JP2008278069A - 画像処理装置及びその制御方法ならびにそのプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法ならびにそのプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】分割数等を把握する必要なく、また、後続するデータに関する情報がなくとも分割されたデータを結合し元のデータを復元できる画像処理手段を提供する。
【解決手段】所定の符号画像に関して予め決められたデータサイズで元データを順に分割する分割手段と、元データから最後に分割されたデータに対して最後のデータであることを示す最後フラグを設定し、その他のデータに対しては最後ではないことを示す通常フラグを設定する手段とを備える。また、分割手段によるデータの分割毎に、分割されたデータに対して、1つ前に分割されたデータを今回分割されたデータの結合先として識別するための識別子を割り当てる手段をさらに備え、前記フラグの設定を、前記分割手段によるデータの分割毎に行う。
【選択図】図11

Description

本発明は、符合画像を取り扱うことができる画像処理装置及びその制御方法ならびにそのプログラム及び記憶媒体に関する。
元データに符号化処理を施し、バーコードや二次元コード(QRコード等)あるいは電子透かしなどの符号画像データを生成する技術がよく知られている。こうした技術では、符号画像データの最大サイズ(4cm×4cmなど)が予め決められているため、元データのデータ量が大きい場合には、元データを適切なサイズのデータ(2Mbyte以内)に分割している。
その上で、このように分割された複数の分割データの夫々に対して符号化処理を行うことで、複数の符号画像データを生成している。なお、本明細書では、元データを分割して得られた複数のデータの夫々を分割データあるいは切出しデータと称する。
ところが、符号画像データに対して復号化処理する装置にとっては、一つ問題がある。それは、単純に符号画像データを復号化しても、それだけでは復号化して得られたデータの順序がわからず、元データが得られないということである。
そこで、特許文献1では、分割データと、その分割データの順番を示す識別子とを組み合わせて一つのパケットのようなもの(以下、パケットと称す)を生成し、このパケットに対して符号化処理を行うことで、符号画像データを生成している。
特開2004−295523号公報
しかしながら、この特許文献1開示の技術では、各パケットには、分割データの結合完了を明確に示す識別子は含まれていない。即ち、どのパケットにも、「そのパケットが最後のパケットであることを示す」識別子は含まれていない。また、「全部で幾つのパケットがあるかを示す」識別子も含まれていない。
そのため、複数の符号画像データを復号化処理する装置は、全ての符号画像データを復号化したかどうかがわからない。
上記課題を解決するため、本発明による画像処理装置は、符号画像に関して予め決められたデータサイズのデータを元データから順に切出す切出手段と、前記元データから最後に切出されたデータに対して最後のデータであることを示す最後フラグを設定し、その他のデータに対しては最後ではないことを示す通常フラグを設定する手段とを備えることを特徴とする。
また、上記画像処理装置において、前記切出手段によるデータの切出し毎に、切出されたデータに対して、1つ前に切出されたデータを今回切出されたデータの結合先として識別するための識別子を割り当てる手段をさらに備え、前記フラグの設定は、前記切出手段によるデータの切出し毎に行うことを特徴とする。
また、上記画像処理装置において、前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグを含め符号化した符号画像を生成する手段と、生成した前記符号画像を印刷媒体に画像形成する画像形成手段とを有し、前記生成する手段で前記切出されたデータが符号化される間に、前記切出されたデータよりも後に切出されるべきデータを前記切出手段で切出すことを特徴とする。
また、上記画像処理装置において、前記切出されたデータに少なくとも前記識別子と前記フラグとを付加したデータを通信接続先に順に送信する送信手段をさらに備え、前記送信手段で前記切出されたデータが送信される間に、前記切出されたデータよりも後に切出されるべきデータを前記切出手段で切出すことを特徴とする。
また、上記画像処理装置において、前記分割されたデータ、前記識別子、および前記フラグを含め符号化した符号画像を生成する手段と、前記符号画像のデータを順に通信接続先に送信する送信手段とをさらに備えることを特徴とする。
また、本発明による画像処理装置は、元データから順に切出されたデータに対して1つ前に切出されたデータを当該データの結合先として識別するための識別子と最後に切出されたデータであるか否かを示すフラグとを付加したデータを順に受信する受信手段と、前記受信手段により受信したデータに含まれる前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグを含め符号化した符号画像を生成する手段と、生成した前記符号画像を印刷媒体に画像形成する画像形成手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明による画像処理装置は、元データから順に切出されたデータに対して1つ前に切出されたデータを当該データの結合先として識別するための識別子と、最後に切出されたデータであるか否かを示すフラグとを付加したデータを符号化した符号画像であって、印刷媒体に画像形成された複数の符号画像を、読み取る読み取り手段と、前記符号画像を順に復号する復号化手段と、前記復号化手段により復号化が行われる毎に、復号化された、前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグから、復号化された前記切出されたデータの内、結合が可能なデータの組み合わせがあれば、当該組み合わせから先に結合させる結合手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明による画像処理装置の制御方法は、前記画像処理装置の制御手段が、所定の符号画像に関して予め決められたデータサイズで元データを順に切出す切出ステップと、前記制御手段が、前記元データから最後に切出されたデータに対して最後のデータであることを示す最後フラグを設定し、その他のデータに対しては最後ではないことを示す通常フラグを設定するステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記画像処理装置の制御方法において、前記切出ステップにおけるデータの切出し毎に、切出されたデータに対して、前記制御手段が、1つ前に切出されたデータを今回切出されたデータの結合先として識別するための識別子を割り当てるステップをさらに含み、前記フラグの設定は、前記切出手段によるデータの切出し毎に行われることを特徴とする。
また、本発明は、上記画像処理装置の制御方法において、前記制御手段が、前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグを含め符号化した符号画像を生成するステップと、前記制御手段の制御の基に、生成した前記符号画像を印刷媒体に画像形成するステップとをさらに含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記画像処理装置の制御方法において、前記制御手段の制御の基に、前記切出されたデータに少なくとも前記識別子と前記フラグとを付加したデータを通信接続先に順に送信するステップをさらに含むことを特徴とする。
また、本発明は、上記画像処理装置の制御方法において、前記制御手段が、前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグを含め符号化した符号画像を生成するステップと、前記制御手段の制御の基に、前記符号画像のデータを順に通信接続先に送信するステップとをさらに含むことを特徴とする。
