JP2008263044A - 基板搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基準となるレールの配置変更を行うに際し、精度出しのための労力を抑制でき、もって作業性の飛躍的な向上を図ることを可能とする。
【解決手段】基板搬送装置1は、基板支持部11を主要な構成部として有し、基板支持部11は、第1、第2のガイド部13,14と、第1、第2のレール15,16と、第1、第2のコンベアベルト17,18とを備える。また、手前側ねじ孔及び奥側ねじ孔22と、レール15,16と直交する方向に延びる送りねじ31と、送りねじ31に沿って移動可能なナット41が設けられる。第1、第2のレール15,16のうち一方のレールは、手前側ねじ孔或いは奥側ねじ孔22に固定部材25を介して固定され、他方のレールは、ナット41に取付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント基板等に代表される基板を搬送するための基板搬送装置に関するものである。
一般に、プリント基板上に電子部品を実装する場合、まずプリント基板上に配設された所定の電極パターン上にクリームハンダが印刷される。次に、該クリームハンダの粘性に基づいてプリント基板上に電子部品が仮止めされる。その後、前記プリント基板がリフロー炉へ導かれ、所定のリフロー工程を経ることでハンダ付けが行われる。かかる一連の工程において、クリームハンダや、リフロー後のハンダの印刷状態を検査したり、電子部品の実装状態を検査したりする必要がある。
このような検査や、電子部品の実装に際し、基板搬送装置が用いられる。基板搬送装置は、前記基板の両側端を支持しつつ、当該基板を所定方向へと搬送する一対のコンベアや、各コンベアを回転可能に支持する一対のレール等を備えている。また、一方のレールを他方の固定レール(基準レール)に対して接離方向に移動可能とし、両レール間の間隔を調節可能とすることで、様々な幅の基板に対応する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、メンテナンス性の向上を図るという観点からは、作業者に比較的近い手前側にレールやコンベアを配置することが望ましい。このため、かかる観点からは、上記技術に倣うと、手前側に基準レールを配置固定した上で、奥側に可動レールが配設される。この場合、両レール間の間隔を調節できるとともに、レールやコンベアは全体として比較的手前側に配置されることとなる。
これに対し、電子部品を供給するためのフィーダ等が奥側に存在する場合には、当該フィーダと基板との距離を短くすることで作業の高速性を高めるという観点から、奥側にレールやコンベアを配置したいとの要請が生じることがある。かかる観点からは、奥側に基準レールを配置固定した上で、手前側に可動レールを配設し、当該可動レールを基準レールに対し接離方向に移動可能とすることが考えられる。この場合、両レール間の間隔を調節できるとともに、レールやコンベア等は比較的奥側に配置されることとなる。
特開2000−151190号公報
ところが、基準レールが一旦配置固定された後で、種々の事情により、基準レールの配置位置を手前側から奥側へ、或いは、奥側から手前側へ変更する必要が生じる場合がある。この場合、基準レール等、多くの部材を取外した上で、取外した部材を所定の位置に配置し直した上で取付け、レールの平行度や直交度等を再度微調整するという作業(「精度出し」)が必要となってしまう。このような「精度出し」は、言葉で言うのはたやすいが、実際の作業としては、相当の熟練性を必要とし、また、作業時間も膨大なものとなる。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、一対のレールを備えてなる基板搬送装置において、基準となるレールの配置変更を行うに際し、精度出しのための労力を抑制でき、もって作業性の飛躍的な向上を図ることができる基板搬送装置を提供することにある。
以下、上記目的を解決するのに適した各手段につき、項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.基板を水平に載置した状態で所定の水平方向へ搬送するための搬送手段を備える基板搬送装置であって、
前記搬送手段は、
前記基板の一側端を支持可能な第1の環状コンベアと、
該第1の環状コンベアを回転可能に支持する第1のレールと、
前記基板の他側端を支持可能な第2の環状コンベアと、
該第2の環状コンベアを回転可能に支持するとともに、前記第1のレールと平行に配置される第2のレールと、
前記第1の環状コンベア及び第2の環状コンベアを同速で回転可能な駆動手段と、
前記各レールに対応し、不動状態にあるとともに、前記各レールの移動の支障とならない位置に設けられた少なくとも一対の固定部と、
前記第1のレール及び第2のレールに直交する方向に沿って移動可能な可動部材とを有し、
前記各固定部には、自身の上端が前記第1及び第2のレールの基底部よりも高い位置となるよう、所定の固定部材を取付可能であり、
前記両レールのうち、任意の一方のレールを一方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、他方のレールを前記可動部材に取付け、前記一方のレールに対して接離方向に移動可能としたことを特徴とする基板搬送装置。
尚、「不動状態」とあるのは、例えば、両レールがベース板等の支持手段上に設けられる場合、当該支持手段に対して不動状態にあることをいう。
上記手段1によれば、第1のレール及び第2のレールのうち、一方のレールは一方の固定部に対し固定部材を介して固定される一方で、他方のレールは可動部材に取付けられ、前記一方のレールに対して接離方向に移動可能とされる。換言すれば、一方のレールを一方の固定部に対し固定部材を介して固定する一方で、他方の固定部に固定部材を取付けることなく、他方のレールを可動部材に取付け、前記一方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態と、他方のレールを他方の固定部に対し固定部材を介して固定する一方で、一方の固定部に固定部材を取付けることなく、一方のレールを可動部材に取付け、前記他方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態とで切換可能とされる。
