JP2002368088A - ダミーパターン発生工程とlcr抽出工程とを有するlsi設計方法及びそれを行うコンピュータプログラム - Google Patents

ダミーパターン発生工程とlcr抽出工程とを有するlsi設計方法及びそれを行うコンピュータプログラム

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JP2002368088A
JP2002368088A JP2001169010A JP2001169010A JP2002368088A JP 2002368088 A JP2002368088 A JP 2002368088A JP 2001169010 A JP2001169010 A JP 2001169010A JP 2001169010 A JP2001169010 A JP 2001169010A JP 2002368088 A JP2002368088 A JP 2002368088A
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Hisayoshi Oba
久芳 大庭
Atsushi Watanabe
淳 渡邉
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接続配線層内のパターン疎密度の変動を抑え
て,隣接配線パターン間容量値の抽出工程を簡単化す
る。 【解決手段】本発明は,LSIにおける接続配線層にお
いて,一方向に延びる配線パターンであって隣接する配
線パターン間に,当該隣接配線パターンに垂直な方向に
連続する導電性ダミーパターンを,当該隣接する配線パ
ターンから第1の距離を隔てて挿入することを特徴とす
る。かかるダミーパターンを挿入することにより,接続
配線層におけるパターンの疎密度の変動を抑えることが
でき,エッチング工程によるパターン幅の変動を抑える
ことができる。更に,導電性ダミーパターンが配線パタ
ーンに垂直な方向の連続するパターンであるので,同一
配線層内の隣接する配線パターン間の容量値は,隣接す
る配線パターン間の距離にかかわらず,第1の距離に対
応した一定値になる。従って,隣接する配線パターン間
の距離が異なる場合でも,隣接配線パターン間の容量値
を一定値として抽出することができ,LCR抽出工程で
の容量値Cの抽出工程が簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,半導体集積回路
(以下LSI)の設計工程における接続配線間のダミー
パターン発生とLCR抽出方法及びそれをコンピュータ
に実行させるコンピュータプログラムに関し,特に,配
線層のパターン疎密度を少なくしLCR抽出工程を簡単
にすることができるLSI設計方法及びそのコンピュー
タプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの設計工程は,通常コンピュータ
のCAD上で行われる。LSIの設計工程は,論理ゲー
トを接続して論理回路をデザインする論理設計工程と,
その論理回路を実際のチップ上にレイアウトするレイア
ウトデザイン工程と,レイアウトされた接続配線のLC
R(インダクタンス,容量,抵抗)をレイアウトデータ
から抽出し,その抽出したLCR値とセルやマクロのA
C特性から信号パスの遅延時間を求める工程と,その遅
延時間を利用して論理回路が正常に動作するかをチェッ
クする論理シミュレーション工程と,レイアウトデータ
がデザインルールを満足していることをチェックする物
理検証工程とを有する。
【0003】レイアウトデザインによりチップ上の各層
の配線パターンデータを含むレイアウトデータが作成さ
れる。このレイアウトデータを基に,接続配線のLCR
の値が抽出される。LCR抽出工程,遅延時間計算工
程,及び論理シミュレーション工程は,一般に一つのプ
ログラムモジュールにて提供される。
【0004】上記LCR抽出工程では,レイアウトデー
タに含まれる配線の幅,隣接する配線との距離やオーバ
ーラップ面積などに従って,接続配線の抵抗R,容量
C,インダクタンスLが,演算によりまたはパラメータ
テーブルを参照して抽出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のLSI抽出工程
では,レイアウトデータを参照して,注目している接続
配線に対して,同じ配線層内の隣接する接続配線までの
距離を抽出し,その距離に応じた容量値Cが抽出され,
また,異なる配線層の隣接する接続配線に対する容量値
も抽出される。従って,LSI抽出工程は,比較的負荷
が重いデータ処理を必要とする。
【0006】一方,近年におけるパターンの微細化に伴
い,製造プロセスの影響により,実際に形成される配線
パターン幅が,レイアウトデータ上での配線パターン幅
と異なることがある。配線パターン幅に影響を与えると
考えられる製造プロセスの一つに,接続配線のエッチン
グ工程がある。高真空雰囲気中に反応ガスを導入し,高
周波を印加してプラズマ状態にして,アルミニウムなど
の配線層をチェックするリアクティブ・イオン・エッチ
ング(RIE)などにおいて,パターンの微細化に伴い
パターン幅が細くなったり太くなったりするパターン幅
変動現象が見受けられる。このエッチングによるパター
ン幅の増減は,パターンの疎密度に応じて発生するの
で,できるだけ疎密度の変動を少なくすることが望まれ
る。
【0007】配線層におけるパターンの疎密度の変動を
少なくするために,配線パターン間の距離が大きい領域
に,どの配線パターンにも接続されないダミーパターン
を挿入する方法がある。しかしながら,ダミーパターン
を発生させることに伴い,配線層間の容量値の抽出,演
算が複雑化し,正確な容量値を簡単なデータ処理によっ
て抽出することが困難になる。
【0008】そこで,本発明の目的は,LCR抽出工程
を複雑化することなくダミーパターンを発生することが
できるLSI設計方法及びそのコンピュータプログラム
を提供することにある。
【0009】更に,本発明の別の目的は,LCR抽出工
程を簡単化できるダミーパターンの発生方法及びそのコ
ンピュータプログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明の第1の側面は,LSIにおける接続配線
層において,一方向に延びる配線パターンであって隣接
する配線パターン間に,当該隣接配線パターンに垂直な
方向に連続する導電性ダミーパターンを,当該隣接する
