JP4795986B2 - エンジン用燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン用燃料供給装置の改良に関するものである。
近年、車両用燃料として、化石燃料であるガソリンに代わるアルコールを主成分とする燃料が使用され始めている。しかし、アルコールはガソリンに対して沸点が低いため、エンジンの低温時の始動性が困難であり、この始動性を向上させるために、始動時のみガソリン又はガソリンを多く含むアルコールを使用されている。
始動用燃料を使用する従来のエンジン用燃料供給装置として、車体フレームの前部上部に配置された主燃料タンクに主燃料を貯え、車体フレームの中間部に配置された副燃料タンクに始動用燃料を貯えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭57−164872号公報
特許文献1の第1図及び第2図を以下に説明する。
主燃料タンク9は、車体フレームAを構成するメインパイプ2の前部に跨るように配置され、副燃料タンク10は、車体フレームAを構成するメインパイプ1、シートレール4及びバックステー5で囲まれる三角形状の空間8に配置されている。
副燃料タンク10は、2本の配管11,11で、副燃料タンク10よりも低い位置に配置された気化器bのフロート室に接続されている。
例えば、副燃料タンク10を気化器bではなく、主燃料用スロットルボディに接続する場合、燃料供給装置の構造を簡素にしてコストダウンを図るために、燃料ポンプを用いずに、副燃料タンク10をスロットルボディよりも高い位置に配置し、副燃料タンク10とスロットルボディとを燃料配管で接続し、この燃料配管に燃料コック等のバルブを設けることが考えられる。バルブを開ければ、副燃料タンク10とスロットルボディとの落差により始動用燃料が副燃料タンク10からスロットルボディに供給される。
しかし、始動用燃料の供給を停止するためにバルブを閉じても、バルブより下側の燃料配管に残っている始動用燃料がスロットルボディに漏れ出てしまい、始動用燃料の消費が多くなる。
本発明の目的は、エンジン用燃料供給装置のコストを低減するとともに、始動用燃料の消費を少なくすることにある。
請求項1に係る発明は、車両用エンジンの主燃料タンクに貯留するアルコールを主成分とする燃料を収容し、この燃料の他にガソリン又は主燃料よりもガソリンの混合比が高い始動用副燃料を吸気通路に供給してエンジンの始動性を向上させるようにしたアルコールを主成分とする燃料を用いるエンジンを搭載した車両において、吸気通路より下方にエンジンの前記始動用燃料を貯める副燃料タンクを配置し、副燃料タンクと吸気通路との間の燃料用の配管は、副燃料タンクから車両前方に、そして上方に延ばし、その先端をU字形状に曲げて吸気管の上部に接続し、この配管燃料流量調整用のソレノイドバルブを設けたことを特徴とする。
作用として、ソレノイドバルブを開閉して始動用燃料の流量を制御するときに、副燃料タンクから車両前方に、そして上方に延ばし、その先端をU字形状に曲げて吸気管の上部に接続したので、副燃料タンクから吸気通路までの燃料配管の燃料通路が上がり通路となり、ソレノイドバルブを閉じたときに、ソレノイドバルブより上方の燃料配管に貯まった始動用燃料が吸気通路に漏れ出ない。
請求項2に係る発明は、車両用エンジンは後部に変速機が一体に取付けられたものであり、上方に延びるシリンダ部にシリンダヘッドが設けられ、シリンダヘッドの後部に吸気管とスロットルボディとコネクティングチューブとエアクリーナとからなる吸気装置が接続され、副燃料タンクはエアクリーナ下方で車体の側方を覆うサイドカバーの内側に配置したことを特徴とする。
作用として、サイドカバー内のデッドスペースに副燃料タンクを配置することが可能になる。
請求項3に係る発明は、車両用エンジンの主燃料タンクに貯留するアルコールを主成分とする燃料を収容し、この燃料の他にガソリン又は主燃料よりもガソリンの混合比が高い始動用副燃料を吸気通路に供給して前記エンジンの始動性を向上させるようにしたアルコールを主成分とする燃料を用いるエンジンを搭載した車両において、吸気通路には始動用副燃料供給部を備え、副燃料始動用燃料供給部は、吸気通路に設けられた接続機構と、この接続機構に設けられた接続孔内に挿入される接続部材と、接続部材、接続機構を介して吸気通路内に供給する1回分のエンジン始動用副燃料を密封して貯蔵した可撓性の燃料容器とからなり、燃料容器の注入口を構成する突出部を切断し、突出部を接続部材を介して接続機構の接続孔に接続し、燃料容器を圧縮して収縮させ、貯蔵したエンジン始動用副燃料を吸気通路に供給するようにしたことを特徴とする。
