JP2012054474A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012054474A
JP2012054474A JP2010197078A JP2010197078A JP2012054474A JP 2012054474 A JP2012054474 A JP 2012054474A JP 2010197078 A JP2010197078 A JP 2010197078A JP 2010197078 A JP2010197078 A JP 2010197078A JP 2012054474 A JP2012054474 A JP 2012054474A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor laser
laser device
electrode
semiconductor
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010197078A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Inoue
裕隆 井上
Susumu Tanmachi
進 反町
Harunori Fukai
春紀 深井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Opnext Japan Inc
Original Assignee
Opnext Japan Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Opnext Japan Inc filed Critical Opnext Japan Inc
Priority to JP2010197078A priority Critical patent/JP2012054474A/ja
Publication of JP2012054474A publication Critical patent/JP2012054474A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】実装時における偏光角の回転を抑制し、偏光特性の安定したマルチビーム半導体レーザ装置を実現する。
【解決手段】レーザチップ11の表面電極(アノード電極)10を、2個のリッジ部8a、8bで共通化する。一方、レーザチップ11の裏面電極(カソード電極)14(14a、14b)は、基板2を貫通する分離溝12によって互いに分離された2つの領域(基板2a、2b)ごとに形成されている。これにより、表面電極10をサブマウント20に対向させてレーザチップ11をサブマウント20にジャンクションダウン実装する際に、レーザチップ11とサブマウント20の位置ずれが生じても、偏光角の回転が生じない構造を実現することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体レーザ装置に関し、特に、マルチビーム半導体レーザ装置に適用して有効な技術に関するものである。
レーザプリンタ、複写機などの情報処理機器の光源には、GaAsなどからなる半導体基板(以下、単に基板という)上に発光部を形成したレーザチップを有する半導体レーザ装置が使用される。特に、レーザチップの基板上に複数の発光部を形成したマルチビーム半導体レーザ装置は、走査ビーム数を増やすことができ、高速印字が可能となるという利点があることから、その需要が急速に高まっている。
また、レーザプリンタや複写機の高精細化を実現するためには、光源となるマルチビーム半導体レーザ装置の短波長化、ビーム間での光学的特性差の低減、隣接ビーム間隔の狭ピッチ化などが必要である。さらに、レーザビームプリンタや複写機の低コスト化を実現するためには、光源となるマルチビーム半導体レーザ装置の低コスト化が必要である。
マルチビーム半導体レーザ装置の短波長化を実現するためには、レーザチップ内の活性層、クラッド層に用いる半導体材料として、その波長に適した材料を選択する必要がある。一例として、780nm帯にはGaAs/AlGaAsが使用され、660nm帯にはGaInP/AlGaInPが使用される。レーザ光をレンズにより収束する場合、波長が短いほどビースポット径を小さくできるため、より高精細化に対応可能となる。
GaInP/AlGaInPを用いた660nm帯のレーザチップは、GaAs/AlGaAsを用いた780nm帯のレーザチップと比較して、材料系の物性的に、しきい値電流などの温度依存性が大きく、温度特性が不利となる。そこで、放熱性を高め、活性層の温度上昇を抑えるために、活性層に近い側のチップ面(通常、P電極側)をサブマウント(支持基板)に接合する必要がある(ジャンクションダウン実装)。
レーザチップとサブマウント接合には一般的にAuSnなどのソルダ(半田)が使用される。しかし、半導体材料とサブマウント材料の線膨張係数に差があるため、高温で接合されたデバイスが常温に冷却されたときに熱応力が発生する。その際、レーザチップの発光部や導波路部に熱応力が加わると、レーザ光の偏光特性が変化する。一例として、出射されるレーザ光の偏波面の回転が生じ、偏光角が大きくなることが知られている(例えば特許文献1)。
