JP2008237488A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
リーチ目の図柄組合わせや、表示窓内での配列パターンを十分に把握していない遊技者にも認識し易い態様で告知するとともに、リーチ目出現時における損失感を軽減させる遊技機を提供する。
【解決手段】
ボーナス内部当選中にボーナス入賞を取りこぼした場合に変則入賞ラインが有効となるように制御し、通常遊技時に導出表示される所定の小役図柄の組合わせを、該変則入賞ライン上に導出させることによってリーチ目として機能させ、リーチ目を遊技者が認識し易くするとともに、各小役に対応するメダルの払出し枚数を異ならせ、小役の期待値が変則入賞ラインが選択された場合の方が高くなるように設定し、ボーナス役の取りこぼしに伴う損失感を軽減させながら、ボーナス役が内部当選中であることを遊技者に効果的に知らせることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、図柄が配列された複数のリールを回転表示し、遊技者のリール停止ボタン操作によって、すべてのリールの回転が停止した時に現れる図柄の組合わせに基づいて入賞が決定され、所定の払出しが行われるスロットマシンに代表される遊技機に関する。
従来のスロットマシンに代表される遊技機は、遊技機正面の表示窓内に、外周に図柄が配列された3個の回転リールを備えており、外周に配列された図柄は遊技中に遊技者が図柄を目視しやすいように、各リール内側に設けられたランプ又はLED(以下バックライトという)によって背面から照らされている。
遊技者が、メダル投入口にメダルを投入し、スタートレバーを操作すると、各リールは回転を開始してゲームがスタートする。各リールが一斉に回転を始めると、表示窓には図柄が移動して表示される。
遊技者が移動表示される図柄を見ながら各リールに対応する停止ボタンを操作すると、夫々のリールが停止し、入賞ライン上にいずれかの図柄が停止する。
入賞ラインは、横一直線上の上段、中段、下段に3本と、斜め対角線状の直線上に2本設けられており、メダルの投入枚数が1枚、2枚、3枚と増えるに伴って、有効となるラインの本数も1本、3本、5本と増えるようになっている。その結果、有効となっている入賞ライン上に所定の図柄組合わせが揃うと入賞となり、メダルの払出しが行われる。
遊技者は、内部当選が報知された場合等に、その当選している役に対応する図柄を、有効となっている入賞ライン上に停止させるように、タイミングを計って停止ボタンを操作する。
そして有効となっている入賞ライン上に、入賞役に対応する図柄を揃え、入賞させることができれば、その役に対応する枚数のメダルの払出しを受けることができる。また、役に対応する図柄を揃えることができなければ投入したメダルを失うことになる。
図柄組合わせの種類に対応する入賞役(役物ともいう)は、予め決められており、それらの図柄組合わせを入賞ライン上に停止させ、入賞させることができた場合には、その役に応じて払出しが行われる。停止した図柄がビッグボーナス(BB)、或いはレギュラーボーナス(RB)図柄であった場合は、それぞれBB遊技、或いはRB遊技等の特別遊技(ボーナスゲームともいう)に移行でき、遊技者に有利な特典(大きな利益)が付与される。ボーナスゲームは、それぞれ所定の遊技構成が設定されており、例えば、RB遊技は、所定の役物を高確率で入賞させることが可能であり、入賞毎に、例えば、15枚のメダルが払出される。RB遊技は最大12回のゲーム数を消化するか、或いは最大8回の入賞が達成されることにより終了となる。BB遊技は、小役が高確率で発生するBB中一般ゲーム(小役ゲームとも言う)と上記RB遊技を組合わせたものであり、BB遊技中一般ゲームを30回消化するか、BB遊技中のRB遊技が3回実行されると終了なる。尚、近年、BB遊技中のメダル獲得枚数が規定の上限値に達したことを条件に、BB遊技を終了させるようにしたものもある。
また、このような遊技機においては、内部抽選によって当選した入賞役がボーナス役(BB又はRB)であった場合、そのゲームにおいてボーナス役に対応する図柄組合わせを停止させられずに入賞できなくても、次回以降のゲームで入賞させることができるまでフラグは持ち越され、いわゆる内部当選状態となる。
また、このボーナス内部当選状態において、ボーナス役の入賞を取りこぼした場合、所定のハズレ図柄の組合わせ(リーチ目と呼ばれる)を導出表示させ、ボーナスが内部当選中であることを遊技者に告知する遊技機が知られている。
さらに、上記特別遊技状態とは異なる遊技状態であって、所定の開始条件が成立した場合に、所定の確率で発生する特定遊技状態がある。この特定遊技状態としては、例えば、複数のリールのうち、少なくとも1つのリールを無制御にし、遊技者の停止ボタンの操作タイミングによってリールを停止させるCT(チャレンジタイム)や、メダル、或いはクレジットを賭けることなく、次回のゲームを開始できるリプレイゲームを、所定回数、又はその他の所定終了条件が成立するまで継続して実行でき、リプレイ当選確率が、通常遊技状態における当選確率よりも高確率に設定されたRT(リプレイタイム)と呼ばれるものがある。
内部抽選による役物の抽選確率は、射倖性が適正の数値範囲内となるように、遊技状態や、メダルの賭け数に対応して予め設定されている。特に遊技者に大きな利益を付与するボーナス役の当選確率の違いは、遊技者によって投入されたメダル数と遊技者に対して払い出されるメダル数の比率(以下ペイアウト率)に大きな影響が出るため、これらの設定値は、従業員が、遊技機毎に設定手段を操作し、例えば、6段階の設定の中から一つの設定値を選択して設定することができるようになっている。
また、公知の技術として、従来の入賞ラインとは異なる形状の入賞ラインを設け、入賞ライン数を増やすことにより遊技者が当選した入賞役を停止させ易いようにするとともに、ゲーム性を高めた遊技機が開発されている。
例えば、特開2004−73594号公報には、表示窓に停止表示された複数の識別情報(図柄)について、予め定めた図柄関係にある識別情報同士について、その識別情報同士の相対位置関係(識別情報同士の隣接した配置、1つおきの配置、大V字配置、桂馬配置など)を設定し、その相対配置をなしたときに当選するようにした遊技機が開示されている。
また、特開2005−328868号公報には、遊技者の操作により特定図柄表出位置を、所定の入賞ラインとは異なるパターン(小V字パターン、大V字パターン、小逆V字パターン、大逆V字パターン)で選定し得る遊技機が開示されている。
さらには、特開2006−122587号公報では、特定遊技状態(いわゆるRT)において、所定の確率で可変表示装置の表示結果として特別再遊技表示結果(リプレイ+リーチ目又はチャンス目)を導出可能とし、この特別再遊技表示結果は、複数の有効ラインのうちで特別表示結果の導出を許容する旨の決定が持ち越されていないときには通常の再遊技表示結果が導出されることのない特定の有効ライン(対角線の2本)上に導出されるようにした遊技機が開示されている。
特開2004−73594号公報 特開2005−328868号公報 特開2006−122587号公報
