JP2008283836A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】二つのモータと二つのデファレンシャルギヤとを用いて二つのモータからの動力により走行できるようにする。
【解決手段】モータMG1からデファレンシャルギヤ30を介して出力される二つの回転軸39a,39bのうち右側の回転軸39aを右輪としての駆動輪29aに取り付けられた駆動軸28aに接続し、モータMG2からデファレンシャルギヤ40を介して出力される二つの回転軸49a,49bのうち左側の回転軸49aを左輪としての駆動輪29bに取り付けられた駆動軸28bに接続し、デファレンシャルギヤ30の回転軸39bに接続される連結軸51aとデファレンシャルギヤ40の回転軸49bに接続される連結軸51bとをサイドギヤ52a,54bとピニオンギヤ54とからなる連結機構50によって連結する。
【選択図】図1

Description

本発明は、左右輪に各々出力される動力により走行する車両に関する。
従来、この種の車両としては、左右輪に各々トルクを出力可能な二つのモータを備える電気自動車が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、駆動装置のモータを二つのモータに分けて分散配置することにより、個々のモータの冷却効率の向上を図ると共に軽量小型化を図っている。
特開平05−116542号公報
ところで、車両に用いられる動力源の配置としては、左右輪の各々に直接モータを配置するもの(インホイールモータ)や、差動機構としてのデファレンシャルギヤを介して左右輪に動力を出力可能にモータやエンジンを配置するものなど様々なものが考えられるが、適用する車両(乗用車,バス,トラックなど)によって用いる動力源や配置を最適なものとすることが求められている。
本発明の車両は、二つの差動機構と二つの原動機とを用いて左右輪の各々に動力を出力して走行できるようにすることを主目的とする。
本発明の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両は、
左右輪に各々出力される動力により走行する車両であって、
動力を出力可能な第1の原動機と、
該第1の原動機からの動力を入力して差動作用をもって一方が右輪側に接続された二つの出力軸に出力する第1の差動機構と、
動力を出力可能な第2の原動機と、
該第2の原動機からの動力を入力して差動作用をもって一方が左輪側に接続された二つの出力軸に出力する第2の差動機構と、
前記第1の原動機から前記第1の差動機構を介して出力される前記二つの出力軸のうち前記右輪側に接続されていない方の出力軸と前記第2の原動機から前記第2の差動機構を介して出力される前記二つの出力軸のうち前記左輪側に接続されていない方の出力軸とを、該二つの出力軸に各々出力されるトルクが反力として互いに受け止められるよう連結する連結機構と
を備えることを要旨とする。
この本発明の車両では、第1の原動機から第1の差動機構を介して出力される二つの出力軸のうちの一方を右輪側に接続し、第2の原動機から第2の差動機構を介して出力される二つの出力軸のうちの一方を左輪側に接続し、第1の原動機から第1の差動機構を介して出力される二つの出力軸のうち右輪側に接続されていない方の出力軸と第2の原動機から第2の差動機構を介して出力される二つの出力軸のうち左輪側に接続されていない方の出力軸とを、二つの出力軸に各々出力されるトルクが反力として互いに受け止められるよう連結する。したがって、二つの差動機構と二つの原動機とを用いて左右輪に各々動力を出力して走行することができる。ここで、「原動機」としては、電力により動力を出力する電動機の他,燃料の燃焼により動力を出力する内燃機関も含まれる。また、「第1の差動機構」や「第2の差動機構」としては、例えばデファレンシャルギヤを挙げることができる。
こうした本発明の車両において、前記連結機構は、前記第1の原動機から前記第1の差動機構を介して出力される前記二つの出力軸のうち前記右輪側に接続されていない方の出力軸と前記第2の原動機から前記第2の差動機構を介して出力される前記二つの出力軸のうち前記左輪側に接続されていない方の出力軸とに回転差を付与可能な電動機を備えるものとすることもできる。こうすれば、電動機を用いて左右輪を異なる回転とすることができる。この態様の本発明の車両において、前記連結機構がリミテッドスリップデフとして機能するよう前記電動機を制御する制御手段を備えるものとすることもできる。こうすれば、左右輪により確実にトルクを伝達させることができる。
また、本発明の車両において、前記連結機構は、前記第1の原動機から前記第1の差動機構を介して出力される前記二つの出力軸のうち前記右輪側に接続されていない方の出力軸と前記第2の原動機から前記第2の差動機構を介して出力される前記二つの出力軸のうち前記左輪側に接続されていない方の出力軸とを、前記右輪に接続された駆動軸と前記左輪に接続された駆動軸とが同軸上に配置されるよう連結する機構であるものとすることもできる。こうすれば、車両への搭載性をより容易なものとすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての車両20の構成の概略を示す構成図である。実施例の車両20は、図示するように、モータMG1と、モータMG1の回転軸22aに接続されると共に右輪としての駆動輪29aに取り付けられた駆動軸28aに接続されたデファレンシャルギヤ30と、モータMG2と、モータMG2の回転軸22bに接続されると共に左輪としての駆動輪29bに取り付けられた駆動軸28aと同軸の駆動軸28bに接続されたデファレンシャルギヤ40と、二つのデファレンシャルギヤ30,40を連結する連結機構50とを備える。
