JP2008279046A - 可動式カードホルダ搭載ゲーム機 - Google Patents
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【解決手段】操作パネル2に9体のカードを装着したカードホルダを配置し、CCDカメラ3で最もモニタよりの3つのカードホルダの識別コードおよびカードのIDを読み取る。モニタに読み込んだカードID対応の体力,攻撃力などを持つ生命体をゲームフィールドに登場させる。生命体はAIプログラムに従って行動し、相手生命体と1戦しゲームが進行する。ゲームに参戦する位置に他のカードホルダを移動させることにより、登場する生命体を変えることができ、カードホルダの位置および種類により従来にないゲーム性を与える。
【選択図】図1
Description
このようなカードゲーム機は、カードを置く場所が決められ、その場所に置かれたカードのID等を読取るもので、カードの配置位置を自由に変えてゲームにその内容を反映させるものではない。
これは、数字,色およびキャラクタ等の表示物を表示するカードの個数をプレートの両面において比較し、対戦するゲームをコンピュータに実行させるものであり、色紙片群から9個の色紙片を順次選択してプレートの表面Aのマス目に順次配置し、他の色紙片群から9個の色紙片を順次選択してプレートの裏面のマス目に順次配置し、表面と裏面の同じマス目において色が同じ色紙の個数をカウントし、そのカウント値を得点を得、この動作を再度実行して次の得点を得て、前者と後者の得点の多い側を勝ちと決めるものである。
このゲームも多数のカードを同時に並べるが、カードの配置位置を変えてゲームを進行させるものではない。
前記記憶部のテーブルからカードID対応のゲームパラメータを読み取るゲーム制御部とを備え、プレイヤが前記カードホルダ移動用操作パネルの窪み部にカードを装着したカードホルダを配置し、必要に応じ前記退避用窪み部を用いてカードホルダを退避させることによりカードホルダ移動用操作パネルの窪み部に配置されたカードホルダを移動し、前記所定の行または列の窪み部に配置されているカードホルダについて、その識別コードとカードのIDの関連付けが既に行われている場合、前記ゲーム制御部は、以後、関連付け済みカードホルダの識別コードのみで関連付けしたカード対応のパラメータを読み取ることを特徴とする。
本発明の請求項2は、請求項1記載の発明において前記行および列の数はそれぞれ3行および3列であって9個の窪み部を有するとともに前記読取装置はCCDカメラであり、該CCDカメラは最も先頭にある行の3個の窪み部に存在する、カードを装着した、または装着していないカードホルダに対し読み込みを行うことを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項1または2記載の発明において前記カードホルダ移動用操作パネルの窪み部すべて、またはその一部にカードホルダを配置することを特徴とする。 本発明の請求項4は、請求項1,2または3記載の発明において前記カードのIDは対戦型の生命体カードの種類を示し、該生命体カードのIDに対応付けられたゲームのパラメータは、生命体の体力,攻撃力,防御力であり、前記記憶部に格納されているテーブルはカードのID毎に、体力,攻撃力,防御力の能力を記述した生命体−パラメータテーブルであることを特徴とする。
本発明の請求項5は、請求項1,2,3または4記載の発明において前記ゲーム制御部はコンピュータまたは他の可動式カードホルダ搭載ゲーム機の生命体と対戦し、相手から攻撃を受けて当初有する体力ポイントが0になったとき、行動不能となり、前記カードホルダ移動用操作パネルの窪み部に配置されたカードすべてが行動不能となったとき、負けと判断することを特徴とする。
図1は、本発明による可動式カードホルダ搭載ゲーム機の外観を示す斜視図である。
可動式カードホルダ搭載ゲーム機(以下、単に「ゲーム機」という)1は前面正面にモニタ4を有し、その上の左右にスピーカ5が配置されている。ゲーム機1前面の筐体上面には3列,3行のカードホルダ移動用操作パネル2が設けられている。操作パネル2のモニタ4に最も近い部分には3台のCCDカメラ3が配置され、これらは操作パネル2の最前列のカードホルダ10およびカードホルダ10に装着されるカード11(図3参照)の表面に記載されている識別コードおよびIDを読み取る。
