JP2005254483A - 画像処理装置およびデータ処理装置および電力制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム - Google Patents

画像処理装置およびデータ処理装置および電力制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 コピー機能の実行状態に拘わらず、プリント機能要求が無い状態が所定時間継続している場合には、第2の制御手段に対する電力供給を非同期なタイミングで速やかに遮断してプリント機能スリープ状態に遷移させることである。
【解決手段】 コピー機能の使用状況に応じて、コピー機能の動作に必要なCPU1201,サブCPU1320に対する電力の供給または遮断を制御して、第1のスリープ状態から第1のスタンバイ状態への電力供給移行の制御と、各データ処理装置上の監視プログラムにより前記所定のデータ処理を伴う要求が行われた場合に発行される所定のコマンドを検出して、サブCPU1320への電力の供給または遮断を制御して、第2のスリープ状態または第2のスタンバイ状態への電力供給移の制御とを独立して制御を行う構成を特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のデータ処理装置からのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御して複合機能処理を実行する画像処理装置および該画像処理装置と通信可能なデータ処理装置および電力制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムに関するものである。
従来、この種の印刷装置、例えば、レーザービームプリンタに代表されるページプリンタは、印刷データを受信するインタフェースコントローラと、印刷イメージを受信するインタフェースコントローラと、印刷イメージを発生すると共に装置全体を制御するプリンタコントローラと、実際に印刷を行うプリンタエンジンとを有する。
このようなページプリンタでは、CPUを搭載しているプリンタコントローラと、熱定着器を有するプリンタエンジンの電力消費が大きいので、印刷待ち状態、すなわち、上位装置(ホストコンピュータ等)から印刷データが供給されなくなってから所定時間が経過したとき、プリンタコントローラとプリンタエンジン、とりわけ、CPUや熱定着器への電力供給を遮断して電力消費を抑えるスリープモードを搭載している。
このようなプリンタは、スリープモードへの移行およびスリープモードから通常のスタンバイ状態に復帰させる解除指示等は、インタフェースコントローラやプリンタコントローラが制御している。
すなわち、電源投入時または印刷処理が完了してから所定期間が経過しても、次の印刷データの受信がホストコンピュータ等からない場合に、プリンタコントローラやプリンタエンジンへの電力供給を遮断し、その後、印刷データを受信した、その時点でスリープモードであった場合には、プリンタコントローラやプリンタエンジンへの電力供給を行うという処理を行っており、下記特許文献1のようにホストコンピュータの状態を監視し、スリープ復帰時の熱定着器のウォームアップ動作タイミングをインテリジェントに行うことによりプリンタ装置の電力を制御することが提案されている。
一方、スキャナ、コピー、プリンタ、FAX機能等の複数の機能を有するマルチファンクションシステム(画像処理システム)においては、システムの稼動状態により装置全体としてシステムを構成する特定のユニットに対して電力制御を行っている。
例えば操作部を介して所定時間操作が行われなければ操作部のみ電源をOFFにし、プリンタエンジンはスタンバイ状態を保持するといった節電モードへの移行制御や、さらにネットワークを介してプリントデータの受信がない状態が、ある所定時間経過すればプリンタエンジンの熱定着器の電力も切るスリープモードへ移行するといった個別の電源制御を行っている。
また、各ユニットの制御においてマルチファンクションシステムでは、各ユニットを中心的に制御するメインコントローラには、メインCPUとその処理を補助する役割でアクセラレータCPUが搭載されており、アクセラレータCPUではホストコンピュータからのPDLデータをビットマップデータへの展開等の処理を行っている。
そして、メインコントローラでは制御の負荷分散を行うことによりコピー、FAX、プリンタ等の複合動作をスムーズに行うことが出来るシステムとなっていると共に、非稼動状態時に消費電力をおさえる制御を行っている。
特開2000−218894号公報
このようなページプリンタやマルチファンクションシステムは印刷データを受信した後にプリンタコントローラやプリンタエンジンへの電源供給を行い、定着器として加熱方式の熱定着装置を採用したプリンタの場合は、大きな熱容量の熱ローラに電源供給してから、熱定着器が印刷可能な温度に上昇させるウォームアップを行う。
また、マルチファンクションシステムのようにメインCPUとサブCPUとから構成されるシステムにおいては、システムとして同時並列的に複合動作をスムーズに行うことが可能であり、非稼動状態において節電モードやスリープモードのように電力制御にレベルが設けられている電力制御が行われているが、現状では、スタンバイ状態でプリント着信がなくてもコピー動作が行われている場合は、サブCPUも電力供給されている状態にあった。
なお、サブCPUから構成されるアクセラレータはメインコントローラと同等の電力消費量であり、サブCPUとしての消費電力は無視できないものである。
つまり、コントローラを構成するメインCPUとサブCPUは、通常の熱定着器がウォームアップ完了状態であるスタンバイ時にはプリンタ着信がなくても電力を消費するため、PDLアクセラレータとして作用するサブCPUはスタンバイ時でもプリント受信がなければ供給をストップするという個別の電源制御を行う必要がある。
これまではプリンタエンジンと同系統の電力制御系統であったため、コピー機能使用時にスリープ復帰してスタンバイ状態になると、サブCPUから構成されるアクセラレータへの電力供給が行われていた。
なお、複合機における機能としてコピー機能およびプリンタ機能として各々使用する際に動作するハードウェアは限定される。
つまり、コピー機能のみ使用される状況にある場合はプリンタエンジンが必ず動作するので熱定着器のウォームアップ動作は必ず行われるが、この際、コントローラを構成するサブCPUは動作させる必要がないにもかかわらず、電力供給が実行されてしまうため、節電効果が低いという複合機特有の課題が指摘されていた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の第1の目的は、操作部からの選択に基づくコピー機能の使用状況に応じて、コピー機能の動作に必要な第1または第2の制御手段に対する電力の供給または遮断を制御して、第1のスリープ状態から第1のスタンバイ状態への電力供給移行の制御と、各データ処理装置上の監視プログラムにより前記所定のデータ処理を伴う要求が行われた場合に発行される所定のコマンドを検出して、前記第2の制御手段への電力の供給または遮断を制御して、第2のスリープ状態または第2のスタンバイ状態への電力供給移行の制御とを独立して制御を行うことにより、コピー機能の実行状態に拘わらず、プリント機能要求が無い状態が所定時間継続している場合には、第2の制御手段に対する電力供給を非同期なタイミングで速やかに遮断してプリント機能スリープ状態に遷移させることで、コピー機能実行時にも節電効果を向上させることができるインテリジェントな電力制御を実現できる画像処理装置および電力制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することにある。
