JP2008261946A - 表示制御装置および方法 - Google Patents

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祐輔 宇田川
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Abstract


【課題】 画面の解像度を変更しても、画面内における相対的な位置関係を維持してすべてのオブジェクトを表示することができる表示制御装置および方法を提供する。
【解決手段】 座標データ記憶部231は、アプリケーションプログラムから表示を指示された各オブジェクトの表示位置およびサイズを記憶する。表示位置およびサイズは、表示画面を縦方向に予め定める縦ブロック数および横方向に予め定める横ブロック数で分割した単位ブロックを用いて表される。絶対値座標変換部14は、座標データ記憶部231に記憶されるオブジェクトの表示位置およびサイズを、指定された解像度での表示位置およびサイズに変換する。表示情報生成部15は、絶対値座標変換部14によって変換されたオブジェクトの表示位置およびサイズでビットマップイメージを生成し、ディスプレイ制御部16は、そのビットマップイメージをディスプレイ2に送り表示させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示装置の画面に表示されるオブジェクトのレイアウトを制御する表示制御装置および方法に関する。
ディスプレイなどの表示装置を持つ製品において、表示装置の表示画面は、QVGA(
Quarter Video Graphics Array)/VGA(Video Graphics Array)などのグラフィックシステムの種類および縦画面または横画面など表示形態によって、さまざまな画面表示モードがある。
多くのソフトウェア開発環境におけるGUI(Gra phical User Interface)設計は、表示画面に表示するオブジェクトの表示位置とサイズとを絶対値によって決定する。すなわち、これらの画面に表示されるオブジェクトの表示位置とサイズとは、画素を単位として設計される。画面表示モードが相違すると、画面に表示することができる縦横の画素数が相違するので、1つのアプリケーションであっても、画面表示モードごとにレイアウト設計をしなければならない。特に、モバイル端末など画面が小さい場合、画面を90度回転すると表示すべきオブジェクトがはみ出したり、解像度を変更すると、縮小あるいは拡大しすぎたりするために、1つのアプリケーションに対して、複数のGUIを作成しなければならない。
図9は、従来技術による縦画面のレイアウトを横画面に切り替えたときの一例を示す。図9(a)は、QVGAの縦画面90でのレイアウトを示す。QVGAの縦画面90は、縦方向が320画素および横方向が240画素の解像度であり、図の数字は、10画素を一単位とする座標位置を表している。図9(a)には、左側に6つのアイコンが縦方向に配置され、その右側にそれぞれ対応する6つの操作ボタンであるメニュー1〜メニュー6が配置されている。図9(b)は、図9(a)に示した縦方向のレイアウトを、同じQVGAの横画面91に表示したレイアウトを示す。QVGAの横画面91は、縦方向が240画素および横方向が320画素の解像度であり、図の数字は、QVGAの縦画面90と同様に10画素を一単位とする座標位置を表している。したがって、オブジェクトたとえばアイコンおよびメニューのサイズおよび位置関係は維持されているが、縦方向が360画素から240画素に減少しているために、5番目のアイコンおよびメニューは一部しか表示されず、6番目のアイコンおよびメニューは全く表示されていない。それらを見るためには、右側に表示されるスクロールバーを操作しなければならず、操作手順が増える。
図10は、従来技術による解像度の変更前後のレイアウトの一例を示す。図10(a)は、図9(a)と同じQVGAの縦画面90でのレイアウトを示す。図10(b)は、図10(a)に示した縦画面90のレイアウトを、VGAの縦画面92に表示したレイアウトを示す。VGAは、縦方向が640画素および横方向が480画素の解像度であり、QVGAに比べると、縦横とも2倍の画素数を有する。したがって、各オブジェクトを同じ画素数で表示すると、図10(b)に示すように1/4に縮小されて表示される。図10(a)に示されていた6つのアイコンおよびメニューは、位置関係は維持されているが、サイズがそれぞれ1/4に縮小され、アイコンおよびメニューが表示されていない残りの3/4の領域は、何も表示されず無駄になっている。
第1の従来の技術として、縦型名刺の文字を横型に変換する名刺情報の入力処理方法がある。この名刺情報の入力処理方法は、大量の名刺をデータベース化する名刺情報管理システムにおいて、まず、各名刺を2値画像情報として読み取り、文字の外枠を切り出す。次に、切り出した外枠のXY座標データから横型名刺と縦型名刺との識別を行ない、縦型名刺は各文字を90度回転させて横型に修正し、各文字を文字枠のサイズで統合処理を行なう。そして、各文字枠の領域を統一したレイアウトに変更し、この変更したレイアウトの文字表示で必要に応じて会話的に修正し、検索に必要な情報を付加してデータベースに格納する(たとえば特許文献1参照)。
第2の従来の技術として、縦画面表示を横画面表示に変換することができる表示装置がある。この表示装置は、縦横の表示画面を切り換えるために、表示画面に表示するための表示データを格納するメモリであるWRAM(ウインドRAM: Random Access Memory
)と表示装置との間に、データの縦/横変換を行なうためのメモリであるFRAM(フレームRAM)を設けたものである。すなわち、WRAMとFRAMとのデータ転送において、横方向のデータがFRAMに縦方向に書き込まれ、表示装置の直前でデータの縦/横変換が行なわれるので、表示画面回転後の画像を素早く表示することができる(たとえば特許文献2参照)。