配線パターンから第1の距離を隔てて挿入することを特
徴とする。かかるダミーパターンを挿入することによ
り,接続配線層におけるパターンの疎密度の変動を抑え
ることができ,エッチング工程によるパターン幅の変動
を抑えることができる。更に,導電性ダミーパターンが
配線パターンに垂直な方向の連続するパターンであるの
で,同一配線層内の隣接する配線パターン間の容量値
は,隣接する配線パターン間の距離にかかわらず,第1
の距離に対応した一定値になる。従って,隣接する配線
パターン間の距離が異なる場合でも,隣接配線パターン
間の容量値を一定値として抽出することができ,LCR
抽出工程での容量値Cの抽出工程が簡単になる。
【0011】上記の発明において,好ましい実施例で
は,接続配線層内全面にダミーパターンを発生し,その
後,配線パターンから第1の距離以内の領域に存在する
ダミーパターンを除去する。かかる方法によれば,隣接
する配線パターン間が第1の距離の2倍以上離れている
ことが確認されれば,隣接する配線パターン間の距離を
検出することなく,配線パターンから第1の距離離れた
ダミーパターンを自動的に発生することができる。
【0012】上記の発明において,別の好ましい実施例
では,隣接配線パターン間の容量特性が,隣接配線パタ
ーン間の誘電体の距離の変動に対して隣接配線パターン
間容量値が大きく変動する第1の領域と,第1の領域よ
り変動が少ない第2の領域とを有し,前記第1の距離
が,第2の領域における最小距離(正確には最小距離の
1/2)に選ばれていることを特徴とする。
【0013】配線パターンとダミーパターンの間の第1
の距離が,第2の領域における最小距離(正確には最小
距離の1/2)に選ばれることにより,隣接配線パター
ン間の容量値を可能な限り小さい値にすることができ,
且つ,接続配線層におけるパターンの疎密度が一定にな
る領域をできるだけ広くすることができる。
【0014】上記の発明において,別の好ましい実施例
では,隣接配線パターン間の容量特性が,隣接配線パタ
ーン間の誘電体の距離の変動に対して隣接配線パターン
間容量値が大きく変動する第1の領域と,第1の領域よ
り変動が少ない第2の領域とを有し,第1の距離が,第
1領域内における所定の距離(正確には所定の距離の1
/2)に選ばれていることを特徴とする。
【0015】隣接する配線パターン間の距離が上記の第
2の領域における最小距離より短い場合は,配線パター
ンとダミーパターンとの距離を第1の領域における所定
の距離に選択する。それにより,隣接する配線パターン
間の距離が比較的短い場合でも,ダミーパターンを生成
することで隣接配線パターン間の容量値を一定にして,
LCR抽出工程を簡単にすることができる。
【0016】上記の目的を達成するために,本発明の第
2の側面は,接続配線層内の配線パターンの形成を含む
LSIの設計方法において,複数のセルとそれらの接続
とを含む論理データから,接続配線層内の配線パターン
を形成するレイアウト工程と,一方向に延び且つ隣接す
る前記配線パターン間に,当該隣接配線パターンに垂直
な方向に連続する導電性ダミーパターンを,当該隣接す
る配線パターンから第1の距離を隔てて挿入するダミー
パターン生成工程と,前記ダミーパターンが生成された
前記隣接する配線パターン間の容量値を,前記第1の距
離に応じた容量値として抽出する容量抽出工程とを有す
ることを特徴とするLSI設計方法。
【0017】上記発明によれば,
【0018】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して本発明の実
施の形態例を説明する。しかしながら,かかる実施の形
態例が,本発明の技術的範囲を限定するものではなく,
特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及
ぶものである。
【0019】図1は,本実施の形態例におけるLSIの
設計工程を示すフローチャート図である。前述したとお
り,LSIの設計工程は,論理ゲートを接続して論理回
路をデザインする論理設計工程(S10)と,その論理
回路を実際のチップ上にレイアウトするレイアウトデザ
イン工程(S12)と,レイアウトデータに対して,配
線パターン間にダミーパターンを発生する工程(S1
3)と,レイアウトされた接続配線のLCR(インダク
タンス,容量,抵抗)値をレイアウトデータから抽出す
るLCR抽出工程(S14)と,その抽出したLCR値
とセルやマクロのAC特性から信号パスの遅延時間を求
める遅延時間計算工程(S16)と,その信号パスの遅
延時間を利用して論理回路が正常に動作するかをチェッ
クする論理シミュレーション工程(S18)と,レイア
ウトデータがデザインルールを満足していることをチェ
ックする物理検証工程(S20)とを有する。
【0020】論理設計工程S10では,設計者が,CA
Dツールを利用して,一定の機能を実現する論理回路を
デザインする。その結果,論理ゲートを有するセルやマ
クロと,それらの接続データからなるネットリストDB1
が生成される。論理設計工程が終了すると,図2に示す
ような論理回路が完成する。かかる論理回路は,ネット
リストDB1により特定可能である。図2の論理回路の例
は,チップ10内に入力端子IN1,2と出力端子OUTとの間
に,ゲート12〜14,16〜18とフリップフロップ
15とが接続された例である。それぞれのゲートやフリ
ップフロップは,接続配線LN1〜LN9により接続される。
【0021】かかる論理設計工程の次に,レイアウトデ
ザイン工程S12が行われる。ここでは,実際のチップ
上にセルやマクロを配置し,それらを接続する接続配線
パターンのレイアウトが行われ,レイアウトデータDB2
が生成される。接続配線がチップ上の多層配線で実現さ
れる場合は,各接続配線層毎のレイアウトデータDB2が
生成される。従って,レイアウトデータDB2は,図2の
論理回路において,接続配線LN1〜LN9の配線パターンの
データを有する。
【0022】次に,レイアウトデータに対して,パター
ンの疎密度をできるだけ一定に抑えるために,一方向に
延び且つ隣接する配線パターン間の距離が比較的長く,
パターン密度が低い領域に,ダミーパターンを発生す
る。図4は,かかるダミーパターンの例を示す図であ
る。図4の例では,隣接する配線パターンLNAとLNC1,2
との間に,配線パターンに垂直な方向に連続する導電性
ダミーパターンD1,D2が,当該隣接する配線パター
