JP2007061339A - ゲーム装置及びカード収納ホルダ - Google Patents

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Yutaka Kamie
豊 神江
Masataka Shimono
昌隆 下野
Yasumitsu Onishi
康満 大西
Taku Otsuka
卓 大塚
Kazuya Usui
和也 薄井
Takamasa Nakada
隆雅 中田
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Abstract

【課題】手間と時間とをかけずに、カードの図柄を眺める行為と読み取らせる行為とを同時に行うこと。
【解決手段】フォルダ10は透明の材質で成り、ゲーム専用のカードが平面状に複数並べて収納部に収納される。ゲーム装置100のガラス面107には突起物108が設けられており、フォルダ10に空けられている綴じ穴18に突起物108が嵌め合わされることで、ゲーム装置100にフォルダ10が装着される。そして、フォルダ10が装着されると、フォルダ10に収納されている各カードのバーコードが、ゲーム装置100のバーコードリーダ109によって読み取られ、ゲームの進行が制御される。
【選択図】図3

Description

本発明は、印刷又はICの埋設により識別情報を外部読取可能に有したカードの識別情報を読み取ってゲームの進行を制御するゲーム装置等に関する。
業務用のゲーム装置として、カード対戦ゲームを行うゲーム装置が有り、図柄が描かれたカードを収集する興趣性と相まって人気が高い。中でも、プレーヤキャラクタを指定するためのカードと、技を発動させるためのカードとをゲーム装置に順次に読み取らせて対戦する子供向けのカード対戦ゲームは人気が高い。しかし、操作性の点に鑑みると、1回の対戦ゲームで複数のカードを使用することから、これらのカードを順次に読み取らせる手間がある。
そこで、束ねられた状態の複数のカードを、束ねられた状態のまま読み取る機構が考案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−74257号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、使用するカードは束ねられた状態で一度に読み取られるためカードの図柄を見ることができない。上述した子供向けのカード対戦ゲームにおいては、プレーヤは、ゲーム装置にカードを読み取らせる前に、自己の収集したカードの図柄を眺めながらゲームに使用するカードを吟味する。そして、吟味したカードをゲーム装置に読み取らせていく。すなわち、上述した子供向けのカード対戦ゲームにおいては、愛着の湧いたカードの図柄を眺める行為と読み取らせる行為とが同時に行われるが、特許文献1の技術では、両者の行為を同時に行うことができなくなる。とは言っても、1枚1枚カードを読み取らせる従来のゲーム装置においては手間と時間とがかかるため、痛し痒しである。本発明は上述した課題に鑑みてなされたものである。
以上の課題を解決するための第1の発明は、
印刷又はICの埋設により識別情報を外部読取可能に有したカード(例えば、図1のカード1)の識別情報(例えば、図1のバーコード9)を読み取ってゲームの進行を制御するゲーム装置(例えば、図3のゲーム装置100)であって、
前記カードを外部から視認可能に平面状に複数並べて収納するシート状のカード収納ホルダ(例えば、図2のフォルダ10)を着脱自在に装着するための装着部(例えば、図3のガラス面107、突起物108)と、
前記装着部に装着されたカード収納ホルダに収納された各カードの識別情報を読み取る識別情報読取部(例えば、図3のバーコードリーダ109)と、
を備えたゲーム装置である。
この第1の発明によれば、カードを外部から視認可能に平面状に複数並べて収納するシート状のカード収納ホルダを着脱自在に装着し、装着したカード収納ホルダに収納された各カードの識別情報を読み取るゲーム装置が構成される。従って、プレーヤは、どのカードをゲームに用いるかを、カード収納ホルダに収納する際に吟味することができ、外部から視認可能であって、平面状に並べて収納されるため、収納された後も、カードの図柄等を眺めたり、容易に差し替えるといったことができる。また、ゲーム装置に読み取らせる際も、カード収納ホルダごとゲーム装置に装着すれば済み、手間や時間がかからない。
第2の発明は、第1の発明のゲーム装置であって、
前記カード収納ホルダには、所定位置に、所定の綴込用具によって複数纏めて冊子状に綴じられる際に用いられる被係止部(例えば、図2の綴じ穴18)が設けられており、
前記装着部は、前記カード収納ホルダを載置する載置面(例えば、図3のガラス面107)と、前記載置面上に前記カード収納ホルダが載置された際の前記被係止部の位置に対応する位置に設けられた前記被係止部を係止する係止部(例えば、図3の突起物108)と、を有するゲーム装置である。
この第2の発明によれば、カード収納ホルダの所定位置に設けられ、所定の綴込用具によって複数纏めて冊子状に綴じられる際に用いられる被係止部を、載置面上にカード収納ホルダが載置された際の被係止部の位置に対応する位置に設けられた係止部で係止することができる。従って、綴込用具による冊子状の綴じ込みに用いる被係止部が、ゲーム装置への装着の際に用いられるため、カード収納ホルダの構造を利用した合理的な装着方法が実現できる。
第3の発明は、第1の発明のゲーム装置であって、
前記カード収納ホルダには穴(例えば、図2の綴じ穴18)が空けられており、
前記装着部は、前記カード収納ホルダを載置する載置面(例えば、図3のガラス面107)と、前記載置面上に前記カード収納ホルダが載置された際の前記穴の位置に対応する位置に設けられた係止部(例えば、図3の突起物108)と、を有し、前記係止部が前記カード収納ホルダの前記穴に係ることで、前記載置面上に載置されたカード収納ホルダの面方向への移動が抑止されることを特徴とするゲーム装置である。
この第3の発明によれば、カード収納ホルダに空けられた穴に、載置面上にカード収納ホルダが載置された際の穴の位置に対応する位置に設けられた係止部が係るという原理であるため、カード収納ホルダを簡単に装着することができる。また、係止部が穴に係ることによって面方向への移動が抑止されるため、簡単な装着方法でありながら、装着されたシート状のカード収納ホルダはしっかりと支持されることとなる。
第4の発明は、第3の発明のゲーム装置であって、
前記カード収納ホルダには、前記カードを収納するそれぞれの収納位置近傍に穴(例えば、図14のボタン穴21)が空けられており、
前記載置面上に前記カード収納ホルダが載置された際の前記穴それぞれの位置に対応する位置に、当該穴に近接するカードを選択するためのカード選択スイッチ(例えば、図15の操作ボタン281)が設けられ、
前記カード選択スイッチにより前記係止部が兼用されることを特徴とするゲーム装置である。
この第4の発明によれば、カード収納ホルダのカードを収納するそれぞれの収納位置近傍には穴が空けられ、載置面上にはカード収納ホルダが載置された際の穴それぞれの位置に対応する位置に、当該穴に近接するカードを選択するためのカード選択スイッチが設けられ、このカード選択スイッチにより係止部が兼用される。従って、カード選択スイッチによるカード収納ホルダの係止という合理的な構造を為す。
第5の発明は、第1の発明のゲーム装置であって、
前記装着部は、前記カード収納ホルダを載置する載置面(例えば、図9のガラス面107)と、前記載置面の周囲に設けられた起立部(例えば、図9の突起物181)とを有し、前記起立部により前記載置面上に載置されたカード収納ホルダの面方向への移動が抑止されることを特徴とするゲーム装置である。
載置面上にカード収納ホルダが載置されるが、この第5の発明によれば、載置面の周囲に設けられた起立部により、カード収納ホルダの面方向への移動が抑止される。また、周囲に起立部が設けられていることから、カード収納ホルダの載置場所が直感的に分かり易い構造を為す。
第6の発明は、第5の発明のゲーム装置であって、
前記装着部は、前記載置面が筐体面より低い位置に設けられ(例えば、図8の凹部161)、筐体面と前記載置面との段差によってなる前記起立部(例えば、図8の周壁163)により、前記載置面上に載置されたカード収納ホルダの面方向への移動が抑止されることを特徴とするゲーム装置である。
この第6の発明によれば、載置面が筐体面より低い位置に設けられる。従って、プレーヤは、カード収納ホルダを筐体面から載置面に滑り込ませるといった簡便な方法でカード収納ホルダを装着させることができる。
