JP3972909B2 - 動力出力装置およびその制御方法並びにハイブリッド自動車 - Google Patents

動力出力装置およびその制御方法並びにハイブリッド自動車 Download PDF

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Description

本発明は、動力出力装置およびその制御方法並びにハイブリッド自動車に関し、詳しくは、駆動軸に動力を出力する動力出力装置およびその制御方法並びに動力出力装置を備え駆動軸が車軸に連結されて走行可能なハイブリッド自動車に関する。
従来、この種の動力出力装置としては、第1のモータの回転軸,エンジンのクランクシャフト,車軸に接続された駆動軸がそれぞれサンギヤ,キャリア,リングギヤに接続された第1の遊星歯車機構と、第2のモータの回転軸,エンジン,車軸に接続された駆動軸がそれぞれサンギヤ,キャリア,リングギヤに接続された第2の遊星歯車機構とを備えるものが提案されている(特許文献1参照)。この装置では、第1の遊星歯車機構のギヤ比と第2の遊星歯車機構のギヤ比とを異なる値に設定して第1モータと第2モータとのうち使用するモータを切り替えて制御することにより装置全体のエネルギ効率の向上を図っている。
特開平11−301291号公報
上述の動力出力装置では、エンジンのクランクシャフトには第1の遊星歯車機構のキャリアと第2の遊星歯車機構のキャリアとが連結されている状態にあるから、使用していないモータがエンジンの駆動に伴って連れ回され、効率が悪くなる場合が生じたり、第1モータ,第2モータのいずれのモータによっても直接駆動軸に動力を入出力することができないために駆動軸の駆動状態によっては効率が悪くなる場合が生じたりする。
本発明の動力出力装置およびその制御方法並びにハイブリッド自動車は、こうした問題を解決し、装置全体のエネルギ効率をより向上させることを目的の一つとする。また、本発明の動力出力装置およびその制御方法並びにハイブリッド自動車は、内燃機関の出力軸の接続の切替の際のショックを抑制することを目的の一つとする。
本発明の動力出力装置およびその制御方法並びにハイブリッド自動車は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の動力出力装置は、
駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
内燃機関と、
発電可能な第1の電動機と、
発電可能な第2の電動機と、
前記第1の電動機の回転軸と前記駆動軸と第1の回転軸の3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第1の3軸式動力入出力手段と、
前記第2の電動機の回転軸と前記駆動軸と第2の回転軸の3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第2の3軸式動力入出力手段と、
前記第1の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続する第1の接続状態と、前記第2の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続する第2の接続状態とを切替可能な接続切替手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明の動力出力装置では、第1の電動機が接続された第1の3軸式動力入出力手段の第1の回転軸と内燃機関の出力軸とを接続する第1の接続状態と、第2の電動機が接続された第2の3軸式動力入出力手段の第2の回転軸と内燃機関の出力軸とを接続する第2の接続状態とを切り替える。この結果、エネルギ効率をより向上させることが可能となる。
こうした本発明の動力出力装置において、前記接続切替手段は、前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とのうち前記内燃機関の出力軸に接続されていない回転軸の回転を固定可能な手段であるものとすることもできる。この態様の本発明の動力出力装置において、前記接続切替手段は、前記内燃機関の出力軸が前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とのいずれにも接続されずに前記第1の回転軸の回転と前記第2の回転軸の回転とが共に固定された中間状態に切替が可能な手段であり、前記第1の接続状態から前記第2の接続状態への切替が指示されたとき又は前記第2の接続状態から前記第1の接続状態への切替が指示されたとき、前記駆動軸への動力の出力を維持しながら前記中間状態を経由して前記切替が行なわれるよう前記内燃機関と前記第1の電動機と前記第2の電動機とを駆動制御すると共に前記接続切替手段を駆動制御する切替時制御手段を備えるものとすることもできる。こうすれば、駆動軸への動力の出力を維持しながら第1の接続状態と第2の接続状態とを切り替えることができる。
切替時制御手段を備える態様の本発明の動力出力装置において、前記切替時制御手段は、前記第1の接続状態から前記第2の接続状態への切替が指示されたとき、前記内燃機関から動力が出力されないよう該内燃機関を駆動制御すると共に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第2の電動機から出力されるよう前記第2の電動機を駆動制御し、該駆動制御の後に前記第1の接続状態から前記中間状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御し、該駆動制御の後に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第1の電動機から出力されるよう前記第1の電動機を駆動制御すると共に前記中間状態から前記第2の接続状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する手段であるものとすることもできる。この態様の本発明の動力出力装置において、前記切替時制御手段は、前記第1の回転軸の回転数が略値0となるよう前記第1の電動機を駆動制御すると共に該駆動制御の後に前記第1の接続状態から前記中間状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第1の接続状態から第2の接続状態への切替をスムーズに行なうことができ、切替の際のショックを抑制できる。
また、切替時制御手段を備える態様の本発明の動力出力装置において、前記切替時制御手段は、前記第2の接続状態から前記第1の接続状態への切替が指示されたとき、前記内燃機関から動力が出力されないよう該内燃機関を駆動制御すると共に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第1の電動機から出力されるよう前記第1の電動機を駆動制御し、該駆動制御の後に前記第2の接続状態から前記中間状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御し、該駆動制御の後に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第2の電動機から出力されるよう前記第2の電動機を駆動制御すると共に前記中間状態から前記第1の接続状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する手段であるものとすることもできる。この態様の本発明の動力出力装置において、前記切替時制御手段は、前記第2の回転軸の回転数が略値0となるよう前記第2の電動機を駆動制御すると共に該駆動制御の後に前記第2の接続状態から前記中間状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する手段であるものとすることもできる。こうすれば、第2の接続状態から第1の接続状態への切替をスムーズに行なうことができ、切替の際のショックを抑制できる。
また、本発明の動力出力装置において、前記駆動軸の駆動状態を検出する駆動状態検出手段と、該検出された駆動軸の駆動状態に基づいて前記切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する切替時制御手段とを備えるものとすることもできる。こうすれば、装置全体のエネルギ効率をより向上させることができる。この態様の本発明の動力出力装置において、前記駆動状態検出手段は、前記駆動軸の回転数を検出する回転数検出手段であり、前記切替時制御手段は、前記回転数検出手段により検出される前記駆動軸の回転数が中低速回転域から高速回転域に移行したときには前記第1の接続状態から前記第2の接続状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御し、前記回転数検出手段により検出される前記駆動軸の回転数が前記高速回転域から前記中低速回転域に移行したときには前記第2の接続状態から前記第1の接続状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する手段であるものとすることもできる。
さらに、本発明の動力出力装置において、前記第1の電動機は、前記第2の電動機に比して高回転型電動機として構成されてなるものとすることもできる。
あるいは、本発明の動力出力装置において、前記第2の電動機は、前記第1の電動機に比して高トルク型電動機として構成されてなるものとすることもできる。
