JP2008252153A - 可変遅延回路及び可変遅延回路の遅延調整方法 - Google Patents

可変遅延回路及び可変遅延回路の遅延調整方法 Download PDF

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    • H03K5/133Arrangements having a single output and transforming input signals into pulses delivered at desired time intervals using a chain of active delay devices

Abstract

【課題】高速に変化する信号や高周波クロックを高い時間分解能で遅延制御しつつ、広い遅延可変範囲も共に実現できる遅延調整回路を提供する。
【解決手段】第1の遅延素子が直列に複数接続された遅延ラインと、前記遅延ラインにおける各々の遅延素子の出力を第1の選択信号に応じて選択する第1の選択回路と、前記第1の選択回路の出力を入力とする第2の遅延素子と、前記第1の選択回路の出力を入力とする第3の遅延素子と、前記第2の遅延素子の出力と前記第3の遅延素子の出力を第2の選択信号に応じて選択する第2の選択回路を具備し、前記遅延ラインに入力信号を入れ、前記入力信号を遅延させる目標遅延時間に応じて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号を与える事によって、前記第2の選択回路から前記入力信号を遅延させた遅延信号を取り出すようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置や信号処理装置において、クロック信号やデータ信号の位相を調整して位相バラツキや信号スキューを制御する事を目的とする可変遅延調整回路およびその遅延調整方法に関するものである。
従来の可変遅延回路の一例として、所定の遅延量に応じて2個のインバータ間の負荷を複数段階に調整する事を特徴とする回路構成の例を図5に示す(例えば、特許文献1を参照)。ここで、501はインバータ素子、502と503はMOSトランジスタ、504はコンデンサ、S501は入力信号、S502[1]からS502[N]は各々遅延選択信号、S503は遅延出力信号である。また、他の従来の可変遅延回路の一例として、所定の遅延量に応じて遅延ラインの通過段数を選択する事を特徴とする回路構成の例を図6に示す(例えば、特許文献2を参照)。この回路構成は、情報記録装置における記録パルスエッジ位置の調整に使用する遅延調整回路として特許文献2に開示されている。
ここで、601はバッファ素子、602はセレクタ、S601は入力信号、S602は遅延選択信号(複数ビットで構成されるバス)、S603は遅延出力信号である。特許文献2に開示されているように、601のバッファ素子は2個のインバータ素子で構成されていてもよい。
特開平6−97788号公報(第17頁、図1) 特開2000−276736号公報(第32頁、図20)
特開平6−97788公報にて開示されている図5に示したような従来の遅延調整回路では、大きな遅延量や多数の遅延きざみを実現しようとすると、高速な信号を伝播させる事が困難という課題があった。また、特開2000−276736公報にて開示されている図6に示したような従来の遅延調整回路では、信号やクロックを所定時間遅延させる際、微小な遅延時間ステップで調整可能にする事が困難という課題があった。
この課題を解決するために、本発明(請求項1)に係る可変遅延回路は、第1の遅延素子が直列に複数接続された遅延ラインと、前記遅延ラインにおける各々の遅延素子の出力を第1の選択信号に応じて選択する第1の選択回路と、前記第1の選択回路の出力を入力とする第2の遅延素子と、前記第2の遅延素子とは遅延量の異なる遅延素子であって前記第1の選択回路の出力を入力とする第3の遅延素子と、前記第2の遅延素子の出力と前記第3の遅延素子の出力を第2の選択信号に応じて選択する第2の選択回路を具備し、前記遅延ラインに入力信号を入れて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号に応じて前記第2の選択回路から前記入力信号を遅延させた遅延信号を取り出す可変遅延回路であって、前記入力信号を遅延させる目標遅延時間に応じて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号を与える事を特徴とするものである。
