JP2010171732A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが必要としている機能について、その起動時間の短縮化に貢献可能な画像形成装置を得る。
【解決手段】資源起動時間予測部75は、複数の各ハードウェア資源毎に起動完了までに要する資源起動時間をそれぞれ予測する。そして、起動管理部77は、起動時間予測部75の予測結果に基づいて、システムの利用開始までに要するシステム起動時間が全体として最速となるように複数の各ハードウェア資源毎の起動タイミングを調整する。これにより、システム起動時間が全体として最速となるそれぞれの起動タイミングをもって、複数の各ハードウェア資源が順次起動することになる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、コピー、スキャナ、ファクシミリ、又はデータ通信等の諸機能を少なくとも複合して併せ持つ画像形成装置に係り、特に、ユーザが必要としている機能について、その起動時間の短縮化に貢献可能な画像形成装置に関する。
従来、コピー、スキャナ、ファクシミリ、又はデータ通信等の諸機能を少なくとも複合して併せ持つ、MFP(Multi Function Peripheral)とも呼ばれる画像形成装置が提供されている。
こうした複合機能を有する画像形成装置では、電源が投入されると、各機能を実現するためのそれぞれのプログラムが所定の順序で順次起動される。そして、コピーやスキャナなどの各種の機能プログラムの起動完了を待って、これら各種機能が利用可能になる(例えば、特許文献1参照)。
また、基本プログラム及び特定の機能を実現する機能プログラムを起動プログラムによって優先的に起動させ、特定の機能が利用可能になった後、起動プログラムの動作開始から一定の時間が経過した場合に、未起動の機能プログラムを起動させることにより、ユーザが必要としている機能を電源投入後すぐに利用することができ、起動時間を短くすることができる情報処理装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1又は2に係る従来技術では、各機能の起動順序を決定する際に、各機能を実現するためのエンジン部やスキャナ部等のハードウェア資源の状態は一切考慮されていない。このため、ユーザが必要としている機能について、その起動時間の短縮化が十全には図られておらず、改良の余地が残されていた。
特開2004−303222号公報 特開2006−259873号公報
解決しようとする問題点は、従来技術では、ユーザが必要としている機能について、その起動時間の短縮化が十全には図られておらず、改良の余地が残されていた点である。
本発明は、ユーザが必要としている機能について、その起動時間の短縮化に貢献可能な画像形成装置を得ることを目的として、コピー、スキャナ、ファクシミリ、又はデータ通信のうち、少なくとも複数の機能を遂行するための複数のハードウェア資源と、前記ハードウェア資源における上位に位置し、システム全体を統合管理するための制御プログラム層と、前記制御プログラム層における上位に位置し、各種サービスを提供するためのアプリケーション層と、からなるアーキテクチャを有し、電源投入時又は電源投入時と同等の起動手順を要する省電力状態からの復帰時に最初に起動される起動プログラムによって、前記制御プログラム層に属する、基本プログラム及び前記各種機能を実現するための複数の機能プログラムを起動させることにより、前記複数の各機能プログラムに従う機能を該当するハードウェア資源に遂行させるように構成された画像形成装置であって、前記複数の各ハードウェア資源毎に起動完了までに要する資源起動時間をそれぞれ予測する資源起動時間予測部と、前記起動時間予測部の予測結果に基づいて、システムの利用開始までに要するシステム起動時間が全体として最速となるように前記複数の各ハードウェア資源毎の起動タイミングを調整する起動管理部と、を備えたことを最も主要な特徴とする。
本発明に係る画像形成装置では、資源起動時間予測部は、前記複数の各ハードウェア資源毎に起動完了までに要する資源起動時間をそれぞれ予測する。そして、起動管理部は、起動時間予測部の予測結果に基づいて、システムの利用開始までに要するシステム起動時間が全体として最速となるように前記複数の各ハードウェア資源毎の起動タイミングを調整する。これにより、システム起動時間が全体として最速となるそれぞれの起動タイミングをもって複数の各ハードウェア資源が順次起動することになる。
従って、ユーザが必要としている機能について、その起動時間の短縮化に貢献可能な画像形成装置を得ることができる。
本発明実施例に係るデジタル複合機周辺を示すブロック構成図である。 同デジタル複合機における階層化されたアーキテクチャを示す説明図である。 本発明実施例に係るデジタル複合機の動作フローチャート図である。
ユーザが必要としている機能について、その起動時間の短縮化に貢献可能な画像形成装置を得るといった目的を、前記起動時間予測部の予測結果に基づいて、システムの利用開始までに要するシステム起動時間が全体として最速となるように前記複数の各ハードウェア資源毎の起動タイミングを調整する起動管理部によって実現した。
