JP2008278259A - 画像読み取り装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率良く原稿の読み取り作業を行うことが可能な原稿読み取り装置を提供すること。
【解決手段】原稿を載置するために、装置フレーム2に固定された原稿載置ガラス3と、原稿載置ガラス3に原稿を押さえつけるための原稿押さえ部4と、原稿の画像データを読み取るために、原稿載置ガラスを通して原稿に光を照射するためのランプ5と、原稿に対して光を照射しながら、ランプ5の初期位置側に配置される原稿の一端15aから、一端に対向する原稿15bの他端に向かって光源を移動させるフルレートキャリッジ6と、原稿押さえ部4によって覆われない位置に設けられた、光源の漏れ光を外部へ露出するための窓20とを備えた、画像読み取り装置である。
【選択図】図3(a)

Description

本発明は、原稿の画像データを読み取るための画像読み取り装置、及びそれを用いた画像形成装置に関する。
従来、大量のコピーを行う場合、例えば、特許文献1に記載されているような自動原稿送り装置を用いることによって、効率的に複写が行われていた。
一方、大量のコピーを行うにもかかわらず、自動原稿送り装置が設けられていない複写機も珍しくなく、このような複写機の場合、オペレーターはコピーを行う毎に原稿を取り替えて、コピーを行っていた。
又、自動原稿送り装置が設けられている複写機であっても、製本されている原稿等の複写を行う場合には、自動原稿送り装置を利用することが出来ない。そのため、オペレーターは、コピーをする毎に原稿のページをめくり、再びガラス面に載置してコピーを行っていた。
特開2006−027804号公報
しかしながら、原稿の画像データを読み取った後、次のコピー動作指令が可能となるまでの間には、読み取った画像データを用紙に複写する動作があるため、タイムラグが生じている。
一方、原稿の画像データの読み取りが終了したことは、オペレーターには通知されないので、大量の複写作業を効率よく行おうとすると、オペレーターは、動作音等を頼りにして、原稿の読み取り終了タイミングを図り、次のコピー動作指令が可能となる前に原稿の入れ替え作業を行っている。この場合、タイミングを誤ると、原稿読み込み中に原稿を入れ替えることとなり、コピーを失敗する場合がある。
又、このようなミスコピーを無くそうとすると、次のコピー動作指令が可能であるという旨の表示がされてから、原稿を入れ替えることになるため、効率良く作業をすることが出来なかった。
本発明は、上記従来の原稿読み取り装置の課題を考慮して、効率良く原稿の読み取り作業を行うことが可能な原稿読み取り装置、及びそれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明は、
原稿を載置するために、枠体に固定された原稿載置ガラスと、
前記原稿載置ガラスに前記原稿を押さえつけるための原稿押さえ部と、
前記原稿の画像データを読み取るために、前記原稿載置ガラスを通して前記原稿に光を照射するための光源と、
前記原稿に対して前記光を照射しながら、前記光源の初期位置側に配置される前記原稿の一端から、前記一端に対向する前記原稿の他端に向かって前記光源を移動させる光源移動ユニットと、
前記枠体の、前記原稿押さえ部によって覆われない位置に設けられた、前記光源の漏れ光を外部へ露出するための開口部とを備えた、画像読み取り装置である。
又、第2の本発明は、
前面に読み取り指示を入力する操作部を備え、
前記開口部は、前記光源の移動方向に沿って長く延びるように形成された矩形状の窓であって、
前記操作部と前記原稿載置ガラスの間の、前記初期位置の反対側に設けられている、第1の本発明の画像読み取り装置である。
又、第3の本発明は、
前記窓の長手方向の幅は、
前記原稿が最小サイズの原稿である場合に前記光源が移動する位置から、前記原稿が最大サイズの原稿である場合に前記光源が移動する位置に対応している、第2の本発明の原稿読み取り装置である。
又、第4の本発明は、
前記開口部は、
前記光源の移動方向に沿って配置された、前記原稿の複数のサイズに対応する複数の窓を有し、
前記複数の窓の上部を覆うように設けられ、前記窓から漏れ出た前記光の全部又は一部を所定の方向に案内するための導光部材と、
前記導光部材に設けられ、前記漏れ出た光を透過する表示板と、
前記複数の窓から漏れる光を、いずれか1つの前記窓から漏れるように他の前記窓からの漏れ光を制限する制限ユニットとを備え、
前記表示板は、原稿読み取りが終了したことを示す表示を有している、第1の本発明の画像読み取り装置である。
又、第5の本発明は、
読み取る原稿のサイズに対応した前記窓よりも前記初期位置側に配置されている窓を、少なくとも前記光源が通過する時に塞ぐように前記制限ユニットを制御する制御ユニットを備えた、第4の本発明の原稿読み取り装置である。
又、第6の本発明は、
前記制限ユニットは、
1つ又は複数の前記窓に対応した形状の貫通部を有し、前記複数の窓の配置方向を長手方向とし、前記複数の窓の下側に設けられている遮蔽部材と、