モータMG1,MG2は、いずれも電動機として機能することができると共に発電機としても機能できる同期発電電動機として構成されており、インバータ62,64を介してバッテリ66に接続されている。
デファレンシャルギヤ30は、モータMG1の回転軸22aに取り付けられた減速ギヤ23aに噛合されたリングギヤ32と、リングギヤ32と一体回転するデフケース34と、デフケース34に取り付けられたピニオンシャフトに回転自在に支持されたピニオンギヤ36a,36bと、ピニオンギヤ36a,36bに噛合された左右一対のサイドギヤ38a,38bとを備える。図中右側のサイドギヤ38aが取り付けられたデファレンシャルギヤ30の出力軸としての回転軸39aには、減速ギヤ24a,25aを介して駆動軸28aが接続されており、図中左側のサイドギヤ38bが取り付けられたデファレンシャルギヤ30のもう一つの出力軸としての回転軸39bには、減速ギヤ26a,27aを介して連結機構50の連結軸51aが接続されている。
デファレンシャルギヤ40は、デファレンシャルギヤ30と同じ部材により構成されており、モータMG2の回転軸22bに取り付けられ減速ギヤ23aと同じ減速比の減速ギヤ23bに噛合されたリングギヤ42と、リングギヤ42と一体回転するデフケース44と、デフケース44に取り付けられたピニオンシャフトに回転自在に支持されたピニオンギヤ46a,46bと、ピニオンギヤ46a,46bに噛合された左右一対のサイドギヤ48a,48bとを備える。図中左側のサイドギヤ48aが取り付けられたデファレンシャルギヤ40の出力軸としての回転軸49aには、減速ギヤ24a,25aと同じ減速比の減速ギヤ24b,25bを介して駆動軸28bが接続されており、図中右側のサイドギヤ48bが取り付けられたデファレンシャルギヤ40のもう一つの出力軸としての回転軸49bには、減速ギヤ26a,27aと同じ減速比の減速ギヤ26b,27bを介して連結機構50の連結軸51bが接続されている。
連結機構50は、左右一対のサイドギヤ52a,52bと、このサイドギヤ52a,52bに噛合されサイドギヤ52a,54bの回転方向の移動が禁止されたピニオンギヤ54とにより構成されている。図中右側のサイドギヤ52aにはデファレンシャルギヤ30の回転軸39bに接続された連結軸51aが取り付けられ、図中左側のサイドギヤ52bにはデファレンシャルギヤ40の回転軸49bに接続された連結軸51bが取り付けられており、連結軸51aと連結軸51bとの間の差動が許容された状態で両軸を連結する。また、ピニオンギヤ54の回転軸には、正逆両回転方向の駆動が可能な直流電動機としてのモータ56が接続されており、モータ56を駆動することにより連結軸51aと連結軸51bとの間の差動を調整できるようになっている。
電子制御ユニット70は、CPU72を中心としたマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートとを備える。この電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速V,駆動輪29a,29bに取り付けられた車輪速センサ89a,89bからの車輪速Vr,Vlなどが入力ポートを介して入力されている。また、電子制御ユニット70からは、インバータ62,64のスイッチング素子へのスイッチング制御信号やモータ56への駆動信号が出力ポートを介して出力されている。
こうした実施例の車両20の運転制御としては、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度や車速センサ88からの車速に基づいて走行に要求される要求トルクを設定し、設定した要求トルクにより走行するよう二つのモータMG1,MG2を駆動制御する。具体的には、アクセル開度や車速に応じた要求トルクをモータMG1とモータMG2とで丁度半分ずつ分担するようモータMG1の目標トルクTm1*とモータMG2の目標トルクTm1*とを設定し、目標トルクTm1*に相当するトルクがモータMG1から出力されるようインバータ62のスイッチング素子をスイッチング制御すると共に目標トルクTm2*に相当するトルクがモータMG2から出力されるようインバータ64のスイッチング素子をスイッチング制御する。このとき、モータMG1からのトルクはデファレンシャルギヤ30を介して右輪としての駆動輪29a側と連結軸51a側とに伝達され、モータMG2からのトルクはデファレンシャルギヤ40を介して左輪としての駆動輪29b側と連結軸51b側とに伝達されるが、連結軸51aと連結軸51bとはサイドギヤ52a,52bとピニオンギヤ54により構成される連結機構50によって連結されているから、連結軸51a側に伝達されるトルクは連結軸51b側に伝達されるトルクによって受け止められると共に連結軸51b側に伝達されるトルクは連結軸51a側に伝達されるトルクによって受け止められ、ピニオンギヤ54は回転しない。したがって、モータMG1から出力される動力はすべて駆動輪29a側に伝達され、モータMG2から出力される動力はすべて駆動輪29b側に伝達される。