ンから第1の距離W1を隔てて挿入されている。ダミー
パターンD1,D2の発生は,最初全面に,一方向に延
びる配線パターンに垂直な方向に連続する複数の帯状の
導電性ダミーパターンを発生し,その後,配線パターン
LNAとLNC1,2から第1の距離W1以内の領域からダミー
パターンを消去するというデータ処理を行うことにより
行われる。この方法によれば,隣接する配線パターン間
の距離を考慮することなく,ダミーパターンを第1の距
離W1離れた位置に形成することができる。
【0023】その結果,ダミーパターンD1,D2は,
一方向に延び且つ隣接する配線パターンLAN,LNC1,2間で
あって,それぞれの配線パターンから第1の距離W1離
れた領域に,配線パターンLAN,LNC1,2に対して垂直方向
に延びる複数の帯状パターンとなる。従って,より狭い
間隔で隣接する配線パターンLNA,LNC1との間には,横
方向に比較的短い長さWdumy1のダミーパターンD1が
生成され,より広い間隔で隣接する配線パターンLNA,LN
C2との間には,横方向に比較的長い長さのWdumy2のダ
ミーパターンD2が生成される。
【0024】このダミーパターンの発生方法によれば,
隣接する配線パターン間の距離にかかわらず,配線パタ
ーンからそれぞれ第1の距離W1だけ離れた領域に,ダ
ミーパターンD1,D2を生成させることができる。そ
の結果,隣接する配線パターン間の誘電体の距離は,配
線パターン間距離にかかわらず第1の距離W1の2倍,
2×W1となり,隣接配線パターン間の容量値は,距離
2×W1に対応した容量値C=εS/2W1になる。上
記の容量値から明らかなとおり,導電性ダミーパターン
は通常電気的にフローティング状態であり,その点で配
線パターンとは異なる。
【0025】ダミーパターンの生成を禁止する第1の距
離については,種々の値を選択することができるが,詳
細は後述する。いずれの距離を選択した場合でも,隣接
する配線パターン間の距離にかかわらず隣接配線パター
ン間の容量値を一定にすることができる。
【0026】次に,レイアウトデータDB2に基づいて,
接続配線LN1〜LN9の抵抗,容量,インダクタンスの少な
くとも一つの値が抽出される(S14)。このLCR抽
出の具体的な方法を後述するが,上記のダミーパターン
を発生することにより,同一接続配線層における隣接配
線パターン間の容量値を,配線パターン間距離にかかわ
らず一定にすることができるので,LCR抽出時の隣接
配線パターン間の容量値の抽出が容易になる。
【0027】そして,抽出した接続配線のLCR値デー
タDB3とセルライブラリDB4内のセルやマクロのAC特性
とに基づいて,信号パスPASS1〜3の信号伝播遅延時間が
計算される(S16)。このセルやマクロのAC特性
は,例えばインバータの場合であれば,入力の立ち上が
りに対する出力の立ち下がり特性,出力駆動能力などで
ある。
【0028】図3は,信号パスの信号伝播遅延時間の計
算を説明する図である。この例では,インバータINV1,I
NV2が縦列に接続されている。この場合,初段のインバ
ータINV1の入力端子には,抵抗R1,容量C1なる接続配線
LN10が接続されている。この接続配線LN10は,図示しな
い前段のゲートにより駆動され,インバータINV1の入力
信号は,遅延時間t1を有する立ち上がり波形になる。
この立ち上がり波形の遅延時間t1は,前段ゲートの駆
動能力と接続配線LN10の抵抗R1,容量C1などから求めら
れる。
【0029】そして,インバータINV1では,入力の立ち
上がり波形に対して,一定の遅延時間t10遅れて出力が
立ち下がる。出力の立ち下がり特性は,その出力端子に
接続された接続配線LN11の抵抗R2,容量C2と,インバー
タINV1の出力駆動特性に依存する。同様にして,次の段
のインバータINV2においても,入力の立ち下がり波形に
対して,一定の遅延時間t11遅れて出力が立ち上がる。
この出力立ち上がり特性t3もインバータINV2の駆動能
力と出力に接続される配線の抵抗R3と容量C3とにより決
まる。
【0030】このように,接続配線のLCR値とセルの
AC特性により,信号パスに沿って,信号の伝播遅延時
間を順次計算することができる。その結果,図2の論理
回路例において,信号パスPASS1,2,3の信号伝播遅延時
間がそれぞれ求められる。なお,接続配線のインダクタ
ンスが抽出されれば,それによる遅延特性も信号パスの
信号伝播遅延時間に含めることができる。
【0031】信号パスの信号伝播遅延時間が得られれ
ば,論理回路に対して正常に動作するかをチェックする
論理シミュレーションが行われる(S18)。論理シミ
ュレーションでは,テスト入力データに対して論理回路
が正常に動作して,期待されるテスト出力データが出力
されるか否かがチェックされる。その場合,上記で求め
た信号パスの信号伝播遅延時間により,図2の例で,フ
リップフロップ15のクロック端子CKへのクロック入力
タイミングと,データ入力端子Dへのデータ入力タイミ
ングとが,整合するか否かがチェックされる。即ち,ク
ロックCKの立ち上がりタイミングの前後のセットアップ
タイムとホールドタイムの間,データ入力Dが正しいレ
ベルに維持される必要がある。かかるチェックを行うた
めには,信号パスPASS1,2の遅延時間を適切に計算しな
ければならない。
【0032】以上がLSI設計工程の概略である。次の
本実施の形態例におけるダミーパターン発生工程とLC
R抽出工程について説明する。
【0033】図5は,ダミーパターン発生の第1の例を
示す図である。横軸が配線パターン間距離W(又は配線
間の誘電体の厚み)を,縦軸が配線パターン間容量Cを
示す。同じ接続配線層内で隣接する配線パターン間の容
量Cは,隣接配線パターン間の誘電体の距離Wと配線パ
ターンの対向する面積Sと誘電率εから,C=εS/W
になる。つまり,隣接配線パターン間の容量Cは,距離
Wに反比例し,図5の実線CWのような関係になる。こ
の実線CWは,配線間距離Wが0〜Vthまでの距離Wの
増大に応じて大きく容量Cが減少する第1の領域CW1
と,配線間距離WがVth以上で距離Wの増大に対して容
量Cの減少が非常に少ない第2の領域CW2とを有する。
【0034】かかる容量Cと配線間距離Wとの関係を考
慮すると,図4に示された配線パターンLNA,LNC1,2とダ
ミーパターンD1,D2との距離W1を,第2の領域内で最
も短い距離Vthの1/2にすることで,接続配線層内に
