JP2008278315A - 撮像装置及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 CPU10は、減算処理部31を備え、音を再生しながら音付動画撮影を行なう場合は、再生する音データを内蔵スピーカ26から放音するとともに、内蔵マイク21によって集音された音データから、該再生している音データを減算し、該減算後の音データをフラッシュメモリ13に記録する。これにより、撮影録音時に音を再生した場合であっても、録音される音は、再生された音によって被写体の音声がかき消されることがなく、音が再生されながら録音された音の再生の精度を向上することができる。
【選択図】 図2
Description
前記スピーカから音データを放音させる放音制御手段と、
音を集音するマイクロフォンと、
前記マイクロフォンにより集音された音データを記録手段に記録する記録制御手段と、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御手段により前記記録手段に記録されている最中に、前記放音制御手段により放音された音データを、前記マイクロフォンにより集音された音データから減算する減算手段と、
を備えたことを特徴とする。
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録手段に記録される前に減算を実行し、
前記記録制御手段は、
前記減算手段により減算された音データを前記記録手段に記録するようにしてもよい。
前記記録手段による前記マイクロフォンにより集音された音データの記録後に、減算を実行するようにしてもよい。
前記減算手段は、
前記記録手段に記録された音データを再生する際に、減算を実行し、
前記再生手段は、
前記減算手段により減算された音データを再生するようにしてもよい。
前記スピーカは、
被写体側に向けられた第1のスピーカと、撮影者側に向けられた第2のスピーカとを有し、
前記放音制御手段は、
前記第1のスピーカから前記放音させる音データを放音させ、前記第2のスピーカから前記生成手段により生成された逆位相の音データを放音させるようにしてもよい。
前記減算手段は、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御手段により前記記録手段に記録されている最中に、音声認識手段による認識結果に基づいて、音声以外の周辺音を前記マイクロフォンにより集音された音データから減算するようにしてもよい。
音声以外の周辺音のうち、前記放音制御手段により放音された音データ以外の音データを前記マイクロフォンにより集音された音データから減算するととともに、前記放音制御手段により放音された音データも前記マイクロフォンにより集音された音データから減算するようにしてもよい。
前記減算手段は、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御手段により前記記録手段に記録されている最中に、音声認識手段による認識結果に基づいて、音レベルの高い音声データを、前記マイクロフォンにより集音された音データから減算するようにしてもよい。
前記スピーカから音データを放音させる放音制御処理と、
前記撮像手段により撮像された画像データと前記マイクロフォンにより集音された音データとを関連付けて記録媒体に記録する記録制御処理と、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御処理により前記記録媒体に記録されている最中に、前記放音制御処理により放音された音データを、前記マイクロフォンにより集音された音データから減算する減算処理と、
を含むことを特徴とする。
[第1の実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動ブロック3、絞り4、CCD5、ドライバ6、TG(timing generator)7、ユニット回路8、メモリ9、CPU10、DRAM11、画像表示部12、フラッシュメモリ13、キー入力部14、音声処理部15、バス16を備えている。
絞り4とは、撮影レンズ2から入ってくる光の量を制御する機構のことをいう。
特に、CPU10は、録音された音声データから録音時に再生された音データを減算する減算部を有する。
DRAM11は、CCD5によって撮像された後、CPU10に送られてきた画像データ、音声処理部15の内蔵マイクによって集音された音データを一時記憶するバッファメモリとして使用されるとともに、CPU10のワーキングメモリとして使用される。
フラッシュメモリ13は、画像データや音データを保存する記録媒体である。
キー入力部14は、シャッタボタン、モード切替キー、音再生キー、十字キー、SETキー等の複数の操作キーを含み、ユーザのキー操作に応じた操作信号をCPU10に出力する。
この内蔵マイク、内蔵スピーカは共に、デジタルカメラ1の撮影レンズ2が設けられている面に備えられている。これにより、再生される音がよく被写体に聞こえるようになり、被写体の音声等も良く録音することが可能となる。なお、画像表示部12は、撮影レンズ2が設けられている面と反対側(撮影者側)の面に備えられている。
次に、本発明のデジタルカメラ1の構成の機能を説明する。
図2、3は、本発明の音声処理部及びCPU10の機能を説明するためのブロック図である。