また、本発明の動力出力装置において、前記接続切替手段は、前記第1の回転軸と前記内燃機関の出力軸との接続および接続解除が可能な第1の接続解除手段と、前記第2の回転軸と前記内燃機関の出力軸との接続および接続解除が可能な第2の接続解除手段とを有する手段であるものとすることもできる。第1の回転軸と第2の回転軸とのうち内燃機関の出力軸に接続されていない回転軸の回転を固定可能なこの態様の本発明の動力出力装置において、前記接続切替手段は、前記第1の回転軸の回転の固定および固定解除が可能な第1の固定解除手段と、前記第2の回転軸の回転の固定および固定解除が可能な第2の固定解除手段とを有する手段であるものとすることもできる。
また、本発明の動力出力装置において、前記接続切替手段は、ドッグクラッチにより形成されてなるものとすることもできる。こうすれば、動力出力装置を簡易な構成とすることができる。
また、本発明の動力出力装置において、前記第1の3軸式動力入出力手段および/または前記第2の3軸式動力入出力手段は、遊星歯車機構であるものとすることもできる。
本発明のハイブリッド自動車は、
上述した各態様の本発明の動力出力装置、即ち、基本的には、駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、内燃機関と、発電可能な第1の電動機と、発電可能な第2の電動機と、前記第1の電動機の回転軸と前記駆動軸と第1の回転軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第1の3軸式動力入出力手段と、前記第2の電動機の回転軸と前記駆動軸と第2の回転軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第2の3軸式動力入出力手段と、前記第1の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続する第1の接続状態と、前記第2の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続する第2の接続状態とを切替可能な接続切替手段と、を備える動力出力装置を備え、前記駆動軸が車軸に連結されて走行可能であることを要旨とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、本発明の動力出力装置を備えるから、動力出力装置と同様の効果、例えば、エネルギ効率をより向上させることができるなどの効果を奏することができる。
本発明の第1の動力出力装置の制御方法は、
内燃機関と、発電可能な第1の電動機と、発電可能な第2の電動機と、前記第1の電動機の回転軸と駆動軸と第1の回転軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第1の3軸式動力入出力手段と、前記第2の電動機の回転軸と前記駆動軸と第2の回転軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第2の3軸式動力入出力手段と、前記第1の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続する第1の接続状態と前記第2の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続する第2の接続状態とを切替可能であって前記内燃機関の出力軸が前記第1の回転軸と前記第2の回転軸のいずれにも接続されずに前記第1の回転軸の回転と前記第2の回転軸の回転とが共に固定された中間状態に切替が可能な接続切替手段と、を備える動力出力装置の制御方法であって、
前記第1の接続状態から前記第2の接続状態への切替が指示されたとき、
(a)前記内燃機関から動力が出力されないよう該内燃機関を駆動制御すると共に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第2の電動機から出力されるよう前記第2の電動機を駆動制御し、
(b)該駆動制御の後に前記第1の接続状態から前記中間状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御し、
(c)該駆動制御の後に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第1の電動機から出力されるよう前記第1の電動機を駆動制御すると共に前記中間状態から前記第2の接続状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する
ことを要旨とする。
この本発明の第1の動力出力装置の制御方法によれば、第1の接続状態から第2の接続状態への切替が指示されたとき、内燃機関から動力が出力されないよう内燃機関を駆動制御すると共に駆動軸への動力の出力を維持するための動力が第2の電動機から出力されるよう第2の電動機を駆動制御し、この後に第1の接続状態から中間状態に切替が行なわれるよう接続切替手段を駆動制御し、この後に駆動軸への動力の出力を維持するための動力が第1の電動機から出力されるよう第1の電動機を駆動制御すると共に中間状態から第2の接続状態に切替が行なわれるよう接続切替手段を駆動制御する。この結果、駆動軸への動力の出力を維持しながら第1の接続状態から第2の接続状態への切替を行なうことができる。
本発明の第2の動力出力装置の制御方法は、
内燃機関と、発電可能な第1の電動機と、発電可能な第2の電動機と、前記第1の電動機の回転軸と駆動軸と第1の回転軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第1の3軸式動力入出力手段と、前記第2の電動機の回転軸と前記駆動軸と第2の回転軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第2の3軸式動力入出力手段と、前記第1の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続する第1の接続状態と前記第2の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続する第2の接続状態とを切替可能であって前記内燃機関の出力軸が前記第1の回転軸と前記第2の回転軸のいずれにも接続されずに前記第1の回転軸の回転と前記第2の回転軸の回転とが共に固定された中間状態に切替が可能な接続切替手段と、を備える動力出力装置の制御方法であって、
前記第2の接続状態から前記第1の接続状態への切替が指示されたとき、
(a)前記内燃機関から動力が出力されないよう該内燃機関を駆動制御すると共に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第1の電動機から出力されるよう前記第1の電動機を駆動制御し、
(b)該駆動制御の後に前記第2の接続状態から前記中間状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御し、
(c)該駆動制御の後に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第2の電動機から出力されるよう前記第2の電動機を駆動制御すると共に前記中間状態から前記第1の接続状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する
ことを要旨とする。
この本発明の第2の動力出力装置の制御方法では、第2の接続状態から第1の接続状態への切替が指示されたとき、内燃機関から動力が出力されないよう内燃機関を駆動制御すると共に駆動軸への動力の出力を維持するための動力が第1の電動機から出力されるよう第1の電動機を駆動制御し、この後に第2の接続状態から中間状態に切替が行なわれるよう接続切替手段を駆動制御し、この後に駆動軸への動力の出力を維持するための動力が第2の電動機から出力されるよう第2の電動機を駆動制御すると共に中間状態から第1の接続状態に切替が行なわれるよう接続切替手段を駆動制御する。この結果、駆動軸への動力の出力を維持しながら第2の接続状態から第1の接続状態への切替を行なうことができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。第1実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22のクランクシャフト26にダンパ28を介して接続されると共に駆動輪69a,69bにデファレンシャルギヤ68とギヤ機構66とを介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、この動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、同じく動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG2と、動力出力装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、2つのプラネタリギヤP1,P2とクラッチC1,C2とブレーキB1,B2とにより構成されている。第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはギヤ機構66が、それぞれ接続されている。また、ピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に連結するキャリア34にはクラッチC1を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されると共にブレーキB1を介してケースに接続されている。リングギヤ32は、上述したようにギヤ機構66に接続され、最終的には駆動輪69a,69bに接続されているから、その回転軸を説明の都合上、「駆動軸」65と呼ぶことにする。また、第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41にはモータMG2が、リングギヤ42には第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32が、それぞれ接続されている。また、ピニオンギヤ43を自転かつ公転自在に連結するキャリア44にはクラッチC2を介してエンジン22のクランクシャフト26に接続されると共にブレーキB2を介してケースに接続されている。
