JP5623775B2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車 Download PDF

Info

Publication number
JP5623775B2
JP5623775B2 JP2010082668A JP2010082668A JP5623775B2 JP 5623775 B2 JP5623775 B2 JP 5623775B2 JP 2010082668 A JP2010082668 A JP 2010082668A JP 2010082668 A JP2010082668 A JP 2010082668A JP 5623775 B2 JP5623775 B2 JP 5623775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
filter
engine
vehicle
fuel filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010082668A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011213223A (ja
Inventor
山田 広司
広司 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=44168949&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP5623775(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2010082668A priority Critical patent/JP5623775B2/ja
Priority to EP11159505.4A priority patent/EP2371689B1/en
Priority to BRPI1101727-9A priority patent/BRPI1101727B1/pt
Publication of JP2011213223A publication Critical patent/JP2011213223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5623775B2 publication Critical patent/JP5623775B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J37/00Arrangements of fuel supply lines, taps, or the like, on motor cycles or engine-assisted cycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • B62K11/02Frames
    • B62K11/10Frames characterised by the engine being over or beside driven rear wheel
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M37/00Apparatus or systems for feeding liquid fuel from storage containers to carburettors or fuel-injection apparatus; Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
    • F02M37/22Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines, e.g. arrangements in the feeding system
    • F02M37/32Arrangements for purifying liquid fuel specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines, e.g. arrangements in the feeding system characterised by filters or filter arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K2202/00Motorised scooters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