第7の発明は、第1の発明のゲーム装置であって、
前記装着部は、前記カード収納ホルダを載置する載置面(例えば、図7のガラス面107)と、前記載置面の周囲に設けられた前記カード収納ホルダの端部を挟持する挟持部(例えば、図7のクリップ141)とを有し、前記挟持部により前記載置面上に載置されたカード収納ホルダの面方向への移動が抑止されることを特徴とするゲーム装置である。
この第7の発明によれば、載置面の周囲にカード収納ホルダの端部を挟持する挟持部が設けられ、この挟持部により、載置面上に載置されたカード収納ホルダの面方向への移動が抑止される。
第8の発明は、第1の発明のゲーム装置であって、
前記装着部は、前記カード収納ホルダを載置する載置面(例えば、図13のガラス面107)と、当該載置面との間で前記カード収納ホルダを挟む蓋体(例えば、図13のフォルダ固定蓋261)とを有し、前記蓋体によって前記載置面上に載置されたカード収納ホルダが前記載置面側に押圧されて固定されることを特徴とするゲーム装置である。
この第8の発明によれば、載置面との間でカード収納ホルダを挟む蓋体を設け、この蓋体によって載置面上に載置されたカード収納ホルダが載置面側に押圧されることで、カード収納ホルダが固定される。
第9の発明は、第8の発明のゲーム装置であって、
前記蓋体は、前記載置面との間で前記カード収納ホルダを挟む際に、前記カード収納ホルダに収納されたカードを視認可能とする透明材料でなる透過部を有することを特徴とするゲーム装置である。
この第9の発明によれば、蓋体と載置面との間でカード収納ホルダが挟まれる。また、カード収納ホルダを挟んだ状態であっても、透過部によって、カード収納ホルダに収納されたカードが視認可能となる。従って、蓋体でカード収納ホルダを挟んだ後でも、プレーヤはカード収納ホルダに収納されたカードを視認することができる。
第10の発明は、第9の発明のゲーム装置であって、
前記蓋体には、前記カード収納ホルダに収納された各カードそれぞれを選択するためのカード選択スイッチが設けられていることを特徴とするゲーム装置である。
この第10の発明によれば、蓋体に、カード収納ホルダに収納された各カードそれぞれを選択するためのカード選択スイッチが設けられる。従って、第9の発明による作用効果と相まって、プレーヤは、蓋体でカード収納ホルダを挟んだ後でも、透過部からカードを視認しながらカード選択スイッチを操作することができるようになる。
第11の発明は、第9の発明のゲーム装置であって、
前記透過部は、タッチパネルを有して構成されることを特徴とするゲーム装置である。
この第11の発明によれば、透過部は、タッチパネルを有して構成される。従って、第9の発明による作用効果と相まって、プレーヤは、蓋体でカード収納ホルダを挟んだ後でも、透過部からカードを視認しながらタッチパネルを操作することができるようになる。
第12の発明は、第1の発明のゲーム装置であって、
前記カード収納ホルダには、端部所定位置に磁石又は金属が設けられており(例えば、図22の磁石61)、
前記装着部は、前記カード収納ホルダを載置する載置面(例えば、図23のガラス面107)と、前記載置面上に前記カード収納ホルダが載置された際の前記端部所定位置に対応する位置に設けられた磁石(例えば、図23の磁石361)と、を有し、前記磁石の吸着力により前記載置面上に載置されたカード収納ホルダの面方向への移動が抑止されることを特徴とするゲーム装置である。
この第12の発明によれば、カード収納ホルダの端部所定位置には磁石又は金属が設けられ、載置面上にカード収納ホルダが載置された際の端部所定位置に対応する位置に磁石が設けられる。そして、この磁石の吸着により、載置面上に載置されたカード収納ホルダの面方向への移動が抑止される。
第13の発明は、第1〜第12の何れか一の発明のゲーム装置であって、
前記識別情報読取部は、前記装着部に装着されたカード収納ホルダに収納された各カードの識別情報を、前記載置面を介して読み取ることを特徴とするゲーム装置である。
この第13の発明によれば、載置面を介して、カード収納ホルダに収納された各カードの識別情報が読み取られる。
第14の発明は、第1の発明のゲーム装置であって
前記装着部は、前記カード収納ホルダを挿入するための挿入口(例えば、図12の挿入口243)を有し、この挿入口から挿入されたカード収納ホルダを装着するように筐体内に設けられていることを特徴とするゲーム装置である。
この第14の発明によれば、装着部は筐体内に設けられているため、挿入口から挿入されたカード収納ホルダは筐体内で装着されることとなる。
第15の発明は、第1〜第14の何れか一の発明のゲーム装置の装着部に装着されるカード収納ホルダ(例えば、図24のフォルダ70)であって、
一面に図柄が印刷され、他面に識別情報が印刷されたカード(例えば、図1のカード1)を収納するための収納部(例えば、図24の収納部71)を当該カード収納ホルダの一面側に複数備え、
前記各収納部それぞれの位置に対応する当該カード収納ホルダの他面側の位置に、前記カードより小さいサイズの穴(例えば、図24の読取穴75)が設けられ、
前記カードの一面が当該カード収納ホルダの一面側に向くように前記カードが前記収納部に収納された際、前記カードの他面に印刷された識別情報が前記他面側の穴から露出することを特徴とするカード収納ホルダである。
この第15の発明によれば、一面に図柄が印刷され、他面に識別情報が印刷されたカードを収納するための収納部が一面側に複数備えられたカード収納ホルダが実現される。また、このカード収納ホルダでは、各収納部それぞれの位置に対応する当該カード収納ホルダの他面側の位置に、カードより小さいサイズの穴が設けられ、カードの一面がカード収納ホルダの一面側に向くようにカードが収納された際、カードの他面に印刷された識別情報が他面側の穴から露出される。従って、カードに印刷された識別情報は、カード収納ホルダに設けられた穴から常に露出され、カード収納ホルダが汚れているような場合であっても、識別情報が正確に読み取られることとなる。
本発明によれば、カードを外部から視認可能に平面状に複数並べて収納するシート状のカード収納ホルダを着脱自在に装着し、装着したカード収納ホルダに収納された各カードの識別情報を読み取るゲーム装置が構成される。従って、プレーヤは、どのカードをゲームに用いるかを、カード収納ホルダに収納する際に吟味することができ、外部から視認可能であって、平面状に並べて収納されるため、収納された後も、カードの図柄等を眺めたり、容易に差し替えるといったことができる。また、ゲーム装置に読み取らせる際も、カード収納ホルダごとゲーム装置に装着すれば済み、手間や時間がかからない。
〔ゲームの説明〕
先ず、全実施形態に共通するゲームについて説明する。
ゲームは、最大9枚のカードを用いたカード対戦ゲームである。ゲームを行うに当たり、プレーヤは、1枚〜9枚のカード及び1枚のカード収納ホルダ(以下、カード収納ホルダのことを単に「フォルダ」と呼ぶ。)を用意する。
プレーヤは、1枚〜9枚のカードを、フォルダに備えられた9箇所の収納部の何れかに収納しておく。そして、プレーヤは、カードが収納されたフォルダをゲーム装置に装着し、コインを投入してゲームを開始する。
ゲーム装置は、フォルダに収納された各カードに印刷されたバーコードを読み取り、収納されたカードの枚数や種類、どのカードがどこに収納されたか、等に応じてゲームの進行を制御してゲームを実行する。
〔カードの構成〕
次に、図1を参照して、全実施形態に共通するカード1の構成について説明する。
図1(a)は、カード1の概略正面図である。カード1は、プラスチックで成り、その形状は平面視矩形である。カード1の表(おもて)面の中央部から下部にかけては、キャラクタの図柄2が描かれている。また、表面の上部には、当該キャラクタの名称3が記載され、その左下方には、当該キャラクタの強さを示す体力値5、右下方には、当該キャラクタの識別番号7がそれぞれ記載されている。カード1は複数種類存在し、識別番号7によりその種類が特定される。
図1(b)は、カード1の概略裏面図である。カード1の裏面の中央部には、バーコード9が印刷されている。バーコード9は、カード1の識別番号7がコード化された識別情報であり、ゲーム装置に内蔵されたバーコードリーダによって光学的に読み取られる。
〔第1実施形態〕
図2〜図4を参照して、第1実施形態について説明する。
〔フォルダの構成〕
先ず、第1実施形態におけるフォルダ10の構成について説明する。
図2は、フォルダ10の概略正面図である。
