JP2008239571A - アミン化合物、電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、新規のアミン化合物、電荷輸送物質として該アミン化合物を感光層中に含有する電子写真感光体、及びその電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
近年、複写機やプリンターなどの電子写真装置には、有機の電荷発生物質および電荷輸送物質を含有する感光層を有する電子写真感光体(有機電子写真感光体)が広く用いられている。
電子写真感光体の電位特性(感度や残留電位)は、感光層に用いる材料の種類に依存する。例えば、電荷発生物質に関しては電荷発生効率に優れる材料を選択し、また、電荷輸送物質に関しては電荷発生物質からの電荷注入効率に優れる材料を選択し、感光層内において電荷の移動度が高い材料を選択することが電子写真感光体の電位特性の向上につながる。
昨今の電子写真装置の高速化(プロセススピードの高速化)に伴い、電荷の高移動度化が重要となってきている。電荷が高移動度化すると、帯電−露光という1プロセス間での感光体中の電荷の滞留が生じにくくなり、繰り返し使用時の電位の変動が抑えられ、結果として出力画像の安定性が高まると考えられる。
また、出力画像中に前回転時に光が照射された部分のみ次の回転で表面電位が低下し、画像の濃度が濃くなる、いわゆるポジゴーストの出現や、繰り返し使用時の電位の変動による画像安定性の低下を防止する必要がある。
電荷移動度が高い電荷輸送物質として、2つのトリアリールアミン構造を有するアミン化合物が知られている(特許文献1、特許文献2)。
特開2002−023398号公報
特開2004−168726号公報
本発明の目的は、高電荷移動度を示す新規なアミン化合物を提供することにある。
また、本発明の目的は、上記アミン化合物を用いた電子写真感光体であって、ポジゴーストや繰り返し使用時の電位の変動を低減する電子写真感光体を提供することにある。
また、本発明の目的は、上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供することにある。
本発明は、下記式(1)で示される構造を有することを特徴とするアミン化合物である。
(式(1)中、Ar1〜Ar3は置換もしくは無置換のアリール基を示す。B1、B2は水素、アルキル基またはシクロヘキセニル基から選ばれる基を示す。)
また、本発明は、電荷発生物質および電荷輸送物質を含有する感光層を有する電子写真感光体において、電荷輸送物質が上記アミン化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体である。
また、本発明は、電荷発生物質および電荷輸送物質を含有する感光層を有する電子写真感光体において、電荷輸送物質が上記アミン化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体である。
また、本発明は、上記電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジである。
また、本発明は、上記電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有することを特徴とする電子写真装置である。
本発明によれば、高電荷移動度を示すアミン化合物を提供することができる。
また、上記アミン化合物を電荷輸送物質として用いた電子写真感光体において、ポジゴーストを低減する。また、繰り返し使用時でも安定した電位が得られ、画像安定性が向上する。
また、本発明によれば、上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することができる。
本発明は、下記一般式(1)で示される構造を有することを特徴とするアミン化合物である。
(式(1)中、Ar1〜Ar3は置換もしくは無置換のアリール基を示す。B1、B2は水素、アルキル基またはシクロヘキセニル基から選ばれる基を示す。)
具体的には、前記アリール基としては、フェニル基、9,9−ジメチルフルオレニル基、ナフチル基、ピレニル基、フェナントリル基が挙げられる。
具体的には、前記アリール基としては、フェニル基、9,9−ジメチルフルオレニル基、ナフチル基、ピレニル基、フェナントリル基が挙げられる。
また前記アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基(n−プロピル基、i−プロピル基)が挙げられる。
前記アリール基の置換基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基(n−プロピル基、i−プロピル基)、ブチル基(n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基)といったアルキル基や、フェニル基などのアリール基が挙げられる。
