JP2008270276A - ダミーパターン配置装置、ダミーパターンの配置方法、及び半導体装置 - Google Patents

ダミーパターン配置装置、ダミーパターンの配置方法、及び半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ダミーパターンの配置に要するデータ量の増大を伴うことなく、パターン間のゴミの付着に伴って半導体装置の動作の信頼性が低下することを抑制することは困難であった。
【解決手段】 第1軸線に沿って延在する第1配線パターン及び第2配線パターンが配置された第1領域にダミーパターンを配置するダミーパターン配置装置50であって、第1配線パターンと第2配線パターンとの間に、第1配線パターン及び第2配線パターンと離間して、第2軸線に沿って延在するダミーパターンを配置するパターン配置部54と、配置されたダミーパターンの第1端部を加工し、第1配線パターン側に第1ダミーランドを配置するパターン加工部と56と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ダミーパターン配置装置、ダミーパターンの配置方法、及び半導体装置に関する。
近年、半導体装置は、配線層の多層化が進んでいる。複数の配線層が幾段にも積層されると、上層の配線層ほど、下層の配線層の面内における凹凸の影響を受ける。この影響が大きい場合、上層に形成される配線層の配線に断線が生じるおそれさえある。また、同一の配線層内であっても、部分ごとの凸凹により、配線の断線が生じるおそれもある。この問題を解決するため、複数の配線層ごとに、配線パターンが形成されない領域にダミーパターンを配置する技術が知られている(特許文献1〜4参照)。
例えば、特許文献1では、ダミーパターンと配線パターンとの距離を一定とすることにより、配線パターンに付加される寄生容量の容量計算を簡単にする技術が開示されている。また、特許文献2には、配線領域の配線パターンが配置されていない領域に、異なる密度のダミーパターンを配置する技術が開示されている。
特開2002−368088号公報 特開2000−277615号公報 特開2003−140319号公報 特開2004−253655号公報
ところで、近年、製造プロセスの微細化の進展が著しい。これに伴って、配線間の距離が短くなっている。よって、ダミーパターンと配線パターンとの間の距離も短くなっている。ダミーパターンと配線パターンとが近接すると、製造プロセスの過程でレジストが倒れる等して、配線パターンとダミーパターンとがゴミ(Defect)により接続(短絡)されるおそれがある。
一般的に、ダミーパターンの電位は、フローティング(どこにも接続されない状態)に設定される。従って、上述のように、配線パターンとダミーパターンとがゴミによって接続されたとしても、即座に半導体装置の動作が損なわれることはない。しかしながら、 配線パターンとダミーパターンとがゴミにより接続されると、意図しない配線容量、抵抗が配線パターンに付加されることになる。意図しない配線容量、抵抗が配線パターンに付加されると、意図しない信号の伝播遅延を招いてしまう。意図しない信号の伝播遅延により、直ちに半導体装置の動作が不良となる可能性は少ない。しかしながら、場合によっては、半導体装置の誤動作を招いてしまうおそれがある。なお、ダミーパターンが電源電位(VDD、GND)に接続されている場合、配線パターンとダミーパターンとがゴミにより接続されると、直ちに半導体装置の機能が損なわれてしまうおそれがある。
特許文献2には、上述のように、異なる密度のダミーパターンを配置する技術が開示されている。この場合、メタル密度の低いダミーパターンが配線パターンに近接して配置されるため、ゴミによって配線容量が配線パターンに付加されることは抑制される。しかしながら、特許文献2の方式を採用する場合、ダミーパターンの配置処理を実行するのに要するデータ量が増大してしまう。
特許文献2の場合、パターンの配置領域を複数のブロックに分け、各ブロックにメタル密度の高いパターン、メタル密度の低いパターンを配置する。個々のパターンの配置位置は、配線データ(レイアウトデータ)に含まれるパターンの頂点情報(頂点座標等)を利用して特定される。従って、特許文献2のように、配線領域を複数のブロックに分割することは、分割後のブロックごとにパターンの頂点情報を設定する必要があり、ダミーパターンの配置に要するデータ量を増大させる。
例えば、10mm×10mmの半導体チップの配線領域を0.2μm×0.2μmのブロックに分割した場合、設定されるブロック数は2.5×10個にもなる。すべてのブロックにダミーパターンを配置する場合には、設定したブロック数に対応した数のダミーパターンの頂点情報が必要となり、ダミーパターンの配置に要するデータ量を増大させる。なお、ダミーパターンの配置に要するデータ量の増大は、配線工程に要する時間の長時間化、配線装置のメモリ不足などを招く。
上述のように、ダミーパターンの配置に要するデータ量の増大を伴うことなく、パターン間のゴミの付着に伴って半導体装置の動作の信頼性が低下することを抑制することは困難であった。
本発明にかかるダミーパターン配置装置は、第1軸線に沿って延在する第1配線パターン及び第2配線パターンが配置された第1領域にダミーパターンを配置するダミーパターン配置装置であって、前記第1配線パターンと前記第2配線パターンとの間に、前記第1配線パターン及び前記第2配線パターンと離間して、第2軸線に沿って延在するダミーパターンを配置するパターン配置部と、配置された前記ダミーパターンの第1端部を加工し、前記第1配線パターン側に第1ダミーランドを配置するパターン加工部と、を備える。
本発明にかかるダミーパターン配置方法は、 コンピュータを用いたダミーパターンの配置方法であって、第1軸線に沿って延在する第1配線パターン及び第2配線パターンが第1領域に配置された配置データを読み込み、前記第1及び前記第2配線パターンと離間するように、第2軸線に沿って延在するダミーパターンを前記第1領域に配置し、前記第1領域に配置された前記ダミーパターンの第1端部を加工し、前記第1配線パターン側に第1ダミーランドを配置する。
本発明にかかる半導体装置は、積層される配線層の主面に一致する第1領域及び第2領域を備える半導体装置であって、前記第1領域に配置され、第1軸線に沿って延在する第1配線パターン及び第2配線パターンと、前記第2領域に配置された配線パターンと、 前記第2領域に配置された前記配線パターンと重ならないように、かつ前記第1配線パターン及び前記第2配線パターンと離間して前記第1領域に配置されるとともに、前記第1配線パターン側に配置されたダミーランドを含む、第2軸線に沿って延在するダミーパターンと、を備える。