このゲーム機は図示しない同じ構成の他のゲーム機に接続され、他のゲーム機のプレイヤと対戦型ゲームを行うことができる。また、コンピュータ相手に対戦することもできる。
操作パネル2はゲーム機本体フレーム1aに設けられ、縦横(行,列)方向に3個ずつの窪み部2a〜2iと1個の窪み部2jを有し、各窪み部2a〜2jに図2に示すようにカードホルダ10a〜10iを配置することができる。各窪み部の間はカードホルダをスライドさせて上下左右に移動可能な窪み部間通路12が設けられている。プレイヤは配置したカードホルダ10を隣の空きの窪み部に移動させることができる。窪み部2iの隣には退避用窪み部2jが連設されており、必要に応じ退避用窪み部2jに操作パネル2内のカードホルダ10を退避させることにより、操作パネル2内に配置したカードホルダの位置を移動させることができる。カードホルダ10は操作パネル2の全部の窪み部2a〜2jに配置するか、または、その一部に配置される。
このゲーム機は架空生命体たちの団体戦をモチーフとした、対戦型のカードゲームである。ゲームカード11は、例えば53mm×74mmの長方形をしており、架空の生命体のイラスト112と当ゲームに使用する各種データが、数字や記号113によって表記されている。またゲームカード11の上部にはカードの内容毎に存在するカード番号を示した2次元コード111が表記されている。
図2で説明した操作パネルの寸法は24cmの正方形で、その中の窪み部は8cm×8cmの寸法であり、カード収容部102にゲームカードを収容したカードホルダ10は緩く嵌合し、窪み部間通路で隣の窪み部に繋がっている。
この窪み部に嵌められている9つのカードホルダは窪み部の中の1つの空き窪み部を利用して平面的に動かすことが可能であり、各カードホルダの底面と、窪み部の底面にあるレール機構(図示されていない)によって、カードホルダが窪み部から外れないようになっている。
操作パネル2の最もモニタ4寄りの行の窪み部2a,2b,2cにあるカードホルダ10a,10b,10cの識別コードおよびカートホルダに装着されたカードのIDを読み取るために、モニタ4と操作パネル2の間に3個のCCDカメラ3が設けられている。各CCDカメラ3は操作パネル2に対し略45度の傾きになるように取り付けられ、それぞれのカードホルダ全面(装着されたカードも含めて)の表示を撮影することができる。CCDカメラ3は、後述するコンピュータからの指示に基づきゲームカード11のID(2次元コード)とカードホルダ10の識別コードのイメージを同時に取り込み、コンピュータがこれらコードからカードの種類とカードホルダをそれぞれ認識する。
ゲーム機1の回路部はROM20,RAM21,CPU22,画像処理部23,CCD制御部24,サウンド回路25,コイン関連装置26,入出力制御部27,通信部28を備えている。
硬貨投入部6より所定の硬貨が投入されると、コイン関連装置26は投入コインを認識し、その情報を入出力制御部27,バス31を介してCPU22に送信する。完了ボタン9やその他のボタンの操作情報も入出力制御部27に送られバス31を介してCPU22に送られる。
モニタ4にはゲーム待ち受け画面が表示され、ゲーム開始後はゲームにおける操作指示をするための案内表示,ゲームの画面およびゲーム結果情報が表示される。スピーカ5からはゲーム待ち受け時の音楽,ゲーム中の背景音,相手にダメージを与えたときの衝撃音などが出力される。
通信部28はこのゲーム機と同じ構成の他のゲーム機の通信部に接続され、ゲームデータの送受信を行う。これにより他のゲーム機との間で相手のゲーム準備が整ってゲーム開始の情報をやり取りしたとき、対戦ゲームを行うことができる。
ROM20にはゲーム機全体の制御を司る制御プログラム,ゲームプログラムおよびゲーム実行に必要なデータが、さらにカードID−パラメータ対応テーブルが格納されている。RAM21はゲーム中に演算などを行う場合に使用され、ゲーム中に発生するデータを一時的に格納する。