また、本発明による画像処理装置の制御方法は、前記画像処理装置の制御手段による制御の基に、元データから順に切出されたデータに対して1つ前に切出されたデータを当該データの結合先として識別するための識別子と最後に切出されたデータであるか否かを示すフラグとを付加したデータを順に受信するステップと、前記制御手段が、前記受信するステップにおいて受信したデータに含まれる前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグを含め符号化した符号画像を生成するステップと、前記制御手段の制御の基に、生成した前記符号画像を印刷媒体に画像形成するステップとを含むことを特徴とする。
また、本発明による画像処理装置の制御方法は、前記画像処理装置の制御手段による制御の基に、元データから順に切出されたデータに対して1つ前に切出されたデータを当該データの結合先として識別するための識別子と、最後に切出されたデータであるか否かを示すフラグとを付加したデータを符号化した符号画像であって、印刷媒体に画像形成された複数の符号画像を、読み取るステップと、前記制御手段が、前記符号画像を順に復号する復号化ステップと、前記復号化ステップにおいて復号化が行われる毎に、前記制御手段が、復号化された、前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグから、復号化された前記切出されたデータの内、結合が可能なデータの組み合わせがあれば、当該組み合わせから先に結合させるステップとを含むことを特徴とする。
上記各画像処理方法における諸ステップは、各種画像処理装置または情報処理装置に備わるコンピュータに実行させるためのプログラムとして構成することができる。そして、このプログラムを前記コンピュータに読み込ませることにより当該画像処理方法をコンピュータに実行させることができる。また、このプログラムは、このプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介して前記コンピュータに読み込ませることができる。
なお、本明細書において、画像処理装置とは、専用の画像処理装置や画像形成装置の他、本発明に係る処理を実行可能な汎用の情報処理装置を含むものとする。
本発明によれば、最後フラグにより、分割された最後のデータが識別できるので、分割数等を把握する必要なく、分割毎に、各分割データに対する所定の処理をパイプライン処理することも可能となる。
さらに、元データから1つ前に分割されたデータを当該データの結合先とした識別子をもたせることで、元データに関する情報や当該データに後続するデータに関する情報がなくとも分割されたデータを結合し元のデータを復元できる。これにより、後続のデータに関係なく元データの分割毎に、分割されたデータに対して所定の処理、すなわち符号化処理等を開始することができる。
また、分割毎に分割されたデータに対して所定の処理を開始できることから、従来のように、すべての分割データがそろってから所定の処理を開始するよりも、分割処理実行時のメモリ消費の軽減および処理の遅延を低減することができる。こうした効果は、データの分割数、およびデータサイズが大きくなればなるほどその効果が増す。
以下では、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
[第1の実施形態]
はじめに、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
<印刷システム>
図1は本発明の実施形態に係る印刷システムの構成を示すブロック図である。
ホストコンピュータ(以下、PCと称する)40は、いわゆるパーソナルコンピュータの機能を有している。このPC40は、LAN50やWANを介してFTPやSMBプロトコルを用いてファイルを送受信したり電子メールを送受信したりすることができる。またPC40から画像形成装置10、20、30に対して、プリンタドライバを介した印字命令を行うことが可能となっている。
なお、図1に示すシステムではホストコンピュータ40及び3台の画像形成装置(10,20,30)がLAN50に接続されているが、本発明における印刷システムにおいては、これらの接続数に限られることはない。また、本実施形態では、装置間の接続方法としてLANを適用しているが、これに限られることはない。例えば、WAN(公衆回線)などの任意のネットワーク、USBなどのシリアル伝送方式、セントロニクスやSCSIなどのパラレル伝送方式なども適用可能である。
図1に示す画像形成装置10と20は同じ構成を有する。画像形成装置30はプリント機能のみの画像形成装置であり、画像形成装置10や20が有するスキャナ部をもたない。以下では、説明の簡単のために、画像形成装置10、20のうちの画像形成装置10に注目して、その構成を詳細に説明する。
画像形成装置10は、画像入力デバイスであるスキャナ部13、画像出力デバイスであるプリンタ部14、画像形成装置10全体の動作制御を司る制御手段としてのコントローラ11、ユーザインターフェース(UI)である操作部12から構成される。
<画像形成装置10>
画像形成装置10の外観を図2に示す。
スキャナ部13は、原稿上の画像を露光走査して得られた反射光をCCDに入力することで画像の情報を電気信号に変換する。スキャナ部はさらに電気信号をR,G,B各色からなる輝度信号に変換し、当該輝度信号を画像データとしてコントローラ11に対して出力する。
なお、原稿は原稿フィーダ201のトレイ202にセットされる。ユーザが操作部12から読み取り開始を指示すると、コントローラ11からスキャナ部13に原稿読み取り指示が与えられる。スキャナ部13は、この指示を受けると原稿フィーダ201のトレイ202から原稿を1枚ずつフィードして、原稿の読み取り動作を行う。なお、原稿の読み取り方法は原稿フィーダ201による自動送り方式ではなく、原稿を不図示のガラス面上に載置し露光部を移動させることで原稿の走査を行う方法であってもよい。
プリンタ部14は、コントローラ11から受取った画像データを用紙(印刷媒体)上に形成する画像形成デバイスである。なお、本実施例において画像形成方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式となっているが、本発明はこれに限られることはない。例えば、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に印字するインクジェット方式などでも適用可能である。また、プリンタ部14には、異なる用紙サイズ又は異なる用紙向きを選択可能とする複数の用紙カセット203、204、205が設けられている。排紙トレイ206には印字後の用紙が排出される。
<コントローラ11>
図3は、画像形成装置10のコントローラ11の構成をより詳細に説明するためのブロック図である。
コントローラ11はスキャナ部13やプリンタ部14と電気的に接続されており、一方ではLAN50やWAN331を介してPC40や外部の装置などと接続されている。これにより画像データやデバイス情報の入出力が可能となっている。
CPU301は、ROM303に記憶された制御プログラム等に基づいて接続中の各種デバイスとのアクセスを統括的に制御すると共に、コントローラ内部で行われる各種処理についても統括的に制御する。RAM302は、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ画像データを一時記憶するためのメモリでもある。このRAM302は、記憶した内容を電源オフ後も保持しておく不揮発性SRAM及び電源オフ後には記憶した内容が消去されてしまうDRAMにより構成されている。ROM303には装置のブートプログラムなどが格納されている。HDD304はハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データを格納することが可能となっている。