本発明にかかるダミーパターン配置装置は、互いに離間する複数の配線パターンが配置された第1領域にダミーパターンを配置するダミーパターン配置装置であって、前記第1領域の上又は下の第2領域に配置された配線パターンの配置情報を取得するパターン検索部と、前記パターン検索部により特定された前記第2領域の前記配線パターンと重ならないようにダミーパターンを前記第1領域に配置するパターン配置部と、前記パターン配置部により前記第1領域に配置された前記ダミーパターンの第1端部を加工し、前記第1配線パターン側に第1ダミーランドを配置するパターン加工部と、を備える。
本発明にかかるダミーパターン配置方法は、コンピュータを用いてダミーパターンを配置する方法であって、複数の配線パターンが第1領域に配置された配置データを読み込み、前記第1領域の上又は下の第2領域に配置された配線パターンの配置情報を確認し、 前記第1領域の複数の前記配線パターンと離間し、かつ前記第2領域の前記配線パターンと重ならないようにダミーパターンを前記第1領域に配置する。
ダミーパターンの配置に要するデータ量の増大を伴うことなく、パターン間のゴミの付着に伴って半導体装置の動作の信頼性が低下することを抑制することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した場合を前提として用いるものとする。
〔第1の実施の形態〕
図1乃至図4を用いて、第1の実施の形態について説明する。図1に、ダミーパターン配置装置の概略構成を示すブロック図を示す。図2に、ダミーパターン配置工程後の配線領域(第1領域)10Aを示す。図3にダミーパターンの配置工程のフローを示す。図4に、パターン加工の前後の状態を示す説明図を示す。なお、ダミーパターンを配置する工程は、コンピュータを用いて実行される。
図1に、ダミーパターン配置装置50の概略構成を示すブロック図を示す。図1に示すように、ダミーパターン配置装置50は、記憶部51、処理部52を有する。記憶部51には、配置データ、配線ルールに関する情報等が格納される。処理部52は、記憶部51に格納された情報を読み出して、図3で説明するダミーパターンの配置工程を実行する。
処理部52は、データ率検証部53、パターン配置部54、パターン検索部55、パターン加工部56を有する。データ率検証部53は、配線領域に配置されたパターンのデータ率を演算する。パターン配置部54は、配線領域にパターンを配置する。パターン検索部55は、配線領域に配置されたパターンを検索し特定する。パターン加工部56は、パターン検索部55により特定されたパターンを加工する。なお、データ率検証部53、パターン配置部54、パターン検索部55、パターン加工部56の機能は、プログラムの命令が演算処理装置で順次実行されることで実現される。なお、プログラム自体は、記憶部51に格納されていてもよいし、他の記憶装置(メモリ等)に格納されていても良い。
図2に、ダミーパターン配置工程後の配線領域(第1領域)10Aを示す。図2に示すように、配線領域10Aは、2次元状の平面領域である。また、配線領域10Aには、複数の配線パターン11a〜11j、複数のダミーパターン12a〜12f、が配置される。尚、複数のダミーパターン12a〜12fは、複数の配線パターン11a〜11jの配置後に配線領域10Aに配置される。また、ダミーパターン12a〜12fは、配線パターン11a〜11jと同様の配線ルール(配線幅、配線間隔等)で配置される。
配線パターン11a〜11jは、x軸(第1軸線)に沿って延在する。配線パターン11a〜11jは、x軸を長手方向とする矩形状のパターンである。他方、ダミーパターン12a〜12fは、y軸(第2軸線)に沿って延在する。また、ダミーパターン12a〜12fは、3つのダミーランドで構成される。ダミーパターン12a〜12fのそれぞれを構成するダミーランドは、y軸を長手方向とする矩形状のダミーパターンの両方の端部(両端部分)が分離されることで形成される。なお、ダミーランドとは、ダミーパターンが部分的に除去された後に残されたパターンのことを意味する。
また、x軸とy軸とは、互いに直角に交差する。よって、配線パターン11a〜11jが延在する方向とダミーパターン12a〜12fが延在する方向とは直交する関係にある。処理部52のパターン検索部55は、パターンの延在方向の相違に基づいて、ダミーパターンと配線パターンとを各々識別することが可能である。
図2に示すように、ダミーパターン12a〜12fのそれぞれは、互いに隣り合う配線パターンの間に配置される。また、隣り合う配線パターンと離間して配置される。
より具体的には、ダミーパターン12aは、配線パターン11aと配線パターン11fとの間に配置され、かつ配線パターン11aと配線パターン11fと離間して配置される。ダミーパターン12bも、ダミーパターン12aと同様に配置される。
ダミーパターン12cは、配線パターン11bと配線パターン11eとの間に配置され、かつ配線パターン11bと配線パターン11eと離間して配置される。ダミーパターン12dも、ダミーパターン12cと同様に配置される。
ダミーパターン12eは、配線パターン11cと配線パターン11hとの間に配置され、かつ配線パターン11cと配線パターン11hと離間して配置される。ダミーパターン12fも、ダミーパターン12eと同様に配置される。なお、ダミーパターン12a〜12fは、処理部52のパターン配置部54によって配線領域10Aに配置される。
本実施の形態においては、上述のように、ダミーパターン12a〜12fは、配線パターン11a〜11jが延在するx軸と直角に交差するy軸に沿って延在する。本実施形態のように、配線パターンの延在方向に対して直交する方向に延在するダミーパターンが配置される場合には、ゴミの付着が問題となる範囲は、ダミーパターンの一端付近に限られる。他方、配線パターンの延在方向と同じ方向に延在するダミーパターンが配置される場合には、ダミーパターンの一端から他端に至る範囲でゴミの付着が問題となる。本実施形態では、配線パターン11a〜11jが延在するx軸(第1軸線)と直角に交差するy軸に沿って延在するダミーパターン12a〜12fが配置されることにより、配線パターンにダミーパターンの配線容量がゴミによって付加される確率を低めることができる。
また、本実施形態においては、ダミーパターン12a〜12fは、3つのダミーランドで構成される。尚、ダミーパターン12a〜12fのそれぞれは、y軸を長手方向とする矩形状のパターンの両端部分が分離されることで形成される。矩形状のパターンの両端部分が分離されることで、ダミーパターン12a〜12fは、パターンの本体部分を構成していたダミーランド14a〜14f、パターンの一方の端部(一端部分(第1端部))を構成していたダミーランド13a〜13f、パターンの他方の端部(他端部分(第2端部))を構成していたダミーランド15a〜15fの3つのダミーランドから構成されることになる。なお、パターンの一端部分を構成していたダミーランド13a〜13fそれぞれのy軸に沿う幅は、パターンの他端部分を構成していたダミーランド15a〜15fそれぞれのy軸に沿う幅と実質的に等しい。パターンの本体部分を構成していたダミーランド14a〜14fのy軸に沿う幅は、上述のパターンの端部を構成していたダミーランドのy軸に沿う幅よりも広い。
