JP2008238695A - 液滴噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリッジの方向転換時において、チューブ内の液体の動圧に起因して生じる液体タンク内の圧力変動を抑制する。
【解決手段】インクジェットプリンタ1は、インクカートリッジ11a〜11d内にインクを貯留し、このインクをインクチューブ12a〜12d及びチューブジョイント13を介して、一旦サブタンク7a〜7d内に貯留した後に、インクジェットヘッドに供給する。インクジェットヘッドは、主走査方向に沿って往復移動するキャリッジ5に固定されている。キャリッジ5が移動方向を転換する際に、インクチューブ12a〜12d内のインクに作用する慣性力によって生じるサブタンク7a〜7d内の圧力変動を抑えるように、ポンプ制御部がポンプ40を制御して、サブタンク7a〜7d内のエアの給排動作を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、液滴を噴射する液滴噴射装置に関する。
液滴噴射装置であるインクジェットプリンタは、本体フレームに固定されたインクカートリッジ(液体貯留容器)と、一方向に往復移動するキャリッジと、キャリッジに搭載され、複数のノズルから液滴を噴射するインクジェットヘッド(液滴噴射ヘッド)とを備えている。さらに、キャリッジには、サブタンク(液体タンク)が搭載されており、インクカートリッジと可撓性を有するチューブを介して接続されている。このインクジェットプリンタは、キャリッジを往復移動させながら、インクジェットヘッドの複数のノズルから記録媒体にインクを噴射して所望の画像などを印刷する。
このようなインクジェットプリンタにおいて、キャリッジがその移動方向を転換する際には、キャリッジに搭載されたサブタンクに接続されたチューブ内のインクに慣性力が作用する。そして、このチューブ内のインクに作用した慣性力によって、チューブ内からサブタンク内にインクが流入、あるいは、サブタンクからチューブ内へインクが流出する。このインクの動圧によって、サブタンク内の圧力、さらにはインクジェットヘッドの背圧が変動してしまい、ノズルからの噴射特性に影響が出てしまう。
そこで、サブタンク内の圧力変動を防止するインクジェットプリンタとして、特許文献1には、ダンパー装置が設けられたサブタンクを有するインクジェットプリンタが開示されている。この特許文献1のダンパー装置は、チューブから供給されたインクが流入する流入口と対峙する位置にダンパー用の可撓性膜を有している。このインクジェットプリンタは、キャリッジがその移動方向を転換する際にチューブ内に生じるインクの動圧を、可撓性膜で吸収している。
特開2005−271546号公報(図13)
しかしながら、記録速度が高速の場合に、キャリッジがその移動方向を転換する際にチューブ内に生じるインクの動圧は非常に大きいため、特許文献1の可撓性膜では十分にチューブ内に生じるインクの動圧を吸収することは難しい。すなわち、チューブ内に生じるインクの動圧を可撓性膜で十分に吸収しようとすると、非常に大きな面積を有する可撓性膜が必要となり、サブタンク及びこのサブタンクを搭載するキャリッジが大型化してしまう。
そこで、本発明の目的は、キャリッジの方向転換時において、チューブ内の液体の動圧に起因して生じる液体タンク内の圧力変動を抑制することが可能な液滴噴射装置を提供することである。
本発明の液滴噴射装置は、液体を貯留する液体貯留容器と、所定の一方向に往復移動可能なキャリッジと、前記キャリッジに搭載され、且つ、液滴を噴射する液滴噴射ヘッドと、同じくキャリッジに搭載されて前記液滴噴射ヘッドと接続されるとともに、前記液体貯留容器と可撓性を有するチューブを介して接続された液体タンクと、前記液体タンクへの気体の供給と前記液体タンクからの気体の排出の両方を行う給排手段と、前記給排手段を制御して、前記液体タンクの内圧を調整する圧力調整手段とを備え、前記圧力調整手段は、前記キャリッジがその移動方向を転換する際に、前記チューブ内の液体に作用する慣性力によって生じる前記液体タンク内の圧力変動を抑えるように、前記給排手段を制御する。
本発明の液滴噴射装置においては、液体貯留容器にチューブを介して接続された液体タンクが、キャリッジとともに往復移動すると、キャリッジが移動方向を転換する際に、チューブ内の液体に慣性力が作用し、チューブ内から液体タンク内への液体の流入、あるいは、液体タンク内からチューブ内への液体の流出によって、液体タンク内の圧力が変動する。そこで、本発明においては、キャリッジが移動方向を転換する際に、圧力調整手段が給排手段を制御して、液体タンク内へ気体を供給、あるいは、液体タンク内から気体の排出を行う。これにより、チューブ内の液体の動圧に起因する液体タンク内の圧力変動を抑制することが可能になる。また、液体タンク内に設けられた可撓性膜により、液体の動圧を吸収する場合に比べて、液体タンク及び液体タンクを搭載するキャリッジを小型化することができる。
