JP2008281756A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給電力の電圧値または電流値である制御対象値が大きく変化する場合であっても、その制御対象値を目標値に早期に到達させることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、転写手段30と、駆動信号S1の設定値に応じた電力を転写手段30に供給する供給手段63と、転写手段30に供給されている制御対象値を検出する検出手段67と、そこで検出される制御対象値と目標値との差に応じて駆動信号S1の設定値を変更する変更手段62と、安定期にあるかどうかを判断する判断手段62と、判断手段が安定期でないと判断したときに変更動作を禁止し、安定期であると判断したときに変更動作を許可する制御手段62と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置には、例えば転写ローラなどの電気的負荷と、この電気的負荷への電力供給を制御する電力供給装置とが設けられている。電力供給装置は、例えば特許文献1に示すように、PWM(Pulse Width Modulation。パルス幅変調)信号を出力するPWM回路と、そのPWM信号のパルス幅に応じた電圧を電気的負荷に供給する高圧発生手段とを備える。PWM回路は、電気的負荷に供給される現在の電圧値を検出し、その検出値と目標値とを比較し、その差に応じてPWM信号のパルス幅を変更することで、現在の電圧値を目標値に到達させるようにしている。
特開2004−37635公報
ところで、例えば転写ローラと感光体との間に用紙が進入すると、転写ローラと感光体との間のインピーダンスが急激に変化するため、現在の電圧値が大きく変化する。従来の電力供給装置は、この電圧値の変化途中で上記PWM制御を実行するため、電圧値を早期に目標値に到達させることができないという問題が生じる。この問題について図10を参照して説明する。なお、図10では、インピーダンスの増加に伴って転写電圧値が低くなっている。
通常、図10に示すように、転写ローラと感光体との間に用紙が進入するA時点から転写電圧Vは低下する。ここで、この転写電圧Vの低下途中(転写電圧Vが、上記インピーダンスの増加によって低下してから所定レベルに安定する前)であるB時点で、PWM回路がその時点の転写電圧Vbを検出し、その転写電圧Vbと目標値Vthとの差を相殺するパルス幅にPWM信号を変更したとする。しかし、上述したようにB時点では未だ上記インピーダンスの増加に伴う影響を受けて転写電圧Vが低下途中であるため、そのB時点でのPWM信号の変更によっては、転写電圧値を目標値に到達させることができない(図10のC時点参照)。そして、このように転写電圧値を目標値に到達させることができない不十分な制御が繰り返された後に、ようやく転写電圧値が目標値に到達する。従って、転写電圧値を早期に目標値に到達させることができないという問題が生じる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、供給電力の電圧値または電流値である制御対象値が大きく変化する場合であっても、その制御対象値を目標値に早期に到達させることが可能な画像形成装置を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、第1の発明に係る画像形成装置は、転写手段と、駆動信号の設定値に応じた電力を前記転写手段に供給する供給手段と、前記転写手段に供給されている電圧値または電流値である制御対象値を検出する検出手段と、前記検出手段で検出される制御対象値と目標値との差に応じて前記駆動信号の設定値を変更する変更手段と、前記制御対象値の変動が所定範囲内である安定期にあるかどうかを判断する判断手段と、前記判断手段が前記安定期でないと判断したときに前記変更手段による変更動作を禁止し、前記安定期であると判断したときに前記変更手段による変更動作を許可する制御手段と、を備える。
本発明は、制御対象値(転写手段に供給されている電圧値または電流値)が大きく変動する場合に変更手段による変更動作を禁止し、その変動がある程度安定するまで待って上記変更手段による変更動作を許可する。このように、制御対象値が変動している途中ではなく安定した安定期に変更動作を開始すれば、その変更動作において制御対象値を目標値に到達可能な適切な設定値の駆動信号を供給手段に与えることができる。従って、制御対象値を目標値に到達させることができない不十分な制御が繰り返されるという、従来技術上の不具合を抑制でき、制御対象値を目標値に早期に到達させることができる。