こうして構成された動力分配統合機構30は、クラッチC1をオン,クラッチC2をオフとすると共にブレーキB1をオフ,ブレーキB2をオンとすることにより、第1プラネタリギヤP1のキャリア34にエンジン22のクランクシャフト26が、第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31にモータMG1の回転軸が、第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32に減速機として機能する第2プラネタリギヤP2を介してモータMG2の回転軸がそれぞれ連結された構成とすることができる。この際、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34に入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側(駆動軸65)にそのギヤ比ρ1(サンギヤ31の歯数/リングギヤ32の歯数)に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力とを統合してリングギヤ32側(駆動軸65)に出力する。なお、動力分配統合機構30は、クラッチC1をオン,クラッチC2をオフとすると共にブレーキB1とブレーキB2とを共にオフとすることにより、上述した動力分配統合機構30の接続関係をそのままにモータMG2の回転軸の接続だけを切り離すことができる。また、動力分配統合機構30は、クラッチC1をオフ,クラッチC2をオンとすると共にブレーキB1をオン,ブレーキB2をオフとすることにより、第2プラネタリギヤP2のキャリア44にエンジン22のクランクシャフト26が、第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41にモータMG2の回転軸が、第2プラネタリギヤP2のリングギヤ42に減速機として機能する第1プラネタリギヤP1を介してモータMG1の回転軸がそれぞれ連結された構成とすることができる。この際、モータMG2が発電機として機能するときにはキャリア44に入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ41側とリングギヤ42側(駆動軸65)にそのギヤ比ρ2(サンギヤ41の歯数/リングギヤ42の歯数)に応じて分配し、モータMG2が電動機として機能するときにはキャリア44から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ41から入力されるモータMG2からの動力とを統合してリングギヤ42側(駆動軸65)に出力する。なお、動力分配統合機構30は、クラッチC1をオフ,クラッチC2をオンとすると共にブレーキB1とブレーキB2とを共にオフとすることにより、上述した動力分配統合機構30の接続関係をそのままにモータMG1の回転軸の接続だけを切り離すことができる。なお、こうしたクラッチC1,C1やブレーキB1,B2のオンオフ制御はハイブリッド用電子制御ユニット70により行なわれている。
モータMG1は、発電機として駆動できると共に電動機として駆動できる高回転低トルク型の周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ51を介してバッテリ60と電力のやり取りを行なう。モータMG2は、発電機として駆動できると共に電動機として駆動できる低回転高トルク型の周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ52を介してバッテリ60と電力のやり取りを行なう。インバータ51,52とバッテリ60とを接続する電力ライン64は、各インバータ51,52が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ60は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ60は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)50により駆動制御されている。モータECU50には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ53,54からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU50からは、インバータ51,52へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU50は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ60は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)62によって管理されている。バッテリECU62には、バッテリ60を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ60の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ60の出力端子に接続された電力ライン64に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ60に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度などが入力されており、必要に応じてバッテリ60の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU62では、バッテリ60を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU50,バッテリECU62と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU50,バッテリECU62と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された第1実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸65に出力すべき駆動要求トルクTd*を計算し、この駆動要求トルクTd*に対応する要求動力が駆動軸65に出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸65に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ60の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ60の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力が駆動軸65に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG1やモータMG2から要求動力に見合う動力を駆動軸65に出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。さらに、エンジン22からの動力がモータMG1またはモータMG2による反力を伴って駆動軸65に伝達されるようエンジン22とモータMG1またはモータMG2とを駆動制御することもできる。
第1実施例のハイブリッド自動車20では、通常走行域(中低速域)では、クラッチC1をオン,クラッチC2をオフ,ブレーキB1をオフ,ブレーキB2をオンとした状態でサンギヤ31は比較的高回転で回転するよう第1プラネタリギヤP1のギヤ比ρ1が調節され、サンギヤ41は比較的低回転で回転するよう第2プラネタリギヤP2のギヤ比ρ2が調整されている。したがって、この状態のときに第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31に高回転低トルク型のモータMG1を接続し、第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41に低回転高トルク型のモータMG2を接続することにより、効率が高くなるようになっている。
次に、こうして構成された第1実施例のハイブリッド自動車20の動作、特にクラッチC1,C2やブレーキB1,B2の切り替えを含む基本的な動作について説明する。図2は、ハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば8msec毎)に繰り返し実行される。
