JP2021125855A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】読取画像の品質を向上可能な画像読取装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】シートが通過する搬送路を有する装置本体と、前記搬送路における読取位置においてシートを搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送方向に直交する長手方向に延び、前記読取位置において前記搬送部によって搬送されるシートの画像を読み取る読取ユニットと、前記装置本体に設けられ、前記読取ユニットを前記装置本体に対して前記長手方向にスライド移動可能に支持し、前記長手方向に位置調整された前記読取ユニットを位置決めする調整部と、を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、シートの画像を読み取る画像読取装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
一般に、複写機やファクシミリ等の画像形成装置においては、原稿の画像を光学的に読み取る画像読取装置を備えたものが知られている。従来、原稿の第1面の画像を読み取る第1原稿読取部と、原稿を1枚ずつ搬送する自動原稿搬送装置(Auto Document Feeder、以下ADFとする)と、を備えた画像読取装置が提案されている(特許文献1参照)。
ADFには、原稿の第2面の画像を読み取る第2原稿読取部が設けられており、第1原稿読取部及び第2原稿読取部によって、搬送路を搬送される原稿の第1面及び第2面の画像を読み取ることができる。第2原稿読取部は、発光部、反射ミラー、集光レンズ及び受光部などを保持する保持部材を有しており、保持部材は、原稿搬送ローラの回転軸に対して原稿搬送方向に移動可能に構成されている。保持部材には、位置調整部が設けられており、位置調整部が操作されることにより、第2原稿読取部の読取ラインは、原稿搬送ローラの回転軸と平行となるように調整される。
特開2009−290441号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像読取装置は、第2原稿読取部の読取ラインを原稿搬送ローラの回転軸と平行となるように調整することはできるものの、第2原稿読取部の主走査方向における調整を行うことはできない。このため、搬送される原稿が第2原稿読取部の読取領域から外れ、読取画像が主走査方向において欠けてしまい、読取画像の品質が低下してしまう虞があった。
そこで、本発明は、読取画像の品質を向上可能な画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像読取装置において、シートが通過する搬送路を有する装置本体と、前記搬送路における読取位置においてシートを搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送方向に直交する長手方向に延び、前記読取位置において前記搬送部によって搬送されるシートの画像を読み取る読取ユニットと、前記装置本体に設けられ、前記読取ユニットを前記装置本体に対して前記長手方向にスライド移動可能に支持し、前記長手方向に位置調整された前記読取ユニットを位置決めする調整部と、を備える、ことを特徴とする。
また、本発明は、画像読取装置において、シートが通過する搬送路を有する装置本体と、前記搬送路における読取位置においてシートを搬送方向に搬送する搬送部と、前記読取位置において前記搬送部によって搬送されるシートの画像を読み取る読取部と、前記読取部を保持する保持部と、を有し、前記搬送方向に直交する長手方向に延びる読取ユニットと、前記装置本体に設けられ、前記読取ユニットを前記装置本体に対して前記長手方向にスライド移動可能に支持し、前記長手方向に位置調整された前記読取ユニットを位置決めする第1調整部と、前記搬送方向及び前記長手方向に直交する直交方向に延びる軸を中心に前記読取部を回動させ、前記読取部の向きを調整可能な第2調整部と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によると、読取画像の品質を向上できる。
本実施の形態に係るプリンタを示す全体概略図。 画像読取装置を示す断面図。 第2スキャナユニットを示す斜視図。 読取部及びホルダを示す斜視図。 読取部及び操作部を示す斜視図。 (a)はカバー部が閉じた状態のADFを示す斜視図、(b)はカバー部が開いた状態のADFを示す斜視図。 (a)は読取ラインと原稿の先端のラインとが平行でない状態を示す模式図、(b)は読取ラインと原稿の先端のラインとが平行な状態を示す模式図。 第1調整部を示す斜視図。 第1調整部及びホルダを示す斜視図。 第1調整部を示す斜視図。 (a)は原稿が主走査方向において読取ラインの領域外に位置する状態を示す模式図、(b)は原稿が主走査方向において読取ラインの領域内に位置する状態を示す模式図。 第2スキャナユニットの調整量を説明するための側面図。