操作部I/F305は、システムバス310と操作部12とを接続するためのインターフェース部である。この操作部I/F305は、操作部12に表示するための画像データをシステムバス310から受取り操作部12に出力すると共に、操作部12から入力された情報をシステムバス310へと出力する。
NetworkI/F306はLAN50及びシステムバス310に接続し、LAN50に接続された他装置と本コントローラ11間の情報の入出力を行う。Modem307はWAN331及びシステムバス310に接続しており、このModem307を介してWAN331に接続された他装置とコントローラ11間の情報の入出力を行う。2値画像回転部308は送信前の画像データの方向を変換する。2値画像圧縮・伸張部309は、送信前の画像データの解像度を所定の解像度や相手能力に合わせた解像度に変換する。なお圧縮及び伸張にあたってはJBIG、MMR、MR、MHなどの方式が用いられる。画像バス330は画像データをやり取りするための伝送路であり、PCIバス又はIEEE1394で構成されている。
スキャナ画像処理部312は、スキャナ部13からスキャナI/F311を介して受取った画像データに対して、補正、加工、及び編集を行う。なお、スキャナ画像処理部312は、受取った画像データがカラー原稿か白黒原稿かや、文字原稿か写真原稿かなどを判定する。そして、その判定結果を画像データに付随させる。こうした付随情報を属性データと称する。このスキャナ画像処理部312で行われる処理の詳細については後述する。
圧縮部313は画像データを受取り、この画像データを32画素×32画素のブロック単位に分割する。なお、この32×32画素の画像データをタイルデータと称する。図4は、このタイルデータを概念的に表している。原稿(読み取り前の紙媒体)において、このタイルデータに対応する領域をタイル画像と称する。なおタイルデータには、その32×32画素のブロックにおける平均輝度情報やタイル画像の原稿上の座標位置がヘッダ情報として付加されている。さらに圧縮部313は、複数のタイルデータからなる画像データを圧縮する。伸張部316は、複数のタイルデータからなる画像データを伸張した後にラスタ展開してプリンタ画像処理部315に送る。
プリンタ画像処理部315は、伸張部316から送られた画像データを受取り、この画像データに付随させられている属性データを参照しながら画像データに所定の画像処理を施す。画像処理後の画像データは、プリンタI/F314を介してプリンタ部14に出力される。このプリンタ画像処理部315で行われる処理の詳細については後述する。
画像変換部317は、画像データに対して所定の変換処理を施す。この処理部は以下に示すような処理部により構成される。
伸張部318は受取った画像データを伸張する。圧縮部319は受取った画像データを圧縮する。回転部320は受取った画像データを回転する。変倍部321は受取った画像データに対し解像度変換処理(例えば600dpiから200dpi)を行う。色空間変換部322は受取った画像データの色空間を変換する。この色空間変換部322は、マトリクス又はテーブルを用いて公知の下地飛ばし処理を行ったり、公知のLOG変換処理(RGB→CMY)を行ったり、公知の出力色補正処理(CMY→CMYK)を行ったりすることができる。2値多値変換部323は受取った2階調の画像データを256階調の画像データに変換する。逆に多値2値変換部324は受取った256階調の画像データを誤差拡散処理などの手法により2階調の画像データに変換する。
合成部327は受取った2つの画像データを合成し1枚の画像データを生成する。なお、2つの画像データを合成する際には、合成対象の画素同士が持つ輝度値の平均値を合成輝度値とする方法や、輝度レベルで明るい方の画素の輝度値を合成後の画素の輝度値とする方法が適用される。また、暗い方を合成後の画素とする方法の利用も可能である。さらに合成対象の画素同士の論理和演算、論理積演算、排他的論理和演算などで合成後の輝度値を決定する方法なども適用可能である。これらの合成方法はいずれも周知の手法である。間引き部326は受取った画像データの画素を間引くことで解像度変換を行い、解像度が元の1/2,1/4,1/8などの画像データを生成する。移動部325は受取った画像データに余白部分をつけたり余白部分を削除したりする。
RIP328は、PC40などから送信されたPDLコードデータを元に生成された中間データを受取り、ビットマップデータ(多値)を生成する。圧縮部329は、RIP328から受取ったビットマップデータを圧縮する。
<スキャナ画像処理部312>
図5にスキャナ画像処理部312の内部構成を示す。
スキャナ画像処理部312はRGB各8bitの輝度信号からなる画像データを受取る。この輝度信号は、マスキング処理部501によりCCDのフィルタ色に依存しない標準的な輝度信号に変換される。
フィルタ処理部502は、受取った画像データの空間周波数を任意に補正する。この処理部は、受取った画像データに対して、例えば7×7のマトリクスを用いた演算処理を行う。ところで、複写機や複合機では、図7に示す画像形成装置10の操作画面における704のタブの押し下げによりコピーモードとして文字モードや写真モードや文字/写真モードを選択することができる。ここでユーザにより文字モードが選択された場合には、フィルタ処理部502は文字用のフィルタを画像データ全体にかける。また、写真モードが選択された場合には、写真用のフィルタを画像データ全体にかける。また、文字/写真モードが選択された場合には、後述の文字写真判定信号(属性データの一部)に応じて画素ごとに適応的にフィルタを切り替える。つまり、画素ごとに写真用のフィルタをかけるか文字用のフィルタをかけるかが決定される。なお、写真用のフィルタには高周波成分のみ平滑化が行われるような係数が設定されている。これは、画像のざらつきを目立たせないためである。また、文字用のフィルタには強めのエッジ強調を行うような係数が設定されている。これは、文字のシャープさを出すためである。
ヒストグラム生成部503は、受取った画像データを構成する各画素の輝度データをサンプリングする。より詳細に説明すると、主走査方向、副走査方向にそれぞれ指定した開始点から終了点で囲まれた矩形領域内の輝度データを、主走査方向、副走査方向に一定のピッチでサンプリングする。そして、サンプリング結果を元にヒストグラムデータを生成する。生成されたヒストグラムデータは、下地飛ばし処理を行う際に下地レベルを推測するために用いられる。入力側ガンマ補正部504は、テーブル等を利用して非線形特性を持つ輝度データに変換する。
カラーモノクロ判定部505は、受取った画像データを構成する各画素が有彩色であるか無彩色であるかを判定し、その判定結果をカラーモノクロ判定情報(属性データの一部)として画像データに付随させる。
文字写真判定部506は、画像データを構成する各画素が文字を構成する画素なのか、網点を構成する画素なのか、網点中の文字を構成する画素なのか、ベタ画像を構成する画素なのかを各画素の画素値と各画素の周辺画素の画素値とに基づいて判定する。なお、どれにもあてはまらない画素は、白領域を構成している画素である。そして、その判定結果を文字写真判定情報(属性データの一部)として画像データに付随させる。
復号部507は、マスキング処理部501から出力された画像データ内に符合画像データが存在する場合には、その存在を検知する。そして、検知された符合画像データを復号化して情報を取出す。
<プリンタ画像処理部315>
図6にプリンタ画像処理315において実行される処理の流れを示す。