第2の発明は、第1の発明の画像形成装置であって、前記判断手段は、前記検出手段で検出される制御対象値に基づき前記安定期かどうかを判断する。
安定期かどうかの判断方法としては、例えば制御対象値が大きく変動し得るタイミングを予め特定しておき、このタイミングが到来したかどうかに基づき判断する方法がある。しかし、本発明のように、実際の制御対象値に基づき判断する方法の方が、信頼性の面で特に好ましい。
第3の発明は、第2の発明の画像形成装置であって、前記判断手段は、前記検出手段で検出される制御対象値を複数回分サンプリングし、そのうち先行する複数回のサンプリング値の平均値と、後続する複数回のサンプリング値の平均値との差に基づき前記安定期かどうかを判断する。
この発明によれば、一時的なノイズによる影響を抑制できる。
第4の発明は、第1から第3のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記転写手段の電力供給経路のインピーダンスを測定する測定手段と、前記測定手段の測定値に基づき前記変更動作における前記設定値の単位時間当たりの変更量を補正する補正手段と、を備える。
転写手段の電力供給経路(例えば転写手段と感光体との間)のインピーダンスが変化すれば、それに伴って設定値の単位変化量に対する、制御対象値の変化量は変わる。従って、この発明のように、上記インピーダンスの変化に基づき変更動作における設定値の単位時間当たりの変更量を補正することが好ましい。
第5の発明は、第4の発明の画像形成装置であって、前記インピーダンスと前記設定値の単位時間当たりの変更量との複数組の対応関係データが記憶される記憶手段を備え、前記補正手段は、前記測定手段の測定値と前記対応関係データとに基づき前記設定値の単位時間当たりの変更量を補正する。
補正方法としては、測定手段の測定値と、設定値の単位時間当たりの変更量との対応関係データを利用する構成も考えられる。しかし、この発明のように対応関係データを利用すれば補正のための演算処理負担を抑制できる。
第6の発明は、第1から第5のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記変更手段は、前記設定値の単位時間あたりの変更量を、前記変更動作の過程で当初は第1変化量とし、途中で前記第1変化量よりも小さい第2変化量に切り替える。
この発明によれば、駆動信号の設定値を、変更動作の当初に急峻に変化させ、その後、緩やかに変化させることで、常時一律の変化量で設定値を変化させる構成に比べて制御対象値を目標値に早期に到達させることができる。
第7の発明は、第1から第6のいずれか一つの発明の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記判断手段の判断結果にかかわらず前記変動動作を許可する第1制御と、前記判断手段の判断結果に応じて前記変更動作の禁止及び許可をする第2制御とを切り替えることが可能な構成である。
この発明によれば、例えば画像形成装置の動作状態に応じて第2制御と第1制御とを切り替えることができる。
制御対象値を目標値に到達させることができない不十分な制御が繰り返されるという、従来技術上の不具合を抑制でき、制御対象値を目標値に早期に到達させることができる。
本発明の一実施形態を図1〜図9を参照しつつ説明する。
(レーザプリンタの全体構成)
図1は、レーザプリンタ(以下、「プリンタ1」という。画像形成装置の一例。)の要部側断面図である。なお、以下、図1で紙面右側をプリンタ1の前側、図1で紙面左側をプリンタ1の後側として説明する。図1において、プリンタ1は、本体フレーム2内に、用紙3(被記録媒体の一例)を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
(1)フィーダ部
フィーダ部4は、給紙トレイ6と、用紙押圧板7と、給紙ローラ8と、レジストレーションローラ12とを備えている。用紙押圧板7は、その後端部を中心に回転可能とされており、この用紙押圧板7上の最上位にある用紙3が給紙ローラ8に向かって押圧されている。そして、用紙押圧板7上の用紙3は、その給紙ローラ8の回転によって1枚毎に給紙される。
