JP3023196B2 - 基板の分割装置 - Google Patents

基板の分割装置

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JP3023196B2
JP3023196B2 JP3077271A JP7727191A JP3023196B2 JP 3023196 B2 JP3023196 B2 JP 3023196B2 JP 3077271 A JP3077271 A JP 3077271A JP 7727191 A JP7727191 A JP 7727191A JP 3023196 B2 JP3023196 B2 JP 3023196B2
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孝 古沢
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日幸工業株式会社
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0044Mechanical working of the substrate, e.g. drilling or punching

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、順次搬送される複数
の基板の各々を単位基板に分割する、基板分割装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリント基板には、回路パターン
の印刷や素子類の実装により複数の単位プリント回路が
グリッド状に形成されている。図13は、この集合プリ
ント基板の平面図を示したもので、回路パターン,素子
類が実装された単位プリント回路150がグリッド状に
複数形成されている。このプリント基板は、二点鎖線で
示されるV状溝である分割線152に沿って、個々の単
位プリント回路基板にまで細分割される。図示するよう
に、回路パターンや素子に損傷を与えるおそれがあるた
め、前記分割線152近傍には通常回路パターン,素子
類は形成されていない。
【0003】従来、このようなプリント基板の分割は、
ロータリーカッタによる切削や、人手による折り曲げ等
により行われてきた。しかしながら、前者の方法では切
粉が発生して基板が汚されるため、後工程でこの汚れを
除去する必要がある。また、素子類が前記分割線の上方
に突出する場合は、素子と干渉するカッタの使用は出来
ない。後者の方法では、作業能率が著しく低下するとと
もに、分割の際、基板表面の素子類を傷める危険性があ
る。
【0004】そこで、特開平1−281899号に記載
のように、分割する基板のV状溝から後ろの部分の両側
の縁の部分または両側面の稜線を押え、V状溝の下側に
分割の支点を設け基板上部のV状溝から前方の片側縁部
又は片側稜線上部を支点軸を中心に回動する動作板で押
し当てることを内容とする、基板の分割装置の従来例が
存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の分割装置では、曲げ応力により基板に発生するスト
レスが大きくなり、実装された素子類,回路パターン等
に損傷を与えるおそれがあった。
【0006】また、図13に示すように、前記分割線
は、一つの分割線に対して直交する方向にも形成されて
いるため、一つの方向の分割が終了した後、これと直交
する方向の分割を行うためには、基板の方向を変えて基
板を分割装置に再セットするか、または、直交する方向
の分割を人手によって行う等の必要があった。このた
め、一つのプリント基板を単位プリント回路基板に分割
するための作業能率が大きく低下するという課題があっ
た。
【0007】そこで、この発明の目的は、前記従来の分
割装置の課題を解決するために、基板を分割する際の曲
げ応力によるストレスを極力低下させることにより素子
類,回路パターン等に損傷を与えることなく基板を分割
でき、かつ基板の分割の作業効率を大きく向上できる、
基板の分割装置を提供すること、にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、順次搬送される複数の基板の各