フォルダ10は、透明のビニール材で成り、基部11と、被取付部17とを備えて構成されている。基部11上には、カード1を収納するための収納部13が備えられている。収納部13は、カード1よりも僅かに大きな矩形であり、所定の間隔をおいて縦横方向にそれぞれ3箇所ずつ計9箇所に備えられている。収納部13の上部には、開口部14が設けられており、開口部14を除いた周部はシール部材15により係止されている。すなわち、収納部13はポケット状の構造であり、開口部14からカード1が挿入される。また、収納部13を含むフォルダ10は、透明のビニール材で成るため、収納部13に収納されたカード1は外部から視認可能である。
被取付部17は、基部11の正面左端に隣接して設けられており、被取付部17には、綴じ穴18が空けられている。綴じ穴18は円形で、所定の間隔をおいて縦方向に2箇所に空けられており、JIS規格に基づいた2穴式のバインダへのフォルダ10の綴込みを可能にする。
〔ゲーム装置の構成〕
次に、第1実施形態におけるゲーム装置100の構成について説明する。
ゲーム装置100は、ゲームセンタ等のアミューズメント施設に設置されるものである。尚、以下のゲーム装置の説明における方向は、ゲームプレイを行うプレーヤの視点に立った方向を指すものとし、手前側を前、奥側を後、ゲーム装置に向かった上下左右それぞれの方向を上下左右それぞれの方向とする。尚、図3にその方向を図示する。また、この方向は、第2実施形態以降も同様である。
図3は、ゲーム装置100の概略斜視図である。
ゲーム装置100は、操作台101の上面奥方に起立部103を一体に有する本体形状を成す。操作台101の上面手前方には、1P側のプレーヤ及び2P側のプレーヤ用の操作ボタン105が備えられている。
操作ボタン105は、例えばプッシュスイッチ等によって実現され、縦横方向に3個ずつ計9個備えられている。この9個の操作ボタン105は、フォルダ10の各収納部13にそれぞれ対応しており、ゲームを進行させるために用いられる他、ゲーム中にフォルダ10の各収納部13に収納されたカード1を個別に選択するためのカード選択スイッチとして機能する。
また、操作台101の上部手前方には、透明のガラス板が埋設されており、その一面はガラス面107として操作台101の上面と同一面上に現れている。このガラス面107は、フォルダ10が載置される載置面として機能する。
また、ガラス面107の左方には、フォルダ10の2つの綴じ穴18の間隔と同一の間隔で、突起物108が2箇所に備えられており、フォルダ10の装着部として機能する。
フォルダ10は、プレーヤによりガラス面107に載置され、非取付部17に空けられている綴じ穴18が突起物108に嵌め合わされることで、ゲーム装置100に装着される。従って、突起物108は、フォルダ10の基部11がガラス面107上に載置されるように位置決めされている。
操作台101の内部であって、ガラス面107の下方には9つのバーコードリーダ109が備えられている。この9つのバーコードリーダ109は、フォルダ10の9つの収納部13にそれぞれ対応しており、綴じ穴18が突起物108に嵌るようにガラス面107上にフォルダ10が載置された際に、フォルダ10の各収納部13に格納されるカード1の裏面中央部を読み取れるように、位置決めされている。
操作台101の前面右方には、コイン投入口110が備えられている。コイン投入口110は、ゲームプレイの対価としてコインや貨幣が投入される部分である。
また、操作台101の内部には、制御基板111が内蔵されている。この制御基板111には、CPUや、ゲーム画像を生成する画像生成IC、ゲーム音を生成する音生成IC、各種処理を実行するプログラムやデータを格納するメモリ112等が実装されている。
そして、起立部103前面の正面位置には、CRT(Cathode Ray Tube)等により構成され、ゲーム画像を表示するディスプレイ113が備えられている。また、ディスプレイ113の両側には、ゲーム音を出力するスピーカ115が備えられている。
〔機能構成〕
次に、ゲーム装置100の機能構成について説明する。第2実施形態以降で説明するゲーム装置も基本的に同様の機能構成であるため、ここでまとめて説明する。
図4は、ゲーム装置100の機能構成を示すブロック図である。
ゲーム装置100は、操作入力部1100と、処理部1200と、バーコードリーダ1300と、表示部1400と、音出力部1500と、記憶部1600と、コイン投入検知部1700とを備えて構成される。
操作入力部1100は、操作ボタン1110を有し、プレーヤによる操作指示を受け付け、操作に応じた操作信号を処理部1200に出力する。操作ボタン1110は、図3の操作ボタン105に対応する。尚、この機能は、例えばタッチセンサ1130で実現することも可能であり、タッチセンサ1130の具体例については、第6実施形態の変形例や第7実施形態で説明する。
処理部1200は、ゲーム装置全体の制御やゲームの進行、画像生成等の各種演算処理を行う。この機能は、例えばCPU(CISC型、RISC型)、ASIC(ゲートアレイ等)等の演算装置やその制御プログラムにより実現される。
また、処理部1200は、主にゲームに係る演算処理を行うゲーム演算部1210と、ゲーム演算部1210の処理によって求められた各種のデータに基づき、仮想カメラ等の所与の視点から見た仮想三次元空間(ゲーム空間)の画像の生成及びゲーム画面を表示させるための画像信号の生成を実行する画像生成部1250と、効果音やBGM等のゲーム音の生成及びゲーム音を出力させるための音信号の生成を実行する音生成部1270とを含んでいる。
ゲーム演算部1210は、操作入力部1100から入力された操作信号や指示信号、記憶部1600から読み出したプログラム及びデータ等に基づいた処理を実行する。また、ゲーム演算部1210は、主な機能部として、メイン処理制御部1220と、ゲーム進行制御部1230とを含んでいる。
メイン処理制御部1220は、メインプログラム1610に従ってメイン処理を実行する。また、ゲーム進行制御部1230は、ゲーム進行制御プログラム1620に従ってゲーム進行制御処理を実行する。
画像生成部1250は、例えばCPUやDSP等の演算装置やその制御プログラム、フレームバッファ等の描画フレーム用ICメモリ等によって実現される。画像生成部1250は、ゲーム演算部1210による演算結果に基づき、幾何変換処理やシェーディング処理等を実行してゲーム画面を表示するためのゲーム画像(3DCG画像)を生成し、生成した画像の画像信号を表示部1400に出力する。
バーコードリーダ1300は、光学的な読み取り装置であるスキャナを備え、このスキャナによりカード1の裏面に印刷されたバーコード9を読み取ることで、バーコード9が示す情報を取得する。バーコードリーダ1300は、図3のバーコードリーダ109に対応する。
表示部1400は、画像生成部1250からの画像信号に基づいて、例えば1/60秒毎に1フレームの画面を再描画しながらゲーム画面を表示する。この機能は、例えばCRT、LCD、ELD、PDP、HMD等のハードウェアによって実現される。表示部1400は、図3のディスプレイ113に対応する。
音生成部1270は、例えばCPUやDSP等の演算装置及びその制御プログラムによって実現され、ゲーム中に使用される効果音やBGM等のゲーム音を生成し、生成したゲーム音の音信号を音出力部1500に出力する。
音出力部1500は、音生成部1270からの音信号に基づいて、BGMや効果音等のゲーム音声を出力するものである。音出力部1500は、図3のスピーカ115に対応する。
記憶部1600は、処理部1200にゲーム装置100を統合的に制御させるための諸機能を実現するためのシステムプログラムや、ゲームを実行させるために必要なプログラムやデータ等を記憶すると共に、処理部1200の作業領域として用いられ、処理部1200が各種プログラムに従って実行した演算結果や操作入力部1100から入力される入力データ等を一時的に記憶する。この機能は、例えば各種ICメモリやハードディスク、CD−ROM、DVD、MO、RAM、VRAM等によって実現される。記憶部1600は、図3の制御基板111に実装されるメモリ112に対応する。
また、記憶部1600は、処理部1200をゲーム演算部1210として機能させるためのプログラムを記憶する。具体的には、メインプログラム1610が含まれ、メインプログラム1610には、ゲーム進行制御プログラム1620がサブルーチンとして含まれる。