以下、本発明実施例に係る画像形成装置について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下において、本発明実施例に係る画像形成装置として、コピー、スキャナ、ファクシミリ、プリンタ、又はデータ通信を含む諸機能を有するデジタル複合機を例示して説明してゆく。
[デジタル複合機(画像形成装置)]
図1は、本発明実施例に係るデジタル複合機周辺を示すブロック構成図、図2は、同デジタル複合機における階層化されたアーキテクチャを示す説明図である。
本発明実施例に係るデジタル複合機は、コピージョブ、スキャンジョブ、印刷ジョブ、ファクシミリ通信ジョブ、又はネットワーク送信(メール送信やデータ送信)ジョブを含む諸機能が利用可能であり、マイクロコンピュータ及び専用のハードウェア回路等から構成される主制御部11によって制御される。
この主制御部11に接続され諸機能を担う入出力機器(本発明の「ハードウェア資源」に相当する。)として、本機は、スキャナ部21、画像処理部31、エンジン部41、操作パネル部51、HDD(ハードディスクドライブ)61、ネットワークI/F(インタフェース)部63、ファクシミリ通信部65、並びに、ICカード通信部67を備える。
主制御部11は、スキャナ機能を実現するための動作制御を行うスキャナコントローラ13、コピー機能を実現するための動作制御を行うコピーコントローラ15、プリンタ機能を実現するための動作制御を行うプリンタコントローラ17、並びに、ファクシミリ機能を実現するための動作制御を行うファクシミリコントローラ19を内蔵し、本装置全体の動作を統括制御する。
スキャナ部21は、図示しないスキャナを構成する画像照射ランプ23及びCCD(電荷結合素子:Charge Coupled Device)センサ25を含む。スキャナ部21は、画像照射ランプ23により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサ25で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部31へ出力する。
画像処理部31は、補正部33、画像加工部35及び画像メモリ37を含む。画像処理部31は、スキャナ部21で読み取られた画像データを必要に応じて補正部33及び画像加工部35により処理し、処理された画像データを画像メモリ37に記憶したり、エンジン部41、ファクシミリ通信部65等へ出力する。補正部33は、スキャナ部21で読み取られた画像データに対してレベル補正、ガンマ補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部35は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
エンジン部41は、図示しない給紙カセットや給紙ローラ等から構成される用紙搬送部43、図示しない感光体ドラム、露光装置、現像装置等から構成される画像形成部45、図示しない転写ローラ等から構成される転写部47、及び図示しない定着ローラ等から構成される定着部49を含む。エンジン部41は、スキャナ部21で読み取られた画像データ、ネットワークI/F部63を介してLAN(Local Area Network)によりクライアントPC(パーソナルコンピュータ)等から送信された画像データ、ファクシミリ通信部65を用いて外部のファクシミリ装置等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を用紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部43は用紙を画像形成部45へ搬送し、画像形成部45は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部47はトナー像を用紙に転写し、定着部49はトナー像を用紙に定着させて画像を形成する。
操作パネル部51は、図1に示すように、タッチパネル部53及び操作キー部55を含む。操作パネル部51は、ユーザがファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を主制御部11に与える。
タッチパネル部(本発明の「表示部」に相当する。)53は、タッチパネルとカラーLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、コピー機能実行時には、原稿サイズ、コピーサイズ、複写部数等に関する情報を表示するとともに、ユーザが該当部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン類を表示する。
操作キー部55は、ユーザの操作入力を受付けるための複数の操作キーを備えており、例えば、ファクシミリ機能、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、などの諸機能のなかから、所要機能のキー入力操作をユーザが選択的に実行する際に用いられる。具体的には、例えば、ファクシミリ機能の利用時にユーザが送信宛先Fax番号を選択するためのテンキー入力操作を行う際や、ワンタッチダイヤル、短縮ダイヤルに係る入力操作を行う際に用いられる。