すなわち、任意に選択した一方のレールを、基準レールとして、手前側或いは奥側に固定状態で配置することができる。一方で、可動部材に取付けられた他方のレールは、可動レールとして、前記一方のレール(基準レール)に対して接離方向に移動可能とされる。そのため、レールを比較的容易に手前側或いは奥側に配置することができる。
特に、固定部及び固定部材に関し、当初から予め「精度出し」をしておきさえすれば、当該固定部に当該固定部材を介して固定される一方のレールは、「精度出し」をすることなく、非常に高い精度で配置固定されることとなる。その結果、基準となるレールの配置変更を行うような場合であっても、「精度出し」のための労力を抑制でき、ひいては作業性の飛躍的な向上を図ることができる。
また、手段1によれば、可動レールの側には固定部材が取付けられないため、可動レールは固定部材によってその移動が規制されることなく、移動範囲をより広くとることができる。この結果、両レール間の間隔をより広い範囲で調節でき、種々の幅を有する複数種の基板に対応可能となる。
手段2.基板を水平に載置した状態で所定の水平方向へ搬送するための搬送手段を備える基板搬送装置であって、
前記搬送手段は、
前記基板の一側端を支持可能な第1の環状コンベアと、
該第1の環状コンベアを回転可能に支持する第1のレールと、
前記基板の他側端を支持可能な第2の環状コンベアと、
該第2の環状コンベアを回転可能に支持するとともに、前記第1のレールと平行に配置される第2のレールと、
前記第1の環状コンベア及び第2の環状コンベアを同速で回転可能な駆動手段と、
前記各レールに対応し、不動状態にあるとともに、前記各レールの移動の支障とならない位置に設けられた少なくとも一対の固定部と、
前記第1のレール及び第2のレールに直交する方向に沿って移動可能な可動部材とを有し、
前記各固定部には、自身の上端が前記第1及び第2のレールの基底部よりも高い位置となるよう、所定の固定部材を取付可能であり、
前記両レールのうち、一方のレールを一方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、他方の前記固定部に前記固定部材を取付けることなく、他方のレールを前記可動部材に取付け、前記一方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態と、
他方のレールを他方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、一方の前記固定部に前記固定部材を取付けることなく、一方のレールを前記可動部材に取付け、前記他方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態とで切換可能としたことを特徴とする基板搬送装置。
上記手段2によれば、基本的には上記手段1と同様の作用効果が奏されることとなる。
手段3.基板を水平に載置した状態で所定の水平方向へ搬送するための搬送手段を備える基板搬送装置であって、
前記搬送手段は、
前記基板の一側端を支持可能な第1の環状コンベアと、
該第1の環状コンベアを回転可能に支持する第1のレールと、
前記基板の他側端を支持可能な第2の環状コンベアと、
該第2の環状コンベアを回転可能に支持するとともに、前記第1のレールと平行に配置される第2のレールと、
前記第1の環状コンベア及び第2の環状コンベアを同速で回転可能な駆動手段と、
前記第1のレール及び第2のレールと直交する方向に延び、前記両レールを、平行状態を維持したまま摺動可能に支持するガイド部と、
前記各レールに対応し、不動状態にあるとともに、前記各レールの移動の支障とならない位置に設けられた少なくとも一対の固定部と、
前記第1のレール及び第2のレールに直交する方向に沿って移動可能な可動部材とを有し、
前記各固定部には、自身の上端が前記第1及び第2のレールの基底部よりも高い位置となるよう、所定の固定部材を取付可能であり、
前記両レールのうち、一方のレールを一方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、他方の前記固定部に前記固定部材を取付けることなく、他方のレールを前記可動部材に取付け、前記一方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態と、
他方のレールを他方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、一方の前記固定部に前記固定部材を取付けることなく、一方のレールを前記可動部材に取付け、前記他方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態とで切換可能としたことを特徴とする基板搬送装置。
上記手段3によれば、基本的には上記手段1及び2と同様の作用効果が奏される。加えて、本手段3によれば、第1、第2のレールと直交する方向に延び、両レールを摺動可能に支持するガイド部が備えられる。このため、基準となるレールの配置を変更する際、両レールをガイド部上で支持しつつ、移動させることができる。従って、レール同士の平行度や、レールとガイド部との直行度等を維持したまま、つまり高い精度を維持したまま、レールを移動させることができる。ひいては、精度出しのための労力を一層低減させることができる。
手段4.基板を水平に載置した状態で所定の水平方向へ搬送するための搬送手段を備える基板搬送装置であって、
前記搬送手段は、
前記基板の一側端を支持可能な第1の環状コンベアと、
該第1の環状コンベアを回転可能に支持する第1のレールと、
前記基板の他側端を支持可能な第2の環状コンベアと、
該第2の環状コンベアを回転可能に支持するとともに、前記第1のレールと平行に配置される第2のレールと、
前記第1の環状コンベア及び第2の環状コンベアを同速で回転可能な駆動手段と、
