JP2008278315A - 撮像装置及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 音が再生されながら録音された音の再生の精度を向上する撮像装置及びそのプログラムを実現する。
【解決手段】 CPU10は、減算処理部31を備え、音を再生しながら音付動画撮影を行なう場合は、再生する音データを内蔵スピーカ26から放音するとともに、内蔵マイク21によって集音された音データから、該再生している音データを減算し、該減算後の音データをフラッシュメモリ13に記録する。これにより、撮影録音時に音を再生した場合であっても、録音される音は、再生された音によって被写体の音声がかき消されることがなく、音が再生されながら録音された音の再生の精度を向上することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮像装置及びそのプログラムに係り、詳しくは、録音機能を有した撮像装置及びそのプログラムに関する。
近年、電子カメラ等の撮像装置において、録音して被写体を撮影(音付撮影)する機能や(特許文献1)、音楽等の音データを再生する機能を有した技術が登場してきている(特許文献2)。
公開特許公報 特開2007−036427 公開特許公報 特開2002−176578
しかしながら、従来の技術では、音楽等の音を再生しながら、被写体を音付撮影する場合、録音される被写体の声(音声)が再生されている音によってかき消されてしまい、被写体の声をよく録音することができず、該録音された音を再生した場合には聞きづらい音となってしまう。
そこで本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、音が再生されながら録音された音の再生の精度を向上する撮像装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的達成のため、請求項1記載の発明による撮像装置は、音を放音するスピーカと、
前記スピーカから音データを放音させる放音制御手段と、
音を集音するマイクロフォンと、
前記マイクロフォンにより集音された音データを記録手段に記録する記録制御手段と、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御手段により前記記録手段に記録されている最中に、前記放音制御手段により放音された音データを、前記マイクロフォンにより集音された音データから減算する減算手段と、
を備えたことを特徴とする。
また、例えば、請求項2に記載されているように、前記減算手段は、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録手段に記録される前に減算を実行し、
前記記録制御手段は、
前記減算手段により減算された音データを前記記録手段に記録するようにしてもよい。
また、例えば、請求項3に記載されているように、前記減算手段は、
前記記録手段による前記マイクロフォンにより集音された音データの記録後に、減算を実行するようにしてもよい。
また、例えば、請求項4に記載されているように、前記記録制御手段により記録された音データを再生する再生手段を備え、
前記減算手段は、
前記記録手段に記録された音データを再生する際に、減算を実行し、
前記再生手段は、
前記減算手段により減算された音データを再生するようにしてもよい。
また、例えば、請求項5に記載されているように、前記スピーカから放音させる音データと逆位相の音データを生成する生成手段を備え、
前記スピーカは、
被写体側に向けられた第1のスピーカと、撮影者側に向けられた第2のスピーカとを有し、
前記放音制御手段は、
前記第1のスピーカから前記放音させる音データを放音させ、前記第2のスピーカから前記生成手段により生成された逆位相の音データを放音させるようにしてもよい。
また、例えば、請求項6に記載されているように、前記マイクロフォンにより集音された音データに対して音声認識を行なう音声認識手段を備え、
前記減算手段は、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御手段により前記記録手段に記録されている最中に、音声認識手段による認識結果に基づいて、音声以外の周辺音を前記マイクロフォンにより集音された音データから減算するようにしてもよい。
また、例えば、請求項7に記載されているように、前記減算手段は、
音声以外の周辺音のうち、前記放音制御手段により放音された音データ以外の音データを前記マイクロフォンにより集音された音データから減算するととともに、前記放音制御手段により放音された音データも前記マイクロフォンにより集音された音データから減算するようにしてもよい。
また、例えば、請求項8に記載されているように、前記マイクロフォンにより集音された音データに対して音声認識を行なう音声認識手段を備え、
前記減算手段は、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御手段により前記記録手段に記録されている最中に、音声認識手段による認識結果に基づいて、音レベルの高い音声データを、前記マイクロフォンにより集音された音データから減算するようにしてもよい。
上記目的達成のため、請求項9記載の発明によるプログラムは、被写体を撮像する撮像手段と、音を放音するスピーカと、音を集音するマイクロフォンと、を備えた撮像装置を実行させるためのプログラムであって、
前記スピーカから音データを放音させる放音制御処理と、
前記撮像手段により撮像された画像データと前記マイクロフォンにより集音された音データとを関連付けて記録媒体に記録する記録制御処理と、
前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御処理により前記記録媒体に記録されている最中に、前記放音制御処理により放音された音データを、前記マイクロフォンにより集音された音データから減算する減算処理と、
を含むことを特徴とする。
本願発明によれば、音が再生されながら録音された音の再生精度を向上することができる。
以下、本実施の形態について、本発明の撮像装置をデジタルカメラに適用した一例として図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
A.デジタルカメラの構成
図1は、本発明の撮像装置を実現するデジタルカメラ1の電気的な概略構成を示すブロック図である。
デジタルカメラ1は、撮影レンズ2、レンズ駆動ブロック3、絞り4、CCD5、ドライバ6、TG(timing generator)7、ユニット回路8、メモリ9、CPU10、DRAM11、画像表示部12、フラッシュメモリ13、キー入力部14、音声処理部15、バス16を備えている。
