JP2004025448A - 治具レス加工装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】加工時に工具が被加工板以外に接触しない被加工板支持装置を提供する。
【解決手段】支持ベース1に装着されたNCルータ11の前方の支持台12、13の上部に第1の上部コンベア14とそれと平行に第2の上部コンベア15が装着され、さらに、第1の上部コンベア14の下部に第1の下部コンベア16が装着され、第2の上部コンベアの下部に第2の下部コンベア17が装着されており、それぞれサーボモータで送り駆動する。更に第1,第2上部コンベアを上下に駆動し被加工板を上下のコンベアで挟持し2対の上下コンベアの水平方向すき間に工具を入れる。
【選択図】 図1
【解決手段】支持ベース1に装着されたNCルータ11の前方の支持台12、13の上部に第1の上部コンベア14とそれと平行に第2の上部コンベア15が装着され、さらに、第1の上部コンベア14の下部に第1の下部コンベア16が装着され、第2の上部コンベアの下部に第2の下部コンベア17が装着されており、それぞれサーボモータで送り駆動する。更に第1,第2上部コンベアを上下に駆動し被加工板を上下のコンベアで挟持し2対の上下コンベアの水平方向すき間に工具を入れる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1、第2の上部搬送ベルト及び下部搬送ベルトの間に加工装置の工具を通過させることによって、工具が被加工板以外に接触しないようにした治具レス加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、NCルータ加工装置では、工具を装着したヘッドがビームに沿って横方向に駆動され、吸着テーブルがヘッドの移動方向に対して直交方向に移動することによって、吸着テーブル上に吸着された被加工板がNCルータのヘッドに装着した工具で加工されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなNCルータでは、吸着テーブル上に被加工板が吸着されるため、工具で被加工板を加工すると、工具が被加工板を通して加工する場合があるので、直接吸着テーブル上に載置した場合は、吸着テーブルを傷付ける恐れがあるため、吸着テーブル上に吸着テーブルと同様に吸着孔を設けた治具ボードを載置して、その上に被加工板を載置するが、治具ボードは被加工板の加工部分に合わせて吸着孔が設けられているため、異なったタイプの被加工板を載置する場合はそれに合わせた治具ボードを載置しなければならず、治具ボードの取り替え作業が繁雑で作業性が悪いという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、突き合わせ部に小径のローラを設け、該小径ローラから離れた位置に大径のローラを設け、下部に複数の小径ローラを平らに並べ、前記小径ローラ、前記大径ローラ及び前記複数の小径ローラにベルトを装着した第1、第2の上部コンベアと、該第1、第2の上部コンベアの前記大径ローラに掛けられたベルトが駆動軸に掛けられる第1、第2のサーボモータと、前記第1、第2の上部コンベアの小径ローラの下部近傍に装着された小径のローラを設け、該小径のローラから離れた位置に大径のローラを設け、上部に複数の中径のローラを平らに並べ、前記小径のローラ、前記大径のローラ及び前記複数の中径のローラにベルトを装着した第1、第2の下部コンベアと、該第1、第2の下部コンベアの前記大径のローラに掛けられたベルトが駆動軸に掛けられた第3、第4のサーボモータと、前記第1、第2の上部コンベアを上下させるボールネジを設けた第1、第2のギアボックスとからなり、前記第1、第2の下部コンベアの上に載置された被加工板を前記第1、第2のギアボックスで第1、第2の上部コンベアを下降させて、前記第1、第2の上部コンベア及び下部コンベアで挟持し、第1、第2、第3、第4のサーボモータで前記第1、第2の上部及び下部コンベアを同期駆動して、前記第1、第2の上部コンベアの間の上部に装着した加工装置の工具が前記第1、第2の上部及び下部コンベアの突き合わせ部の間を通過して前記被加工板を加工するものであり、又、前記第1の下部コンベアに搬入コンベアを装着し、前記第2の下部コンベアの搬出コンベアを装着し、前記第1の下部コンベアの大径のローラに掛けられたベルトを前記搬入コンベアの大径のローラに掛け、前記、第2の下部コンベアの大径のローラに掛けられたベルトを前記搬出コンベアの大径のローラに掛けて同期させるものであり、前記搬入コンベア及び前記搬出コンベアをそれぞれ長尺に構成するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明では、第1、第2の上部コンベアと第1、第2の下部コンベアとの間に被加工板を挟持して搬送し、第1、第2の上部コンベアの上部に装着した加工装置の工具が第1、第2の上部コンベア及び下部コンベアの突き合わせ部の間を通過するように構成することにより、それぞれのコンベアのベルトを傷付けることがなく被加工板を加工することができ、又、被加工板を支持するための治具を必要とすることがなく、又、第1のサーボモータの回転数に対して、第2、第3、第4のサーボモータの回転数を追従させることにより、第1、第2の上部コンベアと下部コンベアで挟持して搬送される被加工板の加工位置がずれることなく位置決めすることができる。