第3の従来の技術として、種々の解像度または画面表示領域を有効に利用することができるオブジェクト配置制御装置がある。このオブジェクト配置制御装置は、コンピュータソフトウェアたとえばマルチメディアコンテンツを構成する複数のオブジェクトからなるオブジェクト群を端末装置に表示するために、その端末装置の画面上における各オブジェクトの配置を指定する木構造からなるオブジェクト構造を保持し、まず、オブジェクト群の各オブジェクトを表示するために必要な領域サイズを算出する。次に、算出した領域サイズと表示可能な領域サイズの上限とを比較し、その比較結果に基づいて前記オブジェクト群を端末装置に適切に表示するための配置変更処理を決定する。そして、決定した配置変更処理に従って、前記オブジェクト群の各オブジェクトを再配置する。木構造で表現されたオブジェクト配置を変更することによって、オブジェクト間の関係を維持しながら一連のオブジェクトを互いに解像度あるいは形状の異なる複数種類の画面に合わせて再配置することができる(たとえば特許文献3参照)。
特開平3−84681号公報 特開平10−26973号公報 特開2000−39948号公報
しかしながら、第1の従来の技術は、縦型名刺の文字を90度回転させて横型に修正するものであり、縦書きが横書きに変化するため、文字の相対的な位置関係も異なったものとなるという問題がある。さらに名刺サイズの変更には対応することができない。
第2の従来の技術は、縦画面表示を横画面表示に素早く変換することができるが、画面の縦横のサイズが入れ替わるにもかかわらず、画面に表示される画像サイズは縦表示のままであり、画像の一部を表示することができなくなるという問題がある。さらに画面の解像度の変更には対応することができない。
第3の従来の技術は、すべてのオブジェクトを同一画面内に再配置することはできるが、画面に表示されているオブジェクト間の相対的な位置関係を維持することができない場合があるという問題がある。いずれの従来の技術も、解像度の異なる画面にオブジェクトを表示する場合、画面内においてオブジェクト間の位置関係を維持して表示するためには、画面の解像度ごとに画面レイアウトを設計する必要がある。
本発明の目的は、画面の解像度を変更しても、画面内における相対的な位置関係を維持してすべてのオブジェクトを表示することができる表示制御装置および方法を提供することである。
本発明は、表示装置の表示画面に表示されるオブジェクトを表すオブジェクト表示データ、ならびにオブジェクトのサイズを、表示画面を第1の方向に予め定める第1ブロック数および第1の方向に直交する第2の方向に予め定める第2ブロック数で分割した単位ブロックを用いて表し、かつオブジェクトの表示位置を、前記単位ブロックの第1の方向を第1軸の単位および前記単位ブロックの第2の方向を第2軸の単位とする座標系の座標で表すオブジェクト属性データを記憶する記憶手段と、
表示画面の解像度を指定する指定手段と、
記憶手段に記憶されるオブジェクト属性データが示すオブジェクトのサイズおよび表示位置を、指定手段によって指定された解像度での画素を単位とするサイズおよび表示位置に変換する変換手段と、
記憶手段に記憶されるオブジェクト表示データが示すオブジェクトを、変換手段によって変換されたサイズおよび表示位置で表示装置に表示させる制御手段とを含むことを特徴とする表示制御装置である。
本発明に従えば、記憶手段によって、表示装置の表示画面に表示されるオブジェクトを表すオブジェクト表示データ、ならびにオブジェクトのサイズを、表示画面を第1の方向に予め定める第1ブロック数および第1の方向に直交する第2の方向に予め定める第2ブロック数で分割した単位ブロックを用いて表し、かつオブジェクトの表示位置を、前記単位ブロックの第1の方向を第1軸の単位および前記単位ブロックの第2の方向を第2軸の単位とする座標系の座標で表すオブジェクト属性データが記憶される。そして、指定手段によって、表示画面の解像度が指定され、変換手段によって、記憶手段に記憶されるオブジェクト属性データが示すオブジェクトのサイズおよび表示位置が、指定手段によって指定された解像度での画素を単位とするサイズおよび表示位置に変換され、制御手段によって、記憶手段に記憶されるオブジェクト表示データが示すオブジェクトが、変換手段によって変換されたサイズおよび表示位置で表示装置に表示されるので、すなわち画面内におけるオブジェクトのサイズおよび表示位置を、単位ブロックを用いて画面サイズに対して相対的に表しているので、画面の解像度を変更しても、画面内における相対的な位置関係を維持してすべてのオブジェクトを表示することができる。
また本発明は、前記オブジェクトは、表示画面に対して設けられる入力装置の情報入力領域を指定する入力領域オブジェクトを含み、
前記変換手段によって変換された入力領域オブジェクトのサイズおよび表示位置を情報入力領域として設定する入力領域設定手段をさらに含み、
入力装置は、入力領域設定手段によって設定された情報入力領域から情報を入力可能であることを特徴とする。
本発明に従えば、前記オブジェクトは、表示画面上に設けられる入力装置の情報入力領域を指定する入力領域オブジェクトを含み、入力領域設定手段によって、前記変換手段によって変換された入力領域オブジェクトのサイズおよび表示位置が情報入力領域として設定され、入力装置は、入力領域設定手段によって設定された情報入力領域から情報を入力可能であるので、入力領域についても各オブジェクトとの画面内における相対的な位置関係を維持することができる。
また本発明は、解像度ごとに、第1の方向の画素数および第2の方向の画素数を表す解像度情報を記憶する解像度記憶手段をさらに含み、
前記指定手段は、解像度記憶手段に記憶される解像度情報が示す解像度の中から解像度を1つ選択することによって指定することを特徴とする。
本発明に従えば、解像度記憶手段によって、解像度ごとに、第1の方向の画素数および第2の方向の画素数を表す解像度情報が記憶され、前記指定手段によって、解像度記憶手段に記憶される解像度情報が示す解像度の中から解像度が1つ選択されることによって指定されるので、使用可能な解像度の中から選択されたいずれの解像度でも画面内における相対的な位置関係を維持しつつ表示することができる。
また本発明は、表示装置の表示画面に表示されるオブジェクトを表すオブジェクト表示データ、ならびにオブジェクトのサイズを、表示画面を第1の方向に予め定める第1ブロック数および第1の方向に直交する第2の方向に予め定める第2ブロック数で分割した単位ブロックを用いて表し、かつオブジェクトの表示位置を、前記単位ブロックの第1の方向を第1軸の単位および前記単位ブロックの第2の方向を第2軸の単位とする座標系の座標で表すオブジェクト属性データを記憶する記憶ステップと、
表示画面の解像度を指定する解像度指定ステップと、