メインプログラム1610は、ゲーム演算部1210をメイン処理制御部1220として機能させるためのプログラムであり、ゲーム進行制御プログラム1620は、ゲーム演算部1210をゲーム進行制御部1230として機能させるためのプログラムである。
コイン投入検知部1700は、コインの投入を検知する機能部であり、適切な額のコインがコイン投入口110から投入された場合に、検知信号を処理部1200に出力する。
次に、処理の流れについて説明する。
図5は、メイン処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、メイン処理制御部1220がメインプログラム1610を実行することで実現される処理であり、ゲーム装置100において常駐的に実行される処理である。
先ず、メイン処理制御部1220は、待機状態を示す画面を表示部1400に表示させる(ステップA1)。メイン処理制御部1220は、コイン投入検知部1700からの検知信号を監視しており(ステップA3)、検知信号を受け取った場合には(ステップA3;Yes)、フォルダ10の装着を促すメッセージを音声及び/又は表示出力させる(ステップA5)。
そして、メイン処理制御部1220は、バーコードリーダ1300に読取動作を開始させる(ステップA7)。そして、プレーヤによってフォルダ10が装着されると、既に読取動作を開始しているバーコードリーダ1300によって、フォルダ10の各収納部13に収納されているカード1の裏面中央部に印刷されたバーコード9が読み取られる。
次いで、メイン処理制御部1220は、バーコードリーダ1300によるバーコード9の読取が完了したか否かを判定し(ステップA9)、未だ完了していないと判定した場合には(ステップA9;No)、ステップA7に戻り、完了したと判定した場合には(ステップA9;Yes)、読取の結果をバーコードリーダ1300から取得して、表示部1400に表示させる(ステップA11)。
そして、メイン処理制御部1220は、操作入力部1100からのプレーヤの操作入力に従って、バーコード9の読取の結果が正しいものであったか否かを判定し(ステップA13)、正しいものではなかったと判定した場合には(ステップA13;No)、ステップA7へと戻る。一方、読取の結果が正しいものであったと判定した場合には(ステップA13;Yes)、メイン処理制御部1220は、ゲーム進行制御部1230にゲーム進行制御処理を実行させて(ステップA15)、ステップA1に戻る。
ゲーム進行制御処理では、ゲーム進行制御部1230により、フォルダ10に収納されたカード1の枚数や種類、どのカード1がどこに収納されたか、等に応じてゲームの進行が制御される。
〔作用効果〕
第1実施形態によれば、カード1を外部から視認可能に平面状に複数並べて収納するシート状のフォルダ10を着脱自在に装着し、装着したフォルダ10に収納された各カード1のバーコード9を読み取るゲーム装置100が構成される。従って、プレーヤは、どのカード1をどの収納部13に収納するかを、フォルダ10に収納する際に吟味することができる。すなわち、カード1は、外部から視認可能であって、平面状に並べて収納されるため、プレーヤは、カード1を収納した後も、カード1の図柄等を眺めたり、容易に差し替えるといったことができる。また、ゲーム装置100に読み取らせる際も、フォルダ10ごとゲーム装置100に装着すれば済み、手間や時間がかからない。
また、ゲーム装置100のガラス面107には突起物108が備えられており、フォルダ10の非取付部17に空けられた綴じ穴18にこの突起物108が係る構造を為すため、フォルダ10を簡単に装着することができる。また、複数の突起物108が複数の綴じ穴18にそれぞれ係ることによって面方向への移動が抑止されるため、簡単な装着方法でありながら、装着されたシート状のフォルダ10はしっかりと支持されることとなる。
〔変形例〕
第1実施形態では、フォルダ10の綴じ穴18は非取付部17の2箇所に空けられるものとして説明したが、例えば3箇所であっても良く、適宜変更可能である。この場合、ゲーム装置100では、この綴じ穴18の個数と同数の突起物108がガラス面107に備えられる。
また、ガラス板、すなわちフォルダ10の載置場所を、操作台101の上部手前方として説明したが、他の位置としても勿論良い。この場合について、具体例を挙げて次に説明する。
図6は、フォルダ10の載置場所が異なるゲーム装置の一例であるゲーム装置120の概略斜視図である。
ゲーム装置120では、起立部103の左右に延出するように補助起立部121が設けられている。補助起立部121は箱型で内部に空洞を有し、前面が開いた形状である。また、補助起立部121の内部であって、その下部には、奥方の方が手前方よりも高くなるようにガラス板が傾斜して備えられ、その一面がガラス面107として現れている。そして、補助起立部121の内部であって、フォルダ10の9つの収納部13それぞれに対応するガラス板の下方には、バーコードリーダ109が内蔵されている。
ガラス面107には突起物108が備えられており、非取付部17に空けられている綴じ穴18が突起物108に嵌め合わされることで、フォルダ10がガラス面107に載置され、ゲーム装置120に装着される。
ゲーム装置120では、フォルダ10の載置場所が操作台101上面ではないため、操作台101上面を広く利用することができるようになる。また、ガラス板は、補助起立部121において奥方の方が手前方よりも高くなるように傾斜して備えられることから、ガラス面107に載置されたフォルダ10、ひいてはフォルダ10に収納された各カード1の表面の図柄2を容易に視認することができる。
〔第2実施形態〕
次に、図7を参照して、第2実施形態について説明する。
〔フォルダの構成〕
第2実施形態におけるフォルダは、第1実施形態におけるフォルダ10と同一である。
〔ゲーム装置の構成〕
図7は、第2実施形態におけるゲーム装置140の概略斜視図である。
ゲーム装置140が第1実施形態のゲーム装置100と異なる点は、突起物108の代わりに装着部としてクリップ141を設けた点であり、その他の構成は同様である。
クリップ141は、ワニ口クリップで成り、ガラス面107の左端部近傍に、左端辺に沿って所定間隔をおいて2箇所に設けられている。
〔作用効果〕
ガラス面107にフォルダ10が載置され、フォルダ10の非取付部17がクリップ141により挟持されることで、フォルダ10がゲーム装置140に装着されることとなる。クリップ141による狭持によって、フォルダ10の面方向への移動が抑止される。従って、簡単な装着方法でありながら、装着されたシート状のフォルダ10はしっかりと支持されることとなる。
〔変形例〕
クリップ141の個数は2箇所である場合に限らず、1箇所や3箇所以上であっても良い。また、クリップ141は、ワニ口クリップである必要はない。例えば、ピンクリップとし、フォルダ10をスライドさせるようにピンクリップの留め部に挿入してフォルダ10を装着する構成としても良い。また、クリップ141は、ガラス面107の左端部近傍に配置されているものとして説明したが、上端部や右端部近傍に配置されているとしても良い。また、フォルダ10は、綴じ穴18が空いていないものであっても良い。
〔第3実施形態〕
次に、図8を参照して、第3実施形態について説明する。
〔フォルダの構成〕
第3実施形態におけるフォルダは、第1実施形態におけるフォルダ10と同一である。
〔ゲーム装置の構成〕
図8は、第3実施形態におけるゲーム装置160の概略斜視図である。
ゲーム装置160が第1実施形態のゲーム装置100と異なる点は、突起物108が設けられておらず、装着部として機能する凹部161が形成されていることであり、その他の構成は同様である。
ゲーム装置160のガラス板は、操作台101の上部手前方に埋設されているが、その一面がガラス面107として、操作台101上面よりも僅かに低い位置に位置決めされている。すなわち、フォルダ10の載置場所が僅かに窪んだ構造を為し、凹部161が形成されている。この凹部161の底面を構成するガラス面107の露出部分の大きさは、フォルダ10の大きさより僅かに大きい大きさとされている。また、操作台101上面とガラス面107との段差によって周壁163が形成されている。
〔作用効果〕
操作台101上部に設けられた凹部161にフォルダ10が載置されることで、ゲーム装置160にフォルダ10が装着される。従って、フォルダ10を操作台101上面からガラス面107に滑り込ませるといった簡便な方法でフォルダ10を装着させることができる。凹部161におけるガラス面107の大きさは、フォルダ10よりも僅かに大きい大きさであるため、遊びが少なく、凹部161内でフォルダ10が面方向に大きく移動することがない。よって、フォルダ10のズレによるバーコードリーダ109の読み取りエラーや誤検出を抑止できる。