レーザ光の偏光角が大きくなると、光学特性に偏光角依存性を持つ光学部品(レンズなど)を使用する場合において、レーザ光の光路や透過光量のばらつきなどの不具合が生じる。一般に、安価な光学部品は光学特性の偏光角依存性が大きいため、レーザプリンタや複写機の低コスト化の妨げとなる。
また、隣接ビーム間隔の狭ピッチ化に際しては、レーザチップの実装側(P電極側)の電極間隔を狭く、またサブマウント上に設ける電極パターンやソルダパターンの間隔も狭くする必要がある。さらに、ジャンクションダウン実装時に、レーザチップの各ビームのP側電極パターンとサブマウント上に設けた電極パターンやソルダパターンが一致するように位置を合わせして実装しなければならない。このとき、接合位置がずれると、実装応力(特に、剪断応力)が大きくなり、レーザ光の偏光角が大きくなることが知られている(例えば特許文献2)。
次に、マルチビーム半導体レーザ装置の低コスト化のためには、構造がシンプルであり、多層成長工程の回数を低減できるリッジ構造が有利である。電子は正孔よりも移動度が大きいため、リッジ部の導電型をN型にすると(つまり、リッジ部のキャリアを電子にすると)、リッジ部の裾から活性層の間で電子が横方向に拡散してしまい、レーザ発振に寄与しない無効電流が増大する。無効電流が増大すると、しきい値電流の増大、発光効率の低下を引き起こす。
従って、リッジ構造では、リッジ部をP型とし、半導体基板側をN型とする方が有利である。マルチビーム半導体レーザ装置では、各ビーム領域は、半導体基板部分で電気的に接続されているため、N型基板を使用したリッジ構造のアレイレーザでは必然的にNコモンタイプ、すなわちカソードコモンになる。
特開2006−278694号公報 特開2009−141094号公報
以上のことから、レーザプリンタや複写機などの高速化、高精細化、低コスト化を実現するためには、隣接ビーム間隔を狭ピッチ化したレーザチップをジャンクションダウン方式で支持基板(サブマウント)に実装し、実装時の位置合わせを高精度に制御することが課題となる。
しかし、ジャンクションダウン方式による実装における実装面側(P電極側)を各ビーム毎に分離する従来のマルチビーム半導体レーザ装置は、実装時の位置合わせに高い精度が要求されるため、上記課題を解決することが難しい。
本発明の目的は、偏光特性の安定したマルチビーム半導体レーザ装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本願発明の好ましい一態様における半導体レーザ装置は、
第1の面および前記第1の面と反対側の第2の面を有するn型の半導体基板と、
前記半導体基板の前記第1の面上に形成され、かつ、その内部に複数の発光部を含む半導体層と、
前記半導体層上に配置され、前記複数の発光部に共通の電圧を印加できるように一体形成されたアノード電極と、
前記半導体基板の前記第2の面から前記第1の面方向に形成され、前記半導体基板を複数の領域に電気的に分割する1個または複数個の分離溝と、
前記複数の領域のそれぞれの前記第2の面に形成されたn型のカソード電極と、
を有するマルチビーム構造の半導体レーザチップを備え、
前記アノード電極が接合材を介して支持基板のチップ実装面に接合されることによって、前記半導体レーザチップが前記支持基板に実装されているものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
アノード電極を一体形成することにより、アノード電極を支持基板のチップ実装面に対向させて半導体チップを支持基板にジャンクションダウン実装する際、半導体レーザチップと支持基板の位置ずれが生じても、偏光角の回転が生じない構造を実現することができる。
本発明の実施の形態1である2ビーム半導体レーザ装置の主要部の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1である2ビーム半導体レーザ装置の製造方法を示すウエハの要部断面図である。 図2に続く2ビーム半導体レーザ装置の製造方法を示すウエハの要部断面図である。 図3に続く2ビーム半導体レーザ装置の製造方法を示すウエハの要部断面図である。 図4に続く2ビーム半導体レーザ装置の製造方法を示すウエハの要部断面図である。 図5に続く2ビーム半導体レーザ装置の製造方法を示すウエハの要部断面図である。 本発明の実施の形態1である2ビーム半導体レーザ装置の全体構成を示す要部破断斜視図である。 図7の一部の拡大斜視図である。 本発明の実施の形態1である2ビーム半導体レーザ装置の等価回路図である。 本発明の実施の形態2である4ビーム半導体レーザ装置の主要部の構成を示す平面図である。 図10のA−A線に沿った断面図である。 図10のB−B線に沿った断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なときを除き、同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。また、以下の実施の形態を説明する図面においては、構成を分かり易くするために、平面図であってもハッチングを付す場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態は、凸状のリッジ部を有する2ビーム半導体レーザ装置に適用したものであり、図1は、この半導体レーザ装置の主要部の構成を示す断面図である。
