JP2008283331A - 撮像装置、撮像回路および画像処理回路 - Google Patents

撮像装置、撮像回路および画像処理回路 Download PDF

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Abstract

【課題】撮像装置における動作モードに応じてチャンネル数を変化させる。
【解決手段】撮像制御部240は動作モードに応じた動作チャンネル数Wを決定する。センサ部210は動作チャンネル数Wに従って各画素に対応する撮像信号を出力する。データ送信部220は撮像信号をシリアル変換して、動作チャンネル数Wに従ってLVDS等の高速インターフェース(信号線229)によって画像処理部300に転送する。データ受信部311は転送された各チャンネルのシリアル信号をMビットずつにパラレル変換する。データ復元部500はパラレル信号に埋め込まれた同期コードを検出して、データ窓を抽出し、データ窓からビット長nの撮像信号を復元して信号線319に供給する。クロックゲーティング回路330は、有効フラグ(信号線316)が有効であることを示している間のみクロックCLK3を信号線337に供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に撮像信号を伝送する撮像装置、その撮像装置における撮像回路、画像処理回路、および、これらにおける処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
近年、半導体技術の進歩により、撮像装置におけるイメージセンサの高速化が図られている。これに伴い、イメージセンサから信号処理部へのデータ転送速度を向上させるために、高速インターフェースが用いられるようになっている。このような撮像装置として、例えば、イメージセンサから信号処理部へのデータ転送にLVDS(Low Voltage Differential Signaling:低電圧差動信号)伝送方式を採用したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このLVDS伝送方式は、互いに相反する(極性の異なる)振幅の小さい差動信号を用いることにより、伝送速度の高速化および消費電力の低下を図るものである。
特開2005−244709号公報(図1)
上述の従来技術では、差動増幅器を用いることにより、振幅の低い信号を高速に伝送することを可能にしている。
しかしながら、撮像装置においては様々な動作モードが存在し、低解像度の画像を撮像する動作モードのような転送速度を必要としない場合もある。そのような場合であっても、差動増幅器を駆動するためにはある程度の電力を消費することになる。したがって、差動増幅器の周波数を下げたとしても消費電力を低下させる効果は薄い。
一方、イメージセンサからの撮像信号には一定の順序があるため、動作モードに合わせて単純に差動増幅器の駆動数、すなわちチャンネル数を変化させてしまうと、撮像信号の欠落を生じるおそれがある。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、撮像装置における動作モードに応じてチャンネル数を変化させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、被写体からの光を光電変換する複数の撮像素子によって生成された撮像信号を出力する撮像手段と、上記複数の撮像素子の各々から生成された上記撮像信号をそれぞれシリアル信号に変換するシリアル変換手段と、上記シリアル信号への変換の前または後に上記撮像信号に関する同期コードを生成して上記シリアル信号に埋め込む同期コード生成手段と、上記シリアル信号を複数のチャンネルのうちの少なくとも1つの動作チャンネルによってそれぞれ転送する転送手段と、上記転送されたシリアル信号のそれぞれをパラレル変換して上記動作チャンネルの数のパラレル信号を出力するパラレル変換手段と、上記パラレル信号において埋め込まれた同期コードを検出してその同期コードのタイミングおよび上記動作チャンネルの数に応じて上記撮像信号を復元する復元手段と、上記転送手段における上記動作チャンネルの数を動作モードに応じて設定する制御手段とを具備することを特徴とする撮像装置である。これにより、撮像装置の動作モードに応じて転送手段における動作チャンネルの数を制御するという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、被写体からの光を光電変換してそれぞれnビット(nは自然数)の撮像信号を生成する複数の撮像素子を含む撮像手段と、上記撮像信号に対して所定の信号処理を施す画像処理手段と、上記撮像手段から上記画像処理手段へ上記撮像信号を最大Lチャンネル(Lは自然数)によって転送する転送手段と、上記転送手段における上記Lチャンネルのうち転送に用いられるチャンネル数W(Wは自然数)を動作モードに応じて設定する制御手段とを具備する撮像装置であって、上記撮像手段は、上記複数の撮像素子の各々から生成されたW個の撮像信号をそれぞれシリアル信号に変換するシリアル変換手段と、上記シリアル信号への変換の前または後に上記撮像信号に関するnビットの同期コードを生成して上記シリアル信号に埋め込む同期コード生成手段とを備え、上記転送手段は、上記撮像信号から変換された上記シリアル信号をWチャンネルによりシリアル転送する手段を備え、上記画像処理手段は、上記転送されたWチャンネルのシリアル信号のそれぞれをパラレル変換してW個のMビット(Mは自然数)のパラレル信号を出力するパラレル変換手段と、上記パラレル信号において埋め込まれた同期コードを検出してその同期コードのタイミングに応じて上記nビットの撮像信号を復元する復元手段とを備えることを特徴とする撮像装置である。これにより、撮像手段から画像処理手段への転送手段における動作チャンネルの数を、撮像装置の動作モードに応じて制御するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記動作モードと上記動作モードに対応するチャンネル数とを関連付けて保持するチャンネル数保持手段をさらに具備し、上記制御手段が、上記チャンネル数保持手段に保持される上記動作モードに対応するチャンネル数を上記転送に用いられるチャンネル数Wとして設定するようにしてもよい。これにより、チャンネル数保持手段の内容に応じて転送手段における動作チャンネルの数を制御するという作用をもたらす。
また、この第2の側面において、上記転送手段は、互いに相反する(すなわち、極性の異なる)差動信号により上記シリアル転送を行ってもよい。この場合において、特に、LVDS伝送方式により上記シリアル転送を行ってもよい。
また、この第2の側面において、上記復元手段は、上記パラレル信号において埋め込まれた同期コードを検出してその同期コードのタイミングに応じてW個のNビット(Nはn以上の自然数)のデータ窓を抽出するデータ窓抽出手段と、上記撮像信号のビット長nに応じて上記データ窓からW個の上記撮像信号を抽出する撮像信号抽出手段とを備えてもよい。これにより、同期コードのタイミングに応じてデータ窓を抽出して、そのデータ窓から撮像信号を抽出するという作用をもたらす。この場合において、上記復元手段は、上記W個の撮像信号を上記信号処理のために必要な形式に並び替える並替手段をさらに備えてもよい。また、上記復元手段は、上記W個の撮像信号の各々の所定のビット位置に乱数を付加して上記信号処理のために必要なビット長に揃えるビット長調整手段をさらに備えてもよい。また、上記画像処理手段は、上記同期コードのタイミングに応じて周期的にクロックを計数するカウンタと、上記カウンタによるカウント値に基づいて上記撮像信号の有無を示す有効フラグを生成する有効フラグ生成手段と、上記有効フラグに基づいて上記信号処理のためのクロックの発生を制御するクロック制御手段とをさらに備えてもよい。
また、本発明の第3の側面は、被写体からの光を光電変換してそれぞれnビット(nは自然数)の撮像信号を生成する複数の撮像素子を含む撮像回路と、上記撮像信号に対して所定の信号処理を施す画像処理回路と、上記撮像回路から上記画像処理回路へ上記撮像信号を最大Lチャンネル(Lは自然数)によってシリアル転送する転送回路と、上記転送回路における上記Lチャンネルのうち転送に用いられるチャンネル数W(Wは自然数)を動作モードに応じて設定する制御回路とを具備する撮像装置における撮像回路であって、上記複数の撮像素子の各々から生成されたW個の撮像信号をそれぞれシリアル信号に変換するシリアル変換手段と、上記シリアル信号への変換の前または後に上記撮像信号に関するnビットの同期コードを生成して上記シリアル信号に埋め込む同期コード生成手段とを備えることを特徴とする撮像回路である。これにより、撮像回路から画像処理回路への転送回路における動作チャンネルの数を可変にして、画像処理回路における撮像信号の抽出を容易にするという作用をもたらす。
また、本発明の第4の側面は、被写体からの光を光電変換してそれぞれnビット(nは自然数)の撮像信号を生成する複数の撮像素子を含む撮像回路と、上記撮像信号に対して所定の信号処理を施す画像処理回路と、上記撮像回路から上記画像処理回路へ上記撮像信号を最大Lチャンネル(Lは自然数)によってシリアル転送する転送回路と、上記転送回路における上記Lチャンネルのうち転送に用いられるチャンネル数W(Wは自然数)を動作モードに応じて設定する制御回路とを具備する撮像装置における画像処理回路であって、上記転送されたWチャンネルのシリアル信号のそれぞれをパラレル変換してW個のMビット(Mは自然数)のパラレル信号を出力するパラレル変換手段と、上記パラレル信号において埋め込まれた同期コードを検出してその同期コードのタイミングに応じて上記nビットの撮像信号を復元する復元手段とを備えることを特徴とする画像処理回路である。これにより、撮像回路から画像処理回路への転送回路における動作チャンネルの数に合わせて有効な撮像信号の抽出を行うという作用をもたらす。
本発明によれば、撮像装置における動作モードに応じてチャンネル数を変化させることができるという優れた効果を奏し得る。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における撮像装置の全体構成例を示す図である。この撮像撮像装置は、レンズユニット100と、撮像部200と、画像処理部300と、メモリ400と、表示部610と、記録部620と、システム制御部700とを備えている。
レンズユニット100は、被写体からの光を撮像部200の受光面に導くための光学系ユニットであり、フォーカスレンズやズームレンズ等のレンズ群、絞り(アイリス)、および、これらレンズ等を駆動する駆動部を備えている。駆動部は、信号線701によるシステム制御部700からの指示に応じてレンズ群や絞りを駆動させながら、光路209により被写体像を撮像部200の受光面に結像させる。
撮像部200は、レンズユニット100から供給された光を光電変換して、撮像信号として画像処理部300に信号線229を介して転送するユニットである。撮像部200は、信号線702によるシステム制御部700からの指示に従って、シャッタスピードなどの露光パラメータ、および、信号線229のチャンネル数やデータビット長などの動作モードを変化させる。この撮像部200には信号線207により基準クロック(CLK0)が供給されており、内部のPLL(Phase Locked Loop)回路により周波数逓倍され、高速クロック(CLK1)に変換される。この高速クロックは信号線227により画像処理部300に供給される。
画像処理部300は、撮像部200から転送された撮像信号を受け取り、所定の信号処理を施すユニットである。この画像処理部300は、撮像信号を受け取るためのインターフェース部310や、信号処理を施すための信号処理部320などを備えている。画像処理部300は、信号線703によるシステム制御部700からの指示に従って、信号線229のチャンネル数やデータビット長などの動作モードを変化させる。
メモリ400は、画像処理部300の動作に用いられる作業領域であり、主に信号処理部320におけるデジタルクランプ、欠陥補正、ホワイトバランス、ガンマ補正、YC処理などに利用される。
表示部610は、画像処理部300から出力された画像を表示するものであり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などにより実現される。記録部620は、画像処理部300から出力された画像を記録する記録媒体であり、例えばハードディスクやフラッシュメモリなどにより実現される。