しかしながら、上述された従来の遊技機においては、入賞ラインの数が増えることにより、停止した図柄の配置を瞬時に確認することが困難となる。また、リーチ目は通常ハズレ図柄の組合わせのうち所定の図柄組合わせが設定されているか、或いは特許文献3に記載されているように、通常の遊技状態で導出される図柄の組合わせとは異なる図柄の組合わせ態様で導出させるため、各入賞役の図柄組合わせやリーチ目の図柄組合わせ、表示窓内での配列パターンを記憶した上で遊技することが遊技を楽しむ上で重要となる。従って、特に初心者の遊技者は、当たり図柄が入賞しても瞬時に入賞を実感できなかったり、或いは、特別遊技に内部当選している場合であっても、リーチ目を単なるハズレ図柄の組合わせと誤認する等、十分に遊技を楽しむことができないという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、リーチ目を十分に把握していない遊技者にも認識し易い態様で告知するとともに、リーチ目出現時における損失感を軽減させることによって、より興趣に富んだ遊技機を提供する事にある。
本発明は、外周に図柄を配列した複数のリールと、前記複数のリールを個々に回転させるためのリール駆動手段と、前記複数のリールに対応し、前記複数のリールを個々に停止させるための複数のリール停止手段と、遊技毎に抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段による抽選の結果、所定の入賞役に内部当選した場合に、有効な入賞ライン上のいずれかに、前記所定の入賞役に対応する図柄組合わせを停止させるリール停止制御手段と、複数の遊技状態を制御する遊技制御手段を備えた遊技機において、 所定の条件が成立した場合に通常の入賞ラインである前記5本の入賞ラインとは異なる少なくとも一つの変則入賞ラインが有効となるように制御する入賞ライン選択手段と、前記変則入賞ラインに、予め設定された複数の小役のうち、いずれか一つの小役が入賞するように図柄を停止制御する変則入賞ライン停止制御手段とを有し、前記各小役に対応するメダルの払出し枚数を、前記通常入賞ラインに入賞するよりも前記変則入賞ラインに入賞した場合の方が多くなるように設定することによって、1ゲームにおける前記複数の小役の期待値が、前記通常入賞ラインよりも前記変則入賞ラインが選択された場合の方が高くなることを特徴とする。
また、前記入賞ライン選択手段は、前記所定の条件として、前記抽選手段によって抽選される前記複数の入賞役のうち、前記特別遊技に移行できるボーナス役に内部抽選で当選し、前記ボーナス役のフラグが成立しているボーナス内部当選状態において、ボーナス役を入賞させることが出来ない状態であって、且つ前記複数の小役のうち、いずれか一つの小役が当選している場合に、前記変則入賞ラインを有効にするか否かを抽選によって決定することを特徴とする。
また、前記入賞ライン選択手段は、前記所定の条件として、前記抽選手段によって抽選される前記複数の入賞役のうち、前記特別遊技に移行できるボーナス役に内部抽選で当選し、前記ボーナス役のフラグが成立しているボーナス内部当選状態において、ボーナス役を入賞させることが出来ない状態であって、且つ前記複数の小役のうち、いずれか一つの小役が当選している場合に、前記複数のリール停止手段のうち最初に停止操作された前記リール停止手段の操作タイミングに基づいて決定することを特徴とする。
また、前記入賞ライン選択手段は、前記所定の条件として、前記抽選手段によって抽選される前記複数の入賞役のうち、前記特別遊技に移行できるボーナス役に内部抽選で当選し、前記ボーナス役のフラグが成立しているボーナス内部当選状態において、ボーナス役を入賞させることが出来ない状態であって、且つ前記複数の小役のうち、いずれか一つの小役が当選している場合に、前記小役に対応する乱数値に基づいて決定することを特徴とする。
さらには、前記複数の小役に対応する各乱数範囲は、所定の比率で2分されるとともに、一方は前記通常入賞ラインに対応付けられ、他方は前記変則入賞ラインに対応付けられていることを特徴とする。
また、前記複数の小役のうちのいずれか一つが前記変則入賞ライン上に入賞した場合、前記ボーナス役が内部当選していることを遊技者に告知するリーチ目として機能するとともに、前記変則入賞ラインは、前記通常の入賞ラインと異なるパターンで構成されていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、通常遊技時に導出表示される複数の小役の図柄の組合わせのうちのいずれかが、通常入賞ライン上とは異なる図柄配置パターンで変則入賞ライン上に導出されるとともに、リーチ目として機能させることができる。従って、ボーナス役の取りこぼしであるリーチ目が、変則入賞ライン上での小役入賞となるため、ボーナス役の取りこぼしに伴う損失感を軽減させながら、リーチ目を遊技者が認識し易くなるとともに、ボーナス役が内部当選中であることを遊技者に知らせるという、本来リーチ目が有する告知機能をも備えた遊技機を提供することができる。
また、従来の遊技機では、横方向3本及び斜め対角線状の直線方向2本の計5本の入賞ラインのうち、いずれかに入賞役に対応する図柄の組合わせが揃った時に入賞となり、入賞役に対応したメダルの払出しを受けることができるが、ボーナス役が内部当選したにもかかわらずボーナス役を揃えることができずに取りこぼした場合は、所定のハズレ図柄の組合わせがリーチ目として所定の表示位置(図柄配置パターン)で導出されることとなり、ボーナス入賞の取りこぼしによる損失感を遊技者は抱くことになる。しかしながら、本発明では、ボーナス内部当選中にボーナス入賞を取りこぼした場合に変則入賞ラインが有効となるように制御させることを可能とすることにより、この変則入賞ラインに沿って所定の入賞役(例えば、所定の複数の小役のうち一つの小役)を導出表示させることができる。従って、通常の入賞ライン上では小役が外れたように見えて、実際は変則入賞ライン上での小役入賞が実現することになり、該小役に対応したメダルが払出されるため、ボーナス取りこぼしによる損失感を軽減することができる。
さらには、従来、リーチ目をボーナス役取りこぼし時に出現する特殊なハズレ出目(ハズレ図柄の組み合わせ)で設定した場合、多数の図柄組合わせとその配置を記憶することは遊技者に多大な負担を強いることになる。しかしながら、本発明では、変則入賞ライン上での小役入賞をリーチ目としても機能させるようにしたことにより、極めて認識し易い変則入賞ライン上に、遊技者にとって認識が容易な小役の図柄組合わせが導出表示されるため、リーチ目が有するボーナス役の内部当選状態を示す告知機能としても有効に作用させることが可能となる。
また、変則入賞ライン上で所定の小役入賞をリーチ目として遊技者が認識していない場合であっても、小役入賞による払出しによって、メダル獲得という遊技者にとって想定外の事象を出現させることにより、変則入賞ラインでの小役入賞がリーチ目であることを印象づけることができるとともに、より遊技性に富んだ遊技機を提供することができる。
また、一般的に、ボーナス内部当選中におけるリーチ目の出現は、ボーナス入賞の取りこぼしであり、遊技者にある種の損失感を与え、遊技に対する興味を減退させる要因となっている。しかしながら、本発明によれば、ボーナスフラグ成立しているにも関わらずボーナス入賞を取りこぼした場合に、変則入賞ラインを機能させることによって所定の複数の小役のうちの一つを入賞させることができる場合が発生するため、遊技者が抱く損失感を軽減することができる。