図1に示すように、半導体レーザ装置の主要部は、サブマウント(支持基板)20と、このサブマウント20の一面に実装されたレーザチップ11とで構成されている。
上記サブマウント20は、熱伝導性がよく、かつレーザチップ11に近い熱膨張係数を有する材料、例えばSiC(線膨張係数=4.0×10−6/K)や、AlN(線膨張係数=4.8×10−6/K)からなる。また、レーザチップ11は、n型のGaAs(線膨張係数=6.4×10−6/K)からなる基板2と、この基板2のデバイス面側(図1では基板2の下部)に積層された複数層の半導体層とで構成されている。
上記複数層の半導体層は、例えば有機金属気相成長(MOCVD)法によって堆積されたn型クラッド層3、活性層4、p型第1クラッド層5A、p型第2クラッド層5Bおよびp型コンタクト層6からなる。これらの半導体層のうち、n型クラッド層3は、厚さ2.0μmのAlGaInP層で構成されている。活性層4は、厚さ5nmのAlGaInP層からなる障壁層と厚さ6nmのGaInP層からなる井戸層とを交互に積層した多重量子井戸(Multi Quantum Well:MQW)構造で構成されている。p型第1クラッド層5Aは厚さ0.3μmのAlGaInP層で構成され、p型第2クラッド層5Bは、厚さ2.0μmのAlGaInP層で構成されている。また、p型コンタクト層6は、厚さ0.4μmのGaAsで構成されている。そして、基板2と上記複数層の半導体層とを合わせた合計の厚さは、例えば50〜100μmである。
上記p型第2クラッド層5Bには、凸形の断面形状を有し、図1の紙面に垂直な方向に沿って互いに平行に延在する2個のリッジ部(メサストライプ)8(8a、8b)が形成されている。そして、これら2個のリッジ部8a、8bのそれぞれには、下地電極層7が接続されている。また、p型クラッド層(p型第1クラッド層5A、p型第2クラッド層5B)と下地電極層7との間には、パッシベーション膜9が形成されている。パッシベーション膜9は、例えばCVD法で堆積した酸化シリコン膜などの絶縁膜からなる。
上記下地電極層7の下部には、厚膜の表面電極(アノード電極)10が形成されている。すなわち、本実施の形態の半導体レーザ装置は、下地電極層7および表面電極10が2個のリッジ部8a、8b毎に分離して形成されておらず、2個のリッジ部8a、8bに共通の電圧を印加できるように一体形成されている。下地電極層7は、例えばTi層と、このTi層の上にPt層およびAu層を順次積層した金属膜からなり、表面電極10は、例えば厚膜のAuメッキ層からなる。
上記レーザチップ11の中央部、すなわち一方のリッジ部8aともう一方のリッジ部8bとの間には、基板2の裏面(図1では基板2の上面)から表面のパッシベーション膜9に達する分離溝12が形成されている。分離溝12の幅は、例えば5〜10μmであり、深さは、例えば50〜100μmである。そして、この分離溝12の内壁と基板2の裏面とには、分離溝12によって左右に2分割された基板2(2a、2b)を電気的に分離するための絶縁膜13が形成されている。絶縁膜13は、例えばCVD法で堆積した酸化シリコン膜などからなる。
また、上記分離溝12によって2分割された基板2a、2bのそれぞれの裏面には、上記絶縁膜13に開口された接続孔16を通じて基板2に接続されたn型の裏面電極(カソード電極)14(14a、14b)が形成されている。そして、裏面電極14aにはAuワイヤ37の一端が電気的に接続され、裏面電極14bにはAuワイヤ38の一端が電気的に接続されている。n型の裏面電極14(14a、14b)は、例えばTi層と、このTi層の上にPt層およびAu層を順次積層した金属膜からなる。
このように、本実施の形態の2ビーム半導体レーザ装置は、分離溝12を介してレーザチップ11の基板2を2分割し、一方の基板2aに1個のリッジ部8aと1個の裏面電極(カソード電極)14aを設けると共に、もう一方の基板2bに1個のリッジ部8bと1個の裏面電極(カソード電極)14bを設けている。また、表面電極(アノード電極)10を、2個のリッジ部8a、8bに共通の電圧を印加できるように一体形成している。
上記のように構成されたレーザチップ11は、表面電極(アノード電極)10とn型の裏面電極(カソード電極)14(14a、14b)とに所定の電圧を印加したとき、2個のリッジ部8a、8bの近傍の活性層4(発光部)において、例えば660nmの発振波長を有する赤色レーザビームが発振する。これらの赤色レーザビームは、リッジ部8a、8bの延在方向に直交するレーザチップ11の両端面から外部に出射される。