作用として、エンジンを始動するときには、エンジンの始動に必要な1回分の始動用燃料が貯蔵された容器を、吸気通路に設けられた接続孔に接続し、容器を収縮させて容器内の始動用燃料を吸気通路内に供給する。
従って、車体に始動用燃料を貯めるタンクが必要ない。
請求項1に係る発明では、吸気通路より下方にエンジンの前記始動用燃料を貯める副燃料タンクを配置し、副燃料タンクと吸気通路との間の燃料用の配管は、副燃料タンクから車両前方に、そして上方に延ばし、その先端をU字形状に曲げて吸気管の上部に接続し、この配管燃料流量調整用のソレノイドバルブを設けたので、ソレノイドバルブにより燃料の流量を制御するときに、副燃料タンクから吸気通路までの燃料配管の燃料通路が上がり通路となるため、ソレノイドバルブを閉じたときに、ソレノイドバルブより上方の燃料配管に貯まった始動用燃料が吸気通路に漏れ出るのを防止できる。従って、始動用燃料の消費を少なくすることができる。
請求項2に係る発明では、車両用エンジンは後部に変速機が一体に取付けられたものであり、上方に延びるシリンダ部にシリンダヘッドが設けられ、シリンダヘッドの後部に吸気管とスロットルボディとコネクティングチューブとエアクリーナとからなる吸気装置が接続され、副燃料タンクはエアクリーナ下方で車体の側方を覆うサイドカバーの内側に配置したので、副燃料タンクをサイドカバー内のデッドスペースにコンパクトに配置しつつ、燃料の落差を確保して燃料漏れを防止することができる。
請求項3に係る発明では、吸気通路には始動用副燃料供給部を備え、副燃料始動用燃料供給部は、吸気通路に設けられた接続機構と、この接続機構に設けられた接続孔内に挿入される接続部材と、接続部材、接続機構を介して吸気通路内に供給する1回分のエンジン始動用副燃料を密封して貯蔵した可撓性の燃料容器とからなり、燃料容器の注入口を構成する突出部を切断し、突出部を接続部材を介して接続機構の接続孔に接続し、燃料容器を圧縮して収縮させ、貯蔵したエンジン始動用副燃料を吸気通路に供給するようにしたので、車両に始動用燃料を貯める燃料タンクを設ける必要がなく、車両構造の簡素化を図ることができ、コストを低減することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るエンジン用燃料供給装置を採用した車両の側面図であり、車両10は、車体フレーム11の中央部にエンジン12が配置され、車体フレーム11の前端にフロントフォーク13が操舵可能に支持され、車体フレーム11の後部下部に上下スイング可能にリヤフォーク14が支持された自動二輪車であり、主燃料としてアルコール、又はガソリンとアルコールとの混合油を用い、エンジン始動時、例えば、気温が低くてエンジン始動性が良くない時にのみ副燃料としてガソリン、又はガソリンとアルコールとの混合油(但し、主燃料よりもガソリンの混合比が高い)を用いる。
車体フレーム11は、前端に備えるヘッドパイプ21と、このヘッドパイプ21から後方に延びるメインフレーム22と、このメインフレーム22の中間部から下方に延びるセンタフレーム23と、メインフレーム22の後部及びセンタフレーム23の下部のそれぞれに連結されたサブフレーム24と、ヘッドパイプ21から後方斜め下方に延びるダウンフレーム26とからなり、複数のプレス成形部品が結合されて出来た骨格部材である。
ヘッドパイプ21は、フロントフォーク13が回動可能に取付けられた部分であり、フロントフォーク13は、上部にバーハンドル31、下部に前輪32が取付けられている。
メインフレーム22は、前部に主燃料タンク33が跨るように取付けられ、後部にシート34が取付けられた部分である。
主燃料タンク33は、内部に後で詳述する副燃料タンクが設けられている。
センタフレーム23は、ダウンフレーム26と共にエンジン12を支持する部分であり、センタフレーム23に設けられたピボット軸36はリヤフォーク14のスイング軸となる。リヤフォーク14の後端には後輪35が取付けられている。
リヤフォーク14の後部とメインフレーム22の後部とにリヤクッションユニット37が渡されて取付けられている。
ダウンフレーム26は、ブラケット38を介してエンジン12を支持する部分である。
エンジン12は、後部に変速機41が一体的に設けられたものであり、上方に延びるシリンダ部43にシリンダヘッド44が設けられ、このシリンダヘッド44の後部に吸気装置46が接続され、シリンダヘッド44の前部に排気装置47が接続されている。
