JP2008236615A - 画像形成装置及びメモリ資源確保方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】DRAM内のデータ領域として確保した空きブロックのうちの1つを基本ジョブ実行用に獲得する(S10)。DRAM内にまだ空きブロックがあるか否かを判定し、否定判定した場合に退避ブロックを決定する。そして、この決定したブロック内のデータをフラッシュメモリに一時的に退避する(S13)。
【選択図】図20
Description
ジョブ用データ領域が確保されるメモリと、
データ領域の空きが第1所定量以下である場合に、次のジョブの実行開始前に、該次のジョブの実行に必要と考えられる第1所定量以上である第2所定量の領域を該データ領域から確保する資源確保手段と、
を備える。
補助記憶装置をさらに有し、
該資源確保手段は、該第2所定量の領域内にあるデータを該補助記憶装置に退避し、該メモリ内に空き領域を創成することにより、該第2所定量の領域を確保する。
該資源確保手段は、該画像形成装置の起動時に、該メモリ内の領域の一部を該データ領域として予め確保しておく。
該資源確保手段は、該起動時に、該データ領域をブロック単位で予め確保し、該ブロックが全て使用された場合に、該ジョブの実行に必要なデータ領域を、使用中のブロックから該ブロック単位で確保する。
ジョブ用データ領域が確保されるメモリを備える画像形成装置で行われるメモリ資源確保方法において、
データ領域の空きが第1所定量以下である場合に、次のジョブの実行開始前に、該次のジョブの実行に必要と考えられる第1所定量以上である第2所定量の領域を該データ領域から確保する。
図15は、本発明の実施例1に係る画像形成装置10のハードウェア構成を示す概略ブロック図である。
[2]ソフトウェア設計思想
まず、ソフトウェア設計思想について説明する。
[3]ソフトウェア階層構造
図1は、多層化されたアプリケーションの階層構造を示す概略ブロック図である。
[4]OS層
OS層30は、ハードウェアに依存したデバイスドライバ31と、OS32とを備え、デバイスドライバ31はOS32の下層に位置し、OS32に登録される。OS32は汎用であり、そのカーネルは例えばLinux(登録商標)である。
[5]ミドルウェア層
ミドルウェア層40は、機能部41〜43を備えている。
[6]コモン部及びシステム管理部
コモン部51は、システム管理部52、エレメント層60、ジョブ層70及びサービス層80で共通に用いられるプログラムと、機種に依存する設定値が条件を満たしているか否かを判定するプログラムとを含んでいる。このコモン部51により、システム管理部52、エレメント層60、ジョブ層70及びサービス層80のプログラムが簡単化され且つ機種に依存しないものとなり、設計変更が容易となる。
[7]エレメント層
エレメント層60は、デバイス操作部61、画像処理操作部62及びエンティティ部63の各機能部を備えている。これら機能部61又は62はそれぞれ、ミドルウェア層40の機能部41又は42に対応している。デバイス操作部61及びエンティティ部63はいずれも、画像入力手段及び画像出力手段を制御又は操作するためのものである。
[8]ジョブ層
ジョブ層70は、ジョブの実行を管理し、且つエレメント層60の1つの機能部内にあるプログラムを起動し又は複数の機能部内のプログラムをシーケンシャルに起動して、ジョブを実行するものであり、ジョブ管理部71、ジョブ制御部72、基本ジョブ実行部73、インプットステップ実行部74、エディットステップ実行部75及びアウトプットステップ実行部76の各ステップ実行部と、これらからアクセス可能なジョブ情報77とを備えている。なお、便宜のため、ジョブ管理部71及びジョブ制御部72を含むものを「応用ジョブ層」と称し、基本ジョブ実行部73、インプットステップ実行部74、エディットステップ実行部75及びアウトプットステップ実行部76を含むものを「基本ジョブ層」と称す。
[9]サービス層
サービス層80は、上層のユーザサービス受付部81と、下層のユーザサービス実行部82及びシステムサービス実行部83とを備えている。
[10]プリントサービス実行フロー
図3は、各機能部間を矢印付線で結んでプリントサービス実行時のフローを示す図である。以下、括弧内は図中の実行指示識別符号を示す。
[11]ファックス送信サービス実行フロー
図6は、各機能部の間を矢印付線で結んでファックス送信サービス実行時のフローを示す図である。
(5)ScanToBox+BoxToPrint=ScanToPrint
(6)ScanToBox+BoxToFax=ScanToFax
(7)ScanToBox+BoxToE−mail=ScanToE−mail