上記レーザチップ11は、2個のリッジ部8a、8bに共通の電極である表面電極(アノード電極)10をサブマウント20の一面(チップ実装面)に対向させた状態で、このチップ実装面にジャンクションダウン実装されている。サブマウント20のチップ実装面には、例えばTi膜の上にPt膜およびAu膜を順次積層した多層金属膜からなるサブマウント電極21が形成されており、サブマウント電極21の表面にはAuワイヤ36の一端が電気的に接続されている。また、サブマウント電極21とレーザチップ11の表面電極10は、例えばAu−Sn合金からなる半田層22を介して電気的に接続されている。
上記レーザチップ11は、例えば、次のような方法で製造することができる。まず、図2に示すように、n型のGaAsからなる厚さ550μm程度のウエハ1を用意し、通常のプロセスを用いてウエハ1のデバイス面にn型クラッド層3、活性層4、p型第1クラッド層5A、p型第2クラッド層5B、リッジ部8a、8b、パッシベーション膜9、p型コンタクト層6および下地電極層7を形成した後、フォトリソグラフィおよびメッキプロセスを用いて表面電極(アノード電極)10を形成する。
次に、表面電極10の表面を研磨して平坦化する。これは、リッジ部8a、8bの段差に沿って堆積した表面電極10の凹凸を無くすためである。これにより、ジャンクションダウン実装時に半田層22(図1参照)の内部にボイドが発生するのを抑制できるので、実装応力の面内ばらつきを抑制することができる。
また、上記表面電極10の表面には、半田層22に対するバリアメタル層を蒸着形成してもよい。これにより、半田層22と表面電極10との過剰な反応を抑制できるので、実装応力の面内ばらつきをさらに抑制することができる。
次に、図3に示すように、ウエハ1のデバイス面を下に向けた状態で、表面電極10をガラス板などの支持板24上にワックスなどの接着材25で固定する。そして、ウエハ1の裏面を研削し、ウエハ1の厚さを50〜100μmにする。
次に、図4に示すように、CVD法を用いてウエハ1の裏面に酸化シリコン膜からなる絶縁膜13を堆積した後、フォトレジスト膜32をマスクにしたドライエッチングで分離溝形成領域の絶縁膜13を除去する。
次に、フォトレジスト膜32を除去した後、図5に示すように、絶縁膜13をマスクにしてウエハ1の結晶部分を選択的にエッチングし、分離溝12を形成する。このとき、例えば第1段階として、ドライエッチングで結晶部分に深い分離溝12を形成し、次に、第2段階として、HClなどを用いたウェットエッチングで残りの結晶部分を除去することにより、パッシベーション膜9をエッチングストッパ層にしてエッチングを停止させることができる。
次に、図6に示すように、ウエハ1の裏面にもう一度絶縁膜13を堆積して分離溝12の内壁にも絶縁膜13を形成した後、フォトリソグラフィおよびエッチングプロセスを用いてウエハ1の裏面の絶縁膜13に接続孔16を形成する。続いて、ウエハ1の裏面に金属膜(Ti層/Pt層/Au層)を堆積した後、フォトリソグラフィおよびエッチングプロセスを用いて金属膜をパターニングし、裏面電極(カソード電極)14a、14bを形成する。
最後に、ウエハ1を支持板24から剥がすことによってウエハプロセスが完了する。なお、ウエハ1には深い分離溝12が形成されているので、ウエハ1を支持板24から剥がす際や、その後の搬送工程でウエハ1が割れる恐れがある。その対策として、表面電極10を通常の膜厚(1μm以下)よりも厚い膜厚(例えば10〜20μm)で形成しておくことが望ましい。その後、ウエハ1を劈開して個片化することにより、図1に示したレーザチップ11が完成する。
図7は、本実施の形態の2ビーム半導体レーザ装置の全体構成を示す要部破断斜視図、図8は、図7の一部(サブマウント20とそのチップ実装面に実装されたレーザチップ11)の拡大斜視図である。
半導体レーザ装置は、例えば直径が9.0mm程度、厚さが1.2mm程度のFe合金からなる円盤状のステム30と、このステム30の上面を覆うキャップ31とを備えたパッケージ(封止容器)を有している。キャップ31の底部の外周は、ステム30の上面に固定されている。また、キャップ31の上面の中央部分には、レーザビームを透過するガラス板33が接合された丸穴34が設けられている。
キャップ31で覆われたステム30の上面の中央部近傍には、例えばCuのような熱伝導性が良好な金属からなるヒートシンク35が搭載されている。このヒートシンク35は、ロウ材(図示せず)を介してステム30の上面に接合されており、その一面には、サブマウント20が半田(図示せず)を介して固定されている。
サブマウント20のチップ実装面には、レーザチップ11がジャンクションダウン方式によって実装されている。サブマウント20は、レーザビームの発光時に発生する熱をレーザチップ11の外部に放散するための放熱板と、レーザチップ11を支持するための支持基板とを兼ねている。
図8に示すように、サブマウント20のチップ実装面には、レーザチップ11の表面電極10(図1参照)に電気的に接続されたサブマウント電極21が形成されており、サブマウント電極21の表面にはAuワイヤ36の一端がボンディングされている。一方、レーザチップ11の裏面電極14a、14bの表面には、それぞれAuワイヤ37、38の一端がボンディングされている。
