JP2008270667A - 半導体発光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】不所望部分の下方で発光することを抑制することができる半導体発光素子を提供する。
【解決手段】半導体発光素子1は、n型基板10の一方の主面上に、n型クラッド層12,光活性層13およびp型クラッド層14が順に形成された半導体層11を有し、この半導体層11の上にp型キャップ層21〜23が形成されている。これらの上に更に各々所定領域において第1絶縁層71,第2絶縁層72および金属層73が順に形成されている。第2絶縁層72の材料のエッチングレートは第1絶縁層71の材料のエッチングレートより大きくされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、光活性層を含む半導体層を備える半導体発光素子、および、このような半導体発光素子を製造する方法に関するものである。
半導体発光素子は、光活性層において光を発生して該光を出力する素子である。その中でも、光活性層を含む半導体層の上にリッジ部を備える半導体発光素子は、リッジ部の上面が電極に対して電気的に接続されていて、光活性層においてリッジ部の下方部分で選択的に発光部が生じる。また、半導体層の上に複数のリッジ部が溝部を挟んで並列配置される場合がある(特許文献1を参照)。このような並列配置された複数のリッジ部を備える半導体発光素子は、例えばレーザプリンタ等において用いられている。
光活性領域が導波路構造となって半導体層の中に埋め込まれている埋め込み構造のものと比較すると、リッジ型の半導体発光素子は、製造が容易であり、低コスト化が可能であり、また、発光幅が数μm程度であって出射光の水平方向の拡がり角が10度程度と小さい。また、サブマウントに対してジャンクションダウンでバンプ接続される場合と比較すると、サブマウントに対してジャンクションアップで組み立てられてワイヤ接続される場合には、接続の際のストレスが回避され、出射光の偏光特性が安定している。
特開平11−135893号公報
並列配置された複数のリッジ部を備えていてジャンクションアップ組立てされる半導体発光素子では、ワイヤ接続する為の電極パッド部が各リッジ部に対応して半導体層の上に設けられる。電極パッドは、通常は、半導体チップの周縁領域、すなわち、並列配置された複数のリッジ部に対して外側に設けられる。複数のリッジ部のうち電極パッド部から近い順に第1リッジ部および第2リッジ部と呼ぶことにすると、第2リッジ部に対応する電極パッド部と該第2リッジ部との間の電気配線は、両者間に存在する第1リッジ部や素子分離溝を跨いで設けられることになる。
ところが、製造途中において不所望の部分で絶縁層が剥れたり成膜不良が生じたりして、第2リッジ部に接続されるべき電気配線層に対して該不所望部分が電気的に接続されてしまう場合がある。この場合、光活性層において、第2リッジ部の下方部分だけでなく該不所望部分の下方でも同時に発光部が生じてしまう。そして、半導体発光素子から出力される光のビーム品質は悪くなる。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、不所望部分の下方で発光することを抑制することができる半導体発光素子を提供することを目的とする。また、このような半導体発光素子を製造することができる方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる半導体発光素子は、基板上に形成され光活性層を含む半導体層と、半導体層の上に設けられた電極パッド部と、半導体層の上に溝部を挟んで互いに並列して設けられ電極パッド部から近い順に第1リッジ部および第2リッジ部を含む複数のリッジ部と、を備える。また、本発明にかかる半導体発光素子は、(1) 複数のリッジ部それぞれの両側において各リッジ部の側壁面から溝部の底面まで形成された第1絶縁層と、(2) 第2リッジ部の電極パッド部側の溝部の底面から電極パッド部まで形成された第2絶縁層と、(3) 第2リッジ部の電極パッド部側と反対側の溝部の底面から電極パッド部まで形成された金属層と、が順に形成されていることを特徴とする。さらに、本発明に係る半導体発光素子は、第2絶縁層の材料のエッチングレートが第1絶縁層の材料のエッチングレートより大きく、金属層が第2リッジ部の上面に電気的に接続されていることを特徴とする。また、溝部の底面において基板まで達する素子分離溝が形成され、素子分離溝の内壁面および底面に第1絶縁層および第2絶縁層が形成されているのが好適である。