【0006】
【実施例】
図1は本発明の実施例の治具レス加工装置の側面図、図2は図1の治具レス加工装置の正面図、図3は図1の治具レス加工装置の平面図で、NCルータは支持ベース1に装着された支柱2の上部に横方向に装着されたビーム3にレール4が装着され、このレール4に装着されたベアリング5がヘッド構造体6に装着され、ヘッド構造体6はビーム3の端部に装着されたサーボモータ7でビーム3に沿って位置決め移動されるように構成され、又、ヘッド構造体6に装着された上下部材6aはサーボモータ8で所定位置まで上下動するように構成され、上下部材7に装着され複数のヘッド9はそれぞれのシリンダ10で所定位置に下降するように構成され、ヘッド9の下部に工具9aがそれぞれ装着されている。
【0007】
又、支持ベース1に装着されたNCルータ11の前方の支持台12、13の上部に第1の上部コンベア14が装着され、この第1の上部コンベア14と平行に第2の上部コンベア15が装着され、さらに、第1の上部コンベア14の下部に第1の下部コンベア16が装着され、第2の上部コンベアの下部に第2の下部コンベア17が装着され、第1の上部コンベア14の近傍に第1のサーボモータ18が装着され、第2上部コンベア15の近傍に第2のサーボモータ19が装着され、さらに、第1の下部コンベア16の近傍に第3のサーボモータ20が装着され、第2の下部コンベア17の近傍に第4のサーボモータ21が装着され、又、第1の下部コンベア16の近傍に搬入コンベア22が装着され、第2の下部コンベア17の近傍に搬出コンベア23が装着されている。
【0008】
又、第1、第2の上部コンベア14と15の突き合わせ部にそれぞれ小径のローラ14a、15aが装着され、この小径のローラ14a、15aから離れた位置に大径のローラ14b、15bが装着され、又、小径のローラ14a、15aと大径のローラ14b、15bの間に下面を平に構成するように複数の小径のローラ14c、15cが装着され、小径のローラ14aと15a、大径のローラ14bと15b、複数の小径のローラ14cと15cにベルト14d、15dが掛けられ、このベルト14d、15dの張力を保つために、複数の小径ローラ14cと15cの上部にそれぞれ張力ローラ14eと15eが装着され、さらに、第1、第2の下部コンベア16と17の突き合わせ部にそれぞれ小径のローラ16a、17aが装着され、この小径のローラ16a、17aから平行に離れた位置に中径のローラ16b、17bが装着され、これらの中径のローラ16b、17bの下部に大径のローラ17c、18cが装着され、又、小径のローラ16a、17aと中径のローラ16b、17bの間に上面を平に構成するように複数の中径のローラ16d、17dが装着され、小径のローラ16aと17a、中径のローラ16bと17b、大径のローラ16cと17c、複数の中径のローラ16dと17dにベルト16e、17eが掛けられ、大径のローラ14bと第1のサーボモータ18に装着されたプーリー18aにベルト24が掛けられ、大径のローラ15bと第2のサーボモータ19の駆動軸に装着されたプーリー19aにベルト25が掛けられ、又、第1の下部コンベア16の大径のローラ16cと第3のサーボモータ20の駆動軸に装着されたプーリー20aにベルト26が掛けられ、第2の下部コンベア17の大径のローラ17cに第4のサーボモータの駆動軸に装着されたプーリー21aにベルト27が掛けられ、複数の小径のローラ16d、17dの下部に第1、第2のギアボックス28、29が装着され、これらの第1、第2のギアボックス28、29のボールネジ28a、28aは上部コンベア14及び15を上下動するように構成されている。
【0009】
さらに、第1の下部コンベア16の近傍に装着された搬入コンベア22は、第1の下部コンベア16の中径のローラ16bの近傍に小径のローラ22aが装着され、この小径のローラ22aから平行に離れた位置に小径のローラ22bが装着され、小径のローラ22bの下部に大径のローラ22cが装着され、これらの小径のローラ22a、22b及び大径のローラ22cにベルト22dが掛けられ、小径のローラ22aと22bの上面は第1の下部コンベア16の上面と平行に構成され、又、第2の下部コンベア17の近傍に装着された搬出コンベア23は、第1の下部コンベア17の中径のローラ17bの近傍に小径のローラ23aが装着され、この小径のローラ23aから離れた位置に小径のローラ23bが装着され、小径のローラ23bの下部に大径のローラ23cが装着され、これらの小径のローラ23a、23b及び大径のローラ23cにベルト23dが掛けられ、小径のローラ23aと23bの上面は第2の下部コンベア17の上面と平行に構成され、第1の下部コンベア16の大径のローラ16cと搬入コンベア22の大径のローラ22cにベルト30が掛けられ、さらに、第1の下部コンベア17の大径のローラ17cと搬出コンベア23の大径のローラ23cにベルト31が掛けられている。