駆動制御ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、アクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Accや車速センサ88からの車速V、モータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2、バッテリ60の残容量SOCなどの制御に必要なデータを入力する処理を行なう(ステップS100)。ここで、回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ53,54により検出された回転位置に基づいて演算されたものをモータECU50から通信により入力するものとし、残容量SOCは、バッテリECU62により演算されたものを通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としての駆動軸65に要求される要求トルクTd*を設定する(ステップS102)。要求トルクTd*は、実施例では、アクセル開度Accと車速Vと要求トルクTd*との関係を予め求めて要求トルク設定用マップとしてROM74に記憶しておき、アクセル開度Accと車速Vとが与えられるとマップから対応する要求トルクTd*を導出して設定するものとした。この要求トルク設定用マップの一例を図3に示す。
続いて、エンジン22から出力すべきパワーとしてのエンジン要求パワーPe*を設定し(ステップS104)、設定したエンジン要求パワーPe*に基づいてエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*を設定する(ステップS106)。エンジン要求パワーPe*は、要求トルクTd*に駆動軸65の回転数Ndを乗じたものにバッテリ60が充放電すべきパワー(電力)としてのバッテリ要求パワーPb*とロス(Loss)とを加えたもの(=Td*・Nd+Pb*+Loss)として設定される。ここで、回転数Ndは、車速Vに換算係数を乗じて求めることができる。また、バッテリ要求パワーPb*は、バッテリ60の残容量SOCやアクセル開度Accなどに基づいて設定することができる。エンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*は、エンジン22を効率よく動作させる動作ラインとエンジン要求パワーPe*とに基づいて目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定することにより行なわれる。エンジン22の動作ラインの一例と目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を図4に示す。図示するように、目標回転数Ne*と目標トルクTe*は、動作ラインとエンジン要求パワーPe*(Ne*×Te*)が一定の曲線との交点により求めることができる。
次に、走行モードを調べる(ステップS108)。走行モードは、実施例では、図示しない走行モード設定ルーチンにより車速Vが所定車速(例えば、100km/h)以上のときには高速モードが設定され、所定車速未満のときには中低速モードが設定される。なお、走行モードの設定は、この走行モードの頻繁な切替を抑制するために車速に対してヒステリシスを持たせるものとしてもよい。
走行モードが中低速モードと判定されたときには、動力分配統合機構30の接続状態をクラッチC1をオン,クラッチC2をオフとすると共にブレーキB1をオフ,ブレーキB2をオンとした接続状態に設定し(ステップS110)、エンジン22の目標回転数Ne*とモータMG2の回転数Nm2と動力分配統合機構30の第1プラネタリギヤP1のギヤ比ρ1および第2プラネタリギヤP2のギヤ比ρ2とに基づいて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を設定すると共に設定した目標回転数Nm1*に基づいて次式(2)により目標トルクTm1*を設定する(ステップS112)。図5に、クラッチC1をオン,クラッチC2をオフとすると共にブレーキB1をオフ,ブレーキB2をオンとしたときの動力分配統合機構30の各回転要素の力学的な関係を示す共線図の一例を示す。図中、S1軸は第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31を示し、C1軸は第1プラネタリギヤP1のキャリア34を示し、R1軸およびR2軸は第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32および第2プラネタリギヤP2のリングギヤ42を示し、C2軸は第2プラネタリギヤP2のキャリア44を示し、S2軸は第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41を示す。第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31の回転数はモータMG1の回転数Nm1でありキャリア34の回転数はエンジン22のクランクシャフト26の回転数Neでありリングギヤ32の回転数は駆動軸65の回転数Nd(即ち、モータMG2の回転数Nm2を第2プラネタリギヤP2のギヤ比ρ2で乗じた値(=Nm2・ρ2)、または、車速Vに換算係数Kを乗じた値(=V・K))であるから、モータMG1の目標回転数Nm1*は駆動軸65の回転数Nd(=Nm2・ρ2)とエンジン22の目標回転数Ne*とに基づいて式(1)により計算できることが解る。したがって、計算した目標回転数Nm1*でモータMG1が回転するように式(2)により目標トルクTm1*を設定してモータMG1を駆動制御することによりエンジン22を目標回転数Ne*で回転させることができる。なお、式(2)における「KP」は比例項におけるゲインを示し、「KI」は積分項におけるゲインを示す。こうしてモータMG1の目標トルクTm1*を設定すると、要求トルクTd*と目標トルクTm1*とに基づいて次式(3)によりモータMG2から出力すべきトルクとしての目標トルクTm2*を設定する(ステップS114)。目標トルクTm2*は、図5に示すように、モータMG1からの目標トルクTm1*の出力によりエンジン22から駆動軸65に直接伝達されるトルク(=−Tm1*/ρ1)と要求トルクTd*との偏差を第2プラネタリギヤP2のギヤ比ρ2で乗じた値にマイナスの符号を付したものとして求めることができる。
Figure 0003972909
一方、走行モードが高速モードと判定されたときには、動力分配統合機構30の接続状態をクラッチC1をオフ,クラッチC2をオンとすると共にブレーキB1をオン,ブレーキB2をオフとした接続状態に設定し(ステップS116)、エンジン22の目標回転数Ne*とモータMG1の回転数Nm1と動力分配統合機構30の第1プラネタリギヤP1のギヤ比ρ1および第2プラネタリギヤP2のギヤ比ρ2とに基づいて次式(4)によりモータMG2の目標回転数Nm2*を設定すると共に設定した目標回転数Nm2*に基づいて次式(5)により目標トルクTm2*を設定する(ステップS118)。図6に、クラッチC1をオフ,クラッチC2をオンとすると共にブレーキB1をオン,ブレーキB2をオフとしたときの動力分配統合機構30の各回転要素の力学的な関係を示す共線図の一例を示す。図中、S1軸は第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31を示し、C1軸は第1プラネタリギヤP1のキャリア34を示し、R1軸およびR2軸は第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32および第2プラネタリギヤP2のリングギヤ42を示し、C2軸は第2プラネタリギヤP2のキャリア44を示し、S2軸は第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41を示す。第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41の回転数はモータMG2の回転数Nm1でありキャリア44の回転数はエンジン22のクランクシャフト26の回転数Neでありリングギヤ42の回転数は駆動軸65の回転数Nd(即ち、モータMG1の回転数Nm1を第1プラネタリギヤP1のギヤ比ρ1で乗じた値(=Nm1・ρ1)、または、車速Vに換算係数Kを乗じた値(=V・K))であるから、モータMG2の目標回転数Nm2*は駆動軸65の回転数Nd(=Nm1・ρ1)とエンジン22の目標回転数Ne*とに基づいて式(4)により計算できることが解る。したがって、計算した目標回転数Nm2*でモータMG2が回転するように式(5)により目標トルクTm2*を設定してモータMG2を駆動制御することによりエンジン22を目標回転数Ne*で回転させることができる。なお、式(5)における「KP」は比例項におけるゲインを示し、「KI」は積分項におけるゲインを示す。こうしてモータMG2の目標トルクTm2*を設定すると、要求トルクTd*と目標トルクTm2*とに基づいて次式(6)によりモータMG1から出力すべきトルクとしての目標トルクTm1*を設定する(ステップS120)。目標トルクTm1*は、図6に示すように、モータMG2からの目標トルクTm2*の出力によりエンジン22から駆動軸65に直接伝達されるトルク(−Tm2*/ρ2)と要求トルクTd*との偏差を第1プラネタリギヤP1のギヤ比ρ1で乗じた値にマイナスの符号を付したものとして求めることができる。
