JP2008282897A - 半導体装置、電気光学装置、および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置、電気光学装置、および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体基板に下地絶縁層が形成され、この下地絶縁層の上層側に電界効果型トランジスタが形成されている場合でも、電界効果型トランジスタを温度上昇させる原因となる熱を半導体基板に効率よく逃がすことのできる半導体装置、電気光学装置、および半導体装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】反射型液晶装置100の素子基板10は、単結晶シリコン基板からなる半導体基板1sと、この半導体基板1sの表面に形成されたシリコン酸化膜からなる下地絶縁層1tと、この下地絶縁層1tの上層に形成された電界効果型トランジスタ30とを備えている。ゲート電極3cの上層側には、シリコン窒化膜からなる放熱用絶縁膜4が形成され、下地絶縁層1tには、放熱用絶縁膜4を半導体基板1sに直接、接続させるコンタクトホール1uが形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体基板の表面に形成された下地絶縁層上に電界効果型トランジスタが形成された半導体装置、この半導体層を素子基板として用いた電気光学装置、および半導体装置の製造方法に関するものである。
各種の電気光学装置のうち、液晶装置は、素子基板と対向基板とが対向配置されているとともに、素子基板と対向基板との間に電気光学物質としての液晶が保持されている。素子基板は、画素電極および画素スイッチング用の電界効果型トランジスタが形成された半導体装置として構成されている。
また、液晶装置のうち、反射型の液晶装置では、素子基板に光反射層が形成されており、対向基板側から入射した光は、光反射層で反射して対向基板側から出射される間に光変調されて、画像を表示する。このような反射型の液晶装置では、入射した光の全てが反射されるわけではなく、その多くは熱エネルギーに変換され、吸収される。この結果、液晶装置の温度が上昇し、この温度上昇は、電界効果型トランジスタの誤動作や液晶の変質、劣化などの原因となる。
そこで、素子基板の基体としてシリコン基板を用いるとともに、シリコン基板の裏面(対向基板との対向面と反対側の面)に放熱フィンを配置して放熱特性を向上させることにより、温度上昇を防止する構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開平9−166790号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、電界効果型トランジスタがシリコン基板自身に作りこまれているので、電界効果型トランジスタを温度上昇させる原因となる熱はシリコン基板を介して放熱されるが、シリコン基板にシリコン酸化膜からなる下地絶縁層が形成され、この下地絶縁層の上層側に電界効果型トランジスタが形成されている場合、シリコン酸化膜の熱伝導率が金属やシリコンと比べて2桁以上低いため、電界効果型トランジスタを温度上昇させる原因となる熱がシリコン基板に効率よく伝達されないという問題点がある。
以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、半導体基板に下地絶縁層が形成され、この下地絶縁層の上層側に電界効果型トランジスタが形成されている場合でも、電界効果型トランジスタを温度上昇させる原因となる熱を半導体基板に効率よく逃がすことのできる半導体装置、この半導体層を素子基板として用いた電気光学装置、および半導体装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、半導体基板と、該半導体基板の表面に形成された下地絶縁層と、該下地絶縁層の上層側に形成された電界効果型トランジスタとを有する半導体装置において、前記電界効果型トランジスタを構成する半導体層より上層側には、前記下地絶縁層よりも熱伝導率の高い放熱用絶縁膜が形成され、前記下地絶縁層には、前記放熱用絶縁膜を前記半導体基板に接続させる第1の放熱用コンタクトホールが形成されていることを特徴とする。
本発明では、電界効果型トランジスタを構成する半導体層より上層側には、下地絶縁層よりも熱伝導率の高い放熱用絶縁膜が形成され、この放熱用絶縁膜によって、電界効果型トランジスタを温度上昇させる原因となる熱を逃がすことができる。ここで、電界効果型トランジスタは、半導体基板の表面に形成された下地絶縁層の上層側に形成されていることから、放熱用絶縁膜も下地絶縁層の上層側に形成されているので、放熱用絶縁膜から半導体基板への放熱は、下地絶縁層によって阻害されることになるが、本発明において、下地絶縁層には、放熱用絶縁膜を半導体基板に接続させる第1の放熱用コンタクトホールが形成されているため、放熱用絶縁膜から半導体基板への放熱がスムーズである。それ故、半導体基板に下地絶縁層が形成され、この下地絶縁層の上層側に電界効果型トランジスタが形成されている場合でも、電界効果型トランジスタを温度上昇させる原因となる熱を半導体基板に効率よく逃がすことができる。それ故、電界効果型トランジスタの誤動作を防止することができるとともに、電界効果型トランジスタの信頼性を向上することができる。