給紙された用紙3は、レジストレーションローラ12によってレジストされた後に転写位置Xに送られる。なお、この転写位置Xは、用紙3に感光ドラム27上のトナー像を転写する位置であって、感光ドラム27(感光体の一例)と転写ローラ30(転写手段の一例)との接触位置とされる。
(2)画像形成部
画像形成部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17および定着部18を備えている。
スキャナ部16は、レーザ発光部(図示せず)、ポリゴンミラー19等を備えている。レーザ発光部からの発光されるレーザ光Lは、ポリゴンミラー19によって偏向されつつ感光ドラム27の表面上に照射される。
また、プロセスカートリッジ17は、現像ローラ31(現像手段の一例)、感光ドラム27、スコロトロン型の帯電器29及び転写ローラ30を備えている。なお、感光ドラム27は、そのドラム軸27aがグランドに接地されている。
帯電器29は、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させる。その後、感光ドラム27の表面は、スキャナ部16からのレーザ光Lにより露光され、静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ31の表面上に担持されるトナーが、感光ドラム27上に形成された静電潜像に供給され現像される。
転写ローラ30は、金属製のローラ軸30aを備え、このローラ軸30aには、高電圧電源回路基板52に実装された印加回路60が接続されており、転写動作時には、この印加回路60から転写電圧Vaが印加される。
定着部18は、用紙3上のトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させる。その熱定着後の用紙3は排紙パス44を介して排紙トレイ46上に排紙される。
(印加回路の構成)
図2には、転写ローラ30に転写電圧Vaを印加するための印加回路60の要部構成のブロック図が示されている。この印加回路60は、制御回路62と、高電圧出力回路63(供給手段の一例)とを備えて構成されている。
高電圧出力回路63は、平滑回路64、ドライブ回路65、昇圧回路66、電流検出回路67を備えている。
このうち、平滑回路64は、制御回路62のPWMポート62aからのPWM(Pulse Width Modulation。パルス幅変更)信号S1を受けて平滑しドライブ回路65に与える役割を果たす。ドライブ回路65は、受けたPWM信号S1(駆動信号の一例)に基づき、昇圧回路66の1次側巻線68bに発振電流を流すよう構成されている。
昇圧回路66は、トランス68、ダイオード69、平滑コンデンサ70などを備えている。トランス68は、2次側巻線68a,1次側巻線68b及び補助巻線68cを備えている。2次側巻線68aの一端は、ダイオード69及び接続ラインL1を介して転写ローラ30のローラ軸30aに接続されている。一方、2次側巻線68aの他端は、電流検出回路67を介してグランドに接地されている。また、平滑コンデンサ70及び放電抵抗71がそれぞれ2次側巻線68aに並列に接続されている。
このような構成により、1次側巻線68bの発振電流は、昇圧回路66において昇圧及び整流され、転写ローラ30のローラ軸30aに転写電圧Vaとして印加される。このとき、転写ローラ30に流れる転写電流i1(図2の矢印方向に流れる電流の値を正とする)は、電流検出回路67が有するRC並列回路67aに流れ込み、この転写電流i1に応じた検出信号P1が制御回路62のA/Dポート62bにフィードバックされる。
そして、用紙3が上記転写位置Xに到達し、この用紙3に感光ドラム27上のトナー像を転写する転写動作時には、制御回路62が、PWM信号S1を高電圧出力回路63(平滑回路64)に与える。これにより、高電圧出力回路63の出力端Aに接続された転写ローラ30のローラ軸30aに転写電圧Vaが印加される。それと共に、制御回路62は、接続ラインL1(電力供給経路の一例)に流れる転写電流i1の電流値に応じた検出信号P1に基づきこの転写電流i1の電流値が後述する目標範囲(上限値th1及び下限値th2の間)に収まるように、デューティ比(以下、「PWM値」という。駆動信号の設定値の一例。)を適宜変更したPWM信号S1を平滑回路64に出力する定電流制御を実行する。従って、本実施形態では、転写電流i1の電流値が制御対象値の一例である。また、制御回路62及び電流検出回路67が検出手段として機能する。更に、制御回路62は変更手段としても機能する。
(インピーダンスを測定するための構成)