撮影レンズ2は、図示しない複数のレンズ群から構成されるフォーカスレンズ、ズームレンズ等を含む。そして、撮影レンズ2にはレンズ駆動ブロック3が接続されている。レンズ駆動ブロック3は、フォーカスレンズ、ズームレンズをそれぞれ光軸方向に沿って駆動させるフォーカスモータ、ズームモータと、CPU10から送られてくる制御信号にしたがって、フォーカスモータ、ズームモータを駆動させるフォーカスモータドライバ、ズームモータドライバから構成されている(図示略)。
絞り4は、図示しない駆動回路を含み、駆動回路はCPU10から送られてくる制御信号にしたがって絞り4を動作させる。
絞り4とは、撮影レンズ2から入ってくる光の量を制御する機構のことをいう。
CCD5は、ドライバ6によって駆動され、一定周期毎に被写体像のRGB値の各色の光の強さを光電変換して撮像信号としてユニット回路8に出力する。このドライバ6、ユニット回路8の動作タイミングはTG7を介してCPU10により制御される。なお、CCD5はベイヤー配列の色フィルターを有しており、電子シャッタとしての機能も有する。この電子シャッタのシャッタ速度は、ドライバ6、TG7を介してCPU10によって制御される。
ユニット回路8には、TG7が接続されており、CCD5から出力される撮像信号を相関二重サンプリングして保持するCDS(Correlated Double Sampling)回路、そのサンプリング後の撮像信号の自動利得調整を行なうAGC(Automatic Gain Control)回路、その自動利得調整後のアナログの撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器から構成されており、CCD5から出力された撮像信号はユニット回路8を経てデジタル信号としてCPU10に送られる。
CPU10は、ユニット回路8から送られてきた画像データや音声処理部15の内蔵マイクによって集音された音データをバッファメモリ(DRAM11)に記憶させるとともに、該記憶させた画像データに対してガンマ補正、補間処理、ホワイトバランス処理、輝度色差信号(YUVデータ)の生成処理などの画像処理、フラッシュメモリ13への画像データや音データの記録処理を行う機能を有するとともに、デジタルカメラ1の各部を制御するワンチップマイコンである。
特に、CPU10は、録音された音声データから録音時に再生された音データを減算する減算部を有する。
メモリ9には、CPU10が各部を制御するのに必要な制御プログラム、及び必要なデータが記録されており、CPU10は、該プログラムに従い動作する。
DRAM11は、CCD5によって撮像された後、CPU10に送られてきた画像データ、音声処理部15の内蔵マイクによって集音された音データを一時記憶するバッファメモリとして使用されるとともに、CPU10のワーキングメモリとして使用される。
フラッシュメモリ13は、画像データや音データを保存する記録媒体である。
画像表示部12は、カラーLCDとその駆動回路を含み、撮影待機状態にあるときには、CCD5によって撮像された被写体をスルー画像として表示し、記録画像の再生時には、フラッシュメモリ13から読み出され、伸張された記録画像を表示させる。
キー入力部14は、シャッタボタン、モード切替キー、音再生キー、十字キー、SETキー等の複数の操作キーを含み、ユーザのキー操作に応じた操作信号をCPU10に出力する。
音声処理部15は、内蔵マイク(マイクロフォン)、アンプ/ローパスフィルタ、A/D変換器、D/A変換器、ローパスフィルタ/アンプ、内蔵スピーカ等を含み、音付動画撮影時には、内蔵マイクにより集音された音声をデジタル信号に変換してCPU10に送る。CPU10は、送られてきた音声データを、バッファメモリ(DRAM12)に順次記憶し、該記憶した音声データを撮影された動画データと関連付けてフラッシュメモリ13に記録する。つまり、音付動画データを記録する。
また、音声処理部15は、CPU10から送られてきた音データを内蔵スピーカから放音することにより、該音データを再生する。
この内蔵マイク、内蔵スピーカは共に、デジタルカメラ1の撮影レンズ2が設けられている面に備えられている。これにより、再生される音がよく被写体に聞こえるようになり、被写体の音声等も良く録音することが可能となる。なお、画像表示部12は、撮影レンズ2が設けられている面と反対側(撮影者側)の面に備えられている。
B.デジタルカメラ1の機能
次に、本発明のデジタルカメラ1の構成の機能を説明する。
図2、3は、本発明の音声処理部及びCPU10の機能を説明するためのブロック図である。
図2は、フラッシュメモリ13やメモリ9に記録されている音データを再生させながら、音付動画撮影(録音処理)を行なう場合についての、CPU10の機能を説明するための図である。
図2を見ると分かるように、音声処理部15は、内蔵マイク21、アンプ/ローパスフィルタ22、A/D変換器23、D/A変換器24、ローパスフィルタ/アンプ25、内蔵スピーカ26を備えており、CPU10は、減算処理部31を備えている。
まず、内蔵マイク21は、集音された被写体の音声等を電気信号に変換してアンプ/ローパスフィルタ22に音データを出力する。アンプ/ローパスフィルタ22は、音データを増幅してから(AMP)、不要な周波数帯域をカットして(LPF)、A/D変換器23に出力する。そして、A/D変換器23は、入力された音データをデジタル信号に変換してCPU10に出力する。
このとき、CPU10は、フラッシュメモリ13やメモリ9に予め記録されているデジタル信号の音データ(音楽や、遊び音等の音のデータ)をバッファメモリ(DRAM11)に記憶させ、該記憶させた音データをD/A変換器24に出力する。そして、D/A変換器24は、送られてきた音データをアナログ信号に変換して、ローパスフィルタ/アンプ25に出力し、ローパスフィルタ/アンプ25は、入力された音データの不要な周波数帯域をカットして、増幅してから内蔵スピーカ26に出力し、内蔵スピーカ26は該入力された音データを音に変換して放音する。
この場合、録音を行なっているときに、内蔵スピーカ26から音を放音させると、被写体の音声より大きな音レベルで内蔵スピーカ26から再生されている音(再生音)が内蔵マイク21によって集音されてしまい、被写体の音声がかき消されてしまうという不具合がある。これは、内蔵マイク21が被写体と比べ、内蔵スピーカ26と至近距離にあるためであり、また、被写体に聞こえるような音レベルで内蔵スピーカ26から音を放音するためである。