本発明に係る半導体発光素子製造方法は、基板上に形成され光活性層を含む半導体層と、半導体層の上に設けられた電極パッド部と、半導体層の上に電極パッド部から近い順に第1リッジ部および第2リッジ部を含み溝部を挟んで互いに並列して設けられた複数のリッジ部と、を備える半導体発光素子を製造する方法であって、(1) 複数のリッジ部それぞれの両側において各リッジ部の側壁面から溝部の底面まで第1絶縁層を形成する第1絶縁層形成工程と、(2) 第2リッジ部の電極パッド部側の溝部の底面から電極パッド部まで、第1絶縁層の材料のエッチングレートより大きい材料からなる第2絶縁層を形成する第2絶縁層形成工程と、(3) 第2リッジ部の電極パッド部側と反対側の溝部の底面から電極パッド部まで、第2リッジ部の上面に電気的に接続される金属層を形成する金属層形成工程と、を順に行うことを特徴とする。また、溝部の底面において基板まで達する素子分離溝を形成した後、第1絶縁層形成工程,第2絶縁層形成工程および金属層形成工程を順に行い、第1絶縁層形成工程では、素子分離溝の内壁面および底面にも第1絶縁層を形成し、第2絶縁層形成工程では、素子分離溝の内壁面および底面にも第2絶縁層を形成するのが好適である。
本発明は、電極パッド部から近い順に第1リッジ部および第2リッジ部としたときの該第2リッジ部に電気的に接続されるべき金属層、および、この金属層の下方における第1絶縁層および第2絶縁層の構成に関する。
第1絶縁層形成工程では、セルフアライメント方式によるレジストの露光および現像により、少なくとも各リッジ部の上面では第1絶縁層が除去され得るが、この際に、不所望の部分においても第1絶縁層が除去される可能性がある。しかし、その後の第2絶縁層形成工程では、セルフアライメント方式ではなく、所定パターンのマスクが用いられてレジストの露光および現像が行われて所定領域に第2絶縁層が形成され得るので、上記不所望部分は第2絶縁層により覆われる。
また、第2絶縁層は、第1絶縁層の材料よりエッチングレートが大きい材料からなる。このようにすることにより、レジスト層がマスクとして用いられて行われるドライエッチングの際に、所定部分の第2絶縁層が選択的に除去され、第1絶縁層が除去されることが回避され得る。したがって、第2絶縁層の上に形成された金属層は、溝部において半導体層に対して電気的に接続されることが回避される。
本発明によれば、不所望部分の下方で発光することを抑制することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る半導体発光素子1の斜視図である。図2は、本実施形態に係る半導体発光素子1の平面図である。なお、図1に示される半導体発光素子1は、サブマウント2の上にジャンクションアップで組み立てられており、電極パッド部41,42上において金属層73〜73がワイヤ3〜3と接続されている。金属層73〜73それぞれは、各々対応するリッジ部31〜34の延在方向に沿って連続する広い範囲でp型キャップ層に電気的に接続されている。
半導体発光素子1は、基板上に形成され光活性層を含む半導体層の上に、順に並列して設けられた4つのリッジ部31〜34と、リッジ部31の側の半導体チップの周縁領域に設けられた電極パッド部41と、リッジ部34の側の半導体チップの周縁領域に設けられた電極パッド部42と、を備える。金属層73は、リッジ部31において半導体層に電気的に接続されており、電極パッド部41においてワイヤ3と電気的に接続されている。金属層73は、リッジ部32において半導体層に電気的に接続されており、電極パッド部41においてワイヤ3と電気的に接続されている。金属層73は、リッジ部33において半導体層に電気的に接続されており、電極パッド部42においてワイヤ3と電気的に接続されている。また、金属層73は、リッジ部34において半導体層に電気的に接続されており、電極パッド部42においてワイヤ3と電気的に接続されている。
また、半導体発光素子1は、電極パッド部41とリッジ部31との間に設けられた溝部51と、リッジ部31とリッジ部32との間に設けられた溝部52と、リッジ部32とリッジ部33との間に設けられた溝部53と、リッジ部33とリッジ部34との間に設けられた溝部54と、リッジ部34と電極パッド部42との間に設けられた溝部55と、を備える。さらに、半導体発光素子1は、溝部51に設けられた素子分離層61と、溝部52に設けられた素子分離層62と、溝部53に設けられた素子分離層63と、溝部54に設けられた素子分離層64と、溝部55に設けられた素子分離層65と、を備える。なお、電極パッド部41,42は、本実施形態では隣の溝部51,55と同じ高さとなっているが、溝部51,55に対して高くなっていてもよい。
