JPH1182221A - 内燃機関用の燃料噴射装置 - Google Patents

内燃機関用の燃料噴射装置

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JPH1182221A
JPH1182221A JP24106797A JP24106797A JPH1182221A JP H1182221 A JPH1182221 A JP H1182221A JP 24106797 A JP24106797 A JP 24106797A JP 24106797 A JP24106797 A JP 24106797A JP H1182221 A JPH1182221 A JP H1182221A
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pressure
fuel
fuel injection
oil passage
passage
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Akikazu Kojima
昭和 小島
Toshio Kondo
利雄 近藤
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃機関用の蓄圧式燃料噴射装置において、
制御応答性の低下を伴うことなく初期の噴射率を低減さ
せて、NOx の排出量を減少させる。 【解決手段】 ニードルと連結された制御ピストン9の
上部に形成される制御室8から、低圧油路16と制御弁
を介して低圧側へ燃料の圧力を解放する途中の通路17
の有効面積を、制御ピストン9の上昇に応じて減少させ
る。制御ピストン9の頂部に設けられた突起部9bに深
さが変化する溝18が形成されているので、制御ピスト
ン9の上昇と共に突起部9bが通路17内に進入すると
実質的な通路となる溝18の有効面積が漸次減少する。
噴射開始前は溝18の有効面積が大きいので、低圧油路
16の制御弁が開弁すると制御ピストン9は急速に上昇
して時間遅れなく噴射を開始するが、噴射率は最初は低
く抑えられ、その後は緩やかに増大する形となるので、
NOx 低減に有効なパイロット噴射等が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関用燃料噴射
装置に係り、特に該装置に用いられる燃料噴射弁に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジン用の燃料噴射装置と
して、図6に示すような電子制御式の高圧燃料噴射装置
が提案されている。即ち、燃料タンク1から高圧ポンプ
2により燃料を吸上げ、高圧に加圧してコモンレール3
に供給する。燃料噴射圧力に近いコモンレール圧力は、
コモンレールに取付けられた圧力センサ4によって検出
され、その信号が入力される電子式制御装置(ECU)
5によってそれが所望の圧力値となるように、ポンプ2
からの圧送量を制御する。燃料噴射弁6は、制御装置5
により制御される三方電磁弁7と、ノズル20を含む噴
射弁本体10とから構成される。以下このようなシステ
ムを三方弁式と呼ぶことにする。
【0003】次に、燃料噴射弁6の作動を説明する。三
方電磁弁7は、ポンプ2によって高圧に加圧された燃料
の蓄圧容器であるコモンレール3からの高圧油路3a
と、低圧側である燃料タンク1へつながる低圧油路16
とを、絞り30aを介して選択的に制御室8に接続す
る。制御ピストン9は制御室8の圧力によって発生する
力FCPによって図6において下方向に押されるため、ロ
ッド13を介して、ニードル14を下方向に押し下げ
る。さらに、スプリング11がニードル14を力FSP
下方向に押している。
【0004】従って、下向きの力FCP+FSPと、ニード
ル室(燃料溜り)12に導かれる高圧によってニードル
14を押上げようとする力FNDとの大小関係によって、
ニードル14が上昇(燃料噴射)するか、あるいは下降
(噴射終了)するかということが決まる。
【0005】噴射終了、即ち無噴射時においては、三方
電磁弁7が制御室8に高圧油路3aの高圧を導入するよ
うになっているため、FCPが大きく、 FCP+FSP≫FND となってニードル14は下方に押されて、ノズル20の
噴孔15からの燃料噴射は停止している。
【0006】噴射時には、三方電磁弁7が制御室8を低
圧油路16に接続して、制御室8が低圧となるようにす
るため、FCPが小さくなり、 FCP+FSP<FND となって、ニードル14は上方へ押上げられ、弁座20