したがって、CPU10の減算処理部31は、内蔵マイク21によって集音される被写体の音声と、内蔵マイク21によって集音される再生音との音レベル(ボリューム)が同じになるように、内蔵マイク21によって集音された音声データから、内蔵スピーカ26によって再生される音データを減算する。この減算処理は、内蔵マイク21によって集音される音声と、再生音とのボリュームが同じになるように減算するためであり、必ずしも再生される音を無くすために減算するためのものではない。また、この減算は、録音されている再生音と同期させて再生音の音データを減算する。
なお、減算の度合いをユーザが選択することができ、該選択された度合いの減算を行なうようにしてもよい。例えば、減算度合いを大にした場合は再生音のボリューム(音レベル)が小さくなるように記録することができ、減算度合いを小にした場合は再生音のボリュームが大きくなるように記録することができる。
そして、この減算処理部31によって減算された後の音データがバッファメモリに記憶され、フラッシュメモリ13に記録されることになる。
これにより、内蔵マイク21によって集音された内蔵スピーカ26からの再生音のボリュームを調整して記録することができる。
図3は、音データを再生させながら減算処理を行うことなく単に音付動画撮影(録音処理)により録音された音データを再生する場合についての、CPU10の機能を説明するための図である。
音付動画撮影時(録音処理時)に再生された音データを、内蔵マイク21から集音された音声データから減算処理を行うことなく録音された音は、被写体の音声より再生された音のボリュームの方が遥かに大きく、被写体の音声がかき消されてしまっている状況である。
したがって、このような音を再生する場合には、CPU10の減算処理部31は、録音処理時に録音された被写体の音声と、録音処理時に再生された音とが同じ音レベルになるように、録音された音データから、該録音時に再生された音データを減算する。この減算処理は、内蔵マイク21によって集音された音声と、内蔵マイク21によって集音された再生音とのボリュームが同じになるように減算するためであり、必ずしも録音時に再生された音を無くすために減算するためのものではない。
なお、減算の度合いをユーザが選択することができ、該選択された度合いの減算を行なうようにしてもよい。例えば、減算度合いを大にした場合は録音時に再生された音のボリューム(音レベル)を小さくして再生することができ、減算度合いを小にした場合は録音時に再生された音のボリュームを大きくして再生することができる。
そして、減算処理部31によって減算された後の音データが、D/A変換器24に入力され、D/A変換器24は、該入力された音をアナログ信号に変換してローパスフィルタ/アンプ25に出力し、ローパスフィルタ/アンプ25は、入力された音データの不要な周波数帯域をカットして、増幅してから内蔵スピーカ26に出力し、内蔵スピーカ26は該入力された音データを音に変換して放音する。これにより、録音時に再生された音のボリュームを調整して再生することができる。
C.デジタルカメラ1の動作
実施の形態におけるデジタルカメラ1の動作を、録音時に減算する場合と、再生時減算する場合に分けて説明する。
C−1.まず、録音時に減算する場合の動作を説明する。
録音時に再生された音データを減算する場合の動作を図4のフローチャートに従って説明する。
ユーザのキー入力部14のモード切替キーの操作により音付撮影モードに設定されると、ステップS1で、CPU10は、CCD5に所定のフレームレートで被写体を撮像させる処理を開始させ(動画撮像処理を開始させ)、該撮像により順次得られたフレーム画像データから輝度色差信号のフレーム画像データ(YUVデータ)を生成していき、該順次生成された輝度色差信号のフレーム画像データをバッファメモリ(DRAM11)に記憶させ、該記憶された被写体のフレーム画像データを順次画像表示部12に表示させるというスルー画像表示を開始させる。
次いで、ステップS2で、CPU10は、音を再生させるか否かを判断する。
このとき、ユーザは、音再生キーの操作を行なうと、CPU10は、フラッシュメモリ13やメモリ9に記録されている音データ(音楽や、お遊びの音等の音データ)がスルー画像表示に重ねて一覧表示させ、ユーザが十字キー、SETキーの操作を行なうことにより、任意の音データを選択することができ、CPU10は、該一連の操作が行なわれると、音を再生させると判断する。
ステップS2で、音を再生させると判断すると、ステップS3に進み、CPU10は、ユーザによって選択された音データの再生処理を開始させて、ステップS4に進む。つまり、該選択された音データを読み出してバッファメモリに記憶し、該記憶した音データを順次音声処理部15に入力し、音声処理部15は、該入力された音データをアナログ変換などをして内蔵スピーカ26から放音する処理を開始する。この音データの再生処理は、最後まで再生させると自動的に終了するが、ユーザによって再生終了の指示操作が行なわれた場合も終了する。
一方、ステップS2で、音を再生しないと判断すると、そのままステップS4に進む。
ステップS4に進むと、CPU10は、録画を開始するか否かを判断する。この判断は、シャッタボタンの押下に対応する操作信号がキー入力部14から送られてきたか否かにより判断する。
ステップS4で、録画を開始しないと判断すると、ステップS5に進み、CPU10は、現在、音の再生処理中であるか否かを判断する。つまり、現在、内蔵スピーカ26から音が放音されているか否かを判断する。
ステップS5で、音の再生処理が行なわれていないと判断するとステップS2に戻り、音の再生処理が行なわれていると判断するとステップS4に戻る。
一方、ステップS4で、録画を開始すると判断すると、ステップS6に進み、CPU10は、動画記録処理を開始する。つまり、CCD5により順次撮像されバッファメモリに記憶されたフレーム画像データをフラッシュメモリ13に記録させていく処理を開始する。
次いで、ステップS7に進み、CPU10は、録音処理を開始する。つまり、内蔵マイク26により集音された音が電気信号に変換され、デジタル信号に変換された音データを順次バッファメモリに記憶し、該記憶した音データをフラッシュメモリ13に記録させていく処理を開始する。
次いで、ステップS8で、CPU10は、現在、音の再生処理中であるか否かを判断する。
ステップS8で、音の再生処理中であると判断するとステップS12に進み、ステップS8で、音の再生処理中でないと判断すると、ステップS9に進み、音を再生するか否かを判断する。つまり、ステップS2と同様の判断を行う。