システム制御部700は、撮像装置全体の制御を司るものである。すなわち、上述のように、信号線701によりレンズユニット100のレンズ群や絞りを駆動させ、信号線702により撮像部200のシャッタスピードなどの露光パラメータを変化させ、信号線702および703により信号線229のチャンネル数やデータビット長などの動作モードを変化させる。
図2は、本発明の実施の形態における撮像装置の要部の構成例を示す図である。上述の撮像部200は、センサ部210と、データ送信部220と、PLL回路230と、撮像制御部240とを備えている。また、上述の画像処理部300は、インターフェース部310と、信号処理部320と、クロックゲーティング回路330と、タイミング生成回路340とを備えている。さらに、インターフェース部310は、データ受信部311とデータ復元部500とを備えている。
センサ部210は、光路209によって受光面に結像された光を光電変換して電気信号を出力する半導体デバイスである。この撮像部200は、その受光面にCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子(イメージセンサ)を二次元状に配置している。センサ部210によって電気信号に変換された撮像信号は、信号線219によりデータ送信部220へ供給される。信号線219は、1チャンネル当たりNビット(Nは自然数)からなる、計Lチャンネル(Lは自然数)の信号線である。
データ送信部220は、センサ部210から信号線219を介して供給された撮像信号をシリアル変換して、信号線229により画像処理部300へ送信するものである。信号線229は、Lチャンネルのシリアル信号線である。各チャンネルは、例えばLVDS伝送方式による差動信号を高速に伝送できるように、複数本の物理的信号線を有している。
PLL回路230は、クロック信号の位相を同期させるための回路である。このPLL回路230は、信号線207から供給された基準クロック(CLK0)に基づいて、信号線235にCLK0と同相のクロックを供給するとともに、信号線236に高速クロック(CLK1)を供給する。この高速クロックは、データ送信部220において差動信号に変換されて、信号線227により画像処理部300に供給される。
撮像制御部240は、撮像部200における撮像処理を制御するものである。この撮像制御部240は、システム制御部700から信号線702により指示された動作モードに対して、その動作モードに合致したチャンネル数を決定する。そして、撮像制御部240は、この決定されたチャンネル数に従って何れのチャンネルを動作させるかを、信号線249を介してデータ送信部220に指示する。また、撮像制御部240は、この決定されたチャンネル数に従って何れの画素を何れのチャンネルによって送信するかを、信号線248を介してセンサ部210に指示する。このチャンネル数を決定するにあたって、撮像制御部240は、内部または外部にチャンネル数テーブル241を備えており、このチャンネル数テーブル241を参照することにより最適なチャンネル数を決定することができる。
データ受信部311は、シリアル伝送された撮像信号を受信し、パラレル信号にパラレル変換して信号線318によりデータ復元部500に供給するものである。信号線318は、1チャンネル当たりMビット(Mは自然数)からなる、計Lチャンネルの信号線である。また、データ受信部311は、PLL回路312を有しており、撮像部200から供給された差動信号による高速クロックを単一の(差動信号ではない)高速クロック信号(CLK1)およびCLK0と同相のクロック(CLK2)に変換する。CLK2は信号線317によりデータ復元部500およびクロックゲーティング回路330に供給される。
データ復元部500は、データ受信部311から供給されたパラレル信号から撮像信号を復元して、信号線319により信号処理部320に供給するものである。信号線319は、1チャンネル当たりN'(N'はN以上の自然数)ビットからなる、計Kチャンネル(KはL以下の自然数)の信号線である。また、データ復元部500は、撮像信号の有無を示す有効フラグを信号線316に、撮像信号に対する垂直方向または水平方向の同期信号を信号線315にそれぞれ供給する。
信号処理部320は、データ復元部500から供給された撮像信号に対して信号処理を施すものである。この信号処理の内容は通常の撮像装置におけるものと同様である。
クロックゲーティング回路330は、データ復元部500から供給された有効フラグに基づいて、PLL回路312から供給されたCLK2をマスクする回路である。このマスクされたクロックCLK3は、信号線337により信号処理部320に供給される。
タイミング生成回路340は、データ復元部500から供給された同期信号を基準として信号処理部320にタイミング信号を供給する回路である。このタイミング信号は、信号線348により信号処理部320に供給される。
図3は、本発明の実施の形態におけるチャンネル数テーブル241の構成例を示す図である。このチャンネル数テーブル241は、動作モード242と動作モード242に対応するチャンネル数243とを関連付けて保持するテーブルである。このチャンネル数テーブル241は、例えばROM(Read Only Memory)により実現される。
動作モード242は、撮像処理の動作モードを保持するフィールドである。この動作モード242としては、例えば、静止画を記録するための静止画記録モード、動画を記録するための動画記録モード、撮像信号を記録していないスタンバイ状態のためのモニタリングモード、画素数を間引いて高速に撮像を行うための高速撮像モード、ストロボのプリ発光のためのストロボモード、動画の記録周波数を高速化させるための高速撮像モードなどが考えられる。
チャンネル数243は、各動作モードに最適な信号線229の動作チャンネル数を保持するフィールドである。この例では、読出しビットレートの高速なものから順番に並べられており、チャンネル数テーブル241の上位に保持されているもの程、動作チャンネル数が多くなっている。すなわち、モード1の場合には信号線229の最大チャンネル数である「L」が保持されているが、モード2、モード3となるにつれて、チャンネル数は「L−1」、「L−2」と減少している。具体的なチャンネル数は、撮像装置の実際のデータレートにより異なるが、一例として概ね以下のような対応付けが想定される。すなわち、モード1には、プログレッシブ・ハイビジョン(1080p等)対応の動画および静止画記録モードが対応する。プログレッシブ方式が採用され、しかも1秒当り30または60フレームを転送する必要があるため、高いデータレートが要求されるからである。また、モード2には、標準画質対応の動画および静止画記録モードが対応する。この場合、画角が狭くなるため、モード1の場合よりはデータレートは下がるからである。また、モード3には、モニタリングモードや高速撮像モードが対応する。モニタリングモードではフレームが間引かれ、または、フレームレートが遅いため、データレートが下がるからであり、高速撮像モードではフレームレートは早いが、画素数が間引かれるため、データレートが下がるからである。また、モード4には、プリ発光用ストロボモードが対応する。この場合、撮像信号の細部は必要ではないため、データを多く間引いても問題ないからである。
撮像制御部240は、システム制御部700から指示された動作モードに基づいて、チャンネル数テーブル241の動作モード242を索引し、対応するチャンネル数243を信号線229の動作チャンネルの数として決定する。
このようにして決定されたチャンネル数は、信号線248および249を介して、センサ部210およびデータ送信部220にそれぞれ供給される。また、撮像制御部240は、決定されたチャンネル数を、信号線702を介してシステム制御部700に供給するようにしてもよい。
図4は、本発明の実施の形態におけるセンサ部210の一構成例を示す図である。このでは、センサ部210は、i行×j列(iおよびjは自然数)の二次元平面上に配置された撮像素子211と、i本の垂直アドレス選択線212と、j本の読出し信号線213と、垂直アドレス指定部214と、水平アドレス指定部215と、出力選択スイッチ216と、L個のバッファ217と、L個のA/D(アナログ/デジタル)変換器218とを備えている。
撮像制御部240からの指示に基づいて、垂直アドレス指定部214によって特定の垂直アドレス選択線212のみが選択される。選択された垂直アドレス選択線212に接続する撮像素子211の各々からは、各画素に対応するアナログの撮像信号が読出し信号線213に出力される。
出力選択スイッチ216は、読出し信号線213がL本ずつ異なるバッファ217に接続されるように配線されている。すなわち、第1番目の読出し信号線213が第1番目のバッファ217に接続されるように配線され、第L番目の読出し信号線213が第L番目のバッファ217に接続されるように配線される。そして、第L+1番目の読出し信号線213は第1番目のバッファ217に接続されるように配線される。以下、同様の要領で、順番に配線される。出力選択スイッチ216は、(j/L)個(但し、小数点以下は切り上げ)のグループに分かれており、各グループに1本ずつのグループアドレス選択線が水平アドレス指定部215から分配される。これにより、何れかのグループに属するL個の撮像信号がL個のバッファ217に供給される。
L個のバッファ217の出力はそれぞれL個のA/D変換器218によってデジタル信号に変換される。デジタル変換された撮像信号は、Lチャンネルの信号線219に出力される。信号線219の各チャンネルのビット幅はNビットであるが、撮像信号のビット長nがNよりも短い場合もある。
図5は、本発明の実施の形態におけるセンサ部210の他の構成例を示す図である。この構成例では、図4のL個のA/D変換器218に代えて、j個のA/D変換器218'が読出し信号線213の各々に設けられている。すなわち、A/D変換器の接続位置が異なるだけで、信号線219に得られる撮像信号は等価である。
なお、図4および図5の何れの構成例においても、センサ部210は、信号線235から供給された基準クロック(CLK0)と同相のクロックに従って、撮像信号の出力を行う。また、センサ部210は、動作モードによって変わる読出しビットレートに応じて出力すべきチャンネル数を変えることができる。例えば、画素を間引いて読み出すような場合は読み出すデータ量が大幅に減るため、必ずしもLチャンネル全てを使って出力する必要はない。このようなモードでは、垂直アドレス指定部214および水平アドレス指定部215を制御して、必要な画素のみにアクセスし、読み出した撮像信号を必要最低限のチャンネルを使って出力することができる。また、画素情報を加算して平滑化することによって実質的に読出しデータ数を減らすような動作モードにおいては、平滑化後の撮像信号のみを適宜選択して最低限必要なチャンネルに振り分けて出力することができる。
図6は、本発明の実施の形態におけるデータ送信部220の構成例を示す図である。このデータ送信部220は、出力チャンネル選択部221と、同期コード埋込部222と、PS(パラレル/シリアル)変換部223と、インターフェース部225と、差動変換器226とを備えている。
出力チャンネル選択部221は、撮像制御部240からの信号線249による指示に従って出力すべきチャンネルを選択するものである。なお、この出力チャンネル選択部221は、センサ部210に設けてもよく、また、同期コード埋込部222やPS変換部223より後段に設けてもよい。
同期コード埋込部222は、撮像信号の区切りとして同期コードを埋め込むものである。この同期コードは、撮像信号として有効なデータの開始および終了を示すものである。なお、この同期コード埋込部222は、PS変換部223の後段に配置するようにしてもよい。
PS変換部223は、Lチャンネルの各チャンネルのNビットの信号線におけるnビットのパラレル信号を1ビットになるようシリアル変換するものである。このシリアル変換結果は信号線224に出力される。信号線224は、チャンネル当たり1ビットの計Lチャンネルにより構成される。
インターフェース部225は、信号線224におけるチャンネル当たり1ビットの信号を差動信号に変換して信号線229に出力するものである。信号線229は、上述のように、例えばLVDS伝送方式による差動信号を伝送する高速インターフェースである。また、インターフェース部225には、撮像制御部240からの信号線249が供給されており、インターフェース部225内の回路のうち必要なチャンネル以外に関する回路には電力を供給しないように制御される。これにより、チャンネル数を減らして動作する際には消費電力を低減することができる。
差動変換器226は、高速クロックCLK1を差動信号に変換して信号線227に出力するものである。