aが開口することによってノズル20の噴孔15から高
圧の燃料が噴射される。
【0007】また、三方電磁弁7を使用しない例として
は、図7に示すような制御室8と、低圧油路16とを結
ぶ油路に電磁弁のような開閉弁19を設けたものが知ら
れている。これを二方弁式と呼ぶことにする。この場
合、無噴射時には、開閉弁19を閉じておくことにより
制御室8の圧力は高圧に保たれており、前述の例と同様
にニードル14は下方向に押さえ付けられている。
【0008】噴射時には開閉弁19を開くことにより、
絞り30bを介して制御室8の高圧燃料が燃料タンク1
へ流出する。この量QOUT を、絞り30cを介して制御
室8内へ流れ込む高圧燃料の量QINよりも多くなるよう
に、絞り30b,cの寸法を決めておけば、開閉弁19
の開弁時に制御室8の圧力が低くなり、ニードル14は
上方に押上げられて燃料が噴射される。
【0009】さらに、噴射終了時には開閉弁19を閉じ
ることにより、絞り30bからの高圧燃料の流出が停止
して、絞り30cから高圧燃料が制御室8内へ流れ込む
ため、制御室8の圧力が高くなって、ニードル14が押
し下げられ、噴射は終了する。
【0010】このような従来の燃料噴射装置において
は、三方弁式あるいは二方弁式とも、油路に設置した絞
り30a〜cの径を選択することにより制御室8の圧力
の変化の速さを調節することができるので、それによっ
てニードル14の上昇および下降の速度を変えることが
できる。つまり、絞り30a〜30cを変えることはニ
ードル14によって開閉される弁座20aの開口面積の
変化率を変えることになるので、結果として燃料の噴射
率(時間当りの噴射量)を変えることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ここで、エンジンに要
求される噴射特性を考えてみると、噴射開始時は、着火
遅れによる予混合燃料量を抑えてNOx の排出量を低減
させるために、初期の噴射率を小さくすること、即ち、
図8の左辺に示すように、「寝かせた」立ち上がり波形
のパターンをとることが望ましい。しかし噴射終了時
は、燃料の後ダレによる、スモークやHCの排出量の増
加を防ぐために、図8の波形の右辺に示すように、なる
べくシャープに噴射を停止するのがよい。
【0012】これに対し図に示した三方弁式では、制御
室8に出入りする燃料は単一のオリフィス30aを通っ
て流れるため、流入、流出の流量特性は略同じになる。
この様子を図9に示す。図9は上から燃料噴射率、ニー
ドルリフト、制御室圧力をそれぞれ示しており、実線は
初期の噴射率を高くした場合、即ち矩形に近い噴射率パ
ターンとなるように絞り30aのオリフィス径を大きく
したものである。これを前述の図8に示すように、初期
噴射率が低くなるようにオリフィス径を小さくすると、
噴射終了時の噴射率も、図9の上段に破線で示すように
緩やかな下り勾配となって、前述の望ましい噴射率パタ
ーンが得られないという問題がある。
【0013】一方、図7の二方弁式では、2つの絞り3
0b,30cを用いているので、各々の絞りを通過する
燃料の流量の差によって初期の噴射率が決まると共に、
流入側の絞り30cを通過する流量の大きさによって噴
射終了時の噴射率パターンが決まるため、前述の三方弁
式のような問題は回避することができる。しかしなが
ら、初期噴射率を寝かせるために絞り30b,30cの
オリフィス径の差を小さくすると、図10に示すよう
に、二方弁19の開弁及び閉弁に対するニードル14の
作動遅れ時間が長くなり、噴射時期の制御性が悪くなる
という問題がある。
【0014】また、主噴射に先立って少量のパイロット
噴射を行う場合や、分割噴射を行う場合において、噴射
の間隔が長い時は、図11に破線で示すように問題がな
いが、噴射の間隔を短くすると、実線で示すように、制
御室8の圧力がノズルの閉弁圧に達する前に二方弁19
が開いて圧力が下降し始めるので、ノズルの弁座20a
がニードル14によって閉じることがなく、噴射が継続
する。従って、二方弁式には分割噴射の間隔が短いと分
割噴射が不可能になる場合があるという問題もある。
【0015】そこで本発明は、蓄圧室を有する燃料噴射
装置において、噴射の制御性を損なうことなく、初期の
噴射率を低減する手段を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、特許請求の範囲の各請求項に記載された手段を採
用することができる。即ち、本発明は、その基本的な特