記憶ステップで記憶されたオブジェクト属性データが示すオブジェクトのサイズおよび表示位置を、解像度指定ステップで指定された解像度での画素を単位とするサイズおよび表示位置に変換する変換ステップと、
記憶ステップで記憶されたオブジェクト表示データが示すオブジェクトを、変換ステップで変換されたサイズおよび表示位置で表示装置の表示画面に表示する表示制御ステップとを含むことを特徴とする表示制御方法である。
本発明に従えば、記憶ステップでは、表示装置の表示画面に表示されるオブジェクトを表すオブジェクト表示データ、ならびにオブジェクトのサイズを、表示画面を第1の方向に予め定める第1ブロック数および第1の方向に直交する第2の方向に予め定める第2ブロック数で分割した単位ブロックを用いて表し、かつオブジェクトの表示位置を、前記単位ブロックの第1の方向を第1軸の単位および前記単位ブロックの第2の方向を第2軸の単位とする座標系の座標で表すオブジェクト属性データを記憶する。そして、解像度指定ステップでは、表示画面の解像度を指定し、変換ステップでは、記憶ステップで記憶されたオブジェクト属性データが示すオブジェクトのサイズおよび表示位置を、解像度指定ステップで指定された解像度での画素を単位とするサイズおよび表示位置に変換し、表示制御ステップでは、記憶ステップで記憶されたオブジェクト表示データが示すオブジェクトを、変換ステップで変換されたサイズおよび表示位置で表示装置の表示画面に表示するので、すなわち画面内におけるオブジェクトのサイズおよび表示位置を、単位ブロックを用いて画面サイズに対して相対的に表しているので、画面の解像度を変更しても、画面内における相対的な位置関係を維持してすべてのオブジェクトを表示することができる。
本発明によれば、画面の解像度を変更しても、画面内における相対的な位置関係を維持してすべてのオブジェクトを表示することができるので、ユーザにとっては、画面の解像度が変更になっても、操作回数を含め同じ操作感覚で操作することができ、操作ミスを低減することができる。さらに、開発者にとっては、単位ブロックを用いてオブジェクトのレイアウトを設計することができるので、解像度ごとにアプリケーションプログラムを開発する必要がなく、開発コストを低減することができ、種々の解像度を同時期にサポートすることもできる。
また本発明によれば、入力領域についても各オブジェクトとの画面内における相対的な位置関係を維持することができるので、ユーザは、解像度が変更になっても違和感無く情報の入力を行うことができる。
また本発明によれば、使用可能な解像度の中から選択されたいずれの解像度でも画面内における相対的な位置関係を維持しつつ表示することができるので、ユーザは、どの解像度でも同じ操作感覚で操作することができる。
また本発明によれば、画面の解像度を変更しても、画面内における相対的な位置関係を維持してすべてのオブジェクトを表示することができるので、本発明による表示制御方法を用いれば、ユーザにとっては、画面の解像度が変更になっても、操作回数を含め同じ操作感覚で操作することができ、操作ミスを低減することができる。さらに、開発者にとっては、単位ブロックを用いてオブジェクトのレイアウトを設計することができるので、解像度ごとにアプリケーションプログラムを開発する必要がなく、開発コストを低減することができ、種々の解像度を同時期にサポートすることもできる。
図1は、本発明の実施の一形態である表示制御装置1の機能構成を示すブロック図である。表示制御装置1は、アプリケーションプログラムなどから表示を指示されたデータを表示装置であるディスプレイ2に表示する際、そのデータに含まれるアイコンおよび操作ボタンなどの複数のオブジェクトからなるオブジェクト群のレイアウトを、解像度に応じて変更してディスプレイ2に表示させる。本発明に係る表示制御方法は、表示制御装置1によって処理される。
表示制御装置1は、たとえばコンピュータによって構成され、そのコンピュータによって実行されるプログラムおよびそのコンピュータで用いられるデータを記憶する図示しない記憶装置を含む。プログラムは、この表示制御装置1の機能を実現するプログラムおよびこの表示制御装置1で実行されるアプリケーションプログラムを含む。アプリケーションプログラムは、表示制御装置1の機能を利用することができる。
表示制御装置1は、入力部11、ディスプレイ情報変更監視部12、相対擬似ブロック生成部13、絶対値座標変換部14、表示情報生成部15、ディスプレイ制御部16、ディスプレイ解像度記憶部21、相対擬似ブロックサイズ記憶部22、オブジェクトデータ記憶部23、表示イメージ記憶部24、および入力座標記憶部25を含む。
ディスプレイ解像度記憶部21は、ディスプレイの解像度に関するデータを記憶し、ディスプレイ選択情報記憶部211およびディスプレイ選択状態記憶部212を含む。ディスプレイ選択情報記憶部211は、ディスプレイの種類および方向の組合せごとに、縦方向の画素数および横方向の画素数を対応付けて記憶する。ディスプレイの種類は、たとえばVGA(Video Graphics Array)、SVGA(Super Video Graphics Array)、QVGA(Quarter Video Graphics Array)、XGA(Extended Graphics Array)、およびSXGA(Super Extended Graphics Array)などがあり、方向は、縦および横がある。これらの情報は、たとえば電源投入時に行われる初期設定時にディスプレイ選択情報記憶部211に設定される。ディスプレイ選択状態記憶部212は、ディスプレイ選択情報記憶部211に記憶される解像度の中から、入力部11によって選択されたディスプレイの方向と縦方向の画素数および横方向の画素数とを記憶する。
図1に示したディスプレイ選択情報記憶部211には、ディスプレイの種類および方向がVGAおよび縦の組合せについて、縦方向の画素数が640画素および横方向の画素数が480画素と示されている。同様に、縦方向の画素数および横方向の画素数がそれぞれ、VGAおよび横の組合せについて、480画素および640画素として示され、SVGAおよび縦の組合せについて、800画素および600画素として示され、SVGAおよび横の組合せについて、600画素および800画素として示され、XGAおよび縦の組合せについて、1024画素および768画素として示され、XGAおよび横の組合せについて、768画素および1024画素として示され、SXGAおよび縦の組合せについて、1280画素および1024画素として示され、SXGAおよび横の組合せについて、1024画素および1280画素として示されている。図1に示したディスプレイ選択状態記憶部212には、ディスプレイの方向が縦で、縦方向の画素数が640画素および横方向の画素数が480画素と示されている。