【0010】
図4は本発明の実施例の実施例の治具レス加工装置の制御装置のブロック図で、指令パルス発信装置32の出力は制御回路33が入力され、制御回路33の出力は増幅器34に入力され、増幅器34の出力は第1のサーボモータ18に出力され、第1のサーボモータ18の回転軸に装着されたエンコーダ35の出力は指令パルス発信装置32の出力側にフィードバックされ、又、指令パルス発信装置32の出力は同期回路36に入力され、同期回路36の出力は制御回路37に入力され、制御回路37の出力は増幅器38に入力され、増幅器38の出力は第2のサーボモータ19に入力され、第2のサーボモータ19の回転軸に装着されたエンコーダ39の出力は同期回転軸36の出力側に接続され、さらに、指令パルス発信装置32の出力は同期回路40に入力され、同期回路40の出力は制御回路41に入力され、制御回路41の出力は増幅器42に入力され、増幅器42の出力は第3のサーボモータ20に入力され、第3のサーボモータ20の回転軸に装着されたエンコーダ43の出力は同期回路40の出力側に接続され、又、指令パルス発信装置32の出力は同期回路44に入力され、同期回路44の出力は制御回路45に入力され、制御回路45の出力は増幅器46に入力され、増幅器46の出力は第4のサーボモータ21に入力され、第4のサーボモータ21の回転軸に装着されたエンコーダ47の出力は同期回路44の出力側に接続されている。
【0011】
このように構成された本実施例の制御では、指令パルス発信装置32からの指令パルスが制御回路33に入力されると、制御回路33の出力は増幅器34で増幅されて第1のサーボモータ18に入力され、第1のサーボモータ18の回転数に比例したパルスがエンコーダ35から出力されると、このパルスは指令パルス発信装置32の出力側に入力されて指令パルスから減算され、第1のサーボモータ18を指令パルスに従う速度で回転し、又、指令パルス発信装置32から指令パルスが同期回路36に入力されると、同期回路36は第2のサーボモータ19を第1のサーボモータ18の回転数に同期するように、係数k1を掛けた指令パルスが出力され、この指令パルスは制御回路37に入力され、制御回路37の出力増幅器38で増幅されて第2のサーボモータ19に入力され、第2のサーボモータ19の回転数に比例したパルスがエンコーダ39から同期回路36の出力側に入力されて同期回路36の指令パルスから減算され、その差が第2のサーボモータ19に入力され、指令パルス発信装置29で指定された第1のサーボモータ18の速度と同期するように制御され、さらに、指令パルス発信装置32から指令パルスが同期回路40に入力されると、同期回路40は第3のサーボモータ20を第1のサーボモータ18の回転数に同期するように、係数k2を掛けた指令パルスが出力され、この指令パルスは制御回路41に入力され、制御回路41の出力増幅器42で増幅されて第3のサーボモータ20に入力され、第3のサーボモータ20の回転数に比例したパルスがエンコーダ43から同期回路40の出力側に入力されて同期回路40の指令パルスから減算され、その差が第3のサーボモータ20に入力され、指令パルス発信装置32で指定された第1のサーボモータ18の速度と同期するように制御され、又、指令パルス発信装置32から指令パルスが同期回路44に入力されると、同期回路44は第4のサーボモータ21を第1のサーボモータ18の回転数に同期するように、係数k3を掛けた指令パルスが出力され、この指令パルスは制御回路45に入力され、制御回路45の出力増幅器46で増幅されて第4のサーボモータ21に入力され、第4のサーボモータ21の回転数に比例したパルスがエンコーダ47から同期回路44の出力側に入力されて同期回路44の指令パルスから減算され、その差が第4のサーボモータ21に入力され、指令パルス発信装置32で指定された第1のサーボモータ18の速度と同期するように制御される。
【0012】