本発明は、自動二輪車の改良、詳しくは、自動二輪車に備える燃料フィルタの配置の改良に関するものである。
従来の自動二輪車として、燃料タンクの燃料をエンジンの燃焼室へ供給する燃料供給経路の途中に燃料フィルタを備えたものが知られている(例えば、特許文献1(図1、図2)参照。)。
特許文献1の図1に示されるように、自動二輪車としての(10)(括弧付き数字は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ。)は、リアフレーム(135b)に揺動自在に取付けられたユニットスイング式のエンジン(22)と、このエンジン(22)の前方で乗員が足を載せるステップフロア(24)の下に配置された燃料タンク(25)とを備えている。
また、燃料フィルタ(34)は、シリンダヘッド(308)と燃料タンク(25)との間の空間に配置されている。そして、特許文献1の図2に示されるように、燃料フィルタ(34)は、燃料ポンプ(26)を介してアンダーカバー(137)の上面に配置されている。燃料タンク(25)内の燃料は、導管(321)を通り燃料フィルタ(34)へ送られて浄化され、燃料ポンプ(26)を介してエンジンへ供給される。
しかし、特許文献1では、燃料フィルタ(34)を車体カバーを構成するアンダーカバー(137)の上面で支持するため、燃料フィルタ(34)を大型にするには、アンダーカバー(137)の剛性を高める必要がありアンダーカバーの厚肉化を招く。そのため、アンダーカバー(137)の薄肉化を図ると大型の燃料フィルタ(34)を用いることができない。
そこで、車体カバーに制約を受けることなく、燃料フィルタの大きさを自由に設定することができる自動二輪車が求められる。
特開2002−206466公報
本発明は、車体カバーに制約を受けることなく、燃料フィルタの容量を自由に設定することができる自動二輪車を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ヘッドパイプ及びこのヘッドパイプから車両後方に向けて延びる左右一対のメインフレームを有する車体フレームと、この車体フレームに支持されるエンジンと、このエンジンより車両前方で前記車体フレームに支持される燃料タンクと、この燃料タンク内の燃料を前記エンジンへ送る燃料供給経路と、この燃料供給経路の途中に配置される燃料フィルタと、前記燃料タンクの燃料を前記エンジンに供給する燃料供給装置と、前記燃料タンクの燃料を前記燃料供給装置へ圧送する燃料ポンプとを備える自動二輪車において、前記車体フレームは、前記燃料タンクと前記エンジンの間に配置され前記左右一対のメインフレームを連結するクロスフレームを有し、このクロスフレームに前記燃料フィルタが取付けられ、前記燃料供給経路に、前記燃料フィルタと前記燃料供給装置との間に配置され、前記燃料ポンプと前記燃料供給装置との間の燃料圧力が増加して所定圧力に達したときに燃料の一部を前記燃料タンクへ戻すプレッシャレギュレータが設けられ、このプレッシャレギュレータと前記燃料フィルタとが、車両前後方向で前記燃料ポンプと前記燃料供給装置との間に設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、ヘッドパイプ及びこのヘッドパイプから車両後方に向けて延びる左右一対のメインフレームを有する車体フレームと、この車体フレームに支持されるエンジンと、このエンジンより車両前方で車体フレームに支持される燃料タンクと、この燃料タンク内の燃料をエンジンへ送る燃料供給経路と、この燃料供給経路の途中に配置される燃料フィルタと、を備える自動二輪車において、車体フレームは、燃料タンクとエンジンの間に配置され左右一対のメインフレームを連結するクロスフレームを有し、このクロスフレームに燃料フィルタが取付けられ、クロスフレームに断面略C字状のフィルタ支持ブラケットが設けられ、燃料フィルタは、フィルタ支持ブラケットを弾性変形させることでフィルタ支持ブラケットに着脱自在に取付けられることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、ヘッドパイプ及びこのヘッドパイプから車両後方に向けて延びる左右一対のメインフレームを有する車体フレームと、この車体フレームに支持されるエンジンと、このエンジンより車両前方で車体フレームに支持される燃料タンクと、この燃料タンク内の燃料をエンジンへ送る燃料供給経路と、この燃料供給経路の途中に配置される燃料フィルタと、を備える自動二輪車において、車体フレームは、燃料タンクとエンジンの間に配置され左右一対のメインフレームを連結するクロスフレーム(82)を有し、このクロスフレームに燃料フィルタが取付けられ、燃料フィルタの下端が、クロスフレームの下端よりも上方に位置するようにしてクロスフレームに燃料フィルタが取付けられ、エンジンは、クランクシャフトを収納するクランクケースと、このクランクケースから車両前方に向けて突出するシリンダ部と、を有し、クランクケースの上部が、リンクを介して車体フレームに連結されることで、エンジンは上下方向に揺動可能に車体フレームに支持され、シリンダ部より下方且つ車両前方位置に、クロスフレームが配置され、このクロスフレームの後側に燃料フィルタが車両後方から着脱可能に取付けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、シリンダ部は、その下部から車両後方に向けて延出する排気管を備え、車体中心線を挟んで車幅方向一方側に排気管が配置され、車幅方向他方側に燃料フィルタが配置されることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、自動二輪車は、メインフレーム、燃料タンク及び燃料フィルタを下方から覆うアンダーカバーを備え、このアンダーカバーの後端部とエンジンとの間に、揺動するエンジンがアンダーカバーに干渉することを避ける隙間が確保されており、この隙間は、燃料フィルタの着脱作業を行うために燃料フィルタの外形よりも大きく設定されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、シリンダ部は、クランクケースの前部から斜め上前方に向けて突出し、燃料フィルタの少なくとも一部は、シリンダ部よりも前方に配置されることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、燃料フィルタは、その長手方向がクロスフレームの延出方向に沿うようにして配置されていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、燃料供給経路に、燃料タンクの燃料をエンジンに供給する燃料供給装置と、燃料タンクの燃料を燃料供給装置へ圧送する燃料ポンプと、が設けられ、燃料供給装置は、燃料フィルタよりも高い位置に配置されることを特徴とする。
請求項に係る発明は、燃料供給経路は、燃料ポンプの上流側にポンプ前フィルタが設けられ、燃料フィルタは、ポンプ前フィルタよりも細かい目に設定されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車体フレームは、燃料タンクとエンジンの間に配置され左右一対のメインフレームを連結するクロスフレームを有し、このクロスフレームに燃料フィルタが取付けられている。クロスフレームに燃料フィルタを支持させたので、エンジンと燃料タンクとの間にできる空間を利用して、燃料フィルタをクロスフレームによって強固に支持することができる。これにより、車体カバーの薄肉化を図りながら、大型の燃料フィルタを用いることが可能となる。すなわち、車体カバーに制約を受けることなく、燃料フィルタの容量を自由に設定することができる。