以下、本開示に係る画像読取装置及び画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、本技術の適用範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
[プリンタの概略構成]
まず、画像形成装置としてのプリンタ101の概略構成について図1を参照しながら説明する。プリンタ101は、図1に示すように、プリンタ本体101Aと、画像読取装置103と、を備えている。プリンタ本体101Aの上方に配置された画像読取装置103は、詳しくは後述するように読取機構30とADF1とを備え、原稿Dを光学的に走査して画像情報を読み取る。原稿Dとは、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート(OHP)等のプラスチックフィルム、布などのシートである。画像読取装置103によって電気信号に変換された画像情報は、プリンタ本体101Aに設けられた制御部132へと転送される。
プリンタ本体101Aは、記録媒体であるシートPに画像を形成する画像形成部133と、画像形成部133にシートPを給送するシート給送部34及び手差し給送部135と、を有している。シート給送部34は、互いに異なるサイズのシートを収納可能なシート収納部137a,137b,137c,137dを備えている。各シート収納部に収納されたシートは、ピックアップローラ32によって繰り出され、フィードローラ33a及びリタードローラ33bによって1枚ずつ分離されて、対応する搬送ローラ対131へと受け渡される。そして、シートPは、シート搬送路に沿って配置された複数の搬送ローラ対131に順に受け渡されることで、レジストレーションローラ対136へと搬送される。
手差し給送部135は、手差しトレイ137eと、給送ローラ138と、を有している。ユーザによって手差しトレイ137eに載置されたシートPは、給送ローラ138によってプリンタ本体101Aの内部に給送され、レジストレーションローラ対136へと搬送される。シートPは、停止状態のレジストレーションローラ対136のニップに突き当てられて、ループを形成することで斜行が補正される。そして、レジストレーションローラ対136は、画像形成部133によるトナー像の形成プロセスである作像動作の進行に合わせてシートPの搬送を再開する。
シートPに画像を形成する画像形成部133は、感光体である感光ドラム121を備えた電子写真方式の画像形成ユニットである。感光ドラム121は、シートPが搬送される方向に沿って回転可能であり、感光ドラム121の周囲には帯電器118、露光装置123、現像器124、転写帯電器125、分離帯電器126、及びクリーナ127が配置されている。帯電器118は感光ドラム121の表面を一様に帯電させ、露光装置123は画像読取装置103等から入力される画像情報に基づいて感光ドラム121を露光し、ドラム上に静電潜像を形成する。
現像器124は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を収容しており、感光ドラム121に帯電したトナーを供給することで静電潜像をトナー像に現像する。感光ドラム121に担持されたトナー像は、転写帯電器125が形成するバイアス電界により、レジストレーションローラ対136から搬送されるシートPに転写される。トナー像を転写されたシートPは、分離帯電器126が形成するバイアス電界によって感光ドラム121から離間し、定着前搬送部128によって定着部129へ向けて搬送される。なお、シートPに転写されずに感光ドラム121に残留した転写残トナー等の付着物はクリーナ127によって除去され、感光ドラム121は次の作像動作に備える。
定着部129に搬送されたシートPは、ローラ対に挟持されて加圧されながら加熱され、トナーの溶融・固着により画像を定着させられる。画像出力が完了している場合、定着画像が得られたシートPは、排出ローラ対40を介して、プリンタ本体101Aの外方に突出した排出トレイ130に排出される。両面印刷においてシートPの裏面に画像を形成する場合、定着部129を通過したシートPは、反転部139によって表面と裏面とを入れ替えられ、両面搬送部140によってレジストレーションローラ対136へと搬送される。そして、画像形成部133によって再び画像を形成されたシートPは、排出トレイ130に排出される。