この半導体発光素子1は、中央の素子分離層63を中心にして対称的な構造を有している。そこで、以降では、中央の素子分離層63と電極パッド部41との間について断面構造および製造方法について主に説明する。
図3は、本実施形態に係る半導体発光素子1の断面図である。同図(a)は、図2におけるA-A線に沿った断面を示す。同図(b)は、図2におけるB-B線に沿った断面を示す。
図3(a),(b)に示されるように、半導体発光素子1は、n型基板10の一方の主面上に、n型クラッド層12,光活性層13およびp型クラッド層14が順に形成された半導体層11を有し、この半導体層11の上にp型キャップ層21,22が形成されている。また、n型基板10の他方の主面上に金属層15が形成されている。
キャップ層21,22それぞれは、基板10の互いに対向する2端面を互いに結ぶ方向に延びるように設けられていて、上面が略平坦であって、高さが互いに略等しい。キャップ層21,22それぞれは、基板10の互いに対向する2端面に垂直な方向に延びている。そのうち、キャップ層21は、リッジ部31を構成する要素となっている。キャップ層22は、リッジ部32を構成する要素となっている。リッジ部31〜34は、逆メサ形状であってもよいし、順メサ形状であってもよい。
電極パッド部41とリッジ部31との間に溝部51が設けられている。また、リッジ部31とリッジ部32との間に溝部52が設けられている。溝部51〜55それぞれは、底面が略平坦であって、深さが互いに略等しい。また、溝部51〜55の底面において、基板10まで達する素子分離溝61〜65が形成されている。これら素子分離溝61〜65は、各リッジ部の延在方向と平行に延びている。
例えば、n型基板10の組成はGaAsである。n型クラッド層12は、組成がAlGaAsであり、厚みが1.0μmである。光活性層13は、組成がAlGaAsであり、厚みが0.1μmである。p型クラッド層14は、組成AlGaAsであり、厚みが1.0μmである。p型キャップ層21,22は、組成がGaAsであり、厚みが1.0μmである。リッジ部31〜34それぞれの上面の幅は10μmであり、下部の幅が8μmである。また、溝部51〜55それぞれの底面の幅は20μmである。
このようなリッジ部31〜34および電極パッド部41,42を備える半導体発光素子1の構成において、これらの上に更に第1絶縁層71,第2絶縁層72および金属層73が順に形成されている。ただし、リッジ部31においてp型キャップ層21に電気的に接続される金属層73の部分の断面(図2中のB-B線に沿った断面)と、リッジ部32においてp型キャップ層22に電気的に接続される金属層73の部分の断面(図2中のA-A線に沿った断面)とでは、構成が相違している。
図3(a)に示されるように、図2中のA-A線に沿った断面では、第1絶縁層71は、4つのリッジ部31〜34それぞれの両側において各リッジ部の側壁面から溝部の底面まで形成されている。また、第1絶縁層71は、電極パッド部41,42の上面に形成されていてもよいし、溝部51〜55それぞれの底面の全体に形成されていてもよいし、また、素子分離溝61〜65それぞれの内壁面および底面にも形成されていてもよい。第1絶縁層71は、リッジ部31〜34それぞれの上面には形成されていない。
第2絶縁層72は、リッジ部32の電極パッド部41側の溝部52の底面から電極パッド部41まで形成されており、また、リッジ部33の電極パッド部42側の溝部54の底面から電極パッド部42まで形成されている。また、第2絶縁層72は、素子分離溝61〜65それぞれの内壁面および底面にも形成されている。第2絶縁層72は、リッジ部32,33それぞれの上面および両側の側壁面、ならびに、この側壁面から続く溝部の底面の一部には、形成されていない。
金属層73は、リッジ部32の電極パッド部41側と反対側の溝部53の底面から電極パッド部41まで形成されており、また、リッジ部33の電極パッド部42側と反対側の溝部53の底面から電極パッド部42まで形成されている。金属層73は、素子分離溝61,62,64,65それぞれの内壁面および底面にも形成されているが、素子分離溝63の内壁面および底面には形成されていない。
