JP2008247506A - ボビン着脱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリンタのインクリボンなどのボビンに内側から均等な押圧力を付与して正確な位置に保持すること、ボビンに変形を加えないこと、および着脱する際に大きな力を必要としないボビン着脱装置を提供すること。
【解決手段】インクリボン20のボビンに内接する弦巻ばね12と、弦巻ばね12の軸中心に設けられ、弦巻ばね12の両端に捻りと引っ張り力を同時に加えるよう構成された繰り出し軸11と、ギア部15に係合して繰り出し軸11を繰り出し位置で止めるためのストッパ19を備えた外筒14等からボビン着脱装置10を構成する。
【選択図】 図5
【解決手段】インクリボン20のボビンに内接する弦巻ばね12と、弦巻ばね12の軸中心に設けられ、弦巻ばね12の両端に捻りと引っ張り力を同時に加えるよう構成された繰り出し軸11と、ギア部15に係合して繰り出し軸11を繰り出し位置で止めるためのストッパ19を備えた外筒14等からボビン着脱装置10を構成する。
【選択図】 図5
Description
本発明は、リボン、フィルム、紙、糸など、長さのある連続体を中空筒状のボビンに巻き取る場合や、既にボビン上に巻き取られた連続体を回転軸に保持して繰り出し使用する際に、前記ボビンを着脱するのに用いて好適なボビン着脱装置に関する。
従来のボビン着脱装置の例として、図10に熱転写式のラベルプリンタを示す。
プリンタ1には、熱転写インクリボン(以下、「リボン」という)2を装着する供給軸3と、該供給軸3に装着されたリボン2を巻き取る巻き取り軸4とが設けられている。
図11は、供給軸3又は巻き取り軸4の構成を示す斜視図である。
供給軸3(巻き取り軸4)は図示の如く、回転軸5と、回転軸5に嵌装された円筒状のリボンボス6と、リボンボス6を所定トルクで回転させるためのクラッチ部7とからなり、リボン2が巻回された紙管又は転写済みのリボン2を巻き取る紙管等の管体(ボビン)8がリボンボス6の外側に嵌装され、リボンボス6の外周面に設けられている板バネ9によってリボンボス6に一体的に固定される構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
供給軸3(巻き取り軸4)は図示の如く、回転軸5と、回転軸5に嵌装された円筒状のリボンボス6と、リボンボス6を所定トルクで回転させるためのクラッチ部7とからなり、リボン2が巻回された紙管又は転写済みのリボン2を巻き取る紙管等の管体(ボビン)8がリボンボス6の外側に嵌装され、リボンボス6の外周面に設けられている板バネ9によってリボンボス6に一体的に固定される構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術では、リボンが巻回された紙管をリボンボスに装着する際に、紙管の内壁に板バネが干渉し続けるため、相当の力が必要となり、外周のリボンにシワが生じてしまうという問題があった。
また、インクリボンの着脱装置として使用するには、リボンロールの回転の振れが脈動(周期的な変動)となってリボン送り量に現れ、印字結果にムラが生じたり用紙に皺を発生させたりしなよう、回転中心の偏りや巻回物の変形のない状態で回転軸に正確に固定する必要があった。
実開平6−36853号公報
本発明は上記従来の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は紙管などのボビンを介して連続体を巻き取ったり、巻き戻して使用するボビン着脱装置において、着脱時に大きな力を要せず、ボビンの変形等を起きにくくできる装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、巻回物を支持するためのボビンを回転軸に着脱する為の装置であって、前記ボビンに内接する弦巻ばねと、該弦巻ばねの軸中心に設けられ、前記弦巻ばねの両端に捻りを加えるように設けられた繰り出し軸と、該繰り出し軸を繰り出し位置で止めるためのストッパとから構成したことを特徴とする。
ここで、上記繰り出し軸は、捻りを加えるのと同時に引っ張り力を加えるものであるのが好ましい。
上記構成により、繰り出し軸を操作して弦巻ばねの両端に捻りを加えることで、弦巻ばねは外形寸法が細くなるので、この位置でストッパを作用させ、ボビンを装着する。次いで、ストッパを解除すると、弦巻ばねが元の形に戻るので、ばねがボビンの内壁に一様に張り付き、ボビンを固定することができる。
本発明によると、着脱時に大きな力を要せず、装着状態でボビンの変形等を起きにくくできる。
また、弦巻ばねの巻き方向と取り付け軸の回転方向を一致させることにより、滑りにくくなり確実に固定できる。
また、弦巻ばねの巻き方向と取り付け軸の回転方向を一致させることにより、滑りにくくなり確実に固定できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べるボビン着脱装置は、従来技術(図11)のリボンボス6および板ばね9に代わるものであって、回転軸5およびクラッチ部7は、図示はしないが適宜設けるものとする。また、既述したのと同一の構成要素には同一符号を付し、以後の説明は省略する。
図1は本発明の原理を示す説明図、図2は実施の形態に係るボビン着脱装置の分解斜視図、図3ないし図6はボビン着脱装置の動作説明図であり、図3は初期状態、図4はリボンを取り付けるべく繰り出し軸を伸張させた状態、図5はリボンを装着する様子を示し、図6はリボンの装着が完了した状態を示している。
図1は本発明の原理を示す説明図、図2は実施の形態に係るボビン着脱装置の分解斜視図、図3ないし図6はボビン着脱装置の動作説明図であり、図3は初期状態、図4はリボンを取り付けるべく繰り出し軸を伸張させた状態、図5はリボンを装着する様子を示し、図6はリボンの装着が完了した状態を示している。
図2に示すボビン着脱装置10は、中心にある繰り出し軸11の外側に弦巻ばね12を備えている。この弦巻ばね12は、図1に示すように、伸張させると外径が縮み、元に戻るときには外径が広がる性質がある。また、弦巻ばね12に捻りを加えても外径が縮み、元に戻るときには外径が広がる。この弦巻ばね12の性質を利用して、中空筒であるボビンを内側から保持させようというのが本発明にかかる装置10である。