また、本発明(請求項5)に係る可変遅延回路は、第1の遅延素子が直列に複数接続された遅延ラインと、前記遅延ラインにおける各々の遅延素子の出力を第1の選択信号に応じて選択する第1の選択回路と、前記第1の選択回路の出力を入力とする第2の遅延素子と、前記第1の選択回路の出力を入力とする第3の遅延素子と、前記第2の遅延素子の出力と前記第3の遅延素子の出力を第2の選択信号に応じて選択する第2の選択回路と、前記第3の遅延素子の出力を入力とする1つ以上の負荷素子を具備し、前記遅延ラインに入力信号を入れて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号に応じて前記第2の選択回路から前記入力信号を遅延させた遅延信号を取り出す可変遅延回路であって、前記入力信号を遅延させる目標遅延時間に応じて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号を与える事を特徴とするものである。
また、本発明(請求項11)に係る遅延調整方法は、第1の遅延素子の遅延量に比例する値を遅延量測定手段によって求める遅延測定工程と、目標遅延時間を前記第1の遅延素子の遅延量で割った値に基づいて第1の選択信号の値を求める工程と、前記目標遅延時間を前記第1の遅延素子の遅延量で割った余りの値に基づいて第2の選択信号の値を求める工程からなることを特徴とするものである。
本発明(請求項1)に係る可変遅延回路によれば、第1の遅延素子が直列に複数接続された遅延ラインと、前記遅延ラインにおける各々の遅延素子の出力を第1の選択信号に応じて選択する第1の選択回路と、前記第1の選択回路の出力を入力とする第2の遅延素子と、前記第2の遅延素子とは遅延量の異なる遅延素子であって前記第1の選択回路の出力を入力とする第3の遅延素子と、前記第2の遅延素子の出力と前記第3の遅延素子の出力を第2の選択信号に応じて選択する第2の選択回路を具備し、前記遅延ラインに入力信号を入れて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号に応じて前記第2の選択回路から前記入力信号を遅延させた遅延信号を取り出す可変遅延回路であって、前記入力信号を遅延させる目標遅延時間に応じて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号を与える構成としたので、遅延ラインによって大きな遅延量をかせぐとともに、第2の遅延素子と第3の遅延素子の遅延時間差によって、前記遅延ラインを構成する第1の遅延素子1段分よりも細かい分解能を得る事ができる。すなわち、一つ一つの遅延要素の出力負荷を低く抑えられるため、大きな遅延量と高い遅延分解能を両立させるとともに、高速に変化する信号でも通過(遅延)させる事ができるという格別の効果が得られる。
また、(請求項5)に係る可変遅延回路によれば、第1の遅延素子が直列に複数接続された遅延ラインと、前記遅延ラインにおける各々の遅延素子の出力を第1の選択信号に応じて選択する第1の選択回路と、前記第1の選択回路の出力を入力とする第2の遅延素子と、前記第1の選択回路の出力を入力とする第3の遅延素子と、前記第2の遅延素子の出力と前記第3の遅延素子の出力を第2の選択信号に応じて選択する第2の選択回路と、前記第3の遅延素子の出力を入力とする1つ以上の負荷素子を具備し、前記遅延ラインに入力信号を入れて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号に応じて前記第2の選択回路から前記入力信号を遅延させた遅延信号を取り出す可変遅延回路であって、前記入力信号を遅延させる目標遅延時間に応じて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号を与える構成としたので、遅延ラインによって大きな遅延量をかせぐとともに、第2の遅延素子を通過する信号遅延時間と第3の遅延素子を通過する信号遅延時間の差によって、前記遅延ラインを構成する第1の遅延素子1段分よりも細かい分解能を得る事ができる。すなわち、一つ一つの遅延要素の出力負荷を低く抑えられるため、大きな遅延量と高い遅延分解能を両立させるとともに、高速に変化する信号でも通過(遅延)させる事ができるという格別の効果が得られる。