このデータ送信部220において、出力チャンネル選択部221および同期コード埋込部222は基準クロックCLK0により動作し、PS変換部223は基準クロックCLK0および高速クロックCLK1の両者により動作し、インターフェース部225は高速クロックCLK1により動作する。
図7は、本発明の実施の形態における撮像信号のフォーマット例を示す図である。図7(a)に示すように、水平方向の1ライン分の撮像信号は、水平ブランキング、同期コード(開始)、データ、同期コード(終了)、水平ブランキングの順に並んでいるものとする。水平ブランキングは、有効なデータの含まれない期間を示すコードである。同期コードは、1ライン分のデータの開始および終了を示すコードである。
図7(b)および(c)に示すように、水平ブランキング、同期コードおよびデータは、それぞれnビットを単位として配置される。特に、同期コードは、データ開始の際に4つのnビットのコード(SAV(Start of Active Video)1乃至SAV4)を示し、データ終了の際に4つのnビットのコード(EAV(End of Active Video)1乃至EAV4)を示す。
また、図7(d)に示すように、各データは、MSB(Most Significant Bit)側から送信されるものとしている。但し、予め送受信間で取り決めておけば、LSB(Least Significant Bit)側から送信するようにしてもよい。
図8は、本発明の実施の形態における同期コードのフォーマット例を示す図である。ここでは、同期コードとしてITU(International Telecommunication Union)による規格(BT.656、BT.601)に準じたコードを利用するものとし、ビット長nが12ビットの場合について説明する。
この同期コードは、4つの12ビットコードからなる。第1番目のコードは12ビットの全てが「1」を示す。第2番目および第3番目のコードは12ビットの全てが「0」を示す。そして、第4番目のコードは、図8(a)に示すように、MSB側から、「1」、F、V、H、P3、P2、P1、P0、「0」、「0」、「0」、「0」の各ビットを示す。
ビットFは、フィールドを種別するためのビットであり、「0」であれば奇数フィールド(フィールド1)を示し、「1」であれば偶数フィールド(フィールド2)を示す。
ビットVは、垂直方向のタイミングを示すビットであり、「0」であれば垂直ブランキング以外の有効映像領域と示し、「1」であれば垂直ブランキング期間を示す。
ビットHは、水平方向のタイミングを示すビットであり、「0」であればデータ開始の同期コードであることを示し、「1」であればデータ終了の同期コードであることを示す。
ビットP0乃至P3はプロテクションビットであり、図8(b)に示すように、ビットF、V、Hの各値に対応するCRC(Cyclic Redundancy Check)コードを保持する。
図9は、本発明の実施の形態における動作チャンネルと画素との対応関係の一例を示す図である。ここでは、信号線229の動作チャンネル数W(Wは自然数)を「4」乃至「1」に変化させて、ベイヤー配列の各画素を転送する例について説明する。
動作チャンネル数Wが「4」の場合、図9(a)に示すように、第1ラインでは、画素R1の撮像信号が第1チャンネルに、画素Gr1の撮像信号が第2チャンネルに、画素R2の撮像信号が第3チャンネルに、画素Gr2の撮像信号が第4チャンネルに、それぞれ出力される。続いて、画素R3の撮像信号が第1チャンネルに、画素Gr3の撮像信号が第2チャンネルに、画素R4の撮像信号が第3チャンネルに、画素Gr4の撮像信号が第4チャンネルに、それぞれ出力されていく。その後、第2ラインでは、画素Gb1の撮像信号が第1チャンネルに、画素B1の撮像信号が第2チャンネルに、画素Gb2の撮像信号が第3チャンネルに、画素B2の撮像信号が第4チャンネルに、それぞれ出力される。続いて、画素Gb3の撮像信号が第1チャンネルに、画素B3の撮像信号が第2チャンネルに、画素Gb4の撮像信号が第3チャンネルに、画素B4の撮像信号が第4チャンネルに、それぞれ出力されていく。
動作チャンネル数Wが「3」の場合、図9(b)に示すように、第1ラインでは、画素R1の撮像信号が第1チャンネルに、画素Gr1の撮像信号が第2チャンネルに、画素R2の撮像信号が第3チャンネルに、それぞれ出力される。続いて、画素Gr2の撮像信号が第1チャンネルに、画素R3の撮像信号が第2チャンネルに、画素Gr3の撮像信号が第3チャンネルに、それぞれ出力されていく。その後、第2ラインでは、画素Gb1の撮像信号が第1チャンネルに、画素B1の撮像信号が第2チャンネルに、画素Gb2の撮像信号が第3チャンネルに、それぞれ出力される。続いて、画素B2撮像信号が第1チャンネルに、画素Gb3の撮像信号が第2チャンネルに、画素B3の撮像信号が第3チャンネルに、それぞれ出力されていく。
動作チャンネル数Wが「2」の場合、図9(c)に示すように、第1ラインでは、画素R1の撮像信号が第1チャンネルに、画素Gr1の撮像信号が第2チャンネルに、それぞれ出力される。続いて、画素R2の撮像信号が第1チャンネルに、画素Gr2の撮像信号が第2チャンネルに、それぞれ出力されていく。その後、第2ラインでは、画素Gb1の撮像信号が第1チャンネルに、画素B1の撮像信号が第2チャンネルに、それぞれ出力される。続いて、画素Gb2の撮像信号が第1チャンネルに、画素B2の撮像信号が第2チャンネルに、それぞれ出力されていく。
動作チャンネル数Wが「1」の場合、図9(d)に示すように、第1ラインでは、画素R1、Gr1、R2、Gr2の順に第1チャンネルに出力されていく。その後、第2ラインでは、画素Gb1、B1、Gb2、B2の順に第1チャンネルに出力されていく。
このように、動作チャンネル数が変化すると、各画素の出力されるチャンネルも適宜変化することになる。
図10は、本発明の実施の形態における動作チャンネルと撮像信号のビット配列との対応関係の一例を示す図である。この図では、データのビット長nが10ビットの場合にインターフェース部225から出力される撮像信号のビット配列の例を示している。
動作チャンネル数Wが「4」の場合、図10(a)に示すように、第1ラインでは、第1チャンネルには画素R1、第2チャンネルには画素Gr1、第3チャンネルには画素R2、第4チャンネルには画素Gr2、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力される。続いて、第1チャンネルには画素R3、第2チャンネルには画素Gr3、第3チャンネルには画素R4、第4チャンネルには画素Gr4、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力されていく。その後、第2ラインでは、第1チャンネルには画素Gb1、第2チャンネルには画素B1、第3チャンネルには画素Gb2、第4チャンネルには画素B2、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力される。続いて、第1チャンネルには画素R1、第2チャンネルには画素Gr1、第3チャンネルには画素R2、第4チャンネルには画素Gr2、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力される。続いて、第1チャンネルには画素Gb3、第2チャンネルには画素B3、第3チャンネルには画素Gb4、第4チャンネルには画素B4、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力されていく。
動作チャンネル数Wが「3」の場合、図10(b)に示すように、第1ラインでは、第1チャンネルには画素R1、第2チャンネルには画素Gr1、第3チャンネルには画素R2、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力される。続いて、第1チャンネルには画素Gr2、第2チャンネルには画素R3、第3チャンネルには画素Gr3、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力されていく。その後、第2ラインでは、第1チャンネルには画素Gb1、第2チャンネルには画素B1、第3チャンネルには画素Gb2、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力される。続いて、第1チャンネルには画素B1、第2チャンネルには画素Gb3、第3チャンネルには画素B3、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力されていく。
動作チャンネル数Wが「2」の場合、図10(c)に示すように、第1ラインでは、第1チャンネルには画素R1、第2チャンネルには画素Gr1、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力される。続いて、第1チャンネルには画素R2、第2チャンネルには画素Gr2、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力されていく。その後、第2ラインでは、第1チャンネルには画素Gb1、第2チャンネルには画素B1、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力される。続いて、第1チャンネルには画素Gb2、第2チャンネルには画素B2、の各撮像信号がそれぞれMSB側から順に出力されていく。
動作チャンネル数Wが「1」の場合、図10(d)に示すように、第1ラインでは、画素R1、Gr1の順に、各撮像信号がそれぞれMSB側から出力されていく。その後、第2ラインでは、画素Gb1、B1の順に、各撮像信号がそれぞれMSB側から出力されていく。
図11は、本発明の実施の形態における動作チャンネルと撮像信号のビット配列との対応関係の他の例を示す図である。この図では、データのビット長nが12ビットの場合にインターフェース部225から出力される撮像信号のビット配列の例を示しているが、図10とビット長nが異なるだけで基本的な配列は同様であるため、説明は省略する。
図12は、本発明の実施の形態におけるデータ受信部311の構成例を示す図である。このデータ受信部311は、PLL回路312と、インターフェース部3111と、SP(シリアル/パラレル)変換部3113とを備えている。
PLL回路312は、信号線227によって供給された差動信号の高速クロックを差動信号ではない高速クロックCLK1および通常のクロックCLK2に変換するものである。クロックCLK2は、通常の論理回路で処理できる周波数帯域であって、後段の画像処理速度としては十分な速度を有するクロックである。高速クロックCLK1は信号線314によりインターフェース部3111およびSP変換部3113に供給され、クロックCLK2は信号線317によりSP変換部3113、データ復元部500およびクロックゲーティング回路330に供給される。
インターフェース部3111は、信号線229を介して送信された差動信号による撮像信号を、差動信号ではないシリアル信号に変換するものである。このインターフェース部3111による変換結果は信号線3112に出力される。このインターフェース部3111は、高速クロックCLK1で駆動される。
また、インターフェース部3111には、システム制御部700からの信号線703が供給されており、インターフェース部3111内の回路のうち必要なチャンネル以外に関する回路には電力を供給しないように制御される。これにより、チャンネル数を減らして動作する際には消費電力を低減することができる。
SP変換部3113は、信号線3112に出力されたシリアル信号をパラレル変換するものである。このSP変換部3113は、高速クロックCLK1によりパラレル変換を行うため、通常の論理回路ではなく、アナログマクロ構成で実装されることが想定される。そのため、このSP変換部3113は、同期コードを認識することなく、一旦Mビットずつのデータにパラレル変換する。パラレル変換後のビット幅Mは、撮像信号のビット長nに一致していなくてもよい。このパラレル変換後のデータは、クロックCLK2により信号線318を介してデータ復元部500に供給される。すなわち、このSP変換部3113によって、パラレル変換されたデータは、通常の論理回路で扱うことのできる周波数帯域に落とされる。
図13は、本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第1の例を示す図である。この例は、撮像信号のビット長nを10ビット、動作チャンネル数Wを4とした場合の例である。パラレル変換後のビット幅Mは4ビットとしている。