前記遮蔽部材を前記複数の窓の配置方向に沿って移動させる遮蔽部材移動ユニットとを有し、
前記制御ユニットは、
前記読み取る原稿のサイズに対応した前記窓に前記貫通部が配置され、前記原稿のサイズに対応した窓よりも前記初期位置側に配置されている窓が塞がれる位置に前記遮蔽部材を配置するように前記遮蔽部材移動ユニットを制御する、第5の本発明の原稿読み取り装置である。
又、第7の本発明は、
前記制限ユニットは、
前記複数の窓のうち、前記初期位置から最も遠い位置にある前記窓を除いた全ての前記窓毎に設けられ、前記光源を保持する移動枠が通過する際に、前記移動枠との接触により前記窓を遮蔽する複数の遮蔽板と、
前記移動枠と接触する接触位置と、前記移動枠との接触を避ける退避位置との間を前記遮蔽板を移動する遮蔽板移動ユニットとを有し、
前記制御ユニットは、
前記読み取る原稿のサイズに対応した前記窓の前記遮蔽板を、前記退避位置に配置し、前記原稿のサイズに対応した窓よりも前記初期位置側に配置されている窓の前記遮蔽板を、前記接触位置に配置するように前記遮蔽板移動ユニットを制御する、第5の本発明の原稿読み取り装置である。
又、第8の本発明は、
第1〜4の本発明のいずれかひとつの原稿読み取り装置と、
前記原稿読み取り装置によって読み取った前記原稿の画像データに基づいて像担持体又は中間転写体上にトナー画像を形成する画像形成部と、
前記像担持体又は前記中間転写体上の前記トナー画像を記録媒体に転写する転写部と、
前記転写されたトナー画像を前記記録媒体に定着させるための定着部とを備えた、画像形成装置である。
本発明によれば、効率良く原稿の読み取り作業を行うことが可能な原稿読み取り装置、及びそれを用いた画像形成装置を提供することが出来る。
以下、本発明にかかる実施の形態の画像読み取り装置について図面を参照しながら説明するとともに、本発明の画像形成装置の一例としての複写機についても述べる。
(実施の形態1)
はじめに、本発明にかかる実施の形態1の複写機の構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態の複写機100は、その上部に、原稿の画像データを読み取る原稿読み取り装置1を備えている。又、複写機100は、その底部に、読み取った画像データに基づいて画像が形成される用紙を収納するための4つの給紙カセット110を備えている。また、給紙カセット110の上部には、手差しトレイ120が設けられている。
これら給紙カセット110又は手差しトレイ120から供給された用紙にトナー画像を形成するための、感光体ドラム131、帯電器132、露光器133、現像器134及びクリーニングユニット135等から構成される画像形成ユニット130が設けられている。又、感光体ドラム131上のトナー画像を用紙に転写するための転写ユニット160を備えている。尚、本実施の形態の画像形成ユニット130及び転写ユニット160は、モノクロ用であるが、本発明の中間転写体の一例である中間転写ベルトを備えた構成であってもよい。
更に、トナー画像を用紙に定着するための定着ユニット140と、トナー画像が定着された用紙を排出するための排出ユニット150が設けられている。尚、図1に示されている点線の矢印は光路を示しており、矢印が接している部分で感光体ドラム13113に静電潜像が形成される。又、実線矢印は紙の搬送路を示しており、給紙カセット110から画像形成ユニット130へと用紙を供給するための、給送ローラ13が給紙カセット110の上部に配置されている。
次に、本実施の形態の原稿読み取り装置1の構成について詳しく説明する。
図2は、原稿読み取り装置1の断面構成図である。図2に示すように、原稿読み取り装置1は、露光ランプ、レンズ、ミラー等を内部に有する装置フレーム2と、装置フレーム2の上面に設けられた原稿載置ガラス3と、この原稿載置ガラス3上に配置された原稿を原稿載置ガラス3に押圧するための原稿押さえ部4とを備えている。この原稿押さえ部4には、原稿を原稿載置ガラス3押圧するための弾性体4aが設けられている。
又、原稿載置ガラス3が上面に配置されている装置フレーム2の内部には、ランプ5とミラーm1を走査方向(図中左右方向)に移動させるフルレートキャリッジ6と、2つのミラーm2、m3をフルレートキャリッジ6に追従して移動させるハーフレートキャリッジ7が設けられている。
これら2つのキャリッジ6、7は、1つの軸上に設けられたプーリ8、9に捲き掛けられたワイヤ10、11を介して駆動される。プーリ8、9の直径を2:1に形成することにより、フルレートキャリッジ6の速度に対して、ハーフレートキャリッジ7の速度が半分になる。又、原稿を読み取る際には、フルレートキャリッジ6と、その半分の速度で移動されるハーフレートキャリッジ7を連動させて図中右方向へ移動させ、原稿載置ガラス3上に載置された原稿にランプ5を光源として光を照射する。そして、その反射光を2つのキャリッジ6、7の各々に設けられたミラーm1、m2、m3を介して反射させ、ミラーm3の反射光をレンズ12でCCD13に結像させる。CCD13に入力された光情報は、電気信号に変換され、デジタル信号として図1に示す露光器133に出力される。