ステップS9で、音を再生しないと判断すると、ステップS10に進み、CPU10は、録画を終了するか否かを判断する。この判断は、シャッタボタンの押下に対応する操作信号がキー入力14から送られてきたか否かにより判断する。
なお、ここでは、シャッタボタンの押下と共に録画を開始し、再びシャッタボタンが押下されると録画を終了すると判断するようにしたが、シャッタボタンの押下中は録画を行い、シャッタボタンの押下が解除されると録画を終了すると判断するようにしてもよい。
ステップS10で、録画を終了しないと判断するとステップS9に戻る。
一方、ステップS9で、音を再生すると判断すると、ステップS11に進み、CPU10は、ユーザによって選択された音データの再生処理を開始させて、ステップS12に進む。
ステップS12に進むと、CPU10の減算処理部31は、内蔵マイク21から集音された音データから、現在内蔵スピーカ26から放音している(再生している)音データを減算する処理を開始させる。この減算処理により減算された音データが、音声録音処理によってバッファメモリに記憶され、フラッシュメモリ13に記録されていることになる。
次いで、ステップS13に進み、CPU10は、録画を終了するか否かを判断する。この判断は、ステップS10と同様の判断を行う。
ステップS10で、録画を終了しないと判断すると、ステップS14に進み、CPU10は、音の再生処理が終了したか否かを判断する。この音の再生処理が終了したと判断する場合としては、再生している音が最後まで再生された場合や、ユーザによって再生終了の指示操作が行なわれた場合等がある。このユーザによって再生終了の指示操作が行なわれると、CPU10は、音の再生処理を中止させる。
ステップS14で、音の再生処理が終了していないと判断すると、ステップS13に戻り、ステップS14で音の再生処理が終了したと判断すると、ステップS15に進み、CPU10は、減算処理を終了させて、ステップS9に戻る。減算処理が終了されると、内蔵マイク21によって取得された音データがそのままバッファメモリに記憶され、フラッシュメモリ13に記録されることになる。つまり、図2の減算処理部31は、A/D変換器23から送られてきた音データを減算させることなくそのままスルーさせてバッファメモリ等に記憶、記録させることになる。
一方、ステップS10で録画を終了すると判断した場合、ステップS13で録画を終了したと判断した場合は、ステップS16に進み、CPU10は、動画記録処理によりフラッシュメモリ13に記録されたフレーム画像データと、録音処理によりフラッシュメモリ13に記録された音データとから音付動画ファイルを生成する。なお、音付動画ファイルを生成するようにしたが、要は音データと動画データとが関連付けられて記録されるようにすればよい。
これにより、音を再生しながら録音した場合であっても、再生された音によって被写体の音声がかき消されることがなく、録音中に音を再生する場合の被写体音声の録音精度を向上することができる。
C−2.次に、再生時に減算する場合の動作を説明する。
この再生時に減算する場合の動作は、更に、音付動画撮影と音付動画再生に分けて説明する。
まず、再生時に減算する場合の音付動作撮影の動作を図5のフローチャートに従って説明する。
ユーザのキー入力部14のモード切替キーの音付動画撮影モードに設定されると、ステップS31で、CPU10は、動画撮像処理を開始して、被写体のスルー画像表示を開始させる。
次いで、ステップS32で、CPU10は、音を再生させるか否かを判断する。この判断は、図4のステップS2と同様の判断を行う。
ステップS32で、音を再生させると判断すると、ステップS33に進み、CPU10は、ユーザによって選択された音データの再生処理を開始させて、ステップS34に進む。
一方、ステップS32で、音を再生させないと判断するとそのままステップS34に進む。
ステップS34に進むと、CPU10は、録画を開始させるか否かを判断する。この判断は、図4のステップS4と同様の判断を行う。
ステップS34で、録画を開始しないと判断すると、ステップS35に進み、CPU10は、現在、音の再生処理中であるか否かを判断する。つまり、現在、内蔵スピーカから音が放音されているか否かを判断する。
ステップS35で、音の再生処理が行なわれていないと判断するとステップS32に戻り、音の再生処理が行なわれていると判断するとステップS34に戻る。
一方、ステップS34で、録画を開始すると判断すると、ステップS36に進み、CPU10は、動画記録処理を開始する。つまり、CCD5により順次撮像されバッファメモリに記憶されたフレーム画像データをフラッシュメモリ13に記録させていく処理を開始する。
次いで、CPU10は、ステップS37に進み、CPU10は、録音処理を開始する。つまり、内蔵マイク26により集音された音が電気信号に変換され、デジタル信号に変換された音データを順次バッファメモリに記憶し、該記憶した音データをフラッシュメモリ13に記録させていく処理を開始する。
次いで、ステップS38に進み、CPU10は、現在、音の再生処理中であるか否かを判断する。つまり、現在、内蔵スピーカから音が放音されているか否かを判断する。
ステップS38で、音の再生処理が行なわれていないと判断すると、ステップS39に進み、CPU10は、音を再生させるか否かを判断する。この判断は、図4のステップS2と同様の判断を行う。
ステップS39で、音を再生させると判断すると、ステップS40に進み、CPU10は、ユーザによって選択された音データの再生処理を開始させて、ステップS41に進む。この再生処理は、最後まで再生させると自動的に終了するが、ユーザによって再生終了の指示操作が行なわれた場合も終了する。
一方、ステップS38で現在、音の再生処理が行なわれていないと判断した場合、ステップS39で音を再生させないと判断した場合は、そのままステップS41に進む。
ステップS41に進むと、CPU10は、録画を終了するか否かを判断する。この判断は、図4のステップS10と同様の判断を行う。
ステップS41で録画を終了しないと判断するとステップS38に戻り、ステップS41で録画を終了すると判断すると、ステップS42に進み、CPU10は、動画記録処理によりフラッシュメモリ13に記録されたフレーム画像データと、録音処理によりフラッシュメモリ13に記録された音データとから音付動画ファイルを生成すると共に、再生された音データの情報(音情報)も関連付けて記録させる。この音情報とは、再生された音データの所在情報、どのタイミングで音データが再生されたか、どのタイミングで音データの再生が終了したか、再生された音データのうち、どの部分から録音されたか等の情報である。例えば、録音処理開始時に既に音データが再生されていた場合は、該再生されていた音データのうち、どのタイミングから該音データが録音されたかの情報や、録音処理開始されてから音データが再生された場合は、録画、録音のどのタイミングで音データが再生されたかの情報である。