下地飛ばし処理部601は、スキャナ画像処理部312で生成されたヒストグラムを用いて画像データの下地色を飛ばす(除去する)。モノクロ生成部602はカラーデータをモノクロデータに変換する。Log変換部603は輝度濃度変換を行う。このLog変換部603は、例えば、RGB入力された画像データを、CMYの画像データに変換する。出力色補正部604は出力色補正を行う。例えばCMY入力された画像データを、テーブルやマトリックスを用いてCMYKの画像データに変換する。出力側ガンマ補正部605は、この出力側ガンマ補正部605に入力される信号値と、複写出力後の反射濃度値とが比例するように補正を行う。符合画像合成部607は、後述する<符合化処理>により生成された符合画像データと、(原稿)画像データとを合成する。中間調補正部606は、出力するプリンタ部の階調数に合わせて中間調処理を行う。例えば、受取った高階調の画像データに対し2値化や32値化などを行う。
なお、スキャナ画像処理部312やプリンタ画像処理部315における各処理部では、受取った画像データに各処理を施さずに出力させることも可能となっている。このような、ある処理部において処理を施さずにデータを通過させることを、以下では「処理部をスルーさせる」、「処理をスルーする」と表現することにする。
<操作画面>
ここで、画像形成装置10の操作画面について説明する。図7は画像形成装置10における初期画面である。
領域701は、画像形成装置10がコピーできる状態にあるか否かを示し、かつ設定したコピー部数(同図においては、“1”)を示す。原稿選択タブ704は原稿のタイプを選択するためのタブであり、このタブが押し下げられると文字、写真、文字/写真モードの3種類の選択メニューをポップアップ表示される。フィニッシングタブ706は各種フィニッシングに関わる設定を行うためのタブである。両面設定タブ707は両面読込み及び両面印刷に関する設定を行うためのタブである。読み取りモードタブ702は原稿の読み取りモードを選択するためのタブである。このタブが押し下げられるとカラー/ブラック/自動(ACS)の3種類の選択メニューがポップアップ表示される。なお、カラーが選択された場合にはカラーコピーが、ブラックが選択された場合にはモノクロコピーが行われる。また、ACSが選択された場合には、上述したモノクロカラー判定信号によりコピーモードが決定される。領域708は、符合画像を復号化して、再符号化する処理を選択するためのタブである。この復号化・再符号化処理については、後述する。
<分割・符号化処理>
CPU301は、元データ(これには、例えば、不図示のメモリカードスロットから読み込んだ画像情報やスキャナ部13から読み込んだ画像データなどが含まれる)の符合化処理を行って前述の符合画像データを生成すべく制御することが可能となっている。
また、CPU301は、符号化処理によって生成される符号画像データのサイズを調整すべく、元データから、予め決められたデータサイズのデータを切出すように制御することができる。なお、上記符号画像は、バーコードや二次元コード(QRコード等)あるいは電子透かしなどによるものである。また、このように切出しにより得られたデータを切出しデータと本実施形態では呼ぶ。
さらに、切出しデータに所定の識別子を付加したパケット(以下、このパケットを切出しパケットと称す)を生成し、その上で、切出しパケットを符号化処理すべく制御することも可能である。また、複数の符号画像データに対して復号化処理を行うことで、各符号画像データから各切出しパケットを得て、その上で、元データを再生するように制御することが可能である。
さらに、CPU301は、生成された符合画像データを不図示のデータバスを介して、プリンタ画像処理部315内の符合画像合成部607に送信すべく制御することが可能となっている。
なお、上記制御(符合画像の生成制御、送信制御)は、ROM303あるいはHDD304内に格納されたプログラムを実行することによって行われる。
<切出しパケット>
図8の802、803、804は、上記切出しパケットを示している。
切出しパケットは、前述の通り、切出データ(802d、803d、804d)と複数の所定の識別子(以下、識別子群)との、おおきく2つの情報を含んでいる。そして識別子群には、以下の3種が含まれる。
(1)切出しパケットを一意に識別するためのパケット識別子(802a、803a、804a)
(2)当該切出しパケットの結合先の切出しパケット、すなわち、今回分割されたデータよりも1つ前に分割された切出しデータを含む切出しパケットを一意に識別するための結合先識別子(802b、803b、804b)
(3)「当該切出しパケットが最後のパケットであるか否か」を示す完結フラグ(最後のパケットである場合は最後フラグ、そうでない場合通常フラグと称す)(802c、803c、804c)
ここで、パケット識別子についてさらに詳しく述べる。
切出しパケット802、803、804のパケット識別子を、それぞれ同図に示すように100、101、102とし、切出しパケット803の結合先を切出しパケット802、切出しパケット804の結合先を切出しパケット803とする。この場合、切出しパケット803の結合先識別子は100となり、切出しパケット804の結合先識別子は101となる。
なお本実施形態における完結フラグの値は、当該切出しパケットが最後の切出しパケットである場合を『真』、そうでない場合を『偽』として表現する。なお、切出しパケットがただ1つのみである場合、この切出しパケットが最後の切出しパケットとなる。
切出しパケットの具体的な構造は、例えば図9に一例として示すXMLデータとして記述される。
<分割・結合処理の流れ>
続いて、元データに対する分割処理および結合処理に関し、その処理の手順をそれぞれ図10および図11に示すフローチャートを用いて説明する。なお、分割および結合処理時にCPU301によって発生する中間的なデータはRAM302、あるいはHDD304に一時的に格納するものとする。
まず、元データの分割処理に関し、図10を用いて説明する。なお、本説明で示す分割処理における中間生成物(データ)として、少なくとも、元データから分割して得られた切出しデータ、そのデータ識別子および結合先識別子がある。また、本説明で用いる切出しデータは図8に示す符号の末尾『d』の項目が対応している。また、パケット識別子は符号の末尾『a』の項目、結合先識別子は符号の末尾『b』の項目、および完結フラグは符号の末尾『c』の項目がそれぞれ対応している。
ステップS1001では、CPU301は、RAM302、あるいはHDD304に結合先識別子を格納する一時領域を初期化するよう制御する。図10では、“NULL”を設定している。
ステップS1002では、CPU301は、各切出しパケットを一意に識別するためのパケット識別子を生成するよう制御する。
ステップS1003では、CPU301は、残っているデータ(最初は、残っているデータ=元データ)のデータ量(データサイズ)が、予め決められたデータ量より大きいか否かを判断する。そして、ステップS1004あるいはステップS1008へと処理の分岐を制御する。
ステップS1003にて、残っているデータのデータ量が予め決められたデータ量より大きいと判断した場合にはステップS1004に進む。ステップS1004では、CPU301は、元データから所定のデータ量のデータを切出すことにより切出しデータを生成すよう制御する。これにより、切出しデータが得られる。
さらに、ステップS1005では、CPU301は、上記ステップS1004にて得られた切出データ、結合先識別子、さらには「偽」の値を持つ完結フラグとから切出しパケットを生成するよう制御する。ここで、切出しデータが、最初の切出しデータである場合には、802のように結合先識別子は「指定無し」を示す。そうでなければ803のように結合先識別子は「パケット識別子から1を引いた値」(即ち、一つ前のパケットである結合先のパケットの識別子)を示すことになる。なお、本説明では、説明の簡単のため、後続する切出しパケットのパケット識別子は、結合先である先行の切出しパケットのパケット識別子に1だけ加算した値をとるものとしている。本実施形態では、下記のように、1つ前に切り出された切出しパケットのパケット識別子を一時記憶しておき、これを今回切出された切出しパケットの結合先識別子としているので、結合先識別子の値はパケット識別子の設定の仕方に依存する。