相対擬似ブロックサイズ記憶部22は、表示画面を分割する総ブロック数と、選択された解像度での表示画面をその総ブロック数で分割したときの単位ブロックの縦サイズおよび横サイズとを記憶する。総ブロック数は、アプリケーションから指示された値であり、縦サイズおよび横サイズは、相対擬似ブロック生成部14によって生成された値である。図1に示した相対擬似ブロックサイズ記憶部22には、縦サイズとして「32」画素および横サイズとして「24」画素と示され、総ブロック数として「20,20」と示されている。総ブロック数の「20,20」のうち、前の「20」が縦方向のブロック数を示す縦ブロック数であり、後の「20」が横方向のブロック数を示す横ブロック数である。
オブジェクトデータ記憶部23は、アプリケーションプログラムから表示を指示されたオブジェクト群に関するオブジェクトデータを記憶し、座標データ記憶部231および表示データ記憶部232を含む。座標データ記憶部231は、オブジェクト群の各オブジェクトの表示位置およびサイズなどの属性データを、各オブジェクトを識別するためのオブジェクト名(以下「ブロック名」ともいう)ごとに記憶する。表示位置およびサイズは、表示画面を縦方向に予め定める縦ブロック数および横方向に予め定める横ブロック数で分割した単位ブロックを用いて表される。すなわち、表示位置を表す始点は、単位ブロックの横方向をX軸の単位および単位ブロックの縦方向をY軸の単位とする座標系において、オブジェクトの左上の単位ブロックが位置する座標で表される。この座標系の原点は、たとえば表示画面の左上の位置であり、X軸は、右方向が正であり、Y軸は、下方向が正である。サイズは、縦方向および横方向の単位ブロックのブロック数で示される。
単位ブロックのサイズは、アプリケーションプログラムの画面レイアウトを設計する際に自由に決定することができるので、アプリケーションプログラムが表示するオブジェクト群のサイズに応じた適切なサイズとすることができる。HTML(Hyper Text Markup
Language)などでは、1%刻みで設計することが可能であるが、1%刻み固定であり、適切なレイアウト設計を行うことができない場合がある。
表示データ記憶部232は、各オブジェクトの表示データたとえば文字あるいは色などのイメージを示すデータをブロック名ごとに記憶する。表示データ記憶部232に記憶されるブロック名は、座標データ記憶部231に記憶されるブロック名に対応している。
図1に示したオブジェクトデータ記憶部23は、「ブロック名」欄、「始点」欄、縦方向のブロック数を示す「縦」欄、および横方向のブロック数を示す「横」欄を有し、ブロック名「アイコン1」については、始点「(1,1)」、縦「2」、および横「3」と示されている。同様に、各ブロック名について、始点、縦、および横が、それぞれ「メニュー1」については、「(5,1)」、「2」、および「13」と示され、「アイコン2」については、「(1,4)」、「2」、および「3」と示され、「メニュー2」については、「(5,4)」、「2」、および「13」と示され、「アイコン3」については、「(1,7)」、「2」、および「3」と示され、「メニュー3」については、「(5,7)」、「2」、および「13」と示され、「アイコン4」については、「(1,10)」、「2」、および「3」と示され、「メニュー4」については、「(5,10)」、「2」、および「13」と示され、「アイコン5」については、「(1,13)」、「2」、および「3」と示され、「メニュー5」については、「(5,13)」、「2」、および「13」と示され、「アイコン6」については、「(1,16)」、「2」、および「3」と示され、「メニュー6」については、「(5,16)」、「2」、および「13」と示されている。図1に示した表示データ記憶部232は、「ブロック名」欄、および「表示データ」欄を有し、ブロック名には、図1に示したオブジェクトデータ記憶部23の「ブロック名」と同じブロック名が示されている。
表示イメージ記憶部24は、ディスプレイ2に表示するためのビットマップイメージのデータを記憶する。このビットマップイメージのデータは、表示情報生成部15が、表示データ記憶部232に記憶される表示データが示す各オブジェクトのイメージを絶対値座標変換部14が変換した各オブジェクトの表示位置およびサイズで配置したレイアウトを、ビットマップイメージとして生成したデータである。
入力座標記憶部25は、情報を入力するための情報入力領域を示すオブジェクト、たとえば操作ボタンであるメニューのオブジェクトについて、絶対値座標変換部14によって変換された表示位置およびサイズを、情報入力領域を表わすデータとして記憶する。入力装置がディスプレイ2の表示画面上に設けられるタッチパネルなどの場合、入力座標記憶部25に記憶される情報入力領域を表すデータに基づいて、どのオブジェクトが触れられたか否かを判断することができる。ディスプレイ解像度記憶部21、相対擬似ブロックサイズ記憶部22、オブジェクトデータ記憶部23、表示イメージ記憶部24、および入力座標記憶部25に記憶されるデータは、表示制御装置1に含まれる図示しない記憶装置に記憶される。
入力部11は、少なくともマウス、キーボード、およびタブレットなどのいずれかによって構成される入力装置であり、オブジェクト群を表示する表示画面の解像度を指定する。具体的には、たとえばディスプレイ選択情報記憶部211に記憶される解像度に関するデータをディスプレイ2に表示し、入力部11によってその中から選択して指定する。入力部11によって選択された解像度についての画面の方向、縦方向の画素数、および横方向の画素数は、ディスプレイ選択状態記憶部212に記憶される。