々を単位基板に分割する装置において、搬送される基板
に対向する切断刃を有し、この切断刃が基板に圧接する
ことによって当該基板を切断する切断装置と、搬送され
る基板の向きを変更可能な基板方向可変装置とを備え
前記切断装置は、前記基板方向可変装置の前後で、搬送
される過程の基板を切断できる位置に設けられてなり、
かつ前記基板方向可変装置が、切断された基板の向きを
次に切断される方向に合わせて変更するように構成され
てなる。
【0009】
【作用】このような本発明によれば、基板に直接切断刃
を圧接して基板を切断するため、切断における応力は極
めて局部的に限定されることから他の箇所には余計な応
力が掛からない。そして、切断装置で切断される前に搬
送される基板の向きを変えることができるため、基板の
向きを変えて再セットしたり、人手により基板を分割す
る必要がなく、基板の分割のための作業効率を大きく向
上できる。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1,2は、本発明装置の第1の実施例を示すもの
であり、図1はその平面を示し、図2は側面を示す。基
板の分割装置1は、基板の搬送系2と、基板を切断する
切断機3と、搬送される基板方向を変更可能な反転機
(基板方向可変装置)4とから構成されている。
【0011】前記搬送系2は、図面の右から左方向にか
けて搬送ラインが形成され、複数の基板が順次矢示方向
に搬送される。ラインの両側には、対向する一対の側板
10A,Bが設けられ、この側板のそれぞれには、べル
ト11A,B及び、このベルトを駆動するための複数の
プーリ12、及びモータ13からなるベルトコンベヤ1
4を備える。前記ベルト11は、前記側板10の内壁面
から搬送ラインの幅方向に突出し、かつラインの幅方向
に一対設けられる。このベルト11A,B上には基板1
5のそれぞれの側縁部が載置される。基板15はベルト
の回転に従って搬送される。尚、符号16は、前記モー
タ13を支持する支持フレームである。前記側板10
A,B間距離は、基板の幅に合わせて調整することがで
きる。また、搬送ラインを幾つかにブロック化し、各ブ
ロック毎にベルトコンベヤを設けて複数の基板をそれぞ
れのブロックで異なる速度で搬送することができる。
【0012】前記搬送系の途中には切断機3が二基設け
られている。この切断機は、図1,図2及び切断機の詳
細図である図3に示すように、切断機本体18と、この
切断機本体を支持する支持台20と、切断機に油圧を供
給する油圧供給装置40とからなる。切断機本体18
は、前記搬送系を跨ぐように四本のシャフト21を備
え、このシャフトはそれぞれ、上側固定プレート22
と、前記支持台20の支持プレート20A上に固定され
た下側固定プレート23との間にボルト締めされてい
る。前記上側固定プレート22と下側固定プレート23
のそれぞれ略中央には油圧シリンダ24が突設され、こ
のそれぞれ油圧シリンダの先端は上側可動プレート2
5、下側可動プレート26に固設されている。
【0013】図3によりさらに明らかなように、前記上
側可動プレート25の下面と、前記下側可動プレート2
6の上面のそれぞれには、基板15を切断する互いに対
向する一対の切断刃27A,Bを固定するダイセット2
8が固設されている。それぞれのダイセットからは凹溝
を有するフランジ28Aが突設されている。符号29
は、切断刃27が固定された支持板であり、この支持板
は凸部を有し、この凸部が前記凹溝と係合することによ
り、前記支持板9をダイセット28に取り付けることが
できる。
【0014】前記側板10からは、前記搬送ラインの幅
方向中央に向い、さらに終端が上方に向かうアーム30
が延設され、このアームの終端には、搬送された基板の
到着を検知するためのa接点型光電スイッチPHS1〜
3が、搬送される基板平面側に向かって固定されてい
る。この光電スイッチは、切断刃の直前と直後、および
後述するストッパの直前の三箇所に設置されている。符
号34は、搬送される基板の先端と接触して、切断され
る基板を位置決め・固定するためのストッパである。こ
のストッパは、ストッパ支持台34Aに固定され、図示
しない駆動手段(例、空気シリンダ)によりラインの搬