前記第1のレール及び第2のレールと直交する方向に延び、前記両レールを、平行状態を維持したまま摺動可能に支持するガイド部と、
前記各レールに対応し、不動状態にあるとともに、前記各レールの移動の支障とならない位置に設けられた少なくとも一対の固定部と、
前記第1のレール及び第2のレールに直交する方向に延び、周方向に回転可能な送りねじと、
当該送りねじの両端部を回転可能に支持する一対の支持部と、
該送りねじに螺合されるとともに、当該送りねじの周方向への相対回転に伴って当該送りねじの長手方向に沿って移動可能なナットとを有し、
前記各固定部には、自身の上端が前記第1及び第2のレールの基底部よりも高い位置となるよう、前記支持部とは別体の所定の固定部材を取付可能であり、
前記両レールのうち、一方のレールを一方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、他方の前記固定部に前記固定部材を取付けることなく、他方のレールを前記ナットに取付け、前記一方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態と、
他方のレールを他方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、一方の前記固定部に前記固定部材を取付けることなく、一方のレールを前記ナットに取付け、前記他方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態とで切換可能としたことを特徴とする基板搬送装置。
上記手段4によれば、基本的には上記手段3と同様の作用効果が奏される。加えて、本手段4では、両レールに直交する方向に延び、周方向に回転可能な送りねじと、当該送りねじに螺合されるとともに、当該送りねじが周方向に相対回転することで、送りねじの長手方向に沿って移動可能なナットとを有している。すなわち、上記手段1〜3で述べた可動部材は、送りねじの回転力で移動するナットにより実現されうる。従って、別途コンベア等で可動部材を構成するような場合と比較して、簡易な構成でレールを可動させることができる。そのため、装置の大型化、煩雑化の抑制を図ることができるとともに、コストの増大の抑制を図ることができる。
また、固定部材と支持部とが一体で設けられている場合、送りねじの回転に伴う支持部の振動が固定部材に伝わってしまい、当該振動に起因して固定部材に固定されたレールやコンベアに位置ズレが生じてしまうことが懸念される。これに対し、本手段4においては、固定部材と支持部とが別体で設けられているため、支持部で生じる振動が固定部材に伝わってしまうことを防止できる。この結果、精度が低下してしまうことをより一層防止することができ、精度出しのための労力をより一層低減させることができる。
手段5.前記ガイド部は、互いに平行に複数設けられていることを特徴とする手段3又は4に記載の基板搬送装置。
上記手段5によれば、ガイド部が互いに平行に複数設けられているため、精度の低下をより効果的に防止することができる。
手段6.前記送りねじは、前記両レールの長手方向略中央を通るように配置されるとともに、
前記ガイド部は、前記送りねじを挟むようにして互いに平行に複数設けられていることを特徴とする手段4に記載の基板搬送装置。
上記手段6によれば、基本的には上記手段5と同様の作用効果が奏される。加えて、送りねじが、両レールの長手方向略中央を通るよう配置される。これにより、1つのレールの長手方向略中央にナットが取付けられることとなるため、当該レールは、自身の長手方向略中央に動力が加わって移動することとなる。この結果、レールの移動の際、レールに対して歪み応力等が加わってしまうことを抑制でき、レールの平行度等が損なわれてしまう等の不具合を防止できる。ひいては、精度の低下を一層効果的に防止することができる。
手段7.前記送りねじは、前記両レールに形成された貫通孔を挿通した状態で設けられているとともに、
前記ナットは、前記両レールのうち一方のレールの内側に取付けられることを特徴とする手段4又は6に記載の基板搬送装置。
上記手段7によれば、両レールには貫通孔が形成され、送りねじが当該貫通孔を挿通した状態で設けられている。すなわち、両レールと送りねじとが略同様の高さ位置に配設されることとなる。このため、両レールの上方や下方に送りねじを設ける場合と比較して、配設に必要となるスペースをより小さなものとすることができ、ひいては装置の小型化を図ることができる。
また、ナットは、レールの内側に取付けられる。ここで、両レールの外側にナットを取付ける場合、ナットの側面には外周方向へと突出する突出部を設けるとともに、ナット及び当該突出部が通過できるようレールの貫通孔をより大きく形成する必要が生じる。そして、基準レールの配置変更に際しては、ナット及び突出部を、貫通孔を通して他方のレールの外側へと移動させ、突出部を回動させ、当該突出部を他方のレールの外側に取付けることが考えられる。ところが、この場合には、前記突出部によって、いわば片持ち状態で、ナットが他方のレールに取付けられることとなるため、取付状態が不安定化してしまうおそれがある。また、レールには、ナット及び突出部を通過させるために比較的大きな貫通孔を形成する必要があり、レールの強度を維持するためにはレール自体を大型化させる必要がある。その結果、装置全体の大型化を招いてしまうおそれがある。
この点、本手段7によれば、ナットは、レールの内側に取付けられるので、貫通孔を通過させる必要がない。このため、レールに対して送りねじを中心としてバランスよくナットを取付けることができる。加えて、貫通孔の内径は送りねじを挿通可能でありさえすれば十分である。このため、レール自体の小型化を図ることができ、ひいては装置全体の一層の小型化を図ることができる。
手段8.前記第1のレール及び第2のレール、並びに、前記ガイド部は、X軸方向及びY軸方向に水平に移動可能な支持手段上に設けられ、前記固定部も前記支持手段上に固定されていることを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の基板搬送装置。
