JP4978262B2 - 画像形成装置、画像形成方法及びアプリケーションプログラム - Google Patents
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プロセッサと、指示入力手段と、複数種のジョブを実行可能なアプリケーションが格納された記憶手段とを備えた画像形成装置であって、
該アプリケーションは、
該プロセッサに対し、該ジョブを構成する基本ジョブの実行に必要なハードウェア資源を全て確保させ、その後に該基本ジョブを実行させる。
該アプリケーションは、
該プロセッサに対し、該複数の基本ジョブで構成されるジョブが実行される前に、該ジョブに必要なハードウェア資源を全て確保させる。
該アプリケーションは、サービス層プログラムと、ジョブ層プログラムとを有し、
該サービス層プログラムは、該プロセッサに対し、該指示入力手段からのサービス要求を受け付けさせ、受け付けたサービス要求に基づいてジョブシナリオを決定し、この識別子を該ジョブ層プログラムに引き渡させて該ジョブを実行指示させ、
該ジョブ層プログラムは、これに応答して、該プロセッサに対し、該識別子に対応するジョブシナリオに基づき、該基本ジョブの実行に必要なハードウェア資源の全てを確保させ、その後に該基本ジョブを実行させる。
リソース管理プログラムをさらに有し、
該ジョブ層プログラムは、該プロセッサに対し、該リソース管理プログラムを介して該ハードウェア資源を確保させる。
画像入力手段と、画像出力手段とを更に備え、
該ジョブ層プログラムは、ジョブ管理プログラムと、ジョブ制御プログラムと、ジョブ実行プログラムと、ステップ実行プログラムとを有し、
該ジョブ管理プログラムは、該プロセッサに対し、該ジョブの実行指示に応答して、該ジョブシナリオに基づき、該基本ジョブの実行に必要なハードウェア資源を全て確保させ、その後に該ジョブ制御プログラムに該ジョブの制御を指示させ、
該ジョブ制御プログラムは、これに応答して、該プロセッサに対し、該ジョブシナリオに基づき該ジョブ実行プログラムに該基本ジョブを実行指示させ、
該ジョブ実行プログラムは、これに応答して、該プロセッサに対し、該画像入力手段からの画像の入力、該入力された画像の処理及び該処理された画像の該画像出力手段への供給のそれぞれのジョブステップを該ステップ実行プログラムに順次実行指示させ、
該ステップ実行プログラムは、これに応答して、該プロセッサに対し、画像入力若しくは画像出力を制御させ又は画像処理を実行させる。
指示入力手段と、複数種のジョブを実行可能なアプリケーションが格納された記憶手段とを備えた画像形成装置で行われる画像形成方法であって、
該画像形成装置に対し、該ジョブを構成する基本ジョブの実行に必要なハードウェア資源を全て確保させ、その後に該基本ジョブを実行させる。
指示入力手段を備えた画像形成装置に搭載される、複数種のジョブを実行可能なアプリケーションプログラムであって、
該画像形成装置に対し、該ジョブを構成する基本ジョブの実行に必要なハードウェア資源を全て確保させ、その後に該基本ジョブを実行させる。
図15は、本発明の実施例1に係る画像形成装置10のハードウェア構成を示す概略ブロック図である。
[2]ソフトウェア設計思想
まず、ソフトウェア設計思想について説明する。
[3]ソフトウェア階層構造
図1は、多層化されたアプリケーションの階層構造を示す概略ブロック図である。
[4]OS層
OS層30は、ハードウェアに依存したデバイスドライバ31と、OS32とを備え、デバイスドライバ31はOS32の下層に位置し、OS32に登録される。OS32は汎用であり、そのカーネルは例えばLinux(登録商標)である。
[5]ミドルウェア層
ミドルウェア層40は、機能部41〜43を備えている。
[6]コモン部及びシステム管理部
コモン部51は、システム管理部52、エレメント層60、ジョブ層70及びサービス層80で共通に用いられるプログラムと、機種に依存する設定値が条件を満たしているか否かを判定するプログラムとを含んでいる。このコモン部51により、システム管理部52、エレメント層60、ジョブ層70及びサービス層80のプログラムが簡単化され且つ機種に依存しないものとなり、設計変更が容易となる。
[7]エレメント層