送方向に水平移動可能であり、かつ、ラインと垂直方向
にも昇降移動可能である。尚、符号36は搬送ラインに
対して垂直に突出する位置決めピン、38は搬送ライン
の幅方向に突出する位置決めピンである。
【0015】次に、前記図1,2で示す反転機4の詳細
について説明する。図4はこの反転を示したものであ
り、(1)はその正面図、(2)はその平面図、(3)
はその右側面図である。この反転機は、搬送ラインに鉛
直に突出して、搬送される基板15をベルト11から持
ち上げ、切断機3Bで基板が切断されるのに先立ち、基
板の方向を反転させるものである。この反転機は、搬送
ラインの下方に存在し、上昇シリンダ100に固定され
る固定フレーム102と、スライドレール104に沿っ
て昇降する昇降フレーム106と、昇降フレーム内に配
設される回転シリンダ108と、昇降フレーム上にあり
回転シリンダによって回転する回転プレート110と、
回転プレートの平面に存在するスライドレール112
と、このスライドレールに沿って水平に移動する可動側
板114と、この可動側板に対向して配置される固定側
板116と、前記回転プレートの側壁略中央に配置され
た光電スイッチPHS4と、から構成される。前記可動
側板114と固定側板116のそれぞれの内部には、ベ
ルト118、モータ120、プーリ122からなるベル
トコンベヤ124が配設されている(図4(3)参
照)。尚、本実施例に係る分割装置は、図示しないが、
前記した各光電スイッチ等からの検出信号が入力され、
かつ切断機、反転機等の動作信号を出力するI/Oポー
トと、切断機,反転機等の制御プログラムが記憶された
記憶装置と、切断機,反転機の制御信号を演算する演算
装置と、を有する制御装置を備えている。
【0016】前記切断機3においての基板の位置決め
は、光電スイッチPHSが基板の到達により「オン」し
た後、ベルトコンベヤ駆動用モータ13から出力される
パルス数を計数し、基板の目的とする分割線を切断刃2
7A,Bに一致するように基板を停止することにより行
う。光電スイッチが「オン」になった後、目的の分割線
までの距離は予め記憶装置に設定しておくことができ
る。光電スイッチの設置位置は、分割しようとする基板
の種類に応じて適宜変更でき、光電スイッチを必要に応
じて増設することもできる。前記反転機における基板の
位置決めもこれと同様にして行うことができる。
【0017】次に、本実施例に示す基板を分割装置を用
いて、図5に示す集合プリント基板15を分割線72,
74に沿って4分割する場合について説明する。図5
(1)はその平面図、(2)はそのII−II断面図、
(3)は(1)のIII−III断面図である。この分
割線は、前記切断刃27によって切断されるように表裏
に直交するV溝状に形成されている。先ず、この基板の
切断に適した分割刃を選定し、これを切断機のダイセッ
ト28に組付ける(図3参照)。基板の分割線近傍に
は、通常素子類の形成を避けることが多いが、時として
分割線を跨ぐ形でリード線等が実装されることもあるの
で、このようなリード線等を避ける切欠きを有する切断
刃を選定する必要がある。
【0018】図6は、基板を分割するプログラムをフロ
ーチャートで示したものである。プログラムがスタート
すると、基板は、図1に示すように、その側縁が対向す
る一対のベルト11A,Bに載置された状態で、ライン
L1に順次搬送される(S1)。そして、切断機3A内
に基板が進入すると、光電スイッチPHS1,PHS
2,PHS3が基板の進入に従って順に「オン」する。
光電スッチが「オン」すると、制御装置(不図示)に基
板の到達を意味する「H」信号を出力する。PHS1が
「オン」した場合は、分割される基板の次に来る基板を
切断機3Aの直前で停止するように前段のベルトコンベ
ヤを制御する。制御装置は、光電スイッチPHS1〜3
の全てが「オン」か否かを判定する(S2)。
【0019】S2において、光電スイッチPHS1〜3
の全てが「オン」と判定されると、前記ストッパ34が
突出して基板15の先端と当接し基板の搬送をストップ
する。そして、これと同時に切断機内の基板を位置決め
して搬送するためのベルトコンベヤの駆動を停止する