この例では、先頭から第4番目のクロックで、第1チャンネルに画素R1、第2チャンネルに画素Gr1、第3チャンネルに画素R2、第4チャンネルに画素Gr2、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第6番目のクロックで、第1チャンネルに画素R3、第2チャンネルに画素Gr3、第3チャンネルに画素R4、第4チャンネルに画素Gr4、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第9番目のクロックで、第1チャンネルに画素R5、第2チャンネルに画素Gr5、第3チャンネルに画素R6、第4チャンネルに画素Gr6、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第11番目のクロックで、第1チャンネルに画素R7、第2チャンネルに画素Gr7、第3チャンネルに画素R8、第4チャンネルに画素Gr8、のそれぞれの撮像信号が出力される。
図14は、本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第2の例を示す図である。この例は、撮像信号のビット長nを10ビット、動作チャンネル数Wを3とした場合の例である。パラレル変換後のビット幅Mは4ビットとしている。
この例では、先頭から第4番目のクロックで、第1チャンネルに画素R1、第2チャンネルに画素Gr1、第3チャンネルに画素R2、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第6番目のクロックで、第1チャンネルに画素Gr2、第2チャンネルに画素R3、第3チャンネルに画素Gr3、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第9番目のクロックで、第1チャンネルに画素R4、第2チャンネルに画素Gr4、第3チャンネルに画素R5、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第11番目のクロックで、第1チャンネルに画素Gr5、第2チャンネルに画素R6、第3チャンネルに画素Gr6、のそれぞれの撮像信号が出力される。
図15は、本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第3の例を示す図である。この例は、撮像信号のビット長nを10ビット、動作チャンネル数Wを2とした場合の例である。パラレル変換後のビット幅Mは4ビットとしている。
この例では、先頭から第4番目のクロックで、第1チャンネルに画素R1、第2チャンネルに画素Gr1、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第6番目のクロックで、第1チャンネルに画素R2、第2チャンネルに画素Gr2、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第9番目のクロックで、第1チャンネルに画素R3、第2チャンネルに画素Gr3、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第11番目のクロックで、第1チャンネルに画素R4、第2チャンネルに画素Gr4、のそれぞれの撮像信号が出力される。
図16は、本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第4の例を示す図である。この例は、撮像信号のビット長nを10ビット、動作チャンネル数Wを1とした場合の例である。パラレル変換後のビット幅Mは4ビットとしている。
この例では、先頭から第4番目のクロックで、第1チャンネルに画素R1の撮像信号が出力される。また、第6番目のクロックで、第1チャンネルに画素Gr1の撮像信号が出力される。また、第9番目のクロックで、第1チャンネルに画素R2の撮像信号が出力される。また、第11番目のクロックで、第1チャンネルに画素Gr2の撮像信号が出力される。
図17は、本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第5の例を示す図である。この例は、撮像信号のビット長nを12ビット、動作チャンネル数Wを4とした場合の例である。パラレル変換後のビット幅Mは4ビットとしている。
この例では、先頭から第4番目のクロックで、第1チャンネルに画素R1、第2チャンネルに画素Gr1、第3チャンネルに画素R2、第4チャンネルに画素Gr2、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第7番目のクロックで、第1チャンネルに画素R3、第2チャンネルに画素Gr3、第3チャンネルに画素R4、第4チャンネルに画素Gr4、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第10番目のクロックで、第1チャンネルに画素R5、第2チャンネルに画素Gr5、第3チャンネルに画素R6、第4チャンネルに画素Gr6、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第13番目のクロックで、第1チャンネルに画素R7、第2チャンネルに画素Gr7、第3チャンネルに画素R8、第4チャンネルに画素Gr8、のそれぞれの撮像信号が出力される。
図18は、本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第6の例を示す図である。この例は、撮像信号のビット長nを12ビット、動作チャンネル数Wを3とした場合の例である。パラレル変換後のビット幅Mは4ビットとしている。
この例では、先頭から第4番目のクロックで、第1チャンネルに画素R1、第2チャンネルに画素Gr1、第3チャンネルに画素R2、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第7番目のクロックで、第1チャンネルに画素Gr2、第2チャンネルに画素R3、第3チャンネルに画素Gr3、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第10番目のクロックで、第1チャンネルに画素R4、第2チャンネルに画素Gr4、第3チャンネルに画素R5、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第13番目のクロックで、第1チャンネルに画素Gr5、第2チャンネルに画素R6、第3チャンネルに画素Gr6、のそれぞれの撮像信号が出力される。
図19は、本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第7の例を示す図である。この例は、撮像信号のビット長nを12ビット、動作チャンネル数Wを2とした場合の例である。パラレル変換後のビット幅Mは4ビットとしている。
この例では、先頭から第4番目のクロックで、第1チャンネルに画素R1、第2チャンネルに画素Gr1、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第7番目のクロックで、第1チャンネルに画素R2、第2チャンネルに画素Gr2、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第10番目のクロックで、第1チャンネルに画素R3、第2チャンネルに画素Gr3、のそれぞれの撮像信号が出力される。また、第13番目のクロックで、第1チャンネルに画素R4、第2チャンネルに画素Gr4、のそれぞれの撮像信号が出力される。
図20は、本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第8の例を示す図である。この例は、撮像信号のビット長nを12ビット、動作チャンネル数Wを1とした場合の例である。パラレル変換後のビット幅Mは4ビットとしている。
この例では、先頭から第4番目のクロックで、第1チャンネルに画素R1の撮像信号が出力される。また、第7番目のクロックで、第1チャンネルに画素Gr1の撮像信号が出力される。また、第10番目のクロックで、第1チャンネルに画素R2の撮像信号が出力される。また、第13番目のクロックで、第1チャンネルに画素Gr2の撮像信号が出力される。
これらの図13乃至図20の例から分かるように、ビット長nの撮像信号をビット幅Mにパラレル変換する場合、n/Mクロック毎に各画素の撮像信号が揃う。すなわち、上述の例では、ビット長nが10ビットで、ビット幅Mが4ビットであれば、10/4=2.5クロック毎のタイミングで出力が得られており(図13乃至図16)、ビット長nが12ビットで、ビット幅Mが4ビットであれば、12/4=3クロック毎のタイミングで出力が得られている(図17乃至図20)。したがって、SP変換部3113で一気にnビットに復元しなくても、後段でこのタイミングに沿って規則的にデータをラッチしてつなげていくことにより、元のデータを復元できることになる。
図21は、本発明の実施の形態におけるデータ復元部500の構成例を示す図である。このデータ復元部500は、ビット連接部510と、ビットデコード部530と、並替え部550と、ディザ処理部570とを備えている。
ビット連接部510は、データ受信部311から供給されたW個のビット幅Mのパラレル信号から同期コードを検出して、その同期コードのタイミングに応じてW個のNビットのデータ窓を抽出するものである。データ窓とは、パラレル信号をつなげた(連接した)ビット列において、有効な撮像信号を含む可能性のある部分を意味する。このデータ窓は、信号線529を介してビットデコード部530に供給される。また、同期コードのタイミングは、信号線528を介してビットデコード部530に供給される。
ビットデコード部530は、ビット連接部510から供給されたデータ窓において、撮像信号のビット長nに応じてW個の撮像信号を抽出するものである。この抽出された撮像信号は、信号線549を介して並替え部550に供給される。また、ビットデコード部530は、ビット連接部510から供給された同期コードのタイミングに基づいて同期信号を生成する。この生成された同期信号は、信号線545を介して並替え部550に供給される。また、ビットデコード部530は、ビット連接部510から供給された同期コードのタイミングに基づいてリセットされるカウンタを有し、撮像信号のビット長nに応じてそのカウンタの値を出力する。このカウンタの値は、信号線544を介して並替え部550に供給される。
並替え部550は、ビットデコード部530から供給されたW個の撮像信号を信号処理部320における処理のために必要な形式に並び替えるものである。ここにいう形式としては、例えば、チャンネル数や、色の並び順(色シーケンス)等がある。並び替え後の新たなチャンネル数をKとして表すと、この並び替えられたK個の撮像信号は信号線569を介してディザ処理部570に供給される。このように、並替え部550は、本発明により復元された撮像信号と、既存の信号処理のチャンネルおよび色シーケンス等とをインターフェースする役割を有する。
また、並替え部550は、有効な撮像信号が信号線569に供給されている間は、信号線566に有効フラグを出力する。なお、ビットデコード部530から並替え部550に供給された同期信号は、信号線565を介してディザ処理部570に供給される。
ディザ処理部570は、並替え部550から供給されたK個の撮像信号の各々について、信号処理部320における処理に必要なビット長にするために、ディザ処理を施すものである。具体的には、撮像信号の各々の所定のビット位置に乱数を付加することにより、ビット長を調整する。このディザ処理の施された撮像信号は、信号線319を介して信号処理部320に供給される。なお、並替え部550からディザ処理部570に供給された同期信号は、信号線315を介してタイミング生成回路340に供給される。また、並替え部550からディザ処理部570に供給された有効フラグは、信号線316を介してクロックゲーティング回路330に供給される。
なお、このデータ復元部500についても、データ送信部220やデータ受信部311と同様に、必要なチャンネル以外に関する回路には電力を供給しないように制御することができる。
図22は、本発明の実施の形態におけるビット連接部510の構成例を示す図である。このビット連接部510は、前処理部511と、シフトレジスタ512と、同期コード一致検出部513と、選択部514とを備えている。
前処理部511は、データ受信部311からの入力チャンネルを任意のチャンネルにつなぎ替える処理を行うものである。これにより、信号線229において自由なチャンネル配置で高速伝送を行うことができる。また、前処理部511は、動作モードによって動作しないチャンネルの信号を強制的にゼロ等の固定値に落とす機能を有する。これにより、動作しないチャンネルの扱いを撮像部200やデータ受信部311において考慮しなくて済むようになる。この前処理部511によって前処理の施された撮像信号は、信号線517を介してシフトレジスタ512に供給される。