〔変形例〕
ガラス面107が操作台101上面よりも僅かに低い位置に現れるようにガラス板が位置決めされるとして説明したが、ガラス面107の一端を操作台101上面と同じ高さとし、他端が操作台101上面よりも僅かに低い位置となるように傾斜させてガラス板を設けても良い。この場合は、傾斜に沿ってフォルダ10をスライドさせることで、フォルダ10を容易に装着/脱着できる。また、フォルダ10は、綴じ穴18が空いていないものであっても良い。
〔第4実施形態〕
次に、図9を参照して、第4実施形態について説明する。
〔フォルダの構成〕
第4実施形態におけるフォルダは、第1実施形態におけるフォルダ10と同一である。
〔ゲーム装置の構成〕
図9は、第4実施形態におけるゲーム装置180の概略斜視図である。
ゲーム装置180が第1実施形態のゲーム装置100と異なる点は、突起物108の代わりに、ガラス面107の周囲に装着部として機能する突起物181を設けた点であり、その他の構成は同様である。
ゲーム装置180には、操作台101の上面であって、ガラス面107の周囲に、各辺に1箇所ずつ突起物181が設けられている。より具体的には、各辺の時計回り寄りの辺の近くに突起物181が設けられている。
〔作用効果〕
ガラス面107の周囲各辺に突起物181が設けられているため、フォルダ10がガラス面107上に載置されて装着された場合に、フォルダ10の面方向への移動が抑止される。また、ガラス面107の周囲に突起物181が備えられていることから、フォルダ10の載置場所を直感的に分かり易く示す構造を為す。
〔変形例〕
ガラス面107の周囲各辺に、突起物181が1箇所ずつ備えられるものとして説明したが、例えば2箇所ずつ備えられることにしても良い。また、突起物181の代わりに、ガラス面107を囲う周壁を設け、この周壁により、ガラス面107に載置されたフォルダ10の面方向へのズレを抑止する構造としても良い。また、フォルダ10は、綴じ穴18が空いていないものであっても良い。
〔第5実施形態〕
次に、図10を参照して、第5実施形態について説明する。
〔フォルダの構成〕
第5実施形態におけるフォルダは、第1実施形態におけるフォルダ10と同一である。
〔ゲーム装置の構成〕
図10は、第5実施形態におけるゲーム装置200の概略斜視図である。
ゲーム装置200は、ディスプレイ113の前面左右端部にフォルダ装着ボックス201がそれぞれ起立した状態で配設されている。フォルダ装着ボックス201は、上面に差込口203を有しており、一部端部を残し、差込口203から挿入されるフォルダ10のほぼ全体を内部に収納可能に構成されている。また、フォルダ装着ボックス201の前面にはガラスでなる窓部205が設けられており、フォルダ装着ボックス201に装着されるフォルダ10の表面が外部視認可能に構成されている。また、フォルダ装着ボックス201内には、9つのバーコードリーダ109が設けられており、このバーコードリーダ109によって、第1実施形態同様、フォルダ装着ボックス201内に装着されたフォルダ10に収納された各カード1のバーコード9が読み取られる。
フォルダ装着ボックス201に関わる構成以外の各部の構成については、第1実施形態のゲーム装置100と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〔作用効果〕
ディスプレイ113の前面左右端部に起立した状態でフォルダ装着ボックス201が配設され、フォルダ装着ボックス201の前面に窓部205が設けられている。このため、プレーヤは、ゲーム画面が表示されるディスプレイ113から視線を大きく動かすことなく、フォルダボックス201に装着されたフォルダ10を視界内に視認することができる。また、操作台101の上面が広く使えるようになるため、操作ボタン105の配置構成等の自由度が増す。また、フォルダ装着ボックス201へのフォルダ10の装着は、フォルダ10の挿入で済むため非常に簡便な装着方法であると同時に、フォルダ10の一部が差込口203から出るようにしてフォルダ装着ボックス201内にフォルダ10が装着されるため、フォルダ装着ボックス201からの取り出しも容易に行うことができる。
〔変形例〕
フォルダ装着ボックス201の配設位置の変形例について説明する。
図11は、フォルダ装着ボックス201の配設位置が異なるゲーム装置の一例であるゲーム装置220の概略斜視図である。
フォルダ装着ボックス201は、1P側の操作ボタン105と2P側の操作ボタン105とを隔てるようにして、操作台101の上面中央部に配設されている。より具体的には、1P側のフォルダ装着ボックス201及び2P側のフォルダ装着ボックス201のそれぞれの窓部205が外側になるように背中合わせとなり、1P側の操作ボタン105と2P側の操作ボタン105との間に配設されている。
すなわち、フォルダ装着ボックス201はついたての機能を果たすことになる。従って、ゲーム装置220におけるプレーヤ同士の対戦ゲームでは、お互いのプレーヤは、相手プレーヤのフォルダ10の前面を見ることができず、また操作ボタン105の操作の様子を確認できないため、相手プレーヤがどのようなカード1をどのような位置に収納したフォルダ10でもって対戦に挑んでいるのかを知ることができず、より緊張感のある対戦とすることができる。
また、フォルダ10は、綴じ穴18が空いていないものであっても良い。
〔第6実施形態〕
次に、図12を参照して、第6実施形態について説明する。
〔フォルダの構成〕
第6実施形態におけるフォルダは、第1実施形態におけるフォルダ10と同一である。
〔ゲーム装置の構成〕
図12は、第6実施形態におけるゲーム装置240の概略斜視図である。
ゲーム装置240は、フォルダ10が装着される装着空間241を操作台101の内部に有している。装着空間241は、略水平に配設された2枚のガラス板の間に形成されており、1枚は操作台101の上面の一部をなすガラス面107を形成するガラス板であり、1枚はフォルダ10に収納されたカード1のバーコード9をバーコードリーダ109が裏面から読み取るための、バーコードリーダ109の上方に設けられたガラス板である。また、操作台101の前面には、装着空間241に通ずるフォルダ10の挿入口243が設けられている。
装着空間241に関わる構成以外の各部の構成については、第1実施形態のゲーム装置100と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〔作用効果〕
装着空間241を形成する上方のガラス板は、上面がガラス面107を形成するものであるため、装着空間241に装着されたフォルダ10は、ガラス面107を介して外部から視認可能となる。すなわち、本実施形態では、ガラス面107はフォルダ10が載置される載置面ではなく、フォルダ10を眺めるための窓として機能する。また、装着空間241を形成する下方のガラス板を介して、その下方からバーコードリーダ109がカード1の裏面に印刷されたバーコード9を読み取る。
〔変形例〕
装着空間241を形成する上方のガラス板を液晶表示装置としても良い。すなわち、液晶表示装置の表示面がガラス面107となるように液晶表示装置を配置する。そして、バーコードリーダ109でバーコード9が読み取られ、処理部1200で判別されたカード1(より具体的にはカード1の図柄2)を、そのカード1の収納位置(配置位置)に応じた位置に配設した画面を液晶表示装置に表示するように構成する。更にこの場合、液晶表示装置にタッチパネル(タッチセンサ1130)を組み込むことにより、表示画面に表示されたカード1の選択操作をタッチ操作とすることとしても良い。また、フォルダ10は、綴じ穴18が空いていないものであっても良い。
〔第7実施形態〕
次に、図13を参照して、第7実施形態について説明する。
〔フォルダの構成〕
第7実施形態におけるフォルダは、第1実施形態におけるフォルダ10と同一である。
〔ゲーム装置の構成〕
図13は、第7実施形態におけるゲーム装置260の概略斜視図である。
ゲーム装置260は、ガラス面107の左方に隣接して、板状のフォルダ固定蓋261を備えている。操作台101の上面には、ガラス面107の左辺近傍に、軸方向がガラス面107の左辺に沿った方向となるフォルダ固定蓋261のヒンジ263が設けられており、ガラス面107の右方中央外側に、フォルダ固定蓋261の係止部261aが係止する被係止部265が設けられている。フォルダ固定蓋261は、ヒンジ263によって扉状に開閉自在に構成されると共に、係止部261aが被係止部265に係止することで、閉じた状態となり、ガラス面107に載置されるフォルダ10をガラス面107との間で押圧・固定する。また、フォルダ固定蓋261は、中央部が透明材料でなり、閉じた状態であっても押圧・固定されたフォルダ10を外部から視認可能とする。