サブマウント20に実装されたレーザチップ11は、その両端面(図7、図8の上端面および下端面)からレーザビームを出射する。そのため、レーザチップ1を支持するサブマウント20は、そのチップ実装面がステム30の上面に対して垂直な方向を向くようにヒートシンク35に固定されている。レーザチップ11の上端面から出射されたレーザビーム(前方光)は、キャップ31の丸穴34を通じて外部に出射される。また、レーザチップ1の下端面から出射されたレーザビーム(後方光)は、ステム30の上面の中央部近傍に実装されたフォトダイオードチップ40によって受光され、電流に変換される。
ステム30の下面には4本のリード41、42、43、44が取り付けられている。このうち、リード41は、ステム30、ヒートシンク35およびAuワイヤ36を介してサブマウント電極21に電気的に接続されている。また、リード42は、Auワイヤ37を介してレーザチップ11の裏面電極14aに電気的に接続され、リード43は、Auワイヤ38を介して裏面電極14bに電気的に接続されている。さらに、リード44は、Auワイヤ39を介してフォトダイオードチップ40に電気的に接続されている。
図9は、本実施の形態の2ビーム半導体レーザ装置の等価回路図である。ここで、符号LD、LDは、図1に示したレーザチップ11に形成された2個のレーザダイオード素子を示し、PDは、フォトダイオードチップ14に形成されたフォトダイオード素子を示している。また、COMは、2個のレーザダイオード素子LD、LDに共通の表面電極(アノード電極)10を示している。
このように、レーザチップ11の表面電極(アノード電極)10を、2個のリッジ部8a、8bで共通化することにより、表面電極10をサブマウント20に対向させてレーザチップ11をサブマウント20にジャンクションダウン実装する際に、レーザチップ11とサブマウント20の位置ずれが生じても、レーザチップ11に加わる剪断応力が変化することはない。すなわち、レーザチップ11とサブマウント20の位置ずれが生じても、偏光角の回転が生じないので、偏光特性の安定した2ビーム半導体レーザ装置を実現することができる。
従って、本実施の形態の2ビーム半導体レーザ装置を光源に用いることにより、レーザプリンタや複写機などの高速化、高精細化、低コスト化を実現することができる。
(実施の形態2)
図10は、本実施の形態の半導体レーザ装置の主要部の構成を示す平面図、図11は、図10のA−A線に沿った断面図、図12は、図10のB−B線に沿った断面図である。
本実施の形態は、凸状のリッジ部を有する4ビーム半導体レーザ装置に適用したものである。すなわち、本実施の形態の半導体レーザ装置は、3個の分離溝12を介してレーザチップ11の基板2を4分割し、それぞれの基板2a、2b、2c、2dにリッジ部8a、8b、8c、8dと裏面電極(カソード電極)14a、14b、14c、14dを設けている。また、表面電極(アノード電極)10を一体形成し、4個のリッジ部8a、8b、8c、8dに共通の電圧を印加できるようにしている。
前述したように、レーザチップ11にカソード電極分離用の深い分離溝12を形成すると、ウエハ1の機械的強度が低下するため、ウエハ1を支持板24(図3参照)から剥がす際や、その後の搬送工程でウエハ1が割れる恐れがある。そこで、前記実施の形態1では、表面電極(アノード電極)10を通常よりも厚い膜厚で形成することによって、ウエハ1の機械的強度の低下を抑制した。
本実施の形態では、表面電極10を厚い膜厚で形成するだけでなく、分離溝12の内部に絶縁膜17を埋め込んだり、あるいは裏面電極(カソード電極)14a、14b、14c、14dを通常よりも厚い膜厚(例えば10〜20μm)で形成することによって、ウエハ1の機械的強度をさらに増加させている。分離溝12の内部に埋め込む絶縁膜17は、例えば塗布法で堆積したポリイミド樹脂膜などで構成することができる。
分離溝12の内部に絶縁膜17を埋め込むには、例えば絶縁膜13をマスクにしてウエハ1の結晶部分を選択的にエッチングし、分離溝12を形成する工程(図5参照)の後、ウエハ1の裏面に厚い絶縁膜17を堆積し、分離溝12の内部に絶縁膜17を充填する。続いて、ウエハ1の裏面の絶縁膜17を研磨・除去した後、ウエハ1の裏面にもう一度絶縁膜13を堆積する。その後の工程は、前記実施の形態1と同じである。
なお、本実施の形態の4ビーム半導体レーザ装置のように、ビーム数が多い場合は、裏面電極14a、14b、14c、14dのそれぞれの径が小さくなるので、Auワイヤをボンディングするエリアを確保することが困難になる。その対策としては、例えば図10に示すように、裏面電極14a、14b、14c、14dのそれぞれを細長いストライプ状の平面パターンで形成すればよい。この場合、裏面電極14a、14b、14c、14dは、レーザビームの共振方向(図10のY方向)に沿って互いに分離し、裏面電極14a、14b、14c、14dのそれぞれに形成される接続孔16は、図10のX方向に沿って互いにずらして配置すればよい。このように、裏面電極14a、14b、14c、14dのそれぞれを細長いストライプ状の平面パターンで形成することにより、裏面電極14a、14b、14c、14dの面積が大きくなるので、ウエハ1の機械的強度をさらに増加させることができる。