(S3)。一方、S2において、光電スイッチPHS1
〜3の全てが未だ「オン」でないと判定されると、基板
の搬送が継続される。次いでS4のステップに移行し、
ラインに対して垂直方向に位置決めピン36が突出し、
同時にラインの幅方向に対して水平に位置決めピン38
が突出する。垂直方向に突出するピン36は前記基板の
端部の穴(この穴は基板に素子を実装する時の位置決め
手段となる)76A,Bに挿入され、水平方向に突出す
るピン38は基板の側壁に形成された位置決め用V状溝
78に係合する。前記ストッパ34およびピン36,3
8により、基板の表裏に形成されたV状溝に上下の切断
刃27A,Bが一致するように基板を固定することがで
きる。
【0020】次いで、S5のステップに移行し、前記可
動プレート25,26を基板15側に向かって移動さ
せ、上下一対の切断刃27A,Bで基板を74の分割線
に沿って分割する。この時、上下の切断刃間が、一定幅
(例えば、0.2mm)となった時点で可動プレート2
5,26が停止される。切断刃による基板の切断では、
ロータリーカッタによる切断のように切粉の発生や、人
手による切断やせん断による切断のように余計なストレ
スが掛からず基板に実装された素子に悪影響を与えな
い。次いで、S6のステップでは、可動プレート25,
26を切断前の初期状態に復帰させるとともに、前記ス
トッパ24、位置決め用ピン36,38も切断前の初期
状態に復帰させる。そして、前記光電スイッチPHS1
〜3の「H」信号を初期化して「L」の信号を出力する
ようにする。次いで、S7のステップに移行し、ベルト
コンベヤを再駆動することにより、分割されて二つとな
った基板をさらに搬送する。
【0021】分割された基板が更に搬送されると、前記
図4の反転機4の光電スイッチPHS4が「オン」とな
り、制御装置(不図示)に基板の到達を意味する「H」
信号を出力する。S8のステップでは、光電スイッチP
HS4が「H」か否かが判定され、「H」であるとS9
のステップに移行し、基板の搬送を停止する。「H」で
ないと判定された場合は、光電スイッチPHS4が
「H」となるまで基板15の搬送が継続される。S10
のステップでは、搬送される基板の幅に合致するように
可動側板114を移動させた後、前記可変側板114及
び固定側板116が一点鎖線の位置まで上昇して、可動
側板114及び固定側板116の先端にあるベルト11
8に基板15を載置する。この後、回転プレート110
を90度反転させ(S11)、次いで、ベルト118を
回転することにより、ベルト上に載置されている基板を
次段のラインL2に送り出することができる(S1
2)。そして、反転機は、基板を次段のラインL2に送
り出した後、光電スイッチPHS4を初期化するととも
に、回転プレート110を初期状態に戻した後、昇降フ
レーム106を下降し、かつ、可動側板114を元の状
態まで復帰させて次の基板の反転に備える。
【0022】この反転により、基板の分割線72を搬送
ラインL2の幅方向に一致させることができる。従っ
て、次段の切断機3Bにおいて、当初半分に分割された
基板をさらに半分に分割できる。この結果、基板を分割
線72,74で分割することにより、4個の単位プリン
ト回路基板にまで分割することができる(S13)。こ
の結果、反転機4により切断刃に基板の全ての分割線を
一致させることができたため、基板を再度分割装置にセ
ットし直したり、人手で分割する必要がないため、短い
タクトで基板の分割が可能となる。
【0023】次に本発明の第2の実施例を図7,図8に
基づいて説明する。図7は、その平面図であり、図8は
その側面図である。この実施例が第1の実施例と異なる
のは、反転後の搬送ラインが2系統になっている点、お
よび、反転機として水平多関節系ロボットを使用した点
である。尚、符号80は前記制御装置が配設される制御
盤、符号82は補助作業台である。
【0024】先ず、本実施例で使用される反転機4の詳
細について説明する。この反転機は、水平多関節系ロボ
ットと、このロボットの先端に配設される基板把持機構
とからなる。より詳しくは、図9に示すように、ロボッ
ト本体140と、軸の回りに回動するアーム43,44
と、図10,11にその詳細な構造が示されている基板