また、前記液体タンクは、液体の透過を阻止して気体のみを透過させる気体透過膜を介して、前記給排手段と接続されていることが好ましい。これによると、液体タンク内から気体を排出したときに、気体と一緒に液体が排出されてしまうのを防止することができる。また、液体タンク内に液体と気体が混合された状態(泡立った状態)で存在している場合であっても、気体透過膜を介して気体だけを排出することができ、気液分離を確実に行うことができる。
さらに、前記液滴噴射ヘッドが噴射動作を行う前に、前記圧力調整手段は、前記給排手段を制御して、一旦前記液体タンク内の気体をほぼ完全に排出し、その後改めて、前記液体タンクへ所定量の気体を供給することが好ましい。これによると、液滴噴射ヘッドが噴射動作を行う前に、液体の動圧に起因する圧力変動を吸収するのに必要な所定量の気体が液体タンク内に常に存在する状態となり、噴射動作中(キャリッジ移動中)に発生する圧力変動を確実に抑制することができる。
加えて、前記チューブは、前記キャリッジの位置に関わらず、常に、前記液体タンクから前記キャリッジの移動方向の一方に延びるように構成され、前記キャリッジが前記移動方向の前記一方から他方へ方向を転換する際には、前記圧力調整手段は、前記給排手段に前記液体タンク内へ気体を供給させ、前記キャリッジが前記移動方向の前記他方から前記一方へ方向を転換する際には、前記圧力調整手段は、前記給排手段に前記液体タンク内から気体を排出させることが好ましい。これによると、液体タンクから延びるチューブが常に同じ方向を向いている場合には、キャリッジ移動範囲の一方の端におけるキャリッジの方向転換時には、液体タンク内に液体が流入して液体タンク内の圧力が上昇し、他方の端におけるキャリッジの方向転換時には、液体タンクからチューブへ液体が流出して液体タンク内の圧力が減少する。したがって、圧力調整手段は、液体タンク内の圧力が上昇するときに給排手段に液体タンクから気体を排出させ、液体タンク内の圧力が減少するときには給排手段により液体タンク内に気体を供給させることで、液体タンク内の圧力変動を抑制することができる。
また、前記チューブの前記液体タンクとの接続端部が前記液体タンクに回転不能に固定されていることが好ましい。これによると、チューブの接続端部が液体タンクに固定されている場合は、液体タンクから延びるチューブの向きが常に同じ向きになりやすい。
さらに、前記圧力調整手段は、前記キャリッジの移動速度に応じて、前記給排手段による気体の給排量を変更することが好ましい。液滴径や噴射速度が異なることにより、キャリッジの移動速度が異なる場合には、キャリッジの移動方向が転換する際に生じる、液体の慣性力(動圧)も変わるため、液体タンク内の圧力変動の程度も異なる。そこで、圧力調整手段が、キャリッジの移動速度に応じて、給排手段による気体の給排量を変更することで、液体タンク内の圧力変動をより適切に抑制することができる。具体的には、キャリッジの移動速度が大きく、移動方向転換時に急速に速度が変化する場合には、チューブ内の液体に生じる慣性力、即ち、タンク内の圧力変動が大きいため、給排量を多くする。逆に、キャリッジの移動速度が小さい場合には、給排量を少なくする。
加えて、前記給排手段は、前記液体タンクと前記液体貯留容器の両方に同時に接続されており、前記圧力調整手段は、前記給排手段の前記液体タンクに対する気体の給排動作時に、同時に、前記液体貯留容器に対しても気体の給排動作を行わせて、前記液体貯留容器の内圧を調整してもよい。給排手段により液体タンク内の気体の給排を行うと、液体タンクと液体貯留容器の間の圧力差が変化し、両者間で液体の流れが生じてしまう。そこで、液体タンクに対する気体の給排動作時に、同時に、液体貯留容器に対しても気体の給排動作を行うことで、液体タンクと液体貯留容器との間の圧力差が変化するのを抑えて、液体タンクの内圧調整に伴う液体タンクと液体貯留容器との間の液体の流れを抑制することができる。
また、前記液体貯留容器と前記給排手段との間に設けられ、前記液体貯留容器の前記給排手段との連通状態と、前記液体貯留容器の大気連通状態とを切り換える切換手段をさらに備え、前記給排手段が前記液体タンクに対して気体の給排動作を行うときには、前記切換手段は、前記液体貯留容器を前記給排手段に連通させ、前記給排手段が前記液体タンクに対して気体の給排動作を行わないときには、前記切換手段は、前記液体貯留容器を大気連通状態にしてもよい。これによると、液体タンクに対する気体の給排を行わないときには、液体貯留容器を大気に連通させることで、ヘッドへの液体供給を通常通り行うことができる。