加えて、請求項1に係る発明では、プレッシャレギュレータと燃料フィルタとが、車両前後方向で燃料ポンプと燃料供給装置との間に設けられるので、燃料ポンプから燃料供給装置との間の燃料供給経路が冗長になるのを防止することができる。
請求項2に係る発明では、クロスフレームに断面略C字状のフィルタ支持ブラケットが設けられている。フィルタ支持ブラケットを弾性変形させて着脱自在に取付けるようにしたので、燃料フィルタの着脱作業を工具を使うことなく容易に行うことができる。
さらに、工具を使用せずに燃料フィルタの着脱作業を行えるので、クランクケースの前方且つシリンダ部の下方にできる空間から燃料フィルタの着脱作業を容易に行うことができる。
請求項3に係る発明では、クランクケースの前方且つシリンダ部の下方に、シリンダ部が揺動できる空間が確保されると共に、リンクが配置されていないので、クランクケースの前方且つシリンダ部の下方に比較的大きな空間ができる。
結果、クランクケースから前方に突出するシリンダ部よりも下方且つ前方に位置するクロスフレームの後側に、燃料フィルタを車両後方から着脱することができるようにしたので、クランクケースの前方且つシリンダ部の下方の空間を利用して燃料フィルタの着脱作業を行うことができ、着脱作業を容易に行うことができる。
加えて、請求項3に係る発明では、燃料フィルタの下端が、クロスフレームの下端よりも上方に位置するようにしてクロスフレームに燃料フィルタが取付けられている。燃料フィルタは、クロスフレームの下端よりも上方にあるので、クロスフレームによって燃料フィルタの下側を保護することができる。
請求項4に係る発明では、車体中心線を挟んで車幅方向一方側に排気管が配置され、車幅方向他方側に燃料フィルタが配置される。燃料フィルタを、車体中心線を挟んでシリンダ部の下部から車両後方に向けて延出する排気管の車幅方向他方側に配置したので、排気管が燃料フィルタの着脱作業の妨げにならず、着脱作業を容易に行うことができる。
請求項5に係る発明では、アンダーカバーにより燃料フィルタの下方を覆うので、燃料フィルタに泥水等が付着することを防止できる。
加えて、アンダーカバーとエンジンとの間に燃料フィルタの外形よりも大きい隙間を設けたので、他の車両構成部品を外すことなく隙間から燃料フィルタの着脱作業を容易に行うことができる。
さらに、メンテナンスリッドのような部品を設ける必要がないので、部品点数の増加を抑制することができる。
請求項6に係る発明では、シリンダ部は、クランクケースの前部から斜め上前方に向けて突出する。シリンダ部と地面との間にできる空間は、車両前方に向かうに従って拡がるので、燃料フィルタの少なくとも一部をシリンダ部よりも前方に配置することで、車両前方に向かうに従って拡がる空間を利用でき、大型の燃料フィルタを配置することができる。
請求項7に係る発明では、燃料フィルタは、その長手方向がクロスフレームの延出方向に沿うようにして配置されている。クロスフレームからの燃料フィルタの突出量を抑えられるので、燃料フィルタの下方を覆うアンダーカバーを小型にすることができる。
請求項に係る発明では、燃料供給装置は、燃料フィルタよりも高い位置に配置される。燃料フィルタと燃料供給装置との間の燃料供給経路は、燃料フィルタから上方に延出するので、車両を長期間駐車した場合にも、燃料フィルタ内に溜まっている燃料の重さによって燃料供給装置から燃料が漏れるのを抑制することができる。
請求項に係る発明では、燃料フィルタは、ポンプ前フィルタより細かい目に設定されている。燃料フィルタの目の粗さとポンプ前フィルタの目の粗さを異ならせたので、エタノールのようなダストの細かい燃料を使用する場合でも、ポンプ前フィルタで大きなダストを捕集し、燃料フィルタでポンプ前フィルタで捕集しきれなかった細かいダストを捕集することができるため、エタノール等の燃料も使用することができる。
加えて、ポンプ前フィルタで大きなダストが捕集され、燃料フィルタで大きなダストが捕集されなくなるので、燃料フィルタを詰まりにくくすることができ、交換の頻度を少なくすることができる。さらに、ポンプ前フィルタは目が粗いので詰まりにくくすることができ、燃料ポンプの抵抗になることが抑制されて、廉価な燃料ポンプを採用することができる。
本発明に係る自動二輪車の側面図である。 本発明に係る自動二輪車の平面図である。 自動二輪車の要部の平面図である。 図3の4−4線断面図である。 燃料フィルタの取付け及びフィルタ支持ブラケットを説明する図である。 図1の6−6線断面図である。 アンダーカバーとエンジンとの間の隙間を説明する図である。 燃料フィルタの断面図である。 プレッシャレギュレータの断面図である。 燃料供給経路のシステム図である。 別実施例に係る自動二輪車の要部の平面図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、図中の矢印(FRONT)は車両前方を表している。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、自動二輪車10は、ヘッドパイプ11に操舵可能に取付けられるハンドル12と、このハンドル12から立ち上げられ運転者が後方を確認するためのサイドミラー13と、ハンドル12の下端に取付けられるステムパイプ14と、このステムパイプ14の下端に取付けられ左右一対のフロントフォーク15の上端を支持するボトムブリッジ16と、ヘッドパイプ11の前方に配置され車両前方に向かって点灯する前照灯17と、フロントフォーク15に支持され上方がフロントフェンダ18に覆われる前輪19とを備える。
また、ヘッドパイプ11から斜め後下方に向かって左右一対のメインフレーム21L、R(21Lのみ図示)が延ばされている。メインフレーム21L、Rはヘッドパイプ11から車両斜め下後方に延出する左右一対のアッパフレーム22L、R(22Lのみ図示)と、このアッパフレーム22L、Rの下方に配置されヘッドパイプ11の下部から斜め下後方に延出する左右一対のロアフレーム23L、R(23Lのみ図示)とからなる。
アッパフレーム22L、Rの途中の部分から車両後方へ斜め上方に左右一対のシートレール24L、R(24Lのみ図示)が延ばされ、アッパフレーム22L、Rの後端からシートレール24L、Rに向かって左右一対のサブフレーム25L、R(25Lのみ図示)が車両後方へ斜め上方に延ばされている。
シートレール24L、Rとサブフレーム25L、Rからリアフレーム26L、R(26Lのみ図示)が構成され、メインフレーム21L、Rの後部から車両後方へ斜め上方にリアフレーム26L、Rが延びているといえる。
ヘッドパイプ11、メインフレーム21L、R、リアフレーム26L、R等から車体フレーム27が構成される。
また、リンク28を介してエンジン29が上下方向へ揺動可能に車体フレーム27(リアフレーム26L、R、詳細にはシートレール24L、R)に支持され、このエンジン29はエンジン29の動力を後輪31に伝達する動力伝達機構32を備える。この動力伝達機構32の後端に向かってシートレール24L、Rの後端からリアクッション33が延ばされている。