シフトレジスタ512は、前処理部511から供給された各チャンネルの撮像信号を順次シフトしながら保持するものである。このシフトレジスタ512は、各チャンネルに対してSビット(Sは自然数)のデータを保持するものとする。このシフトレジスタ512の保持内容は、信号線519を介して同期コード一致検出部513および選択部514に供給される。
同期コード一致検出部513は、シフトレジスタ512の保持内容において同期コードとの一致を検出するものである。同期コード一致検出部513は、動作チャンネルのうち何れかのチャンネルで同期コードを検出すると、信号線518を介して選択部514に選択信号を供給するとともに、信号線528を介してビットデコード部530に同期コードのタイミングを供給する。
選択部514は、同期コード一致検出部513から供給された選択信号に基づいて、シフトレジスタ512の保持内容からデータ窓を抽出するものである。この抽出されたデータ窓は、信号線529を介してビットデコード部530に供給される。
図23は、本発明の実施の形態におけるデータ受信タイミングの一例を示す図である。この例は、撮像信号のビット長nを10ビットとした場合の例である。
ここでは、パラレル変換後のビット幅Mを4ビットと想定しているため、タイミングのパターンは図23のケース1乃至4の4通りが考えられる。したがって、これら4つのケースに対応するように同期コードの一致を検出すればよいことが分かる。
図24は、図23のケース1に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。この場合、シフトレジスタ512のLSB側から「0」で始まる番地を付与したとすると、38番地から8番地において同期コードの先頭31ビット分を検出した次のクロックで、12番地から3番地に同期コードの4番目のコードが得られる。
また、その3クロック後には、14番地から5番地に最初の画素R1の撮像信号が得られる。そして、さらに2クロック後には、12番地から3番地に次の画素R5の撮像信号が得られる。但し、動作チャンネル数Wは4であることを想定している。
図25は、図23のケース2に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。この場合、37番地から7番地において同期コードの先頭31ビット分を検出した次のクロックで、11番地から2番地に同期コードの4番目のコードが得られる。
また、その3クロック後には、13番地から4番地に最初の画素R1の撮像信号が得られる。そして、さらに2クロック後には、11番地から2番地に次の画素R5の撮像信号が得られる。但し、この場合も動作チャンネル数Wは4であることを想定している。
図26は、図23のケース3に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。この場合、36番地から6番地において同期コードの先頭31ビット分を検出した次のクロックで、10番地から1番地に同期コードの4番目のコードが得られる。
また、その3クロック後には、12番地から3番地に最初の画素R1の撮像信号が得られる。そして、さらに2クロック後には、10番地から1番地に次の画素R5の撮像信号が得られる。但し、この場合も動作チャンネル数Wは4であることを想定している。
図27は、図23のケース4に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。この場合、39番地から9番地において同期コードの先頭31ビット分を検出した次のクロックで、13番地から4番地に同期コードの4番目のコードが得られる。
また、その3クロック後には、15番地から6番地に最初の画素R1の撮像信号が得られる。そして、さらに2クロック後には、13番地から4番地に次の画素R5の撮像信号が得られる。但し、この場合も動作チャンネル数Wは4であることを想定している。
これら図24乃至図27の例より、撮像信号のビット長nを10ビットと想定すると、シフトレジスタ512の38番地から8番地において同期コードの先頭31ビット分が検出された場合にはデータ窓は14番地から3番地であり、37番地から7番地において同期コードの先頭31ビット分が検出された場合にはデータ窓は13番地から2番地であり、36番地から6番地において同期コードの先頭31ビット分が検出された場合にはデータ窓は12番地から1番地であり、39番地から9番地において同期コードの先頭31ビット分が検出された場合にはデータ窓は15番地から4番地であることが分かる。
図28は、本発明の実施の形態におけるデータ受信タイミングの他の例を示す図である。この例は、撮像信号のビット長nを12ビットとした場合の例である。
ここでは、パラレル変換後のビット幅Mを4ビットと想定しているため、タイミングのパターンは図28のケース1乃至4の4通りが考えられる。したがって、これら4つのケースに対応するように同期コードの一致を検出すればよいことが分かる。
図29は、図28のケース1に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。この場合、シフトレジスタ512のLSB側から「0」で始まる番地を付与したとすると、46番地から10番地において同期コードの先頭37ビット分を検出した次のクロックで、14番地から3番地に同期コードの4番目のコードが得られる。
また、その3クロック後には、14番地から3番地に最初の画素R1の撮像信号が得られる。そして、さらに3クロック後には、14番地から3番地に次の画素R5の撮像信号が得られる。但し、動作チャンネル数Wは4であることを想定している。
図30は、図28のケース2に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。この場合、45番地から9番地において同期コードの先頭37ビット分を検出した次のクロックで、13番地から2番地に同期コードの4番目のコードが得られる。
また、その3クロック後には、13番地から2番地に最初の画素R1の撮像信号が得られる。そして、さらに3クロック後には、13番地から2番地に次の画素R5の撮像信号が得られる。但し、この場合も動作チャンネル数Wは4であることを想定している。
図31は、図28のケース3に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。この場合、44番地から8番地において同期コードの先頭37ビット分を検出した次のクロックで、12番地から1番地に同期コードの4番目のコードが得られる。
また、その3クロック後には、12番地から1番地に最初の画素R1の撮像信号が得られる。そして、さらに3クロック後には、12番地から1番地に次の画素R5の撮像信号が得られる。但し、この場合も動作チャンネル数Wは4であることを想定している。
図32は、図28のケース4に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。この場合、47番地から11番地において同期コードの先頭37ビット分を検出した次のクロックで、15番地から4番地に同期コードの4番目のコードが得られる。
また、その3クロック後には、15番地から4番地に最初の画素R1の撮像信号が得られる。そして、さらに3クロック後には、15番地から4番地に次の画素R5の撮像信号が得られる。但し、この場合も動作チャンネル数Wは4であることを想定している。
これら図29乃至図32の例より、撮像信号のビット長nを12ビットと想定すると、シフトレジスタ512の46番地から10番地において同期コードの先頭37ビット分が検出された場合にはデータ窓は14番地から3番地であり、45番地から9番地において同期コードの先頭37ビット分が検出された場合にはデータ窓は13番地から2番地であり、44番地から8番地において同期コードの先頭37ビット分が検出された場合にはデータ窓は12番地から1番地であり、47番地から11番地において同期コードの先頭37ビット分が検出された場合にはデータ窓は15番地から4番地であることが分かる。
図33は、本発明の実施の形態における信号線529のデータ窓の例を示す図である。図33(a)は、ビット長nが10ビットの場合のデータ窓の例である。この場合、5クロックを1サイクルとして有効なデータが得られる。すなわち、4番目の同期コードによりリセットされるカウンタを想定すると、先頭のデータが「3」、次のデータが「0」という具合に、規則的に有効なデータが得られる。また、カウンタの値が「3」の場合にはMSB側の10ビット、カウンタの値が「0」の場合にはLSB側の10ビットが有効なデータであることが分かる。
図33(b)は、ビット長nが12ビットの場合のデータ窓の例である。この場合、6クロックを1サイクルとして有効なデータが得られる。すなわち、4番目の同期コードによりリセットされるカウンタを想定すると、先頭のデータが「3」、次のデータが「0」という具合に、規則的に有効なデータが得られる。また、カウンタの値が「0」および「3」の何れの場合にもデータ窓の12ビット全部が有効なデータであることが分かる。
図34は、本発明の実施の形態におけるビットデコード部530の構成例を示す図である。このビットデコード部530は、L個のDラッチ531と、L個の選択器532と、L個の選択器533と、論理和(OR)回路534と、Aカウンタ535と、Bカウンタ536と、選択器537と、L個の同期信号生成回路541と、論理和回路542および543とを備えている。
Dラッチ531は、ビット連接部510から供給されたデータ窓をパルス生成器538からのパルスのタイミングに従って保持して出力するものである。パルス生成器538は、選択器537の出力が「0」または「3」になると、パルスを生成するものである。したがって、Dラッチ531は、選択器537の出力が「0」または「3」になると、ビット連接部510から供給されたデータ窓を保持して出力することになる。
選択器532は、撮像信号のビット長nが10ビットの場合に、データ窓から10ビット分のデータを選択するものである。すなわち、選択器532は、選択器537の出力が「0」の場合にはデータ窓の第9ビットから第0ビットの10ビットを、選択器537の出力が「3」の場合にはデータ窓の第11ビットから第2ビットの10ビットを、それ以外の場合には10ビットの「0」をそれぞれ出力する。この選択器532から出力された10ビットは、下位に2ビットの「0」が付加されて、シフトアップされる。そして、このシフトアップされた12ビットのデータは、選択器533の一方の入力データとなる。
選択器533は、システム制御部700からの信号線703に示されるビット長nに従って、Dラッチ531の出力または選択器532の出力を選択するものである。すなわち、選択器533は、ビット長nが12ビットであればDラッチ531の出力を選択し、ビット長nが10ビットであれば選択器532の出力を選択する。この選択器533によって選択された12ビットのデータは、信号線549に出力されるとともに、同期信号生成回路541の入力となる。
論理和回路534は、ビット連接部510から供給された同期コードのタイミングの論理和を生成するものである。すなわち、論理和回路534は、何れかのチャンネルにおいて同期コードが検出された場合、その旨を信号線548に出力する。
Aカウンタ535は、クロックCLK2に同期して、「0」から「5」までの6クロック分を1サイクルとして順次カウントするカウンタである。Bカウンタ536は、クロックCLK2に同期して、「0」から「4」までの5クロック分を1サイクルとして順次カウントするカウンタである。Aカウンタ535はビット長nが12ビットの場合に対応するカウンタであり、Bカウンタ536はビット長nが10ビットの場合に対応するカウンタである。これらAカウンタ535およびBカウンタ536のリセット端子は信号線548に接続されており、何れかのチャンネルにおいて同期コードが検出されると「0」にリセットされる。
選択器537は、システム制御部700からの信号線703に示されるビット長nに従って、Aカウンタ535およびBカウンタ536の何れか一方の出力を選択するものである。すなわち、この選択器537は、ビット長nが12ビットであればAカウンタ535の出力を選択し、ビット長nが10ビットであればBカウンタ536の出力を選択する。この選択器537の選択結果は、信号線544に出力されるとともに、パルス生成器538および選択器532に供給される。
同期信号生成回路541は、論理和回路534から信号線548に出力されたタイミングに従って、選択器533の対応するチャンネルの同期コードから同期信号を生成するものである。L個の同期信号生成回路541の各々は、垂直同期信号を信号線5417に出力し、水平同期信号を信号線5418に出力する。