[画像読取装置]
次に、図2を参照して、画像読取装置103の構成を説明する。図2に示すように、画像読取装置103は、第1スキャナユニット35を有する読取機構30と、第2スキャナユニット201を有するADF1と、によって構成される。ADF1は、図中奥側に配置された不図示のヒンジ機構によって、読取機構30に対して上下方向に開閉可能に支持されている。
また、ADF1は、第2スキャナユニット201の他に、原稿積載トレイ2と、原稿搬送部200と、を備えている。原稿積載トレイ2は、ユーザによって載置された原稿Dを支持する。搬送部としての原稿搬送部200は、原稿積載トレイ2に載置された原稿Dを、搬送路Rに沿って給送する。なお、原稿搬送部200は、搬送路Rにおける第2スキャナユニット201の読取位置において、原稿Dを搬送方向CDに搬送する。以下、画像読取装置103を構成する各要素について説明する。
第1スキャナユニット35は、原稿Dの第1面から画像情報を読取る読取部の一例である。また、第2スキャナユニット201は、原稿Dの第1面とは反対側の第2面の画像を読取る読取ユニットの一例である。第1スキャナユニット35及び第2スキャナユニット201は、ADF1によって搬送される原稿Dの両面を同時に読取可能に構成されている。ただし、第1スキャナユニット35及び第2スキャナユニット201は常に原稿Dの両面の同時読取りを実行するとは限らず、片面のみの読取りも可能である。
第1スキャナユニット35は、光を原稿Dに照射する光源、ミラー、原稿からの反射光を受光素子まで導くと共に縮小していく縮小光学系等を有している。なお、本実施の形態では、第1スキャナユニット35の受光素子は、CCD(Charge Coupled Device)センサから構成されているが、CIS(Contact Image Sensor)センサから構成されてもよい。また、第2スキャナユニット35の受光素子は、CISセンサから構成されているが、CCDセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサから構成されてもよい。
第2スキャナユニット201は、後述するように、原稿Dの搬送方向CDに直交する主走査方向に配列されたLEDアレイからなる光源と、同じく主走査方向に配列された複数の受光素子と、を有している。LEDアレイから放出され、原稿Dによって反射された反射光は、レンズを介して各受光素子に結像され、受光素子によって光電変換される。所定位置に位置する第1スキャナユニット35の上方には、光を透過するプラテンガラス210が配置され、第2スキャナユニット201の下方には、透明部材としてのプラテンガラス212が配置されている。
読取機構30は、プリンタ本体101Aの上面に固定されている(図1参照)。読取機構30の上面には、図2に示すように、フラットベッド型の原稿台ガラス211が配置されている。第1スキャナユニット35は、不図示のベルト等が駆動することによって、図中左右方向、すなわち主走査方向MD(図3参照)に直交する副走査方向SDに移動可能に構成されている。そして、第1スキャナユニット35は、副走査方向SDにおいて、所定位置(図示した位置)から、原稿台ガラス211に沿って原稿台ガラス211の全長に亘って移動可能である。
次に、原稿搬送部200について詳しく説明する。原稿搬送部200は、ピックアップローラ4と、フィードローラ5と、リタードローラ6と、レジストレーションローラ対7と、搬送ローラ対8,9と、排出ローラ対10と、を有している。ピックアップローラ4は、原稿積載トレイ2の上面に対して上下方向に移動可能であり、原稿積載トレイ2上の原稿Dに当接して給送を開始する。フィードローラ5は、ピックアップローラ4から受け取った原稿Dをレジストレーションローラ対7へ向けて搬送する。リタードローラ6は、フィードローラ5に圧接され、トルクリミッタを介して搬送方向に逆らう方向の回転駆動が入力されており、フィードローラ5によって搬送される原稿Dを1枚ずつに分離する。
レジストレーションローラ対7は、回転を停止した状態で、フィードローラ5によって搬送される原稿Dの搬送方向における下流端(以下、先端とする)を受け止め、原稿Dを撓ませて斜行を補正する。また、レジストレーションローラ対7は、斜行が補正された原稿Dを、搬送路Rの屈曲部を介して搬送し、搬送ローラ対8に受け渡す。搬送ローラ対8は、原稿Dをプラテンガラス210,212に向けて送り込んで、下流側の搬送ローラ対9に受け渡す。このとき、原稿Dの第1面の画像は、プラテンガラス210を介して第1スキャナユニット35によって読取られる。また、原稿Dの第2面の画像は、プラテンガラス212を介して第2スキャナユニット201によって読取られる。搬送ローラ対9は、原稿Dを排出ローラ対10に受け渡す。排出ローラ対10は、原稿Dを原稿排出トレイ3に排出する。