以上のように構成された本実施例の治具レス加工装置では、搬入コンベア22から搬入された被加工板が第1の上部及び下部コンベア14、16の間に搬入されると、第1のギアボックス28が図示しないモータで駆動され、ボールネジ28aで上部コンベア14が下降されて被加工板が挟持され、第1の上部及び下部コンベア14、16が駆動されると、被加工板は第2の上部及び下部コンベア15、17の間に搬入されて第2のギアボックス29が図示しないモータで駆動されてボールネジ29aで第2の上部コンベア15が下降されて被加工板が挟持され、第1、第2、第3、第4のサーボモータ18、19、20、21がそれぞれ第1のサーボモータ18の回転速度と同期するように制御されて被加工板が前後に駆動され、又は位置決めされることにより、ヘッド9の下部の工具9aが第1の上部及び下部コンベア14、16及び第2の上部及び下部コンベア15、17の突き合わせ部の間を通過しながら被加工板を加工するので、第1、第2の上部及び下部コンベア14、15、16、17のそれぞれのベルト14d、15d、16e、17eに接触することがなく、それぞれのベルトを傷付けることがないので、被加工板を支持するための治具は必要がない。
【0013】
図5は本発明の他の実施例例の治具レス加工装置の側面図で、1は支持ベース、2は支柱、3はビーム、4はレール、6はヘッド構造体、8はサーボモータ、9はヘッド、10はシリンダ、11はNCルータ、12、13は支持台、14は第1の上部コンベア、15は第2の上部コンベア、16は第1の下部コンベア、17は第2の下部コンベア、18は第1のサーボモータ、19は第2のサーボモータ、20は第3のサーボモータ、21は第4のサーボモータ、28は第1のギアボックス、29は第2のギアボックスであり、これらの構成は上記図1の実施例と同じで説明は省略するが、本実施例では、搬入コンベア22は小径のローラ22aから離れた支持ベース1aの上に大径のローラ22eが装着され、小径のローラ22bは大径のローラ22c側に下がって装着され、小径のローラ22a、22b、大径のローラ22c、22eにベルト22dが掛けられ、図示しないが、搬出コンベア23も同様に構成されている。
【0014】
このように構成れた実施例では、長尺の被加工板を加工する場合に、たわんだり、曲がったりすることがなく、長尺の被加工板を連続的に加工することができる。
【0015】
上記実施例では、NCルータによって加工する例を示したが、NCルータ以外に工具を鋸にした加工装置でもよいし、他の工具を使用してもよいし、さらに、上記実施例では、搬入、搬出ベルト22、23を第1、第2の下部コンベア16、17と別に装着したが、第1の下部コンベア16に掛けられたベルト16eを搬入コンベア22の小径のローラ22b及び大径のローラ22cに掛けるように構成してもよいし、又、第2の下部コンベア17に掛けられたベルト17eを搬出コンベア23の小径のローラ23b及び大径のローラ23cに掛けるように構成して、搬入コンベア22、搬出コンベア23を省略してもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の治具レス加工装置では、第1の上部コンベアを第1のサーボモータで回転し、第2の上部コンベアを第2のサーボモータで回転するとともに第1のサーボモータに同期するように制御し、第1の下部コンベアを第3のサーボモータで回転するとともに第1のサーボモータに同期するように制御し、さらに、第1の下部コンベアを第3のサーボモータで回転するとともに第1のサーボモータに同期するように制御し、又、第2の下部コンベアを第4のサーボモータで回転するとともに第1のサーボモータに同期するように制御し、第1、第2の上部及び下部コンベアの間に挟持された被加工板は第1、第2の上部コンベアの間及び第1、第2の下部コンベアの間を工具が通過することによって加工することができるので、工具が第1、第2の上部コンベアのベルト及び第1、第2の下部コンベアのベルトに接触することがなく、これらのベルトを傷付けることがないので、被加工板を支持するための治具は必要がないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の1実施例の治具レス加工装置の側面図である。
【図2】図2は図1の治具レス加工装置の正面図である。
【図3】図3は図1の治具レス加工装置の平面図である。
【図4】図1の治具レス加工装置の第1、第2、第3、第4のサーボモータの制御装置のブロック図である。
【図5】図5は本発明の他の実施例の治具レス加工装置の側面図である。
【符号の説明】
1 支持ベース
2 支柱
3 ビーム
4 レール
5 ベアリング
6 ヘッド構造体
7 サーボモータ
8 サーボモータ
9 複数のヘッド
9a 工具
10 シリンダ
11 NCルータ
12、13 支持台
14 第1の上部コンベア
15 第2の上部コンベア
16 第1の下部コンベア
17 第2の下部コンベア
18 第1のサーボモータ
19 第2のサーボモータ
20 第3のサーボモータ
21 第4のサーボモータ
22 搬入コンベア
23 搬出コンベア
【発明の属する技術分野】