上記手段8のように、固定部がX−Y方向(水平方向)に移動可能な支持手段上に固定されている場合にも具現化することができる。
以下に、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本実施形態における基板搬送装置1の主要部を示す平面図である。本実施形態においては、図1の下側を基板搬送装置1の「手前側」と称し、図1の上側を「奥側」と称することとする。また、図2は、基板搬送装置1の主要部を手前側から見た正面図であり、図3は、奥側から見た背面図である。尚、本実施形態の基板搬送装置1は、クリームハンダの印刷されてなるプリント基板(以下、単に「基板」と称する)2の印刷状態を検査する際に用いられる検査装置に対応して設けられている。すなわち、検査装置は、周知のとおり、基板2の表面に対し所定の光(例えば、斜め上方から正弦波状の複数の位相変化する光パターン)を照射するための照明装置や、基板2上の前記照明された部分を撮像するためのCCDカメラ等(いずれも図示略)を備えている。また、これらの下方に基板2及び基板2を支持可能な基板支持部11が設けられており、該基板支持部11は、基板搬送装置1の主要部分を構成している。
また、前記検査装置は、図示しない駆動モータにより動作するX軸レール及び該X軸レールに対しスライド可能なY軸レールを備えており、Y軸レール上に基板支持部11がスライド可能に設けられている。つまり、基板支持部11は、基板2の検査に際し、基板2を含めて、X軸方向及びY軸方向に水平に移動可能となっている。
図1〜図3に示すように、基板支持部11は、略平板状の支持手段としての支持プレート12と、当該支持プレート12上に設けられる第1のガイド部13及び第2のガイド部14と、当該第1、第2のガイド部13,14上に設けられる第1のレール15及び第2のレール16とを備えている。
第1、第2のガイド部13,14は、水平方向に延び、前記支持プレート12上に所定間隔を隔てて互いに平行に配設固定されている。
第1のレール15及び第2のレール16は、それぞれ基板2の搬送方向(図1の左右方向)に沿って延び、互いに平行となるよう配設されている。また、第1、第2のレール15,16は、それぞれ第1、第2のガイド部13,14に対し直交するとともに、当該第1、第2のガイド部13,14上に摺動可能に支持されている。より詳しくは、第1、第2のレール15,16は、それぞれ断面凹形状の摺動脚部19を一対具備している。そして、前記両ガイド部13,14に対し前記各摺動脚部19の凹部を嵌め合わせることで、第1、第2のレール15,16は、両ガイド部13,14上を摺動可能に支持されている。ここで、両レール15,16をそれぞれ両ガイド部13,14上でスライド移動させたとしても、両レール15,16同士の平行度や、両レール15,16と両ガイド部13,14との直交度等が高い精度で維持されるように構成されている。
また、第1、第2のレール15,16の長手方向略中央部分には、後述する送りねじ31が貫通される貫通孔32,33が設けられている。また、第1、第2のレール15,16の内側壁面のうち、貫通孔32,33の周囲には、後述するナット41を取付けるための4つのねじ孔(図示略)が貫通孔32,33の軸心を中心として放射状に配設されている。
加えて、第1のレール15及び第2のレール16の内側壁面には、複数のプーリが回転可能に支持されており、該プーリには、それぞれ第1のコンベアベルト18及び第2のコンベアベルト19が設けられている。
ここで、第1のレール15の内側壁面に設けられた複数のプーリのうち1のプーリは、第1のレール15に設けられた駆動手段としての第1のモータ36の回転軸に取付けられている。このため、前記第1のモータ36の回転力が前記プーリに伝達され、当該プーリの回転駆動力に基づいて、第1のコンベアベルト17が回転できるようになっている。
一方で、第2のレール16の内側壁面に設けられた複数のプーリのうち1のプーリは、第2のレール16に設けられた駆動手段としての第2のモータ38の回転軸に取付けられている。これにより、前記第2のモータ38の回転力が前記プーリに伝達され、当該プーリの回転駆動力に基づいて、第2のコンベアベルト18が回転できるようになっている。尚、本実施形態では、第1、第2のレール15,16と、第1、第2のコンベアベルト17,18と、第1、第2のモータ36,38等により搬送手段が構成されている。
また、前記第1、第2のモータ36,38は、互いの回転軸が同速で回転するように設定されており、ひいては、第1、第2のコンベアベルト17,18が同速で回転するように設定されている。このように第1のコンベアベルト17及び第2のコンベアベルト18が同速で回転することで、基板支持部11に案内された基板2は、第1、第2コンベアベルト17,18上に両側端を支持された状態で図1の左右方向へと搬送されるようになっている。尚、両コンベアベルト17,18の上方に、基板2の両端上部を押さえる押さえ部材(図示せず)を設け、当該押さえ部材と両コンベアベルト17,18とで基板2の両側端を挟持することとしてもよい。
さらに、基板支持部11には、第1、第2のレール15,16に設けられた前記貫通孔32,33を貫通するとともに、第1、第2のレール15,16と直交する向きに延びる送りねじ31が備えられている。当該送りねじ31は、外周面に雄ねじが形成されるとともに、支持プレート12上に垂直立設された一対の支持部34,35によって、回転可能に支持されている。尚、当該送りねじ31の奥側端部には、プーリ46が設けられている。
加えて、支持プレート12上には、レール位置決めモータ47が設けられている。また、当該レール位置決めモータ47の回転軸に取付けられたプーリ49と、前記プーリ46とに対してベルト48が掛装されている。これにより、レール位置決めモータ47の回転力が、ベルト48を介してプーリ46に伝達され、送りねじ31が自身の周方向に回転できるようになっている。