本発明によると、キャリッジの方向転換時において、チューブ内の液体の動圧に起因する圧力変動を抑制することが可能になる。また、液体タンク内に設けられた可撓性膜により、液体の動圧を吸収する場合に比べて、液体タンク及び液体タンクを搭載するキャリッジを小型化することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、記録用紙にインクを噴射して所望の文字や画像などを記録するインクジェットプリンタに本発明を適用した一例である。図1は、本発明に係るインクジェットプリンタの概略的な構成を示す平面図である。以下の説明に当たって、図1において右から左へと向かう方向を主走査方向と定義し、下から上へ向かう方向を副走査方向と定義する。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1(液滴噴射装置)は、本体ケース2内に主走査方向に延在した2本のガイド軸3,4を有している。これら2本のガイド軸3,4には、キャリッジ5が主走査方向に沿って往復移動可能に設置されている。また、本体ケース2内には、キャリッジモータ8が設置され、このキャリッジモータ8の駆動軸には無端ベルト9が巻き掛けられている。無端ベルト9には、キャリッジ5が連結されており、キャリッジモータ8の駆動によって無端ベルト9が走行することにより、キャリッジ5が主走査方向に沿って往復移動する。
キャリッジ5には、主走査方向に沿って並んだ4つのサブタンク7a〜7d(液体タンク)が搭載されている。サブタンク7a〜7dには、後述するインクカートリッジ11a〜11dから供給されたブラックインク、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクがそれぞれ貯留されている。4つのサブタンク7a〜7dの下面には、各サブタンク7a〜7dとの間に流路が接続されたインクジェットヘッド6(液体噴射ヘッド)が設けられている(図2参照)。そして、キャリッジ5には、サブタンク7a〜7d及びインクジェットヘッド6が搭載されている。インクジェットヘッド6は、図示しない複数のノズルを有しており、キャリッジ5の下方(図1中紙面奥方向)において、搬送機構80(図3参照)によって搬送されてきた印刷用紙Pへ、複数のノズルからインクの液滴を噴射して印刷を行う。さらに、キャリッジ5の副走査方向に沿う逆方向端部(図1中下方)には、チューブジョイント13が固定されている。
さらに、本体ケース2には、インクジェットヘッド6に各色のインクを供給する4つのインクカートリッジ11a〜11d(液体貯留容器)が設けられている。インクカートリッジ11a〜11dには、ブラックインク、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクがそれぞれ貯留されている。インクカートリッジ11a〜11d内に貯留されたインクは、可撓性を有するインクチューブ12a〜12d及びチューブジョイント13を介してサブタンク7a〜7dに供給され、一旦サブタンク7a〜7d内に貯留された後に、さらにインクジェットヘッド6に供給される。インクチューブ12a〜12dは、一方の接続端部が左方からチューブジョイント13を介してサブタンク7a〜7dにそれぞれ接続された状態で左方に延びて、本体ケース2の左端側部分で曲がって、右方に延びている。そして、インクチューブ12a〜12dの他方の接続端部は本体ケース2の右側に配置されたインクカートリッジ11a〜11dと接続されている。インクチューブ12a〜12dは、キャリッジ5とともにサブタンク7a〜7dが主走査方向に沿って往復移動した場合においても、常にサブタンク7a〜7dの左方において主走査方向に延在した状態を保持している。
また、本体ケース2内において、キャリッジ5の移動方向一端側(図1中左方)には、フラッシングのときにインクジェットヘッド6のノズルから噴射されたインクを吸収するインク吸収部材14が設けられている。一方、キャリッジ5の移動方向他端側(図1中右方)には、パージ時にノズルからインクを吸引するパージ機構15が設けられており、そのパージ機構15の左方には、ノズル面に付着したインクを払拭するワイパ16が設けられている。
さらに、本体ケース2内には、インクチューブ12a〜12d内に生じるインクの動圧によるサブタンク7a〜7d内の圧力変動を抑制するために、サブタンク7a〜7dに対してエアを給排するポンプ40(給排手段)を有している。ここでは、ポンプ40の一例としてチューブポンプを用いる。ポンプ40は、可撓性を有するエアチューブ41の一端に接続されており、エアチューブ41の他端側は4つに分岐して、4つのサブタンク7a〜7dにそれぞれ接続されている。これにより、ポンプ40は、4つのサブタンク7a〜7dへ同量のエアを供給、または、4つのサブタンク7a〜7dから同量のエアを排出する。