メインフレーム21L、R及びシートレール24L、Rに下方に向かって膨出する膨出部34を有する収納ボックス35が支持され、この収納ボックス35の上部に運転者が着座する前部シート36が配置され、この前部シート36の後ろに同乗者が着座する後部シート37が配置され、この後部シート37の後方にブレーキをかけた際に点灯するテールランプ38が配置され、ロアフレーム23L、Rに燃料を圧送するための燃料ポンプ41を有する燃料タンク42が支持されている。
燃料タンク42とエンジン29との間に収納ボックス35が備えられている。
また、燃料タンク42の前方にエンジン29で温められた冷却水を冷却するラジエータ43が配置され、エンジン29の上方にエンジン29に空気を供給するためのエアクリーナ44が配置され、エンジン29の下方から車両の右側に配置されたマフラー45に向かって排気ガスを送出するための排気管46が延ばされ、ハンドル12に後輪31の制動を操作するためのブレーキレバー47が取付けられ、車体は想像線で示される車体カバー48で覆われている。
車両中央付近に燃料タンク42の燃料をエンジン29へ送る燃料供給経路51が設けられ、この燃料供給経路51の途中に燃料フィルタ52が備えられている。
エンジン29は、クランクシャフトを収納するクランクケース53と、このクランクケース53から車両前方に向けて突出するシリンダ部54とを有し、クランクケース53の上部55がリンク28を介して車体フレーム27に支持される。
シリンダ部54は、クランクケース53の前部に前方へ突設されたシリンダブロック56と、このシリンダブロック56の前端に設けられるシリンダヘッド57と、このシリンダヘッド57の前端に設けられるヘッドカバー58から構成される。
また、燃料供給経路51に、燃料ポンプ41の上流側でポンプ前フィルタ61が設けられ、燃料フィルタ52はポンプ前フィルタ61よりも細かい目に設定されている。
燃料タンク42は、前部シート36の前方に給油口62を配置しており、給油口62は給油キャップ63で塞がれている。燃料タンク42は、給油口62の位置から後ろ下がりに傾斜しており、この傾斜部64の下部に燃料ポンプ41が設けられている。
図2に示されるように、排気管46と燃料フィルタ52とは、車体中心線65を挟んで、車両の左右に振り分けて配置されている。具体的には、車幅方向右側に排気管46が配置され、車幅方向左側に燃料フィルタ52が配置されている。
燃料フィルタ52は、収納ボックス35の膨出部34の車両後方に配置されている。
次に平面視での燃料フィルタ52の配置について説明する。
図3に示されるように、燃料をエンジン29へ供給する燃料供給経路51が、燃料タンク42に接続されている。この燃料供給経路51に、燃料タンク42内の燃料を浄化するポンプ前フィルタ(図1、符号61)と、このポンプ前フィルタ61の下流側に配置される燃料ポンプ41と、この燃料ポンプ41の下流側に配置されポンプ前フィルタ61より細かい目に設定されている燃料フィルタ52と、燃料をエンジン29へ供給する燃料供給装置としてのインジェクタ66とが燃料供給経路51にこの順で配置されている。
また、車両前後方向では、前から燃料タンク42、燃料フィルタ52、インジェクタ66の順に配置されている。
なお、ポンプ前フィルタ61と燃料ポンプ41とは、燃料タンク42内に設けられ、インジェクタ66は吸気管67に取付けられている。
また、燃料供給経路51は、燃料ポンプ41から延ばされ燃料フィルタ52に接続されている第1燃料配管71と、燃料フィルタ52から延ばされプレッシャレギュレータ72の上流側に接続されている第2燃料配管73と、プレッシャレギュレータ72上流側にある分岐部126から延ばされインジェクタ66に接続されている第3燃料配管74とからなる。これにより、燃料タンク42内の燃料がインジェクタ66からエンジン29側へ供給される。
なお、プレッシャレギュレータ72は、燃料供給経路51における燃料ポンプ41とインジェクタ66との間の燃料圧力が増加して所定圧力に達したときに、燃料の一部をプレッシャレギュレータ72及び燃料タンク42のそれぞれを接続する戻り配管75を介して燃料タンク42へ戻す。
戻り配管75は、メインフレーム21Rに設けられた配管クリップ76、77に保持されている。
また、第1燃料配管71はメインフレーム21Lに設けられた配管クリップ78、79に保持され、第3燃料配管74はヘッドカバー58に設けられた配管クリップ81に保持されている。
プレッシャレギュレータ72は、燃料フィルタ52とインジェクタ66との間に配置されている。なお、プレッシャレギュレータ72は、第2燃料配管73と第3燃料配管74の間に配置されているともいえる。
車体フレーム27は、燃料タンク42とエンジン29の間に配置され左右一対のメインフレーム21L、21Rを連結するクロスフレーム82を有する。詳細にはクロスフレーム82は、左右一対のロアフレーム23L、23Rを連結する。そして、このクロスフレーム82に燃料フィルタ52が取付けられており、燃料フィルタ52の長手方向がクロスフレーム82の延出方向(車幅方向)に沿うようにして配置されている。
燃料フィルタ52はクロスフレーム82に設けられたフィルタ支持ブラケット83(詳細後述)に保持され、プレッシャレギュレータ72はクロスフレーム82に設けられたレギュレータ支持ブラケット84に保持されている。
吸気装置85は、シリンダヘッド57の上部に接続された吸気管67と、この吸気管67に接続されたスロットルボディ86と、このスロットルボディ86にコネクティングチューブ87を介して接続されたエアクリーナ44とからなる。
吸気管67には、インジェクタ66が取付けられ、インジェクタ66によってエンジン29側へ燃料が供給される。
図4に示されるように、燃料供給装置としてのインジェクタ66は、燃料フィルタ52よりも高い位置に配置されている。
また、シリンダ部54は、クランクケース53の前部から車両斜め上前方に向けて突出し、燃料フィルタ52の少なくとも一部は、シリンダ部54よりも車両前方に配置されている。
燃料フィルタ52の下端がクロスフレーム82の下端よりも上方に位置するようにして、クロスフレーム82に燃料フィルタ52が取付けられている。
シリンダヘッド57の排気ポート内に突出するようにして、シリンダヘッド57にOセンサー88が設けられている。
次に燃料フィルタ52の取付け及びフィルタ支持ブラケット83等について説明する。
図5(a)に示されるように、クロスフレーム82に取付けられたフィルタ支持ブラケット83は、略C字状の形状であり、弾性変形する材料で形成されている。フィルタ支持ブラケット83は、長孔91が開いている底部92と、この底部92の両端から延びるアーム部93、94と、これらのアーム部93、94の先端に設けられている返し部95、96とからなる。
燃料フィルタ52は、直径Dの円柱形状である。燃料フィルタ52を取付けるときは、矢印(1)に沿って移動させ、フィルタ支持ブラケット83に押し込む。返し部95、96が押し広げられ、燃料フィルタ52が奥まで移動するとアーム部93、94に挟まれる。
燃料フィルタ52を取外すときは、矢印(1)とは逆方向に移動させ、フィルタ支持ブラケット83から引き出す。返し部95、96が押し広げられ、燃料フィルタ52が奥から移動するするとアーム部93、94から取外される。
アーム部93、94間の距離Lは、直径Dよりも小さいので、フィルタ支持ブラケットの弾性作用により燃料フィルタ52は保持される。