図2は、フラッシュメモリ13やメモリ9に記録されている音データを再生させながら、音付動画撮影(録音処理)を行なう場合についての、CPU10の機能を説明するための図である。
図2を見ると分かるように、音声処理部15は、内蔵マイク21、アンプ/ローパスフィルタ22、A/D変換器23、D/A変換器24、ローパスフィルタ/アンプ25、内蔵スピーカ26を備えており、CPU10は、減算処理部31を備えている。
これにより、内蔵マイク21によって集音された内蔵スピーカ26からの再生音のボリュームを調整して記録することができる。
音付動画撮影時(録音処理時)に再生された音データを、内蔵マイク21から集音された音声データから減算処理を行うことなく録音された音は、被写体の音声より再生された音のボリュームの方が遥かに大きく、被写体の音声がかき消されてしまっている状況である。
なお、減算の度合いをユーザが選択することができ、該選択された度合いの減算を行なうようにしてもよい。例えば、減算度合いを大にした場合は録音時に再生された音のボリューム(音レベル)を小さくして再生することができ、減算度合いを小にした場合は録音時に再生された音のボリュームを大きくして再生することができる。
実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を、録音時に減算する場合と、再生時減算する場合に分けて説明する。
C−1.まず、録音時に減算する場合の動作を説明する。
録音時に再生された音データを減算する場合の動作を図4のフローチャートに従って説明する。
このとき、ユーザは、音再生キーの操作を行なうと、CPU10は、フラッシュメモリ13やメモリ9に記録されている音データ(音楽や、お遊びの音等の音データ)がスルー画像表示に重ねて一覧表示させ、ユーザが十字キー、SETキーの操作を行なうことにより、任意の音データを選択することができ、CPU10は、該一連の操作が行なわれると、音を再生させると判断する。
一方、ステップS2で、音を再生しないと判断すると、そのままステップS4に進む。
ステップS4で、録画を開始しないと判断すると、ステップS5に進み、CPU10は、現在、音の再生処理中であるか否かを判断する。つまり、現在、内蔵スピーカ26から音が放音されているか否かを判断する。
ステップS5で、音の再生処理が行なわれていないと判断するとステップS2に戻り、音の再生処理が行なわれていると判断するとステップS4に戻る。
次いで、ステップS7に進み、CPU10は、録音処理を開始する。つまり、内蔵マイク26により集音された音が電気信号に変換され、デジタル信号に変換された音データを順次バッファメモリに記憶し、該記憶した音データをフラッシュメモリ13に記録させていく処理を開始する。
ステップS8で、音の再生処理中であると判断するとステップS12に進み、ステップS8で、音の再生処理中でないと判断すると、ステップS9に進み、音を再生するか否かを判断する。つまり、ステップS2と同様の判断を行う。
なお、ここでは、シャッタボタンの押下と共に録画を開始し、再びシャッタボタンが押下されると録画を終了すると判断するようにしたが、シャッタボタンの押下中は録画を行い、シャッタボタンの押下が解除されると録画を終了すると判断するようにしてもよい。
ステップS10で、録画を終了しないと判断するとステップS9に戻る。
ステップS12に進むと、CPU10の減算処理部31は、内蔵マイク21から集音された音データから、現在内蔵スピーカ26から放音している(再生している)音データを減算する処理を開始させる。この減算処理により減算された音データが、音声録音処理によってバッファメモリに記憶され、フラッシュメモリ13に記録されていることになる。
ステップS10で、録画を終了しないと判断すると、ステップS14に進み、CPU10は、音の再生処理が終了したか否かを判断する。この音の再生処理が終了したと判断する場合としては、再生している音が最後まで再生された場合や、ユーザによって再生終了の指示操作が行なわれた場合等がある。このユーザによって再生終了の指示操作が行なわれると、CPU10は、音の再生処理を中止させる。
これにより、音を再生しながら録音した場合であっても、再生された音によって被写体の音声がかき消されることがなく、録音中に音を再生する場合の被写体音声の録音精度を向上することができる。
この再生時に減算する場合の動作は、更に、音付動画撮影と音付動画再生に分けて説明する。
まず、再生時に減算する場合の音付動作撮影の動作を図5のフローチャートに従って説明する。
次いで、ステップS32で、CPU10は、音を再生させるか否かを判断する。この判断は、図4のステップS2と同様の判断を行う。
ステップS32で、音を再生させると判断すると、ステップS33に進み、CPU10は、ユーザによって選択された音データの再生処理を開始させて、ステップS34に進む。
一方、ステップS32で、音を再生させないと判断するとそのままステップS34に進む。
ステップS34で、録画を開始しないと判断すると、ステップS35に進み、CPU10は、現在、音の再生処理中であるか否かを判断する。つまり、現在、内蔵スピーカから音が放音されているか否かを判断する。
ステップS35で、音の再生処理が行なわれていないと判断するとステップS32に戻り、音の再生処理が行なわれていると判断するとステップS34に戻る。
