JP2008255824A - 内燃機関の燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な機関運転領域において最適な燃料噴射率での燃料噴射を行うことができる燃料噴射弁を提供する。
【解決手段】第一噴孔群14及び第二噴孔群15と、制御室20と、第一ニードル弁12及び第二ニードル弁13と、制御室から流出する燃料流量を変更する流入・流出流量変更手段とを具備する。第一ニードル弁、第二ニードル弁がそれぞれ第一噴孔群、第二噴孔群の噴孔を開閉する。これらニードル弁のリフトは制御室内の燃料の圧力により制御される。流入・流出流量変更手段は制御室に連通する二つの燃料流出通路26、27と三位置制御弁32とを具備し、三位置制御弁は両方の燃料流出通路を遮断する第一位置と、一方の燃料流出通路のみを遮断する第二位置と、両方の燃料流出通路を開放する第三位置との間で位置を変更可能であり、三位置制御弁は上記ニードル弁上昇初期には第二位置とされ、上記ニードル弁上昇後期には第三位置とされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射弁に関する。
近年、内燃機関に用いられる燃料噴射弁として、二つの噴孔群を具備し、一方の噴孔群の噴孔のみからの燃料噴射と両噴孔群の噴孔からの燃料噴射とを使い分けることができる燃料噴射弁が開発されている。斯かる燃料噴射弁では、一般に、低負荷運転状態においては一方の噴孔径の細い噴孔群のみから燃料を噴射することにより噴霧を微粒化すると共に、高負荷運転状態においてはこの噴孔群に加えて噴孔径の太い噴孔群からも燃料を噴射することにより短期間に多量の燃料を噴射することを可能としている。
このような燃料噴射弁としては、例えば、円筒状の外側ニードル弁とこの外側ニードル弁の内側に同軸に設けられた内側ニードル弁とを具備し、外側ニードル弁が一方の噴孔群の噴孔を開閉すると共に内側ニードル弁が他方の噴孔群の噴孔を開閉する燃料噴射弁が知られている(例えば、特許文献1)。
特に、特許文献1に開示された燃料噴射弁では、外側ニードル弁及び内側ニードル弁の後端側に設けられた制御室から燃料を流出させて制御室内の燃料の圧力を低下させることにより、外側ニードル弁及び内側ニードル弁を順次リフトさせることとしている。作動時には、制御室から燃料を流出させると、まず外側ニードル弁のリフトが開始されて一方の噴孔群の噴孔のみからの燃料噴射が行われると共に、外側ニードル弁が或る程度リフトされたところで内側ニードル弁のリフトが開始され、両噴孔群の噴孔からの燃料噴射が行われる。ただし、外側ニードル弁が或る程度リフトされる前に制御室からの燃料の流出を中止すると、内側ニードル弁のリフトが開始されることはなく、よって燃料噴射の開始から終了までに亘って一方の噴孔群の噴孔のみから燃料噴射が行われることになる。
特開2005−320904号公報 特開平8−35467号公報 特開2005−207430号公報
ところで、特許文献1に記載の燃料噴射装置では、制御室から燃料を流出させる燃料の流量を変更することができず、基本的にニードル弁のリフト開始から終了までに亘ってほぼ一定の流量で燃料が制御室から流出することになる。このため、例えば制御室から燃料を流出させる通路に設けられたオリフィスにおける絞りを小さくして制御室から流出する燃料の流量を多くすると、燃料噴射弁からの噴射率の挙動は図16(A)に実線a及びa’で示したようになる。一方、制御室から燃料を流出させる通路に設けられたオリフィスにおける絞りを大きくして制御室から流出する燃料の流量を少なくすると、燃料噴射弁からの噴射率の挙動は図16(A)に破線b及びb’で示したようになる。なお、図中のa、bは機関運転状態が高負荷・高回転となっている場合等、長期間に亘って燃料噴射を行う場合、図中のa’、b’は機関運転状態が低負荷・低回転となっている場合等、短期間に燃料噴射を行う場合の噴射率の挙動をそれぞれ示している。