第2の目的は、プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のデータ処理装置からのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御して複合機能処理を実行する画像処理装置において、実行すべき機能に対するプリンタ部とスキャナ部との使用状況に基づき、プリント機能スタンバイとコピー機能スタンバイとで前記プリンタ部とスキャナ部とを利用する各機能処理を総括制御する第1の制御と、前記第1の制御手段によるプリンタ部の機能処理実行時に、プリント機能に伴う所定のデータ処理を実行する第2の制御とで異なる電力供給状態に遷移させることにより、コピー機能実行時にも節電効果を向上させることができるインテリジェントな電力制御を実現できる画像処理装置および電力制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することにある。
第3の目的は、画像処理装置に対して、前記プリント機能またはコピー機能毎にスリープモードへの異なる複数の移行条件を設定し、該設定された移行条件を満たしているかどうかを監視し、該監視により満たしていると判定した場合に、前記画像処理装置に対して節電機能を有効とさせる所定のコマンドを発行することにより、データ処理装置側のスリープモード設定に適応して、画像処理装置がコピー機能実行時にも節電効果を向上させることができるインテリジェントな電力制御指示を最適なタイミングで行うことができるデータ処理装置および電力制御方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することにある。
本発明は、プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のデータ処理装置からのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御して複合機能処理を実行する画像処理装置であって、前記プリンタ部とスキャナ部とを利用する各機能処理を総括制御する第1の制御手段と、前記第1の制御手段によるプリンタ部の機能処理実行時に、プリント機能に伴う所定のデータ処理を実行する第2の制御手段と、前記操作部からの選択に基づくコピー機能の使用状況に応じて、コピー機能の動作に必要な前記第1または第2の制御手段に対する電力の供給または遮断を制御して、第1のスリープ状態から第1のスタンバイ状態への電力供給移行を制御する第1の電力制御手段と、前記各データ処理装置上の監視プログラムにより前記所定のデータ処理を伴う要求が行われた場合に発行される所定のコマンドを検出して、前記第2の制御手段への電力の供給または遮断を制御して、第2のスリープ状態または第2のスタンバイ状態への電力供給移行を制御する第2の電力制御手段と、前記第1の電力制御手段と前記第2の電力制御手段とを独立して制御を行う電力制御管理手段とを有することを特徴とする。
本発明は、プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のデータ処理装置からのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御して複合機能処理を実行する画像処理装置であって、前記プリンタ部とスキャナ部とを利用する各機能処理を総括制御する第1の制御手段と、前記第1の制御手段によるプリンタ部の機能処理実行時に、プリント機能に伴う所定のデータ処理を実行する第2の制御手段と、実行すべき機能に対するプリンタ部とスキャナ部との使用状況に基づいて、プリント機能スタンバイとコピー機能スタンバイとで前記第1と第2の制御手段に対して異なる電力供給状態に遷移させる電力制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明は、プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のホストコンピュータからのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御可能な画像処理装置と通信可能なデータ処理装置であって、前記画像処理装置に対して、前記プリント機能またはコピー機能毎にスリープモードへの異なる複数の移行条件を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された移行条件を満たしているかどうかを監視判定する監視手段と、前記監視手段によりいずれかの移行条件を満たしていると判定した場合に、前記画像処理装置に対して節電機能を有効とさせる所定のコマンドを発行する節電指示手段とを有することを特徴とする。
本発明は、プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のデータ処理装置からのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御して複合機能処理を実行する画像処理装置における電力制御方法であって、前記プリンタ部とスキャナ部とを利用する各機能処理を総括制御する第1の制御ステップと、前記第1の制御ステップによるプリンタ部の機能処理実行時に、プリント機能に伴う所定のデータ処理を実行する第2の制御ステップと、前記操作部からの選択に基づくコピー機能の使用状況に応じて、コピー機能の動作に必要な第1または第2の制御ステップに対する電力の供給または遮断を制御して、第1のスリープ状態から第1のスタンバイ状態への電力供給移行を制御する第1の電力制御ステップと、各データ処理装置上の監視プログラムにより前記所定のデータ処理を伴う要求が行われた場合に発行される所定のコマンドを検出して、前記第2の制御ステップへの電力の供給または遮断を制御して、第2のスリープ状態または第2のスタンバイ状態への電力供給移行を制御する第2の電力制御ステップと、前記第1の電力制御ステップと前記第2の電力制御ステップとを独立して制御を行う電力制御管理ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明は、プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のデータ処理装置からのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御して複合機能処理を実行する画像処理装置における電力制御方法であって、前記プリンタ部とスキャナ部とを利用する各機能処理を総括制御する第1の制御ステップと、前記第1の制御ステップによるプリンタ部の機能処理実行時に、プリント機能に伴う所定のデータ処理を実行する第2の制御ステップと、実行すべき機能に対するプリンタ部とスキャナ部との使用状況に基づいて、プリント機能スタンバイとコピー機能スタンバイとで前記第1と第2の制御ステップに対して異なる電力供給状態に遷移させる電力制御ステップとを備えることを特徴とする。
本発明は、プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のホストコンピュータからのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御可能な画像処理装置と通信可能なデータ処理装置における電力制御方法であって、前記画像処理装置に対して、前記プリント機能またはコピー機能毎にスリープモードへの異なる複数の移行条件を設定する設定ステップと、前記設定ステップにより設定された移行条件を満たしているかどうかを監視判定する監視ステップと、前記監視ステップによりいずれかの移行条件を満たしていると判定した場合に、前記画像処理装置に対して節電機能を有効とさせる所定のコマンドを発行する節電指示ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置によれば、コピー機能の実行状態に拘わらず、プリント機能要求が無い状態が所定時間継続している場合には、第2の制御手段に対する電力供給を非同期なタイミングで速やかに遮断してプリント機能スリープ状態に遷移させることで、コピー機能実行時にも節電効果を向上させることができるインテリジェントな電力制御を実現できる。