インクカートリッジ11a〜11d、サブタンク7a〜7d及びポンプ40についてさらに詳細に説明する。ここで、各インクカートリッジ11a〜11d及び各サブタンク7a〜7dは、同様の構成であるため、インクカートリッジ11a及びサブタンク7aについて説明する。図2は、インクカートリッジ、サブタンク及びチューブポンプの概略的な構成を示す平面図である。
図2に示すように、インクカートリッジ11aは、略直方体の形状を有し、内部にインクが貯留されている。インクカートリッジ11aの図2中左側の側壁90の内面にインクが接触していない上部には、水平方向に貫通し、インクカートリッジ11a内と大気とを連通させる大気連通部91が形成されている。また、側壁90の内面にインクが接触している下部には、水平方向に貫通し、サブタンク7aへインクを供給するインクチューブ12aに接続されるインク供給部92が形成されている。
サブタンク7aは、インクカートリッジ11aよりも小さな略直方体の形状を有し、インクカートリッジ11aからインクチューブ12aを介して供給されたインクが貯留されている。サブタンク7aの図2中右側の側壁60の上部には、水平方向に貫通したインク導入部61が形成されている。インクカートリッジ11aのインク供給部92とサブタンク7aのインク導入部61とは、インクチューブ12aを介して接続されている。これにより、インクカートリッジ11aからインクチューブ12aを介して、サブタンク7aにインクが供給される。
また、サブタンク7aの底壁62には、開口63が形成されている。そして、この開口63と、インクジェットヘッド6のインク導入口(図示せず)が連通するように、インクジェットヘッド6がサブタンク7aの下側に配置されている。そして、サブタンク7aの開口63からインクジェットヘッド6のインク導入口を介して導入されたインクは、インクジェットヘッド6内に形成されたインク流路(図示せず)を介してノズルから噴射される。なお、ノズルからインクが噴射(消費)されると、サブタンク7a内のインクがインクジェットヘッド6へ供給されることにより減少するため、サブタンク7aの圧力は減少するが、インクカートリッジ11aの内部が大気連通部91により大気と連通しているため、サブタンク7a内にインクが自動的に補充される。
サブタンク7aの上壁64の内面側には、上側に凹んだ凹部65が形成されている。凹部65の上面には、上壁64を水平方向に貫通したエア流路66が形成されており、エア流路66は、エアチューブ41を介してポンプ40に接続されている。凹部65の下面には、気体透過膜70が接着などによって貼り付けられている。気体透過膜70とは、エアは通過させるがエア以外のインクや固体を通過させない膜であり、例えば多孔質のフッ素樹脂膜などが用いられる。これにより、ポンプ40から供給されるエアは、エアチューブ41及びエア流路66を介して、気体透過膜70を透過してサブタンク7a内に供給される。また、サブタンク7a内のエアは、気体透過膜70を透過して、エア流路66及びエアチューブ41を介して、ポンプ40により排出される。このとき、気体透過膜70により、サブタンク7a内からエアを排出したときに、エアと一緒にインクが排出されてしまうのを防止することができる。また、サブタンク7a内にインクとエアが混合された状態(泡立った状態)で存在している場合であっても、気体透過膜70を介してエアだけを排出することができ、気液分離を確実に行うことができる。
次に、インクジェットプリンタ1の電気的構成について、図3を参照しつつ説明する。
図3は、インクジェットプリンタの電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、インクジェットプリンタ1は、全体の動作を制御する制御部50を有している。制御部50には、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、インクジェットプリンタ1の全体動作を制御するための各種プログラムやデータ等が格納されたROM(Read Only Memory)、CPUで処理されるデータ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等が含まれている。
制御部50は、記録制御部51、ポンプ制御部52(圧力調整手段)及びエア量記憶部53を有している。