ここで、機関運転状態が高負荷・高回転となっている場合、機関本体から排出される排気ガス中に含まれる窒素酸化物(NOX)とスモークとの関係は図16(B)に示したような関係となる。すなわち、高負荷・高回転時においては上記オリフィスの絞りが小さいとき(図中の実線a)の方がオリフィスの絞りが大きいとき(図中の破線b)よりもスモーク及びNOXの発生量が少ないことが分かる。また、図16(A)から分かるように、噴射期間中の総燃料噴射量はオリフィスの絞りが小さいときの方が多く、よって出力を高めることができる。従って、排気エミッション及び出力の観点から、機関運転状態が高負荷・高回転となっている場合には、オリフィスの絞りを小さくし、制御室から流出する燃料の流量を多くすることが好ましい。
一方、機関運転状態が低負荷・低回転となっている場合、機関本体から排出される排気ガス中に含まれるNOXと炭化水素(HC)との関係は図16(C)に示したような関係となる。すなわち、低負荷・低回転時においては上記オリフィスの絞りが大きいとき(図中の破線b’)の方がオリフィスの絞りが小さいとき(図中の実線a’)よりもHC及びNOXの発生量が少ないことが分かる。従って、排気エミッションの観点から、機関運転状態が低負荷・低回転となっている場合には、オリフィスの絞りを大きくし、制御室から流出する燃料の流量を少なくすることが好ましい。
このように、機関運転状態に応じて制御室から流出させる最適な燃料の流量が異なっている。しかしながら、上記特許文献1に記載の燃料噴射弁では制御室から流出させる燃料の流量を変化させることができず、よって全ての運転領域において最適な燃料噴射率を得ることができない。
そこで、本発明の目的は、様々な機関運転領域において最適な燃料噴射率での燃料噴射を行うことができる燃料噴射弁を提供することにある。
上記課題を解決するために、第1の発明では、第一噴孔群及び第二噴孔群と、制御室と、第一ニードル弁及び第二ニードル弁とを具備し、第一ニードル弁が第一噴孔群の噴孔を開閉し、第二ニードル弁が第二噴孔群の噴孔を開閉し、これらニードル弁のリフトは制御室内の燃料の圧力により制御せしめられる燃料噴射弁において、上記ニードル弁の上昇中に制御室から流出する燃料流量を変更する流入・流出流量変更手段をさらに具備し、上記流入・流出流量変更手段は制御室に連通する二つの燃料流出通路と三位置制御弁とを具備し、該三位置制御弁は両方の燃料流出通路を遮断する第一位置と、一方の燃料流出通路を遮断して他方の燃料流出通路を開放する第二位置と、両方の燃料流出通路を開放する第三位置との間で位置を変更可能であり、上記三位置制御弁は上記ニードル弁上昇初期には第二位置とされると共に上記ニードル弁上昇後期には第三位置とされる。
第1の発明によれば、ニードル弁の上昇初期には一方の燃料流出通路のみが開放され、ニードル弁の上昇後期には両方の燃料流出通路が開放される。このため、ニードル弁の上昇初期における制御室内の燃料の減少速度がニードル弁の上昇後期における減少速度よりも遅くされるため、ニードル弁の上昇初期には噴射率の上昇速度が遅く且つニードル弁の上昇後期には噴射率の上昇速度が速くなるように燃料噴射を行うことができる。これにより、機関運転状態が低負荷・低回転となっている場合にはニードル弁の上昇初期で燃料噴射が終了せしめられることから噴射期間中には噴射率の上昇速度が遅く、機関運転状態が高負荷・高回転となっている場合にはニードル弁の上昇後期まで燃料噴射が行われることから噴射期間中には噴射率の平均的な上昇速度は速い。