また、透明材料でなる中央部の外側(フォルダ固定蓋261を閉じた状態の外側)には、タッチパネル(タッチセンサ1130)が組み込まれており、フォルダ10に収納されたカード1の選択をタッチ操作で検知可能に構成されている。具体的には、フォルダ固定蓋261のタッチパネルによって検知されたタッチ位置の信号が処理部1200に出力されて、処理部1200において、タッチ位置がフォルダ10の何れの収納部13の位置に対応するかが判別される。一方、バーコードリーダ109のバーコード9の読み取りにより、収納されているカード1の位置及び当該位置に収納されているカード1の種類が予め検出されているため、処理部1200は、タッチ位置に応じた位置にカード1が収納されていれば、当該カード1が選択されたとして認識する。
フォルダ固定蓋261に関わる構成以外の各部の構成については、第1実施形態のゲーム装置100と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〔作用効果〕
ガラス面107に載置されたフォルダ10は、フォルダ固定蓋261により押圧・固定される。従って、フォルダ10の載置位置がずれることはない。また、フォルダ固定蓋261は、中央部が透明材料でなるため、フォルダ固定蓋261でフォルダ10を挟んだ後でも、フォルダ10を視認することができる。また、タッチパネルが組み込まれているため、直接的な操作であるタッチ操作によって、所望のカード1を選択することができる。
〔変形例〕
タッチパネルの代わりに透明なプッシュスイッチをフォルダ固定蓋261の外側面(閉じた状態の外側の面)に設けることにしても良い。より具体的には、ガラス面107に載置されるフォルダ10の各収納部13の位置に対応する位置にプッシュスイッチをそれぞれ設けることとしても良い。また、フォルダ10は、綴じ穴18が空いていないものであっても良い。
〔第8実施形態〕
次に、図14及び図15を参照して、第8実施形態について説明する。
〔フォルダの構成〕
先ず、図14を参照して第8実施形態におけるフォルダ20の構成について説明する。
フォルダ20の各収納部13の下方近傍位置には、ボタン穴21がそれぞれ空けられている。ボタン穴21は円形であり、ゲーム装置280のガラス面107に備えられている操作ボタン281よりも僅かに大きなサイズである。
〔ゲーム装置の構成〕
図15は、第8実施形態におけるゲーム装置280の概略斜視図である。
ゲーム装置280は、ガラス面107に9つの操作ボタン281を設けて構成されている。操作ボタン281は、例えばプッシュスイッチ等によって実現され、フォルダ20に設けられているボタン穴21の配置位置と同一の配置構成をなす位置に備えられている。尚、操作ボタン281の機能は、操作ボタン105の機能と略同一である。
操作ボタン281に関わる構成以外の各部の構成については、第1実施形態のゲーム装置100と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〔作用効果〕
フォルダ20の各ボタン穴21それぞれが、対応する操作ボタン281に嵌め合わされることで、フォルダ20がゲーム装置280に装着される。従って、操作ボタン281によりフォルダ20が固定されるといった合理的な構造を為す。また、フォルダ20が装着されると、操作ボタン281がフォルダ20の各収納部13の下方近傍位置に現れるため、収納部13に収納されているカード1と、操作ボタン281との対応関係が明確となる。
〔変形例〕
第8実施形態では、ボタン穴21が、フォルダ20の各収納部13の下方近傍位置に空けられるものとして説明したが、各収納部13の上方近傍位置に空けられることにしても勿論良い。その場合、操作ボタン281の位置も、収納部13の位置に合わせて位置決めされることは勿論である。また、フォルダ20は、綴じ穴18が空いていないものであっても良い。
〔第9実施形態〕
次に、図16及び図17を参照して、第9実施形態について説明する。
〔フォルダの構成〕
先ず、図16を参照して第9実施形態におけるフォルダ30の構成について説明する。
フォルダ30は、第1実施形態のフォルダ10の構成に加えて、基部11の上部中央位置と、下部中央位置とに、それぞれゴムバンド31を備えて構成されている。このゴムバンド31は、フォルダ30をバインダに綴じ込むことなく、そのまま丸めた状態で保持するために使用されたり、複数のフォルダ30を纏めて括るために使用されたりする。
〔ゲーム装置の構成〕
図17は、第9実施形態におけるゲーム装置300の概略斜視図である。ゲーム装置300は、第1実施形態のゲーム装置100の突起物108の代わりにフック301を備えた構成を有している。
具体的には、ゲーム装置300は、操作台101の上面であって、ガラス面107の奥方近傍位置と手前方近傍位置とに、それぞれ2箇所ずつゴムバンド31を引っ掛けるためのフック301を備えている。2箇所のフック301は、ゴムバンド31の全長より長い間隔で配設されている。
フック301に関わる構成以外の各部の構成については、第1実施形態のゲーム装置100と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〔作用効果〕
ガラス面107に載置されたフォルダ30の上下のゴムバンド31が、フック301に引っ掛けられるが、フック301の間隔はゴムバンド31の全長より長いため、ゴムバンド31が伸張した状態となり、ゴムバンド31の弾性力によりフォルダ30の位置が固定されることとなる。また、このゴムバンド31は、複数枚のフォルダ30を括るといった機能をも有している。
〔変形例〕
フック301の配置位置は適宜設計変更可能であることは言うまでもない。また、フォルダ30は、綴じ穴18が空いていないものであっても良い。
〔第10実施形態〕
次に、図18及び図19を参照して、第10実施形態について説明する。
〔フォルダの構成〕
先ず、図18を参照して第10実施形態におけるフォルダ40の構成について説明する。
フォルダ40は、第1実施形態のフォルダ10の構成に加えて、基部11の四隅に、長穴41が空けられた構造を有しており、フォルダ40の可撓性から長穴41の形状が弾性変形可能に構成されている。
〔ゲーム装置の構成〕
図19は、第10実施形態におけるゲーム装置320の概略斜視図である。ゲーム装置320は、第1実施形態のゲーム装置100の突起物108の代わりに掛けボタン321を備えた構造を有している。
具体的には、ゲーム装置320は、ガラス面107の四隅にフォルダ40の長穴41が係止される掛けボタン321を設けて構成されている。掛けボタン321は、ボタン外径が長穴41の幅の長さより大きく、長穴41の長さより小さい大きさをなし、フォルダ40の各長穴41の配置位置と同一の配置構成をなす位置に配設される。
掛けボタン321に関わる構成以外の各部の構成については、第1実施形態のゲーム装置100と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〔作用効果〕
ガラス面107に載置されたフォルダ40の長穴41に、それぞれ対応する位置の掛けボタン321が通されることで、フォルダ40がゲーム装置320に装着される。
〔変形例〕
掛けボタン321は、ボタン形状をした他の部品で構成するとしても良いことは勿論である。具体的には、例えば画鋲状の部品を設けるとしても良い。また、フォルダ40は、綴じ穴18が空いていないものであっても良い。
〔第11実施形態〕
次に、図20及び図21を参照して、第11実施形態について説明する。
〔フォルダの構成〕
先ず、第11実施形態におけるフォルダ50の構成について説明する。
フォルダ50は、第1実施形態のフォルダ10の構成に加えて、基部11の裏面側の四隅に、可撓性を有する突起物51を設けた構造を有している。
図20(a)は、フォルダ50の概略正面図であり、図20(b)は、フォルダ50の概略側面図である。基部11の裏面側の四隅に突起物51が設けられている。突起物51は、底面が円形の短柱形状をなす。
〔ゲーム装置の構成〕
図21は、第11実施形態におけるゲーム装置340の概略斜視図である。ゲーム装置340は、第1実施形態のゲーム装置100の突起物108の代わりに、フォルダ50の突起物51と嵌合する凹部341を設けた構造を有している。