本発明は、第1、第2の上部搬送ベルト及び下部搬送ベルトの間に加工装置の工具を通過させることによって、工具が被加工板以外に接触しないようにした治具レス加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、NCルータ加工装置では、工具を装着したヘッドがビームに沿って横方向に駆動され、吸着テーブルがヘッドの移動方向に対して直交方向に移動することによって、吸着テーブル上に吸着された被加工板がNCルータのヘッドに装着した工具で加工されるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなNCルータでは、吸着テーブル上に被加工板が吸着されるため、工具で被加工板を加工すると、工具が被加工板を通して加工する場合があるので、直接吸着テーブル上に載置した場合は、吸着テーブルを傷付ける恐れがあるため、吸着テーブル上に吸着テーブルと同様に吸着孔を設けた治具ボードを載置して、その上に被加工板を載置するが、治具ボードは被加工板の加工部分に合わせて吸着孔が設けられているため、異なったタイプの被加工板を載置する場合はそれに合わせた治具ボードを載置しなければならず、治具ボードの取り替え作業が繁雑で作業性が悪いという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、突き合わせ部に小径のローラを設け、該小径ローラから離れた位置に大径のローラを設け、下部に複数の小径ローラを平らに並べ、前記小径ローラ、前記大径ローラ及び前記複数の小径ローラにベルトを装着した第1、第2の上部コンベアと、該第1、第2の上部コンベアの前記大径ローラに掛けられたベルトが駆動軸に掛けられる第1、第2のサーボモータと、前記第1、第2の上部コンベアの小径ローラの下部近傍に装着された小径のローラを設け、該小径のローラから離れた位置に大径のローラを設け、上部に複数の中径のローラを平らに並べ、前記小径のローラ、前記大径のローラ及び前記複数の中径のローラにベルトを装着した第1、第2の下部コンベアと、該第1、第2の下部コンベアの前記大径のローラに掛けられたベルトが駆動軸に掛けられた第3、第4のサーボモータと、前記第1、第2の上部コンベアを上下させるボールネジを設けた第1、第2のギアボックスとからなり、前記第1、第2の下部コンベアの上に載置された被加工板を前記第1、第2のギアボックスで第1、第2の上部コンベアを下降させて、前記第1、第2の上部コンベア及び下部コンベアで挟持し、第1、第2、第3、第4のサーボモータで前記第1、第2の上部及び下部コンベアを同期駆動して、前記第1、第2の上部コンベアの間の上部に装着した加工装置の工具が前記第1、第2の上部及び下部コンベアの突き合わせ部の間を通過して前記被加工板を加工するものであり、又、前記第1の下部コンベアに搬入コンベアを装着し、前記第2の下部コンベアの搬出コンベアを装着し、前記第1の下部コンベアの大径のローラに掛けられたベルトを前記搬入コンベアの大径のローラに掛け、前記、第2の下部コンベアの大径のローラに掛けられたベルトを前記搬出コンベアの大径のローラに掛けて同期させるものであり、前記搬入コンベア及び前記搬出コンベアをそれぞれ長尺に構成するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明では、第1、第2の上部コンベアと第1、第2の下部コンベアとの間に被加工板を挟持して搬送し、第1、第2の上部コンベアの上部に装着した加工装置の工具が第1、第2の上部コンベア及び下部コンベアの突き合わせ部の間を通過するように構成することにより、それぞれのコンベアのベルトを傷付けることがなく被加工板を加工することができ、又、被加工板を支持するための治具を必要とすることがなく、又、第1のサーボモータの回転数に対して、第2、第3、第4のサーボモータの回転数を追従させることにより、第1、第2の上部コンベアと下部コンベアで挟持して搬送される被加工板の加工位置がずれることなく位置決めすることができる。
【0006】
【実施例】
図1は本発明の実施例の治具レス加工装置の側面図、図2は図1の治具レス加工装置の正面図、図3は図1の治具レス加工装置の平面図で、NCルータは支持ベース1に装着された支柱2の上部に横方向に装着されたビーム3にレール4が装着され、このレール4に装着されたベアリング5がヘッド構造体6に装着され、ヘッド構造体6はビーム3の端部に装着されたサーボモータ7でビーム3に沿って位置決め移動されるように構成され、又、ヘッド構造体6に装着された上下部材6aはサーボモータ8で所定位置まで上下動するように構成され、上下部材7に装着され複数のヘッド9はそれぞれのシリンダ10で所定位置に下降するように構成され、ヘッド9の下部に工具9aがそれぞれ装着されている。
【0007】
又、支持ベース1に装着されたNCルータ11の前方の支持台12、13の上部に第1の上部コンベア14が装着され、この第1の上部コンベア14と平行に第2の上部コンベア15が装着され、さらに、第1の上部コンベア14の下部に第1の下部コンベア16が装着され、第2の上部コンベアの下部に第2の下部コンベア17が装着され、第1の上部コンベア14の近傍に第1のサーボモータ18が装着され、第2上部コンベア15の近傍に第2のサーボモータ19が装着され、さらに、第1の下部コンベア16の近傍に第3のサーボモータ20が装着され、第2の下部コンベア17の近傍に第4のサーボモータ21が装着され、又、第1の下部コンベア16の近傍に搬入コンベア22が装着され、第2の下部コンベア17の近傍に搬出コンベア23が装着されている。