ファクシミリ通信部61は、スキャナ部21によって読み取られた送信原稿の画像データを公衆回線網71を介して相手局73へ送信したり、相手局73から送信されてきた画像データを受信する機能を有している。
HDD(ハードディスク装置)63は、スキャナ部21によって読み取られた画像データ、若しくは、ネットワークI/F部65を介してクライアントPCから送信されてきた文書に係る電子データを、一時的に蓄積する。HDDに記憶されている画像データ又は文書に係る電子データは、画像形成装置、プログラム及び記録媒体内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部65を介してクライアントPC等から確認したり、クライアントPCやFTPサーバ等の所定のフォルダへ転送される場合がある。
ネットワークI/F部65は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LANを介して接続されたクライアントPC等のユーザ端末に対する種々のデータの送受信を制御する。
ICカード通信部67は、ユーザが所持しているICタグ等のカードキー69のアクセスを検知し、カードキー69に記憶されているユーザ識別情報を読み出して、主制御部11に転送する機能を備えている。
次に、デジタル複合機10における階層化されたアーキテクチャについて、図2を参照して説明する。
図2に示すように、本発明実施例に係るデジタル複合機は、最下位層に位置するハードウエア資源と、前記ハードウェア資源における直近上位に位置し、システム全体を統合管理するための制御プログラム層と、前記制御プログラム層における直近上位に位置し、各種サービスを提供するためのアプリケーション層と、が階層的に体系化されたアーキテクチュアを有している。
ハードウエア資源に係る階層は、スキャナ部21と、画像形成部45が属するエンジン部41と、操作パネル部51と、ファクシミリ通信部65と、などを含んで構成されている。
制御プログラム層に係る階層は、OS(Operating System)としての役割を果たす部分であり、カーネルと、ハードウエア資源の動作を制御するための各種モジュールと、を有している。具体的には、制御プログラム層は、電源投入時又は電源投入時と同等の起動手順を要する省電力状態からの復帰時に最初に起動される起動プログラムと、基本プログラムと、各種機能を実現するための複数の機能プログラム(コピープログラム、スキャンプログラム、プリントプログラムなど)と、などのプログラム群81を内包して構成されている。これらのプログラム群81は、装置本体に備えられたハードディスク装置(HDD)63、或いは、当該装置本体に設けてあるメモリスロット(不図示)に着脱自在に装着されるコンパクトフラッシュメモリ(登録商標:CompactFlash)等の半導体メモリに登録されている。なお、各種のプログラム群81は、次述するアプリケーション層に属する各種アプリが、制御プログラム層で実現される各種機能を利用する際に、各アプリからの処理要求を受け付ける機能を有している。すなわち、各種のプログラム群81は、各機能プログラムに従う機能を該当するハードウェア資源に遂行させる役割を果たす。
アプリケーション層に係る階層は、予め定義された関数のうち、任意のものを必要に応じて呼び出すことを通じて、実際にハードウエア資源を動作させるための複数のアプリケーションを含んで構成されている。例えば、スキャンアプリ83は、スキャンジョブ実行時に起動されると、スキャナ部21に原稿画像を読み取らせ(スキャン動作を実行させて)、画像データを得る。コピーアプリ85は、コピージョブ実行時に起動されると、スキャナ部21に原稿画像を読み取らせ、得られた画像データに基づく画像形成処理をエンジン部41に実行させる。プリントアプリ87は、プリントジョブ実行時に起動されると、PDL(Page Description Language)形式の画像データをビットマップ形式の画像データに変換し、その画像データに基づく画像形成処理をエンジン部41に実行させる。FAXアプリ89は、FAXジョブ実行時に起動されると、FAX送信時には、例えばスキャナ部21に原稿画像を読み取らせ、得られた画像データをファクシミリ用のデータに変換して、指定された宛先に送信する一方、FAX受信時には、例えば外部から受信した画像データに基づく画像形成処理をエンジン部41に実行させる。
ところで、ユーザが必要としている機能について、その起動時間の短縮化に貢献するために、主制御部11は、当該システムの直前の電源オフから電源投入までの経過時間を計時する経過時間計時部71と、経過時間計時部71で計時された経過時間に係る情報を記憶保持する経過時間情報記憶部73と、経過時間計時部71での経過時間に基づいて、複数の各ハードウェア資源毎に起動完了までに要する資源起動時間をそれぞれ予測する資源起動時間予測部75と、電源投入時又は電源投入時と同等の起動手順を要する省電力状態からの復帰時に優先的に起動される機能に係る優先起動機能情報と資源起動時間予測部75の予測結果に基づいて、システムの利用開始までに要するシステム起動時間が全体として最速となるように複数の各ハードウェア資源毎の起動タイミングを調整する起動管理部77と、複数の各ハードウェア資源毎に、起動完了までに要する資源起動残時間をタッチパネル部53の表示画面上にカウントダウン表示させる制御を行う表示制御部79と、を備えて構成されている。