また置換基の数としては、溶剤に対する溶解性の観点から1個または2個が好ましい。
前記一般式(1)中のAr1〜Ar3において、前記で示した基の中で、より電荷移動度が高いという観点で、好ましくは、アルキル置換アリール基、更に好ましくは、アルキル置換フェニル基で、より具体的には、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基が挙げられ、その中でも4−メチルフェニル基が特に好ましい。
以下に、本発明のアミン化合物の例示化合物を示すが、本発明は、これらに限定されるものではない。
例示化合物1−1
例示化合物1−2
例示化合物1−3
例示化合物1−4
例示化合物1−5
例示化合物1−6
例示化合物1−7
例示化合物1−8
これらの中でも、例示化合物1−1、例示化合物1−2が高移動度を示すという点で好ましく、例示化合物1−1がより一層好ましい。
なお一般式(1)で示されるアミン化合物の合成方法としては、特に限定はしないが、例えば、下記式(3)を出発原料として、芳香族ハロゲン化物とUllmann反応を行ってもよい。芳香族ハロゲン化物は特に限定はしないが、例えば、下記式(6)〜(9)で示される化合物が挙げられる。
ただし、一般式(1)中のAr1〜Ar3が異なる場合、アセチル化剤として例えば無水酢酸を用いて、アセチル基を有する下記式(4)で示される化合物を合成した上で、芳香族ハロゲン化物とUllmann反応を行う。続いて、下記式(6)〜(9)で示される化合物とUllmann反応を行い、その後、脱アセチル化剤として例えば酸や塩基を用いて下記式(5)(式(5)中、Ar1、Ar3は式(1)中のAr1、Ar3と同じ基を示す)を得て、更に、下記式(5)と芳香族ハロゲン化物を用いてUllmann反応を行いAr1〜Ar3が異なる一般式(1)で示されるアミン化合物を得てもよい。
またあるいは複数種の芳香族ハロゲン化物の仕込み量を調整し、一般式(3)を用いて一回のUllmann合成でAr1〜Ar3が異なるアミン化合物を得ても良い。
また、下記式(3)と塩基や酢酸パラジウム及び芳香族ハロゲン化物とで一般式(1)を合成してもよい。なおここでいう芳香族ハロゲン化物としては例えば下記式(6)〜(13)で示される化合物が挙げられる。ただし、一般式(1)中のAr1〜Ar3が異なる場合は、複数種の芳香族ハロゲン化物の仕込み量を調整し、合成してもよい。
本発明のアミン化合物は、電子写真感光体の電荷輸送物質として用いることができる。
上述のとおり、本発明の電子写真感光体は、支持体および該支持体上に設けられた感光層を有する電子写真感光体であって、前記感光層が前記一般式(1)で示されるアミン化合物を含有する電子写真感光体である。
感光層は、電荷輸送物質と電荷発生物質を同一の層に含有する単層型感光層であっても、電荷発生物質を含有する電荷発生層と電荷輸送物質を含有する電荷輸送層とに分離した積層型(機能分離型)感光層であってもよいが、電子写真特性の観点からは積層型感光層が好ましい。また、積層型感光層には、支持体側から電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した順層型感光層と、支持体側から電荷輸送層、電荷発生層の順に積層した逆層型感光層があるが、電子写真特性の観点からは順層型感光層が好ましい。また、電荷発生層を積層構造としてもよく、また、電荷輸送層を積層構成としてもよい。
電荷輸送層が複数の層から構成された層である場合、本発明のアミン化合物は、感光層を構成する層のうち少なくとも1層に含有されていればよい。
支持体としては、導電性を有していればよく(導電性支持体)、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレスなどの金属製(合金製)の支持体を用いることができる。また、アルミニウム、アルミニウム合金、酸化インジウム−酸化スズ合金などを真空蒸着によって被膜形成した層を有する上記金属製支持体やプラスチック製支持体を用いることもできる。また、カーボンブラック、酸化スズ粒子、酸化チタン粒子、銀粒子などの導電性粒子を適当な結着樹脂と共にプラスチックや紙に含浸した支持体や、導電性結着樹脂を有するプラスチック製の支持体を用いることもできる。また、支持体の形状としては、円筒状、ベルト状などが挙げられるが、円筒状が好ましい。
また、支持体の表面は、レーザー光などの散乱による干渉縞の防止などを目的として、切削処理、粗面化処理、複合電界研磨、アルマイト処理を施してもよい。
支持体と感光層(電荷発生層、電荷輸送層)または後述の中間層との間には、レーザー光などの散乱による干渉縞の防止や、支持体の傷の被覆を目的とした導電層を設けてもよい。
導電層は、カーボンブラック、金属粒子、金属酸化物粒子の導電性粒子を結着樹脂に分散させて形成することができる。
導電層の膜厚は5〜40μmであることが好ましく、特には10〜30μmであることがより好ましい。