それぞれのダミーパターンは、次のように3つのダミーランドから構成される。ダミーパターン12aは、配線パターン11a側のダミーランド13a、配線パターン11f側のダミーランド15a、それらの間のダミーランド14a、から構成される。ダミーパターン12bは、配線パターン11a側のダミーランド13b、配線パターン11f側のダミーランド15b、それらの間のダミーランド14b、から構成される。ダミーパターン12cは、配線パターン11b側のダミーランド13c、配線パターン11e側のダミーランド15c、それらの間のダミーランド14c、から構成される。ダミーパターン12dは、配線パターン11b側のダミーランド13d、配線パターン11e側のダミーランド15d、それらの間のダミーランド14d、から構成される。ダミーパターン12eは、配線パターン11c側のダミーランド13e、配線パターン11h側のダミーランド15e、それらの間のダミーランド14e、から構成される。ダミーパターン12fは、配線パターン11c側のダミーランド13f、配線パターン11h側のダミーランド15f、それらの間のダミーランド14f、から構成される。
配線パターン11aとダミーパターン12a、12bの間にゴミが付着しても、配線パターン11a側に配置されたダミーランド13a、13bにより、配線パターン11aに付加される配線容量の値を最小限とすることができる。つまり、配線パターン11aに付加されるダミーパターンの配線容量を部分的なもの(ダミーパターン12aを構成するダミーランド13a又はダミーパターン12bを構成するダミーランド13b)に留めることができる。換言すると、ダミーランド13a又はダミーランド13bが形成される前のパターン全体の配線容量が配線パターン11aに付加されることを回避できる。y軸に沿う幅がより広いダミーランド14a又はダミーランド14bが、y軸に沿う幅がより狭いダミーランド13a又はダミーランド13bにより、配線パターン11aに直接接続されることが回避される、とも言える。
同様に、配線パターン11bとダミーパターン12c、12dの間にゴミが付着しても、配線パターン11b側に配置されたダミーランド13c、13dにより、配線パターン11bに付加される配線容量の値を最小限とすることができる。なお、この説明は、ダミーパターン12c、12dの他端側にも当てはまる。また、配線パターン11cとダミーパターン12e、12fの間にゴミが付着しても、配線パターン11c側に配置されたダミーランド13e、13fにより、配線パターン11cに付加される配線容量の値を最小限とすることができる。
なお、図面から明らかなように、パターンの本体部分を構成していたダミーランドは、パターンの端部を構成していたダミーランドよりもy軸方向に幅広に構成される。
上述のように、本実施形態では、配線パターンが延在する方向と直交する方向に延在するダミーパターンを配線領域に配置する。これにより、ゴミにより、配線パターンとダミーパターンとが接続される確率を低くできる。また、配線パターン側にダミーパターンを構成するダミーランドを配置する。これにより、配線パターンとダミーパターンとの間にゴミが付着したとしても、意図せずに配線パターンに付加される配線容量の値を小さいものとすることができる。結果として、このような配線層を含む半導体装置の動作の信頼性を高めることができる。
尚、ダミーパターンは、フローティング状態としてもよいし、電源電位又は接地電位に固定しても良い。
次に、図3のフローチャートを用いて、ダミーパターン配置装置50が、ダミーパターン12a〜12fを配線領域10Aに配置する工程について説明する。
まず、ダミーパターン配置装置50の処理部52は、ダミーパターン配置工程前のデータとして、配線パターン11a〜11jが配線領域10Aに配置されたデータ(配置データ)を記憶部51から読み出す。
次に、ダミーパターン配置装置50のデータ率検証部53は、読み込んだ配置データの配線領域10Aにおけるデータ率が、所定のデータ率以上であるのかを確認する(S1)。なお、データ率とは、配線領域10Aにおけるパターンの占有率と等しい。ここでは、配線領域10Aにおける配線パターン11a〜11jの占有率が、所定の占有率を満足するのかを確認する。確認したデータ率が所定のデータ率を満足するとき、配線領域10Aにダミーパターンを配置しない。
確認したデータ率が所定のデータ率を満足しない場合、ダミーパターン配置装置50のパターン配置部54は、ダミーパターンを配線領域10Aに配置する(S2)。具体的には、配線領域10Aにおいて、配線パターン11a〜11jが配置されていない領域に、y軸を長手方向とする矩形状のダミーパターンを複数配置する。なお、配線パターン11a〜11jが配置されている領域は、配線パターン11a〜11jの属性情報(開始点(一端)の位置情報、終了点(他端)の位置情報、パターン幅)に基づいて求めることができる。配線パターン11a〜11jが配置された領域を特定することにより、配線パターン11a〜11jが配置されていない領域を特定する。そして、特定した配線パターン11a〜11jが配置されていない領域に、ダミーパターンを複数配置する。なお、上述の配線パターンの属性情報は、ダミーパターン配置装置50の記憶部51に記憶されている。なお、配線されるダミーパターンの配線ルールは、配線パターン11a〜11jの配線ルールと同じである。また、ダミーパターンを配置することは、配置データにダミーパターンの属性情報を追加していくことに等しい。
次に、ダミーパターン配置装置50のパターン検索部55は、配線領域10Aに配置されたダミーパターンを検索し特定する(S3)。具体的には、上述のように、ダミーパターンと配線パターンとは長手方向が異なる。従って、この相違に基づいて、ダミーパターンを配線パターンから区別する。なお、パターンの長手方向は、パターンの属性情報(開始点の位置情報、終了点の位置情報、パターン幅)に基づいて特定することが可能である。
なお、パターン配置部54が、配線領域10Aにダミーパターンを配置する際、ダミーパターン固有の新たな属性を設定し、この属性に基づいて配線パターンからダミーパターンを区別しても良い。
次に、ダミーパターン配置装置50のパターン加工部56は、特定された複数のダミーパターンそれぞれの両端部分を加工する(S4)。パターン加工部56は、その両端部分が分離されるようにダミーパターンを加工する。なお、分離される端部は、ダミーパターンの属性情報(開始点(一端)の位置情報、終了点(他端)の位置情報)に基づいて特定される。また、配線ルールとして予め定められているパターンの最小面積、最小配線間隔に基づいてダミーパターンの加工は実行される。パターン加工部56による処理によって、配線領域10Aに配置されたダミーパターンのそれぞれは、3つのダミーランドから構成されるダミーパターンとなる(図2参照)。なお、パターン加工部56によるダミーパターンの加工は、ダミーパターンの属性情報に基づいて、ダミーランドの属性情報を生成することで実現される。