の把持機構42とから構成されている。図9に示す水平
多関節ロボットは、A軸回りで回動可能な第1のアーム
43と、B軸の回りで回動可能な第2のアーム44を有
する。この第2のアームの先端には、基板把持機構を固
定するヘッド45を備える。
【0025】図10,11は基板把持機構を示すもので
あり、図10はその正面図、図11はこの背面図であ
る。前記ヘッド45の両側には、伸縮可能な一対の水平
腕50A,Bが配設されている。この水平腕のそれぞれ
には第2の側板52A,Bが接続され、水平に並ぶ一対
の第1のロッド54A及び第2のロッド54Bがこの第
2の側板52A,Bを貫通している。
【0026】図10の正面図に示される第1のロッド5
4Aは、左側の側板52Aとは固設しているが、他の側
板52Bにはすべり軸受56Aを介して滑動自在に支持
されている。この第1のロッド54Aは、図面右方向端
部で把持具58Bとボルト固定されている。図11に示
す背面図において、第2のロッド54Bは、前記側板5
2Aと反対側の側板52Bと固設し、前記側板52Aに
は滑り軸受56Bを介して支持されている。そして、こ
の第2のロッド54Bの図面右方向端部で把持具58A
とボルト固定されている。前記把持具58Aは、第1の
ロッド54Aを滑り軸受56Cを介して滑動自在に支持
しており、他の把持具58Bは、第2のロッド54Bを
滑り軸受5Dを介して滑動自在に支持している。
【0027】前記両把持具58A,Bは、ともに略く字
状に形成され、その先端において搬送される基板15を
把持する。前記把持具58Aには、把持される基板に向
かって昇降する基板押え60を有する空気シリング62
が配設されている。符号PHS5は、搬送される基板が
前記ヘッド部に到達したことを検出する光電スイッチで
あり、符号66は、到達した基板15を載置して持ち上
げする昇降テーブルである。
【0028】基板の到達により光電スイッチPHS5が
「オン」すると、基板の搬送が停止される。次いで、前
記昇降テーブル66が上昇し、基板を当該基板を搬送す
るベルト11から持ち上げる。前記ヘッド部45の水平
腕50A,Bを矢示方向に伸長すると、前記把持具58
A,B間はより短縮されるようになり、前記昇降テーブ
ル66上の基板15を一対の把持具58A,B間に把持
することができる。次いで、基板押え60が下降して把
持された基板を把持具に固定する。
【0029】前記ヘッド部の水平腕50A,Bを矢示方
向とは逆に短縮すると、前記把持具58A,B間はより
拡張されるようになって基板の把持を解除し、把持した
基板を搬送ラインに復帰させることができる。前記アー
ム43,44を破線で示すように、軸A,B回りに回転
させることにより(図7,8参照)、把持した基板を搬
送ラインL1とは連続しない他の搬送ラインL2に移し
変えることができる。従って、反転機以降の搬送ライン
を複数系統にすることができる。
【0030】本実施例の動作を図12に示す集合プリン
ト基板15を分割する場合に基づいて説明すると、基板
が図7,8の矢示方向に搬送されると、切断機3Aにお
いて、基板が分割線92Bで切断される。次いで、切断
機3Bにおいて、分割線92A,92Cで切断される。
この結果、一枚の基板が4分割される。尚、切断機3B
においては、基板の前後端の余肉部94A,Bをも切断
する。
【0031】さらに搬送されると、4分割された複数の
基板のうち、T1の基板は、反転機4により基板方向が
90度反転されてそのまま同じラインを搬送される。T
1の次に来るT2の基板は、その基板方向が90度反転
されると同時に、反転機のアーム43,44を鎖線方向
に回転させて、基板T2をラインL2に平行なラインL
3に搬送させる。そして、基板T2の後に搬送される基
板T3は反転させて、ラインL2を搬送させる。さら
に、T3の基板の後から搬送されるT4はラインL3に
搬送される。
【0032】ラインL3にある切断機3CとラインL2
にある切断機3Dでは、前記切断機3A及び3Bで分割
された基板の前後に存在する余肉部96A,Bを除去す
る。次いで、ラインL3にある切断機3Eおよびライン
L2に存在する切断機3Fで分割線92Dおいて基板が
分離され、さらに切断機3G,3Hで分割線92Eにお