ステップS1006では、CPU301は、切出しパケットのパケット識別子を、後続の切出しパケットのための結合先識別子として一時記憶するよう制御する。
ステップS1007では、CPU301は、ステップS1006にて生成した切出しパケットに符号化処理を行う。符号化処理された切出しパケットは、この後、不図示のデータバスを用いて、プリンタ画像処理部315内の符号画像合成部607に送信すべく制御することが可能となっている。なお、このステップS1007の処理の後、ステップS1002へとループする。
一方、上記ステップS1003にて残っているデータのデータ量が、予め決められたデータ量以下であると判断した場合にはステップS1008に進む。
ステップS1008では、CPU301は、上記ステップS1005と同様の処理を行いかつ完結フラグの値を「真」として切出しパケット(最後の切出しパケット)を生成するように制御する。ここで、元データが一切、切出されていなければ、結合先識別子は「指定なし」を示し、そうでなければ804bのように結合先識別子は、結合先のパケットの識別子を示すことになる。
次いでステップS1009の処理を行うが、この処理は、上記ステップS1007と同様である。なお、ステップS1007およびステップS1009の符号化処理は、コントローラ11以外の装置で行うこともできる。この場合、分割処理と符号化処理を並列に行える。この並列処理により、符号化処理を行っている間に、次のデータの切出しを行なえるので、より高速に処理を実行することができる。
続いて、結合処理について図11を用いて説明する。
なお、本実施形態の結合処理における中間生成物として、少なくとも、結合処理が完了していない0個以上の切出しパケットが存在しうる。ここでは、このような結合処理が完了していない切出しパケットを結合未完切出しパケットと表現する。この結合未完切出しパケットは、1つ以上の切出しパケットを結合したものである。したがって、結合未完切出しパケットは、1つ以上の切出しパケットの内容(切り出しデータ、パケット識別子、完結フラグ)すべてを含んでいる。 ステップS1101ではスキャナ画像処理部312内の復号部507にて符号画像データを復号化しRAM302に格納した切出しパケットを取得する。
ステップS1102ではCPU301は、上記ステップS1101にて取得した切出しパケットから、結合先識別子の指定があるか否かを判断し、ステップS1103あるいはステップS1107へと処理の分岐を制御する。
前記ステップS1102による分岐処理にて当該切出しパケットが結合先識別子による指定があると判断した場合S1103に進む。ステップS1103では、CPU301は、結合先識別子で指定されるパケット識別子を持つ結合未完切出しパケットを一時記憶領域より検索し取得する。
ステップS1104では、CPU301は、上記ステップS1103にて取得した結合未完切出しパケットをステップS1101で取得した切出しパケットと結合するよう制御する。上記ステップS1103で、上記結合先識別子で指定される結合未完切出しパケットが取得できなかった場合は、現存の結合未完切出しパケット間で結合可能なものが存在するか検索する。そして、結合可能なものがあればそれらの結合を行ない、なければここでの結合処理はスルーすることとなる。
ステップS1105では、CPU301は、結合処理が完了したか否かを判断し、ステップS1106あるいは終了(エンド)への分岐を制御する。ここで、結合処理が完了したとは、上記ステップS1103、S1104による結合後の切出しパケットの完結フラグの値が真であり、かつ、当該結合後の切出しパケットの結合先識別子が「指定無し」となっている場合を言う。なお、結合後の結合未完切出しパケットの結合先識別子としては、結合された一連の切出しパケットの先頭の切出しパケットの結合先識別子を用い、完結フラグの値としては、結合された一連の切出しパケットの末尾の切出しパケットの完結フラグの値を用いる。
ステップS1106では、CPU301は、上記ステップS1105での判定により未だ結合処理は完了していないので、上記ステップS1104の出力として得られたデータを結合未完切出しパケットとして一時記憶領域に記憶する。
ステップS1107では、上記ステップS1102による判定により、当該切出しパケットに結合先識別子の指定がないと判断した場合の処理である。本ステップにおいて、CPU301は、当該切出しパケットの完結フラグについて、その真偽を判定し、ステップS1106あるいは結合処理完了へと処理の分岐を制御する。なお、本ステップにおいて、CPU301が『真』と判定する切出しパケットは804、『偽』と判定する切出しパケットは802および803である。
コントローラ11に関する説明は以上である。
なお、前述した元データの分割、符号化処理はホストコンピュータ(以下、PC)40においても十分可能である。また同様に、PC40は、画像形成装置10、20など、画像を光学的に読み取ることが可能な装置からLAN50、あるいは不図示のUSBやセントロニクスポート等を介し、画像取得が可能であれば、上記結合、復号化処理も可能である。このPC40における各処理については第2の実施形態で後述する。
<復号化・再符号化処理のタブ708が押下された際の動作>
続いて、図7に示す復号化・再符号化処理タブ708がユーザにより押下された後にスタートキーが押下された際に、実行される復号化・再符号化処理について説明する。
ステップS1201では、CPU301は、スキャナ部13で読み取られた原稿を、画像データとしてスキャナI/F311を介してスキャナ画像処理部312に送るように制御する。
ステップS1202では、スキャナ画像処理部312は、この画像データに対して前述した図5に示す処理を行い、新たな画像データと共に属性データを生成する。また、この属性データを画像データに付随させる。さらに、スキャナ画像処理部312内の復号部507は、符合画像データが存在する場合には、その存在を検知する。そして、検知された符合画像データを復号化して情報を取得する。なお、ここで符号画像が複数存在する場合は、個々の符号画像データを復号化したデータを前述の結合処理により結合させ元データを復元する。そして、当該取得された復号後の情報を不図示のデータバスを用いてRAM302に送る。ステップS1202での処理が終了すると、ステップS1208とステップS1203との処理が同時に開始する。
ステップS1208では、CPU301は、復号後の情報を再符合化して符合画像を生成し、当該生成された符合画像データをプリンタ画像処理部315内の符合画像合成部607に送信すべく制御する。このとき、1つの再符号画像に、すべての情報を含めることができない場合は、前述の分割処理および符号化処理により、複数の符号画像データが生成されることとなる。また、この再符号化の際には、新たな情報を付加することも可能である。
ステップS1203では、圧縮部313は、スキャナ画像処理部312で生成された新たな画像データを32画素×32画素のブロック単位に分割しタイルデータを生成する。さらに圧縮部313は、この複数のタイルデータからなる画像データを圧縮する。
ステップS1204では、CPU301は、圧縮部313で圧縮された画像データをRAM302に送って格納されるように制御する。なお、この画像データは必要に応じて画像変換部317に送られ画像処理が施された上で再びRAM302に送られ格納される。
ステップS1205では、CPU301は、RAM302に格納されている画像データを伸張部316に送るように制御する。さらに、このステップで、伸張部316は、この画像データを伸張する。さらに伸張部316は、伸張後の複数のタイルデータからなる画像データをラスタ展開する。ラスタ展開後の画像データはプリンタ画像処理部315に送られる。