ディスプレイ情報変更監視部12は、ディスプレイ2に表示すべき解像度が変更されたか否かを監視し、変更があるとその旨を絶対値座標変換部14に通知する。具体的には、ディスプレイ情報変更監視部12は、ディスプレイ選択状態記憶部212に記憶されるデータが変更されたか否かを監視し、データが変更されると、解像度が変更された旨を絶対値座標変換部14に通知する。絶対値座標変換部14は、ディスプレイ情報変更監視部12から解像度が変更された旨の通知を受けると、相対擬似ブロック生成部13を起動する。
相対擬似ブロック生成部13は、相対擬似ブロックサイズ記憶部22に記憶される総ブロック数に基づいて、入力部11によって指定された解像度での単位ブロックの縦サイズおよび横サイズを、その解像度での画素数で算出する。具体的には、ディスプレイ選択状態記憶部212に記憶される縦方向の画素数を、相対擬似ブロックサイズ記憶部22に記憶される総ブロック数のうちの縦ブロック数で除算することによって、縦サイズを算出し、ディスプレイ選択状態記憶部212に記憶される横方向の画素数を、相対擬似ブロックサイズ記憶部22に記憶される総ブロック数のうちの横ブロック数で除算することによって、横サイズを算出する。算出した縦サイズおよび横サイズは、それぞれ相対擬似ブロックサイズ記憶部22の「縦サイズ」欄および「横サイズ」欄に記憶される。
絶対値座標変換部14は、アプリケーションプログラムからオブジェクト群の表示を指示されると、座標データ記憶部231に記憶される各オブジェクトの表示位置およびサイズを、指定された解像度での画素を単位とする表示位置およびサイズに変換する。具体的には、座標データ記憶部231に記憶される始点欄に示される表示位置ならびに「縦」欄および「横」欄によって示されるサイズを、相対擬似ブロックサイズ記憶部22に記憶される「縦サイズ」欄に示される縦サイズおよび「横サイズ」欄に示される横サイズを用いて、ディスプレイ選択状態記憶部212に記憶される解像度での表示位置およびサイズに変換する。
図2は、図1に示した表示制御装置1がVGAの縦画面30に表示するレイアウトの一例を示す。図2には、図1に示したオブジェクトデータ記憶部23に記憶されるオブジェクトデータが示すオブジェクト群のレイアウトが表示されている。
アプリケーションプログラムから指示されたオブジェクト群つまりオブジェクトデータ記憶部23に記憶されるオブジェクト群をVGAの縦画面30に表示するために、まず、相対擬似ブロック生成部13は、図1に示した相対擬似ブロックサイズ記憶部22の「総ブロック数」欄に示されている総ブロック数に基づいて、単位ブロックの縦サイズY’および横サイズX’を求める。図1に示した相対擬似ブロックサイズ記憶部22の「総ブロック数」欄には、表示画面が縦方向および横方向とも「20」に分割されていることが示されている。VGAの縦画面30の解像度は、縦方向が640画素および横方向が480画素であるので、縦サイズY’=640/20=32画素および横サイズX’=480/20=24画素となる。
次に、絶対値座標変換部14は、各オブジェクトの表示位置およびサイズを、VGAの縦画面30の解像度での画素を単位とする表示位置およびサイズに変換する。たとえばメニュー1のオブジェクトは、図1に示した座標データ記憶部231には、始点が「(5,1)」、縦が「2」、および横が「13」と記憶されており、これらをそれぞれVGAの縦画面30での座標である始点絶対座標、高さ絶対値、および幅絶対値に変換する。始点絶対座標は、「(5*24,1*32)」であり、高さ絶対値は、「2*32」、であり、幅絶対値は、「13*24」である。始点絶対座標、高さ絶対値、および幅絶対値の単位は、画素である。オブジェクトの表示位置およびサイズを単位ブロックを用いて表示画面に対して相対的に表しているので、単位ブロックのサイズを表す画素数が、表示画面の解像度に合わせて変化しても、画面内におけるオブジェクトの相対的な位置関係は、維持される。
図2に示したレイアウトは、このようにして求められた始点絶対座標、高さ絶対値、および幅絶対値に基づいて、図1に示したオブジェクトデータ記憶部23に記憶される6つのアイコンをアイコン31a〜31fとして、および6つのメニューをメニュー32a〜32fとしてVGAの縦画面30に表示したものである。
図1を参照して、表示情報生成部15は、絶対値座標変換部14によって変換されたオブジェクトの表示位置およびサイズで、表示データ記憶部232に記憶される対応するオブジェクトの表示データを配置したレイアウトのビットマップイメージのデータを生成する。生成されたビットマップイメージのデータは、表示イメージ記憶部24に記憶される。情報入力領域を示すオブジェクトについては、その情報入力領域を示すデータが入力座標記憶部25に記憶される。表示を行なう際、表示情報生成部15は、表示イメージ記憶部24からビットマップイメージのデータを読み出して、ディスプレイ制御部16に送る。ディスプレイ制御部16は、表示情報生成部15から受け取ったビットマップイメージのデータをディスプレイ2に送り表示させる。
図3は、図1に示した表示制御装置1が行なう表示制御処理を示すフローチャートである。この表示制御装置1で実行されるアプリケーションプログラムからオブジェクトの表示を指示されると、ステップS1に移る。アプリケーションプログラムは、オブジェクトの表示を指示する前に、表示すべきオブジェクト群のオブジェクトデータをオブジェクトデータ記憶部23に記憶するとともに、総ブロック数を相対擬似ブロックサイズ記憶部22の「総ブロック数」欄に記憶する。
ステップS1では、画面の解像度x、yを読込む。すなわち、絶対値座標変換部14は、ディスプレイ選択状態記憶部212に記憶される「横」欄および「縦」欄から解像度つまり横方向の画素数xおよび縦方向の画素数yをそれぞれ読込む。ステップS2では、縦・横ブロック数を読込む。すなわち、絶対値座標変換部14は、相対擬似ブロックサイズ記憶部22に記憶される「総ブロック数」欄から、縦ブロック数および横ブロック数を読込む。
ステップS3では、1ブロックの幅X’を求める。すなわち、相対擬似ブロック生成部13は、ステップS1で読込んだ横方向の画素数xを、ステップS2で読込んだ横ブロック数で除算した値を単位ブロックの幅つまり横サイズX’として求める。ステップS4では、1ブロックの高さY’を求める。すなわち、相対擬似ブロック生成部13は、ステップS1で読込んだ縦方向の画素数yを、ステップS2で読込んだ縦ブロック数で除算した値を単位ブロックの高さつまり縦サイズY’として求める。
