JP2015080702A - 内視鏡装置 - Google Patents

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Tetsushi Kobayashi
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Abstract

【課題】内視鏡装置において、簡易な構成で同期ずれなく画素データを高速シリアル伝送する。【解決手段】ビデオスコープ先端部に設けられた送信部において、シリアル画素データに対し所定間隔で同期クロックEDを埋め込み、シリアルデータPDSをプロセッサ側へ送信する。さらに、クロック信号に対応したシリアルデータを初期設定として送信し、受信部においてそのデータから同期用クロック信号を生成する。さらに、シリアル画素データブロックそれぞれにおいて、12ビットの画素データをビット列中央部の位置にする一方、同期信号を同期クロックEDの隣、あるいはその傍に配置するデータ配列順に変換する。【選択図】図6

Description

本発明は、スコープ(内視鏡)によって器官内壁などの被写体を観察、処置等する内視鏡装置に関し、特に、スコープ先端部に設けられた撮像素子から読み出される画素信号のシリアル伝送に関する。
電子内視鏡装置においては、撮像素子がビデオスコープ先端部に設けられており、撮像素子から読み出されたアナログ画像信号は、ビデオスコープ内部に配線された信号線によってスコープ基端側/プロセッサ側へ伝送される。そして、スコープコネクタ部あるいはプロセッサ内部に設けられた画像処理回路においてデジタル化され、画像信号が生成される。
CCDを使用する場合、アナログ画素信号をスコープ先端部からプロセッサ側へ伝送する。このとき、信号線が比較的長いためにノイズが生じ、観察画像の画質を低下させる。一方、CMOSを使用する場合、撮像チップとして構成されるため、スコープ先端部において画素信号をデジタル化し、パラレル/シリアル変換してからシリアル画素データをプロセッサ側へシリアル伝送することが可能である。
シリアル伝送としては、8b/10bと呼ばれるシリアル伝送方式が一般的に採用される(特許文献1参照)。具体的には、8b/10bのデータ変換表に基づき、撮像素子から読み出されるパラレル8ビットの画素データに対してクロックを埋め込み、ランレングスの短い10ビットデータに変換する。そして、パラレル/シリアル変換部によってパラレルデータをシリアルデータに変換し、プロセッサ側へ伝送する。
スコープのコネクタ部もしくはプロセッサ内に設けられる受信回路では、送られてきたシリアル信号の位相を検出してクロック信号を発生させる。8b/10b伝送方式では、埋め込んだクロックを10ビットデータから自動的に抽出可能なデータ配列になっており、新たに抽出したクロック信号によって画素データをリタイミングする。
これにより、1GHzレベルで高速シリアル伝送した場合に生じる画素データ伝送周波数とクロック信号との同期ずれを解消し、プロセッサ側のクロックと同期する画素データを生成することができる。その後、シリアル/パラレル変換部によってシリアルデータをパラレルデータに変換し、同じ8b/10b変換表に基づいて8ビットの画素データを復元する。
特開2009−201540号公報
8b/10b伝送方式のような高速シリアル伝送方式の場合、送信側、受信側にデータ量の大きい変換テーブルをメモリ等に格納し、データ変換処理回路を設ける必要がある。このような専用回路をスコープ先端部に設けることは、スコープ先端部をできる限り細径化することへの障害となる。また、変換処理回路を撮像素子傍に設けることで、画素信号を撮像素子から読み出すとき、ノイズを発生させる恐れがある。
一方、受信部側においてPLL回路を設け、埋め込まれたクロックに基づいて転送シリアルデータの位相をロックし、画素データを抽出する構成を考えた場合、画素データの影響によって埋め込まれたクロックに符号間干渉(ISI)が生じると、位相ロックが外れる恐れがある。
したがって、位相ロックによって同期をとる簡易な回路構成において、画素データをスコープ先端部からプロセッサ側へ同期ずれなく高速シリアル伝送することが求められる。
本発明の内視鏡装置はスコープ先端部に設けられた撮像素子と、スコープ先端部に設けられ、撮像素子から読み出される画素信号をデジタルシリアル化した画素データに対し、所定データ幅間隔で同期クロックを埋め込み、ビット列から成るシリアルデータを出力する送信部と、スコープ基端側もしくは内視鏡プロセッサに設けられ、同期クロックに基づき位相をロックし、受信したシリアルデータの中からシリアル画素データを抽出する受信部とを備える。