なお、上記「ニードル弁の上昇中」とは、二つのニードル弁のうち少なくともいずれか一方が上昇している状態を意味する。
上記課題を解決するために、第2の発明では、第一噴孔群及び第二噴孔群と、制御室と、ニードル弁とを具備し、ニードル弁のリフト量が所定量以下のときには第一噴孔群の噴孔のみが開放され、ニードル弁のリフト量が所定量よりも大きいときには第一噴孔群の噴孔に加えて第二噴孔群の噴孔が開放せしめられる燃料噴射弁において、上記ニードル弁の上昇中に制御室から流出する燃料流量を変更する流入・流出流量変更手段をさらに具備し、上記流入・流出流量変更手段は制御室に連通する二つの燃料流出通路と三位置制御弁とを具備し、該三位置制御弁は両方の燃料流出通路を遮断する第一位置と、一方の燃料流出通路を遮断して他方の燃料流出通路を開放する第二位置と、両方の燃料流出通路を開放する第三位置との間で位置を変更可能であり、上記三位置制御弁は上記ニードル弁上昇初期には第二位置とされると共に上記ニードル弁上昇後期には第三位置とされる。
上記課題を解決するために、第3の発明では、第一噴孔群及び第二噴孔群と、制御室と、第一ニードル弁及び第二ニードル弁とを具備し、第一ニードル弁が第一噴孔群の噴孔を開閉し、第二ニードル弁が第二噴孔群の噴孔を開閉し、これらニードル弁のリフトは制御室内の燃料の圧力により制御せしめられる燃料噴射弁において、上記ニードル弁の上昇中に制御室から流出する燃料流量を変更する流入・流出流量変更手段をさらに具備し、上記流入・流出流量変更手段は制御室に連通する二つの燃料流出通路と三位置制御弁とを具備し、該三位置制御弁は両方の燃料流出通路を遮断する第一位置と、一方の燃料流出通路を遮断して他方の燃料流出通路を開放する第二位置と、両方の燃料流出通路を開放する第三位置との間で位置を変更可能であり、燃料噴射時における上記三位置制御弁の作動位置は機関運転状態に応じて変更せしめられる。
第3の発明によれば、機関運転状態に応じて制御室内の燃料の減少速度を変更することができる。このため、様々な機関運転領域に応じて異なった燃料噴射率での燃料噴射を行うことができる。
上記課題を解決するために、第4の発明では、第一噴孔群及び第二噴孔群と、制御室と、ニードル弁とを具備し、ニードル弁のリフト量が所定量以下のときには第一噴孔群の噴孔のみが開放され、ニードル弁のリフト量が所定量よりも大きいときには第一噴孔群の噴孔に加えて第二噴孔群の噴孔が開放せしめられる燃料噴射弁において、上記ニードル弁の上昇中に制御室から流出する燃料流量を変更する流入・流出流量変更手段をさらに具備し、上記流入・流出流量変更手段は制御室に連通する二つの燃料流出通路と三位置制御弁とを具備し、該三位置制御弁は両方の燃料流出通路を遮断する第一位置と、一方の燃料流出通路を遮断して他方の燃料流出通路を開放する第二位置と、両方の燃料流出通路を開放する第三位置との間で位置を変更可能であり、燃料噴射時における上記三位置制御弁の作動位置は機関運転状態に応じて変更せしめられる。
第5の発明では、第3又は第4の発明において、燃料噴射時における上記三位置制御弁の作動位置は、機関運転状態が低負荷・低回転状態にあるときには第二位置とされ、機関運転状態が高負荷・高回転状態にあるときには第三位置とされる。
本発明によれば、様々な機関運転領域において最適な燃料噴射率での燃料噴射を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の燃料噴射弁の第一実施形態を示す概略断面図であり、図2は図1に示した燃料噴射弁の拡大図である。図2の左側は外側ニードル弁のみがリフトされている状態、図2の右側は外側ニードル弁及び内側ニードル弁共にリフトされている状態を示している。