また、前記送りねじ31には、可動部材としてのナット41が螺合されている。図5に示すように、当該ナット41は、前記貫通孔32にほぼ隙間なく挿通可能な筒状部42と、前記貫通孔32,33の内径よりも大径のフランジ部43とから構成されている。ここで、フランジ部43には、前記両レール15,16の内側壁面に設けられた4つのねじ孔に対応する部位に、4つの透孔(いずれも図示略)が設けられている。
加えて、当該ナット41は、前記第1のレール15或いは第2のレール16に対して、取付・取外可能に構成されている。より詳しくは、フランジ部43に設けられた4つの透孔にそれぞれねじを挿通した上で、前記第1のレール15或いは第2のレール16の内側壁面に設けられた4つのねじ孔に対して各ねじを螺合し、締結することで取付可能となっている。ここで、ナット41を前記第2のレール16に取付ける際には、ナット41のフランジ部43を第2のレール16の内側壁面に取付ける(図5参照)。一方で、ナット41を前記第1のレール15に取付ける際には、第1のレール15の貫通孔32にナット41の筒状部42を挿通した上で、フランジ部43を第1のレール15の内側壁面に取付ける(図6参照)。尚、ここでは、図1等に示すように、手前側の第1のレール15が「基準レール」であるものとして説明されている都合上、図5に示すように、第2のレール16に対してナット41が取付けられているものとする。
さらに、上記のようにナット41の取付けられた第2のレール16は、前記送りねじ31の回転によって、第1のレール15に対して接離方向に移動可能な可動レールとして機能することなる。より詳しくは、送りねじ31の回転方向によって第2のレール16の移動方向が決定され、送りねじ31の回転量によって第2のレール16の移動量が決定される。
また、前記支持プレート12上には、第1、第2のガイド部13,14の手前側端部の各両側位置に、固定部としての一対の手前側ねじ孔21が設けられている。一方で、第1、第2のガイド部13,14の奥側端部の各両側位置に、固定部としての一対の奥側ねじ孔22が設けられている。
加えて、本実施形態では、両ねじ孔21,22のいずれか一方に対して、前記両支持部34,35とは別体の、金属ブロックにより形成された固定部材25を一対のボルト26で固定可能となっている。より詳しくは、図4(a),(b)に示すように、固定部材25のうち、基端部の幅方向略中央に前記ガイド部13,14の幅と略同寸法の幅を有する凹部28が設けられている。また、固定部材25には、前記凹部28を挟むようにして、上下方向へと貫通する一対のねじ孔27が形成されている。そして、固定部材25の先端面側から一対のボルト26を各ねじ孔27に螺合するとともに、各ボルト26の先端部を前記手前側ねじ孔21或いは奥側ねじ孔22に螺合し、締結する。これにより、両ねじ孔21,22のいずれか一方に、固定部材25が固定されることとなる。上述の通り、ここでは、手前側の第1のレール15が「基準レール」とされており、かかる意味で、固定部材25は手前側ねじ孔21にボルト26で固定されている。尚、ボルト26で固定された固定部材25の上端は、第1、第2のレール15,16の基底部よりも高い位置となっている。
さらに、図4〜図6に示すように、固定部材25には、前記凹部28の上方において、両レール15,16をボルト51で固定するための透孔23が形成されている。ここで、固定部材25を介しての手前側ねじ孔21或いは奥側ねじ孔22に対する第1のレール15或いは第2のレール16の固定は、次のように行われる。すなわち、第1、第2のレール15,16の外側壁面のうち、前記固定部材25の透孔23に対応する部位に、前記ボルト51を螺合可能なねじ孔(図示略)が形成されている。そして、固定部材25の前記透孔23にボルト51を挿通した上で、当該ボルト51をレール15,16の外側壁面に形成された前記ねじ孔に螺合し、締結する。これにより、第1のレール15或いは第2のレール16が、固定部材25を介して手前側ねじ孔21或いは奥側ねじ孔22に固定されることとなる。尚、上記の通り、ここでは、第1のレール15が、固定部材25を介して手前側ねじ孔21に固定されており、第1のレール15が「基準レール」として手前側に配置固定されている。
加えて、手前側ねじ孔21、奥側ねじ孔22、及び固定部材25に関しては、予め十分な「精度出し」が行われている。このため、手前側ねじ孔21に固定部材25を介して固定された第1のレール15は、非常に高い精度で位置合わせされている。勿論、第2のレール16を固定部材25を介して奥側ねじ孔22に固定した場合にも、当該第2のレール16が非常に高い精度で位置合わせされることとなる。
さて、図1、図5等で示したように、ここでは、第1のレール15が基準レールとして手前側に配置固定される一方で、第2のレール16がナット41に取付けられ、可動レールとして機能する状態とされている(第1の状態)。本実施形態では、上記説明でも述べたように、当該第1の状態から、第2のレール16が基準レールとして奥側に配置固定される一方で、第1のレール15がナット41に取付けられ、可動レールとして機能する状態(第2の状態)へと切換えることができる。そこで次に、第1の状態から第2の状態へと状態を切換える際、つまり、基準レールと可動レールとを切換える際の手順について説明する。
基準レールを手前側から奥側へと切換える場合には、まず、ボルト51を取外し、第1のレール15と固定部材25との締結状態を解除する。そして、ボルト26を取外すことで、固定部材25を取外す。また、第2のレール16からナット41を取外す。
その後、図6に示すように、奥側ねじ孔22に対して固定部材25をボルト26で固定する。次に、第2のレール16を両ガイド部13,14に沿って奥側へとスライド移動させ、前記固定部材25と第2のレール16とをボルト51で固定する。これにより、第2のレール16は、固定部材25を介して奥側ねじ孔22に固定されることとなる。つまり、第2のレール16が「基準レール」として奥側に配置固定されることとなる。一方で、第1のレール15の内側壁面に前記ナット41のフランジ部43をねじで取付ける。これにより、第1のレール15は、送りねじ31の回転によって、第2のレール16に対して接離方向に移動可能な「可動レール」として機能することとなる。勿論、このように基準レールが奥側に配置固定されている第2の状態から、基準レールが手前側に配置固定される第1の状態へと再度切換えることも可能である。