また、分離溝12の内部に絶縁膜17を埋め込んだ構造の場合、ウエハ1の劈開位置となるレーザチップ11の端面に絶縁膜17が存在すると、劈開の妨げとなる。従って、分離溝12の内部に絶縁膜17を埋め込んだ後、フォトリソグラフィ、エッチング、アッシングなどをプロセスにより、レーザチップ11の端面近傍(端面に沿った幅10〜20μm程度の領域)に形成された分離溝12の内部の絶縁膜17を選択的に除去することが望ましい。
上記のように構成された本実施の形態の4ビーム半導体レーザ装置によれば、前記実施の形態1の2ビーム半導体レーザ装置と同じく、表面電極10をサブマウント20に対向させてレーザチップ11をサブマウント20にジャンクションダウン実装する際に、レーザチップ11とサブマウント20の位置ずれが生じても、レーザチップ11に加わる剪断応力が変化することはない。すなわち、レーザチップ11とサブマウント20の位置ずれが生じても、偏光角の回転が生じないので、偏光特性の安定した4ビーム半導体レーザ装置を実現することができる。
また、本実施の形態によれば、レーザチップ11にカソード電極分離用の深い分離溝12を形成しても、ウエハ1の機械的強度の低下が抑制されるため、4ビーム半導体レーザ装置の信頼性および製造歩留を向上させることができる。
従って、本実施の形態の4ビーム半導体レーザ装置を光源に用いることにより、レーザプリンタや複写機などの高速化、高精細化、低コスト化を実現することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施の形態では、2ビーム半導体レーザ装置および4ビーム半導体レーザ装置に本発明を適用したが、マルチビーム半導体レーザ装置一般に適用できることは勿論である。
本発明は、マルチビーム半導体レーザ装置に適用することができる。
1 ウエハ
2、2a、2b、2c、2d 基板(半導体基板)
3 n型クラッド層
4 活性層
5A p型第1クラッド層
5B p型第2クラッド層
6 p型コンタクト層
7 下地電極層
8、8a、8b、8c、8d リッジ部(メサストライプ)
9 パッシベーション膜
10 表面電極(アノード電極)
11 レーザチップ
12 分離溝
13 絶縁膜
14、14a、14b、14c、14d 裏面電極(カソード電極)
16 接続孔
17 絶縁膜
20 サブマウント(支持基板)
21 サブマウント電極
22 半田層
24 支持板
25 接着材
30 ステム
31 キャップ
32 フォトレジスト膜
33 ガラス板
34 丸穴
35 ヒートシンク
36、37、38、39 Auワイヤ
40 フォトダイオードチップ
41、42、43、44 リード
LD、LD レーザダイオード素子
PD フォトダイオード素子

Claims (5)

  1. 第1の面および前記第1の面と反対側の第2の面を有するn型の半導体基板と、
    前記半導体基板の前記第1の面上に形成され、かつ、その内部に複数の発光部を含む半導体層と、
    前記半導体層上に配置され、前記複数の発光部に共通の電圧を印加できるように一体形成されたアノード電極と、
    前記半導体基板の前記第2の面から前記第1の面方向に形成され、前記半導体基板を複数の領域に電気的に分割する1個または複数個の分離溝と、
    前記複数の領域のそれぞれの前記第2の面に形成されたカソード電極と、
    を有するマルチビーム構造の半導体レーザチップを備え、
    前記アノード電極が接合材を介して支持基板のチップ実装面に接合されることによって、前記半導体レーザチップが前記支持基板に実装されていることを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 前記分離溝の内部に絶縁膜が埋め込まれていることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。
  3. 前記半導体層には、レーザ光の共振方向に延在する複数個のリッジ部が所定のピッチで形成されており、前記複数個のリッジ部のそれぞれの近傍に前記発光部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。
  4. 前記半導体基板はGaAsからなり、前記複数の発光部は、AlGaInP層からなる障壁層とGaInP層からなる井戸層とを交互に積層した多重量子井戸構造で構成された活性層の内部に形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。
  5. 前記カソード電極のそれぞれは、厚膜構造を有し、かつ前記第2の面の一方向に延在するストライプ状の平面パターンを有していることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。