本発明において、前記下地絶縁層は、例えばシリコン酸化膜であり、前記放熱用絶縁膜は、例えばシリコン窒化膜である。
本発明において、前記電界効果型トランジスタでは、前記半導体層の上層にゲート絶縁層およびゲート電極が積層され、前記放熱用絶縁膜は、前記ゲート電極を覆うように形成されている構成を採用することができる。このように構成すると、電界効果型トランジスタと放熱用絶縁膜とが近接しているので、電界効果型トランジスタを温度上昇させる原因となる熱を半導体基板に効率よく逃がすことができる。
本発明において、前記半導体層は、前記電界効果型トランジスタのチャネル領域から延びて前記ゲート電極の端縁から張り出した張り出し部分を備え、前記ゲート絶縁層には、前記張り出し部分と前記放熱用絶縁膜とを接続する開口部が形成されていることが好ましい。このように構成すると、周辺からチャネル領域への熱の伝達を放熱用絶縁膜によって阻止することができるとともに、チャネル領域で発生した熱を放熱用絶縁膜を介して効率よく放熱できる。それ故、電界効果型トランジスタの誤動作を防止することができるとともに、電界効果型トランジスタの信頼性を向上することができる。
本発明において、前記放熱用絶縁膜の上層側に1層乃至複数層の絶縁膜からなる層間絶縁膜が形成され、前記層間絶縁膜には、当該層間絶縁膜の上層に形成された金属層を直接、あるいは他の金属層を介して前記放熱用絶縁膜の上面に接続させる第2の放熱用コンタクトホールが形成されていることが好ましい。このように構成すると、金属層および放熱用絶縁膜を介して半導体基板に熱を効率よく逃がすことができる。
本発明を適用した半導体装置は、液晶装置や有機エレクトロルミネッセンス装置などといった電気光学装置の素子基板として用いることができる。この場合、前記素子基板には、複数の画素の各々に前記電界効果型トランジスタが画素スイッチング素子として形成されることになる。
また、本発明を適用した電気光学装置は、反射型の液晶装置や、反射層を備えた有機エレクトロルミネッセンス装置などといった電気光学装置の素子基板として用いることができる。この場合、前記素子基板には、複数の画素の各々に前記電界効果型トランジスタが画素スイッチング素子として形成されるとともに、層間絶縁膜の上層に金属層が形成され、当該金属層には光反射層が含まれている構成とする。
本発明では、半導体基板と、該半導体基板の表面に形成された下地絶縁層と、該下地絶縁層の上層側に形成された電界効果型トランジスタとを有する半導体装置の製造方法において、前記下地絶縁層に第1の放熱用コンタクトホールを形成する第1の放熱用コンタクトホール形成工程と、前記電界効果型トランジスタを構成する半導体層より上層側に、前記下地絶縁層よりも熱伝導率の高い放熱用絶縁膜を前記第1の放熱用コンタクトホールを介して前記半導体基板に接続するように形成する放熱用絶縁膜形成工程と、を有することを特徴とする。このように構成すると、放熱用絶縁膜によって、電界効果型トランジスタを温度上昇させる原因となる熱を半導体基板に効率よく逃がすことができる。
本発明では、前記放熱用絶縁膜の上層側に1乃至複数層の層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、前記層間絶縁膜に第2の放熱用コンタクトホールを形成する第2の放熱用コンタクトホール形成工程と、前記層間絶縁膜の最上層に、前記第2の放熱用コンタクトホールを介して直接、あるいは他の金属層を介して前記放熱用絶縁膜に接続する金属層を形成する金属層形成工程と、有する構成を採用することが好ましい。このように構成すると、金属層および放熱用絶縁膜を介して半導体基板に熱を効率よく逃がすことができる。
本発明を適用した反射型液晶装置は、投射型表示装置や、携帯電話機などのモバイル機器といった電子機器に用いられる。
以下、本発明の実施の形態として、本発明を適用した半導体装置の一例として、電気的光学装置の素子基板に本発明を適用した場合を説明する。また、以下の説明では、本発明を適用した電気光学装置の一例として、反射型液晶装置を例示する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る反射型液晶装置(電気光学装置)をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。図2は、本発明を適用した反射型液晶装置の画像表示領域などの電気的な構成を示す等価回路図である。