吸気装置46は、一端がシリンダヘッド44に接続された吸気管51と、この吸気管51の他端に一端が接続されたスロットルボディ52と、このスロットルボディ52の他端にコネクティングチューブ53を介して接続されたエアクリーナ54とからなる。
排気装置47は、シリンダヘッド44の前部に一端が接続されてエンジン12の前方から下方そして後方に延びる排気管56と、この排気管56の他端に接続されて後方に延びるマフラ57とからなる。
図中の61はフロントカウル、62はヘッドランプ、63はフロントフェンダ、64はエアクリーナ54の側方を覆うサイドカバー、66はリヤサイドカバー、67はリヤフェンダ、68はテールランプ、71はメインスタンド、72は変速機41の出力軸、73は出力軸72に取付けられたドライブスプロケット、74は後輪35に一体的に取付けられたドリブンスプロケット、76はドライブスプロケット73とドリブンスプロケット74とに掛けられたチェーン、77はチェーンカバーである。
図2は本発明に係る燃料供給装置の第1実施形態を示す要部側面図(図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す。以下同じ。)であり、始動用燃料(以下では「副燃料」と記す。)を貯める副燃料タンク81を、エアクリーナ54の下方であってサイドカバー64の車体内側に配置し、この副燃料タンク81から燃料配管82を車両前方そして上方へ延ばし、この燃料配管82の先端をU字形状に曲げて吸気管51の上部に接続し、燃料配管82の途中にソレノイドバルブ83を設けたことを示している。なお、84は副燃料タンク81内に貯まっている副燃料、85はスロットルボディ52内に設けられたスロットルバルブである。
エアクリーナ54の下方であってサイドカバー64の車体内側の空間87は、いわゆる「デッドスペース」であり、このようなデッドスペースに副燃料タンク81を配置することで車体のスペースを有効利用することができる。
図3は本発明に係る燃料供給装置の第2実施形態を示す断面図であり、主燃料タンク33は、底部91の後部に上方に延びるように取付けられた燃料ポンプ92を備え、主燃料ポンプ92は燃料供給管93を介してスロットルボディ52に取付けられた燃料噴射弁94に接続されている。なお、95は給油口、96は主燃料タンク33の左右中央の底部である。
また、車体には副燃料タンク101が設けられ、この副燃料タンク101とスロットルボディ52に設けられた燃料噴射手段102とが燃料供給管103で接続され、この燃料供給管103の途中に燃料コック104が設けられている。
燃料噴射手段102は、エンジン始動困難時に、手動でプッシュロッド102aを白抜き矢印方向に繰返し押してスロットルボディ52内に副燃料84を噴射させるプランジャや、エンジンコントロールユニットで開閉制御されるソレノイドバルブである。このソレノイドバルブの場合には、副燃料はスロットルボディ52内の負圧によりスロットルボディ52に流出する。
図4(a),(b)は本発明に係る燃料供給装置の第3実施形態を示す断面図である。
(a)において、本発明の燃料供給装置に備える簡易燃料供給部110は、スロットルボディ111に設けられた接続機構112と、この接続機構112に設けられた接続孔113内に挿入される筒部材114と、この筒部材114、接続機構112を介してスロットルボディ111内に供給する副燃料84が充填された可撓性を有する燃料容器116とからなる。
接続機構112は、弁ケース121と、この弁ケース121内に配置された球状の弁体122と、この弁体122を弁ケース121に形成された雌テーパ部121aに押し付ける圧縮コイルばね123とからなり、弁ケース121の先端に接続孔113が設けられている。図では接続機構112の燃料通路は閉じた状態にある。
筒部材114は一端部に副燃料を通過させるための複数の切欠き114aを備える。
燃料容器116は、容器本体116aと、この容器本体116から一体に突出する突出部116bとからなり、突出部116bに切欠き等で寸法が小さくされた脆弱部116cが形成されている。
(b)エンジン始動時に、スロットルボディ111内に副燃料84を供給するときには、筒部材114の切欠き114が設けられた端部を接続機構112の接続孔113に挿入し、次に、燃料容器116の突出部116bを、(a)に示した一点鎖線で示すように脆弱部116cで切断し、切断後の突出部116bを筒部材114aの中空部114bに挿入し、筒部材114を介して弁体122を圧縮コイルばね123の弾性力に抗して押圧し、この状態を維持しながら、燃料容器116の容器本体116aを指で圧縮して収縮させ、内部の副燃料84を矢印で示すように筒部材114、接続機構112を介してスロットルボディ111へ押し出す。