以上詳述したように、本実施形態の基板搬送装置1によれば、任意に選択した一方のレール15(16)を、「基準レール」として、手前側或いは奥側に固定状態で配置することができる。一方で、ナット41に取付けられた他方のレール16(15)は、「可動レール」として、前記一方のレール(基準レール)15(16)に対して接離方向に移動可能とされる。このため、レール15,16を比較的容易に手前側或いは奥側に配置することができる。
また、手前側ねじ孔21、奥側ねじ孔22及び固定部材25は、当初から予め「精度出し」がされており、当該ねじ孔21,22に当該固定部材25を介して固定される一方のレール15(16)は、「精度出し」をすることなく、非常に高い精度で配置固定されることとなる。その結果、基準となるレールの配置変更を行うような場合であっても、「精度出し」のための労力を抑制でき、ひいては作業性の飛躍的な向上を図ることができる。
また、「可動レール」となるレール16(15)の側に、固定部材25を取付けていないため、固定部材25によってその移動が規制されることがなく、移動範囲をより広くとることができる。その結果、両レール15,16間の間隔をより広い範囲で調節でき、種々の幅を有するより多岐にわたる基板2に対応可能となる。
さらに、第1、第2のレール15,16と直交する方向に延び、両レール15,16を摺動可能に支持する第1、第2のガイド部13,14が備えられる。このため、第1、第2のレール15,16の配置を変更する際、両レール15,16を両ガイド部13,14上で支持しつつ、移動させることができる。従って、両レール15,16同士の平行度や、各レール15,16と両ガイド部13,14との直行度等を維持したまま、つまり高い精度を維持したまま、両レール15,16を移動させることができる。ひいては、精度出しのための労力をより一層低減させることができる。
併せて、1のガイド部ではなく、複数のガイド部13,14が設けられているため、精度の低下をより一層防止できる。
さらに、「可動レール」側には、送りねじ31の回転力で移動するナット41を取付けることとしている。従って、別途コンベア等でレール15,16を移動させるような場合と比較して、簡易な構成でレール15,16を移動させることができる。そのため、基板搬送装置1の大型化、煩雑化の抑制を図ることができるとともに、コストの増大の抑制を図ることができる。
加えて、固定部材25と支持部34,35とが別体で設けられているため、支持部34,35で生じる振動が固定部材25に伝わってしまうことを防止できる。その結果、精度が低下してしまうことをより一層防止することができ、精度出しのための労力をより一層低減させることができる。
また、送りねじ31が、両レール15,16の長手方向略中央を通るよう配置される。これにより、レール15,16のうち一方のレールの長手方向略中央にナット41が取付けられることとなるため、当該一方のレールは、自身の長手方向略中央に動力が加わって移動することとなる。この結果、当該レールの移動の際、レールに対して歪み応力等が加わってしまうことを抑制でき、両レール15,16の平行度等が損なわれてしまう等の不具合を防止できる。ひいては、精度の低下を一層効果的に防止することができる。
さらに、両レール15,16には貫通孔32,33が形成され、送りねじ31が当該貫通孔32,33を挿通した状態で設けられている。すなわち、両レール15,16と送りねじ31とが略同様の高さ位置に配設されることとなる。このため、両レール15,16の上方や下方に送りねじ31を設ける場合と比較して、配設に必要となるスペースをより小さなものとすることができ、ひいては基板搬送装置1の小型化を図ることができる。
加えて、ナット41は、レール15,16の内側に取付けられるので、貫通孔32,33を通過させる必要がない。このため、レール15,16に対して送りねじ31を中心としてバランスよくナット41を取付けることができる。加えて、貫通孔32,33の内径は送りねじ31を挿通可能でありさえすれば十分である。このため、レール15,16自体の小型化を図ることができ、ひいては基板搬送装置1全体の一層の小型化を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、固定部が、支持プレート12上に設けられた手前側ねじ孔21及び奥側ねじ孔22により具現化されているが、固定部に関しては、両レール15,16が配置される支持プレート12やガイド部13,14に対して不動状態にあるものであればよい。従って、例えば、図7に示すように、支持プレート12の側面から突出し、外周面に雄ねじが形成されたねじ部材64を固定部として設けることとしてもよい。この場合には、固定部材65に貫通孔66を設け、当該貫通孔66にねじ部材64を挿通し、当該ねじ部材64の先端部にナット67を螺合し、締結することで、固定部材65がねじ部材64に固定されることとなる。
また、例えば、図8に示すように、ガイド部13,14の上面に固定部としてのねじ孔71を設けることとしてもよい。このようにガイド部13,14の上面にねじ孔71を設ける場合には、固定部材72に貫通孔73を設け、当該貫通孔73にボルト74を挿通し、当該ボルト74の先端部をねじ孔71に螺合し、締結することで、固定部材72がねじ孔71に固定されることとなる。
さらに、例えば、図9に示すように、ガイド部13,14の両側面に一対のねじ孔75を固定部として設けることとしてもよい。このようにガイド部13,14の両側面にねじ孔75を設ける場合には、固定部材76の両側部に一対の貫通孔77を設け、当該貫通孔77にボルト78を挿通し、当該ボルト78の先端部をねじ孔75に螺合し、締結することで、固定部材76がねじ孔75に固定されることとなる。
また、図10に示すように、ガイド部13,14の側面から突出し、外周面に雄ねじが形成された一対のねじ部材81を固定部材として設けることとしてもよい。このようにガイド部13,14の側面に一対のねじ部材81を設ける場合には、固定部材82を接続・分離可能な構成とした上で、当該固定部82の両側部に一対の貫通孔83を設け、前記各ねじ部材81を当該各貫通孔83に挿通し、各ねじ部材81の先端部にナット84を螺合し、締結することで、固定部材82がねじ部材81に固定されることとなる。