次に、こうして構成された実施例の車両20の動作、特に、モータ52による差動制限制御について説明する。図2は、実施例の電子制御ユニット70により実行される差動制限制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば数msec毎)に繰り返し実行される。
差動制限制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット70のCPU72は、まず、車輪速センサ89a,89bからの駆動輪29a,29bの車輪速Vr,Vlを入力し(ステップS100)、入力した車輪速Vrから車輪速Vlを減じて車輪速差ΔVを計算する(ステップS110)。そして、車輪速差ΔVが閾値V1と閾値V2とにより定まる許容範囲内にあるか否かを判定する(ステップS120)。ここで、閾値V1,V2は、駆動輪29a,29bの間の差動が許容される許容範囲の上下限として設定されるものであり、車両20の仕様によって定められる。車輪速差ΔVが閾値V1と閾値V2とにより定まる許容範囲内にあるときには、差動制限は必要ないと判断し、モータ56から出力すべき目標トルクTm*に値0を設定し(ステップS130)、車輪速差ΔVが閾値V1と閾値V2とにより定まる許容範囲内にないとき即ち車輪速差ΔVが閾値V1よりも小さいときや車輪速差ΔVが閾値V2よりも大きいときには、車輪速差ΔVが許容範囲内となるようモータ56の目標トルクTm*を設定し(ステップS140)、設定した目標トルクTm*でモータ56を駆動制御して(ステップS150)、本ルーチンを終了する。ここで、車輪速差ΔVが許容範囲内にないときに設定される目標トルクTm*は、実施例では、車輪速差ΔVと目標トルクTm*との関係を予め求めて目標トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、車輪速差ΔVが与えられるとマップから対応する目標トルクTm*を導出して設定するものとした。
以上説明した実施例の車両20によれば、モータMG1からデファレンシャルギヤ30を介して出力される二つの回転軸39a,39bのうち右側の回転軸39aを右輪としての駆動輪29aに取り付けられた駆動軸28aに接続し、モータMG2からデファレンシャルギヤ40を介して出力される二つの回転軸49a,49bのうち左側の回転軸49aを左輪としての駆動輪29bに取り付けられた駆動軸28bに接続し、デファレンシャルギヤ30の回転軸39bとデファレンシャルギヤ40の回転軸49bとを連結機構50によって連結するから、二つのモータMG1,MG2と二つのデファレンシャルギヤ30,40とを用いて走行用の動力を駆動軸28a,28bに出力することができる。この結果、一つのモータで走行用の動力を駆動軸に出力するものに比して比較的大きな動力の要求に対応することができると共にモータMG1,MG2を小型化することができる。しかも、連結機構50のピニオンギヤ54の回転軸にモータ56を配置してこれをリミテッドスリップデフとして機能させるから、駆動輪29a,29bの一方にスリップが発生した場合であっても駆動輪29a,29bにトルクを伝達することができる。
実施例の車両20では、連結機構50のピニオンギヤ54の回転軸にモータ56を取り付けてこれをリミテッドスリップデフとして機能させるものとしたが、操舵角に応じてモータ56を駆動して連結軸51aと連結軸51bとの間で回転差を付与するものとしてもよい。これにより、コーナリングをよりスムーズなものとすることができる。
実施例の車両20では、連結機構50のピニオンギヤ54の回転軸にモータ56を取り付けるものとしたが、図3の変形例の車両120に示すように、連結機構50のピニオンギヤ54の回転軸にモータを取り付けないものとしてもよい。ただし、この場合、連結機構50をリミテッドスリップデフとして機能させることはできなくなる。
実施例の車両20では、右輪としての駆動輪29aに取り付けられた駆動軸28aと左輪としての駆動輪29bに取り付けられた駆動軸28bとを同軸上に配置するものとしたが、図4の変形例の車両220に示すように、連結機構50に代えて連結軸51aと連結軸51bとを連結ギヤ152,154により連結する連結機構150を用いるものとし駆動軸28aと駆動軸28bとを同軸上に配置しないものとしても構わない。