図1(a)、(b)に示す反射型液晶装置100は、素子基板10(半導体装置)と、この素子基板10に対向する対向基板20とを備えており、素子基板10と対向基板20とは、シール材52を介して貼り合わされて対向している。シール材52の内側領域にはTN(Twisted Nematic)液晶などからなる液晶層50が保持されている。シール材52には、液晶注入口52aが形成されており、この液晶注入口52aは、液晶を注入した後、封止材25により封止されている。対向基板20には、シール材52の内側に並行して額縁としての遮光膜53が形成されており、その内側領域が画像表示装置10aとして利用される。対向基板20の内面(液晶層50側)には略全面に共通電極21が形成されている。
素子基板10において、シール材52の外側の領域には、データ線駆動回路101および実装パッド102が素子基板10の一辺に沿って形成されており、この一辺に隣接する2辺に沿っては、走査線駆動回路104が形成されている。実装パッド102からデータ線駆動回路101および走査線駆動回路104に向けては複数の配線109が延びている。また、素子基板10には、実装パッド102を利用して、IC107が実装されたフレキシブル基板108が接続されている。素子基板10の残る一辺には、画像表示領域10aの両側に設けられた走査線駆動回路104を接続するための複数の配線105が形成されている。対向基板20の四隅には、素子基板10と対向基板20との間で電気的導通をとるための上下導通材106が形成されている。また、素子基板10において、画素表示領域10aには複数の画素電極9aがマトリクス状に形成されている。
図2に示すように、反射型液晶装置100の素子基板10において、画像表示領域10aを構成するマトリクス状の複数の画素100aの各々には、図1(b)に示す画素電極9a、液晶層50、および共通電極21により構成された液晶容量50aと、画素電極9aをスイッチング制御するための画素スイッチング素子としてのMOS型の電界効果型トランジスタ30とが形成されている。また、画像表示領域10aには、画像信号を供給するための複数のデータ線6aと、走査信号を供給するための複数の走査線3aとが互いに交差する方向に延びており、データ線6aはデータ線駆動回路101に接続され、走査線3aは走査線駆動回路104に接続されている。電界効果型トランジスタ30のソースにはデータ線6aが接続し、電界効果型トランジスタ30のゲートには走査線3aが接続されている。画素電極9aは、電界効果型トランジスタ30のドレインに電気的に接続されており、電界効果型トランジスタ30を一定期間だけそのオン状態とすることにより、データ線6aから供給されるデータ信号を各画素100aに所定のタイミングで書き込む。そして、液晶容量50aに書き込まれた所定レベルの画素信号は一定期間保持される。
ここで、液晶容量50aに並列に蓄積容量70が形成されており、蓄積容量70によって、画素電極9aの電圧は、例えば、ソース電圧が印加された時間よりも3桁も長い時間だけ保持される。これにより、電荷の保持特性は改善され、コントラスト比の高い表示を行うことのできる反射型液晶装置100を実現できる。本形態では、蓄積容量70を構成するために、走査線3aと並列するように容量線3bが形成されており、かかる容量線3bは共通電位線(COM)に接続され、所定の電位に保持されている。なお、蓄積容量70は前段の走査線3aとの間に形成される場合もある。
なお、反射型液晶装置100は、電源回路201、画像処理回路202およびタイミング発生回路203を備えており、これらの回路は、図1(a)、(b)に示すIC107などに構成されている。タイミング発生回路203では、各画素100aを駆動するためのドットクロックが生成され、このドットクロックに基づいて、クロック信号VCK、HCK、反転クロック信号VCKB、HCKB、転送開始パルスHSP、VSPが生成され、素子基板10に供給される。画像処理回路202は、外部から入力画像データが入力されると、この入力画像データに基づいて画像信号を生成し、素子基板10に供給する。電源回路201は、複数の電源VDD、VSS、VHH、VLLを生成して素子基板10に供給する。
(画素の具体的構成)
図3(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る反射型液晶装置100の素子基板10において相隣接する画素の平面図、および図3(a)のA−A′線に相当する位置で反射型液晶装置100を切断したときの断面図である。なお、図3(a)では、半導体層は細くて短い点線で示し、走査線3aおよび容量線3bは太い実線で示し、データ線6aおよびそれと同時形成された薄膜は一点鎖線で示し、中継電極は二点鎖線で示し、画素電極9aは太くて長い点線で示してある。