このように構成された画像読取装置103は、ADF1により原稿Dを給送しながら原稿画像を走査する流し読みモードと、原稿台ガラス211に載置された原稿を走査する固定読みモードと、により、原稿Dから画像を読み取る。流し読みモードは、原稿積載トレイ2に載置された原稿Dを装置が検出した場合、又はプリンタ本体101Aの操作パネル等によってユーザが明示的に指示した場合に選択される。この場合、第1スキャナユニット35がプラテンガラス210に対向する所定位置にある状態で、ADF1が原稿Dを1枚ずつ給送する。そして、両面同時読取の場合には第1スキャナユニット35及び第2スキャナユニット201の両方が、片面読取の場合にはこれらの一方が、原稿Dに走査光を照射して走査する。受光素子によって電気信号に光電変換された画像情報は、プリンタ本体101Aの制御部132へと転送される。
一方、固定読みモードは、原稿台ガラス211に載置された原稿Dを装置が検出した場合又はプリンタ本体101Aの操作パネル等によってユーザが明示的に指示した場合に選択される。この場合、第1スキャナユニット35が、原稿台ガラス211に沿って副走査方向SDに移動しながら光を照射して原稿台ガラス211に載置された原稿Dを走査する。そして、第1スキャナユニット35の受光素子によって電気信号に変換された画像情報は、プリンタ本体101Aの制御部132へと転送される。
ところで、ADF1は、装置本体1aと、装置本体1aに対して回動軸208aを中心に開閉可能に支持されるカバー部208と、を有している。搬送路Rは、装置本体1aに設けられる第1ガイド207aと、カバー部208に設けられる第2ガイド208bと、によって構成される。搬送路Rにおいてジャムした原稿を処理する場合には、ユーザは、カバー部208を開いて搬送路Rを開放する。
[第2スキャナユニット]
次に、図3乃至図5を参照して、読取ユニットとしての第2スキャナユニット201について詳述する。図3乃至図5に示すように、第2スキャナユニット201は、長手方向としての主走査方向MDに配列された複数の受光素子を有する読取部199と、読取部199を内部に格納して保持する保持部180と、を有し、主走査方向MDに延びている。
保持部180は、読取部199を下側から支持するホルダ190と、読取部199を上方から覆うスキャナカバー193と、を有している。読取部199は、これらホルダ190及びスキャナカバー193によって囲まれた空間内に格納され、読取部199の受光素子やレンズ等の光学部品に埃や紙粉等の異物が付着しないように構成されている。
保持部180は、ADF1の装置本体1a(図2参照)に対して上下方向、すなわち搬送方向CD及び主走査方向MDに直交する直交方向に移動可能に支持されている。そして、保持部180のスキャナカバー193は、付勢部としてのバネ194によって下方に付勢されている。これにより、保持部180は、上下方向において第2スキャナユニット201に隣接して設けられるプラテンガラス212に向けて、バネ194によって押し付けられるように付勢されている。このため、第2スキャナユニット201とプラテンガラス212は、たとえプラテンガラス212に取り付けガタがあったとしても互いに精度良く位置決めされる。
[読取部の向き調整]
次に、読取部199の向きを調整するための構成について説明する。図4及び図5に示すように、ホルダ190の主走査方向MDにおける一端部、すなわち装置奥側の端部には、上方に突出するボス206aが設けられている。そして、読取部199の主走査方向MDにおける一端部には、回動支持部材204が取付けられ、主走査方向MDにおける他端部には、係合部材203が取付けられている。
回動支持部材204には、孔204aが設けられており、該孔204aには、ホルダ190に設けられたボス206aが貫通している。言い換えれば、孔204aには、軸としてのボス206aが遊嵌している。このように構成されることで、読取部199は、回動支持部材204を介して、ボス206aを中心にホルダ190に対して回動可能に支持される。なお、回動支持部材204にボスが形成され、ホルダ190に該ボスに貫通する孔が形成されてもよい。
また、図4及び図5に示すように、係合部材203は、一端203aが保持部180の外方に突出しており、この一端203aには、操作部202の下端部2022が係合している。係合部材203の上端部2021には、読取部199の調整方向に延びる、すなわちボス206aを中心とする円弧状に延びる長孔202aが形成されている。係合部材203は、例えばビス等の固定具209が長孔202aを貫通して装置本体1aの枠体206に固定されることで、枠体206に対して位置決めされる。なお、長孔202aは、必ずしもボス206aを中心とする円弧状に形成する必要はなく、例えば副走査方向SDに直線状に延びる形状でもよい。