ここで、パターン加工部56の処理について、図4に参照して説明を補足する。図4(a)に、ダミーパターン加工前の状態を示す説明図を示す。図4(b)に、ダミーパターン加工後の状態を示す説明図を示す。
図4(a)に示すように、配線領域10Aにはダミーパターン12aが配置される。ダミーパターン12aの一端は、座標aから特定される。また、ダミーパターン12aの他端は、座標bから特定される。
パターン加工部56は、図4(a)のダミーパターン12aを図4(b)に示すように、3つのダミーランド(13a〜15a)から構成されるダミーパターン12aに加工する。具体的には、パターン加工部56は、座標aに基づいてダミーパターン12aの端部を特定する。そして、パターン加工部56は、ダミーランド13aの面積が、予め配線ルールで設定されたパターンの最小面積(所定の面積)と一致するように、ダミーパターン12aの端部を加工する。なお、ダミーランド13aの大きさは任意であるが、配線容量増加の軽減といった観点からは、ダミーランド13aを小さく設定すると良い。従って、ここでは、ダミーランド13aの面積を配線ルールで設定されたパターンの最小面積と等しいように設定した。
なお、ダミーパターン12aの座標a側の加工によって、ダミーランド13aのダミーランド14a側の端部の座標情報、ダミーランド14aのダミーランド13a側の端部の座標情報が生成される。ダミーランド13aのダミーランド14a側の端部の座標は、座標a、最小面積に基づいて特定される。また、同様に、ダミーランド14aのダミーランド13a側の端部の座標は、座標a、最小面積、間隔cに基づいて特定される。このように、ダミーランド12aにダミーランド13aを生成することは、ダミーランド13aのダミーランド14a側の端部の座標、ダミーランド14aのダミーランド13a側の端部の座標を示す情報を生成することと等しい。
上述の説明は、ダミーパターン12aの座標b側の処理についても当てはまる。ここでは、重複する説明は省略する。
図3に戻って説明する。S4後、ダミーパターン配置装置50のデータ率検証部53はダミーパターン配置後の配線領域10Aにおけるデータ率が、所定のデータ率を満足するか確認する(S5)。具体的には、配線領域10Aにおける配線パターンと配置したダミーパターンの占有率が所定の占有率を満足するかを確認する。確認したデータ率が所定のデータ率を満足するときは、配線領域10Aにさらにダミーパターンを配置することはしない。確認したデータ率が所定のデータ率を満足しないときは、上述のS2に戻る。
上述のように、本実施形態では、配線パターンが延在する方向と直交する方向に延在するダミーパターンを配線領域に配置する。これにより、ゴミにより、配線パターンとダミーパターンとが接続される確率を低くできる。また、配線パターン側にダミーパターンを構成するダミーランドを配置する。これにより、配線パターンとダミーパターンとの間にゴミが付着したとしても、意図せずに配線パターンに付加される配線容量の値を小さいものとすることができる。結果として、このような配線層を含む半導体装置の動作の信頼性を高めることができる。なお、本実施形態では、異なるサイズのダミーパターンを領域ごとに配置するものではない。従って、ダミーパターン配置工程に要するデータ量が、ダミーパターン配置装置50の記憶部51の容量を圧迫することもない。
〔第2の実施の形態〕
図5、図6を用いて、第2の実施の形態について説明する。図5に、配線領域10Bを示す。図6に本実施形態にかかるダミーパターンの配置工程のフローを示す。
本実施形態にかかるダミーパターンは、5つのダミーランドから構成され、その両端部分のそれぞれに2つのダミーランドを有する。換言すると、本実施形態にかかるダミーパターンは、パターンの本体部分を構成していたダミーランドに加えて、パターンの一端部分を構成していたダミーランド2つ、パターンの他端部分を構成していたダミーランド2つを含んで構成される。
尚、パターンの本体部分を構成していたダミーランドのy軸に沿う幅は、パターンの端部を構成していたダミーランドのy軸に沿う幅よりも広い。また、パターンの端部を構成していたダミーランドのy軸に沿う幅は互いに等しく、かつ第1の実施形態におけるパターンの端部を構成していたダミーランドの幅と等しい幅であるものとする。
かかる構成によって、パターンの本体部分を構成していたダミーランドは、第1の実施の形態と比較して、配線パターンからより離れた位置に配置される。よって、より大きなサイズのゴミが配線パターンとダミーパターンとの間に付着した場合であっても、配線パターン寄りのパターンの端部を構成していたダミーランドが配線パターンに接続されるに留め、パターンの本体部分を構成していたダミーランドが配線パターンに接続されることを回避することができる。これにより、より大きさサイズのゴミが付着した場合であっても、意図せずに配線パターンに付加される配線容量の値をより小さなものとすることができる。つまり、配線パターンに付加されるダミーパターンの配線容量を部分的なものに留めることができる。
以下、ダミーパターン12fに着眼して、本実施形態にかかるダミーパターンの構成について説明する。
図5に示すように、ダミーパターン12fは、配線パターン11c側にダミーランド13f、16fを有する。また、配線パターン11h側にダミーランド15f、17fを有する。ダミーパターン12fは、ダミーランド13f、16fとダミーランド15f、17fとの間に、ダミーランド14fを有する。換言すると、ダミーパターン12fは、配線11c側から配線11hに向けて、ダミーランド13f、ダミーランド16f、ダミーランド14f、ダミーランド17f、ダミーランド15f、5つのダミーランドを有する。尚、ダミーランド14fは、ダミーランド13f、16f、15f、17fよりもy軸に沿う幅が広い。
尚、ダミーランド13fとダミーランド15fは、y軸を長手方向とする矩形状のダミーパターンの両端部分がパターン加工部56によって分離されることにより形成される。また、ダミーランド16fとダミーランド17fは、ダミーランド13fとダミーランド15fの形成時に形成されたダミーランド14fの両端部分がパターン加工部56によって分離されることにより形成される。尚、ダミーランド16fは、大きめに形成されたダミーランド13fの一端部分が分離されることにより形成させることもできる。ダミーランド17fについても同様である。
本実施形態においては、ダミーパターン12fと配線パターン11cとの間にゴミが付着したとしても、ダミーランド13f、16fにより、配線パターン11cにダミーランド14fが接続されることを回避することができる。これにより、より大きなサイズのゴミが、配線パターンとダミーパターンとの間に付着したとしても、意図せずに配線パターンに付加されるダミーパターンの配線容量の大きさを最小限にとどめることができる。