次いで、CPU10は、ステップS37に進み、CPU10は、録音処理を開始する。つまり、内蔵マイク26により集音された音が電気信号に変換され、デジタル信号に変換された音データを順次バッファメモリに記憶し、該記憶した音データをフラッシュメモリ13に記録させていく処理を開始する。
ステップS38で、音の再生処理が行なわれていないと判断すると、ステップS39に進み、CPU10は、音を再生させるか否かを判断する。この判断は、図4のステップS2と同様の判断を行う。
一方、ステップS38で現在、音の再生処理が行なわれていないと判断した場合、ステップS39で音を再生させないと判断した場合は、そのままステップS41に進む。
ステップS41で録画を終了しないと判断するとステップS38に戻り、ステップS41で録画を終了すると判断すると、ステップS42に進み、CPU10は、動画記録処理によりフラッシュメモリ13に記録されたフレーム画像データと、録音処理によりフラッシュメモリ13に記録された音データとから音付動画ファイルを生成すると共に、再生された音データの情報(音情報)も関連付けて記録させる。この音情報とは、再生された音データの所在情報、どのタイミングで音データが再生されたか、どのタイミングで音データの再生が終了したか、再生された音データのうち、どの部分から録音されたか等の情報である。例えば、録音処理開始時に既に音データが再生されていた場合は、該再生されていた音データのうち、どのタイミングから該音データが録音されたかの情報や、録音処理開始されてから音データが再生された場合は、録画、録音のどのタイミングで音データが再生されたかの情報である。
ユーザのキー入力部14のモード切替キーの音付動画撮影モードに設定されると、ステップS51に進み、CPU10は、ユーザの操作にしたがって、再生対象となる音付動画ファイルを選択する。
このとき、該選択した音付動画ファイルに音情報が関連付けて記録されている場合は、該音情報に基づいて録音時に再生された音データを特定し、フラッシュメモリ13やメモリ9から読み出してバッファメモリに音データを記憶させておく。
ステップS54で、音付動画ファイルの再生処理が終了していないと判断するとステップS53に戻る。
ステップS56で、音付動画ファイルの再生が終了していないと判断すると、ステップS57に進み、CPU10は、撮影時(録音時)に再生された音の録音が終了したタイミングが到来したか否かを判断する。この判断も、ステップS51で選択した音付動画ファイルに関連付けられて記録されている音情報に基づいて行なう。この撮影時に再生された音の録音が終了したタイミングとして、撮影時に再生された音が最後まで再生され、自動的に音の再生が終了したタイミング、若しくは撮影時にユーザによって再生している音の再生終了操作が行なわれたタイミングなどがある。
一方、ステップS54、ステップS56で、音付動画ファイルの再生を終了すると判断すると、ステップS59に進み、CPU10は、音付動画ファイルの再生処理を終了させる。
これにより、音が再生されながら録音された音を再生する場合であっても、該録音時に再生された音によって被写体の音声がかき消されることなく、録音された音の再生精度を向上することができる。
例えば、ダンス等の曲を再生ながら音付動画撮影を行なった場合であっても、動画再生の際にダンスの曲のみが極端に大きな音で再生されることがない。
また、内蔵マイク21により集音された音データをそのまま記録し、記録後に、記録した音データから、録音時に再生された音データを減算した音データを生成して記録するようにしてもよい。これにより、撮影時、再生時の処理負担を軽減することができる。
次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、音付動画撮影を行なうときや行なっている最中に、音データを再生した場合であっても、被写体の音声が再生した音にかき消されないよう十分に被写体の声が撮影者に聞こえるようにするというものである。
第2の実施の形態も、図1に示したものと同様の構成を有するデジタルカメラ1を用いることにより本発明の撮像装置を実現する。
但し、第2の実施の形態においては、音声処理部15は、内蔵スピーカ、ローパスフィルタ/アンプ、A/D変換器を2つずつ備え、一方の内蔵スピーカ(第1の実施の形態で説明した内蔵スピーカ21)は撮影レンズ2が設けられている面(被写体側)に備えられ、他方の内蔵スピーカは画像表示部12が設けられている反対側の面(撮影者側)に備えられている。また、CPU10は、音データと逆位相の音データを生成する逆位相生成部を備えている。
図7を見るとわかるように、音声処理部15は、D/A変換器24、ローパスフィルタ/アンプ25、内蔵スピーカ26(第1のスピーカ26)に加え、更に、D/A変換器27、ローパスフィルタ/アンプ28、内蔵スピーカ29(第2のスピーカ29)を備えている。なお、内蔵マイク21、アンプ/ローパスフィルタ22、A/D変換器23は、図示を省略している。
A/D変換器24、27は、該入力されたデジタル信号の音データからアナログ信号の音データに変換して、ローパスフィルタ/アンプ25、28にそれぞれ出力し、ローパスフィルタ/アンプ25、28は、入力された音データの不要な周波数帯域をカットして、増幅してから内蔵スピーカ26、29にそれぞれ出力し、内蔵スピーカ26、29は該入力された音データを音に変換して放音する。
以下、第2の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を図8のフローチャートにしたがって説明する。