金属層73は、リッジ部32のp型キャップ層22の上面に電気的に接続されている。しかし、金属層73は、リッジ部31のp型キャップ層21には電気的に接続されておらず、また、電極パッド部41の半導体層にも電気的に接続されていない。
第2絶縁層72の材料のエッチングレートは、第1絶縁層71の材料のエッチングレートより大きい。例えば、第1絶縁層71はアモルファスSiであり、第2絶縁層72はSiNまたはSiOである。或いは、第1絶縁層71はSiOであり、第2絶縁層72はSiNである。
図3(b)に示されるように、図2中のB-B線に沿った断面では、第1絶縁層71それぞれは、図3(a)に示されたものと同様の範囲に形成されている。第2絶縁層72は、溝部51の底面から電極パッド部41まで形成され、溝部52の底面から溝部54の底面まで形成され、また、溝部55の底面から電極パッド部42まで形成されている。また、第2絶縁層72は、素子分離溝61〜65それぞれの内壁面および底面にも形成されている。第2絶縁層72は、リッジ部31,34それぞれの上面および両側の側壁面、ならびに、この側壁面から続く溝部の底面の一部には、形成されていない。
金属層73は、溝部52の底面から電極パッド部41まで形成されている。金属層73は、素子分離溝61の内壁面および底面にも形成されている。金属層73は、リッジ部31のp型キャップ層21の上面に電気的に接続されている。しかし、金属層73は、リッジ部32のp型キャップ層22には電気的に接続されておらず、また、電極パッド部41の半導体層にも電気的に接続されていない。
金属層73は、複数層の金属膜からなるのが好ましい。特に、金属層73は複数層の金属膜であって、そのうちの最下層がTi膜であるのが好ましい。金属層73は、Ti/Al/Au、Ti/AuまたはCr/Auの複数層の金属膜からなるのが好適である。最下層がTi膜であれば、第1絶縁層71または第2絶縁層72と金属層73との間の付着性がよい。例えば、第1絶縁層71の厚みは1000Åであり、第2絶縁層72の厚みは1000Åであり、また、金属層73の厚みは3500Åである。
この半導体発光素子1では、金属層73〜73がp型電極となり、金属層15がn型電極となる。金属層73と金属層15との間に電圧が印加されると、金属層73がp型キャップ層21に電気的に接続されているリッジ部31の下方部分にある光活性層13の領域において発光部が生じる。同様に、金属層73と金属層15との間に電圧が印加されると、リッジ部32の下方部分にある光活性層13の領域において発光部が生じる。金属層73と金属層15との間に電圧が印加されると、リッジ部33の下方部分にある光活性層13の領域において発光部が生じる。また、金属層73と金属層15との間に電圧が印加されると、リッジ部34の下方部分にある光活性層13の領域において発光部が生じる。
これら各々の発光部では、電圧印加によって、電子と正孔との再結合により光が発生する。また、この半導体発光素子1では、リッジ部31〜34それぞれが延びる方向に垂直な2端面によりファブリペロ共振器が構成されていて、この共振器によりレーザ発振が生じる。また、共通の金属層15に対して金属層73〜73それぞれには独立に電圧を印加され得るので、リッジ部31〜34それぞれの下方部分にある光活性層13の領域において独立に発光部が生じ得る。
また、半導体発光素子1では、図3(a)に示される断面構造において、リッジ部31の上面と側壁面との間の角部付近等において、製造途中に第1絶縁層71が剥れたり成膜不良が生じたりしても、さらに第2絶縁層72が形成されているので、金属層73が不所望部分のp型キャップ層に電気的に接続されることが回避される。したがって、金属層73と金属層15との間に電圧が印加されたときに、不所望部分の下方部分にある光活性層13の領域において、意図しない発光部が生じることが回避される。これにより、半導体発光素子1から出力される光のビーム品質は良好なものとなる。
次に、本実施形態に係る半導体発光素子1を製造する方法の一例について説明する。図4〜図7は、本実施形態に係る半導体発光素子製造方法を説明する工程図である。また、以下では、図2中のA-A線に沿った断面の構造(すなわち、図3(a)に示される構造)を製造する方法について主に説明する。図2中のB-B線に沿った断面の構造(すなわち、図3(b)に示される構造)を製造する際には、各層を形成する範囲を異ならせればよい。また、中央の素子分離層63と電極パッド部41との間と、素子分離層63と電極パッド部42との間とでは、製造方法は同様である。