また、ボーナス内部当選中に小役が当選することもあるが、遊技者の技量によっては、小役を確実に入賞させることは困難であり、小役の取りこぼしも多く発生することになる。しかしながら、本発明においては、ボーナス内部当選中にボーナスを取りこぼした場合の所定の小役当選が、通常入賞ライン上と変則入賞ライン上とのいずれか一方で発生させることが可能であるため、複数の小役図柄停止パターンを備えることとなり、通常の入賞ラインでは小役の取りこぼしの図柄停止パターンとなるものが、変則入賞ラインが選択されている場合には、変則入賞ライン上で入賞する場合も発生する。従って、ボーナス内部当選中の小役図柄の出現にこれまでにはない期待感と多様性を持たせることができる。
さらには、本発明においては、各小役に対応するメダルの払出し枚数を異ならせ、通常入賞ラインよりも変則入賞ラインで入賞した方が多くなるように設定することによって、1ゲームにおける小役の期待値が変則入賞ラインが選択された場合の方が高くなるため、遊技者は、ボーナス役の内部当選中のゲームにおいて、いずれの入賞ラインが選択されるか、そしていずれの小役が当選しているのかを、予測しながら遊技を行うことになり、ボーナス役の取りこぼしとうい状況にあるゲームであっても期待感を持ってゲームを楽しむことができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照して説明する。尚、同一の構成部分については、同一の符号を記すものとする。
図1は、本発明によるスロットマシンの一実施形態の外観を示す正面図であり、図2は、図1のスロットマシンの前扉を開放した状態で視認される内部構造を示す正面図である。また、図3は、本発明によるスロットマシンの一実施形態の遊技処理制御回路を示す概略ブロック図である。
図1、図2及び図3において、スロットマシン本体1の前扉2には、前面パネルが取り付けられており、この前面パネル内の透明な3つの表示窓7、8、9を通して、スロットマシン本体内部に並設されている3個のリール(回胴ともいう)4、5、6を観察できる。各リールの外周面には、例えば21個の図柄が等間隔で配列されており、図柄は、レギュラーボーナス図柄(RB)、小役図柄、リプレイ図柄等から構成され、各リールはそれぞれ異なる図柄配列となっており、表示窓7、8、9からは、各リールの上段、中段、下段にそれぞれ描かれた3個、合計9個の図柄を視認可能となっている。これらの表示窓7、8、9は、図柄表示領域を構成するものである。
表示窓7〜9には、通常入賞ラインとして、入賞ラインが横方向に3本(L1、L2a、L2b)と、斜め対角線状の直線方向に2本(L3a、L3b)の合計5本のラインが表示されるようになっている。各リールが順次停止し、この入賞ライン上のいずれかに特定の図柄が揃った場合に入賞となり、所定のメダルの払出しが行われる。
入賞ライン数は、メダル投入口3から投入されたメダル枚数、或いは、クレジット表示部20にメダルがクレジットされている場合には、BETスイッチ49の押下操作によって設定されたメダル投入数に応じて有効本数が異なる。例えば1枚のメダルが投入された場合は、入賞ライン表示ランプ10の数字「1」が点灯し、1本の入賞ラインL1が表示され、2枚のメダル投入があった場合は、数字「2」が点灯し、3本の入賞ラインL1、L2a、L2bが表示さる。そして3枚のメダルが投入されると数字「3」が点灯して、5本全ての入賞ラインが表示される。
前扉2の両側にはサイドランプ18及びサイドスピーカー11、上方には上部ランプ16、また表示窓7〜9の上部には液晶表示部17が設けられ、表示窓の下方右側にゲーム回数や入賞回数等を表示するためのLED表示部23、24が設けられている。これらは各駆動回路を介して駆動され、ゲーム中の一般的な入賞報知やマシン動作の効果音、効果サウンド等出力する他、様々な内部抽選の結果を遊技者に報知するための表示手段を構成している。なお、ゲーム中の内部当選の報知は、上記表示手段の他に、別途個別の専用の告知表示部を設け、そこで行わせるようにしてもよい。
スロットマシン1の前面中央には、各リール4〜6を回転させるための可変表示始動手段であるスタートレバー12が設けられ、更に、各リールの回転を停止させるためのリール停止手段であるリール停止ボタン13〜15が各リールに対応して3個設けられている。
また、スロットマシンの前面下部のメダル受皿25は、投入されたメダルを返却する返却口(図示せず)や入賞時に獲得したメダルを払い出すメダル払出口(図示せず)から排出されたメダルを貯留するためのものである。
図2において、リール4〜6は、リールユニット26として構成され、各リール毎にリール駆動手段の一部であるステッピングモータ27が連結されており、このステッピングモータの駆動によって各リールを回転させ、各表示窓7〜9内にそれぞれリール4〜6を移動表示させる。各リール4〜6の内部には3個のランプケース28がそれぞれ設けられており、各ランプケース内にバックライト29が取り付けられている。各バックライトはランプ駆動回路(図示せず)を介して個別に点灯制御され、各リール毎に3個ずつ図柄を背面から照らすことができる。
また、リールユニットの下方には、メダルホッパー30と電源ユニット31が設けられている。電源ユニット31は、内部抽選の当選確率の設定値(例えば設定1から設定6までの6段階)を変更するための設定段階選択スイッチ32、設定スイッチの操作を有効とするための設定キースイッチ33等を備えている。
図3において、制御部はメイン制御部34とサブ制御部35とを備えている。メイン制御部34はCPU36、クロック発生回路37、ROM38、RAM39、抽選処理部40、遊技制御部41、遊技数カウント部42、サブ制御部35にデータを送出するための送出タイミング制御回路43及びデータ送出回路44等から主に構成されている。CPU36は入力ポート45及び出力ポート46を備えており、入力ポート45を介してメダルセンサ47、第1、2、3リール停止ボタン操作部13〜15、スタートレバー12、第1、2、3リールインデックス48、BETスイッチ49等が接続されている。また、出力ポート46には、メダルブロックソレノイド50、スタートレバーLED51、BET表示ランプ21、LED表示部23、24、第1、2、3リールステッピングモータ27等の周辺装置が電気的に接続されている。各リールモータ27は、リール4〜6と同軸で連結されており、一定のステップ角で各リール4〜6を回転させる。リールインデックス48は、各リール4〜6が一回転する毎に発生するリセットパルスを検出し、その所定の基準位置からの回転角度をリールの回転位置として計数し、その計数値がCPU36に入力される。
また、ROM38には、スロットマシンで実行されるゲームシーケンスプログラムの他、図柄テーブル、入賞組合わせテーブル、抽選確率テーブル等固定データが格納されており、RAM39は、CPU36が実行するプログラムの一時的なデータ記憶領域として使用される。
一方、サブ制御部35は、CPU54、音声LSI55、データ入力回路56、クロック発生回路57、制御用ROM58、RAM59、音声用ROM60、アンプ回路61等を備え、液晶(ドット)表示部17、上部ランプ16、サイドランプ18、リールバックライト29、及びスピーカー11等が接続されている。
CPU36は、ゲームの状況に応じて、データ送出回路44に出力タイミング情報信号を出力し、データ送出回路44に出力されたこの出力タイミング情報信号を一時的に蓄えた後、送出タイミング制御回路43からの出力信号に基づいて、サブ制御部35のデータ入力回路56に出力する。