また、フィルタ支持ブラケット83は、車両後方斜め上方へ向けて開口するようにしてクロスフレーム82に設けられる。
なお、レギュレータ支持ブラケット(図3、符号84)も、同様に、略C字状の形状であり、弾性変形する材料で形成されている。
レギュレータ支持ブラケット(図3、符号84)は、車両後方斜め上方に向けて開口するようにしてクロスフレーム(図3、符号82)に設けられる。
図5(b)は図5(a)のb矢視図であり、フィルタ支持ブラケット83は、底部92に長孔91が設けられており、この部分を溶接することでクロスフレーム82に固定されている。符号93は溶接部を示す。なお、レギュレータ支持ブラケット84についても同様に、クロスフレーム82に溶接されている。
次に燃料フィルタ52を着脱するための車体カバー48の隙間について説明する。
図6に示されるように、ロアフレーム23Lとロアフレーム23Rとの間にクロスフレーム82が渡されており、このクロスフレーム82に燃料フィルタ52及びプレッシャレギュレータ72が取付けられている。アンダーカバー94の後端部95の後方でクランクケース53の前方に、隙間96があり、この隙間から燃料フィルタ52の着脱作業ができる。
図7に示されるように、車体カバー48は、メインフレーム(図1、符号21L、R)、燃料タンク(図1、符号42)、燃料フィルタ52を下方から覆うアンダーカバー94を備える。アンダーカバー94の後端部95とエンジン29との間に、揺動するエンジン29がアンダーカバー94に干渉することを避ける隙間96が確保されている。この隙間96は燃料フィルタ52の着脱作業を行うために燃料フィルタ52の外形よりも大きく設定されている。
次に燃料フィルタ52について説明する。
図8に示すように、燃料フィルタ52は、フィルタケース101と、このフィルタケース101内に収納されたフィルタ組立体102とからなる。
フィルタケース101は、有底筒状のケース本体103と、このケース本体103の開口部を塞ぐケースカバー104とからなる。
ケース本体103は、燃料タンク(図3、符号42)側の第1燃料配管(図3、符号71)に接続されて燃料を吸入する燃料吸入口105を備え、ケースカバー104は、インジェクタ(図3、符号66)側の第2燃料配管(図3、符号73)に接続されて燃料を吐出する燃料吐出口106を備える。
フィルタ組立体102は、濾紙からなる円筒状のフィルタ107と、このフィルタ107の両端を支持する枠体108、111とからなり、ケース本体103とケースカバー104との間にフィルタ組立体102が挟まれて固定されている。
燃料は、燃料吸入口105からフィルタケース101内に吸入され、フィルタ107を、その外周面112から内周面113へ流れるように通過するときに濾過され、燃料吐出口106からフィルタケース101外に吐出される。
次にプレッシャレギュレータ72について説明する
図9に示すように、プレッシャレギュレータ72は、樹脂製の第1ケース114及び樹脂製の第2ケース115が接合されたケース116と、このケース116の一端側の底に開けられた通孔117を開閉する球状で鋼製の弁体118と、この弁体118を通孔117を閉じるように付勢する圧縮コイルばね121と、通孔117が開けられた燃料吸入口122と、この燃料吸入口122の途中に形成された燃料吐出口123と、ケース116の他端側の底に開けられた通孔124が開けられた燃料戻し口125と、弁体118の上流側で燃料吸入口122と燃料吐出口123の間の分岐部126とからなる。
燃料吸入口122は、燃料フィルタ(図3、符号52)に第2燃料配管(図3、符号73)を介して接続され、燃料吐出口123はインジェクタ(図3、符号66)に第3燃料配管(図3、符号74)を介して接続され、燃料戻し口125は燃料タンク(図3、符号42)に戻り配管(図3、符号75)を介して接続されている。
次にシステム図について説明する。
図10に示されるように、燃料ポンプ41により燃料タンク42内の燃料は圧送され、ポンプ前フィルタ61、第1燃料配管71、燃料フィルタ52、第2燃料配管73、プレッシャレギュレータ72の分岐部126及び第3燃料配管74を経由して、インジェクタ66からエンジン29側へ供給される。
なお、プレッシャレギュレータ72は、燃料供給経路51における燃料ポンプ41とインジェクタ66との間の燃料圧力が増加して所定圧力に達したときに、燃料の一部をプレッシャレギュレータ72及び燃料タンク42のそれぞれを接続する戻り配管75を介して燃料タンク42へ戻す。
また、例えばエタノールとガソリンの混合燃料を使用しているとき、給油によりその混合割合が変化した場合でも、燃料タンク42から燃料供給装置66までの燃料供給経路51内には、エタノールとガソリンの割合が変化する前の燃料が入っており、車両に搭載されているECU127では既にこの割合が学習済みなので、始動に最適な燃料噴射を行うことができ、エンジン29始動を良好に行うことができる。また、エンジン29始動後は、混合割合の変化をOセンサー88等からの信号によりECU127が再学習し、インジェクタ66の燃料噴射量を制御してエンジン29始動後のエタノールとガソリンの割合に最適な燃料噴射を行う。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。なお、図6に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図11に示すように、プレッシャレギュレータ72は、車体中心線65上に配置されている。なお、プレッシャレギュレータ72を車体中心線65より車幅方向左側に配置しても差し支えない。
以上に述べた内容をまとめて以下に記載する。
上記の図1に示したように、ヘッドパイプ11及びこのヘッドパイプ11から車両後方に向けて延びる左右一対のメインフレーム21Lを有する車体フレーム27と、この車体フレーム27に支持されるエンジン29と、このエンジン29より車両前方で車体フレーム27に支持される燃料タンク42と、この燃料タンク42内の燃料をエンジン29へ送る燃料供給経路51と、この燃料供給経路51の途中に配置される燃料フィルタ52と、を備える自動二輪車10において、車体フレーム27は、燃料タンク42とエンジン29の間に配置され、左右一対のメインフレーム21L、Rを連結するクロスフレーム82を有し、このクロスフレーム82に燃料フィルタ52が取付けられている。
この構成により、クロスフレーム82に燃料フィルタ52を支持させたので、エンジン29と燃料タンク42との間にできる空間を利用して、燃料フィルタ52をクロスフレーム82によって強固い支持することができる。これにより、車体カバー48の薄肉化を図りながら、大型の燃料フィルタ52を用いることが可能となる。すなわち、車体カバー48に制約を受けることなく、燃料フィルタ52の容量を自由に設定することができる自動二輪車10を提供することができる。
上記の図4に示したように、燃料フィルタ52の下端が、クロスフレーム82の下端よりも上方に位置するようにしてクロスフレーム82に燃料フィルタ52が取付けられている。
この構成により、燃料フィルタ52は、クロスフレーム82の下端よりも上方にあるので、クロスフレーム82によって燃料フィルタ52の下側を保護することができる。