論理和回路542は、L個の同期信号生成回路541の垂直同期信号の論理和を生成する回路である。また、論理和回路543は、L個の同期信号生成回路541の水平同期信号の論理和を生成する回路である。これら論理和回路542および543によってそれぞれ論理和の生成された垂直同期信号および水平同期信号は、信号線545に出力される。なお、論理和回路542および543については、例えば伝送線路にノイズが入ることを考慮して、多数決回路に置き換えても構わない。
図35は、本発明の実施の形態における同期信号生成回路541の構成例を示す図である。この同期信号生成回路541は、Dラッチ5411および5412と、Dフリップフロップ5413および5414と、論理積(AND)回路5415および5416とを備えている。
Dラッチ5411は、選択器533から供給されたNビットの第9ビット、すなわち垂直方向のタイミングを示すビットVを、論理和回路534から信号線548に出力されたタイミングに従って保持して出力するものである。Dフリップフロップ5413は、Dラッチ5411の前回の出力を保持するものである。論理積回路5415は、Dラッチ5411の出力が「0」で、且つ、Dフリップフロップ5413の出力が「1」であることを検出するものである。すなわち、論理積回路5415は、ビットVが「1」から「0」に変化したエッジを垂直同期タイミングとして検出する。
Dラッチ5412は、選択器533から供給されたNビットの第8ビット、すなわち水平方向のタイミングを示すビットHを、論理和回路534から信号線548に出力されたタイミングに従って保持して出力するものである。Dフリップフロップ5414は、Dラッチ5412の前回の出力を保持するものである。論理積回路5416は、Dラッチ5412の出力が「0」で、且つ、Dフリップフロップ5414の出力が「1」であることを検出するものである。すなわち、論理積回路5416は、ビットHが「1」から「0」に変化したエッジを水平同期タイミングとして検出する。
図36は、本発明の実施の形態におけるデータ窓と同期コードとの関係の一例を示す図である。この例では、ビット長nが10ビットであることを想定している。
4番目の同期コードが検出された場合、それが有効映像領域の開始を示しているときには、すなわちビットVが「1」から「0」に遷移したときには、当該クロックにおいて垂直同期信号Vsyncがアクティブになる。また、その同期コードが水平ラインにおけるデータの開始を示しているときには、すなわちビットHが「1」から「0」(すなわち、SAV)に遷移したときには、当該クロックにおいて水平同期信号Hsyncがアクティブになる。
その後、Bカウンタ536は「0」乃至「4」をクロックに同期して出力し、その値が「0」または「3」を示すタイミングで有効なデータが取得される。そして、次に4番目の同期コードが検出された場合、その同期コードが水平ラインにおけるデータの終了を示すと、すなわちビットHが「0」から「1」(すなわち、EAV)に遷移すると、次の水平ラインにおけるデータの開始(SAV)を待機する状態になる。
図37は、本発明の実施の形態におけるデータ窓と同期コードとの関係の他の例を示す図である。この例では、ビット長nが12ビットであることを想定している。
4番目の同期コードが検出された場合、それが有効映像領域の開始を示しているときには、すなわちビットVが「1」から「0」に遷移したときには、当該クロックにおいて垂直同期信号Vsyncがアクティブになる。また、その同期コードが水平ラインにおけるデータの開始を示しているときには、すなわちビットHが「1」から「0」(すなわち、SAV)に遷移したときには、当該クロックにおいて水平同期信号Hsyncがアクティブになる。
その後、Aカウンタ535は「0」乃至「5」をクロックに同期して出力し、その値が「0」または「3」を示すタイミングで有効なデータが取得される。そして、次に4番目の同期コードが検出された場合、その同期コードが水平ラインにおけるデータの終了を示すと、すなわちビットHが「0」から「1」(すなわち、EAV)に遷移すると、次の水平ラインにおけるデータの開始(SAV)を待機する状態になる。
図38は、本発明の実施の形態におけるビットデコード部530の出力と動作チャンネル数との関係の一例を示す図である。この例では、ビット長nが10ビットであることを想定している。
図38(a)は動作チャンネル数Wが4の場合を、図38(b)は動作チャンネル数Wが3の場合を、図38(c)は動作チャンネル数Wが2の場合を、図38(d)は動作チャンネル数Wが1の場合を、それぞれ示している。何れの場合においても、Bカウンタ536が「0」または「3」となるタイミングで、新たな画素の撮像信号が信号線549に出力される様子が分かる。また、各画素の順番は、元のベイヤー配列の順番を維持していることが分かる。
図39は、本発明の実施の形態におけるビットデコード部530の出力と動作チャンネル数との関係の他の例を示す図である。この例では、ビット長nが12ビットであることを想定している。
図39(a)は動作チャンネル数Wが4の場合を、図39(b)は動作チャンネル数Wが3の場合を、図39(c)は動作チャンネル数Wが2の場合を、図39(d)は動作チャンネル数Wが1の場合を、それぞれ示している。何れの場合においても、Aカウンタ535が「0」または「3」となるタイミングで、新たな画素の撮像信号が信号線549に出力される様子が分かる。また、各画素の順番は、元のベイヤー配列の順番を維持していることが分かる。
図40は、本発明の実施の形態における並替え部550の構成例を示す図である。この並替え部550は、選択処理部551と、タイミング調整部560と、処理遅延調整部552とを備えている。
選択処理部551は、ビットデコード部530からLチャンネルの信号線549により供給された動作チャンネル数Wの撮像信号を、信号処理部320における処理対象となるKチャンネルに振り分けるものである。
タイミング調整部560は、選択処理部551によってKチャンネルに振り分けられた撮像信号のタイミングを調整するものである。また、このタイミング調整部560は、タイミング調整された撮像信号の有無を示す有効フラグを供給する。
処理遅延調整部552は、選択処理部551およびタイミング調整部560における処理によって生じる遅延に合わせて、信号線545の同期信号の遅延時間を調整して信号線565に出力するものである。
図41は、本発明の実施の形態における選択処理部551の構成例を示す図である。ここでは、信号線549のチャンネル数Lを4、信号線559のチャンネル数Kを2としている。この選択処理部551は、選択信号発生器555および556と、選択器557および558とを備えている。
選択器557および558は、ビットデコード部530からLチャンネルの信号線549により供給された動作チャンネル数Wの撮像信号のうち、それぞれ何れか1つを選択するものである。この例ではチャンネル数Kを2としているため、選択器557および558の計2つが設けられている。
選択信号発生器555および556は、それぞれ選択器557および558に選択信号を供給するものである。選択処理部551には、システム制御部700から動作チャンネル数Wおよびビット長nに関する情報を含む信号線703が供給され、ビットデコード部530からAカウンタ535またはBカウンタ536の値を示す信号線544が供給されている。選択信号発生器555および556は、これらを利用して選択信号を発生する。
なお、システム制御部700からの信号線703の値、および、ビットデコード部530からの信号線544の値は、それぞれ信号線553および554によりタイミング調整部560に供給される。
図42は、本発明の実施の形態における選択信号発生器555による選択信号の発生例を示す図である。図42(a)はビット長nが10ビットの場合を示し、図42(b)はビット長nが12ビットの場合を示している。この例では、図41と同様に、信号線549のチャンネル数Lを4としており、動作チャンネル数Wは1から4の何れかの値となる。
選択信号は動作チャンネル数Wによって異なり、また、カウンタの値に従って選択信号は変化する。ここにいうカウンタは、図42(a)ではBカウンタ536であり、図42(b)ではAカウンタ535である。
図中、数字は信号線549のチャンネル番号(1乃至4)を示す。例えば、図42(a)で動作チャンネル数Wが4の場合、Bカウンタ536の値が「0」のときは信号線549の第1番目のチャンネルが選択され、Bカウンタ536の値が「1」のときは信号線549の第3番目のチャンネルが選択され、Bカウンタ536の値が「2」のときは信号線549の第1番目のチャンネルが選択され、Bカウンタ536の値が「3」のときは信号線549の第3番目のチャンネルが選択される。また、「*」は任意の値を意味するため、Bカウンタ536の値が「4」のときは信号線549の何れかのチャンネルが選択される。
図43は、本発明の実施の形態における選択信号発生器556による選択信号の発生例を示す図である。図43(a)はビット長nが10ビットの場合を示し、図43(b)はビット長nが12ビットの場合を示している。この例でも、図42と同様に、信号線549のチャンネル数Lを4としている。選択信号の内容についても、図42と同様である。
図44は、本発明の実施の形態における選択処理部551の出力の一例を示す図である。この例では、ビット長nが10ビットであることを想定している。
図44(a)は動作チャンネル数Wが4の場合を、図44(b)は動作チャンネル数Wが3の場合を、図44(c)は動作チャンネル数Wが2の場合を、図44(d)は動作チャンネル数Wが1の場合を、それぞれ示している。対応する図38の例と比較すると、ビットデコード部530のチャンネル数4の出力(信号線549)からチャンネル数2に変換されている様子が分かる。
図45は、本発明の実施の形態における選択処理部551の出力の他の例を示す図である。この例では、ビット長nが12ビットであることを想定している。
図45(a)は動作チャンネル数Wが4の場合を、図45(b)は動作チャンネル数Wが3の場合を、図45(c)は動作チャンネル数Wが2の場合を、図45(d)は動作チャンネル数Wが1の場合を、それぞれ示している。対応する図39の例と比較すると、ビットデコード部530のチャンネル数4の出力からチャンネル数2に変換されている様子が分かる。
図46は、本発明の実施の形態におけるタイミング調整部560の構成例を示す図である。ここでは、信号線559のチャンネル数Kを2としている。このタイミング調整部560は、遅延回路561乃至563と、選択信号発生器564と、有効フラグ発生器567と、選択器568とを備えている。
遅延回路561は、信号線559の1番目のチャンネルの値を1クロック分遅延させるものである。同様に、遅延回路562は信号線559の1番目のチャンネルの値を2クロック分遅延させるものであり、遅延回路563は信号線559の1番目のチャンネルの値を3クロック分遅延させるものである。
選択器568は、信号線559の1番目のチャンネルの値、および、遅延回路561乃至563の出力の中から1つの信号を選択して、信号線569の1番目のチャンネルの値として出力するものである。なお、信号線559の2番目のチャンネルの値はそのまま信号線569に出力される。
選択信号発生器564は、選択器568に選択信号を供給するものである。タイミング調整部560には、動作チャンネル数Wおよびビット長nに関する情報を含む信号線553、および、Aカウンタ535またはBカウンタ536の値を示す信号線554が、選択処理部551から供給されている。選択信号発生器564は、これらを利用して選択信号を発生する。
有効フラグ発生器567は、選択処理部551から供給されている信号線553および信号線554の内容から、信号線569に有効な撮像信号が出力されている旨を示す有効フラグを発生するものである。この有効フラグ発生器567が発生した有効フラグは、信号線566に供給される。
図47は、本発明の実施の形態における選択信号発生器564による選択信号の発生例を示す図である。図47(a)はビット長nが10ビットの場合を示し、図47(b)はビット長nが12ビットの場合を示している。この例では、信号線549のチャンネル数Lを4としており、動作チャンネル数Wは1から4の何れかの値となる。
選択信号は動作チャンネル数Wによって異なり、また、カウンタの値に従って選択信号は変化する。ここにいうカウンタは、図47(a)ではBカウンタ536であり、図47(b)ではAカウンタ535である。