ここで、図6を用いて、本実施形態におけるダミーパターンの配置手順について説明する。第1の実施の形態と異なる点は、ダミーランドを加工する(S6)点である。より具体的には、ダミーパターンの本体部分を構成していたダミーランドの両端部分を分離させる点である。尚、S1〜S3は、第1の実施形態における説明と重複するため、説明を省略する。ここでも、ダミーパターン12fに着眼して説明する。
S3により、ダミーパターン12fを構成するダミーランド14f(パターンの本体部分を構成していたダミーランド)は形成される。次に、パターン加工部56は、ダミーランド14fの両端部分を加工し(S6)、配線パターン11c側にダミーランド16fを配置し、配線パターン11h側にダミーランド17fを配置する。なお、ダミーランド17fの加工は、上述の図4に関する説明と同様に実行する。S6の後は、第1の実施の形態と同様に、データ率が所定のデータ率を満足するか(S5)を行う。
本実施形態においては、第1の実施の形態と比較して、配線パターンとダミーパターンとの間に、より大きなサイズのゴミが付着したとしても、意図せずに配線パターンに付加される配線容量の値をより小さなものとすることができる。
〔第3の実施の形態〕
図7〜図12を用いて、第3の実施の形態について説明する。図7に、本実施形態にかかる半導体装置SD1の概略斜視図を示す。図8に、配線領域10A(第1の実施の形態参照)に配線領域10Cのパターンを重ね合わせた構成図を示す。図9に、配線領域10Cのパターンを示す。なお、配線領域10Cは、配線領域10Aが形成される配線層の上層の配線層に形成される配線領域である。図10に積層方向に形成される容量についての説明図を示す。図11に、第3の実施の形態にかかるダミーパターンの配置工程のフローを示す。図12に、S8(図11参照)後のパターンについての説明図を示す。
本実施形態においては、積層される上層の配線層の配線領域(第2領域)10Cに配置される配線パターンの位置をも考慮して、配線領域10Aにダミーパターンを配置する。これにより、配線パターンに付加される容量の値をより小さなものとすることができる。以下、具体的に説明する。
図7に示すように、半導体装置SD1は、配線層(第1配線層)L1、配線層(第2配線層)L2を有する。半導体装置SD1は、配線層L1と配線層L2とが積層されて構成される。なお、説明の便宜上、図7では、配線層L1と配線層L2とを分離して示している。
図7に示すように、配線層L1の上面は、第1の実施の形態にかかる配線領域10Aに等しい。配線層L2の上面は、後述する配線領域10Cに等しい。配線層L1と配線層L2とが積層されることにより、配線領域10Aと配線領域10Cとは互いに重ね合わされる。尚、配線領域10Aと配線領域10Cとは、層間絶縁層を挟んで互いに重ね合わされる。
図8に示すように、配線層L1の上面と一致する配線領域10Aの上には、配線層L2の上面と一致する配線領域10Cが重ね合わされる。図8に示すように、配線領域10Cには、配線パターン20a〜20eが形成される。配線パターン20a〜20eは、y軸に沿って延在するパターンであって、y軸を長手方向とする矩形状のパターンである。尚、配線領域10Cに配置される配線パターン20a〜20eの延在する方向と配線領域10Aに配置される配線パターン11a〜11jの延在する方向とは、互いに直交する関係にある。かかる構成により、多層配線層から構成される半導体装置における配線の配線長の和を最小限とすることができる。
また、図8に示すように、配線領域10Cの配線パターン20aは、配線領域10Aの配線パターン11c及び配線パターン11fを接続する。配線パターン20bは、配線パターン11eと配線パターン11iとを接続する。配線パターン20cは、配線パターン11bと配線パターン11hとを接続する。配線パターン20dは、配線パターン11dと配線パターン11fと配線パターン11jとを接続する。配線パターン20eは、配線パターン11gと上層に形成される他の配線パターンとを接続する。
また、図9(図8も併せて参照)に示すように、配線領域10Aに配置されるダミーパターン12a〜12fは、配線領域10Cに形成された配線パターン20a〜20eと重ならないように配線領域10Aに配置される。これにより、配線領域10Aのダミーパターン12と配線領域10Cの配線パターン20との間に形成される積層方向の寄生容量C1の大きさを最小限に留めることができる。尚、図9には、配線領域10Aのダミーパターン12a〜12fを点線として表示させた配線領域10Cのパターンが示されている。
ここで、図10を用いて、上述の積層方向に形成される寄生容量について説明する。図10に示すように、配線領域10Aのダミーパターン12aが、配線領域10Cの配線パターン20の直下に形成される場合、ダミーパターン12aと配線パターン20との間に寄生容量(ダミーランド13aと配線パターン20との間に寄生容量C1)が形成される。この状態で、配線領域10Aにおける配線パターン11とダミーランド13aとがゴミにより接続されると、配線パターン11には、ダミーパターン13aの配線容量に加えて、ダミーランド13aと配線パターン20との間に形成された寄生容量C1も付加されてしまう。
本実施形態では、上述のように、上層の配線領域10Cの配線パターン20を考慮して、配線パターン20と重ならないようにダミーパターン12aを配線領域10Aに配置する。これによって、ダミーパターン12aと配線パターン20との間に形成される寄生容量の値を小さなもの(配線パターン20と重なるようにダミーパターン12aを配置した場合に形成される寄生容量C1よりも小さなもの)とすることができる。そして、配線領域10Aにおける配線パターン11とダミーランド13aとがゴミにより接続されたとしても、配線パターン11に付加される、積層方向の寄生容量(ダミーランド13aと配線パターン20との間の寄生容量)を小さく設定することができる。
なお、ダミーパターン12aは、配線パターン11側にy軸に沿う幅が狭いダミーランド13a(パターンの端部部分を構成していたダミーランド)を有する。よって、端部部分が分離されていないパターンに比べて、そもそもゴミにより配線パターン11に付加される配線容量自体が小さい。また、同様に、ダミーランド13aと配線パターン20との間に形成される積層方向の寄生容量も小さい。よって、たとえ、ゴミにより、ダミーランド13aと配線パターン11とが接続されても、配線パターンに付加される意図しない容量の大きさ(ダミーランド13aの配線容量とダミーランド13aと配線パターン20との間に形成される寄生容量との和)は小さい。
次に、図11のフローチャートを用いて、ダミーパターン12a〜12fを配置する方法について説明する。
S1については、上述の実施形態の説明と同様である。