具体的には、凹部341は、ガラス板の操作台101の上面側、すなわちガラス面107側の四隅に設けられており、突起物51と嵌合する円形の凹部形状をなす。また、凹部341は、フォルダ50の突起物51の配置位置と同一の配置構成をなす位置に設けられている。
凹部341に関わる構成以外の各部の構成については、第1実施形態のゲーム装置100と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〔作用効果〕
ガラス面107に載置されたフォルダ50の突起物51が、それぞれ対応する位置の凹部341に嵌め合わされることで、フォルダ50がゲーム装置340に装着される。簡単な装着方法でありながら、装着されたシート状のフォルダ50はしっかりと支持されることとなる。
〔変形例〕
フォルダ50は、綴じ穴18が空いていないものであっても良い。
〔第12実施形態〕
次に、図22及び図23を参照して、第12実施形態について説明する。
〔フォルダの構成〕
先ず、第12実施形態におけるフォルダ60の構成について説明する。
フォルダ60は、第1実施形態のフォルダ10の構成に加えて、基部11の四隅に、磁石61が埋設された構造を有している。
図22(a)は、フォルダ60の概略正面図であり、図22(b)は、フォルダ60の概略側面図である。
基部11の四隅の磁石61は、一定の厚みを有するコイン形状をした磁石であって、図22(a)に向かって左側の上下の磁石61と、右側の上下の磁石61との極性が反対となるように配設される。図22(a)においては、フォルダ60において、左上隅及び左下隅の磁石61は、表面側の極性がN極、裏面側の極性がS極となるように埋設されており、右上隅及び右下隅の磁石61は、表面側の極性がS極、裏面側の極性がN極となるように埋設されている。
〔ゲーム装置の構成〕
図23は、第12実施形態におけるゲーム装置360の概略斜視図である。ゲーム装置360は、第1実施形態のゲーム装置100のガラス面107を形成するガラス板を一回り小さいガラス板とし、突起物108の代わりに、ガラス面107の四隅外側にそれぞれコイン形状をした磁石361を埋設した構造を有している。
操作台101の上面の一部をなすガラス面107は、フォルダ60の全ての収納部13
を含む大きさ程度であって、フォルダ60の基部11の四隅に設けられた磁石61で囲まれる大きさ以下の大きさである。一面がガラス面107であるガラス板の四隅外側の操作台101内には、一定の厚さを有するコイン形状の磁石361が設けられている。磁石361は、操作台101の上面を介して磁力線を放射しており、ガラス面107の左側の上下の磁石361と、右側の上下の磁石361との極性が反対となるように配設される。具体的には、図23において、ガラス面107の左上隅及び左下隅の磁石361は、上方の極性がN極、下方の極性がS極となるように埋設されており、右上隅及び右下隅の磁石361は、上方の極性がS極、下方の極性がN極となるように埋設されている。
磁石361に関わる構成以外の各部の構成については、第1実施形態のゲーム装置100と同様であるため、詳細な説明は省略する。
〔作用効果〕
磁石61と磁石361との極性関係から、ガラス面107に載置されたフォルダ60は、四隅の磁石61が、ガラス面107の四隅外側に配設された磁石361と吸着することにより、しっかりと保持され、面方向への移動が抑止される。
また、左右で極性が正反対になるように磁石61と磁石361とが埋設されているため、フォルダ60を上下逆や表裏逆にしてガラス面107に載置しようとしても、磁石61と磁石361とが反発し、うまく載置できないことになる。従って、フォルダ60が誤った向きに装着されることを効果的に防止することができる。
〔変形例〕
フォルダ60の基部11の四隅に磁石61が埋設されるものとして説明したが、磁石61の代わりに金属が埋設されることにしても良い。また、磁石の代わりに、フォルダ60の基部11裏面の四隅と、ゲーム装置360のガラス面107の四隅外側とのそれぞれにマジックテープ(登録商標)を具備させ、このマジックテープ同士の接着によりフォルダ60が固定されるような構造を為しても良い。また、フォルダ60は、綴じ穴18が空いていないものであっても良い。
〔変形例〕
次に、以上説明した全実施形態に共通する変形例について説明する。
(A)カードの構成
(A−1)バーコードの印刷位置
上述した実施形態では、バーコード9はカード1の裏面中央部に印刷されるものとして説明したが、このバーコード9の印刷位置は適宜変更可能である。
(A−2)ICチップの埋設
上述した実施形態では、カード1に識別情報としてバーコード9が印刷されるものとして説明したが、カード1の識別情報を記憶したICチップが埋設されるような構成を採っても良い。この場合、ゲーム装置側では、各カード1に埋設されたICチップの識別情報をそれぞれ読み取るICリーダを内蔵しておけば良い。
(B)フォルダの構成
(B−1)収納部の構造
上述した実施形態において、フォルダ10〜60はポケット状の収納部13を備えているものとして説明した。しかし、収納部13は必ずしもポケット状の構造である必要はない。
図24(a)は、収納部の構造が異なるフォルダの一例であるフォルダ70の概略正面図、図24(b)は、フォルダ70の概略背面図である。
フォルダ70の基部11の表面側には、収納部71が備えられている。各収納部71の全周部はシール部材73により係止されている。また、フォルダ70の裏面であって、各収納部71の中央部に対応する位置には、読取穴75が空けられている。読取穴75は、図24に向かって左右方向が長軸、上下方向が短軸をなす楕円形であり、カード1の裏面に印刷されているバーコード9よりも一回り大きなサイズである。この読取穴75は、カード1のバーコード9が印刷された部分を露出させる用途の他に、収納部71へのカード1の収納/取出口として用いられる。すなわち、カード1は、可撓性を有する基部11が弾性変形されることで変形された読取穴75を介して収納部71に収納される。
収納部71がポケット状の構造ではなく、読取穴75がカード1よりも小さいことから、収納されたカード1の落下が効果的に防止される。また、カード1のバーコード9は裏面中央部に印刷されているため、カード1が収納部71に収納された状態において、バーコード9は読取穴75から常に露出されることになる。従って、フォルダ70が汚れているような場合であっても、バーコード9をゲーム装置のバーコードリーダ109に正確に読み取らせることができる。
(B−2)カードの固定
上述した実施形態では、カード1がフォルダに備えられた収納部13に収納されるものとして説明したが、このような構成を採るのではなく、カード1がフォルダに固定されるような構成を採っても良い。
図25は、止め具が配設されたフォルダの一例であるフォルダ80の概略正面図、図26は、切れ目が入れられたフォルダの一例であるフォルダ85の概略正面図である。
フォルダ80は、基部11の表面側の各カード1が配置される位置の四隅に、三角形状の止め具81が配設された構造を有している。カード1は、止め具81に挟み込まれることで、フォルダ80に固定される。
フォルダ85は、基部11の各カード1が配置される位置の四隅に、斜めに切れ目87が入れられた構造を有している。カード1は、四隅が切れ目87に挿入されることで、フォルダ85に固定される。
(C)フォルダの種類
カード1に複数の種類が存在するのと同様に、フォルダにも複数の種類を設けることにしても良い。例えば、色違いのフォルダを設けるといった具合である。この場合は、色を識別情報として記憶したICチップがフォルダに埋設されるようにする。
図27は、ICチップが埋設されたフォルダの一例であるフォルダ90の概略正面図である。
フォルダ90は、被取付部17の下部に、フォルダ90の色を識別情報として記憶したICチップ91が埋設された構造を有している。この場合、ゲーム装置側では、バーコードリーダ109に加えてICリーダを内蔵しておき、フォルダ90がゲーム装置に装着された際に、収納されているカード1のバーコード9を読み取るばかりでなく、フォルダ90のICチップ91に記憶された識別情報を読み取ることで、フォルダ90の色を識別するように構成する。
このような構成を採ることで、フォルダ90に収納されたカード1の枚数や種類ばかりでなく、フォルダ90の種類をもゲームの要素に取り入れることができるようになり、多様性に富んだゲームが実現される。尚、フォルダ90の裏面側の所定位置に、フォルダの種類を示すバーコードを印刷しておき、これを読み取る構成としても良い。
