JP2008276025A - 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電性基体と、導電性の表面層を有する接触帯電用の帯電部材であり、該表面層は、バインダー樹脂及び該バインダー樹脂中に分散している樹脂粒子を含み、表面に該樹脂粒子に由来する凸部を有し、その表面における十点平均粗さRzjisが3μm以上20μm以下であり、該樹脂粒子は、平均粒子径が1μm以上30μm以下であり、π共役金属錯体またはπ共役系導電性高分子を含有し、導電性を有している。
【選択図】図1
Description
該表面層は、バインダー樹脂及び該バインダー樹脂中に分散している樹脂粒子を含み、表面に該樹脂粒子に由来する凸部を有し、その表面における十点平均粗さRzjisが3μm以上20μm以下であり、
該樹脂粒子は、平均粒子径が1μm以上30μm以下であり、π共役金属錯体を含有し、導電性を有していることを特徴とする帯電部材に関する。
該表面層は、バインダー樹脂及び該バインダー樹脂中に分散している樹脂粒子を含み、表面に該樹脂粒子に由来する凸部を有し、その表面における十点平均粗さRzjisが3μm以上20μm以下であり、
該樹脂粒子は、平均粒子径が1μm以上30μm以下であり、π共役系導電性高分子を含有し、導電性を有していることを特徴とする帯電部材に関する。
第一の実施形態の樹脂粒子は、ベースとなる熱可塑性樹脂あるいは合成ゴムと、それに導電性を付与する目的で、π共役金属錯体を含有してなる構成を特徴としている。
・ポルフィリン骨格を有する金属錯体(一例を下記式(1)に示す)
・フタロシアニン骨格を有する金属錯体(一例を下記式(2)に示す)
・ナフタロシアニン骨格を有する金属錯体(一例を下記式(3)に示す)
・ピラゾール骨格及びフェノキシ骨格を有し且つアゾ基を有する金属錯体(一例を下記式(4)に示す)
第二の実施形態の樹脂粒子は、ベースとなる熱可塑性樹脂あるいは合成ゴムと、それに導電性を付与する目的で、π共役系導電性高分子とを含む物質を含有してなる構成を特徴としている。
本発明の帯電部材の具体的な構成を図1に示す。図1(a)は、帯電部材の横断面を示し、図1の(b)は、縦断面を示したものである。
本発明の帯電部材は、導電性支持体1とその外周に形成された導電性弾性層2と、該導電性弾性層2の外周を被覆する表面層3とを有する帯電部材である。この場合、導電性支持体1と導電性弾性層2を合わせて導電性基体と称することにした。
表面層は、バインダー樹脂及び前記の第一または第二の実施形態の樹脂粒子を含み構成され、第一または第二の実施形態の樹脂粒子はバインダー樹脂中に分散している。第一または第二の実施形態の樹脂粒子の添加量は、前述の通りである。
・ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生成された乾式シリカ微粉体をシランカップリング剤で処理する方法;
・シリコーンオイルの如き有機ケイ素化合物で処理する方法;
・シランカップリング剤で処理した後、或いはシランカップリング剤で処理すると同時にシリコーンオイルの如き有機ケイ素化合物で処理する方法。
本発明の画像形成装置は、本発明の帯電部材と被帯電部材とが少なくとも一体化されてなるプロセスカートリッジと、露光手段と、現像手段とを少なくとも有する電子写真画像形成装置である。プロセスカートリッジについては後述する。
本発明のプロセスカートリッジは、本発明の帯電部材と被帯電部材とが少なくとも一体化されてなり、電子写真画像形成装置本体に着脱自在である。また、帯電部材の表面層の凸部は、被帯電部材とのニップ部において空隙を生じさせている。
・イオン交換水 400質量部
・ポリビニルアルコール(鹸化度85%) 8質量部
・ラウリル硫酸ナトリウム 0.04質量部
の混合液を用意した。一方、
・エチレングリコールジメタクリレート 0.1質量部
・過酸化ベンゾイル 0.5質量部
・メタクリル酸メチル 100質量部
・ガリウムフタロシアニン(下記式(A1)) 60質量部
の混合物をφ0.5のジルコニアビーズを充填したビスコミル分散機を用い、周速度10m/sで60時間分散させた混合液を用意した。
Ω・cm、環境3(30℃/80%RH)で5.7×107Ω・cmであった。
ガリウムフタロシアニンのかわりにチタニルフタロシアニン(下記式(A2))80質量部とし、高速撹拌ホモミキサーの回転数を15000rpmに変更した以外は樹脂粒子[A1]の製造例と同様にして樹脂粒子[A2]を製造した。なお、樹脂粒子[A2]の平均粒子径は5.7μm、体積抵抗率は、環境1で3.0×106Ω・cm、環境2で1.5×106Ω・cm、環境3で1.0×106Ω・cmであった。
<樹脂粒子[A3]の製造例>
ガリウムフタロシアニンのかわりにシリコンフタロシアニン(下記式(A3))とした以外は、樹脂粒子[A1]の製造例と同様にして樹脂粒子[A3]を製造した。なお、樹脂粒子[A3]の平均粒子径は12.1μm、体積抵抗率は、環境1で5.9×108Ω・cm、環境2で3.0×108Ω・cm、環境3で1.0×108Ω・cmであった。
<樹脂粒子[A4]の製造例>
ガリウムフタロシアニンのかわりにシリコンナフタロシアニン(下記式(A4))とし、高速撹拌ホモミキサーの回転数を15000rpmに変更した以外は、樹脂粒子[A1]の製造例と同様に樹脂粒子[A4]を製造した。なお、樹脂粒子[A4]の平均粒子径は13.5μm、体積抵抗率は、環境1で6.0×106Ω・cm、環境2で5.0×106Ω・cm、環境3で1.5×106Ω・cmでであった。