おいてできるだけ多くの配線パターンに対して,距離Vt
h/2隔てた位置にダミーパターンを発生させることが
できる。それにより,接続配線層内のより広い領域でパ
ターンの疎密度を同じにすることができると共に,隣接
する配線パターン間の距離がVthを超える場合は,その
隣接配線パターン間の容量Cを同じ値に統一することが
できる。なぜなら,隣接する配線パターン間に導電性ダ
ミーパターンを挿入することで,誘電体の厚みが距離Vt
hに統一されるからである。このことにより,後に説明
する配線パターンのLCR抽出工程でのデータ処理を軽
減することができる。
【0035】但し,隣接する配線パターン間の距離がVt
hより短い場合は,後に説明するLCR値のパラメータ
テーブルとレイアウトパターンとのマッチングにより,
LCR値パラメータテーブルからそれぞれの配線パター
ン間距離に応じた容量値Cを抽出する必要がある。かか
るデータ処理は,高い負荷処理を要するが,そのデータ
処理が必要な配線パターンの数は限定的になっているの
で,従来よりLCR抽出工程のデータ処理の負荷を軽減
することができる。
【0036】上記のダミーパターンの発生によれば,隣
接する配線パターン間の距離がVthを超えればダミーパ
ターンを発生させ,その場合の配線パターン間容量値
は,一点鎖線に示されるとおり一定値C1になる。配線
パターン間距離がVthを超える場合は,たとえそれ以上
隣接配線パターン間の距離を大きくしても,容量値の減
少はわずかである。しかも,その場合は逆に,パターン
の疎密度の変動が高くなり,LCR抽出工程でマッチン
グ処理が必要な配線パターン数が多く,抽出工程でのデ
ータ処理を重くしてしまうデメリットを招く。従って,
隣接配線パターン間距離がVthを超える場合は,ダミー
パターンを一定距離W1=Vth/2の位置に一律に発生
させて,疎密度の変動を抑えて容量値を一定にすること
が好ましい。また,隣接する配線パターン間の距離がVt
h以下であれば,ダミーパターンは発生させない。従っ
て,その場合の配線パターン間容量値は,一点鎖線に示
されるとおり配線間距離Wに応じて反比例して変化する
値になる。
【0037】図6は,ダミーパターン発生の第2の例を
示す図である。この図においても,横軸が配線パターン
間距離W(又は配線間の誘電体の厚み)を,縦軸が配線
パターン間容量Cを示す。そして,配線パターン間距離
Wと容量値Cとの関係も,第1の領域CW1と第2の領域C
W2とを有する。第2の例では,LCR抽出工程での容量
値Cの抽出工程をより簡単にするために,配線パターン
とダミーパターンとの距離を,第1の例の距離Vthより
も短い距離2×W1にしている。
【0038】即ち,隣接する配線パターン間距離が2×
W1より長い場合に,図4に示したとおり配線パターン
から距離W1の位置にダミーパターンを発生させ,配線
パターン間距離がそれ以下の場合はダミーパターンを発
生させない。それに伴い,第1の例に比較すると,より
広い領域で同じダミーパターンを発生させてパターンの
疎密度を同じにすることができ,更に,より多くの配線
パターンに対してLCR抽出工程での配線パターン間容
量値を一定値C1にすることができる。
【0039】但し,この場合は,容量値Cが図中一点鎖
線で示されるとおり,隣接配線パターン間距離が2×W
1より長い場合の容量値C1は,第1の例よりも高い値
になり,クロストークの影響が大きくなり信号伝搬遅延
時間が長くなる。従って,許容できる範囲の容量値C1
に対応する距離2×W1が選択される。
【0040】図7は,ダミーパターン発生の第3の例を
示す図である。また,図8は,第3の例のダミーパター
ンを示す図である。この例は,第1の例と第2の例を併
用したものである。
【0041】第3の例では,配線パターンLNA,LNC1,2の
ように,隣接する配線パターン間距離がVthを超える場
合は,それぞれの配線パターンから第1の距離W1(=
Vth/2)だけ離れた位置にダミーパターンD1,D2を発生
させる。これは,第1の例と同じであり,配線間距離W
と容量Cとの関係における第2の領域CW2内の最小距離V
thの1/2である第1の距離W1が,配線パターンとダ
ミーパターンとの距離に選択される。従って,この場合
の配線パターン間の容量値は,C1と一定値になる。
【0042】次に配線パターンLNA,LNC3,4のように,隣
接する配線パターン間距離が第1の領域CW1内の所定の
距離2×W2と距離Vth(2×W1)との間の場合は,
それぞれの配線パターンから第2の距離W2だけ離れた
位置にダミーパターンD3,D4を発生させる。これ
は,第2の例と同じであり,その場合の配線パターン間
の容量値は,C2と一定値になる。
【0043】最後に,配線パターンLNA,LNC5のように,
隣接する配線パターン間距離が所定の距離2×W2より
短い場合は,ダミーパターンは発生させない。従って,
この場合の隣接配線パターン間の容量値は,両者の距離
Wに反比例する値Cになる。
【0044】このように,第3の例のダミーパターン発
生方法によれば,配線パターン間距離が狭い場合は,ダ
ミーパターンが発生せずに容量値は距離に反比例した値
になるが,配線パターン間距離が広い場合は,複数種類
のダミーパターンが配線パターン間に発生する。しか
も,そのダミーパターンは,配線パターンからあらかじ
め決められた第1距離W1またはW2だけ離れて配置さ
れるので,それぞれの容量値はあらかじめ決められた値
C1,C2になる。従って,LCR抽出工程で隣接配線
パターン間容量値の抽出工程が簡素化される。
【0045】第3の例によれば,配線パターンからダミ
ーパターン発生禁止領域の距離をW1,W2と2段階に
したが,更に3段階,4段階にしても良い。例えば,3
段階にする場合は,距離W1,W2の間の所定の距離が
選択されることが好ましい。距離W1より長くしても,
容量値の減少にはそれほど寄与しないからである。
【0046】図9は,ダミーパターン発生工程のフロー
チャート図である。このフローチャート図は,上記の第
3のダミーパターン発生例を実現するための工程を示
す。ダミーパターン発生工程は,図1に示したとおり,
レイアウトデザイン工程S12の後に,レイアウトデー
タDB2と容量ルールデータDB6を参照して行われる。容量
ルールデータDB6とは,図5,6,7に示された配線間
距離Wと容量値Cとの関係を示す特性CWのデータであ
る。
【0047】最初に,LSIの設計仕様に従って,隣接
配線パターン間距離が一定以上になる場合の容量値C