図2には、フルレートキャリッジ6とハーフレートキャリッジ7の初期位置が二点鎖線で示されている。この初期位置から図中右方向に走査することで、原稿の読み取りが行われる。この初期位置側の原稿載置ガラス3の端が3aとして示されている。
原稿読み取り時には、原稿載置ガラス3の端3aに一端を合わせて、原稿載置ガラス3上に原稿が載置される。ここで、原稿のサイズは複数種類あり、原稿の他端までフルレートキャリッジ6を移動させる必要があるため、原稿サイズに応じてキャリッジの移動距離が設定される。
又、2つのキャリッジ6、7を駆動するための駆動装置としては、ステッピングモータが使用されており、ステッピングモータにパルスが入力されることによってプーリ8、9を駆動する。画像読み取り命令が入力されると、ランプ5が点灯されるとともに、原稿の長さに対応する移動距離分の回転数に対応するパルスがモータドライバからモータに印加され、フルレートキャリッジ6が移動する。フルレートキャリッジ6の移動とともに、ハーフレートキャリッジ7が半分の速度で半分の距離だけ移動する。
尚、フルレートキャリッジ6は、端3aに合わせて一端が載置された原稿の他端の位置よりもX軸正方向に若干量行き過ぎて停止する。そして、停止後又は停止とともにランプが消灯され、移動時に印加されたパルス数だけ逆方向にモータを駆動して2つのキャリッジ6、7が初期位置に戻る。
又、図3(a)は、本実施の形態の複写機100の平面図である。尚、図3に示されている座標軸は、原稿を読み取る際のキャリッジ6、7の移動方向をX軸プラス方向とし、装置正面から裏面方向をY軸プラス方向としている。
図3(a)に示すように、原稿読み取り装置1は、その正面側に、複写開始ボタン等が配置されている操作部14を備えている。又、原稿載置ガラス3と操作部14の間の装置フレーム2には、ランプ5の漏れ光を外部へと露出するために透明な部材がはめこまれた窓20が形成されている。
この窓20は、フルレートキャリッジ6とハーフレートキャリッジ7の走査方向に沿って細長い矩形状であり、原稿載置ガラス3の端3aとは反対側の端よりに配置されている。尚、原稿押さえ部4は、原稿載置ガラス3の全面を覆っているが、窓20は覆わないように形成されている。又、窓20の端3a側の端を20aとし、反対側の端を20bとする。
端20aは、ランプ5が移動する距離が最も短い場合の停止位置よりもX軸マイナス方向側に位置し、端20bは、ランプ5が移動する距離が最も長い場合の停止位置よりもX軸プラス方向側に位置する。尚、このランプ5が移動する距離が最も短い場合とは、最小サイズの原稿の長辺を端3aに合わせて原稿を載置した場合であり、ランプ5が移動する距離が最も長い場合とは、最大サイズの原稿の短辺を端3aに合わせて原稿を載置した場合である。図3(b)は、(a)に最小サイズの原稿を載置した状態を示す図であり、図3(c)は、(a)に最大サイズの原稿を載置した状態を示す図である。尚、図3(b)(c)では、原稿おさえ部4は図示していない。図3(b)には、最小サイズの原稿15が、その左側の長辺15Lが端3aに合わせて原稿載置ガラス3上に配置されている。又、フルレートキャリッジ6が原稿15を読み取った後、停止した状態が図示されている。図3(b)に示すように、フルレートキャリッジ6は、初期位置から原稿15の右側の長辺15RからX軸プラス方向側に越えた位置で停止する。窓20の端20aは、フルレートキャリッジ6に配置されているランプ5よりもX軸マイナス方向側に位置している。このランプ5の位置が、本発明の「前記原稿が最小サイズの原稿である場合に前記光源が移動する位置」の一例に相当する。又、図3(c)には、最大サイズの原稿16が、その左側の短辺16Lを端3aに合わせて原稿載置ガラス3上に配置されている。又、フルレートキャリッジ6が原稿を読み取った後、停止した状態が図示されている。この図3(c)に示すように、フルレートキャリッジ6は、初期位置から原稿16の右側の長辺16RからX軸プラス方向側に越えた位置で停止する。窓20の端20bは、フルレートキャリッジ6に配置されているランプ5よりもX軸プラス方向側で停止する。このランプ5の位置が、本発明の「前記原稿が最大サイズの原稿である場合に前記光源が移動する位置」に相当する。
尚、図3に示すように、キャリッジ6、7は、窓20よりもY軸プラス方向側に位置しており、ランプ5が窓20の直下は通過しない。
このように窓20を形成することにより、どのような原稿サイズの場合であっても、ランプ5が消灯する瞬間を窓20からの漏れ光によってオペレーターが認識することが出来る。
尚、本発明の光源の一例は、本実施の形態のランプ5に相当し、本発明の光源移動ユニットの一例は、本実施の形態のフルレートキャリッジ6、プーリ8、及びワイヤ10に相当する。又、本発明の開口部の一例は、本実施の形態の窓20に相当する。又、本発明の初期位置側に配置される一端の一例は、本実施の形態では、原稿載置ガラス3の端3aに合わせた原稿15、16の辺15L、16Lに相当し、本発明の原稿の他端とは、例えば、本実施の形態では、原稿15、16の辺15R、16Rに相当する。又、本発明の画像形成部の一例は、本実施の形態の画像形成ユニット130に相当し、本発明の転写部の一例は、本実施の形態の転写ユニット160に相当する。又、本発明の定着部の一例は、本実施の形態の定着ユニット140に相当する。本発明の枠体の一例は、本実施の形態の装置フレーム2に相当する。