ガリウムフタロシアニンのかわりに、下記式(A5)で表される化合物とした以外は、樹脂粒子[A1]の製造例と同様に樹脂粒子[A5]を製造した。なお、樹脂粒子[A5]の平均粒子径は10.5μm、体積抵抗率は、環境1で9.8×109Ω・cm、環境2で7.5×109Ω・cm、環境3で5.0×109Ω・cmであった。
ガリウムフタロシアニンのかわりに、下記式(A6)で表される化合物とした以外は、樹脂粒子[A1]の製造例と同様に樹脂粒子[A6]を製造した。なお、樹脂粒子[A6]の平均粒子径は11.0μm、体積抵抗率は、環境1で5.0×1010Ω・cm、環境2で9.7×109Ω・cm、環境3で4.8×108Ω・cmであった。
高速撹拌ホモミキサーの回転数を9800rpmに変更した以外は樹脂粒子[A2]の製造例と同様に樹脂粒子[A7]を製造した。なお、樹脂粒子[A7]の平均粒子径は20.8μm、体積抵抗率は、環境1で5.0×107Ω・cm、環境2で2.5×107Ω・cm、環境3で1.3×107Ω・cmであった。
高速撹拌ホモミキサーの回転数を8000rpmに変更した以外は樹脂粒子[A2]の製造例と同様に樹脂粒子[A8]を製造した。なお、樹脂粒子[A8]の平均粒子径は29.5μm、体積抵抗率は、環境1で6.8×108Ω・cm、環境2で2.0×108Ω・cm、環境3で9.7×107Ω・cmであった。
高速撹拌ホモミキサーの回転数を5000rpmに変更した以外は樹脂粒子[A2]の製造例と同様に樹脂粒子[A9]を製造した。なお、樹脂粒子[A9]の平均粒子径は34.5μm、体積抵抗率は、環境1で9.8×109Ω・cm、環境2で6.8×109Ω・cm、環境3で4.5×109Ω・cmであった。
高速撹拌ホモミキサーの回転数を17000rpmに変更した以外は樹脂粒子[A2]の製造例と同様に樹脂粒子[A10]を製造した。なお、樹脂粒子[A10]の平均粒子径は1.3μm、体積抵抗率は、環境1で1.4×106Ω・cm、環境2で8.9×105Ω・cm、環境3で4.9×105Ω・cmであった。
熱可塑性ポリエステル系ポリウレタン樹脂100質量部と、下記式(A11):
ガリウムフタロシアニンを混合せず、ビスコミル分散を行わなかった以外は、樹脂粒子[A1]の製造例と同様にして、樹脂粒子[A12]を製造した。樹脂粒子[A12]の平均粒子径は11.2μm、体積抵抗率は、環境1で6.8×1016Ω・cm、環境2で1.5×1014Ω・cm、環境3で4.2×1012Ω・cmであった。
高速撹拌ホモミキサーの回転数を19000rpmに変更した以外は樹脂粒子[A2]の製造例と同様に樹脂粒子[A13]を製造した。なお、樹脂粒子[A13]の平均粒子径は0.63μm、体積抵抗率は、環境1で6.9×107Ω・cm、環境2で2.5×107Ω・cm、環境3で9.8×106Ω・cmであった。
ガリウムフタロシアニンのかわりに、下記式(A14)で表される化合物とした以外は、樹脂粒子[A1]の製造例と同様に樹脂粒子[A14]を製造した。なお、樹脂粒子[A14]の平均粒子径は12.0μm、体積抵抗率は、環境1で5.0×1010Ω・cm、環境2で1.0×108Ω・cm、環境3で4.8×107Ω・cmであった。
ガリウムフタロシアニンのかわりに、下記式(A15)で表される化合物とした以外は、樹脂粒子[A1]の製造例と同様に樹脂粒子[A15]を製造した。なお、樹脂粒子[A15]の平均粒子径は13.0μm、体積抵抗率は、環境1で9.2×106Ω・cm、環境2で7.5×106Ω・cm、環境3で4.8×106Ω・cmであった。
ガリウムフタロシアニンのかわりに、下記式(A16)で表される化合物とした以外は、樹脂粒子[A1]の製造例と同様に樹脂粒子[A16]を製造した。なお、樹脂粒子[A16]の平均粒子径は12.0μm、体積抵抗率は、環境1で1.8×1010Ω・cm、環境2で7.5×109Ω・cm、環境3で1.3×109Ω・cmであった。
ガリウムフタロシアニンのかわりに、下記式(A17)で表される化合物とした以外は、樹脂粒子[A1]の製造例と同様に樹脂粒子[A17]を製造した。なお、樹脂粒子[A17]の平均粒子径は13.0μm、体積抵抗率は、環境1で2.3×108Ω・cm、環境2で9.8×107Ω・cm、環境3で2.3×107Ω・cmであった。
ガリウムフタロシアニンのかわりに、下記式(A18)で表される化合物とした以外は、樹脂粒子[A1]の製造例と同様に樹脂粒子[A18]を製造した。なお、樹脂粒子[A18]の平均粒子径は16.0μm、体積抵抗率は、環境1で3.5×107Ω・cm、環境2で1.0×107Ω・cm、環境3で8.5×106Ω・cmであった。
ガリウムフタロシアニンのかわりに、下記式(A19)で表される化合物とした以外は、樹脂粒子[A1]の製造例と同様に樹脂粒子[A19]を製造した。なお、樹脂粒子[A19]の平均粒子径は12.0μm、体積抵抗率は、環境1で1.0×107Ω・cm、環境2で8.5×106Ω・cm、環境3は5.2×106Ω・cmであった。
ピロール1molに対し、酸化剤(塩化第二鉄)0.1mol存在下の水溶液にピロールを滴下しながら、攪拌し、化学酸化重合させた。メタノール、精製水により得られた重合物を十分に洗浄後、乾燥してポリピロールを得た。
アニリン1molに対し、酸化剤(塩化第二鉄)0.1mol存在下の水溶液にアニリンを滴下しながら、攪拌し、化学酸化重合させた。メタノール、精製水により得られた重合物を十分に洗浄後、乾燥してポリアニリンを得た。
チオフェン1molに対し、酸化剤(塩化第二鉄)0.1mol存在下の水溶液にアニリンを滴下しながら、攪拌し、化学酸化重合させた。メタノール、精製水により得られた重合物を十分に洗浄後、乾燥してポリチオフェンを得た。
