞれのライニング部位の重心を包囲するように形成したことを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用キャリパブレーキ装置。
  3. 前記ディスクに摺接する前記制輪子のライニングは前記ディスクに沿った形状を有し、
    前記シリンダ部は、
    このライニングに沿って延びる前後の湾曲壁部と、
    この湾曲壁部を結んで円弧状に延びる上下の円弧状壁部とを有したことを特徴とする請求項1または2に記載の鉄道車両用キャリパブレーキ装置。
  4. 前記ディスクに摺接する前記制輪子のライニングは前記ディスクに沿った形状を有し、
    前記シリンダ部を長円形に形成し、
    前記シリンダ部は、
    直線状に延びる前後の直線状壁部と、
    この前後の直線状壁部を結んで円弧状に延びる円弧状壁部とを有したことを特徴とする請求項1または2に記載の鉄道車両用キャリパブレーキ装置。
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