Figure 0003972909
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*および目標トルクTe*とモータMG1の目標回転数Nm1*および目標トルクTm1*とモータMG2の目標トルクTm2*とを設定すると、目標回転数Ne*および目標トルクTe*でエンジン22を制御すると共に目標回転数Nm1*および目標トルクTm1*でモータMG1を制御し、目標トルクTm2*でモータMG2を制御する処理を行なって(ステップS122)、本ルーチンを終了する。この処理は、具体的には、ハイブリッド用電子制御ユニット70がエンジンECU29に目標回転数Ne*および目標トルクTe*に関する制御信号を送信することにより信号を受信したエンジンECU29がエンジン22が目標回転数Ne*および目標トルクTe*で運転するように燃料噴射制御や点火制御を実行し、また、ハイブリッド用電子制御ユニット70がモータECU50に目標回転数Nm1*および目標トルクTm1*,Tm2*に関する制御信号を送信することにより信号を受信したモータECU50がモータMG1とモータMG2とがそれぞれ目標回転数Nm1*および目標トルクTm1*と目標トルクTm2*とで運転するようにインバータ51,52のスイッチング素子のスイッチング制御を実行することにより行なわれる。
図7に、高回転低トルク型のモータMG1の運転可能領域と低回転高トルク型のモータMG2の運転可能領域とを示し、図8に、運転可能領域におけるA〜Cの各動作点でモータMG1とモータMG2とをそれぞれ運転させたときのモータMG1の損失とモータMG2の損失とを示す。図中「A」は停車時にアクセルペダル83を比較的大きく踏み込んた際に設定されるモータMG1,MG2の各動作点を示し、「B」は高速走行時に動力分配統合機構30の接続状態を図5の接続状態としたときに設定されるモータMG1,MG2の各動作点を示し、「C」は高速走行時に動力分配統合機構30の接続状態を図6の接続状態としたときに設定されるモータMG1,MG2の各動作点を示す。動力分配統合機構30の接続状態を図5の接続状態としたとき、モータMG2の回転軸は駆動軸65に機械的に連結されるから、車速Vが大きい高速走行時ではモータMG2の回転数Nm2も大きくなる。前述したように、モータMG2は低回転高トルク型のモータとして構成されているから、高速走行時ではモータMG2の回転数の上限を超えてしまうおそれがあるために車速を制限する必要が生じたりモータMG2を高回転にもある程度対応する必要が生じたり、駆動軸65の回転に伴って連れ回されるモータが比較的大型のモータMG2となるから、全体としてモータの損失が大きくなったりする場合が生じる(図8の動作点B参照)。高速走行時に動力分配統合機構30の接続状態を図6の接続状態とすれば、高回転低トルク型のモータMG1の回転軸を駆動軸65に連結させることができるから、モータMG1,MG2を各々運転可能領域である動作点Cで運転させることができ、また、駆動軸65の回転に伴って連れ回されるモータが比較的小型のモータMG1となるから全体としてモータの損失を小さくすることができる(図8の動作点C参照)。高速走行時に動力分配統合機構30の接続状態を図6の接続状態に設定するのはこうした理由に基づく。
次に、走行モードを中低速モードから高速モードに切り替える際の動作と高速モードから中低速モードに切り替える際の動作について説明する。まず、走行モードを中低速モードから高速モードに切り替える際の動作について説明する。図9は、第1実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される高速モード切替処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、前述の走行モード設定処理ルーチンにより走行モードが中低速モードから高速モードに設定変更されたときに実行される。
高速モード切替処理ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、モータMG2から出力されるトルクだけで駆動軸65への要求トルクTd*が維持されるよう目標トルクTm2*を設定(−Td*・ρ2)してモータMG2を制御し(ステップS200)、値0の目標トルクTe*でエンジン22を制御して(ステップS202)、クラッチC1を開放するようクラッチC1を制御する(ステップS204)。このクラッチC1の開放により、動力分配統合機構30の図5の接続状態からエンジン22のクランクシャフト26が切り離されることになる。クラッチC1の開放が完了すると(ステップS206)、次に、第1プラネタリギヤP1のキャリア34の回転数Nc1が値0となるよう第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32の回転数、即ち駆動軸65の回転数Nd(=V・K)と第1プラネタリギヤP1のギヤ比ρ1とに基づいて目標回転数Nm1*を設定すると共にこの目標回転数Nm1*でモータMG1が運転されるよう目標トルクTm1*を設定してモータMG1を制御して、キャリア34の回転数Nc1が値0に至ったときに(ステップS208)ブレーキB1を係合するようブレーキB1を制御する(ステップS210)。これにより、第1プラネタリギヤP1を減速機として機能させてこの第1プラネタリギヤP1を介してモータMG1の回転軸が駆動軸65に接続される。ブレーキB1の係合が完了すると(ステップS212)、モータMG1から出力されるトルクだけで駆動軸65への要求トルクTd*が維持されるよう目標トルクTm1*を設定(−Td*・ρ1)してモータMG1を制御すると共に(ステップS214)、クラッチC2を係合しブレーキB2を解除するようクラッチC2とブレーキB2とを制御する(ステップS216)。クラッチC2の係合とブレーキB2の解除とが完了すると(ステップS218)、エンジン目標パワーPe*によるエンジン22の制御を復帰させて(ステップS220)、本ルーチンを終了する。これにより、要求トルクTd*を維持しながらクラッチC1,C2およびブレーキB1,B2の切替をスムーズに行なうことができる。
次に、走行モードを高速モードから中低速モードに切り替える際の動作について説明する。図10は、第1実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される中低速モード切替処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、前述の走行モード設定処理ルーチンにより走行モードが高速モードから中低速モードに設定変更されたときに実行される。
中低速モード切替処理ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、モータMG1から出力されるトルクだけで駆動軸65への要求トルクTd*が維持されるよう目標トルクTm1*を設定(−Td*・ρ1)してモータMG1を制御すると共に(ステップS250)、値0の目標トルクTe*でエンジン22を制御して(ステップS252)、クラッチC2を開放するようクラッチC2を制御する(ステップS254)。このクラッチC2の開放により、動力分配統合機構30の図6の接続状態からエンジン22のクランクシャフト26が切り離されることになる。クラッチC2の開放が完了すると(ステップS256)、次に、第2プラネタリギヤP2のキャリア44の回転数Nc2が値0となるよう第2プラネタリギヤP2のリングギヤ42の回転数、即ち駆動軸65の回転数Nd(=V・K)と第2プラネタリギヤP2のギヤ比ρ2とに基づいて目標回転数Nm2*を設定すると共にこの目標回転数Nm2*でモータMG2が運転されるよう目標トルクTm2*を設定してモータMG2を制御し、キャリア44の回転数Nc2が値0に至ったときに(ステップS258)ブレーキB2を係合するようブレーキB2を制御する(ステップS260)。これにより、第2プラネタリギヤP2を減速機として機能させてこの第2プラネタリギヤP2を介してモータMG2の回転軸が駆動軸65に接続される。ブレーキB2の係合が完了すると(ステップS262)、モータMG2から出力されるトルクだけで要求トルクTd*が維持されるようモータMG2の目標トルクTm2*を設定(−Td*・ρ2)してモータMG2を制御すると共に(ステップS264)、クラッチC1を係合しブレーキB1を解除するようクラッチC1とブレーキB1とを制御する(ステップS266)。クラッチC1の係合とブレーキB1の解除とが完了すると(ステップS268)、エンジン目標パワーPe*によるエンジン22の制御を復帰させて(ステップS270)、本ルーチンを終了する。これにより、要求トルクTd*を維持しながらクラッチC1,C2およびブレーキB1,B2の切替をスムーズに行なうことができる。