送信部は、同期クロックと同じ周波数でエッジ部分が現れるシリアルデータのイニシャルクロックデータを出力可能である。受信部は、受信したイニシャルクロックデータによって位相をロックするPLL回路を有する。そして、受信部は、位相ロック後に送られてくるシリアルデータに基づいて帰還抽出クロックを生成し、PLL回路に入力する帰還抽出クロックに従ってシリアル画素データを抽出する。あるいは、同期用クロックを併走させ、それに基づいてPLL回路の位相をロックし、同期ずれをなくすようにしてもよい。
本発明では、送信部が、シリアルデータのデータ配列順を変換することによって、相対的に時系列的変化の大きい画素データを同期クロック埋め込み位置から離れた位置に配置する。ここでの「離れた位置」は、同期クロックの隣あるいは隣付近の位置を示す。受信部は、受信したシリアルデータのデータ配列順を、変換前のデータ配列順に戻す。
送信部は、相対的に時系列的変化の少ないビットデータを、同期クロック埋め込み位置の隣もしくはその付近に配置することが可能である。例えば、送信部は、垂直同期信号などの同期データを、同期クロック埋め込み位置の隣もしくはその付近に配置する。
また、送信部は、時系列的データ変化の大きい画素データを、ビット列中央部に配置するようにしてもよい。例えば、送信部は、画素データ列の少なくとも一部を反転させる反転処理を実行する。
本発明の他の態様におけるビデオスコープは、スコープ先端部に設けられた撮像素子と、スコープ先端部に設けられ、撮像素子から読み出される画素信号をデジタルシリアル化した画素データに対し、所定データ幅間隔で同期クロックを埋め込み、ビット列から成るシリアルデータを出力する送信部と、スコープ基端側もしくは内視鏡プロセッサに設けられ、同期クロックに基づき位相をロックし、受信したシリアルデータの中からシリアル画素データを抽出する受信部とを備え、送信部が、シリアルデータのデータ配列順を変換することによって、相対的に時系列的変化の大きい画素データを同期クロック埋め込み位置から離れた位置に配置し、受信部が、受信したシリアルデータのデータ配列順を、変換前のデータ配列順に戻す。
このように本発明によれば、内視鏡装置において、簡易な構成で、同期ずれなく画素データを高速シリアル伝送することができる。
第1の実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。 送信部を含む撮像ユニットおよび受信部の詳細なブロック図である。 送信部の論理回路図である。 受信部に設けられた論理回路図である。 送信部におけるシリアルデータの配列順の変換を示した図である。 シリアルデータおよび帰還抽出クロックのタイミングチャートである。 受信側における同期調整処理のフローチャートである。 送信側におけるイニシャルクロックデータ送信処理のフローチャートである。 第2の実施形態におけるシリアルデータの配列変換を示した図である。
以下では、図面を参照して本実施形態である電子内視鏡装置について説明する。
図1は、第1の実施形態である電子内視鏡装置のブロック図である。
電子内視鏡装置は、その挿入部分が体内へ挿入されるビデオスコープ10と、プロセッサ30とを備え、ビデオスコープ10はプロセッサ30に着脱自在に接続される。プロセッサ30には、モニタ80が接続されている。
プロセッサ30は、放電ランプなどで構成される光源装置34を備える。光源装置34から出力される照明光は、集光レンズ(図示せず)を介して、ビデオスコープ10内に設けられたライトガイド11に入射する。ライトガイド11に入射した光は、ライトガイド11内部を通ってスコープ先端部10Tから射出し、配光レンズ14Aを介して被写体(観察対象)に照射される。
被写体で反射した照明光は、スコープ先端部に設けられた、カバーガラス14B、対物レンズ13を通り、これによって、対物レンズ13後方に位置する撮像ユニット12内に設けられたイメージセンサ52の受光面に被写体像が形成される。
イメージセンサ52は、例えばX−Yアドレス型撮像素子であり、ここではCMOSセンサによって構成される。イメージセンサ52において生じる1フィールド/フレーム分の画像信号は、撮像素子駆動回路19によって所定の読み出し時間間隔(例えば、1/60秒もしくは1/30秒間隔)で読み出される。イメージセンサ52には、Cy、Ye、G、MgあるいはR、G、Bから成る色要素をモザイク配列させた色フィルタが配設されており、カラー撮像方式として同時単板式が適用されている。