本実施形態では、ダミーパターン配置装置50の処理部52は、確認したデータ率が所定のデータ率を満足しない場合、配線領域10Aにダミーパターンを配置する前、配線領域10Cの配線パターン20a〜20eの配置情報を確認する(S7)。具体的には、配線領域10Cの配線パターン20a〜20cの属性情報(開始点(一端)の位置情報、終了点(他端)の配置情報、パターン幅)に基づいて、配線領域10Cにおける配線パターン20a〜20cの配置位置を確認する。そして、ダミーパターン配置装置50のパターン配置部54は、配線領域10Cの配線パターン20a〜20eと重ならないようにダミーパターンを配線領域10Aに配置する(S2A)。なお、S7は、パターン検索部55によって実行される。
次に、ダミーパターン配置装置50のパターン検索部55は、配線領域10Aに配置したダミーパターンを検索する(S3)。ダミーパターン配置装置50のパターン加工部56は、特定されたダミーパターンを加工する(S4)。次に、データ率が所定のデータ率を満足するか確認する(S5)。尚、S1、S3、S4は、第1の実施の形態におけるS1、S3、S4と等しい。また、S4の後に、S1に戻っても良い。
また、本実施形態では、ダミーパターン配置装置50は、ダミーパターンの配置(S2A)によっても、データ率が所定のデータ率を満足しないとき(S5)、配線領域10Cの配線パターン20と重なるようにダミーパターン40(図12参照)を配線領域10Aに配置する(S8)。
図12を用いて、S8について説明する。図12に示すように、S8では、ダミーパターン配置装置50のパターン配置部54は、データ率を増加させるために、配線領域10Cに形成される配線パターン20aと重なるように、ダミーパターン40を配線領域10Aに配置する。
ダミーパターン40の配置により、ダミーパターン40と配線パターン11との間にゴミが付着することが問題となる。つまり、配線パターン11Cとダミーパターン40との間にゴミが付着すると、配線パターン11cには、ダミーパターン40の配線容量が付加される。また、これに加えて、ダミーパターン40と配線パターン20aとの間の寄生容量も付加される。
本実施形態においては、データ率の確保と配線容量の問題のバランスを確保するため、図12に示すように、ダミーパターン40を小さな面積のパターンとする。つまり、ダミーパターン40のy軸方向の幅は、配線パターン20aのy軸方向の幅よりも小さい。換言すると、ダミーパターン40のパターン長は、配線パターン20aのパターン長さよりも短い。よって、ゴミにより、配線パターン11c又は配線パターン11fにダミーパターン40が接続されたとしても、配線パターン11c又は配線パターン11fに付加される配線容量を小さなものとすることができる。なお、データ率を確保するために、一度に複数のダミーパターン40を配置しても構わない。
また、本実施形態においては、ダミーパターン40は、配線パターン11cと配線パターン11fとの中間位置に配置される。これにより、ゴミによって、配線パターン11c又は配線パターン11fにダミーパターン40が接続される確率を低くすることができる。なお、配線パターン間の中間位置とは、実質的に中間の位置であればよく、厳密な意味で中間の位置である必要はない。
S8の後、データ率検証部53は、ダミーパターン40の配置後の配線領域10Aのデータ率が所定のデータ率を満足するかを確認する(S9)。配線領域10Aのデータ率が所定のデータ率を満足する場合には、ダミーパターンの配置工程は終了する。配線領域10Aのデータ率が所定のデータ率を満足しない場合、S8に戻って、ダミーパターン配置装置50は、再び、ダミーパターン40を配線領域10Aに配置する。
本実施形態においては、配線領域10Cに配置される配線パターンの位置を考慮して、配線領域10Aにダミーパターンを配置する。これにより、上述のように、意図せずに配線パターンに付加される容量の値をより小さなものとすることができる。
〔第4の実施の形態〕
図13〜図17を用いて、第3の実施の形態について説明する。図13に、本実施形態にかかる半導体装置SD2の概略斜視図を示す。図14に、配線領域10Dのパターンに重ね合わされた配線領域10A(第1の実施の形態参照)の構成図を示す。図15に、配線領域10Dのパターンを示す。なお、配線領域10Dは、配線領域10Aが形成される配線層の下層の配線層の配線領域である。図16に積層方向に形成される容量についての説明図を示す。図17に、第3の実施の形態にかかるダミーパターンの配置工程のフローを示す。
本実施形態においては、第3の実施の形態で説明した点(配線領域10Cに配置される配線パターンの位置を考慮して、配線領域10Aにダミーパターンを配置する点)に加えて、積層される下層の配線層の配線領域10Dに配置される配線パターンの位置をも考慮して、配線領域10Aにダミーパターンを配置する。これにより、意図せずに配線パターンに付加される容量の値をさらに小さなものとすることができる。以下、具体的に説明する。
図13に示すように、本実施形態では、半導体装置SD2は、配線層L1の下層に配線層(第3配線層)L3を有する。すなわち、半導体装置SD2は、配線層L3、配線層L2、配線層L1が、この順で積層されることにより形成される多層配線構造を有する。配線層L3の上面は、後述する配線領域10Dと一致する。
配線層L3、配線層L1、配線層L2がこの順で積層されることにより、配線領域10D、配線領域10A、配線領域10Cは、この順で互いに重ね合わされる。
図14に、配線領域10Dに重ね合わされた配線領域10Aのパターンを示す。また、参考のため、図15に、配線領域10Aのダミーパターン12a〜12fを点線として表示させた配線領域10Dのパターンを示す。
図14に示すように、配線層L1の上面と一致する配線領域10Aは、配線層L3の上面と一致する配線領域10Dに重ね合わされる。また、第3の実施の形態で説明したように、配線領域10Aと配線領域10Cとは互いに重ねあわされている。よって、配線領域10C、配線領域10A、配線領域10Dは、この順で重ねあわされている。
図14に示すように、配線領域10Dには、配線パターン30a〜30eが形成される。配線パターン30a〜30eは、y軸に沿って延在するパターンであって、y軸を長手方向とする矩形状のパターンである。また、配線パターン30aは、配線パターン11c、11fの下に配置される。配線パターン30bは、配線パターン11e、11f、11h、11iの下に配置される。配線パターン30cは、配線パターン11b、11e、11f、11hの下に配置される。配線パターン30dは、配線パターン11d、11e、11f、11g、11jの下に配置される。配線パターン30eは、配線パターン11gの下に配置される。
図15に示すように、ダミーパターン12a〜12fは、配線領域10Dに形成された配線パターン30a〜30eと重ならないように配線領域10Aに配置される。これより、図16に模式的に示すように、配線領域10Aのダミーパターン12aのダミーランド13aと配線領域10Dの配線パターン30との間に形成される積層方向の寄生容量C2を小さなものとすることができる。なお、このとき、当然に、ダミーパターン12aと配線パターン30との間に形成される積層方向の寄生容量は小さい。