徴として、内燃機関用の蓄圧式燃料噴射装置において、
燃料の噴射を開始する前に、ノズルニードルと連動する
制御ピストンの上部に形成された制御室の圧力が制御弁
の作動によって減少し始める時から、その制御室を低圧
油路側に連通させる通路の有効面積が制御ピストンの移
動に応じて漸次小さくなるように構成されているので、
制御ピストンとノズルニードルが上昇を開始する時まで
は通路の有効面積が大きいために噴射開始が時間遅れな
く行われるが、噴射開始時には通路の有効面積が小さい
ために初期の噴射率は低く抑えられている。従って、N
Ox 排出量の低減のために有効な低い初期の噴射率が得
られる。
【0017】この場合、通路を直線、或いは指数関数の
ような曲線に従って深さの変化する溝として構成するこ
とにより、通路の有効面積を制御ピストンの上昇に従っ
て連続的に変化させることができるので、噴射率の変化
のモードを自由に設定することができる。また、通路
を、低圧側に連通する複数個の孔から構成し、それらの
孔をニードルと連動する制御ピストンそれ自体、または
制御ピストンに設けられた突起部からなる小ピストンに
よって、制御ピストンの移動に応じて順次開閉させるこ
とにより、通路の有効面積が段階的に変化するようにし
て、連続的変化に近い形の噴射率の変化モードを設定す
ることもできる。さらに、制御ピストンの頂部に設けら
れた突起部をテーパ状にする等により、低圧油路側の開
口とのクリアランスによって、有効面積が制御ピストン
の移動に応じて自動的に増減変化する通路を構成するこ
ともできる。
【0018】また、制御室に通じているこれらの通路か
ら制御弁までの低圧油路に、油路の断面積を絞るオリフ
ィスを設けることができる。それによって、噴射率の変
化のモードを任意の形に設定することができる。制御室
と低圧側を接続する低圧油路に設けられる制御弁は、二
方弁或いは三方弁によって構成することができ、それら
を電磁弁とすることもできる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1実施形態とし
ての燃料噴射装置を例示する。その構成要素のうちで、
図6および図7に図示され先に説明した従来の燃料噴射
装置における対応部分と実質的に同じものについては同
じ参照符号を付している。即ち、3aは高圧の燃料を導
入する高圧油路、8は制御室であって、制御ピストン9
の頂面側に形成され、高圧油路3aの他方の分岐部3
a”から制御ピストン9を噴射停止位置に向かって押し
下げる燃料圧力を受入れる。11はノズルニードル14
を噴射停止位置に向かって押圧するスプリング(一般的
には付勢手段)、12はノズルニードル14を燃料圧力
によって押し上げるために高圧油路3aの一部に形成さ
れた高圧燃料溜まりであって、ノズルニードル14は高
圧油路の一方の分岐部3a’と先端に開口する噴孔15
との間の通路を開閉する。16は制御室8を選択的に低
圧側に解放することができるようにそれに接続される低
圧油路、19は低圧油路16に設けられてそれを選択的
に開閉する二方電磁弁(三方電磁弁等を含めて一般的に
は制御弁と言う)、をそれぞれ示している。
【0020】図1に示す本発明の第1実施形態は二方弁
式のもので、制御室8と燃料タンク1を二方弁19を介
してつなぐ低圧油路16に、制御室8からの高圧燃料の
流出流量を制御するオリフィス30dが設けられてい
る。なお、三方弁式の場合には、オリフィス30dは流
入および流出流量を制御するものとなる。
【0021】制御ピストン9にはその頂部に突起部9a
が設けられており、制御ピストン9aの上昇とともに、
クリアランスh、即ち制御室8と低圧油路16を連通す
る通路17の開口面積が減少するようになっている。
【0022】これにより二方弁19が開いて噴射開始前
の制御室8の圧力がノズル開弁圧まで低下する時まで
は、制御室8から流出する流量は実質的にオリフィス3
0dの開口径のみによって決まるため比較的多くなる。
そして、ニードル14の上昇によってノズルの弁座20
aが開き始める時、即ち噴射を開始する時にはクリアラ
ンスhが小さくなるため、制御室8から流出する流量は
オリフィス30dの外にこのクリアランスhによっても
絞られることになるので減少する。従って初期の噴射率
を低減することが可能となる。
【0023】一方、噴射終了時には、二方弁(制御弁)
19が閉じるために、制御室8に流入する高圧燃料の流
れはオリフィス30d’のみに依存することになるの
で、通常の噴射終了の場合と変わることはない。
【0024】ここで、初期のクリアランスhを精度良く