上記の図1に示したように、エンジン29は、クランクシャフトを収納するクランクケース53と、このクランクケース53から車両前方に向けて突出するシリンダ部54と、を有し、クランクケース53の上部が、リンク28を介して車体フレーム27に連結されることで、エンジン29は上下方向に揺動可能に車体フレーム27に支持され、シリンダ部54より下方且つ車両前方位置に、クロスフレーム82が配置され、このクロスフレーム82後側に燃料フィルタ52が車両後方から着脱可能に取付けられている。
この構成により、シリンダ部54の上方と下方には、シリンダ部54が上下方向へ揺動できる空間が確保されている。
加えて、リンク28をクランクケース53の上部に取付けたので、クランクケース53の前方且つシリンダ部54の下方には、リンク28がない空間を確保することができる。
クランクケース53の前方且つシリンダ部54の下方には、シリンダ部54が揺動できる空間が確保されると共に、リンク28が配置されていないので、クランクケース53の前方且つシリンダ部54の下方に比較的大きな空間ができる。結果、クランクケース53から前方に突出するシリンダ部54よりも下方且つ前方に位置するクロスフレーム82の後側に、燃料フィルタ52を車両後方から着脱することができるようにしたので、クランクケース53の前方且つシリンダ部54の下方の空間を利用して燃料フィルタ52の着脱作業を行うことができ、着脱作業を容易に行うことができる。
上記の図2及び図6に示したように、シリンダ部54は、その下部から車両後方に向けて延出する排気管46を備え、車体中心線65を挟んで車幅方向一方側に排気管46が配置され、車幅方向他方側に燃料フィルタ52が配置される。
この構成により、燃料フィルタ52を、車体中心線65を挟んでシリンダ部54の下部から車両後方に向けて延出する排気管46の車幅方向他方側に配置したので、排気管46が燃料フィルタ52の着脱作業の妨げにならず、着脱作業を容易に行うことができる。
上記の図7に示したように、自動二輪車10は、メインフレーム21L、R、燃料タンク42及び燃料フィルタ52を下方から覆うアンダーカバー94を備え、このアンダーカバー94の後端部95とエンジン29との間に、揺動するエンジン29がアンダーカバー94に干渉することを避ける隙間96が確保されており、この隙間96は、燃料フィルタ52の着脱作業を行うために燃料フィルタ52の外形よりも大きく設定されている。
この構成により、アンダーカバー94により燃料フィルタ52の下方を覆うので、燃料フィルタ52に泥水等が付着することを防止できる。
加えて、アンダーカバー94とエンジン29との間に燃料フィルタ52の外形よりも大きい隙間96を設けたので、他の車両構成部品を外すことなく隙間96から燃料フィルタ52の着脱作業を容易に行うことができる。
さらに、メンテナンスリッドのような部品を設ける必要がないので、部品点数の増加を抑制することができる。
上記の図4に示したように、シリンダ部54は、クランクケース53の前部から斜め上前方に向けて突出し、燃料フィルタ52の少なくとも一部は、シリンダ部54よりも前方に配置される。
この構成により、シリンダ部54と地面との間にできる空間は、車両前方に向かうに従って拡がるので、燃料フィルタ52の少なくとも一部をシリンダ部54よりも前方に配置することで、車両前方に向かうに従って拡がる空間を利用でき、大型の燃料フィルタ52を配置することができる。
上記の図3に示したように、燃料フィルタ52は、その長手方向がクロスフレーム82の延出方向に沿うようにして配置されている。
この構成により、クロスフレーム82からの燃料フィルタ52の突出量を抑えられるので、燃料フィルタ52の下方を覆う図4に示すアンダーカバー94を小型にすることができる。
上記の図5に示したように、クロスフレーム82に断面略C字状のフィルタ支持ブラケット83が設けられ、燃料フィルタ82は、フィルタ支持ブラケット83を弾性変形させることでフィルタ支持ブラケット83に着脱自在に取付けられる。
この構成により、フィルタ支持ブラケット83を弾性変形させて着脱自在に取付けるようにしたので、燃料フィルタ52の着脱作業を工具を使うことなく容易に行うことができる。
さらに、工具を使用せずに燃料フィルタ52の着脱作業を行えるので、図4に示すクランクケース53の前方且つシリンダ部54の下方にできる空間から燃料フィルタ52の着脱作業を容易に行うことができる。
上記の図4に示したように、燃料供給経路51に、燃料タンク42の燃料をエンジン29に供給する燃料供給装置66と、燃料タンク42の燃料を燃料供給装置66へ圧送する燃料ポンプ41と、が設けられ、燃料供給装置66は、燃料フィルタ52よりも高い位置に配置される
この構成により、燃料フィルタ52と燃料供給装置66との間の燃料供給経路51は、燃料フィルタ52から上方に延出するので、車両を長期間駐車した場合にも、燃料フィルタ52内に溜まっている燃料の重さによって燃料供給装置66から燃料が漏れるのを抑制することができる。
上記の図3に示したように、燃料供給経路51に、燃料フィルタ52と燃料供給装置66との間に配置され、燃料ポンプ41と燃料供給装置66との間の燃料圧力が増加して所定圧力に達したときに燃料の一部を燃料タンク42へ戻すプレッシャレギュレータ72が設けられ、このプレッシャレギュレータ72と燃料フィルタ52とが、車両前後方向で燃料ポンプ41と燃料供給装置66との間に設けられる。
この構成により、燃料ポンプ41から燃料供給装置66との間の燃料供給経路51が冗長になるのを防止することができる。
上記の図5に示したように、燃料供給経路51は、燃料ポンプ41の上流側にポンプ前フィルタ61が設けられ、燃料フィルタ52は、ポンプ前フィルタ61よりも細かい目に設定されている。
この構成により、燃料フィルタ52の目の粗さとポンプ前フィルタ61の目の粗さを異ならせたので、エタノールのようなダストの細かい燃料を使用する場合でも、ポンプ前フィルタ61で大きなダストを捕集し、燃料フィルタ52でポンプ前フィルタ61で捕集しきれなかった細かいダストを捕集することができるため、エタノール等の燃料も使用することができる。
加えて、ポンプ前フィルタ61で大きなダストが捕集され、燃料フィルタ52で大きなダストが捕集されなくなるので、燃料フィルタ52を詰まりにくくすることができ、交換の頻度を少なくすることができる。さらに、ポンプ前フィルタ61は目が粗いので詰まりにくくすることができ、燃料ポンプ41の抵抗になることが抑制されて、廉価な燃料ポンプ41を採用することができる。
尚、本実施例は、ガソリンを燃料とするエンジンを搭載した自動二輪車10に限らず、燃料フィルタ52で燃料を浄化できればエタノール等バイオ燃料を燃料とするエンジン29を搭載した自動二輪車10に適用しても差し支えない。
本発明は、自動二輪車の改良、詳しくは、自動二輪車に備える燃料フィルタの配置に好適である。
10…自動二輪車、11…ヘッドパイプ、21L、21R…メインフレーム、23L、23R…ロアフレーム、27…車体フレーム、28…リンク、29…エンジン、41…燃料ポンプ、42…燃料タンク、46…排気管、48…車体カバー、51…燃料供給経路、52…燃料フィルタ、53…クランクケース、54…シリンダ部、61…ポンプ前フィルタ、65…車体中心線、66…燃料供給装置(インジェクタ)、72…プレッシャレギュレータ、82…クロスフレーム、83…フィルタ支持ブラケット、94…アンダーカバー、95…アンダーカバーの後端部、96…隙間。