1,C2を決定する(工程S22)。この容量値C1,C
2は,LSI回路の遅延特性やクロストーク特性を考慮
して決定される。この容量値C1,C2に対応して,配
線パターンからダミーパターンの発生を禁止する距離W
1,W2が,容量ルールデータDB6により決定される。
【0048】次に,ダミーパターン発生プログラムは,
各接続配線層内全面において,配線パターンの延びる方
向と垂直方向に帯状のダミーパターンを発生する(工程
S24)。各接続配線層において,通常配線パターンが延
びる方向がX方向またはY方向に設定されている。従っ
て,それらの方向と垂直方向に,連続する帯状の導電性
ダミーパターンを発生させることが好ましい。
【0049】そして,レイアウトデータDB2を参照し
て,注目配線パターンに対し,隣接する配線パターンま
での距離を検出する(工程S26)。この距離の検出は,
例えば注目配線パターンの単位長さ毎に行うことが好ま
しい。
【0050】隣接配線パターンまでの距離Wが第1の距
離W1の2倍を超えている場合は,注目配線パターンか
ら第1の距離W1の領域をダミーパターン禁止領域とし
て,その領域内に存在するダミーパターンを削除する
(工程S28,S30)。また,隣接配線パターンまでの距離
Wが第1の距離W1の2倍以下であり第2の距離W2の
2倍を超えている場合は,注目配線パターンから第2の
距離W2の領域をダミーパターン禁止領域として,その
領域内に存在するダミーパターンを削除する(工程S32,
S34)。
【0051】更に,隣接配線パターンまでの距離Wが第
2の距離W2の2倍以下の場合は,その間の領域を全て
ダミーパターン禁止領域として,その領域内の全てのダ
ミーパターンを削除する(工程S36)。上記の工程S26〜
S36は,注目配線パターンの単位長さ毎に,全長にわた
り行われる。更に,同じ接続配線層内の全ての配線パタ
ーンについて行われる(工程S38)。
【0052】尚,注目配線パターンについて,隣接配線
パターンまでの距離Wが第1の距離W1の2倍を超えて
いるか否かの検出(S28)は,例えば,同一接続配線層
のレイアウトデータを検索して,注目配線パターンから
距離W1の位置に別の配線パターンが存在するか否かに
より行われる。レイアウトデータは,通常各パターンの
座標データの集合であるので,かかる検索が必要にな
る。隣接配線パターンまでの距離Wが第2の距離W2の
2倍以下か否かの検出(S32)も,同様の検索により行
われる。
【0053】上記のダミーパターンの発生工程が,全て
の接続配線層について終了すると(工程S40),ダミー
パターン発生工程が終了する。この結果,レイアウトデ
ータDB2には配線パターンに加えてダミーパターンが登
録される。
【0054】このダミーパターン発生工程が終了する
と,図8に示されたとおり,隣接する配線パターン間に
は,その間隔に応じて,2種類のダミーパターンが生成
される。また,隣接する配線パターン間の距離が短い場
合は,ダミーパターンの生成はない。
【0055】図10は,LCR抽出工程のフローチャー
ト図である。また,図11は,LCR抽出を説明する断
面図である。図11の断面図には,注目配線パターンLA
と,同じ接続配線層内の隣接する配線パターンLC,LE
と,上層の配線パターンLDと下層の配線パターンLBとが
示されている。注目配線パターンLAの容量値は,それを
囲む配線パターンLB〜LEとの寄生容量Ca,Cc,Cfを合計し
たものである。
【0056】即ち,注目配線パターンLAに対して,配線
パターンLBはエリア容量Caを生成し,このエリア容量Ca
は両配線パターンLA,LB間の絶縁膜厚dと,互いのオー
バーラップ面積に依存した値になる。また,配線パター
ンLC,LEは,注目配線パターンLAに対して,パターン間
隔s(スペース)だけ離れており,カップリング容量Cc
を生成する。このカップリング容量Ccは,パターン間隔
sに依存して変わり,注目配線パターンLAの長さと厚み
に依存して変わる。
【0057】更に,配線パターンLDは,その両側の縁部
分SPが,注目配線パターンLAと対向しており,フリンジ
(縁)容量Cfを生成する。このフリンジ容量Cfは,縁部
分の長さSPに依存して変わり,且つ注目配線パターンLA
の長さに依存して変わる値になる。
【0058】そして,注目配線パターンLAの抵抗値Rや
リアクタンスLは,配線層毎に異なり,注目配線パター
ンLA自体のパターン幅や長さに依存して異なる。このよ
うに,抵抗値RやリアクタンスLは,注目配線パターン
LA自体のデータにより求めることができるが,容量値C
は,隣接する配線パターンとの距離や大きさなどを検出
しなければ求めることができない。
【0059】このように,注目配線パターンのLCR値
を抽出する場合,レイアウトデータに従って,抵抗R,
インダクタンスL,容量Cを演算により求めることがで
きる。しかし,かかる演算処理は,膨大なコンピュータ
演算時間を必要とし,現実的ではない。そこで,本実施
の形態例では,あらかじめLCR値のパラメータテーブ
ルを作成し,そのテーブルを参照することで,LCR値
を求めることにより,コンピュータの演算時間を短縮し
ている。
【0060】図12は,LCR抽出工程で利用されるL
CRパラメータテーブル例を示す図である。例えばエリ
ア容量Caの場合は,n種類の絶縁膜膜厚dに対する単
位面積当たりの容量xx,yy,zzが対応付けられて
いる。従って,レイアウトデータDB2内の絶縁膜膜厚d
と,パラメータテーブル内のn種類の膜厚d1〜dnと
のマッチングが行われ,対応する膜厚di(i=1〜
n)に対する単位面積当たりのエリア容量Ca(F/μ
m2)が抽出される。この単位面積当たりのエリア容量C
aは,エリア容量を求めるためのパラメータであり,あ
らかじめ求めておくことができる。そして,抽出された
単位面積当たりのエリア容量Caに,注目配線パターン
LAのパターン幅Wと長さ(図5の紙面に垂直方向の長
さ)Laを乗算することで,注目配線パターンLAのエリア
容量を求めることができる。このように,単位面積当た
りのエリア容量Caの計算があらかじめ終わっているの
で,LCR抽出工程でのコンピュータ演算時間を削減す
ることができる。
【0061】カップリング容量Ccの場合は,n種類の
パターン間隔sに対する単位長さ当たりの容量が対応付
けられている。従って,レイアウトデータDB2内のパタ
ーン間隔と,パラメータテーブル内のn種類のパターン
間隔s1〜snとのマッチングが行われ,対応する単位