また、本発明に係るデータ処理装置によれば、データ処理装置側のスリープモード設定に適応して、画像処理装置がコピー機能実行時にも節電効果を向上させることができるインテリジェントな電力制御指示を最適なタイミングで行うことができるという効果を奏する。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態を示す複合機能処理装置を適用可能な画像処理システムの一例を示すブロック図である。
図1において、ホストコンピュータ1000はネットワークインタフェース(NET I/F)1001を介してネットワーク3000に接続してあるともに、プリンタインタフェース(プリンタI/F)1002を介して印刷装置2000に接続してある。プリンタインタフェース1002は双方向通信可能であり、ホストコンピュータ1000上で作成された種々の印刷データや、監視プログラムが発行する節電機能制御コマンドを印刷装置2000に送信するのに使用される。
ホストコンピュータ1100はサーバ機能を持ったオペレーティングシステムにより稼動していて、ネットワークインタフェース1101を介してネットワーク3000に接続してあるとともに、プリンタインタフェース1102を介して印刷装置2100に接続してあり、印刷装置2100はネットワーク3000上にリソース供与されている。
印刷装置1200はサーバ機能を持ったネットワークインタフェース1201を有しており、ネットワーク3000上にリソース供与されている。
マルチファンクションシステム2200はネットワークインタフェース1003を有しておりネットワーク3000を介して接続されているホストコンピュータ群とのデータの送受信を行っている。
図2は、図1に示した印刷装置2000の構成を説明するブロック図である。なお、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
図2において、印刷装置2000はCPU101と、ROM102と、RAM103と、入出力部105と、印刷部インタフェース(I/F)106と、クロック発生部108と、操作パネル109とディスクコントローラ(DCK)110とが、システムバス104を介して相互に接続してある。
ROM102は制御プログラムがストアしてある。CPU101はROM102の制御プログラムに従って、システムバス104に接続されている各種のデバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インタフェース106を介して接続されている印刷部(印刷装置エンジン)107に印刷データとしての画像信号を出力するものである。
RAM103はCPU101の主メモリ、ワークエリア等として用いられ、図3に示すように、入力バッファ103aと、ページバッファ103bと、ワークバッファ103c等に用いられている。
RAM103は専用バッテリによりバックアップしてあり、印刷装置2000の電源が落とされても、印刷装置2000の各種設定値である環境情報を保持することが可能となっている。
入出力部105は双方向インタフェース(I/F)1002により、ホストコンピュータ1000と接続してあり、インタフェース回路105aにより制御され、種々のデータ通信処理を制御するものである。インタフェース回路105aは、ホストコンピュータ1000から印刷データおよび節電機能制御コマンド等を受信し、CPU101と、熱定着器を有する印刷部107と、操作パネル109と、ハードディスク(HD)111の電力供給を制御するものである。
クロック発生部108は、印刷装置2000の内部処理のうちで特に時間処理において参照される内部クロックを発生させるものである。操作パネル109は印刷装置2000を操作する操作ボタンと動作状況を表示する表示部とを有する。ディスクコントローラ(DKC)110は印刷装置2000において画像生成の際に使用される文字パターンデータや、ユーザが繰り返し使用する印刷フォームを制御するものである。
図3は、図2に示したRAM103のメモリマップを示す図であり、入力バッファ(受信バッファ)103aと、ページバッファ103bと、ワークバッファ103c等が確保された状態を示す。
図4は、図1に示したマルチファンクションシステムの構成を説明する断面図である。
図4において、10はスキャナ部、20はプリンタ部であり、901は原稿台ガラスで、原稿自動送り装置142から給送された原稿が順次、所定位置に載置される。902は例えばハロゲンランプから構成される原稿照明ランプで、原稿台ガラス901に載置された原稿を露光する。903、904、905は走査ミラーであり、図示しない光学走査ユニットに収容され、往復動しながら、原稿からの反射光をCCDユニット906に導く。
CCDユニット906はCCDに原稿からの反射光を結像させる結像レンズ907、例えばCCDから構成される撮像素子908、撮像素子908を駆動するCCDドライバ909等から構成されている。撮像素子908からの画像信号出力は、例えば8ビットのデジタルデータに変換された後、コントローラユニット939に入力される。また、910は感光ドラムであり、前露光ランプ912によって画像形成に備えて除電される。
913は1次帯電器であり、感光ドラム910を一様に帯電させる。917は露光手段であり、例えば半導体レーザ等で構成され、画像形成や装置全体の制御を行うコントローラユニット939で処理された画像データに基づいて感光ドラム910を露光し、静電潜像を形成する。
918は現像器であり、黒色の現像剤(トナー)が収容されている。919は転写前帯電器であり、感光ドラム910上に現像されたトナー像を用紙に転写する前に高圧をかける。920、922、924、942、944は給紙ユニットであり(920は手差し給紙ユニット)、各給紙ローラ921、923、925、943、945の駆動により、転写用紙が装置内へ給送され、レジストローラ926の配設位置で一旦停止し、感光ドラム910に形成された画像との書き出しタイミングがとられ再給送される。
927は転写帯電器であり、感光ドラム910に現像されたトナー像を給送される転写用紙に転写する。928は分離帯電器であり、転写動作の終了した転写用紙を感光ドラム910より分離する。転写されずに感光ドラム910上に残ったトナーはクリーナ911によって回収される。929は搬送ベルトで、転写プロセスの終了した転写用紙を定着器930に搬送し、例えば熱により定着される。931はフラッパであり、定着プロセスの終了した転写用紙の搬送パスを、ソータ932または中間トレイ937の配置方向のいずれかに制御する。
また、933〜936は給送ローラであり、一度定着プロセスの終了した転写用紙を中間トレイ937に反転(多重)または非反転(両面)して給送する。938は再給送ローラであり、中間トレイ937に載置された転写用紙を再度、レジストローラ926の配設位置まで搬送する。
コントローラユニット939には後述するマイクロコンピュータ、画像処理部等を備えており、マンマシンインターフェース装置940からの指示に従って、前述の画像形成動作を行う。
図5は、図4に示したマルチファンクションシステムのコントローラユニット939の構成を説明するブロック図である。
図5において、コントローラユニット939は画像入力デバイスであるスキャナ部10や画像出力デバイスであるプリンタ部20と接続し、一方ではLAN3000や公衆回線(WAN)1251と接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラである。
CPU1201はシステム全体を制御するコントローラである。RAM1202はCPU1201が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM1203はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。1200は電源制御部で、システムバス1207に接続されるデバイスに対する電源供給状態を制御する。