以上説明した第1実施例のハイブリッド自動車20によれば、第2プラネタリギヤP2を減速機として機能させて第1プラネタリギヤP1のキャリア34にエンジン22のクランクシャフト26を接続し第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31にモータMG1を接続し第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32に第2プラネタリギヤP2(減速機)を介してモータMG2を接続すると共に駆動軸65を接続した図5の接続状態と、第1プラネタリギヤP1を減速機として機能させて第2プラネタリギヤP2のキャリア44にエンジン22のクランクシャフト26を接続し第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41にモータMG2を接続し第2プラネタリギヤP2のリングギヤ42に第1プラネタリギヤP1(減速機)を介してモータMG1を接続すると共に駆動軸65を接続した図6の接続状態とを切り替えて走行することができる。この結果、必要に応じて接続状態を切り替えることにより、車両全体のエネルギ効率をより向上させることができる。しかも、動力分配統合機構30の接続状態を切り替える際にクラッチC1とクラッチC2とをオフとすると共にブレーキB1とブレーキB2とをオンとする接続状態を経由することによりモータMG1またはモータMG2から常に駆動軸65にトルクを出力可能な状態とするから、駆動軸65への要求トルクTd*を維持しながら接続状態を切り替えることができる。
第1実施例のハイブリッド自動車20では、走行モードとして中低速モードと高速モードとを切り替えて走行するものとしたが、高速モードで走行中に車両が巡航しているとき、即ち駆動軸65に要求されるトルクが比較的小さいときには動力分配統合機構30の図6の接続状態からブレーキB1だけをオフしてモータMG1を切り離すものとしてもよい。これにより、駆動軸65の駆動に伴ってモータMG1が連れ回されるのを防止することができ、車両全体の効率を更に向上させることができる。
図11は、第2実施例の動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。第2実施例のハイブリッド自動車120は、図示するように、エンジン22と、エンジン22のクランクシャフト26にダンパ28を介して接続されると共に駆動輪69a,69bにデファレンシャルギヤ68とギヤ機構66とを介して接続された3軸式の動力分配統合機構130と、この動力分配統合機構130に接続された発電可能なモータMG1と、同じく動力分配統合機構130に接続された発電可能なモータMG2と、動力出力装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備えており、動力分配統合機構130の構成が異なる点を除いて第1実施例のハイブリッド自動車20と同一の構成をしている。なお、第2実施例のハイブリッド自動車120では、説明の容易のために、図1に例示した第1実施例のハイブリッド自動車20と同一の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2実施例のハイブリッド自動車120が備える動力分配統合機構130は、2つのプラネタリギヤP3,P4とドッグクラッチDC1,DC2とにより構成されている。第3プラネタリギヤP3のサンギヤ131にはモータMG1が、リングギヤ132にはギヤ機構66が、それぞれ接続されている。また、ピニオンギヤ133を自転かつ公転自在に連結するキャリア134にはドッグクラッチDC1を介してエンジン22のクランクシャフト26とケースとが接続されている。このドッグクラッチDC1によりキャリア134とエンジン22のクランクシャフト26との接続とキャリア134とケースとの接続を選択的に切り替えることができるようになっている。リングギヤ132は、上述したようにギヤ機構66に接続され、最終的には駆動輪69a,69bに接続されているから、その回転軸を説明の都合上、「駆動軸」165と呼ぶことにする。また、第4プラネタリギヤP4のサンギヤ141にはモータMG2が、リングギヤ142には第3プラネタリギヤP3のリングギヤ132がそれぞれ接続されている。また、ピニオンギヤ143を自転かつ公転自在に連結するキャリア144にはドッグクラッチDC2を介してエンジン22のクランクシャフト26とケースとが接続されている。このドッグクラッチDC2によりキャリア144とエンジン22のクランクシャフト26との接続とキャリア144とケースとの接続を選択的に切り替えることができるようになっている。
こうして構成された動力分配統合機構130は、ドッグクラッチDC1を図11中左側に切り替えると共にドッグクラッチDC2を図11中左側に切り替えることにより、第3プラネタリギヤP3のキャリア134にエンジン22のクランクシャフト26が、第3プラネタリギヤP3のサンギヤ131にモータMG1の回転軸が、第3プラネタリギヤP3のリングギヤ132に減速機として機能する第4プラネタリギヤP4を介してモータMG2の回転軸がそれぞれ連結された構成とすることができる(図5の接続状態と同様の接続状態)。この際、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア134に入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ131側とリングギヤ132側(駆動軸165)にそのギヤ比ρ3(サンギヤ131の歯数/リングギヤ132の歯数)に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア134から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ131から入力されるモータMG1からの動力とを統合してリングギヤ132側(駆動軸165)に出力する。また、動力分配統合機構130は、ドッグクラッチDC1を図11中右側に切り替えると共にドッグクラッチDC2を図11中右側に切り替えることにより、第4プラネタリギヤP4のキャリア144にエンジン22のクランクシャフト26が、第4プラネタリギヤP4のサンギヤ141にモータMG2の回転軸が、第4プラネタリギヤP4のリングギヤ142に減速機として機能する第3プラネタリギヤP3を介してモータMG1の回転軸がそれぞれ連結された構成とすることができる(図6の接続状態と同様の接続状態)。この際、モータMG2が発電機として機能するときにはキャリア144に入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ141側とリングギヤ142側(駆動軸165)にそのギヤ比ρ4(サンギヤ141の歯数/リングギヤ142の歯数)に応じて分配し、モータMG2が電動機として機能するときにはキャリア144から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ141から入力されるモータMG2からの動力とを統合してリングギヤ142側(駆動軸165)に出力する。なお、こうしたドッグクラッチDC1,DC1の切替制御はハイブリッド用電子制御ユニット70により行なわれている。
第2実施例のハイブリッド自動車120でも第1実施例のハイブリッド自動車20と同様に、通常走行域(中低速域)では、ドッグクラッチDC1を図11中左側に設定すると共にドッグクラッチDC2を図11中左側に設定した状態でサンギヤ131は比較的高回転で回転するよう第3プラネタリギヤP3のギヤ比ρ3が調節され、サンギヤ141は比較的低回転で回転するよう第4プラネタリギヤP4のギヤ比ρ4が調整されている。したがって、この状態のときに第3プラネタリギヤP3のサンギヤ131に高回転低トルク型のモータMG1を接続し、第4プラネタリギヤP4のサンギヤ141に低回転高トルク型のモータMG2を接続することにより、効率が高くなる。
こうして構成された第2実施例のハイブリッド自動車120でも、第1実施例のハイブリッド自動車20の図2の駆動制御ルーチンの処理と同様の処理が実行されており、走行モードを中低速モードから高速モードに切り替えられる際には図9の高速モード切替処理ルーチンに代えて図12に例示する高速モード切替処理ルーチンが実行され、走行モードを高速モードから中低速モードに切り替えられる際には図10の中低速モード切替処理ルーチンに代えて図13に例示する中低速モード切替処理ルーチンが実行される。以下、図12の高速モード切替処理ルーチンと図13の中低速モード切替処理ルーチンとを順に説明する。
図12の高速モード切替処理ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、モータMG2から出力されるトルクだけで駆動軸165への要求トルクTd*が維持されるよう目標トルクTm2*を設定(−Td*・ρ4)してモータMG2を制御すると共に(ステップS300)、値0の目標トルクTe*でエンジン22を制御して(ステップS302)、第3プラネタリギヤP3のキャリア134の回転数、即ちエンジン22の回転数Neが値0となるよう駆動軸165の回転数Nd(=V・K)と第3プラネタリギヤP3のギヤ比ρ3とに基づいて目標回転数Nm1*を設定すると共にこの目標回転数Nm1*でモータMG1が運転されるよう目標トルクTm1*を設定してモータMG1を制御し(ステップS304)、エンジン22の回転数Neが値0となるのを待つ(ステップS306)。エンジン22の回転数Neが値0に至ると、ドッグクラッチDC1を図11中左側から右側に切り替え、即ち第3プラネタリギヤP3のキャリア134とエンジン22のクランクシャフト26との接続からキャリア134とケースとの接続に切り替えられるようドッグクラッチDC1を制御し(ステップS308)、切替が完了するまで待つ(ステップS310)。このドッグクラッチDC1の切替により、第3プラネタリギヤP3を減速機として機能させてこの第3プラネタリギヤP3を介してモータMG1の回転軸が駆動軸165に接続される。ドッグクラッチDC1の切替が完了すると、次に、モータMG1から出力されるトルクだけで駆動軸165への要求トルクTd*が維持されるよう目標トルクTm1*を設定(−Td*・ρ3)してモータMG1を制御すると共に(ステップS312)、ドッグクラッチDC2を図11中左側から右側に切り替え、即ち第4プラネタリギヤP4のキャリア144とケースとの接続をキャリア144とエンジン22のクランクシャフト26との接続に切り替えられるようドッグクラッチDC2を制御して(ステップS314)、切替が完了したときに(ステップS316)、エンジン目標パワーPe*によるエンジン22の制御を復帰させて(ステップS318)、本ルーチンを終了する。これにより、要求トルクTd*を維持しながらドッグクラッチDC1,DC2の切替をスムーズに行なうことができる。