【0008】
又、第1、第2の上部コンベア14と15の突き合わせ部にそれぞれ小径のローラ14a、15aが装着され、この小径のローラ14a、15aから離れた位置に大径のローラ14b、15bが装着され、又、小径のローラ14a、15aと大径のローラ14b、15bの間に下面を平に構成するように複数の小径のローラ14c、15cが装着され、小径のローラ14aと15a、大径のローラ14bと15b、複数の小径のローラ14cと15cにベルト14d、15dが掛けられ、このベルト14d、15dの張力を保つために、複数の小径ローラ14cと15cの上部にそれぞれ張力ローラ14eと15eが装着され、さらに、第1、第2の下部コンベア16と17の突き合わせ部にそれぞれ小径のローラ16a、17aが装着され、この小径のローラ16a、17aから平行に離れた位置に中径のローラ16b、17bが装着され、これらの中径のローラ16b、17bの下部に大径のローラ17c、18cが装着され、又、小径のローラ16a、17aと中径のローラ16b、17bの間に上面を平に構成するように複数の中径のローラ16d、17dが装着され、小径のローラ16aと17a、中径のローラ16bと17b、大径のローラ16cと17c、複数の中径のローラ16dと17dにベルト16e、17eが掛けられ、大径のローラ14bと第1のサーボモータ18に装着されたプーリー18aにベルト24が掛けられ、大径のローラ15bと第2のサーボモータ19の駆動軸に装着されたプーリー19aにベルト25が掛けられ、又、第1の下部コンベア16の大径のローラ16cと第3のサーボモータ20の駆動軸に装着されたプーリー20aにベルト26が掛けられ、第2の下部コンベア17の大径のローラ17cに第4のサーボモータの駆動軸に装着されたプーリー21aにベルト27が掛けられ、複数の小径のローラ16d、17dの下部に第1、第2のギアボックス28、29が装着され、これらの第1、第2のギアボックス28、29のボールネジ28a、28aは上部コンベア14及び15を上下動するように構成されている。
【0009】
さらに、第1の下部コンベア16の近傍に装着された搬入コンベア22は、第1の下部コンベア16の中径のローラ16bの近傍に小径のローラ22aが装着され、この小径のローラ22aから平行に離れた位置に小径のローラ22bが装着され、小径のローラ22bの下部に大径のローラ22cが装着され、これらの小径のローラ22a、22b及び大径のローラ22cにベルト22dが掛けられ、小径のローラ22aと22bの上面は第1の下部コンベア16の上面と平行に構成され、又、第2の下部コンベア17の近傍に装着された搬出コンベア23は、第1の下部コンベア17の中径のローラ17bの近傍に小径のローラ23aが装着され、この小径のローラ23aから離れた位置に小径のローラ23bが装着され、小径のローラ23bの下部に大径のローラ23cが装着され、これらの小径のローラ23a、23b及び大径のローラ23cにベルト23dが掛けられ、小径のローラ23aと23bの上面は第2の下部コンベア17の上面と平行に構成され、第1の下部コンベア16の大径のローラ16cと搬入コンベア22の大径のローラ22cにベルト30が掛けられ、さらに、第1の下部コンベア17の大径のローラ17cと搬出コンベア23の大径のローラ23cにベルト31が掛けられている。
【0010】
図4は本発明の実施例の実施例の治具レス加工装置の制御装置のブロック図で、指令パルス発信装置32の出力は制御回路33が入力され、制御回路33の出力は増幅器34に入力され、増幅器34の出力は第1のサーボモータ18に出力され、第1のサーボモータ18の回転軸に装着されたエンコーダ35の出力は指令パルス発信装置32の出力側にフィードバックされ、又、指令パルス発信装置32の出力は同期回路36に入力され、同期回路36の出力は制御回路37に入力され、制御回路37の出力は増幅器38に入力され、増幅器38の出力は第2のサーボモータ19に入力され、第2のサーボモータ19の回転軸に装着されたエンコーダ39の出力は同期回転軸36の出力側に接続され、さらに、指令パルス発信装置32の出力は同期回路40に入力され、同期回路40の出力は制御回路41に入力され、制御回路41の出力は増幅器42に入力され、増幅器42の出力は第3のサーボモータ20に入力され、第3のサーボモータ20の回転軸に装着されたエンコーダ43の出力は同期回路40の出力側に接続され、又、指令パルス発信装置32の出力は同期回路44に入力され、同期回路44の出力は制御回路45に入力され、制御回路45の出力は増幅器46に入力され、増幅器46の出力は第4のサーボモータ21に入力され、第4のサーボモータ21の回転軸に装着されたエンコーダ47の出力は同期回路44の出力側に接続されている。