記録制御部51は、PC等の入力装置200から記録データ等の情報が入力されたときに、搬送機構80を制御して記録用紙Pを用紙搬送方向に搬送させる。また、記録制御部51は、噴射モードを決定し、キャリッジ5とともにインクジェットヘッド6をこの噴射モードに応じた移動速度で移動させて、インクジェットヘッド6の複数のノズルから記録用紙Pに対して、この噴射モードに応じた液滴径のインクを噴射させる。これにより、記録用紙Pに記録データに対応した文字や画像等を記録する。なお、噴射モードとは、記録データに応じたインクジェットヘッド6の複数のノズルから噴射する液滴径や、キャリッジ5の移動速度が異なるモードである。例えば、テキスト記録の場合、複数のノズルから噴射する液滴径を大きくして、キャリッジ5の移動速度を速くする。また、高解像度記録の場合、複数のノズルから噴射する液滴径を小さくして、キャリッジ5の移動速度を遅くする。さらに、記録制御部51は、PC等の入力装置200からパージを行う指令が入力されたときに、パージ機構15によりインクジェットヘッド6のノズルからインクを吸引してパージを行う。
ポンプ制御部52は、キャリッジ5の移動状態及び噴射モードに応じた所定量のエアをサブタンク7a〜7dに供給、あるいは、サブタンク7a〜7dから排出するようにポンプ40を制御する。
エア量記憶部53は、ポンプ40がポンプ制御部52によって制御されて、サブタンク7a〜7dに対して給排するエアの量を、キャリッジ5の移動状態及び噴射モードに応じてあらかじめ記憶している。
次に、ポンプ40のサブタンク7a〜7dに対するエアの給排動作による作用について説明する。
キャリッジ5は、図1中左方に向かって一定速度で移動し、ガイド軸3,4の左方端部近傍で速度を落としながら一旦停止して、右方に移動方向を転換し、右方に向かって一定速度で移動し、ガイド軸3,4の右方端部近傍で速度を落としながら一旦停止して、左方に移動方向を転換する往復移動を繰り返す。このとき、キャリッジ5が一定速度で移動している間に、インクジェットヘッド6のノズルからインクが噴射される。
ここで、キャリッジ5がガイド軸3,4の左方端部近傍で減速しながら一旦停止する際、キャリッジ5が減速することによって、インクチューブ12a〜12d内のインクに左向きの慣性力が発生する。また、キャリッジ5がガイド軸3,4の左方端部近傍で一旦停止した後、方向転換して右方に移動する際、移動が止まっているインクチューブ12a〜12d内のインクに対して、キャリッジ5が右方に移動するため、インクチューブ12a〜12d内のインクに左向きの慣性力が発生する。このとき、インクチューブ12a〜12dがサブタンク7a〜7dにチューブジョイント13を介して図1中左側から接続されていることにより、サブタンク7a〜7dからインクチューブ12a〜12dへインクが流出し、サブタンク7a〜7d内の圧力が減少する。サブタンク7a〜7d内の圧力が減少すると、インクジェットヘッド6内のインク流路において、インクに付与される噴射圧力が減少してしまい、噴射不良や噴射速度変動が起きる。
そこで、キャリッジ5が右方に移動方向を転換する際に、サブタンク7a〜7d内の圧力が減少しないように、サブタンク7a〜7d内にポンプ40からエアを供給し、サブタンク7a〜7d内を加圧する。これにより、サブタンク7a〜7d内の圧力低下を抑制することができる。
また、キャリッジ5は、ガイド軸3,4の右方端部近傍で減速しながら一旦停止する際、キャリッジ5が減速することによって、インクチューブ12a〜12d内のインクに右向きの慣性力が発生する。さらに、キャリッジ5がガイド軸3,4の右方端部近傍で一旦停止した後、方向転換して左方に移動する際、移動が止まっているインクチューブ12a〜12d内のインクに対して、キャリッジ5が左方に移動するため、インクチューブ12a〜12d内のインクに右向きの慣性力が発生する。このとき、インクチューブ12a〜12dがサブタンク7a〜7dにチューブジョイント13を介して図1中左側から接続されていることにより、サブタンク7a〜7dへインクチューブ12a〜12dからインクが流入し、サブタンク7a〜7d内の圧力が増加する。サブタンク7a〜7d内の圧力が増加すると、インクジェットヘッド6内のインク流路において、インクに付与される噴射圧力が増加してしまい、噴射不良や噴射速度変動が起きる。
そこで、キャリッジ5が左方に移動方向を転換する際に、サブタンク7a〜7d内の圧力が増加しないように、ポンプ40によりサブタンク7a〜7d内からエアを排出して、サブタンク7a〜7d内を減圧する。これにより、サブタンク7a〜7d内の圧力上昇を抑制することができる。
ここで、噴射モードが異なれば、記録速度、すなわちキャリッジ5の往復移動速度が異なるため、キャリッジ5のガイド軸3,4の両端において移動方向を転換する際にインクチューブ12a〜12d内のインクに生じる慣性力の大きさが異なり、サブタンク7a〜7d内の圧力変動の程度も異なる。そこで、この噴射モードに応じて、ポンプ40からサブタンク7a〜7dに対するエアの給排量を変更する。記録速度が低速の場合よりも高速の場合の方が、インクチューブ12a〜12d内のインクに作用する慣性力も大きくなり、サブタンク7a〜7d内の圧力変動も大きくなるため、ポンプ40からサブタンク7a〜7dに対するエアの給排量を多くする。これにより、サブタンク7a〜7d内の圧力変動をより適切に抑制することができる。