図5(a),(b)は本発明に係る燃料供給装置の第4実施形態を示す説明図であり、(a)は断面図、(a)は斜視図である。
(a)において、主燃料タンク33の底部91には、燃料ポンプ92を囲う大型のフィルター部材126が取付けられている。
フィルター部材126は、袋状のフィルター本体131と、このフィルター本体131の上部に設けられた排出管132とを備え、フィルター部材126内に、スロットルボディ52(図1参照)に取付けられた燃料噴射弁側からの燃料戻り管135の先端が開口している。
従って、燃料戻り管135によって燃料噴射弁側から戻ってきた燃料中に含まれる気泡や不純物がフィルター部材126の内側、特に上部に捕集され、排出管132から主燃料タンク33内の主燃料137の液面137aに排出される。このため、これらの気泡、不純物は燃料ポンプ92から再び吸い込まれにくくなる。
(b)において、フィルター部材126のフィルター本体131は、一端を開放して枠状部材137に取付け、他端を張り合わせて閉じたものであり、枠状部材137が主燃料タンク33の底部91に取付けられる。
図6は本発明に係る燃料供給装置の第5実施形態を示す側面図であり、主燃料タンク33の底部91に取付けられた燃料ポンプ92内に1次フィルタ141が設けられ、燃料ポンプ92に燃料供給管142を介して2次フィルタ143が接続され、この2次フィルタ143に燃料供給管144を介してスロットルボディ52に設けられた燃料噴射弁94が接続されている。
図7は本発明に係る燃料供給装置の第5実施形態を示す斜視図であり、2次フィルタ141はセンタフレーム23にブラケット146で取付けられ、2次フィルタ141から燃料戻り配管135が主燃料タンク33内に延びている。
図8(a),(b)は本発明に係る2次フィルタの説明図であり、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。
(a)において、2次フィルタ143は、樹脂製で筒状のケース151に、主燃料を吸入する燃料吸入口151aと、主燃料を吐出する燃料吐出口151bと、主燃料を主燃料タンク33に戻す燃料戻し口151cとを備える。
(b)において、2次フィルタ143は、ケース本体153及びこのケース本体153の開口を塞ぐケースカバー154からなるケース151と、このケース151内に収納したフィルタ本体156とからなり、ケースカバー154に燃料吸入口151a及び燃料戻し口151cが一体成形され、ケース本体153に燃料吐出口151bが一体成形されている。
ケースカバー154は、燃料吸入口151aに連通する内部通路151dが一体に形成されている。
フィルタ本体156は、ケース151内に折り畳まれて収納される袋状のものであり、ケースカバー154の内部通路151dに接続される接続口156aが袋の内部に通じている。
以上の図2で示したように、本発明は第1に、車両用エンジン12の主燃料タンク33に貯留する主燃料137の他に、始動用燃料としての副燃料84を吸気通路としてのスロットルボディ52に供給してエンジン12の始動性を向上させるようにした車両10(図1参照)において、スロットルボディ52より下方にエンジン12の副燃料84を貯める副燃料タンク81を配置し、この副燃料タンク81とスロットルボディ52との間の燃料配管82に燃料流量調整用のソレノイドバルブ83を設けたことを特徴とする。
これにより、ソレノイドバルブ83により副燃料84の流量を制御するときに、副燃料タンク81からスロットルボディ52までの燃料配管82の燃料通路が上がり通路となるため、ソレノイドバルブ83を閉じたときに、ソレノイドバルブ83より上方の燃料配管82に貯まった副燃料84がスロットルボディ52内に漏れ出るのを防止できる。従って、副燃料84の消費を少なくすることができる。
本発明は第2に、副燃料タンク81を、車体の側方を覆うサイドカバー64の内側に配置したことを特徴とする。
これにより、副燃料タンク81をサイドカバー64内のデッドスペースにコンパクトに配置しつつ、副燃料84の落差を確保して燃料漏れを防止することができる。