【0011】
このように構成された本実施例の制御では、指令パルス発信装置32からの指令パルスが制御回路33に入力されると、制御回路33の出力は増幅器34で増幅されて第1のサーボモータ18に入力され、第1のサーボモータ18の回転数に比例したパルスがエンコーダ35から出力されると、このパルスは指令パルス発信装置32の出力側に入力されて指令パルスから減算され、第1のサーボモータ18を指令パルスに従う速度で回転し、又、指令パルス発信装置32から指令パルスが同期回路36に入力されると、同期回路36は第2のサーボモータ19を第1のサーボモータ18の回転数に同期するように、係数k1を掛けた指令パルスが出力され、この指令パルスは制御回路37に入力され、制御回路37の出力増幅器38で増幅されて第2のサーボモータ19に入力され、第2のサーボモータ19の回転数に比例したパルスがエンコーダ39から同期回路36の出力側に入力されて同期回路36の指令パルスから減算され、その差が第2のサーボモータ19に入力され、指令パルス発信装置29で指定された第1のサーボモータ18の速度と同期するように制御され、さらに、指令パルス発信装置32から指令パルスが同期回路40に入力されると、同期回路40は第3のサーボモータ20を第1のサーボモータ18の回転数に同期するように、係数k2を掛けた指令パルスが出力され、この指令パルスは制御回路41に入力され、制御回路41の出力増幅器42で増幅されて第3のサーボモータ20に入力され、第3のサーボモータ20の回転数に比例したパルスがエンコーダ43から同期回路40の出力側に入力されて同期回路40の指令パルスから減算され、その差が第3のサーボモータ20に入力され、指令パルス発信装置32で指定された第1のサーボモータ18の速度と同期するように制御され、又、指令パルス発信装置32から指令パルスが同期回路44に入力されると、同期回路44は第4のサーボモータ21を第1のサーボモータ18の回転数に同期するように、係数k3を掛けた指令パルスが出力され、この指令パルスは制御回路45に入力され、制御回路45の出力増幅器46で増幅されて第4のサーボモータ21に入力され、第4のサーボモータ21の回転数に比例したパルスがエンコーダ47から同期回路44の出力側に入力されて同期回路44の指令パルスから減算され、その差が第4のサーボモータ21に入力され、指令パルス発信装置32で指定された第1のサーボモータ18の速度と同期するように制御される。
【0012】
以上のように構成された本実施例の治具レス加工装置では、搬入コンベア22から搬入された被加工板が第1の上部及び下部コンベア14、16の間に搬入されると、第1のギアボックス28が図示しないモータで駆動され、ボールネジ28aで上部コンベア14が下降されて被加工板が挟持され、第1の上部及び下部コンベア14、16が駆動されると、被加工板は第2の上部及び下部コンベア15、17の間に搬入されて第2のギアボックス29が図示しないモータで駆動されてボールネジ29aで第2の上部コンベア15が下降されて被加工板が挟持され、第1、第2、第3、第4のサーボモータ18、19、20、21がそれぞれ第1のサーボモータ18の回転速度と同期するように制御されて被加工板が前後に駆動され、又は位置決めされることにより、ヘッド9の下部の工具9aが第1の上部及び下部コンベア14、16及び第2の上部及び下部コンベア15、17の突き合わせ部の間を通過しながら被加工板を加工するので、第1、第2の上部及び下部コンベア14、15、16、17のそれぞれのベルト14d、15d、16e、17eに接触することがなく、それぞれのベルトを傷付けることがないので、被加工板を支持するための治具は必要がない。
【0013】
図5は本発明の他の実施例例の治具レス加工装置の側面図で、1は支持ベース、2は支柱、3はビーム、4はレール、6はヘッド構造体、8はサーボモータ、9はヘッド、10はシリンダ、11はNCルータ、12、13は支持台、14は第1の上部コンベア、15は第2の上部コンベア、16は第1の下部コンベア、17は第2の下部コンベア、18は第1のサーボモータ、19は第2のサーボモータ、20は第3のサーボモータ、21は第4のサーボモータ、28は第1のギアボックス、29は第2のギアボックスであり、これらの構成は上記図1の実施例と同じで説明は省略するが、本実施例では、搬入コンベア22は小径のローラ22aから離れた支持ベース1aの上に大径のローラ22eが装着され、小径のローラ22bは大径のローラ22c側に下がって装着され、小径のローラ22a、22b、大径のローラ22c、22eにベルト22dが掛けられ、図示しないが、搬出コンベア23も同様に構成されている。
【0014】
このように構成れた実施例では、長尺の被加工板を加工する場合に、たわんだり、曲がったりすることがなく、長尺の被加工板を連続的に加工することができる。