長さ当たりのカップリング容量Cc(F/μm)が抽出さ
れる。そして,抽出された単位面積当たりのカップリン
グ容量Ccに,注目配線パターンLAの長さLaを乗算する
ことで,注目配線パターンLAのカップリング容量Ccを
求めることができる。
【0062】フリンジ容量Cfの場合は,配線パターン
LDのn種類の縁の長さsp1〜spnに対する単位長さ
当たりの容量が対応付けられている。レイアウトデータ
DB2内の縁長さと,パラメータテーブル内のn種類の縁
長さsp1〜spnとのマッチングが行われ,対応する
単位長さ当たりのカップリング容量Ccが抽出される。
そして,それに注目配線パターンLAの長さLaを乗算し
て,フリンジ容量Cfが求められる。
【0063】抵抗Rについては,チップの配線層毎のシ
ート抵抗Rsがあらかじめテーブル内に登録されている。
従って,レイアウトデータDB2の配線層番号に対応する
シート抵抗Rsが抽出され,それに注目配線パターンLAの
長さLaを乗算し,パターン幅Wで除算すれば,パターン
LAの抵抗値Rが求められる。インダクタンスLも,抵抗
Rと同様の方法で求められる。
【0064】以上のとおり,レイアウトデータDB2に含
まれる絶縁膜膜厚d,パターン間隔s,隣接パターンの
縁の長さspなどと,パラメータテーブルDB5内の同じ
データとがマッチングされ,マッチングしたものに対応
する単位容量Ca,Cc,Cf,シート抵抗Rs,イン
ダクタンスLsが抽出される。そして,注目配線パター
ンLAのパターン幅や長さにより,実際の容量値,抵抗
値,インダクタンス値が求められる。
【0065】図10に戻り,本実施の形態例におけるL
CR抽出工程について説明する。最初に,レイアウトデ
ータDB2を検索して,注目配線パターンに隣接する配線
パターンまでの距離Wを検出する(工程S42)。そし
て,その距離Wが第1の距離W1の2倍を超える場合
は,そのカップリング容量CcをC1と決定する(工程S4
2,S44)。また,その距離Wが第1の距離W1の2倍以
下で第2の距離W2の2倍を超える場合は,そのカップ
リング容量CcをC2と決定する(工程S46,S48)。この
工程S42,S46は,図9のダミーパターン発生工程での工
程S28,S32)と同じように,レイアウトデータDB2を検索
することにより行われる。即ち,注目配線パターンから
第1の距離W1離れた位置に隣接する配線パターンが存
在するか否かを検出するだけでよく,同じ配線層内の全
ての領域を検索する場合に比べて,検索工程を大幅に軽
減することができる。
【0066】そして,距離Wが第2の距離W2の2倍以
下の場合は,工程S50にて,レイアウトデータDB2内のマ
ッチングデータsに基づいて,パラメータテーブルDB5
を参照することにより,注目配線パターンのカップリン
グ容量Ccが求められる。更に,このマッチング工程で
は,レイアウトデータDB2内のマッチングデータd,s
pに基づいて,パラメータテーブルDB5を参照して,注
目配線パターンの抵抗値RとインダクタンスLとが求め
られる。但し,このマッチング工程を必要とする配線パ
ターンの数は,ダミーパターンの発生により大幅に減少
している。
【0067】上記の工程S42〜S50が,接続配線層内の全
ての注目配線パターンに対して繰り返され(工程S5
2),更に,全ての接続配線層についても繰り返される
(工程S54)。
【0068】上記のLCR抽出工程では,ダミーパター
ンを発生したことに伴い,一定の配線間距離の場合はカ
ップリング容量Ccがあらかじめ決定されていることに
なり,マッチングによるカップリング容量Ccの抽出工程
S50を大幅に軽減することができる。その結果,LSI
設計工程におけるコンピュータ演算時間を短縮すること
ができる。
【0069】図1のフローチャートにおいて,ダミーパ
ターン発生工程がレイアウトデザイン工程直後に行われ
ているが,レイアウトデザイン工程後であれば,いつ行
われても良い。
【0070】以上の実施の形態例をまとめると以下の付
記の通りである。
【0071】(付記1)接続配線層内の配線パターンの
形成を含むLSIの設計方法において,複数のセルとそ
れらの接続とを含む論理データから,接続配線層内の配
線パターンを形成するレイアウト工程と,一方向に延び
且つ隣接する前記配線パターン間に,当該隣接配線パタ
ーンに垂直な方向に連続する導電性ダミーパターンを,
当該隣接する配線パターンから第1の距離を隔てて挿入
するダミーパターン生成工程と,前記ダミーパターンが
生成された前記隣接する配線パターン間の容量値を,前
記第1の距離に応じた容量値として抽出する容量抽出工
程とを有することを特徴とするLSI設計方法。
【0072】(付記2)付記1において,前記ダミーパ
ターン生成工程において,前記接続配線層内の全面にダ
ミーパターンを発生し,その後,配線パターンから第1
の距離以内の領域に存在するダミーパターンを除去する
工程を有することを特徴とするLSI設計方法。
【0073】(付記3)付記1において,前記隣接配線
パターン間の容量特性が,隣接配線パターン間の誘電体
の距離の変動に対して隣接配線パターン間容量値が大き
く変動する第1の領域と,第1の領域より変動が少ない
第2の領域とを有し,前記ダミーパターン発生工程にお
いて,前記第1の距離が,前記第2の領域における最小
距離に対応する値に選ばれていることを特徴とするLS
I設計方法。
【0074】(付記4)付記1において,前記隣接配線
パターン間の容量特性が,隣接配線パターン間の誘電体
の距離の変動に対して隣接配線パターン間容量値が大き
く変動する第1の領域と,第1の領域より変動が少ない
第2の領域とを有し,前記ダミーパターン発生工程にお
いて,第1の距離が,前記第1領域内における所定の距
離に対応する値に選ばれていることを特徴とするLSI
設計方法。
【0075】(付記5)付記1において,前記隣接配線
パターン間の容量特性が,隣接配線パターン間の誘電体
の距離の変動に対して隣接配線パターン間容量値が大き
く変動する第1の領域と,第1の領域より変動が少ない
第2の領域とを有し,前記ダミーパターン発生工程にお
いて,前記第1の距離が,第2の領域における最小距離
及び前記第1領域内における所定の距離に対応する値に
選ばれ,前記容量抽出工程において,前記配線パターン
とダミーパターンとの距離が前記最小距離に対応する値
に選ばれている場合は,当該最小距離に対応した第1の
容量値が,前記配線パターンとダミーパターンとの距離