次に、再生時に減算する場合の音付動作再生に動作を図6のフローチャートに従って説明する。
ユーザのキー入力部14のモード切替キーの音付動画撮影モードに設定されると、ステップS51に進み、CPU10は、ユーザの操作にしたがって、再生対象となる音付動画ファイルを選択する。
次いで、ステップS52で、CPU10は、該選択した音付動画ファイルの再生処理を開始する。つまり、音付動画ファイルを読み出してバッファメモリに記憶させ、フレーム画像データを順次画像表示部12に表示させていくと共に、音データを順次内蔵スピーカ26から放音させる処理を開始させる。
このとき、該選択した音付動画ファイルに音情報が関連付けて記録されている場合は、該音情報に基づいて録音時に再生された音データを特定し、フラッシュメモリ13やメモリ9から読み出してバッファメモリに音データを記憶させておく。
次いで、ステップS53で、CPU10は、撮影時に再生された音の録音が開始されたタイミングが到来したか否かを判断する。この判断は、ステップS51で選択した音付動画ファイルに関連付けられて記録されている音情報に基づいて判断する。この撮影時に再生された音の録音が開始されたタイミングとは、例えば、動画記録、録音開始時に既に音データが再生されている場合は、動画記録、録音が開始されたタイミングのことであり、動画記録、録音が開始され、その後、音データの再生が開始された場合は、該音データの再生開始が開始されたタイミングのことである。
ステップS53で、再生された音の録音が開始されたタイミングが到来していないと判断すると、ステップS54に進み、CPU10は、音付動画ファイルの再生処理が終了したか否かを判断する。
ステップS54で、音付動画ファイルの再生処理が終了していないと判断するとステップS53に戻る。
一方、ステップS53で、再生された音の録音が開始されたタイミングが到来したと判断すると、ステップS55に進み、CPU10の減算処理部31は、現在再生している音付動画ファイルの音データから、バッファメモリに記憶されている録音時に再生された音データを減算する処理を開始させる。このときは、録音時に再生された音と同期させて、音付動画ファイルの音データから、再生させた音データを減算させる。この減算された音データが内蔵スピーカ26から放音されることになる。
次いで、ステップS56で、CPU10は、音付動画ファイルの再生が終了したか否かを判断する。この判断は、音付動画ファイルを最後まで再生させた場合や、ユーザのキー入力部14の操作により再生を終了する旨の操作信号が送られてくると、音付動画ファイルの再生が終了したと判断する。
ステップS56で、音付動画ファイルの再生が終了していないと判断すると、ステップS57に進み、CPU10は、撮影時(録音時)に再生された音の録音が終了したタイミングが到来したか否かを判断する。この判断も、ステップS51で選択した音付動画ファイルに関連付けられて記録されている音情報に基づいて行なう。この撮影時に再生された音の録音が終了したタイミングとして、撮影時に再生された音が最後まで再生され、自動的に音の再生が終了したタイミング、若しくは撮影時にユーザによって再生している音の再生終了操作が行なわれたタイミングなどがある。
ステップS57で、撮影時に再生された音の録音が終了したタイミングが到来していないと判断するとステップS56に戻り、ステップS57で、撮影時に再生された音の録音が終了したタイミングが到来したと判断すると、ステップS58に進み、CPU10は、現在再生している音付動画ファイルの音データから録音時に再生された音データの減算処理を終了して、ステップS53に戻る。
一方、ステップS54、ステップS56で、音付動画ファイルの再生を終了すると判断すると、ステップS59に進み、CPU10は、音付動画ファイルの再生処理を終了させる。
これにより、音が再生されながら録音された音を再生する場合であっても、該録音時に再生された音によって被写体の音声がかき消されることなく、録音された音の再生精度を向上することができる。
以上のように、第1の実施の形態においては、音付動画撮影中に、音データが再生された場合であっても、内蔵マイク21により集音された音データから該再生する音データを減算するので、撮影録音時に音を再生した場合であっても、再生された音によって被写体の音声がかき消されることがなく、音が再生されながら録音された音の再生の精度を向上することができる。
例えば、ダンス等の曲を再生ながら音付動画撮影を行なった場合であっても、動画再生の際にダンスの曲のみが極端に大きな音で再生されることがない。
なお、上記第1の実施の形態において、被写体の音声と、録音時に再生された音とが同じ音レベルとなるように、内蔵マイク21から集音された音データから該再生された音データを減算するようにしたが、録音時に再生された音が無くなるように(音レベルがゼロ若しくは略ゼロ)となるように、内蔵マイク21から集音された音データから該再生された音データを減算し、該減算後の音データと録音時に再生された音データとを合成するようにしてもよい。この場合は、録音時に再生された音データの音レベルと被写体の音声の音レベルとが同じになるように合成するようにしてもよいし、ユーザによって選択された音レベルとなるように該録音時に再生された音データを合成させるようにしてもよい。これにより、再生された音を綺麗な音で録音することができる。
また、内蔵マイク21により集音された音データをそのまま記録し、記録後に、記録した音データから、録音時に再生された音データを減算した音データを生成して記録するようにしてもよい。これにより、撮影時、再生時の処理負担を軽減することができる。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、音付動画撮影を行なうときや行なっている最中に、音データを再生した場合であっても、被写体の音声が再生した音にかき消されないよう十分に被写体の声が撮影者に聞こえるようにするというものである。
D.デジタルカメラ1の機能
第2の実施の形態も、図1に示したものと同様の構成を有するデジタルカメラ1を用いることにより本発明の撮像装置を実現する。
但し、第2の実施の形態においては、音声処理部15は、内蔵スピーカ、ローパスフィルタ/アンプ、A/D変換器を2つずつ備え、一方の内蔵スピーカ(第1の実施の形態で説明した内蔵スピーカ21)は撮影レンズ2が設けられている面(被写体側)に備えられ、他方の内蔵スピーカは画像表示部12が設けられている反対側の面(撮影者側)に備えられている。また、CPU10は、音データと逆位相の音データを生成する逆位相生成部を備えている。