−40℃〜0℃の範囲に調整されたステンレス製耐圧容器にアセチレン1molに対し、ジシクロペンタジエニルチタンクロライドを0.01mol添加し、耐圧容器を真空引きした後、アセチレンガスを導入し、重合させた。室温に戻した後ポリアセチレンを得た。
ポリエステル系ポリウレタン樹脂100質量部とポリピロール40質量部とをタンブラーミキサーでドライブレンドし、その後、2軸押出機にて175℃で混練し、ペレタイズしてペレットを得た。得られたペレットをピンミルにて機械粉砕し、更に液体窒素温度下にて冷凍粉砕を行い、その後平均粒子径が8μmとなるように分級を行って、平均粒子径7.8μmのポリピロールが均一に分散されたポリエステル系ポリウレタン樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B1]とする。なお、樹脂粒子[B1]の体積抵抗率は3.0×107Ω・cmであった。
ポリピロールのかわりに2,3,6,7−テトラシアノ−1,4,5,8−テトラアザナフタレンをドーパントとして添加したポリ(3−メチル−4ピロールカルボン酸エチル)60質量部とした以外は樹脂粒子[B1]の製造例と同様にしてペレットを得た。得られたペレットを樹脂粒子[B1]の製造例と同様に粉砕を行い、その後平均粒子径が6μmとなるように分級を行って、平均粒子径5.5μmの前記ポリピロールが均一に分散されたポリエステル系ポリウレタン樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B2]とする。なお、樹脂粒子[B2]の体積抵抗率は1.2×106Ω・cmであった。
ポリピロールのかわりにポリアニリンを40質量部とした以外は樹脂粒子[B1]の製造例と同様にしてペレットを得た。得られたペレットを樹脂粒子[B1]の製造例と同様に粉砕を行い、その後平均粒子径が7μmとなるように分級を行って、平均粒子径6.5μmのポリアニリンが均一に分散されたポリエステル系ポリウレタン樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B3]とする。なお、樹脂粒子[B3]の体積抵抗率は6.2×107Ω・cmであった。
ポリピロールのかわりにポリ(アニリンスルホン酸)を40質量部とした以外は樹脂粒子[B1]の製造例と同様にしてペレットを得た。得られたペレットを樹脂粒子[B1]の製造例と同様に粉砕を行い、その後平均粒子径が7μmとなるように分級を行って、平均粒子径6.8μmの前記ポリアニリンが均一に分散されたポリエステル系ポリウレタン樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B3]とする。なお、樹脂粒子[B4]の体積抵抗率は4.2×107Ω・cmであった。
ポリピロールのかわりにポリチオフェンを20質量部とした以外は樹脂粒子[B1]の製造例と同様にしてペレットを得た。得られたペレットを樹脂粒子[B1]の製造例と同様に粉砕を行い、その後平均粒子径が7μmとなるように分級を行って、平均粒子径7.2μmのポリチオフェンが均一に分散されたポリエステル系ポリウレタン樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B5]とする。なお、樹脂粒子[B5]の体積抵抗率は9.6×109Ω・cmであった。
ポリピロールのかわりにポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)を45質量部とした以外は樹脂粒子[B1]の製造例と同様にしてペレットを得た。得られたペレットを樹脂粒子[B1]の製造例と同様に粉砕を行い、その後平均粒子径が7μmとなるように分級を行って、平均粒子径6.6μmのポリチオフェンが均一に分散されたポリエステル系ポリウレタン樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B6]とする。なお、樹脂粒子[B6]の体積抵抗率は8.2×107Ω・cmであった。
ポリピロールのかわりにポリアセチレンを55質量部とした以外は樹脂粒子[B1]の製造例と同様にしてペレットを得た。得られたペレットを樹脂粒子[B1]の製造例と同様に粉砕を行い、その後平均粒子径が10μmとなるように分級を行って、平均粒子径9.6μmのポリアセチレンが均一に分散されたポリエステル系ポリウレタン樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B7]とする。なお、樹脂粒子[B7]の体積抵抗率は4.6×107Ω・cmであった。
平均粒子径が20μmとなるように分級した以外は樹脂粒子[B1]の製造例と同様にして、平均粒子径20.5μmの樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B8]とする。なお、樹脂粒子[B8]の体積抵抗率は7.5×107Ω・cmであった。
平均粒子径が30μmとなるように分級した以外は樹脂粒子[B1]の製造例と同様にして、平均粒子径29.5μmの樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B9]とする。なお、樹脂粒子[B9]の体積抵抗率は1.4×108Ω・cmであった。
平均粒子径が35μmとなるように分級した以外は樹脂粒子[B1]の製造例と同様にして、平均粒子径35μmの樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B10]とする。なお、樹脂粒子[B10]の体積抵抗率は2.5×108Ω・cmであった。