次に、本発明実施例に係るデジタル複合機(画像形成装置)の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
[本発明実施例に係るデジタル複合機(画像形成装置)の動作]
図3は、本発明実施例に係るデジタル複合機(画像形成装置)の動作フローチャート図である。
図3に示すように、まず、主制御部11は、本機の主電源(不図示)のオンオフ状況を監視することを通じて、主電源の投入有無を判定する(ステップS11)。なお、主制御部11は、主電源とは異なる系統(例えば補助バッテリ等)からの電源供給を受けている。
ステップS11における判定の結果、主電源が投入された旨の判定が下されたとき、主制御部11は、経過時間情報記憶部73に記憶保持されている、当該システムの直前の電源オフから今回の電源投入までの経過時間を読み出し取得する(ステップS12)。
次いで、資源起動時間予測部75は、ステップS12で取得した経過時間に基づいて、複数の各ハードウェア資源毎に起動完了までに要する資源起動時間をそれぞれ予測する(ステップS13〜S14)。
具体的には、資源起動時間予測部75は、ステップS12で取得した経過時間に基づいて、スキャナ部21の起動完了までに要する資源起動時間を予測する(ステップS13)。ここで、スキャナ部21では、画像照射ランプ23の光量が安定するまでにある程度の時間を要することから、この光量安定までに要する時間が律速となる。ところが、当該システムの直前の電源オフから今回の電源投入までの経過時間が、例えば10分などのように短い(つまり、「ホットスタート」)ケースでは、当該システムの直前の電源オフから今回の電源投入までの経過時間が、例えば1時間などのように長い(つまり、「コールドスタート」)ケースと比べて、前記光量安定までに要する時間は短くなる結果として、スキャナ部21に係る資源起動時間も短くなる。つまり、当該システムの直前の電源オフから今回の電源投入までの経過時間の長さと、スキャナ部21に係る資源起動時間の長さとは、所定の相関関係があることがわかっている。そこで、かかる相関関係データをマップ化して保持しておき、必要に応じて当該相関関係データを参照することによって、スキャナ部21に係る資源起動時間を予測することができる。
一方、資源起動時間予測部75は、ステップS12で取得した経過時間に基づいて、エンジン部41の起動完了までに要する資源起動時間を予測する(ステップS14)。ここで、エンジン部41では、定着部49における定着温度が所定温度に到達するまでにある程度の時間を要することから、この定着温度の所定温度への到達までに要する時間が律速となる。ところが、前記ホットスタートのケースでは、前記コールドスタートのケースと比べて、定着部49における定着温度が所定温度に到達するまでに要する時間は短くなる結果として、エンジン部41に係る資源起動時間も短くなる。つまり、当該システムの直前の電源オフから今回の電源投入までの経過時間の長さと、エンジン部41に係る資源起動時間の長さとは、所定の相関関係があることがわかっている。そこで、スキャナ部21の場合と同様、かかる相関関係データをマップ化して保持しておき、必要に応じて当該相関関係データを参照することによって、エンジン部41に係る資源起動時間を予測することができる。なお、上述した、当該システムの直前の電源オフから今回の電源投入までの経過時間の長さに代えて、定着部49における定着温度を計測するセンサを設け、この定着温度センサの計測値に基づいて、エンジン部41に係る資源起動時間を予測する構成を採用してもよい。
次いで、起動管理部77は、電源投入時又は省電力状態からの復帰時に優先的に起動される機能に係る優先起動機能情報と、資源起動時間予測部75の予測結果と、に基づいて、システムの利用開始までに要するシステム起動時間が全体として最速となるように複数の各ハードウェア資源毎の起動タイミングを調整する(ステップS15)。なお、複数の各ハードウェア資源毎の起動タイミング調整は、対象となるハードウェア資源における複数の構成要素毎に起動タイミングを調整する態様を含む、構成を採用してもよい。
具体的には、例えば、電源投入時又は省電力状態からの復帰時に、起動管理部77は、予め設定されている優先起動機能(又は、デフォルトで設定されている起動順序のうち最初の起動機能)を、最初に起動するのが原則である。このとき、エンジン部41やスキャナ部21などのハードウェア資源についての、資源起動時間予測部75の予測結果から、優先起動機能に係るハードウェア資源を時間的に遅らせて起動したとしても、システムの利用開始までに要するシステム起動時間の長短に何ら影響を与えないときには、その起動順序を後にする。これにより、他の時間を要する別リソースを先に起動することが可能となる結果として、最初に又は次に使う機能の起動時間を短くすることができる。
ステップS15における起動タイミング調整後に、起動管理部77は、調整された起動タイミングに従って、複数の各機能を順次駆動させる(ステップS16)。これにより、複数の各ハードウェア資源は、それぞれが最適化された起動タイミングをもって、順次起動処理が遂行されることになる。