次に、走行モードを高速モードから中低速モードに切り替える際の動作について説明する。図13の中低速モード切替処理ルーチンが実行されると、ハイブリッド用電子制御ユニット70のCPU72は、まず、モータMG1から出力されるトルクだけで駆動軸165への要求トルクTd*が維持されるよう目標トルクTm1*を設定(−Td*・ρ3)してモータMG1を制御すると共に(ステップS350)、値0の目標トルクTe*でエンジン22を制御して(ステップS352)、第4プラネタリギヤP4のキャリア144の回転数、即ちエンジン22の回転数Neが値0となるよう駆動軸165の回転数(=V・K)と第4プラネタリギヤP4のギヤ比ρ4とに基づいて目標回転数Nm2*を設定すると共にこの目標回転数Nm2*でモータMG2が運転されるよう目標トルクTm2*を設定してモータMG2を制御し(ステップS354)、エンジン22の回転数Neが値0となるのを待つ(ステップS356)。エンジン22の回転数Neが値0に至ると、ドッグクラッチDC2を図11中右側から左側に切り替え、即ち第4プラネタリギヤP4のキャリア144とエンジン22のクランクシャフト26との接続をキャリア144とケースとの接続に切り替えられるようドッグクラッチDC2を制御し(ステップS358)、切替が完了するまで待つ(ステップS360)。このドッグクラッチDC2の切替により、第4プラネタリギヤP4を減速機として機能させてこの第4プラネタリギヤP4を介してモータMG2の回転軸が駆動軸165に接続される。ドッグクラッチDC2の切替が完了すると、次に、モータMG2から出力されるトルクだけで駆動軸165への要求トルクTd*が維持されるよう目標トルクTm2*を設定してモータMG2を制御すると共に(ステップS362)、ドッグクラッチDC1を図1中右側から左側に切り替え、即ち第3プラネタリギヤP3のキャリア134とケースとの接続をキャリア134とエンジン22のクランクシャフト26との接続に切り替えられるようドッグクラッチDC1を制御し(ステップS364)、切替が完了したときに(ステップS366)、エンジン目標パワーPe*によるエンジン22の制御を復帰させて(ステップS368)、本ルーチンを終了する。これにより、要求トルクTd*を維持しながらドッグクラッチDC1,DC2の切替をスムーズに行なうことができる。
以上説明した第2実施例のハイブリッド自動車120によれば、図2に例示する駆動制御ルーチンと同様のルーチンや図9に対応する図12の高速モード切替処理ルーチン、図10に対応する図13の中低速モード切替処理ルーチンを実行するから、第1実施例のハイブリッド自動車20と同様の効果を奏することができる。また、第3プラネタリギヤP3のキャリア134とエンジン22のクランクシャフト26との接続とキャリア134とケースとの接続との切替をドッグクラッチDC1により行ない、第4プラネタリギヤP4のキャリア144とエンジン22のクランクシャフト26との接続とキャリア144とケースとの接続との切替をドッグクラッチDC2により行なうから、装置の構成を簡易にすることができ、動力出力装置の小型化を図ることができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明の一実施形態としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 第1実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される駆動制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 要求トルク設定用マップの一例を示す説明図である。 エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを設定する様子を示す説明図である。 クラッチC1をオン,クラッチC2をオフとすると共にブレーキB1をオフ,ブレーキB2をオンとしたときの動力分配統合機構30の各回転要素の力学的な関係を示す共線図である。 クラッチC1をオフ,クラッチC2をオンとすると共にブレーキB1をオン,ブレーキB2をオフとしたときの動力分配統合機構30の各回転要素の力学的な関係を示す共線図である。 高回転低トルク型のモータMG1の運転可能領域と低回転高トルク型のモータMG2の運転可能領域とを示す説明図である。 運転可能領域におけるA〜Cの各動作点でモータMG1とモータMG2とをそれぞれ運転させたときのモータMG1の損失とモータMG2の損失とを示す説明図である。 第1実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される高速モード切替処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 第1実施例のハイブリッド自動車20のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される中低速モード切替処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 第2実施例のハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 第2実施例のハイブリッド自動車120のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される高速モード切替処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 第2実施例のハイブリッド自動車120のハイブリッド用電子制御ユニット70により実行される中低速モード切替処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
符号の説明
20,120 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30,130 動力分配統合機構、31,41,131,141 サンギヤ、32,42,132,142 リングギヤ、33,43,133,143 ピニオンギヤ、34,44,134,144 キャリア、50 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、51,52 インバータ、53,54 回転位置検出センサ、60 バッテリ、62 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、64 電力ライン、66 ギヤ機構、68 デファレンシャルギヤ、69a,69b 駆動輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、P1,P2,P3,P4 プラネタリギヤ、MG1,MG2 モータ、C1,C2 クラッチ、B1,B2 ブレーキ、DC1,DC2 ドッグクラッチ。

Claims (17)

  1. 駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
    内燃機関と、
    発電可能な第1の電動機と、
    発電可能な第2の電動機と、
    前記第1の電動機の回転軸と前記駆動軸と第1の回転軸の3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第1の3軸式動力入出力手段と、
    前記第2の電動機の回転軸と前記駆動軸と第2の回転軸の3軸に接続され、該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第2の3軸式動力入出力手段と、
    前記第1の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続すると共に前記第2の回転軸を固定する第1の接続状態と、前記第2の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続すると共に前記第1の回転軸を固定する第2の接続状態とを切替可能な接続切替手段と
    を備える動力出力装置。
  2. 請求項記載の動力出力装置であって、
    前記接続切替手段は、前記内燃機関の出力軸が前記第1の回転軸と前記第2の回転軸とのいずれにも接続されずに前記第1の回転軸の回転と前記第2の回転軸の回転とが共に固定された中間状態に切替が可能な手段であり、
    前記第1の接続状態から前記第2の接続状態への切替が指示されたとき又は前記第2の接続状態から前記第1の接続状態への切替が指示されたとき、前記駆動軸への動力の出力を維持しながら前記中間状態を経由して前記切替が行なわれるよう前記内燃機関と前記第1の電動機と前記第2の電動機とを駆動制御すると共に前記接続切替手段を駆動制御する切替時制御手段