平均粒子径が2μmとなるように分級した以外は樹脂粒子[B1]の製造例と同様にして、平均粒子径1.8μmの樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B11]とする。なお、樹脂粒子[B11]の体積抵抗率は1.5×107Ω・cmであった。
熱可塑性ポリエステル系ポリウレタン樹脂100質量部とポリピロール50質量部とをタンブラーミキサーでドライブレンドし、その後、2軸押出機にて175℃で混練し、ペレタイズしてペレットを得た。得られたペレットをポリエチレンオキサイド150質量部と良く混合した後、2軸型の加圧混練機中で、175℃に均一に加熱しながら混合し、熱可塑性ポリエステル系ポリウレタン樹脂組成物が微粒子サイズになるように分散して、混合物を得た。得られた混合物を約140℃に冷却した後、展開溶媒である水と混合し、懸濁液とした。遠心分離によりポリピロールを含有した熱可塑性ポリエステル系ポリウレタン樹脂粒子を懸濁液中から分離した後、加熱乾燥して、平均粒子径5.2μmのポリピロールが均一に分散されたポリエステル系ポリウレタン樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B12]とする。なお、樹脂粒子[B12]の体積抵抗率は2.3×107Ω・cmであった。
平均粒子径が0.8μmとなるように分級した以外は樹脂粒子[B2]の製造例と同様にして、平均粒子径0.8μmの樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B14]とする。なお、樹脂粒子[B13]の体積抵抗率は1.0×106Ω・cmであった。
ポリエステル樹脂(ポリブチレンテレフタレート)のペレットを樹脂粒子[B1]の製造例と同様に粉砕を行い、平均粒子径8μmとなるように分級を行って、平均粒子径8.2μmのポリエステル樹脂粒子を得た。これを樹脂粒子[B14]とする。なお、樹脂粒子[B14]の体積抵抗率は8.8×1015Ω・cmであった。
<帯電ローラの作製>
(1)導電性弾性層の作製
・エピクロルヒドリンゴム 100質量部
(エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル三元共重合体)
・充填剤 70質量部
(炭酸カルシウム、商品名:ナノックス#30、丸尾カルシウム社製)
・滑剤 1質量部
(ステアリン酸亜鉛)
・研磨性改善のための補強材 5質量部
(カーボンブラック、FEF)
・酸化亜鉛 5質量部
・可塑剤 8質量部
(セバシン酸とプロピレングリコールの共重合体、数平均分子量8000)
・過塩素酸4級アンモニウム塩 2質量部
(下記化合物)
(2−メルカプトベンズイミダゾール)
を密閉型ミキサーで10分間混練した。更に、加硫促進剤としてのDM(2−ベンゾチアゾリルジサルファイド)1質量部、加硫促進剤としてのTS(テトラメチルチウラムモノサルファイド)0.5質量部、加硫剤としての硫黄1質量部を加えて、更にオープンロールで5分間混練した。
カプロラクトン変性アクリルポリオール溶液にメチルイソブチルケトンを加え、固形分が17質量%となるように調整した。この溶液588.2質量部(上記アクリルポリオール溶液の固形分100質量部)に対して、
・カーボンブラック 20質量部
(商品名:トーカブラック#7400、東海カーボン社製)
・針状ルチル型酸化チタン微粒子 30質量部
(イソブチルシランで表面処理したもの、平均粒子径0.014μm、縦:横=2:1)
・変性ジメチルシリコーンオイル 0.08質量部
・ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)とイソホロンジイソシアネート(IPDI)の各ブタノンオキシムブロック体の7:3の混合物 80.14質量部
を入れ、混合溶液を調製した。このとき、ブロックHDIとブロックIPDIの混合物は、「NCO/OH=1.0」となるように添加した。
(1)評価の準備;汚れ付着促進試験
上記のように製造された帯電ローラを上記帯電ローラに交換したキヤノン社製のカラーレーザージェット3800(商品名)用のプロセスカートリッジに装着した。このプロセスカートリッジを装着したカラーレーザージェット3800(商品名)を用いて、常温常湿環境下(25℃、50%RH)で単色ベタ画像を50枚連続出力し、その後、ベタ白画像を1枚通紙した。この操作を6回繰り返して、合計で300枚の単色ベタ画像を出力した。この作業によって、帯電ローラ表面に強制的にトナーや外添剤を付着させた。
上記のようにして得られた帯電ローラを用いて、以下に示すようにして評価を行った。この評価で使用した電子写真式レーザプリンタはA4縦出力用のマシンで、記録メディアの出力スピードは、200mm/secと100mm/secの2種類、画像の解像度は600dpiである。