エレメント層60は、デバイス操作部61、画像処理操作部62及びエンティティ部63の各機能部を備えている。これら機能部61又は62はそれぞれ、ミドルウェア層40の機能部41又は42に対応している。デバイス操作部61及びエンティティ部63はいずれも、画像入力手段及び画像出力手段を制御又は操作するためのものである。
[8]ジョブ層
ジョブ層70は、ジョブの実行を管理し、且つエレメント層60の1つの機能部内にあるプログラムを起動し又は複数の機能部内のプログラムをシーケンシャルに起動して、ジョブを実行するものであり、ジョブ管理部71、ジョブ制御部72、基本ジョブ実行部73、インプットステップ実行部74、エディットステップ実行部75及びアウトプットステップ実行部76の各ステップ実行部と、これらからアクセス可能なジョブ情報77とを備えている。なお、便宜のため、ジョブ管理部71及びジョブ制御部72を含むものを「応用ジョブ層」と称し、基本ジョブ実行部73、インプットステップ実行部74、エディットステップ実行部75及びアウトプットステップ実行部76を含むものを「基本ジョブ層」と称す。
[9]サービス層
サービス層80は、上層のユーザサービス受付部81と、下層のユーザサービス実行部82及びシステムサービス実行部83とを備えている。
[10]プリントサービス実行フロー
図3は、各機能部間を矢印付線で結んでプリントサービス実行時のフローを示す図である。以下、括弧内は図中の実行指示識別符号を示す。
[11]ファックス送信サービス実行フロー
図6は、各機能部の間を矢印付線で結んでファックス送信サービス実行時のフローを示す図である。
(5)ScanToBox+BoxToPrint=ScanToPrint
(6)ScanToBox+BoxToFax=ScanToFax
(7)ScanToBox+BoxToE−mail=ScanToE−mail
をさらに定義することができる。また、基本ジョブ1つを変更すればこれを含む複数のジョブを変更したことになり、これにより設計変更容易化の効果が高められるとともに、アプリケーションの構成がより簡単化されるという効果を奏する。
[12]スキャンサービス実行フロー
図8は、各機能部間を矢印付線で結んでスキャンサービス実行時のフローを示す図である。このサービスは、上記ScanToBoxジョブにより実現される。但し、同図では、スキャン入力とファイル出力との間に画像編集処理を含んでいる。
[13]ボックス内ファイル印刷サービス実行フロー
図9は、各機能部間を矢印付線で結んでボックス内ファイル印刷サービス実行時のフローを示す図である。このサービスは、上記BoxToFaxジョブをBoxToPrintに変更し、ファイル読み出しと印刷出力との間に画像編集処理を含むものである。
[14]スキャンサービス実行時にジャムが発生したときのフロー
図10は、各機能部間を矢印付線で結んで、スキャンサービス実行時にジャムが発生した時のフローを示す図である。
[15]通知サービス実行フロー
図11は、各機能部間を矢印付線で結んで、故障が発生した場合、例えばプリント実行中にプリンタ16Pの給紙カセット1から給紙できなくなった場合に、システムが能動的に通知サービスを要求して故障発生通知サービスを実行するフローを示す図である。
[16]アドレス帳編集フロー
設計変更を容易にするためにアプリケーション層50を多層化すると、層間及び各機能部間の関係が増えて構成が複雑になる。これを避けるため、構成を簡単化する工夫が必要になる。
[17]ログイン実行フロー
認証・認可処理を有効にするか否かはユーザが設定可能であり、そのデータはエンティティ部63に格納されている。以下の説明では、この処理が有効になっている場合を説明する。
[18]認可実行フロー
図14は、各機能部間を矢印付線で結んで、認証・認可が有効に設定され且つログイン中である場合の、通常のサービス実行時のフローを示す図である。
11 MPU
12 インタフェース
13E1 EEPROM
13E2 EEPROM
13D DRAM
14 ハードディスク
15 操作パネル
16S スキャナ
16P プリンタ
17 NIC
18 ファクシミリモデム
19 圧縮・伸張ASIC
30 OS層
31 デバイスドライバ
32 OS
40 ミドルウェア層
41 デバイス制御部
42 画像処理部
43 リソース管理部
50 アプリケーション層
51 コモン部
52 システム管理部
60 エレメント層
61 デバイス操作部
62 画像処理操作部
63 エンティティ部
70 ジョブ層
71 ジョブ管理部