さらに、CPU36は、ゲームの進行状況に応じて、ROMに記憶されている固定データの中から必要なデータを呼び出すと共に、入出力ポートに接続されている各周辺機器からの入出力信号に基づいて遊技機の動作を制御している。
次に本発明のゲーム方法の概要を説明する。遊技者は、メダル投入口3からメダルを投入するか、クレジット表示部20にクレジットされたメダルがある場合にはBETスイッチ49を操作して投入するメダル枚数を任意に決定する。その投入されたメダル枚数に応じて入賞ラインが有効化され、スタートレバー12の操作によってゲームがスタートする。スタートレバー12が操作されるとリール4〜6が順次回転を開始し、遊技者は各リールに対応する各停止ボタン13〜15を操作してリールの回転を停止させる。通常、スターレバー操作後に、抽選処理部40により乱数がサンプリングされる。この内部抽選の結果、所定の入賞役(役物ともいう)のいずれかに当選し、且つ、全てのリールが停止した時に、当選した入賞役に対応する図柄が5本の入賞ラインのいずれかに沿って揃った場合に入賞となる。図柄組合わせの種類に対応する入賞役は、予め決められており、その役に応じてメダルの払出しが行われる。
入賞ライン上に停止した図柄の組合わせが、レギュラーボーナス(RB)図柄であった場合は、RB遊技に移行でき、更なる払出しの増加が期待できる。RB遊技は、全部で12回のゲームを実行することができ、この間に所定役物の図柄組合わせが高確率で発生する。12回のゲームのうち、8回所定の役物の入賞があった場合にRB遊技が終了するものである。
また、入賞ライン上に停止した図柄の組合わせが、ビッグボーナス(BB)図柄であった場合は、BB遊技に移行できる。BB遊技は、BB遊技中に高確率で発生する小役を獲得していくBB中一般ゲーム(又は小役ゲーム)と称されるものと、上記RB遊技をセットにして構成された特別遊技であり、BB中の一般ゲームの遊技回数及びBB中RB遊技の移行回数が上限値(例えば、それぞれ30回と3回)に達した場合、又は、BB遊技中におけるメダル獲得枚数が上限値(例えば400枚)に達した場合に終了する。これらRB遊技及びBB遊技を総称して、一般的に特別遊技(ボーナスゲーム)と言われている。
小役が当選した場合は、フラグが持ち越されないため、そのゲームでそれぞれの図柄を停止させることができた場合のみ所定の払出しが行われてゲームが終了となる。リプレイが当選し、入賞させることができた場合は、メダルを投入することなしに再度ゲームをスタートさせることができる。
さらには、特定遊技移行図柄の組合わせが揃った場合には、特定遊技であるRT(リプレイタイム)遊技やCT(チャレンジタイム)遊技に移行することができる。RT遊技とは、メダルを賭けないで1ゲームを遊技できるリプレイの当選確率が、通常遊技状態時よりも高く設定されており、所定回数(例えば10回、50回、100回等)の遊技を消化するか、及び/又は所定の入賞役(例えばBB及びRB等)に入賞した場合に終了するものであり、遊技者は、消費メダルの減少を押さえて遊技を継続しながら、その間に入賞役の当選を期待することができる。CT遊技は少なくとも一つのリールが無制御となり、遊技者の技量によって所定の図柄を入賞させることができるゲームを所定の終了条件(例えば、所定のメダル獲得枚数や所定の遊技回数)を達成するまで継続して行うことができるものである。
入賞役の内部抽選の結果は、複数の報知形態で遊技者に告知される。その一つはリーチ目予告であり、リーチ目とは、ボーナスフラグが成立している時にボーナス図柄を揃えられなかった場合、つまりボーナス役を取りこぼした場合に出現するようリールが停止制御される特殊なハズレ図柄組合わせ(出目)であって、このリーチ目は機種によっては百種類以上存在する。熟練した遊技者はこのリーチ目を覚えることによって、ボーナス役の内部当選を瞬時に判別することができる一方、リーチ目は入賞役ではないためメダルの払出しの対象となることはない。
また別の報知形態としては、遊技者が内部当選の有無を判別し易いように、視覚、聴覚、触感で遊技者に報知する表示手段を備えている。例えば、上部ランプ16、サイドランプ18、リールバックライト29、及び専用の告知ランプ(図示せず)等を点灯、点滅表示したり、スピーカー11から特定のサウンドを出力したり、さらには、液晶表示装置17等を設けて演出表示される。さらに、リール4〜6が回転を停止するときに通常回転とは異なる動作、例えば、逆回転や振動させて停止するように制御させることも可能である。また、これらの様々な手段を組合わせることによって、入賞役の内部当選の発生を異なる確率で遊技者に知らせることができる。例えば、専用の告知ランプが点灯したときは、100%の確率で所定の入賞役に内部当選していることを遊技者に告知し、その他例えばリールのバックライトの点滅パターンとスピーカーから出力される遊技音の組合わせによっては、所定の入賞役に100%内部当選している場合もあるし、内部当選していない場合(ガセ)もあるという、擬似演出を表示させることも可能である。さらには、液晶表示部17では、所定の入賞役の内部当選の確率を、動画像を用いた複数の演出パターンの中から所定の選択条件に基づいて一つ、或いは複数のパターンの組合わせを選択して演出表示することができる。
図4のリール図柄テーブルには、左側に図柄番号を配し、左リール、中リール、右リールの各リールテープに描かれている、それぞれ21個の図柄に対応する数字が付されている。メイン制御部は、各リールが回転を停止した時に、入賞ライン上にどの図柄が停止しているかをこのテーブルを参照して判定する。本図においては、説明をわかり易くするために、説明上必要な図柄のみをシンボル画像で表し、その他の図柄を省略して空白としている。
本実施例においては、複数種類の小役として「ベル」、「スイカ」及び「チェリー」が予め設定されている。通常遊技状態、特別遊技状態、特定遊技状態及びボーナス内部当選状態において、これら小役のうちいずれかが抽選されると、各小役に対応する図柄の組合わせが5本の通常入賞ライン上に停止制御される。一方、ボーナス内部当選状態でボーナス役を取りこぼした場合(入賞させることが出来なかった場合)であって、且つ上述した複数の小役のうちのいずれかが当選している場合に所定の条件が成立したときは、変則入賞ラインが有効となり、対応する図柄の組合せが変則入賞ライン上に停止制御される。変則入賞ラインは、図5に図示するように、左リール上段、中リール中段、右リール上段を結ぶ小V字型と、左リール下段、中リール中段、右リール下段を結ぶ小逆V字型で構成される。
さらに詳細について説明すると、例えば、5本の通常入賞ラインが有効である遊技状態(通常遊技状態、特別遊技状態、特定遊技状態)、及びボーナス内部当選中にボーナス役を取りこぼした状態(ボーナス図柄を入賞ライン上に停止させることが可能なタイミングで各リールの停止ボタン操作が行われなかった状態)にあるときに、いずれかの小役に当選しているが、所定の条件が成立せずに通常入賞ラインが選択された場合は、遊技者の各停止ボタン操作の押下タイミングによる4駒以内の引き込み制御が可能であることを条件に、5本の入賞ラインの何れかに当選した小役に対応する図柄の組合わせを揃って停止させることができ、所定のメダル(例えば8枚)が払出しされる。また、変則入賞ラインが有効な遊技状態(ボーナス内部当選中にボーナス図柄を引き込める範囲内で各停止ボタンを押すことができずにボーナスを取りこぼし、且ついずれかの小役が当選している場合に所定の条件が成立したとき)においても、当選した小役に対応する図柄の組合せが上述した小V字、又は小逆V字のいずれかの変則入賞ライン上に停止制御され、所定のメダルの払出し(例えば15枚)を得ることができる。