電気抵抗の測定方法としては、まず図6(a)のように、帯電ローラの両端の軸1を荷重のかかった軸受け33aと33bとにより感光体と同じ曲率の円柱形金属32に対して帯電ローラが平行になるように当接させる。次に図6(b)のように、図示しないモータにより円柱形金属32を回転させ、ローラを円柱形金属に当接させたまま従動回転させながら安定化電源34から直流電圧−200Vを印加する。このときに帯電ローラに流れる電流を電流計35で測定して帯電ローラの抵抗を計算した(本発明では軸の両端にそれぞれ5Nの力を加えて、直径φ30mmの金属円柱に当接させ、該金属円柱の周速45mm/secで回転させた)。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A2]にかえ、添加部数を40質量部相当にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が13μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、12.8μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A3]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が19μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、18.3μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A4]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が20μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、21.0μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A5]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が15μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、14μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A6]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が16μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。但し、本実施例の塗料の粘度は経時で若干変化する傾向にあり、塗料の粘度調整に少し時間を要した。これは、樹脂粒子に含まれるアンモニウム塩の影響ではないかと考えている。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、16.5μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A7]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が27μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、27.5μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A8]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が75μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、74.8μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A10]にかえ、添加量を50質量部相当にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が4μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、3.8μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
導電性弾性体基層ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)を7.5μmに調整し、樹脂粒子[A10]の添加量を20質量部相当にかえた以外は、実施例A9と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が9μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、9.2μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A11]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が12μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、11.5μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A14]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が15μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、14.5μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A15]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が15μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、14.8μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A16]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が20μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