また、支持体または導電層と感光層(電荷発生層、電荷輸送層)との間には、バリア機能や接着機能を有する中間層を設けてもよい。中間層は、感光層の接着性改良、塗工性改良、支持体からの電荷注入性改良、感光層の電気的破壊に対する保護のために形成される。
中間層は、アクリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、エチルセルロース樹脂、エチレン−アクリル酸コポリマー、エポキシ樹脂、カゼイン樹脂、シリコーン樹脂、ゼラチン樹脂、ナイロン、フェノール樹脂、ブチラール樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアリルエーテル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ユリア樹脂や、酸化アルミニウムの材料を用いて形成することができる。
中間層の膜厚は0.05〜5μmであることが好ましく、特には0.3〜1μmであることがより好ましい。
本発明の電子写真感光体に用いられる電荷発生物質としては、例えば、モノアゾ、ジスアゾ、トリスアゾなといったアゾ顔料や、金属フタロシアニン、非金属フタロシアニンといったフタロシアニン顔料や、インジゴ、チオインジゴといったインジゴ顔料や、ペリレン酸無水物、ペリレン酸イミドといったペリレン顔料や、アンスラキノン、ピレンキノン、ジベンズピレンキノンといった多環キノン顔料や、スクワリリウム色素や、ピリリウム塩およびチアピリリウム塩や、トリフェニルメタン色素や、セレン、セレン−テルル、アモルファスシリコンといった無機物質や、キナクリドン顔料や、アズレニウム塩顔料や、キノシアニンなどのシアニン染料や、アントアントロン顔料や、ピラントロン顔料や、キサンテン色素や、キノンイミン色素や、スチリル色素や、硫化カドミウムや、酸化亜鉛が挙げられる。これら電荷発生物質は1種のみ用いてもよく、2種以上用いてもよい。
また、これら電荷発生物質の中でも、感度の観点から、フタロシアニン顔料やアゾ顔料が好ましく、中でもフタロシアニン顔料がより好ましい。
また、フタロシアニン顔料の中でも、特にオキシチタニルフタロシアニンあるいはクロロガリウムフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料が優れた電荷発生効率を示す。
さらに、ヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料の中でも、電位特性の安定性の観点から、CuKαのX線回折におけるブラッグ角2θが7.4±0.3、28.2±0.3に強いピークを有する結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニンがより好ましい。
感光層が積層型感光層である場合、電荷発生層に用いられる結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、スチレン−ブタジエンコポリマー、ナイロン、ブチラール樹脂、ベンザール樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアリルエーテル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリビニルアセタール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリプロピレン樹脂、メタクリル樹脂、ユリア樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマー、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂が挙げられる。特には、ブチラール樹脂が好ましい。これらは単独、混合または共重合体として1種または2種以上用いることができる。
電荷発生層は、電荷発生物質を結着樹脂および溶剤と共に分散して得られる電荷発生層用塗布液を塗布し、これを乾燥させることによって形成することができる。分散方法としては、ホモジナイザー、超音波分散機、ボールミル、サンドミル、ロールミル、振動ミル、アトライター、液衝突型高速分散機を用いた方法が挙げられる。電荷発生物質と結着樹脂との割合は、0.3:1〜10:1(質量比)の範囲が好ましい。
電荷発生層用塗布液に用いられる溶剤は、使用する結着樹脂や電荷発生物質の溶解性や分散安定性から選択されるが、有機溶剤としてはアルコール、スルホキシド、ケトン、エーテル、エステル、脂肪族ハロゲン化炭化水素、芳香族化合物が挙げられる。
電荷発生層の膜厚は5μm以下であることが好ましく、特には0.1〜2μmであることがより好ましい。
また、電荷発生層には、種々の増感剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤を必要に応じて添加することもできる。