本発明は第3に、図1、図4(a),(b)に示したように、車両用エンジン12の主燃料タンク33に貯留する主燃料の他に、副燃料84を吸気通路としてのスロットルボディ111に供給してエンジン12の始動性を向上させるようにした車両10において、収縮可能な可撓性部材で形成され、エンジン12の始動に必要な1回分の副燃料84が貯蔵された燃料容器116を備え、スロットルボディ111に燃料容器116を接続する接続孔113が設けられていることを特徴とする。
これにより、車両10に副燃料84を貯める燃料タンクを設ける必要がなく、車両構造の簡素化を図ることができ、コストを低減することができる。
本発明のエンジン用燃料供給装置は、二輪車に好適である。
本発明に係るエンジン用燃料供給装置を採用した車両の側面図である。 本発明に係る燃料供給装置の第1実施形態を示す要部側面図である。 本発明に係る燃料供給装置の第2実施形態を示す断面図である。 本発明に係る燃料供給装置の第3実施形態を示す断面図である。 本発明に係る燃料供給装置の第4実施形態を示す説明図である。 本発明に係る燃料供給装置の第5実施形態を示す側面図である。 本発明に係る燃料供給装置の第5実施形態を示す斜視図である。 本発明に係る2次フィルタの説明図である。
符号の説明
10…車両、12…エンジン、33…主燃料タンク、41…減速機、43…シリンダ部、44…シリンダヘッド、46…吸気装置、51…吸気管、52,111…吸気通路(スロットルボディ)、54…エアクリーナ、64…サイドカバー、81,101…副燃料タンク、82…燃料配管、83…ソレノイドバルブ、84…始動用燃料(副燃料)、110…始動用副燃料供給部、112…接続機構、113…接続孔、114…接続部材、116…容器(燃料容器)、116a…突出部、137…主燃料。

Claims (3)

  1. 車両用エンジン(12)の主燃料タンク(33)に貯留するアルコールを主成分とする燃料を収容し、この燃料の他にガソリン又は主燃料よりもガソリンの混合比が高い始動用副燃料(84)を吸気通路(52)に供給して前記エンジン(12)の始動性を向上させるようにしたアルコールを主成分とする燃料を用いるエンジンを搭載した車両において、
    前記吸気通路(52)より下方にエンジンの前記始動用燃料(84)を貯める副燃料タンク(81)を配置し、
    前記副燃料タンク(81)と前記吸気通路(52)との間の燃料用の配管(82)は、前記副燃料タンク(81)から車両前方に、そして上方に延ばし、その先端をU字形状に曲げて吸気管(51)の上部に接続し、この配管(82)燃料流量調整用のソレノイドバルブ(83)を設けた、
    ことを特徴とするエンジン用燃料供給装置。
  2. 前記車両用エンジン(12)は後部に変速機(41)が一体に取付けられたものであり、上方に延びるシリンダ部(43)にシリンダヘッド(44)が設けられ、シリンダヘッド(44)の後部に吸気管(51)とスロットルボディ(52)とコネクティングチューブ(53)とエアクリーナ(54)とからなる吸気装置(46)が接続され、前記副燃料タンク(33)はエアクリーナ(54)下方で車体の側方を覆うサイドカバー(64)の内側に配置したことを特徴とする請求項1記載のエンジン用燃料供給装置。
  3. 車両用エンジン(12)の主燃料タンク(33)に貯留するアルコールを主成分とする燃料を収容し、この燃料の他にガソリン又は主燃料よりもガソリンの混合比が高い始動用副燃料(84)を吸気通路(52)に供給して前記エンジン(12)の始動性を向上させるようにしたアルコールを主成分とする燃料を用いるエンジンを搭載した車両において、
    前記吸気通路(52)には始動用副燃料供給部(110)を備え、
    前記副燃料始動用燃料供給部(110)は、吸気通路(52)に設けられた接続機構(112)と、この接続機構(112)に設けられた接続孔(113)内に挿入される接続部材(114)と、
    前記接続部材(114)、接続機構(112)を介して吸気通路(52)内に供給する1回分のエンジン始動用副燃料(84)を密封して貯蔵した可撓性の燃料容器(116)とからなり、
    前記燃料容器(116)の注入口を構成する突出部(116a)を切断し、突出部(116a)を前記接続部材(114)を介して前記接続機構(112)の接続孔(113)に接続し、燃料容器(116)を圧縮して収縮させ、貯蔵したエンジン始動用副燃料(84)を吸気通路(52)に供給するようにした、
    ことを特徴とするエンジン用燃料供給装置。
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