次に転写ローラ30に電力を供給する電力供給経路(上記出力端Aから転写ローラ30及び感光ドラム27を介してグランドに至る経路)のインピーダンスの変化を測定するための構成について説明する。
図2に示すように、印加回路60には電圧検出回路75が設けられている。この電圧検出回路75は、昇圧回路66のトランス68の補助巻線68cと、制御回路62との間に接続されている。制御回路62は、印加回路60による転写動作時において、補助巻線68cの間で発生する出力電圧v1を検出して、その検出信号P2をA/Dポート62cに入力するように構成されている。
制御回路62は、上記検出信号P1,P2を取り込んで転写電流i1の電流値と出力電圧v1の電圧値とから転写ローラ30の現時点でのインピーダンスを算出する。具体的には、出力電圧v1の電圧値と、2次側巻線68a,1次側巻線68b及び補助巻線68cの巻線の巻き数の関係とから、転写電圧Vaを推定することができる。そして、この推定された転写電圧Vaを転写電流i1の電流値で除算することでインピーダンスを求めることができる。このとき、制御回路62、電流検出回路67及び電圧検出回路75が測定手段として機能する。
(制御回路の制御)
例えばプリンタ1が外部の情報処理装置(例えばパーソナルコンピュータ)から印刷データを受けるなどして印刷要求がされると、制御回路62は、図3〜図6に示す電流制御を実行する。
図3に示すように、制御回路62は、まずS1で起動時処理を実行し、転写準備期間に入る前までは(S2:N)、S3で第1制御処理を実行する。転写準備期間に入ったときには(S2:Y)、S4で第2制御処理に移行する。なお、この「転写準備期間」とは、フィーダ部4から搬送されてきた用紙3の先端が転写位置Xの少し手前の所定位置に達してから当該転写位置Xに到達するまでの期間(本実施形態では、例えば40msに設定されている)をいう。転写準備期間かどうかは、例えば用紙3がレジストレーションローラ12によって送り出された時点からのカウント時間に基づき判断することができる。また、用紙3を検出するセンサの検出タイミングに基づき判断するようにしてもよい。
(1)起動時処理
制御回路62は、S11で初期PWM値D0(転写電流i1の電流値を上記目標範囲内に到達させるPWM値よりも小さい値)を設定する。なお、本実施形態では、PWM値(デューティ比)を大きくすると転写電流i1の電流値が増加する構成になっている。そして、時間t0(例えば10ms)経過するまで待機する。なお、この時間t0は、初期PWM値D0を設定した後、検出信号P1のA/D値(例えば0〜2.5V。以下、「転写電流i1のフィードバック値」という。)がある程度安定するまでの時間である(図7参照)。
時間t0経過すると(S12:Y)、S13で転写電流i1のフィードバック値を、例えば図示しない格納レジスタを介して所定時間(例えば100〜200μs)毎に複数回(本実施形態では例えば8回)サンプリングする。そして、この1回〜4回分の転写電流i1のフィードバック値の平均値A1(先行する複数回のサンプリング値の平均値)と、5回〜8回分の転写電流i1のフィードバック値の平均値A2(後続する複数回のサンプリング値の平均値)とを算出する。
S14では、上記平均値A1と平均値A2との差が所定値(例えば0.05V)以下であるかどうかを判断する。これは、現在、安定期(転写電流i1の電流値の変動が所定範囲内である時期)にあるかどうかを判断しているのである。このとき、制御回路62は判断手段として機能する。
安定期でなければ(S14:N)S12に戻り、安定期であれば(S14:Y)、S15で第1PWM値D1及び第2PWM値D2を算出する。
まず、第2PWM値D2は次の演算式1で算出される。
(演算式1)
D2=(Dn/Fn)*Ft
Dn:現在のPWM値
Fn:現在の転写電流i1のフィードバック値
Ft:転写電流i1の電流値が上記目標範囲内になったときの転写電流i1のフィードバック値(以下、「目標フィードバック値」という。)
第2PWM値D2は、現在の転写電流i1のフィードバック値Fnを目標フィードバック値Ftに到達させるのに必要なデューティ比である(図8参照)。
次に、第1PWM値D1は次の演算式2で算出される。この演算式2は、現在の転写電流i1のフィードバック値Fnを目標フィードバック値Ftよりも更に高い値に到達させるためのデューティ比(第1PWM値D1)を算出するための式の一例である(図8参照)。
(演算式2)
D1=Dn+α*〔(Dn/Fn)*(Ft−Fn)〕
α>1