本実施形態の燃料噴射装置は、高圧ポンプによって燃料タンクから高圧燃料が供給されるコモンレール(燃料蓄圧部)1と、コモンレール1から高圧燃料が供給され且つ機関燃焼室(図示せず)内に燃料を噴射する燃料噴射弁(以下、「インジェクタ」と称す)2と、噴射すべき燃料を貯留する燃料タンク(燃料回収部)3とを備える。また、コモンレール1内の燃料圧力は比較的高い圧力(例えば、80MPa〜140MPa)に保たれる。
インジェクタ2は、図2に示したように、筒状のノズルボディ11と、このノズルボディ11と同軸に配置された中実の内側ニードル弁12と、上記ノズルボディ11と同軸に配置された中空の外側ニードル弁13とを具備する。ノズルボディ11はその内部に中空空間を有し、この中空空間内に両ニードル弁12、13が収容される。また、外側ニードル弁13はその内部に中空空間を有し、この中空空間内に内側ニードル弁12が受容される。ノズルボディ11の先端部には二つの噴孔群14、15が設けられており、これら噴孔群のうち内側噴孔群14の噴孔は内側ニードル弁12によって開閉されると共に外側噴孔群15の噴孔は外側ニードル弁13によって開閉される。各噴孔群14、15はそれぞれ一つ又はそれ以上の噴孔によって構成せしめられる。なお、本明細書においては、図1の下側、すなわちノズルボディ11に噴孔群14、15が設けられている側を下方、図1の上側、すなわち噴孔群が設けられていない側を上方として説明する。
ノズルボディ11の内面と外側ニードル弁13の外周面及び内側ニードル弁12の先端部の外面との間には、インジェクタ2から噴射すべき燃料が流れるノズル室16が形成される。このノズル室16は、コモンレール1に通じる高圧燃料供給通路17と連通していると共に、ノズルボディ11の先端部に設けられた噴孔群14、15の各噴孔と連通する。ノズルボディ11はシリンダ21を具備し、このシリンダ21内で外側ニードル弁13がその軸線方向に摺動する。
内側ニードル弁12及び外側ニードル弁13はそれぞれその軸線方向に摺動可能であり、斯かるニードル弁12、13の軸線方向の摺動により噴孔群14、15の各噴孔が開閉される。すなわち、ニードル弁12、13がリフト(上昇)せしめられると、それぞれ内側噴孔群14及び外側噴孔群15の各噴孔とノズル室16とが通じ、各噴孔から燃料が噴射せしめられる。一方、ニードル12、13が最も下方の位置(リフトしていない状態)にあり、ニードル12、13の先端部がノズルボディ11の先端部の内壁面に形成されたシート上に載置されている場合には各噴孔は閉じられており、よって各噴孔からの燃料の噴射が停止せしめられる。
内側ニードル弁12は内側ニードル用バネ18によって内側噴孔群14の各噴孔を閉弁するように軸線方向下方に向かって付勢されている。また、外側ニードル弁13は外側ニードル用バネ19によって外側噴孔群15の各噴孔を閉弁するように軸線方向下方に向かって付勢されている。また、ニードル弁12、13の上端面とノズルボディ11の内面との間に圧力制御室20が画成される。この圧力制御室20内には燃料が供給されており、この圧力制御室20内の燃料圧力により内側ニードル弁12及び外側ニードル弁13は下向きの力を受ける。すなわち、内側ニードル弁12及び外側ニードル弁13はバネ18、19及び圧力制御室20内の燃料により下向きの力を受けている。逆に、内側ニードル弁12及び外側ニードル弁13はノズル室16内の燃料圧力により上向き(噴孔開弁方向)の力を受ける。
したがって、内側ニードル弁12は内側ニードル用バネ18及び圧力制御室20内の燃料圧力により内側ニードル弁12が受ける下向き(噴孔閉弁方向)の力が、ノズル室16内の燃料圧力により内側ニードル弁12が受ける上向き(噴孔開弁方向)の力と同一であるか又はそれよりも大きい場合、内側ニードル弁12は下降せしめられるか又は内側噴孔群14の各噴孔を閉じたまま維持せしめられる。逆に、内側ニードル用バネ18及び圧力制御室20内の燃料圧力によって内側ニードル弁12が受ける下向きの力が、ノズル室16内の燃料圧力により内側ニードル弁12が受ける上向きの力よりも小さい場合、内側ニードル弁12は上昇せしめられる。
外側ニードル弁13についても同様なことが言え、外側ニードル用バネ19及び圧力制御室20内の燃料圧力により外側ニードル弁13が受ける下向き(噴孔閉弁方向)の力が、ノズル室16内の燃料圧力により外側ニードル弁13が受ける上向き(噴孔開弁方向)の力と同一であるか又はそれよりも大きい場合、外側ニードル弁13は下降せしめられるか又は外側噴孔群15の各噴孔を閉じたまま維持せしめられる。逆に、外側ニードル用バネ19及び圧力制御室20内の燃料圧力によって外側ニードル弁13が受ける下向きの力が、ノズル室16内の燃料圧力により外側ニードル弁13が受ける上向きの力よりも小さい場合、外側ニードル弁13は上昇せしめられる。なお、外側ニードル用バネ19の付勢力は内側ニードル用バネ18の付勢力よりも弱いものとされる。
図1に示したように、本実施形態の燃料噴射弁2では、シリンダ21内にシリンダ21を貫通するオリフィス25が設けられる。オリフィス25はシリンダ21の軸線に対して垂直にシリンダ21を貫通して設けられる。オリフィス25は、高圧燃料通路17と圧力制御室20とを連通させ、圧力制御室20内に燃料を供給する。圧力制御室20には二つの燃料流出通路26及び27が設けられ、これら燃料流出通路26、27にはそれぞれオリフィス28、29が設けられる。
燃料流出通路26、27は共に弁室30に連通せしめられ、弁室30は開口31及びリターン通路33を介して燃料タンク3に連通せしめられる。弁室30内には半球状の弁体32が設けられ、この弁体32は圧電アクチュエータ24によって駆動せしめられる。
本実施形態では、弁体32は三つの位置間で駆動せしめられる。具体的には、弁体32により弁室30の開口31を閉鎖させる完全閉弁位置(図示せず)と、図1(A)に示したように弁体32により第二燃料流出通路27の出口のみを閉鎖する部分閉弁位置と、弁室30の開口31及び両燃料流出通路26、27の出口のいずれも閉鎖しない完全開放位置との間で駆動せしめられる。
弁体32が完全閉弁位置にあるときには圧力制御室20内の燃料は燃料流出通路26、27のいずれを介しても流出しない。その一方で、オリフィス25を介して圧力制御室20内に燃料が流入せしめられる。このため、圧力制御室20内の燃料圧力はレール圧となる。
弁体32が部分閉弁位置にあるときには圧力制御室20内の燃料は第一燃料流出通路26のみを介して流出せしめられる。第一燃料流出通路26からの燃料流出速度はオリフィス25を介した燃料流入速度よりも速いことから、圧力制御室20内の燃料圧力は徐々に低下せしめられる。
弁体32が完全開放位置にあるときには圧力制御弁20内の燃料は第一燃料流出通路26及び第二燃料流出通路27の両方を介して流出せしめられる。このため、圧力制御室20内の燃料圧力の低下速度が速くなり、よってニードル弁12又は13の上昇速度は弁体32が部分閉弁位置にあるときに比べて速くなる。
すなわち、本実施形態によれば、弁体32の位置に応じてニードル弁12又は13の上昇速度を二段階で変更することができる。特に、本実施形態によれば、外側ニードル弁13のみが上昇しているときには弁体32を部分閉弁位置にして外側ニードル弁13の上昇速度を遅くすることができると共に、両ニードル弁12及び13が共に上昇しているときには弁体32を完全開放位置にして両ニードル弁12、13の上昇速度を速くすることができる。
図3は、燃料噴射弁からの燃料噴射の開始から終了までの噴射率の推移を示す図である。図3(A)は外側ニードル弁12の上昇後内側ニードル弁13の上昇開始前に弁体32を完全閉弁位置から部分閉弁位置へ切り替わるように設定した場合における本実施形態の燃料噴射弁2による噴射率の推移、図3(B)、(C)は弁体32等の設けられていない燃料噴射弁による燃料噴射の開始から終了までの噴射率の推移を示す図である。特に、図3(B)は制御室20から燃料タンク3へと通じる燃料流出入通路に設けられたオリフィスの絞りを小さくして圧力制御室20からの燃料流出速度を速くした場合を、図3(C)は制御室20から燃料タンク3へと通じる燃料流出入通路に設けられたオリフィスの絞りを大きくして圧力制御室20からの燃料流出速度を遅くした場合をそれぞれ示している。
図3(A)から分かるように、本実施形態の燃料噴射弁2では、燃料噴射を開始してからニードル弁12、13の上昇初期(図中の期間x)のうちは圧力制御室20内の燃料圧力の低下速度が遅いことから噴射率の上昇速度は遅い。その後、ニードル弁12、13の上昇後期(図中の期間y)においては圧力制御室20内の燃料圧力の低下速度が速いことから噴射率の上昇速度は速くなる。
本実施形態の燃料噴射弁2はこのような噴射挙動をとることにより、機関運転状態が低負荷・低回転にあるときには図3(A)に破線で示したような態様で燃料噴射が行われることになる。このように噴射が行われることで噴射率の上昇速度が遅くなっているため、図5(C)に示したようにHC及びNOXの発生量を低減させることができる。
一方、機関運転状態が高負荷・高回転にあるときには図3(A)に実線で示したような態様で燃料噴射が行われることになる。このように噴射が行われることで、少なくともニードル弁12、13の上昇後期における噴射率の上昇速度が速くなっているため、短時間に多量に燃料を噴射させて内燃機関の出力を高めることができると共に、図5(B)に示したようにスモーク及びNOXの発生量を低減させることができる。
すなわち、本実施形態の燃料噴射弁2によれば、外側ニードル弁12の上昇後内側ニードル弁13の上昇開始前に弁体32を完全閉弁位置から部分閉弁位置へ切り替わるように設定することにより、低負荷・低回転時にはHC及びNOXの発生を低減させると共に、高負荷・高回転時にはスモーク及びNOXの発生を低減させ且つ出力を高めることができる。
或いは、外側ニードル弁12の上昇後内側ニードル弁13の上昇開始前に弁体32を完全閉弁位置から部分閉弁位置へ切り替わるように設定するのではなく、機関運転状態が低負荷・低回転状態にあるときには弁体32を完全閉弁位置に移動させることにより燃料噴射を行い、機関運転状態が高負荷・高回転状態にあるときには弁体32を部分閉弁位置に移動させることにより燃料噴射を行うようにしてもよい。
このように燃料噴射を行うことにより、機関運転状態が低負荷・低回転状態にあるときには圧力制御室20内の燃料圧力の低下速度が遅いことから噴射率の上昇速度は遅いものとなる。このため、図5(C)に示したようにHC及びNOXの発生量を低減させることができる。
一方、機関運転状態が高負荷・高回転状態にあるときには圧力制御室20内の燃料圧力の低下速度が速いことから噴射率の上昇速度は速いものとなる。このため、図5(B)に示したようにスモーク及びNOXの発生量を低減させることができる。
図4は、第二実施形態の燃料噴射弁を示す図である。図4から分かるように、本実施形態の燃料噴射弁40は上記実施形態の燃料噴射弁と同様に二つの噴孔群14’、15’を有するが、一つのニードル弁41のみを有する。ノズルボディ11’はその側方に高圧燃料供給通路17に連通する流入貫通孔42を具備する。ノズルボディ11’の先端にはサック部44が設けられており、内側噴孔群14’はこのサック部44に連通する。また、ニードル弁41の先端には円筒状部分45が設けられ、この円筒状部分45はサック部44内で摺動する。サック部44内にはT字状の流路46が設けられる。
図4に示した燃料噴射弁40では、圧力制御室20’内の燃料圧力が高いと、ニードル弁41はリフトされず、ニードル弁41によって外側噴孔群15’及び内側噴孔群14’の全ての噴孔が閉弁される。この状態から圧力制御室20’内の燃料圧力が低下するとニードル弁41が上昇し始める。ニードル弁41が上昇を開始すると外側噴孔群15’の噴孔が開弁され、これら噴孔からの燃料噴射が開始せしめられる。このとき、内側噴孔群14’の噴孔はニードル弁41の円筒状部分45によって閉じられており、よって内側噴孔群14’の噴孔からは燃料が噴射されない。
その後、圧力制御室20’内の燃料圧力がさらに低下せしめられてニードル弁41がさらに上昇せしめられると、外側噴孔群15’からの燃料噴射量が増大すると共に内側噴孔群14’の噴孔が開弁され、これら噴孔からの燃料噴射が開始せしめられる。そして、圧力制御室20’内の燃料圧力がさらに低下せしめられると、内側噴孔群14’からの燃料噴射量も増大する。
そして、本実施形態では、第一実施形態の燃料噴射弁2と同様に、圧電アクチュエータ24、オリフィス25、燃料流出通路26、27、オリフィス28、29に加えて、弁室30、弁体32が設けられる。そして、ニードル弁41のリフト量に応じて圧力制御室20’内の燃料圧力の低下速度が変化せしめられ、ニードル弁41のリフト量が所定リフト量よりも小さくて(ニードル弁41の上昇初期)外側噴孔群15’のみから燃料噴射が行われているときには圧力制御室20’内の燃料圧力の低下速度は遅く、ニードル弁41のリフト量が所定リフト量以上で(ニードル弁41の上昇後期)内側噴孔群14’からも燃料噴射が行われているときには圧力制御室20’内の燃料圧力の低下速度は速くせしめられる。或いは、低負荷・低回転時には弁体32を完全閉弁位置に移動させることにより燃料噴射を行い、高負荷・高回転時には弁体32を部分閉弁位置に移動させることにより燃料噴射を行うようにしてもよい。この結果、第一実施形態と同様に、低負荷・低回転時にはHC及びNOXの発生を低減させると共に、高負荷・高回転時にはスモーク及びNOXの発生を低減させ且つ出力を高めることができる。
本発明の第一実施形態の燃料噴射弁の概略断面図である。 図1に示した燃料噴射弁の拡大図である。 噴射率の挙動を示す図である。 本発明の第二実施形態の燃料噴射弁の概略断面図である。 従来の燃料噴射弁における噴射率の挙動及びNOXとスモーク又はHCとの関係を示す図である。
符号の説明
1 コモンレール
2、40 燃料噴射弁
3 燃料タンク
11 ノズルボディ
12 内側ニードル弁
13 外側ニードル弁
14 内側噴孔群
15 外側噴孔群
16 ノズル室
20 圧力制御室
24 圧電アクチュエータ
28、29 オリフィス
30 弁室
32 弁体

Claims (5)

  1. 第一噴孔群及び第二噴孔群と、制御室と、第一ニードル弁及び第二ニードル弁とを具備し、上記第一ニードル弁が第一噴孔群の噴孔を開閉し、上記第二ニードル弁が第二噴孔群の噴孔を開閉し、これらニードル弁のリフトは制御室内の燃料の圧力により制御せしめられる燃料噴射弁において、
    上記ニードル弁の上昇中に上記制御室から流出する燃料流量を変更する流入・流出流量変更手段をさらに具備し、
    上記流入・流出流量変更手段は上記制御室に連通する二つの燃料流出通路と三位置制御弁とを具備し、該三位置制御弁は両方の燃料流出通路を遮断する第一位置と、一方の燃料流出通路を遮断して他方の燃料流出通路を開放する第二位置と、両方の燃料流出通路を開放する第三位置との間で位置を変更可能であり、上記三位置制御弁は上記ニードル弁上昇初期には上記第二位置とされると共に上記ニードル弁上昇後期には上記第三位置とされることを特徴とする、燃料噴射弁。
  2. 第一噴孔群及び第二噴孔群と、制御室と、ニードル弁とを具備し、
    上記ニードル弁のリフト量が所定量以下のときには上記第一噴孔群の噴孔のみが開放され、該ニードル弁のリフト量が所定量よりも大きいときには上記第一噴孔群の噴孔に加えて上記第二噴孔群の噴孔が開放せしめられる燃料噴射弁において、
    上記ニードル弁の上昇中に上記制御室から流出する燃料流量を変更する流入・流出流量変更手段をさらに具備し、
    上記流入・流出流量変更手段は上記制御室に連通する二つの燃料流出通路と三位置制御弁とを具備し、該三位置制御弁は両方の燃料流出通路を遮断する第一位置と、一方の燃料流出通路を遮断して他方の燃料流出通路を開放する第二位置と、両方の燃料流出通路を開放する第三位置との間で位置を変更可能であり、上記三位置制御弁は上記ニードル弁上昇初期には上記第二位置とされると共に上記ニードル弁上昇後期には上記第三位置とされることを特徴とする、燃料噴射弁。
  3. 第一噴孔群及び第二噴孔群と、制御室と、第一ニードル弁及び第二ニードル弁とを具備し、上記第一ニードル弁が第一噴孔群の噴孔を開閉し、上記第二ニードル弁が第二噴孔群の噴孔を開閉し、これらニードル弁のリフトは上記制御室内の燃料の圧力により制御せしめられる燃料噴射弁において、
    上記ニードル弁の上昇中に上記制御室から流出する燃料流量を変更する流入・流出流量変更手段をさらに具備し、
    上記流入・流出流量変更手段は上記制御室に連通する二つの燃料流出通路と三位置制御弁とを具備し、該三位置制御弁は両方の燃料流出通路を遮断する第一位置と、一方の燃料流出通路を遮断して他方の燃料流出通路を開放する第二位置と、両方の燃料流出通路を開放する第三位置との間で位置を変更可能であり、燃料噴射時における上記三位置制御弁の作動位置は機関運転状態に応じて変更せしめられることを特徴とする、燃料噴射弁。
  4. 第一噴孔群及び第二噴孔群と、制御室と、ニードル弁とを具備し、
    上記ニードル弁のリフト量が所定量以下のときには上記第一噴孔群の噴孔のみが開放され、該ニードル弁のリフト量が所定量よりも大きいときには上記第一噴孔群の噴孔に加えて上記第二噴孔群の噴孔が開放せしめられる燃料噴射弁において、
    上記ニードル弁の上昇中に上記制御室から流出する燃料流量を変更する流入・流出流量変更手段をさらに具備し、
    上記流入・流出流量変更手段は上記制御室に連通する二つの燃料流出通路と三位置制御弁とを具備し、該三位置制御弁は両方の燃料流出通路を遮断する第一位置と、一方の燃料流出通路を遮断して他方の燃料流出通路を開放する第二位置と、両方の燃料流出通路を開放する第三位置との間で位置を変更可能であり、燃料噴射時における上記三位置制御弁の作動位置は機関運転状態に応じて変更せしめられることを特徴とする、燃料噴射弁。
  5. 燃料噴射時における上記三位置制御弁の作動位置は、機関運転状態が低負荷・低回転状態にあるときには第二位置とされ、機関運転状態が高負荷・高回転状態にあるときには第三位置とされることを特徴とする、請求項3又は4に記載の燃料噴射弁。
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