ゲーム制御部22aはコイン投入,入力情報に対しゲームを実行し、その出力をモニタ4およびスピーカ5で再生する。関連付け処理部22bはCCDカメラ3から読み取るカードホルダの識別コードおよびカードホルダに装着されているカードの2次元コードを受信すると、そのカードホルダの識別コードとカードのIDとの関連付けを行う。カードIDに対するパラメータは後述するカードID−パラメータテーブルから読取ることができる。一旦、カードホルダの識別コードとカードのIDとの関連付けを行うと、以後は、そのカードホルダの識別コードだけで、カードID対応のパラメータを読み出し、ゲーム中にカードホルダに装着するカードを変えても当初のカードとそのカードホルダとの関連付けは変わらない。
(a)の例のゲームは相手生命体に対し、武器などを用い対戦を行い相手にダメージを与え、相手のカードの生命体すべてに対し体力ポイントを0にしたときに勝ちとする対戦型ゲームである。
ROMに格納されている生命体カードのテーブル(カードID−パラメータテーブル)は各カードIDに対し、それぞれ生命体の名称,その分類が記載され,体力,攻撃力,防御力で示され、特殊能力が記載されている。例えば、カードホルダの識別コードが「00A」で、そのカードホルダに装着されるカードのID(2次元コード)が「003」であったとすると、生命体カードのテーブルからは「××」の名称の生命体のデータが読み出される。分類は「△△」で、パラメータとして体力は「80」,攻撃力は「70」,防御力は「90」,特殊能力は「△△△」である。
このようなデータが読み出されると、ゲーム制御部22aは画面上に「××」の名称の生命体を登場させ、相手に対し「70」の攻撃を仕掛ける。相手は自らの防御能力に応じたダメージを受け、体力の値が減少する。
当ゲームは、上述したように架空生命体たちの団体戦をモチーフとしたカードゲームで、最高9体の生命体カードをエントリーし、同時に3体の生命体を戦闘へと参加させるものである。最高9体のエントリーとは9つのカードホルダへカードを装着することにより実現し、また戦闘へ参加させる3体とは、3個所のCCDカメラが読み取る3つのカードホルダにあるカードの生命体である。ビデオゲームの内容は上述したように相手生命体に対し、武器などを用い対戦を行い相手にダメージを与え、相手のカードの生命体すべてに対し体力ポイントを0にしたときに勝ちとするものである。
また、ROM20よりカードをカードホルダにセットする案内画面を読み出し、画像処理部23で画像処理して案内画面をモニタ4に表示するとともにサウンド回路25を通じスピーカ5より音声案内する(ステップ(以下「S」という)001)。
ゲーム制御部22aは関連付け処理部22bがすべてのカードについて関連付け処理を終了すると、プレイヤに対しゲームを開始するためにカードの並べ替えを行うようモニタおよびスピーカで案内を行う。プレイヤが戦闘に参加すべき生命体カード(カードホルダ)の並べ替えを行って完了ボタン9を押すと、試合の開始となる(S005)。
ゲーム制御部22aはCCD制御部24に対し窪み部2a〜2cに移動させられたカードホルダを撮影するように指示し、各カードホルダから読み出したイメージ信号中から識別コードを切り出し、そのデータを認識する(S006)。
そしてRAM21に格納されている関連付け情報より認識したカードホルダの識別コード対応のカードのIDを求める。つぎにROM20より図6に示す生命体カードのテーブルを参照して求めたカードID対応の名称,分類を得て、その体力,攻撃力,防御力,特殊能力のパラメータを得る。
プレイヤはモニタ上の登場し参戦する相手生命体および自陣の生命体の状況を元に、つぎに戦闘に参加させるべきカードをカードホルダごと移動させる。戦闘が行われているフィールドヘ生命体を出現させたり、戻したりすることによりゲームが進行する。
各生命体は図5にテーブルに示すような体力ポイントを有しており、相手の攻撃によるダメージなどで体力ポイントが減少する。そして体力ポイントが0になると、行動不能となる。なお、このとき参戦しない他の操作パネルの窪み部に移動しているカードホルダのカードは待機状態となる。また、アーティファクトカードを戦闘に参加させることもできる(S007)。
このようにしてプレイヤはゲームの進行の状況に応じて戦闘に参加する生命体を変えていくことにより、ゲームが進行する。
ゲーム制御部22aはゲーム進行中、上述した試合(ゲーム)終了条件になったか否かを常時監視している。試合終了条件を満たさない場合はS006に戻って参戦するカードホルダの読み込みを行い、ゲームを継続する。試合終了条件を満たした場合はゲームを終了させる(S009)。
