JP2008242135A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部を冷却する冷却装置を備え、冷却装置は、外装筐体に設けられた吸気口から、外気を吸気する2つのシロッコファン65,66と、外気を吸気口から2つのシロッコファン65,66に導く1つの吸気口側ダクト61とを備え、2つのシロッコファン65,66は、それぞれの回転軸65A,66A同士を交差させるように配置され1つの吸気口側ダクト61に取り付けられている。
【選択図】図7
Description
この種のプロジェクタは、発熱する装置(例えば、液晶パネルや電源装置等の冷却対象)を内蔵しており、各種の装置を正常に動作させるために、このような発熱する装置(冷却対象)を冷却することが求められている。そこで、この種のプロジェクタでは、外装筐体の内部における冷却対象を冷却するための冷却ファンを備える(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
また、特許文献2に記載のプロジェクタでは、光学系と重畳するように冷却ファンを設けているので、光学系と外装筐体との間のスペースを確保しなければならず、プロジェクタ全体として嵩張る問題が指摘されていた。
したがって、プロジェクタ全体の小型化を図ることができながら、内蔵される冷却対象を効率的に冷却することができる。
このプロジェクタによれば、吸気口側ダクトの内部には、2つのシロッコファンのそれぞれに対しての流路を形成する仕切り壁部が設けられているので、2つのシロッコファン同士の互いの冷却能力を異にする場合や、冷却対象に吹き当てる風量を適宜設定したい場合であっても、その冷却能力や所望吹き当て風量にあわせて、吸気口側ダクト内部の領域を設定することができる。したがって、冷却対象をより効率的に冷却することができる。
このプロジェクタによれば、画像投射装置の投射方向側に、投射される光学像の位置を調整する投射位置調整装置が配設されているので、投射方向側に冷却装置を配置するとプロジェクタが大型化してしまう。投射位置調整装置を備えるプロジェクタにおいて上述の構成とすることにより、さらに効果的にプロジェクタの小型化を図ることができる。
プロジェクタ1は、図1および図2に示すように、外装筐体2、画像投射装置G、電源ユニット5、冷却装置6、ランプ駆動回路(バラスト)7、排気ファンユニット8、および図示しない制御基板等を備えて大略構成される。また、画像投射装置Gは、投射レンズ3、光学ユニット4を備えて構成される。なお、図示しない制御基板は、光学ユニット4、電源ユニット5、冷却装置6、ランプ駆動回路(バラスト)7、および排気ファンユニット8と電気的に接続され、これらを制御する。
光学ユニット4は、図3に示すように、平面視略L字形状を有し、前記制御基板による制御の下、光源装置から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応したカラー画像を形成するユニットである。
この光学ユニット4は、図3に示すように、光源装置41と、均一照明光学装置42と、色分離光学装置43と、リレー光学装置44と、光学装置45と、光学部品用筐体46とを備える。
また、ランプ駆動回路(バラスト)7は、光源装置41を構成する光源ランプ411を駆動させる回路であり、平面視略L字形状に構成された光学ユニット4の外側に配設される。
また、排気ファンユニット8は、プロジェクタ1内部に滞留する温められた空気を吸気し、外装筐体2に設けられた排気口(不図示)を介してプロジェクタ1外部に排気するものであり、詳細については図示しないが、軸流ファンとダクトとを備えて構成される。
冷却装置6は、図4に示すように、外気を吸気口213からプロジェクタ1内部に、冷却風として導入し、その冷却風としての外気を、プロジェクタ1内部に設けられた冷却対象に吹き当てて冷却するものである。なお、この冷却装置6の冷却対象としては、光学装置45の入射側偏光板452および射出側偏光板453を含む液晶パネル451(451R,451G,451B)側、ランプ駆動回路7、および偏光変換素子423である。
冷却装置6は、図5および図6に示すように、外装筐体2の吸気口213と連通状態で接続される1つの吸気口側ダクト61と、この吸気口側ダクト61に接続される2つのシロッコファン65,66と、この2つのシロッコファン65,66からの冷却風を冷却対象に導く2つの吐出側ダクト67,68(図5参照)とを備えて構成される。
例えば、上述の実施形態においては、第1ファン接続開口部632および第2ファン接続開口部633のそれぞれに対応して取り付けられている2つのシロッコファン65,66は、それぞれの回転軸65A,66A同士を略直交させるように吸気口側ダクト61に取り付けられていたが、面632A,633A同士を互いに交差するように設定し、2つのシロッコファン65,66はそれぞれの回転軸65A,66A同士を交差させるように取り付けてられていても良い。上述の実施形態と同様に嵩張りを分散させることができながら、冷却風としての外気を様々な方向に向けて吐出することができるという効果を有する。
Claims (4)
- 光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して拡大投射する画像投射装置と、外気を内部に導入する吸気口を有し前記画像投射装置を内部に収納する外装筐体とを備えたプロジェクタであって、
前記吸気口を介して導入した外気により前記外装筐体の内部を冷却する冷却装置を備え、
前記冷却装置は、ファン回転軸に沿って取り込んだ空気を回転接線方向に沿って吐出する第1シロッコファンおよび第2シロッコファンと、
前記吸気口を介して導入された外気を、前記第1シロッコファンおよび前記第2シロッコファンに導く1つの吸気口側ダクトとを備え、
前記第1シロッコファンおよび前記第2シロッコファンは、それぞれの回転軸同士を交差させるように配設されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
前記吸気口側ダクトの内部には、前記第1シロッコファンおよび前記第2シロッコファンのそれぞれに対しての流路を形成する仕切り壁部が設けられていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
前記冷却装置は、前記画像投射装置に対して、前記画像投射装置の投射方向とは反対側の位置に配設され、
前記第1シロッコファンは、取り込んだ空気を前記画像投射装置側に向けて吐出するように配設され、
前記第2シロッコファンは、取り込んだ空気を前記投射方向と略直交する方向に吐出するように配設されていることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項3に記載のプロジェクタにおいて、
前記画像投射装置は、前記画像投射装置の投射方向側に、投射される光学像の位置を調整する投射位置調整装置を備えることを特徴とするプロジェクタ。
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