【0015】
上記実施例では、NCルータによって加工する例を示したが、NCルータ以外に工具を鋸にした加工装置でもよいし、他の工具を使用してもよいし、さらに、上記実施例では、搬入、搬出ベルト22、23を第1、第2の下部コンベア16、17と別に装着したが、第1の下部コンベア16に掛けられたベルト16eを搬入コンベア22の小径のローラ22b及び大径のローラ22cに掛けるように構成してもよいし、又、第2の下部コンベア17に掛けられたベルト17eを搬出コンベア23の小径のローラ23b及び大径のローラ23cに掛けるように構成して、搬入コンベア22、搬出コンベア23を省略してもよい。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の治具レス加工装置では、第1の上部コンベアを第1のサーボモータで回転し、第2の上部コンベアを第2のサーボモータで回転するとともに第1のサーボモータに同期するように制御し、第1の下部コンベアを第3のサーボモータで回転するとともに第1のサーボモータに同期するように制御し、さらに、第1の下部コンベアを第3のサーボモータで回転するとともに第1のサーボモータに同期するように制御し、又、第2の下部コンベアを第4のサーボモータで回転するとともに第1のサーボモータに同期するように制御し、第1、第2の上部及び下部コンベアの間に挟持された被加工板は第1、第2の上部コンベアの間及び第1、第2の下部コンベアの間を工具が通過することによって加工することができるので、工具が第1、第2の上部コンベアのベルト及び第1、第2の下部コンベアのベルトに接触することがなく、これらのベルトを傷付けることがないので、被加工板を支持するための治具は必要がないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の1実施例の治具レス加工装置の側面図である。
【図2】図2は図1の治具レス加工装置の正面図である。
【図3】図3は図1の治具レス加工装置の平面図である。
【図4】図1の治具レス加工装置の第1、第2、第3、第4のサーボモータの制御装置のブロック図である。
【図5】図5は本発明の他の実施例の治具レス加工装置の側面図である。
【符号の説明】
1 支持ベース
2 支柱
3 ビーム
4 レール
5 ベアリング
6 ヘッド構造体
7 サーボモータ
8 サーボモータ
9 複数のヘッド
9a 工具
10 シリンダ
11 NCルータ
12、13 支持台
14 第1の上部コンベア
15 第2の上部コンベア
16 第1の下部コンベア
17 第2の下部コンベア
18 第1のサーボモータ
19 第2のサーボモータ
20 第3のサーボモータ
21 第4のサーボモータ
22 搬入コンベア
23 搬出コンベア
Claims (3)
- 突き合わせ部に小径のローラを設け、該小径ローラから離れた位置に大径のローラを設け、下部に複数の小径ローラを平らに並べ、前記小径ローラ、前記大径ローラ及び前記複数の小径ローラにベルトを装着した第1、第2の上部コンベアと、該第1、第2の上部コンベアの前記大径ローラに掛けられたベルトが駆動軸に掛けられる第1、第2のサーボモータと、前記第1、第2の上部コンベアの小径ローラの下部近傍に装着された小径のローラを設け、該小径のローラから離れた位置に大径のローラを設け、上部に複数の中径のローラを平らに並べ、前記小径のローラ、前記大径のローラ及び前記複数の中径のローラにベルトを装着した第1、第2の下部コンベアと、該第1、第2の下部コンベアの前記大径のローラに掛けられたベルトが駆動軸に掛けられた第3、第4のサーボモータと、前記第1、第2の上部コンベアを上下させるボールネジを設けた第1、第2のギアボックスとからなり、前記第1、第2の下部コンベアの上に載置された被加工板を前記第1、第2のギアボックスで第1、第2の上部コンベアを下降させて、前記第1、第2の上部コンベア及び下部コンベアで挟持し、第1、第2、第3、第4のサーボモータで前記第1、第2の上部及び下部コンベアを同期駆動して、前記第1、第2の上部コンベアの間の上部に装着した加工装置の工具が前記第1、第2の上部及び下部コンベアの突き合わせ部の間を通過して前記被加工板を加工することを特徴とする治具レス加工装置。
- 前記第1の下部コンベアに搬入コンベアを装着し、前記第2の下部コンベアの搬出コンベアを装着し、前記第1の下部コンベアの大径のローラに掛けられたベルトを前記搬入コンベアの大径のローラに掛け、前記、第2の下部コンベアの大径のローラに掛けられたベルトを前記搬出コンベアの大径のローラに掛けて同期させることを特徴とする請求項1記載の治具レス加工装置。
- 前記搬入コンベア及び前記搬出コンベアをそれぞれ長尺に構成することを特徴とする請求項1記載の治具レス加工装置。
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