初めに、n型基板10の一方の主面上に、エピタキシャル成長により、n型クラッド層12,光活性層13およびp型クラッド層14が順に形成されて半導体層11が形成され、さらに、半導体層11の上にp型キャップ層20が形成される(図4(a))。これらの層はn型基板10の一方の主面上において全面に形成される。
そして、このp型キャップ層20上にレジストが全面に塗布され、所定パターンのマスクを用いた露光および現像により、p型キャップ層20上の所定領域にレジスト層81が形成される(図4(b))。このレジスト層81がマスクとして用いられてエッチングが行われ(図4(c))、その後、レジスト層81が除去される(図4(d))。これにより、各リッジ部を構成するp型キャップ層、および、隣り合う2つのリッジ部の間の溝部が形成される。なお、各電極パッド部を構成するp型キャップ層、および、リッジ部と電極パッド部との間の溝部が形成されてもよい。
このとき、各リッジ部を構成するp型キャップ層は、逆メサ形状であってもよいし、順メサ形状であってもよい。また、エッチング後に、各溝部において、キャップ層20の一部が残っていてもよいし、キャップ層20の全てが除去されてp型クラッド層14の上面が露出していてもよいし、また、p型クラッド層14の一部が除去されていてもよい。
続いて、レジストが全面に塗布され、所定パターンのマスクを用いた露光および現像により、所定領域にレジスト層82が形成される(図4(e))。そして、このレジスト層82がマスクとして用いられてエッチングが行われ(図4(f))、その後、レジスト層82が除去される(図5(a))。これにより、溝部51〜55の底面において、基板10まで達する素子分離溝61〜65が形成される。
素子分離溝の形成の後に、全面にCVD法により第1絶縁層71が形成され(図5(b))、更に、レジストが全面に塗布され、所定パターンのマスクを用いた露光および現像により、所定領域にレジスト層83が形成される(図5(c))。このとき、レジスト層83は、各リッジ部の上面および両側壁面、ならびに、この側壁面に続く溝部の底面に残る。この残ったレジスト層83がマスクとして用いられてドライエッチングが行われる。これにより、第1絶縁層71は、各リッジ部の上面および両側壁面、ならびに、この側壁面に続く溝部の底面に形成されている(図5(d))。その後、レジスト層83が除去される(図5(e))。
続いて、全面にレジスト84が塗布される(図5(f))。このとき、レジスト層84の厚みは、各リッジ部の上面では比較的薄く、各電極パッド部の上面および各溝部の底面では比較的厚い。したがって、マスクを用いることなく、セルフアライメント方式による露光および現像により、各リッジ部の上面のレジスト84が選択的に除去される。一方、各リッジ部の両側の側壁面,各電極パッド部の上面および側壁面,ならびに、各溝部の底面(各素子分離溝の内壁面および底面を含む)では、レジスト84が残る(図6(a))。なお、このセルフアライメント方式が採用されることにより、幅が狭いリッジ部であっても製造が容易である。
この残ったレジスト84がマスクとして用いられてドライエッチングが行われる。これにより、第1絶縁層71は、各リッジ部の上面において除去される。一方、第1絶縁層71は、各リッジ部の両側の側壁面、および、この側壁面に続く溝部の底面に残っている(図6(b))。その後、レジスト84が除去される(図6(c))。ここまでの工程(第1絶縁層形成工程)で、第1絶縁層71が所定領域に形成される。
このようにして所定領域に第1絶縁層71が形成された後、CVD法により第2絶縁層72が全面に形成され(図6(d))、更にレジストが全面に塗布され、所定パターンのマスクを用いた露光および現像により、レジスト層85が形成される(図6(e))。このとき、レジスト層85は、各電極パッド部の上面、リッジ部31,34の上面および両側壁面、ならびに、各溝部の底面(素子分離溝の内壁面および底面を含む)に形成されている。レジスト層85は、リッジ部32,33の上面および両側壁面、ならびに、この側壁面に続く溝部の底面の一部領域には、形成されていない。