いて基板が分離される。この結果、前記図11に示す集
合プリント基板15は、12個の単位プリント回路基板
にまで分割される。
【0033】この第2の実施例によれば、搬送ライン
は、基板を反転した後2系統になるため、基板を切断す
るタクトを2倍に向上できるとともに、基板の種類分け
をすることができる(例えば、ラインL3には、スイッ
チ類が実装された単位プリント回路基板のみが搬送され
るようにできる)。
【0034】前記実施例では、搬送される基板の方向を
90度反転させる場合について説明したが、これに限ら
ずいかなる角度で基板の方向を変えることもできる。ま
た、基板を分割するための搬送ラインを1列又は2列の
場合について説明したが、これを3列以上にすることも
できる。またさらに、図7,8の実施例では、基板方向
を変えた後ラインを2系統にしたが、これを3系統以上
にすることもできる。
【0035】また、前記切断機の刃は、ラインの幅方向
に水平に設置されたが、これに限らず、いかなる方向に
も切断刃を設定することもできる。反転機を使用し、か
つ、切断刃のラインに対する設置位置を適宜変更するこ
とにより、基板の分割線が如何に形成されていても、こ
の基板を単位基板に分割することができる。
【0036】また、前記実施例では、表裏に予めV型の
分割線が形成された基板の分割について説明したが、本
発明では切断刃により基板を分割するために、表又は裏
の一方に分割線が形成されているか、あるいは、全く分
割線が形成されていない基板にも、本発明を適用するこ
とができる。さらにまた、前記実施例の切断機では、切
断刃を上下一対設けているが、一方のみを切断刃とし、
他方を当板とすることもできる。また、搬送される基板
の到達を検出する手段としては、前記の光電スイッチ限
らず、近接スイッチ等他の検出スイッチを使用すること
もできる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば
基板を分割する際の曲げ応力によるストレスを極力低下
させることにより素子類、回路パターン等に損傷を与え
ることなく基板を分割でき、かつ基板の分割の作業効率
を大きく向上できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す平面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】切断装置の詳細図。
【図4】(1)は反転機(基板方向可変機)の正面図、
(2)はその平面図、(3)はその右側面図。
【図5】(1)は第1の実施例で分割される基板の平面
図、(2)はそのII−II断面図、(3)はそのII
I−III断面図。
【図6】基板を分割するプログラムのフローチャート。
【図7】本発明の第2の実施例を示す平面図。
【図8】図7の側面図。
【図9】基板方向可変装置の一例である水平多関節系ロ
ボットの斜視図。
【図10】基板把持機構の詳細を示す正面図。
【図11】図10の背面図。
【図12】第2の実施例で分割される基板の平面図。
【図13】集合プリント基板の平面図。
【符号の説明】
1 分割装置 2 搬送系 3 切断機 4 反転機(基板方向可変装置) 14 ベルトコンベヤ 15 基板 18 切断機本体 20 切断機支持台 27 切断刃 100 上昇シリンダ 110 回転プレート 114 可動側板 116 固定側板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次搬送される複数の基板の各々を単位
    基板に分割する装置において、搬送される基板に対向す
    る切断刃を有し、この切断刃が基板に圧接することによ
    って当該基板を切断する切断装置と、搬送される基板の
    向きを変更可能な基板方向可変装置とを備え、前記切断
    装置は、前記基板方向可変装置の前後で、搬送される過
    程の基板を切断できる位置に設けられてなり、かつ前記
    基板方向可変装置が、切断された基板の向きを次に切断
    される方向に合わせて変更するように構成されてなる、
    基板の分割装置。
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