また、(請求項11)に係る遅延調整方法によれば、第1の遅延素子の遅延量に比例する値を遅延量測定手段によって求める遅延測定工程と、目標遅延時間を前記第1の遅延素子の遅延量で割った値に基づいて第1の選択信号の値を求める工程と、前記目標遅延時間を前記第1の遅延素子の遅延量で割った余りの値に基づいて第2の選択信号の値を求める工程からなる構成としたので、高速に変化する信号を遅延制御対象にしながら大きな遅延調整時間幅と高い遅延調整分解能を併せ持ち、さらに、電源電圧や周囲温度などのバラツキ要因により遅延素子の遅延量が変動する際にも目標遅延時間の変動を抑制する事ができるという格別の効果が得られる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による可変遅延回路の一例を回路図に示したものである。図1において、101A,101B,101Cはバッファ素子あるいは2段のインバータ素子などで構成される遅延素子、102A,102Bはセレクタである。また、図1において、S101は入力信号、S102,S103は遅延量選択信号、S104は入力信号が遅延した後に出力される遅延出力信号である(信号S102は複数ビットで構成されるバスである。)。本実施の形態1による可変遅延回路の動作を以下に説明する。
遅延させる対象である入力信号S101は8個の遅延素子101Aからなる遅延ラインに入力される。各遅延素子101Aの出力タップにおける信号は、入力信号S101が遅延素子101Aを1個ずつ通過する毎に、入力信号S101に対する遅延量が増加して行く。各遅延素子101Aの出力タップはセレクタ102Aによって選択された後、遅延素子101Bと遅延素子101Cに入力される。遅延素子101Bと遅延素子101Cの出力はセレクタ102Bによって選択され、遅延出力信号S104として出力される。
遅延素子101Aとセレクタ102Aによって信号が遅延する量T1は、次のように示される。
T1=TBA×M+TSA
ここで、TBAは遅延素子101Aの1個当たりの遅延量、TSAはセレクタ102Aの遅延量(通過時間)、Mはセレクタ102Aによって選択する遅延素子101Aの段数(すなわち、セレクタ102AによってM番目の遅延素子101Aの出力が選択される)である。Mは選択信号S102によって決定される。
本実施の形態では、遅延素子101Bと遅延素子101Cは異なる駆動能力を持つように構成し、両者が同等の負荷を駆動する際にも信号伝達時間に差が生ずるようにする。本構成によって、遅延量T1からさらに追加で遅延する遅延量T2を、選択信号S103に応じてセレクタ102Bで選択して切り替える事が可能になる。遅延素子101Bあるいは遅延素子101Cとセレクタ102Bによって信号が遅延する量T2は、次のように示される。
S103=0の時、T2=TBB+TSB
S103=1の時、T2=TBC+TSB
ここで、TBBは遅延素子101Bの遅延量、TBCは遅延素子101Cの遅延量、TSBはセレクタ102Bの遅延量(通過時間)である。
入力信号S101を本発明の実施の形態1による可変遅延回路に通し、信号S104として出力を得るまでの総遅延量TDは、TD=T1+T2で表せる。選択信号S102によってM=1とし、かつ選択信号S103=0とした場合のTDをTD(0)とすると、TD(0)は次のようになる。
TD(0)=TBA+TBB+TSA+TSB
次に、選択信号S102によってM=1とし、かつ選択信号S103=1とした場合のTDをTD(1)とすると、TD(1)は次のようになる。
TD(1)=TBA+TBC+TSA+TSB
次に、選択信号S102によってM=2とし、かつ選択信号S103=0とした場合のTDをTD(2)とすると、TD(2)は次のようになる。
TD(2)=TBA×2+TBB+TSA+TSB
次に、選択信号S102によってM=2とし、かつ選択信号S103=1とした場合のTDをTD(3)とすると、TD(3)は次のようになる。
TD(3)=TBA×2+TBC+TSA+TSB
同様にしていくと、選択信号S102によって決定される値Mと選択信号S103の値Nとによって決定されるTD(2×M+N−2)は、次のように示される。
N=0の時: TD(2×M−2)=TBA×M+TBB+TSA+TSB
N=1の時: TD(2×M−1)=TBA×M+TBC+TSA+TSB
したがって、ΔT1=TBC−TBBとおくと、添字の隣接するTDの差は、0以上の整数iを用いて次のように表せる。
TD(2×i+1)−TD(2×i)=ΔT1
TD(2×i+2)−TD(2×i+1)=TBA−ΔT1
ここで、ΔT1≒TBA/2となるように、遅延素子101Bと遅延素子101Cの各駆動能力を調整すれば、総遅延量TDの遅延調整ステップはΔT1≒TBA/2となり、従来の遅延調整回路(例えば、特開2000−276736号公報)による遅延調整ステップTBAに対して2倍の分解能が得られる。