弦巻ばね12の両端は、後述する繰り出し軸11の主軸13と外筒14にそれぞれ接続されている。主軸13は基端(図中左側)がプリンタの駆動源に接続され、図中右側から見た場合に時計回り(右回り)に回転する。また、前記弦巻ばね12も図中右側から見ると右巻きである。この配置により、ボビンに内接する弦巻ばね12が回転する際、摩擦力がさらに弦巻ばね12を拡径させる方向に作用して、ボビンが滑って空回りするのが防止できる。
主軸13の先端には、ギア部15が形成され、主軸13の中腹には径方向外向きに突出する突起16が二つ(1個のみ図示)対称位置に形成されている。
外筒14には、外周面に軸と平行な割溝17が形成されている。また、外筒14の外周面には斜め方向のスリット18が、対称形(透かして見るとx型)に対向して形成されている(後述する図7のスリット23,24を参照)。
19は外筒14の先端側で割溝17の端に形成された切り起しからなる鏃状部である。
外筒14は割溝17を押し広めて主軸13に被せるように装着される。そして、各スリット18が各突起16に係合して鏃状部19がギア部15に係合するようになっている。
外筒14は割溝17を押し広めて主軸13に被せるように装着される。そして、各スリット18が各突起16に係合して鏃状部19がギア部15に係合するようになっている。
以上の構成により、図3の如く、外筒14は主軸13に対して半回転および軸方向の摺動が可能な状態で取り付けられ、外筒14が伸張した状態(図4)で弦巻ばね12が縮径し、外筒14が元の位置に戻るときに拡径するようになる。鏃状部19はギア部15に係合することで、外筒14は伸張位置に固定される(図5)。このとき、リボン20を装着し、鏃状部19を持ち上げるとストッパが解除されるので、外筒14は弦巻ばね12の復元力で元の位置に戻る(図6)。
なお、リボン20の取り外しについては、以上述べた操作を逆の順序で行えばよいので、説明は省略する。
図7ないし図9は前述した実施の形態の部品構成を変えた変形例を示し、図7は繰り出し軸の分解斜視図、図8は外筒22の展開図、図9は図7中の矢示IX−IX方向断面図である。
本実施の形態の特徴は、外筒をはね性のある板材を丸め形成して両端を環状のたがで締めくくった点にある。なお、前述したのと同じ構成要素に同一符号を付し、その説明は省略するものとし、弦巻ばね12は図を見やすくするために省略する。
図7は繰り出し軸21の分解斜視図であり、前述した繰り出し軸11に代えて設けられたものである。
22は外筒であり、図8に示す平行四辺形のばね板材28を丸め形成して作られる。一方のスリット23は打ち抜き等の加工によって形成されるが、もう一方のスリット24はばね板材28を丸め形成した際の合わせ目によって形成される。丸めたばね板材28は主軸13に被せられた後、両端をたが25,27で締め付けることによって、外筒22が完成する。
22は外筒であり、図8に示す平行四辺形のばね板材28を丸め形成して作られる。一方のスリット23は打ち抜き等の加工によって形成されるが、もう一方のスリット24はばね板材28を丸め形成した際の合わせ目によって形成される。丸めたばね板材28は主軸13に被せられた後、両端をたが25,27で締め付けることによって、外筒22が完成する。
一方のたが25には、スリット24に相当する位置に、外周面をコ字状に切り起してストッパとなる鏃状部26が形成されている。もう一方のたが27は通常の環状部材である。
本実施の形態は以上の如きもので、その基本的な作用、動作において前述のものと同等の効果を奏するものの、組み立てや分解操作が容易となる利点がある。
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
10…ボビン着脱装置、11,21…繰り出し軸、12…弦巻ばね、13…主軸、14、22…外筒、15…ギア部、16…突起、17…割溝、18,23,24…スリット、
Claims (2)
- 巻回物を支持するためのボビンを回転軸に着脱する為の装置であって、前記ボビンに内接する弦巻ばねと、該弦巻ばねの軸中心に設けられ、前記弦巻ばねの両端に捻りを加えるように設けられた繰り出し軸と、該繰り出し軸を繰り出し位置で止めるためのストッパとからなるボビン着脱装置。
- 前記繰り出し軸は、捻りを加えるのと同時に引っ張り力を加えるものである、請求項1に記載のボビン着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007088120A JP2008247506A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | ボビン着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007088120A JP2008247506A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | ボビン着脱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008247506A true JP2008247506A (ja) | 2008-10-16 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007088120A Pending JP2008247506A (ja) | 2007-03-29 | 2007-03-29 | ボビン着脱装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008247506A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105600591A (zh) * | 2016-01-27 | 2016-05-25 | 张广山 | 一种正反捻六角网机网丝缠绕器 |
CN109534092A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-03-29 | 国网浙江省电力有限公司磐安县供电公司 | 一种收线装置 |
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2007
- 2007-03-29 JP JP2007088120A patent/JP2008247506A/ja active Pending
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