この残ったレジスト層85がマスクとして用いられてドライエッチングが行われる。これにより、第2絶縁層72は、リッジ部32,33の上面および両側壁面、ならびに、この側壁面に続く溝部の底面の一部領域において除去される。残った第2絶縁層72は、各電極パッド部の上面、リッジ部31,34の上面および両側壁面、ならびに、各溝部の底面(素子分離溝の内壁面および底面を含む)に形成されている(図6(f))。その後、レジスト層85が除去される(図7(a))。ここまでの工程(第2絶縁層形成工程)で、第2絶縁層72が所定領域に形成される。
このようにして所定領域に第2絶縁層72が形成された後、レジストが全面に塗布され、所定パターンのマスクを用いた露光および現像により、レジスト層86が形成される(図7(b))。このとき、レジスト層86は、各電極パッド部のチップ端側の領域、中央の素子分離層63の内壁面および底面、ならびに、溝部53の底面のうち素子分離層63の近傍領域に形成されている。この上に蒸着により金属層73が形成される(図7(c))。そして、リフトオフにより、レジスト層86およびその上の金属層73の部分が除去される(図7(d))。これにより、金属層73は、各電極パッド部から素子分離層63の近傍領域にかけて残る。ここまでの工程(金属層形成工程)で、金属層73が所定領域に形成される。
そして、n型基板10の他方の主面に金属層15が形成されて、図1〜図3に示された構成を有する半導体発光素子1が製造される(図7(e))。
以上のようにして製造される半導体発光素子1は、リッジ構造を有していて、セルフアライメント方式による露光および現像を経て製造されることで、発光幅を数μm程度とすることができる。
ところで、以上に説明した本実施形態に係る半導体発光素子製造方法では、各リッジ部の上面と側壁面との間の角部付近、および、各素子分離溝の内壁面と溝の底面との間の角部付近においては、製造途中に第1絶縁層71が剥れたり成膜不良が生じたりする場合がある。特に、セルフアライメント方式による露光および現像により各リッジ部の上面のレジスト84を選択的に除去して(図6(a))、その後に各リッジ部の上面の第1絶縁層71を選択的に除去する際(図6(b))に、各リッジ部の側壁面上部、および、各素子分離溝の角部付近においては、レジスト84および第1絶縁層71が除去されてp型キャップ層が露出する場合がある。仮に、このままの状態で直ちに金属層73が形成される場合には、リッジ部32を構成するp型キャップ層22に対してのみ電気的に接続されるべき金属層73は、他のリッジ部の側壁面上部、および、各素子分離溝の角部付近においても、p型キャップ層に対して電気的に接続されることになる。
そこで、このような問題に対処すべく、本実施形態では更に第2絶縁層72が設けられる。この第2絶縁層72の形成の際には、セルフアライメント方式ではなく、所定パターンのマスクが用いられてレジストの露光および現像が行われるので、各リッジ部の側壁面上部、および、各素子分離溝の内壁面上部において、第2絶縁層72の剥れが生じない。したがって、この第2絶縁層72の上に形成された金属層73は、リッジ部32を構成するp型キャップ層22に対してのみ電気的に接続され、他の不所望部分でp型キャップ層に対して電気的に接続されることは無く、不所望部分の下方での発光が回避される。
また、以上に説明した本実施形態に係る半導体発光素子製造方法において、第2絶縁層72の形成の際(図6(d)〜図6(f))に、仮に、第1絶縁層71および第2絶縁層72それぞれの材料のエッチングレートが同程度である場合には、レジスト層85がマスクとして用いられて行われるドライエッチングの際(図6(f))に、所定部分の第2絶縁層72が除去されるだけでなく、その下にある第1絶縁層71も除去されてしまう。そして、仮に、このままの状態で更に金属層が形成される場合には、その金属層は溝部において半導体層に対して電気的に接続されることになる。
そこで、このような問題に対処すべく、本実施形態では、第2絶縁層72は、第1絶縁層71の材料よりエッチングレートが大きい材料からなる。このようにすることにより、レジスト層85がマスクとして用いられて行われるドライエッチングの際(図6(f))に、第1絶縁層71が除去されることが回避され得る。したがって、第2絶縁層72の上に形成された金属層73は、各溝部において半導体層に対して電気的に接続されることは無い。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、半導体発光素子における金属層73のパターンは、図8に平面図が示されるようなものであってもよい。図2に示された金属層73のパターンと比較すると、図8に示される半導体発光素子では、金属層73〜73それぞれは、各々対応するリッジ部31〜34の延在方向に沿って2分割された各範囲でp型キャップ層に電気的に接続されている。金属層73は、リッジ部32上から、リッジ部31上の2分割された金属層73の間を通って、電極パッド部41上まで形成されており、また、金属層73は、リッジ部33上から、リッジ部34上の2分割された金属層73の間を通って、電極パッド部42上まで形成されている。この場合にも、金属層73が形成された部分の断面構造は図3(a)に示されるとおりであり、また、金属層73が形成された部分の断面構造は図3(b)に示されるとおりである。