JP2010197078A 2010-09-02 2010-09-02 半導体レーザ装置 Pending JP2012054474A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010197078A JP2012054474A (ja) 2010-09-02 2010-09-02 半導体レーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010197078A JP2012054474A (ja) 2010-09-02 2010-09-02 半導体レーザ装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015215051A Division JP6037484B2 (ja) 2015-10-30 2015-10-30 半導体レーザ装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012054474A true JP2012054474A (ja) 2012-03-15

Family

ID=45907473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010197078A Pending JP2012054474A (ja) 2010-09-02 2010-09-02 半導体レーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012054474A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013197168A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Mitsubishi Electric Corp 半導体レーザ素子、半導体レーザ素子の製造方法、半導体レーザアレイ
WO2021200582A1 (ja) * 2020-04-02 2021-10-07 浜松ホトニクス株式会社 量子カスケードレーザ素子の製造方法
WO2022264972A1 (ja) * 2021-06-15 2022-12-22 古河電気工業株式会社 チップオンサブマウント

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5796583A (en) * 1980-12-08 1982-06-15 Canon Inc Semiconductor laser with plurality of light source
JPH06152074A (ja) * 1992-09-16 1994-05-31 Mitsubishi Electric Corp 半導体レーザダイオード及びその製造方法並びに半導体レーザダイオードアレイ
JP2001068795A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Canon Inc 面型光素子、その製造方法、およびこれを用いた装置
JP2004311678A (ja) * 2003-04-07 2004-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属膜を積層した半導体素子
JP2004363147A (ja) * 2003-06-02 2004-12-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体レーザ素子およびその製造方法
JP2005203746A (ja) * 2003-12-15 2005-07-28 Sharp Corp 半導体レーザ素子およびその製造方法および光ディスク装置および光伝送システム
JP2008282868A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザ素子の製造方法
JP2009277918A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Panasonic Corp 半導体レーザ装置
JP2010010509A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Opnext Japan Inc 半導体レーザ装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5796583A (en) * 1980-12-08 1982-06-15 Canon Inc Semiconductor laser with plurality of light source
JPH06152074A (ja) * 1992-09-16 1994-05-31 Mitsubishi Electric Corp 半導体レーザダイオード及びその製造方法並びに半導体レーザダイオードアレイ
JP2001068795A (ja) * 1999-08-27 2001-03-16 Canon Inc 面型光素子、その製造方法、およびこれを用いた装置
JP2004311678A (ja) * 2003-04-07 2004-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属膜を積層した半導体素子
JP2004363147A (ja) * 2003-06-02 2004-12-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体レーザ素子およびその製造方法