設定できるのであれば、それをオリフィス30dの開口
面積相当となるように設定して、オリフィス30dを省
略することもできる。
【0025】このように、制御ピストン9の頂面に突起
9aをつけるという比較的簡単な構成によって、ニード
ル14の作動を遅らせることなく、初期の噴射率を低減
させることができるという優れた効果を奏する。
【0026】図2(a)(b)は本発明の第2実施形態
としての燃料噴射弁の要部を示すもので、図2(a)に
示すように、制御ピストン9の頂部には、制御室8と低
圧油路16とを連通する小シリンダ状の通路17に対し
て摺動可能に嵌合するような小ピストン状の突起部9b
が設けられている。この突起部9bには、B部を拡大し
て図2(b)に示すように、制御ピストン9の上昇とと
もに、その断面積が減少するような形状を有する溝18
が形成されている。
【0027】これにより、第2実施形態の燃料噴射弁
は、第1実施形態のそれと同様な効果を奏することがで
きるばかりでなく、溝18の形状を変更すること、例え
ば、図2(c)に示すように、深さを直線的に変化させ
るとか、指数関数的に変化させることにより、制御室8
の圧力の減少の仕方を任意に変えることができるという
優れた特徴を有する。
【0028】図3は本発明の第3実施形態を示すもの
で、制御室8のシリンダ状の側壁の高さが異なる位置に
複数個のオリフィス30e,30f,(…)が設けられ
ており、それらが低圧油路16によって燃料タンク1に
接続されている。
【0029】これにより、ノズルの弁座が閉じている初
期状態では、オリフィス30e,30f,(…)の合計
の面積によって制御室8と低圧通路16が連通している
が、制御ピストン9の上昇に伴ってオリフィス30fの
孔が制御ピストン9により塞がれると、残りはオリフィ
ス30eのみとなるように、合計のオリフィス面積は制
御ピストン9の上昇とともに段階的に小さくなる。従っ
て、第1および第2の実施形態と同様な効果を得ること
ができる。
【0030】図4に示したものは図3に示した第3の実
施形態の変形例に相当するものである。制御室8の側壁
にオリフィスを設けるのが困難な場合には、このように
制御ピストン9の頂部に小ピストン状の突起部9cを設
けるとともに、制御室8と低圧油路16とを連通する小
シリンダ状の通路17に嵌合させる。通路17の異なる
高さの位置には複数のオリフィス30g,30h,
(…)が設けられており、ピストン9の上昇とともに突
起部9cがこれらのオリフィスを順次に閉塞するため、
オリフィスの合計面積は段階的に減少することになる。
従って、第1ないし第3の実施形態と同様な効果を得る
ことができる。
【0031】図5は、第3実施形態のように段階的にオ
リフィス面積を増減させた場合の制御室8の圧力の変
化、およびニードル14のリフトの変化を示すもので、
二方弁19あるいは三方弁7の開弁から噴射開始まで
は、オリフィス30e,30f,…、あるいは30g,
30h,…の合計の開口面積を大きくしてあれば、弁1
9または7の開弁によって制御室8の圧力が急激に低下
するため、作動遅れ時間は実用上問題がない程度まで短
くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の構成を示す概念的な断
面図である。
【図2】(a)〜(c)はいずれも第2実施形態を説明
するための図で、(a)は要部の構成を示す概念的な断
面図、(b)は(a)におけるB部を拡大して示す斜視
図、(c)は選択し得る溝の形状を示す線図である。
【図3】第3実施形態の要部の構成を示す概念的な断面
図である。
【図4】第3実施形態の変形例の構成を示す概念的な断
面図である。
【図5】第3実施形態の作動の特性を示す線図である。
【図6】一つの従来例を示す概念的なシステム構成図で
ある。
【図7】他の従来例を概念的に示す構成図である。
【図8】内燃機関において望まれる噴射率の変化モード
を示す線図である。
【図9】図7に示す従来例の噴射率の変化を含む作動特
性を示す線図である。
【図10】図6に示す従来例の噴射率の変化を含む作動
特性を示す線図である。
【図11】図7に示す従来例において分割噴射を行う場
合の噴射率の変化を含む作動特性を示す線図である。
【符号の説明】