HDD1204はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データ、ソフトウェアカウンタ値などを格納する。ソフトウェアカウンタ値は用紙サイズ別カウンタ領域とデータ処理容量別カウンタ領域が設定されており、CPU1201が処理したデータ容量に基づき予め設定した任意の基準容量値を基準に算出してカウントアップが行われる。カウンタ値はHDD1204に限らず電源が切れても記憶保持することができれば、図示しないEEPROM等にその記憶領域を持ってもよい。
操作部I/F1206Aは、操作部(UI)140とのインタフェース部で、操作部140に表示する画像データを操作部140に対して出力する。また、操作部140から本システム使用者が入力した情報を、CPU1201に伝える役割をする。ネットワークインタフェース(Network)1210はLAN3000に接続し、情報の入出力を行う。Modem1250は公衆回線1251に接続し、情報の入出力を行う。音声入出力ユニット500は音声をスピーカーに対して出力したり、ハンドセットに対して、音声出力したり、音声入力するための制御を行う。スキャナ・プリンタ通信I/F1206Bはスキャナ部10、プリンタ部20のCPUとそれぞれ通信を行うためのI/Fである。以上のデバイスがシステムバス1207上に配置される。
Image Bus I/F1205はシステムバス1207と画像データを高速で転送する画像バス1208を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス1208は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス1208上には以下のデバイスが配置される。ラスタイメージプロセッサ(RIP)1260はPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部1220は、画像入出力デバイスであるスキャナ部10やプリンタ部20とコントローラユニット939を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナ画像処理部1280は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部1290は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。画像回転部1230は画像データの回転を行う。画像圧縮部1240は、多値画像データはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸長処理を行う。
1370はPDLアクセラレータで、SubCPU1320はNetwork1210を介して受信したプリントデータを画像形成を行うためのビットマップデータへ展開処理を行うアクセラレータとして作用し、RAM1330は、SubCPU1320が動作するためのワークメモリであり、ROM1340はPDLアクセラレータとしての機能プログラムが格納されている。
PDLアクセラレータ1370とCPU1201を含むコントローラユニット939とはバスアイソレータ1310を介して接続されており、PDLアクセラレータ1370とメインコントローラは個別に電源供給を行う制御が可能であり、電源制御部1200のブロックにおいて電源供給部1400または電源1300を制御することにより、電源A1360と電源B1350とプリンタ部20、スキャナ部10への電源供給の制御が行われる。バスアイソレータ1310は電源A1360に電源が供給されている状態で電源B1350への供給が遮断された場合に他方の電源による電流の回りこみ回避の役割をしている。
図6は、図1のホストコンピュータ1000の構成を説明するブロック図である。なお、図4と同一のものには同一の符号を付してある。
図6において、ホストコンピュータ1000はネットワークインタフェース1001を有していて、LAN等のネットワーク3000を介してホストコンピュータ1100(図1)や印刷装置2200(図1)と双方向通信可能である。ホストコンピュータ1000はCPU1011と、RAM1012と、ROM1013と、プリンタインタフェース1002と、ネットワークインタフェース1001と、マウスインタフェース(マウス I/F)1008と、キーボードインタフェース(KBD I/F)1006と、ハードディスクインタフェース(HD I/F)1010と、CRT1000−1のためのビデオインタフェース(ビデオ I/F)1004とが、システムバスを介して相互に接続してある。
ROM1013は基本入出力プログラムが記憶してある。CPU1011は電源の起動により、ROM1013の基本入出力プログラムに従って、システムバスに接続される基本デバイスを総括的に制御し、ハードディスク(HD)1009からRAM1012に記憶されたオペレーティングシステムとアプリケーションプログラムに従って、図形と、イメージと、文字と表等が混在した文書処理を実行するものである。
このオペレーティングシステムはホストコンピュータ1000を運用する上で核となるシステムで、ビデオインタフェース1004を介して接続されるCRT1000−1への表示機能と、ハードディスクインタフェース1010を介して接続されるハードディスク1009の入出力と、ユーザごとのアクセス権管理機能と、アプリケーションプログラムインタフェースを提供し、アプリケーションやスクリーンセーバの動作を制御する。
RAM1012には、オペレーティングシステムと、アプリケーションプログラムとの他に、プリンタドライバと、スクリーンセーバ等が記憶されている。
プリンタドライバは印刷に関する機能が集約されており、オペレーティングシステムが常駐しており、アプリケーションと、スクリーンセーバと、プリンタドライバと、ホストコンピュータ1000のインタフェースに接続される各種デバイスの処理を監視しており、印刷データが送信される可能性の高い処理が実行されたのを検出した場合は、印刷装置2000に節電機能制御コマンドを送信する。
スクリーンセーバは公知の技術である画面表示制御プログラムであって、表示画面の保護や消費電力の低減のため、一定時間入力操作が行われないと、同一画面を連続表示せず、予め用意されている画面(動画、静止画、無表示)に切り替える処理を行う。
ホストコンピュータ1000には、キーボードインタフェース1006を介して接続されるキーボード1005とマウスインタフェース1008を介して接続されるマウス1007等が接続されており、オペレーティングシステムや各種プログラムの操作やデータ入力に利用されている。
図7は、本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図2に示した印刷装置のROM102にストアされる制御プログラムに依るデータ処理手順の一例に対応する。なお、S101〜S114は各ステップを示す。
ステップS101にて、図2の印刷装置2000においては、クロック発生部108の現時点でのクロック値を変数S_TIMEにセットする。この変数S_TIMEはRAM103に保管されている。次に、ステップS102にて、入出力部105がホストコンピュータ1000から所定のデータを受信したか否かを判断し、所定のデータを受信したと判断した場合はステップS106へ進み、受信していないと判断した場合はステップS103へ進む。
なお、ここでいう所定のデータとは、出力画像を生成するための印刷データと、節電機能を制御する節電機能コマンドとを意味する。
そして、ステップS103にて、クロック発生部108の現時点でのクロック値から、変数S_TIMEの値を減算し、減算結果が、RAM103の環境情報に保管されている節電開始時間未満であると判断した場合は、ステップS102に戻り、節電開始時間以上であると判断した場合は、ステップS104に進む。
なお、ここでいう節電開始時間とは、データを受信しなくなってからスリープ機能を開始するまでの時間であり、固定値であっても良い。
そして、ステップS104にて、印刷装置がスリープ状態(スリープモード)であるか否かを判断し、スリープモードと判断した場合は、ステップS102へ戻り、スリープモードでないと判断した場合はステップS105へ進む。