なお、異なる駆動能力を持つ遅延素子を3個以上具備し、それらの出力をセレクタ102Bにて選択するような構成にしてもよい。異なる駆動能力を持つ遅延素子を4個具備した構成を図2に示す。図2において、101D、101E、101F、101Gは各々異なる駆動能力を持つ遅延素子であり、他の符号は図1と同様である(図2においては、信号S102と信号S103はどちらも複数ビットで構成されるバスである。)。このような構成にすると、これまでの説明と同様にして、ΔT1≒TBA/2よりもさらに高精度な分解能を得る事も可能になる。以後の説明では、TBDを遅延素子101Dの1個当たりの遅延量、TBEを遅延素子101Eの1個当たりの遅延量、TBFを遅延素子101Fの1個当たりの遅延量、TBGを遅延素子101Gの1個当たりの遅延量とし、ΔT2=TBE−TBD、ΔT3=TBF−TBE、ΔT4=TBG−TBFとおく。選択信号S103の値Nを0から3まで取るようにし、総遅延量TDをTD(4×M+N−4)のように添字を構成すると、TDは次のように示される。
N=0の時、TD(4×M+N−4)=TBA×M+TBD+TSA+TSB
N=1の時、TD(4×M+N−4)=TBA×M+TBE+TSA+TSB
N=2の時、TD(4×M+N−4)=TBA×M+TBF+TSA+TSB
N=3の時、TD(4×M+N−4)=TBA×M+TBG+TSA+TSB
したがって、添字の隣接するTDの差は、0以上の整数iを用いて次のように表せる。
TD(4×i+1)−TD(4×i)=ΔT2
TD(4×i+2)−TD(4×i+1)=ΔT3
TD(4×i+3)−TD(4×i+2)=ΔT4
TD(4×i+4)−TD(4×i+3)=TBA−(ΔT2+ΔT3+ΔT4)
ここで、ΔT2≒ΔT3≒ΔT4≒TBA/4となるように、遅延素子101Dから遅延素子101Gまでの4個の遅延素子の各駆動能力を調整すれば、総遅延量TDの遅延調整ステップは約(TBA/4)となり、従来の遅延調整回路(例えば、特開2000−276736号公報)による遅延調整ステップTBAに対して4倍の分解能が得られる。
また、図1中では遅延素子101Aは8個で構成されているが、複数個であれば何個でもよい。遅延素子101Aの使用個数は、信号の遅延調整時間幅と遅延素子101Aの1個当たりの遅延量に応じて決定すればよい。そうすれば、大きな遅延量や多数の遅延きざみ(ステップ)を実現しようとすると高速な信号を伝播させる事が困難になる、という別の従来の遅延調整回路(例えば、特開平6−97788公報)に存在した課題も解消される。
このようにして、本発明の実施の形態1における可変遅延回路によれば、高速に変化する信号を遅延制御対象にしながら大きな遅延調整時間幅と高い遅延調整分解能を併せ持つという従来の遅延調整回路では得られない格別の効果が得られる。
なお、本実施の形態では遅延素子101Bと遅延素子101Cに駆動能力の違いを持たせるとしたが、遅延素子101Bと遅延素子101Cのどちらか一方と遅延素子101Aとは同じ駆動能力を持つようにしてもよく、さらに言えば同じ素子を用いてもよい。この場合でも本実施の形態で得られる効果は同様である。このようにする場合では、同じ素子を流用できるので設計容易化の効果が得られる。また、言うまでもなく、遅延素子101Aと遅延素子101Bと遅延素子101Cとは、全て別々の構成の遅延素子でも構わない。
ここで、本実施の形態では駆動能力の異なる複数の遅延素子を用いて遅延量の差を生成するようにしたが、遅延素子がMOSトランジスタから構成される場合においては、MOSトランジスタのゲート長あるいはゲート幅を変える事によって容易に駆動能力を変える事ができる。
なお、遅延素子がMOSトランジスタから構成される場合、駆動能力を変える代わりにMOSトランジスタの閾値電圧Vtを変えるようにしても同様の効果を奏する。
なお、本実施の形態では駆動能力の異なる複数の遅延素子を用いて遅延量の差を生成するようにしたが、遅延素子がMOSトランジスタから構成される場合、駆動能力を変える代わりにMOSトランジスタの電源電圧Vddを変えるようにしても同様の効果を奏する。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2による可変遅延回路の一例を回路図に示したものである。図3において、101A,101B,101Cはバッファ素子あるいは2段のインバータ素子などで構成される遅延素子、102A,102Bはセレクタ、301はコンデンサ(キャパシタ)である。また、図3において、S101は入力信号、S102,S103は遅延量選択信号、S104は入力信号が遅延した後に出力される遅延出力信号である(信号S102は複数ビットで構成されるバスである。)。本実施の形態2による可変遅延回路の動作は、基本的に実施の形態1に開示したものと同様であるので詳細は割愛するが、実施の形態1との相違点に絞って説明する。実施の形態1(図1)との相違点は、異なる駆動能力を持つ遅延素子101Bと101Cの代わりに同じ駆動能力の遅延素子101Bを2個使用し、一方の遅延素子101Bには負荷となるコンデンサ301を接続することによって、信号が各遅延素子101Bを通過する時間に差を設けたという点である。ここで遅延素子101Bが2段のインバータで構成される場合、1段目のインバータの出力に負荷となるコンデンサ301を接続するようにしてもよく、この場合には、2段目のインバータの出力には負荷となるコンデンサをさらに接続する必要はない。