次に、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1の一連の動作について、図4を参照しつつ説明する。図4は、インクジェットプリンタの一連の動作を示すフローチャートである。
まず、PC200から記録データなどの情報が入力されて、記録を開始するか否か判定する(S1)。PC200から記録指令が入力されてない場合(S1:No)、記録指令が入力されるまで待機する。PC200から記録指令が入力されて、記録を開始する場合(S1:Yes)、記録制御部51が、テキスト記録(高速記録)を行うのか、高解像度記録(低速記録)を行うなどの記録指令に基づいて噴射モードを決定する(S2)。
次に、ポンプ40によってサブタンク7a〜7d内のエアを一旦ほぼ完全に排出する。つまり、サブタンク7a〜7d内のインクが気体透過膜70に接触し、サブタンク7a〜7d内にエアが存在せず、インクが満たされている状態にする(S3)。その後、ポンプ40からサブタンク7a〜7d内に基準となる所定量だけエアを供給する(S4)。
次に、記録が開始されると、記録制御部51によって、キャリッジ5が主走査方向に沿って往復移動を開始する。そして、記録制御部51が、キャリッジ5がガイド軸3,4の両端近傍に位置し、移動方向を転換するか否かを判定する(S5)。キャリッジ5が移動方向を転換せずに、一定速度で左方もしくは右方に移動している場合(S5:No)、ポンプ40からサブタンク7a〜7dに対してエアを給排せず、インクジェットヘッド6のノズルからインクが噴射される。キャリッジ5が移動方向を転換する場合(S5:Yes)、インクジェットヘッド6のノズルからのインクの噴射を停止し、転換位置が左端(インクチューブ12a〜12dの接続端側)であるか判定する(S6)。転換位置が左端である場合(S6:Yes)、ポンプ制御部52によってポンプ40が、この転換位置及び噴射モードに基づいてエア量記憶部53に記憶された所定量のエアを、サブタンク7a〜7d内から供給する(S7)。また、転換位置が左端ではなく、右端である場合(S6:No)、ポンプ制御部52によってポンプ40が、この転換位置及び噴射モードに基づいてエア量記憶部53に記憶された所定量のエアをサブタンク7a〜7d内に排出する(S8)。
そして、記録が終了したか否かを判定する(S9)。記録が終了していない場合(S9:No)、S5に戻って、キャリッジ5が移動方向を転換するのに伴い、ポンプ40からサブタンク7a〜7dに対してエアの給排を繰り返す。記録が終了した場合(S9:Yes)、インクジェットプリンタ1の動作は終了する。
以上説明したインクジェットプリンタ1によれば、次のような効果が得られる。インクカートリッジ11a〜11dにインクチューブ12a〜12dを介して接続されたサブタンク7a〜7dが、キャリッジ5とともに往復移動すると、キャリッジ5が移動方向を転換する際に、インクチューブ12a〜12d内のインクに慣性力が作用し、サブタンク7a〜7d内へのインクの流入、あるいは、サブタンク7a〜7d内からインクチューブ12a〜12d内へのインクの流出によって、サブタンク7a〜7d内の圧力が変動する。そこで、本実施形態においては、キャリッジ5が移動方向を転換する際に、ポンプ制御部52がポンプ40を制御して、サブタンク7a〜7d内へエアを供給、あるいは、サブタンク7a〜7d内からのエアの排出を行う。これにより、インクチューブ12a〜12d内のインクの動圧に起因する圧力変動を抑制することが可能になる。また、サブタンク7a〜7d内に設けられた可撓性膜により、インクの動圧を吸収する場合に比べて、サブタンク7a〜7d及びキャリッジ5を小型化することができる。
さらに、ポンプ40によってサブタンク7a〜7d内のエアを一旦ほぼ完全に排出した後、基準となる所定量だけポンプ40からサブタンク7a〜7d内にエアを供給することにより、インク噴射前に、サブタンク7a〜7d内に、インクの動圧に起因する圧力変動を吸収するのに必要な所定量のエアが常に存在する状態となり、噴射動作中(キャリッジ5移動中)に発生する圧力変動を確実に抑制することができる。
次に、本実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、本実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