尚、ガイド部13,14の両側部に一対のねじ部材81を設ける場合には、図11に示すように、各レール15,16の摺動脚部19の側部を切り欠く等して、ねじ部材81によって各レール15,16の移動に支障が生じないようにすることが望ましい。
(b)上記実施形態では、レール15,16を固定するために用いる透孔23は、固定部材25に1つのみ設けられているが、図8〜10に示すように、複数(図では2つ)の透孔85,86,87を設けることとしてもよい。この場合には、レール15,16をより安定して固定部材を介して固定部に固定することができる。勿論、3つ以上の透孔を設けることとしてもよい。
(c)上記実施形態では、可動部材として送りねじ31に沿って移動可能なナット41が用いられているが、可動部材としては、前記第1、第2のレール15,16に直交する方向に沿って移動可能な部材であればよい。従って、可動部材として、例えば、ピニオンの回転により、第1、第2のレール15,16に直交する方向に移動するラックを用いたり、両レール15,16と直交する方向に移動可能なチェーン等を用いたりすることとしてもよい。
(d)上記実施形態では、2本のガイド部13,14が設けられているが、ガイド部を1本のみとしてもよいし、3本以上のガイド部を設けることとしてもよい。
(e)上記実施形態では、第1、第2のコンベアベルト17,18を同速で回転させるにあたって、第1、第2のモータ36,38を同速で回転させている。これに対し、両レール15,16に直交する方向に延び、周方向に回転可能な作動軸を設け、当該作動軸の外周面に両コンベアベルト17,18を当接させることで、両コンベアベルト17,18が同速で回転することとしてもよい。
(f)上記実施形態では、基板2上のクリームハンダの検査を行うための検査装置に基板搬送装置1が設けられた場合について具現化しているが、他の装置に上記のような基板搬送装置1を設けることとしてもよい。他の装置としては、例えば、リフロー後のハンダの検査を行うための検査装置や、電子部品を実装するための実装装置等が挙げられる。
本実施形態における基板搬送装置の主要部を示す概略平面図である 本実施形態における基板搬送装置の主要部を示す概略正面図である。 本実施形態における基板搬送装置の主要部を示す概略背面図である。 (a)は、手前側ねじ孔或いは奥側ねじ孔に対する固定部材の固定方法を示す部分拡大断面図であり、(b)は、手前側ねじ孔或いは奥側ねじ孔に固定された固定部を示す部分拡大断面図である。 第1のレールを基準レールとして設定した場合における基板搬送装置の側面模式図である。 第2のレールを基準レールとして設定した場合における基板搬送装置の側面模式図である。 別の実施形態における固定部としてのねじ部材等を示す部分拡大断面図である。 別の実施形態における固定部としてのねじ孔等を示す部分拡大断面図である。 別の実施形態における固定部としてのねじ孔等を示す部分拡大断面図である。 別の実施形態における固定部としてのねじ部材等をしめす部分拡大断面図である。 別の実施形態における基板搬送装置の側面模式図である。
符号の説明
1…基板搬送装置、2…基板としてのプリント基板、13…第1のガイド部、14…第2のガイド部、15…第1のレール、16…第2のレール、17…第1のコンベアベルト、18…第2のコンベアベルト、21…固定部としての手前側ねじ孔、22…固定部としての奥側ねじ孔、25,65,72,76,82…固定部材、31…送りねじ、41…ナット、64,81…固定部としてのねじ部材、71,75…固定部としてのねじ孔。

Claims (8)

  1. 基板を水平に載置した状態で所定の水平方向へ搬送するための搬送手段を備える基板搬送装置であって、
    前記搬送手段は、
    前記基板の一側端を支持可能な第1の環状コンベアと、
    該第1の環状コンベアを回転可能に支持する第1のレールと、
    前記基板の他側端を支持可能な第2の環状コンベアと、
    該第2の環状コンベアを回転可能に支持するとともに、前記第1のレールと平行に配置される第2のレールと、
    前記第1の環状コンベア及び第2の環状コンベアを同速で回転可能な駆動手段と、
    前記各レールに対応し、不動状態にあるとともに、前記各レールの移動の支障とならない位置に設けられた少なくとも一対の固定部と、
    前記第1のレール及び第2のレールに直交する方向に沿って移動可能な可動部材とを有し、
    前記各固定部には、自身の上端が前記第1及び第2のレールの基底部よりも高い位置となるよう、所定の固定部材を取付可能であり、
    前記両レールのうち、任意の一方のレールを一方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、他方のレールを前記可動部材に取付け、前記一方のレールに対して接離方向に移動可能としたことを特徴とする基板搬送装置。
  2. 基板を水平に載置した状態で所定の水平方向へ搬送するための搬送手段を備える基板搬送装置であって、
    前記搬送手段は、
    前記基板の一側端を支持可能な第1の環状コンベアと、
    該第1の環状コンベアを回転可能に支持する第1のレールと、
    前記基板の他側端を支持可能な第2の環状コンベアと、
    該第2の環状コンベアを回転可能に支持するとともに、前記第1のレールと平行に配置される第2のレールと、
    前記第1の環状コンベア及び第2の環状コンベアを同速で回転可能な駆動手段と、
    前記各レールに対応し、不動状態にあるとともに、前記各レールの移動の支障とならない位置に設けられた少なくとも一対の固定部と、
    前記第1のレール及び第2のレールに直交する方向に沿って移動可能な可動部材とを有し、
    前記各固定部には、自身の上端が前記第1及び第2のレールの基底部よりも高い位置となるよう、所定の固定部材を取付可能であり、