本発明の電子写真感光体に用いられる電荷輸送物質は、前記一般式(1)で示されるアミン化合物と前記一般式(1)で示されるアミン化合物以外のアミン化合物とを含有し、前記一般式(1)で示されるアミン化合物は2種以上併用してもよい。
前記一般式(1)で示されるアミン化合物以外のアミン化合物としては、前記一般式(1)で示されるアミン化合物以外のトリアリールアミン化合物、ヒドラゾン化合物、スチリル化合物、スチルベン化合物、ブタジエン化合物が挙げられる。これらの中でも、トリアリールアミン化合物を併用することが好ましく、その中でも、下記一般式(2)で示されるアミン化合物が、本発明の電位変動を抑えるという効果に対してより好ましい。
具体的には前記一般式(2)中のAr4〜Ar7は、それぞれ独立に、置換もしくは無置換のアリール基を示し、アリール基及びそれに置換してもよい置換基としては、前記一般式(1)中のAr1〜Ar3で示した基と同様である。その中でもより好ましい基としては4−メチルフェニル基が挙げられる。
感光層(電荷輸送層)中の前記一般式(1)で示されるアミン化合物は、少量の含有量でも電位変動を抑えることが可能である。また、帯電の安定性の観点から、感光層(電荷輸送層)中の電荷輸送物質全質量に対して50質量%以下であることがより好ましい。
感光層が積層型感光層である場合、電荷輸送層に用いられる結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、アクリロニトリル樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアリルエーテル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリプロピレン樹脂、メタクリル樹脂が挙げられる。特には、ポリアリレート樹脂、ポリカーボネート樹脂が好ましい。これらは単独、混合または共重合体として1種または2種以上用いることができる。
電荷輸送層は、電荷輸送物質と結着樹脂を溶剤に溶解して得られる電荷輸送層用塗布液を塗布し、これを乾燥させることによって形成することができる。電荷輸送物質と結着樹脂との割合は、0.3:1〜10:1(質量比)の範囲が好ましい。また、クラックを防止する観点から、乾燥温度は60〜150℃が好ましく、特には80℃〜120℃がより好ましい。また乾燥時間は10〜60分が好ましい。
電荷輸送層用塗布液に用いられる溶剤としては、プロパノール、ブタノールなどのアルコール(特に炭素原子数3以上のアルコール)、アニソール、トルエン、キシレン、クロロベンゼンなどの芳香族炭化水素やメチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサンが用いられる。
また、電荷輸送層を積層構成とする場合は、電子写真感光体の支持体側の電荷輸送層を前記一般式(1)で示される構造を有するアミン化合物を含有する電荷輸送層とし、電子写真感光体の表面側の電荷輸送層については、電子写真感光体の機械的強度を高めるために、連鎖重合性官能基を有する電荷輸送物質を重合および/または架橋させることによって硬化させてなる層とすることが好ましい。連鎖重合性官能基としては、例えば、アクリル基、アルコキシシリル基、エポキシ基が挙げられる。連鎖重合性官能基を有する電荷輸送物質を重合および/または架橋させるためには、熱、光、電子線を用いることができる。
電子写真感光体の感光層が積層型感光層であって、積層型感光層を構成する電荷輸送層が1層である場合、その電荷輸送層の膜厚は5〜40μmであることが好ましく、特には8〜30μmであることがより好ましい。
電荷輸送層を積層構成とした場合、電子写真感光体の支持体側の電荷輸送層の膜厚は、5〜30μmであることが好ましく、電子写真感光体の表面側の電荷輸送層については、1〜20μmであることが好ましい。
感光層が単層型感光層である場合、該単層型感光層は、上記電荷発生物質および上記電荷輸送物質を上記結着樹脂および上記溶剤と共に分散して得られる単層型感光層用塗布液を塗布し、これを乾燥させることによって形成することができる。
また、電荷輸送層には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤を必要に応じて添加することもできる。
本発明の感光層上には、該感光層を保護することを目的とした保護層を設けてもよい。保護層は、上述した各種結着樹脂を溶剤に溶解して得られる保護層用塗布液を塗布し、これを乾燥させることによって形成することができる。また、樹脂モノマーあるいはオリゴマーを溶剤に溶解して得られる保護層用塗布液を塗布し、これを硬化および/または乾燥させることによって保護層を形成してもよい。硬化には、光、熱または放射線(電子線など)を用いることができる。
保護層の膜厚は0.5〜10μmであることが好ましく、特には1〜7μmであることが好ましい。
また、保護層には、導電性粒子を必要に応じて添加することもできる。