ゲーム終了に際し、プレイヤにカードをカードホルダから回収するようにモニタ4およびスピーカ5によって案内し、ゲームが完了となる(S010)。
このゲーム機では、一度カード内容とカードホルダとが関連付けられた後は、そのゲーム中ではカードの2次元コードを認識することなく、カードホルダの識別だけを行っている。生命体のカードの代わりにアーティファクトカードを参加位置に移動させると、ゲーム画面フィールドにアーティファクトが登場し、アーティファクト毎の規定時間経過後にその効果が発動する。
読取装置としてCCDカメラの例を説明したが、他の光学読取装置によって読み取っても良い。
さらに光学的に読み取ることができるコードをカードホルダおよびカードに表記する例を説明したが、変形例として磁気的、または電波による読み取る方法などを用いることもできる。
2 操作パネル
2a〜2j 窪み
3(3a〜3c) CCDカメラ
4 モニタ
5 スピーカ
6 硬貨投入口
7 コインボックス
8 電源ユニット
9 スタートボタン
10,10a〜10i カードホルダ
20 ROM
21 RAM
22 CPU
23 画像処理部
24 CCD制御部
25 サウンド回路
26 コイン関連装置
27 入出力制御部
Claims (5)
- カードをカード読取面に載置し、読み取ったカードの内容に従ってゲームを進行させるカード読取機能付きゲーム機において、
複数のカードホルダおよび該カードホルダにそれぞれ装着する複数のカードを有し、
ゲーム機前面にカードホルダを嵌合させる窪み部を行方向および列方向にそれぞれ複数形成し、前記複数の窪み部の間に、上下左右方向に他の窪み部が存在すれば、カードホルダをその方向にスライドさせて移動可能な窪み部間通路を備えたカードホルダ移動用操作パネルを設けるとともに前記窪み部の少なくとも1つに退避用窪み部を連設し、
所定の行または列の窪み部に当初配置されたカードホルダに対し、カードホルダの識別コードおよび該カードホルダに装着されたカードのIDを読み取る読取装置と、
前記読取装置で読み込んだカードホルダの識別コードおよびカードのIDとを関連付ける関連付け処理部と、
カードのID毎に、ゲームパラメータを対応付けたテーブルを格納する記憶部と、
前記記憶部のテーブルからカードID対応のゲームパラメータを読み取るゲーム制御部とを備え、
プレイヤが前記カードホルダ移動用操作パネルの窪み部にカードを装着したカードホルダを配置し、必要に応じ前記退避用窪み部を用いてカードホルダを退避させることによりカードホルダ移動用操作パネルの窪み部に配置されたカードホルダを移動し、
前記所定の行または列の窪み部に配置されているカードホルダについて、その識別コードとカードのIDの関連付けが既に行われている場合、前記ゲーム制御部は、以後、関連付け済みカードホルダの識別コードのみで関連付けしたカード対応のパラメータを読み取ることを特徴とする可動式カードホルダ搭載ゲーム機。 - 前記行および列の数はそれぞれ3行および3列であって9個の窪み部を有するとともに前記読取装置はCCDカメラであり、
該CCDカメラは最も先頭にある行の3個の窪み部に存在する、カードを装着した、または装着していないカードホルダに対し読み込みを行うことを特徴とする請求項1記載の可動式カードホルダ搭載ゲーム機。 - 前記カードホルダ移動用操作パネルの窪み部すべて、またはその一部にカードホルダを配置することを特徴とする請求項1または2記載の可動式カードホルダ搭載ゲーム機。
- 前記カードのIDは対戦型の生命体カードの種類を示し、該生命体カードのIDに対応付けられたゲームのパラメータは、生命体の体力,攻撃力,防御力であり、
前記記憶部に格納されているテーブルはカードのID毎に、体力,攻撃力,防御力の能力を記述した生命体−パラメータテーブルであることを特徴とする請求項1,2または3記載の可動式カードホルダ搭載ゲーム機。 - 前記ゲーム制御部はコンピュータまたは他の可動式カードホルダ搭載ゲーム機の生命体と対戦し、相手から攻撃を受けて当初有する体力ポイントが0になったとき、行動不能となり、前記カードホルダ移動用操作パネルの窪み部に配置されたカードすべてが行動不能となったとき、負けと判断することを特徴とする請求項1,2,3または4記載の可動式カードホルダ搭載ゲーム機。
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