次に、コピーする際の手順について説明する。図4は、コピー手順を示すフロー図である。
オペレーターは、原稿押さえ部4を開き、端3aに一端を合わせて原稿載置ガラス3に原稿を載置する(S1)。その後、オペレーターが操作部14のスタートボタンを押すことによって印刷命令が入力される(S2)。印刷命令が入力されると、上述したように、ランプ5が点灯し、キャリッジ6、7が移動し、原稿の画像データの読み取りが開始される。そして、原稿のサイズに対応した距離をフルレートキャリッジ6が移動した後、ランプ5が消灯し、原稿読み取り動作が終了する(S3)。
続いて、画像形成動作が行われるが、オペレーターは、ランプ5の消灯を窓20からの漏れ光が消えることによって視認できるので、原稿読み取り動作の終了を認識できる。そのため、オペレーターは原稿押さえ部4を開き、新たな原稿を設置する(S1)。
一方、読み取った画像データに基づいて、感光体ドラム131の表面に形成されたトナー画像が給紙カセット110から搬送されてきた用紙に転写され、定着装置140においてトナー画像が用紙に定着され、画像形成動作が終了する(S4)。そして、トナー画像が定着された用紙が排出され(S5)、スタートボタンを押すこと(コピー動作指令)が可能となる(S6)。
以上のように、本実施の形態では、窓20からの漏れ光によって原稿読み取り動作終了を認識出来るため、原稿読み取り動作が終了した後に確実に原稿の入れ替え作業を行うことが可能となり、ミスコピーの発生を抑制することが出来る。
又、従来では、ミスコピーを無くそうとすると、紙排出動作(S5)の後、コピー動作指令が可能(S6)となってから、原稿設置(S1)の動作をおこなう必要があったが、本実施の形態では、画像形成動作(S4)中に原稿の入れ替え作業(S1)を行うことが可能であるため、待ち時間を短縮できる。
このように、本実施の形態の複写機では、窓20を設けることにより、大量の複写を行う場合に効率的に複写を行うことが可能となる。
尚、本実施の形態では、自動で原稿を読み取るための自動原稿搬送装置が設けられていない場合について説明したが、自動原稿搬送装置が設けられている場合であっても、製本された原稿のページをめくって大量にコピーする場合には、効率よく複写ができるという本発明の効果が発揮される。
又、本実施の形態では、原稿載置ガラス3と窓20が別々の部材として設けられているが、図5の平面図に示すように、原稿載置ガラス3´と窓20´が一体して形成されていてもよい。
尚、本実施の形態では、図4に示したように、紙排出(S5)後にスタートボタンを押すことが可能となるが、定着動作が終了した後(S4)、紙排出動作S5が終了する前に、スタートボタンを押すことを可能となるように制御がされてもよい。
(実施の形態2)
以下、本発明にかかる実施の形態2の原稿読み取り装置について説明する。本実施の形態2の原稿読み取り装置は、実施の形態1と基本的な構成は同じであるが、原稿読み取り動作終了を認識出来る部分の構成が異なっている。そのため、本相違点を中心に説明する。尚、実施の形態1と同一の構成については同一の符号を付している。
図6は、本実施の形態2の原稿読み取り装置1の構成図である。図6の平面図に示すように、本実施の形態2の原稿読み取り装置1には、実施の形態1で示した窓20に代えて、オペレーターが原稿読み取り動作の終了を認識するための表示ユニット30が設けられている。
図7は、表示ユニット30の近傍を示す構成斜視図である。図8は、表示ユニット30の正面図である。又、図9は、表示ユニット30の近傍を底面側から見た分解図である。図10は、図7の底面図である。
図7〜図10に示すように、表示ユニット30は、キャリッジ6、7の移動方向に沿って、初期位置側から順に3つの窓32a、32b、32cが形成された板状部材31を備えている。この板状部材31の上部には、図7〜図9に示すように正面視台形状の導光部材33が設けられており、その上辺部分には、表示板34が設けられている。この表示板34は、例えば、図7に示すように「原稿読み取り終了しました」という文字が形成されており、主としてこの文字部分をランプ5の漏れ光が透過するように構成されている。
板状部材31の下側には、窓32a、32bの開閉を行うための、本発明の制限ユニットの一例である開閉機構40が設けられている。この開閉機構40は、板状部材31の下面に窓32と同じ大きさの貫通部44が形成された遮蔽板41を有している。又、板状部材31の下面の窓32aの周囲には、枠体42が形成されている。この枠体42は、内側に溝を有しており、その溝に遮蔽板41の端が嵌合することによって、窓32a、b、cの配置方向(X軸方向)にスライド可能に遮蔽板41を保持している。