、19.5μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A17]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が20μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、19.8μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A18]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が18μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、17.8μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A19]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が15μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、14.3μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子を添加しなかった以外は、実施例A1の帯電ローラと同様にして比較例A1の帯電ローラを得た。なお、表面層の膜厚も実施例A1同様に17μmとなるように調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、17μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A13]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が26μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、25.5μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A9]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が40μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、41.5μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
樹脂粒子[A1]を樹脂粒子[A12]にかえた以外は、実施例A1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が18μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、17.8μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例A1同様に表1に示す。
<帯電ローラの作製>
(1)導電性弾性層の作製
・エピクロルヒドリンゴム 100質量部
(エピクロルヒドリン−エチレンオキサイド−アリルグリシジルエーテル三元共重合体)
・充填剤 60質量部
(炭酸カルシウム、商品名:ナノックス#30、丸尾カルシウム社製)
・滑剤 1質量部
(ステアリン酸亜鉛)
・研磨性改善のための補強材 5質量部
(カーボンブラック、FEF)
・酸化亜鉛 5質量部
・可塑剤 8質量部
(セバシン酸とプロピレングリコールの共重合体、数平均分子量8000)
・過塩素酸4級アンモニウム塩 2質量部
(下記化合物)
(2−メルカプトベンズイミダゾール)
を密閉型ミキサーで10分間混練した。
更に、加硫促進剤としてのDM(2−ベンゾチアゾリルジサルファイド)1質量部、加硫促進剤としてのTS(テトラメチルチウラムモノサルファイド)1質量部、加硫剤としての硫黄1質量部を加えて、更にオープンロールで5分間混練した。
カプロラクトン変性アクリルポリオール溶液にメチルイソブチルケトンを加え、固形分が17質量%となるように調整した。この溶液588.2質量部(上記アクリルポリオール溶液の固形分100質量部)に対して、
・カーボンブラック(HAF) 15質量部
・針状ルチル型酸化チタン微粒子 30質量部
(ヘキサメチレンジシラザンとジメチルシリコーンで表面処理したもの。平均粒子径0.015μm、縦:横=3:1)
・変性ジメチルシリコーンオイル 0.08質量部
・ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)とイソホロンジイソシアネート(IPDI)の各ブタノンオキシムブロック体の7:3の混 80.14質量部
を入れ、混合溶液を調整した。このとき、ブロックHDIとブロックIPDIの混合物は、「NCO/OH=1.0」となるように添加した。
(1)評価の準備;汚れ付着促進試験
上記のように製造された帯電ローラを上記帯電ローラに交換したキヤノン社製のカラーレーザージェット3800(商品名)用のプロセスカートリッジに装着した。このプロセスカートリッジを装着したカラーレーザージェット3800(商品名)を用いて、常温常湿環境下(25℃、50%RH)で単色ベタ画像を50枚連続出力し、その後、ベタ白画像を1枚通紙した。この操作を6回繰り返して、合計で300枚の単色ベタ画像を出力した。この作業によって、帯電ローラ表面に強制的にトナーや外添剤を付着させた。