ステップS5では、表示情報生成部15は、表示画面に表示する背景のビットマップイメージデータを作成する。ステップS6では、配置するオブジェクトがあるか否かを判定する。絶対値座標変換部14は、座標データ記憶部231にまだ変換していないオブジェクトのデータが記憶されていると、配置するオブジェクトがあると判定し、ステップS11に進む。座標データ記憶部231に変換していないオブジェクトのデータが記憶されていないと、配置するオブジェクトがないと判定し、ステップS7に進む。ステップS7では、ビットマップを表示デバイスに表示する。すなわち、ディスプレイ制御部16は、表示情報生成部15から受け取ったビットマップイメージのデータをディスプレイ2に送り表示させる。
ステップS8では、ディスプレイ情報変更監視部12は、画面の変更を監視する。ステップS9では、画面変更されたか否かを判定する。ディスプレイ情報変更監視部12は、ディスプレイ選択状態記憶部212に記憶されている解像度が変更されると、画面変更されたと判定し、ステップS1に戻り、ディスプレイ選択状態記憶部212に記憶されている解像度が変更されないと、画面変更されないと判定し、ステップS10に進む。ステップS10では、電源OFFか否かを判定する。表示制御装置1は、電源OFFの指示があると、電源OFFであると判定して処理を終了し、電源OFFの指示がないと、電源OFFでないと判定し、ステップS8に戻る。
ステップS11では、オブジェクトの始点、高さ、幅、イメージを読込む。すなわち、絶対値座標変換部14は、まだ変換していないオブジェクトについて、座標データ記憶部231の「始点」欄、「縦」欄、および「横」欄からそれぞれ始点、高さ、および幅を読込み、表示データ記憶部232の「表示データ」欄からイメージを読込む。ステップS12では、絶対値座標変換部14は、ステップS11で読込んだ始点、高さ、および幅を絶対値に変換する。ステップS13では、表示情報生成部15は、ステップS11で読込んだイメージをビットマップ上に配置する。
ステップS14では、オブジェクトの種類を判定する。表示情報生成部15は、オブジェクトがアイコンなど表示のみのオブジェクトであると、ステップS6に戻り、オブジェクトがメニューなどの操作ボタンつまり操作を受け付けるオブジェクトであると、ステップS15に進む。ステップS15では、表示情報生成部15は、入力範囲つまり情報入力領域を設定して、ステップS6に戻る。
図4は、図1に示した絶対値座標変換部14が行なう座標変換処理のフローチャートである。座標変換処理では、座標データ記憶部231に記憶される各オブジェクトの表示位置およびサイズを、絶対値すなわち表示すべき解像度での画素を単位とする表示位置およびサイズに変換する。図3に示したステップS12が実行されると、ステップT1に移る。
ステップT1では、始点横絶対座標を求める。始点横絶対座標は、表示すべき解像度での画面の左上を原点とする座標系(以下「絶対座標系」という)におけるX軸方向の座標であり、開始横座標つまり座標データ記憶部231の「始点」欄のX座標の値と、横サイズX’とを乗算することによって求める。ステップT2では、始点縦絶対座標を求める。始点縦絶対座標は、絶対座標系におけるY軸方向の座標であり、開始縦座標つまり座標データ記憶部231の「始点」欄のY座標の値と、縦サイズY’とを乗算することによって求める。絶対座標系における座標は、オブジェクトの左上の画素が配置される位置の座標である。
ステップT3では、幅絶対値を求める。幅絶対値は、表示すべき解像度でのオブジェクトの横方向の長さを画素数で表す値であり、幅サイズつまり座標データ記憶部231の「横」欄の値と、横サイズX’とを乗算することによって求める。ステップT4では、高さ絶対値を求める。高さ絶対値は、表示すべき解像度でのオブジェクトの縦方向の長さを画素数で表す値であり、高さサイズつまり座標データ記憶部231の「縦」欄の値と、縦サイズY’とを乗算することによって求める。
ステップT5では、幅終点絶対座標を求める。幅終点絶対座標は、オブジェクトの右端が位置する絶対座標系におけるX軸方向の座標であり、始点横絶対座標に幅絶対値を加算した値で示される座標である。ステップT6では、高さ終点絶対座標を求めて、終了する。高さ終点絶対座標は、オブジェクトの下端が位置する絶対座標系におけるY軸方向の座標であり、始点縦絶対座標に高さ絶対値を加算した値で示される座標である。
図5は、図1に示した表示情報生成部15が行なうビットマップ生成処理のフローチャートである。ビットマップ生成処理では、表示すべき解像度で各オブジェクトを配置したレイアウトのビットマップイメージのデータを生成する。図3に示したステップS13が実行されると、ステップU1に移る。
ステップU1では、オブジェクトデータ記憶部23に含まれる表示データ記憶部232の「表示データ」欄から表示データを読込む。ステップU2では、幅絶対値および高さ絶対値に合わせて、表示データの加工たとえば文字のポイント数の変更を行なう。ステップU3では、始点横絶対座標および始点縦絶対座標に合わせて、加工した表示データを、図3に示したステップS5で生成した背景ビットマップイメージに配置して、処理を終了する。
図6は、図1に示した表示情報生成部15が行なう入力範囲設定処理のフローチャートである。入力範囲設定処理では、入力範囲を設定する。図3に示したステップS15が実行されると、ステップV1に移る。
ステップV1では、入力範囲を入力座標記憶部25に設定して終了する。入力範囲つまり情報入力領域は、横方向が始点横絶対座標から幅終点絶対座標まで、および縦方向が始点縦絶対座標から高さ終点絶対座標までの範囲である。
図7は、図1に示した表示制御装置1が縦画面のレイアウトを横画面に切り替えたときの一例を示す。図7(a)は、図1に示したオブジェクトデータ記憶部23に記憶されるオブジェクト群を、QVGAの縦画面40に表示したレイアウトを示す。QVGAの縦画面40は、縦方向が320画素および横方向が240画素の解像度であり、図の数字は、縦画面40を縦横とも20等分したときの単位ブロックの横方向をX軸の単位および縦方向をY軸の単位とする座標系における座標位置を表している。図7(a)には、左側に6つのアイコン1〜6が縦方向にアイコン41a〜41fとして配置され、その右側にそれぞれ対応する6つの操作ボタンであるメニュー1〜メニュー6がメニュー42a〜42fとして配置されている。