本発明の実施の形態2における可変遅延回路によれば、コンデンサ301の静電容量を調整することにより、実施の形態1(図1)にて駆動能力に差をつけた場合と同様に、高速に変化する信号を遅延制御対象にしながら大きな遅延調整時間幅と高い遅延調整分解能を併せ持つという従来の遅延調整回路では得られない格別の効果が得られる。
ここで、コンデンサ301の静電容量は非常に小さな値であるため、集積回路化は容易であり、かつ、高速な信号を通過させるに十分なスリューレート(LレベルからHレベル、HレベルからLレベルへの信号遷移時間)を得ることも可能である。これは、大きな遅延量は遅延素子101Aとセレクタ102Aからなる遅延ラインで生成するため、微調整に必要な微小遅延量のみを2個の遅延素子101Bの通過時間(遅延時間)の差で生成すれば足りるために得られる効果である。
なお、コンデンサ301の静電容量を調整する代わりにコンデンサ301への接続信号線の長さや引き回し方を調整することにより、信号線の持つ寄生容量や抵抗によって負荷の大きさを調整してもよい。
なお、実施の形態1(図2)で示したものと同様に、遅延素子101Bを3個以上具備し、各遅延素子101Bに異なる静電容量をもつコンデンサを負荷として接続する事により、より高い分解能を有する遅延調整回路を得ることもできる。
また、ここでは同じ遅延素子101Bを複数個使用し、接続する負荷コンデンサの静電容量を調整する事によって各遅延素子の遅延時間差を設けるようにしたが、同じ遅延素子を使用するのではなく、異なる駆動能力を持つ遅延素子を使用した上で、それらの遅延素子間の遅延時間差を微調整するために負荷コンデンサを接続するようにしてもよい。
なお、本実施の形態において、負荷コンデンサの静電容量を調整するとしたが、必ずしも各々の負荷コンデンサ毎に別々の静電容量を持つように調整する必要は無い。負荷コンデンサを1個にするのではなく、比較的小さな静電容量C[pF]の負荷コンデンサをm個(m≧2)並列に接続し、静電容量(m×C)[pF]を得るようにしても同様の効果が得られる。このような方法を用いると、集積回路上に遅延調整回路を構成する場合、1種類のコンデンサの回路情報を使って複数の異なる静電容量を容易に得る事ができ、開発効率の向上を図る事ができる。
なお、本実施の形態においてはコンデンサを負荷として接続したが、コンデンサの代わりに、1つ以上のMOSトランジスタから構成される回路素子(例えば、バッファやインバータやNAND素子、NOR素子など)であってもよい。この場合、入力トランジスタ部分には寄生容量が発生するため、コンデンサを負荷として接続する場合と同様の効果を奏する。MOSトランジスタのサイズなど(例えば、ゲート長やゲート幅など)の回路パラメータによって寄生容量は異なるので、コンデンサと同様に負荷の大きさを調整する事は可能である。また、コンデンサと同様に、1つ以上のMOSトランジスタから構成される回路素子を複数並列に接続するようにして負荷となる寄生容量を大きくするように調整してもよい事は言うまでも無い。
なお、本実施の形態で述べたようなコンデンサやMOSトランジスタからなる負荷素子を複数種類用意し、それらを組み合わせて所望の負荷を得るようにしてもよい。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3による可変遅延回路の一例を回路図に示したものである。図4において、101A,101B,101Cはバッファ素子あるいは2段のインバータ素子などで構成される遅延素子、102A,102Bはセレクタ、401は遅延量測定手段、402は本発明の実施の形態3による遅延調整回路、403はマイコンなどのシステムコントローラである。また、図4において、S101は入力信号、S102,S103は遅延量選択信号、S104は入力信号が遅延した後に出力される遅延出力信号である(信号S102は複数ビットで構成されるバスである。)。本発明の実施の形態における説明では、遅延量選択信号S102=0のとき1段目の遅延素子101Aの出力がセレクタ102Aによって選択され、次に遅延量選択信号S103=0のとき駆動能力の高い遅延素子101Bの出力をセレクタ102Bによって選択されて最終的に遅延出力信号S104が出力されるが、このときの遅延出力信号S104の位相を遅延時間の基点(遅延ゼロ)とおく。本実施の形態では、電源電圧や周囲温度などのバラツキ要因により遅延素子の遅延量が変動する際に、遅延量測定手段の測定結果に基づいて、遅延量選択信号S102及び遅延量選択信号S103を補正する事によって、目標遅延時間の変動を抑制する事を特徴とする可変遅延回路の動作を説明する。