上記のようにして得られた帯電ローラを用いて、以下に示すようにして評価を行った。この評価で使用した電子写真式レーザプリンタはA4縦出力用のマシンで、記録メディアの出力スピードは、200mm/secと100mm/secの2種類、画像の解像度は600dpiである。
電気抵抗の測定方法としては、まず図6(a)のように、帯電ローラの両端の軸1を荷重のかかった軸受け33aと33bとにより感光体と同じ曲率の円柱形金属32に対して帯電ローラが平行になるように当接させる。次に図6(b)のように、図示しないモータにより円柱形金属32を回転させ、ローラを円柱形金属に当接させたまま従動回転させながら安定化電源34から直流電圧−200Vを印加する。このときに帯電ローラに流れる電流を電流計35で測定して帯電ローラの抵抗を計算した(本発明では軸の両端にそれぞれ5Nの力を加えて、直径φ30mmの金属円柱に当接させ、該金属円柱の周速45mm/secで回転させた)。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B2]にかえ、添加部数を45質量部相当にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が14μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、13μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B3]にかえ、添加部数を40質量部相当にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が16μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、16μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B4]にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が20μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、21μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B5]にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が18μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、17μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B6]にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が18μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、18μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B7]にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が15μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、15μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B8]にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が20μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、21μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B9]にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が50μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、50.5μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B11]にかえ、添加量を60質量部相当にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が5μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、5μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
導電性弾性体基層ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)を7.6μmに調整し、樹脂粒子[B11]の添加量を25質量部相当にかえた以外は、実施例B9と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が10μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、10μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B12]にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が12μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、12.5μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子を添加しなかった以外は、実施例B1の帯電ローラと同様にして比較例B1の帯電ローラを得た。