図16に示すように、配線領域10Aに形成されるダミーパターン12aが、配線領域10Dに形成される配線パターン30の直下に形成される場合には、ダミーパターン12aと配線パターン30との間に所定の大きさの寄生容量C2が形成される。この状態で、配線領域10Aにおける配線パターン11とダミーランド13aとがゴミにより接続されると、配線パターン11には、ダミーランド13aの配線容量に加えて、ダミーランド13aと配線パターン30との間に形成された所定の大きさの寄生容量C2も付加されてしまう。
本実施形態では、ダミーパターン配置装置50は、上述のように、配線領域10Dの配線パターン30を考慮して、配線パターン30と重ならないようにダミーパターン12aを配線領域10Aに配置する。これによって、ダミーパターン12aと配線パターン30との間に形成される寄生容量の値を小さなもの(配線パターン30と重なるようにダミーパターン12aを配置した場合に形成される寄生容量C2よりも小さなもの)とすることができる。従って、配線パターン11とダミーランド13aとがゴミにより接続されたとしても、配線パターン11に付加される、積層方向の寄生容量(ダミーランド13aと配線パターン30との間の寄生容量)を小さく設定することができる。
尚、本実施形態においては、第3の実施の形態と同様に、ダミーパターン配置装置50は、配線領域10Cに配置される配線パターンの位置を考慮して、配線領域10Aにダミーパターンを配置するから、第3の実施の形態の場合と同様のメリットも得られることは言うまでもない。換言すれば、本実施形態では、上層及び下層の配線領域に配置された配線パターンの配置位置を考慮して中間にある配線領域にダミーパターンを配置することにより、その中間にある配線領域において、ゴミにより配線パターンとダミーパターン(ダミーパターンに含まれるダミーランド)が接続されたとしても配線パターンに付加される容量をより低く設定することができる。
次に、図17のフローチャートを用いて、ダミーパターン12a〜12fを配置する方法について説明する。
S1については、上述の実施形態の説明と同様である。
確認したデータ率が所定のデータ率を満足しない場合、ダミーパターン配置装置50の処理部52は、配線領域10Cの配線パターン20a〜20e及び配線領域10Dの配線パターン30a〜30eの配置情報を確認する(S10)。具体的には、配線領域10Cの配線パターン20a〜20e及び配線領域10Dの配線パターン30a〜30eの属性情報(開始点(一端)の位置情報、終了点(他端)の配置情報、パターン幅)に基づいて、配線領域10Cにおける配線パターン20a〜20cの配置位置及び配線領域10Dにおける配線パターン30a〜30eの配置位置を確認する。
そして、ダミーパターン配置装置50のパターン配置部54は、配線領域10Cの配線パターン20a〜20e及び配線領域10Dの配線パターン30a〜30eと重ならないように、ダミーパターン12a〜12fを配線領域10Aに配置する(S2B)。
S3〜S9は、上述の実施形態の説明と同様である。
本実施形態においては、配線領域10C及び配線領域10Dに配置される配線パターンの位置を考慮して、配線領域10Aにダミーパターンを配置する。これにより、意図せずに配線パターンに付加される容量の値をさらに小さなものとすることができる。
本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態に限定されることはない。各配線領域に配置される配線パターンの延在する方向は、必ずしも統一されている必要はない。ダミーパターンを5つ以上のダミーランドで構成しても良い。配線領域は、半導体装置を構成する配線層の上面の全部の領域であってもよいし、その配線層の上面の一部の領域であってもよい。ダミーパターン配置装置50の具体的な構成は任意である。通常のコンピュータを用いれば、記憶部51、処理部52を構成することが可能である。
第1の実施の形態にかかるダミーパターン配置装置の構成を示す概略図である。 第1の実施の形態にかかる配線領域10Aの構成図である。 第1の実施の形態にかかるダミーパターンの配置工程を示すフローチャートである。 ダミーパターンの加工を説明するための説明図である。 第2の実施の形態にかかる配線領域10Bの構成図である。 第2の実施の形態にかかるダミーパターンの配置工程を示すフローチャートである。 第3の実施の形態にかかる半導体装置の概略斜視図である。 第1の実施の形態に係る配線領域10Aに配線領域10Cのパターンを重ね合わせたパターンを示す構成図である。 配線領域10Cのパターンを示す構成図である。 積層方向に形成される寄生容量C1の説明図である。 第3の実施の形態にかかるダミーパターンの配置工程を示すフローチャートである。 配線領域の部分的な構成図である。 第4の実施の形態にかかる半導体装置の概略斜視図である。 配線領域10Dのパターンに第1の実施の形態に係る配線領域10Aを重ね合わせたパターンを示す構成図である。 配線領域10Dのパターンを示す構成図である。 積層方向に形成される寄生容量C2についての説明図である。 第3の実施の形態にかかるダミーパターンの配置工程を示すフローチャートである。
符号の説明
50 ダミーパターン配置装置
51 記憶部
52 処理部
53 データ率検証部
54 パターン配置部
55 パターン検索部
56 パターン加工部
10A 配線領域
11a〜11j 配線パターン
12a〜12f ダミーパターン
13a〜13f ダミーランド
14a〜14f ダミーランド
15a〜15f ダミーランド

Claims (28)

  1. 第1軸線に沿って延在する第1配線パターン及び第2配線パターンが配置された第1領域にダミーパターンを配置するダミーパターン配置装置であって、
    前記第1配線パターンと前記第2配線パターンとの間に、前記第1配線パターン及び前記第2配線パターンと離間して、第2軸線に沿って延在するダミーパターンを配置するパターン配置部と、
    配置された前記ダミーパターンの第1端部を加工し、前記第1配線パターン側に第1ダミーランドを配置するパターン加工部と、を備えるダミーパターン配置装置。
  2. 前記パターン加工部は、前記第1領域に配置された前記ダミーパターンの第2端部も加工し、前記第2配線パターン側に第2ダミーランドを配置することを特徴とする請求項1記載のダミーパターン配置装置。
  3. 前記パターン加工部は、前記第2軸線に沿う前記第1ダミーランドの幅が、前記第2軸線に沿う前記第1ダミーランドを除いた前記ダミーパターンの幅よりも狭くなるように前記ダミーパターンの前記第1端部を加工することを特徴とする請求項1記載のダミーパターン配置装置。
  4. 前記パターン加工部は、前記ダミーパターンの第1端部を特定する座標情報、予め設定された前記第1ダミーランドの面積情報を利用して、前記第1配線パターン側に前記第1ダミーランドが配置されるように前記ダミーパターンの前記第1端部を加工することを特徴とする請求項1記載のダミーパターン配置装置。