が前記所定の距離に対応する値に選ばれている場合は,
当該所定の距離に対応した第2の容量値が,それぞれ抽
出されることを特徴とするLSI設計方法。
【0076】(付記6)付記4または5において,前記
ダミーパターン発生工程において,隣接する前記配線パ
ターン間の距離が,前記所定の距離の2倍以下の場合
は,ダミーパターンの発生が行われず,前記容量抽出工
程において,当該ダミーパターンを発生しなかった配線
パターンについて,隣接する配線パターンとの距離に応
じた容量値が抽出されることを特徴とするLSI設計方
法。
【0077】(付記7)付記1において,前記ダミーパ
ターン発生工程において,隣接する前記配線パターン間
の距離が,前記第1の距離の2倍以下の場合は,ダミー
パターンの発生が行われず,前記容量抽出工程におい
て,当該ダミーパターンを発生しなかった配線パターン
について,隣接する配線パターンとの距離に応じた容量
値が抽出されることを特徴とするLSI設計方法。
【0078】(付記8)接続配線層内の配線パターンの
形成を含むLSIの設計工程をコンピュータに実行させ
るコンピュータプログラムにおいて,複数のセルとそれ
らの接続とを含む論理データから,接続配線層内の配線
パターンを形成するレイアウト工程と,一方向に延び且
つ隣接する前記配線パターン間に,当該隣接配線パター
ンに垂直な方向に連続する導電性ダミーパターンを,当
該隣接する配線パターンから第1の距離を隔てて挿入す
るダミーパターン生成工程と,前記ダミーパターンが生
成された前記隣接する配線パターン間の容量値を,前記
第1の距離に応じた容量値として抽出する容量抽出工程
とをコンピュータに実行させることを特徴とするLSI
設計のコンピュータプログラム。
【0079】(付記9)付記8において,前記ダミーパ
ターン生成工程において,前記接続配線層内の全面にダ
ミーパターンを発生し,その後,配線パターンから第1
の距離以内の領域に存在するダミーパターンを除去する
工程を有することを特徴とするLSI設計のコンピュー
タプログラム。
【0080】(付記10)付記9において,前記隣接配
線パターン間の容量特性が,隣接配線パターン間の誘電
体の距離の変動に対して隣接配線パターン間容量値が大
きく変動する第1の領域と,第1の領域より変動が少な
い第2の領域とを有し,前記ダミーパターン発生工程に
おいて,前記第1の距離が,前記第2の領域における最
小距離に対応する値に選ばれていることを特徴とするL
SI設計のコンピュータプログラム。
【0081】(付記11)付記9において,前記隣接配
線パターン間の容量特性が,隣接配線パターン間の誘電
体の距離の変動に対して隣接配線パターン間容量値が大
きく変動する第1の領域と,第1の領域より変動が少な
い第2の領域とを有し,前記ダミーパターン発生工程に
おいて,第1の距離が,前記第1領域内における所定の
距離に対応する値に選ばれていることを特徴とするLS
I設計のコンピュータプログラム。
【0082】(付記12)付記9において,前記隣接配
線パターン間の容量特性が,隣接配線パターン間の誘電
体の距離の変動に対して隣接配線パターン間容量値が大
きく変動する第1の領域と,第1の領域より変動が少な
い第2の領域とを有し,前記ダミーパターン発生工程に
おいて,前記第1の距離が,第2の領域における最小距
離及び前記第1領域内における所定の距離に対応する値
に選ばれ,前記容量抽出工程において,前記配線パター
ンとダミーパターンとの距離が前記最小距離に対応する
値に選ばれている場合は,当該最小距離に対応した第1
の容量値が,前記配線パターンとダミーパターンとの距
離が前記所定の距離に対応する値に選ばれている場合
は,当該所定の距離に対応した第2の容量値が,それぞ
れ抽出されることを特徴とするLSI設計のコンピュー
タプログラム。
【0083】(付記13)接続配線層内に形成された複
数の配線パターンと,一方向に延び且つ隣接する前記配
線パターン間に,当該隣接配線パターンに垂直な方向に
連続し,且つ当該隣接する配線パターンから第1の距離
を隔てて挿入された導電性ダミーパターンと,を有する
ことを特徴とする半導体装置。
【0084】(付記14)付記13において,前記隣接
配線パターン間の容量特性が,隣接配線パターン間の誘
電体の距離の変動に対して隣接配線パターン間容量値が
大きく変動する第1の領域と,前記第1の領域より変動
が少ない第2の領域とを有し,前記第1の距離が,前記
第2の領域における最小距離に対応する値であることを
特徴とする半導体装置。
【0085】(付記15),隣接配線パターン間の誘電
体の距離の変動に対して隣接配線パターン間容量値が大
きく変動する第1の領域と,前記第1の領域より変動が
少ない第2の領域とを有し,前記第1の距離が,前記第
1の領域内における所定の距離に対応する値であること
を特徴とする半導体装置。
【0086】(付記16),隣接配線パターン間の誘電
体の距離の変動に対して隣接配線パターン間容量値が大
きく変動する第1の領域と,前記第1の領域より変動が
少ない第2の領域とを有し,前記複数の導電性ダミーパ
ターンは,前記第1の距離が前記第2の領域における最
小距離に対応する値である第1の導電性ダミーパターン
と,前記第1の距離が前記第1の領域内における所定の
距離に対応する値である第2の導電性ダミーパターン
と,を含むことを特徴とする半導体装置。
【0087】
【発明の効果】以上,本発明によれば,ダミーパターン
を発生させることで,接続配線層におけるパターン密度
の疎密度の変動を少なくすることができ,かつ,隣接配
線パターン間の容量値の抽出工程を簡単化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例におけるLSIの設計工程を示
すフローチャート図である。
【図2】論理設計により生成される論理回路の一例を示
す図である。
【図3】信号パスの信号伝搬遅延時間の計算を説明する
図である。
【図4】ダミーパターンの例を示す図である。
【図5】ダミーパターン発生の第1の例を示す図であ
る。
【図6】ダミーパターン発生の第2の例を示す図であ
る。
【図7】ダミーパターン発生の第3の例を示す図であ
る。
【図8】第3の例のダミーパターンを示す図である。
【図9】ダミーパターン発生工程のフローチャート図で
ある。
【図10】LCR抽出工程のフローチャート図である。
【図11】LCR抽出を説明する断面図である。
【図12】LCR抽出工程で利用されるLCRパラメー
タテーブル例を示す図である。