本実施の形態では、操作部202、回動支持部材204、係合部材203及び固定具209により、ボス206aを中心に読取部199を回動させ、読取部199の向きを調整可能な第2調整部205が構成されている。なお、ボス206aは、搬送方向CD及び主走査方向MDに直交する直交方向である上下方向に延びている。
例えば、図7(a)に示すように、読取部199の読取ラインLと原稿Dの先端Daのラインが平行でない場合、サービスマンは、図6(a)(b)に示すように、カバー部208を開いて、操作部202を露出させる。操作部202は、搬送路Rの原稿搬送領域Eに対して主走査方向MDの外側(装置手前側)に配置されている。また、操作部202は、図2に示すように、装置本体1aに設けられた第1ガイド207aよりも上方に突出している。このため、サービスマンは、カバー部208を開くだけで、容易に操作部202にアクセスして操作部202を操作することができ、メンテナンス性を向上できる。
そして、サービスマンは、固定具209を操作部202から取り外して、操作部202を調整方向に移動させる。これにより、読取部199は、図5に示すように、ボス206aを中心に回動し、読取部199の向きが調整される。これにより、図7(b)に示すように、読取部199の読取ラインLと原稿Dの先端Daのラインが平行となり、読取画像の品質を向上できる。なお、本実施の形態では、読取部199の向きとは、主走査方向MD及び副走査方向SDに平行な面における、読取部199の位置のことである。
読取部199の向きが調整されると、サービスマンは、固定具209を長孔202aに貫通させた状態で枠体206に固定し、読取部199の位置を固定する。その後、カバー部208を閉じることで、読取部199の向きを調整する作業が終了する。
[第2スキャナユニットの主走査方向における位置調整]
次に、第2スキャナユニット201の主走査方向MDにおける位置を調整するための構成について説明する。図8乃至図10に示すように、装置本体1aの枠体206には、第1部材192がビス196によって固定されている。また、第2スキャナユニット201のホルダ190には、第2部材191が取付けられており、第2スキャナユニット201及び第2部材191は、主走査方向MDに一体に移動可能に構成されている。より詳しくは、ホルダ190は、第2部材191に対して、上下方向に移動可能に支持されていると共に、主走査方向MD及び搬送方向CDに移動不能に支持されている。
第2部材191は、連結部材としての固定具195が取り外された状態で、第1部材192に対して主走査方向MDに相対移動可能に構成されている。第1部材192には、図9に示すように、主走査方向MDに延びる開口部としての切欠き192aと、丸孔192bと、長孔192cと、が形成されている。切欠き192a及び長孔192cは、主走査方向MDに延びている。第2部材191の、切欠き192a及び丸孔192bに対応する位置には、それぞれ雌ネジ191a,191bが形成されている。また、第2部材191には、長孔192cを貫通するように上方に延びる2つの突起部191c,191cが形成されている。
丸孔192bと雌ネジ191bを位置合わせした状態では、装置設計における目標位置に第1部材191及び第2部材192が位置する。すなわち、通常、丸孔192bにネジ等の固定具195を貫通させ、固定具195を雌ネジ191bに螺合させることで、第2スキャナユニット201を装置本体1aに対して主走査方向MDに位置決めする。また、長孔192c及び突起部191c,191cは、第2部材191の回転止めとして機能する。
しかしながら、図11(a)に示すように、搬送される原稿Dが読取部199の読取ラインLに対して、主走査方向MDにおいて位置ずれしてしまっている場合、読取部199を含む第2スキャナユニット201を主走査方向MDに位置調整する必要がある。すなわち、主走査方向MDにおいて、原稿Dが読取ラインLの領域外に位置する場合、原稿Dが読取ラインLの領域内に位置するように第2スキャナユニット201を位置調整する必要がある。
この場合、サービスマンは、図9に示すように、固定具195を例えば丸孔192b及び191bから取り外して、第2スキャナユニット201及び第2部材191を、第1部材192に対して主走査方向MDにスライド移動させる。そして、サービスマンは、固定具195を切欠き192a及び雌ネジ191aに貫通させて取り付けることで、第1部材192と第2部材191を連結し、主走査方向MDに位置調整された第2スキャナユニット201を位置決めする。