図中、数字は選択器568の入力番号(1乃至4)を示す。例えば、図47(a)で動作チャンネル数Wが3の場合、Bカウンタ536の値が「0」のときは第1番目の入力(信号線569の1番目のチャンネルの値)が選択され、Bカウンタ536の値が「2」または「3」のときは第2番目の入力(遅延回路561の出力)が選択される。また、「*」は任意の値を意味するため、Bカウンタ536の値が「1」または「4」のときは何れかの入力が選択される。
図48は、本発明の実施の形態におけるタイミング調整部560の出力の一例を示す図である。この例では、ビット長nが10ビットであることを想定している。
図48(a)は動作チャンネル数Wが4の場合を、図48(b)は動作チャンネル数Wが3の場合を、図48(c)は動作チャンネル数Wが2の場合を、図48(d)は動作チャンネル数Wが1の場合を、それぞれ示している。対応する図44の例と比較すると、第1チャンネルのタイミングが、第2チャンネルのタイミング合うように調整されていることが分かる。また、有効な撮像信号が出力されているタイミングに合わせて有効フラグが出力されていることが分かる。
図49は、本発明の実施の形態におけるタイミング調整部560の出力の他の例を示す図である。この例では、ビット長nが12ビットであることを想定している。
図49(a)は動作チャンネル数Wが4の場合を、図49(b)は動作チャンネル数Wが3の場合を、図49(c)は動作チャンネル数Wが2の場合を、図49(d)は動作チャンネル数Wが1の場合を、それぞれ示している。対応する図45の例と比較すると、第1チャンネルのタイミングが、第2チャンネルのタイミング合うように調整されていることが分かる。また、有効な撮像信号が出力されているタイミングに合わせて有効フラグが出力されていることが分かる。
図50は、本発明の実施の形態におけるディザ処理部570の構成例を示す図である。ここでは、信号線569のチャンネル数Kを2としている。このディザ処理部570は、M系列発生器571および572と、ディザ付加処理部573および574と、選択器575および576とを備えている。
M系列発生器571および572は、M系例による乱数を発生するものである。M系例とは、次式の線形漸化式により得られる数列である。ここでは、M系列発生器571および572からそれぞれ2ビットの乱数が出力されるものとする。但し、次式において、記号+は排他的論理和演算(XOR)を表す。
=Xn−p+Xn−q (p>q)
なお、M系列発生器571および572の初期値は、各チャンネルの系列が一致しないように、互いに異なる値を設定しておくことが望ましい。
ディザ付加処理部573および574は、M系列発生器571および572の発生した乱数を信号線569からの撮像信号に付加するものである。具体的には、ディザ付加処理部573および574は、M系列発生器571および572の発生した2ビットの乱数によって、信号線569の12ビットのLSB側の2ビットを置換して、12ビットのディザ処理後の撮像信号を出力する。
なお、一般に、単純にLSB側のビットを置換するだけでは平均レベルが上がってしまうため(例えば、2ビットであれば0.375)、その分を差し引いた値とすることが望ましい。また、このディザ処理の結果、チャンネルのビット幅N'(N'は自然数)は、信号線569の各チャンネルのビット幅Nと異なるものとなってもよい。
選択器575および576は、システム制御部700から供給された信号線703に含まれるビット長nに応じて、撮像信号を選択するものである。具体的には、選択器575および576は、ビット長nが12ビットの場合には信号線569からの撮像信号を選択し、ビット長nが10ビットの場合にはディザ付加処理部573または574からの撮像信号を選択する。選択器575および576によって選択された撮像信号は、信号線319に出力される。
なお、ディザ処理部570には並替え部550から信号線565によって同期信号が供給されているが、ディザ処理部570における処理遅延に相当する分、同期信号は遅延される。この同期信号は信号線315を介してタイミング生成回路340に供給される。
図51は、本発明の実施の形態におけるクロックゲーティング回路330の構成例を示す図である。このクロックゲーティング回路330は、Dフリップフロップ331と、論理積回路332とを備えている。このクロックゲーティング回路330には、データ復元部500から信号線316を介して有効フラグが供給され、PLL回路312から信号線317を介してCLK2が供給されている。
Dフリップフロップ331は、CLK2のタイミングに従って有効フラグを保持して出力する回路である。また、論理積回路332は、Dフリップフロップ331の出力およびCLK2の論理積を生成する回路である。これにより、クロックゲーティング回路330は、有効フラグがアクティブな期間のみクロックCLK3を出力する。このクロックCLK3は、信号線337を介して信号処理部320に供給される。
すなわち、クロックCLK3の周波数は基本的にクロックCLK2と同じになるが、データの出力タイミングに応じて間欠的に発生するように制御されるため、信号処理部320における消費電力の最適化を適応的に行うことができる。
図52は、本発明の実施の形態における信号処理部320の入力の一例を示す図である。この例では、ビット長nが10ビットであることを想定している。
図52(a)は動作チャンネル数Wが4の場合を、図52(b)は動作チャンネル数Wが3の場合を、図52(c)は動作チャンネル数Wが2の場合を、図52(d)は動作チャンネル数Wが1の場合を、それぞれ示している。各撮像信号のタイミングは図48の例と同様であるが、クロックゲーティング回路330の出力するクロックCLK3が併せて示されている。すなわち、有効フラグが有効を示している間のみクロックCLK3が供給されるようになっている。
図53は、本発明の実施の形態における信号処理部320の入力の他の例を示す図である。この例では、ビット長nが12ビットであることを想定している。
図53(a)は動作チャンネル数Wが4の場合を、図53(b)は動作チャンネル数Wが3の場合を、図53(c)は動作チャンネル数Wが2の場合を、図53(d)は動作チャンネル数Wが1の場合を、それぞれ示している。各撮像信号のタイミングは図49の例と同様であるが、図52と同様に、クロックゲーティング回路330の出力するクロックCLK3が併せて示されている。
このように、本発明の実施の形態によれば、撮像部200と画像処理部300との間のインターフェース(信号線229)のチャンネルの動作チャンネル数Wを、動作モードに応じて可変にすることができる。これにより、動作していないチャンネルについては電力供給を停止することができるため、消費電力を低減することができる。また、チャンネル単位で電力供給を停止することができるため、動作チャンネルについては常時同一のクロックにより動作させることができる。また、各画素の撮像信号を同一のチャンネルに配置することができるため、動作モードによってビット長nがダイナミックに変化する場合にも容易に対応することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、データ送信部220で同期コードを埋め込んでおくことにより、データ受信部311において一旦Mビットの単位にパラレル変換した上で同期コードを検出することが可能となり、高速なインターフェースの動作周波数に影響を受けることなくビット長nの撮像信号を抽出することができる。
また、本発明の実施の形態によれば、有効フラグが有効を示している間のみクロックCLK3を信号処理部320に供給することにより、不必要な電力消費を防ぐことができる。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、以下に示すように特許請求の範囲における発明特定事項とそれぞれ対応関係を有するが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
すなわち、請求項1において、撮像手段は例えば撮像部200に対応する。また、シリアル変換手段は例えばPS変換部223に対応する。また、同期コード生成手段は例えば同期コード埋込部222に対応する。また、転送手段は例えばインターフェース部225および310に対応する。また、パラレル変換手段は例えばSP変換部3113に対応する。また、復元手段は例えばデータ復元部500に対応する。また、制御手段は例えば撮像制御部240に対応する。
また、請求項2において、撮像手段は例えば撮像部200に対応する。また、画像処理手段は例えば画像処理部300に対応する。また、転送手段は例えばインターフェース部225および310に対応する。また、制御手段は例えば撮像制御部240に対応する。また、シリアル変換手段は例えばPS変換部223に対応する。また、同期コード生成手段は例えば同期コード埋込部222に対応する。また、パラレル変換手段は例えばSP変換部3113に対応する。また、復元手段は例えばデータ復元部500に対応する。
また、請求項3において、チャンネル数保持手段は例えばチャンネル数テーブル241に対応する。
また、請求項6において、データ窓抽出手段は例えばビット連接部510に対応する。また、撮像信号抽出手段は例えばビットデコード部530に対応する。
また、請求項7において、並替手段は例えば並替え部550に対応する。
また、請求項8において、ビット長調整手段は例えばディザ処理部570に対応する。
また、請求項9において、カウンタは例えばAカウンタ535またはBカウンタ536に対応する。また、有効フラグ生成手段は例えば有効フラグ発生器567に対応する。また、クロック制御手段は例えばクロックゲーティング回路330に対応する。
また、請求項10において、撮像回路は例えば撮像部200に対応する。また、画像処理回路は例えば画像処理部300に対応する。また、転送回路は例えばインターフェース部225および310に対応する。また、制御回路は例えば撮像制御部240に対応する。また、シリアル変換手段は例えばPS変換部223に対応する。また、同期コード生成手段は例えば同期コード埋込部222に対応する。
また、請求項11において、撮像回路は例えば撮像部200に対応する。また、画像処理回路は例えば画像処理部300に対応する。また、転送回路は例えばインターフェース部225および310に対応する。また、制御回路は例えば撮像制御部240に対応する。また、パラレル変換手段は例えばSP変換部3113に対応する。また、復元手段は例えばデータ復元部500に対応する。
なお、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。
本発明の実施の形態における撮像装置の全体構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における撮像装置の要部の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるチャンネル数テーブル241の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるセンサ部210の一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるセンサ部210の他の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ送信部220の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における撮像信号のフォーマット例を示す図である。 本発明の実施の形態における同期コードのフォーマット例を示す図である。 本発明の実施の形態における動作チャンネルと画素との対応関係の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における動作チャンネルと撮像信号のビット配列との対応関係の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における動作チャンネルと撮像信号のビット配列との対応関係の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信部311の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第1の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第2の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第3の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第4の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第5の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第6の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第7の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信時の撮像信号のタイミングの第8の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ復元部500の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるビット連接部510の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信タイミングの一例を示す図である。 