ここで、通常入賞ライン又は変則入賞ラインのいずれかを選択させる方法として、小役の種類が特定(抽選)される毎に入賞ラインの選択抽選を行い、その抽選に当選することを条件とすることができる。ボーナス内部当選中にボーナス役を取りこぼした状態にあって、且ついずれかの小役が当選していたとしても、変則入賞ラインが選択されるか否かが、新たな抽選によって決定されるため、この抽選に当選しなければ、変則入賞ラインが有効となることがなく、当選している小役を入賞させることができない。
この入賞ラインの選択抽選は、新たに入賞ライン選択するための専用の乱数を適宜のタイミングで発生させることも可能であるし、また、入賞ライン選択テーブルを別途に設け、当初に抽選された乱数値に基づいて参照させて、いずれかの入賞ラインを選択させることもできる。
また、他の条件としては、いずれかの小役に当選し、その当選した小役に対応するフラグが成立している状態にある場合に、遊技者によって最初に停止操作されたリール停止ボタンの操作タイミングに基づいて決定することができる。ここでのリール停止ボタンの操作タイミングとしては、例えば各リール上に配列されている21図柄に対応する図柄番号のうち、所定の図柄番号がリール停止ボタンを押下操作した時点で、図柄表示領域の下段に位置している図柄番号に基づいて判断されるものである。さらに具体的な例に基づいて説明すると、例えば、通常入賞ラインと変則入賞ラインの選択基準となる図柄番号を奇数番号と偶数番号とに対応させた場合、概ね1/2の割合で通常入賞ライン又は変則入賞ラインのいずれかを選択させることが可能となる。また、これらの選択基準となる図柄番号の数や設定箇所を変えることにより、通常入賞ラインと変則入賞ラインの選択割合も変化させることが可能である。
さらには、図6に例示する確率抽選テーブルに基づいていずれかの小役が抽選された場合、図7に示すように、各小役A、B及びCの乱数範囲を、それぞれ所定の比率で区分し、一方は通常入賞ラインの選択に対応させ、他方を変則入賞ラインの選択に対応付けることによって、通常入賞ライン又は変則入賞ラインのいずれかを必然的に選択させることができる。仮に、ボーナス内部当選中の小役「ベル」が抽選される乱数値範囲を301〜7000とした場合、この乱数値範囲の個数は、6700個であり、通常入賞ラインと変則入賞ラインの選択比率は、2:8に設定されている。従って、抽選された「ベル」の乱数値が301〜1640の範囲内であれば、通常入賞ラインを選択させ、乱数値が1641〜7000の範囲内の場合には、変則入賞ラインが選択されることになる。このように、ボーナス内部当選中の各小役の乱数値範囲の入賞ライン選択比率を変更することにより、通常入賞ラインと変則入賞ラインの選択割合を任意に設定することが可能となる。
このように、所定の条件に基づいて入賞ラインを選択させるようにすれば、ボーナス内部当選状態で例えば小役「ベル」に当選している場合であって、仮に遊技者が最初に左リール停止ボタンを押下操作し、「ベル」図柄が左リールの表示窓の上段、下段のいずれかに停止した場合、通常入賞ラインが選択されているのか、或いは変則入賞ラインが選択されているのか判断がつかない。続いて中リールを停止させ「ベル」図柄が中リール中段に停止して「ベル」がテンパイした後、右リールが停止した時に、斜め対角線上に「ベル」図柄が停止しなかった場合、一般的に遊技者は一瞬小役の取りこぼしであると判断し、損失感を抱くことになる。
しかしながら、変則入賞ラインが選択されている場合、右リールの「ベル」図柄が変則入賞ライン上に停止制御され、変則入賞ライン上での小役「ベル」が入賞となり、対応するメダルが払出されることになる。これら通常入賞ライン又は変則入賞ラインのいずれかを選択させるための条件及び各条件に伴う制御から入賞ライン選択手段は構成されている。
さらには、本発明においては、いずれかの小役が通常入賞ライン上に入賞した場合と、変則入賞ライン上に入賞した場合とでは、メダルの払出し枚数を異ならせていることを特徴とする。例えば、図8(1)に示すように、通常入賞ラインに小役が入賞した場合のメダル払い出し枚数は、小役A(チェリー)の場合は3枚、小役B(ベル)は8枚、小役C(スイカ)は5枚であり、1ゲームを行う上でいずれかの小役が入賞する場合の期待値が−2.131となる。また、同図(2)に示すように、変則入賞ラインに小役が停止した場合は、各3つの小役とも15枚となり、その期待値は−1.284となる。従って、通常入賞ラインが選択されるよりも、変則入賞ラインが選択された場合の方がメダルの消費が少なくなるため、遊技者にとって有利な状況となり、遊技者はより多く変則入賞ラインが選択されることを期待することになる。従って、ゲーム毎にいずれの入賞ラインが選択されているのか、いずれの小役が当選しているのかを予測するという楽しみが加味され、ボーナス取りこぼしによる単なる小役入賞ゲームに過ぎない従来の遊技性により多様性を持たせることができる。
図9は、ボーナス内部当選中に変則入賞ラインが選択された場合に、当選した小役図柄を変則入賞ライン上に停止制御させるために参照されるリール停止制御テーブル(変則入賞ライン停止制御手段)であり、本実施例においては、複数の小役のうち、「ベル」が当選した場合を想定して例示したものである。テーブルの左列には、図柄番号として0〜20の数字が記されており、これらの数字は、図4のリールの図柄テープの左側に付された図柄番号に対応しているとともに、リール停止ボタンを押下操作した時点で、図柄表示領域の下段に位置している図柄番号を示している。「(1)の変則入賞ライン停止制御テーブル(第1停止操作)」は、「左リール第1(第2)停止用」、「右リール第1(第2)停止用」、及び「中リール停止用」テーブルから構成されており、左端の図柄番号に対応する滑り駒数がそれぞれ設定されている。ここで、第1停止とは、遊技者によって最初に操作される停止ボタンに対応して停止制御の対象となるリールを示している。
本実施例においては、図5に示す通り、2本の変則入賞ラインの配列は、左リール上段−中リール中段−右リール上段の小V字型と、左リール下段−中リール中段−右リール下段の小逆V字型とから構成されている。従って、中リールは、2本の変則入賞ラインで共通する停止位置であり、停止ボタン操作の順番にかかわらず常に中段に「ベル」図柄を停止させるように制御されることから、1つの停止制御テーブルを有している。
左リールと右リールは、一方のリールが先に停止制御され、「ベル」図柄が上段か下段のいずれに停止し、小V字型又は小逆V字型のいずれの変則入賞ラインを構成するべきかが決定されたことに連動して、他方のリールの「ベル」図柄の停止制御位置を上段にするか、下段にするかが決定される。従って、例えば、中リールが第1停止操作され、次に左リール、右リールの順番で停止ボタン操作がなされた場合、左リールは第2停止操作となるが、右リールよりも先に停止操作されているため、左リール第1(第2)停止用テーブルが参照されることになる。
仮に、左リールが第1停止され、「ベル」図柄が上段に停止した場合には、右リール停止用テーブルとしてテーブルAを、左リールの第1停止に対して「ベル」図柄が下段に停止した場合には、右リール停止用テーブルとしてテーブルBが選択される。