イメージセンサ52から読み出された画素信号は、デジタル化、シリアル化された後、ビデオスコープ10の基端側(プロセッサ接続側)に設けられたコネクタ部10Cへ送信部20によって送信される。コネクタ部10Cは、スコープコントローラ15、受信部16、画像処理回路17、タイミングジェネレータ18、撮像素子駆動回路19を備える。CPU、RAM、ROM(いずれも不図示)などを含むスコープコントローラ15は、撮像ユニット12、タイミングジェネレータ18などへ制御信号を送信し、スコープ動作全体を制御する。スコープ動作制御プログラムは、ROMに格納されている。
画像処理回路17では、送られてきたデジタル画素信号に対してホワイトバランス処理、ガンマ補正処理などの信号処理が施される。これにより、カラーデジタル画像信号が生成される。カラーデジタル画像信号は、プロセッサ30の後段処理回路32へ送られる。
後段処理回路32では、輪郭強調などの画像処理が施される。後段処理回路32から出力された画像信号が映像信号としてモニタ80に出力されることにより、観察画像が動画像としてモニタ80に表示される。
CPU、ROM、RAM(いずれも不図示)などを含むシステムコントロール回路40は、光源装置34などへ制御信号を出力し、プロセッサ30全体の動作を制御する。プロセッサ制御に関するプログラムは、ROMにあらかじめ格納されている。また、システムコントロール回路40は、スコープコントローラ15との間で相互通信可能である。
次に、図2〜4を用いて、ビデオスコープの先端側に設けられた送信部、およびプロセッサ側に設けられた受信部の構成を説明する。
図2は、送信部を含めた撮像ユニットおよび受信部の詳細なブロック図である。図3は、送信部の論理回路図である。図4は、受信部に設けられた論理回路の回路図である。
撮像ユニット12は、PLL回路51、CMOS型のイメージセンサ52、A/D変換器53、同期信号付加回路56、パラレル/シリアル変換器54、配列変換回路58、送信部20を備え、1つのデバイスとして構成される。PLL回路51は、位相検出器、LPF、VOC、分周器を備えており、所定の周波数でクロック信号を出力可能である。受信部16に設けられたPLL回路68から出力される基準クロック信号に基づき、所定の周波数のクロック信号を撮像ユニット12内の回路へ出力する。
イメージセンサ52から読み出された1フィールド/フレーム分のアナログ画素信号は、A/D変換器53によって12ビットのデジタルパラレル画素信号に変換される。デジタルパラレル信号は、パラレル/シリアル変換器54によってデジタルシリアル信号に変換される。パラレル/シリアル変換は、ここでは周波数600MHzで行われる。
同期信号付加回路56では、デジタルパラレル画素信号に対し、水平同期信号、水平同期信号など画素信号以外の信号(ビットデータ)が付加される。これにより、20ビットのデジタルシリアル信号(以下、シリアル画素データブロックという)が順次生成される。配列変換回路58では、後述するように、20ビット列から成るシリアル画素データブロックのデータ配列を調整、変換し、ビットデータの配列順を入れ替える。
図3に示すように、送信部20は、カウンタ22、エッジ出力部23、セレクタ24、フリップフロップ26、バッファ回路28を備える。送信部20では、入力された一連のシリアル画素データブロックの区切りとなるデータ幅間隔(ここでは20ビット間隔)で、クロックデータ(以下、同期クロックという)EDが埋め込まれる。
同期クロックEDは、エッジを形成するデータ「01」によって構成されるデータであり、同期クロックEDによってシリアル画素データブロックが20ビットずつ区分され、ワード境界が規定される。同期クロックEDの埋め込みは、カウンタ22によるデータ数のカウントおよびセレクタ24による出力選択動作によって行われる。
具体的に説明すると、伝送されるビットデータを20個分カウントする度に、エッジ出力部23から出力される同期クロックEDのデータ「01」を挿入し、エンベディットクロックのシリアルデータPDSを生成する。シリアルデータPDSは、高速の伝送レート(600Mbps)によって、コネクタ部10Cに設けられた受信部16へ伝送される。さらに、初期設定時においては、後述するイニシャルクロックデータICLが受信部16へ伝送される。
受信部16は、PLL回路120、論理回路122、セレクタ124、コントローラ130を備える。PLL回路120は、撮像ユニット12から送られてくるイニシャルクロックデータICLに応じて位相をロックし、周波数30MHz、600MHzのクロック信号をコントローラ130へ出力する。