【符号の説明】
LNA,LNC1,LNC2 配線パターン D1,D2 ダミーパターン W1 第1の距離 CW 容量ルールテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B046 AA08 BA04 JA01 5F038 CA05 CA17 CA18 CD09 CD12 CD13 EZ20 5F064 BB02 BB07 BB19 EE02 EE14 EE19 EE42 EE43 EE44 EE47 HH09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続配線層内の配線パターンの形成を含む
    LSIの設計方法において,複数のセルとそれらの接続
    とを含む論理データから,接続配線層内の配線パターン
    を形成するレイアウト工程と,一方向に延び且つ隣接す
    る前記配線パターン間に,当該隣接配線パターンに垂直
    な方向に連続する導電性ダミーパターンを,当該隣接す
    る配線パターンから第1の距離を隔てて挿入するダミー
    パターン生成工程と,前記ダミーパターンが生成された
    前記隣接する配線パターン間の容量値を,前記第1の距
    離に応じた容量値として抽出する容量抽出工程とを有す
    ることを特徴とするLSI設計方法。
  2. 【請求項2】請求項1において,前記ダミーパターン生
    成工程において,前記接続配線層内の全面にダミーパタ
    ーンを発生し,その後,配線パターンから第1の距離以
    内の領域に存在するダミーパターンを除去する工程を有
    することを特徴とするLSI設計方法。
  3. 【請求項3】請求項1において,前記隣接配線パターン
    間の容量特性が,隣接配線パターン間の誘電体の距離の
    変動に対して隣接配線パターン間容量値が大きく変動す
    る第1の領域と,第1の領域より変動が少ない第2の領
    域とを有し,前記ダミーパターン発生工程において,前
    記第1の距離が,前記第2の領域における最小距離に対
    応する値に選ばれていることを特徴とするLSI設計方
    法。
  4. 【請求項4】請求項1において,前記隣接配線パターン
    間の容量特性が,隣接配線パターン間の誘電体の距離の
    変動に対して隣接配線パターン間容量値が大きく変動す
    る第1の領域と,第1の領域より変動が少ない第2の領
    域とを有し,前記ダミーパターン発生工程において,第
    1の距離が,前記第1領域内における所定の距離に対応
    する値に選ばれていることを特徴とするLSI設計方
    法。
  5. 【請求項5】請求項1において,前記隣接配線パターン
    間の容量特性が,隣接配線パターン間の誘電体の距離の
    変動に対して隣接配線パターン間容量値が大きく変動す
    る第1の領域と,第1の領域より変動が少ない第2の領
    域とを有し,前記ダミーパターン発生工程において,前
    記第1の距離が,第2の領域における最小距離及び前記
    第1領域内における所定の距離に対応する値に選ばれ,
    前記容量抽出工程において,前記配線パターンとダミー
    パターンとの距離が前記最小距離に対応する値に選ばれ
    ている場合は,当該最小距離に対応した第1の容量値
    が,前記配線パターンとダミーパターンとの距離が前記
    所定の距離に対応する値に選ばれている場合は,当該所
    定の距離に対応した第2の容量値が,それぞれ抽出され
    ることを特徴とするLSI設計方法。
  6. 【請求項6】接続配線層内の配線パターンの形成を含む
    LSIの設計工程をコンピュータに実行させるコンピュ
    ータプログラムにおいて,複数のセルとそれらの接続と
    を含む論理データから,接続配線層内の配線パターンを
    形成するレイアウト工程と,一方向に延び且つ隣接する
    前記配線パターン間に,当該隣接配線パターンに垂直な
    方向に連続する導電性ダミーパターンを,当該隣接する
    配線パターンから第1の距離を隔てて挿入するダミーパ
    ターン生成工程と,前記ダミーパターンが生成された前
    記隣接する配線パターン間の容量値を,前記第1の距離
    に応じた容量値として抽出する容量抽出工程とをコンピ
    ュータに実行させることを特徴とするLSI設計のコン
    ピュータプログラム。
  7. 【請求項7】接続配線層内に形成された複数の配線パタ
    ーンと,一方向に延び且つ隣接する前記配線パターン間
    に,当該隣接配線パターンに垂直な方向に連続し,且つ
    当該隣接する配線パターンから第1の距離を隔てて挿入
    された導電性ダミーパターンと,を有することを特徴と
    する半導体装置。
  8. 【請求項8】請求項7において,前記隣接配線パターン
    間の容量特性が,隣接配線パターン間の誘電体の距離の
    変動に対して隣接配線パターン間容量値が大きく変動す
    る第1の領域と,前記第1の領域より変動が少ない第2
    の領域とを有し,前記第1の距離が,前記第2の領域に
    おける最小距離に対応する値であることを特徴とする半
    導体装置。
  9. 【請求項9】請求項7において,隣接配線パターン間の
    誘電体の距離の変動に対して隣接配線パターン間容量値
    が大きく変動する第1の領域と,前記第1の領域より変
    動が少ない第2の領域とを有し,前記第1の距離が,前
    記第1の領域内における所定の距離に対応する値である
    ことを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】請求項7において,隣接配線パターン間
    の誘電体の距離の変動に対して隣接配線パターン間容量
    値が大きく変動する第1の領域と,前記第1の領域より
    変動が少ない第2の領域とを有し,前記複数の導電性ダ
    ミーパターンは,前記第1の距離が前記第2の領域にお
    ける最小距離に対応する値である第1の導電性ダミーパ
    ターンと,前記第1の距離が前記第1の領域内における
    所定の距離に対応する値である第2の導電性ダミーパタ
    ーンと,を含むことを特徴とする半導体装置。
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