また、右リールが第1停止された場合に「ベル」図柄が上段に停止すると、左リール停止用テーブルとしてテーブルCが、右リールの第1停止に対して「ベル」図柄が下段に停止した場合には、左リール停止用テーブルとしてテーブルDが選択される。
「(2)の変則入賞ライン停止制御テーブル(第3停止操作)」のテーブルA及びテーブルCは、小V字型の変則入賞ラインを構成させるためのものであり、テーブルAは「ベル」図柄を右リール上段に、テーブルCは「ベル」図柄を左リール上段にそれぞれ停止制御させる。テーブルB及びテーブルDは、小逆V字型の変則入賞ラインを構成させるために、テーブルBは「ベル」図柄を右リール下段に、テーブルDは「ベル」図柄を左リール下段にそれぞれ停止制御させる。
例えば、最初に押下操作されたリール停止ボタン(第1停止操作)が左リールに対応する場合、「(1)の変則入賞ライン停止制御テーブル(第1停止操作)」の「左リール第1(第2)停止」テーブルが参照される。左リール用停止ボタンが押下された時に、図柄番号「17」が図柄表示領域下段に位置していた場合、図柄番号「17」に対応して「左リール滑り駒数」は「4」が設定されているため、4駒滑らせて、図柄番号「13」の図柄「ベル」が図柄表示領域下段に、図柄番号「12」の図柄が図柄表示領域中段に、図柄番号「11」の図柄が図柄表示領域上段に停止するように左リールが停止制御されることになる。このとき、「ベル」図柄は、上段と下段の両方に停止されることになるが、図柄番号「17」に対応する「左リール図柄停止位置」は、「上段」と設定されているため、上段の「ベル」図柄が選択される。つまり、小V字型の変則入賞ラインが有効となり、右リール停止テーブルとしてテーブルAが選択される。
次に第2操作として中リール用停止ボタンが操作された場合には、左リールの場合と同様に、中リールの図柄表示領域下段に位置する図柄番号に対応する滑り駒数分を制御して中リールが停止される。中リールは、どのタイミングで中リール用停止ボタンが操作されても、いずれかの「ベル」図柄が中リール表示領域中段に停止するように滑り駒数が設定されている。
右リールを停止させる第3停止操作では、「(2)変則入賞ライン停止制御テーブル(第3停止操作)」のテーブルAを参照して停止制御が実行される。このとき、例えば右リール用停止ボタンが押下されたタイミングが、図柄番号「3」が右リール図柄表示領域の下段に位置しているタイミングであった場合、3駒の滑り制御が実行され、図柄番号「19」の「ベル」図柄が上段に停止制御され、小V字の変則入賞ラインでの入賞が確定することになる。
図10を参照して、本実施例におけるメイン遊技動作について説明する。尚、メイン遊技とは、遊技機を操作して行う1ゲームを示し、スタートレバーの操作から3個のリールの停止までを1ゲームとし、さらには、ゲームを実行する上で行われるメダルの投入操作、メダルの賭け数の設定、入賞判定、及びメダルの払出し処理等、1ゲームを行う上での付属的な動作、処理が含まれるものとする。
遊技機に電源が投入されると、再遊技自動投入処理が実行され(ステップ1)、割り込み処理を1回許可(ステップ2)した後、遊技メダルが投入チェック(ステップ3)、投入ボタンチェック(ステップ4)、精算ボタンチェック(ステップ5)、設定キーチェック(ステップ6)、スタートレバーチェック(ステップ7)がそれぞれ実行される。次に、スタートレバーが遊技者によって操作されたかを判定(ステップ8)し、Noの場合は、ステップ2に戻り、Yesの場合は、メダル投入信号を遊技制御基板に送信(ステップ9)し、遊技開始時の設定処理が実行される(ステップ10)。その後、確率抽選処理が行われ(ステップ11)、役物に当選した場合はその役物の内部当選フラグをRAM上の所定の領域に記憶し、次いで、リール停止テーブルが選択(ステップ12)された後、リールの回転処理が実行される(ステップ13)。全リールが回転を開始してから一定の時間が経過すると、遊技者はリール停止ボタン操作が可能となり、遊技者によってリール停止ボタンが操作されると、各リール停止ボタン操作タイミングを参照して(ステップ14)、各リールの停止処理を実行(ステップ15)する。リール停止処理は、具体的には、リール停止ボタン操作が行われるまでリール回転処理を続行し、一方、リールの回転開始から所定時間経過してもリール停止ボタンが操作されない場合には、自動停止処理が実行される。その後、停止した図柄の組合わせに応じて入賞判定処理が実行される(ステップ16)。
図11を参照して、本実施例におけるメイン遊技中におけるステップ12のリール停止テーブル選択処理について説明する。まず、遊技者が通常遊技をスタートさせると、現在のゲーム状態が「ボーナス役」の内部当選状態にあるかが判断される(ステップ101)。ステップ101において、Noの場合は、通常入賞ライン停止テーブルが選択される(ステップ102)。通常入賞ライン停止テーブルにおいては、5本の入賞ライン上に停止した図柄の組合せに基づいてその後の入賞判定が行われるものである。
ステップ101において、Yesの場合は続いて「リプレイ」が当選したかを判断し(ステップ103)、「リプレイ」に当選している場合は、通常入賞ライン停止テーブルに基づいて、「リプレイ」図柄の停止制御が行われる。
ステップ103においてNoの場合は、次いで各リール停止ボタンの操作タイミングが「ボーナス役」を入賞させることが可能であるかを判定する(ステップ104)。つまり、各リール停止ボタンが操作された時に、基準となる各リール図柄表示領域下段から4駒以内にボーナス役の図柄が存在しているかが判断される。4駒以内にボーナス役に対応する図柄があれば、ボーナス図柄を各リールの通常入賞ライン上に引き込み制御して停止させ、特別遊技へ移行させる。
ステップ104において、Noの場合は、次いでいずれの小役に当選しているかが判定され(ステップ105)、Noの場合、つまり、ハズレが抽選されている場合は、通常入賞ライン停止テーブルが選択され、5本の入賞ラインのいずれかにハズレ図柄の組合せが、各リール停止ボタンの操作タイミングに基づいて停止制御される。
ステップ105においてYesの場合は、次いで所定の条件が成立しているかが判定される(ステップ106)。ここでNoの場合は、変則入賞ラインは選択されず、通常入賞ライン停止テーブルが選択され、当選している小役に対応する小役の図柄を所定の引込み範囲内で停止させることができた場合は、通常入賞ライン上に該小役図柄を引き込み制御し、当選している小役図柄を引き込めるタイミングでなかった場合には、ハズレ図柄の組合わせが停止制御されることになる。ステップ106においてYesの場合は、変則入賞ライン停止テーブルが選択され(ステップ107)、変則入賞ライン上に当選した小役に対応する図柄の組合わせを停止制御させる。
また、図12を参照して、第2の実施例について説明する。本実施例においてステップ301から304は、図11に示すステップ101から104の処理と同様なのでここでの説明を省略する。第2実施例において、ステップ305の小役当選判定では、図6の抽選確率テーブルを参照して、小役の種類のみが特定されることになる。つまり、図7に示すような各小役の種類に対応して入賞ラインの選択比率が区分されておらず、小役の種類が特定(抽選)される毎にその小役をどの入賞ラインに停止させるかの入賞ラインの選択抽選を行う点において、第1実施例と相違するものである。従って、ボーナス内部当選中にボーナス役を取りこぼした状態にあって、且つ、いずれかの小役が当選していたとしても、変則入賞ラインが選択されるか否かが、新たな抽選によって決定され、この抽選に当選しなければ、変則入賞ラインが有効となることがなく、当選している小役を入賞させることができないため、より遊技性を多様化させるとともに、柔軟性に富んだ遊技構成とすることができる。