図3(a)に示すように、素子基板10上には、複数の画素100aの各々に矩形状の画素電極9aが形成されており、各画素電極9aの縦横の境界に各々沿ってデータ線6aおよび走査線3aが形成されている。走査線3aに並列して容量線3bが形成され、データ線6aと走査線3aとが交差する領域に電界効果型トランジスタ30が形成されている。また、電界効果型トランジスタ30を構成する半導体層1aの延設部分1f、および容量線3bとの重なり部分を利用して蓄積容量70が構成されている。
図3(b)に示すように、素子基板10は、単結晶シリコン基板からなる半導体基板1s、その液晶層50側の表面に形成された画素電極9a、画素スイッチング用の電界効果型トランジスタ30、および配向膜16を主体として構成されており、対向基板20は、石英基板やガラスガラス基板からなる透光性基板20d、その液晶層50側表面に形成された共通電極21、および配向膜22を主体として構成されている。また、対向基板20には、素子基板10において電界効果型トランジスタ30が形成されている領域、および画素電極9aの境界領域と対向する領域にブラックマトリクスと称せられる遮光膜23が形成されている。
素子基板10において、半導体基板1sの表面にはシリコン酸化膜からなる下地絶縁層1tが形成されており、下地絶縁層1tの上層には島状の半導体層1aが形成されている。半導体層1aには、走査線3aの一部からなるゲート電極3cに対してゲート絶縁層2を介して対向するチャネル領域1c、ソース領域1dおよびドレイン領域1eが形成されている。なお、電界効果型トランジスタ30は、LDD(Lightly Doped Drain)構造を有する場合があり、この場合、半導体層1aには、チャネル領域1cの両側に低濃度ソース領域および低濃度ドレイン領域が形成される。
本形態において、半導体層1aは、単結晶シリコン層によって構成され、ゲート絶縁層2は、半導体層1aに対する熱酸化により形成されたシリコン酸化膜である。このような構成の素子基板10は、後述するように、半導体基板への酸素イオンの注入により、半導体基板の厚さ方向の途中位置に下地絶縁層1tを形成することにより構成することが形成できる。なお、半導体基板1sの表面に下地絶縁層1tおよび単結晶シリコン層からなる半導体層1aを備えた構造は、2枚の単結晶シリコン基板を絶縁層を介して貼り合わされたSOI(Silicon On Insulator)基板を用いることによっても実現することができる。
本形態では、走査線3aの上層には、膜厚が100nm〜200nm程度のシリコン窒化膜膜からなる放熱用絶縁膜4が形成されている。かかる放熱用絶縁膜4は、下地絶縁層1tより上層側に形成されているが、下地絶縁層1tには第1の放熱用コンタクトホール1uが形成されている。このため、放熱用絶縁膜4は、下地絶縁層1tの放熱用コンタクトホール1u(第1の放熱用コンタクトホール)を介して半導体基板1sに接続している。
また、放熱用絶縁膜4の上層には第1の層間絶縁膜11が形成されており、第1の層間絶縁膜11、放熱用絶縁膜4およびゲート絶縁層2には、ソース領域1dおよびドレイン領域1eに到達するコンタクトホール11a、11bが形成されている。第1の層間絶縁膜11の上層には中継電極5a、5bが形成されており、中継電極5a、5bは各々、コンタクトホール11a、11bを介してソース領域1dおよびドレイン領域1eに電気的に接続されている。
また、本形態では、第1の層間絶縁膜11には、放熱用絶縁膜4の上面に到達するコンタクトホール11c(第2の放熱用コンタクトホール)が形成されている。第1の層間絶縁膜11の上層には、放熱用の中継電極5cが形成されており、中継電極5cは、放熱用絶縁膜4の上面に接続されている。
第1の層間絶縁膜11の上層には第2の層間絶縁膜12が形成されており、第2の層間絶縁膜12には、中継電極5a、5bに到達するコンタクトホール12a、12bが形成されている。第2の層間絶縁膜12の上層にはデータ線6aおよびドレイン電極6bが形成されており、データ線6aおよびドレイン電極6bは各々、コンタクトホール12a、12bを介して中継電極5a、5bに電気的に接続されている。
また、本形態では、第2の層間絶縁膜12には、放熱用の中継電極5cの上面に到達するコンタクトホール12c(第2の放熱用コンタクトホール)が形成されている。第2の層間絶縁膜12の上層には、放熱用の中継電極6cが形成されており、中継電極6cは、コンタクトホール12cを介して中継電極5cの上面に接続されている。
第2の層間絶縁膜12の上層には第3の層間絶縁膜13が形成されており、第3の層間絶縁膜13には、ドレイン電極6bの上面に到達するコンタクトホール13bが形成されている。第3の層間絶縁膜13の上層には画素電極9aが形成されており、画素電極9aは、コンタクトホール13bを介してドレイン電極6bに電気的に接続されている。
ここで、画素電極9aは、アルミニウム、銀あるいはそれらの合金からなり、対向基板20の側から入射した光を対向基板20側に向けて反射する光反射層として機能する。
また、本形態では、第3の層間絶縁膜13には、放熱用の中継電極6cの上面に到達するコンタクトホール13c(第2の放熱用コンタクトホール)が形成されており、画素電極9aは、コンタクトホール13cを介して中継電極6cの上面にも接続されている。このようにして、層間絶縁膜(第1の層間絶縁膜11、第2の層間絶縁膜12および第3の層間絶縁膜13)の最上層に形成された画素電極9aは、コンタクトホール13c、12c、11c、および中継電極6c、5cを介して放熱用絶縁膜4の上面に接続されている。
(本形態の主な効果)
本形態の反射型液晶装置100は、後述する投射型表示装置などに用いた場合、光源部からの光が対向基板20の側から入射した後、画素電極9aで反射して再び、対向基板20から出射される間に光変調されて画像を表示する。その際、入射した光の全てが反射されるわけではなく、その多くは熱エネルギーに変換され、吸収される。この結果、反射型液晶装置100では温度が上昇する、しかるに本形態の素子基板10(半導体装置)および反射型液晶装置100(電気光学装置)では、電界効果型トランジスタ30を構成する半導体層1aより上層側には、下地絶縁層1tよりも熱伝導率の高い放熱用絶縁膜4が形成され、この放熱用絶縁膜4によって、電界効果型トランジスタ30、素子基板10全体、液晶装置100全体を温度上昇させる原因となる熱を逃がすことができる。
ここで、放熱用絶縁膜4は下地絶縁層1tの上層側に形成されているので、放熱用絶縁膜4から半導体基板1sへの放熱は、下地絶縁層1tによって阻害されることになるが、本形態において、下地絶縁層1tには、放熱用絶縁膜4を半導体基板1sに直接、接続させるコンタクトホール1u(第1の放熱用コンタクトホール)が形成されている。このため、放熱用絶縁膜4から半導体基板1sへの放熱がスムーズである。それ故、半導体基板1sに下地絶縁層1tが形成され、この下地絶縁層1tの上層側に電界効果型トランジスタ30が形成されている場合でも、電界効果型トランジスタ30を温度上昇させる原因となる熱を半導体基板1sに効率よく逃がすことができる。
また、放熱用絶縁膜4はゲート電極3cを覆うように形成され、電界効果型トランジスタ30と放熱用絶縁膜4とが近接しているので、電界効果型トランジスタ30を温度上昇させる原因となる熱を半導体基板1sに効率よく逃がすことができる。それ故、電界効果型トランジスタ30の誤動作を防止することができるとともに、電界効果型トランジスタ30の信頼性を向上することができる。
また、層間絶縁膜(第1の層間絶縁膜11、第2の層間絶縁膜12および第3の層間絶縁膜13)には、第1の層間絶縁膜11の上層に形成された画素電極9aを他の金属層(中継電極6c、5c)を介して放熱用絶縁膜4の上面に接続されるコンタクトホール13c、12c、11c(第2の放熱用コンタクトホール)が形成されている。このため、画素電極9aから半導体基板1sへの熱の伝達経路においては、熱伝導性が低い膜、すなわち、熱伝導性が1W/mK以下のシリコン酸化膜が存在しない。従って、画素電極9aに吸収された熱を容易に半導体基板1sの裏面へと逃がすことができる。それ故、素子基板10全体あるいは反射型液晶装置100全体の温度上昇を防止することができるので、液晶層50の熱劣化などを防止することができる。
さらに、本形態では、放熱用絶縁膜4としてシリコン窒化膜を用いたため、放熱用絶縁膜4は絶縁性も高い。従って、放熱用絶縁膜4は、画素電極9aと半導体基板1sとの間で電気的な短絡が発生することがない。
さたにまた、放熱用絶縁膜4として用いたシリコン窒化膜は、水分や不純物に対するバリア性も高い。それ故、電界効果型トランジスタ30に水分や不純物が浸透することを防止することもできる。
(素子基板の製造方法)
図4(a)〜(i)は、本発明の実施の形態1に係る反射型液晶装置100に用いた素子基板10の製造方法を示す工程断面図である。本形態の反射型液晶装置100に用いられる素子基板10を製造するには、まず、SOI基板を製造する。それにはまず、図4(a)に示すように単結晶シリコン基板1を用意する。次に、図4(b)に示すように単結晶シリコン基板1の内部に酸素イオンをドープすることにより、単結晶シリコン基板1の厚さ方向の途中位置にシリコン酸化膜からなる下地絶縁層1tを形成した後、高温でアニール処理を施すことにより、半導体基板1s、下地絶縁層1tおよび半導体層1wが積層されたSOI基板を製造する。
次に、図4(c)に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて半導体層1wをパターニングすることにより、島状の半導体層1aを形成する。
次に、図4(d)に示すように、半導体層1aの表面に熱酸化を行うことで、半導体層1aの表面にゲート絶縁層2を形成する。次に、半導体層1aにおいて、蓄積容量70を形成するための延設部分1fに不純物を導入する。
次に、スパッタ法や蒸着法などにより、全面に導電膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いて導電膜をパターニングし、図4(e)に示すように、走査線3a(ゲート電極3c)および容量線3bを形成する。次に、走査線3a(ゲート電極3c)をマスクとして、N型の不純物(例えば、リンイオン)を半導体層1aに打ち込むことにより、ソース領域1dおよびドレイン領域1eを形成する。半導体層1aのうち、不純物が打ち込まれなかった部分がチャネル領域1cとなる。なお、駆動回路にPチャネル型の電界効果型トランジスタを用いた場合には、同様な方法でP型の不純物(例えば、ボロンイオン)を半導体層に打ち込む。
次に、図4(f)に示す第1の放熱用コンタクトホール形成工程では、フォトリソグラフィ技術を用いて、下地絶縁層1tの一部をエッチングすることにより、下地絶縁層1tにコンタクトホール1uを形成し、半導体基板1sの一部を露出させる。コンタクトホール1uは、画素電極9aと厚さ方向にて重なる位置に形成する。
次に、図4(g)に示す放熱用絶縁膜形成工程では、CVD法などを用いて、電界効果型トランジスタ30のゲート電極3cも含めて全面に窒化シリコン膜からなる放熱用絶縁膜4を形成する。
次に、図4(h)に示すように、放熱用絶縁膜4の上層側にシリコン酸化膜からなる第1の層間絶縁膜11を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いてコンタクトホール11a、11bを形成する。また、コンタクトホール11a、11bと同時に、あるいはコンタクトホール11a、11bの形成工程とは別工程において、フォトリソグラフィ技術を用いてコンタクトホール11cを形成する。次に、全面に金属膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いて金属膜をパターニングし、中継電極5a、5b、5cを形成する。シリコン酸化膜からなる第2の層間絶縁膜12を形成した後、コンタクトホール12a、12b、12cを同時に形成する。次に、データ線6a、ドレイン電極6b、および中継電極6cを形成する。次に、第3の層間絶縁膜13を形成する。
次に、図4(i)に示すように、第3の層間絶縁膜13にコンタクトホール13b、13cを形成する。次に、第3の層間絶縁膜13の表面に光反射性の金属膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いて金属膜をパターニングし、画素電極9aを形成する。しかる後には、図3(b)に示す配向膜16を形成する。
[実施の形態2]
図5(a)、(b)は、本発明の実施の形態2に係る反射型液晶装置の素子基板に形成した電界効果型トランジスタ30の平面図、およびそのB−B′断面図である。図6(a)〜(c)は、本発明の実施の形態2に係る反射型液晶装置の素子基板に電界効果型トランジスタを形成する工程を示す説明図であり、図6の左側には図5(a)に対応する断面図を示し、図6の右側には図5(b)に対応する平面図を示してある。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図5(a)、(b)に示すように、本形態の反射型液晶装置100でも素子基板10は、単結晶シリコン基板からなる半導体基板1sと、この半導体基板1sの表面に形成された下地絶縁層1tと、この下地絶縁層1tの上層に形成された電界効果型トランジスタ30とを備えている。電界効果型トランジスタ30では、単結晶シリコン層からなる半導体層1a、シリコン酸化膜からなるゲート絶縁層2、およびゲート電極3cがこの順に形成されており、ゲート電極3cの上層側には、下地絶縁層2よりも熱伝導率の高い放熱用絶縁膜4として、シリコン窒化膜が形成されている。
ここで、半導体層1aは、電界効果型トランジスタ30のチャネル領域1cからチャネル幅方向に延びてゲート電極3cの端縁から張り出した張り出し部分3gを備えている。また、ゲート絶縁層2には、張り出し部分3gと放熱用絶縁膜4とを接続する開口部2gが形成されている。さらに、下地絶縁層1tには、図3(a)、(b)に示すコンタクトホール1uに加えて、張り出し部分3gに隣接する位置にも、放熱用絶縁膜4を半導体基板1sに直接、接続させるコンタクトホール1v(第1の放熱用コンタクトホール)が形成されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
このように本形態では、半導体層1aの張り出し部分3gと放熱用絶縁膜4とは、ゲート絶縁層2の開口部2gによって接続しているため、周辺からチャネル領域1cへの熱の伝達を放熱用絶縁膜4によって確実に阻止することができるとともに、チャネル領域1cで発生した熱を放熱用絶縁膜4を介して効率よく放熱できる。それ故、電界効果型トランジスタ30の誤動作を防止することができるとともに、電界効果型トランジスタ30の信頼性を向上することができる。
このような構造は、図6(a)〜(c)に示す工程により実現することができる。まず、図4(c)を参照して説明した半導体層1aのパターニング形成工程では、図6(a)に示すように、張り出し部分3gを備えた形状に半導体層1aをパターニング形成する。次に、図4(d)を参照して説明したゲート絶縁層2の形成工程を行い、半導体層1aの全面にゲート絶縁層2を形成する。次に、図6(b)に示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、ゲート絶縁層2に開口部2gを形成する。それ以降は、実施の形態1と略同様な工程を行う。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、最上層に形成されている導電膜がアルミニウムやアルミニウム合金からなる画素電極9aであったが、アルミニウムやアルミニウム合金からなるベタの光反射層の上層に絶縁膜を介してITO(Indium Tin Oxide)膜からなる画素電極9aが形成されている反射型液晶装置に本発明を適用してもよい。
また、上記形態では、半導体層1aが単結晶シリコン層からなる場合を例に説明したが、半導体層1aとして、低温プロセスでアモルファスシリコン膜を形成した後、レーザアニールやランプアニールなどにより多結晶化したポリシリコン膜を用いた反射型液晶装置や、半導体層1aとして、アモルファスシリコン膜を用いた反射型液晶装置に本発明を適用してもよい。この場合、半導体基板1sとしては安価なガラス基板を用いることができる。このような場合、下地絶縁層1tおよびゲート絶縁層2は、CVD法などにより形成したシリコン酸化膜により構成される。
[電子機器への搭載例]
本発明に係る反射型液晶装置100は、図7(a)に示す投射型表示装置や(液晶プロジェクタ/電子機器)や、図7(b)、(c)に示す携帯用電子機器に用いることができる。
図7(a)に示す投射型表示装置1000は、システム光軸Lに沿って配置した光源部810、インテグレータレンズ820および偏光変換素子830を備えた偏光照明装置800と、この偏光照明装置800から出射されたS偏光光束をS偏光光束反射面841により反射させる偏光ビームスプリッタ840と、偏光ビームスプリッタ840のS偏光光束反射面841から反射された光のうち、青色光(B)の成分を分離するダイクロックミラー842と、青色光が分離された後の光束のうち、赤色光(R)の成分を反射させて分離するダイクロックミラー843とを有している。また、投射型表示装置1000は、各色光が入射する3枚の反射型液晶装置100(反射型液晶装置100R、100G、100B)を備えている。さらに、投射型表示装置1000は、3つの反射型液晶装置100R、100G、100Bにて変調された光をダイクロックミラー842、843、および偏光ビームスプリッタ840にて合成した後、この合成光をスクリーン860に投写する。
また、図7(b)に示す携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001、スクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての反射型液晶装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、反射型液晶装置100に表示される画面がスクロールされる。図7(c)に示す情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)は、複数の操作ボタン4001、電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての反射型液晶装置100を備えており、電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が反射型液晶装置100に表示される。
さらに、対向基板20などにカラーフィルタを形成すれば、カラー表示可能な反射型液晶装置100を形成することができる。また、カラーフィルタを形成した反射型液晶装置100を用いれば、単板式の投射型表示装置を構成することもできる。
(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る反射型液晶装置をその上に形成された各構成要素と共に対向基板の側から見た平面図、およびそのH−H′断面図である。 図1に示す反射型液晶装置の画像表示領域などの電気的な構成を示す等価回路図である。 (a)、(b)は各々、図1に示す反射型液晶装置の素子基板において相隣接する画素の平面図、およびA−A′線に相当する位置で液晶装置を切断したときの断面図である。 本発明の実施の形態に係る反射型液晶装置に用いた素子基板の製造方法を示す工程断面図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2に係る反射型液晶装置の素子基板に形成した電界効果型トランジスタの平面図、およびそのB−B′断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施の形態2に係る反射型液晶装置の素子基板に電界効果型トランジスタを形成する工程を示す説明図である。 (a)、(b)、(c)は各々、本発明を適用した反射型液晶装置を用いた電子機器の説明図である。
符号の説明
1a・・半導体層、1c・・チャネル領域、1g・・半導体層の張り出し部分、1s・・半導体基板、1t・・下地絶縁層、1u、1v・・コンタクトホール(第1の放熱用コンタクトホール)、2・・ゲート絶縁層、2g・・ゲート絶縁層の開口部、3c・・ゲート電極、4・・放熱用絶縁膜、5c、6c・・中継電極、9a・・画素電極(光反射層)、10・・素子基板(半導体装置)、11、12、13・・層間絶縁膜、11c、12c、13c・・コンタクトホール(第2の放熱用コンタクトホール)、30・・電界効果型トランジスタ、50・・液晶層、100・・反射型液晶装置(電気光学装置)

Claims (9)

  1. 半導体基板と、該半導体基板の表面に形成された下地絶縁層と、該下地絶縁層の上層側に形成された電界効果型トランジスタとを有する半導体装置において、
    前記電界効果型トランジスタを構成する半導体層より上層側には、前記下地絶縁層よりも熱伝導率の高い放熱用絶縁膜が形成され、
    前記下地絶縁層には、前記放熱用絶縁膜を前記半導体基板に接続させる第1の放熱用コンタクトホールが形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記下地絶縁層はシリコン酸化膜であり、
    前記放熱用絶縁膜はシリコン窒化膜であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記電界効果型トランジスタにおいて、前記半導体層の上層にはゲート絶縁層およびゲート電極が積層され、
    前記放熱用絶縁膜は、前記ゲート電極を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体層は、前記電界効果型トランジスタのチャネル領域から延びて前記ゲート電極の端縁から張り出した張り出し部分を備え、
    前記ゲート絶縁層には、前記張り出し部分と前記放熱用絶縁膜とを接続する開口部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記放熱用絶縁膜の上層側に1層乃至複数層の絶縁膜からなる層間絶縁膜が形成され、
    前記層間絶縁膜には、当該層間絶縁膜の上層に形成された金属層を直接、あるいは他の金属層を介して前記放熱用絶縁膜の上面に接続させる第2の放熱用コンタクトホールが形成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の半導体装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項に記載の半導体装置を素子基板として備えた電気光学装置であって、
    前記素子基板には、複数の画素の各々に前記電界効果型トランジスタが画素スイッチング素子として形成されていることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項5に記載の半導体装置を素子基板として備えた電気光学装置であって、
    前記素子基板には、複数の画素の各々に前記電界効果型トランジスタが画素スイッチング素子として形成され、前記金属層には光反射層が含まれていることを特徴とする電気光学装置。
  8. 半導体基板と、該半導体基板の表面に形成された下地絶縁層と、該下地絶縁層の上層側に形成された電界効果型トランジスタとを有する半導体装置の製造方法において、
    前記下地絶縁層に第1の放熱用コンタクトホールを形成する第1の放熱用コンタクトホール形成工程と、
    前記電界効果型トランジスタを構成する半導体層より上層側に、前記下地絶縁層よりも熱伝導率の高い放熱用絶縁膜を前記第1の放熱用コンタクトホールを介して前記半導体基板に接続するように形成する放熱用絶縁膜形成工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記放熱用絶縁膜の上層側に1乃至複数層の層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と、
    前記層間絶縁膜に第2の放熱用コンタクトホールを形成する第2の放熱用コンタクトホール形成工程と、
    前記層間絶縁膜の上層に、前記第2の放熱用コンタクトホールを介して直接、あるいは他の金属層を介して前記放熱用絶縁膜に接続する金属層を形成する金属層形成工程と、
    を有することを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
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