図7(b)は、図7(a)に示した縦方向のレイアウトを、QVGAの横画面50に表示したレイアウトを示す。QVGAの横画面50は、縦方向が240画素および横方向が320画素の解像度であり、図の数字は、横画面50を縦横とも20等分したときの単位ブロックの横方向をX軸の単位および縦方向をY軸の単位とする座標系における座標位置を表している。図7(b)には、左側に6つのアイコン1〜6が縦方向にアイコン51a〜51fとして配置され、その右側にそれぞれ対応する6つの操作ボタンであるメニュー1〜メニュー6がメニュー52a〜52fとして配置されている。
図7(b)に示したレイアウトを図7(a)に示したレイアウトと比較すると、図7(b)に示した各オブジェクトのサイズは、相違しているが、画面内における各オブジェクトの相対的な位置関係は、同じである。したがって、操作回数を含め同じ操作感覚で操作することができる。さらに変更前に表示されていたオブジェクトが隠れてしまうことがなく、スクロールバーが表示されてそれを操作する必要がないので、操作回数は変化しない。
図8は、図1に示した表示制御装置1による解像度の変更前後のレイアウトの一例を示す。図8(a)は、図1に示したオブジェクトデータ記憶部23に記憶されるオブジェクト群を、QVGAでの縦画面40に表示したレイアウトであり、図7(a)に示したレイアウトと同じである。図8(b)は、図8(a)に示した縦方向のレイアウトを、VGAの縦画面60に表示したレイアウトを示す。VGAの縦画面60は、縦方向が640画素および横方向が480画素の解像度であり、図の数字は、縦画面60を縦横とも20等分したときの単位ブロックの横方向をX軸の単位および縦方向をY軸の単位とする座標系における座標位置を表している。図8(b)には、左側に6つのアイコン1〜6が縦方向にアイコン61a〜61fとして配置され、その右側にそれぞれ対応する6つの操作ボタンであるメニュー1〜メニュー6がメニュー62a〜62fとして配置されている。
図8(b)に示したレイアウトを図8(a)に示したレイアウトと比較すると、図8(b)に示した各オブジェクトは、サイズおよび画面内における各オブジェクトの相対的な位置関係ともに、同じである。単位ブロックのサイズが、縦サイズ16画素および横サイズ12画素から、縦サイズ32画素および横サイズ24画素に変化しているが、縦横の比率が同じであるので、画面内における各オブジェクトの表示位置およびサイズも同じになっている。したがって、ディスプレイの解像度によって操作性が損なわれることがなく、何も表示されず無駄な領域が生じることもない。
このように、記憶手段であるたとえばオブジェクトデータ記憶部23によって、表示装置であるたとえばディスプレイ2の表示画面に表示されるオブジェクトを表すオブジェクト表示データ、ならびにオブジェクトのサイズを、表示画面を第1の方向であるたとえば縦方向に予め定める第1ブロック数であるたとえば縦ブロック数および第1の方向に直交する第2の方向であるたとえば横方向に予め定める第2ブロック数であるたとえば横ブロック数で分割した単位ブロックを用いて表し、かつオブジェクトの表示位置を、前記単位ブロックの第1の方向を第1軸であるたとえばY軸の単位および前記単位ブロックの第2の方向を第2軸であるたとえばX軸の単位とする座標系の座標で表すオブジェクト属性データが記憶される。そして、指定手段であるたとえば入力部11によって、表示画面の解像度が指定され、変換手段であるたとえば絶対値座標変換部14によって、記憶手段に記憶されるオブジェクト属性データが示すオブジェクトのサイズおよび表示位置が、指定手段によって指定された解像度での画素を単位とするサイズおよび表示位置に変換され、制御手段であるたとえば表示情報生成部15およびディスプレイ制御部16によって、記憶手段に記憶されるオブジェクト表示データが示すオブジェクトが、変換手段によって変換されたサイズおよび表示位置で表示装置に表示されるので、すなわち画面内におけるオブジェクトのサイズおよび表示位置を、単位ブロックを用いて画面サイズに対して相対的に表しているので、画面の解像度を変更しても、画面内における相対的な位置関係を維持してすべてのオブジェクトを表示することができる。したがって、ユーザにとっては、画面の解像度が変更になっても、操作回数を含め同じ操作感覚で操作することができ、操作ミスを低減することができる。さらに、開発者にとっては、単位ブロックを用いてオブジェクトのレイアウトを設計することができるので、解像度ごとにアプリケーションプログラムを開発する必要がなく、開発コストを低減することができ、種々の解像度を同時期にサポートすることもできる。
さらに、前記オブジェクトは、表示画面上に設けられる入力装置の情報入力領域を指定する入力領域オブジェクトを含み、入力領域設定手段であるたとえば表示情報生成部15によって、前記変換手段によって変換された入力領域オブジェクトのサイズおよび表示位置が情報入力領域として設定され、入力装置は、入力領域設定手段によって設定された情報入力領域から情報を入力可能であるので、入力領域についても各オブジェクトとの画面内における相対的な位置関係を維持することができる。したがって、ユーザは、解像度が変更になっても違和感無く情報の入力を行うことができる。
さらにまた、前記解像度は、表示装置の表示方式であるたとえば種類および画面の表示方向によって特定されるので、同じ表示装置で表示方向が変更になっても画面内における相対的な位置関係を維持しつつ表示することができる。したがって、ユーザは、画面の方向が異なっても同じ操作感覚で操作することができる。
さらに、解像度記憶手段であるたとえばディスプレイ解像度記憶部21によって、解像度ごとに、第1の方向の画素数および第2の方向の画素数を表す解像度情報が記憶され、前記指定手段によって、解像度記憶手段に記憶される解像度情報が示す解像度の中から解像度が1つ選択されることによって指定されるので、使用可能な解像度の中から選択されたいずれの解像度でも画面内における相対的な位置関係を維持しつつ表示することができる。したがって、ユーザは、どの解像度でも同じ操作感覚で操作することができる。