さらにPLL回路120は、位相をわずかにシフトさせたクロックデータ対である位相シフトクロックデータAD、BDを論理回路122へ出力する。図4に示すように、論理回路122は、AND回路32、34と、OR回路36から構成される。
コントローラ130は、抽出クロックの検知(ラッチ)、同期ずれの検知および同期ずれの修正、シリアル画素データの抽出、元のデータ配列順の復元、およびシリアル/パラレル変換機能を備えている。PLL回路120を経由してコントローラ130に入力したシリアルデータPDSは、PLL回路120から出力される周波数30MHz、600MHzのクロック信号によって埋め込まれた同期クロックEDのデータを検出し、シリアル画素データブロックを分離、抽出する。
具体的に説明すると、ラッチ処理においては、位相ロック後のPLL回路120から出力される周波数30MHzのクロック信号(以下、抽出クロックという)SCLに従い、シリアルデータPDSの中から2ビットの隣接するデータを定期的に保持する。
同期ずれ検出に関しては、保持されたデータが埋め込んだ同期クロックEDのデータ配列「01」に相当するか否かを判断する。同期クロックEDを繰り返しラッチしている場合、PLL回路120から出力される抽出クロックSCLとシリアルデータPDSに埋め込まれた同期クロックEDとの間に同期ずれがないと判断する。一方、同期ずれがあると判断した場合、PLL回路120へ抽出クロックSCLの位相を、ずれに応じたシフト量だけシフトさせる制御信号を出力する。
このようなフィードバック制御により、同期クロックEDと抽出クロックSCLの位相が一致する。コントローラ130は、PLL回路120が位相ロックした状態において、抽出クロックSCLに従い、シリアルデータPDSの中から同期クロックEDを境界とするシリアル画素データブロックを順次取り出す。コントローラ130では、送信部20において変換されたデータ配列順が元の配列順に復元される。元の配列順となったシリアル画素データブロックは、パラレルデータに変換される。
図5は、シリアル画素データブロックにおけるデータ配列変換処理を示した図である。
20ビット列から成るシリアル画素データブロックは、12ビットデータのシリアル画素データと、VD、HD、FLDといった同期信号などそれ以外のビットデータから構成される。ここでは、「0」〜「19」によってデータの配列順(左〜右)を表している。
シリアル画素データの配列順はフォーマットに従う。ここでは、最下位ビットLSBに近づくほど画素データ値の時系列的変化が大きい配列順フォーマットになっている。配列変換前のシリアル画素データブロックにおいては、最下位ビットLSBが同期クロックEDと隣接し、最上位ビットMSBより右側の「16〜19」番目のビット位置には、垂直同期信号、水平同期信号、フィールド信号といったクロック用ビットデータなどが埋め込まれている。
撮像ユニット12の配列変換回路58では、このデータ配列順が変更される。具体的には、12ビット列のシリアル画素データはブロック中央部に配置され、埋め込み同期クロックEDの隣あるいはその付近に配置されないように、配列順が変更されている。代わりに、同期信号などの他の信号が埋め込み同期クロックEDの傍に配置される。
特に、埋め込み同期クロックEDに隣接する位置には、時系列的変化が少なく安定した垂直同期信号VD、フィールド信号FLDが配置される。受信部16のコントローラ130では、変換されたデータ配列を元に戻す処理が実行される。
次に、図6〜8を用いて、位相クロック、同期ずれ検出およびシリアル画素データブロックの抽出処理について説明する。
図6は、送信部20から送信されるシリアルデータPDSおよびイニシャルクロックデータICLと、論理回路によって生成されるクロック(以下では、帰還抽出クロックKCLという)を示した図である。
イニシャルクロックデータICLは、20ビットごとに「0」のデータ列と「1」のデータ列が交互に入れ替わり、同期クロックEDの位置に応じてエッジ部分が形成されるシリアルデータであり、送信されるシリアルデータPDSと同じ周波数をもつ。
PLL回路120は、イニシャルクロックデータICLが入力されると位相をロックし、上述したように、位相ロック後には、イニシャルクロックデータICLの位相をわずかにずらした1組の位相シフトクロックデータAD、BDを論理回路122へ出力する。
1組の位相シフトクロックデータAD、BDは、イニシャルクロックデータICLを正負反対方向に同じシフト量Zだけ位相シフトさせたデータであり、シフト量Zは、同期クロックEDを埋め込むタイミングT内に収まっている。