まず最初に、入力信号S101としてクロック信号などの繰り返し信号を入力し、その周期にほぼ一致する遅延素子101Aの段数(通過個数)を遅延量測定手段401によって求める。この部分は従来技術と同様であり、詳細は特開2000−276736号公報などを参照するとよいが、簡単に説明しておく。遅延量測定手段の測定結果から得られる遅延素子101Aの遅延量に応じて、システムコントローラ403によって遅延素子101Aの通過段数選択信号である遅延量選択信号S102を決定する。具体的には、例えば次のように決定する。遅延させる目標時間をTt[n秒]、遅延量測定における繰り返し信号の周期をTw[n秒]、遅延量測定における繰り返し信号の周期に一致する遅延素子101Aの段数(通過個数)をP[段]とすると、遅延目標時間Tt[n秒]を得るための遅延素子101Aの段数Qは、Q=P×Tt/Twで求められる。したがって、遅延量選択信号S102=Qとすれば所望の遅延目標時間Tt[n秒]を得る事ができる。ここで、Qの計算を行う際にはQは整数であるため、切上げか切下げか四捨五入などの演算を行う。これにより遅延素子101Aの1個あたりの遅延時間の整数倍の精度で目標遅延時間を調整する事になる。
本発明の実施の形態3による可変遅延回路では、従来の遅延調整回路よりも高い精度で遅延量を調整するために遅延素子101Bと遅延素子101Cと両者の出力を選択するセレクタ102Bを有しており、選択を制御する遅延量選択信号S103を適切に決定する事によって、信号遅延時間をより高い精度で目標遅延時間に合わせる事が可能である。具体的には、例えば次のように遅延量選択信号S102と遅延量選択信号S103を決定する。
遅延目標時間Tt[n秒]を得るための遅延素子101Aの段数Qを求める工程は次のようになる。Q=P×Tt/Twを求め四捨五入し、遅延量選択信号S102=Q(四捨五入後)と決定する。
遅延量選択信号S103を求める工程は次のようになる。Q2=2×Q=(2×P×Tt)/Twの値を求め四捨五入し、Q2値(四捨五入後)が偶数か奇数かで遅延量選択信号S103の値を決定する。Q2値が偶数であれば、遅延量選択信号S103=0とする。また、Q2値が奇数であれば、遅延量選択信号S103=1とする。
このようにして、遅延素子101Aの1個あたり遅延時間の整数倍よりも細かい精度で目標遅延時間を調整する事が可能になる。
この方法は、Q=P×Tt/Tw=Tt/(Tw/P)において、遅延素子101Aの1個あたりの遅延量TdがTd=(Tw/P)で表されるため、目標遅延時間Ttを遅延素子101Aの遅延量Tdで割った値に基づいて遅延量選択信号S102を決定している事になる。また、同様に遅延量選択信号S103は、目標遅延時間Ttを遅延素子101Aの遅延量Tdで割った余りの値に基づいて決定している事になる。
なお、本実施の形態における遅延調整回路は、実施の形態1の図2で説明したような、セレクタ102Bで3個以上(例えばK個)の遅延素子の出力を選択する構成にも容易に拡張できる(以降では、信号S103は複数ビットで構成されるバスであるとする。)。K個の遅延素子の出力をセレクタ102Bで選択する構成の場合には、遅延量選択信号S103については、K×Q=(K×P×Tt)/Twの値を求め四捨五入し、それをKで割った余り(剰余)をQRとするとQR値が遅延量選択信号S103の値となる。これは先に説明したK=2の場合の処理を一般化したものである。すなわちこの方法は、遅延量選択信号S103を、目標遅延時間Ttを遅延素子101Aの遅延量Tdで割った余りの値に基づいて決定している事になる。このようにして、遅延素子101Aの1個あたり遅延時間の整数倍よりもK倍も細かい精度で目標遅延時間を調整する事が可能になる。
なお、遅延素子の遅延量の変動が「遅延量が大きくなる」方向の場合、遅延量測定手段によって遅延量選択信号S102の補正は行うのに遅延量選択信号S103の補正は行わないようにすると、条件によっては遅延量を増やしたつもりが減るように見えるという現象が発生する。例えば図4のようにセレクタ102Bで2個の遅延素子の出力を選択する構成の場合、遅延素子101Cの遅延量と遅延素子101Bの遅延量の差の方が遅延素子101Aの遅延量より大きくなる状態の時にこの現象が発生する。この状態を避けるために、遅延量測定手段によって測定する繰り返し信号の周期に一致する遅延素子101Aの段数Pの変動に基づいて、この状態に陥るか否かを推定する。具体的には、遅延量測定手段によって測定した段数Pが所定の範囲内か否かを確認し、所定の範囲内であれば先に述べた通りの通常のS103信号による選択を行うが、所定の範囲内でなければ、S103信号によって遅延素子101Cを選択する事を抑制する。すなわち、遅延量選択信号S103=0に固定する。このようにして、遅延量を増やそうとして逆に減ってしまうという状態を回避できる。この方法は、可変遅延回路の遅延量を外部の観測条件で制御するような場合、その誤差信号を減らそうと制御したが逆に誤差信号が増えてしまうために制御が発散(発振)するという現象を回避するために利用できる。
なお、これまでの説明ではセレクタ102Bで選択される遅延素子の遅延量変動は補正の対象に入れなかったが、これを考慮してより高精度に目標遅延時間を調整する事もできる。その方法の一例を次に示す。先に説明したK個の遅延素子の出力をセレクタ102Bで選択する構成の場合にはQR値をそのまま遅延量選択信号S103の値としたが、遅延量変動を考慮して遅延量選択信号S103の値を補正する。具体的には、次のようにする。まず、予め通常使用条件において最適と思われるQR値の補正係数S0(S0は実数)を求めておく。ここで、この補正係数S0は計算機シミュレーションで求めてもよいし、実際の遅延調整回路の出力を計測して求めてもよいが、実際の遅延調整回路の出力を計測して求める場合には、個々の遅延調整装置の製造上のバラツキも含めて補正できる。補正後のQR値であるQR’は、補正係数をS(Sは実数)とすると、QR’=QR×Sの演算を行い四捨五入して求めればよい。通常使用条件では、QR’=QR×S0となる。次に遅延量変動を遅延量測定手段の測定結果から推定する。具体的には、次のように推定する。通常使用条件において、遅延量測定における繰り返し信号の周期に一致する遅延素子101Aの段数Pを求めておき、これをP0とする。遅延量変動の補正を行う際に、遅延量測定における繰り返し信号の周期に一致する遅延素子101Aの段数を再度求め、これをP’としたときに、S=P’/P0として補正係数を推定する。この補正係数Sの推定結果から補正後のQR値であるQR’はQR’=QR×P’/P0と表せる。このQR’値を遅延量選択信号S103の値とすれば、環境変化による遅延量変動を考慮に入れた、より高精度な目標遅延時間の調整を行う事が可能となる。この方法は、QR’=QR×P’/P0において、遅延素子の遅延量に比例する値の変動量が(P’/P0)と表せるから、遅延素子101Aの遅延量に比例する値の変動量に基づいて遅延量選択信号S103の値を決定している事になる。
このようにして、本発明の実施の形態3における可変遅延回路とその遅延調整方法によれば、高速に変化する信号を遅延制御対象にしながら大きな遅延調整時間幅と高い遅延調整分解能を併せ持ち、さらに、電源電圧や周囲温度などのバラツキ要因により遅延素子の遅延量が変動する際にも目標遅延時間の変動を抑制する事ができるという、従来の遅延調整回路とその遅延調整方法では得られない格別の効果が得られる。
本発明によれば、情報処理装置や信号処理装置において、高速なクロック信号や高速なデータ信号であっても、それらの位相を高い分解能で調整して位相バラツキや信号スキューを制御することができる。また、高い記録レートで記録を行う光ディスク装置などの情報記録装置では高速に変化する記録パルスエッジ位置を高精度に調整することが必要になるが、本発明の応用の一例として、このような記録パルスエッジ位置の調整に利用することもできる。
本発明の実施の形態1による可変遅延調整回路を示す回路図 本発明の実施の形態1による可変遅延調整回路の拡張例を示す回路図 本発明の実施の形態2による可変遅延調整回路を示す回路図 本発明の実施の形態3による可変遅延調整回路を示す回路図 従来の可変遅延調整回路の一例を示す回路図 従来の可変遅延調整回路の他の一例を示す回路図
符号の説明
101A,101B,101C,101D,101E,101F,101G 遅延素子
102A,102B セレクタ
S101 入力信号
S102,S103 遅延選択信号
S104 遅延出力信号
301 コンデンサ
401 遅延量測定手段
402 可変遅延回路
403 システムコントローラ
501 インバータ素子
502,503 MOSトランジスタ
504 コンデンサ
S501 入力信号
S502[1],S502[N−1],S502[N] 遅延選択信号
S503 遅延出力信号
601 遅延素子
602 セレクタ
S601 入力信号
S602 遅延選択信号
S603 遅延出力信号

Claims (13)

  1. 第1の遅延素子が直列に複数接続された遅延ラインと、前記遅延ラインにおける各々の遅延素子の出力を第1の選択信号に応じて選択する第1の選択回路と、前記第1の選択回路の出力を入力とする第2の遅延素子と、前記第2の遅延素子とは遅延量の異なる遅延素子であって前記第1の選択回路の出力を入力とする第3の遅延素子と、前記第2の遅延素子の出力と前記第3の遅延素子の出力を第2の選択信号に応じて選択する第2の選択回路を具備し、前記遅延ラインに入力信号を入れて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号に応じて前記第2の選択回路から前記入力信号を遅延させた遅延信号を取り出す可変遅延回路であって、前記入力信号を遅延させる目標遅延時間に応じて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号を与える事を特徴とする可変遅延回路。
  2. 第2の遅延素子と第3の遅延素子は信号の駆動能力が異なる事を特徴とする請求項1に記載された可変遅延回路。
  3. 第2の遅延素子と第3の遅延素子は閾値電圧が異なる事を特徴とする請求項1に記載された可変遅延回路。
  4. 第2の遅延素子と第3の遅延素子は異なる電源電圧で動作する事を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載された可変遅延回路。
  5. 第1の遅延素子が直列に複数接続された遅延ラインと、前記遅延ラインにおける各々の遅延素子の出力を第1の選択信号に応じて選択する第1の選択回路と、前記第1の選択回路の出力を入力とする第2の遅延素子と、前記第1の選択回路の出力を入力とする第3の遅延素子と、前記第2の遅延素子の出力と前記第3の遅延素子の出力を第2の選択信号に応じて選択する第2の選択回路と、前記第3の遅延素子の出力を入力とする1つ以上の負荷素子を具備し、前記遅延ラインに入力信号を入れて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号に応じて前記第2の選択回路から前記入力信号を遅延させた遅延信号を取り出す可変遅延回路であって、前記入力信号を遅延させる目標遅延時間に応じて前記第1の選択信号と前記第2の選択信号を与える事を特徴とする可変遅延回路。
  6. 第2の遅延素子と第3の遅延素子は同構成の遅延素子である事を特徴とする請求項5に記載された可変遅延回路。
  7. 負荷素子はコンデンサである事を特徴とする請求項5または請求項6に記載された可変遅延回路。
  8. 負荷素子は1つ以上のMOSトランジスタから構成される素子である事を特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載された可変遅延回路。
  9. 遅延素子はバッファまたは2段のインバータである事を特徴とする請求項5から請求項8のいずれかに記載された可変遅延回路。
  10. さらに遅延ラインにおける遅延量を測定する遅延量測定手段を具備し、入力信号を遅延させる目標遅延時間と前記遅延量測定手段の測定結果に基づいて第1の選択信号と第2の選択信号を決定する事を特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の可変遅延回路。
  11. 請求項10に記載された可変遅延回路の遅延調整方法であって、第1の遅延素子の遅延量に比例する値を遅延量測定手段によって求める遅延測定工程と、目標遅延時間を前記第1の遅延素子の遅延量で割った値に基づいて第1の選択信号の値を求める工程と、前記目標遅延時間を前記第1の遅延素子の遅延量で割った余りの値に基づいて第2の選択信号の値を求める工程からなる遅延調整方法。
  12. 第2の選択信号の値を求める工程は、さらに第1の遅延素子の遅延量に比例する値の変動量にも基づいて第2の選択信号の値を決定する事を特徴とする請求項11に記載された可変遅延回路の遅延調整方法。
  13. 第2の選択信号の値を求める工程は、さらに第1の遅延素子の遅延量に比例する値が所定の範囲内の値か否かの判定結果にも基づいて第2の選択信号の値を決定する事を特徴とする請求項11または請求項12に記載された可変遅延回路の遅延調整方法。
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