上記各層の塗布液を塗布する際には、例えば、浸漬塗布法(浸漬コーティング法)、スプレーコーティング法、スピンナーコーティング法、ローラーコーティング法、マイヤーバーコーティング法、ブレードコーティング法などの塗布方法を用いることができる。
また、電子写真感光体の最表面の層(表面層)には、シリコンオイル、ワックス、ポリテトラフルオロエチレン粒子、シリカ粒子、アルミナ粒子、チッカホウ素といった潤滑剤を含有させてもよい。
図1に、本発明の電子写真感光体を有するプロセスカートリッジを備えた電子写真装置の概略構成の一例を示す。
図1において、1は円筒状の電子写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。
回転駆動される電子写真感光体1の表面は、帯電手段(一次帯電手段:帯電ローラーなど)3により、正または負の所定電位に均一に帯電され、次いで、スリット露光やレーザービーム走査露光などの露光手段(不図示)から出力される露光光(画像露光光)4を受ける。こうして電子写真感光体1の表面に、目的の画像に対応した静電潜像が順次形成されていく。
電子写真感光体1の表面に形成された静電潜像は、現像手段5の現像剤に含まれるトナーにより現像されてトナー像となる。次いで、電子写真感光体1の表面に形成担持されているトナー像が、転写手段(転写ローラーなど)6からの転写バイアスによって、転写材供給手段(不図示)から電子写真感光体1と転写手段6との間(当接部)に電子写真感光体1の回転と同期して取り出されて給送された転写材(紙など)Pに順次転写されていく。
トナー像の転写を受けた転写材Pは、電子写真感光体1の表面から分離されて定着手段8へ導入されて像定着を受けることにより画像形成物(プリント、コピー)として装置外へプリントアウトされる。
トナー像転写後の電子写真感光体1の表面は、クリーニング手段(クリーニングブレードなど)7によって転写残りの現像剤(トナー)の除去を受けて清浄面化され、さらに前露光手段(不図示)からの前露光光(不図示)により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用される。なおトナー像転写後のクリーニング手段については設けずにクリーナーレスとしてもよい。また、図1に示すように、帯電手段3が帯電ローラーなどを用いた接触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではない。
上述の電子写真感光体1、帯電手段3、現像手段5、転写手段6およびクリーニング手段7などの構成要素のうち、複数のものを容器に納めてプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの電子写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。図1では、電子写真感光体1と、帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段7とを一体に支持してカートリッジ化して、電子写真装置本体のレールなどの案内手段10を用いて電子写真装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ9としている。
なお、本発明において、X線回折の測定は、CuKα線を用いて次の条件で行った。
使用測定機:マック・サイエンス社製、全自動X線回折装置MXP18
X線管球:Cu
管電圧:50kV
管電流:300mA
スキャン方法:2θ/θスキャン
スキャン速度:2deg./min
サンプリング間隔:0.020deg.
スタート角度(2θ):5deg.
ストップ角度(2θ):40deg.
ダイバージェンススリット:0.5deg.
スキャッタリングスリット:0.5deg.
レシービングスリット:0.3deg.
湾曲モノクロメーター使用
X線管球:Cu
管電圧:50kV
管電流:300mA
スキャン方法:2θ/θスキャン
スキャン速度:2deg./min
サンプリング間隔:0.020deg.
スタート角度(2θ):5deg.
ストップ角度(2θ):40deg.
ダイバージェンススリット:0.5deg.
スキャッタリングスリット:0.5deg.
レシービングスリット:0.3deg.
湾曲モノクロメーター使用
以下に、具体的な実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例中の「部」は「質量部」を意味する。
(実施例1)
例示化合物1−1で示されるアミン化合物を以下のとおりにして合成した。
例示化合物1−1で示されるアミン化合物を以下のとおりにして合成した。