この入賞ラインの選択抽選は、新たに入賞ライン選択するための専用の乱数を適宜のタイミングで発生させることも可能であるし、また、入賞ライン選択テーブルを別途に設け、当初に抽選された乱数値に基づいて参照させて、いずれかの入賞ラインを選択させることもできる。
図13を参照して、図10のリール停止処理(ステップ15)に関し、小役として「ベル」が当選して「変則入賞ライン」が選択された場合を例としてリール停止制御処理について詳細に説明する。
変則入賞ラインが有効な状態において、まず、第1停止操作として左リールの停止ボタンが操作されたかを判断し(ステップ201)、Yesの場合は図6の「(1)の変則入賞ライン停止制御テーブル(第1停止操作)」テーブル中の「左リール第1(第2)停止」テーブルを参照して左リールの滑り駒数を決定し、左リールを停止させる(ステップ202,203)。この時点で、左リールの図柄表示領域に停止した所定の小役図柄の位置で変則入賞ラインのパターンが小V字型か小逆V字型が決定されるため、右リール停止テーブルとしてテーブルA又はテーブルBを選択させるフラグが所定のRAM領域に格納される(ステップ204)。続いて、中リールの停止操作が実行された場合は、中リール停止テーブルを参照して、中リールを停止制御し(ステップ205〜ステップ207)、最後に上記ステップ204に格納されているフラグに基づいて選択された右リール用停止テーブルの滑り駒数を参照して右リールを停止させる(ステップ208〜210)。この一連の処理においては、各リールの停止ボタンの操作順序は、左、中、右の順序で操作されたことになる。
ステップ205において、中リールが停止操作されなかった場合は、右リールの停止操作が中リールよりも先に実行されたことになるので、ステップ204に格納されているフラグに基づいて選択された右リール用停止テーブルの滑り駒数を参照して右リールを停止させた後、中リール停止テーブルを参照して、中リールの停止制御が実行される(ステップ211〜215)。この一連の処理においては、各リールの停止ボタンの操作順序は、左、右、中の順序で操作されたことになる。
ステップ201に戻って、左リールが第1停止操作されなかった場合は、中リールが第1停止操作されたかが判断される(ステップ216)。Yesの場合は、中リール停止テーブルを参照して、中リールの停止制御を実行し(ステップ217、218)、次いで、左リールの停止操作があった場合は(ステップ219)、左リールの停止操作が右リールよりも先に実行されたことになるので、図6の「(1)の変則入賞ライン停止制御テーブル(第1停止操作)」テーブル中の「左リール第1(第2)停止」テーブルを参照して左リールの滑り駒数を決定し、左リールを停止させる(ステップ220,221)。この時点で、左リールの図柄表示領域に停止した所定の小役図柄の位置で変則入賞ラインのパターンが小V字型か小逆V字型が決定されるため、右リール停止テーブルとしてテーブルA又はテーブルBを選択させるフラグを所定のRAM領域に格納し(ステップ222)、ステップ208に移行して右リールの停止制御を実行して処理を終了する。この一連の処理においては、各リールの停止ボタンの操作順序は、中、左、右の順序で操作されたことになる。
ステップ219に戻り、中リールが第1停止されたのに次いで、左リールよりも先に右リールの停止操作が実行された場合は、「(1)の変則入賞ライン停止制御テーブル(第1停止操作)」テーブル中の「右リール第1(第2)停止」テーブルを参照して右リールの滑り駒数を決定し、右リールを停止させる(ステップ223,224)。この時点で、右リールの図柄表示領域に停止した所定の小役図柄の位置で変則入賞ラインのパターンが小V字型か小逆V字型が決定されるため、左リール停止テーブルとしてテーブルB又はテーブルDを選択させるフラグを所定のRAM領域に格納し(ステップ225)、このフラグに基づいて、左リール用停止テーブルの滑り駒数を参照して左リールを停止制御する(ステップ226〜228)。この一連の処理においては、各リールの停止ボタンの操作順序は、中、右、左の順序で操作されたことになる。
ステップ216に戻って、第1停止操作として左リール及び中リールのいずれも操作されなかった場合は、右リールが第1停止操作されたことになるので、「(1)の変則入賞ライン停止制御テーブル(第1停止操作)」テーブル中の「右リール第1(第2)停止」テーブルを参照して右リールの滑り駒数を決定し、右リールを停止させる(ステップ229,230)。この時点で、右リールの図柄表示領域に停止した所定の小役図柄の位置で変則入賞ラインのパターンが小V字型か小逆V字型が決定されるため、左リール停止テーブルとしてテーブルB又はテーブルDのフラグが所定のRAM領域に格納される(ステップ231)。次いで、中リールの停止操作が実行された場合は、中リール停止テーブルを参照して、中リールを停止制御し(ステップ232〜ステップ234)、最後に上記ステップ231に格納されているフラグに基づいて選択された左リール用停止テーブルの滑り駒数を参照して左リールを停止させる(ステップ235〜237)。この一連の処理においては、各リールの停止ボタンの操作順序は、右、中、左の順序で操作されたことになる。
ステップ232に戻ってNoの場合は、ステップ231に格納されているフラグに基づいて選択された左リール用停止テーブルの滑り駒数を参照して左リールを停止させた後(ステップ238〜240)、中リール停止テーブルを参照して、中リールを停止制御する(ステップ241、242)。この一連の処理においては、各リールの停止ボタンの操作順序は、右、左、中の順序で操作されたことになる。
本実施例においては、変則入賞ライン上に停止制御させる所定の小役として「ベル」、「チェリー」及び「スイカ」が設定されているが、所定の小役として設定する小役の種類及び数はこれらに限定されるものではない。さらには、入賞役として設定される図柄も、ボーナス図柄、JAC図柄、チェリー図柄、ベル図柄、スイカ図柄に限るものではなく、各リールに配置される各図柄の位置及び配列間隔等もこれらに限定されるものではない。
また、本実施例においては、3個の停止ボタン操作の順序を限定せず、3個の停止ボタンのいずれから押下操作しても当選している小役図柄(本実施例では「ベル」)が変則入賞ライン上のいずれかに停止制御させるようにしているが、通常入賞ラインと変則入賞ラインとのそれぞれにリール停止ボタン操作順序(全部で6通り)を対応づけ、リール停止ボタンの操作順序を報知することによって、いずれの入賞ラインが選択されているか、及び/又はいずれの小役が内部当選しているかを遊技者に知らせ、報知された操作順に従って操作が実行された場合に入賞させるようにすることも可能である。