JP2005203746A (ja) * 2003-12-15 2005-07-28 Sharp Corp 半導体レーザ素子およびその製造方法および光ディスク装置および光伝送システム
JP2008282868A (ja) * 2007-05-08 2008-11-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体レーザ素子の製造方法
JP2009277918A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Panasonic Corp 半導体レーザ装置
JP2010010509A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Opnext Japan Inc 半導体レーザ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013197168A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Mitsubishi Electric Corp 半導体レーザ素子、半導体レーザ素子の製造方法、半導体レーザアレイ
WO2021200582A1 (ja) * 2020-04-02 2021-10-07 浜松ホトニクス株式会社 量子カスケードレーザ素子の製造方法
JP7411483B2 (ja) 2020-04-02 2024-01-11 浜松ホトニクス株式会社 量子カスケードレーザ素子の製造方法
WO2022264972A1 (ja) * 2021-06-15 2022-12-22 古河電気工業株式会社 チップオンサブマウント

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100705718B1 (ko) 발광 다이오드 및 이의 제조 방법
JP5465514B2 (ja) 光半導体装置
JP5368957B2 (ja) 半導体レーザチップの製造方法
US6687268B2 (en) Surface emitting laser and photodiode, manufacturing method therefor, and optoelectric integrated circuit using the surface emitting laser and the photodiode
US7792173B2 (en) Semiconductor laser device
US7653114B2 (en) Semiconductor laser diode and the manufacturing method thereof
JPWO2013150715A1 (ja) 半導体レーザ装置およびその製造方法
JP5959484B2 (ja) 半導体レーザ素子、及び半導体レーザ装置
JP6596508B2 (ja) モノリシック半導体レーザ素子
JP5214844B2 (ja) 光半導体装置
TWI517509B (zh) Multi - beam semiconductor laser device
JP2012054474A (ja) 半導体レーザ装置
JP6252222B2 (ja) 面発光レーザアレイ及びレーザ装置
JP6037484B2 (ja) 半導体レーザ装置の製造方法
JP5280119B2 (ja) 半導体レーザ装置
JP5410195B2 (ja) マルチビーム半導体レーザ装置
JP6173994B2 (ja) 光半導体装置
JP5779214B2 (ja) マルチビーム半導体レーザ装置
JP2013179210A (ja) アレイ型半導体レーザ装置およびその製造方法
JP5292443B2 (ja) 光半導体素子の製造方法
JP6900798B2 (ja) マルチビーム型半導体レーザ素子およびマルチビーム型半導体レーザ装置
JP2013089791A (ja) マルチビーム半導体レーザ装置
JP6334772B2 (ja) マルチビーム半導体レーザ装置
US20070267649A1 (en) Semiconductor laser device
JP2012134346A (ja) 半導体レーザ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20121214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20121220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140603

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140804

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150309

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150804