前記式(3)で示される化合物20部、4−ヨードトルエン52.3部、炭酸カリウム29.0部および銅触媒15.2部を混合し、o−ジクロロベンゼン20ml中で攪拌しながら190℃まで昇温させて12時間還流させた。反応終了後、トルエン100mlを加えて濾過し、洗浄した後、溶剤を減圧留去した。得られた残留物をへキサン/トルエンの比率が5/1である混合溶剤20mlに溶解させ、110部のシリカと展開溶剤としてへキサン/トルエンの比率が4/1である混合溶剤を用いてシリカゲルカラムクロマトを行った。さらにその後、溶剤を減圧留去し、得られた残留物を、へキサンを用いて加熱溶解後、冷却し、結晶出しを行った。得られた結晶をろ過、乾燥し、例示化合物1−1で示されるアミン化合物を得た。収量14部、収率42.7%、HPLC純度96.1%であった。
なお本発明において、HPLC純度の測定は、次の条件で行った。
使用測定機:HEWLETT PACKARD社製、SERIES1100
HPLCカラム:Shodex社製、ODSpak F−411
展開液:MeOH/THF=80/20 (体積比)
展開速度:1.5mL/min
サンプル注入量:0.8μl
検出波長:310nm
測定用サンプル:測定試料10mgを溶媒としてTHF0.5mlに溶解させ、調製した。
HPLCカラム:Shodex社製、ODSpak F−411
展開液:MeOH/THF=80/20 (体積比)
展開速度:1.5mL/min
サンプル注入量:0.8μl
検出波長:310nm
測定用サンプル:測定試料10mgを溶媒としてTHF0.5mlに溶解させ、調製した。
得られた上記式(1−1)で示されるアミン化合物のIRスペクトルを図2に、1H−NMRスペクトルを図3に示す。
測定装置および条件は以下のとおりである。
・NMR
測定装置:FT NMR装置 JNM−EX400(日本電子(株)製)
測定周波数:400MHz
パルス条件:5.0μS
データポイント:32768
周波数範囲:10500Hz
積算回数:100回
測定温度:25℃
測定用サンプル:測定試料50mgを直径5mmのサンプルチューブに入れ、溶媒としてCDCl3(TMS0.05%)を添加することによって調製した。
測定装置:FT NMR装置 JNM−EX400(日本電子(株)製)
測定周波数:400MHz
パルス条件:5.0μS
データポイント:32768
周波数範囲:10500Hz
積算回数:100回
測定温度:25℃
測定用サンプル:測定試料50mgを直径5mmのサンプルチューブに入れ、溶媒としてCDCl3(TMS0.05%)を添加することによって調製した。
・IR
測定装置:FT−IR420(日本分光(株)製)
分解能:4cm−1
積算回数:32回
測定用サンプル:測定試料5mgをKBrに混合することによって調製した。
測定装置:FT−IR420(日本分光(株)製)
分解能:4cm−1
積算回数:32回
測定用サンプル:測定試料5mgをKBrに混合することによって調製した。
1H−NMRスペクトルより得られたCDCl3中TMS基準の化学シフト(ppm)を以下に示す。
7.19(t):2H,
6.88〜7.13(m):17H,
1.10〜2.56(m):36H,
0.88(s):1.0H,
(実施例2)
10%の酸化アンチモンを含有する酸化スズで被覆した酸化チタン粉体50部、レゾール型フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、メタノール5部及びシリコーンオイル(ポリジメチルシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量3000)0.002部を、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で2時間分散して、干渉縞防止層用塗布液を調製した。導電性支持体としてのアルミニウムシリンダー(直径30mm、長さ357.5mmの引き抜き管)上に、この塗布液を浸漬塗布し、30分間140℃で乾燥させ、膜厚が20μmの干渉縞防止層を形成した。
6.88〜7.13(m):17H,
1.10〜2.56(m):36H,
0.88(s):1.0H,
(実施例2)
10%の酸化アンチモンを含有する酸化スズで被覆した酸化チタン粉体50部、レゾール型フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、メタノール5部及びシリコーンオイル(ポリジメチルシロキサン・ポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量3000)0.002部を、直径0.8mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で2時間分散して、干渉縞防止層用塗布液を調製した。導電性支持体としてのアルミニウムシリンダー(直径30mm、長さ357.5mmの引き抜き管)上に、この塗布液を浸漬塗布し、30分間140℃で乾燥させ、膜厚が20μmの干渉縞防止層を形成した。