また、本実施例においては、変則入賞ラインが有効となる条件をボーナス内部当選状態とし、特に遊技状態を特定しないようにしているが、遊技状態によってボーナス内部当選中の変則入賞ライン有効化を実行させるようにしてもよい。例えば、通常遊技状態におけるボーナス内部当選中にボーナス役を取りこぼした場合のみ変則入賞ラインを有効にしたり、或いは、特定遊技状態(例えばCTやRT)でボーナスが内部当選した場合のみとしてもよい。特定遊技状態では、一般的に所定のメダル枚数の獲得が終了条件として設定されている。従って、この所定の終了条件を達成する前にボーナスに内部当選すると、遊技者にとって有利な遊技状態が強制的に終了させられることになるので、特定遊技状態におけるボーナスの内部当選は、遊技者にとって必ずしもあり難い結果とはならない。このような状態が発生した場合であっても、本実施例のように変則入賞ラインによる小役の払出しを行うことによって、遊技者の不満を軽減することができる。
さらには、特定遊技状態のゲーム数、或いはメダル獲得枚数を計数し、予め定めた所定値と変則入賞ラインの切換えを関連付けるようにすることも可能である。この場合、より遊技性に富んだ遊技機を提供することができる。
本実施例では、小役の変則入賞ライン停止制御において、全てのリールで滑り駒数を設定して引き込み制御の対象としているが、引き込み制御の対象は全リールに限定されるものではない。例えば、所定の条件が成立した場合に、少なくとも1つのリールを無制御、或いは所定の滑り駒数(例えば3駒)とし、遊技者の技量によって、当選している小役図柄を入賞させるようにすることも可能である。
さらには、本実施例における変則入賞ライン停止制御テーブル中で設定されている各リールの滑り駒数もこれらに限定されるものではなく、例えば5駒以上の滑り駒数を任意に設定することも可能である。
また、本実施例においては、変則入賞ラインのパターンを左リール上段、中リール中段、右リール上段の小V字型と、左リール下段、中リール中段、右リール下段の小逆V字型と設定しているが、変則入賞ラインのパターン及び数はこれらに限定されるものではなく、例えば、左リール中段、中リール下段、右リール中段の下小V字型や、左リール中段、中リール上段、右リール中段の上小逆V字型等他のパターンとすることも、またそれらを組合わせて変則入賞ライン数を増やすことも可能である。
本発明の実施に係る遊技機を示す正面図である。 本発明の実施に係る遊技機の内部構造を示す正面図である。 本発明の実施に係る遊技機の概略ブロック図である。 本発明の実施に係るリール図柄テーブルである。 本発明の実施に係る変則入賞ラインにおける各小役図柄の停止パターンを示す図である。 本発明の実施に係る確率抽選テーブルを例示したものである。 本発明の実施に係る各小役の乱数範囲及び入賞ライン選択比率を示す図である。 本発明の実施に係る各小役と配当及び期待値示す図である。 本発明の実施に係る変則入賞ライン「ベル」停止制御テーブルである。 本発明の実施に係るメイン遊技処理のフローチャートである。 本発明の実施に係るリール停止テーブル選択処理のフローチャートである。 本発明の実施に係る第2実施例のフローチャートである。 本発明の実施に係る変則入賞ライン停止制御処理のフローチャートである。
符号の説明
1…スロットマシン
2…前扉
3…メダル投入口
4、5、6…第1、第2、第3リール
7、8、9…表示窓
10…入賞ライン表示ランプ
11…スピーカー
12…スタートレバー
13、14、15…第1、第2、第3リール停止ボタン
16…上部ランプ
17…液晶表示部
18…サイドランプ
20…クレジット表示部
23、24…LED表示部
25…メダル受皿
26…リールユニット
27…ステッピングモータ
28…ランプケース
29…バックライト
30…メダルホッパー
31…電源ユニット
32…設定段階選択スイッチ
33…設定キースイッチ
34…メイン制御部
35…サブ制御部

Claims (7)

  1. 外周に図柄を配列した複数のリールと、前記複数のリールを個々に回転させるためのリール駆動手段と、前記複数のリールに対応し、前記複数のリールを個々に停止させるための複数のリール停止手段と、遊技毎に抽選を行う抽選手段と、前記抽選手段による抽選の結果、所定の入賞役に内部当選した場合に、有効な入賞ライン上のいずれかに、前記所定の入賞役に対応する図柄組合わせを停止させるリール停止制御手段と、複数の遊技状態を制御する遊技制御手段を備えた遊技機において、
    所定の条件が成立した場合に通常の入賞ラインである前記入賞ラインとは異なる少なくとも一つの変則入賞ラインが有効となるように制御する入賞ライン選択手段と、
    前記変則入賞ラインに、予め設定された複数の小役のうち、いずれか一つの小役が入賞するように図柄を停止制御する変則入賞ライン停止制御手段とを有し、
    前記各小役に対応するメダルの払出し枚数を、前記通常入賞ラインに入賞するよりも前記変則入賞ラインに入賞した場合の方が多くなるように設定することによって、1ゲームにおける前記複数の小役の期待値が、前記通常入賞ラインよりも前記変則入賞ラインが選択された場合の方が高くなることを特徴とする遊技機。
  2. 前記入賞ライン選択手段は、前記所定の条件として、前記抽選手段によって抽選される前記複数の入賞役のうち、前記特別遊技に移行できるボーナス役に内部抽選で当選し、前記ボーナス役のフラグが成立しているボーナス内部当選状態において、ボーナス役を入賞させることが出来ない状態であって、且つ前記複数の小役のうち、いずれか一つの小役が当選している場合に、前記変則入賞ラインを有効にするか否かを抽選によって決定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記入賞ライン選択手段は、前記所定の条件として、前記抽選手段によって抽選される前記複数の入賞役のうち、前記特別遊技に移行できるボーナス役に内部抽選で当選し、前記ボーナス役のフラグが成立しているボーナス内部当選状態において、ボーナス役を入賞させることが出来ない状態であって、且つ前記複数の小役のうち、いずれか一つの小役が当選している場合に、前記複数のリール停止手段のうち最初に停止操作された前記リール停止手段の操作タイミングに基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記入賞ライン選択手段は、前記所定の条件として、前記抽選手段によって抽選される前記複数の入賞役のうち、前記特別遊技に移行できるボーナス役に内部抽選で当選し、前記ボーナス役のフラグが成立しているボーナス内部当選状態において、ボーナス役を入賞させることが出来ない状態であって、且つ前記複数の小役のうち、いずれか一つの小役が当選している場合に、前記小役に対応する乱数値に基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  5. 前記複数の小役に対応する各乱数範囲は、所定の比率で2分されるとともに、一方は前記通常入賞ラインに対応付けられ、他方は前記変則入賞ラインに対応付けられていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記複数の小役のうちのいずれか一つが前記変則入賞ライン上に入賞した場合、前記ボーナス役が内部当選していることを遊技者に告知するリーチ目として機能することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 前記変則入賞ラインは、前記通常の入賞ラインと異なるパターンで構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の遊技機。
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