図7は、第2の実施の形態における音声処理部15及びCPU10の機能を説明するための図である。
図7を見るとわかるように、音声処理部15は、D/A変換器24、ローパスフィルタ/アンプ25、内蔵スピーカ26(第1のスピーカ26)に加え、更に、D/A変換器27、ローパスフィルタ/アンプ28、内蔵スピーカ29(第2のスピーカ29)を備えている。なお、内蔵マイク21、アンプ/ローパスフィルタ22、A/D変換器23は、図示を省略している。
まず、CPU10は、フラッシュメモリ13に記録されているデジタル信号の音データ(音楽等の音データ)をバッファメモリに記憶させ、CPU10の逆位相生成部32は、該記憶させた音データから、該音データと逆位相の音声データを順次生成さていく。この逆位相の音声データの生成は既に周知技術なので説明を割愛する。
そして、CPU10は、該記憶させた音データを順次D/A変換器24に出力すると共に、該生成された逆位相の音データをD/A変換器27に順次出力させていく。このとき、音データと生成された逆位相の音データとを同期させて、D/A変換器24、27にそれぞれ出力させる。
A/D変換器24、27は、該入力されたデジタル信号の音データからアナログ信号の音データに変換して、ローパスフィルタ/アンプ25、28にそれぞれ出力し、ローパスフィルタ/アンプ25、28は、入力された音データの不要な周波数帯域をカットして、増幅してから内蔵スピーカ26、29にそれぞれ出力し、内蔵スピーカ26、29は該入力された音データを音に変換して放音する。
このように、被写体側の内蔵スピーカ26には、音データがそのまま放音され、撮影者側の内蔵スピーカ29には音データと逆位相の音データが放音されるので、被写体には内蔵スピーカ26から放音された音がそのまま伝わり、撮影者には、内蔵スピーカ26から放音された音が、内蔵スピーカ29から放音された逆位相の音によって減殺されるので、内蔵スピーカ26から放音される音が小さくなり、被写体の声がかき消されることなく撮影者に十分に伝わる。
E.デジタルカメラ1の動作
以下、第2の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を図8のフローチャートにしたがって説明する。
まず、ステップS71で、CPU10は、音を再生させるか否かを判断する。この判断は、図4のステップS2や、ステップS9と同様の判断であり、ユーザによって音再生キーの操作を行なわれ、スルー画像表示に重ねて表示されたフラッシュメモリ13等に記録されている音データ(音楽や、お遊びの音等の音データ)がユーザの十字キー、SETキーの操作によって選択された場合は、音を再生させると判断する。
ステップS71で、音を再生させると判断すると、ステップS72に進み、CPU10の逆位相生成部32は、ユーザによって選択された音データと逆位相の音データを生成する処理を開始する。
次いで、ステップS73で、ユーザによって選択された音データを、第1のスピーカから放音させることにより該音データの再生処理を開始させる。
次いで、ステップS74で、該生成された逆位相の音データを、第2のスピーカから放音させることにより該音データの再生処理を開始させる。このとき、逆位相の音データを、ステップS73で再生される音データと同期させて放音させる。
次いで、ステップS75で、音の再生処理を終了したか否かを判断する。この判断は、図4のステップS14と同様の判断であり、再生している音が最後まで再生された場合や、ユーザによって再生を中止する操作が行なわれた場合等は、再生処理が終了したと判断する。
ステップS75で、音の再生処理が終了していないと判断すると、終了するまでステップS75に戻り、音の再生処理が終了したと判断すると、ステップS76に進み、CPU10は、逆位相の生成処理、ステップS73、74の再生処理を終了してステップS71に戻る。
以上のように、第2の実施の形態においては、再生している音データと逆位相の音データを生成し、再生している音データを被写体側に向けられた第1のスピーカから放音し、該生成した逆位相の音データを撮影者側に向けられた第2のスピーカから放音するようにしたので、再生している音によって被写体の音声がかき消されること無く撮影者にも聞こえる。
[第3の実施の形態]
次に第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態では、録音される音のうち、被写体の音声以外の周辺音を抑えることによって、被写体の音声が周辺音によってかき消されないようにするというものである。
F.デジタルカメラ1の機能
第3の実施の形態も図1に示したものと同様の構成を有するデジタルカメラ1を用いることにより本発明の撮像装置を実現する。
但し、第3の実施の形態においては、CPU10は、音声認識処理部、音抽出部、減算処理部を有している。
図9は、第3の実施の形態における音声処理部15及びCPU10の機能を説明するための図である。
図9を見るとわかるように、音声処理部15の内蔵マイク21によって変換され、アンプ/ローパスフィルタ22を介してA/D変換器23から出力されるデジタル信号の音データ(音声と周辺音を含む音データ)は、CPU10の音声認識処理部33に送られる。なお、音声処理部15のD/A変換器24、ローパスフィルタ/アンプ25、内蔵スピーカ26は、図示を省略している。
そして、音声認識処理部33は、該送られてきた音データ(音声と周辺音を含む音データ)に対して音声認識処理を行うことにより音データの音声部分を認識して、音抽出部34に出力する。この音声認識により、音声(人の声)と、それ以外の周辺音(動物の鳴き声や、車の音、海の波の音、風によって木がなびく音)とを区別することが可能となる。この音声認識処理は既に周知技術なので説明を割愛する。
音抽出部34は、音声認識処理部の認識結果に基づいて、該送られてきた音データ(音声と周辺音を含む音データ)から周辺音の音データを抽出する。この音抽出部34は、送られてきた音データ(音声と周辺音を含む音データ)を減算処理部31にそのまま出力すると共に、抽出した周辺音の音データも減算処理部31に出力する。
減算処理部31は、送られてきた音データ(音声と周辺音を含む音データ)から該送られてきた周辺音の音データを減算する。この減算は、周辺音の音が全く無くなるように減算してもよいし、周辺音の音が少し聞こえるように減算するようにしてもよい。また、ユーザが減算の度合いを任意に選択することができるようにしてもよい。
そして、減算処理部31から出力される減算後の音データがバッファメモリに記憶され、フラッシュメモリ13に記録される。
これにより、周辺音のボリュームを抑えて録音することができ、被写体の音声が周辺音にかき消されずにすむ。
G.デジタルカメラ1の動作
以下、第3の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を図10のフローチャートにしたがって説明する。
ユーザのキー入力部14のモード切替キーの音付動画撮影モードに設定されると、ステップS91に進み、CPU10は、動画撮像処理を開始して、被写体のスルー画像表示を開始させる。
次いで、ステップS92で、CPU10は、録画を開始するか否かを判断する。この判断は、図4のステップS4と同様の判断を行う。
ステップS92で、録画を開始しないと判断すると、録画を開始すると判断するまでステップS92に留まり、録画を開始すると判断すると、ステップS93に進み、CPU10は、動画記録処理を開始する。つまり、CCD5により順次撮像されバッファメモリに記憶されたフレーム画像データをフラッシュメモリ13に記録させていく処理を開始する。
次いで、ステップS94で、CPU10は、録音処理を開始する。つまり、内蔵マイク21により電気信号に変換され、デジタル信号に変換された音データを順次バッファメモリに記憶し、該記憶した音データをフラッシュメモリ13に記録させていく処理を開始する。
次いで、ステップS95で、CPU10の音声認識処理部33は、該内蔵マイク21により取得され、A/D変換器23により順次変換されたデジタル信号の音データに対して音声認識処理を行うことにより、音声部分を認識して、送られてきた音データをそのまま音抽出部34に出力する。
次いで、ステップS96で、CPU10は、該音声認識処理による認識結果に基づいて被写体の音声が含まれているか否かを判断する。
ステップS96で、被写体の音声が含まれていると判断すると、ステップS97に進み、CPU10の音抽出部34は、音声認識結果に基づいて、音声認識処理部33から送られてきた音データのうち、周辺音の音データを抽出し、減算処理部31は、該送られてきた音データから該抽出した周辺音の音データを減算する処理を行って、ステップS98に進む。この減算後の音データがバッファメモリに記憶され、フラッシュメモリ13に記録されることになる。
一方、ステップS96で、被写体の音声が含まれていないと判断すると、そのままステップS98に進む。このときは、音抽出部34、減算処理部31は送られてきた音データをスルーさせて出力することになり、音声認識処理部33に送られてきた音データは減算されずにそのままバッファメモリに記憶され、フラッシュメモリ13に記録されることになる。
ステップS98に進むと、CPU10は、録画を終了するか否かを判断する。この判断は、図4のステップS10と同様の判断を行う。
ステップS98で、録画を終了しないと判断するとステップS96に戻り、ステップS98で、録画を終了すると判断すると、ステップS99に進み、CPU10は、該撮像され記録されたフレーム画像データと記録された音データとに基づいて音付動画ファイルを生成する。
以上のように、第3の実施の形態においては、内蔵マイク21により集音された音データを音声認識し、該音声認識結果に基づいて内蔵マイク21により集音された音データから、音声以外の周辺音の音データを減算するようにしたので、周辺音が騒々しい場合でも、被写体の音声が周辺音によってかき消されることは無く、被写体の音声が最も大きくなるように録音することができ、録音、再生の精度を向上させることができる。
なお、第3の実施の形態においては、内蔵マイク21から集音された音データから周辺音の音データを減算して、記録するようにしたが(録音するようにしたが)、録音時は、減算することなくそのまま記録し、再生時に、音声認識処理を行うことにより、再生する音データから周辺音の音データを減算して、音を再生するようにしてもよい。
また、内蔵マイク21から集音された音データをそのまま記録し、記録後に、音声認識処理を行うことにより、周辺音を減算した音データを生成して記録するようにしてもよい。これにより、撮影時、再生時の処理負担を軽減することができる。
また、例えば、撮影者と被写体が会話をした場合、内蔵マイク21に近い撮影者の声の方が大きくなるので、内蔵マイク21により集音された音データを音声認識することにより、音レベルの大きい音声(音が大きい音声)と、音レベルの小さい音声(音が小さい音声)とを区別し、該音レベルが大きい音声と、音レベルが小さい音声とが同じ音レベルとなるように、内蔵マイク21により集音された音データから、音レベルの大きい音声データを減算するようにしてもよいし、音レベルの小さい音声を増幅して音レベルを大きくするようにしてもよい。これにより、撮影者と被写体の音の大きさを同じにして録音、再生することができ、録音精度、再生精度を向上させることができる。
また、この場合もユーザが減算の度合い、増幅の度合いを指定することができるようにしてもよい。
また、第1及び第3の実施の形態において、内蔵マイク21によって集音された音データに対して音声認識を行い、内蔵マイク21によって集音された音データに対して減算を行なわず、または減算を行なうと共に、音声の音レベルを大きくして記録、再生するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態を任意に組み合わせた態様であってもよい。
この第1の実施の形態と、第3の実施の形態とを組み合わせる場合は、周辺音の音データのうち、録音時に再生された音データ以外の音データを内蔵マイク21によって集音された音データから減算すると共に、該録音時に再生させる音データも減算するようにしてもよい。
例えば、録音時にヴォーカル付きの音楽を再生している場合は、該再生している音が周辺音として認識されない部分と、周辺音として認識される部分とに分かれてしまう場合があり、適切に再生している音楽を減算することはできないので、再生している音楽と、周辺音のうち該音楽以外の音データとを分けてそれぞれ内蔵マイク21から集音された音データから減算する。これにより、再生精度を向上させることができる。
また、上記各実施の形態においては、音付動画撮影の場合について説明したが、音付静止画撮影、撮影を伴わない単なる録音の場合のおいても適用可能である。
また、本発明の上記実施形態は、何れも最良の実施形態としての単なる例に過ぎず、本発明の原理や構造等をより良く理解することができるようにするために述べられたものであって、添付の特許請求の範囲を限定する趣旨のものでない。
したがって、本発明の上記実施形態に対してなされ得る多種多様な変形ないし修正はすべて本発明の範囲内に含まれるものであり、添付の特許請求の範囲によって保護されるものと解さなければならない。
最後に、上記各実施の形態においては、本発明の撮像装置をデジタルカメラ1に適用した場合について説明したが、上記の実施の形態に限定されるものではなく、要は、被写体を撮影し、音を録音することができる機器であれば適用可能である。
本発明の実施の形態のデジタルカメラのブロック図である。 本発明の音声処理部及びCPU10の機能を説明するためのブロック図である。 本発明の音声処理部及びCPU10の機能を説明するためのブロック図である。 録音時に再生された音データを減算する場合の動作を示すフローチャートである。 再生時に減算する場合の音付動作撮影の動作を示すフローチャートである。 再生時に減算する場合の音付動作再生に動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における音声処理部15及びCPU10の機能を説明するための図である。 第2の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における音声処理部15及びCPU10の機能を説明するための図である。 第3の実施の形態のデジタルカメラ1の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 撮影レンズ
3 レンズ駆動ブロック
4 絞り
5 CCD
6 ドライバ
7 TG
8 ユニット回路
9 メモリ
10 CPU
11 DRAM
12 画像表示部
13 フラッシュメモリ
14 キー入力部
15 音声処理部
16 バス

Claims (9)

  1. 被写体を撮像する撮像手段と、
    音を放音するスピーカと、
    前記スピーカから音データを放音させる放音制御手段と、
    音を集音するマイクロフォンと、
    前記撮像手段により撮像された画像データと前記マイクロフォンにより集音された音データとを関連付けて記録手段に記録する記録制御手段と、
    前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御手段により前記記録手段に記録されている最中に、前記放音制御手段により放音された音データを、前記マイクロフォンにより集音された音データから減算する減算手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記減算手段は、
    前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録手段に記録される前に減算を実行し、
    前記記録制御手段は、
    前記減算手段により減算された音データを前記記録手段に記録することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記減算手段は、
    前記記録手段による前記マイクロフォンにより集音された音データの記録後に、減算を実行することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  4. 前記記録制御手段により記録された音データを再生する再生手段を備え、
    前記減算手段は、
    前記記録手段に記録された音データを再生する際に、減算を実行し、
    前記再生手段は、
    前記減算手段により減算された音データを再生すること特徴とする請求項3記載の撮像装置。
  5. 前記スピーカから放音させる音データと逆位相の音データを生成する生成手段を備え、
    前記スピーカは、
    被写体側に向けられた第1のスピーカと、撮影者側に向けられた第2のスピーカとを有し、
    前記放音制御手段は、
    前記第1のスピーカから前記放音させる音データを放音させ、前記第2のスピーカから前記生成手段により生成された逆位相の音データを放音させることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。
  6. 前記マイクロフォンにより集音された音データに対して音声認識を行なう音声認識手段を備え、
    前記減算手段は、
    前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御手段により前記記録手段に記録されている最中に、音声認識手段による認識結果に基づいて、音声以外の周辺音を前記マイクロフォンにより集音された音データから減算することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の撮像装置。
  7. 前記減算手段は、
    音声以外の周辺音のうち、前記放音制御手段により放音された音データ以外の音データを前記マイクロフォンにより集音された音データから減算するととともに、前記放音制御手段により放音された音データも前記マイクロフォンにより集音された音データから減算することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 前記マイクロフォンにより集音された音データに対して音声認識を行なう音声認識手段を備え、
    前記減算手段は、
    前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御手段により前記記録手段に記録されている最中に、音声認識手段による認識結果に基づいて、複数の音声のうち、音レベルの高い音声を、前記マイクロフォンにより集音された音データから減算することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の撮像装置。
  9. 被写体を撮像する撮像手段と、音を放音するスピーカと、音を集音するマイクロフォンと、を備えた撮像装置を実行させるためのプログラムであって、
    前記スピーカから音データを放音させる放音制御処理と、
    前記撮像手段により撮像された画像データと前記マイクロフォンにより集音された音データとを関連付けて記録媒体に記録する記録制御処理と、
    前記マイクロフォンにより集音された音データが前記記録制御処理により前記記録媒体に記録されている最中に、前記放音制御処理により放音された音データを、前記マイクロフォンにより集音された音データから減算する減算処理と、
    を含むことを特徴とするプログラム。
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