又、遮蔽板41の下側には、ステッピングモータ43aを駆動源とする駆動部43が設けられており、駆動部43は、ステッピングモータ43aの回転に連動して回転するピニオン43bを有している。このピニオン43bは、遮蔽板41の下面に設けられたラック41aと勘合しており、ステッピングモータ43aの回転により、遮蔽板41がX軸方向に移動可能となっている。又、操作部14による設定、又は載置された原稿のサイズに基づいて、遮蔽板41をスライドさせる制御部50が設けられている。
尚、本発明の制限ユニットの一例は、本実施の形態の開閉機構40に相当し、本発明の遮蔽部材の一例は、本実施の形態の遮蔽板41に相当する。又、本発明の遮蔽部材移動ユニットの一例は、本実施の形態のステッピングモータ43aとピニオン43bを有する駆動部43、及びラック41aに相当する。
次に、窓32a、32b、32cの配置について説明する。
窓32aは、例えば原稿サイズがA4、B5の原稿の短辺の長さに対応した位置に形成されている。この位置のX軸方向における位置は、長辺を端3aに合わせて原稿載置ガラス3に載置されたA4又はB5サイズの原稿をスキャンしたランプ5の停止位置に相当する。具体的には、A4の短辺の長さ210mmであるので、端3aの位置からX軸正方向に210mmを少し越えた位置に窓32aが形成されている。
又、窓32bは、原稿サイズがA4、B5の原稿の短辺を端3aに合わせて載置した場合に、原稿の長辺の距離分を移動したランプ5の停止位置に相当する。
又、窓32cは、原稿サイズA3、B4の原稿の短辺を端3aに合わせて載置した場合に、原稿の長辺の距離分を移動したランプ5の停止位置に相当する。
次に、本実施の形態2の表示ユニット30の動作について説明する。
はじめに、原稿のサイズがA4、B5であって、長辺を端3aに合わせて原稿を載置した場合の動作について説明する。
図11(a)は、原稿のサイズがA4、B5であって、長辺を端3aに合わせて原稿を載置した時の板状部材31と遮蔽板41の位置関係を示す図である。原稿サイズの入力若しくは自動認識により原稿サイズがA4又はB5であることが認識されると、制御部50は、貫通部44が窓32aと垂直方向の位置が一致するように遮蔽板41を動作する。この図11(a)に示す状態では、窓32a、32b、32cのいずれも遮蔽されていない。
このような状態で、実施の形態1で説明したように、原稿読み取り動作が開始すると、初期位置からキャリッジ6、7がX軸正方向に、ランプ5が窓32aの位置到達するまで移動して停止する。停止した時点では、ランプ5が点灯しているので、窓32aから光が漏れる。このキャリッジ6,7が停止した状態が、図6に示されている。尚、図6に示すようにランプ5は原稿載置ガラス3の下方に配置されているため、ランプ5が停止する位置は、窓32aの直下とはならず、窓32aは、ランプ5よりもY軸マイナス方向側に位置することになる。
窓32aから光が漏れると、漏れ光は、導光部材33内を反射し、表示板34の「原稿読み取り終了しました」という文字部分から主に外部へと透過する。このため、オペレーターは、表示板34が光ったことによって、画像読み取り動作の終了を認識することが出来る。尚、窓32aを利用して画像読み取り動作の終了を表示させる場合には、窓32b、32cの位置までランプ5が移動しないため、ランプ5の光はほとんど窓32b、32cから漏れないため、窓32b、32cを遮蔽する必要はない。
次に、原稿のサイズがA4、B5であって、短辺を端3aに合わせて原稿を載置した場合の動作について説明する。
図11(b)は、原稿のサイズがA4、B5であって、短辺を端3aに合わせて原稿を載置した時の板状部材31と遮蔽板41の位置関係を示す図である。原稿サイズがA4又はB5であること及びその載置方向(短辺を端3aに合わせる方向に載置されていること)が自動認識されるか、オペレータにより設定されると、制御部50は、貫通部44が窓32bと垂直方向の位置が一致するように遮蔽板41を移動する。この状態では、遮蔽板41によって窓32aのみが遮蔽されていることになる。
このような状態で、X軸プラス方向に窓32bの位置までランプ5が移動するが、途中窓32aの位置を通過しても、遮蔽板41によって窓32aが塞がれているため、ランプ5からの光は窓32aから漏れない。そして、ランプ5が原稿のサイズに基づいて移動し、停止すると、窓32bからランプ5の光が漏れ、表示板34が光り、オペレーターは原稿読み取り動作の終了を認識することが出来る。
次に、原稿のサイズがA3、B4であって、短辺を端3aに合わせて原稿を載置した場合の動作について説明する。
図11(c)は、原稿のサイズがA3、B4であって、短辺を端3aに合わせて原稿を載置した時の板状部材31と遮蔽板41の位置関係を示す図である。原稿サイズがA3、B4であること及びその載置方向などが自動認識されるか、オペレーターにより設定されると、制御部50は貫通部44が窓32aと窓32bの間に配置され、窓32a、32bが遮蔽されるように、遮蔽板41を移動する。この状態では、窓32a、32bが遮蔽されている。