本実施の形態では、第1部材192、第2部材191及び固定具195によって、調整部としての第1調整部220が構成されている。第1調整部220は、装置本体1aに設けられ、第2スキャナユニット201を装置本体1aに対して主走査方向MDにスライド移動可能に支持し、主走査方向MDに位置調整された第2スキャナユニット201を位置決めする。
これにより、第2スキャナユニット201の主走査方向MDにおける位置を調整する作業が終了し、図11(b)に示すように、搬送される原稿Dが主走査方向MDにおいて、読取部199の読取ラインLの範囲内に入ることになる。よって、原稿Dの読取画像が主走査方向MDにおいて欠けてしまうことを低減し、読取画像の品質を向上できる。
なお、本実施の形態では、図6(b)に示すように、装置手前側に配置される前カバー230を取り外すことで、第1部材192及び第2部材191にアクセスすることができる。また、通常、第2スキャナユニット201の主走査方向MDにおける位置調整が終わった後には、上述した方法で読取部199の向きも調整する。
本実施の形態では、第1調整部220は、第1部材192、第2部材191及び固定具195によって構成されており、第2スキャナユニット201のホルダ190を直接、装置本体1aの枠体206に固定しているわけではない。これは、比較的小型の部材である第1部材192と第2部材191とを位置合わせすることで、第2スキャナユニット201の主走査方向MDにおける位置を調整することができるので、省スペース化できるためである。
また、図12に示すように、例えば、操作部202は、第2スキャナユニット201の係合部材203に対して、主走査方向MDにおいて距離L11だけ重なるように係合している。また、主走査方向MDにおいて、係合部材203は、操作部202の壁部202bに対して、距離L12だけ隙間をもって配置されている。
この場合、第1調整部220による第2スキャナユニット201の調整量L10は、距離L11及び距離L12以下となることが好ましい。より詳しくは、第2スキャナユニット201を主走査方向MDの内の装置奥側に移動させる際には、調整量L10は、距離L11以下であることが好ましい。これにより、操作部202と係合部材203との係合状態を維持することができる。
また、第2スキャナユニット201を主走査方向MDの内の装置手前側に移動させる際には、調整量L10は、距離L12以下であることが好ましい。これにより、操作部202が係合部材203に係合したままで、操作部202を枠体206に固定することができる。
以上のように、本実施の形態では、第1調整部220により、第2スキャナユニット201を主走査方向MDに位置調整可能に構成した。これにより、原稿Dの読取画像が主走査方向MDにおいて欠けてしまうことを低減し、読取画像の品質を向上できる。
また、第2調整部205により、読取部199の向きを調整可能に構成した。これにより、読取部199の読取ラインLと原稿Dの先端Daのラインが平行となるように読取部199を位置調整することで、読取画像の品質を向上できる。
なお、本実施の形態では、第1調整部220を第1部材192、第2部材191及び固定具195によって構成したが、これに限定されない。例えば、第1部材192を省き、第2部材191を枠体206に直接固定してもよい。また、第1部材192及び第2部材191を省き、ホルダ190を枠体206に直接固定してもよい。更に、第1調整部220は、ホルダ190ではなく、読取部199を主走査方向MDにスライド移動可能に支持し、主走査方向MDに位置調整された読取部199を位置決めするように構成してもよい。
また、固定具195,209は、ビスやネジに限らず、2つの部材を連結するものであればどのような構成でもよい。例えば、固定具195,209は、爪、スナップフィット及びフック等から構成されてもよい。
また、上述の実施の形態では、切欠き192aを第1部材192に形成し、雌ネジ191aを第2部材191に形成したが、これに限定されない。例えば、切欠き192aを第2部材191に形成し、雌ネジ191aを第1部材192に形成してもよい。例えば、切欠き192aは、第1部材192及び第2部材191の両方に形成されてもよい。すなわち、切欠き192aは、第1部材192及び第2部材191の少なくともいずれか一方に形成されればよい。また、切欠き192aは、長孔や単なる溝でもよい。
また、既述のいずれの形態においても、電子写真方式のプリンタ101を用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ノズルからインク液を吐出させることでシートに画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置にも本発明を適用することが可能である。