実施例の車両20では、走行に用いる動力源として電動機としてのモータMG1,MG2を用いるものとしたが、内燃機関を用いるものとしても構わない。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータMG1が「第1の原動機」に相当し、デファレンシャルギヤ30が「第1の差動機構」に相当し、モータMG2が「第2の原動機」に相当し、デファレンシャルギヤ40が「第2の差動機構」に相当し、連結機構50が「連結機構」に相当する。また、モータ56が「電動機」に相当する。ここで、「第1の原動機」としては、同期発電電動機としてのモータに限定されるものではなく、誘導電動機などの他のタイプの電動機やエンジンなどの内燃機関など、動力を出力可能なものであれば如何なるものであっても構わない。「第1の差動機構」としては、デファレンシャルギヤ30に限定されるものではなく、第1の原動機からの動力を入力して差動作用をもって一方が右輪側に接続された二つの出力軸に出力するものであれば如何なるものであっても構わない。「第2の原動機」としては、同期発電電動機としてのモータに限定されるものではなく、誘導電動機などの他のタイプの電動機やエンジンなどの内燃機関など、動力を出力可能なものであれば如何なるものであっても構わない。「第2の差動機構」としては、デファレンシャルギヤ40に限定されるものではなく、第2の原動機からの動力を入力して差動作用をもって一方が左輪側に接続された二つの出力軸に出力するものであれば如何なるものであっても構わない。「連結機構」としては、サイドギヤ52a,52bとピニオンギヤ54とにより構成される連結機構50に限定されるものではなく、第1の原動機から第1の差動機構を介して出力される二つの出力軸のうち右輪側に接続されていない方の出力軸と第2の原動機から第2の差動機構を介して出力される二つの出力軸のうち左輪側に接続されていない方の出力軸とを、二つの出力軸に各々出力されるトルクが反力として互いに受け止められるよう連結するものであれば如何なるものであっても構わない。「電動機」としては、直流電動機としてのモータ56に限定されるものではなく、正逆両回転方向の駆動が可能なものであれば、如何なるタイプの電動機であっても構わない。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車製造産業に利用可能である。
本発明の一実施例としての車両20の構成の概略を示す構成図である。 実施例の電子制御ユニット70により実行される差動制限制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 変形例の車両120の構成の概略を示す構成図である。 変形例の車両220の構成の概略を示す構成図である。
符号の説明
20,120,220 車両、22a,22b 回転軸、23a,23b,24a,24b,25a,25b,26a,26b,27a,27b 減速ギヤ,28a,28b 駆動軸,29a,29b 駆動輪、30,40 デファレンシャルギヤ、32,42 リングギヤ、34,44 デフケース,36a,36b,46a,46b ピニオンギヤ、38a,38b,48a,48b サイドギヤ、39a,39b,49a,49b 回転軸、50 連結機構、51a,51b 連結軸、52a,52b サイドギヤ、54 ピニオンギヤ、56 モータ、62,64 インバータ、66 バッテリ、70 電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、89a,89b 車輪速センサ、150 連結機構、152,154 連結ギヤ、MG1,MG2 モータ。

Claims (5)

  1. 左右輪に各々出力される動力により走行する車両であって、
    動力を出力可能な第1の原動機と、
    該第1の原動機からの動力を入力して差動作用をもって一方が右輪側に接続された二つの出力軸に出力する第1の差動機構と、
    動力を出力可能な第2の原動機と、
    該第2の原動機からの動力を入力して差動作用をもって一方が左輪側に接続された二つの出力軸に出力する第2の差動機構と、
    前記第1の原動機から前記第1の差動機構を介して出力される前記二つの出力軸のうち前記右輪側に接続されていない方の出力軸と前記第2の原動機から前記第2の差動機構を介して出力される前記二つの出力軸のうち前記左輪側に接続されていない方の出力軸とを、該二つの出力軸に各々出力されるトルクが反力として互いに受け止められるよう連結する連結機構と
    を備える車両。
  2. 前記連結機構は、前記第1の原動機から前記第1の差動機構を介して出力される前記二つの出力軸のうち前記右輪側に接続されていない方の出力軸と前記第2の原動機から前記第2の差動機構を介して出力される前記二つの出力軸のうち前記左輪側に接続されていない方の出力軸とに回転差を付与可能な電動機を備える請求項1記載の車両。
  3. 前記連結機構がリミテッドスリップデフとして機能するよう前記電動機を制御する制御手段を備える請求項2記載の車両。
  4. 前記連結機構は、前記第1の原動機から前記第1の差動機構を介して出力される前記二つの出力軸のうち前記右輪側に接続されていない方の出力軸と前記第2の原動機から前記第2の差動機構を介して出力される前記二つの出力軸のうち前記左輪側に接続されていない方の出力軸とを、前記右輪に接続された駆動軸と前記左輪に接続された駆動軸とが同軸上に配置されるよう連結する機構である請求項1ないし3いずれか記載の車両。
  5. 前記第1および第2の差動機構は、デファレンシャルギヤである請求項1ないし4いずれか記載の車両。
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