このような状態において、原稿読み取り動作時には、ランプ5が、初期位置からX軸プラス方向に窓32cの位置まで移動することになるが、途中通過する窓32a及び窓32bは遮蔽板41によって遮蔽されているためランプ5の光が漏れず、原稿読み取り動作終了後に停止する位置である窓32cの位置上で停止し、ランプ5の光が窓32cから漏れる。そして、漏れた光によって表示板34が光り、オペレーターは、原稿読み取り動作が終了したことを認識することが出来る。
以上のように、本実施の形態2の構成によってもオペレーターは、原稿読み取り動作の終了を認識する事が出来るため、効率よく複写を行うことが可能となる。
尚、本実施の形態2では、遮蔽板41に貫通部44が1つしか設けられていないが、窓の数に応じて2つ以上設けられていても良い。
(実施の形態3)
以下に、本発明にかかる実施の形態3の原稿読み取り装置について説明する。本実施の形態3の原稿読み取り装置は、実施の形態2と基本的な構成は同じであるが、窓を遮蔽する遮蔽機構の構成が異なる。そのため実施の形態2との相違点を中心に説明する。又、実施の形態2と同じ構成については同一符号を付している。
図12は、本実施の形態3の表示ユニット80の斜視図である。又、図13は、本実施の形態3の表示ユニット80の底面側から見た斜視図である。図12及び図13に示すように、本実施の形態3の表示ユニット80は、実施の形態2の開閉機構40に代えて窓32a、32bの開閉機構60を備えている。この開閉機構60は、窓32a、32bの各々のX軸マイナス側に設けられた遮蔽板61、62を有している。図14は、遮蔽板61と窓32a、32bとの位置関係を説明するための示す図であり、後述するソレノイド、支持板等の構成については図示していない。図14に示すように、遮蔽板61及び遮蔽板62は板状部材31の下側に配置されており、上端部分を支点として回動可能に構成されている。この上端部分61a、62aは、軸63、64を中心とした筒形状になっている。この軸63、64を中心として窓32a、32b側に回転(矢印B方向)することで、窓32a、32bを遮蔽することが出来る。尚、実施の形態2においても説明したが、窓32cは、ランプ5が最も移動した場合の位置であり、遮蔽する必要がないため、遮蔽板が取り付けられていない。
又、図12及び図13に示すように開閉機構60は、板状部材31の下面に対して垂直に固定された設けられた支持板65と、2つのソレノイド66とを有している。この支持板65は、窓32a、32bよりも操作部14側に配置されており、2つのソレノイド66は、支持板65の操作部14側に配置されている。
図15(a)、(b)は、窓32aに設けられているソレノイド66の側面構成図である。尚、図15(a)はソレノイド66に通電していない状態を示し、図15(b)はソレノイド66に通電している状態を示している。ソレノイド66の鉄芯66aは、Y軸方向に移動し、その先端には、上下方向に配置された連結部材67の下端67aが接続されており、連結部材67の上端67bには、上述した軸63が接続されている。又、支持板65の操作部14側(Y軸マイナス側)には、支持板65に対して垂直に支持突起65aが設けられており、連結部材67は、その中央部分67cで支持突起65aによって回動可能に支持されている。又、軸63には、遮蔽板61が操作部14側に移動しないように突起63aが形成されている。又、連結部材67の上端67b近傍と、支持板65の間には、バネ部材68が設けられている。尚、窓32bと遮蔽板62側の構成も、窓32aと遮蔽板61側の構成と同様である。
尚、本発明の移動枠の一例は、本実施の形態のフルレートキャリッジ6に相当し、本発明の制限ユニットの一例は、本実施の形態の開閉機構60に相当する。又、本発明の遮蔽板移動ユニットの一例は、本実施の形態の支持板65、ソレノイド66、連結部材67、及びバネ部材68に相当する。
次に、開閉機構60の動作について説明する。
図15(a)に示す状態では、フルレートキャリッジ6が窓32aの位置を通り過ぎるとき、フルレートキャリッジ6の操作部14側に形成されている当接部6aに遮蔽板61が当接し、窓32aは遮蔽されることになる。
図15(a)に示す状態から、ソレノイド66に通電すると、図15(b)に示すように鉄芯66aがY軸プラス方向に移動する。すると、連結部材67が時計回り(矢印C参照)に回動することにより軸63、64が操作部14側(Y軸マイナス方向)に移動する。この状態では、遮蔽板61は操作部14側に移動するため、フルレートキャリッジ6が通過しても、当接部6aは遮蔽板61に接触しないので、窓32aは遮蔽されない。
一方、通電を停止すると、バネ部材68の弾性力によって軸63、64は、原稿載置ガラス3側(Y軸プラス方向)に移動し、図15(a)に示す状態となる。尚、本発明の接触位置の一例は、本実施の形態では、図15(a)に示す原稿載置ガラス3側よりに遮蔽板61、62が配置されている場合の位置に相当する。又、本発明の退避位置の一例は、本実施の形態では、図15(b)に示す操作部14よりに遮蔽板61、62が配置されている場合の位置に相当する。
以上の構成の本実施の形態3の表示ユニット80の動作について説明する。