    前記両レールのうち、一方のレールを一方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、他方の前記固定部に前記固定部材を取付けることなく、他方のレールを前記可動部材に取付け、前記一方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態と、
    他方のレールを他方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、一方の前記固定部に前記固定部材を取付けることなく、一方のレールを前記可動部材に取付け、前記他方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態とで切換可能としたことを特徴とする基板搬送装置。
  3. 基板を水平に載置した状態で所定の水平方向へ搬送するための搬送手段を備える基板搬送装置であって、
    前記搬送手段は、
    前記基板の一側端を支持可能な第1の環状コンベアと、
    該第1の環状コンベアを回転可能に支持する第1のレールと、
    前記基板の他側端を支持可能な第2の環状コンベアと、
    該第2の環状コンベアを回転可能に支持するとともに、前記第1のレールと平行に配置される第2のレールと、
    前記第1の環状コンベア及び第2の環状コンベアを同速で回転可能な駆動手段と、
    前記第1のレール及び第2のレールと直交する方向に延び、前記両レールを、平行状態を維持したまま摺動可能に支持するガイド部と、
    前記各レールに対応し、不動状態にあるとともに、前記各レールの移動の支障とならない位置に設けられた少なくとも一対の固定部と、
    前記第1のレール及び第2のレールに直交する方向に沿って移動可能な可動部材とを有し、
    前記各固定部には、自身の上端が前記第1及び第2のレールの基底部よりも高い位置となるよう、所定の固定部材を取付可能であり、
    前記両レールのうち、一方のレールを一方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、他方の前記固定部に前記固定部材を取付けることなく、他方のレールを前記可動部材に取付け、前記一方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態と、
    他方のレールを他方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、一方の前記固定部に前記固定部材を取付けることなく、一方のレールを前記可動部材に取付け、前記他方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態とで切換可能としたことを特徴とする基板搬送装置。
  4. 基板を水平に載置した状態で所定の水平方向へ搬送するための搬送手段を備える基板搬送装置であって、
    前記搬送手段は、
    前記基板の一側端を支持可能な第1の環状コンベアと、
    該第1の環状コンベアを回転可能に支持する第1のレールと、
    前記基板の他側端を支持可能な第2の環状コンベアと、
    該第2の環状コンベアを回転可能に支持するとともに、前記第1のレールと平行に配置される第2のレールと、
    前記第1の環状コンベア及び第2の環状コンベアを同速で回転可能な駆動手段と、
    前記第1のレール及び第2のレールと直交する方向に延び、前記両レールを、平行状態を維持したまま摺動可能に支持するガイド部と、
    前記各レールに対応し、不動状態にあるとともに、前記各レールの移動の支障とならない位置に設けられた少なくとも一対の固定部と、
    前記第1のレール及び第2のレールに直交する方向に延び、周方向に回転可能な送りねじと、
    当該送りねじの両端部を回転可能に支持する一対の支持部と、
    該送りねじに螺合されるとともに、当該送りねじの周方向への相対回転に伴って当該送りねじの長手方向に沿って移動可能なナットとを有し、
    前記各固定部には、自身の上端が前記第1及び第2のレールの基底部よりも高い位置となるよう、前記支持部とは別体の所定の固定部材を取付可能であり、
    前記両レールのうち、一方のレールを一方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、他方の前記固定部に前記固定部材を取付けることなく、他方のレールを前記ナットに取付け、前記一方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態と、
    他方のレールを他方の前記固定部に対し前記固定部材を介して固定する一方で、一方の前記固定部に前記固定部材を取付けることなく、一方のレールを前記ナットに取付け、前記他方のレールに対して接離方向に移動可能とする状態とで切換可能としたことを特徴とする基板搬送装置。
  5. 前記ガイド部は、互いに平行に複数設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の基板搬送装置。
  6. 前記送りねじは、前記両レールの長手方向略中央を通るように配置されるとともに、
    前記ガイド部は、前記送りねじを挟むようにして互いに平行に複数設けられていることを特徴とする請求項4に記載の基板搬送装置。
  7. 前記送りねじは、前記両レールに形成された貫通孔を挿通した状態で設けられているとともに、
    前記ナットは、前記両レールのうち一方のレールの内側に取付けられることを特徴とする請求項4又は6に記載の基板搬送装置。
  8. 前記第1のレール及び第2のレール、並びに、前記ガイド部は、X軸方向及びY軸方向に水平に移動可能な支持手段上に設けられ、前記固定部も前記支持手段上に固定されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の基板搬送装置。
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