さらにまた、記憶ステップであるたとえばアプリケーションプログラムからオブジェクトの表示を指示するステップでは、表示装置であるたとえばディスプレイ2の表示画面に表示されるオブジェクトを表すオブジェクト表示データ、ならびにオブジェクトのサイズを、表示画面を第1の方向であるたとえば縦方向に予め定める第1ブロック数であるたとえば縦ブロック数および第1の方向に直交する第2の方向であるたとえば横方向に予め定める第2ブロック数であるたとえば横ブロック数で分割した単位ブロックを用いて表し、かつオブジェクトの表示位置を、前記単位ブロックの第1の方向を第1軸であるたとえばY軸の単位および前記単位ブロックの第2の方向を第2軸であるたとえばX軸の単位とする座標系の座標で表すオブジェクト属性データを記憶する。そして、解像度指定ステップでは、表示画面の解像度を指定し、変換ステップであるたとえば図3に示したステップS11およびステップS12では、記憶ステップで記憶されたオブジェクト属性データが示すオブジェクトのサイズおよび表示位置を、解像度指定ステップで指定された解像度での画素を単位とするサイズおよび表示位置に変換し、表示制御ステップであるたとえば図3に示したステップS13およびステップS7では、記憶ステップで記憶されたオブジェクト表示データが示すオブジェクトを、変換ステップで変換されたサイズおよび表示位置で表示装置の表示画面に表示するので、すなわち画面内におけるオブジェクトのサイズおよび表示位置を、単位ブロックを用いて画面サイズに対して相対的に表しているので、画面の解像度を変更しても、画面内における相対的な位置関係を維持してすべてのオブジェクトを表示することができる。したがって、本発明による表示制御方法を用いれば、ユーザにとっては、画面の解像度が変更になっても、操作回数を含め同じ操作感覚で操作することができ、操作ミスを低減することができる。さらに、開発者にとっては、単位ブロックを用いてオブジェクトのレイアウトを設計することができるので、解像度ごとにアプリケーションプログラムを開発する必要がなく、開発コストを低減することができ、種々の解像度を同時期にサポートすることもできる。
本発明の実施の一形態である表示制御装置1の機能構成を示すブロック図である。 図1に示した表示制御装置1がVGAの縦画面30に表示するレイアウトの一例を示す。 図1に示した表示制御装置1が行なう表示制御処理を示すフローチャートである。 図1に示した絶対値座標変換部14が行なう座標変換処理のフローチャートである。 図1に示した表示情報生成部15が行なうビットマップ生成処理のフローチャートである。 図1に示した表示情報生成部15が行なう入力範囲設定処理のフローチャートである。 図1に示した表示制御装置1が縦画面のレイアウトを横画面に切り替えたときの一例を示す。 図1に示した表示制御装置1による解像度の変更前後のレイアウトの一例を示す。 従来技術による縦画面のレイアウトを横画面に切り替えたときの一例を示す。 従来技術による解像度の変更前後のレイアウトの一例を示す。
符号の説明
1 表示制御装置
2 ディスプレイ
11 入力部
12 ディスプレイ情報変更監視部
13 相対擬似ブロック生成部
14 絶対値座標変換部
15 表示情報生成部
16 ディスプレイ制御部
21 ディスプレイ解像度記憶部
22 相対擬似ブロックサイズ記憶部
23 オブジェクトデータ記憶部
24 表示イメージ記憶部
25 入力座標記憶部
211 ディスプレイ選択情報記憶部
212 ディスプレイ選択状態記憶部
231 座標データ記憶部
232 表示データ記憶部

Claims (4)

  1. 表示装置の表示画面に表示されるオブジェクトを表すオブジェクト表示データ、ならびにオブジェクトのサイズを、表示画面を第1の方向に予め定める第1ブロック数および第1の方向に直交する第2の方向に予め定める第2ブロック数で分割した単位ブロックを用いて表し、かつオブジェクトの表示位置を、前記単位ブロックの第1の方向を第1軸の単位および前記単位ブロックの第2の方向を第2軸の単位とする座標系の座標で表すオブジェクト属性データを記憶する記憶手段と、
    表示画面の解像度を指定する指定手段と、
    記憶手段に記憶されるオブジェクト属性データが示すオブジェクトのサイズおよび表示位置を、指定手段によって指定された解像度での画素を単位とするサイズおよび表示位置に変換する変換手段と、
    記憶手段に記憶されるオブジェクト表示データが示すオブジェクトを、変換手段によって変換されたサイズおよび表示位置で表示装置に表示させる制御手段とを含むことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記オブジェクトは、表示画面に対して設けられる入力装置の情報入力領域を指定する入力領域オブジェクトを含み、
    前記変換手段によって変換された入力領域オブジェクトのサイズおよび表示位置を情報入力領域として設定する入力領域設定手段をさらに含み、
    入力装置は、入力領域設定手段によって設定された情報入力領域から情報を入力可能であることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 解像度ごとに、第1の方向の画素数および第2の方向の画素数を表す解像度情報を記憶する解像度記憶手段をさらに含み、
    前記指定手段は、解像度記憶手段に記憶される解像度情報が示す解像度の中から解像度を1つ選択することによって指定することを特徴とする請求項1または2に記載の表示制御装置。
  4. 表示装置の表示画面に表示されるオブジェクトを表すオブジェクト表示データ、ならびにオブジェクトのサイズを、表示画面を第1の方向に予め定める第1ブロック数および第1の方向に直交する第2の方向に予め定める第2ブロック数で分割した単位ブロックを用いて表し、かつオブジェクトの表示位置を、前記単位ブロックの第1の方向を第1軸の単位および前記単位ブロックの第2の方向を第2軸の単位とする座標系の座標で表すオブジェクト属性データを記憶する記憶ステップと、
    表示画面の解像度を指定する解像度指定ステップと、
    記憶ステップで記憶されたオブジェクト属性データが示すオブジェクトのサイズおよび表示位置を、解像度指定ステップで指定された解像度での画素を単位とするサイズおよび表示位置に変換する変換ステップと、
    記憶ステップで記憶されたオブジェクト表示データが示すオブジェクトを、変換ステップで変換されたサイズおよび表示位置で表示装置の表示画面に表示する表示制御ステップとを含むことを特徴とする表示制御方法。
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