さて、起動管理部77は、複数のハードウェア資源のうち、操作パネル部51の起動状況の監視を通じて、操作パネル部51が起動完了したか否かに係る判定を行う(ステップS17)。
ステップS17における判定の結果、操作パネル部51が起動完了した旨の判定が下されたとき、表示制御部79は、複数の各ハードウェア資源毎に、起動完了までに要する資源起動残時間をタッチパネル部53の表示画面上にカウントダウン表示させる制御を行う(ステップS18)。これにより、装置の前で待機しているユーザは、自身の利用機能に係る資源起動残時間を視認することを通じて、あとどの位待てば所要の機能が利用できるのかを知ることができる。ここで、あとどの位待てば所要の機能が利用できるのかがわかっている場合には、ユーザは、不安感や不信感を抱くことはない。従って、ステップS18における資源起動残時間のカウントダウン表示によれば、ユーザに優しい画像形成装置の提供に貢献することができる。
[実施例の効果]
以上述べたように、本発明実施例に係る画像形成装置では、資源起動時間予測部75は、複数の各ハードウェア資源毎に起動完了までに要する資源起動時間をそれぞれ予測する。そして、起動管理部77は、起動時間予測部75の予測結果に基づいて、システムの利用開始までに要するシステム起動時間が全体として最速となるように複数の各ハードウェア資源毎の起動タイミングを調整する。これにより、システム起動時間が全体として最速となるそれぞれの起動タイミングをもって、複数の各ハードウェア資源が順次起動することになる。従って、ユーザが必要としている機能について、その起動時間の短縮化に貢献可能な画像形成装置を得ることができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う画像形成装置もまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
11 主制御部
21 スキャナ部(ハードウェア資源)
41 エンジン部(ハードウェア資源)
51 操作パネル部(ハードウェア資源)
61 ファクシミリ通信部(ハードウェア資源)
71 経過時間経時部
73 経過時間情報記憶部
75 資源起動時間予測部
77 起動管理部
79 表示制御部

Claims (5)

  1. コピー、スキャナ、ファクシミリ、又はデータ通信のうち、少なくとも複数の機能を遂行するための複数のハードウェア資源と、
    前記ハードウェア資源における上位に位置し、システム全体を統合管理するための制御プログラム層と、
    前記制御プログラム層における上位に位置し、各種サービスを提供するためのアプリケーション層と、
    からなるアーキテクチャを有し、
    電源投入時又は電源投入時と同等の起動手順を要する省電力状態からの復帰時に最初に起動される起動プログラムによって、前記制御プログラム層に属する、基本プログラム及び前記各種機能を実現するための複数の機能プログラムを起動させることにより、前記複数の各機能プログラムに従う機能を該当するハードウェア資源に遂行させるように構成された画像形成装置であって、
    前記複数の各ハードウェア資源毎に起動完了までに要する資源起動時間をそれぞれ予測する資源起動時間予測部と、
    前記起動時間予測部の予測結果に基づいて、システムの利用開始までに要するシステム起動時間が全体として最速となるように前記複数の各ハードウェア資源毎の起動タイミングを調整する起動管理部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    当該システムの直前の電源オフから電源投入までの経過時間を計時する経過時間計時部を備え、
    資源起動時間予測部は、前記経過時間計時部からの前記経過時間に基づいて、前記複数の各ハードウェア資源毎の資源起動時間をそれぞれ予測する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2に記載の画像形成装置であって、
    前記起動管理部は、電源投入時又は電源投入時と同等の起動手順を要する省電力状態からの復帰時に優先的に起動される機能に係る優先起動機能情報と、前記起動時間予測部の予測結果と、に基づいて、システムの利用開始までに要するシステム起動時間が全体として最速となるように前記複数の各ハードウェア資源毎の起動タイミングを調整する、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記複数の各ハードウェア資源毎の起動タイミング調整は、対象となるハードウェア資源における複数の構成要素毎に起動タイミングを調整する態様を含む、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    各種情報を表示するための表示部と、
    前記複数の各ハードウェア資源毎に、起動完了までに要する資源起動残時間を前記表示部にカウントダウン表示させる制御を行う表示制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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