本実施形態に係る半導体発光素子1の斜視図である。 本実施形態に係る半導体発光素子1の平面図である。 本実施形態に係る半導体発光素子1の断面図である。 本実施形態に係る半導体発光素子製造方法を説明する第1の工程図である。 本実施形態に係る半導体発光素子製造方法を説明する第2の工程図である。 本実施形態に係る半導体発光素子製造方法を説明する第3の工程図である。 本実施形態に係る半導体発光素子製造方法を説明する第4の工程図である。 変形例の半導体発光素子の平面図である。
符号の説明
1…半導体発光素子、2…サブマウント、3…ワイヤ、10…n型基板、11…半導体層、12…n型クラッド層、13…光活性層、14…p型クラッド層、15…金属層、20〜26…p型キャップ層、31〜34…リッジ部、41,42…電極パッド部、51〜55…溝部、61〜65…素子分離溝、71…第1絶縁層、72…第2絶縁層、73…金属層。

Claims (4)

  1. 基板上に形成され光活性層を含む半導体層と、前記半導体層の上に設けられた電極パッド部と、前記半導体層の上に溝部を挟んで互いに並列して設けられ前記電極パッド部から近い順に第1リッジ部および第2リッジ部を含む複数のリッジ部と、を備え、
    前記複数のリッジ部それぞれの両側において各リッジ部の側壁面から前記溝部の底面まで形成された第1絶縁層と、
    前記第2リッジ部の前記電極パッド部側の前記溝部の底面から前記電極パッド部まで形成された第2絶縁層と、
    前記第2リッジ部の前記電極パッド部側と反対側の前記溝部の底面から前記電極パッド部まで形成された金属層と、
    が順に形成され、
    前記第2絶縁層の材料のエッチングレートが前記第1絶縁層の材料のエッチングレートより大きく、
    前記金属層が前記第2リッジ部の上面に電気的に接続されている、
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  2. 前記溝部の底面において前記基板まで達する素子分離溝が形成され、
    前記素子分離溝の内壁面および底面に第1絶縁層および第2絶縁層が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子。
  3. 基板上に形成され光活性層を含む半導体層と、前記半導体層の上に設けられた電極パッド部と、前記半導体層の上に前記電極パッド部から近い順に第1リッジ部および第2リッジ部を含み溝部を挟んで互いに並列して設けられた複数のリッジ部と、を備える半導体発光素子を製造する方法であって、
    前記複数のリッジ部それぞれの両側において各リッジ部の側壁面から前記溝部の底面まで第1絶縁層を形成する第1絶縁層形成工程と、
    前記第2リッジ部の前記電極パッド部側の前記溝部の底面から前記電極パッド部まで、前記第1絶縁層の材料のエッチングレートより大きい材料からなる第2絶縁層を形成する第2絶縁層形成工程と、
    前記第2リッジ部の前記電極パッド部側と反対側の前記溝部の底面から前記電極パッド部まで、前記第2リッジ部の上面に電気的に接続される金属層を形成する金属層形成工程と、
    を順に行うことを特徴とする半導体発光素子製造方法。
  4. 前記溝部の底面において前記基板まで達する素子分離溝を形成した後、前記第1絶縁層形成工程,前記第2絶縁層形成工程および前記金属層形成工程を順に行い、
    前記第1絶縁層形成工程では、前記素子分離溝の内壁面および底面にも前記第1絶縁層を形成し、
    前記第2絶縁層形成工程では、前記素子分離溝の内壁面および底面にも前記第2絶縁層を形成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の半導体発光素子製造方法。
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