1組の位相シフトクロックデータAD、BDは、イニシャルクロックデータICLに対応するクロックデータを論理回路122によって生成するために作り出されるシリアルデータである。これをPLL回路120へ入力させることにより、PLL回路120は、このデータを下にして位相をロックし、所定の周波数のクロック信号を出力することができる。
PLL回路120へ入力される帰還抽出クロックKCLの入力デューティー比は、40〜60パーセントの範囲(ここでは、およそ50パーセント)に収まるように規定されている。これは、水晶などによって基準クロック信号を発生させるときの規格、仕様に従ったものである。PLL回路120は、自ら出力した位相シフトクロックデータAD、BDを出力し、論理回路122によって、PLL回路120へ入力すべきクロック信号が生成される。
図7は、受信側における同期調整処理のフローチャートである。図8は、送信側におけるイニシャルクロックデータ送信処理のフローチャートである。
まず、シリアルデータPDSを送信する前段階において、イニシャルクロックデータを送信部から送信する。撮像ユニット12は、イニシャルクロックデータICLの送信要求があると、イニシャルクロックデータICLをトレーニングパターン(初期パターンデータ)として送信する(図8のS201、S202)。
受信側では、セレクタ124の切り替えによってイニシャルクロックデータICLがPLL回路120に入力し(S101)、PLL回路120において位相がロックする(図7のS102、S103)。PLL回路120が位相ロックすると、シリアルデータ伝送を送信部20へ要求する(S104)。これによって、同期クロックEDが埋め込まれたシリアルデータPDSが受信部16へ送信される(図8のS203)。
また、受信部16では、シリアルデータ送信要求とともに、セレクタ124を切り替える。それとともに、PLL回路120は、位相ロック後に位相シフトした位相シフトクロックデータAD、BDを論理回路122へ出力する(S104、S105)。これにより、帰還抽出クロックKCLによってシリアルデータの中から画素データが抽出される。
コントローラ130は、帰還抽出クロックKCLに従ってラッチするデータが同期クロックEDのデータ「01」であるか判断し、定期的に同期クロックEDが続けてラッチされない場合、再度、イニシャルクロックデータICLを送信するように要求する(S106、S101)。これによって、再びPLL回路120がイニシャルクロックデータICLに基づいて位相ロックする。シリアルデータ転送中、PLL回路120は、帰還抽出クロックKCLに従って位相をロックし続ける。
このように本実施形態によれば、ビデオスコープ先端部に設けられた送信部20において、シリアル画素データに対し所定間隔で同期クロックEDを埋め込み、シリアルデータPDSをプロセッサ側へ送信する。さらに、クロック信号に対応したシリアルデータ(トレーニングパターン)を初期設定として送信し、受信部においてそのデータから同期用クロック信号を生成する。
受信部16では、PLL回路120がイニシャルクロックデータICLによって位相をロックし、位相シフトクロックデータAD、BDを出力する。そして、論理回路122によって、PLL回路120へ自己帰還させる帰還抽出クロックKCLを生成し、シリアルデータ転送中の間、帰還抽出クロックKCLによってPLL回路120が位相ロックし続ける。コントローラ130は、同期クロックEDを正確にラッチしているか確認し、同期ずれが生じている場合、再びイニシャルクロックデータICLを送信させ、再度位相を調整する。
8b/10b伝送方式のような変換テーブルを用いることなく、埋め込んだ同期クロックを正確に検知し、シリアル画素データを取り出すことができる。特に、スコープ先端部における回路構成としてはデータ量の大きな変換テーブルを有するメモリ等を格納する必要がないため、スコープ先端部の回路構成が簡素化できる。
さらに本実施形態では、シリアル画素データブロックそれぞれにおいて、12ビットの画素データをビット列中央部の位置に、同期信号(クロック用ビットデータ)が同期クロックEDの隣、あるいはその傍に配置するデータ配列順に変換する処理が実行される。
同期クロックEDの隣接位置、あるいは隣接していなくても同期クロックED付近に時系列変化の大きいビットデータが配置されると、符号間干渉(ISI)が生じやすい。そのため、同期クロックEDがずれ、PLL回路による位相ロックが外れる恐れがある。
しかしながら、12ビットの画素データの中で時系列変化の大きい0番目のLSB画素データを同期クロックEDから離れた位置に配置することにより、符号間干渉(ISI)が生じるのを防ぐことができる。そして、時系列的変化の少ない同期データを隣接位置に配置するため、符号間干渉(ISI)を十分に抑制することができる。