なお、表面層の膜厚も実施例B1同様に20μmとなるように調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、20μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B13]にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が20μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、21μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B10]にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が42μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、45μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
樹脂粒子[B1]を樹脂粒子[B14]にかえた以外は、実施例B1と同様にして帯電ローラを作製した。なお、表面層の膜厚が16μmになるようにディッピング引き上げ速度や塗料粘度等を調整した。得られた帯電ローラの表面層膜厚は、15.5μmであった。また、得られた帯電ローラの表面における十点平均粗さ(Rzjis)の測定結果は、実施例B1同様に表3に示す。
2 導電性弾性層
3 表面層
4 感光ドラム
5 帯電ローラ
6 現像ローラ
7 印刷メディア
8 転写ローラ
9 定着部
10 クリーニングブレード
11 露光
12 帯電前露光装置
13 弾性規制ブレード
14 トナー供給ローラ
18、19、20 電源
30 トナーシール
32 円柱形金属
33 軸受け
Claims (14)
- 導電性基体と、導電性の表面層を有する接触帯電用の帯電部材であり、
該表面層は、バインダー樹脂及び該バインダー樹脂中に分散している樹脂粒子を含み、表面に該樹脂粒子に由来する凸部を有し、その表面における十点平均粗さRzjisが3μm以上20μm以下であり、
該樹脂粒子は、平均粒子径が1μm以上30μm以下であり、π共役金属錯体を含有し、導電性を有していることを特徴とする帯電部材。 - 前記π共役金属錯体は、フタロシアニン骨格を有する金属錯体、ナフタロシアニン骨格を有する金属錯体、ポルフィリン骨格を有する金属錯体、または、ピラゾール骨格及びフェノキシ骨格を有し且つアゾ基を有する金属錯体であることを特徴とする請求項1に記載の帯電部材。
- 前記π共役金属錯体の中心に位置する金属原子は、ガリウム、チタン、シリコン、コバルト、クロム及び鉄より選択されることを特徴とする請求項1または2に記載の帯電部材。
- 前記π共役金属錯体の中心に位置する金属原子は、3価以上の金属原子であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかにに記載の帯電部材。
- 前記π共役金属錯体の中心に位置する金属原子が、配位子を結合または配位させていることを特徴とする請求項4に記載の帯電部材。
- 前記π共役金属錯体の中心に位置する金属原子が、酸素原子と結合または配位していることを特徴とする請求項4に記載の帯電部材。
- 導電性基体と、導電性の表面層を有する接触帯電用の帯電部材であり、
該表面層は、バインダー樹脂及び該バインダー樹脂中に分散している樹脂粒子を含み、表面に該樹脂粒子に由来する凸部を有し、その表面における十点平均粗さRzjisが3μm以上20μm以下であり、
該樹脂粒子は、平均粒子径が1μm以上30μm以下であり、π共役系導電性高分子を含有し、導電性を有していることを特徴とする帯電部材。 - 前記π共役系導電性高分子は、ポリピロール、ポリアニリン、ポリチオフェン、ポリアセチレンからなる群より選択される少なくとも1つを含むポリマーからなることを特徴とする請求項7に記載の帯電部材。
- 前記樹脂粒子の体積抵抗率が、1×106Ω・cm以上1×1010Ω・cm以下であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の帯電部材。
- 前記表面層は、前記バインダー樹脂と前記樹脂粒子とを添加した塗料により形成された塗膜であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の帯電部材。
- 前記表面層は、平均粒子径が0.01μm以上0.9μm以下である導電性微粒子を更に含有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の帯電部材。
- 請求項1乃至11のいずれかに記載の帯電部材と被帯電部材とが少なくとも一体化されてなり、帯電部材の表面層の凸部は、該被帯電部材とのニップ部において空隙を生じさせ、電子写真画像形成装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項12に記載のプロセスカートリッジと、露光手段と、現像手段とを少なくとも有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
- 前記帯電部材に直流電圧のみを印加し、前記被帯電部材を帯電することを特徴とする請求項13に記載の電子写真画像形成装置。
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