    を備える動力出力装置。
  3. 前記切替時制御手段は、前記第1の接続状態から前記第2の接続状態への切替が指示されたとき、前記内燃機関から動力が出力されないよう該内燃機関を駆動制御すると共に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第2の電動機から出力されるよう前記第2の電動機を駆動制御し、該駆動制御の後に前記第1の接続状態から前記中間状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御し、該駆動制御の後に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第1の電動機から出力されるよう前記第1の電動機を駆動制御すると共に前記中間状態から前記第2の接続状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する手段である請求項記載の動力出力装置。
  4. 前記切替時制御手段は、前記第1の回転軸の回転数が略値0となるよう前記第1の電動機を駆動制御すると共に該駆動制御の後に前記第1の接続状態から前記中間状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する手段である請求項記載の動力出力装置。
  5. 前記切替時制御手段は、前記第2の接続状態から前記第1の接続状態への切替が指示されたとき、前記内燃機関から動力が出力されないよう該内燃機関を駆動制御すると共に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第1の電動機から出力されるよう前記第1の電動機を駆動制御し、該駆動制御の後に前記第2の接続状態から前記中間状態に
    切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御し、該駆動制御の後に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第2の電動機から出力されるよう前記第2の電動機を駆動制御すると共に前記中間状態から前記第1の接続状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する手段である請求項2ないし4いずれか記載の動力出力装置。
  6. 前記切替時制御手段は、前記第2の回転軸の回転数が略値0となるよう前記第2の電動機を駆動制御すると共に該駆動制御の後に前記第2の接続状態から前記中間状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する手段である請求項記載の動力出力装置。
  7. 請求項1ないしいずれか記載の動力出力装置であって、
    前記駆動軸の駆動状態を検出する駆動状態検出手段と、
    該検出された駆動軸の駆動状態に基づいて前記切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する切替時制御手段と
    を備える動力出力装置。
  8. 請求項記載の動力出力装置であって、
    前記駆動状態検出手段は、前記駆動軸の回転数を検出する回転数検出手段であり、
    前記切替時制御手段は、前記回転数検出手段により検出される前記駆動軸の回転数が中低速回転域から高速回転域に移行したときには前記第1の接続状態から前記第2の接続状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御し、前記回転数検出手段により検出される前記駆動軸の回転数が前記高速回転域から前記中低速回転域に移行したときには前記第2の接続状態から前記第1の接続状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する手段である
    動力出力装置。
  9. 前記第1の電動機は、前記第2の電動機に比して高回転型電動機として構成されてなる請求項1ないしいずれか記載の動力出力装置。
  10. 前記第2の電動機は、前記第1の電動機に比して高トルク型電動機として構成されてなる請求項1ないしいずれか記載の動力出力装置。
  11. 前記接続切替手段は、前記第1の回転軸と前記内燃機関の出力軸との接続および接続解除が可能な第1の接続解除手段と、前記第2の回転軸と前記内燃機関の出力軸との接続および接続解除が可能な第2の接続解除手段とを有する手段である請求項1ないし10いずれか記載の動力出力装置。
  12. 前記接続切替手段は、前記第1の回転軸の回転の固定および固定解除が可能な第1の固定解除手段と、前記第2の回転軸の回転の固定および固定解除が可能な第2の固定解除手段とを有する手段である請求項11記載の動力出力装置。
  13. 前記接続切替手段は、ドッグクラッチにより形成されてなる請求項1ないし10いずれか記載の動力出力装置。
  14. 前記第1の3軸式動力入出力手段および/または前記第2の3軸式動力入出力手段は、遊星歯車機構である請求項1ないし13いずれか記載の動力出力装置。
  15. 請求項1ないし14いずれか記載の動力出力装置を備え、前記駆動軸が車軸に連結されて走行可能なハイブリッド自動車。
  16. 内燃機関と、発電可能な第1の電動機と、発電可能な第2の電動機と、前記第1の電動機の回転軸と駆動軸と第1の回転軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第1の3軸式動力入出力手段と、前記第2の電動機の回転軸と前記駆動軸と第2の回転軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第2の3軸式動力入出力手段と、前記第1の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続する第1の接続状態と前記第2の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続する第2の接続状態とを切替可能であって前記内燃機関の出力軸が前記第1の回転軸と前記第2の回転軸のいずれにも接続されずに前記第1の回転軸の回転と前記第2の回転軸の回転とが共に固定された中間状態に切替が可能な接続切替手段と、を備える動力出力装置の制御方法であって、
    前記第1の接続状態から前記第2の接続状態への切替が指示されたとき、
    (a)前記内燃機関から動力が出力されないよう該内燃機関を駆動制御すると共に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第2の電動機から出力されるよう前記第2の電動機を駆動制御し、
    (b)該駆動制御の後に前記第1の接続状態から前記中間状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御し、
    (c)該駆動制御の後に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第1の電動機から出力されるよう前記第1の電動機を駆動制御すると共に前記中間状態から前記第2の接続状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する
    動力出力装置の制御方法。
  17. 内燃機関と、発電可能な第1の電動機と、発電可能な第2の電動機と、前記第1の電動機の回転軸と駆動軸と第1の回転軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第1の3軸式動力入出力手段と、前記第2の電動機の回転軸と前記駆動軸と第2の回転軸の3軸に接続され該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に応じた動力を残余の1軸に入出力させる第2の3軸式動力入出力手段と、前記第1の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続する第1の接続状態と前記第2の回転軸と前記内燃機関の出力軸とを接続する第2の接続状態とを切替可能であって前記内燃機関の出力軸が前記第1の回転軸と前記第2の回転軸のいずれにも接続されずに前記第1の回転軸の回転と前記第2の回転軸の回転とが共に固定された中間状態に切替が可能な接続切替手段と、を備える動力出力装置の制御方法であって、
    前記第2の接続状態から前記第1の接続状態への切替が指示されたとき、
    (a)前記内燃機関から動力が出力されないよう該内燃機関を駆動制御すると共に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第1の電動機から出力されるよう前記第1の電動機を駆動制御し、
    (b)該駆動制御の後に前記第2の接続状態から前記中間状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御し、
    (c)該駆動制御の後に前記駆動軸への動力の出力を維持するための動力が前記第2の電動機から出力されるよう前記第2の電動機を駆動制御すると共に前記中間状態から前記第1の接続状態に切替が行なわれるよう前記接続切替手段を駆動制御する
    動力出力装置の制御方法。
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