72 ジョブ制御部
73 基本ジョブ実行部
73a イメージジョブ実行部
73b アクセスジョブ実行部
74 インプットステップ実行部
75 エディットステップ実行部
76 アウトプットステップ実行部
77 ジョブ情報
80 サービス層
81 ユーザサービス受付部
82 ユーザサービス実行部
83 システムサービス実行部
Claims (4)
- プロセッサと、指示入力手段と、複数の画像入力手段と、複数の画像出力手段と、複数種のジョブを実行可能なジョブ層プログラムが格納された記憶手段とを備えた画像形成装置において、
該ジョブ層プログラムは、ジョブ管理プログラムと、ジョブ制御プログラムと、基本ジョブ実行プログラムと、ジョブステップ実行プログラムとを有し、
該ジョブ管理プログラムは、該プロセッサに対し、ジョブの実行指示に応答して、リソース管理部に、ジョブシナリオに基づき該ジョブを構成する基本ジョブの実行に必要なハードウェア資源の獲得要求をさせ、該ハードウェア資源の獲得後に、該ジョブ制御プログラムにジョブの制御を指示させ、
該ジョブ制御プログラムは、該プロセッサに対し、該制御の指示に応答して、該基本ジョブ実行プログラムに、ジョブシナリオに基づき該ジョブを構成する1つ以上の基本ジョブを順次実行指示させ、
該基本ジョブ実行プログラムは、該プロセッサに対し、該実行指示に応答して、該ジョブステップ実行プログラムに、該基本ジョブを構成する1つ以上のジョブステップを実行させ、
該基本ジョブは、該複数の画像入力手段のいずれかで入力した画像のデータを該記憶手段に格納する第1基本ジョブと、該記憶手段に格納されたデータを該複数の画像出力手段のいずれかで出力する第2基本ジョブとを含むことを特徴とする画像形成装置。 - 該ジョブステップ実行プログラムは、
該プロセッサに対し、該複数の画像入力手段のいずれかから画像データを入力させるインプットステップ実行プログラムと、
該プロセッサに対し、入力された画像データを処理させるエディトステップ実行プログラムと、
該プロセッサに対し、該処理された画像データを該複数の画像出力手段のいずれかへ出力させるアウトプットステップ実行プログラムと、
を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 画像形成装置の記憶手段に格納されたジョブ層プログラムが、該画像形成装置のプロセッサに対しジョブを実行させることにより、画像を形成させる画像形成方法において、
該ジョブ層プログラムは、ジョブ管理プログラムと、ジョブ制御プログラムと、基本ジョブ実行プログラムと、ジョブステップ実行プログラムとを有し、
該ジョブ管理プログラムは、該プロセッサに対し、ジョブの実行指示に応答して、リソース管理部に、ジョブシナリオに基づき該ジョブを構成する基本ジョブの実行に必要なハードウェア資源の獲得要求をさせ、該ハードウェア資源の獲得後に、該ジョブ制御プログラムにジョブの制御を指示させ、
該ジョブ制御プログラムは、該プロセッサに対し、該制御の指示に応答して、該基本ジョブ実行プログラムに、ジョブシナリオに基づき該ジョブを構成する1つ以上の基本ジョブを順次実行指示させ、
該基本ジョブ実行プログラムは、該プロセッサに対し、該実行指示に応答して、該ジョブステップ実行プログラムに、該基本ジョブを構成する1つ以上のジョブステップを実行させ、
該基本ジョブは、該複数の画像入力手段のいずれかで入力した画像のデータを該記憶手段に格納する第1基本ジョブと、該記憶手段に格納されたデータを該複数の画像出力手段のいずれかで出力する第2基本ジョブとを含むことを特徴とする画像形成方法。 - 該ジョブステップ実行プログラムは、インプットステップ実行プログラムと、エディトステップ実行プログラムと、アウトプットステップ実行プログラムとを有し、
該インプットステップ実行プログラムは、該プロセッサに対し、該複数の画像入力手段のいずれかから画像データを入力させ、
該エディトステップ実行プログラムは、該プロセッサに対し、入力された画像データを処理させ、
該アウトプットステップ実行プログラムは、該プロセッサに対し、該処理された画像データを該複数の画像出力手段のいずれかへ出力させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成方法。
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