図23のケース1に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。 図23のケース2に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。 図23のケース3に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。 図23のケース4に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ受信タイミングの他の例を示す図である。 図28のケース1に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。 図28のケース2に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。 図28のケース3に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。 図28のケース4に相当するタイミングでシフトレジスタ512にパラレル信号が保持された場合の例を示す図である。 本発明の実施の形態における信号線529のデータ窓の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるビットデコード部530の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における同期信号生成回路541の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ窓と同期コードとの関係の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるデータ窓と同期コードとの関係の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるビットデコード部530の出力と動作チャンネル数との関係の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるビットデコード部530の出力と動作チャンネル数との関係の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態における並替え部550の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における選択処理部551の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における選択信号発生器555による選択信号の発生例を示す図である。 本発明の実施の形態における選択信号発生器556による選択信号の発生例を示す図である。 本発明の実施の形態における選択処理部551の出力の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における選択処理部551の出力の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるタイミング調整部560の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における選択信号発生器564による選択信号の発生例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるタイミング調整部560の出力の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるタイミング調整部560の出力の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるディザ処理部570の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるクロックゲーティング回路330の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における信号処理部320の入力の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における信号処理部320の入力の他の例を示す図である。
符号の説明
100 レンズユニット
200 撮像部
210 センサ部
220 データ送信部
221 出力チャンネル選択部
222 同期コード埋込部
223 PS変換部
225 インターフェース部
226 差動変換器
230 PLL回路
240 撮像制御部
241 チャンネル数テーブル
300 画像処理部
310 インターフェース部
311 データ受信部
312 PLL回路
320 信号処理部
330 クロックゲーティング回路
340 タイミング生成回路
400 メモリ
500 データ復元部
510 ビット連接部
530 ビットデコード部
550 並替え部
570 ディザ処理部
610 表示部
620 記録部
700 システム制御部
3111 インターフェース部
3113 SP変換部

Claims (11)

  1. 被写体からの光を光電変換する複数の撮像素子によって生成された撮像信号を出力する撮像手段と、
    前記複数の撮像素子の各々から生成された前記撮像信号をそれぞれシリアル信号に変換するシリアル変換手段と、
    前記シリアル信号への変換の前または後に前記撮像信号に関する同期コードを生成して前記シリアル信号に埋め込む同期コード生成手段と、
    前記シリアル信号を複数のチャンネルのうちの少なくとも1つの動作チャンネルによってそれぞれ転送する転送手段と、
    前記転送されたシリアル信号のそれぞれをパラレル変換して前記動作チャンネルの数のパラレル信号を出力するパラレル変換手段と、
    前記パラレル信号において埋め込まれた同期コードを検出してその同期コードのタイミングおよび前記動作チャンネルの数に応じて前記撮像信号を復元する復元手段と、
    前記転送手段における前記動作チャンネルの数を動作モードに応じて設定する制御手段と
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体からの光を光電変換してそれぞれnビット(nは自然数)の撮像信号を生成する複数の撮像素子を含む撮像手段と、前記撮像信号に対して所定の信号処理を施す画像処理手段と、前記撮像手段から前記画像処理手段へ前記撮像信号を最大Lチャンネル(Lは自然数)によって転送する転送手段と、前記転送手段における前記Lチャンネルのうち転送に用いられるチャンネル数W(Wは自然数)を動作モードに応じて設定する制御手段とを具備する撮像装置であって、
    前記撮像手段は、前記複数の撮像素子の各々から生成されたW個の撮像信号をそれぞれシリアル信号に変換するシリアル変換手段と、前記シリアル信号への変換の前または後に前記撮像信号に関するnビットの同期コードを生成して前記シリアル信号に埋め込む同期コード生成手段とを備え、
    前記転送手段は、前記撮像信号から変換された前記シリアル信号をWチャンネルによりシリアル転送する手段を備え、
    前記画像処理手段は、前記転送されたWチャンネルのシリアル信号のそれぞれをパラレル変換してW個のMビット(Mは自然数)のパラレル信号を出力するパラレル変換手段と、前記パラレル信号において埋め込まれた同期コードを検出してその同期コードのタイミングに応じて前記nビットの撮像信号を復元する復元手段とを備える
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記動作モードと前記動作モードに対応するチャンネル数とを関連付けて保持するチャンネル数保持手段をさらに具備し、
    前記制御手段は、前記チャンネル数保持手段に保持される前記動作モードに対応するチャンネル数を前記転送に用いられるチャンネル数Wとして設定することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記転送手段は、互いに相反する差動信号により前記シリアル転送を行うことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  5. 前記転送手段は、LVDS伝送方式により前記シリアル転送を行うことを特徴とする請求項4記載の撮像装置。
  6. 前記復元手段は、
    前記パラレル信号において埋め込まれた同期コードを検出してその同期コードのタイミングに応じてW個のNビット(Nはn以上の自然数)のデータ窓を抽出するデータ窓抽出手段と、
    前記撮像信号のビット長nに応じて前記データ窓からW個の前記撮像信号を抽出する撮像信号抽出手段と
    を備えることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  7. 前記復元手段は、前記W個の撮像信号を前記信号処理のために必要な形式に並び替える並替手段をさらに備えることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記復元手段は、前記W個の撮像信号の各々の所定のビット位置に乱数を付加して前記信号処理のために必要なビット長に揃えるビット長調整手段をさらに備えることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  9. 前記画像処理手段は、
    前記同期コードのタイミングに応じて周期的にクロックを計数するカウンタと、
    前記カウンタによるカウント値に基づいて前記撮像信号の有無を示す有効フラグを生成する有効フラグ生成手段と、
    前記有効フラグに基づいて前記信号処理のためのクロックの発生を制御するクロック制御手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  10. 被写体からの光を光電変換してそれぞれnビット(nは自然数)の撮像信号を生成する複数の撮像素子を含む撮像回路と、前記撮像信号に対して所定の信号処理を施す画像処理回路と、前記撮像回路から前記画像処理回路へ前記撮像信号を最大Lチャンネル(Lは自然数)によってシリアル転送する転送回路と、前記転送回路における前記Lチャンネルのうち転送に用いられるチャンネル数W(Wは自然数)を動作モードに応じて設定する制御回路とを具備する撮像装置における撮像回路であって、
    前記複数の撮像素子の各々から生成されたW個の撮像信号をそれぞれシリアル信号に変換するシリアル変換手段と、
    前記シリアル信号への変換の前または後に前記撮像信号に関するnビットの同期コードを生成して前記シリアル信号に埋め込む同期コード生成手段と
    を備えることを特徴とする撮像回路。
  11. 被写体からの光を光電変換してそれぞれnビット(nは自然数)の撮像信号を生成する複数の撮像素子を含む撮像回路と、前記撮像信号に対して所定の信号処理を施す画像処理回路と、前記撮像回路から前記画像処理回路へ前記撮像信号を最大Lチャンネル(Lは自然数)によってシリアル転送する転送回路と、前記転送回路における前記Lチャンネルのうち転送に用いられるチャンネル数W(Wは自然数)を動作モードに応じて設定する制御回路とを具備する撮像装置における画像処理回路であって、
    前記転送されたWチャンネルのシリアル信号のそれぞれをパラレル変換してW個のMビット(Mは自然数)のパラレル信号を出力するパラレル変換手段と、
    前記パラレル信号において埋め込まれた同期コードを検出してその同期コードのタイミングに応じて前記nビットの撮像信号を復元する復元手段と
    を備えることを特徴とする画像処理回路。
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