次に、図9を用いて、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、20ビット列の画素データに対し反転処理を施し、配列順を入れ替える。
図9は、第2の実施形態におけるシリアル画素データブロックのデータ配列順の変換を示した図である。
第2の実施形態では、シリアル画素データブロック全体が画素データによって構成される。そして、0〜19の順番で並ぶ画素データは、配列変換回路における反転処理によって20ビット列中央位置から両端の同期クロックEDに向けて交互に振り分けられるように変換される(図9(A)参照)。あるいは、20ビット列中央位置から0〜9番の画素データが反転した並びに変換される(図9(B)参照)。受信部のコントローラでは、変換されたデータ順を元に戻す。
このように画素データのみから構成される場合、時系列変化の大きいLSBの画素データをビット列中央部に配置し、同期クロックEDから離すことにより、符号間干渉(ISI)を抑制することができる。
LSB側に時系列変化の大きい画素データが配置されないデータフォーマットの場合、フォーマットに合わせて画素データの配列順を調整すればよい。また、第1の実施形態においても、同様に画素データ列に対し反転処理を実行することも可能である。相対的に時系列的データ変化の大きいビットデータを同期クロックの隣あるいはその付近から離すように構成すればよい。
10 ビデオスコープ
12 撮像ユニット
16 受信部
20 送信部
30 プロセッサ
58 配列変換回路
ED 同期クロック
PDS シリアルデータ
KCL 帰還抽出クロック
SCL 抽出クロック
ICL イニシャルクロックデータ

Claims (6)

  1. スコープ先端部に設けられた撮像素子と、
    スコープ先端部に設けられ、前記撮像素子から読み出される画素信号をデジタルシリアル化した画素データに対し、所定データ幅間隔で同期クロックを埋め込み、ビット列から成るシリアルデータを出力する送信部と、
    スコープ基端側もしくは内視鏡プロセッサに設けられ、同期クロックに基づき位相をロックし、受信したシリアルデータの中からシリアル画素データを抽出する受信部とを備え、
    前記送信部が、シリアルデータのデータ配列順を変換することによって、相対的に時系列的変化の大きい画素データを同期クロック埋め込み位置から離れた位置に配置し、
    前記受信部が、受信したシリアルデータのデータ配列順を、変換前のデータ配列順に戻すことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 前記送信部が、相対的に時系列的変化の少ないビットデータを、同期クロック埋め込み位置の隣もしくはその付近に配置することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
  3. 前記送信部が、同期データを、同期クロック埋め込み位置の隣もしくはその付近に配置することを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の内視鏡装置。
  4. 前記送信部が、時系列的データ変化の大きい画素データを、ビット列中央部に配置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の内視鏡装置。
  5. 前記送信部が、画素データ列の少なくとも一部を反転させる反転処理を実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の内視鏡装置。
  6. スコープ先端部に設けられた撮像素子と、
    スコープ先端部に設けられ、前記撮像素子から読み出される画素信号をデジタルシリアル化した画素データに対し、所定データ幅間隔で同期クロックを埋め込み、ビット列から成るシリアルデータを出力する送信部と、
    スコープ基端側もしくは内視鏡プロセッサに設けられ、同期クロックに基づき位相をロックし、受信したシリアルデータの中からシリアル画素データを抽出する受信部とを備え、
    前記送信部が、シリアルデータのデータ配列順を変換することによって、相対的に時系列的変化の大きい画素データを同期クロック埋め込み位置から離れた位置に配置し、
    前記受信部が、受信したシリアルデータのデータ配列順を、変換前のデータ配列順に戻すことを特徴とするビデオスコープ。
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