次に、ナイロン6−66−610−12四元ナイロン共重合体樹脂(商品名:CM8000、東レ社製)2.5部とN−メトキシメチル化6ナイロン樹脂(商品名:トレジンEF−30T、ナガセケムテックス製、メトキシメチル化率:28〜33wt%)7.5部をメタノール190部に溶解し、中間層用塗布液を調整した。前記干渉縞防止層上に、この塗布液を浸漬塗布し、10分間110℃で乾燥させ、膜厚が0.5μmの中間層を形成した。
次に、CuKα特性X線回折におけるブラッグ2θが7.4±0.3、28.2±0.3に強いピークを有す結晶形のヒドロキシガリウムフタロシアニン4部と下記式(A)で示される化合物0.04部とを、シクロヘキサノン100部にポリビニルブチラール樹脂(商品名:エスレックBX−1.積水化学工業(株)製)2部を溶解させた液に加え、直径1mmのガラスビーズを用いたサンドミル装置で23±3℃雰囲気下1時間分散し、分散後、酢酸エチル100部を加えることによって、電荷発生層用塗布液を調製した。
この電荷発生層用塗布液を中間層上に浸漬塗布し、これを10分間100℃で乾燥させることによって、膜厚が0.22μmの電荷発生層を形成した。
次に、例示化合物1−1で示されるアミン化合物46.7部および下記化合物(2−1)で示されるアミン化合物23.3部とポリカーボネート樹脂(商品名:ユーピロンZ400、三菱ガス化学(株)製)100部を、クロロベンゼン450部とメチラール100部の混合溶媒に溶解して、固形分23.6%の電荷輸送用塗布液とした。液が均一になってから1日放置した後の前記塗布液を電荷発生層上に浸漬塗布し、これを30分間100℃で乾燥させることによって、膜厚23μmの電荷輸送層を形成し、実施感光体を得た。
(実施例3〜5)
実施例2において、例示化合物1−1で示されるアミン化合物の割合を表に記載の割合に変更した以外は実施例1と同様にして実施感光体を作製した。
実施例2において、例示化合物1−1で示されるアミン化合物の割合を表に記載の割合に変更した以外は実施例1と同様にして実施感光体を作製した。
(比較例1)
実施例1において、前記化合物(2−1)で示されるアミン化合物のみにかえ電荷輸送層を形成した以外は、実施例2と同様にして比較感光体を作製した。
実施例1において、前記化合物(2−1)で示されるアミン化合物のみにかえ電荷輸送層を形成した以外は、実施例2と同様にして比較感光体を作製した。
(評価I)
・電荷移動度の評価
実施例2〜5の実施感光体および比較例1の比較感光体の電荷移動度を測定した。
・電荷移動度の評価
実施例2〜5の実施感光体および比較例1の比較感光体の電荷移動度を測定した。
電荷移動度の測定は通常のタイムオブフライト(TOF)法に基づいて行った。サンプルについては、アルミ蒸着されたPETフィルム上に実施例2〜5及び比較例1の電荷輸送層用の塗工液を塗布し、30分間100℃で膜厚7μmの電荷輸送層を設けた。そして、前記電荷輸送層上に厚さ200Åの金電極を蒸着した。測定環境は23℃50%RHの状態で、前記金電極側に負の電圧を印加し、窒素ガスレーザー光を金電極側から試料に照射した。
測定結果を表1に示す。なお、表に記載の電荷移動度は電界強度が2.5×105[V/cm]のときの値である。
(評価II)
・電位変動、ゴースト評価
実施例2〜5の実施感光体および比較例1の比較感光体の電位変動及びゴースト画像を評価した。
・電位変動、ゴースト評価
実施例2〜5の実施感光体および比較例1の比較感光体の電位変動及びゴースト画像を評価した。
評価装置は、キヤノン(株)製の複写機GP405(プロセススピードは210mm/sec、(一次)帯電手段は直流電流に交流電流を重畳したゴムローラー型の接触帯電(帯電ローラー)、露光手段はレーザー像露光、現像手段は1成分磁性ネガトナー非接触現像系、転写手段はローラー型接触転写系、クリーニング手段はゴムブレードをカウンター方向に設定したクリーナー、前露光手段はヒューズランプを用いた前露光)を用いて、上記電子写真感光体をこの装置に設置した。
低温/低湿(温度15℃、湿度10%RH)の雰囲気に評価装置を設置し48時間放置後、測定を開始した。
評価装置の条件としては、帯電ローラーの交流成分を1500Vpp、1500Hzとし、直流成分を−700Vとした。
更に、実施例1の実施感光体を装着し、レーザー光照射時の明部電位(Vl)が−210Vとなるように、レーザー光が挿入される部分にNDフィルターを装着し、調整した。
なお電子写真感光体の表面電位は、評価装置から現像用カートリッジを抜き取り、そこに電位測定装置を挿入し測定を行った。電位測定装置は、現像用カートリッジの現像位置に電位測定プローブを配置する事で構成されており、電子写真感光体に対する電位測定プローブの位置は、ドラム軸方向のほぼ中央、ドラム表面からのギャップを3mmとした。
上記条件下で、各感光体について帯電させた時の初期暗部電位(Vd)、次にレーザー光照射時の初期明部電位(Vl)を測定した。更に、帯電安定性を見るため初期暗減衰(Vdd)を以下の条件で測定した。
感光体の表面電位がVd時に、評価装置の電源を切り、その10秒後の表面電位Vd’を測定し、VdとVd’との差分(Vd−Vd’)を暗減衰(Vdd)とした。