はじめに、原稿のサイズがA4、B5であって、長辺を端3aに合わせて原稿を載置した時について説明する。
原稿サイズの入力若しくは自動認識により原稿サイズがA4又はB5であり、その載置方向が認識されると、制御部70は、窓32aを遮蔽するための遮蔽板61と連結しているソレノイド66に通電をする。すると、遮蔽板61が操作部14側へ移動する。
このような状態で、実施の形態1で説明したように、原稿読み取り動作が開始すると、初期位置からキャリッジ6、7がX軸プラス方向に、ランプ5が窓32aの位置に到達するまで移動して停止する。停止した時点では、ランプ5が点灯しているので、窓32aから光が漏れる。そして、実施の形態2と同様に、オペレーターは、表示板34が光ることによって、画像読み取り動作の終了を認識することが出来る。
次に、原稿のサイズがA4、B5であって、短辺を端3aに合わせて原稿を載置した時について説明する。
原稿サイズがA4又はB5であること及びその載置方向などが自動認識されるか、オペレータにより設定されると、制御部70は、遮蔽板62に連結しているソレノイド66にのみ通電を行い、遮蔽板61に連結しているソレノイド66には通電を行わない。
このような状態で、原稿読み取り動作が開始すると、X軸プラス方向に窓32bの位置までフルレートキャリッジ6が移動するが、途中窓32aの位置を通過しても、通過する際には、当接部6aと遮蔽板61が接触して矢印B方向(図14参照)に回動し、窓32aを塞ぐため、ランプ5の光は、ほとんど窓32aから漏れない。
そして、窓32bの位置までフルレートキャリッジ6が移動しても、遮蔽板62は操作部14側に移動している状態(図15(b)に示す状態)であるため、当接部6aは遮蔽板62には接触せず、窓32bは遮蔽されない。そのため、ランプ5が窓32bの位置まで移動すると、窓32bからランプ5の光が漏れ、表示板34が光り、オペレーターは原稿読み取り動作の終了を認識することが出来る。
次に、原稿のサイズがA3、B4であって、短辺を端3aに合わせて原稿を載置した時について説明する。
原稿サイズがA3又はB4であること及びその載置方向などが自動認識されるか、オペレータにより設定されると、制御部70は、2つのソレノイド66に通電を行わない。
このような状態で、原稿読み取り動作が開始すると、X軸プラス方向に窓32cの位置までランプ5が移動するが、途中で窓32a、32bの位置を通過しても、通過する際には、当接部6aと接触した遮蔽板61によって窓32aが塞がれ、続いて当接部6aと接触する遮蔽板62によって窓32bが塞がれるため、ランプ5の光は窓32a、32bからはほとんど漏れない。そして、ランプ5は、原稿読み取り動作終了後に停止する位置である窓32cの位置上で停止し、ランプ5の光が窓32cから漏れる。そして、漏れた光によって表示部が光り、オペレーターは、原稿読み取り動作が終了したことを認識することが出来る。
以上のように、本実施の形態3の構成によってもオペレーターは、原稿読み取り動作の終了を認識する事が出来るため、効率よく複写を行うことが可能となる。
尚、本実施の形態2及び3の構成に限らず、窓32aと窓32bを個別に遮蔽可能な構成であればよく、例えば、図16の裏面図に示すような構成であってもよい。図16では、板状部材31の面と並行に遮蔽板90が設けられており、支点90aを中心に回動可能(矢印D参照)に構成されている。この遮蔽板90は、ソレノイド91に通電されていない状態では、バネ部材92の弾性力によって時計回りに回動した位置に保持されており、窓は開いた状態となる(窓32b参照)。そして、ソレノイド91に通電することにより鉄芯91aが押し出され、遮蔽板91が反時計回り(矢印C参照)に回動して窓が遮蔽される(窓32a参照)。
尚、本実施の形態2、3では、3カ所に窓を設けた構成について説明したが、3カ所よりも多く窓が設けられていても良い。その場合、フルレートキャリッジ6が停止する位置に対応する窓よりもX軸マイナス方向側に配置されている窓を遮蔽するようにすればよい。又、最もX軸プラス方向(フルレートキャリッジ6の移動方向側)に配置されている窓については、遮蔽する必要がないため、遮蔽板等を設ける必要はない。
本発明の原稿読み取り装置及び画像形成装置は、効率良く原稿の読み取り作業を行うことを可能とする効果を有し、複写機、ファクシミリ等として有用である。
本発明にかかる実施の形態1における複写機の正面構成図 本発明にかかる実施の形態1における原稿読み取り装置の正面構成図 本発明にかかる実施の形態1における複写機の平面図 本発明にかかる実施の形態1における複写機の平面図 本発明にかかる実施の形態1における複写機の平面図 本発明にかかる実施の形態1における複写動作のフロー図 本発明にかかる実施の形態1における原稿読み取り装置の変形例の平面図 本発明にかかる実施の形態2における複写機の平面図 本発明にかかる実施の形態2における読み取り動作終了表示ユニット30の構成斜視図 本発明にかかる実施の形態2における読み取り動作終了表示ユニット30の正面図 本発明にかかる実施の形態2における読み取り動作終了表示ユニット30の分解図 本発明にかかる実施の形態2における読み取り動作終了表示ユニット30の裏面図 (a)〜(c)本発明にかかる実施の形態2における開閉機構40の動作を説明するための図 本発明にかかる実施の形態3における読み取り動作終了表示ユニット80の構成斜視図 本発明にかかる実施の形態3における読み取り動作終了表示ユニット80を底面側から見た構成斜視図 本発明にかかる実施の形態3の読み取り動作終了表示ユニット80における窓32a、32bと遮蔽板61、62の位置関係を説明するための正面図 (a)(b)本発明にかかる実施の形態3における開閉機構60の動作を説明するための側面図 本発明にかかる実施の形態2、3の変形例における開閉機構の動作説明するための図
符号の説明
1 原稿読み取り装置
2 装置フレーム
3 原稿載置ガラス
4 原稿押さえ部
5 ランプ
6 フルレートキャリッジ
7 ハーフレートキャリッジ
8、9 プーリ
10、11 ワイヤ
12 レンズ
13 CCD
14 操作部
20 窓



Claims (8)

  1. 原稿を載置するために、枠体に固定された原稿載置ガラスと、
    前記原稿載置ガラスに前記原稿を押さえつけるための原稿押さえ部と、
    前記原稿の画像データを読み取るために、前記原稿載置ガラスを通して前記原稿に光を照射するための光源と、
    前記原稿に対して前記光を照射しながら、前記光源の初期位置側に配置される前記原稿の一端から、前記一端に対向する前記原稿の他端に向かって前記光源を移動させる光源移動ユニットと、
    前記枠体の、前記原稿押さえ部によって覆われない位置に設けられた、前記光源の漏れ光を外部へ露出するための開口部とを備えた、画像読み取り装置。
  2. 前面に読み取り指示を入力する操作部を備え、
    前記開口部は、
    前記光源の移動方向に沿って長く延びるように形成された矩形状の窓であって、
    前記操作部と前記原稿載置ガラスの間の、前記初期位置の反対側に設けられている、請求項1記載の画像読み取り装置。
  3. 前記窓の長手方向の幅は、
    前記原稿が最小サイズの原稿である場合に前記光源が移動する位置から、前記原稿が最大サイズの原稿である場合に前記光源が移動する位置に対応している、請求項2記載の原稿読み取り装置。
  4. 前記開口部は、
    前記光源の移動方向に沿って配置された、前記原稿の複数のサイズに対応する複数の窓を有し、
    前記複数の窓の上部を覆うように設けられ、前記窓から漏れ出た前記光の全部又は一部を所定の方向に案内するための導光部材と、
    前記導光部材に設けられ、前記漏れ出た光を透過する表示板と、
    前記複数の窓から漏れる光を、いずれか1つの前記窓から漏れるように他の前記窓からの漏れ光を制限する制限ユニットとを備え、
    前記表示板は、原稿読み取りが終了したことを示す表示を有している、請求項1記載の画像読み取り装置。
  5. 読み取る原稿のサイズに対応した前記窓よりも前記初期位置側に配置されている窓を、少なくとも前記光源が通過する時に塞ぐように前記制限ユニットを制御する制御ユニットを備えた、請求項4記載の原稿読み取り装置。
  6. 前記制限ユニットは、
    1つ又は複数の前記窓に対応した形状の貫通部を有し、前記複数の窓の配置方向を長手方向とし、前記複数の窓の下側に設けられている遮蔽部材と、
    前記遮蔽部材を前記複数の窓の配置方向に沿って移動させる遮蔽部材移動ユニットとを有し、
    前記制御ユニットは、
    前記読み取る原稿のサイズに対応した前記窓に前記貫通部が配置され、前記原稿のサイズに対応した窓よりも前記初期位置側に配置されている窓が塞がれる位置に前記遮蔽部材を配置するように前記遮蔽部材移動ユニットを制御する、請求項5記載の原稿読み取り装置。
  7. 前記制限ユニットは、
    前記複数の窓のうち、前記初期位置から最も遠い位置にある前記窓を除いた全ての前記窓毎に設けられ、前記光源を保持する移動枠が通過する際に、前記移動枠との接触により前記窓を遮蔽する複数の遮蔽板と、
    前記移動枠と接触する接触位置と、前記移動枠との接触を避ける退避位置との間を前記遮蔽板を移動させる遮蔽板移動ユニットとを有し、
    前記制御ユニットは、
    前記読み取る原稿のサイズに対応した前記窓の前記遮蔽板を、前記退避位置に配置し、前記原稿のサイズに対応した窓よりも前記初期位置側に配置されている窓の前記遮蔽板を、前記接触位置に配置するように前記遮蔽板移動ユニットを制御する、請求項5記載の原稿読み取り装置。
  8. 請求項1〜4の何れかひとつに記載の原稿読み取り装置と、
    前記原稿読み取り装置によって読み取った前記原稿の画像データに基づいて像担持体又は中間転写体上にトナー画像を形成する画像形成部と、
    前記像担持体又は前記中間転写体上の前記トナー画像を記録媒体に転写する転写部と、
    前記転写されたトナー画像を前記記録媒体に定着させるための定着部とを備えた、画像形成装置。
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