図5及び図6に示すように、本体ケース2内に、インクカートリッジ11a〜11d内の圧力を調整するために、インクカートリッジ11a〜11dの大気連通部91の連通状態を切り替える切替バルブ150(切替手段)を有してもよい。切替バルブ150は、3方向の連通状態を切り替えるバルブである。3方向のうちの1方向は、エアチューブ152を介してポンプ40に接続されている。もう1方向は、エアチューブ153を介して大気と連通している。もう1方向は、エアチューブ151を介して、インクカートリッジ11a〜11dの大気連通部91に接続されている。そして、切替バルブ150は、制御部50に制御されることにより、ポンプ40とインクカートリッジ11a〜11dとの間を連通させる連通状態と、大気と連通させる大気連通状態とを切り替える。
キャリッジ5が移動方向を転換する(ポンプ40がサブタンク7a〜7dに対してエアを給排する)際には、切替バルブ150は、ポンプ40とインクカートリッジ11a〜11dとの間を連通させ、ポンプ40からサブタンク7a〜7dに対するエアの給排動作と同様の給排動作を、同時にインクカートリッジ11a〜11dに対しても行う。つまり、ポンプ40からサブタンク7a〜7dにエアを排出する場合には、同様の量のエアを、インクカートリッジ11a〜11dにも供給する。また、ポンプ40によってサブタンク7a〜7dからエアを排出する場合には、同様の量のエアを、インクカートリッジ11a〜11dからも排出する。
これは、ポンプ40によりサブタンク7a〜7d内のエアの給排を行うと、サブタンク7a〜7dとインクカートリッジ11a〜11dの間の圧力差が変化し、両者間でインクの流れが生じてしまう。そこで、サブタンク7a〜7dに対するエアの給排動作時に、同時に、インクカートリッジ11a〜11dに対してもエアの給排動作を行うことで、サブタンク7a〜7dとインクカートリッジ11a〜11dとの間の圧力差が変化するのを抑えて、サブタンク7a〜7dの内圧調整に伴うサブタンク7a〜7dとインクカートリッジ11a〜11dとの間のインクの流れを抑制することができる。
また、キャリッジ5が移動方向を転換せず、一定速度で移動しており、インクジェットヘッド6がインクを噴射している(ポンプ40がサブタンク7a〜7dに対してエアを給排しない)間は、切替バルブ150は、インクカートリッジ11a〜11dを大気に連通させる。これにより、サブタンク7a〜7dに対するエアの給排を行わないときには、インクカートリッジ11a〜11dを大気に連通させることで、インクジェットヘッド6へのインク供給を通常通りスムーズに行うことができる。なお、連通状態を切り替える切替手段としては、切替バルブではなく、切替弁など連通状態を切り替えられるものであればよい。
上述した実施形態においては、ポンプ40から気体透過膜70を介して、サブタンク7a〜7dのエアの給排動作を行っていたが、液体タンク内に液体と気体が混合された状態(泡立った状態)で存在していない、つまり気液分離が十分に行われているなど、ポンプ40からインクが排出される恐れがない場合、気体透過膜70は備えていなくてもよい。
また、上述した実施形態においては、記録開始時に、ポンプ40によってサブタンク7a〜7d内のエアをほぼ完全に排出した後、ポンプ40からサブタンク7a〜7d内に基準となる所定量だけエアを供給していたが、ポンプ40によるサブタンク7a〜7dに対する給排量が同じであれば、この動作は必ずしも行う必要はない。
さらに、上述した実施形態においては、あらかじめエア量記憶部53にキャリッジ5の転換位置及び噴射モードに基づいたポンプ40からサブタンク7a〜7dに対して給排するエアの量を記憶していたが、エア量記憶部53は備えていなくてもよい。この場合、サブタンク7a〜7d内の圧力を検出するセンサを設け、そのセンサから出力された圧力に応じて、ポンプ制御部52がポンプ40を制御して、サブタンク7a〜7dに対してエアを給排してもよい。
加えて、上述した実施形態においては、キャリッジ5の移動速度に応じて、ポンプ40によるサブタンク7a〜7dのエアの給排量を変更していたが、キャリッジ5の移動速度が異なることによるサブタンク7a〜7d内の圧力変動の差が微小である場合においては、キャリッジ5の移動速度に応じて、ポンプ40によるサブタンク7a〜7dに対するエアの給排量を変更しなくてもよい。
また、インクチューブ12a〜12dの延在方向が変わるような場合においては、必ずしもキャリッジ5の転換位置が左端のときにポンプ40からエアを供給し、キャリッジ5の転換位置が右端のときにポンプ40からエアを排出する必要はない。例えば、キャリッジ5の転換位置が右端のときに、インクチューブ12a〜12dが上方または下方(図1中紙面手前方向または奥方向)に撓む場合には、ポンプ40からサブタンク7a〜7dにエアを排出しなくてもよい。キャリッジ5の転換位置が左端の場合においても同様である。ただし、キャリッジ5が左端又は右端の転換位置にいるときの、インクチューブ12a〜12dの延在方向の変化の挙動が事前に予想できる場合には、その挙動からサブタンク7a〜7dの圧力変動を算出し、これを打ち消すようにポンプ40によるエアの給排を行えばよい。