ステップS1206では、プリンタ画像処理部315は、画像データに付随されている属性データに応じた画像データ編集を行う。この処理は前述した図6で示した処理である。このステップでは、ステップS1208で生成された符合画像データと(原稿の)画像データとが合成される。正確には、出力側ガンマ補正部605から出力されてきた(原稿の)画像データと、ステップS1208で生成された符合画像データとを符合画像合成部607が合成する。この際、ステップS1208で生成された符号画像データが、原稿にもともとあった符号画像と同じ場所に上書きされるので、もともとあった符号画像は消え、ステップS1208で生成された符号画像データだけが残ることになる。そして、当該合成により得られた合成画像データを中間調補正部606が、出力するプリンタ部の階調数に合わせて中間調処理を行う。中間調処理後の合成画像データはプリンタI/F314を介してプリンタ部14に送られる。
ステップS1207では、プリンタ部14が合成画像データを出力用紙上に画像形成する。
[第2の実施形態]
<情報処理装置による分割・符号化処理>
前述の通り、元データの分割・符号化処理および復号化・結合処理はパーソナルコンピュータに代表される情報処理装置においても十分実行可能である。特に、前述した分割・符号化処理をホストとなる情報処理装置で処理し生成した符号画像を、PDLに変換し、これを周辺機器であって通信接続先の画像形成装置に送信して印刷するという運用が現実的である。あるいは、前述の分割処理のみをホストとなる情報処理装置において行い、前述の符号化処理をプリンタ等の画像形成装置において行うようにすることも可能である。この場合、具体的には、ホスト側のプリンタドライバが分割処理を行う。分割処理により生成された切出しパケットは、このプリンタドライバにより画像形成のための印字命令に含めて画像形成装置に送出される。なお、上記PDLは、Page Description Languageの略である。
この情報処理装置(PC40)による分割・符号化処理は、多くの部分が第1の実施形態におけるコントローラ11による処理と同様である。このため、コントローラ11での処理(図10参照)が情報処理装置でも同様に行われるものとして、既に説明したコントローラ11での同処理に関連付けて、その構成を中心に説明する。なお、上記のように、前述の分割処理をホストとなるPC40において行い、符号化処理をプリンタ等の画像形成装置において行う場合については後に詳述する。また、画像形成装置側における処理は、前述のとおりであるのでその説明は省略する。
図13は、情報処理装置1300(PC40)における元データの分割・符号化処理を行う各処理部の概略的構成例を示すブロック図である。なお、下記の説明においては、前述の図10を用いて説明したフローチャート内の処理を併記している。
本情報処理装置1300は、切出し部1301、パケット識別子生成部1302、パケット生成部1303、符号化部1304で構成される。これらの動作は以下のとおりである。
切出し部1301は、元データから所定のデータ量、すなわち1つの符号画像で使用されるデータ量のデータの切り出しを行う(S1004)。
識別子生成部1302は、パケット識別子の生成を行う(S1002)。
パケット生成部1303は、切出し部1301およびパケット識別子生成部1302からの情報を元に切出しパケットを生成する(S1005、S1008)。この切出しパケットの生成においては、完結フラグの設定も行われる。
符号化部1304は、パケット生成部1303によって生成された切出しパケットを符号化する(S1007、S1009)。
このように構成されるPC40において、切出しパケットを符号化することにより生成される符号画像データは、生成毎に、次々と、当該PC40に接続された所定の画像形成装置に送信することができる。
インターネットやイントラネットを介した場合、PC40から送出された符号画像データを含むパケットは、順不同に受信側の画像形成装置に到達する場合がある。本発明による復号化・結合処理では、符号画像データを順不同に受けても、復号化された切出しパケットのそのものが識別でき、その結合先も特定され、先頭および末尾の切出しパケットも特定できるので、前述のように元のデータを容易に復元することができる。また、結合できる切出しパケットから先に結合させるので、すべての切出しパケットがそろってからすべてを結合させるよりも高速に結合処理を完了することができる。
次に、本実施形態の情報処理装置の具体的構成について説明する。
図14は先にPC40と記した、一般的な情報処理装置の内部構成を示したものである。前述のコントローラ11での元データの分割・符号化処理は、PC40の対応する構成要素によって同様に行える。したがって、以下では、同図を、主に図3に示したコントローラ11の対応する部分を併記しながら説明する。
図14において、1400は情報処理装置全体を示している。情報処理装置1400(コントローラ11)は、ROM1402(ROM303)あるいは例えばハードディスクなどの大規模記憶装置であるHDD1410(HDD304)に記憶されたソフトウェアを実行するCPU1401(CPU301)を備える。CPU1401はシステムバス1413に接続される各デバイスを総括的に制御する制御手段である。
RAM1403(RAM302)は、CPU1401の主メモリとしてや、ワークエリア等として機能する。外部入力コントローラ(Input Dev C1405(操作部I/F305))は、情報処理装置に備えられたキーボードあるいはマウスなどで構成される入力部1406(操作部12)等からの指示入力を制御する。ディスプレイコントローラ(Display C1407(操作部I/F305))は、例えば液晶ディスプレイなどで構成される表示モジュール(Display1408(操作部12))の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC1409)は、上記HDD1410の入出力を制御する。
ネットワークインタフェースカード(NIC1404)は、Network1414を介して、他のネットワーク機器あるいはファイルサーバ等と双方向にデータをやりとりする。その対象には、前述のPDLに変換した符号画像も含まれることは言うまでもない。なお、HDD1410は、場合によっては処理過程における情報の一時記憶場所としても使われることがある。また、NIC1404は、図3のNetwork I/F306、Modem307に相当し、Network1414は、図3のLAN50や、WAN331に相当するものである。
次に、分割処理をホストとなる情報処理装置1400において行い、符号化処理をプリンタ等の画像形成装置において行う場合の情報処理装置1400の各処理部の概略的構成及びその動作について詳細に説明する。
はじめに、図15のブロック図を参照し、情報処理装置1400の各処理部の概略的構成について説明する。
本形態の情報処理装置1400の構成は、図13に示した情報処理装置1300の構成における符号化部1304を除いた構成となっている。
情報処理装置1400は、切出し部1501、パケット識別子生成部1502、パケット生成部1503で構成される。これらの動作は以下のとおりである。
切出し部1501は、元データから所定のデータ量、すなわち1つの符号画像で使用されるデータ量のデータの切り出しを行う。
識別子生成部1502は、パケット識別子の生成を行う。
パケット生成部1503は、切出し部1501およびパケット識別子生成部1502からの情報を元に切出しパケットを生成する。この切出しパケットの生成においては、完結フラグの設定も行われる。
このように構成される情報処理装置1400において、生成された切出しパケットは、生成毎に、次々と、当該情報処理装置1400に接続された所定の画像形成装置に送信することができる。