そして、ステップS105にて、印刷装置2000のスリープ機能を実行し、ステップS102へ戻る。
一方、ステップS102で、所定のデータを受信したと判断した場合は、ステップS106で、受信した所定のデータの種類を判断して、出力画像を生成するための印刷データであると判断した場合は、ステップS107へ進み、節電機能制御コマンドであると判断した場合は、ステップS110へ進む。
そして、ステップS107で、印刷装置が現在データ受信を待機する状態であるか否かを判断し、待機状態でないと判断した場合は、ステップS108へ進み、待機状態であると判断した場合は、ステップS109へ進む。
一方、ステップS107で、待機状態でないと判断した場合は、ステップS108で、印刷装置を待機状態にするために、定着器ユニットを所定の温度まで昇温するウォームアップ処理を実行する。次に、ステップS109で、受信した印刷データに基づいて印刷処理を実行して、ステップS101へ戻る。
一方、ステップS106で、受信したデータが節電機能制御コマンドであると判断した場合は、ステップS110で、さらに節電機能制御コマンドの種類を判断し、節電機能制御コマンドが待機コマンドであると判断した場合は、ステップS111へ進み、スリープコマンドであると判断した場合は、ステップS113へ進む。
そして、ステップS111で、印刷装置が待機状態であるか否かを判断し、待機状態でないと判断した場合は、ステップS112へ進み、待機状態と判断した場合は、ステップS101に戻る。
そして、ステップS112では、印刷装置を待機状態にするために、上記同様のウォームアップを実行し、その後ステップS101に戻る。
一方、ステップS110で、スリープコマンドであると判断した場合は、ステップS113で、印刷装置が現在スリープモードであるか否かを判断し、スリープモードであると判断した場合はステップS102へ戻り、スリープモードでないと判断した場合は、ステップS114にて、印刷装置2000のスリープモードを実行し、その後、ステップS102に戻る。
なお、図5に示したマルチファンクションシステムにおいては、図2に示されたように制御プログラムはROM1203あるいはHDD1204にストアされており、HDDにストアされている場合はRAM上にロードされる。
また、マルチファンクションシステムではスリープタイマの値は、タイマ1211の値を基準に設定され、スリープ移行までのタイマ設定が行われる。
また、RAM上にはタイマ1211の値を基準にプリントとコピーそれぞれスリープタイマ変数をRAM上に保管されており、それぞれのスリープタイマ変数を非同期にセットリセットが可能である。ホストコンピュータとのデータ受信はNetwork1210により行う。動作フローには同様のステップで制御が可能である。
以下、図1に示したホストコンピュータ1000等上に常駐する監視プログラムの機能について説明する。
上記監視プログラムはオペレーティングシステム上に常駐していて常に各種デバイスやイベントを監視しており、具体的には以下の(1)〜(9)の処理が行われた時に、印刷装置2000に対する節電機能制御コマンド(節電コマンドと、スリープコマンドとを含む)を発行する。
(1)ホストコンピュータ1000のハードディスク1009にインストールされているオペレーティングシステムが起動し、監視プログラムの常駐が完了した時に、印刷装置2000を待機状態にする節電機能制御コマンドを発行する。
(2)オペレーティングシステムにおいて、アプリケーションよりプリンタドライバの設定項目に変更が加えられた時に印刷装置2000を待機状態にする節電機能制御コマンドを発行する。
(3)ホストコンピュータ1000のキーボード1005や、マウス1007から一定時間入力操作が行われず、スクリーンセーバの画面が表示される時に、印刷装置2000をスリープ状態にする節電機能制御コマンドを発行し、スクリーンセーバの画面がオペレーティングシステムの画面に切り替わる時に、印刷装置2000を待機状態にする節電機能制御コマンドを発行する。
(4)ホストコンピュータ1000のキーボード1005や、マウス1007から入力操作が行われた時に、印刷装置2000を待機状態にする節電機能制御コマンドを発行する。
(5)オペレーティングシステム上で、アプリケーションが起動された時に、印刷装置2000を待機状態にする節電機能制御コマンドを発行する。
(6)ユーザがアプリケーション用の作成済み文書をハードディスク1009等から読み込んだ時に、印刷装置2000を待機状態にする節電機能制御コマンドを発行する。
(7)ユーザがアプリケーション用の作成済み文書をハードディスク1009等に保存した時に、印刷装置2000を待機状態にする節電機能制御コマンドを発行する。
(8)ユーザがアプリケーションで編集中の文書の書式設定を行った時に、印刷装置2000を待機状態にする節電コマンドを発行する。
(9)コピー機能とプリンタ機能毎にスリープ移行設定を行う場合に、プリンタスリープ状態への節電コマンドまたはプリンタスリープ状態からの復帰時にコピー機能はスタンバイ状態にさせないように制御を行う。
以上監視プログラムが節電機能制御コマンドが発行されるタイミングとして考えられるホストコンピュータ1000上の処理について例を挙げたが、これらの処理はオペレーティングシステムに接続されているデバイスの種類やオペレーティングシステムと、アプリケーションと、スクリーンセーバと、プリンタドライバ等の処理形態が変わった場合に合わせて変化する。
図8は、本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図5に示したマルチファンクションシステムのROM1203またはHDD1204にストアされている制御プログラムの一例に対応する。なお、S801〜S806は各ステップを示す。また、コピー機能使用時には操作部140を介して各種モード設定やコピー開始等の設定操作が行われる。
先ず、ステップS801において、図5に示したタイマ1211により設定されたコピースリープタイマ変数を設定しRAM1202上に保管する。そして、ステップS802において、図5に示したマルチファンクションシステムの操作部140により所定の操作が行われたか否かをモニタリングしており、なんらかの操作が行われた場合は、ステップS806によりコピー機能と使用できるコピー機能スタンバイ状態へと移行する。
一方、ステップS802において何も操作が行われないと判断した場合は、S803において、所定時間が経過しているか否かを判断し、経過していないと判断した場合は再びステップS802へ戻り、経過している場合は、ステップS804で、現在コピー機能スリープ状態であるか否かを判断し、スリープ状態であると判断した場合は再びステップS802へ戻り、コピー機能スリープ状態でない場合は、ステップS805で、コピー機能スリープ状態へと移行した後、ステップS802へ戻る。
なお、ここでいうコピー機能スリープ状態とは、図5に示したマルチファンクションシステムにおいて、電源1350、電源1360、操作部140、スキャナ部10、プリンタ部20への電源供給の遮断が行われた状態である。
この場合、第2の制御手段として機能するサブCPU1320を備えるPDLアクセラレータ1370の電源1350へは供給されない状態をいう。
ただし、図7に示したプリンタ機能スリープタイマのフローがコピー機能スリープタイマとは独立して動作しているため、コピー機能スリープ状態への移行前にプリンタ機能スリープ状態になっている場合がある。この場合はスキャナ、プリンタ、操作部、メインコントローラの電源を遮断する。
また、逆にスタンバイ状態への復帰時においても、コピー機能、プリンタ機能のスリープタイマが非同期に動作していることから、コピー機能スタンバイ時にプリンタ機能のみスリープの状態、つまりPDLアクセラレータのみ電源供給しない状態からプリンタ機能スタンバイ状態へ移行することが可能である。