(D)台紙の使用
フォルダの代わりに台紙を使用することとし、カード1が貼付された台紙がゲーム装置に装着されるようにしても良い。この場合、台紙の各カード1が貼付される位置の中央部には穴が空けられており、台紙に貼付されたカード1の裏面のバーコード9をゲーム装置のバーコードリーダ109が読み取り可能に構成する。
(E)バーコードリーダ
上述した実施形態では、9台のバーコードリーダ109(スキャナ)によってフォルダに収納された各カード1のバーコード9を読み取るものとして説明したが、1台のスキャナによりフォルダ全体を面状にスキャンすることで、各カード1のバーコード9を読み取ることにしても良い。また、カメラを用いて各カード1を撮影し、画像認識により各カード1の情報を読み取るようにしても良い。
(a)カードの概略正面図。(b)カードの概略背面図。 第1〜第7実施形態におけるフォルダの概略正面図。 第1実施形態におけるゲーム装置の概略斜視図。 ゲーム装置の機能構成を示すブロック図。 メイン処理の流れを示すフローチャート。 第1実施形態の変形例におけるゲーム装置の概略斜視図。 第2実施形態におけるゲーム装置の概略斜視図。 第3実施形態におけるゲーム装置の概略斜視図。 第4実施形態におけるゲーム装置の概略斜視図。 第5実施形態におけるゲーム装置の概略斜視図。 第5実施形態の変形例におけるゲーム装置の概略斜視図。 第6実施形態におけるゲーム装置の概略斜視図。 第7実施形態におけるゲーム装置の概略斜視図。 第8実施形態におけるフォルダの概略正面図。 第8実施形態におけるゲーム装置の概略斜視図。 第9実施形態におけるフォルダの概略正面図。 第9実施形態におけるゲーム装置の概略斜視図。 第10実施形態におけるフォルダの概略正面図。 第10実施形態におけるゲーム装置の概略斜視図。 (a)第11実施形態におけるフォルダの概略正面図。(b)第11実施形態におけるフォルダの概略側面図。 第11実施形態におけるゲーム装置の概略斜視図。 (a)第12実施形態におけるフォルダの概略正面図。(b)第12実施形態におけるフォルダの概略側面図。 第12実施形態におけるゲーム装置の概略斜視図。 (a)変形例におけるフォルダの概略正面図。(b)変形例におけるフォルダの概略背面図。 変形例におけるフォルダの概略正面図。 変形例におけるフォルダの概略正面図。 変形例におけるフォルダの概略正面図。
符号の説明
1 カード
10 フォルダ
11 基部
13 収納部
14 開口部
15 シール部材
17 被取付部
18 綴じ穴
100 ゲーム装置
101 操作台
103 起立部
105 操作ボタン
107 ガラス面
108 突起物
109 バーコードリーダ
110 コイン投入口
111 制御基板
112 メモリ
113 ディスプレイ
115 スピーカ

Claims (15)

  1. 印刷又はICの埋設により識別情報を外部読取可能に有したカードの識別情報を読み取ってゲームの進行を制御するゲーム装置であって、
    前記カードを外部から視認可能に平面状に複数並べて収納するシート状のカード収納ホルダを着脱自在に装着するための装着部と、
    前記装着部に装着されたカード収納ホルダに収納された各カードの識別情報を読み取る識別情報読取部と、
    を備えたゲーム装置。
  2. 前記カード収納ホルダには、所定位置に、所定の綴込用具によって複数纏めて冊子状に綴じられる際に用いられる被係止部が設けられており、
    前記装着部は、前記カード収納ホルダを載置する載置面と、前記載置面上に前記カード収納ホルダが載置された際の前記被係止部の位置に対応する位置に設けられた前記被係止部を係止する係止部と、を有する請求項1に記載のゲーム装置。
  3. 前記カード収納ホルダには穴が空けられており、
    前記装着部は、前記カード収納ホルダを載置する載置面と、前記載置面上に前記カード収納ホルダが載置された際の前記穴の位置に対応する位置に設けられた係止部と、を有し、前記係止部が前記カード収納ホルダの前記穴に係ることで、前記載置面上に載置されたカード収納ホルダの面方向への移動が抑止されることを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
  4. 前記カード収納ホルダには、前記カードを収納するそれぞれの収納位置近傍に穴が空けられており、
    前記載置面上に前記カード収納ホルダが載置された際の前記穴それぞれの位置に対応する位置に、当該穴に近接するカードを選択するためのカード選択スイッチが設けられ、
    前記カード選択スイッチにより前記係止部が兼用されることを特徴とする請求項3に記載のゲーム装置。
  5. 前記装着部は、前記カード収納ホルダを載置する載置面と、前記載置面の周囲に設けられた起立部とを有し、前記起立部により前記載置面上に載置されたカード収納ホルダの面方向への移動が抑止されることを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
  6. 前記装着部は、前記載置面が筐体面より低い位置に設けられ、筐体面と前記載置面との段差によってなる前記起立部により、前記載置面上に載置されたカード収納ホルダの面方向への移動が抑止されることを特徴とする請求項5に記載のゲーム装置。
  7. 前記装着部は、前記カード収納ホルダを載置する載置面と、前記載置面の周囲に設けられた前記カード収納ホルダの端部を挟持する挟持部とを有し、前記挟持部により前記載置面上に載置されたカード収納ホルダの面方向への移動が抑止されることを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
  8. 前記装着部は、前記カード収納ホルダを載置する載置面と、当該載置面との間で前記カード収納ホルダを挟む蓋体とを有し、前記蓋体によって前記載置面上に載置されたカード収納ホルダが前記載置面側に押圧されて固定されることを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
  9. 前記蓋体は、前記載置面との間で前記カード収納ホルダを挟んだ状態で、前記カード収納ホルダに収納されたカードを視認可能とする透明材料でなる透過部を有することを特徴とする請求項8に記載のゲーム装置。
  10. 前記蓋体には、前記カード収納ホルダに収納された各カードそれぞれを選択するためのカード選択スイッチが設けられていることを特徴とする請求項9に記載のゲーム装置。
  11. 前記透過部は、タッチパネルを有して構成されることを特徴とする請求項9に記載のゲーム装置。
  12. 前記カード収納ホルダには、端部所定位置に磁石又は金属が設けられており、
    前記装着部は、前記カード収納ホルダを載置する載置面と、前記載置面上に前記カード収納ホルダが載置された際の前記端部所定位置に対応する位置に設けられた磁石と、を有し、前記磁石の吸着力により前記載置面上に載置されたカード収納ホルダの面方向への移動が抑止されることを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
  13. 前記識別情報読取部は、前記装着部に装着されたカード収納ホルダに収納された各カードの識別情報を、前記載置面を介して読み取ることを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載のゲーム装置。
  14. 前記装着部は、前記カード収納ホルダを挿入するための挿入口を有し、この挿入口から挿入されたカード収納ホルダを装着するように筐体内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のゲーム装置。
  15. 請求項1〜14の何れか一項に記載のゲーム装置の装着部に装着されるカード収納ホルダであって、
    一面に図柄が印刷され、他面に識別情報が印刷されたカードを収納するための収納部を当該カード収納ホルダの一面側に複数備え、
    前記各収納部それぞれの位置に対応する当該カード収納ホルダの他面側の位置に、前記カードより小さいサイズの穴が設けられ、
    前記カードの一面が当該カード収納ホルダの一面側に向くように前記カードが前記収納部に収納された際、前記カードの他面に印刷された識別情報が前記他面側の穴から露出することを特徴とするカード収納ホルダ。
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