インターネットやイントラネットを介した場合、情報処理装置1400から送出された切出しパケットを含むパケットは、順不同に受信側の画像形成装置に到達する場合がある。本発明による符号化・復号化・結合処理では、切出しパケットを順不同に受けても、切出しパケットそのものを識別でき、その結合先も特定され、先頭および末尾の切出しパケットも特定できるので、受信した切出しパケットを次々に符号化することができる。また、符号化後の復号化の際にも、容易に元のデータを復元することができる。また、結合処理では、結合できる切出しパケットから先に結合させるので、すべての切出しパケットがそろってからすべてを結合させるよりも高速に結合処理を完了することができる。
次に、図16のフローチャートを参照し、本形態の情報処理装置1400の動作について説明する。
<分割処理の流れ>
なお、分割処理時にCPU1401によって発生する中間的なデータはRAM1403、あるいはHDD1410に一時的に格納するものとする。この中間生成物(データ)としては、前述したように、少なくとも、切出しデータ、そのデータ識別子および結合先識別子がある。また、本説明で用いる切出しデータは図8に示す符号の末尾『d』の項目が対応している。また、パケット識別子は符号の末尾『a』の項目、結合先識別子は符号の末尾『b』の項目、および完結フラグは符号の末尾『c』の項目がそれぞれ対応している。
ステップS1601では、CPU1401は、RAM1403、あるいはHDD1410に結合先識別子を格納する一時領域を初期化するよう制御する。図16では、“NULL”を設定している。
ステップS1602では、CPU1401は、各切出しパケットを一意に識別するためのパケット識別子を生成するよう制御する。
ステップS1603では、CPU1401は、残っているデータ(最初は、残っているデータ=元データ)のデータ量が、予め決められたデータ量より大きいか否かを判断し、ステップS1604あるいはステップS1608へと処理の分岐を制御する。
ステップS1603にて、残っているデータのデータ量が予め決められたデータ量より大きいと判断した場合にはステップS1604に進む。ステップS1604では、CPU1401は、元データから所定のデータ量のデータを切出すよう制御する。これにより、切出しデータが得られる。
さらに、ステップS1605では、CPU1401は、上記ステップS1604にて得られた切出データ、一時記憶しているパケット識別子、結合先識別子、さらには「偽」の値を持つ完結フラグとから切出しパケットを生成するよう制御する。ここで、切出しデータが、最初の切出しデータである場合には、図8の802のように結合先識別子は「指定無し」を示す。そうでなければ803のように結合先識別子は「パケット識別子から1を引いた値」(即ち、一つ前のパケットである結合先のパケットの識別子)を示すことになる。なお、結合先識別子については前述のとおりである。
ステップS1606では、CPU1401は、切出しパケットのパケット識別子を、後続の切出しパケットのための結合先識別子として一時記憶するよう制御する。
次いで、ステップS1607にて送信処理が行われる。以上のようにして生成された切出しパケットは、ステップS1607にて、所定の命令に含められ、当該情報処理装置1400に接続された所定の画像形成装置に送信される。当該画像形成装置では、受信した切出しパケットを順に符号化して符号画像を生成する。なお、ステップS1607の処理の後、ステップS1602へとループし、NIC1404を介した切出しパケットの送信が行なわれている間に、次のデータの切出しが行なわれる。
一方、上記ステップS1603にて残っているデータのデータ量が、予め決められたデータ量以下であると判断した場合にはステップS1608に進む。
ステップS1608では、CPU1401は、上記ステップS1405と同様の処理を行いかつ完結フラグの値を「真」として切出しパケット(最後の切出しパケット)を生成するように制御する。ここで、元データが一切、切出されていなければ、結合先識別子は「指定なし」を示し、そうでなければ804bのように結合先識別子は、結合先のパケットの識別子を示すことになる。
生成された切出しパケットは、ステップS1609にて、上記所定の命令に含められ、当該情報処理装置1400に接続された特定の画像形成装置に送信される。当該画像形成装置では、この切出しパケットを順に符号化して符号画像を生成する。このように、分割処理を情報処理装置1400で行い、符号化処理を画像形成装置側で行うので、分割処理と符号化処理の両方を情報処理装置1400側で行う場合に対して処理の負荷分散がなされ、より高速に処理を行うことができる。また、切出しパケットが送信される間に、並行して分割処理を行えるので、これによっても処理の高速化が実現される。
[その他の実施形態]
本発明は、さらに、複数の機器(例えばコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用することも、一つの機器からなる装置(複合機、プリンタ、ファクシミリ装置など)に適用することも可能である。
また本発明の目的は、上述した実施例で示したフローチャートの手順を実現するプログラムコードを記憶した記憶媒体から、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が、そのプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになる。そのため、このプログラムコード及びプログラムコードを記憶/記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も本発明の一つを構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、前述した実施形態の機能は、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって実現される。また、このプログラムの実行とは、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行う場合も含まれる。
さらに、前述した実施形態の機能は、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットによっても実現することもできる。この場合、まず、記憶媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行う。こうした機能拡張ボードや機能拡張ユニットによる処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
印刷システムの全体構成を示す図である。 画像形成装置の外観図である。 コントローラの構成を示すブロック図である。 タイルデータを概念的に示す図である。 スキャナ画像処理部の構成を示すブロック図である。 プリンタ画像処理部の構成を示すブロック図である。 操作部の初期画面の一例である。 切出しパケットの種別を示す図である。 切出しパケット構造を規定するXMLフォーマットによるデータ例を示す図である。 データ分割・符号化処理の一例を示すフローチャートである。 データ結合処理の一例を示すフローチャートである。 復号化・再符号化処理の一例を示すフローチャートである。 情報処理装置における分割・符号化処理の構成例を示すブロック図である。 一般的な情報処理装置の内部構造を示す図である。 情報処理装置における分割処理の構成例を示すブロック図である。 データ分割処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
11 Controller Unit(コントローラ)
12 操作部
13 スキャナ
301、1401 CPU
302、1403 RAM
607 符号画像合成部
802 切出しパケット(先頭)
803 切出しパケット(中間)
804 切出しパケット(末尾)
801a パケット識別子
801b 結合先識別子
801c 完結フラグ
S1004、S1504 切出しステップ
S1005、S1008、S1505、S1507 切出しパケット生成ステップ