まず、ステップS71で、CPU10は、音を再生させるか否かを判断する。この判断は、図4のステップS2や、ステップS9と同様の判断であり、ユーザによって音再生キーの操作を行なわれ、スルー画像表示に重ねて表示されたフラッシュメモリ13等に記録されている音データ(音楽や、お遊びの音等の音データ)がユーザの十字キー、SETキーの操作によって選択された場合は、音を再生させると判断する。
次いで、ステップS73で、ユーザによって選択された音データを、第1のスピーカから放音させることにより該音データの再生処理を開始させる。
次いで、ステップS74で、該生成された逆位相の音データを、第2のスピーカから放音させることにより該音データの再生処理を開始させる。このとき、逆位相の音データを、ステップS73で再生される音データと同期させて放音させる。
ステップS75で、音の再生処理が終了していないと判断すると、終了するまでステップS75に戻り、音の再生処理が終了したと判断すると、ステップS76に進み、CPU10は、逆位相の生成処理、ステップS73、74の再生処理を終了してステップS71に戻る。
次に第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態では、録音される音のうち、被写体の音声以外の周辺音を抑えることによって、被写体の音声が周辺音によってかき消されないようにするというものである。
第3の実施の形態も図1に示したものと同様の構成を有するデジタルカメラ1を用いることにより本発明の撮像装置を実現する。
但し、第3の実施の形態においては、CPU10は、音声認識処理部、音抽出部、減算処理部を有している。
図9を見るとわかるように、音声処理部15の内蔵マイク21によって変換され、アンプ/ローパスフィルタ22を介してA/D変換器23から出力されるデジタル信号の音データ(音声と周辺音を含む音データ)は、CPU10の音声認識処理部33に送られる。なお、音声処理部15のD/A変換器24、ローパスフィルタ/アンプ25、内蔵スピーカ26は、図示を省略している。
音抽出部34は、音声認識処理部の認識結果に基づいて、該送られてきた音データ(音声と周辺音を含む音データ)から周辺音の音データを抽出する。この音抽出部34は、送られてきた音データ(音声と周辺音を含む音データ)を減算処理部31にそのまま出力すると共に、抽出した周辺音の音データも減算処理部31に出力する。
そして、減算処理部31から出力される減算後の音データがバッファメモリに記憶され、フラッシュメモリ13に記録される。
これにより、周辺音のボリュームを抑えて録音することができ、被写体の音声が周辺音にかき消されずにすむ。
以下、第3の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を図10のフローチャートにしたがって説明する。
ユーザのキー入力部14のモード切替キーの音付動画撮影モードに設定されると、ステップS91に進み、CPU10は、動画撮像処理を開始して、被写体のスルー画像表示を開始させる。
ステップS92で、録画を開始しないと判断すると、録画を開始すると判断するまでステップS92に留まり、録画を開始すると判断すると、ステップS93に進み、CPU10は、動画記録処理を開始する。つまり、CCD5により順次撮像されバッファメモリに記憶されたフレーム画像データをフラッシュメモリ13に記録させていく処理を開始する。
次いで、ステップS95で、CPU10の音声認識処理部33は、該内蔵マイク21により取得され、A/D変換器23により順次変換されたデジタル信号の音データに対して音声認識処理を行うことにより、音声部分を認識して、送られてきた音データをそのまま音抽出部34に出力する。
ステップS96で、被写体の音声が含まれていると判断すると、ステップS97に進み、CPU10の音抽出部34は、音声認識結果に基づいて、音声認識処理部33から送られてきた音データのうち、周辺音の音データを抽出し、減算処理部31は、該送られてきた音データから該抽出した周辺音の音データを減算する処理を行って、ステップS98に進む。この減算後の音データがバッファメモリに記憶され、フラッシュメモリ13に記録されることになる。
ステップS98に進むと、CPU10は、録画を終了するか否かを判断する。この判断は、図4のステップS10と同様の判断を行う。
ステップS98で、録画を終了しないと判断するとステップS96に戻り、ステップS98で、録画を終了すると判断すると、ステップS99に進み、CPU10は、該撮像され記録されたフレーム画像データと記録された音データとに基づいて音付動画ファイルを生成する。
また、内蔵マイク21から集音された音データをそのまま記録し、記録後に、音声認識処理を行うことにより、周辺音を減算した音データを生成して記録するようにしてもよい。これにより、撮影時、再生時の処理負担を軽減することができる。
また、この場合もユーザが減算の度合い、増幅の度合いを指定することができるようにしてもよい。
この第1の実施の形態と、第3の実施の形態とを組み合わせる場合は、周辺音の音データのうち、録音時に再生された音データ以外の音データを内蔵マイク21によって集音された音データから減算すると共に、該録音時に再生させる音データも減算するようにしてもよい。