本実施形態では、ホストコンピュータ1000上で印刷データが送信されると予想された時に、ホストコンピュータ1000上の監視プログラムが節電機能制御コマンドを印刷装置2000に発行し、該節電機能制御コマンドを受信した印刷装置2000は、スリープ状態を中止させるとともに、印刷装置2000の印刷部107の熱定着器のウォームアップ処理を開始させる。
ホストコンピュータ1000は複数の印刷装置を利用可能であって、使用する印刷装置をプリンタドライバで選択することができるので、ホストコンピュータ1000では、監視プログラムがホストコンピュータ1000の各種デバイスやイベントを監視し、印刷データが送信される可能性の高い処理の実行を検出した場合に、印刷装置2200に節電機能制御コマンドを送信することもできる。
また、節電機能制御コマンドを受信した印刷装置2200は、節電機能制御コマンドを受信した印刷装置2000と本質的に同様に動作して、スリープを中止させるとともに、マルチファンクションシステム2200の熱定着器のウォームアップを開始させる。
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、監視プログラムが予めプログラムに組み込まれている判断基準に基づいて節電機能制御コマンドを送信するようにしたが、このようにした場合、数ある判断基準のうちの何れかの1つでも検出した場合に、節電機能制御コマンドが送信されるので、ユーザの意図していない時にコマンドが発行されることがあった。
そこで、第2実施形態はこのような問題点を解決したものであり、本実施形態では、監視プログラムの判断基準の選択画面をCRT上に表示させ、ユーザが期待した処理が実行された時のみ、節電機能制御コマンドを発行するように制御してもよい。以下、その実施形態について説明する。
図9は、本発明に係る画像処理システムにおけるスリープモード設定画面の一例を示す図であり、図6に示したCRT1000−1上に表示される基準選択画面に対応する。
図9において、基準選択画面9000は、オペレーティングシステム上で表示されるものであって、監視プログラムの判断基準選択を行う独立したプログラムであっても、プリンタドライバの設定画面の一つとして表示されたのでも良い。
説明文字列9002は、判断基準の概略説明が表記されており、チェックボックス9001と一対になっている。基準選択画面9000内のチェックボックス9001は、監視プログラムの判断基準の選択状態を表し、選択し、非選択を指示するのに使用される。マウス1007が操作されてチェックボックスがクリックされた場合には、チェックボックスに「×」が表示され、「×」が付された判断基準が選択される。
「スリープ状態へ」ボタン9003はマウス1007等の装置によりクリックされると、印刷装置をスリープ状態にする節電機能制御コマンドを即座に発行する。
「待機状態へ」ボタン9004はマウス1007等の装置によりクリックされると、印刷装置を待機状態にする節電機能制御コマンドが即座に発行される。
「設定を実行」ボタン9005はマウス1007等の装置によりクリックされると、チェックボックス9001で選択指示されている、判断基準が監視プログラムに設定されクローズされる。
「設定をキャンセル」ボタン9006はマウス1007等の装置によりクリックされると、その時、基準選択画面9000内で設定された内容を無効にして同画面がクローズされる。
以上説明したような構成の基準選択画面9000により監視プログラムは、ユーザが期待した処理が行われた時にだけ、節電機能制御コマンドを発行することが可能となる。
図10は、図5に示した操作部140に表示されるスリープタイマ設定画面の一例を示す図である。
図10において、操作部140によりコピー機能スリープタイマを設定するためのダイアログ9008と、プリント機能スリープタイマを設定するためのダイアログ9009によりそれぞれスリープモードへ移行する時間を設定可能となっている。それぞれのダイアログに設定された時間はスリープ移行への基準値としてRAM上に保管される。
なお、図10に示す画面は、設定画面の一例でありコピー機能とプリンタ機能の各々にタイマ値を設定できるものであれば、この画面表示例に限らない。
図11は、本発明に係る画像処理システムにおけるスタンバイモード時のユニット毎の電源供給状態の一例を示す図であり、図5に示した画像処理システムに対応する。
図11において、フルスタンバイ状態においては、図5に示したプリンタ部20を構成する図4に示した熱定着器930、図5に示したメインCPU1201、サブCPU1320、操作部140で電源供給(ON状態)されている状態である。
コピー機能スタンバイ状態では、この例の場合、デバイスA群として熱定着器930、メインCPU1201、操作部140が分類されており、電源供給される。
また、プリンタスタンバイ状態では、デバイスB群として熱定着器930、メインCPU1201、サブCPU1320が分類されており群に属するデバイスに電力が供給されている状態を示している。
なお、図11はマルチファンクションシステムを構成するデバイスの分類わけと電力供給状態の一例を示しており、それぞれの群にその他のデバイスをさまざまに組み合わせて電力供給の状態を作り出してもかまわない。意図するところは、コピー機能とプリンタ機能で必要最低限必要なデバイスのみ電力を供給するように群分けするものである。
図12は、本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図5に示したマルチファンクションシステムのROM1203またはHDD1204にストアされている制御プログラム(マルチファンクションシステムのスリープモードによる電源供給状態へ遷移処理)の一例に対応する。なお、S1101〜S1105は各ステップを示す。
先ず、メイン電源が入った直後の場合は、ステップS1101において、マルチファンクションシステムを構成するすべてのデバイスに電源が供給される。そして、ステップS1102において、予め設定されたプリンタ機能スリープタイマにより所定時間が経過してプリンタ機能スリープ状態へ移行すべきタイミングかどうかを判断して、プリンタ機能スリープ状態へ移行すべきタイミングであると判断した場合は、ステップS1103で、図11に示した例のようにデバイスA群のみに電力が供給される状態に移行し、ステップS1104移行へ進む。
一方、ステップS1102でプリンタ機能スリープ状態へ移行すべきタイミングでないと判断した場合は、ステップS1104で、予め設定されたコピー機能スリープタイマにより所定時間が経過してコピー機能スリープ状態へ移行すべきタイミングかどうかを判断して、コピー機能スリープ状態へ移行すべきタイミングでないと判断した場合は、ステップS1102へ戻り、コピー機能スリープ状態へ移行すべきタイミングであると判断した場合は、デバイスB群の電力供給も遮断(ストップ)される状態に移行して、スタンバイ状態となる。
図13は、図5に示した操作パネル140のLCD表示部に表示される基本画面構成を説明する図である。
図13において、121は拡張機能キーであり、このキーを押すことによって両面複写、多重複写、移動、とじ代の設定、枠消しの設定等のモードに入る。122は画像モードキーであり、複写画像に対して網掛け、影付け、トリミング、マスキングを行うための設定モードに入る。
123はユーザーモードキーであり、モードメモリの登録、標準モード画面の設定がユーザごとに行える。124は応用ズームキーであり、原稿のX方向、Y方向を独立に変倍するモード、原稿のサイズと複写サイズから変倍率を計算するズームプログラムのモードに入る。125、126、127はM1キー、M2キー、M3キーであり、それぞれのモードメモリを呼び出す際に押す。128はコールキーであり、前回設定されていた複写モードを呼び出す際に押す。129はオプションキーであり、フィルムから直接複写するためのフィルムプロジェクタ等のオプション機能の設定を行う。
130はソータキーであり、ソート出力、グループ出力等のモード設定を行う。131は原稿混載キーであり、原稿フィーダにA4サイズとA3サイズ、またはB5サイズとB4サイズの原稿を一緒にセットする際に押す。132は等倍キーであり、複写倍率を100%にする際に押す。134、135はそれぞれ縮小キー、拡大キーであり、定形の縮小、拡大を行う際に押す。136はズームキーであり、1%刻みで非定形の縮小、拡大を行う際に押す。133は用紙選択キーであり、複写用紙の選択を行う際に押す。