をさらに定義することができる。また、基本ジョブ1つを変更すればこれを含む複数のジョブを変更したことになり、これにより設計変更容易化の効果が高められるとともに、アプリケーションの構成がより簡単化されるという効果を奏する。
[12]スキャンサービス実行フロー
図8は、各機能部間を矢印付線で結んでスキャンサービス実行時のフローを示す図である。このサービスは、上記ScanToBoxジョブにより実現される。但し、同図では、スキャン入力とファイル出力との間に画像編集処理を含んでいる。
[13]ボックス内ファイル印刷サービス実行フロー
図9は、各機能部間を矢印付線で結んでボックス内ファイル印刷サービス実行時のフローを示す図である。このサービスは、上記BoxToFaxジョブをBoxToPrintに変更し、ファイル読み出しと印刷出力との間に画像編集処理を含むものである。
[14]スキャンサービス実行時にジャムが発生したときのフロー
図10は、各機能部間を矢印付線で結んで、スキャンサービス実行時にジャムが発生した時のフローを示す図である。
[15]通知サービス実行フロー
図11は、各機能部間を矢印付線で結んで、故障が発生した場合、例えばプリント実行中にプリンタ16Pの給紙カセット1から給紙できなくなった場合に、システムが能動的に通知サービスを要求して故障発生通知サービスを実行するフローを示す図である。
[16]アドレス帳編集フロー
設計変更を容易にするためにアプリケーション層50を多層化すると、層間及び各機能部間の関係が増えて構成が複雑になる。これを避けるため、構成を簡単化する工夫が必要になる。
[17]ログイン実行フロー
認証・認可処理を有効にするか否かはユーザが設定可能であり、そのデータはエンティティ部63に格納されている。以下の説明では、この処理が有効になっている場合を説明する。
[18]認可実行フロー
図14は、各機能部間を矢印付線で結んで、認証・認可が有効に設定され且つログイン中である場合の、通常のサービス実行時のフローを示す図である。
11 MPU
12 インタフェース
13E1 EEPROM
13E2 EEPROM
13D DRAM
14 ハードディスク
15 操作パネル
16S スキャナ
16P プリンタ
17 NIC
18 ファクシミリモデム
19 圧縮・伸張ASIC
30 OS層
31 デバイスドライバ
32 OS
40 ミドルウェア層
41 デバイス制御部
42 画像処理部
43 リソース管理部
50 アプリケーション層
51 コモン部
52 システム管理部
60 エレメント層
61 デバイス操作部
62 画像処理操作部
63 エンティティ部
70 ジョブ層
71 ジョブ管理部
72 ジョブ制御部
73 基本ジョブ実行部
73a イメージジョブ実行部
73b アクセスジョブ実行部
74 インプットステップ実行部
75 エディットステップ実行部
76 アウトプットステップ実行部
77 ジョブ情報
80 サービス層
81 ユーザサービス受付部
82 ユーザサービス実行部
83 システムサービス実行部
Claims (5)
- ジョブ用データ領域が確保されるメモリと、
データ領域の空きが第1所定量以下である場合に、次のジョブの実行開始前に、該次のジョブの実行に必要と考えられる第1所定量以上である第2所定量の領域を該データ領域から確保する資源確保手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 補助記憶装置をさらに有し、
該資源確保手段は、該第2所定量の領域内にあるデータを該補助記憶装置に退避し、該メモリ内に空き領域を創成することにより、該第2所定量の領域を確保することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 該資源確保手段は、該画像形成装置の起動時に、該メモリ内の領域の一部を該データ領域として予め確保しておくことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 該資源確保手段は、該起動時に、該データ領域をブロック単位で予め確保し、該ブロックが全て使用された場合に、該ジョブの実行に必要なデータ領域を、使用中のブロックから該ブロック単位で確保することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の画像形成装置。
- ジョブ用データ領域が確保されるメモリを備える画像形成装置で行われるメモリ資源確保方法において、
データ領域の空きが第1所定量以下である場合に、次のジョブの実行開始前に、該次のジョブの実行に必要と考えられる第1所定量以上である第2所定量の領域を該データ領域から確保することを特徴とするメモリ資源確保方法。
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