Claims (9)

  1. ヘッドパイプ(11)及びこのヘッドパイプ(11)から車両後方に向けて延びる左右一対のメインフレーム(21L、21R)を有する車体フレーム(27)と、この車体フレーム(27)に支持されるエンジン(29)と、このエンジン(29)より車両前方で前記車体フレーム(27)に支持される燃料タンク(42)と、この燃料タンク(42)内の燃料を前記エンジン(29)へ送る燃料供給経路(51)と、この燃料供給経路(51)の途中に配置される燃料フィルタ(52)と、前記燃料タンク(42)の燃料を前記エンジン(29)に供給する燃料供給装置(66)と、前記燃料タンク(42)の燃料を前記燃料供給装置(66)へ圧送する燃料ポンプ(41)とを備える自動二輪車(10)において、
    前記車体フレーム(27)は、前記燃料タンク(42)と前記エンジン(29)の間に配置され前記左右一対のメインフレーム(21L、21R)を連結するクロスフレーム(82)を有し、
    このクロスフレーム(82)に前記燃料フィルタ(52)が取付けられ
    前記燃料供給経路(51)に、前記燃料フィルタ(52)と前記燃料供給装置(66)との間に配置され、前記燃料ポンプ(41)と前記燃料供給装置(66)との間の燃料圧力が増加して所定圧力に達したときに燃料の一部を前記燃料タンク(42)へ戻すプレッシャレギュレータ(72)が設けられ、
    このプレッシャレギュレータ(72)と前記燃料フィルタ(52)とが、車両前後方向で前記燃料ポンプ(41)と前記燃料供給装置(66)との間に設けられていることを特徴とする自動二輪車。
  2. ヘッドパイプ(11)及びこのヘッドパイプ(11)から車両後方に向けて延びる左右一対のメインフレーム(21L、21R)を有する車体フレーム(27)と、この車体フレーム(27)に支持されるエンジン(29)と、このエンジン(29)より車両前方で前記車体フレーム(27)に支持される燃料タンク(42)と、この燃料タンク(42)内の燃料を前記エンジン(29)へ送る燃料供給経路(51)と、この燃料供給経路(51)の途中に配置される燃料フィルタ(52)と、を備える自動二輪車(10)において、
    前記車体フレーム(27)は、前記燃料タンク(42)と前記エンジン(29)の間に配置され前記左右一対のメインフレーム(21L、21R)を連結するクロスフレーム(82)を有し、
    このクロスフレーム(82)に前記燃料フィルタ(52)が取付けられ
    前記クロスフレーム(82)に断面略C字状のフィルタ支持ブラケット(83)が設けられ、
    前記燃料フィルタ(52)は、前記フィルタ支持ブラケット(83)を弾性変形させることで前記フィルタ支持ブラケット(83)に着脱自在に取付けられることを特徴とする自動二輪車。
  3. ヘッドパイプ(11)及びこのヘッドパイプ(11)から車両後方に向けて延びる左右一対のメインフレーム(21L、21R)を有する車体フレーム(27)と、この車体フレーム(27)に支持されるエンジン(29)と、このエンジン(29)より車両前方で前記車体フレーム(27)に支持される燃料タンク(42)と、この燃料タンク(42)内の燃料を前記エンジン(29)へ送る燃料供給経路(51)と、この燃料供給経路(51)の途中に配置される燃料フィルタ(52)と、を備える自動二輪車(10)において、
    前記車体フレーム(27)は、前記燃料タンク(42)と前記エンジン(29)の間に配置され前記左右一対のメインフレーム(21L、21R)を連結するクロスフレーム(82)を有し、
    このクロスフレーム(82)に前記燃料フィルタ(52)が取付けられ
    前記燃料フィルタ(52)の下端が、前記クロスフレーム(82)の下端よりも上方に位置するようにして前記クロスフレーム(82)に前記燃料フィルタ(52)が取付けられ、
    前記エンジン(29)は、クランクシャフトを収納するクランクケース(53)と、このクランクケース(53)から車両前方に向けて突出するシリンダ部(54)と、を有し、
    前記クランクケース(53)の上部が、リンク(28)を介して前記車体フレーム(27)に連結されることで、前記エンジン(29)は上下方向に揺動可能に前記車体フレーム(27)に支持され、
    前記シリンダ部(54)より下方且つ車両前方位置に、前記クロスフレーム(82)が配置され、このクロスフレーム(82)の後側に前記燃料フィルタ(52)が車両後方から着脱可能に取付けられていることを特徴とする自動二輪車。
  4. 前記シリンダ部(54)は、その下部から車両後方に向けて延出する排気管(46)を備え、
    車体中心線(65)を挟んで車幅方向一方側に前記排気管(46)が配置され、車幅方向他方側に前記燃料フィルタ(52)が配置されることを特徴とする請求項3記載の自動二輪車。
  5. 前記自動二輪車(10)は、前記メインフレーム(21L)、前記燃料タンク(42)及び前記燃料フィルタ(52)を下方から覆うアンダーカバー(94)を備え、このアンダーカバー(94)の後端部(95)と前記エンジン(29)との間に、揺動する前記エンジン(29)が前記アンダーカバー(94)に干渉することを避ける隙間(96)が確保されており、
    この隙間(96)は、前記燃料フィルタ(52)の着脱作業を行うために前記燃料フィルタ(52)の外形よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の自動二輪車。
  6. 前記シリンダ部(54)は、前記クランクケース(53)の前部から斜め上前方に向けて突出し、前記燃料フィルタ(52)の少なくとも一部は、前記シリンダ部(54)よりも前方に配置されることを特徴とする請求項3、請求項4又は請求項5記載の自動二輪車。
  7. 前記燃料フィルタ(52)は、その長手方向が前記クロスフレーム(82)の延出方向に沿うようにして配置されていることを特徴とする請求項〜6のいずれか1項記載の自動二輪車。
  8. 前記燃料供給経路(51)に、前記燃料タンク(42)の燃料を前記エンジン(29)に供給する燃料供給装置(66)と、前記燃料タンク(42)の燃料を前記燃料供給装置(66)へ圧送する燃料ポンプ(41)と、が設けられ、
    前記燃料供給装置(66)は、前記燃料フィルタ(52)よりも高い位置に配置されることを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項記載の自動二輪車。
  9. 前記燃料供給経路(51)は、前記燃料ポンプ(41)の上流側にポンプ前フィルタ(61)が設けられ、
    前記燃料フィルタ(52)は、前記ポンプ前フィルタ(61)よりも細かい目に設定されていることを特徴とする請求項5〜のいずれか1項記載の自動二輪車。
JP2010082668A 2010-03-31 2010-03-31 自動二輪車 Expired - Fee Related JP5623775B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010082668A JP5623775B2 (ja) 2010-03-31 2010-03-31 自動二輪車
EP11159505.4A EP2371689B1 (en) 2010-03-31 2011-03-24 Motorcycle
BRPI1101727-9A BRPI1101727B1 (pt) 2010-03-31 2011-03-29 Motocicleta

