JP2008248751A - 燃料フィルタ構造 - Google Patents

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広司 山田
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Abstract

【課題】フィルタの長寿命化を図るとともに、フィルタをケース内にコンパクトに収納することで燃料フィルタを小型にできる燃料フィルタ構造を提供する。
【解決手段】燃料ポンプ92の上流に1次フィルタ141を設け、燃料ポンプ92の下流に1次フィルタ141よりも目の細かい不織布からなる2次フィルタ143を設けた。1次フィルタ141の目を粗くすることで1次フィルタ141の長寿命化が図れ、1次フィルタの下流流に設けられた燃料ポンプの長寿命も図れる。また、不織布からなる2次フィルタ143は、濾過効率が高く、コンパクトになり、1次フィルタ141で濾過が分担される分、寿命も長くなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、不織布製のフィルタを内部に備える燃料フィルタの構造の改良に関するものである。
従来の燃料フィルタ構造として、不織布等で形成された袋状エレメントを備えるものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−148267公報
特許文献1の図3、図4を以下に説明する。
フィルターカートリッジ27は、網あるいは不織布等により形成された袋状エレメント35と、この袋状エレメント35に一体的に設けられた取付部36とからなり、取付部36に設けられた接続口46が、燃料ポンプ8の吸込口26に接続されている。
袋状エレメント35は、その内部に挿入された吸込口部材51により取付部36に固定され、吸込口部材51は、袋状エレメント35の膨らんだ形状を維持するための骨部材52を一体に有している。
例えば、エタノール燃料のようなダストの細かい燃料において、特許文献1のような燃料システムの1次フィルタに目を細かくしたものを採用すると、1次フィルタの目詰まりが起こりやすくなる。そこで、1次フィルタの寿命を長くするために1次フィルタの表面積を大きくすると、1次フィルタが大型になり、レイアウト自由度が少なくなってコストアップに繋がる。
また、上記したフィルターカートリッジ27は、袋状エレメント35の他に吸い込み口部材51、取付部材36及び骨部材51を備えるため、全体として大型になる。自動二輪車のような車体のレイアウトスペースの制限が大きな車両では、表面積が小さくても濾過効率の高い不織布フィルタを使用して燃料供給システムをコンパクトにまとめることが望まれている。
本発明の目的は、フィルタの長寿命化を図るとともに、フィルタをケース内にコンパクトに収納することで燃料フィルタを小型にできる燃料フィルタ構造を提供することにある。
請求項1に係る発明は、燃料ポンプの上流に1次フィルタを設け、燃料ポンプの下流に1次フィルタよりも目の細かい不織布からなる2次フィルタを設けたことを特徴とする。
作用として、1次フィルタよりも目の細かい不織布からなる2次フィルタを設けることで、1次フィルタの目をより粗くすることが可能になり、1次フィルタの寿命をより長くすることが可能になる。燃料ポンプの上流に1次フィルタが設けられるから、1次フィルタを燃料ポンプに影響を与えない程度の目の粗さに設定した場合、燃料ポンプの寿命も長くなる。
また、2次フィルタに不織布を用いることにより、有効濾過面積を大きくすることが可能になり、濾過効率が高くなる。即ち、濾過面積を小さくしても所定の濾過機能を確保することが可能になる。
更に、2次フィルタのみを設けた場合に比べて、1次フィルタで濾過が分担される分だけ2次フィルタの寿命が長くなる。
請求項2に係る発明は、ケース内にフィルタが収容された燃料フィルタ構造において、フィルタを、不織布から構成し、ケース内に丸めて、あるいは巻いて配置したことを特徴とする。
作用として、不織布からなるフィルタを丸めて、あるいは巻いて小さくし、ケース内に配置すれば、ケースを小さくすることが可能になる。
請求項3に係る発明は、フィルタを、袋状に形成し、燃料を袋の内部から外部に通すことで濾過することを特徴とする。
作用として、袋状のフィルタの内部に燃料を流し込むと、フィルタは膨らみ、内部の圧力上昇に伴ってフィルタ内部の燃料はフィルタを通して外部に流れ出し、燃料に混入しているダストが濾過される。フィルタは膨らんでその形状が保たれるから、特別に形状を保つための骨格部材は不要である。
請求項4に係る発明は、フィルタへの入口を、フィルタの丸められた、あるいは、巻かれた部分の内側壁に外向きに接続したことを特徴とする。
作用として、フィルタの丸められた、あるいは、巻かれた部分の外側壁に突出部分が出来ない。
請求項5に係る発明は、ケースに、内側に突出する複数の凸部を設け、この凸部でフィルタを部分的に支持することを特徴とする。
作用として、フィルタ内に燃料を流し込んだ際に、膨らんだフィルタは複数の突起で部分的に支持され、膨らんだフィルタとケースの内面との間に隙間が確保され、フィルタ内の燃料がフィルタを通じてその隙間に流れ出す。
請求項1に係る発明では、燃料ポンプの上流に1次フィルタを設け、燃料ポンプの下流に1次フィルタよりも目の細かい不織布からなる2次フィルタを設けたので、1次フィルタの目をより粗くすることが可能になり、1次フィルタの長寿命化を図ることができるとともに、1次フィルタの下流に設けられた燃料ポンプの長寿命化も図ることができる。
また、2次フィルタに不織布を用いることにより、濾過効率を高くすることができ、不織布の面積を小さくすることができて、2次フィルタをコンパクトに構成することができる。更に、2次フィルタのみを設けた場合に比べて、1次フィルタで濾過が分担される分、2次フィルタの長寿命化をも図ることができる。
請求項2に係る発明では、フィルタを不織布から構成し、ケース内に丸めて、あるいは巻いて配置したので、フィルタをコンパクトにケース内に収めることができ、濾過性能が高く、ケースの小型化ひいては燃料フィルタの小型化を図ることができる。
請求項3に係る発明では、フィルタを、袋状に形成し、燃料を袋の内部から外部に通すことで濾過するので、袋状のフィルタの内部に燃料を供給したときに膨らんだ形状が保持されるため、フィルタの骨格構造が必要なく、燃料フィルタのコストを低減することができ、また、燃料フィルタを一層小型にすることができる。
請求項4に係る発明では、フィルタへの入口を、フィルタの丸められた、あるいは、巻かれた部分の内側壁に外向きに接続したので、フィルタの丸められた、あるいは、巻かれた部分の外側壁に突出部分が出来ず、ケースを小型にすることができるとともに、ケース内空間の有効利用を図ることができ、フィルタ面積を広くすることができる。
請求項5に係る発明では、ケースに、内側に突出する複数の凸部を設け、この凸部でフィルタを部分的に支持するので、フィルタ内に燃料が流れ込んだ際に、膨らんだフィルタとケースとの間に隙間を確保することができ、フィルタ内の燃料をフィルタを通じてその隙間に流すことができて、燃料流量の低下を抑えることができる。従って、燃料の濾過効率を高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る燃料フィルタ構造を採用した車両の側面図であり、車両10は、車体フレーム11の中央部にエンジン12が配置され、車体フレーム11の前端にフロントフォーク13が操舵可能に支持され、車体フレーム11の後部下部に上下スイング可能にリヤフォーク14が支持された自動二輪車であり、主燃料としてエタノール、ガソリン、又はガソリンとエタノールとの混合油を用い、エンジン始動時、例えば、気温が低くてエンジン始動性が良くない時にのみ副燃料としてガソリン、又はガソリンとエタノールとの混合油(但し、主燃料よりもガソリンの混合比が高い)を用いる。
車体フレーム11は、前端に備えるヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から後方に延びるメインフレーム22と、このメインフレーム22の中間部から下方に延びるセンタフレーム23と、メインフレーム22の後部及びセンタフレーム23の下部のそれぞれに連結されたサブフレーム24と、ヘッドパイプ21から後方斜め下方に延びるダウンフレーム26とからなり、複数のプレス成形部品が結合されて出来た骨格部材である。
ヘッドパイプ21は、フロントフォーク13が回動可能に取付けられた部分であり、フロントフォーク13は、上部にバーハンドル31、下部に前輪32が取付けられている。
メインフレーム22は、前部に主燃料を貯める主燃料タンク33が跨るように取付けられ、後部にシート34が取付けられた部分である。
センタフレーム23は、ダウンフレーム26と共にエンジン12を支持する部分であり、センタフレーム23に設けられたピボット軸36はリヤフォーク14のスイング軸となる。リヤフォーク14の後端には後輪35が取付けられている。
リヤフォーク14の後部とメインフレーム22の後部とにリヤクッションユニット37が渡されて取付けられている。
ダウンフレーム26は、ブラケット38を介してエンジン12を支持する部分である。
エンジン12は、後部に変速機41が一体的に設けられたものであり、上方に延びるシリンダ部43にシリンダヘッド44が設けられ、このシリンダヘッド44の後部に吸気装置46が接続され、シリンダヘッド44の前部に排気装置47が接続されている。
吸気装置46は、一端がシリンダヘッド44に接続された吸気管51と、この吸気管51の他端に一端が接続されたスロットルボディ52と、このスロットルボディ52の他端にコネクティングチューブ53を介して接続されたエアクリーナ54とからなる。
排気装置47は、シリンダヘッド44の前部に一端が接続されてエンジン12の前方から下方そして後方に延びる排気管56と、この排気管56の他端に接続されて後方に延びるマフラ57とからなる。
図中の61はフロントカウル、62はヘッドランプ、63はフロントフェンダ、64はエアクリーナ54の側方を覆うサイドカバー、66はリヤサイドカバー、67はリヤフェンダ、68はテールランプ、71はメインスタンド、72は変速機41の出力軸、73は出力軸72に取付けられたドライブスプロケット、74は後輪35に一体的に取付けられたドリブンスプロケット、76はドライブスプロケット73とドリブンスプロケット74とに掛けられたチェーン、77はチェーンカバーである。
図2は本発明に係る燃料供給装置を示す要部側面図であり、主燃料タンク33の底部91に取付けられた燃料ポンプ92内に主燃料(以下では単に「燃料」と記す。)を濾過する1次フィルタ141が設けられ、燃料ポンプ92に燃料を濾過する2次フィルタ143が燃料供給管142を介して接続され、この2次フィルタ143に燃料供給管144の一端が接続され、燃料供給管144が上方に延びてその他端が上方のスロットルボディ52に設けられた燃料噴射弁94に接続されている。
2次フィルタ143は、燃料ポンプ92内に設けられた1次フィルタ143の下流側に配置され、2次フィルタ143の目は、1次フィルタ143の目より細かくされている。なお、この図では、2次フィルタ143から主燃料タンク33内に至る燃料配管を省いたが、図3で説明する。
図3は本発明に係る燃料供給装置を示す要部斜視図であり、2次フィルタ143は、センタフレーム23の外側方に配置されるとともにセンタフレーム23にブラケット146で取付けられ、2次フィルタ141から燃料戻り管135が上方に延びて主燃料タンク33に接続されている。
燃料戻り管135は、ゴムホースからなり、樹脂製の燃料供給管142に比べて長さが短く、外径が太いため、燃料供給管142と識別しやすく、燃料供給管142と燃料戻り管135とを2次フィルタ141に組み付ける際に誤組付けを防止することができる。
以上に述べた主燃料タンク33から燃料噴射弁94に至る構成、即ち、主燃料タンク33、1次フィルタ141(図2参照)、燃料ポンプ92、燃料供給管142、2次フィルタ143、燃料戻り管135、燃料供給管144、スロットルボディ52、燃料噴射弁94は、燃料供給装置150を構成する部品である。
上記したように、2次フィルタ143をセンタフレーム23の外側方に配置することで
、2次フィルタ143の交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。また、2次フィルタ143の容量をより大きくすることが可能になり、燃料脈動をより減衰しやすくすることができる。
図4は本発明に係る燃料ポンプの断面図であり、燃料ポンプ92は、主燃料タンク33(図2参照)に取付けられる樹脂製の下ケース151と、この下ケース151の上部に取付けられた樹脂製の上ケース152と、これらの上ケース151及び下ケース152の内側に配置された駆動部153とからなる。
下ケース151は、主燃料タンク33に取付けるためのフランジ部155と、駆動部153によって送られる燃料を流す燃料通路156と、この燃料通路156に接続された吐出口157とを備え、1次フィルタ141を収容した部分である。
上ケース152は、燃料を吸い込む複数の吸込み口161を備える。
駆動部153は、モータ部とこのモータ部で駆動されるポンプ部とからなる。
即ち、1次フィルタ141は、燃料ポンプ92の駆動部153の上流側に配置される。
燃料は、図中に矢印で示したように、上ケース152の吸込み口161から吸い込まれ、1次フィルタ141を通り、この後で駆動部153内を上昇し、燃料通路156を通って吐出口157から外部、即ち、図2に示された燃料供給管142に流れ、図2に示された2次フィルタ143に至る。
図5(a),(b)は本発明に係る2次フィルタの説明図であり、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。
(a)において、2次フィルタ143は、樹脂製で筒状のケース171に、燃料を吸入する燃料吸入口171aと、燃料を吐出する燃料吐出口171bと、燃料を主燃料タンク33(図3参照)に戻す燃料戻し口171cとを備える。
(b)において、2次フィルタ143は、ケース本体173及びこのケース本体173の開口を塞ぐケースカバー174からなるケース171と、このケース171内に収納されたフィルタエレメント176とからなり、ケース本体173に燃料吐出口171bが一体成形され、ケースカバー174に燃料吸入口171a及び燃料戻し口171cが一体成形されている。
ケースカバー174は、燃料吸入口171aに連通する内部通路171dが一体に形成されている。
フィルタエレメント176は、不織布からなる袋状のフィルタ本体181と、このフィルタ本体181の内部に通じる燃料通路182aが形成されるとともにケースカバー174の内部通路171dに接続される接続口182とからなり、接続口182はフィルタ本体181の幅の中央に取付けられている。
図6(a),(b)は本発明に係るフィルタエレメントの説明図であり、(a)は図5の6−6線断面図、(b)はフィルタ本体181の収納時の状態を示す斜視図である。
(a)において、フィルタエレメント176のフィルタ本体181は、3枚重ねの樹脂(PP(ポリプロピレン))製の不織布181Aに樹脂(PP(ポリプロピレン))製のメッシュ181Bを重ねて、不織布181Aが内側になるように半分に折って側縁を溶着することで形成された形状の袋であり、接続口182に一体成形されるとともにフィルタ本体181を貫通する外フランジ182bと、フィルタ本体181の内部に配置されるとともに外フランジ182bに超音波溶着あるいは接着剤等で接着、又は嵌合にて接合された内フランジ182cとに挟まれるように接続口182の端部に取付けられている。
(b)はフィルタエレメント176をケース171(図5参照)に収納するときに、接続口182を内側にしてエレメント本体181を丸めた状態を示している。エレメント本体181の大きさによっては、エレメント本体181を1〜2回巻いてケース171に収納してもよい。
このように、エレメント本体181を丸める、あるいは巻いてケース171に収納することで、エレメント本体171をケース171にコンパクトに収納することができ、ケース171を小型にすることができる。即ち、2次フィルタ143の小型化を図ることができる。
接続口182は、フィルタ本体181の丸められた、あるいは、巻かれた部分の内側壁181aに位置し、外向き、即ち筒状のフィルタ本体181の開口に向けて延びている。
従って、フィルタ本体181の丸められた、あるいは、巻かれた部分の外側壁181bに突出部分が出来ず、ケース171を小型にすることができるとともに、ケース171内の空間の有効利用を図ることができ、フィルタ本体181の面積を広くすることができる。
図7は本発明に係る2次フィルタの断面図であり、2次フィルタ143は、ケースカバー174の下面に、内部の燃料圧力が所定値以上になったときに燃料を主燃料タンク33に戻して2次フィルタ143の内部の燃料圧力を調整するプレッシャレギュレータ186が一体的に設けられ、また、ケース本体173の燃料吐出口171b内にチェック弁188が配置されている。
プレッシャレギュレータ186は、ケースカバー174の下面に一体に形成された筒状部174aに嵌合された有底筒状で樹脂製のレギュレータケース191と、このレギュレータケース191の底に開けられた通孔191aを開閉する球状で鋼製の弁体192と、この弁体192を通孔191aを閉じるように付勢する圧縮コイルばね193とからなり、通孔191aはフィルタエレメント176側に通じ、レギュレータケース191の開口部191bは、燃料戻し口171c内に通じている。
ここで、174bはケースカバー174の下面に環状に一体に形成されてケース本体173の上部に嵌合する環状嵌合部、195は筒状部174aとレギュレータケース191との間をシールするOリングである。
このように、プレッシャレギュレータ186は、フィルタ本体181の下流側に配置されているため、フィルタ本体181で濾過された燃料がプレッシャレギュレータ186を通って主燃料タンク33(図3参照)に戻されるから、主燃料タンク33内の燃料が再び1次フィルタ141(図2参照)を通るときにはダストは少なくなり、1次フィルタ141は詰まりにくくなる。即ち、1次フィルタ141の交換サイクルが長くなることになり、メンテナンス性を向上させることができる。
また、2次フィルタ143のケース171にプレッシャレギュレータ186が一体的に形成されることにより部品数の増加を抑えることができ、コストを低減することができる。
チェック弁188は、弁ケース196と、この弁ケース196内に上下移動自在に配置された弁体197と、この弁体197の半球状の頭部197aをテーパ状の弁座196aに押し当てるスプリング198とからなり、図では、弁体197がテーパ状の弁座196aを塞いでいる。
ケース171内の燃料は、弁体197をスプリング198の弾性力に抗して押し下げることで2次フィルタ143内から燃料吐出口171bを通って外部(燃料噴射弁94(図3参照))に流れることが許容されるが、逆に、燃料噴射弁94側から2次フィルタ143内への燃料の逆流は、弁体197が上がって頭部197aが弁座196aに当たり燃料通路を塞ぐため、阻止される。
エンジン稼働中は、燃料ポンプが作動し、燃料ポンプからの圧力によって、スプリング198の弾性力に抗して弁体197を押し下げるようにして燃料が燃料噴射弁94(図2参照)に流れる。
エンジン停止後は、燃料ポンプも停止するため、弁体197がスプリング198に押し上げられて弁座196aに当たり、燃料通路を塞ぐ。従って、燃料吐出口171bから燃料噴射弁94までの燃料通路は高圧に保たれる。
燃料ポンプが停止した後、次回燃料ポンプが始動した直後から燃料ラインの働きを良好にするため、燃料ラインの内圧を高く保持することが望ましいが、燃料ラインの内圧を高くしても、プレッシャレギュレータ186から吐出側に微少な燃料が洩れて内圧が徐々に下がるため、チェック弁188をプレッシャレギュレータ186の吐出側に設けている。
以上の図2及び図7において、2次フィルタ143を燃料ポンプ92の下流側に配置し、プレッシャレギュレータ186を2次フィルタ143のフィルタ本体181の下流側に配置したので、フィルタ本体181を通過した燃料は、プレッシャレギュレータ186を介して主燃料タンク33(図2参照)内に戻され、例えば、燃料ポンプ92内に別の燃料1次フィルタである1次フィルタ141を設けた場合に、この1次フィルタ141の交換サイクルを長くすることができ、1次フィルタ141のメンテナンス回数を減らすことができる。
また、図3及び図7において、プレッシャレギュレータ186から上方の主燃料タンク33へ燃料戻り管135が延びているので、2次フィルタ143内に溜まった空気が上方の主燃料タンク33に流れやすくなり、燃料通路内の燃料供給をスムーズに行うことができる。
図8(a),(b)は本発明に係る2次フィルタの横断面図である。
(a)は2次フィルタ143のフィルタ本体181内に燃料が送られていない状態であり、袋状のフィルタ本体181は丸まってしぼんだ状態にある。
図中の173aはケース本体173の内面、複数の173bは内面173aから内方に突出する凸部である。
(b)は2次フィルタ143の接続口182からフィルタ本体181内に燃料が送られた状態を示している。フィルタ本体181は、内部の燃料圧力が増加するために膨れ、燃料が接続口182から矢印のように次第に端に流れるとともに内部からフィルタ本体181を通じて外部に流れ出している。このとき、複数の凸部173bによって、膨らんだフィルタ本体181と内面173aとの間には複数の隙間201が出来、これらの隙間201に燃料が流れ出て、更に、この隙間201を通って燃料が他の場所に流れるから燃料の滞りが無い。従って、燃料の濾過効率を向上させることができる。
以上に示したように、フィルタ本体181を、袋状に形成し、燃料を袋の内部から外部に通すことで濾過し、且つ不織布181Aの外側に、不織布181Aよりも撓みにくいメッシュ181Bを配置するので、袋状のフィルタ本体181の内部に燃料を供給したときに膨らんだ形状が保持されるため、フィルタ本体181の骨格構造が必要なく、2次フィルタ143のコストを低減することができ、また、2次フィルタ174をより小型にすることができる。
また、ケース171、詳しくはケース本体173の内面173aに、内側に突出する複数の凸部173bを設け、これらの凸部173bでフィルタ本体181を部分的に支持するので、フィルタ本体181内に燃料が流れ込んだ際に、膨らんだフィルタ本体181とケース本体173の内面173aとの間に複数の隙間201を確保することができ、2次フィルタ143内の燃料をフィルタ本体181を通じてそれらの隙間201に流すことができて、燃料流量の低下を抑えることができる。従って、燃料の濾過効率を高めることができる。
以上の図2、図4及び図5に示したように、燃料ポンプ92、詳しくは、駆動部153の上流に1次フィルタ141を設け、燃料ポンプ92の下流に1次フィルタ141よりも目の細かい不織布からなる2次フィルタ143を設けたので、1次フィルタ141の目をより粗くすることが可能になり、1次フィルタ141の長寿命化を図ることができるとともに、1次フィルタ141の下流に設けられた燃料ポンプ92の長寿命化も図ることができる。
また、2次フィルタ143に不織布を用いることにより、濾過効率を高くすることができ、不織布の面積を小さくすることができて、2次フィルタ143をコンパクトに構成することができる。更に、2次フィルタ143のみを設けた場合に比べて、1次フィルタ141で濾過が分担される分、2次フィルタ143の長寿命化をも図ることができる。
尚、本実施形態では、袋状のフィルタ本体181をケース171内に丸めて、あるいは巻いて配置したが、これに限らず、ケース171内に畳んで配置してもよい。この場合、ケース171の形状は筒形に限らず、立方体、直方体、四角錐等の円筒以外の形状でもよい。
本発明の燃料フィルタ構造は、二輪車に好適である。
本発明に係る燃料フィルタ構造を採用した車両の側面図である。 本発明に係る燃料供給装置を示す要部側面図である。 本発明に係る燃料供給装置を示す要部斜視図である。 本発明に係る燃料ポンプの断面図である。 本発明に係る2次フィルタの説明図である。 本発明に係るフィルタエレメントの説明図である。 本発明に係る2次フィルタの断面図である。 本発明に係る2次フィルタの横断面図である。
符号の説明
10…車両、141…1次フィルタ、143…燃料フィルタ(2次フィルタ)、171…ケース、173a…内面、173b…凸部、181…フィルタ(フィルタ本体)、181A…不織布、181a…フィルタの内側壁、182…フィルタへの入口(接続口)。

Claims (5)

  1. 燃料ポンプの上流に1次フィルタを設け、燃料ポンプの下流に1次フィルタよりも目の細かい不織布からなる2次フィルタを設けたことを特徴とする燃料フィルタ構造。
  2. ケース内にフィルタが収容された燃料フィルタ構造において、
    前記フィルタは、不織布からなり、前記ケース内に丸められて、あるいは巻かれて配置されることを特徴とする燃料フィルタ構造。
  3. 前記フィルタは、袋状に形成され、燃料を袋の内部から外部に通すことで濾過することを特徴とする請求項2記載の燃料フィルタ構造。
  4. 前記フィルタへの入口は、フィルタの丸められた、あるいは、巻かれた部分の内側壁に外向きに接続されていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の燃料フィルタ構造。
  5. 前記ケースは、内側に突出する複数の凸部が設けられ、これらの凸部で前記フィルタが部分的に支持されることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項記載の燃料フィルタ構造。
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