  5. 予め設定された前記第1ダミーランドの面積情報は、配線ルールの最小パターン面積と一致することを特徴とする請求項4記載のダミーパターン配置装置。
  6. 前記パターン加工部は、前記第1ダミーランドを加工し、前記第1ダミーランドの隣に第3ダミーランドを配置することを特徴とする請求項1記載のダミーパターン配置装置。
  7. パターンの配置情報を取得するパターン検索部と、を更に備え、
    前記パターン配置部は、前記パターン検索部によって特定された前記第1領域に重ね合わされる第2領域の配線パターンの配置情報に基づいて、前記第2領域の前記配線パターンと重ならないように前記ダミーパターンを前記第1領域に配置することを特徴とする請求項1記載のダミーパターン配置装置。
  8. 前記第2領域は、前記第1領域が形成される配線層の直上の配線層又は直下の配線層に形成されることを特徴とする請求項7記載のダミーパターン配置装置。
  9. コンピュータを用いたダミーパターンの配置方法であって、
    第1軸線に沿って延在する第1配線パターン及び第2配線パターンが第1領域に配置された配置データを読み込み、
    前記第1及び前記第2配線パターンと離間するように、第2軸線に沿って延在するダミーパターンを前記第1領域に配置し、
    前記第1領域に配置された前記ダミーパターンの第1端部を加工し、前記第1配線パターン側に第1ダミーランドを配置する、ダミーパターン配置方法。
  10. 前記第1領域に配置された前記ダミーパターンの第2端部を加工し、前記第2配線パターン側に第2ダミーランドを配置する、請求項9記載のダミーパターン配置方法。
  11. 複数の前記ダミーパターンを前記第1領域に配置し、
    前記第1領域に配置された複数の前記ダミーパターンの前記第1端部を加工し、前記第1配線パターン側に複数の前記第1ダミーランドを配置することを特徴とする請求項9記載のダミーパターン配置方法。
  12. 前記第1領域に配置された複数の前記ダミーパターンの前記第2端部を加工し、前記第2配線パターン側に複数の前記第2ダミーランドを配置することを特徴とする請求項10記載のダミーパターン配置方法。
  13. 前記第2軸線に沿う前記第1ダミーランドの幅は、前記第2軸線に沿う前記第1ダミーランドを除いた前記ダミーパターンの幅よりも狭いことを特徴とする請求項9記載のダミーパターン配置方法。
  14. 前記第1ダミーランドの端部を加工し、前記第1ダミーランドの隣に第3ダミーランドを配置することを特徴とする請求項9記載のダミーパターン配置方法。
  15. 前記第1領域に重ね合わされる第2領域の配線パターンの配置位置を確認し、
    前記第2領域の前記配線パターンと重ならないように前記ダミーパターンを前記第1領域に配置する、請求項9記載のダミーパターン配置方法。
  16. 前記第2領域は、前記第1領域が形成される配線層の直上の配線層又は直下の配線層に形成されることを特徴とする請求項15記載のダミーパターン配置方法。
  17. 前記第1領域に重ね合わされる第2領域の配線パターンの配置位置を確認し、
    前記第1領域に重ね合わされる第3領域の配線パターンの配置位置を確認し、
    前記第2領域の前記配線パターン及び前記第3領域の前記配線パターンと重ならないように、前記ダミーパターンを前記第1領域に配置する、請求項9記載のダミーパターン配置方法。
  18. 前記第2領域は、前記第1領域が形成される配線層の直上の配線層に形成され、
    前記第3領域は、前記第1領域が形成される配線層の直下の配線層に形成されることを特徴とする請求項17記載のダミーパターン配置方法。
  19. 前記第1領域におけるパターンの占有率を確認し、
    確認した占有率が所定の占有率より低いとき、前記第2領域の前記配線パターンと重なるように、前記第2領域の前記配線パターンのパターン幅に対して幅狭のダミーパターンを前記第1領域に配置する、請求項15記載のダミーパターン配置方法。
  20. 前記第1軸線と前記第2軸線とは実質的に直交する関係にあることを特徴とする請求項9記載のダミーパターン配置方法。
  21. 積層される配線層の主面に一致する第1領域及び第2領域を備える半導体装置であって、
    前記第1領域に配置され、第1軸線に沿って延在する第1配線パターン及び第2配線パターンと、
    前記第2領域に配置された配線パターンと、
    前記第2領域に配置された前記配線パターンと重ならないように、かつ前記第1配線パターン及び前記第2配線パターンと離間して前記第1領域に配置されるとともに、前記第1配線パターン側に配置されたダミーランドを含む、第2軸線に沿って延在するダミーパターンと、
    を備える半導体装置。
  22. 複数の前記ダミーパターンを備え、
    前記第1配線パターンの隣には、複数の前記ダミーランドが配置されることを特徴とする請求項21記載の半導体装置。
  23. 前記第1領域は、前記第2領域が形成された配線層の下層の配線層に形成されることを特徴とする請求項21記載の半導体装置。
  24. 前記第1領域上に配置される第3領域をさらに備え、
    前記ダミーパターンは、前記第3領域の配線パターンとも重ならないように配置されることを特徴とする請求項21記載の半導体装置。
  25. 前記第2領域に配置された配線パターンのパターン長よりも短いパターン長のダミーパターンが、前記第2領域に配置された配線パターンと重なるように前記第1領域に配置されていることを特徴とする請求項21記載の半導体装置。
  26. 前記第1軸線と前記第2軸線とは実質的に直交する関係にあることを特徴とする請求項21記載の半導体装置。
  27. 互いに離間する複数の配線パターンが配置された第1領域にダミーパターンを配置するダミーパターン配置装置であって、
    前記第1領域の上又は下の第2領域に配置された配線パターンの配置情報を取得するパターン検索部と、
    前記パターン検索部により特定された前記第2領域の前記配線パターンと重ならないようにダミーパターンを前記第1領域に配置するパターン配置部と、
    前記パターン配置部により前記第1領域に配置された前記ダミーパターンの第1端部を加工し、前記第1配線パターン側に第1ダミーランドを配置するパターン加工部と、を備えるダミーパターン配置装置。
  28. コンピュータを用いてダミーパターンを配置する方法であって、
    複数の配線パターンが第1領域に配置された配置データを読み込み、
    前記第1領域の上又は下の第2領域に配置された配線パターンの配置情報を確認し、
    前記第1領域の複数の前記配線パターンと離間し、かつ前記第2領域の前記配線パターンと重ならないようにダミーパターンを前記第1領域に配置する、ダミーパターンの配置方法。
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