このようにして初期電位を測った後、現像用カートリッジに戻して、10000枚の通紙耐久評価を行った。なお耐久直後の暗部電位(Vd)、明部電位(Vl)、暗減衰(Vdd)も上記と同様の方法で測定した。
初期及び耐久後の電位変動量については以下のように定義し、絶対値が小さいと電位変動が小さいと判断した。
初期暗部電位(Vd)―耐久後暗部電位(Vd)=変動量ΔVd
初期明部電位(Vl)―耐久後明部電位(Vl)=変動量ΔVl
シーケンスはA4サイズ6%印字において、1枚ごとに1回停止する間欠モード(10秒/枚)とした。
初期明部電位(Vl)―耐久後明部電位(Vl)=変動量ΔVl
シーケンスはA4サイズ6%印字において、1枚ごとに1回停止する間欠モード(10秒/枚)とした。
続いて、更に10000枚通紙耐久評価を行い、その直後のゴースト画像(画像濃度差)の評価を行った。
ゴースト画像の評価は前露光を消灯し、転写紙A4サイズ縦方向に印字する際に感光ドラムにおいて1回転目の帯電後に明部電位(Vl)の像露光を行い、2回転目の帯電後に中間調電位(Vht)の露光を行い、現像、転写を行った。これを10枚出力した。得られた転写紙上において、感光ドラム1回転目の電位履歴が2回転目の電位に影響を与えるかを転写紙上の中間調部における画像濃度の差(ゴースト)として評価した。濃度は、マクベス反射濃度計RD−918(マクベス社製)を用いた。なお画像濃度の差の具体的な評価方法としては中間調部において電位履歴のある部分とない部分において濃度を測定し、その濃度差を求めた。この測定を1枚の紙に対して5点行い、5点の平均値を求めた。これを10枚分行い、それらの平均値を求めた(10枚の平均値)。測定結果を表2に示す。標準白色0.01、標準黒色1.0において、濃度差0.030以下を良好とした。なお前記の範囲内であれば、出力画像が耐久を通して安定していると言える。
1 電子写真感光体
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 クリーニング手段
8 定着手段
9 プロセスカートリッジ
10 案内手段
P 転写材
801 電子写真感光体
803 帯電器
804 露光器
8051 電位測定用のプローブ
8052 電位計
806 前露光器
2 軸
3 帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 クリーニング手段
8 定着手段
9 プロセスカートリッジ
10 案内手段
P 転写材
801 電子写真感光体
803 帯電器
804 露光器
8051 電位測定用のプローブ
8052 電位計
806 前露光器
Claims (10)
- 前記Ar1〜Ar3がそれぞれアルキル置換アリール基である請求項1に記載のアミン化合物。
- 前記アルキル置換アリール基が、アルキル置換フェニル基である請求項2に記載のアミン化合物。
- 前記アルキル置換フェニル基が4−メチルフェニル基である請求項3に記載のアミン化合物。
- 支持体ならびに該支持体上に設けられた電荷発生物質および電荷輸送物質を含有する感光層を有する電子写真感光体において、前記電荷輸送物質が前記一般式(1)で示されるアミン化合物と前記一般式(1)で示されるアミン化合物以外のアミン化合物とを含有することを特徴とする電子写真感光体。
- 前記Ar4〜Ar7が、4−メチルフェニル基である請求項6に記載の電子写真感光体。
- 感光層として電荷発生層と電荷輸送層を有する請求項5〜7に記載の電子写真感光体。
- 請求項5〜8のいずれかに記載の電子写真感光体と、帯電手段、現像手段、転写手段およびクリーニング手段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項5〜8のいずれかに記載の電子写真感光体と、帯電手段、露光手段、現像手段および転写手段を有することを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007084687A JP2008239571A (ja) | 2007-03-28 | 2007-03-28 | アミン化合物、電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008239571A true JP2008239571A (ja) | 2008-10-09 |
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ID=39911328
Family Applications (1)
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2007
- 2007-03-28 JP JP2007084687A patent/JP2008239571A/ja active Pending
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