1…燃料タンク 2…高圧ポンプ 3…コモンレール(高圧燃料の蓄圧容器) 3a…高圧油路 4…圧力センサ 5…電子式制御装置 6…燃料噴射弁 7…三方電磁弁(制御弁) 8…制御室 9…制御ピストン 9a,9b,9c…突起部 11…スプリング(付勢手段) 12…燃料溜まり 14…ノズルニードル(ニードル) 15…噴孔 16…低圧油路 17…通路 18…溝 19…二方電磁弁(制御弁) 20…ノズル 20a…弁座 30a,30b,30c…絞り 30d,30d’,30e,30f,30g,30h…
オリフィス h…クリアランス

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧の燃料を導入する高圧油路と、先端
    に開口して高圧の燃料を噴射する噴孔と、噴射される燃
    料を前記噴孔へ導く前記高圧油路の一方の分岐部と、該
    高圧油路の一方の分岐部に設けられて該油路を開閉する
    ノズルニードルと、該ノズルニードルと連動する制御ピ
    ストンと、該制御ピストンの頂面側に形成されて前記高
    圧油路から前記制御ピストンを噴射停止位置に向かって
    押し下げる燃料圧力が加えられる制御室と、該制御室に
    接続されて高圧の燃料を導入することができる前記高圧
    油路の他方の分岐部と、前記制御室を選択的に低圧側に
    解放することができるように前記制御室に接続される低
    圧油路と、該低圧油路に設けられてそれを選択的に開閉
    する制御弁と、前記ノズルニードルを燃料圧力によって
    押し上げるために前記高圧油路の一部に形成される高圧
    燃料溜まりと、前記ノズルニードルを噴射停止位置に向
    かって押圧する付勢手段とよりなる燃料噴射弁を備えて
    いる内燃機関用の燃料噴射装置において、前記制御室を
    前記低圧油路側に連通させる通路の有効面積が、前記制
    御弁の作動によって前記制御室の圧力が減少し始める時
    から、前記制御ピストンの移動に応じて漸次小さくなる
    ように構成されていることを特徴とする燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記通路の有効面積が連続的に変化する
    ことを特徴とする請求項1に記載された燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 前記通路が、直線的に深さの変化する溝
    から構成されていることを特徴とする請求項2に記載さ
    れた燃料噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記通路が、指数関数的に深さの変化す
    る溝から構成されていることを特徴とする請求項2に記
    載された燃料噴射装置。
  5. 【請求項5】 前記通路の有効面積が段階的に変化する
    ことを特徴とする請求項1に記載された燃料噴射装置。
  6. 【請求項6】 前記通路が、低圧側に連通する複数個の
    孔から構成されていることを特徴とする請求項5に記載
    された燃料噴射装置。
  7. 【請求項7】 前記複数個の孔が、ニードルと連動する
    少なくとも1つのピストンによって順次開閉されるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項6に記載され
    た燃料噴射装置。
  8. 【請求項8】 有効面積が前記制御ピストンの移動に応
    じて自動的に増減変化する前記通路が、前記制御ピスト
    ンの頂部に設けられた突起部と前記低圧油路側の開口と
    のクリアランスによって構成されることを特徴とする請
    求項1に記載された燃料噴射装置。
  9. 【請求項9】 前記通路から前記制御弁までの前記低圧
    油路に油路の断面積を絞る少なくとも1つのオリフィス
    が設けられていることを特徴とする請求項1ないし8の
    いずれかに記載された燃料噴射装置。
  10. 【請求項10】 前記制御弁が二方弁からなることを特
    徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載された燃料
    噴射装置。
  11. 【請求項11】 前記制御弁が三方弁からなることを特
    徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載された燃料
    噴射装置。
  12. 【請求項12】 前記制御弁が電磁弁からなることを特
    徴とする請求項10または11のいずれかに記載された
    燃料噴射装置。
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