例えば、録音時にヴォーカル付きの音楽を再生している場合は、該再生している音が周辺音として認識されない部分と、周辺音として認識される部分とに分かれてしまう場合があり、適切に再生している音楽を減算することはできないので、再生している音楽と、周辺音のうち該音楽以外の音データとを分けてそれぞれ内蔵マイク21から集音された音データから減算する。これにより、再生精度を向上させることができる。
したがって、本発明の上記実施形態に対してなされ得る多種多様な変形ないし修正はすべて本発明の範囲内に含まれるものであり、添付の特許請求の範囲によって保護されるものと解さなければならない。
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 絞り
5 CCD
6 ドライバ
7 TG
8 ユニット回路
9 メモリ
10 CPU
11 DRAM
12 画像表示部
13 フラッシュメモリ
14 キー入力部
15 音声処理部
16 バス
Claims (9)
- 被写体を撮像する撮像手段と、
音を放音するスピーカと、
前記スピーカから音データを放音させる放音制御手段と、
音を集音するマイクロフォンと、
前記撮像手段により撮像された画像データと前記マイクロフォンにより集音された音データとを関連付けて記録手段に記録する記録制御手段と、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御手段により前記記録手段に記録されている最中に、前記放音制御手段により放音された音データを、前記マイクロフォンにより集音された音データから減算する減算手段と、
を備えたことを特徴とする撮像装置。 - 前記減算手段は、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録手段に記録される前に減算を実行し、
前記記録制御手段は、
前記減算手段により減算された音データを前記記録手段に記録することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記減算手段は、
前記記録手段による前記マイクロフォンにより集音された音データの記録後に、減算を実行することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 前記記録制御手段により記録された音データを再生する再生手段を備え、
前記減算手段は、
前記記録手段に記録された音データを再生する際に、減算を実行し、
前記再生手段は、
前記減算手段により減算された音データを再生すること特徴とする請求項3記載の撮像装置。 - 前記スピーカから放音させる音データと逆位相の音データを生成する生成手段を備え、
前記スピーカは、
被写体側に向けられた第1のスピーカと、撮影者側に向けられた第2のスピーカとを有し、
前記放音制御手段は、
前記第1のスピーカから前記放音させる音データを放音させ、前記第2のスピーカから前記生成手段により生成された逆位相の音データを放音させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。 - 前記マイクロフォンにより集音された音データに対して音声認識を行なう音声認識手段を備え、
前記減算手段は、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御手段により前記記録手段に記録されている最中に、音声認識手段による認識結果に基づいて、音声以外の周辺音を前記マイクロフォンにより集音された音データから減算することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の撮像装置。 - 前記減算手段は、
音声以外の周辺音のうち、前記放音制御手段により放音された音データ以外の音データを前記マイクロフォンにより集音された音データから減算するととともに、前記放音制御手段により放音された音データも前記マイクロフォンにより集音された音データから減算することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。 - 前記マイクロフォンにより集音された音データに対して音声認識を行なう音声認識手段を備え、
前記減算手段は、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御手段により前記記録手段に記録されている最中に、音声認識手段による認識結果に基づいて、複数の音声のうち、音レベルの高い音声を、前記マイクロフォンにより集音された音データから減算することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の撮像装置。 - 被写体を撮像する撮像手段と、音を放音するスピーカと、音を集音するマイクロフォンと、を備えた撮像装置を実行させるためのプログラムであって、
前記スピーカから音データを放音させる放音制御処理と、
前記撮像手段により撮像された画像データと前記マイクロフォンにより集音された音データとを関連付けて記録媒体に記録する記録制御処理と、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御処理により前記記録媒体に記録されている最中に、前記放音制御処理により放音された音データを、前記マイクロフォンにより集音された音データから減算する減算処理と、
を含むことを特徴とするプログラム。
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