本発明に係るインクジェットプリンタの概略的な構成を示す平面図である。 インクカートリッジ、サブタンク及びチューブポンプの概略的な構成を示す平面図である。 インクジェットプリンタの電気的構成を示すブロック図である。 インクジェットプリンタの一連の動作を示すフローチャートである。 インクジェットプリンタの変形例の概略的な構成を示す平面図である。 インクカートリッジ、サブタンク、切替バルブ及びチューブポンプの概略的な構成を示す平面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
5 キャリッジ
6 インクジェットヘッド
7a〜7d サブタンク
11a〜11d インクカートリッジ
12a〜12d インクチューブ
13 チューブジョイント
40 チューブポンプ
50 制御部
52 ポンプ制御部
53 エア量記憶部
70 気体透過膜
150 切替バルブ

Claims (8)

  1. 液体を貯留する液体貯留容器と、
    所定の一方向に往復移動可能なキャリッジと、
    前記キャリッジに搭載され、且つ、液滴を噴射する液滴噴射ヘッドと、
    同じくキャリッジに搭載されて前記液滴噴射ヘッドと接続されるとともに、前記液体貯留容器と可撓性を有するチューブを介して接続された液体タンクと、
    前記液体タンクへの気体の供給と前記液体タンクからの気体の排出の両方を行う給排手段と、
    前記給排手段を制御して、前記液体タンクの内圧を調整する圧力調整手段とを備え、
    前記圧力調整手段は、前記キャリッジがその移動方向を転換する際に、前記チューブ内の液体に作用する慣性力によって生じる前記液体タンク内の圧力変動を抑えるように、前記給排手段を制御することを特徴とする液滴噴射装置。
  2. 前記液体タンクは、液体の透過を阻止して気体のみを透過させる気体透過膜を介して、前記給排手段と接続されていることを特徴とする請求項1に記載の液滴噴射装置。
  3. 前記液滴噴射ヘッドが噴射動作を行う前に、前記圧力調整手段は、前記給排手段を制御して、一旦前記液体タンク内の気体をほぼ完全に排出し、その後改めて、前記液体タンクへ所定量の気体を供給することを特徴とする請求項2に記載の液滴噴射装置。
  4. 前記チューブは、前記キャリッジの位置に関わらず、常に、前記液体タンクから前記キャリッジの移動方向の一方に延びるように構成され、
    前記キャリッジが前記移動方向の前記一方から他方へ方向を転換する際には、前記圧力調整手段は、前記給排手段に前記液体タンク内へ気体を供給させ、
    前記キャリッジが前記移動方向の前記他方から前記一方へ方向を転換する際には、前記圧力調整手段は、前記給排手段に前記液体タンク内から気体を排出させることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の液滴噴射装置。
  5. 前記チューブの前記液体タンクとの接続端部が前記液体タンクに回転不能に固定されていることを特徴とする請求項4に記載の液滴噴射装置。
  6. 前記圧力調整手段は、前記キャリッジの移動速度に応じて、前記給排手段による気体の給排量を変更することを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の液滴噴射装置。
  7. 前記給排手段は、前記液体タンクと前記液体貯留容器の両方に同時に接続されており、
    前記圧力調整手段は、前記給排手段の前記液体タンクに対する気体の給排動作時に、同時に、前記液体貯留容器に対しても気体の給排動作を行わせて、前記液体貯留容器の内圧を調整することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の液滴噴射装置。
  8. 前記液体貯留容器と前記給排手段との間に設けられ、前記液体貯留容器の前記給排手段との連通状態と、前記液体貯留容器の大気連通状態とを切り換える切換手段をさらに備え、
    前記給排手段が前記液体タンクに対して気体の給排動作を行うときには、前記切換手段は、前記液体貯留容器を前記給排手段に連通させ、
    前記給排手段が前記液体タンクに対して気体の給排動作を行わないときには、前記切換手段は、前記液体貯留容器を大気連通状態にすることを特徴とする請求項7に記載の液滴噴射装置。
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