上記式のうち「(Dn/Fn)*(Ft−Fn)」は、上記演算式1におけるデューティ比の変化量ΔD(=D2−Dn 第2変化量の一例)である。そして、この変化量ΔDにα(>1)を乗算した「α*〔(Dn/Fn)*(Ft−Fn)〕」が、第1変化量(>第2変化量)の一例である。これにより、PWM値の単位時間当たりの変化量は、演算式1を利用する場合よりも、上記演算式2を利用する場合の方が大きくなる。
ここで、本実施形態では、αは、現在の転写電流i1のフィードバック値Fnを、所定時間(例えば5ms)内に、目標フィードバック値Ft付近に到達させる条件を満たす値に設定される。但し、この条件を満たすαの値は、上記電力供給経路のインピーダンスによって異なる。そこで、このような条件を満たすαの値及びインピーダンスの値の組合せを予め実験で求めて、その実験結果に基づきαの値及びインピーダンスの値の対応関係テーブルを作成する。そして、この対応関係テーブルがメモリ72に記憶されている。この対応関係テーブルは、インピーダンスの値が大きいほど、αの値が大きいという対応関係になる。制御回路62は、上記検出信号P1,P2に基づき現在のインピーダンスを算出し、このインピーダンスに対応する適切なαの値を、対応関係テーブルから抽出し、上記演算式1に代入する。このとき、制御回路62は補正手段として機能する。
続いて、S16で第1PWM値D1を設定し、時間t1(例えば5ms)だけ待機する(S17:N)。すると、図7に示すように、転写電流i1は、初期PWM値D0の設定時(S11)よりも大きな傾きで増加して、時間t1内に目標範囲内に到達する。これにより、起動時において転写電流i1を目標範囲内に早期に到達させることができる。なお、この時間t1は、制御回路62がPWM値を設定変更する時間間隔である。上記時間t1を経過すると(S17:Y)、S18で第2PWM値D2を設定し、時間t2(例えば30ms)だけ経過した後に(S19:Y)、図3のS2に進む。
(2)第1制御処理
上述したように、起動時処理の後、転写準備期間に入る前までは図5に示す第1制御処理を実行する。この「第1制御処理」は、上記安定期にあるかどうかにかかわらず、転写電流i1のフィードバック値に基づき転写電流i1の定電流制御を行う処理である。
具体的には、S31で、転写電流i1のフィードバック値を、格納レジスタを介して所定時間(例えば100〜200μs)毎に複数回(本実施形態では例えば8回)サンプリングする。そして、S32で、これら複数回分の転写電流i1のフィードバック値の平均値A0を算出し、S33でこの平均値A0が所定範囲内か、換言すれば、転写電流i1が目標範囲内かを判断する。目標範囲外であれば(S33:N)、上記演算式1によって第2PWM値を算出して設定し(S34,S35)、その後、時間t2だけ待機して(S36)、図3のS5に進む。目標範囲内であれば(S33:Y)、現在のPWM値を変更せずに時間t0だけ待機して(S37)、図3のS5に進む。これにより、転写電流i1の電流値が目標範囲内に維持される。
(3)第2制御処理
上述したように、転写準備期間に入ると図6に示す第2制御処理を実行する。この「第2制御処理」は、PWM値を変更後、安定期になるまでPWM値の変更動作を禁止し、安定期になったときにその変更動作を許容する処理である。このとき、制御回路62が制御手段として機能する。
具体的には、S40で、転写電流i1のフィードバック値を、格納レジスタを介して所定時間(例えば100〜200μs)毎に複数回(本実施形態では例えば8回)サンプリングする。そして、S41で、これら複数回分の転写電流i1のフィードバック値の平均値A0を算出し、S42で上記転写電流i1のフィードバック値の格納回数Rをゼロに初期化する。
その後、時間t0経過すると(S43:Y)、S44で、上記S40と同様に転写電流i1のフィードバック値をサンプリングし、上記格納回数Rに1加える。そして、S45では、上記S44においてサンプリングした複数回分の転写電流i1のフィードバック値の平均値Anを算出し、S46で上記平均値A0(第2制御処理の開始当初の平均値)と、平均値An(直近の平均値)との差が所定値以上かどうかを判断する。これにより、安定期から不安定期に移行したかどうかを判断することができる。
S46で安定期という判断結果(S46:N)が所定回数(例えば10回)繰り返されたときには(S47:Y)、図3のS3の第1制御処理に移行する。なお、所定回数ではなく、所定時間だけ安定期という判断結果が継続していた場合に第1制御処理に移行する構成であってもよい。
S46で不安定期と判断された場合には(S46:Y)、S48で、上記図4のS14と同様に、安定期に復帰したかどうかを判断する。未だ不安定期であれば(S48:N)、時間t0後(S49:Y)に、S50で上記S44と同様に転写電流i1のフィードバック値をサンプリングし、上記格納回数Rに1加え、この格納回数Rが所定回数(例えば10回)でなければ(S51:N)、S48に戻る。つまり、安定期に復帰したかどうかを、時間t0毎に繰り返し実行し判断し、不安定期と判断している間は、転写電流i1のフィードバック値によるフィードバック制御(定電流制御 変更動作の一例)を禁止する。
これに対して、安定期に復帰したと判断したときには(S48:Y)、S52に進み、上記フィードバック制御を許容する。なお、S52〜S56の処理は、上記図4のS15〜S19と同様なので説明は省略する。また、不安定期という判断結果(S48:N)が所定回数繰り返された場合(S51:Y)も、このまま不安定状態を放置するのは好ましくないため、S52に進む。なお、所定回数ではなく、所定時間だけ不安定期という判断結果が継続していた場合にS52に進むようにしてもよい。
(本実施形態の作用効果)
用紙3が転写位置Xに進入すると、感光ドラム27と転写ローラ30との間のインピーダンスが急激に増加し、図9に示すように、転写電流i1が急激に低下し、不安定期に入る(図6のS46:Y)。このような不安定期(上記インピーダンスの増加による影響で転写電流i1が低下してから所定レベルに安定する前の時期)において、従来技術のように、転写電流i1のフィードバック値によるフィードバック制御を継続したとすると、前述したように、転写電流i1を早期に目標範囲内に到達させることができないという不具合が生じる(図9の一点鎖線参照)。なお、フィードバック値に基づきPWM値を演算・設定する変更動作の実行タイミング間隔を短くすれば、このような不具合は抑制されるが、この変更動作のための処理時間を確保する必要があり、短くするにしても限界がある。
これに対して、本実施形態では、制御回路62は、不安定期に入った後に第2制御処理を実行し、上記フィードバック制御を禁止し、安定期になったときに当該フィードバック制御を許容する。このフィードバック制御の再開時には、転写電流i1のフィードバック値に基づくPWM値D1、D2の演算処理時と、そのPWM値D1、D2に応じた転写電流i1が印加回路60から出力される時とにおけるフィードバック値(転写電流i1)の差が小さい。つまり、制御回路62は、この再開時において転写電流i1を目標範囲内に到達させることが可能な最適なPWM値D1、D2のPWM信号S1を平滑回路64に与えることができる。従って、転写電流i1を目標範囲内に到達させることができない不十分な制御が繰り返されるという、従来技術上の不具合を抑制でき、転写電流i1を目標範囲内に早期に到達させることができる(図9の実線参照)。
しかも、本実施形態では、フィードバック制御の再開時には、まず第1PWM値D1を設定(S53)した後に、第2PWM値D2にする(S55)。これにより、図9に示すように、転写電流i1を目標範囲内により早期に到達させることができる。
また、安定期かどうかの判断は、複数回分の転写電流i1のフィードバック値に基づき行うから、1回のフィードバック値によって判断する構成に比べて、ノイズによる影響を抑制できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、制御対象値(転写電流i1の電流値)の変動量が所定範囲内であるかどうかによって安定期かどうかを判断したが、これに限らず、例えば制御対象値が変動(インピーダンス変化による変動、駆動信号の設定値変更による変動が含まれる)した時点からの経過時間に基づいて安定期かどうかを判断するようにしてもよい。つまり、制御対象値が変動してから安定するまでの基準時間を求めておき、上記経過時間が基準時間に達したかどうかで判断するのである。但し、上記実施形態のように実際の制御対象値を利用する判断方法の方が判断結果に対する信頼性の面で好ましい。
(2)上記実施形態では、上記制御対象値が変動した時点を検出する(図6のS46)ようにしたが、これを検出しない構成であってもよい。画像形成装置では、用紙3の先端が転写位置Xに到達して制御対象値が不安定になり得る時期と、その後、安定する時期を予め用紙3の搬送速度等から推定することができる。従って、例えば用紙3の先端が転写位置手前の所定位置を通過した時点(例えばレジストレーションローラ12によって送り出された時点)からの経過時間に基づき安定期かどうかを判断し、変更動作の禁止と許容とを行うようにしてもよい。
(3)「駆動信号の設定値」として、PWM信号S1のデューティ比(パルス幅)以外に、例えばPWM信号S1の振幅であってもよい。
(4)対応関係データではなく、演算式でもよい。この対応関係テーブルは、インピーダンスの値が大きいほど、αの値が大きいという対応関係になる。
(5)上記実施形態では、演算式1のαの値を、メモリ72に記憶した対応関係テーブルを利用して補正する構成としたが、この対応関係の演算式(例えばαの値とインピーダンスのの比例式)に基づき補正するようにしてもよい。この構成であれば、対応関係テーブルを格納する必要がないためメモリ容量を抑制できる。
(6)上記実施形態では、定電流制御を例に挙げて説明したが、定電圧制御であってもよく、この場合は、転写電圧Vaが制御対象値となる。
本発明の一実施形態に係るプリンタの要部側断面図 印加回路の要部構成のブロック図 電流制御のメイン処理のフローチャート 起動時処理のフローチャート 第1制御処理のフローチャート 第2制御処理のフローチャート 起動時の転写電流の変化を示すグラフ 演算式における検出信号のA/D値とPWM値との関係を示すグラフ 第2制御処理時の転写電流の変化を示すグラフ 従来技術の転写電圧の変化を示すグラフ
符号の説明
1…プリンタ(画像形成装置)
30…転写ローラ(転写手段)
62…制御回路(検出手段、変更手段、測定手段、判断手段、制御手段、補正手段)
63…高電圧出力回路(供給手段)
67…電流検出回路(検出手段、測定手段)
75…電圧検出回路(測定手段)
i1…転写電流(制御対象値)

Claims (7)

  1. 転写手段と、
    駆動信号の設定値に応じた電力を前記転写手段に供給する供給手段と、
    前記転写手段に供給されている電圧値または電流値である制御対象値を検出する検出手段と、
    前記検出手段で検出される制御対象値と目標値との差に応じて前記駆動信号の設定値を変更する変更手段と、
    前記制御対象値の変動が所定範囲内である安定期にあるかどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段が前記安定期でないと判断したときに前記変更手段による変更動作を禁止し、前記安定期であると判断したときに前記変更手段による変更動作を許可する制御手段と、を備える画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記判断手段は、前記検出手段で検出される制御対象値に基づき前記安定期かどうかを判断する。
  3. 請求項2記載の画像形成装置であって、
    前記判断手段は、前記検出手段で検出される制御対象値を複数回分サンプリングし、そのうち先行する複数回のサンプリング値の平均値と、後続する複数回のサンプリング値の平均値との差に基づき前記安定期かどうかを判断する。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記転写手段の電力供給経路のインピーダンスを測定する測定手段と、
    前記測定手段の測定値に基づき前記変更動作における前記設定値の単位時間当たりの変更量を補正する補正手段と、を備える。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記インピーダンスと前記設定値の単位時間当たりの変更量との複数組の対応関係データが記憶される記憶手段を備え、
    前記補正手段は、前記測定手段の測定値と前記対応関係データとに基づき前記設定値の単位時間当たりの変更量を補正する。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記変更手段は、前記設定値の単位時間あたりの変更量を、前記変更動作の過程で当初は第1変化量とし、途中で前記第1変化量よりも小さい第2変化量に切り替える。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記制御手段は、前記判断手段の判断結果にかかわらず前記変動動作を許可する第1制御と、前記判断手段の判断結果に応じて前記変更動作の禁止及び許可をする第2制御と、を切り替えることが可能な構成である。
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