138A、138Bは濃度キーであり、138Aを押すごとに濃く複写され、13Bを押すごとに薄く複写される。137は濃度表示であり、濃度キーを押すと表示が左右へ変化する。139はAEキーであり、新聞のように地肌の濃い原稿を自動濃度調整複写するときに押す。141はHiFiキーであり、写真原稿のように中間調の濃度が多い原稿の複写の際に押す。142は文字強調キーであり、文字原稿の複写で文字を際立たせたい場合に押下する。
図14は、図4に示したマルチファンクションシステムにおけるスキャナ部10、プリンタ部20の構成を示すブロック図である。
図14において、1451は前記スキャナ10全体の制御を行うCPUであり、制御プログラムを記憶した読み取り専用メモリ1453(ROM)からプログラムを順次読み取り実行する。CPU1451のアドレスバス、データバスはバスドライバ、アドレスデコーダ1452からなる回路を介して各負荷に接続されている。また、コントローラユニット30のCPUと接続され、通信を行う。
1454はランダムアクセスメモリ(RAM)で、入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置として機能する。1455はI/Oインターフェースであり、給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモータ類1456、ランプ類1457、また、搬送される用紙を検知する紙検知センサ類1458の装置の各負荷に接続される。
また、CCDユニット906により読み込まれた画像データは、コントローラ30に転送される。
次に、1401は前記プリンタ部20の制御を行うCPUであり、制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専用メモリ1403(ROM)からプログラムを順次読み取り、実行する。CPU1401のアドレスバスおよびデータバスは1402のバスドライバ回路、アドレスデコーダ回路をへて各負荷に接続されている。
また、1404は入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置であるところのランダムアクセスメモリ(RAM)である。1405はI/Oインターフェースであり、給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモータ類1407、クラッチ類1408、ソレノイド類1409、また、搬送される用紙を検知するための紙検知センサ類1410等の装置の各負荷に接続される。現像器1418には現像器内のトナー量を検知するトナー残量検知センサ1411が配置されており、その出力信号がI/Oポート1405に入力される。1412は高圧ユニットであり、CPU1401の指示に従って、前述の1次帯電器913、現像器918、転写前帯電器919、転写帯電器927、分離帯電器928へ高圧を出力する。
CCDユニット906から出力された画像信号はコントローラユニット30により、後述する画像処理を行い、画像データに従ってレーザユニット817の制御信号を出力する。レーザユニット817から出力されるレーザ光は感光ドラム910を照射し、露光するとともに非画像領域において受光センサであるところのビーム検知センサ1413によって発光状態が検知され、その出力信号がI/Oポート1405に入力される。
以下、図15に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理システムで読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図15は、本発明に係る画像処理システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図7,図8、図12に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
以上説明したように、本実施形態によれば、コンピュータから画像形成データが受信された場合に、即座に画像形成処理を開始させることができると共に、コピー機能やプリンタ機能等の機能動作に必要なデバイスにのみ電力供給制御を行うように各機能毎のスリープタイマを設定することでインテリジェントな電力制御を実現できる。
なお、熱定着器ウォームアップ完了までの残り時間を基準にサブCPUの電源制御を実行するので、節電効果向上が期待できる。
本発明の第1実施形態を示す複合機能処理装置を適用可能な画像処理システムの一例を示すブロック図である。 図1に示した印刷装置の構成を説明するブロック図である。 図2に示したRAMのメモリマップを示す図である。 図1に示したマルチファンクションシステムの構成を説明する断面図である。 図4に示したマルチファンクションシステムのコントローラユニットの構成を説明するブロック図である。 図1のホストコンピュータの構成を説明するブロック図である。 本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理システムにおけるスリープモード設定画面の一例を示す図である。 図5に示した操作部に表示されるスリープタイマ設定画面の一例を示す図である。 本発明に係る画像処理システムにおけるスタンバイモード時のユニット毎の電源供給状態の一例を示す図である。 本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 図5に示した操作パネルのLCD表示部に表示される基本画面構成を説明する図である。 図4に示したマルチファンクションシステムにおけるスキャナ部、プリンタ部の構成を示すブロック図である。 本発明に係る画像処理システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
140 操作部
1100 ホストコンピュータ
1200 電源制御部
1201 CPU
1320 サブCPU

Claims (19)

  1. プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のデータ処理装置からのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御して複合機能処理を実行する画像処理装置であって、
    前記プリンタ部とスキャナ部とを利用する各機能処理を総括制御する第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段によるプリンタ部の機能処理実行時に、プリント機能に伴う所定のデータ処理を実行する第2の制御手段と、
    前記操作部からの選択に基づくコピー機能の使用状況に応じて、コピー機能の動作に必要な前記第1または第2の制御手段に対する電力の供給または遮断を制御して、第1のスリープ状態から第1のスタンバイ状態への電力供給移行を制御する第1の電力制御手段と、
    前記各データ処理装置上の監視プログラムにより前記所定のデータ処理を伴う要求が行われた場合に発行される所定のコマンドを検出して、前記第2の制御手段への電力の供給または遮断を制御して、第2のスリープ状態または第2のスタンバイ状態への電力供給移行を制御する第2の電力制御手段と、
    前記第1の電力制御手段と前記第2の電力制御手段とを独立して制御を行う電力制御管理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1のスリープ状態への移行までの所定時間をカウントする第1のスリープタイマを有し、
    前記第1の電力制御手段は、前記第1のスリープタイマがタイムアップした場合に、前記第1のスタンバイ状態から第1のスリープ状態に移行させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記第2のスリープ状態への移行までの所定時間をカウントする第2のスリープタイマを有し、