S1102 結合先識別子判定ステップ
S1105 結合処理完了判定ステップ
S1107 完結フラグ判定ステップ
1301 切出し部
1302 パケット識別子生成部
1303 切出しパケット生成部
1304 符号化部

Claims (16)

  1. 符号画像に関して予め決められたデータサイズのデータを元データから順に切出す切出手段と、
    前記元データから最後に切出されたデータに対して最後のデータであることを示す最後フラグを設定し、その他のデータに対しては最後ではないことを示す通常フラグを設定する手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記切出手段によるデータの切出し毎に、切出されたデータに対して、1つ前に切出されたデータを今回切出されたデータの結合先として識別するための識別子を割り当てる手段をさらに備え、
    前記フラグの設定は、前記切出手段によるデータの切出し毎に行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグを含め符号化した符号画像を生成する手段と、
    生成した前記符号画像を印刷媒体に画像形成する画像形成手段とを有し、
    前記生成する手段で前記切出されたデータが符号化される間に、前記切出されたデータよりも後に切出されるべきデータを前記切出手段で切出す
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記切出されたデータに少なくとも前記識別子と前記フラグとを付加したデータを通信接続先に順に送信する送信手段をさらに備え、
    前記送信手段で前記切出されたデータが送信される間に、前記切出されたデータよりも後に切出されるべきデータを前記切出手段で切出す
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記分割されたデータ、前記識別子、および前記フラグを含め符号化した符号画像を生成する手段と、
    前記符号画像のデータを順に通信接続先に送信する送信手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 元データから順に切出されたデータに対して1つ前に切出されたデータを当該データの結合先として識別するための識別子と最後に切出されたデータであるか否かを示すフラグとを付加したデータを順に受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信したデータに含まれる前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグを含め符号化した符号画像を生成する手段と、
    生成した前記符号画像を印刷媒体に画像形成する画像形成手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 元データから順に切出されたデータに対して1つ前に切出されたデータを当該データの結合先として識別するための識別子と、最後に切出されたデータであるか否かを示すフラグとを付加したデータを符号化した符号画像であって、印刷媒体に画像形成された複数の符号画像を、読み取る読み取り手段と、
    前記符号画像を順に復号する復号化手段と、
    前記復号化手段により復号化が行われる毎に、復号化された、前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグから、復号化された前記切出されたデータの内、結合が可能なデータの組み合わせがあれば、当該組み合わせから先に結合させる結合手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置の制御手段が、所定の符号画像に関して予め決められたデータサイズで元データを順に切出す切出ステップと、
    前記制御手段が、前記元データから最後に切出されたデータに対して最後のデータであることを示す最後フラグを設定し、その他のデータに対しては最後ではないことを示す通常フラグを設定するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  9. 前記切出ステップにおけるデータの切出し毎に、切出されたデータに対して、前記制御手段が、1つ前に切出されたデータを今回切出されたデータの結合先として識別するための識別子を割り当てるステップをさらに含み、
    前記フラグの設定は、前記切出手段によるデータの切出し毎に行われる
    ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記制御手段が、前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグを含め符号化した符号画像を生成するステップと、
    前記制御手段の制御の基に、生成した前記符号画像を印刷媒体に画像形成するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 前記制御手段の制御の基に、前記切出されたデータに少なくとも前記識別子と前記フラグとを付加したデータを通信接続先に順に送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 前記制御手段が、前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグを含め符号化した符号画像を生成するステップと、
    前記制御手段の制御の基に、前記符号画像のデータを順に通信接続先に送信するステップと
    をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
  13. 画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置の制御手段による制御の基に、元データから順に切出されたデータに対して1つ前に切出されたデータを当該データの結合先として識別するための識別子と最後に切出されたデータであるか否かを示すフラグとを付加したデータを順に受信するステップと、
    前記制御手段が、前記受信するステップにおいて受信したデータに含まれる前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグを含め符号化した符号画像を生成するステップと、
    前記制御手段の制御の基に、生成した前記符号画像を印刷媒体に画像形成するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  14. 画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置の制御手段による制御の基に、元データから順に切出されたデータに対して1つ前に切出されたデータを当該データの結合先として識別するための識別子と、最後に切出されたデータであるか否かを示すフラグとを付加したデータを符号化した符号画像であって、印刷媒体に画像形成された複数の符号画像を、読み取るステップと、
    前記制御手段が、前記符号画像を順に復号する復号化ステップと、
    前記復号化ステップにおいて復号化が行われる毎に、前記制御手段が、復号化された、前記切出されたデータ、前記識別子、および前記フラグから、復号化された前記切出されたデータの内、結合が可能なデータの組み合わせがあれば、当該組み合わせから先に結合させるステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  15. 請求項8から請求項14のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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