1a:装置本体/180:保持部/191:第2部材/192:第1部材/192a:開口部(切欠き)/194:付勢部(バネ)/195:連結部材(固定具)/199:読取部/200:搬送部(原稿搬送部)/201:読取ユニット(第2スキャナユニット)/204a:孔/205::第2調整部/206a:軸(ボス)/207a:第1ガイド/208:カバー部/208b:第2ガイド/212:透明部材(プラテンガラス)/220:調整部、第1調整部/CD:搬送方向/R:搬送路

Claims (11)

  1. シートが通過する搬送路を有する装置本体と、
    前記搬送路における読取位置においてシートを搬送方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送方向に直交する長手方向に延び、前記読取位置において前記搬送部によって搬送されるシートの画像を読み取る読取ユニットと、
    前記装置本体に設けられ、前記読取ユニットを前記装置本体に対して前記長手方向にスライド移動可能に支持し、前記長手方向に位置調整された前記読取ユニットを位置決めする調整部と、を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記読取ユニットは、シートの画像を読み取る読取部と、前記読取部を保持する保持部と、を有し、
    前記調整部は、前記保持部を前記装置本体に対して長手方向にスライド移動可能に支持し、前記長手方向に位置調整された前記保持部を位置決めする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記調整部は、前記装置本体に固定される第1部材と、前記保持部に取り付けられ、前記第1部材に対して前記長手方向に相対移動可能な第2部材と、前記第1部材及び前記第2部材を連結する連結部材と、を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記第1部材及び前記第2部材の少なくともいずれか一方は、前記長手方向に延びると共に前記連結部材が貫通する開口部を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記調整部は、第1調整部であり、
    前記搬送方向及び前記長手方向に直交する直交方向に延びる軸を中心に前記読取部を回動させ、前記読取部の向きを調整可能な第2調整部を備える、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記保持部は、前記軸を有し、
    前記読取部は、前記軸に遊嵌する孔を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記装置本体は、第1ガイドを有し、
    前記第1ガイドと共に前記搬送路を形成する第2ガイドを有し、前記装置本体に対して開閉可能に支持されるカバー部を備え、
    前記第2調整部は、前記第1ガイドよりも上方に突出している、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像読取装置。
  8. 前記搬送方向及び前記長手方向に直交する直交方向において前記読取ユニットに隣接して設けられる透明部材と、
    前記直交方向において前記保持部を前記透明部材に向けて付勢する付勢部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  9. 前記読取部は、前記保持部の内部に格納される、
    ことを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. シートが通過する搬送路を有する装置本体と、
    前記搬送路における読取位置においてシートを搬送方向に搬送する搬送部と、
    前記読取位置において前記搬送部によって搬送されるシートの画像を読み取る読取部と、前記読取部を保持する保持部と、を有し、前記搬送方向に直交する長手方向に延びる読取ユニットと、
    前記装置本体に設けられ、前記読取ユニットを前記装置本体に対して前記長手方向にスライド移動可能に支持し、前記長手方向に位置調整された前記読取ユニットを位置決めする第1調整部と、
    前記搬送方向及び前記長手方向に直交する直交方向に延びる軸を中心に前記読取部を回動させ、前記読取部の向きを調整可能な第2調整部と、を備える、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像読取装置と、
    シートに画像を形成する画像形成部と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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