    前記第2の電力制御手段は、前記第2のスリープタイマがタイムアップした場合に、第2のスタンバイ状態から第2のスリープ状態に移行させることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のデータ処理装置からのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御して複合機能処理を実行する画像処理装置であって、
    前記プリンタ部とスキャナ部とを利用する各機能処理を総括制御する第1の制御手段と、
    前記第1の制御手段によるプリンタ部の機能処理実行時に、プリント機能に伴う所定のデータ処理を実行する第2の制御手段と、
    実行すべき機能に対するプリンタ部とスキャナ部との使用状況に基づいて、プリント機能スタンバイとコピー機能スタンバイとで前記第1と第2の制御手段に対して異なる電力供給状態に遷移させる電力制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 前記電力制御手段は、前記データ処理装置から発行される所定のコマンドを検出した後、実行すべき機能に対するプリンタ部とスキャナ部との使用状況に基づいて、プリント機能スタンバイとコピー機能スタンバイとで前記第1と第2の制御手段に対して異なる電力供給状態に遷移させることを特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
  6. プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のホストコンピュータからのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御可能な画像処理装置と通信可能なデータ処理装置であって、
    前記画像処理装置に対して、前記プリント機能またはコピー機能毎にスリープモードへの異なる複数の移行条件を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された移行条件を満たしているかどうかを監視判定する監視手段と、
    前記監視手段によりいずれかの移行条件を満たしていると判定した場合に、前記画像処理装置に対して節電機能を有効とさせる所定のコマンドを発行する節電指示手段と、
    を有することを特徴とするデータ処理装置。
  7. 前記所定のコマンドは、節電コマンドと、スリープコマンドとを含むことを特徴とする請求項6記載のデータ処理装置。
  8. 前記設定手段は、前記画像処理装置に対して、前記プリント機能またはコピー機能毎にスリープモードへの異なる複数の移行条件を所定のスリープモード設定画面を介して設定可能とすることを特徴とする請求項6記載のデータ処理装置。
  9. 前記所定のスリープモード設定画面は、前記プリント機能またはコピー機能を個別のスリープモードとして設定するための選択項目を表示することを特徴とする請求項6記載のデータ処理装置。
  10. プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のデータ処理装置からのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御して複合機能処理を実行する画像処理装置における電力制御方法であって、
    前記プリンタ部とスキャナ部とを利用する各機能処理を総括制御する第1の制御ステップと、
    前記第1の制御ステップによるプリンタ部の機能処理実行時に、プリント機能に伴う所定のデータ処理を実行する第2の制御ステップと、
    前記操作部からの選択に基づくコピー機能の使用状況に応じて、コピー機能の動作に必要な第1または第2の制御手段に対する電力の供給または遮断を制御して、第1のスリープ状態から第1のスタンバイ状態への電力供給移行を制御する第1の電力制御ステップと、
    前記各データ処理装置上の監視プログラムにより前記所定のデータ処理を伴う要求が行われた場合に発行される所定のコマンドを検出して、前記第2の制御手段への電力の供給または遮断を制御して、第2のスリープ状態または第2のスタンバイ状態への電力供給移行を制御する第2の電力制御ステップと、
    前記第1の電力制御ステップと前記第2の電力制御ステップとを独立して制御を行う電力制御管理ステップと、
    を有することを特徴とする電力制御方法。
  11. 前記第1の電力制御ステップは、前記第1のスリープ状態への移行までの所定時間をカウントする第1のスリープタイマがタイムアップした場合に、第1のスタンバイ状態から第1のスリープ状態に移行させることを特徴とする請求項10記載の電力制御方法。
  12. 前記第2の電力制御ステップは、前記第2のスリープ状態への移行までの所定時間をカウントする第2のスリープタイマがタイムアップした場合に、第2のスタンバイ状態から第2のスリープ状態に移行させることを特徴とする請求項10記載の電力制御方法。
  13. プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のデータ処理装置からのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御して複合機能処理を実行する画像処理装置における電力制御方法であって、
    前記プリンタ部とスキャナ部とを利用する各機能処理を総括制御する第1の制御ステップと、
    前記第1の制御ステップによるプリンタ部の機能処理実行時に、プリント機能に伴う所定のデータ処理を実行する第2の制御ステップと、
    実行すべき機能に対するプリンタ部とスキャナ部との使用状況に基づいて、プリント機能スタンバイとコピー機能スタンバイとで前記第1と第2の制御ステップに対して異なる電力供給状態に遷移させる電力制御ステップと、
    を備えることを特徴とする電力制御方法。
  14. 前記電力制御ステップは、前記データ処理装置から発行される所定のコマンドを検出した後、実行すべき機能に対するプリンタ部とスキャナ部との使用状況に基づいて、プリント機能スタンバイとコピー機能スタンバイとで前記第1と第2の制御手段に対して異なる電力供給状態に遷移させることを特徴とする請求項13記載の電力制御方法。
  15. プリンタ部とスキャナ部とを備え、ネットワーク上の複数のホストコンピュータからのプリント機能処理要求を制御可能で、かつ操作部からのコピー機能選択指示に基づきコピー機能処理要求を制御可能な画像処理装置と通信可能なデータ処理装置における電力制御方法であって、
    前記画像処理装置に対して、前記プリント機能またはコピー機能毎にスリープモードへの異なる複数の移行条件を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにより設定された移行条件を満たしているかどうかを監視判定する監視ステップと、
    前記監視ステップによりいずれかの移行条件を満たしていると判定した場合に、前記画像処理装置に対して節電機能を有効とさせる所定のコマンドを発行する節電指示ステップと、
    を有することを特徴とする電力制御方法。
  16. 前記所定のコマンドは、節電コマンドと、スリープコマンドとを含むことを特徴とする請求項15記載の電力制御方法。
  17. 前記所定のスリープモード設定画面は、前記プリント機能またはコピー機能を個別のスリープモードとして設定するための選択項目を表示することを特徴とする請求項15記載の電力制御方法。
  18. 請求項10〜17のいずれかに記載の電力制御方法を実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  19. 請求項10〜17のいずれかに記載の電力制御方法を実行させることを特徴とするプログラム。
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