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010082668A JP5623775B2 (ja) 2010-03-31 2010-03-31 自動二輪車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011213223A JP2011213223A (ja) 2011-10-27
JP5623775B2 true JP5623775B2 (ja) 2014-11-12

Family

ID=44168949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010082668A Expired - Fee Related JP5623775B2 (ja) 2010-03-31 2010-03-31 自動二輪車

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP2371689B1 (ja)
JP (1) JP5623775B2 (ja)
BR (1) BRPI1101727B1 (ja)

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5433286A (en) * 1988-09-27 1995-07-18 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Motorcycle
JP2847372B2 (ja) * 1988-09-27 1999-01-20 本田技研工業株式会社 スクータ型車両
JP3974332B2 (ja) * 2001-01-10 2007-09-12 本田技研工業株式会社 電磁式燃料ポンプの制御方法
JP4112818B2 (ja) * 2001-05-11 2008-07-02 本田技研工業株式会社 スクータ型車両
JP4077173B2 (ja) * 2001-05-11 2008-04-16 本田技研工業株式会社 スクータ型車両
JP4391756B2 (ja) * 2003-03-20 2009-12-24 本田技研工業株式会社 自動二輪車の燃料ポンプ配置構造
JP2008007005A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車
JP4835405B2 (ja) * 2006-11-24 2011-12-14 スズキ株式会社 自動二輪車の燃料供給装置
JP5039412B2 (ja) * 2007-03-29 2012-10-03 本田技研工業株式会社 車両の燃料供給装置
JP2009226989A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Suzuki Motor Corp 自動二輪車の燃料配管構造
JP5371669B2 (ja) * 2009-09-30 2013-12-18 本田技研工業株式会社 スクータ型車両

Also Published As

Publication number Publication date
EP2371689A2 (en) 2011-10-05
EP2371689A3 (en) 2012-09-05
JP2011213223A (ja) 2011-10-27
EP2371689B1 (en) 2013-07-17
BRPI1101727A2 (pt) 2015-01-27
BRPI1101727B1 (pt) 2020-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5371669B2 (ja) スクータ型車両
JP5227932B2 (ja) スクータ型車両
JP2010155506A (ja) 鞍乗型車両
US20110073400A1 (en) Motorcycle
JP5039412B2 (ja) 車両の燃料供給装置
JP2011213214A (ja) 自動二輪車
JP5264690B2 (ja) スクータ型車両
JP6472482B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP5002351B2 (ja) スクータ型車両
JP5508908B2 (ja) スクータ型車両
JP5011422B2 (ja) 車両の燃料供給装置
JP4145379B2 (ja) スクータ型車両の吸気装置
JP5623775B2 (ja) 自動二輪車
EP2371690B1 (en) Motor scooter type vehicle
JP5778947B2 (ja) 鞍乗り型車両の排気浄化装置
JP2019064332A (ja) 鞍乗り型車両
JP5643031B2 (ja) 車両の燃料供給装置
JP7305696B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6674427B2 (ja) 鞍乗り型車両
JP5872781B2 (ja) 燃料供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131024

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140925

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5623775

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees